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【小説】ZOMBIE ゾンビ その13【創作】

1 :非通知さん:2005/06/01(水) 23:48:55 ID:Q3J4f++S0
このスレは、ゾンビ好きな人がゾンビをネタにした小説をupするスレです。

○過去ログ

(1)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】
http://curry.2ch.net/occult/kako/1030/10304/1030468085.html
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako1.html (ミラー)
(2)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その2
http://curry.2ch.net/occult/kako/1034/10343/1034309472.html
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako2.html (ミラー)
(3)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その3
http://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1036704369/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako3.html (ミラー)
(4)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その4
http://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1047896148/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako4.html (ミラー)
(5)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その5
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1052060297/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako5.html (ミラー)
(6)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その5.5
http://makimo.to/2ch/hobby3_occult/1053/1053501319.html
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako6.html (ミラー)

2 :非通知さん:2005/06/01(水) 23:49:43 ID:Q3J4f++S0
(7)zombi ゾンビその6
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1054460858/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako7.html (ミラー)
(8)zombie ゾンビその7
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1055955467/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako7a.html (ミラー)
(9)ZOMBIE ホームセンター攻防編 八日目
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1062185351/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako8.html (ミラー)
(10)zombie ゾンビその9
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1083297464/
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0501/22/1083297464.html (ミラー)
(11)【かゆ】ゾンビの世界で戦う小説【うま】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1100529954/
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0503/19/1100529954.html(ミラー)
(12)【小説】ZOMBIE ゾンビ その11【創作】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1108381059/
(13)【小説】ZOMBIE ゾンビ その12【創作】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1113141723/

○作品保管庫
【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/
○避難所/雑談所
【小説】zombie ゾンビ【創作】分室
http://jbbs.livedoor.jp/movie/5375/
○2ちゃんねる オカルト板 ゾンビ小説スレ保管庫
http://zombiesurvival.fc2web.com/

3 :非通知さん:2005/06/01(水) 23:50:19 ID:Q3J4f++S0
【スレのお約束】

1 基本的にsage進行でお願いします。
2 作品投稿のage・sageは、作者の判断にお任せします。
3 作品には感想をお願いします。感想についての批判は作者・読者ともに控えましょう。
  「感想・意見・批評」と「誹謗中傷」は異なります。
  よけいな争いごとを持ち込まぬよう、表現にはくれぐれも気をつけましょう。
4 煽り・荒らしは放置、反応なしでお願いします。

【マナー。その他】

1 連続投稿数は5〜10レスを目安にしましょう。
2 作品投稿は間隔に気をつけてください。場合に応じて間隔をあけましょう。
  投稿前と投稿後に宣言すると、スレの流れがスムーズになります。
3 自分の意見に返事を期待する作者は、トリップを付けたほうがいいでしょう。
4 個人攻撃、的外れな批難の類は流したほうが無難です。
5 496KBで警告メッセージが出力されます。
  512KBでスレッドが終了なので、950からか450KBを過ぎた時点で新スレッドへの
  移行を話し合いしましょう。



4 :本当にあった怖い名無し:2005/06/02(木) 00:17:49 ID:2/TDBrdd0
                  |
                  |
スレ立て乙ううぅう       ∧∧
                 (゚Д゚||) ヒイイイ
     λ,,ヘ アーウー     U U|
     (,;゜ρ)           i  i   >>1
 〜   ノつ;,';つ         U"U
 〜  (;;;メ';ノ
     し'"U'

5 :短編職人:2005/06/02(木) 00:25:45 ID:lFVw8P9R0
目覚めたら、世界は崩壊していた。

「愛してるよ、誰よりも。」
彼は笑っていた。

私は、彼の最後の笑顔の夢をずっと見ていた。
何年も何年も。

腕時計はあの時から止まったまま。
タイマーは、あの時からすでに何世紀も経過していた。

世界は灰に埋めつくされ、骨となった生物達は灰に埋もれたまま佇んでいた。
私も、ああなっていたと思っていたのに。
コールドスリープ成功したのね、不可能だと思われていた人類の冬眠。
でも、こんな世界で甦るなんて思ってもみなかった。

ふと、窓から目をそらすと彼の机の上にある日記を発見した。

■○年○○月○○日 彼女が死んだ、最愛の人が・・・コールドスリープ実験は失敗した。
■■年■■月■■日 世界が死者で溢れている、宇宙からの変な放射能のせいだ。 もしかするとこれを使えば・・・
■■年▽○月▽○日 彼女を一時的に解凍ししてみると生ける屍となって俺を襲ってきた、無理やり押さえつけて彼女の脳を取り出した。
■▽年○■月■▽日 クローン再生した彼女の体に、脳を移植した。 もしも死者どもが頭ではなく体で行動しているなら彼女は無事なはずだ。
■▽年■○月○○日 奴らの弱点は脳だ、脳で行動しているなら生身の肉体を持つ死者になってしまう・・・まさに賭けだ。
☆○年■▽月○■日 どうやら俺はここまでのようだ、最後に君の思い出の場所で・・・君はいつか生き返ってくれる、俺は信じてる。

・・・
涙が頬を伝う、彼の希望はまさに叶ったのだ。
私は防護服を着用すると、思い出の場所へ向かって走り出した。

6 :本当にあった怖い名無し:2005/06/02(木) 00:30:13 ID:9TM3ig2U0
>短編職人さん

乙。切ないなぁ、、、

7 :本当にあった怖い名無し:2005/06/02(木) 00:52:43 ID:CJQw0Ws60
切ねえええええええええええ

8 :ゴミ文:2005/06/02(木) 03:01:34 ID:UXHT9jTz0
俺は虚ろな目で何気なくTVを見た。
砂嵐が続く・・・
ゾンビ騒動があってからというもの、最初は凄惨な状況を伝えていた放送も
今では殆ど砂嵐になってしまっていた。
それでもたまに何かを放送する事がある。
この前は下らないコメンテーターが、ゾンビにも人権があるとか抜かしてたっけ・・・
そんな事を考えてると、突然画面が切り替わって報道番組が始まった。
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!!!
俺は慌ててPCの電源を入れると実況板へと飛んだ。
(ああ、そうだ。)
思い出して、いそいそと服を脱ぎ、靴下とネクタイだけを着用した全裸になった。
これが実況民の正装なのだ、紳士のたしなみってやつだ。
実況板にはあまり人は居ないようだ・・・。
少し前まではまだ人が居たしコテも居たのだが、今はめっきり減ってしまった。
避難したのか・・・インタラネッツどころじゃないのか・・・あるいは・・・。
あぁ、考えるのはよそう・・・('A`)
TVはどうでもいい事を垂れ流している。
ゾンビ萌え族・・・なんじゃそりゃ?
掲示板に書き込もうとしたその時!
「きいいやああぁぁぁぁあ」  Σ( Д)=゚゚
何だ今のボロギレを切り裂くような、あ、いや、かわいい悲鳴は!

9 :ゴミ文:2005/06/02(木) 03:01:51 ID:UXHT9jTz0
「どうした妹!」
俺は大慌てで階下に駆け下りた。
見ると妹は風呂に入っていたらしく、バスタオル一枚で俺に抱きついてきた。
石鹸の香り    (*´Д`)ハァハァ
「お姉ちゃん」   (*´Д`)ハァハァ
「お姉ちゃん?」  (*´Д`)ハァハァ
「お姉ちゃんってば!」
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)   
   ⊂彡☆       ≡(´・ω・`)
「あああ、なんだっけ?」
「ゾ、ゾンビがお風呂の窓の外に (((;゜Д゜)))」
「んだとー」 キッ っと窓の外に目をやる。
風呂の横の庭の向こうにバリケードがあり、そのバリケードの外側にヤツがいた。
(ヤツだ、ヤツが来たんだ!)
俺はそのゾンビに見覚えがあった・・・近所に住んでいたキモヲタヤローだ。
「あんのキモゾンビヤロー、人ん家をタシーロしてやがったな!」
よく見ると( ´;゚;ё;゚;)ゾンビはご丁寧にビデオカメラまで下げてやがった。
コイツは人間の頃も全く異質な生物だったが、ゾンビになった今も異質な存在だった。
そう・・・コイツは人を襲って食わないのだ、ただただ、タシーロに精を出すヘンテコさんなのだ。
毎度毎度人の風呂タダ見しやがって!
俺は頭に来て外に飛び出して行った。
油断していた・・・この行動があんな恐ろしい事になるとはその時は夢にも思わなかった。

10 :ゴミ文:2005/06/02(木) 03:02:16 ID:UXHT9jTz0
外に出た俺はバリケードを挟んで香具師と対峙した。
両者の間に緊張が走る。
最初に動いたのは香具師だった。
( ´;゚;ё;゚;)ゾンビはおもむろに左手を高々と挙げそれを振り下ろした、上下に腕を振っている。
(???何してんだこいつ???)
( ´;゚;ё;゚;)ゾンビは腕の上下運動をカクカクと繰り返している
(???お・・・っ・・・ぱ・・・い・・・お・・・っ・・・ぱ・・・い・・・???)
ギャガ━━━━━━Σ(゚д゚lll)━━━━━━ン
俺はあらためて自分の格好に気が付いた、実況の途中だった!
そうである、全裸に靴下ネクタイというジェントルマンスタイルだったのだ!
( ´;゚;ё;゚;)ゾンビはまだ動きをやめない。
俺の顔は火が出るほど真っ赤になった、トサカにキタ━━━ヽ(`Д´)ノ━━━ !!!!!
「俺はおっぱいおっぱいするのは好きだが、されるのは嫌いなんだゴルァ」
こんな童貞ヤローに負けてたまるかあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!
俺は自分のおぱいを凝視すると、行動を開始した。
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡
     _  ∩
  ( ´;゚;ё;゚;)彡 
  (   ⊂彡
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡
     _  ∩
  ( ´;゚;ё;゚;)彡 
  (   ⊂彡
激しい攻防戦が続いた。
だがあきらかにこちらが不利だ。
香具師は疲れを知らないゾンビ、こちらは人間、しかも最近ろくに食ってないから体力ガタ落ちなのだ。
だめだ・・・・このままではやられる・・・・
俺は絶望の淵にいた・・・。

11 :ゴミ文:2005/06/02(木) 03:13:33 ID:UXHT9jTz0
絶望しかけた俺にトドメをさすかのように( ´;゚;ё;゚;)ゾンビは次の動きに移った。
 ∩ _    ∩
 ミ( ´;゚;ё;゚;) 彡 
  ミ⊃∩⊂彡
 ミ |⊂ つ| 彡
   し ∪J
    ミ彡
うはwwwwwチンコまで振り回しやがってwwwチンコ付いてない俺には勝ち目ねぇぇwwwww
○| ̄|_負けた━━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう終わりだ・・・・燃え尽きたぜとっつぁんよぉぉぉ・・・・ママン・・ママン・・
死を覚悟した俺の耳に「ボト」という音が入ってくる。
「ん?」顔を上げるとゾンビの動きは止まっていた・・・つーか腕ねーぞ、ドシタ?
よく見るとゾンビの左腕は地面に落ちてピクピクしている・・・盛大に腕を振りすぎて腐った腕が抜け落ちたのだ。
( ´,_ゝ`)プ━━━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!!!!!!!!!!!!!
wwwwwテラワロスwwwwwww
腕を失くした( ´;゚;ё;゚;)ゾンビはトボトボと去っていった。
しかし、俺もいつまでも笑ってはいられない、騒ぎを聞きつけたマトモなゾンビどもがゆらゆらと集まってきたのだ。
俺は慌てて身を隠すとゾンビどもをやり過ごした。
暫くしてPCが付けっぱなしだった事に気が付いた俺は、さっきの出来事をゾンビ板にでも書き込もうとPCの前に座った。
すると新規の書き込みが・・・、ヤター他にも人がいたー、どれどれ?
[オパイ オパイデ ウデ モゲタ・・・ (´・ω・`)]
(゚Д゚)・・・・・・・・・・
(゚Д゚)・・・・・・・・・・
(゚Д゚)・・・・・・・・・・
俺は静かにキーボードを打ち込んだ
[( ノ∀`)ノ(´・ω・`)]

12 :ゴミ文:2005/06/02(木) 03:15:08 ID:UXHT9jTz0
一応前回の続きです。
ドーモスンマセン (;´Д`)

13 :本当にあった怖い名無し:2005/06/02(木) 04:18:00 ID:pauni6nB0
>>ゴミ文氏
乙カレーぇ
姉の優しさにホロッとした俺はゾンビかも知れない。
つか、もおおおおう4時か。
無理なペースに挑まなくていい。いいから今後も投下きぼん。

14 :まんこ舐めたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/02(木) 11:25:01 ID:x+NQK8t00
投下開始。

15 :まんこ舐めたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/02(木) 11:30:14 ID:x+NQK8t00
1 名前:番組の途中ですが名無しです 2005/06/21(火) 10:58:01 ID:+zp3C/a+

生`。
5/13  18:15頃、東京駅構内に於いて最初の感染者被害。
一人目は18歳前後の少年だったとされるが、定かではない。死傷者数不明。
尚、この際逃げ延びた負傷者達が、後に首都圏のベッドタウンから本州全域へと2次感染を拡大する
20:00頃、病院へ搬送された重症患者から2次感染が始まる。都内各駅に被害が拡大。
世界各地でも同様の事件が起き始める。同時テロの疑いあり。
22:00頃、都内全域に外出自粛が呼びかけられるが、
災害救助の為に派遣された自衛隊をも巻き込み被害拡大。
各地方都市にも被害が確認され始める。2ちゃん各鯖が落ちる。

5/14  0:00頃、政府が国民へ外出の自粛を求めるも、一部で疎開が始まる。テレ東が特別報道番組を放送。
6:00頃、最初の被害を生き延びた負傷者達の発症が始まる。
8:00頃、情報を知らない人間、疎開しようと外へ出る人間、自衛隊、感染者の三つ巴によって本州壊乱。
感染者に噛み付かれた>116氏が体調不良を訴え、実況。他板でも同様の祭りが有り、一部鯖が落ちる。

5/15 被害の拡大は止まらず、自衛隊は生活ライン供給施設に戦力を残して本州を放棄。
比較的被害の浅い九州を完全に封鎖し、掃討作戦を開始。
北海道と四国への避難民受け入れと掃討作戦を同時進行する事を表明。
2ちゃん完全復活。
>320神によって「感染者の特徴・能力・破壊方法」が広まる。(この時点で「破壊」は法的に問題有り)

前スレ、テンプレは>>2-10

16 :まんこ舐めたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/02(木) 11:30:55 ID:x+NQK8t00
2 名前:番組の途中ですが名無しです 2005/06/21(火) 10:58:31 ID:+zp3C/a+

5/21 北海道、四国でも感染者被害が増え、「噛まれるだけで感染」が正式に認知される。
民間人による感染者対策を趣旨とした、正当防衛の解釈拡大。通称「ゾンビ法」が制定される。

5/22 自衛隊は北海道と四国の避難民受け入れを打ち切り、完全封鎖を決定。本州が孤立する。
住民、避難民は指定の避難施設から外へ出る事を禁止される。

5/24 北海道、四国の一部避難施設で感染が広がる。
噛まれた人間の選別が難しい事から、内部崩壊する避難施設が続出する。

6月 物資の問題、主に食糧難が顕在化。各方面の掃討作戦にも支障が出始める。
6/17 自衛隊は無期限の本州奪回作戦凍結を宣言。本州に残った人間は事実上、政府に見放される。

↑今ここらへん。


17 :まんこ舐めたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/02(木) 11:31:42 ID:x+NQK8t00
突如世界を襲ったゾンビウイルスは、僅か数日の内に社会を、地球の食物連鎖を一変させた。
見捨てられた島、本州。
ここに生きる人間にとっては、かつて「便所の落書き」と呼ばれた巨大掲示板のみが
唯一の情報源であり、既存の秩序を保つ数少ない場である。
・・・・・・・元々この掲示板に秩序なんて物は無かった、と言えばそれまでなのだが。

>>1スレ立て乙!!・・・・っと。」
俺は見知らぬオフィスで勝手に、クーラー全開の優雅な2ちゃんライフを満喫していた。

『ずいぶん楽しそうだな、オイ。』
後ろから突っ込みが入る。
振り向けば、このクソ熱い季節に厚手のダッフルコートを2枚も着た男が
肩で息をしながら、こちらに恨めしげな視線を向けている。
ご丁寧にフードまでかぶり、首にはタオルマフラー。背中には鉄パイプを背負っている。
皮手袋を付けた右手には血塗れのマイナスドライバー。
左手から肘にかけては、何重にもグルグル巻きのタオルで膨れあがっている。
左右のアンバランスさがシオマネキみたいだ。
物騒で異様。本来の人相の悪さも相まって、相当怖い。

この奇怪な格好には、理由が有る。


18 :まんこ舐めたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/02(木) 11:39:48 ID:x+NQK8t00
馬鹿力と驚異的なスピード、無限の体力を頼りに単調な行動パターンでやたらと噛み付きたがる「感染者」。
痛みを感じる事も無く、頭部が破壊されるまで人肉を求め続けるこの怪物に対処するには
わざと片手を噛ませて動きを止め、脳ミソごと耳掃除してやるのが一番簡単な方法なのだ。
全ては、その為の服装だった。名も無い先人達が、掲示板に残した戦法の1つ。
まぁ、この装備で安全に勝負できるのは1対1が基本だろうが・・・・

「おつかれ。そっちは大変だったみたいだな。」
とりあえず笑顔で迎えてみる。

『大変だよ。オマエと違ってな。で?何か新しい話有ったのか?』

「有るよ。あんまし良くないのが1つ。群馬方面から自警団の皆さんが近づいてるらしい。
目的は首都奪回とか噂が有るけど・・・今更感が有るし、成功する訳も無いし、
東京スルーして千葉に来る可能性の方が高そう。おい、コート脱ぐ前にドア閉めろ。」

『予定は?てか自警団って、マズイの?』

「茨城方面に抜けたいね。だってイイ話聞かないぜ?強制労働の噂とか多すぎ。
幹部クラスは銃持ちらしいから、保護して貰えば感染者に食われる心配は減るようだけど・・・・
その銃口は、感染者より下っ端に向けられてる時間の方が長いとか。
見ろよ。【自警団に救出される奴は負け組】とかスレ立ってる。」


19 :まんこ舐めたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/02(木) 11:41:01 ID:x+NQK8t00
『スレって何だよ。まあ、そうゆう話ならウチは女も多いから心配だな・・・』

「これぐらい分かれよコノヤロー。オマエが女ばっか集めすぎなんだろが。一人でモテやがって。」

『パソコンいじってるだけの奴がモテたら、俺の立場どう成んだよ。野郎なんか、もう要らねぇ。』

「物資の方は?」

『便所紙と米が1ヶ月分ぐらい貯まったな、あとは鳥の餌とか犬の餌だ。
車のガソリンも満タンに出来たし、一応問題ないだろ。』

「さっすがユウちゃん♪」

『オマエと違って俺は体張ってんだよ。もう行くぞ。皆町の外で待ってるし。』

「外なの?」

『この町、田舎のクセに感染者多いんだよ。えらい目にあった。』

「あら、そう。じゃPC片付けるから、ちょっと待ってれ。オマエもコート着ろ。」


20 :まんこ舐めたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/02(木) 11:42:26 ID:x+NQK8t00
俺は持参のノートPCをバッグに詰めてコートを着込み、
タオルを腕に巻きつけているユウキを尻目に、ドアノブへ手をかけた。

『待て。』
背後から声がかかった。

「どうした?」
俺の問いには答えず、身支度を整えたユウキがドアを軽く叩く。
コンコン・・・・静かなオフィスに、ノック音が響く。
ドンドン!!
ノックが返ってきた。

『もう我慢出来ないってよ。』

「こりゃ、相手はウンコだな。」

『違いねぇ。俺が対処するからオマエはドア開けろ。一応コレも持っとけ。』

俺は鉄パイプを受け取り、
ユウキが左手を前に突き出した防御耐性に入るのを確認して、再びドアノブに手をかけた。
「行くぞ。3・・・2・・・1・・・0!!」


21 :まんこ舐めたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/02(木) 11:43:55 ID:x+NQK8t00
思いっきりドアを引く。待ってましたとばかりに飛び込んでくる感染者。・・・・2人居る!?
感染者達はドアの影になった俺に気付かず、真っ直ぐユウキに飛びつく。
タオルの巻かれた左手に1人目が噛み付こうとした瞬間、ユウキは手を感染者の口元から喉へずらした。
そのまま喉元をすくい上げ、すれ違うように前進し、しゃがみこむ。感染者の体が、浮いた。
ゴッ!!ものすごい音を立てて、後頭部から床のタイルに激突する感染者。
もう1人来る!
しかし、2人目の感染者はユウキの右肩を掴んで首筋に噛み付こうとした姿勢のまま、動かない。
ユウキが立ち上がると同時に、ゆっくりと真横に倒れこんだ。
倒れた感染者をよく見ると、顎から真下に向けてドライバーの柄が生えている。
いつの間に?鉄パイプを握って突っ立ったままの俺は、余程アホ面だったに違いない。

「やる事が人間離れして来たな。」
思わず本音が出る。今の殺陣を見る限り、こいつなら1度に4人ぐらい相手にしてしまいそうだ。

『合気道。立派な人間の技だ。人間だから、こんな芸当も覚えられる。喧嘩は【場慣れ】だ。』
ユウキは感染者の顎からドライバーを引き抜きながら、事も無げに言った。

なるほど。結局1番怖いのは人間様か。
そんな事を思いながら、俺はユウキと共に見知らぬオフィスを後にした。


エピソード1、終末の日常風景―ふぃn―


22 :まんこ舐めたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/02(木) 11:49:02 ID:x+NQK8t00
前半は無事に投下出来たようだな。
駄文スマン。今夜また来る・・・かもしれない。

23 :本当にあった怖い名無し:2005/06/02(木) 17:18:25 ID:hqQx5f9q0
>ゴミ文さん
職場で見ちまった、、、
笑いこらえてたら涙出てくるしマイッタ、、、

いいよ、いいよ、、、続けて!

>まんこ
俺は気にしないけど、おまいの問題はハンドルどうにかしる!だな。
内容は面白いから続き早く。

24 :本当にあった怖い名無し:2005/06/02(木) 17:24:50 ID:PGP1g5ZyO
おもしれぇー

25 :本当にあった怖い名無し:2005/06/02(木) 19:58:44 ID:f9hNZOl8O
おまいら今すぐフジテレビ系見れ

26 :本当にあった怖い名無し:2005/06/02(木) 20:05:01 ID:VrnLs/YYO
ゾンビ男キタ━━(゜∀゜)━━!!

27 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 00:13:00 ID:73EQXMJUO
◇◆◇◆◇重要◇◆◇◆◇

東京くだん=パクリゾンビ
他人の作品のアイデアをまんまパクって使用したあげく
盗作の何がいけないんじゃボケと開き直った粘着ゾンビ
痛みを感じないため効果は薄いが、絶えず罵倒し撃退しなければ
このスレに未来はない!

◇◆◇◆◇重要◇◆◇◆◇

28 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 00:26:59 ID:mdHdd+yj0
↑もう飽きた

29 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 00:45:02 ID:NRdQduevO
>>27
いっそのことそれでスレ立ててそっちでやれば良いと思う。
あるいは「東京くだん」をNGワードに指定すればそれで済む話じゃないか?

30 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 03:04:07 ID:AJ3j/OhD0
>>23
ありがと。
名前なんて、何でも良かったんだけどね。
変にインテリな名前使って作品に期待されても困るから、底辺な名前にしただけだし。
でも俺が今マンコ舐めたいのは本当だから、そこは忘れないでくれ。
じゃ、後半行くよ。

31 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 03:08:41 ID:AJ3j/OhD0
1 名前:番組の途中ですが名無しです 2005/05/21(土) 11:17:23 ID:3C+zp/a0

生`。
5/13  18:15頃、東京駅構内に於いて最初の感染者被害。
一人目は18歳前後の少年だったとされるが、定かではない。死傷者数不明。
尚、この際逃げ延びた負傷者達が、後に首都圏のベッドタウンから本州全域へと2次感染を拡大する
20:00頃、病院へ搬送された重症患者から2次感染が始まる。都内各駅に被害が拡大。
世界各地でも同様の事件が起き始める。同時テロの疑いあり。
22:00頃、都内全域に外出自粛が呼びかけられるが、
災害救助の為に派遣された自衛隊をも巻き込み被害拡大。
各地方都市にも被害が確認され始める。2ちゃん各鯖が落ちる。

5/14  0:00頃、政府が国民へ外出の自粛を求めるも、一部で疎開が始まる。テレ東が特別報道番組を放送。
6:00頃、最初の被害を生き延びた負傷者達の発症が始まる。
8:00頃、情報を知らない人間、疎開しようと外へ出る人間、自衛隊、感染者の三つ巴によって本州壊乱。
感染者に噛み付かれた>116氏が体調不良を訴え、実況。他板でも同様の祭りが有り、一部鯖が落ちる。

5/15 被害の拡大は止まらず、自衛隊は生活ライン供給施設に戦力を残して本州を放棄。
比較的被害の浅い九州を完全に封鎖し、掃討作戦を開始。
北海道と四国への避難民受け入れと掃討作戦を同時進行する事を表明。
2ちゃん完全復活。
>320神によって「感染者の特徴・能力・破壊方法」が広まる。(この時点で「破壊」は法的に問題有り)

5/21 北海道、四国でも感染者被害が増え、「噛まれるだけで感染」が正式に認知される。
民間人による感染者対策を趣旨とした、正当防衛の解釈拡大。通称「ゾンビ法」が制定される。

↑今ここらへん。
前スレ、テンプレは>>2-10


32 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 03:10:17 ID:AJ3j/OhD0
原因不明の「新型狂犬病」が世界を大混乱に陥れ、1週間が過ぎた。
俺は会社へ行く事も無く、避難する事も無く、今日も暗い部屋で2ちゃんを見続けている。

都内に勤務している母が、あの日以来帰ってこない。

首都壊滅のニュースが、空っぽの部屋が、着信の無い携帯電話が、
目に入る全ての情報が母の生存を否定していた。
恐らく、やられたのだろう。
頭では分かっていても、動く事が出来ずに居た。
自分が避難する事が、母を殺す事になるような気がして。
自分は、どうするべきなのか。どうしたいのか。何も分からない。

窓から見下ろす町の人影には意思が感じられず、当ても無くふらふらと彷徨っている。
全てを過去の物としながら、活動を止める事も無く朽ちて行く。
彼等と自分の間に、どれほどの違いが有るのだろう?
終わっている。俺も。彼らも。

家の電話が、鳴った。


33 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 03:11:16 ID:AJ3j/OhD0
反射的に受話器を取る。まだ心のどこかで母の生存を期待しているのかも知れない。
「・・・ぁ゙ぃ゙」声が上手く出ない。思えば、声を出すのも一週間ぶりか。

『よぉ!ヒマしてるぅ?』

電話の主は無駄に明るい声で、そう言った。やけにデカい声。クセの有る第一声。
こんなふざけた電話をかける奴は一人しか思い当たらなかった。中学時代からの腐れ縁・・・・・・
「ユウキ・・・・か?」

『久しぶりじゃん。まだ生きてたのか。俺、あの事件以来うちのスーパーで篭城してたんだけどな。
外に40人ぐらい感染者がうろついてるんだわ。
で、オマエも知ってるだろ?篭城戦ってのは、援軍が来ないと意味無ぇんだよ。』

いきなり何を言い出すのだろう、こいつは。
「ああ・・・基本だな。でも、そんな事を語り合ってる気分じゃないんだ。切っていいか?」

『どした?オマエらしくねぇな。援軍に電話切られたら、俺が困るだろが。』

「はぁ?」思わず間抜けな声が出る。


34 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 03:13:16 ID:AJ3j/OhD0
『家電話に出たって事は、オマエ避難してないんだろ?
ならイイじゃん。こっちレジの女の子いっぱい居るぞ。俺が採用した子達だから、皆美人。』

何が《イイじゃん》なのか。
「頼むから勘弁してくれ・・・・・」そう言うのが精一杯だった。

『あれ?断るんだ?ふーん・・・・
十年以上の付き合いとか無視して、色んな借りとか返さないまま、親友を見捨てるんだぁ?
あ〜〜・・・そう・・・分かったよ。もういい。
それじゃ去年貸したCD、まさか借りパクする気じゃねぇよな?今すぐ返しに来い。当然の義務だよな?』

・・・結果は同じじゃねぇか、クソが。
調子が狂う。どこまで自己中で強引なんだコイツは。
このパターンに入ると、承諾するまで何時間でも粘り、電話を切ってもかけ直してくるのは毎度の事だった。
「分かったよ・・・・・」そう言うしか無かった。

『よし。それじゃ俺のスーパーまで来たらワン切り頼むわ。
お前の車、何だっけ?軽のくせに4駆で、やたら頑丈で重いやつ。
アレで来い。外で無難に感染者の気を引いててくれれば、それでいいから。
車からは出るなよ。マジで死ぬから。
オマエが陽動してる間に俺等は裏口から自分の車に乗る。
無茶するなよ。分かってるだろうが、事故ったらアウトだからな。』

「オマエが無茶させてるんだろうが。適当にやるよ・・・・・」
行き場の無いストレスを、投げやりな返事で表現してみる。


35 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 03:15:34 ID:AJ3j/OhD0
『ありがとな。助かった。で、今1人か?事が上手く運んだら、オマエも俺等と一緒に来るだろ?』

「ん、ああ・・・・・」言葉を濁そうとして、気付いた。


こいつは、全て分かっているのではないか?


母が帰らない事を。俺が一人で腐っていた事を。
こいつは、俺の母が都内に勤務している事を知っていた。
携帯電話ではなく、家へ電話をかけてきた理由は何か?俺の状況を予測していたからではないか?
思えばこいつは、俺が事故って入院した時、珍走団に寄ってたかってボコられた時、
俺の危機を何処からか聞きつけては、誰よりも早く《まだ死なないのか?》と言いに来る奴だった。

・・・・・・この期に及んで、まだ同じ事を繰り返しているのか・・・・・・
バカだな、こいつ。
笑えてくる。《助かった》のは、どっちだか。
自分を忘れない人間が居る事が、嬉しかった。
優しさの押し売りをしてくれる奴が居た事が、嬉しかった。
まだ俺は終わっていなかった。
そう思える事が、嬉しかった。
さよなら、母さん。俺は、このバカタレを助けに行きます。


36 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 03:17:38 ID:AJ3j/OhD0
そう言えば以前、
(オマエのオカンが作ったスパゲティーの味が忘れられない。また昼飯時にジャマするわ。)
とか言ってたな、こいつ。あんな簡単な料理。

「なあ。オマエのスーパー、まだパスタ残ってるか?あと醤油に・・・豚肉。」

『ん?有るよ。豚肉は保存食に成らないから置いて行くつもりだけど。』

「切り落とし1パック頼むわ。大きめな。
あとピーマン、大蒜の芽、シメジにバターと玉葱も選別しといてくれ。」

『分かった。ピーマンが厳しいんだが、どうにかするわ。後はそれだけか?気をつけて来いよ。』

「ああ。準備に時間かかるかも知れんから、車に乗ったら一回連絡する。」

電話を切り、置手紙を残してバッグにノートPCと必要最低限の荷物を詰める。
多分、もうこの家には帰らないだろう。
長さ40センチ程のモンキーレンチを握り締め、恐る恐るドアを開けてみる。
間の悪い事に、丁度通りすがったサラリーマン風の中年感染者と目が合ってしまった。
首元が血でベットリ染まっている。


37 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 03:19:02 ID:AJ3j/OhD0
クソ。2階から外を確認してから出るべきだった。
後悔しても、もう遅い。今ドアを閉めたとしても、感染者が感染者を呼ぶ悪循環が始まるだけだ。
鼻の奥でキナ臭い香りが燻り始める。ヤバイ。テンション上がってきた。
社会に出て以来久しく忘れていた、生死を境にした高揚感。
覚悟を決めて・・・いや、むしろノリノリで、ドアを完全に開け放つ。
それと同時に、俺へ向かって猛ダッシュを始める中年感染者。
うわ早い!!てか怖い!!
お父さん、運動会でそのスピード出せば息子のヒーロー間違いなし!
とっさに右足を前に突き出す。
吸い込まれるように感染者のミゾオチにクリーンヒット。
・・・・・全然効いてない!?
しゅごいしゅごい痛みを感じないってしゅごいよぉ!?おにいちゃん!
そのまま俺の右足を掴む感染者。
あわててモンキーレンチで殴り倒す。
右足を掴んだまま倒れる感染者。巻き添えで転ぶ俺。
這いずりながらジタバタと必死に感染者から離れる。
感染者はアスファルトの上で溺れるかのように、もがいていた。
当たり所が良かったらしい。既に正常な動きを失っているようだ。
改めて感染者に近づき、渾身の力を込めたモンキーレンチを頭部に叩き込む。
ゴシッと鈍い音。レンチを握った右手に軽い痺れを残して、感染者は沈黙した。
動かなくなった中年感染者を見て我に返り、呼吸を整える。僅か数秒で、ここまで疲れるものか。
イイ歳こいて調子に乗るモンじゃ無いな・・・


38 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 03:21:21 ID:AJ3j/OhD0
周りを確認すると遠めに感染者が3人程、視界に入った。
既に走り出している。冗談ではない。こんなの3人も相手にしてられるか。
まずは車に乗らなければ。
ポケットから車の鍵を取り出そうとして落とす。手が震えている。
妙に高まったテンションに、体が付いてきてない。
チクショウ、俺のビビリが。
鍵を拾って車庫に駆け込む。キーボタンでドアロック解除。
車に飛び乗り、ドアロック。
・・・・いや、どうせ感染者はドア開けないし、この場合はドアロックしない方が正解なのか?
考えてる場合ではないか。エンジンをかけ、車庫からゆっくりと出る。
バン!!
後ろから車体を思いっきり叩かれる。振り返ると後方に感染者が5人。
おい。さっきの3人はイイとして、そこの2人。ドコから湧いて出た。
車のリアガラスにべったり張り付く奴に、好き放題に殴る奴。
俺の車に何てことしやgぁぁぁあああああぁ!!なんか今リアワイパーがベキッて言ったあ!!
もういい!無視!!俺は安全運転で行くからな!事故ったりしたら、それこそヤられる。
付いて来たいならドコまでも付いてくればいい。
路上に大破した車を華麗に避けながら、携帯電話を取り出す。・・・・・あんまし安全運転でもないな。

「よう、こっちは無事に出たぜ。あと20分くらいで俺様が戦場に御到着の予定だ。
無事に脱出できたら、いいもん食わせてやるよ。酒も用意しとけ。
・・・・・ところで感染者40人相手に陽動って、俺ヤバくね?マジで陽動?実はイケニエじゃね?」


エピソード2、最初のお話―ふぃn―


39 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 04:18:25 ID:IsVfIwa3O
乙、続き期待でつ。

40 :まめたい ◆FSDgpLiQAE :2005/06/03(金) 05:05:23 ID:AJ3j/OhD0
>>39
え゙・・・・・・・・?
すっげぇ嬉しい言葉なんだけど・・・・現時点、予定無いよ?続きなんて。
こんな駄文2つでも、テンプレ含む3ローテーションの同時進行で、3週間だぜ?
今から構想で、更に書く時間って言ったら・・・・1ヶ月ぐらいかかる勢いだぜ?
やだよ俺。そんな頑張ってまで遅筆とか叩かれたくないってば。
書き慣れてない凡人なんて、そんなモンだってば。
多分、そのうち同じキャラとかで何か書くかも知れないけど・・・・期待しないで忘れててよ。
そして新人として暖かく迎えてよ。

でも、ありがとう。俺のオナニーに最後まで付き合ってくれたんだな。興奮したぜ。
うはwwwテラキモスwwww

41 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 06:56:06 ID:DN273+R10
>しゅごいしゅごい痛みを感じないってしゅごいよぉ!?おにいちゃん!

ほんのりみさくらワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

お前のオナニーに俺は激しく興奮した
次もじっくり視姦させてもらうぜ

42 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 10:14:45 ID:q/twzIiC0
  _、_    く 
( ,_ノ` )
     ζ
    [ ̄]'E
.      ̄
  _、_     だ
( ,_ノ` )
  [ ̄]'E ズズ
.    ̄

  _、_     ん
(  ◎E


  _、_     氏ね
( ,_ノ` )
         ガチャ
    [ ̄]'E
..     ̄

43 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/03(金) 11:36:24 ID:xLx/zQC30
ほぼ1年ぶりの続編投下です。 私を覚えている人は相当な粘着だと思われます。
ちなみに、私自身は最近新参者として紛れ込んでいた短編職人です。

これまでのあらすじ

天才少女レイン・ファレイヤードは若干16歳という年齢で大学病院の研修医についていた。
ある日、病院がゾンビどもの地獄と化してしまう。
騒動の最中、ベレッタとレイジングブルを手に入れ、薬品庫に逃げ込むと
歯科医、ヒース・ティンサーと出会う。
この状況を脱出するために出た案が、屋上にあるヘリで脱出するということであったが
二人ともヘリの操縦技術がない。
しかし、この病院の隔離施設に過去に大事件を起こしヘリで逃走しようとして捕まった女性
ミリー・シーカーがいることを思い出す。
2人は隔離精神病棟へ向かい、ミリーと出会う。

44 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/03(金) 11:54:55 ID:xLx/zQC30
ちなみに、ゾンビスレ9と10に私の作品がございますので
あらすじをもっと詳しく知りたい方はどうぞ。


「いいのかい? あたしは精神異常者で大量殺人犯なのよ?」
ミリーはクスクスと二人をあざ笑う。
「気にするな、今日で俺もこいつも2人殺している。」
ヒースはレインをひじでコンッと小突いた。
「・・・3人よ。」
お、そうだったなとヒースはクスリと笑う。
あまりにも意外な言葉にミリーの顔からはイヤミな表情が消えた。
「どういうこと?」
「こういうことよ。」
そう言うとレインは入り口のほうを指さした。
ミリーは独房から飛び出し、入り口を凝視する。
すでに、数匹の死者がこっちへ向かってヨタヨタと歩いてきていた。
顔が半壊している者 腕が無い者 はらわたが飛び出している者。
ミリーがヒッと小さい悲鳴を上げた、さすがの歴史的犯罪者も
この地獄の光景は見慣れていないようだ。
「もはや、悪人とか善人とか言ってる余裕なんてない、『人』か『そうでないか』だ。」
ヒースはへたり込んだミリーに言い放つ。
「あなたの協力が必要なの、屋上にあるヘリで逃げなければならない。 操縦して。」
レインはミリーを立たせると、通路の出口をキっと睨んだ。
ミリーはしばらく呆然としていたが、すぐに口元を吊り上げた
「ウフフ、おもしろいことになってるじゃない、愉快だわ・・・いいわ、存分に楽しませてくれるかしら。」
ヒースとミリーは歩き出した。
独房という孤独の楽園から地獄という名の自由の地へ、ミリーは足を踏み入れた。

45 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 15:40:45 ID:ubuGddevO
>40 え ・・・・・・・・続きないの?

46 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 16:03:15 ID:mOdMbVCr0
>>40
続きマダ?
もうパンツ脱いでんだけど

47 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 16:28:11 ID:73EQXMJUO
>ダリオさん

あなたの作品、ひそかに続きを期待しつつも
もう続きは望めないと思ってたので復活したことに素直に感謝
少しずつでも続き書いていってくれたら超嬉しい

>東京くだんさん
よかったら氏んでいただけませんか?

48 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 16:34:53 ID:JK2eRMUYO
俺もパンツ脱いで期待しとこ

49 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 16:44:56 ID:KlbCXmZW0
ゴミ文さん。。。
死ぬほどワロタ。

チソチソ回しだしたところで、仕事中だが耐えられんカタ

50 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 18:07:09 ID:ucZ/NMhXO
>27
迷惑、やめてくれ。
前スレみたいな荒れ方は、一読者としては甚だ不快。

51 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:39:00 ID:vVSKWbXn0
ビデオテープに添付されたラベルの文字は、その大半が泥濘による汚れと、
黒や黄みがかった不定形な飛沫に隠れて、非常に読み辛くなっていたものの、間違いなく
「1995年、鶴沢町調査」と確認が出来た。
このビデオテープを、私は長年「吉川家」の下男の家系に席を置く、ある男から渡される事となった。
このテープの存在は、半ば諦めていたのだが、失踪した青年の逃走経路を数種類
割り出した私は、その経路上に存在し交渉が可能な人間を、極めて慎重に選び出し接触していた。
この町は、団地と新興住宅地の住人と、数百年以上前から住み着く城主の末裔と
寺社仏閣、庄屋筋の豪農の一族が統治を行うという自負を持った「地元」の人間とに
大別され、特に「地元」の人間が持つ特有の差別意識から、この町における両者の距離は、
団地建設以来この30年間縮まることはなかった。

52 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:42:04 ID:vVSKWbXn0
私がターゲットとしたのは、古い因習に囚われた地元の人間、さらに身分の卑しい家系の
末裔でかつ現在でも不遇な立場にある者、土地に囚われながらも土地に対する鬱屈した
不満を持つ者、そういった人間が幸運にも私の予想したルート上に存在すれば、その人間を
金銭で懐柔することを、私は最も効果的な手段と考え行動した。
幸いにも、私が推測した青年の最後の行動(逃走)経路上に、該当者があり、さらに
その人物は私が最も期待していた「ビデオテープ」を、一族に報告することなく所有していた。
これはいくつもの幸運の重なった、奇跡的な成果と言って差し支えなかった。
男は前田勝則(まえだかつのり)という46才の独身男性で、市から一部の清掃や廃棄物処理を
請け負う法人を一応はこの山奥に所有している人物だった。
前田姓は地元有力者である「吉川」一族の遠い分家筋に当たる。
また、この市は充分に大きな焼却施設を所有しており、一部近隣の市街からゴミ焼却を請け負う程
の処理能力を有する施設を持っていたが、前田の所有する有限会社には、不可思議なほど定期的に
仕事を下ろしていた。
推測するに、数百年来の「始末屋」をこの一族は今も背負っているに違いなかった。

53 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:44:26 ID:vVSKWbXn0
「もちろんそれは一族のお陰だ、それはそうだが俺たちはもっともっと今まで
苦労させられてきた。オヤジや兄貴は街の方に土地を貰って納得してるらしいが、
俺は三男だから、ろくな食い扶持も回ってこなかった。何にもしねえ連中が一番の
金持ちだ、今も昔もナ」
世をすねたまま自分の不幸と正当性を語る中年男性に、私は辟易としていたが、
それを顔に出す事はしなかった。
「それはどういういきさつで手に入れたのですか?」
「ああ、これはあの青年、内・・・なんとか言ったっけかな、俺のところにも
一度尋ねてきた事があったが、もう忘れちまった。そいつが、余計な事に首を
突っ込んで、村の連中に消されたって話だろ?」
前田は「村」と表現した。土着の人間にとってここは、未だに閉鎖された村なのである。

54 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:45:47 ID:vVSKWbXn0
「その顛末に関して貴方はどれくらいの事を知っているのですか?」
私の質問に前田はいやらしい上目使いで私の視線を嘗め回した。
「こういうことに首を突っ込むとこの村では非常に危険な事になる、それは、
他所モンだけに限らない、この村のことを隠す為には、村のモンは何でもやるからな」
私は日本円の1万円札で100万円分を懐から取り出した。
「これは依頼した物品とは別の謝礼と考えていただいて結構ですが?」
札束を目にした前田は、あからさまに上機嫌になった。
「そりゃあうれしいね!」
「ただし、私が有用だと判断した場合に限りますが・・・」
手を伸ばし、前田の懐まで出した札束を、私は上着のポケットの側まで引っ込めた。
「ヤツがどうなったかに付いては細かくは知らんが、ヤツが何をされてどうなったかを
知りたいんだろ?少しは聞いてる、それでいいか?」
「いいでしょう」
私は前田に札束を手渡した。
こういう人間は信用するか、信用したフリをする方が、饒舌になる。
普段蔑まされた人間は、ギリギリで金銭欲さえも捨ててしまう時がある。
誇りとは程遠い愚考とはいえ、御しがたい。出来ればそれは避けたかった。

55 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:47:28 ID:vVSKWbXn0
「この町の悪事に加担しないで、その糾弾に力を貸そうという貴方を
疑うようなまねをして申し訳ありませんでした、許してください」
私の言葉に前田はニターッと薄気味の悪い微笑を浮かべた。
「なあにそんなに偉そうなモンでもねえよ、だがアンタには結構教えられる事もあるぜ」
私は自分の判断が正しかった事を確信した。

56 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:49:15 ID:vVSKWbXn0
「1995年、2月17日、午前11時4分・・・・」
丘陵に沿った畑の畑の続く坂道を歩きながら、寒さに声帯を震わせる青年の声が
再生された。
ややあってある家の居間が映った。住居や表札などの映像は無かった事から、
それらの撮影を禁じられた事が伺えた。
「午前11時42分・・・・」
青年の声が再生され、映像はまた次に飛んで、老婆の首から下の映像になった
「・・・・確かに見たよ、随分昔の話だね、私の父は大正の終わりに役人としてこの村へ
赴任してきたんだけど、私はここで生まれたから、それまでは自分も地元の人間と思って
いたんだね、無邪気なもんだったね」
老婆は抑揚の無い嘆息のような話し振りだった。
「お父様には、公務をめぐっての地元とのいさかいがあったのですね」

57 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:51:42 ID:vVSKWbXn0
「あったようだね、小さかったんで良くは覚えてないけれど、あの穴倉のヤツらめ、
とか、邪教徒のようなやつらめ、とか、父が色々と村の連中に悪態をついているのを、
私は小さいころ良く聞いた事があったね」
 青年の腕が老婆に向かって伸びた。
その手にある写真を老婆に見やすいように差し出したようである。
「実は、お父様のお書きになった一部の書類を入手いたしました。」
青年から写真を手渡された老婆は、その写真を手に取ると、食い入るように
覗き込んだ。あまりにかぶりついたので、カメラフレームに鼻から下が
映ってしまっていた。


58 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:53:20 ID:vVSKWbXn0
「ああ、間違いない、父様の日記に、お役所で使ってらした報告書、コッチの封筒も
家でよく使ってたものに間違いない、これを何処で?」
「吉川家にゆかりのある土蔵にありました。」
「そうか、やっぱりそうか、貴方はこれをどうやって?」
「盗んだんです、侵入して・・・・」
「そうか本当ならとても不道徳な事だが、私は貴方に感謝したいぐらいだねえ、こんな
ことするぐらいだからアンタにも色々とあったんだろうけど、余り深入りをすると大変だよ」
「解っています、しかしもう私は後戻り出来ない、貴方のようにこの村に同化する事も出来な
かった、もうこうするしか道はないと考えています」
青年はそう言うと、溜息のように深呼吸をした。
「・・・・本題に入ります、今ここにはありませんが、これらの書類は貴方にお渡しする事も出来ます。
それを危険と考えられる場合は、内容をお話して書類は私が保管しておくという事も出来ます」

59 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:54:27 ID:vVSKWbXn0
青年の言葉に老婆はしばし沈黙したが、ややあって再び静かに口を開いた。
「老い先短い私に、もうなんの怖いものもないよ、それよりも最後に父様の思い出と
一緒にいられることが、何より嬉しいよ、村の人間になって父様を裏切ったような私だがね」
「いや、それはご両親も望んだ事と思います、推察の粋を出ませんが、仕方の無い状況だった
と私は確信します。今こうして、お父様の御意思を継ぐ事も可能なわけですから」
青年の言葉を老婆は疲れたようにフォフォフォと笑い飛ばした。
自分の苦悩に満ちた長い年月を、若造に一言で纏め上げられた事への憤怒とも見えた。
「・・・・まあいいか、それで、貴方は私から何をききたいんだね?」
「あなたが知っていることの全て、特にお父様の事「屍人追い」について、村に同化した貴方
なら、何か知っているのではと思っています」
「家のジイ様が生きていたら、貴方は今夜(ソレ)を見ることが出来たろうね」
カメラが少し動いた、狼狽した青年がのけぞった拍子にカメラに触れたのだ。

60 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:56:51 ID:vVSKWbXn0
青年は躊躇ったように言葉を探していたが、やがて慎重に切り出した。
「ご主人が先月亡くなられた事は存じています、不謹慎とは思いますが・・・・」
老婆は「ホッ」と言うと再び少し笑って沈黙した。
「ちゃんと「時期」を見て尋ねてらしたわけか、驚いたね、じゃあ私のことも随分と
調べられたんじゃないのかい?」
「はい、お父様が亡くなった数年後に、地元有力者筋であるこの家に嫁がれて、それからは
お母様共々村、特に「吉川」関係との関係も改善したと・・・・」
「・・・・ウチのジイ様は父様が生きとられた頃から私に目を付けとってねえ、父様がいなく
なった途端に私を奪うように私を嫁にして、母様の面倒もよく見てくれてねえ、この家に嫁いで
からは「神社」からの嫌がらせもなくなったしねえ」
「神社」とは、この土地の「地元」が使う言葉で、「吉川一族」のことである。

61 :サナトリウム:2005/06/03(金) 20:58:21 ID:vVSKWbXn0
「・・・・何か・・・・お聞きになりませんでしたか?・・・・」
老婆は沈黙した。これまでとは明らかに違う緊張が画面から伝わってきた。
かなり長い沈黙に青年が耐え切れなくなって「あの・・」と口を開いたとき
老婆はそれを遮るように話し出した。
「・・・・・聞いたよ、今わの際じゃなかった、最後に倒れる何日か前、
もう次に倒れたら最後かもしれねえからって、私に謝りたいって話してくれたよ」
老婆の口調は怪談の語り部のように凄みが増していた。
「話は後先になるが、私も屍人は見たことがある。がんじがらめにしたソイツを父様が
ウチに連れてきてね、怖かったよ、顔や体全部が膿みか火傷跡みたいな変な色でね、
グォーグォーと叫ぶばっかりで喋ったり聞いたり出来る人じゃなかった」
老婆の言う屍人の特徴は、まさに私やこの撮影者の青年が求めるものと一致していた。

62 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:00:47 ID:vVSKWbXn0
「格好もヘンでね、お芝居に出てくるお百姓さんみたいだった。ソレを父様は
お役所に連れて行くって言ってたんだけれど、そこに村長だの駐在さんだのお医者様
だの、今思えば市の警察署の人なんかもゾロゾロと尋ねてきて、それは村の人で、
隔離の必要な感染者だから、コッチで引き取ると言って父様ともめていたよ」
「そこには貴方とお母様だけしかいらっしゃらなかったのですか?」
「そう、誰かゆかりのあるものがいればまだ良かったかもしれないね、父様はこんな
人間がいるか!こんな病人がいるか!と言っていたけど、結局皆で市の警察署に行く
ことになって、それっきりだったね」
「感染者として扱われたのですね?」
「そう、それ以来一度も会うことなく父様は法定伝染病に感染して隔離されたまま亡く
なったことにされて、私たちは遺体の無い葬式を挙げさせられた、悲しかったねえ」


63 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:02:04 ID:vVSKWbXn0
「でもそれは事実じゃない」
「そうだったようだね、ジイ様は最後に、あの日お前の父親は、八つ国山に
連れて行かれ、「屍人追い」にされて食い殺されたって言ってたよ、そこに
俺もいた、村の掟で仕方が無かったが、今までどうしてもお前に話せなかったって・・・・」
「屍人追いというのは?」
「あの山の下には「地獄の釜」という恐ろしい場所があって、そこには昔から屍人となった
人たちを閉じ込めているそうでね、村を裏切る者や、村に害をなす外者がいれば、その人を
八つ国山のてっぺんに置き去りにして、何十何百という屍人を麓から山にはなって追い立て
させて、食い殺させる村の儀式らしいね」

64 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:02:32 ID:vVSKWbXn0
予想通り、青年は事態のかなり核心まで迫っていた事が確認できた。
恐らく彼もまた、知りすぎたゆえに屍人の餌食にされたに違いなかった。
「ですが、一度放った数百もの屍人を、どうやって回収するのですか?」
「それは知らんね、どうやってかまた地獄の釜に戻す方法があるんだろうね」
ビデオがここでザーッという音と砂嵐のような映像になった。

65 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:03:42 ID:vVSKWbXn0
「2月19日、午後3時5分・・・・・」
 再び映像が始まった。
青年は手持ちしたカメラで撮影しながら、歩いているようだ。
「アレが変電所で、その隣が鶴沢サナトリウム病院・・・」
カメラはきびすを返して道路を歩き始めた。
「あれが井伊森神社・・・」
 200メートル程先に神社が見える。
ビデオはそこで一旦途絶え、再び再生が始まると、その神社目前の
映像となっていた。
 神社とその周辺を左右に振って撮影する映像、右から左に降った
カメラが不意に止まって再度右に振り戻され、神社の鳥居の根元を映し出した。

66 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:13:56 ID:vVSKWbXn0
不思議な映像だった。神社左の駐車場から正面の鳥居、神社右の道路をカメラを
スライドさせながら映した映像だったが、駐車場から正面鳥居へ移動する瞬間、
一瞬ではあったが、鳥居の下に背の高い老人と和服の少女が立っていた。
右の道路まで移動したカメラを、青年はあわてて鳥居に戻したが、そこにはもう誰も
映ってはいなかった。その間僅か1秒にも満たない瞬間に、二人の人物は画角から消え
うせていた。見た限り、周囲には特に隠れる場所も無かった。
「あ、あれ?今・・・誰かいたような?あれ?」
不可思議に思う青年の声が鳥居を映す映像に空しく響いて、画像が再び砂嵐になった。

67 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:14:53 ID:vVSKWbXn0
「2月21日、5時15分・・・・」
割と大きそうな机に、肘から先の両腕が画面いっぱいに映し出された。
右手に鉛筆を持ち、B5判の紙が何枚か重ねて置いてあった。
薄い桃色のマニキュア、薬指にリング、既婚者かソレを装っているのかは
解らなかったが、比較若い女性の手と思われた。
「発病しない感染者もいるのですね?」
青年の声に呼応し、女性の手はB5の紙にスラスラと返事を書き出した。
それなりに綺麗な体裁ながら、丸みのある若い字体が、紡がれていく。
女性は青年に、筆談で取材に応じたようだ。

68 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:16:52 ID:vVSKWbXn0
(非常に稀ですが、発病せずに「保菌者」となる人間が存在します。
 彼等は婚姻を禁じられ、地域(村)に匿われます。これは200年以上
 続く掟となっています。)
「匿われる?なぜ殺されたりしないのでしょうか?それに200年以上前に、
どうやって発病しない保菌者を見分ける事が出来たのでしょうか?」
女性の右手が画面から消えた、何かゼスチャーをしているようだ。
(もう少し小さな声で話してください、非常に危険です)
女性のゼスチャーと文字に青年は小さな声で謝罪した。
(保菌者は、ほぼ例外なく普通の人間とは異なる能力が開花します。
 知能の異常な発達や、超人的な肉体的能力、さらに科学的には信じがたいよう
 な能力に目覚めるものもいて、その大概は、以後村の重鎮となる事が多かったようです。)
「屍人を操るような能力を持つものもいるのでしょうか?」


69 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:18:47 ID:vVSKWbXn0
(存在します、あなたの疑問に思われている儀式には「傀儡師」と呼ばれる能力者が
 必ず参加します。彼等は保菌者の中ではやや下等に扱われる存在で、その能力も屍人数体から、
 せいぜい10数体をコントロールできるに過ぎません、彼等は数人で行動し、数十対の屍人を
操って、「屍人追い」に参加します)
「これで謎が一つ解けました、ありがとう御座います」
青年は非常に満足げな様子だった。
「でも、さらに上の能力者とは、どんな存在なのでしょうか?」
(母体内で感染した保菌者が特に強い能力者となるようです。それゆえに
村では感染者の婚姻や出産を硬く禁じていたようです。しかし、近年また、
そのような能力者が生まれたのですが、今は行方不明となっているようです)


70 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:19:42 ID:vVSKWbXn0
「私が探しているのはその人かもしれないんです・・・・」
その言葉に、女性の手はたしなめるように青年のまえに左手を差し出した。
そして、右手で再び筆を走らせたところで、画面が止まり、女性の手は今まで
文章を書いていたB5の紙を両手でもみ潰すと、立ち上がった。
「いや、本名ですよ・・・・」
青年の声がして、画面は砂嵐に変わった。
女性が書いた最後の文章は
(内藤隼人さん、この名前は偽名にしてもこの地域では刺激的過ぎます。
あなたの事はすでに市の局員にまで・・・・)
となって終わっていた。

71 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:21:03 ID:vVSKWbXn0
「2月22日・・・午後1時30分・・・」
葬儀場が画面に映っている。表札には「前田ヨシ・葬儀」とあった。
カメラは最大望遠にした上で、さらに2倍の望遠撮影が出来る
テレコンバージョンレンズを使っていると推察された。
画面端にぼやけて映るセンターピラーやバックミラーなどから見て、
撮影は自家用車の車内からこっそり行っているようだった。
「・・・・取材から2日後に亡くなったらしい、彼女に父親の形見を
渡してあげられなかったのは気の毒だったが、私にとっては好都合だったかもしれない・・・」
青年の声はやや震えていた。
青年は好人物だったようで、老婆に父の遺品を手渡す意思があったようだ。
「自分にもかなりの危険が迫ったと感じる・・・・」
画面は再び砂嵐となった。

72 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:22:55 ID:vVSKWbXn0
「2月26日・・・午後3時8分・・・・」
 老婆の上半身が映し出された。前回同様に超望遠での、隠れた撮影と思われる。
「吉川峰・・・現井伊森神社神主の吉川辰三の実母、彼女が事実上、現時点での
 吉川家の統率者・・・・彼女は今日役場の会合に顔を出したが、これは極めて
 珍しいことである。彼女は通常、殆ど人前に顔を見せることは無く、必要な会合や
 祭事には、殆ど息子の辰三が代行としてよこす事が多く、彼女がこうして表に出る
 場合は・・・ウッ!」
画面に映された老婆・・・吉川峰は、車から降りて画面右に立つ役人らしき人間と何か
仏頂面で話していたが、不意にカメラに向かって顔を向けた。
 カメラを充分に意識したような目線でこちらを睨みつける老婆、その視線に臆したのか、
「うわぁっ」という青年の声と共に、カメラの視点が右往左往して、画面は再び砂嵐になった。

73 :サナトリウム:2005/06/03(金) 21:24:19 ID:vVSKWbXn0
「・・・・午前1時・・・足音が・・・・足音が聞こえる・・・いっぱいいる・・・
 ムリだ・・・これはもうムリだ・・・・」
極端に暗い画像からは、何も識別できなかった。
 ザッザッという足音が遠くから聞こえている。
「・・・・全てはこの山にあった・・・・アレも文書も何もかもがここにあった・・・・
 この場所と神社は繋がっている。ただし、それは様々な場所へ行くための僅かな選択肢
 の一つでしかない、ココには様々な役割があり、それに則った分岐が・・・・ああ、
 死にたくない、しかし、しかし不可能です・・・・最後にこのテープを投げてみる、
 もしかしたら山の側道付近まで転がってくれるかもしれない・・・・」
画像は砂嵐に戻って、テープは終了した。

74 :本当にあった怖い名無し:2005/06/03(金) 22:12:32 ID:2Fs5dpBtO
サナトリウムさん乙なんですが・・・
話の時間軸がよくわからないorz

75 :サナトリウム:2005/06/03(金) 23:01:03 ID:vVSKWbXn0
もしかして、以前ワタシの書いたものをご覧になった方でしょうか?
久しぶりの書き込みで、スレを大量消費して申し訳ありませんでした。
マナーを忘れていましたことを謝罪します。
上記の文章は、時間軸的には以前書いたものの前の話になります。

76 :本当にあった怖い名無し:2005/06/04(土) 01:15:48 ID:V66rLuCo0
サナトリウムさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

77 :本当にあった怖い名無し:2005/06/04(土) 01:16:38 ID:V66rLuCo0
あ、あと、サナトリウムさん

ここはsage進行ですよ。
んでは、これから読ませて貰います。

78 :本当にあった怖い名無し:2005/06/04(土) 01:28:42 ID:S63RYlt3O
サナトリウム、意味わかんねーよ!

79 :本当にあった怖い名無し:2005/06/04(土) 02:14:13 ID:AcIkgDrjO
サナトリウムさん乙&GJ!!!ですっ。最近荒れてますが宜しくお願いします。

80 :本当にあった怖い名無し:2005/06/04(土) 08:45:03 ID:QyTcrUiUO
ひゃっほーい(゚∀゚)サナトリウムさんだ!乙です!GJGJGJGJGJ!!

81 :サナトリウム:2005/06/04(土) 20:36:02 ID:uGWBS1rH0
 ビデオを止めて、私はこのテープの提供者、前田勝則の言葉を思い出していた。
「200年前からこの村は何も変わってねえよ、ココは徳川様の御天領だったから、
 明治になって新政府、ようは薩摩の連中ともこの村は結構いさかいを起こしていた
 んだが、ドイツもコイツも結局この村を怖れて、100年以上たった今でもここは手付かずさ」
御天領とは将軍家直轄の農地の事であり、身分は百姓でも、この地域の人間は様々な特権を
有する裕福な階層であったといえる。
「あの若モンに関しては、もう1つ面白い事があったらしい。実はあの若造「屍人追い」で山に
 置いてかれたらしいんだが、山から忽然と消えちまったらしいぜ」
「消えた?」と聞き返す私に、前田は嬉しそうに舌を回した。
「そう、しかもそれだけじゃねえ、50匹以上の屍人もその時に山から消えちまったって話だ、
 村じゃ大騒ぎになったが、何処をどう探しても若造も消えた屍人も見つからなくて、結局そのまま
 何も解らず終いだったらしいぜ」
青年の生存の可能性を示す、初めての情報をワタシはその時入手した。

82 :サナトリウム:2005/06/04(土) 20:40:11 ID:uGWBS1rH0
考え込む私を尻目に、前田はさらに話を続けた。
「あの山のてっぺんは神社にも地獄にも繋がってる。アイツが欲しがってた
 モンも実はその穴倉の中にある。だからもしかしたら、あの若造は穴倉に
 入っていったんじゃないかってな、そこで意外にまだ生きてたりするん
 じゃないかって話もある」
私は前田に対して、八つ国山と、その頂上にある通路の入り口のありかを聞いてみた。
「細かくは知らねえが、山の麓は凄い警備だぜ、てっぺんまでいっちまえば、入り口は
 バカにでもわかるくらいあからさまな入り口とデカイ鉄のフタがあるから解るだろう
 よ、鍵の類は2丁目に市役所の支所があるだろ、そこの担当がそれこそ吉川って言う
 んだが、そいつが持ってるだろうな、あの支所は結局、吉川と大蔵関係の2家族で職員
 の8割がたが閉められてるからな、何が市民の為の施設だかな・・ケッ!」

83 :サナトリウム:2005/06/04(土) 20:42:56 ID:uGWBS1rH0
 大金と引き換えとは言え、前田という男が何故ここまで一族を裏切るような行為に
積極的なのかは、私には遂に理解できなかったが、その後数ヶ月の間、私の調査は、
彼の情報の正確さを立証する作業にも等しかった事に正直驚きさえした。
 自分の仕える一族に対して抱いていた深い劣等感と憎悪が、私という媒介を通して
彼を復讐者として新生させたのかも知れなかった。
無論、基本的には卑しく貪欲な金銭欲が彼を動かしていたのは間違いないが。
 八つ国山の警備施設、頂上付近の鍵の入手、さらに秘密通路に関する様々な情報を
得る為、慎重に、かつ入念に行っていた私の努力の内、大半が徒労に終わるときが来た。
 鶴沢町を中心に市に大規模な感染事故が起きたのだ。
街はいつの間にか、阿鼻叫喚の地獄と化していた。
私はこの機を幸いに、警備員も警備システムも沈黙した山へ赴き、先月支所に侵入して
複製した様々な鍵を用いて通路へ侵入することにした。
山の麓に車を置いて、必要充分な武装の準備とワクチンの注射を行い、この数ヶ月で
入手した、通路内部に関するいつくかの文章を携えた上で、私は八つ国山の頂上に赴き、
私の求める「サンプル」を強奪する手がかりを掴む為に鉄の扉を開けた。

84 :サナトリウム:2005/06/04(土) 20:45:35 ID:uGWBS1rH0
 入り口は予想に反して、頂上付近に立てられた小さなコンクリートの建物にあった。
鉄製の扉の鍵を開けると、5メートルほどの踊り場があり、そこから先が幅5メートル
ほどの階段となって、地下に通じているようだった。
 中は電気も通じており、コンクリートと石畳で構成された、60年前の文化的な地下施設
という印象だったが、とにかく酷い悪臭が充満していた。
階段を下りると、時折廊下が現れたが、これはこの山の内側全体が階層式の施設である事を
示していた。それを1階と勘定するのであれば、3階ほど下った通路で、私は奇妙な人影を発見した。
「ホンナバアナ・・・コンナバカナァ・・・・」
作業服を着た男の足取りは、どこかおぼつかなく、黄色く混濁した白目が、
ゾンビ化の初期症状を示していた。
「遂にお目にかかれたな・・・・」
ゾンビは私に近づくと
「クフチョホシセツがヤラエタ、アンタはやくにげたホウガイイ」
「事故が起きたんですか?」
「ソホラシイな・・カクヘキもゼンブあいた・・・はやくニゲタホウがいい・・・
 シビトもゼンブデテキテルぞ、ワタシはかんせんシタが、ひとをオソイタクナイ・・・・」

85 :サナトリウム:2005/06/04(土) 20:48:20 ID:uGWBS1rH0
「屍人はどれくらいいますか?」
「スウヒャクはイル・・・ショクインは30ニンいじょうイタがほとんどダメだった・・・」
「内藤隼人という人物がここにいませんか?」
「・・・シラナ・・・シラナ・・アイ・・」
「研究施設に幽閉されている可能性のある人物です。「屍人追い」から消えた人物です」
「ホレハさぎょふインだ、そほいうコトはシタの白衣のぉ連中がはァしってる・・」
「まだ生存者がいるんですか?」
「ホレたちを・・・しめだしてぇ・・・・タテコモったぁ・・・やつらぁ・・
 んら・・しってる・・・かあもなぁ・・・ちく・・しおお・・・」
「研究者が生存しているんですね?」
「・・・ああ・・・いばりくさ・・・てあいけすかな・・・ざまあ・・みろ・
 ・・たすかりゃ・・・・・ねえよ、けっきょ・・うえじ・・か・・シビトに
 くわれ・・しただ・・したノおかいに・・・いるぞ。。。」
「ありがとう」
私は作業員の男に会釈をして、再び階段を下りた。

86 :サナトリウム:2005/06/04(土) 20:51:04 ID:uGWBS1rH0
 作業員の男は、私の後を付いて階段を下りて来たが、地図に従い研究施設へ向かう
為、1階層降りた部分の廊下を右に進む私を尻目に、さらに階段を下りていった。
別れ際の「屍人神サマぁ・・のこえ・・キコえ・・・ああ・・」と言ってフラフラと
階段を下りる様は、最初に見た時よりも、やや理性を失った印象だった。
 私の入手した地図は思いの他、正確で新しいものだった。
古文書から始まる、史料や資料の保管されているとされる階層を歩む私は、
大通路の側面に点在する幅2メートル程の通路からノソノソと現れた「屍人」と対峙した。
「ああ、これは出来たての感染者ではないな」
 私の眼前に現れたのは4匹の屍人だった。いずれも全裸で体の色はもう茶色と緑と黄色の
斑模様で、頭髪は完全に剥げ落ち、こぼれんばかりにむき出した眼球とこけた頬、顎の外れん
ばかりに開いた口からは腐臭を放つ粘液を滴らせる、といったおよそ人間とはかけ離れた餓鬼の様相だった。
屍人は外見では見分けにくいが、様々なタイプがあり、動き出すと意外に早いという事も多々ある。
 私は奴等が私を認め、立ち止まっている間にリボルバーをホルスターから抜き、
最前部にいた1匹の眉間に弾丸を撃ち込んだ。

87 :サナトリウム:2005/06/04(土) 20:53:24 ID:uGWBS1rH0
 ズルズルと崩れる1体をすり抜けるように3対がゆっくりと腕を前にダラリとぶら下げて、
前かがみの姿勢で歩いてくる。フラフラとした、だらしの無い動きとは裏腹に、前かがみの
体からのけぞる様にしてこちらに向けた頭部と、禍々しく光る眼光が不釣合いだった。
 その後、屍人はところどころで群れていたので、その都度固まった群を私はショットガンで
片付けながら、情報の聞き出せそうな生存者や、開錠の可能な部屋を探したが、予想以上の部屋で
開錠が不可能だったことに苛立ち始めていた。
 ややあって、電圧質の前に群れていた屍人の群をショットガンで吹き飛ばした直後、
電圧質の中から男の叫び声が聞こえた。
「オイ!そこに誰かいるのか?今のは銃声だな?」
どうやら始めてお生存者に出会えた私は気さくに声をかけた。
「そうだ!この辺のゾンビはあらかた片付けたぞ、ここを開けてくれ」
「いや、アンタなにもんだ?外部の人間は場合によっては屍人より危険だ、武装している
 ならなおさらだ、アンタ何者なんだ?」
男が怯えた声でまくし立てた。

88 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:20:15 ID:iWmd6+jd0

【前スレまでのあらすじ】

平凡な女子高生だったキョウコは、ある日突然、意味不明な暴動騒ぎに巻き込まれてしまう。
「屍人」と呼称される化け物が、平和に暮らしていた人々に襲い掛かってきたのだ。
そんな異常な状況のなか、キョウコはクラスのイジメられっ子だった 「ゾンビ」という
あだ名の少年を、不注意から殺してしまった。
やがて彼は甦り、仲の良かった友達も屍人と成り果て、キョウコに牙をむく。
間一髪で逃げることができたキョウコだったが、しかし彼女の目の前に広がる光景は、
マスコミの報道に煽られ混乱する、崩壊寸前の社会だった。
恐ろしさのあまり泣き叫び、ブザマに逃げ惑う彼女に、見向きもしない大勢の人たち。
そんな無力な彼女を、身を挺してまで守ろうとした少数の人たち。
平和な頃と価値観が逆転してしまった不条理な世界で、彼女は果たして生き残ることが
できるのだろうか。


(※)このストーリーは残酷描写が多いので、グロが苦手な方はNG指定にしてください。


89 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:22:06 ID:iWmd6+jd0

「ZOMBIE 〜ONE OF THE DEAD〜」(36)

静まり返る車内。
誰もが皆、無言で俯いていた。
いま起こった出来事をどう受け止めていいのか、かなり戸惑っているようだった。
わたしはわたしで、後ろを振り返るのが恐ろしかった。
力尽きた駅員の姿を写真に撮ってしまったことで、周りから非難されているような気が
してたまらなかったからだ。
あのときの彼の眼を想い出す。
あれは、わたしのことを恨んでいた眼だったのだろうか。
それとも、すべてを運命として受け入れた眼だったのだろうか。
わたしは下を見ながら、ずっと考え続けていた。
タタンッ、タタンッ・・・タタンッ、タタンッ・・・
電車は時々車輪を軋ませながら、ゆっくりとまた走り続ける。
わたしは、いつもこの電車を使って学校へ行き、そのまま塾に通い、休日はエリたちと渋谷
まで遊びに出かけ、家へ帰ってご飯を食べ、お風呂にゆっくりと浸かり、疲れきった体を
引き摺りながら、そのままベッドへ潜り込み、眠い眼をこすってメールで夜更かし。
毎日が平凡で、退屈で、くだらなくて、でもとても平和だったあの日々。
紅く濡れたガラス窓から見え隠れする、遠目には平穏に包まれた住宅街が、淡々と後ろへ
流れ去っていく。
懐かしい。
なんて、懐かしいんだろう・・・
なんだかこんな当たり前の光景が、とても懐かしく思えて仕方がなかった。


90 :本当にあった怖い名無し:2005/06/05(日) 00:23:24 ID:o4w4u/4v0
よくわかりませんが、これおいてきますね。

    /\___/ヽ
   /''''''   '''''':::::::\
  . |(●),   、(●)、.:|
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::|
   \  `ニニ´  .:::::/
   /`ー‐--‐‐―´\

91 :本当にあった怖い名無し:2005/06/05(日) 00:24:06 ID:o4w4u/4v0
すま、誤爆(みす)った。

92 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:24:07 ID:iWmd6+jd0

「・・・ママ!・・・ママ!!」
タッくんの泣き声が、この静けさをふいに破った。
沈黙を終わらせるきっかけにホッとしたのか、乗客たちは遠慮なくざわめきだした。
「・・・これ、マズイんじゃねぇか?」
「寝かすから、ちょっとそこ、席を空けて!!」
「頑張って!・・・しっかりしてください!」
わたしもようやく呪縛が解け、自然に後ろを見ることができた。
混雑しているのでよく判らなかったが、どうやらタッくんのママの具合が悪いようだ。
そういえばタッくんのママは、タッくんを庇って人波の下敷きになっていたような気がする。
「・・・ママ!・・・ママ!!」
不安そうなタッくんの声が、わたしの胸をギュッと締め付ける。
・・・ママ。
正直に言うと、わたしはこのまま電車に乗って、安全な場所まで逃げたかった。
大人たちに守られ、こうして無事に電車のなかでひと息つくと、屍人に追いかけられる恐怖
がまざまざと甦り、あんな経験は二度とはゴメンだ、と思うようになっていた。
もう外になんか、行きたくなかった。
・・・ママ。
わたしの母は、わたし以上にのんびり屋の世間知らずだった。
そんな性格のくせして、偉そうに口やかましいことばかり言うヒトだったので、当時は
よくイライラとさせられたものだ。
思春期で反抗期でもあったわたしは、自分のキャラ以上のことをしようとする彼女が、
すごく鬱陶しかった。


93 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:26:12 ID:iWmd6+jd0

この日も朝からちょっとしたことで口喧嘩してしまったから、日本がこんな風になるまでは、
かなり嫌な気分が続いていた。
しかし自分が絶望的なパニックに陥ってみると、けっきょく精神的な拠り所は父や母たちの
存在で、そんなわたしが逃げ込む先は、やはり彼らが作ってくれた自宅しかなかった。
両親に守り育てられ、狭い社会で生きてきたから、ほかの選択肢が思い浮かばない。
つまりわたしは、なにも知らない、ただの甘やかされた子供にすぎなかったのだ。
どうしよう。
家に帰ったほうがいいのかな。
いくらなんでもこんな状況になっていたら、ママだって家から逃げているよね・・・
・・・いや、ママのことだから、わたしの帰りをジッと待っているような気がする。
どうしよう。
・・・どうしたらいいの?
次の停車駅が、わたしがいつも乗り降りしている駅だ。
時間がない。
「・・・ママ!・・・ママ!!」
タッくんの声が、さっきよりも大きくなっている。
ほかの乗客たちが、慌てたようになにか大声で叫んでいる。
ママ・・・
ふいに、わたしにウインクをした、駅前のちょっとハンサムな男性のことを想い出す。
そういえばあのとき、あのヒトは携帯電話をかけていたっけ。
・・・そうよ!
もう、通じるんだ!
電話回線が復旧しているんだ!


94 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:28:10 ID:iWmd6+jd0

携帯を握り締め、すぐに自宅の短縮ダイアルを押す。
母が電話に出たら、わたしがどうすればいいのか聞くことができる。
もし誰も出なかったら、家に母がいないということだ。
そうなったらこのまま電車に乗って、みんなと一緒に郊外にある安全地帯に行けばいい。
しかし・・・
プ―――、プ―――、プ―――、プ―――・・・・・・
お話中の通話音が、無機質的に流れてくる。
「・・・えっ?」
これは、さすがに予想外だ。
・・・どういうこと?
まさか電話で、誰かと話でもしているのだろうか。
それともまだ電話回線が、ちゃんと復旧していないのだろうか。
何度も掛け直したが、やはりお話中だった。
母はトロいから、キャッチホンとかも上手く使いこなせない。
のん気に長野のおばあちゃんと喋っている姿が目に浮かぶ。
やがて父のときのように、携帯はいきなり不通になってしまった。
焦るわたしの頭上から、次の停車駅を知らせる電車のアナウンスが流れてくる。
うわ〜ん、うわ〜ん、とタッくんの泣き声が聞こえてくる。
どうしよう。
・・・どうしたらいいの?


95 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:30:04 ID:iWmd6+jd0

『今日のお弁当に、キョコちゃんが大好きなウサギさんのリンゴを入れておいたわよ』
『パパがお仕事で忙しいから、ママとふたりでディズニーランドに行きましょうねぇ〜』
『キョウコ、ホラホラ、こっちのほうが似合ってるんじゃない?』
母とのなんでもない会話が、わたしの頭に浮かんでは消え、そのたびに胸を重くさせていく。
ママ、ママと母の後ろをくっついて歩き回っていた、子供の頃のわたし。
いつから彼女と一緒にいるのが、鬱陶しくなっちゃったのかな。
昔は、あんなに甘えてばかりだったのに。
『キョウコ!いつもちゃんとしておきなさいって言ってるでしょ!?』
『まったく、あなたって子は!もう、パパに言って、携帯電話を解約しますからね!』
『いいかげんにしないと、ママは本気で怒りますよ!!』
毎日よくもまあ、ネタが尽きないものだと、お小言ばかりの母親に呆れていたりした。
怒鳴らなくたって、普通に言えばいいのにさ。
死んじゃえばいいのに、とか思ったこともあった。
あんなガミガミ言う、口うるさい大人になんか、絶対になりたくなかった。
たぶん母は、わたしがいくつになろうと、中身はよちよち歩きをしていた無防備な赤ん坊と
変わっていないと思っていたのだろう。
自分がいないとなにもできなくて、ただ泣いているだけの、無力な子供のままだと信じて
いるにちがいない。
・・・待っている。
母はきっと、わたしの帰りを待っている。
そう思うと、胸を掻きむしりたくなるような焦燥感が溢れ出してきた。
このまま母を、置いてきぼりにするわけにはいかない。
「ママァ〜〜〜!!」
絶対的な存在が失われる不安で一杯の、タッくんの泣き声が、わたしの背中を押した。
電車のドアが開くと、乗り込もうとする人波を掻き分け、駅員の制止を振り切りながら、
わたしは改札口に向かって走り出した。
また怖い思いをしたいの?
そんな心の声が聞こえたような気がした。


96 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:32:05 ID:iWmd6+jd0

ヒュウウウ〜〜〜・・・

いつもは賑やかな駅前は、乾いた風の音以外、し〜〜〜んと静まり返っている。
雑誌を眼一杯に並べている売店のおじさんも、今日はさすがに店じまいをしていた。
よっぽど慌てていたのか、店の前に強引に積み重ねてある木の机が全部ひっくり返り、
あたり一面に新聞紙や週刊誌が、無造作に散らばっていた。
それが風に舞って、カサカサと物悲しい音を立てている。
駅の真横にある京王ストアは、まるで暴動にでもあったかのような有様だった。
無残にも自動扉のガラスは割れ砕け、シャッターも途中までしか降ろされておらず、
だらしなく開けっ放しになっていた。
店のなかは真っ暗で、人気がまるでない。
みんな、どこへ行ってしまったのだろうか。
潰れた商品の残骸が、道路のあちらこちらに放り出されていた。
足跡の付いたビニール袋に入った菓子パンや、袋が裂けてばら撒かれたお米の粒たち、
ビンが割れて地面にこぼれたお醤油やお酒の水溜り。
踏みつけられたリンスのキャップが弾け、中身の液体がヌルリと飛び出している。
どうやら手当たり次第に、あらゆる商品が持ち出されてしまったようだ。
自販機もすべて売り切れだった。
ジュースやタバコの区別なく、自販機のボタンは全部、赤いランプが点灯していた。
そういえば母は昨日の夜、父からなにか非常用の食料を買いだめしておくように言われて
いたが、このぶんではなにも買えなかったのではないか、とちょっと心配になってくる。
自転車が置いてある駐輪場に行く途中、交番を覗いてみたが、やはり誰もいなかった。


97 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:34:04 ID:iWmd6+jd0

線路と平行に走っている道路には、持ち主のいない車がずらりと並んでいる。
学校からアーケード街へ行く途中で見た、クラクションを鳴らして殺気立っている混乱は
ここでは消え失せており、しかし静けさで満ち溢れている空気は、かえって薄気味悪さを
際立たせているのだ。
どこからともなく、焦げ臭い匂いが漂ってくる。
何台かの車は追突したようで、潰れかかった運転席にエアバックが広がっていた。
こうなるともう、運転どころではなかったのだろう。
そうやって乗り捨てられた自動車が所々にあるため、道路は動けなくなった車の行列で
占められ、それはさながら鉄屑の墓場といった有様だった。
動けなくなった車の脇を、わたしは自転車で通り抜けて行く。
商店街もまったくの無人状態だった。
シャッターが下りているものの、たぶんなかには、まだ人がいるのだろう。
トンカチで釘を打っている音や、テレビの音声とかが、わりとクリアに聞こえてくる。
周りがとても静かだったから、そうした小さな物音が聞こえやすくなっていたようだ。
都会の騒音や雑音に慣れていたわたしには、ちょっと新鮮な出来事だったのを覚えている。
たまに2階の窓を少し開け、外の様子を窺っている人たちを目にした。
彼らはわたしの姿を見ると、なにか言いたそうな顔をしたが、けっきょくなにも言わない
まま窓ガラスを閉めたり、辺りをキョロキョロしながら偵察を続けたりしていた。
彼らの顔には、童心に返ったような、なんとなく台風が来る前の高揚感のような表情が
浮かんでいるように見えた。
ひょっとしてわたしも同じような立場だったら、そんな気分になっていたのかもしれない。
でもいまのわたしには、身を守る武器やバリケード、当面の食料すら持っていないのだ。
無防備なわたしの姿は、さしずめ彼ら自身の安堵感を得るための材料にすぎないのだろう。
自転車で通り過ぎて行くわたしの後ろ姿を、ジッと見つめている眼。
なんだかとても嫌な感触がする。


98 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:36:08 ID:iWmd6+jd0

新興住宅地に比べ、昔ながらの下町や都心の住宅街には、けっこうお寺やお墓が多い。
この商店街にも、なにげなくお寺やお墓がある。
もっとも日本では火葬が一般的なので、お墓から屍人が甦る心配はないけれど、いつ死体の
化け物が襲ってくるのか判らないこの状況では、けっこう怖いものがあった。
ワンワンワン・・・!!ウゥ〜〜ッ・・・ワンワンワン・・・!!
どこかの犬がなにかに向かって、やたらに吠えまくっている。
ネコが逃げるようにして、わたしの前を慌てて横切っていく。
なにかが、このあたりに潜んでいるのだろうか?
ドキドキしながら商店街を抜けると、また車で一杯の交差点にぶつかった。
トラックが向かいのラーメン屋さんに突っ込んで、電信柱が思いっきり傾いている。
幸い火事にならなくてすんだようだが、こんなことになっても誰も出てこない。
みんな逃げてしまったのか、家のなかでジッと隠れているのだろう。
そう考えてみると、自転車でフラフラと外を出歩いている自分が、とてつもなく愚かしい
行為をしているように思えてくる。
誰もいない、乗り捨てられた車がたくさん置きっぱなしになっている道路を渡るのは、
自転車ではかなり難しそうだ。
でもこの自転車は、入学祝いに買ってもらったお気に入りだったので捨てたくなかった。
信号機はまだ動いていて、無機質的に青から赤にランプが移り変わる。
それが感情のない機械らしくて、不気味な雰囲気を醸し出していた。
横断歩道から「とおりゃんせ」のメロディーが空しく流れてくる。

 とおりゃんせ とおりゃんせ
 ここはどこの ほそみちじゃ
 てんじんさまの ほそみちじゃ



99 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/05(日) 00:38:07 ID:iWmd6+jd0

このあとの歌詞はなんだっけ、と自転車から降りてぼんやり物思いに耽っていると
後ろからガタガタという音が聞こえた。
振り返ると、静まり返った商店街の道路にコロコロと、ゴミ箱の蓋が転がってきた。
「・・・・・・」
店の脇道からゴミ箱を押し倒し、よろめきながらなにかが出てきた。
『ウウウゥ〜〜〜、ウアアアアァ〜〜〜』
派手な赤いシャツを着た男の人が、呻きながらこっちに歩いて来る。
彼の顔は血の気が抜けたように真っ青で、膜に覆われた瞳はすっかり生気が失われていた。
わたしは、この人に見覚えがあった。
今朝、向かいの家のドアを叩いていた、上下の服の色が合っていない趣味の悪い人だった。
よく見ると、趣味が悪いと思っていたシャツは、紅い血でベットリと染まっている。
ああ、なんてことなの・・・
もうあのときから屍人たちは、わたしの住んでいる街に侵入していたんだ・・・
「きゃあああ・・・!!」
絶望的な悲鳴を上げ、わたしは自転車を放り捨てた。
家にひとりで残っている母の面影が、わたしの心を一杯にしていく。
「ママァ〜〜〜!!」
潰れた車たちを乗り越え、堪らずわたしは叫んだ。
機械が奏でるメロディーが、使い物にならなくなった道路に淡々と響き渡る。

 いきはよいよい かえりはこわい
 こわいながらも
 とおりゃんせ とおりゃんせ


(・・・続く)



100 :1/2:2005/06/05(日) 01:02:48 ID:nuc0CTIk0
その日はいつもの日常だった
いつもどおりの学校が終わり、いつもどおりの部活が終わったいつも
どおりの日常の終わり方だった
けれど、そのいつもの日常の終わり方はなかった
玄関はもはや地獄絵図だった
悲鳴が飛び交い、開け放たれた扉から入ってくる人・・・いや、ゾンビ
のようなもの
そしてそれに食べられる生徒達
辺りには鮮血が飛び散り、赤く染まった肉の破片も飛び散っていた
かばんは辺りに散乱し、肉が所々なくなった生徒達も散乱していた
玄関の扉から入ってきたゾンビが私のことを見つけた
そして襲い掛かってきた
幸い、動きは遅かった、私は走ろうとした
けど、走れなかった。足は震えているばかりだった
ゾンビは私のことをお構いなしに近づいてくる
私は手に持っていたスクールバッグを投げた、勿論効果などなく、
歩いてくる妨げにもならなかった
ゾンビとの距離が30cmほどになった時だった、私はやっと走れた
走りながらも考えた。どうやればゾンビに気づかれない?そもそも
ゾンビはどうやって私たちをわかっているのだろう?
私はさっきのゾンビの顔を思い浮かべた
目はもう機能を果たしていなかった、白目だったからだ
耳はおそらく違う、私は身動き一つしていなかったのにゾンビは襲
ってこなかった・・・
となると残りは一つだった、私はそれを思いつくとトイレに逃げ込
んだ
個室に入り鍵を閉めた
鼻・・・匂いで判断しているとしたら?なら、その匂いを消せばいい、
消すのは無理でも他の匂いに紛れ込めればいいのだ、私はそう判断した

101 :本当にあった怖い名無し:2005/06/05(日) 01:06:42 ID:fragpKAjO
俺は東京くだんの文章好きだな…。


102 :2/2:2005/06/05(日) 01:09:17 ID:nuc0CTIk0
あたりから悲鳴は聞こえず、静寂が包み込んでいた
私は座り込んでいた。もうやだ、帰りたい
あの毎日平和で普通の日常に
そのぐらい経ったのかわからなかった。外はまだ暗い
そんな中、トイレのドアの開く音がした
「あれ?誰か入ってるの?もう下校時間は過ぎてるよ」
女の先生の声だった、なぜかすごく懐かしく聞こえる
普通、あんなに生徒が襲われていたのにこんな平和ボケしたよ
うな口調ではなすような先生いないだろう
怪しい、怪しかったのに私は安心しきって扉を開けた
なぜか電気がすごく明るいような気がした、先生の顔がよく見
れない
「ほら・・・早く・・・帰り・・・なさい」
なんか聞き取りずらかったが私は気にも留めていなかった
何も聞こうとも思わなかった、あれは夢だったのだ
玄関にも血の跡すら残っていなく、いつもどおりの玄関だった
なにかおかしいとすれば、少しからだがだるく、なにかからだ
が異常だと言うことだろう
けれど、私はそんなことも気にせず玄関を出た
きっと夢のせいだと思ったからだった
玄関の外は荒れきった世界だった
あたり一面に血の跡が残っていた
さっきまでいつもの普通の校舎同様だったものも所々に血が
飛び散った後があって玄関にも血が飛び散った後が残っていた
私の体も色がおかしく、所々くさっていた、所々肉や筋肉もなかった
私は今、夢から完全に覚めたのだった
そして私は今、全てを悟った

103 :fool:2005/06/05(日) 02:17:04 ID:qfk3S2HT0
三角関係、一般にはどうなのかわからないのだが、
愛する人よりも恋仇に対する思いの方が勝ってしまうことがある。
今の私がそうだ。もちろん今でも彼女のことを愛している。
しかし、その感情は奴に対する嫉妬に較べれば、大したものではない。

俺は奴のことを親友だと思っていた。いや、今でもそう思っている。
信頼できる奴だし、好意を持っている。だが、好き嫌いというのは一次元的な
ものではないらしい。
つまり、好きだが、憎い。「殺さないほどに好き」ではないということだ。
もちろん、私は善良なる一市民であるから、人殺しをするつもりはないのだが。

104 :fool:2005/06/05(日) 02:17:28 ID:qfk3S2HT0
私は一人物陰に隠れていた。しばらく前から雨が降り出している。
叩き付ける雨の中、私はただ奴を待っていた。
鏡で自分の顔を見てみる。まさに死人の顔だ。どうやら、まだ化粧は落ちて
いないようだ。

雨で化粧が落ちないか心配していたが、化粧が落ちる前に奴の足音が聞こえてきた。
私は気づかれないように近づくと、唸り声を上げながら奴に襲いかかった。
奴は私を引き剥がすと悲鳴をあげながら逃げようとした。私は倒れながらも
奴の「太もも」に齧りついた。もちろん、肉体的に大したダメージはない。
奴は走って逃げていった。

これでいい。私の目的は果たした。私は家路についた。
奴を待っている時は燃えるような嫉妬心で感じていなかったが、躯は
芯から冷えていた。早く家に帰って風呂に入ろう。
どうやら私は本格的に風邪を引いたようだ。家で風呂に入った後も寒気が
とれない。奴からの連絡を待ちたいところだが、私は床についた。

105 :fool:2005/06/05(日) 02:18:14 ID:qfk3S2HT0
次の日、私は扉を叩く音に目を覚ました。扉を開けると警官が立っていた。
どうやら奴が自殺したらしい。自殺する直前に私のところに電話したというのだ。
電話機を調べると確かに留守電に奴の伝言が残っていた。
「ゾンビに噛まれた。ゾンビになるぐらいだったら死を選ぶ。彼女のことを頼む。」
それだけだった。私は驚きと悲嘆にくれたふりをしてそれを聞いていた。
私は警官にアリバイを聞かれた。私は素直に風邪を引いて寝ていたと答えた。
奴が自殺であるのは間違いないようで特に問題にもされなった。

私は帰ろうとしている警官に何ともなしに聞いた。
「彼はゾンビにどこを噛まれたんですか?」
「腕ですよ。」
警官が帰った後、私は倒れ込んだ。悪寒が止まらない。
私は昔からゾンビに関して疑問に思うことがあった。なぜゾンビは生きた
人間だけを喰い、ゾンビ同士で喰い合わないのか。
奴を齧ったときのことを思い出して、その理由を悟った。

ゾンビはまずいのだ。

106 :本当にあった怖い名無し:2005/06/05(日) 02:43:12 ID:VaZthTye0
>foolさん
あいかわらずGJ!!

107 :本当にあった怖い名無し:2005/06/05(日) 03:00:40 ID:OociiLOq0
やっぱさ、foolさんも東京くだんさんもサナトリウムさんもここで
書いてる人はみんなうまいよ。改めて実感したね。


108 :サナトリウム:2005/06/05(日) 06:00:44 ID:HuYiQSff0
>>東京くだんさん
相変わらず心理描写が秀逸ですね、自分はああいった人間の内面を
文章に出来ないので、ただただストーリーを足早に前に進めていく事しか
出来ません、結果として多分みなさんよりもキャラクターが弱くなっていると
強く思います。というかコンプレックスになりそうです。

>>foolさん
「短編の書ける人間こそが、真の実力者だ」
という言葉を正に体現されている方だと思います。
こんな才能が自分にあればいいのですが、こうしたものは
努力ではどうにもならないですね、無駄を徹底的に省いた
文章とストーリーの珠玉を味わせてもらいました。
自分は拙いストーリーを説明口調でダラダラと引っ張っているだけな
気がして鬱になってきました・・・短編にも挑戦しようかな?


109 :本当にあった怖い名無し:2005/06/05(日) 07:15:32 ID:rsIjneVmO
サナトリウムさん、くだんさん、foolさん、
相変わらず素晴らしい。
1/2さんも本当にGJ!


僕も書いてみようといろいろ考え、
ゾンビとアブダクションの話を思いついたのですが、
星新一の短編で、既に似た話(ゾンビではなく幽霊でしたが)があるのを思い出し、
新しい話を創る難しさに、orz

110 :":2005/06/05(日) 10:59:48 ID:9FLeJ61AO
長編&短編入り交じって、なかなか良い感じだねえ
洗練された短編も良いけど、ゾンビのドロドロ感は長編のほうが感じられる
で重〜い雰囲気になったところで、スパッと短編読むのが最高!

職人達はオナニー頑張れ、俺はタシーロでハァハァしてやるw

111 :まこしろ:2005/06/06(月) 01:13:41 ID:xSRcHjBG0
タン!タン!タン!タタン!タン!

「来てみろ!クソヤロー!一人も近づけさせんぞ!」
高井は三点バーストではなく、セミオートで近づく「敵」に向けて銃を撃った。
怒りを込めて放たれた銃弾は頭部を捉え、「敵」は次々に倒れていく。

タン!タタン!タン!タン!カシャ・・・カシャ・・・

「今村君!弾を!」
背中合わせになり二人をかばうように後ずさりしながら高井は声を上げる。
「は・・・はい・・・!」
後手にマガジンを受け取るとリリースボタンを押す。スッとマガジンが滑り落ち、地面で跳ね返る。
高井は弾倉を装填するとボルトを引いた。

タン!タン!タタン!タン!タタン!タタン!タタ・・・

バスまでほんの数メートル。しかし、その数メートルが何キロにも感じられるほど時間が長く感じた。
ようやくバスのドアまでたどり着いた二人がバスに乗り込む。

「高井さん!高井さんも早く!」
「ああ!」
素早くバスに乗り込み扉を閉める。

112 :まこしろ:2005/06/06(月) 01:14:44 ID:xSRcHjBG0
「橋本さん、バスは?動かないか?」
「エンジンが・・・かからないんです!セルは回るのに・・・!」
「ぶつかった衝撃で燃料ポンプかなんかが故障したのか・・・クソ!どうしたら・・・?」
「なんとかかけてみてくれ!かからなきゃ徒歩で突破するしかない!」
「わかっています・・・!」
「二尉!『敵』が来ます!まだ来ます!」
「わかっている!応戦しろ!全力で応戦するんだ!引きつけて確実にしとめろ!」
「ハ・・・ハイ・・・!」
「宮本二佐にも銃を!俺の銃を!」
「二佐。これをどうぞ。」
「ありがとう・・・戦うしかないな・・・」

バスの中の「生者」たちは迫り来る「敵」と全力で戦うべく、銃を手に取りなおした。
これまでも危機的な状況に追い込まれたことはあった。
マンションでの攻防では、今回以上の数の「敵」と戦い、そして撃退した。
しかし、あの時とは状況がかなり違う・・・
マンションでは2階に陣取っていたこともあり、絶対的優位の位置関係にあったし、武器・弾薬も十分にあった。
今はバスという狭い空間に閉じ込められ、武器も弾薬も限りがある・・・
最悪の場合、徒歩で「敵中突破」を図らなければならない。
そうなることは、すなわち自分たちの「死」を意味していることは誰もが感じていた。

死にたくない・・・


113 :まこしろ:2005/06/06(月) 01:15:14 ID:xSRcHjBG0
「ひきつけるんだ・・・ムダ弾は使うなよ・・・固まったら手榴弾でぶっ飛ばしてやれ!」
高井は自分に言い聞かせるようにぶつぶつとつぶやいた。
「来たぞ!撃て!」

タン!タタン!ドン!タン!タン!ドン!
タタン!タン!タン!ドン!ドン!タタン!

激しく鳴り響く銃声・・・打ち込まれる銃弾・・・
近づく「敵」は次々に倒れていく。しかし、その勢いは衰えることがなかった。
さらに数を増し、「獲物」にありつこうとバスへと近寄ってくるのだった・・・

「後方!います!」
「今村!後ろへ回れ!」
「田村さん!手榴弾を!」
「手榴弾!行きます!」

ドオォォ―――――ン!

爆発音とともに十体以上が吹き飛ぶ。
「弾をくれ!弾がない!」
「日高二尉!これを使え!」
橋本は64式自動小銃を投げ渡すと腰の9ミリ拳銃を取り出した。

114 :まこしろ:2005/06/06(月) 01:15:49 ID:xSRcHjBG0
「ちくしょおお!くたばれ!くたばれ!来るな!来るな!」
バスの後方で銃を撃つ今村は半狂乱の状態であった。
「クソ!もうダメか・・・このままじゃ・・・」
さすがの高井も半ばあきらめ、死を覚悟していた。
今、自分に出来ることは迫り来る「敵」に一発でも多くの銃弾を叩き込み、少しでも生き永らえることであった。

ガウン!ゴゴゴゴォォォ・・・・

「・・・!なんだ!?何か車両が来るぞ!」
銃声に混じって響く音は間違いなく何らかの車両であった。それも大型の車両と思われた。
その音はこちらに向かってくるようであった。
バスの周囲を取り囲んでいた「敵」の一部が音の方向へゆらりゆらりと向かって歩き出す。

「橋本さん!あれ!」
高井はその光景がにわかには信じられなかった。
「敵」で埋め尽くされた路地に一台の大型トラックが突っ込んでくる・・・!
襲いかかろうとする「敵」を除雪車よろしく跳ね除けながらバスの方へと向かってきた!

「助けか?誰だ?!助けに来てくれたのか・・・?!」

トラックは確実にバスの方へ向かって走ってくる。助けに来たのか・・・誰が・・・?

115 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 01:30:48 ID:x7YzV9B4O
くだん氏ね、他の作者さんたちの迷惑になるからいい加減やめろ

116 :サナトリウム:2005/06/06(月) 06:17:36 ID:+ZM8VIip0
「立て篭もるのは自由ですが、感染はもう街ぐるみですよ」
「知ってるよ!だからこのドサクサでここを嗅ぎ回る物騒な人間もいるだろう、
アンタみたいにな!あいにくだが俺は何にも知らないからな!」
「まぁお察しの通り私はこの施設に色々と探し物がありましてね」
「俺の知ったことじゃないな!」
「ここは見た目よりかなり近代的なシステムですね、セキュリティや各部屋の
ロックも通電してこそ作動するようになっている、せっかく複製したキーも
これでは使えない、実のところ、あなたよりもこの電圧室に用があるのですが・・・」
「やっぱり盗人だな!萩生田のモンか?」
「萩生田とは関係ありませんが、でもそんなことあなたにとってはどうでもいいこと
じゃあないですか?今は生き延びたいんじゃないですか?出来れば取引したいんですが」
「そんなことしたら殺されちまうよ!」
「このままでも死んでしまいますよ?吉川一族の誰かがあなたを助けに来るとでも思って
いるのですか?それにこの事態に収拾が付いたとしても、もう一族にはそんな大それた
事は出来なくなるはずですよ、随分と死人も出ているようですよ身内にも」
「上手い事言いやがって!俺も殺す気なんだろう?」

117 :サナトリウム:2005/06/06(月) 06:20:10 ID:+ZM8VIip0
「取引したいと言ったでしょう?それにこのドアを開けるだけなら、銃なり爆発物
なりで、簡単に出来るんです。あなたと取引したいからこうして話しているんですよ。
こんなところで死にたくはないでしょう?」
「・・・俺を助けてくれるのか?」
「まあここから出るまでならお手伝いしましょうか」
「・・・・解った・・・・」
少し思案した後、男はドアのロックを開けた。
電圧室の中からは、センスの無いカジュアルな私服姿の青年が姿を現した。
小太りで年齢は25歳ぐらいに見え、沈痛な面持ちは、ある種の諦観も伺えた。
「うわっ!何だよその格好、特殊部隊か?」
青年は、私のいでたちに仰天した。
私は戦闘服に身を包み、ヘルメットにガスマスク、火薬その他の荷物を満載したリュック
の下には薄手の脊椎パットまで装備していた。
3つのホルスターにはリボルバーが2丁にオートが1丁、ショットガンを携えて肩からは
MP5サブマシンガンをぶら下げている。常人からみれば、かなり異様な風貌だろう。
「こんなところに潜入するからには、これくらい必要かと思いましてね」
「ヘンな声だと思ったよ・・・・俺を・・・撃たないんだな?」
「そういったでしょう?」

118 :サナトリウム:2005/06/06(月) 06:22:40 ID:+ZM8VIip0
「必要な情報を引き出すまでのことかもしれない・・・」
「・・・まぁそうですね」
「だが俺には選択肢が無いからな・・・」
青年は橋本と名乗った。この苗字も吉川の分家筋にあたる。
確かにシャツの右胸にも「橋本浩二」と書かれたネームプレートを付けていた。
幸い青年は、思いの他、施設に精通していた。
この施設のシステムを管理するSEの補佐業務をしているという彼は、電圧室の
一部ブレーカーを復旧させ、私の目的とする書庫や資料の保管されている部屋の
開錠作業を進めながら、現実を見ない指示を繰り返すホワイトカラー「白衣野郎」
「背広」と、その実務に関して不満を漏らすブルーカラー「作業員」との間に立た
される様々な苦労を私に話し、延々と愚痴をこぼした。
「背広はさっさと逃げやがった。白衣もテメエ等だけ助かろうと、他の職員を見殺し
にして、シェルターやサナトリウムの地下に逃げやがった。それだけならまだ良い、
あいつ等は屍人が追って来れないように、俺たち職員がまだ残っているのを知っいて
通路のシャッターを下ろしやがった!」
「それは酷いね」

119 :サナトリウム:2005/06/06(月) 06:25:33 ID:+ZM8VIip0
「だから俺は皆の逃げ道を開けようと管理室・・・今向かってるこの先に行こうと
思ったんだが、もう廊下が屍人まみれでさ、囲まれる前に引き換えしたけど、奴等
そこら中から群がってきて、ドコにも逃げられなくなって、あの電圧室に隠れていたのさ」
「サナトリウムともここは繋がっているのかい?」
「そうだよ、極秘だけどな・・・・こうなったら知ってることは何でも教えるよ、でもあんた
の言う内藤隼人なんて男の事は知らないし、「屍人追い」の事なんか、書類データのフォルダ名で
見たことがあるくらいで、内情はゼンゼン知らないよ、もし「白衣野郎」が逃げ遅れてどこかに隠れ
てたら、そいつにでも聞くんだね」
自分が殺されるかもしれないと言った不安をかなぐり捨てるようにまくし立てる青年の言葉は、私に
期待以上の情報を与えてくれていた。
電圧室で一部のブレーカーを復帰させ、システム管理室の端末から書庫や資料室・保管庫のロックを
外す事に成功した青年は、得意げに私に微笑んだ。
「どうだ、簡単なもんだ、ついでに一部の屍人も閉じ込めてやったぜ、もう少し早ければ生存者も助け
られたかも知れなかったけどね・・・・」
「まだいるかもしれないだろう?」
「そうだな」
私たち二人は資料室や保管庫のあるブロックに向かった。

120 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 08:07:11 ID:WvNgi4M4O
チラシの裏

くだん氏に粘着する椰子へ。

削除依頼が出ているよ。
コテに対する粘着は、2chの規約を読み直す事をお勧めする。

削除申請を繰り返して、ある程度たまったら、
重要扱いでアク禁申請だな。

チラシの裏終了

121 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 10:50:56 ID:tkKAqe2i0
放置しとけばいいのに・・・
規制の煽りで小説投下してる人まで書き込めなくなる可能性だってあるんじゃないの?
アク禁って個人特定で出来るんだっけ?

122 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 13:00:50 ID:D2UzJN9+0
>>121
2chからプロバイダにアクセスログが渡され、プロバイダから個人に警告が行くことがあります。
2chからは固定IPでなければ個人特定でアク禁はでき無いと思います。

悪質な個人攻撃なので、アク禁出来るならして貰いたいですが。

123 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 14:31:55 ID:WvNgi4M4O
チラシの裏開始

しょうがないだろう。腐ったリンゴは早急に排除しないとな。
プロパ単位でのアク禁になって巻き込まれる事になっても。
PIPさんに続く作者さんがでてからでは、遅い。
くだん氏に対する、悪意ある書き込みが有る度に削除依頼をする。
それが数次に渡れば、それを実績として、運営側に依頼する。

チラシの裏終了

124 :本当にあった怖い名無し :2005/06/06(月) 17:10:01 ID:2XKSHtam0
でも粘着さんってリアルに見てたらとても興味深くないですか?
たぶん、世に言うストーかと同じ行動原理なのではないでしょうか?
自分の考えが認められず、自分の心がプライドが傷つけられた自分は感じる
何故、誰もわかってくれないのか、葛藤に襲われる
何とか判って貰おうと独善的な行動をとる
もちろん自分でもその行動が常軌を逸してるのが判る
自己嫌悪
否定的な感情がまた自分を突き動かす
自分で自分が止められない

もし自分がやられたらガクガクブルブルものですが、まぁ他人ならまだ冷静に見られます
ストーカーを対処するにはいろいろ方法があるそうですが
ストーカーが極々一部の器質的な障害(知能や認識、運動等)を持つ場合は対処が非常に難し
く(ここはゾンビ以上かも)事件に発展する可能性も極めて高いそうですが、それ以外の場合は
相手の話を聞く。相手にもこちらの意見を聞かせるとうで解決する用意があることを判って貰う
等の段階で解決の可能性もあると聞きます
どうでしょう粘着?さん
ここはもう一度あなたの意見を述べてみては?(できるだけ初見の人にも事情が判るように説
明して頂ければ有り難いのですが)敵味方の境界を作らず他人の意見を聞いてみては






125 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 18:38:16 ID:+ieR5xqyO
俺はパソない環境、文章力ないこともあり、ずっと作者さん達の作品見てそれを文句言わず楽しんでた一読者ね。
でもさ、このスレだけに限らず、他の創作系スレでも今みたいな荒らしはよくあり、結果前スレのPIPさんみたいに荒らしに耐えきれず断筆宣言をする人は結構いるわけ。
そりゃあ叩かれる原因はあるから粘着に罵倒されても仕方ないと思うよ。
でも、そういうので次々と書き手がいなくなって結果的にスレが寂れたりするのはハッキリ言ってイヤだね。


とりあえずくだんさんは非がないわけじゃないんだから自分の非を認めて素直に謝るべき。
粘着どもは謝罪さえ見れれば満足なんだろ?謝罪見たらグダグダ言わずさっさと失せろよな。

126 :ゴミ文:2005/06/06(月) 19:32:33 ID:a2qxG3Vt0
あれから俺はゾンビ板でちょくちょく( ´;゚;ё;゚;)ゾンビと会話した。
といってもヤツの書き込みは
[マタ チョンカ] とか [ゾンビ テラコワス・・・] とかの
意味不明な言葉だったりカタコトだったりするのだが・・・
ま、今は脳みそ無くて生前の日常的行動で動いてるだけだから仕方ないわな。
つーか、お前ゾンビですから、ゾンビを怖がってどうするよ?
たまに生きている人間の書き込みもあったが、( ´;゚;ё;゚;)ゾンビのキモイ書き込みに
[ こいつマジキモイ 氏ね ]とか書き込んでたな。
ヒント:ゾンビ
とかやってる内に、恐ろしくハラヘリでキーボードを打つ力も無くなってきた・・・
その事をカキコすると、( ´;゚;ё;゚;)ゾンビの家には食料があるらしい。
[ オレ メシ (゜凵K)イラネ ]
お前のメシは人間だろうに・・トコトンヘンテコさんだなぁ
食料イパーイの情報は、うらやまスィがそこまでたどり着く体力が残ってないよ・・・ママン('A`)
もうダメポ・・・・
俺は居間でひっくり返りながらそんな事を考えていた、とその時。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」
かわいい妹が(((;゜Д゜)))しながら飛んできた。
かわいい顔が青ざめてますます萌え〜
('A`)ハァハァ しかし、ハァハァする体力もあとわずかだ。
「どした?」
「お姉ちゃん、ゾンビが、ゾンビが来るよ〜(つД⊂)」
ハハーン、お迎えが来やがったのか・・・お前が俺の死か・・・
窓の外に目をやると向こうから1匹のゾンビがフラフラとこちらに向かってくるのが見える。
ヤツだ!
どんなに遠くからでも固体を判別できる異質な存在!巨体を震わせながら迫ってくるアイツは!
( ´;゚;ё;゚;)ゾンビだ!

127 :ゴミ文:2005/06/06(月) 19:35:31 ID:a2qxG3Vt0
その童貞ヤローはゆらゆらと家の前まで来ると、風呂場の窓の外で停止した。
お前が来る場所はソコ限定かい!
とりあえず外に出てその片手ヤローと対峙した、下にはこの前落とした左腕が落ちてるwww
「ヨウ、なんのヨウだよ」
( ´;゚;ё;゚;)・・・・・
くそ!ゾンビヤローには俺の高等なシャレは通じねーかヽ(`д´)ノウワーン!!
テレ隠しにぶん殴ってやろうかと、バールのようなモノを振り上げた時
( ´;゚;ё;゚;)ゾンビは右手を俺の前に差し出した。
右手には何かがイパイ詰まったビニル袋が下がっていた。
「ナンダ?これ?」
俺は袋を受け取り、中を覗き込んだ。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜ヽ(´フ`) ノ ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
なんと!中にはお菓子や缶詰などの食料がテンコモリ!!
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
あああ、イケネ思わず叫んでしまった!
幸い、その声を聞きつけたゾンビは居ないようだ( ;゚∀゚) =3
コイツ・・・わざわざ持ってきてくれたんだ・・・俺はソイツの顔をマジマジと見た
( ´;゚;ё;゚;)・・・・
全く無表情でやがるwwwww
俺はありったけの笑顔で( ´;゚;ё;゚;)ゾンビに微笑んだ
自分で言うのもなんだが、俺は結構美人だ。
通っていた学校でも1位2位を争う美少女だった。
ふわりと長い黒髪をなびかせて歩けば、男子の注目をいつでも浴びた。
(あくまでも性格がバレなければの話だがwww)
俺様の100万ウォンの笑顔に、さすがのヤツもうつむいてモジモジしだした。
カワイイやつめ( ´∀`)σ )゚;ё;゚;)
ん!? それがいけなかった、( ´;゚;ё;゚;)ゾンビが突然行動を開始したのだ!

128 :ゴミ文:2005/06/06(月) 19:39:00 ID:a2qxG3Vt0
( ´;゚;ё;゚;)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
おいおい、どこ押えてんだよ (/ω\)ハズカシーィ

  ( ´;゚;ё;゚;)
 Σ⊂彡_,,..i'"':
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘
コヌヤローてめー何する気だああぁぁあぁ!

  ( ´;゚;ё;゚;)ムシャムシャ 
  つi'"':
   `、:_i'
食うんかい!!!

( ´;゚;ё;゚;)・・・・・・・・・・・?
お?何か違う事に気が付いたか?

  ( ´;゚;ё;゚;)
 Σ⊂彡_,,..i'"':
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘
やり直しかっ!くるか!コヌヤロー!

  ( ´;゚;ё;゚;)ムシャムシャ 
  つi'"':
   `、:_i'
やっぱり食うんかい!!!

129 :ゴミ文:2005/06/06(月) 19:42:29 ID:a2qxG3Vt0
ティッシュを1箱消費し満足げにゾンビが帰った後、俺と妹は久しぶりに食料を堪能 (゚Д゚)ウマー。
ウマウマしてると一番下からB5封筒が出てきた
??なんだこりゃ?
中から出てきたのは1冊の同人誌、どうやらCCさくらのようだ。
「わぁ、さくらちゃんの本だー」 かわいい妹が反応した そいや好きだったな。
中を開いてビクーリΣ(゚д゚lll)
エロ同人じゃねーかよ! 何考えてんだアイツ! いや、何も考えてねーかwwwww
しかし、かわいい妹は食い入るようにページをめくっている。
ホッペは真っ赤、目は真剣。
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア/ \ ア / \ ア 
萌え死ぬ〜〜〜〜
その妹の姿でひとしきり(*` Д´)//ア//ア!! した後、俺はPCの前に正座した。
ゾンビ板にはすでにヤツが来ている。
お礼を書きゃなきゃ
[ オレがお礼 ]
( ´;゚;ё;゚;)・・・・・
やっぱりシャレは通じねー ヽ(`д´)ノウワーン!!
ところで、あのエロ同人は何なんだ?とヤツに聞いてみた。 
ヤツからの回答
   ↓
[ オ カ ズ ]

130 :ゴミ文:2005/06/06(月) 19:46:55 ID:a2qxG3Vt0
第3話投下、今回はいまいちノリが悪かったです。
ドーモスンマセン (;´Д`)

次回は主人公「俺」とかわいい妹に迫り来るゾンビの大集団!
「俺」は生き延びる事が出来るか!!
をお送りします。
くだんさんや、まこしろさんみたいにシリアスを目指します!(`・ω・´)

水曜か木曜に投下予定です。
ドーモスンマセン (;´Д`)

131 :本当にあった怖い名無し :2005/06/06(月) 20:34:00 ID:SkuipHuD0
    ヾヽヽ  
  ミ川*’ー’)ミ
 ∋oノノハヽ  
  川*´ー`) < ゴミ文さんGJやよー 
   (つ ⊂)   
    |__∧_|   

132 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 21:38:05 ID:rbK/BIHU0
作者の皆様、いつも乙です&いつも楽しませて
いただき、ありがとうございます。

しかし、くだんさんの作品は、読んでいて精神的に
キツいですね。それだけ人を引き込む力のある文章
なんだと思います。
今回も、ゾンビ化したママがタッくんに襲いかかるような
展開になるんじゃないかと、ハラハラしながら読んで
ました。

133 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 23:17:03 ID:kxTrykVr0
ゴミ文テラワロスwww

134 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 23:27:57 ID:5gi4ba/b0
ゴミ文氏ね、じゃねテラスゴス。
一発ネタなら似たようなの作る自信はあるけどそこまで連作で引っ張れねーよ。
もうね長編化キボン。

ところでおたく「みなぎる勇気、あふれる希望、ふたりはプリキュア」の人?

135 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 23:45:14 ID:qhAZnITRO
ゴミ文さん、GJ!
オモシロス!☆(ゝω・)b

136 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 00:01:09 ID:JfILK8Wc0
ゴミ文さん、すごく面白かったです。

137 :ゴミ文:2005/06/07(火) 02:41:36 ID:rXCIVEJ70
みなさん、ありがとうございます。
力がモハーと湧き出てきます!(`・ω・´)

>>134
自分はプリッキュアの人ではありません。
ただの読み手です。

138 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 02:42:03 ID:AO9+CUDdO
ちゃねらーのツボ付きまくりですね。匠ですね。ここの作家さんは本当素晴らしい職人さんばかりです。発表の場がここだけというのは勿体ない気が、、。そのうち[電車男]みたいに、単庫本!→映画化!!を秘そかに期待します。

139 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 03:22:44 ID:V/OprlfF0
シリアスグロ有り、シリアスバイオレンス有り、ホラーミステリ風有り、2chワールド有りの
てんこ盛りの素晴らしいスレですな。

140 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 09:40:29 ID:Khd0OtlHO
ゴミ文さんマジGJだわ。
すげオモシレ(´∀`)

141 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 11:24:08 ID:0YAkoVPHO
じゃあ1粘着の意見を述べておこうかな

少なくとも俺個人は(結果はどうあれ)スレを荒らすためにやっているのではなく
くだんさんに形だけでも一言謝ってほしいだけ。
foolさんは何も言っていないにしても、断りもなくパクられたら
普通はいい気しないでしょ

加え、元からくだんさんを嫌悪していた人間に餌を与えることになって
その結果スレが荒れたのは間違いないだろうし

くだんさんがパクりの件に関して謝ってしまえば粘着する理由が消える人間もいるでしょ。例えば俺ね。

道理的にもスレのためにも、くだんさんは謝るべきだと思う。
それさえしてくれれば俺は消えます。あと氏ねとか言ってす***ってす。

142 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 12:26:18 ID:pq3OVWa40
>>141
余りにも明確に意見を書かれたので、煽りじゃ無い事が前提で書かしてもらうよ。

 141の言ってる事は間違って無いと思うがココで
>foolさんは何も言っていないにしても、断りもなくパクられたら
>普通はいい気しないでしょ
 は、余計な事じゃないかな?
 当事者2人以外は部外者なので、「その事」の謝罪を求める事は関係無いのでは?

 しかし、結果としてこのスレを荒れさしたのも事実だし、当事者以外の確執を生んだ
事も事実ですよね?

>加え、元からくだんさんを嫌悪していた人間に餌を与えることになって
>その結果スレが荒れたのは間違いないだろうし

 これは、最もな意見だと思うよ。
オープンな場で作品を発表し、それが原因でスレが荒れ、「自分流」のけじめを全うしたと言う。
しかし、その「オープン」な場で、一部で有ったとしても当事者を受入れる事が出来ないと言えば
その事に対しては謝罪すべきでは?
ココに書く事がオナニーでナルシストで無ければ、十分判ってると思うが…
 
 小さな公園で野球をした事を初老の方に注意を受ける。
「俺はメジャーを目指してるし、彼方以外誰も文句は言ってこない。
まして、ココに居るのは向こうの砂場で遊んでる子供だけじゃないか?
誰に迷惑をかけている?文句があれば当事者が直接俺に言えばいいじゃないか?」
 
 果たして大人の意見なのだろうか?
当事者とは、甲と乙だけでは、無いような気がするが…

長文失礼しました。

143 :本当にあった怖い名無し :2005/06/07(火) 12:33:49 ID:nhuvZZ5s0
>>141
率直な意見、意思の表示は一傍観者としては感じるものがあります。

残念ながら私は過去ログ等見られず(Notfoundなんで)で所謂パクリ
の検証もそれに対する反応も知ることも出来ない本当の傍観者です
141氏の意見が妥当なのかどうか、出来ればこのスレを支えてきた
皆様の意見を聞ければと思います




144 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 14:23:51 ID:6tS0hc6I0
未だにスレのルールを理解できない奴らがいるな。
なんでこんな簡単な規則が守れないんだろう。
ここはお前らのグチをたれ流すチラシの裏じゃねぇんだつーの。
特に俺の上にいる>>141>>142>>143
罰として正座しながら>>3を100回読み、荒らしたことを作者さんたちとスレ住人へ謝罪しろ。
あともう二度とここへは現れるな。みんなの迷惑だから。

145 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 15:20:48 ID:Z96Q6Ek9O
>141
過去ログ見れないから何とも言えない。
それに、昔何があったかなんて、僕は興味無い。
あなたが何を言おうと、僕から見れば荒らし行為でしかない。
他人(僕も含めて)に迷惑かけるのが正当化されるほど、
あなたやあなたの意見に価値が有るとも思えない。
故に結論は簡単。気に入らなきゃ、あなたが出て行け。

146 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 15:34:00 ID:5y7+bj7JO
まぁ、みんな熱くならずに落ち着こうよ。
なんか前スレに1つ投下されてるんだけど続きかな?
詳細知ってる人キボンヌ。

147 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 16:07:31 ID:lj+LbNlR0
>>142
いや、その例えはおかしいぞ。野球に例えるなら、くだんがいる場所は公園じゃなくて、グランドだろ?
野球場で練習しているアマチュアチームがいて、そこに所属しているくだんという選手が素振りの練習をしている。奴はそこそこ結果を出す選手だけど、あくが強く自己流の練習をしていた。
すると観客だったジイサンがいきなりグランドに降りてきて、おまえさん、そんなスイングじゃ駄目じゃないか、基本ができとらん、と怒り出した。
ほかの観客はぽかーんとしてるし、くだんも無視して練習を続けるが、ジイサンは怒り心頭で、わしの言うことを聞かんか、この無礼者めが、そんなんじゃお前ら優勝はできんぞとかわめきだして、野次馬がそれに便乗し始めた。
くだんが無視してもくもくと練習する横で係員につまみ出されようとしているジイサンは、それが目上に対する態度か、誤れ、謝れと必死でいってる。
こんな状況じゃねーのか?


148 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 17:04:47 ID:bA6VQtKN0
147がなんかいいこと言ってるけど

どう考えても創作小説を投下するスレじゃなくなってるぞ
おちつけよオマイラ
作品を楽しみたいだけなんだよ

149 :ゾンビ・ゲーム作者:2005/06/07(火) 17:25:42 ID:ksjzXmeGO
このスレみてないが、荒らしうっさい。黙れ。雑談になっとる

150 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 17:37:46 ID:56uxQWa0O
くだんさんを叩いてる人に聞きたい
もし彼の正体がローティーンの可憐な美少女だったらどうする?

151 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 17:56:12 ID:ChieiDdv0
流れを完全に無視して糞短編投下


『…世界規模で謎の奇病が発生しています!この病にかかると身体が腐り、まるで…』

「ゾンビのようになります」

ニュースキャスターの台詞を引き取って、俺がそう続ける
『―――――――』
テレビはまだ続いているが、俺にはもう関係の無い話だ

「ゲームの中だけの話だと思っていたんだけどな…」
俺はゾンビだ。まだ自我がある

「死にたくは無かったんだがな…」
他人を殺すわけにはいかない

「さよなら」
死にたくない

「さよなら」

152 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 18:22:29 ID:Uhly3nAcO
ゾンビの創作スレってオカ板の範疇か?

153 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 20:34:44 ID:rCOFHvSP0
>>147
何となく、納得出来るぞ
くだん叩きのアホは、自分にそんな権利が無い事を認識出来ていないらしい。
コイツは、謝れと騒ぐが、「誰に謝れと言っているのだろうか?」
foolさんにかぁ?くだんさん本人は、foolさん本人が指摘したら謝ると言っていたぞ

しかもくだん荒しは、くだんさんの姿勢が不快だから粘着すると言う
だが、現在はコイツの存在が、最早皆にとって不快である。


154 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 21:13:01 ID:sAEsOz5V0
http://web.archive.org/web/20010830074159/sakura.ange.ac:8080/archive/aori.html
より

May 14, 2001 (Mon) 18:42 - やさしい煽り学

文字で何と書いてあるかではなく書いた人間が一体何を狙ってそこにその文章を
書いたのかを考える。文字はほとんど読む必要はない。なぜなら彼の本当の狙いは
文字としては書かれていない。狙いが分かったら後はそれを失敗させる。

「狙い」の典型的なパターン
場の雰囲気を悪化させたい。
誰かのやる気を無くさせたい。
誰かと誰かの関係を悪化させたい。
煽りに反応させることで相手の人望を失わせたい。

それらを為すことで自己顕示したい。

煽る人間は煽ったことで何かが変わって欲しいと考えているので反論だろうと
罵倒だろうととにかく誰かから何らかの反応を引き出せたら成功であると
いうことに注意しなくてはならない。最も多くのケースを効果的に解決
できる手段は「全員一致での無視」である。

また、煽りという手法をよく知る人間にとっては煽りに対して真面目に反応している
人間というのは極めて無様に写る。もしあなたが既に人望を持つような立場の人間で
あるなら全ての煽りに対して常に冷静に対処しなくてはならない。



155 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 21:17:31 ID:VqurFpRw0
>>152
かなり初期に運営からオーケーが出てる。
板違いとして出された削除依頼も、削除人が創作板よりもオカ板の方があってるといってスルー。
問題なしだから安心して良いぞ。

156 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 21:31:26 ID:AO9+CUDdO
前スレでコソコソと作品書いたものです。スミマセン。ここの作家さん達が楽しそうだったのでマネゴトさせて貰いました。携帯から、さらに[sage]位しか分からないので本スレに投下するなんて失礼な事出来ないです。それで勝手に前スレの余白に書かせて貰ってます。不愉快でしたらゴメンナサイ。

157 :本当にあった怖い名無し:2005/06/07(火) 21:35:45 ID:sAEsOz5V0
>>156

そんな事言わないでさ。
本スレに投下してよ。

158 :141:2005/06/08(水) 00:10:40 ID:bhuckEG9O
なんかなー…
伝わらないもんだなぁ

気に入らないなら出てけ、なんて荒らしに通じるはずないじゃん
だから、荒らしの食い付いてる「パクり」って餌を無くしてはどうかって…
謝罪を求めてるんじゃなくて、なんだろ、提案?したいんだよー

そもそもくだんさんが「パクった」ことを認めるレスをして
その上で「問題ないだろ中国人黙れ」てレスしてるわけじゃん
食い付かれて、スレが荒れて当然だと思うんだけど…?

仮に俺みたいのがいなくなったところで、「くだんさんの考え」がこの形であっては
意味がないと思うわけ。こう主張することと「荒れるから出てけ」って
主張すること、何がどう違うんだ?

159 :本当にあった怖い名無し:2005/06/08(水) 01:21:42 ID:b55xoKc80
別にくだんさんと実生活でお友達になりたいわけじゃなし、くだんなんて人が
何者だろうと関係ない。ただ面白い小説をここにうpしてくれりゃそれでいい。
面白くなけりゃ忘れ去られるだけ。
ま、面白い、つまらんは人それぞれ。俺は満足させてもらってるからもっと
続けてもらいたい。そうでない人は無視すればいいだけ。
ここはそれ以外のことを議論する場ではない。
パクリに文句があるなら当事者同士で片付けろ。部外者はすっこんでろ。
せいぜい一回意見すりゃ充分だろ。無視されたんならそれが相手の答え。
その程度の人格破綻者だってことで以降捨てておけ。
(人格破綻者ほどいいもん書くわけだがw)

むしろこんなオナニースレでそこまで粘着できるほどパクリが憎いなら
そのエネルギーを韓国企業相手に向けて日々粘着してもらいたい。

160 :本当にあった怖い名無し:2005/06/08(水) 02:17:25 ID:6A15oJRfO
もうええっちゅうねん!
文句垂れてる奴はさっさと出たらええねん。
オマエらのスレちゃうやろ?
気にいらんのやったら見んでもええやん?
だいたい『ゾンビ』を題材にしてる時点でみんなパクリなんちゃうんかい!
グダグダ言うなやボケ!

161 :本当にあった怖い名無し:2005/06/08(水) 02:30:59 ID:vtwlKw+C0
ぬるぽ!!

162 :146:2005/06/08(水) 02:42:41 ID:g1A+rG+QO
>156
あなただったんですね!
前々々々スレくらいから読ませてもらっているんですけど、
「すごい面白そう、前にも書いてたのかな?」と思いましてカキコさせてもらいました。
是非これからも、実生活に支障をきたさないようでしたら投下お願いします。
みんなほんとにいいもの書きますよね。尊敬します。
だからこそ、不毛な争いはやめて欲しいな…。
こんな荒れ気味な時には、きむたんくがいれば…
ってかまだ、きむたんくの作品見たことないような…。
きむたんく…投下待ってるよ(´・ω・`)

163 :戦車男:2005/06/08(水) 03:10:23 ID:W5g7hD1mO
いいえ。その方々とは違います。スミマセン。感想は何回か書かして貰いましたが、昨日初めて作家さん達のマネゴトさせて頂きました。2ちゃんのルールも仕組みも分かってなくとても本スレで書ける代物でないと思うのですが。でも読んで頂きましてありがとうございます。

164 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/08(水) 11:37:05 ID:2/qPVkoK0

非常階段から屋上に出ると、強い風が3人を向かえた。
ヘリはあった、救急隊員の無残に引き裂かれた死体と1対の人間ではない親子と共に。
パンっパンっ。
病院の屋上から乾いた音が2発轟いた。

「あのさ、あたしもエモノ欲しいんだけど、ちょっと寄り道していい?」
ヘリで飛び立ってしばらくすると、ミリーがそんなことを言い出した。
「ダメだ、今地上に降りるのは危険すぎる。」
ヒースはキッパリと言い放つが、レインは。
「いえ、いい案かもしれないわ。 私のはいいとして、教授あなたのベレッタにはもう6発しかないはずよ。」
「ん・・・む、しかし今は危険な状態じゃないし、今から安全な場所へ行けば。」
「何をどうもってして、『安全』なのさ? それに、あたしだってカッコつけたいのよ。」
ミリーは軽くウィンクしてみせた。

ヘリは休日の大型ショッピングマーケットに着陸した。
「一応はシャッターも下りてるが、油断するなよ。」
ミリーは不承不承といった感じで中に入っていった、レインとヒースも後に続いた。

165 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/08(水) 12:05:05 ID:2/qPVkoK0

マーケットの中は見事に無人であった。
「誰かが逃げ延びているかなとは、思ったが・・・誰もいないのか?」
それでもヒースは銃を構えたままの姿勢で歩いていく。
対照的にミリーとレインはのんびりと銃火器コーナーへ向かう。
「おいおい、大丈夫なのか?」
ヒースが情けない声で問うと。
「ここはあまりにも都市に近すぎる上に食料品が無いわ。 ほとんどの人が心配するのは
 戦うための武器よりも、まずは生き抜くことでしょ。 
 それに、シャッターは下りていても、周囲はすでにヤツらで一杯なんだから。」
「あたしだったら、車で都市から離れるだけ離れて周囲を柵で囲まれた食品を取り扱ってる
 マーケットに篭るわね。」
ヒースははぁ・・・とため息をついて、2人の天才少女の背中を見つめた。

銃火器売り場に入るや否や、ミリーは颯爽とリボルバーコーナーへ向かった。
「通り名は蛇使いのミリーだったな、そういえば。」
ヒースがつぶやく、レインはその言葉に首をかしげるが、戻ってきたミリーの手に握られた銃を見て
納得した。
コルトキングコブラ 2.5インチとコルトパイソン 4インチ。
「蛇使い・・・。」
「あぁ、まったく・・・これで暴れ牛と毒蛇がそろったわけだ。」
レインとミリーの視線が合い、そして2人は目で笑った。

166 :本当にあった怖い名無し:2005/06/08(水) 12:55:08 ID:svtxkK2U0
出遅れたがゴミ文さん凄えなww

167 :本当にあった怖い名無し:2005/06/08(水) 14:55:17 ID:DlcXaqLKO
ダリオさんGJGJGJ!!


もうね、ショッピングモールって単語が出ただけでドキドキしちゃったよヾ(´∀`)ノ

168 :本当にあった怖い名無し:2005/06/08(水) 21:06:32 ID:7h0vLBIMO
Good Job
蛇使いってCoolだな。
思わず(*´Д`)ハァハァしてしまった。

しかし、スレすごい数で釣られてるな…
釣師の方へ、キャッチAndリリース禁止ですので釣られてる奴らはお持ち帰りください。

169 :本当にあった怖い名無し:2005/06/08(水) 22:45:21 ID:1XdtdeMn0
ガッ!

170 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 00:59:25 ID:FYI7htAiO
ぺ。ムカツク

171 :ゴミ文:2005/06/09(木) 02:05:34 ID:dnO1Y+dt0
その時、俺は居間に寝転がって窓から空を眺めていた。
ここ数日間は何事も無く過ぎ去っていった。
たまにゾンビがふらふら漂っているのを目撃するくらいで、他はいたって静かな町内だった。
はたしてこの町に生きている人間はどれほどいるのか・・・・あたりの窓を見ても人の気配がしない。
夜も電気がついた家が一軒もなかった。
まあ、電気をつけるとゾンビどもを呼び寄せるだけで、たいていはつけないか光が漏れないようにしているのだけれど・・・
隣近所はどうしたんだろう・・・みんな避難したか・・・隠れてるのか・・・それとも・・・・・
あぁ、考えるのはよそう・・・
このまま永遠に平和だったらいいのにな・・・・
それがあった頃には気づきもしなかった当たり前の平穏が、今は狂おしい程に恋しい・・・
今日も空は快晴だ。
地上では地獄のような惨劇が繰り返されているのに、空はそれとは対照的に
まるで地上のソレと相殺でもしようともくろんでいるのか、どこまでも、どこまでも青かった。
その綺麗な澄んだ青が、今はただ悲しい色に映る・・・・
「綺麗な色は悲しい色・・・・」
俺はぼそりとつぶやいた。
死は刻々と近づいていた・・・・

「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
かわいい妹が(((;゜Д゜)))状態で飛んできた
「お姉ちゃん、ゾンビがいっぱい、ゾンビがいっぱい来るよ(つД⊂)」
俺は慌てて窓から外をうかがうと、大量のゾンビ達がバリケードを押し分け進入してきた所だった。
1、2、3、・・・20匹以上いる!
俺は彼らに見覚えがあった。
隣に住んでいた源さんに向かいのトメさん、それから
チン吉、トン吉、カン吉、チン平、トン平、カン平、チン太、トン太、カン太、チン助、カン助・・・・以下略
(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)・・・ウラアアアアアァア
奴らは唸り声を上げながら家に迫ってきていた。
ヤバスwwwあんなに大勢を相手にできね━━━━━━━━━!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃げるべきか、立てこもるべきか、躊躇したのがまずかった!

172 :ゴミ文:2005/06/09(木) 02:07:08 ID:dnO1Y+dt0
バリリーン Σ (  )=Д゚゚
応接間の大きなガラス窓を突き破って奴らが侵入してきたのだ。
何か道具を使ったのか? それとも肉の圧力で割れたのか? どっち????
えええい、そんな事なんかどうでもいいだろ!
でも、最初に進入してきたのはチン吉?それともトン平?いやチン太か??
あああぁ、もっとどうでもいい! チクショウ〜どいつもこいつもソラマメみたいな顔しやがってwwwwww
「お姉ちゃん早く!」
かわいい妹はパニックになっている俺の手を取ると2階に駆け上がった。
階段を上がると一番奥のかわいい妹の部屋に滑り込んだ。
(何か!何か武器!)
あたりを見回すが、ランドセルだのマイメロのぬいぐるみだの、俺にとって違う意味でしか役に立たない物ばかり。
しまった!手前の俺の部屋に逃げ込んでれば、インタラネッツでゾンビ撃退法を緊急SOSできたかも知れないのに!
まだ間に合うか!?
俺はコソーリとドアを開け、外の様子を見た。
まっすぐ伸びた廊下の突き当たりが階段になっている。
ウラアアアアアァァア
結構唸り声が近い
そのうち、廊下の下からゆらゆらとゾンビの頭が見え始めた。
俺は慌ててドアを閉める、ヤツラは階段を上ってきてる!!!
窓から逃げようにも、ここは2階。
窓の下は直接道路になっていて、飛び降りるには高すぎるしロープも無い。
しかも間の悪い事に、真下では3匹のゾンビが井戸端会議をしてやがるwww
逃げられない!!!
部屋のドアがガンガン!と唸りをあげ出した、ヤツラがすぐそこにいるのだ。
ヤバイ、マジヤバイ!宇宙ヤバイ!・・・・そうだ、こんな時は!

173 :ゴミ文:2005/06/09(木) 02:10:11 ID:dnO1Y+dt0
   ∧∧
  (  ・ω・)    
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

   ∧∧
  (  ・ω・)    
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ∧∧
  (  ・ω・)    
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  <⌒/ヽ-、___
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   ∧∧ ∩
  (  ・ω・) 彡 おっぱい!おっぱい!    
  _| ⊃⊂彡 __
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

174 :ゴミ文:2005/06/09(木) 02:13:50 ID:dnO1Y+dt0
「お姉ちゃん!」 Σ(゚∀゚)
かわいい妹の声で我にかえった、危うく永久運動に入るところだった、アブネェ
どうやら寝たところで夢オチなんかにはなりそうに無い、俺は覚悟を決めた。
「お姉ちゃんも一緒に隠れようよう」
泣いてすがるかわいい妹をベッドの下に押し込むと、布団とマイメロで隙間を埋める。
囮になってヤツラの目をそらし、俺が喰われている間にかわいい妹を逃がすんだ!
この華奢な身体も細い腕もお気に入りだった長い脚も、ヤツラなんかに喰わせるのは実に惜しい、吐くほど惜しい。
でも、俺のかわいい妹を喰わせるのは絶対に耐えられない。
バーン! という大きな音とともにドアが崩壊した。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)・・・ウラアアアアアァア
ソラマメどもがガンクビ揃えて入ってくる。
「妹!俺が喰われたら”また貴重なマンコが”って心の中で唱えてくれぇ!絶対だひょ!Yは九速だz!」
涙声でマトモな言葉にならない、伝わっただろうか・・・
先頭の一匹が俺に掴みかかろうとしている。
えーと、こいつはトン吉だっけ?チン助だっけ?いやチン太か??
誰だかわからねぇ('A`)
でも良く見るとシャツに小さく”トン助”と書かれてあった。
ああ、こいつはトン助か、親が見分け付くようにシャツに名前書いてたんだ・・・。
しかし、さらによく見るとズボンには”チン平”と書かれていた。
うはwwwwwテラワカンネwwwwwwオマエラ自分のも他人のも一緒くたかよwwwwww
つーかオマエラ自身わかってなかったろwwwwwwwっうぇwwっうぇwww
そのチン太だかトン太だかのソラマメが、ついに俺を捕らえると肉を噛み千切ろうと覆い被さってきた。
もうダメポ!・・・・覚悟したその時!

175 :ゴミ文:2005/06/09(木) 02:16:25 ID:dnO1Y+dt0
その後ろから太い腕が伸びてきて、チン太だかトン太だかの頭を鷲掴みにしたかと思うと後ろに放り投げてしまった。
巻き添えでチン太だかトン太だか数匹がなぎ倒される。
(゚ρ゚)ポカーン
呆気に取られてアフォ面で顔を上げた俺が見たもの。
俺とゾンビどもとの間に立ちはだかる巨大な物体。
どんなに遠くからでも固体を判別できる異質な存在。
( ´;゚;ё;゚;)ゾンビだ!
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
見ると部屋の入り口にビニル袋が落ちていて、中からお菓子がこぼれ出ていた。
こいつ、食料を持ってきてくれたんだ!
俺に背を向けてそびえ立つ姿は、糞にもスーパーマンにも思えた。
チン太だかトン太だかの一匹のゾンビが、( ´;゚;ё;゚;)ゾンビを無視し俺の方に歩み寄ってくる。
すかさず( ´;゚;ё;゚;)ゾンビの巨体で壁に押し付けられ、凄まじい肉の圧力でペシャンコになってしまった。
カコイイイ!!!!!! ヽ(゚∀゚) ノ  胸キュン
( ´;゚;ё;゚;)・・・・・
でもwwwテラキモスwwww
ゾンビの集団はようやく( ´;゚;ё;゚;)ゾンビが敵だと判断したらしく、一気に( ´;゚;ё;゚;)ゾンビに襲い掛かった。
(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)・・・・・ウラアアアアアァア
(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)( ´;゚;ё;゚;)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)・・・・・ウラアアアアアァア
(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)( ´;゚;ё;゚;)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)・・・・・ウラアアアアアァア
(゚Д゚)ポカーンと俺はその激闘の様子をただ見つめていた、見る見るゾンビは減っていく。
(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)( ´;゚;ё;゚;)(゚3゚)(゚3゚)(゚3゚)・・・・・ウラアアアアアァア
(゚3゚)(゚3゚)( ´;゚;ё;゚;)(゚3゚)(゚3゚)・・・・・ウラアアァア
(゚3゚)( ´;゚;ё;゚;)(゚3゚)・・・・・ウラー
そして・・・・
気が付くとあたりは静寂に包まれていた。

176 :ゴミ文:2005/06/09(木) 02:20:36 ID:dnO1Y+dt0
部屋のあちこちにはペシャンコになったり、バラバラになったゾンビのパーツで溢れ返っていた、動くものは居ない。
モゾモゾとかわいい妹がベッドの下から這い出してきて、俺にしがみついた。
「大丈夫、全部( ´;゚;ё;゚;)ゾンビが片付けたよ」
そう言いながら肝心の( ´;゚;ё;゚;)ゾンビを探す
さすがに20数匹VS1匹では分が悪かったのだろう・・・・( ´;゚;ё;゚;)ゾンビもバラバラになっていた・・・もう動かない・・・。
せめて名前だけでも・・・無言で二人は奴がいつも背負っていたリュックを開けてみる。
中からはエロゲだの同人誌だのフィギャーだの、得体の知れない物体がイパーイ出てきた。
そんな中に一枚の紙切れをハケーン。
「一人のヲタ青年が勇気を振り絞って悪漢(酔っ払い)から女性を助け・・・・?」
電車男キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!!!
そうか、こいつ電車なんて信じてたんだ、感動したんだ、そうか・・・そうか・・・
生前、電車に感動して強烈にコイツの中に残ってたんだ・・・
2ちゃんの中ではとっくに捨てられてたこんなネタを・・・・バカだなぁ・・・
ゾンビを怖がってたのに・・・勇気を振り絞って悪漢(ゾンビ、動きは酔っ払いみたいなもん)から女性(俺)を助け・・・・ (´;ω;`)ウッ
。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
俺は泣いた、イパーイ泣いた、ヨダレもイパーイたれた。
泣きながら( ´;゚;ё;゚;)ゾンビの身体を一箇所に集めた。
でもやっぱキモイから窓から捨てた。

177 :ゴミ文:2005/06/09(木) 02:22:23 ID:dnO1Y+dt0
誰も居ない夜中にコソリと第四話投下。
設定一箇所間違えた臭いけど、ま、いーか。
ドーモスンマセン (;´Д`)

おかしい・・・超シリアスだったはずなのに
おかしいですよカテジナさん!

178 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 02:28:45 ID:DIwR8qbVO
ゴミ文さん

ちゃんと読者はいてますよ〜。
大変おもろかったです。

179 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 02:31:17 ID:JtP1tGW90
ゴミ文さん。乙でした!
笑い泣きしました。サイコー!

次回も楽しみにしてます。ぜひぜひお願い!

180 :まこしろ:2005/06/09(木) 02:31:38 ID:VWNoh7E70
トラックはスピードを上げながら近づいてくる。

・・・突っ込んでくる・・・!?

その勢いに一瞬、緊張が走る。しかし、トラックは近づくにつれて減速を開始しているようだった。
やはり助けに来たのか・・・
すでにバスを取り囲むまでに増えていた「死者」たちはトラックに気を取られ始めていた。
トラックを運転している者はよく見えないが、運転席と助手席に一人ずつ乗っているようだった。

キキキ―――!

ブレーキを鳴らしながらトラックはバスの数メートル手前で停止した。

「オーイ!バスを通りに押し出すからハンドルをしっかり握れ!」

運転席から叫ぶ声。橋本は言われるままに運転席に座り直しハンドルを握った。
「いいぞ!やってくれ!」
そう叫ぶとトラックはゆっくりとバスのフロント部に車体を接触させた。
数体の「死者」がバスとトラックの間に挟まれ、その肉体を押しつぶした。

181 :まこしろ:2005/06/09(木) 02:32:06 ID:VWNoh7E70
ゴン・・・ゴゴゴ・・・・

ゆっくりとトラックはバスを押し始めた。
トラックの中にいるのは2名。助手席にいる男性は手に銃らしきものを持っている。
押されながらバックするバスをコントロールするのは極めて困難だった。
バスはふらつきながら、時折、壁に車体をこすりつけた。

「しっかり操作しろや!もうちょい!」

ようやく通りまでバスが押し出されると、運転席の男は再び叫んだ。

「後ろをダンプさせっから、飛び移れ!落っこちても助けねえぞ!気をつけろ!」
男は周りにいる「死者」たちを無視するかのようにトラックを方向転換すると、ゆっくりと荷台をあげ始めた。
荷台に載せられていた荷物が音をたてて下へ滑り落ちてくる。

「早くしろ!モタモタしてねえで早く乗れ!」


182 :まこしろ:2005/06/09(木) 02:32:35 ID:VWNoh7E70
今村「二尉・・・!」
橋本「今村!先に飛び移れ!田村、いけるか?」
田村「大丈夫です!」
橋本「よし、田村が次だ。その後は宮本二佐、それから高井さん。日高二尉、俺は最後だ。行け!」

橋本の命令とともに今村がまず荷台へ飛び移った。
斜めになっているので多少、バランスを崩したが、それほど問題ではないようだった。
「今村!援護しろ!近寄るヤツを撃退しろ!」

どうにかしてバスに取り付こうとする「敵」に向けて今村は銃撃を行う。
その間に田村、宮本、高井と次々に荷台へ飛び移った。

「日高さん!橋本さん!早く!また『第一種』が来たらマズイ!」
高井の「第一種」の言葉に日高と橋本はゾクッと身震いをした。そして、二人はほぼ同時に荷台へ飛び移った。

183 :まこしろ:2005/06/09(木) 02:33:05 ID:VWNoh7E70
「全員、乗ったぞ!」
「よーし!わかった!後を元に戻すからズッコけるなよ!」
運転席の男はそう言うと、荷台を元の位置に戻し始めた。荷台の橋本たちは落ちないようにバランスを取りながらも周囲に目を配った。

「よっしゃ!行くぞ!とにかくここから退散だ!そっちは剥き出しなんだから、気をつけろよ!」
「わかった!やってくれ!」

ガウン!!ゴゴォォオオオ―――!!

トラックはエンジン音を響かせて走り始めた。
その後を「死者」たちが追う。しかし、追いつける者はいない。
前に立ちふさがる者もいるが、トラックにかなうはずはない。トラックはお構いなしに走った。

「助かりましたね・・・しかし、この人は・・・?」
今村は極限の状況から助かったことが信じられない様子でつぶやいた。
トラックが「死者」たちを置き去りにして走るに連れ、しばし放心状態であった橋本たちも正気を取り戻した。
橋本は運転席の方へ駆け寄ると、後ろから声をかけた。

184 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 02:33:31 ID:a+GwPN0c0
>>177
おらんことないで
テラワロタで ぐふふ・・
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |グ |,,∧
 |リ |д`ミ
 |コ と )    
 |  | ノ     

185 :まこしろ:2005/06/09(木) 02:33:48 ID:VWNoh7E70
「助けてくれてありがとう!我々は陸自の・・・」
「わあーってるよ!」
運転席の男は橋本の言葉を遮るように言葉を返した。
「もうちょい走って、安全なとこまで行けたら話を聞くからよ!お客さんはもうちょい休んでナって!」
男はガハハと笑ったようだった。

絶体絶命の状況に突如、現れたこの男はいったい・・・しかし、この男のおかげで助かったことは間違いなかった。
今はただ、トラックの行くままに身を任せる他になかった・・・


186 :まこしろ:2005/06/09(木) 02:36:09 ID:VWNoh7E70
>ゴミ文さん

めちゃくちゃ面白いです!突如、入る「おっぱい!おっぱい!」がワロタ
この後も続きをキボンヌ

187 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 02:43:09 ID:a+GwPN0c0
>>185
その口調、トラック…
まさか… ぐふふ…
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |グ |,,∧
 |リ |д`ミ
 |コ と )    
 |  | ノ     

188 :ゴミ文:2005/06/09(木) 02:59:27 ID:Oa+XO8Yv0
みなさんありがとうございます。
力がウホッっと湧き出てきます!(`・ω・´)

まこしろさん面白い!
前回トラックが登場した時点で運転手はまさか、とか思ってましたが
ホントにもしやw
しかしまこしろさんが投下するんなら、ゴミ文なんか落としてる場合じゃなかったです。
ドーモスンマセン (;´Д`)

ところで、実はずーっと「ましころ」さんだと思ってました。
ドーモスンマセン (;´Д`)
ドーモスンマセン (;´Д`)

189 :まこしろ:2005/06/09(木) 03:28:11 ID:VWNoh7E70
>ゴミ文さん

どんどん投下してください!
何度も読んでは笑ってます。これこそ単行本にでもなったら絶対に買っちゃいそうです!

おっぱい!おっぱい!
思わず叫ぶw

190 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 07:25:26 ID:59dJODPCO
>まこしろさん
トラックという事で、自分も妄想はしてたのですが…
皆様考える事は同じでしたか
鼻血吹き出しそうです

>ゴミ文さん
てっきり、普段の生活よりも、2ちゃんの中でのゾンビ男ネタになるかと思いきや…
泣いちまったじゃねーか

191 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 10:33:34 ID:BYx3V0zZ0
ゴミ文さん超良過ぎる―――!!
姉のキャラとかゾンビの名前とか細かいネタまで相当笑えるww
( ´;゚;ё;゚;)ゾンビが漢に見えたしww感動しましたwww

192 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/06/09(木) 12:38:42 ID:uYL88NPa0
>>ゴミ文様
めちゃくちゃ面白かったですよ!このスレで爆笑したの初めてかも…
>でもやっぱキモイから窓から捨てた。←コレ秀逸w

>>まこしろ様
いやー面白くなってまいりましたね〜。続きが楽しみです。ニヤニヤワクワク

今長編に挑戦しているんですがどうもデキが…orz
でもいろんな職人さんが楽しませてくれるから、しばらくは読者になってカチカチします(スレ汚し
しても仕方がないし)。では、職人の皆様、頑張ってくださいね!

193 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 15:52:02 ID:HFEbGPmG0
>( ´;゚;ё;゚;)ゾンビ

死霊のえじきのバブを思い出した、
案外ゾンビネタとしては正統派かも。

194 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 21:21:48 ID:6hLMFp4CO
ゴミ文さん超おもすろい(´∀`)
思わず(´;゜;ё;゜;)ゾンビキタ━━(゜∀゜)━━!!って叫んじまったじゃね〜か!|ω・´)
あ、やべ白い目で見られとるΣ(´д`;)アゥッwwwwうぇうぇwwww

195 :本当にあった怖い名無し:2005/06/09(木) 22:53:31 ID:n6WHh05+0
ひげ茶さん     降臨ねがう

196 :本当にあった怖い名無し:2005/06/10(金) 15:41:35 ID:NGAS3y4c0
( ´;゚;ё;゚;)ゾンビと、おねーたんに捧ぐ
つ http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1118166799/

197 :本当にあった怖い名無し:2005/06/10(金) 20:48:01 ID:u7G6DV0t0
良スレ!!

198 :本当にあった怖い名無し:2005/06/10(金) 21:54:48 ID:qrDKmYXM0
>>197
否、良作が多いスレ。スレ自体はクソ。

199 :駄作:2005/06/10(金) 23:07:02 ID:ePpnNYf8O
〜序章〜
その日はいつもと変わらない1日になるはずだった、あれが起きるまでは・・・ 「さて昼飯でも食うかな」私(カズ)はテレビのスイッチを入れた
「ただ今、入ってきたニュースです!新宿で暴徒が暴れてる模様です。繰り返します!新宿で・・・」とキャスターが慌てた口調でニュースを伝えていた。
「ふーん、日本でも暴動かよ!珍しい事もあるんだな〜」と私はまるで他人事のように呟いた。
後々、彼女も巻き込んだ大事件になるとも知らずに・・・
どうも拙い文章ですみません!携帯からですが、これから頑張りつつマイペースで書こうと思います。

200 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/10(金) 23:33:27 ID:QRC16Qxf0
...6
 ゾンビの攻撃から、何とか逃げ切ったオレ達は、ゴルフ場の延びきった芝の上で、小休止を取ったのよ。
 …残った奴は、偉ぶってる伊東の野郎に、訳の判らねぇスミスってアメちゃん。
 自衛隊崩れの中村メガネ猿に、ノッポの城戸崎、ランボー野郎の平岡、負傷してるがグレーネードランチャー使いの南、…それにオレの七人よ。
 「荒野の七人」なら格好は良いが、オレ達が進む荒野にゃ、「死人の群れ」しか居ねぇから、返り討ちにされちまいそうな状況よ。
 …トラックは逝かれちまったし、武器弾薬だって、数は少ねぇから、仲間割れしてる場合じゃねぇが、平岡の奴が伊東に、食って掛かってる。
 「このままじゃ、作戦遂行は無理だから、撤収のヘリを呼べ。」って言ってんだ。
 …けどよ。青い顔した伊東の野郎は、「どんな犠牲を払っても、作戦を遂行する。」って怒鳴ってるのよ。
 オレは、ぶっ壊れたトラックの代わりを、どうするつもりか聞いたんだが、奴の返事は、「放置されてる車両を、修理して使え。」って事なのよ。
 …半年も放置されてちゃ、バッテリーが上がっちまって、動きゃしねぇし、修理してる間にゾンビ野郎に囲まれたら、どうすりゃ良いんだい?。
 そんな口論してたら、スミスの野郎が英語で何か言いやがった。
 伊東の話じゃ、近くに米軍の通信施設が有るらしい。
 それに、アメちゃんの補給基地が、相模原にも有るから、そこまで行けば、武器や車両だって、手に入るかも知れねぇんだと。
 獅子鼻のスミスの奴は、片言の日本語で、「ダイジョウブ。シンパイナイ。」って言ってやがるが、脳天気なアメリカ野郎の言うことだから、そう巧く行くとも限らねぇ。
 …まぁ、じっとしてたって始まらねぇから、一息ついたオレ達は、地図を確認しながら、目立たねぇように移動を開始した。
 踏み荒らした芝生の痕を見れば、オレ達がどこに向かったか判るだろうが、ゾンビ野郎は馬鹿だから、そこまで気が付くはずも無ぇ。
 …フェアウエイみてぇな広々した所は、なるたけ避けながら、植え込みの間を通って、北西の方に向かったのよ。


201 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/10(金) 23:34:19 ID:QRC16Qxf0
...7
 ゴルフ場を越えた先は、農地らしい畑が広がってたが、耕す奴は誰も居ねぇから、今じゃ荒れ野原の状況よ。
 …畑の先の建物が、アメちゃんの通信施設らしいぜ。
 伊東の奴は、スミスと二人して、何か話し合ってたが、英語だから、オレにはサッパリ判らねぇ。
 奴の通訳によると、ここの通信施設は、ほとんどが私有地で、借地の提供条件として、畑作が認められてたから、周りは畑だらけなんだと。
 オレ達はそんな畑の中の道を、姿勢を低くして、警戒しながら進んだんだが、幸いなことに百姓姿のゾンビ野郎とは出会わなかった。
 暫く進むと、フェンスで仕切られた敷地に、コンクリート造りの建物郡が見えてきた。
 右の方が軍の管理施設や通信施設、左のアパートみてぇな建物が、アメちゃん家族の住居になってるらしい。
 コンクリートを突き破った雑草が、まばらに生えかけてる敷地内にゃ、タイヤがペコンペコンになっちまってるトラックや、横転して炎上したらしい乗用車しか見当たらねぇ。
 伊東の野郎が、双眼鏡で中の状況を確認してたが、ゾンビ野郎が居るらしく、渋い顔してスミスに話しかけてる。
 弾《タマ》は少ねぇから、戦闘は避けなきゃならねぇ。
 それに、スミス先生の話じゃ、「ここには、めぼしい物は無ぇ。」ってことだから、フェンスに沿って迂回しながら、更に西の方に進んだのよ。
 枯れたトウモロコシや芋の葉を踏みしめならが、オレ達は畑の中を進んでいったが、相変わらず中村の奴がぼやいてる。
 オレの「運転がヘタレだから、こんなことになっちまった。」って言ってやがるんだ。
 「中村よう。…お前一回、死んでみるか?。」
 オレは、足を引き摺る南の奴に肩を貸しながら、前を行く中村メガネ猿のケツに、蹴りを入れてやったのよ。
 …桜の花が咲き乱れる海軍道路を横切って、八王子街道を拝める辺りまで来ると、周りの状況も変わってきた。
 通りの向こうに、工場みてぇな建物や、中古車販売の展示場が見えたんだが、道路沿いの建物の屋上に、赤いHのマークが見えたのよ。
 神様ってのは、やっぱり居るかも知れねぇな…。

202 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/10(金) 23:35:49 ID:QRC16Qxf0
...8
 …赤い楕円形の「H」マークは日野トラックの目印よ。どうやら、あそこにゃ、日野自動車の販売店が有るらしい。
 それでオレは、双眼鏡を覗く伊東の奴に、駐車場の車両の状況を聞いたのよ。
 アルミパネルのカーゴトラックが三台に、錆びた四トンダンプが一台、横っ腹に幼稚園の名前が入った小型バスの他は、数台の乗用車しか無ぇらしい。
 オレの考えを察した伊東が、どれなら動かせそうか聞いてきた。
 乗用車じゃ、全員は乗りきらねぇ。…バッテリーが上がってなけりゃ、オレ達みんなが乗れそうな、小型バスが良いんだが、半年も放って置いたら、簡単に動きはしねぇだろ。
 奥の修理工場に、予備のバッテリーでも有りゃ良いんだが、ゾンビ野郎も何匹か居るみてぇで、そいつ等を片付けなきゃ確認だって出来ねぇ。
 丁度、向こうの工業団地側から、こっちの畑側に八王子街道を横断するように、小川が流れて来てたのよ。
 そいつを使って、奴等に気付かれねぇように近づきながら、音のしねぇ方法で、やっつけちまうしか手はねぇだろ。
 伊東の奴の指示で、オレと中村、それに平岡の三人が、偵察に行くことになったんだが、メガネ猿やランボー野郎が持ってる武器は、派手な音立てるから、静かにやるにゃ、白鞘の日本刀だけが頼りだぜ。
 伊東達に見送られながら、ドブのような川の中を進んで行くと、道路を横断する暗渠が見えてきた。
 高さは一・五メーター程有るから、オレや中村なら何とか通れるが、大男の平岡の奴はちょっと苦しそうだな。
 …マグライトを持ったオレが先頭になって、日本刀の鞘を杖代わりに差し出しながら、まっ暗い暗渠の中に入っていったんだ。
 そりゃぁ、暗闇ん中でゾンビ野郎と「睨めっこ」しちまうんじゃ無ぇかと思って、背筋がゾクゾクしたぜ。
 膝まで水に浸かりながら、暗渠をくぐり抜けた先は、両側をフェンスで囲まれたコンクリートの水路の中よ。
 オレは、建物の影になる位置に移動しながら、フェンスの切れ目を探したのよ。
 「ゾンビ野郎が、敷地の中に居る。」って聞いてたから、出来るだけ音を立てねぇように、水路の上に這い上がると、フェンスの破れ目を押し広げた。

203 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/10(金) 23:37:42 ID:QRC16Qxf0
...9
 整備工場の裏側に回り込んだオレ達は、恐る恐る周りを確認した。
 見える範囲に、腐れ野郎の姿は無ぇが、伊東の奴は「確実に三匹は居る。」って言ってたから、多分、建物の中をフラフラしてやがるんだろう。
 銃声を響かせると、あっちこっちから奴等の仲間が集まって来るから、なるたけ静かに殺らなきゃならねぇ。
 オレは、日本刀を引き抜くと、「合図するまで、手出しするなよ。」って二人に釘を刺してから、シャッターが開いた整備工場の中を覗き込んだ。
 …繋ぎの服着た二匹のゾンビ野郎が、でっかい油圧ジャッキの向こう側、コンプレッサーの前の辺りをフラフラしてやがる。
 そのうち、気配を察したらしい、一匹がこっちを振り向きやがった。
 そいつと目が合う前にオレは、ジャッキの台に足を掛けながら、最短距離をジャンプしたのよ。
 唸り声をあげた奴等は、オレに掴み掛かろうとしたんだが、左手に持った日本刀の一振りで、二匹のゾンビの首を、いっぺんに切り落としてやったぜ。
 …言ったよな。…オレの左腕はゾンビになっちまってるって。
 …細けぇ作業にゃ向かねぇが、パワーだけはゾンビ並みに有るからよ、腕だけだって、振り回せば凶器になるのよ。
 オレは、転がったゾンビ野郎の体を、足で押して逃げ道を確保しながら、更に建物の中を見回した。
 その時、工場に併設された奥の事務室から、スカート履いたゾンビ女が、飛び出して来やがった。
 洋服はボロボロで、白いブラウスが真っ黒く変色しちまってたが、ここの受付嬢に違いねぇ。
 そいつは、剥き出した歯をオレに向けながら、ほつれてボサボサの長い髪を振り乱して、突進して来やがったから、こっちも、両手で握った刀を、思いっきり振り回してやったのよ…。
 女の首が、「コツン」って良い音立てながら、表の方に飛んで行ったが、勢い余った体の方だけは、オレの腕の中に飛び込んで来ちまった。
 首の無ぇ死体とラブシーンなんか、やってる場合じゃ無ぇ。
 そいつの体を振り解いて、床に「おねんね」させると、事務室の中を覗き込んだ。
 散らかった室内にゃ、半年分の埃が溜まってたが、他に腐れ野郎は居ねぇらしい。

204 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/10(金) 23:40:01 ID:QRC16Qxf0
...10
 …オレの合図で、建物の影からメガネ猿とランボーが、走り寄ってきた。
 派手な音は、立てなかったはずだが、暫くじっとしていて、敷地の外の様子を確認したぜ。
 八王子街道の歩道を、ふらっと歩いていく奴は居たが、敷地の中まで入り込んでくる、図々しい野郎は居なかった。
 平岡が、無線使って状況を説明してたが、向こうからの指示は、「動かせそうな車を掻っ払って来い。」ってことだけよ。
 それで、ランボー野郎に、門の方を見張ってて貰いながら、オレと中村がバッテリーや工具や何やかや、使えそうな物を探したのよ。
 丁度、事務室の反対側に倉庫が有って、車体のパーツがストックされてた。
 万一に備えて、日本刀を手にしたオレは、用心しながら倉庫の棚を探ったのよ。
 二十四ボルトのでっかいバッテリーが、段ボールの箱に入ったまま幾つか見つかったから、オレもホッとしたぜ。
 中村の奴に指示して、有るだけ全部を表に持ち出させたんだが、奴は「こんなにどうするんだ?。」って聞きやがる。
 考えても見ろ、馬鹿野郎。
 サルベージして来る「物《ぶつ》」ってのは、十トンのユニッククレーン付きトラックで、運ばなきゃならねぇほどの大物だぜ。
 ここから脱出する車両はいいとしても、どっかで別の大型車を手に入れなきゃならねぇだろ。
 そいつのバッテリーが生きてるとは限らねぇぜ。
 …バッテリーを抱えて、ブツクサ言ってる中村に続いて、倉庫を出ようとしたオレは、ついでに、工具の棚から、ブースターケーブルや、大きめのマイナスドライバーを拝借した。
 何に使うかは、言わなくったって判るだろう。
 バスのステアリングロックをぶっ壊して、キーをオンにしてから、新品のバッテリーを繋いでやるのよ。
 燃料の軽油が腐ってなけりゃ、エンジンは掛かるだろうが、暫く動かしてねぇから、「セル一発」って訳には行かねぇな。
 …ゾンビ野郎が全員集合するまでに、心地良いジーゼル音を響かせてくれりゃぁ、「恩」の字なんだがよ。

205 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/10(金) 23:40:54 ID:QRC16Qxf0
5話投下。

一通りは調べてるから、それほど間違っちゃいねぇはずだがな。
まぁ、もともと適当に書いてるから、違ってるなら言ってくれりゃ書き直すぜ。

じゃ、また来週な。

206 :本当にあった怖い名無し:2005/06/11(土) 08:19:44 ID:bdxSJaMP0
>おやじ殿
クオリティテラタカスwwwwwwwwwwwwwww

207 :本当にあった怖い名無し:2005/06/11(土) 23:14:37 ID:3ZjcwV910
George A. Romero監督
Land Of The Dead のTrailer QT入れないと見れないけど・・・・
ttp://www.lotdunseen.com/
面白そ〜やね〜

208 :本当にあった怖い名無し:2005/06/12(日) 00:24:24 ID:wh8ZUcRgO
駄文さん初めまして。
面白そうなオープニングですね、続きを楽しみにしていますみ

209 :本当にあった怖い名無し:2005/06/12(日) 00:24:34 ID:wh8ZUcRgO
駄文さん初めまして。
面白そうなオープニングですね、続きを楽しみにしています。

210 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:10:55 ID:IAFNnXEGO
はじめまして。前スレの803から作品を書かせて貰っているものです。今更ながら本スレに続きを投下したいと思います。スミマセン。下手な文章で読み辛いかとは思いますが宜しければお付き合下さい。

211 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:12:42 ID:IAFNnXEGO
「ライン保てっ!。」
オレと共に外の部下を助けに来た1人が再度手投げ弾を投げる。もう1人がM4の銃身下部に取り付けられたM203グレネードランチャーを発射する。高性能火薬の詰まった40mm弾頭がゾンビどもの間に落下しハルマゲドン的破壊力で奴らを吹き飛ばす。

212 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:15:29 ID:IAFNnXEGO
辺りに豚肉の焼ける臭いが漂う。
引くことは出来ない。まだ2人が取り残されている。
「距離を取れ!。もっと!!。」ビルの外を警備していた生き残り2人がなんとかこちらに来ようと奮闘していた。互いの背中を合わせる様な格好で死角をカバーしている。

213 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:18:33 ID:IAFNnXEGO
その1人が持つミニミSPW軽機関銃が毎分1000発の射撃をゾンビに喰らわす。
しかしどんどん距離が狭めれて行く。頭に命中しない限り5.56mm弾で奴らを止めるのは困難だ。ミニミを持つ部下が手投げ弾を投げようとピンを抜く。しかしその手をゾンビに噛まれた。

214 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:20:13 ID:IAFNnXEGO
苦痛に顔を歪め手投げ弾が2人の足元に落ちる。
周りが一瞬真っ白になり気が付いた時、オレは5m程吹き飛ばされていた。ミニミ射手がまだそっくり持っていた弾丸、手投げ弾、そして背中に背負っていたLAW(携行式対戦車ロケット)に誘爆したのだ。

215 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:24:39 ID:IAFNnXEGO
皮肉にもその強烈な破壊力は一時ではあるが周囲を安定させた。
「あ゛あぁぁぁぁぁ、、。」近くで悲鳴がする。すぐ横の生け垣にミニミの死角をカバーしていた部下が引っ掛かっていた。爆発によりここまで吹き飛ばされたのだ。あの状況で生き残ったのは奇跡だ。2人の部下と共に下に降ろす。その姿にオレ達は戦慄した。

216 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:26:01 ID:IAFNnXEGO
爆発によって下半身がなくなっており左腕もちぎれかけている。「あ、、ぁぁ、隊長。」そう言いながらボロボロになったプレートキャリアーに取り付けられたコンパスポーチをまさぐる。何か取り出そうしているが殆どの指がなくなっているので上手くいかない。オレが代わりに取り出した。写真だった。

217 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:30:37 ID:IAFNnXEGO
満面の笑みの部下とその妻、そして赤ん坊が写っている。「これか?。これなのか!?。」部下の顔の前に写真を持って来る。「、、、じ、自分はまだし、死ねなぃんです、、。」 口から血を、目から涙を流しながら繰り返す。オレにはどうする事もできない。「、、じ、、じぶんは、、、」 絶命した。

218 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:31:36 ID:IAFNnXEGO
オレは部下を失った。オレは無能だ。
ブリーフィングで暴徒が感染者でありゾンビだと言う事は解っていた筈だ。理解は出来ていたが認識出来ていなかった。その甘さから部下を外で警備に就かせ発砲もぎりぎりまで控えさせた。その代償が部下3人の命。

219 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 04:35:14 ID:IAFNnXEGO
チームリーダーとしてこれ程罪な事はない。そしてその罪は罰せられるべきものだ。オレは無能であるが悪人ではない。生きているものとして責務を全うしなければ。死んでいったものの為にも。
(続く)

220 :本当にあった怖い名無し:2005/06/12(日) 05:39:18 ID:z/ly0w/XO
サーカスの娘さん。
改行ぐらい出来んか?
読みにくくて読む気がしない……

221 :サーカスの娘:2005/06/12(日) 06:48:32 ID:IAFNnXEGO
220さんスミマセン。改行した筈なんですがやり方間違えたかも知れません。やっぱり読みずらいの直りませんねえ。不愉快な思いさせまして本当ゴメンナサイ。

222 :本当にあった怖い名無し:2005/06/12(日) 15:17:16 ID:hDJSOEA00
>>サーカスの娘さん
携帯からの書き込みだと言うことは分かります。
imonaですか?それとも別のブラウザですか?

改行は出来る筈なので、見つけてみて下さい。
では、楽しみにお待ちしています。

>>220
スレは新規さんを歓迎しないと。敷居を高くしちゃうと新しい作者さん来なくなっちゃう。


223 :本当にあった怖い名無し:2005/06/12(日) 23:27:13 ID:IwYKgIKA0
ショートレスの連発でも臨場感は出せるんだが残念ながら流れがブツ切りになってる、、、

細かい設定、描写が多すぎて全体の見通しがイマイチ、

ゾンビだか感染者だかが単なる動く「的」としてしか扱われていない、、、

チラシの裏じゃないんだから他人に読ませる配慮は最低限必要。


偉そうにすまん。
慣れない操作で大変だろうけど今後も頑張ってくれ。

224 :サーカスの娘:2005/06/13(月) 00:39:26 ID:Mo7LlUm8O
222さんブラウザはimonaだと思いますが詳しくはちょっと、、。
223さんご指摘全くその通りです。
[軍事独り言]になってますね。いやはや、、。
小説書くのは本当難しいですね。
お二人とも貴重なご意見ありがとうございます。

225 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/13(月) 00:39:34 ID:iUiO1ZTK0
弾丸と銃を補充し、マーケットを飛びたってしばらくするとラジオから各区間避難場所の指定があった、
レイン達は指定された軍隊の駐屯基地に向かった。

基地に降り立つと、数人の軍人にこれまでの自分達のいきさつ等を聴取され、テントが支給された。
「はぁ、病院のがマシだったかもしれないわね、ベットもないなんて。」
ミリーがぼやく。
「まぁまぁ、メシもテントもくれたじゃないか。」
「ふん、あのまずいレーションとこのゴワゴワの寝袋のことかい?」
「食事と安全にはかえられんよ。」
と、ヒースが言うとミリーもそれもそうね、とさっさと寝袋に入った。
「あれ? あんた、どうしたのさ?」
テントから出ようとしたレインをミリーが呼び止める。
「・・・風に当たりたいの。」
「あぁ、情報収集ね、せいぜい余計なおせっかいしないようにがんばってね、収穫は明日聞かせなさいよ。」
「・・・」

「第3区画方面は・・・もう、絶望的でしょう。」
「やむをえん、あちらの捜索は明日一杯で打ち切るか。」
「隊長、司令部からお電話です、どうやら主要都市でもヤツらの進行が激しいとか。」
「チッ、またあのクズヤローの説教か。」
「12小隊からの通信が途絶えたのが87分前でした、おそらくもう・・・。」
「バーカ、あのゴキブリ小隊長が死ぬわけ無いじゃないか、多分ひょうひょうと帰ってくるぜ。」
・・・
司令部のテントの裏で聞き耳を立てていたレインがはぁっとため息を吐いた。
結局は見て来たとおりの情報しか飛び交っていないようであった。
レインはこれ以上の情報は望めないとテントに戻ろうとした瞬間、背後から気配を感じた。


226 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 00:45:05 ID:W5k0CbGCO
サーカスの娘さん…224では改行できてるやんw


227 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/13(月) 00:55:32 ID:iUiO1ZTK0
・・・ハッ。
レインは肩にかけていたレイジングブルを引き抜く。
「あら、盗み聞きの次は脅迫ですか? いやだゎ、おだやかじゃないゎね。」
レインの背後に立った影はとても可愛らしい、それでいてスッキリと通る声をしていた。
レイジングブルは間違いなく相手の眉間を狙っていた・・・はずだった。
が、レインの視界は眼前に広がる銃口でさえぎられていた。
・・・な、長い。
レインの銃を抜くスピードは後ろを向いていたにもかかわらず相手とは同じタイミングだった。
腕が長いのか? 違う、銃が驚異的な長さだ。
スーパーレッドホーク 9.5インチ 44マグナムを吐き出す長身のバケモノだ。
「なかなかやりますゎね、この私に銃を向けるなんて・・・ふふふ。」
雲から開放された月が2人を照らし出した。
その影がゆっくりとその姿を現す。
「パティー・チャリオン!!」
「ふふふ、私のことはご存知のようね。 ウレシイゎ。」
ここセントラルシティに住んでいれば必ず耳に入るその名前。
この市最大の金持ちであるチャリオン家の令嬢はクスリと笑って銃を懐に収めた。

―第一部・完―

少女の手には、その細い腕にはあまりにも似つかわしくない銃が握られていた。
闇夜に照らし出される絶望の世界・・・
少女はその世界を見据え、銃を構えた。
果たして、彼女達はこの地獄から生存できるのだろうか。

暴れ牛のレイン【レイン・ファレイヤード】 (トーラス・レイジングブル 8.375インチ 454カスール弾)
蛇使いのミリー【ミリー・シーカー】(コルト・キングコブラ 2.5インチ + コルト・パイソン 4インチ 357マグナム)
真紅の鷹パティー【パティー・チャリオン】(ルガー・スーパーレッドホーク 9.5インチ 44マグナム)

これは、死者達のうごめく世界で戦う3人の少女の物語である。

228 :まこしろ:2005/06/13(月) 00:56:41 ID:gMtUyhCR0
トラックはしばらく走ると、大型のショッピングセンターの駐車場に入った。
車が数台、放置された状態であったが、ガランとしており、周辺の見渡しは良好だった。
この場所であれば、「敵」が近づいてきてもすぐに視認でき、また、対応するまでの時間的猶予も得られる。
おそらく、トラックの男はそう考えたのだろう。
こうした判断が出来るということは、この男は「死者」たちとの戦いに長けた人物であることを裏付けていた。

駐車場のほぼ中央にたどり着くと、男はトラックを停めた。
周囲の状況はクリア。安全なようだ。

ガチャ・・・

運転席のドアが開く音がした。橋本たちは自分たちを救ってくれた人物の方を見た。
男は手に散弾銃を持っていた。作業服を着ているその男は橋本たちを見て、まず第一声・・・

229 :まこしろ:2005/06/13(月) 00:57:10 ID:gMtUyhCR0
「陸自さんよ、タバコねえかな・・・?」
「はあ・・・?」
思わぬ一言に一同はきょとんとした。
「タバコがずっと切れててさ・・・吸いたくてたまらねえんだけどシケモクだってとっくになくなっちまった。
持ってたら一本くんねえかな?」
「1ミリメンソールでいいならあるよ。」
高井はそう言うとバッグからタバコを取り出した。
「ありがてえ!メンソールは吸わねえけど、何でもいいや!1本もらうぜ!」
「1箱どうぞ。まだあるから。」
「本当かい?悪りいな!」
男はタバコに火をつけると深く吸い込んだ。
「くゎぁああ―――!ニコチンが体にしみこむねえ!」
男はいかにもうまそうにタバコを吸った。

230 :まこしろ:2005/06/13(月) 00:58:03 ID:gMtUyhCR0
「ところで・・・あなたは・・・」
「オレは見ての通り、ダンプの運転手だよ。本山ってんだ。みんなは『ポンさん』って呼んでら」
「『ポンさん』・・・?」
「ああ、だから『ポンさん』て呼んでくれや」
「それで、本山さん・・・」
「『ポンさん』でいいっつてんだろ!」
「あ、ああ・・・ではポンさん・・・あなたはどうして我々を助けに・・・?」
「助けちゃまずかったかい・・・?そりゃ悪いことしたな」
「い、いや、そういうことではなくて、どうして我々のことを・・・」
「だって、オタクらオレのいるマンションの方に向かってきてたろ?」
「では、バスを撃ったのは・・・!?」
橋本は激しい憎悪を抱いてマンションに向かっていたことを思い出し、慌てて言った。
「オレじゃねえよ!このバカだ!」
ポンさんは助手席から下りてきたもう一人の人物を指さして苦笑いした。
「『バカ』はねえぜ!『撃て』って言ったのはポンさんだぜ!」
助手席にいた男は「青塚」と名乗った。ポンさんは彼を「アオ」と呼んでいた。

231 :まこしろ:2005/06/13(月) 00:58:34 ID:gMtUyhCR0
「オレたちゃ、ホントはこの辺りの人間じゃねえんだけど、まあ、いろいろあってな・・・今はこの有様よ・・・んでもって
散弾銃持ってるアオの知り合いがいるってんで、あのマンションに行ったはいいが、当の住人はとっくに『奴ら』の仲間入りでよ・・・
どうにかこうにかそいつをぶっ飛ばして、あそこに立て篭もってたってワケよ。そこにオタクらが来たってこった。」
「別のマンションから撃ってきたやつは?」
高井が尋ねるとポンさんは首を横にふった。
「ありゃ、よくワカラねえ・・・彼奴も『立て籠もり組』だったみたいだけど、通る車、通る車に無差別にぶっ放してたよ。
頭がイカレてたんだろうな・・・あいつに殺されちまった『生き残り』がどれだけいることやら・・・」
「どうして我々に向けて銃を撃ったんですか?」
「そりゃ、こんな中でバスが来るなんて思わないだろ・・・?で、銃を構えてたら、ポンさんが『撃て!』って言うから・・・」
「バーカ!オレはあのイカレ野郎を『撃て』って言ったんだよ!まあ、どうせお前じゃ当たるワケねえけどな!」
ポンさんはそう言うとガハハと豪快に笑った。

232 :まこしろ:2005/06/13(月) 00:59:11 ID:gMtUyhCR0
「なるほど・・・それで、これからどうするつもりですか?」
「そりゃ、どうするもなにも・・・もうあそこには戻れねえし・・・あんたらはどうするつもりなんだい?」
「我々はこの先にある陸自の駐屯地に向かうところでした。そこに行けばとりあえずの安全は確保されますから。」
「そうか。んじゃ、一緒に行かせていただくかな・・・」
「そうしましょう。ところで、こちらの田村一曹ですが、バスが壁に激突した際に車外に放り出されて足を負傷しまして・・・」
「なら、後ろはキツイはな・・・前に乗せな。道案内もしてもらわないかんしな!」
「そうしていただければ。田村、大丈夫か?」
「大丈夫です。よろしくお願いします。」
「オウ!よろしくな!『奴ら』が来たときは頼むぜ!オレたちゃシロートだからよ!」
そう言うとポンさんは運転席に乗り込み、橋本たちも荷台へ上がった。
「よっしゃ!いっちょ基地まで行ってみっか!」
ポンさんのかけ声とともにトラックはゆっくりと走り出した。

仲間を失い、傷ついた一行は、新たな仲間を加えて再び「地獄」の中を走り出した。
ただ、自らの「生」を求めて・・・

233 :まこしろ:2005/06/13(月) 01:02:25 ID:gMtUyhCR0
皆さん、乙です。
トラックの人物、その正体は・・・皆さんのご想像にお任せします!
今回はゾンビ君は登場しなかったのですが、次回からは101匹ゾンちゃん大集合!
でいきたいと思います(w

234 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 01:41:20 ID:xJfMngp7O
よく5.56ミリじゃ威力がないとか当たっても貫通するだけって
レスがあるけど本当なのかな?
調べてみたらM16から発射された5.56ミリ弾は700〜1000m/sぐらいで飛んでくらしい。
つまり時速2520km〜3600km。
こんな速さで飛ぶ物体に当たって
「5.56ミリじゃゾンビには大した効果がない。当たっても貫通するだけだ。」
って程度で済むのか?(上の文は俺が勝手に作った)
音速を超えた物体からは衝撃波が発生するわけだし。
周りの圧力やら密度やらが"急激"に変化する不連続面が前面にできるのに
プスプス穴があくだけで済むものか?
俺の予想では例えば
胸に当たったら背中にクレーターみたいなのができるんじゃないか?
と思っているんだが・・・
軍板行けとかじゃなくおまえらのマジレス求む!!

235 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/13(月) 01:51:31 ID:iUiO1ZTK0
>>234
えっと、例えば44マグナムを頭に喰らうと頭部が無くなりますよね?
これはゲームでも映画でも似たような表現されてます。
実際に44マグナム弾見てもらえれば分かりますが、そんなにデカくないです。
そうだなぁ、タバコよりもちょっと太い感じ。
んじゃ、何でそんな弾が頭部丸ごと吹き飛ばしてしまうか。
それは、仰るとおり風圧とかもありますが
あまりの威力で、着弾すると破裂するんですよ、弾丸が。
そう、潰れてしまうんです。 あと、生物に被弾させると
被弾周辺の血液が一気に逆流してしまいます、
それが頭部や胸といった血液が集中している場所だと
なおさら圧迫されて、それだけで破裂現象がおきます。

236 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 02:32:54 ID:Hw4ItwXc0
銃の名前あげつらわれてもサーパリわからん

237 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 02:38:04 ID:Hw4ItwXc0
つーか
>まこしろさん
GJ! ワクワク ワクワク ♪

野暮ながら「おやじ」とは別人とわかっていながらもワクワク、ユメの競演♪♪

238 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 10:42:29 ID:zcwNiO7AO
なにこの空気
くだんさんが居ないだけで随分と清々しいな

でも次の投下と同時にまた荒れるんだろうな・・
是非このまま現われないでくれ

239 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 11:50:54 ID:pJImvf1Q0
お前みたいな粘着がいなかったからね。

240 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 12:42:24 ID:zcwNiO7AO
ふぉめんなさい

241 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 13:10:40 ID:qZ+zPNORO
>>238

お前みたいな粘着野郎が減ったからだろw

そんなにくだんイヤならくだんをNGワード指定すれば良いだけだろ。
粘着はそれすらも思いつかないのかw

本当に、本能(粘着)だけのゾンビだな

242 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 14:20:06 ID:vWDa6hpE0
>>235
まりがと、よくわかった
しかしいったいどこからそんな知識を得てくるのか大いに気になる・・・・

243 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 15:59:53 ID:UJ1n4Cud0
だがくだんがこのまま投下しなければとりあえず平穏なのは事実
俺はくだんのSS好きだからそんなの お 断 り だがな(;^ω^)

粘着氏ね^^^^^^^

244 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 17:59:44 ID:zcOXjGYV0
>>234
ttp://www.fen-net.de/norbert.arnoldi/army/wound.html
参考にどうぞ
223remだと大体200mまでなら鬼のように強いみたいですね
あとこれは自分の考えなので適当に読み飛ばしてください
M14などの7.62×51mmは弾頭重量が重くて、弾速が速いから人体に当たっても変形しにくく減速もしないでしょうから
ただ体を貫くだけで案外対人殺傷力は223remより低いと思ってます

245 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 18:10:02 ID:xJfMngp7O
>>235
マグナムの話では無いんだが・・・
それに潰れるだけなら9ミリのホローポイントや45ACPのほうが凶悪だと思う。

>>244
やはり5.56は強いのか。


246 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 18:47:29 ID:W2qMWyFSO
軍用自動小銃は殺すのでは無く、
相手の戦闘能力を削減するのが目的。
ハーグ陸戦条約やジュネーブ条約が足枷になる。
だから、軍用向けでダムダム弾なんて条約違反。

247 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 18:53:39 ID:zcOXjGYV0
条約なんて真面目に守ってる軍隊の方が珍しいです

248 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 20:20:01 ID:xJfMngp7O
>>246
軍での使用は禁止されてるけど
警察での使用は禁止されてないんだなこれが。


249 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/13(月) 21:51:02 ID:B9o0JSex0
とりあえず、過去スレ見るの面倒な方専用に第一部のみ、うPりましたので
よければ読んで頂ければと思います。
ttp://www.vipper.org/vip29580.doc.html

250 :fool:2005/06/13(月) 22:44:43 ID:InkbJiN90
『ヘラクレイトス曰く「万物は流転する」。
変化こそが本質であり、永遠に変わらぬものなど存在しない。

生ける屍であった私も例外ではない。
いかにゾンビといえども、エントロピーに逆らうことはできない。
然して、私にも死が訪れようとしている。
一度死んだ身である故、死ぬことに対する未練はない。
むしろそれを望みすらしている。私はこの世に長く居すぎた。
もはや生きた人間の肉すら私を満足させることはできない。
私の中にあるのは、ただ存在することへの厭きだけだ。

ではこの書は何か。死に向かう一ゾンビが人生を総括しようと
しているのか。そんなものに何の意味があるか。
否、この書は誰に読ませるものでもない。従って意味を求める
こと自体、無意味である。これは読むためのものではなく、
書くためのものなのだ。

私は1970年代の東京に生まれた....。

---以降、著者の自伝が記述されている---

そして、今日、生ける屍としての私はこの世から消滅する。

『ゾンビ自伝』完』

251 :fool:2005/06/13(月) 22:45:21 ID:InkbJiN90
『躰に張り付いていた最後の腐肉が落ち、私はゾンビとしての
生を終えた。
だが、それは私が生ける屍から生ける骨になっただけのことで、
本質的なところは変わらない。
骨になることにより、人肉への欲求は完全になくなった。
その分、私の心は虚無で満たされるようになっていた。
もう、この世界に厭きているのだ。もう、存在していたくない。
私は自分を消滅させる手段を探して、奔走した。
ただし、自分の躰が傷つかないよう気をつけた。骨の躰はゾンビ
時代よりも傷つきやすい。もし、動けなくなれば、風化するまで
永遠に近い意識を持ち続けなければならない。

---以降、著者自伝が記述されている---

今日、廃棄された火葬場を見つけた。
私は自分を焼くつもりだ。
そして、生ける骨としての私はこの世から消滅する。

『スケルトン自伝』完』

252 :fool:2005/06/13(月) 22:46:22 ID:InkbJiN90
『パスカル曰く「我思う、故に我あり」。
しかし、それは結果論ではないか!
我がない状態とは何だ?どうすれば、そうなるのか。
それを証明してほしい。
なぜなら、未だ私は存在しているのだから。
私は消えたいのだ、この世から!

私は今泣きたいほどにやるせない気持ちと憤怒に駆られて
この書を書いている。この永劫の責め苦から私は逃れることが
できないのか。

私は火葬場にて、自らの躰を焼却した。
確かに私の躰は灰になるまで焼き尽くされた。
しかし、私の意識はまだある。躰を離れて存在しているのだ。

私は成仏するため、ありとあらゆる宗教の儀式に参加した。
しかし、私には何の影響も及ぼさなかった。
効かぬ。効かぬわ!インチキ宗教家どもめ。呪い殺してくれようか。

---以降、著者自伝が記述されている---

私は永遠にこのまま存在し続けるのかと絶望した。
しかし、万物は流転するといったヘラクレイトスはやはり
間違っていなかったようだ。

私は未だ存在している。しかし、『アレ』を見た瞬間
思念としての私はこの世から消滅した。

『幽霊自伝』完』

253 :fool:2005/06/13(月) 22:47:04 ID:InkbJiN90
「なあ、『ゾンビ自伝』シリーズ新作出たんだって?
 最後ってどうなってるの?」
「わからないよ。だって、書いてないもん。」
「馬鹿だな。表紙を折り返したところに著者近影って
 写真載ってるだろ?それ見りゃいいだろ。」
「そっか。ああ、あったあった。」
「で、どうなってるのよ。」
「…………、わカらナいホうガいイ。」


254 :fool:2005/06/13(月) 22:48:25 ID:InkbJiN90
あとがき

こんばんは、foolです。
3/20に第1作目の「fool」を投下してから、3ヶ月にもなります。
この3ヶ月は寝ても起きても(仕事中も?)ゾンビのことばかり
考えていました。
多分、今後ここまでゾンビのことを考えることは一生ないでしょう。

今作で、ここまでは続けようと考えていた10作目です。

私の作品を読んでくださった皆さん、感想、励ましをくださったみなさん。
本当にありがとうございました。ここまで続けられたのは読者の
みなさんのおかげです。

もちろん、小説を書いたところでお金がもらえるわけでもない、
単なる遊びなのですが、受け取るものが何もなかったわけではありません。
間違いなく色々と経験値アップにつながっています。

このスレは良スレです。このスレに何がしかの貢献ができてよかったです。
今は「あ〜、やっと10作書いた〜」という達成感で一杯です。
とりあえず、ここらで誇りを胸に抱いて引退したいと思います。
(これからは読者として楽しませてもらいます)

それでは。

255 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/13(月) 22:55:23 ID:B9o0JSex0
>>fool殿

お疲れ様でございました、同じ作者として誇りに思います。
これからも共にゾンビファンとしてこのスレを楽しんでいきましょう。

256 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/13(月) 22:59:34 ID:B9o0JSex0
IDがああああああああああぁぁぁぁぁあああああああああああああああ
ぐはぁぁぁぁ

257 :本当にあった怖い名無し:2005/06/13(月) 23:07:45 ID:xJfMngp7O
>>256
エロイな

258 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/06/13(月) 23:24:07 ID:7eciUXsu0
>>ダリオ様
いつも乙でございます…って、自分でIDにツッコミ入れなくてもw
でも吹いちゃった。スマソ

>>fool様
今やこのスレの最大の功労者のひとり、foolさんキターと思ったら、え?
引退宣言??? ちょ、ちょっと待ってください〜! 早すぎます! 寂しいです!
無理強いはできないけど、だけど、引退じゃなくて、充電だって信じてますから。
どんなに寡作でもいいから、いつかきっと、職人さんとして帰ってきてください。
…何はともあれ、(ひとまず)お疲れ様でした。それから、楽しませてくれてありがとうございました。

259 :本当にあった怖い名無し:2005/06/14(火) 00:23:54 ID:8wXBM12U0
foolさんの作品どれもこれも最高でしたよ。
かなりの才能をお持ちだとおもいます。
引退というのは残念ですが、某アイドルが全盛期に引退して伝説になったように
foolさんが今引退するのが良い形なのかもしれませんね。

ですが、もしまた書きたくなったらぜひとも書いてください。

260 :本当にあった怖い名無し:2005/06/14(火) 01:46:09 ID:IsKo0YZv0
>foolさん

乙です。長いことありがとう。色々とうならせてもらいました。
あれこれ言うのは野暮ですが



















とりあえず

       ア ン コ ー ル !

261 :本当にあった怖い名無し:2005/06/14(火) 03:04:11 ID:6AEwujSWO
foolさん引退か…
とりあえず、お疲れさまでした。
寂しくなりますね。

でも、ここはゾンビスレ…
いつか、復活する事を今回だけは願います

262 :本当にあった怖い名無し:2005/06/14(火) 07:50:54 ID:VmUYPn7V0
>foolさん
くねくねがオチっすかw
笑わせてもらいました

何はともあれお疲れ様です

263 :本当にあった怖い名無し:2005/06/14(火) 08:01:38 ID:L1Oz/1CQO
さすがオカ板って感じのオチだな

264 :本当にあった怖い名無し:2005/06/14(火) 10:31:10 ID:d2Q9ruRg0
foolさん乙ーーーーーーーーかれ様でした!!
fool短編集として出版して欲しいです。
いやせっかくだからゴミ文さんとかも一緒にして
インターネットの掲示板への書き込みからスタートしたホラーアンソロジー「ゾンビ男」

265 :本当にあった怖い名無し:2005/06/14(火) 19:29:35 ID:L1Oz/1CQO
そしてゾンビのように現れた出版社に全てをもっていかれる。

266 :本当にあった怖い名無し:2005/06/15(水) 01:34:02 ID:qatYz1vh0
さて、ゾンビを描くときにその動きを自分で演じて確かめてる作者、名乗り出ろ

267 :ダリオ ◆Nygo1KWMYo :2005/06/15(水) 02:06:28 ID:XmpPl5Bh0
>>266
(*・ω・)ノ

268 :サナトリウム:2005/06/15(水) 06:04:30 ID:6VlI9Hvt0
>>266
私は主にそうしてます。
洞窟のシーンも近所の廃棄物処理の山にある
誰も来ない横穴に行ってイメージしてから書いてます。

もうスグ続きを投下しますので、良かったら見てくださいね。



269 :本当にあった怖い名無し:2005/06/15(水) 07:35:24 ID:1loEYf6pO
はーい、まってまーす!


読者一同

270 :本当にあった怖い名無し:2005/06/15(水) 08:34:42 ID:YDTdcV2ZO
>>269
その「読者代表」みたいなのはやめれ
すべての読者が待ってるわけじゃない

271 :本当にあった怖い名無し:2005/06/15(水) 11:15:00 ID:cfq/FVBd0
>>270
そうだよな。待ってないやつもいるよな、約一名

272 :本当にあった怖い名無し:2005/06/15(水) 12:56:55 ID:/WguqrF+O
粘着ウザイぞ。

273 :本当にあった怖い名無し:2005/06/15(水) 15:32:31 ID:lSkpdwIT0
>>266
家族に見られた・・・

274 :270:2005/06/15(水) 23:44:36 ID:YDTdcV2ZO
すまん

例えばの話であって、「俺は待ってない」みたいな意味じゃないんだ
仮に全読者が待っているとしてもだ
例の「読者代表」のような真似はやめてくれってことね

275 :本当にあった怖い名無し:2005/06/16(木) 00:01:26 ID:e6HI3a2E0
教えて下さい。前スレ位からロムってるんですけど、
「読者代表」って何ですか?時々出てくるけど。

276 :本当にあった怖い名無し:2005/06/16(木) 00:46:53 ID:ATNnjuDg0
朝日新聞の「世論」みたいなもn

277 :感染:2005/06/16(木) 03:18:16 ID:Mw1J38UjO
同タイトルスレに書き込めなくなった(〜Kをこえてます)とかエラーでて。
最後のパートなのにな。
せっかく作ったから。こっちにレスしとく。わかりずらくてスマソ。

【感染ラスト】
包帯を交換し。ペットボトルのドリンクを飲み干した亮子は辛そうな顔で言った。
「すごく喉が乾くの…」 「あぁ。おかわりいる?」「うん。ほしぃ」
一階の休憩室には自販機があり。無人の売店もあった
しばらくならここで籠城する事も可能だった。
俺は椅子から立ち上がり、部屋のドアノブに手を掛けたその時背中越しに亮子が話し掛けてきた。

「京君…ずっとそばにいて…」
かぼそい声だが、はっきりとそう聞こえた。
「あぁ。ずっと一緒だ」
俺はそう答え部屋を出て一階に向かった。

亮子は気付いているのだろうか?
噛まれた人間がその後どうなるのか。

俺からは言えない。とても言えない。もう、亮子の体温は死人と同じくらい冷たくなっていた。
じきに奴らのようになり、肉をもとめ始めるだろう。つまり。俺を襲ってくる。そうなった時俺は彼女を撃てるだろうか?一緒に死ぬ事を選ぶのだろうか?
まだ、答えはでてこない。
ホルスターに納まっている拳銃に触れてみた。ひんやりとした冷たさだけが伝わってきた。
なんだか、とても。笑ってみたくなった。。。

278 :269:2005/06/16(木) 04:38:43 ID:fVgwN7xsO
まぁまぁ、作者さんが書きやすい雰囲気を
つくりましょうよ。

カリカリしない。

279 :本当にあった怖い名無し:2005/06/16(木) 20:05:06 ID:pIHRTJ2b0
http://www.yonosuke.net/dtm/5/10230.mp3

280 :本当にあった怖い名無し:2005/06/17(金) 20:18:00 ID:W73TkXPuO
今日は、おやじが来る日だな。はよこい!

281 :本当にあった怖い名無し:2005/06/17(金) 22:54:07 ID:lpFGMyoB0
カチカチ カチカチ

282 :まこしろ:2005/06/18(土) 00:40:37 ID:60Ccb0Or0
一行を乗せたトラックは一路、自衛隊の駐屯地を目指した。
海岸沿いの道をひた走れば、1時間もすれば着く距離だ。
さすがにトラックの荷台は乗り心地はよくはなかったが、バスに比べれば重量感があり、仮に「敵」と遭遇しても跳ね飛ばせる。
高井たちはバスよりもかえって安心感を抱いていた。

「なあ、田村さんって言ったっけ・・・?あんたらはどれくらいの『奴ら』と戦ってるんだい?」
「それは『数』の話ですか?」
「そうさな・・・ずいぶんと慣れた感じだからよ・・・」
「『数』だけで言えば、数百の大群に囲まれたことがあります・・・同じようにマンションに篭城していたときですが。」
「数百!そりゃスゲエな!・・・で、やっつけたんだ?」
「そうですね・・・なんとか・・・あなたは、いえ、ポンさんは?」
「オレはアオとマンションに向かうときに百匹くらいに囲まれたけどな、コイツで跳ね飛ばしてやったよ。」
「トラックなら楽勝ですか?」
「まあな。でも、アイツだけはダメだったな・・・」
「『アイツ』・・・?」
「足の速えのがいやがるんだ。アイツはトラックをよけやがった・・・他の連中はボコボコぶつかってくっから跳ね飛ばしたけど、
アイツだけはトラックをかわして運転席の横に飛びついてきやがったよ・・・」
「それで、どうしたんですか・・・?」
「イチかバチか電柱スレスレに走ってな・・・叩き落としてやったさ!」
そう言うとポンさんは高井からもらったタバコに火を点けながら豪快に笑った。

283 :まこしろ:2005/06/18(土) 00:41:14 ID:60Ccb0Or0
「日高二尉、基地まではあとどれくらいある?」
「この位置は・・・」
日高は立ち上がると周辺の様子を見渡した。
「あと2〜30分かな・・・?このまま無事に着けば・・・」
「そうだな・・・無事ならな・・・周辺の警戒をしよう。」
橋本は銃を持ち直して立ち上がった。その様子を見た高井と今村も周辺を警戒するべく立ち上がる。
「信号も関係ないからノンストップだし、大丈夫だよ・・・大丈夫・・・」
高井は言い聞かせるようにつぶやいた。

284 :まこしろ:2005/06/18(土) 00:41:43 ID:60Ccb0Or0
「ポンさん・・・!ポンさん!あれ!あれ!」
突然、助手席の青塚が怯えたような声を上げた。
「・・・んだっよ!アオ!っせえな!」
「いや・・・あれ・・・」
「何だって言う・・・・・・なんだ!?ありゃ!!?」
青塚の示す方向を見たポンさんと田村は目を疑った。

その光景を運転席で確認するのとほぼ同じく、荷台の橋本たちも「それ」に気がついた。
「橋本二尉!あれを見ろ!」
「橋本さん!まずい!あれは・・・」
「待ち伏せている・・・狙っておるんだ・・・」
宮本はその光景を見て、そうつぶやいた。

285 :まこしろ:2005/06/18(土) 00:43:43 ID:60Ccb0Or0
大通りの左前方、距離にして300mほどだろうか・・・
建物がまばらにあるその場所に、確認できるだけでも数十、いや百以上の「死者」の姿があった。
それは隠れているようでもあった。
これまでに遭遇した「敵」は、「生者」すなわち「獲物」の姿を見ればすぐに襲い掛かろうとしてきた。
それが数百メートル離れていようと、ゆっくりと近づいてきていた。
しかし、そこにいる「敵」は、間違いなくトラックを確認しているにもかかわらず、近づいてこない。
建物の影に身を潜めるようにしている。近づけば、すぐにでも飛びかかれるような状態で・・・
「奴ら」の様子は紛れもなく、トラックを、自分たちの「獲物」を待ち構えているようだった。
その様子を見た橋本は、以前に高井らとともに「敵」に「ハメられた」ことを思い出した。
「・・・『奴ら』には知能がある・・・!」

286 :まこしろ:2005/06/18(土) 00:44:40 ID:60Ccb0Or0
「ポンさん!停めろ!」
橋本の叫び声に応じてトラックは急停車した。
「陸自さんよ!どうする!?ありゃ、どういうつもりだ?」
「明らかに我々を『待ち伏せ』しているようです・・・」
「『待ち伏せ』だあ?・・・上等じゃねえか・・・!コイツで踏み潰してやる!」
「待ってください!『敵』のタイプがわかりません・・・」
「なんだよ?タイプって?」
「『奴ら』には動きの遅いヤツと速いヤツがいるんです。」
「ああ・・・!速いのはオレが出会った『アレ』か?!」
「おそらく・・・もし、あそこで待ち構えているのがそうなら、あの数ではかなり危険です。」
「違えねえ・・・後ろのおエライさんはどんな意見かな?」
その時、図ったかのようなタイミングで橋本が声をかけた。
「田村!『敵』が見えるか?!タイプがわからん以上は突破は危険だ!」
「今、ちょうどその話をしていたところです!そうしましょう!」
「オイオイ!チョイ待ち!回れ右したところで、『奴ら』が追ってきたらどうするよ?」
「まだ、距離がありますから一気に引き離せば大丈夫でしょう!」
「でも、この先に行かないと基地には着かねえんだろ?回り道しても行けるんかい?ガスにはあんまり余裕がねえんだよ・・・」
「迂回しても数キロしか違わないですよ!大丈夫!」
「そうかい?んじゃ、Uターンすっぜ!『奴ら』が追ってきたら頼むぜ!」
「了解!やってください!」
ポンさんはハンドルをめいいっぱい切ると一気にアクセルを踏み込んだ。
トラックは急速に方向転換をする。その動きと同時に・・・

287 :まこしろ:2005/06/18(土) 00:45:04 ID:60Ccb0Or0
待ち構えていた「死者」たちが一斉に動き始める。
あるモノはヨロヨロと、あるモノはやや速い動きで、そして集団の中から十数体の「速い」モノが飛び出してきた。

「来た!『一種』だ!」
その動きは常人の域を超えている。全力疾走でトラックに一気に向かってくる。
トラックはUターン途中だけに加速状態ではない。その距離はどんどん近づく・・・
荷台の橋本たちは勢いで振り落とされないように荷台のへりにつかまっていた。ゆえに銃を構えることが出来ない。
・・・早くしてくれ・・・!
心の中で祈るように叫ぶ。トラックがようやく方向転換を完了したその時、「敵」との距離はすでに100メートルを切っていた。
トラックが加速を開始するが、その出足は鈍い・・・追いすがる「第一種」・・・
「来る!」
高井は素早く銃を構え、先頭の「敵」に向けて照準した・・・

288 :まこしろ:2005/06/18(土) 00:48:11 ID:60Ccb0Or0
>foolさん

引退は残念です。これからもちょくちょくでいいので、投下していただきたいものです。

投下のペースが落ち気味なのがつらいです・・・orz
早く落ち着いて、ガンガン投下していけるようにガンガります!

289 :本当にあった怖い名無し:2005/06/18(土) 01:06:59 ID:E7diH+RR0
>まこしろさん

乙。
>投下のペースが落ち気味なのがつらいです・・・orz
おまいさんとこ子供生まれたばっかだろ、ほどほどにな・・・トイイツツカチカチ

290 :本当にあった怖い名無し:2005/06/18(土) 07:09:14 ID:f2sGQsveO
まこしろさんお疲れさまです!

あまりご無理をなさらずにがんばってください!
お体を壊されてはご家族も、我々読者も困ります。

もう貴方一人の体ではないのですよwww

291 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/18(土) 09:26:48 ID:OfM6+ejb0
..第4章

...1
 白黒パンダや、黄色いキリンが、ペイントされてる幼稚園バスにゃ、ちっちゃい椅子が並んでた。
 丁度、車検かなんかで定期整備に来てたんだろう、ドアに鍵は掛かってなかったが、流石にキーは付いて無ぇ。
 今ぐらいの季節なら、ピカピカの新入生が、送迎バスに乗って行くんだろうが、こんなことになっちまって、座る子供は誰も居ねぇから寂しいモンよ。
 だけど、そんなことに構っちゃいられねぇ。中村と平岡に指示して、持ってきた物をマイクロバスに積み込ませたのよ。
 それからオレは、エンジンキーの鍵穴に、マイナスドライバーを突っ込むと、左手で思いっきり捻ってやった。
 …若けぇ頃、馬鹿な仲間と連んでたとき、原チャリを掻っ払うのに覚えた手だが、ゾンビの馬鹿力なら、車のキーシリンダーだって回せるぜ。
 ガリガリ音立てながら、素直にキーがオンの位置まで回りやがったんだが、メーター周りの警告灯は、ウンともスンとも言わねぇのよ。
 やっぱりバッテリーが終わっちまってるんだろう。
 しょうがねぇ。シート下のエンジンルームを室内から開くと、乗っかてるバッテリーを点検した。
 端子に白い粉が吹いたバッテリーは、蒸留液がスッカラカンだから、とっくの昔に死んじまってる。
 十二ボルトの二個掛けだから、持ってきたバッテリーとは合わねぇけど、ブースターケーブル繋げば、始動だけなら何とかなる。
 中村達に、敷地の外の様子を注意させながら、プラスとマイナス間違えねぇように結束した。
 …スピードメーターの警告灯が復帰したから、どうやら行けそうよ。
 送迎バスの車内に収まった、二人に向かって声を掛けてから、オレは、キーシリンダーに刺さったドライバーを捻った。
 咳き込むようなセルモーターの始動音が、車内に響き渡ったが、なかなかエンジンが掛からねぇ。
 …焦ってセルを回してる間に、やっぱりお客さんが来ちまった。
 真っ黒い顔した死人の奴等が、嬉しそうにバスを目掛けてやって来る。
 野郎どもに気づいた、中村メガネ猿とランボー平岡が、細めに開けたサイドウインドウから、近づく奴等に射撃を開始した。

292 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/18(土) 09:27:30 ID:OfM6+ejb0
...2
 「早くエンジン掛けろ!。」って怒鳴ってるメガネ猿の声を、背中で聞きながら、オレは焦って、セルを回し続けたんだが、バスの野郎が、ちっとも言うことを効かねぇ。
 このままエンジンが掛からなきゃ、この車体がオレ達の棺桶よ。
 …そのうち、何匹かのゾンビ野郎が、遂にバスに到達した。
 禿げズラ親父、中年オバン、デブ男のゾンビ三人衆が、運転席のオレを見つけて、嬉しそうに、窓ガラスやらボディを、ガンガンぶっ叩き始めやがった。
 …マイクロバスのフロントガラスが、軋み出した頃、頼りねぇ音立てて、やっとエンジンが始動した。
 室内のエンジン点検孔を開けたまんまだから、ジーゼルの排気煙が、車内に流れ込んで来やがったが、そいつがホントに香水みてぇに感じたなぁ。
 中村のアホが、悲鳴とも歓声ともつかねぇ声で「行け。行け…。」って叫んでる。
 オレは、アイドリングもそこそこに、ギアを繋いで走り出したのよ。
 回転の乗らねぇエンジンだから、ゾンビ野郎を跳ね飛ばすことも、出来やしねぇ。
 禿げズラゾンビの一匹が、オレの顔を睨みながら、サイドミラーのステーに、取り付きやがった。
 メガネ猿もランボー野郎も、車体の側面にしがみつく、他のゾンビが手一杯で、こっちまで気が廻らねぇ。
 整備工場の敷地を走り抜けながら、オレはハンドルを大きく回して、そいつを振り落とそうとしたんだが、馬鹿力のゾンビ野郎は、平気な面して車体にヘッドバット攻撃よ。
 仕方がねぇから幼稚園バスを、出入り口近くに止まってる、アルミパネルのカーゴトラックに向けたのよ。
 ぶつけて、こっちが止まっちまったら、エンジンは二度と掛からねぇだろう。
 それで、トラックすれすれを狙って、バスを加速させてやったのよ。
 オレの顔見て、唸り声を上げてた禿げズラ野郎は、サイドミラーごと荷台のアルミパネルにおさらばしたぜ。
 …ついでに、何匹かの腐れ野郎を、振り落とす事に成功したから、一息ついた平岡の奴が、無線で状況を説明してる。

293 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/18(土) 09:28:35 ID:OfM6+ejb0
...3
 向こうの奴等は、双眼鏡でオレ達を見張ってるから、わざわざ言わなくったって判ったみてぇで、海軍道路のアスファルトの上を、こっちに向かって駆けて来るのよ。
 奴等が到着するまで、幼稚園バスの窓から、身を乗り出した中村と小松が、追いかけて来るゾンビ野郎を始末してた。
 オレの方もバッテリーを片づけたして、車内を整理したんだが、アクセルを放したらエンジンが止まっちまいそうで、ハラハラしたぜ。
 …そうこうしてるうちに、伊東とアメちゃんがバスに乗り込んできた。
 足を引き摺る南の奴と、ノッポの城戸崎が遅れてる。
 …どこから現れたのか、ゾンビ野郎が五、六匹、奴等の後を追って来てたから、今にも食い付かれちまいそうな状況よ。
 オレは、バスの窓からレミントンを突き出して、腐れ野郎を狙ったんだが、こっちの腕前も怪しいうえに、散弾だから引き金なんか引けやしねぇ。
 「早く来い。」って、でっかい声で叫んだけど、M十六を必死に乱射するノッポ野郎にゃ聞こえなかったみてぇだ。
 …そのうち、工業団地の方から、ゾンビ野郎の援軍が押し寄せてきたから、やべぇ状況になっちまった。
 オレも狙える範囲で、腐れ野郎に散弾銃をぶっ放してやったんだが、八発しか入らねぇ弾倉だから、歯痒くってしょうがねぇ。
 ランボー平岡がバスの昇降口に陣取って、マシンガンを乱射しながら、逃げ遅れた奴等を待ってやってたが、ゾンビの群れが増えるばかりで、こっちも逃げ道塞がれそうだ。
 オレは、南達が囲まれちまう前に、助けてやろうと思って、バスを海軍道路の方に右折させたのよ。
 伊東の野郎は、「早く逃げろ。」って言ってたが、噛まれたって見捨てねぇのが、オレの主義だから、何匹かのゾンビ野郎を跳ね飛ばしながら、奴等の側に近づいた…。
 …遅かった。…自動小銃持った城戸崎の腕に、ゾンビ女がぶら下がってやがる。
 南の奴が、腐れ女の頭を九ミリ拳銃で撃ち抜いてたが、肉を抉り取られたノッポ野郎の腕から、滴り落ちた赤い血が、アスファルトの道路に点々と、斑模様を描いてる。

294 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/18(土) 09:32:13 ID:OfM6+ejb0
...4
 折り戸の昇降扉から飛び出した平岡の奴が、二人を抱えるようにバスに戻ってきたが、奴等の後ろを詰め襟姿の学生ゾンビが追ってくる。
 ゾンビ野郎はバスの扉を閉める寸前、両手でドアを押さえると、汚ねぇ顔を車内に押し込んで来やがった。
 オレは頼りねぇエンジンが止まらねぇように、クラッチを滑らせながら繋いだのよ。
 しぶといゾンビ野郎は、バスに引き摺られながらも、車内に乗り込もうと足掻いてやがる。
 バックミラー越しに、床にぶっ倒れたまんまの南の奴が、ドアに向かってベレッタオートの引き金を引くのが見えた。
 其奴の体は鋭い銃声と共に、アスファルトの道路に転がり落ちて行っちまった。
 …ゾンビ野郎は、高校生ぐらいの年齢だったから、幼稚園バスに乗るにゃ、年を取りすぎてたんだろう。

295 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/18(土) 09:33:13 ID:OfM6+ejb0
出現パターンを読まれたか?。
しかし、こっちも投下のペースは落ち気味だから、次は予定どおりにはいかねぇかも。

1レスあたりに書ける文字数が、だいたい900文字前後らしいんだが、
文章の流れを、レスの文字制限に合わせると、たまに細切れになった半端が出ちまうのよ。

「ポンさん」…おやじのダンプ仲間ってことにして、どっかの回想シーンに使っても、パクったって文句言うなよ。

じゃ、またな。

296 :本当にあった怖い名無し:2005/06/18(土) 10:32:38 ID:VMKqBDh90
>>295
>パクったって文句言うなよ。

あんた等2人はコラボだろ!(笑)
な〜おやじさん?

297 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

298 :まこしろ:2005/06/19(日) 00:01:18 ID:60Ccb0Or0
>おやじさん

乙です。どうぞ「ポンさん」を登場させてやってください!
ちょいとキャラがかぶりますが、自由にキャラ付けしてもらっても構いませんので!

>289さん>290さん

お気遣いありがとうございます。
おいおい、うpしていきますので、よろしくお願いいたします。

299 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 01:07:25 ID:ELJi5iof0
ポンさんはどっちかーつーとおやじと同じ俳優が演じてる、って感じだな。
いるでしょ、何やっても同じキャラになるような役者(へぼってことじゃなく)

300 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 01:10:40 ID:ELJi5iof0
>おやじ
むしろ「やけに頼りになる民間人(ドラッグストアのおやじ)」でも登場させたらw

301 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 06:11:10 ID:CfHaGT6GO
>296
そうか、まこしろさんとおやじさんはコラボだったのか。
二人はプリキュアなのね。

302 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:26:06 ID:byODDdsD0

「ZOMBIE 〜ONE OF THE DEAD〜」(37)

わたしは交差点を強引に通り抜け、息つく間もなく住宅街を貫く路地へと向かった。
長い壁と枝葉に日差しを遮られた、薄暗くて曲がりくねった細長い道。
キャンキャンとうるさい犬の鳴き声が聞こえてくる。
ガラスが割れる音と中年女性の常軌を逸した悲鳴。
そして生気のない、暗く低い呻き声。
人肉に飢えた屍人たちが、あちこちの家に入り込もうとしているようだった。
頑丈なバリケードが間に合わず、雨戸や玄関のカギを閉めるぐらいの備えしかできなかった
家やアパート、とくにベニヤのような安っぽい材質や劣化した木材などが使われている
ところでは、怪力で疲れ知らずの屍人を防ぐことが難しかったのだろう。
家に閉じこもっていた人たちが、破られつつある玄関を尻目に庭へ飛び出し、壁をよじ
登って逃げる場面を何回か目撃した。
彼らは隣人の助けを求めようと、屍人さながらに必死で隣家の扉を叩く。
開けてくれる場合もあれば、無視されることもあった。
もちろんそれらを眺めている余裕などわたしにはなく、いずれも走りながら横目で
チラリと見るぐらいで、どちらかと言えばこちらのほうが状況は最悪だったと思う。


303 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:28:02 ID:byODDdsD0

ふいに目の前に屍人が現れた。
玄関のドアノブをガチャガチャしていた屍人が、急に振り返るやいなや、わたしめがけて
飛びついてきたのだ。
もっともわたしのほうだって、ただむやみに逃げ続けてきたわけじゃない。
それなりの経験を積んできた。
一刻一秒を争うヤバイ状態に陥ったときのわたしは、いちいち悲鳴なんか上げたりしないし、
また気持ち悪いからといって無駄に避けようともしない。
そのまま全速力で突っ走った。
わたしがこれまでに学んできたのは、思い切りの良さが窮地を救う、ということだった。
なにかに躊躇した心と体の動きは、反応を鈍くしてしまう。
緩慢な動作しかできない化け物のくせに、獲物に飛び掛ってくるときの屍人はかなり速い。
しかし標的が高速で移動している場合、未来予測が劣っている屍人たちは対応できなく
なる、という弱点があることに、わたしは気がついていた。
屍人よりも体積が大きかったり、屍人の数が多かったりするときならともかく、一対一の、
生身のガチンコ勝負ならば、相手に怯まず、躊躇わず、素早い動きを心掛けるのが、
とても重要になってくる。
走っている人間には、たいていの屍人は見当ハズレな狙いを付けるので、逆にこちらが
立ち止まったりすると、かえって奴らの攻撃が当たりやすくなってしまう。
だから全身によけいな負荷をかけず、やり過ごして逃げるほうが概ね安全なのだ。
このコツを理屈ではなく体で覚えていたわたしは、それを十二分に生かしつつ、屍人の
攻撃をスルリと潜り抜け、母の待っている家へと一目散で走り去ることに成功した。


304 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:30:01 ID:byODDdsD0

もっとも人間には、体力の限界というものがある。
たしかにわたしは運動神経がいいほうなのかもしれないけれど、実は体力があまりない。
動体視力や反射神経が高くても、持久力はたぶん並み以下だったと思う。
短距離走や一発勝負の競技で(普段のわたしの印象からして)ちょっと一目置かれたり
したのだけれど、マラソンみたいな粘り気を必要とされるスポーツでは、あっという間に
化けの皮が剥がれてしまうのだった。
最後はいつもバテバテで、エリやアケミたちに愚痴や泣き言をこぼす体たらく。
だからわたしの運動神経を見込んで、どこかの運動部から勧誘されるようなことは一度も
なかった。
けっきょくわたしは、根気や努力、負けん気や真剣さという、スポーツ競技にとって
一番大切な、根本的ななにかが欠けているのだ。
そんな根性なしのわたしは、死にたくない、家に帰りたい、などといった至極判りやすい
理由に衝き動かされ、これまで懸命に走り続けていたわけなのだが、もはや肉体は限界に
近づきつつあった。
それに精神的な疲労も、ピークに達しようとしている。
はあっ、はあっ、と息が切れ、ついには途中で立ち止まってしまった。
めまいはするし、のども渇いたし、体中がメチャクチャだるいし、足が震えてくるし、
怖いし、心細いし、不安だし、そしてなにより愚痴を言う相手すらいない。
咽喉の奥から、酸っぱいものが込み上げてきて、あわててハンカチで口元を押さえる。
胃が痛くてたまらない。
家へ近づくにつれ、甘ったれた性分が鎌首をもたげてきた。
だいたいわたしは、体育会系のキャラじゃないんだよねぇ・・・
もう気分は、最低・最悪・マジありえない、って感じだった。
せめてエリでもいてくれたら、もうちょっと気分が楽になれるのに・・・


305 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:32:02 ID:byODDdsD0

エリはいま頃、どうしているのかな。
ずっと連絡がないけれど、まさか本当に屍人に襲われてしまったのだろうか。
そんなはずはない。
エリが死ぬはずはない。
あの子は図太くて強かだから、そう簡単に屍人なんかにやれられるわけがない。
それにそのうちきっと、政府や警察や自衛隊やアメリカや国連なんかが、わたしたちを
助けに来るに決まっている。
だから、もう少しの辛抱よ。
ガンバレ、わたし!
などと、お気楽に自分で自分を励まし、なんとか精神的な均衡を保とうとする。
わたしは道路にしゃがみ込むと、携帯電話を取り出した。
周囲をキョロキョロと見渡しながら、携帯に保存してあった写メをこっそりと眺める。
そこには昨日までの、平和だった頃の、わたしたちの日常風景が映し出されていた。
おどけたポーズをするエリ。
さりげないピースサインをしている、アケミの透き通った綺麗な眼差し。
笑いながら抱き合っている、ムーチャンとタカポン。
難しい本が好きで、勉強もよくできたイズミ。
陸上部の選手だったユカと、バレー部に入っていたチィちゃん。
みんなが全員揃っていたら、こんな状況なんて、どうってことなかったはずだった。
エリはムードメーカーだから、暗く落ち込んだ空気なんて撥ねつけてくれるだろうし、
なんでも頼りになるアケミは、まさにリーダー役が適任だ。
イズミは頭が良いから作戦とかいろいろと考えてくれる参謀で、ユカとチィちゃんは
体力があるから、屍人たちなんか簡単にやっつけてくれるはずだ。
これといった特徴もないわたしは、タカポンたちと一緒になって・・・
・・・なにかを、そう、なにかをやればいいのよ!
あ〜あ、それにしてもみんな、バラバラになっちゃったなぁ・・・
エリは行方不明だし、タカポンたちもメールを送ったきり、あれからずっと音信不通。
アケミは・・・アケミは・・・


306 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:34:02 ID:byODDdsD0

・・・アケミ!
血に染まった彼女の姿が、生々しく甦ってくる。
ゾクゾクゾクッ、と背中に怖気が走った。
それが引き金となったのか、ふいに現実に引き戻されたわたしは、慌てて後ろを振り返る。
「・・・・・・」
自動車が一台、やっと通り抜けられるぐらいの狭い路地だった。
ちょっとカーブを描けば、道の向こう側が塀に挟まれ見えなくなってしまう。
だからわたしは、自分が隠れているような気がして、すっかり油断していた。
よく考えてみれば、ここは道路の真ん中だ。
さっきの屍人が追いかけてきたら、そして前後を屍人で塞がれたら、かなりヤバイ。
壁をよじ登る体力も甚だ怪しいわたしには、現実逃避している暇なんてまったくなかった。
恐ろしく厳しい、リアルな現実が、すぐそこにまで迫って来ている。
甘美な妄想をかき消して、もう一度周囲の状況をしっかり把握しようとした。
ドキドキしながら、まずは背後へと注意を向けてみる。
・・・ズッ・・・ズッ・・・・・・ズリッ・・・ズリリッ・・・ズッ・・・
「・・・・・・!!」
足を引き摺るような足音が、かすかに聞こえてくる。
ホントに屍人が追いかけて来ていた。
うわっ、マジで!?
20メートルほど後ろの壁に、よろめき歩く人の影が映った。
きっ、来たあぁぁ〜〜〜!!
足音を立てないように、そおっと、この場から急いで離れる。


307 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:36:03 ID:byODDdsD0

屍人には、視覚や聴覚といった能力はないらしい。
専門の研究をしていたところでも、そういう結論になっていた。
体中が腐っている屍人を間近で見たら、わたしにだってそんなことぐらい判るけどね。
なにしろ眼や鼻が腐り果て、ポロリともげたりしている屍人が、平然と人間を追いかけて
来るわけだし、そのほかにも周囲を壁に囲まれた、たとえば建物のなかにいる人間たちを
狙う屍人も、当時はけっこう多かったのだ。
たぶん屍人には、未知の感覚があるのだろう。
これはわたしの考えだが、屍人は獲物の「人間らしさ」を探知しているのではないか、と
なんとなく思っている。
というのも、わたしが自分の全存在を消しているような気分のときだと、たいていの屍人は
わたしに気がつかず、通り過ぎて行ってしまうことがあるからだ。
もっとも自分と屍人の間に、遮蔽物がないと効果が出てこない。
ジッと息を潜め、壁の向こう側や草むらに隠れているならば安全だけど、たとえ自分の気配を
消していても、屍人の横を気づかれずに素通りはできない、ということだ。
すべてを理解できないものの、どうやら屍人たちにはなんらかの法則が働いているらしい。
わたしはそのことに、薄々ながらも勘づいていた。
これは大きな収穫だった。
つまりこの絶望的なゲームには、隠されたルールが存在しているのだ。
そこを読み取って、ステージごとにクリアしていけば、生き残る確率が高くなる。
こういう考え方は、TVゲームに疎いわたしにはないロジックのはずなのだが、なぜか
それはとてもリアルティのあるお約束となって、わたしにしっかりと刻み込まれていた。
言葉ではなく、感覚でそれを認識していたわたしは、焦る気持ちをグッと堪え、必要以上の
感情を打ち消しながら、慎重な足取りで屍人の追撃から逃れようとした。


308 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:38:12 ID:byODDdsD0

身を低くしながら路地を進み、やがてTの字になっている分かれ道にぶつかる。
不用意に飛び出さず、慎重に左右を確認した。
どうやらうしろの屍人以外、この付近には奴らがいないようだった。
向かって左手方向に、わたしの家がある。
しかし屍人をくっつけたまま、家まで行くのはかなり危険だ。
とにかくいまは、どこかに隠れたほうがいい。
ふと斜め前方を見ると、駐車場を備えているアパートがあった。
狭い道路にギュウギュウに建てられたほかの家とはちがい、前面に駐車場があるから
垣根や壁もないし、それにアパート自体が奥まっているので、かなり広い視界を確保
できそうだった。
ほかに物色している時間はない。
駐車場に停めてある、一台の軽自動車の背後へ回り込み、そのまま地面へ座り込む。
・・・ちがう、ここじゃダメだ!
もっと距離を取ったほうがいいような気がした。
しかしこの軽のほかに、駐車している車なんてない。
慌ててうしろを振り向くと、アパートの脇にある草むらが目に入った。
思う間もなく、素早くそこに駆け込む。
飛び込むと同時に、地面の上へうつぶせになった。
伸び放題の草むらに体を隠すと、息を押し殺して路地へと視線を向ける。
し〜〜〜ん、と静まり返った住宅街と、動くものの気配が感じられない細い道。
草と土の濃厚な匂いが、わたしの鼻を刺激する。
隠れん坊とかして遊んでいた頃の、それはとても懐かしい香りだった。
もの想いに耽りそうな感傷を追い払い、よけいなことは考えないように、わたしは
ひたすら頭のなかをカラッポにしていく。


309 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:40:04 ID:byODDdsD0

・・・静かだった。
人の悲鳴やなにかを蹴破る音も、ここには届いて来なかった。
どれくらい時間が経ったのか。
草の間からわずかに見える道路に、薄汚い格好の人がぼんやりと立っている。
いや、それは人ではなく、さっき飛び掛ってきた屍人だった。
ボロボロで血に塗れたコンビニの制服を着たそいつは、まるでわたしの姿を探すように、
あたりをグルグルと見渡している。
やがて諦めたのか、スウッと、視界から消えてしまった。
・・・ふうっ、どうやら上手く撒いたようだ。
さて、これからどうするべきか。
まずは家にひとり取り残されているママを、なんとか外へ連れ出す作戦を立てなければ。
家のなかに篭城していても、屍人が大挙して襲って来たらどうしようもない。
時間が経過するごとに、屍人が増加していくのは目に見えている。
このまま人口密集地帯にいれば、危険度がどんどんと高くなってくるし、そうなれば
もはや逃げ出すことなど不可能にちがいない。
逃げるなら、いましかない。
とにかく、まとまった水や食料なんかを集めて、スポーツバッグに手早く詰め込もう。
昨夜父が言っていたように、保存の利く食料品とかを上手く買えていればいいのだけれど、
おっとりとしたママの性格を考えると、あまり期待できそうにない。


310 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:42:02 ID:byODDdsD0

やることは、ほかにもたくさんある。
家に帰ったら、まず清潔な服や下着に着替えて、それから靴下も履かなくちゃいけないし、
あと外部の情報を得るための携帯ラジオや、電気が止まった場合に備えて懐中電灯や
ロウソクなんかも、用意する必要があるだろう。
そういえば、家にサバイバルグッズなんかあったかな?
こんなことになるなら、普段から地震や災害が起こったときに備えておけばよかった。
まあ、しょうがないや。
家にあるものを手当たり次第かき集めて、ママと一緒に長野のおばあちゃん家へ逃げる
ルートを、地図とか見ながら一生懸命に探し出そう。
生き残っている近所の人たちに助けを求めて、お互いに協力することも大切だし、身を
守る武器になりそうなものも、なんか考えておかなきゃ。
包丁なんて、けっこう使えるかもしれないなあ・・・
なんてことを考えていたとき、なにかがチラッと動いたような気がした。
草をそお〜っ、と掻き分け、ジッと前を見ると、さっきの屍人が壁のところから顔を半分
だけ出して、こっちを覗き込んでいるではないか!
・・・見つかった!?・・・・・・わけではないようだけど、ちょっと気になっているらしい。
知能が低下しているくせに、勘だけはやたらに鋭いようだ。
自分の気配を消すために、なにも考えないようにしていると、彼は欠伸のような唸り声を
上げて、再びどこかへ行ってしまった。
また戻ってくるかもしれないので、念のため10分ほど動かないようにする。


311 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:44:18 ID:byODDdsD0

それにしても、わたしが隠れているこのアパートはとても静かだ。
人の気配が、まったく感じられなかった。
もっともアパートには、だいたい地方から出てきた大学生や、独身の会社員などが住んで
いる場合が多いので、平日の昼間からいるほうがおかしいのかもしれない。
でも、このひっそりと静まり返ったアパートが、やがて日本の当たり前の風景になって
しまうことを想像してみると、なんだかとても悲しくなってきた。
活気に満ちた賑やかな街並みは二度と甦ることもなく、静けさに覆われたコンクリートの
墓標だけが延々と続く死の世界。
うごめく死者たちの間を、乾いた風だけが通り過ぎていく。
死の香りが世界中に溢れるなか、生き残ったわずかな生者たちは、ただ昔の面影を偲び、
すすり泣くことしかできない、そんな未来のひとコマが頭に浮かぶ。
人類社会の終焉だなんて、まだ17歳のわたしにはあまりにも重すぎる話だ。
ため息をついて頭を振ると、草むらから起き上がり、恐る恐る路地へ向かう。
さっきの覗き見していた屍人を警戒していたが、もうどこかへ行ってしまったようだ。
しめた、いまがチャンス!
わたしはこの隙に、懐かしき我が家へと走り出す。
ほどなくして自宅へ到着したわたしは、周囲に注意を払いながら、玄関のドアフォン
を必死で鳴らしたが、母からの反応はなにもなかった。
「・・・・・・!?」
電話がお話中だったから、なかに誰かがいるのは判っている。
しかしまったくの無反応なのは、ちょっとおかしい。
わたしを屍人かなにかと勘違いしているのだろうか?
このままだとまた屍人に見つかる危険もあったので、しかたなく壁を乗り越え、庭から
廻って家のなかに入ろうと思った。
そのときわたしは、庭へと続く小さな扉が、開けっ放しになっていることに気がつき、
ギョッとした。
・・・ウソでしょ、まさかママったら、ココを閉め忘れちゃったの!?


312 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:46:10 ID:byODDdsD0

キイィ・・・カシャン・・・
頼りなげな音を出しながら扉を閉める。
だけどカギが掛からない。
よく見ると黒い色の扉は、表面がわずかに凹み、蝶番もガタついていた。
「・・・・・・!!」
この扉は、閉め忘れられたのではない。
外から無理やりに開けられたのだ!
体当たりかなにかされて、扉のカギが壊れてしまったのだ!
「なんで・・・こんなに・・・簡単に壊れちゃうの・・・?」
考えてみれば、人間の質量はかなり大きなものだ。
その肉と骨に包まれた物体が、思い切り何度もぶつかれば、頑丈そうに見えるものでも
あっけなく破壊されてしまうこともある。
そもそも住宅に備わっている予備的な扉は、記号的な儀式のために存在しているわけで、
こっそり忍び込んでくるはずの泥棒が、人目もかまわず派手に体当たりをして来るのを
防ぐ目的で作られてはいないのだろう。
わたしたちの社会は、屍人の存在を想定せずに組み立てられているのだ。
だからこの新たに出現した人類の敵に、わたしたちはまったく対応できずにいる。
「・・・マッ、ママ?・・・・・・ママぁ?」
遠慮がちに母を呼ぶが、やはり返事は返ってこない。
警戒しながら庭の奥へ進むと、雨戸が半開きの状態のまま放置され、アルミサッシが押し
倒され、そして割れたガラスの破片が室内まで飛び散っている光景が目に入ってきた。
そんな・・・そんな、まさか・・・屍人が・・・ここへ・・・


313 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:48:07 ID:byODDdsD0

乱暴に壊されたガラスサッシを潜り、靴を履いたままで上がりこむ。
土足で家のなかに入るのは、なんだか外国いるみたいで、変な感じがした。
ぺキパキ、パリジャリ、と軽い音を立てながらガラスの破片を踏み越え、わたしはなにか
物音が聞こえないか、ゆっくりと注意深く耳を澄ます。
居間のほうから、テレビの音が聞こえた。
『・・・現在、都内全域で・・・』
かすかに水の音もする。
ザアァ―――……
母はいつも水を出しっ放しにしないよう、わたしにいつもうるさく注意していた。
その彼女がなぜ、水道の蛇口を閉めないのか・・・
嫌な予感がして、胸がギュウッと締め付けられていく。
「・・・ママ?」
コタツの上に、ビニール袋が置いてある。
なかにはファンタグレープとウーロン茶の500ml入りのペットボトルが1本ずつ、ほかに
ポテトチップスとカップラーメンとトイレットペーパーがそれぞれひとつだけ入っている。
やっぱり母は、お店でロクなものが買えなかったようだ。
このわずかな商品を手に入れるため、きっと朝から何時間もかけて並んでいたのだろう。
家の戸締りに気がまわる余裕なんてないほど、母は必死だったのだと思う。
「・・・ママ?・・・いるの?・・・ママ?」
開け放たれたふすまを抜け、居間と台所へ行く。
そのとき足もとに、なにかが当たった。
コードレス電話だ。
受話器だけでなく、電話機本体の置いてあるサイドボードそのものが引き倒され、中身が
全部、フローリングの床に吐き出されていた。
テーブルやイスも、そして薄型テレビもグチャグチャに引っ掻き回されている。
まるでこの部屋で、台風でも起こったみたいな酷い有様だった。
仰向けになっているテレビは、それでもなお忠実に、人間のために番組を流していた。
『・・・外へ出るのは、非常に危険です・・・繰り返しお伝えします・・・
・・・外出は控えてください・・・戸締りを厳重にして、家からは出な・・・』


314 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:50:12 ID:byODDdsD0

ザアァ―――……
薄暗がりのキッチンに、人影が見えてドキッとした。
誰かが、いる?
・・・えっ、誰なの?
眼を凝らしながら、少しだけ前に進む。
「・・・マ、ママ?・・・そこにいるの?」
返事はなかった。
しかしうなだれて立ち尽くす後姿は、まさしく母だった。
かすかに頭が、ユラユラとしている。
「・・・ママ!?・・・ねぇ、なにか返事してよ!・・・ねぇってばぁ、ママぁ!!」
ザアァ―――……
・・・床に、血が垂れている。
母の足もとから点々と、それは廊下の奥のほうまで続いている。
トイレのドアが、無残にも壊されているのが見えた。
そんな・・・
こんなの、ウソよ・・・
『キョウコ、ほらっ、早くしなさい!忘れ物とかない?ホントに大丈夫なの?』
『パパが今度の日曜日お休みみたいだから、みんなでどこかへ行きたいわねぇ』
『食事中にそういうことを言うのは、やめなさい。お行儀が悪いですよ』
止め処もなく、涙が溢れてくる。
「・・・ママ・・・ただいま・・・わたし・・・わたし・・・ちゃんと、帰って来たよ・・・・・・」



母は、ゆっくりと振り向いた。



(・・・どこかで続く)


315 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/06/19(日) 21:52:07 ID:byODDdsD0

さて、次回からいよいよ新章に突入ですが、ここでみなさまにお知らせがあります。
実はオレの連載を、2ちゃんねるからオレ個人のHPへ移行したいと考えています。
この先を続けると、せっかく落ち着いてきたスレの雰囲気が、また荒れそうな可能性が
出てきてしまったからです。
というか、絶対そうなるでしょう。
まあそれについて、詳しく語るつもりはないのですが。

>>159さんが語っているように、オレ自身が他人からどう思われようと、全然気に
しないタチでありまして、結果的に面白ければいいじゃん、という非常にラフな思想の
持ち主でもあります。
とはいえオレのためにスレが荒れ、他人が投稿しづらい空気を作るのは嫌ですし、また
ほかの作者批判へ飛び火するのも本意ではありません。
あらかじめ荒れると判っていながら、それを貫く確信犯的行動は、さすがに避けたいとは
思うものの、しかし物語性を重視する人間ですから、内容を変更して、当たり障りなく
無難にやり過ごすのは、オレにとって絶対にあり得ない方法論であり(そんなフニャけた
ことをするぐらいなら、創作なんかやめたほうがいい)、そして同時にここまでついて来て
くれた数少ないオレの読者たちを、裏切る行為だとも考えています。
で、その妥協案として、ここではない、他人に迷惑のかからないどこかで続きを描こう
かな、という結論に達したわけです。
2ちゃんねるという、独特の雰囲気を持つ掲示板で、作品を投稿する緊張感と連帯感、
そして面白さも捨てがたいのですが・・・

保管庫のほうは、こちらで引き続き管理をしていくつもりです。
もし引き受けてくれる方が名乗り出てくれたら、そちらへお任せしてもかまいません。
HPができたら、また書き込みしますね。
(保管庫以外にHPなんて作ったことないから、ちょっと時間がかかるかも)


316 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 22:31:28 ID:NtpAO+dh0
ままがゾンビになってるのは想像どうりなのにこんなの悲しすぎる現実だ。。。
>>315
できればここで書いてほしいですがくだんさんの意見を尊重したいです!


317 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 23:07:00 ID:LSPy6CUGO
くだん、そう汁!いや、そうしてもらいたい。
くだんが来ると荒れるし、気分悪い。もう来るなよ。
はい、乙、くだん(゚∀゚)

318 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 23:08:40 ID:ZtZRz16y0
別に荒れていない。粘着がいるだけだろ。自作自演で多数いるように見せかけている。
悪意ある書き込みは、削除依頼で対処。
数がまとまれば、それを根拠にアク禁を申請。
つまり粘着君はやればやるほど、首吊台に向かって一歩一歩上がって行く訳だ。

>>315 くだんさん
ここで、いいと思うけどね。

319 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 23:11:12 ID:/rDGIpkwO
くだんさんの継続に一票

320 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 23:14:57 ID:CtTN0j5m0
>くだんさん

乙。向こうでもがんばってうpし続けてください。
こちらでも一名無し読者として参加し続けてくださいね。

321 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 23:47:08 ID:ZcDUpxkOO
俺はくだん継続希望。



>>317

>くだんが来ると荒れるし、気分悪い。

お前ら粘着が荒らしてるんだろうが。お前らの方がマジ気分悪い。

消えろ粘着。

322 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 23:48:24 ID:TX9y9lEH0
>くだんさん
毎週(隔週?)楽しみにしているのに残念です。
でもHPにも読みに行かせて頂きます。

私も昔吉祥寺の近くの大学に通ってたんですが、自分の知っている地域が
阿鼻叫喚の地獄になるあたり非常に臨場感があって楽しんでいます。

できればもっと井の頭線周辺を舞台に、世界が地獄になる様を
書いていただきたいものです。自分が通っていた飲み屋や本屋や
模型屋がゾンビでいっぱいになると考えただけで、すばらしさに
胸が高鳴ります。
どうかさらなる地獄を書き続けてください。応援しています。


駅員さん達はいつ再登場されるのでしょうか?
彼らの「生まれ変わった」様な活躍も心待ちにしています。

323 :本当にあった怖い名無し:2005/06/19(日) 23:59:49 ID:ZotvE1Gc0
>>317
粘着はキモいぞ。どっかへいけ。
作家さんのジャマするな。


324 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 00:26:43 ID:sPXT99uaO
ホント粘着うぜぇな!雰囲気ぶち壊しだし!失せろ!

325 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 00:28:38 ID:ygP5yazFO
だがまぁ、今回の事に関してはくだんさんにも多少なり非があるし
しばらく余所で様子見ってのはいいんじゃないか
此処の住人とくだんさんとの交流が無くなるわけでも
くだんさんの作品が読めなくなるわけでもない

ちょっと寂しい気もするが、毎回317みたいなレスが付くのもアレだしさ
くだんさんがいろいろ考えて出した結論なんだし、いいじゃないか

あと、反くだん派が自演で複数を装ってるとか決め付けるレスは良くない
それを言うと逆に、くだん擁護派が自演してる可能性も指摘できる
(実際そんなことはないだろうけど、理屈の上では)
それに(現在はどうだか分からないが)以前は俺も反くだん派で
そのときは最低2人、否定派がいたことを知ってるからな…
なんか決め付けレス見ると哀れに思える
そして何より、粘着を煽るようなレスは荒らしに他ならん
これだけは真理だろ

>くだんさん
貴方の作品は好きだけど、その投下でスレが荒れるのは、やはり見ていて心苦しい
だから貴方には悪いけど、個人サイトで継続ってのは嬉しく思う
くだんさんの作品は続く、スレも荒れない、で読み手にとっては
残念ながら最高の話だからな

でもほとぼり冷めたら是非戻ってきて下さい
マジお願いします

326 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 00:32:15 ID:ygP5yazFO
必死だな^^>俺

なんか自分で読むのもダルい文章書いちまったな
しかもくだんさんに失礼なこと書いてる飢餓すー
気に障ったらスマン

>>323-324
おちけつ

327 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 00:37:22 ID:3t/22fQzO
くだんさんお疲れ様です。そして御英断下された事に敬意を表します。
このスレの功労者がまた一人去られる事は悲しい事です。
最近のスレの流れは決して良いとは言えないのでは?。
このままでは新人さんも出てこず廃れてしまうのではと思いました。

328 :":2005/06/20(月) 06:07:48 ID:6wvIjIr6O
>>315
昔の悪ふざけのくだんは嫌いだったが、前スレ含めてここ1000レスの
粘着されながらも、黙々と作品を投下し続けるくだんの態度は好きだったよ。

スレが荒らされるのは耐えられない気持ちはわかるが、荒らしが何を
書いてこようが、目的はくだんに書き込みを辞めさせる事だということを
お忘れなく。
くだんが去る事によって、荒らしは今後も気に入らない奴がいれば
粘着し続け、排除しようとするんだろうなw

荒らしなんてそれ以前から存在していたわけだし、気にする事無いじゃん。
「荒らしで何十レス流される事もあるが、良作が投下される。だから
ロムるの辞めらんないんだよなあw」てのが俺にとってのゾンビスレだ。
荒らしはくだんが去れば、他の作者に粘着して荒らすだけだよ。
他の作者が粘着されないためにも、くだんには続けて欲しかった
(スゲー失礼なこと書いてんな俺w)。

今後の粘着を封じるためにも「スレが荒れたらくだんは復帰する」と
宣言して去るのはどうよ?くだんを嫌いな奴は荒らせなくなるぜw

最後にこれだけは言っておく。くだん、お前の作品が大好きだ!!

329 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 10:42:45 ID:4zs8SIkH0
>>315
作品投下、おつかれさまです。
何度も死線をくぐり抜けてきて経験値がたまった分、主人公が
だんだんレベルアップしてきてますね。

個人HPの件
くだんさんの作品が読めなくなるという最悪の事態を迎えずに
すむのはいいのですが、できればここで続けてほしかったです。
くだんさんの作品を読んで、「自分もこういうの書いてみようかな」
という人が出てくる可能性もありますし。

まあ、どうなるにせよ私は、くだんさんにずっとついていきます。

330 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 14:41:01 ID:3ZLNHSqdO
( ;ω;)くだんさん…行っちゃうの?

331 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 16:12:01 ID:Bwd6hCY20
こうしてまた1人優秀な書き手が消えていくわけか・・・
作家一人追い出したからにはさぞかし優秀な作品を書いてくれるんだろうな?粘着。

332 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 16:25:59 ID:MLIE18j7O
ったく…
粘着のせいで何人書き手が減ったのか…
くだんさんにパクリの事良く考えろとか言うからには、自分のしたこと考えてんだろうな?

333 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 16:28:30 ID:MLIE18j7O
自分が正しいとか考えてるんだったら、まじで死んでくれ。

334 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 17:18:25 ID:LhayP0iy0
俺は>>325のレスに同感だからあえて多くは語らない
ただひとつ言わせて貰えば今現在このスレにおいて粘着叩きが最も目障りだ。

335 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 17:35:55 ID:AQ3HCg520
パクられたことを不快に思うか否か、それはfoolさん次第であって、名無しがとやかく言うのはおかしい。
したがって、foolさんがそれに触れない限り、くだんさんに非は無い。
というのがくだん擁護の意見。(もっともだと思うが、暴言吐いたり煽ったりするのはいただけない)

おおよそ同様に、
パクることは悪いことではない。
俺の作品を参考にしたいというレスは全て承諾しているのだから、俺も人の作品をパクっていいに決まっている。
foolさんから指摘されれば謝るが、名無しの意見には耳を貸さない。
というのがくだんさんの意見。(一部「?」と思うが、確かにfoolさんからのレスも無いし問題無いと思う)

逆に、
パクりというのは、foolさんがどうこうとか関係なく、倫理的に問題がある。
しかも事前に許可もとらずにパクったのだから、一言くらい謝ったらどうだ。
これが粘着の意見。(「?」と思う部分が多いが、もっともだと感じる意見も見られる)

また、
くだんさんにも非はあるのに、その指摘を無視しているせいで粘着されスレが荒れる。
形だけでも謝って、収拾を付けてくれ。
というのが、スレが荒れて以降、素直にくだんさんを歓迎できなくなってしまった者(俺含む)の意見。


ここ数スレで俺が見た意見や感じたことをまとめてみたが、大きく外れてはいないと思うのだがどうかな?
最近スレが荒れてる理由とその責任が、粘着以外に
 くだんさん
 暴言吐いたり煽ったりするくだん擁護
にもほんの僅かずつあると感じる。
くだんさんが個人HPに避難することで粘着が消え、またそれを煽るレスも消える「のであれば」ありがたい。
この辺は粘着が何を思って荒らしているかにもよるが、>>328の提案で多分問題ないだろう。
これからの粘着の態度が見物だな。

336 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 19:10:15 ID:MBgWguBx0
作品が読みたい。
荒しと擁護は別にスレ立ててそっち行って。
【謝罪】ゾンビ小説にゾンビが粘着【賠償】

337 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 19:18:03 ID:LR3HsCsmO
334 335 同感です。
正直、粘着叩きの方が見ていて不快な
言葉をつかっていた。

両者とも正義は我にありって感じだったから、
問題点がなくなれば収拾はするでしょう。

マターリするスレになりますように。

338 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 20:05:24 ID:cXd2wt4n0
そもそも、こんな下らんことに粘着しなければ、叩きもいないはずなのだが?

339 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 20:14:06 ID:tMhsiabvO
>>335
無くならない。
新たな対象を定めて粘着するだけ。


340 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 21:24:32 ID:tJGqBS3b0
勝ち誇った粘着が気をよくして冷静な第三者になりすました分析を書き散らかしています

341 :本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 23:59:16 ID:sjZBTUyWO
正直、作家さんの作品とそれに対するねぎらいの言葉以外はこのスレにいらないと思います。
作家さんに対する要望・批判はよそでやるか、もしくは完全無視して欲しいんです。

仮にそこにどれだけ作家さんの過失や作家さんへの愛情があったとしても、
結果的にそのことによってこのスレが荒れ、ましてや作家さんが創作意欲をなくされるなど、
このスレの趣旨に最も反する行為だと思うからです。

現在の作家さんや新規の作家さんが気持ち良く創作活動を行なえ、
そのことによって生まれたより良い作品を我々が楽しませていただく。
そういう状況こそがこのスレにとっての最も理想的な姿ではないかと私は思います。

そのために私のような名無しを含め、このスレを好ましく思っている参加者の方全員が今一度努力をすることができれば素晴らしいと思います。

最後にもう一つだけ。
このスレを取り巻く様々な状況によって創作活動の方針を変更、もしくは中断されてしまった作家の方々。
私個人の意見で申し訳ないのですが、できればこのスレで再び創作活動を続けていただければと思います。
個人個人の意見はどうあれ、心無い誹謗中傷によってこのスレにとって最大の存在意義である作家さんがこのスレを去られるということは、
荒らしの影響力を認めてしまうような気がしてとても悲しく思うからです。

私個人の意見を書き連ねてしまい申し訳ありませんでした。
どうかこのスレが、作家さんにとっても、またその作品を心待ちにする方々にとってもより良いものになりますように。

342 :>>328:2005/06/21(火) 00:02:35 ID:FAii+VB6O
これ以上作者の質が落ちるのは、かなり痛いな。

このスレで粘着される作者は、ある程度の書く技術を持っている者が多いと思う。
ここで粘着される事をひとつのステータスとして、粘着された作者が
集う隔離スレを作るなんてどうよ?
隔離スレでは、粘着を全てスルーで「他の作者に迷惑がかかる」とか
「スレの雰囲気が悪くなる」等、余計な心配するのは無しなw
作者はひたすら作品を投下し続け、タシーロな奴等は作品についてのみ感想を書くか
黙ってハァハァするスレだ。
本来はこのスレがそうなるべきだと、俺は思うがな。
謝罪を要求するニダ!!とか、くだんさんをイジメちゃ駄目(>_<)
なんて書き込みを見ているとマジ笑えるよw
ここ(掲示板)は便所の落書きだぜ?
ましてや2ちゃんねるなのに、とてもその住民達の反応とは思えない。


どうしても個人HPに移るなら、ケータイからも見れるHPにしてくれ。
それだけはお願いしますorz

343 :>>328:2005/06/21(火) 00:13:27 ID:FAii+VB6O
あ、被ったorz

俺が言いたい事は>>341と同意見です。
>>342は解りづらいからスルーしてくれ。

344 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 00:15:18 ID:XXg0TdEvO
>>341
同意。しかしながら



粘着も
その叩きも
残念なことに文字が読めない!

345 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 00:32:32 ID:GZ8F//5NO
作家の質とか言って新人作家に冷たい態度。
一部の職人には無条件にGJ。
こんなんじゃ作品投下が少しずつ減少して今のような雑談だけのスレになる。
誰もみない前スレにあえて作品投下するヤシも出てくる訳だな。

346 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 00:59:22 ID:BHfiYsTz0
といわれながらも新人は適宜登場しているけど、、、

冷たい態度ってのを新人がどう受け止めるかが問題で、性懲りもなく
うpしているうちに良くなった人もいるわけだ。
逆にふてくされて去る人はこのスレに縁が無かったんじゃねーの?


347 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 09:23:54 ID:RXUDJC1O0
>>345
それは俺も前から気になってた
俺は逆に常連にはGJしない方針をとったがwwもともと読んでないしwww
まあ新人の前後に常連の投稿があるとそっちばっかりGJされるのは
はっきり見て取れるだけになんとかすべきだとは思うな

348 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 10:37:18 ID:XXg0TdEvO
投下とそれへの労い、それに最低限のやりとりがあれば十分
それが分からない粘着も、暴 言 と か 過 度 な 擁 護 も 本来は必要ない。

粘着叩きは、擁護でさえあれば何してもいいとか思ってるのかね
そういうやり取りも作者連中に迷惑を掛けているというのにな
…俺もか(´・д・`)

349 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 11:20:43 ID:XsuS5HFz0
粘着しなければいい。
なんで荒らしたやつの肩を必死になって持つんだろうね。

そうか、荒らす下地作りなんだね。

350 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 12:12:16 ID:YCMZXMOvO
と、自称電車男が申しております。

351 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 12:50:22 ID:XXg0TdEvO
>>349
違う

粘着して荒らしてるやつが最もアレなのは絶対。肩を持つ気なんてさらさらない
だが、やたら噛み付く連中が居るからこそ粘着も飽きずに粘着するんだろ
スルーできないばかりか言葉の選び方も粘着と五分五分ゆえに、見るに耐えない

だから「どちらも必要ない」。
俺も同様かも知れんが、スルーできないやつは悉く荒れの元なんだよ
その点、くだんのスルースキルはなかなかのモノだな

352 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 13:23:33 ID:bqOQphYS0
というわけで、議論終了。
これからは、小説と感想以外はスルーの方向で。

353 :342:2005/06/21(火) 14:11:41 ID:FAii+VB6O
>>345>>342を受けてのレスだと思うが、俺は前スレ>>823な。
(あれが適切なアドバイスかどうかは甚だ疑問だがw)俺なりに新人の
力になれればと、余計なおせっかいをしてみたつもりでいる。
今までGJなんてわざわざ書いた事もないが、>>328は最近の黙々と作品を
投下し続けたくだんに対する俺なりの銭別かなw
俺は基本的に来る者は拒まず、去る者は追わずだ。
書きたい奴はガンガン書け。気にいらないなら来なけりゃいい。

作品の合間合間でこうしてタシーロな奴等があーだこーだと自論を述べ合うのも
このスレらしくて楽しいとさえ感じ始めた自分ががいるよorz

354 :353:2005/06/21(火) 14:13:54 ID:FAii+VB6O
>>352
すまんorz
タシーロに戻りますわ

355 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 17:52:25 ID:yAqV5ekm0
ゴミ文 はつまんないんでもう来なくていいよ。

356 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 18:19:30 ID:YCMZXMOvO
と、自称妄想カスニートが申しております。

357 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 18:23:02 ID:N/Kefw+q0
ゴミ文さんは現スレで一番面白いですよ?
とマジレスしたくなるがどう見ても釣りだな。

358 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 19:25:06 ID:WtgAmUh50
ゾンビって体の組織が人間より脆いのかな?

359 :貧雑:2005/06/21(火) 20:00:41 ID:ODys9sJzO
大変な世の中になっちまったもんだねえ、まったく。
街は腐った匂いでいっぱいだ。

ほんの数週間前まで当たり前のようにそこにあった日常は、今では見る陰も無くなっちまった。

煌びやかに街を照らしていたネオン、行き交う人々の靴音。
特に、立ち並ぶ飲食店から流れ出る、鼻をくすぐるいい匂いが消えちまったのは残念でならない。
まぁ、鬱陶しい自動車のクラクションと排気ガスが無くなったのは喜ばしいがな。事故に遭うことも無くなった訳だし。

そして着飾って足早に街を歩いていた連中の代わりに、今では死人どもが溢れ返っているが・・・それに関しては別にどうでもいい。
何故か奴らは、俺に無関心だからだ。
まぁ、まだ街がにぎやかだった頃だって俺に関心を持つ奴なんて一人もいなかったけどな。
こんな汚ねぇ姿で決まった家も持たず、路地裏で残飯漁ってるような奴は死人に喰われる価値もないってことなんだろうよ。

・・・つまり俺にとっては昔も今も大して変わりがないってことだ。
残飯がもうあてにならないから毎日の餌を確保するのがちいと難儀だがな。
今までと同じ、誰にも頼らず一人だけで生きて・・・

360 :貧雑:2005/06/21(火) 20:02:23 ID:ODys9sJzO
・・・!!!!!!!??あっ!!
危ねぇ〜〜〜、ぼ〜っとしてたら一匹襲ってきやがった・・・。
餌の心配してて俺が喰われたんじゃぁ洒落にもならないぜ。
しかし、なかには俺みたいなのも狙ってくる奴がいるんだな。これからはちょっと気を付けないとな。

・・・・・・そういえば、街がこんなふうになる前にも一人だけいたな。たしか、小学生くらいのガキだった。
他の連中は俺を見ても無視するか眉をひそめるだけだったのに、
あいつもあんなふうに、捕まえられるわけもないのに必死になって俺に近づいてきたな。
何度転んでもあきらめずに俺に寄ってきて、最後はあんまりしつこいんで
俺が根負けして少しだけ相手してやったけど、嬉しそうに笑ってたっけ・・・。
あいつ、まだ生きてるかなぁ。トロかったから真っ先に喰われてるかもな・・・。

・・・・・・・しょうがない。面倒だけど様子を見に行ってやるか。
前に会ったときに後をつけたから、あいつの家は分かってるんだ。
俺は一人でいるのが好きだし、あいつのことなんてどうでもいいんだけどな。

・・・あいつ俺のこと覚えてないといいけどな。
これまでずっと名無しで生きてきたし、それが気に入ってたんだ。
ヘタになつかれて、変な名前でも付けられたらかなわないからな。
でもまぁ、あいつがどうしても名前を付けたいって言うんだったら、我慢してやるけどな。俺は大人だから。

へへっ・・・。そうと決まればさっそく出発するとしようか。
夜が明けないうちに。俺の自慢の黒い毛並みが闇に紛れている間に。

俺と違って寂しがりやっぽかったからな。きっと心細くてメソメソしてるぞあいつ。

もし無事で会えたら、あいつの顔を見て一言、元気出せよ!って「ニャア」と鳴いてやろう・・・!

361 :貧雑:2005/06/21(火) 20:03:35 ID:ODys9sJzO
ああ・・・すみません、すみません。

ああ・・・恥ずかしい、恥ずかしい。

申し訳ありません、スレ汚しと自覚しつつも、拙い文章を初投下させていただきました。初めまして、貧雑です。
文章に物語り性をもたせて書く、という生まれて初めての作業。
終わってみたらこんなに恥ずかしい作品が出来上がりました・・・!

あらためて他の作家さんの創造力の高さを認識した次第です。

では、見苦しい文章にお付き合い頂き、どうもありがとうございました。

362 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 20:07:38 ID:KaErlKzM0
>貧雑殿
人間視点じゃないゾンビ小説もまた違った面白さがあると感じました
GJ!

363 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 23:11:10 ID:ShVomB2s0
>>貧雑さん
乙です〜
謙遜しなくても普通に楽しませてもらいましたよー。

特に新規の作家さんは大歓迎なので・・・GJ!

364 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 23:16:41 ID:gz1ElmEy0
>貧雑さん

乙。いいねぇ。もちっと長く引っ張ってもよかったかな、ちょい欲求不満、、、

                        ↑それで丁度いいんかな

365 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 23:33:45 ID:x1iIPlVjO
貧雑さん、☆(ゝω・)b ぐっ!

366 :本当にあった怖い名無し:2005/06/21(火) 23:50:17 ID:XXg0TdEvO
語り口がいいね。なんとなく魅き込まれる感じ
これといったオチが仕込まれてないのが残念かな

気が向いたらまた何か書いてね

367 :貧雑:2005/06/21(火) 23:58:36 ID:ODys9sJzO
みなさん本当にありがとうございます。

そしてみなさんも本当にこのスレを大事に思われているのですね。
温かい感想とともに、その事が伝わってきてとても嬉しくなりました。

そんな素晴らしいこのスレに、私も少しでも貢献できるようになりたいなぁ。

368 :本当にあった怖い名無し:2005/06/22(水) 01:12:35 ID:0hW0vEqJ0
あんま難しいこと考えず、新しいの出来たらどんどんうpしてくれ!

369 :塩ジャケ:2005/06/22(水) 02:15:03 ID:S2hzarH80
その日漏れは目覚めた・・・朝4時半に。
どうも体の調子がおかしい。普段なら爆睡している時間なのに、二度寝しよう
としてもまったく眠くない。

横で寝ている愛妻ミエを起こさないように気をつけてベッドから抜け出し、顔
を洗いに洗面所に向かった。
今朝は妙に血の気がない。青白い上に肌にハリがないのだ。先日40になった
ばかりというのに今朝はまるで一気に10歳は老け込んだように見える。
ショックのあまり洗面所の鏡の前でボーッと口をあけてしばらく眺めていた。

また馬鹿にされる…(;´Д`)
妻のミエは同い年の癖に若く見えるのだ。

370 :塩ジャケ:2005/06/22(水) 02:16:27 ID:S2hzarH80
ふと気が付くと5時を回っていた。
呆然と口をあけていたためか、口の中が妙に乾く。時間がたつのが早い。
気を取り直してお茶でも入れてテレビを見ることにした。

やかんを火にかけて、テレビをつけると、いきなり暑苦しいアナウンサーの顔が
飛び込んできた…

唾を飛ばしながら同じフレーズを何度も喋り捲っている。

「昨日都心で発生した暴動は徐々に郊外に広がりはじめ・・・」
「収束するめどは立っておりません…」
「暴動のニュースの続報です」

暴動?なんだそりゃ?

ピーーーッ
けたたましくやかんが鳴った。ビクッとしたよ。

371 :塩ジャケ:2005/06/22(水) 02:20:38 ID:S2hzarH80
気を取り直して渋い日本茶をいれることにした。
茶をすすりながらニュースを見る。
イマイチ、お茶の味がよくわからない。風邪でも引いたかなあ?

ニュースでは相変わらずアナウンサーが血相を変えて喋り捲っている。
どうやら昨夜、十人規模の暴徒が突然暴れ始め、徐々に暴徒の数が増えている
らしい。やれやれ、DQNが暴れているのか… おいおい、電車も止まってる
よ。こりゃ今日は休みだな。

しばらくすると、テレビ局外の映像に切り替わった。ビルの窓ごしに街角を写
したような奇妙な映像だ。

街角には数人の人影が見える。まるで酔っ払いのようにヨタヨタと歩いていた。
カメラ人影の一つをアップで映した。
……その姿を見た漏れは絶句した。そいつの左首筋には大きな傷がありそこか
らダボダボと血が流しながら歩いていたのだ。流れ出る血のせいで、シャツの
左半身はどす黒い赤に染まっている。
まるで映画のゾンビだった…

なんだよ、まだ夢でも見てるのか? 怖いよミエ〜
漏れはホラー映画好きなのだが、見た日は妻の手を握っていないと寝付けない
ヘタレなのだ。
あわてて頬をツネったが痛くなかった。( ´∀`)
ああ良かった、漏れはまだ寝てるんだ!

372 :塩ジャケ:2005/06/22(水) 02:33:46 ID:S2hzarH80
登場人物

漏れ 
40歳 会社員
駅前にタムロしているDQNにびびるヘタレ。
映画、パソコンが趣味。
最近頭頂部が薄くなり始め焦っている。

愛妻ミエ
あと二月で40歳 会社員
小無しのためか結婚後10年たったいまでも漏れとベタベタする。
漏れより背が2cm高いそれなりの美人。料理下手。

373 :本当にあった怖い名無し:2005/06/22(水) 11:22:25 ID:rG+vddnQ0
ワクワク、ドキドキ、カチカチ

374 :本当にあった怖い名無し:2005/06/22(水) 17:27:58 ID:vOemTSCkO
ワクテカ、プチプチプチ!

375 :本当にあった怖い名無し:2005/06/22(水) 17:28:35 ID:ZoQtZgB20
     .┌━┐    ┌━┐
      ┃┌╋──╋┐┃
      └╋┘    └╋┘
        ┃ ・   ・  ┃        ┌━━┐
    ●━╋┐    ┌╂━━━━╂┐  ┃
    └━┷┴━━╂┘        └╋━┘
同じスレにはコピペ ┌╋┐        ┌╋┐
できるけど、違う  ┃└╋╋━━╋╋┘┃
スレにはコピペでき ┃  ┃┃    ┃┃  ┃
ない不思議コピペ ┃  ┃┃    ┃┃  ┃
           └━┘┘   └└━┘


376 :本当にあった怖い名無し:2005/06/22(水) 18:41:21 ID:v8J4uNJl0
マーツーケーンーゾーンービー 






オレ!

377 :本当にあった怖い名無し:2005/06/22(水) 22:39:01 ID:M10Dd2VyO
もしもレイザーラモン住谷がゾンビだったら?

378 :373:2005/06/22(水) 23:18:55 ID:WFC9DcP90
誰もまじめにレスしねぇ・・・

>塩ジャケさん
乙です。まだまだこれからだろうけどなかなかの出だし。
何だかんだいって最初にキャラ設定を明確に示してくれるのはありがたいかな。

てゆーかこれで終わりじゃないだろ?

379 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 00:13:52 ID:v1V5CFDHO
プロローグ的な文だけだし、作者のコメントもないから
感想や激励書きづらかった。多分みんなそうだろな

主人公が最初からこの状態だから禿しく続きが気になるんだが、これで終わりってことはないよね??

380 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 00:44:11 ID:DUq1KPjY0
>>379
そんな反応だから「新人に冷たい」なんて書き散らかされるんだろうねw

面白かったらいろいろレスつくし、めちゃめちゃ面白かったら絶賛の嵐だし
糞つまんなかったらボロクソ書かれるけど並の出来だったらレスしづらい。
他の人がどんなレスつけるか待っちゃうから結果誰もレスつかない、、、

あ、並の出来っていっても駄文って意味じゃないよ。これからどうなるか
わからん、期待は持てるけど現時点では未知数(まさに上の新作みたいな
感じ>塩ジャケさん引き合いに出してスマン)だから何書いていいかかわからん。
特に初めてうpする話の第1話だとスレの雰囲気も掴みきれてないから
レスのつけようのない作品も多いと思う。

というわけで初うpでレスがつかなくてもスレ住人から否定されている
わけでもないのでメゲずにうpしてください。

で、>塩ジャケさん
続きあるんでしょ?これで終わりってことはないよね?

381 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 00:48:47 ID:DUq1KPjY0
まあ俺も話ごとにハンドル変えてるせいもあるだろうけど新作うpして
レスつかないと非常に不安。批判や貶されたほうが落ち着くねw

382 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 02:16:30 ID:OXcYVydoO
>貧雑さん

猫好き読者にはたまらんでした。
ありがとう。

383 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 09:42:36 ID:twkD+EYB0
>貧雑さん
乙です。
ゾンビ物なのに、読後感がほのぼのして
とても良かったです。
ぬこ、(*´Д`)ハァハァ

>塩ジャケさん
乙です。
続きを楽しみにしてます。

384 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 17:05:38 ID:0oRsNw7y0
 ヽ(`Д´)ノ   ボ
  .ヽ`Д´)   ッ
  (ヽ`Д).  キ
  (  ヽ`)   ア
  (   ヽ   ゲ
 ヽ(   )ノ.  ス
  .ヽ   )  ペ
  (ヽ  )   シ
  (Д´ヽ) .  ャ
  (`Д´ヽ  ル
 ヽ(`Д´)ノ   ト
  .ヽ`Д´)   ル
  (ヽ`Д).  ネ
  (  ヽ`)   l
  (   ヽ   ド
 ヽ(   )ノ.  サ
  .ヽ   )  イ
  (ヽ  )   ク
  (Д´ヽ) .  ロ
  (`Д´ヽ  ン
 ヽ(`Д´)ノ   ! !


385 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 17:21:04 ID:A1ZgQQidO
ゾクゾク村のゾンビのビショビショ萌え〜
骸骨すっぴんを恥ずかしがってるのがまた…





って、幼児番組見る奴はこのスレにはおらんよな

386 :貧雑:2005/06/23(木) 21:23:09 ID:OGn6/a/VO

この世で最も愛するものは?と問われれば、私は迷うことなく息子であると答えるでしょう。

夫を早くに亡くして以来、今までこの子と二人だけで生きてきました。
父親の温もりを教えてあげることができなかったことは、この子にとても申し訳なく思っています。

それだけに、これまでこの子には私にできうるかぎりの愛情を注いできたつもりです。

ただこの子は生まれつき体が弱く、小学生になった今でも他の子供たちのように外で自由に遊ぶことはできません。
おそらく今私に何かあれば、他に身寄りのないこの子は生きていくことが難しいでしょう。

しかしこんなに小さな体で、いつ襲ってくるかも知れない発作と戦いながらも懸命に生きているこの子の姿を見ると、
なんとかこの子だけには幸せになってほしいと思うのです。


たとえ私の身に何が起こったとしても、この子だけは必ず守り通します・・・。


387 :貧雑:2005/06/23(木) 21:24:02 ID:OGn6/a/VO

・・・ママは、いつもぼくをぶちました。

ちょっと前に来た、新しいパパも、ぼくをぶちました。
本当のパパはあったことないけど、やっぱりぼくのことをぶったのかなぁ・・・。

ママのことははとても好きだけど、とても怖かったです。
だから、あの時、お家からにげました。

いまのママは、すごくやさしいから大好きです。
ぼくをぶったりしないし、オバケからぼくをまもってくれます。

あの日、お家にママといたら、パパがきました。手から血がでていました。
パパはおこっていたので、ぼくはこわかったのでテレビをみていました。

ママがおおきな声をだしたのでびっくりしてママのほうをみると、パパがママにかみついていました。
ママがいっぱい血をだしてうごかなくなると、パパはぼくのほうをみました。

パパはオバケみたいになっていました。
ぼくはこわくなったのでお家からにげました。
ドアを閉めるときに、ママが起き上がってこっちを見るのがみえました。
ママも、オバケになっていました。

はしって逃げていると、町はオバケでいっぱいでした。
オバケに見つかっておいかけられて、つまずいて転んで、もうダメだ!と思ったら、いまのママが助けてくれました。
そしてこのお家につれてきてもらいました。それから、ずっといっしょにいます。

ぼくは、いまのママが大好きです。


388 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 21:24:27 ID:Cj/vhYi9O
おやじ、はよこい!うぷ汁。生臭おやじが。期待してるのに、カナーリ待たされてるな。

389 :貧雑:2005/06/23(木) 21:24:56 ID:OGn6/a/VO

・・・・・・でも、いまのママをみていると、すごく悲しくなって泣いてしまいます。

はじめてあったときから、ママはずっとだまったままです。
そして時々、このお家にいるもう一人の子供のことをみます。

その子は僕と同級生くらいの子で、ぼくがはじめてこのお家に来たときから、ずっとお布団に横になっていました。
そしてママは、ぼくをみるときはすごくやさしい目だけど、その子をみるときはすごく悲しそうな目をします。

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

ぼくは、いまのママが世界でいちばん大好きです。

だから、ママがこの子をすごく好きだったことも、
この子を守ることができなくてどれくらい悲しんでいるのかもわかります。

だから、これからずっとぼくがママのそばにいてあげようと思います。

そしていつかママがぼくにおそいかかってきたとしても、もうママをおいて逃げたりはしません。


390 :貧雑:2005/06/23(木) 21:26:58 ID:OGn6/a/VO

・・・懲りずに第二弾を投下させていただきます、貧雑です。

前回のぬこニャンな作品から一転して、ずいぶん後味の悪い作品になってしまったかもしれません。
何分不慣れなもので、文章の稚拙さも含め不快に思われた方もいらっしゃるでしょうが、申し訳ありませんでした。

それでは、お付き合い頂き、どうもありがとうございました。

391 :深い意味は無い:2005/06/23(木) 21:38:27 ID:YfPr+c//0
>>390
・・・・・あれ?
目から海水が・・・・・

392 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 23:19:28 ID:haqUO29dO
>貧雑さん

乙ううぅぅぅぅぅぅせつねええええぇぇああぁぁぁぁーーー。

393 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 23:23:14 ID:oSEKyAQz0
>貧雑さん
なんかイントロだけで終わっちゃう曲みたいだなw
出来そのものはとてもいいよ。またね。

394 :本当にあった怖い名無し:2005/06/23(木) 23:37:31 ID:ES68/fmD0
>>貧雑さん
正直、表現力、構成力はまだまだだと思うけど、
なんか独特の雰囲気がある気ガス
応援してるぞ!ガンガレ!!

395 :塩ジャケ:2005/06/24(金) 01:11:20 ID:Oz+PRnO30
ずっとROMだった塩ジャケです。

>>378 >>379 >>380 >>383

一応続きものの予定です。
文章がなっちゃいないのでお分かりかと思いますが、初です。
変なとこあったら指摘キボンヌ。

−−−−


30分ほどトリップしていたが、どうも様子がおかしい。
何をやっても目覚める気配がないのだ。自慢じゃないが漏れは怖い夢を良く見る。
ホラー映画を見た日などは必ずといっていいくらいだ。だけどいつも自力で目覚めること
ができるのさ…。 

いつもはね。

なのに、今日に限ってはダメみたい。
なんでだろ?あまり現実感がないのに。

396 :塩ジャケ:2005/06/24(金) 01:12:44 ID:Oz+PRnO30
第一日目

その間もずっと付けっぱなしのテレビから、ますますヤバイ状況が明らかになっている。
ある程度の大きさの都市及びその近郊で暴動がどんどん拡大しているらしい。
最初の発生からたった8時間だってさ。すごい勢いだ。
漏れの住む町は東京の通勤圏内の都市だが、例外ではないようだ。
ここもヤバイってことだ。暴徒、もといゾンビがこの町にもでたらどうしよう…
(ニュースではしつこく暴徒と呼んでるがすでに漏れの中ではゾンビ発生に決定。
だってあの面構えだよ?)

リビングルームをうろつきながら考える。夢ならいいけど、現実の可能性もある。
まず二人分の生活物資を確保しなければ。買い置きの食料では二週間がいいとこだ。
心許ないことこの上ない。
コンビにでとりあえず水と固形食糧、それからできれば固形燃料と電池…

「ウギャッ!」

うろうろしていたせいで、うっかり右足小指をローテーブルの足にぶつけてしまった。
飛び上がるほど痛い… ハズだよね? 
爪が赤黒くなってるし。
おやー?

いやな予感。
......(゚д゚)マズー


397 :塩ジャケ:2005/06/24(金) 01:15:06 ID:Oz+PRnO30
かなりいやーな予感がするよ。
お茶もあまり熱く感じないんだよね。
足ぶつけても目が覚めてくれない。

ゾンビ映画の珍走団の兄ちゃんを思いだし、戸棚から家庭用血圧計を取り出す。
電池ヨシ、チューブの結線ヨシ。バンドを左腕に巻きスイッチオン!

「ドキドキ」

あの兄ちゃんはあの時なにを考えていたのだろう… なんてこと考えていたら。

ピーッ

30秒後結果がでました… 大方の予想通り、血圧0。orz

ドキドキってのは漏れの声ですた。3回やり直しても血圧がでません。
漏れはもしかしてすでにゾのつく人?
ナゼ?いつ死んだのよ?

パニクリながら戸棚を漁る。

398 :塩ジャケ:2005/06/24(金) 01:16:31 ID:Oz+PRnO30
「落ち着けー、漏れ、落ち着けー、漏れ」

念仏のように唱えながらさらに漁る。
体温計を取り出して咥えたとき、ちょうどリビングの扉が開いた。

「オハヨー、何騒いでるの?」

あくびをしながらミエが入ってきた。やっぱり夢じゃないの?
時計は6時をさしていた。漏れが6時ちょっと前に起きて、ミエが6時に起きる…
この瞬間はいつもの朝とまったく同じだった。


−−−−
塩ジャケです。

ヘタレですがいけるとこまでいきます。
投下間隔があいてもプレッシャーかけないでください。

書いてみて分かる・・・まこしろさんをはじめとする常連作家さんは偉大だ。

399 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 03:47:54 ID:TMtLEYcL0
         ビクッ. ∧ ∧ ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/         Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < うお!なんかすごいところに迷い込んじまったぞゴルァ!
  ウ…ウウ       / つ つ    \______________________
\         〜(_⌒ヽ ドキドキ
             )ノ `Jззз

400 :":2005/06/24(金) 08:52:52 ID:Shn1iHy5O
最近の作品(特に短編)てさ、怖くない作品やほんのり怖い程度の作品が
多すぎやしないか?
いや、そういう作品も良いけどさ、やっぱゾンビを題材にするなら
倒しても倒しても次々に押し寄せてくる恐怖、逃げても逃げても追いかけてくる
永遠に続く悪夢のような恐怖が王道と思うわけよ。
つまり、おどろおどろしいゾンビの外見に負けないくらいの、ドロドロした恐怖ねw
ただ怖いだけなら他のバケモノでも良いし、囓まれて感染なら
ドラキュラでも良いじゃんと思うわけ。

確かに短編の限られた文字数では、なかなか難しい事だとは思うけどね。
すんげえ怖い作品の合間にあってこそ、怖くない作品やほんのり怖い作品が
生きてくると思うしさ。

な〜んて感じている読者が1人は存在しますので 、そんな勝手な読者のために
こわ〜い作品を書いてくれる人カモーン♪(俺、勝手すぎw)

401 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 11:18:52 ID:VqBoAbN0O
つ(くだん

402 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 12:14:41 ID:VXHHi/YXO
くだんはなー
描写はグロいんだけど、それとはちょっと違うと思う
追い詰められてる感はとくに無いし、化け物役がゾンビなだけで

噛み付いて増える元人間、て感じはあまりしないかな
(主人公の母の場面はそれにあたりそうだけど、全体的にね)
いや、かなり面白いんだけど。それは確実なんだけど。

その「まさにゾンビ」な恐怖は、まこしろさんの作品の籠城してるあたりで一番感じたかな
あくまで俺はね

403 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 13:00:09 ID:pbWmlzGRO
>400の話を俺なりに解釈してみるとつまり、骨組みだけであとの肉付けを読者に任せる短編だと感情移入しづらいし、文脈からも怖さがあまり感じられないってことなのかな?

そんな言葉から少し構想を考えてたらさ、八年くらい前だったかな?僕らの勇気未満都市(みまんシティーって読んだ希ガス)ってドラマが浮かんできたんだ。
それを二次創作(叩かれるかな)って感じで舞台だけ借りてゾンビものに味付けしたら面白そうだと思ったんだけど、こんなんどうだろう?

404 :":2005/06/24(金) 14:35:24 ID:Shn1iHy5O
ほぼ>>402>>403の通りです。
なんて書くと新人叩きとか言われそうだなw
別に上手い文章が読みたいわけじゃないんだ。そんなもんが読みたきゃ
勝手に創作文芸でも見に行くからね。
ゾンビスレでしか書けない&読めないような作品を見たいだけ。
まだ作品の方向性は決めていないが、これから書いてみようと思う新人さん、
いらっしゃったら、そんな一読者の願いを聞いてやって下さいな。

>>403のドラマ、聞いた事あるが思い出せんorz
でも俺の好きそうな感じかもw

また作品投下しづらくなると嫌なんで、そろそろ引っ込みますわ。

405 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 15:51:37 ID:L5MWC4n/0
>塩ジャケ氏
のほほんとした雰囲気だけにかえって事態の深刻さが染み入ります
主人公はどうやって尊厳を守るのか?気になります

406 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 17:17:44 ID:M+ZHKy8H0
俺は逆に、「下らない」のがいいね。
俺的にゾンビ映画の最高峰は「Shaun of the dead」だし。
だから今の流れでよし。
でも怖いのはそれはそれで結構、新作キボン。
銃、武器小説で型番や専門用語だらけ、ゾンビが単なる標的としか
扱われていないのはちょい引くね。

なわけで塩ジャケ氏の今後に期待。

407 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 17:45:36 ID:LD7ioCn90
>>400
オレちょうどそういうの書きたいと思ってるよ
いまんとこ思ってるだけだが。

未満都市って禁忌がやってたやつだよな?ほとんど記憶にないがどっかバトロワに似てた気がする

408 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 20:24:20 ID:kLw0kd4+O
褒章まい、相場、松本とかな!はたち煮なったら、死ぬドラマ。

409 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 20:56:03 ID:b68ywCd80
>貧雑さん乙
ところでラスト、「今のママ」は実はゾンビだった、ってことでいいんだよね?
違ってたらスマソ・・・


410 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 22:45:22 ID:12xunmRgO
>406
えぇ?ショーン?
あれはあれで面白いけど、あくまでパロディーであって、
正統派ゾンビじゃないよ。

411 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 23:48:56 ID:5NfxkZFdO
>>410
何様だ?お前は?
人が好きだって言ってんのに、正統派じゃないだのと、あなたはゾンビ評論家ですか?
つまらんチャチャ入れんな!

412 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 23:51:54 ID:5NfxkZFdO
俺もショーンが好きだ。
少なくともドーンよりかは面白かった。
まぁ、一番はロメロのゾンビだが……

413 :本当にあった怖い名無し:2005/06/24(金) 23:57:03 ID:b68ywCd80
411-412が情緒不安定な件について。

414 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 02:44:19 ID:DWalYOaSO
>>411
はぁ?
あんたこそナニ様ですか?

415 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 02:53:45 ID:H6athcGMO
>>414
sageろや!ボケ!

416 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 04:19:12 ID:tx+ib5cU0
パロディーにだけ走ってないし、押さえるべき所は押さえてキチンと作れてるからショーン好き

417 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 06:03:12 ID:Zq9igbyA0
ショーンはパロディと見せかけてキチンと社会風刺が出来ている作品、
ロメロが絶賛するのもうなずける。

新丼は単なるモンスター映画、
ゾンビである必然性は全く無い。

418 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/25(土) 07:52:24 ID:Z1JUltYD0
...5
 ノッポとランボー野郎は、昔からの仲間らしい。
 噛まれた城戸崎を抱えながら、平岡の奴が焦ったように怒鳴りまくってる。
 「脱出用のヘリを呼べ。」って言ってるんだ。
 …ランボー野郎は、園児用の小さなシートに座り込んだ伊東に、突っかかって行きやがった。
 …だけどよ。…伊東の野郎、落ち着いた声で、呟くように話すのよ。
 「噛まれたら、どんなことしても助かりません。」ってよ…。
 大男の平岡も、それを聞いたら何も出来やしねぇ。真っ赤な顔しながらも、城戸崎の側に戻って行った。
 …学者先生の薬でも有れば、オレみてぇに少しは長生き出来るんだが、未完成の上に、門外不出だから、治療してやろうにも無理な話よ。
 平岡と南の野郎が二人して、ノッポの奴に包帯を巻いてたが、中村の奴は「包帯だけじゃ無ぇ、そのうちロープが必要になるな。」って、小声でオレに言いやがった。
 メガネザルの横面《よこっつら》を、張り倒してやりながら、オレはバスを西の方に向けたのよ。
 …この状況じゃ、どう考えたって相模原の補給廠に、行くしかねぇだろう。
 こっちの地理に詳しい伊東が、小声で指示を出したから、取りあえずは奴の言うとおりに進んだんだが、どうにも虫の好かねぇ野郎よ。
 中村みてぇに、何も考えねぇ馬鹿なら扱いやすいが、伊東の黒いジャンプスーツの中は、腹まで真っ黒かも知れねぇな。
 そんな腹黒野郎のコース指示に沿って、八王子街道から国道十六号に乗り入れた。
 市街地だから、バスの音を聞いたゾンビ野郎が、特攻攻撃を仕掛けてくる。
 …奴等、「恐怖」ってものを知らねぇから、正面からバスに向かって来やがるぜ。
 衝撃で、バスのフロント部はベコベコの状態だし、ゾンビ野郎の破片が、ウインドウスクリーンまで飛び散って、ワイパーでも動かさなきゃ、前も見えやしねぇのよ。
 まぁ、オレ達が乗ってるのが、エンジンの止まりそうな幼稚園バスだったから、奴等の団体さんが居なかっただけ、めっけモンだったけどな…。
 …死人の体当たり攻撃を受けながら、オレ達が進んで行く国道十六号は、あの騒動の後も、何台かの車が通ってるらしい。
 放置車両の間に、バスが通れる道筋が出来てたぜ。

419 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/25(土) 07:55:28 ID:Z1JUltYD0
...6
 恐らく、サルベージ目当てのヤクザ野郎の仕業だろうが、潜水艦の一件以来、音沙汰のねぇ「南」の奴等だって、同じようなこと考えてるから、下手すりゃどっかで待ち伏せ食らう…。
 そんな心配しながら国道を走る幼稚園バスじゃ、さっきの騒動で険悪なムード+お通夜の帰り道状態になっちまった。
 オレは気分転換のつもりで、カセットデッキにセットされてた、テープのスイッチを入れたのよ。
 ♪プリキュア、プリキュア・・ふたりは、プリッキュア〜。
 何だか、調子はずれな歌が鳴り響いて、他の奴等は迷惑そうだが、オレは懐かしくってホッとした。
 …江別の仮設住宅で、一緒に住んでた娘っ子の、お気に入りの歌だから、思い出しちまったって訳よ。
 伊東の野郎は、すげぇ目つきして、こっちを見てやがるが、オレは「景気付けだぜ。」って怒鳴り返してやったのよ。
 …アニメソングが流れる幼稚園バスは、国道十六号を北に向かって進んでいったが、障害物は少なかったから、三十分足らずで相模原に着いちまった。
 チラッと腕時計を見たら、丁度弁当の時間だったが、バックパックの中にゃ、宇宙食みてぇなモンしか入っちゃいねぇし、ゾンビ野郎がランチの邪魔するだろうから、食ってる暇も有りゃしねぇ。
 伊東の通訳で、アメちゃん野郎が指示する道を進んで行くと、基地のゲートが見えてきた。
 どうやら米軍の相模原補給廠らしいが、建物の向こうにゃゾンビ野郎が、チラほら見え隠れしてるし、バスの後ろからは、死人の群れが「金魚のうんこ」よろしく、くっ付いて来てやがる。
 幸い、チェックゲートの横バーは上がったまんまだから、オレは構わず幼稚園バスを、敷地内に突っ込ませた。
 …スミスの指示で、倉庫や管理棟が並ぶメインストリートを進んだが、奴も中の状況は、それほど詳しくねぇらしい。
 適当な方向を指してやがるし、迷彩服やオリーブグリーンの作業服着たアメちゃんゾンビが、建物の影から飛び出して来やがる。
 オレは「…どうするよ?。」って伊東の野郎に聞いたのよ。
 奴は、「マイクロバスを囮に使えば、ゾンビを排除することは可能だろ。」って言いやがった。

420 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/25(土) 07:58:37 ID:Z1JUltYD0
...7
 ゾンビ野郎は、バスを追いかけてくるしか能が無ぇから、「誰かが犠牲になって、なるたけ沢山の腐れ野郎を、施設の外まで誘導しろ。」ってことらしい。
 悪い手じゃねぇが、運転する奴は、下手すりゃ帰っちゃ来られねぇだろ。
 誰だって、行ききりの片道切符は嫌だぜ。…そこん所が重要なのよ。
 そんな話してたら、苦痛の表情を浮かべる城戸崎の奴が、低い声で「…俺がやる。」って言いやがった。
 城戸崎は、悟ったような表情を浮かべてやがったが、そんな顔をルームミラー越しに見たオレは、佐藤の旦那がゾンビ野郎に向かって行ったのを、思い出しちまったのよ…。
 ランボー野郎は、ノッポに思い留まらせようと、何か話しかけてたが、一度覚悟した人間は、簡単に考えを変えねぇぜ。
 城戸崎の奴は、額に汗を浮かべながら、運転席に寄ってきた。
 「…おやじさん。…後は任せてくれ。」って言いながら、ハンドルに手を掛けやがったから、オレも席を代わりながら「先に行って、横田で待ってろよ…。」って呟いたのよ。
 奴は、小さく笑いながら頷いたが、ハンドル持つ手は振るえてた。
 オレ達は、淵野辺側の第二ゲートから、相模原の基地に入り込んだんだが、何しろ面積が二百ヘクタールも有るから、どっちに行ったら良いんだか判らねぇ。
 スミス先生も、この補給廠にゃ来たこと無ぇらしく、アルファベットの看板だけが頼りらしい。
 広々とした敷地だから、マーケットから消防署まで揃ってやがるが、あっちこっちからアメちゃん顔した腐れ野郎が、ワラワラ飛び出して来やがって、バスを脱出する機会も無ぇのよ。
 外国の街並みみてぇな通りを、グルグル走っているうちに、ゾンビ野郎を後ろに従えた幼稚園バスは、車両置き場を通り過ぎた。
 そこらは、整備工場らしい建物が並んで、その間にゃ、スクラップが置いてあるから、巧く隠れりゃゾンビ野郎をやり過ごせる。
 伊東の奴も、同じ考えみてぇで、「ゾンビを引き離してから、整備工場に逃げ込む。」って言ったのよ。
 それで、運転席の城戸崎がソンビ野郎に飽きられねぇ程度の、スピードを維持しながら、敷地内を大回りして、さっきの工場エリアに向かったぜ。

421 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/25(土) 08:01:20 ID:Z1JUltYD0
...8
 エリアの手前で、スピードを上げたマイクロバスは、ゾンビ野郎を引き離しながら、工場の角を曲がった。
 伊東の先導で、バッテリー持った中村や、アメリカ野郎が、順に飛び降りた。
 マシンガン担いだ平岡は、運転席のノッポ野郎に、何か話しかけてたが、別れを惜しんでる場合じゃ無ぇ。
 「…遅れるな!。」って声かけながら、オレも二十四ボルトを小脇に抱え、ついでに南の奴に肩を貸して、バスのドアから飛び降りたのよ。
 必死の思いで、辿り着いた先は、スクラップトラックの陰だったが、赤さびのボディパーツが堆く積まれてたから、ちょっとやそっとじゃ気づかれねぇ。
 ランボー野郎が、スクラップの陰に走り込むのと、ほとんど同時に、腐れ野郎の団体が、角を曲がってやって来た。
 ボロボロの服を纏った、幽霊みてぇなゾンビどもは、呻き声を上げならが、幼稚園バスを追いかけて、スクラップの前を通り過ぎる。
 城戸崎の奴が、バスのクラクションを鳴らしたり、蛇行運転させながら、注意を引きつけてくれてたから、ゾンビの奴等、オレ達に気付かずに通りの向こうへ行っちまった。
 …遠くで聞こえるクラクションの音が、「あばよ。」って叫んでるみてぇに聞こえたぜ。
 一息ついたオレは、用心しながら工場のシャッターを潜ったのよ。
 ごっついボディの「ハマー」とか言うジープや、何を積むんだか判らねぇ、でっかいタンクローリーの向こう側に、軍隊仕様の五トントラックが見えたのよ。
 トラックにゃ、クレーンは付いちゃいねぇが、フロントバンパーにウインチが装備されてたから、いざとなりゃぁ、そいつを使って物《ぶつ》を乗っけられそうよ。
 それで、オレ達は、抜き足差し足で、そのトラックに近づいたんだが、腐れ野郎がどこから現れるか判らねぇから、日本刀持った手が震えたぜ。
 五トンの軍用トラックは、埃を被って止まってたが、鍵は付けっぱなしの上に、見た目はどこも壊れちゃいねぇ。
 …でもよ、どこかがイカレてて、バッテリーを繋いだは良いが、エンジンが目を覚まさなきゃ、オレ達もここでお終いだろ。
 だからオレは、音を立てねぇように車体の状況を確認したのよ。

422 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/25(土) 08:05:34 ID:Z1JUltYD0
...9
 左ハンドルの運転席から、クリップボードに挟まれた、整備指示書が見つかったんで、英語が読める伊東の奴に通訳して貰ったのよ。
 …どうやらこのトラックは、デフのベアリングが逝かれちまって、修理に来てたらしい。
 伊東は、「『repair ended』って、書いてあるから、修理は終わってるはず。」って言ったのよ。
 それで、オレはキーを捻ってバッテリーの様子を見たんだが、やっぱりこいつも死んじまってる。
 早速修理を始めようと思ったら、伊東の奴が「何人かで弾薬を取りに行く。」って言い出した。
 アメちゃんの話じゃ、二百メートルほど東の建物が、武器弾薬の保管庫らしい。
 腹黒伊東に、スミス先生、中村メガネ猿とランボー平岡が四人して、弾薬の調達に、こそこそと出掛けて行ったから、オレと南の野郎がトラック修理に残ったのよ。
 修理って言ったって、バッテリーを繋いで通電状況を見るだけで、奴等が帰ってくるまで、エンジンは掛けられねぇ。
 オレは、レミントンの散弾銃を南の野郎に預けると、車体脇のバッテリーを確認した。
 作業するオレの背中で、南の野郎は「キドさんが食われちまったのは、オレの所為だ…。」って呟いてやがった。
 オレは、「ロクな事、考えてねぇで、しっかり見張ってろ。」って言いながら、置いてあった工具を使って、車体のバッテリーを外したのよ。
 日野の販売店から持ってきた、二十四ボルトのバッテリーは、元の奴とは容量は合わなかったが、並列で繋げればセルモーターぐらい回せるぜ。
 新しいバッテリーに積み替えてから、運転席のキースイッチで、バッテリーの状況を確認すると、ワーニングランプが輝くように点灯した。
 どうやら、ここまでは「OK」みてぇだ。
 弾薬を取りに行った奴等が、無線で助けを呼ぶかも知れねぇから、オレは南の野郎と二人して、手持ちの荷物を積み込むと、トラックの運転席で待機したのよ。
 アメちゃんサイズだから、大人四人は乗れそうな運転席だったが、左ハンドルだから、どうにも座り心地が悪かった。
 それに、一仕事終わって、一服付けてぇところだが、臭いでも嗅ぎ付けられちゃ、たまらねぇから、タバコだって吸えやしねぇ。

423 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/25(土) 08:07:56 ID:Z1JUltYD0
...10
 南の奴に貰ったチューインガムを噛みながら、オレは奴に、怪我した足の具合を聞いたのよ。
 骨は折れちゃいねぇが、腱を切っちまったらしく、「膝から下が、思うように動かねぇ。」って言ってる。
 それから暫くオレ達は、物音を立てねぇように、トラックの中で息を殺しながら、外の様子を覗ってた。
 …そしたらよ。…遠くの方で、自動小銃の乱射音が鳴りだした。
 畜生め。…奴等、見つかっちまったみてぇだぜ。
 伊東の野郎の金切り声が、無線のレシーバーから轟いて来る。「助けに来い。」って言ってんだ。
 すかさずオレは、軍用トラックのキーを捻って、セルモーターを始動させたのよ。
 頼りねぇスターター音を響かせると、修理工場の外も騒がしくなってきた。
 二、三匹のゾンビ野郎が、通りの向こうから走って来やがる。
 助手席の南の奴が、オレのレミントンをぶっ放してたが、流石に元自衛官だけあって巧いモンだった。
 Tシャツ姿のゾンビ男を、脳天狙って吹き飛ばすと、素早い装填で、太ったアメリカおばんの顔半分を狙い撃ちよ。
 そんな様子に、いつもなら冗談の一つも言ってやるんだが、こっちも青い顔しながら、セルモーターと格闘だから、軽口だって叩けやしねぇ。
 「…こん畜生!。」って、アクセルを蹴飛ばしたら、やっと弱々しいエンジン音が響いたのよ。
 ホッとして、でっかい溜め息ついたんだが、その隙に、ゾンビ野郎が一匹、ボンネットの上に取り付きやがった。
 …軍用トラックってのは、オレが昔乗ってたダンプと違って、ボンネットは付いてるし、フロントタイヤの周りにゃ、フェンダーがこれ見よがしに乗っかてるから、奴等の取り付ける場所は多いのよ。
 そんなフェンダーを足掛かりに、オリーブグリーンの作業服着たゾンビ男が、抉れた片眼を向けながら運転席に寄ってくる。
 オレはオートマのセレクターを「D」に入れると、構わずアクセルを踏み付けた。
 六輪駆動のカーゴトラックは、力強く加速を開始したが、でかい図体だから鋭い加速は望めねぇ。
 工場の外に出る頃にゃ、腐れ野郎はトラックのバックミラーに手を掛けて、運転席に寄ってくるのよ。

424 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/25(土) 08:13:15 ID:Z1JUltYD0
...11
 散弾銃構えた南の奴が、其奴を狙っていやがるが、フロントガラスが邪魔で、引き金を引けねぇ。
 …片眼のゾンビ野郎が、口から泡吹いてドアの外に来やがった。
 ハンドルを左右に切って、奴を振り落とそうとしたって、馬鹿力のゾンビ野郎は、簡単に落ちやしねぇだろ。
 …そのうち、腐れ野郎のヘッドバット三連発で、サイドウインドウが吹き飛んだ。
 唸り声を上げた片眼ゾンビが、車内に首を突っ込みやがって、焦った南は狭い室内で散弾銃を振り回したが、運転席のオレが邪魔で撃てやしねぇ。
 オレは、片手でハンドルを握ったまんま、左手のゾンビ腕を振り回して、腐れ野郎にストレートパンチを、お見舞いしたのよ。
 軍手を填めた左の拳が、奴の鼻っ柱を直撃して、グシャって、いい音が響いたぜ。
 手首の辺りまでめり込んだ、左の拳を突き上げて、ついでにゾンビの脳みそを、抉ってやったんだが、何だか指の感覚がおかしいのよ。
 腐れ野郎の鼻骨を砕いたときに、こっちも指の骨が折れたみてぇだ。
 ゾンビの手だから、ちっとも痛くはねぇが、助手席の南の野郎は、目ン玉剥いて口をポカンと開けてやがる。
 オレは、動きの止まった腐れ野郎を振り落とすと、ゾンビの肉片を払いながら、「秘密だぜ。」って言ったのよ。
 …どんなに親しくったて、左手がゾンビだって言えねぇよな。
 それでオレは、機関銃の乱射音がする方へ、五トントラックを進めたんだが、数十匹のゾンビ野郎が、倉庫の前に群がってる。
 細めに開けた扉から、中村メガネ猿とランボー平岡が五・五六ミリを乱射してるが、多勢に無勢だから、どうにも出来やしねぇのよ。
 トラックが近づいていくと、死人野郎がこっちに向かって来やがった。
 非戦闘の車両だが、ウインチ付きの、でかいバンパーと、六輪駆動のぶっ太いタイヤは伊達じゃねぇ。
 五、六匹のゾンビ野郎を引っ掛けると、ブロックパターンのタイヤの跡を体中に付けてやった。
 それで倉庫の前を行きすぎちまったから、ハンドルをぶん回してトラックを、Uターンさせたんだが、全長が七メートル以上有るから、簡単に旋回させられねぇ。

425 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/06/25(土) 08:14:34 ID:Z1JUltYD0
来週は忙しくって来られねぇから、多めに投下するぜ。

適当に書いてたから、紛らわしい名前を使っちまった。
「南の奴」と「南の奴等」は違うってことが、判ってもらえるよなぁ。
加筆訂正するときは「南の奴」を「三波の奴」に書き換えるかな?。

じゃ、また再来週な。

426 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 10:22:42 ID:/hlGK/9U0
>>417
>>ショーンはパロディと見せかけてキチンと社会風刺が出来ている作品

え?

427 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 14:30:36 ID:k7MOaUx10
社会風刺はイギリス人のDNAに刻み込まれてますからねえ。
皮肉屋、とも言いますけど。

428 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 17:06:18 ID:iSU8iHvm0
キチンとした社会風刺としてない社会風刺の違いを
スレ違いにならないようにゾンビ風味たっぷりで俺に教えて欲しいのだが無理か?

429 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 19:24:27 ID:y0xNXNYe0
キチンとしてるかどうかはわからんがゾンビワールドになる前のショーンの通勤風景な。
バスに乗った通勤客、ゾンビ以上にゾンビみないな無表情、、、
あとなんかあったっけw

430 :???:2005/06/25(土) 20:12:41 ID:eJUjiMqLO
>>426>>429
おまえら、おやじをスルーするなよorz
おう、待ってるぞ!
くらい書いてやれw

431 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 22:27:54 ID:qDQv1EpV0
そんなレスするとかえってみじめに見えるぞ

432 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 23:23:58 ID:SpWUlqrT0
君たちの一番エロい体験をおしえてくれないか?

433 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 23:24:40 ID:SpWUlqrT0
スマン、ミスった。

434 :本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 23:50:21 ID:YDkeqsBCO
おやじの文より>>432のほうが面白い。

435 :本当にあった怖い名無し:2005/06/26(日) 14:26:58 ID:FiKQ9IeaO
>>410が悪い!

436 :本当にあった怖い名無し:2005/06/26(日) 15:54:35 ID:IgT77zty0
おやじさん、乙でした。
城戸崎氏に安らかな死が訪れますことを。

437 :本当にあった怖い名無し:2005/06/27(月) 00:16:48 ID:N45dyIlU0
スレ違いなので是っきりにしたいが、
余りにもゾンビ映画に無頓着、てゆうか駄作ゾンビものに
汚染されすぎている人たちに説明すると。

ショーンは『ニート』が題材。
まぁ、働かずに2chばっかりやってると
自分が社会問題化していることに気がつかないだろうけどね。

438 :コピペゾンビ:2005/06/27(月) 00:44:21 ID:wQiN8JYb0
199 名前:一般市民だとこんな感じだろうか[sage] 投稿日:05/02/12(土) 17:24:11 ID:EW0GpLPL0
12がつ 24にち
今日は、おとうさんとおかあさんが、クリスマスプレゼントをくれた。
うれしかった。

12がつ 26にち
今日は、おかあさんとお正月のかいものに出かけた。
ほかの人たちも、そろそろお正月だからいそがしそうだった。
おかあさんが、わたしのだいすきなチョコを作ってくれた。おいしかったです。

12がつ 27にち
今日はちょっとねつが出てきた。おにいちゃんも調子がわるそうだ。
おかあさんがかんびょうしてくれた。

12がつ 28にち
なぜか体じゅうがかゆい。なんでだろう?
おにいちゃんも体をかきむしっていた。とりあえず、くすりを飲んでねました。

12がつ 29にち
うでに大きいはれものが出来た。
かいていたらへんな色になってきたので、かくのをやめた。
おにいちゃんのねつが引いたとおもったら、家にあるものをたくさん食べていた。
おかあさんたちも、なにかおかしい。

439 :コピペゾンビ:2005/06/27(月) 00:45:06 ID:wQiN8JYb0
200 名前:一般市民だとこんな感じだろうか[sage] 投稿日:05/02/12(土) 17:24:52 ID:EW0GpLPL0
12がつ 30にち
もう すぐ 2004ねんが  おわります。
わたしも  おなかへった  こっそり   おやつたべました

ねつ   も  ひきま  した

12がつ 31
まえ より  からだ  かゆい
おにいちゃん  くるし  そう  げろ  はいてた
200 5 ねん は こな こと  ないよう  いのり ました

1 がつ  1
みんな  おかしい
  おなかすい  た から  たべ
  おいしく     ないよ



おかあさ     たすけ     て

440 :本当にあった怖い名無し:2005/06/27(月) 01:04:59 ID:tn0HlCUs0
かゆうま

441 :はんぺん:2005/06/27(月) 01:28:59 ID:tn0HlCUs0
ヒマなので遠くのほうを見ていた。
道路の向こうで何かが光った。こちらへ近づいてくる。
自動車?
すこし先の方で動かなくなった。
動いてる車なんて久しぶりに見た。
近寄ってみた。
ここは田舎町だけどみんな集まってきている。
バス?
中から人が出てきた。
よそ者とはいえ今時まだ生きている人間がいたんだ!
これまで必死に生き延びてきたんだろうな。
ここまでくればもう安心だよ。
とりあえず何人かがバスらしき車のほうに向かった。
もちろん俺も。
バスの人がこちらを見ている。
バスの人の手元が光った。
まわりの連中がバタバタ倒れた。
刀を振りかざした男が駆け寄ってきた。
となりの奴の頭が割れた。
なんだよ?
なんでそんなことするんだよ?
仲間にしてあげるだけだろ。
何も見えなくな


442 :本当にあった怖い名無し:2005/06/27(月) 15:27:52 ID:B2ilMf5BO
>>441
ワロタ。GJ!
生き延びるつーか…なぁ?w

443 :ゴミ文:2005/06/28(火) 03:24:33 ID:BeVLYHz80
その時居間にいた俺は何気なく振り向いた。
そう・・・何かの気配に何となく振り向いただけなんだ。
なんとなく・・・・・

そこには恐ろしい形相をした老婆が立っていた。
うはっwwwwwテラコワスwwwwww
・・・恐ろしい事が起こったんじゃ・・・



俺とかわいい妹が立てこもる我が家に恐怖の侵入者。
いったい何者!?
それは恐怖の大事件発生の始まりだった・・・・・!





444 :ゴミ文:2005/06/28(火) 03:25:37 ID:BeVLYHz80
老婆は布団叩きを握り締めて上下に肩を揺らして立っている、仁王立ちだ。
ゼーゼーと息をしているという事は生きている証拠だった。
俺はこの老婆に見覚えがあった。
隣に住んでいるババァだ。
「お姉ちゃん、誰か家に来ようと・・・・わっもう来てる!」
かわいい妹が飛んできた。
かわいい妹は四六時中外を警戒していて、何かあると真っ先に飛んできて俺に教えるのだが
ババァの速度はソレをも上回っていたようだ、ニュータイプめ!
「たいひぇん(大変)な事が・・・・・おひょろひい(恐ろしい)事が起こったんひゃ・・・・」ババァが口を開いた。
恐ろしい事なんてもうすでに十分起こっているのだが、ソレをも上回る何かが起こったのか!?
「おひょろひい(恐ろしい)・・・ああぁたいひぇんひゃ(大変じゃ)・・・いひだいひひゃぁぁ(一大事じゃぁぁ)」
「ばぁああさん おおおおぉちついて (((;゜Д゜))) くぁwせdrftgyふじこ」
「お姉ちゃんお姉ちゃん落ち着いて」かわいい妹にたしなめられた!
「ばぁさん、一体どうしたんだよ、何があった!」
ババァは一呼吸すると、一気に言い放った
「ワシの入れ歯が無いんひゃあぁぁぁ」
(゚Д゚)・・・・・
俺は無言でババァの首根っこを摘み上げると、ゴミバコのフタを開けた。
(お年寄りは大切にネ!)
まただ!また脳裏にあの呪文がよぎるっっ!
(お年寄りは大切にネ!)(お年寄りは大切にネ!)(電気を大切にネ!)(お年寄りは大切にネ!)
ああぁあぁ、ヤメテー、(∩ ゚д゚) 俺はかの横山弁護士(古っ)並みに抵抗をこころみた。
ババァ(・3・)「お年寄りは大切にネ!」
お前かい!
ああぁ、わかったよ、探せばいいんだろ探せば!
俺たちの捜索活動が始まった。

445 :ゴミ文:2005/06/28(火) 03:27:41 ID:BeVLYHz80
「で、入れ歯を最後に見たのはどこで?」
「確か、うちの宿六と昨日ケンカした時はまだあったんひゃ」
かわいい妹が真剣にメモっている・・・・うう萌え〜
ん?ちょっと待て、宿六って隣の源さんの事だよな・・・・
おいおい、源さんはとっくにゾンビになって、先日家に押しかけてきた連中の中に紛れ込んで無かったか?
( ´;゚;ё;゚;)ゾンビに押しつぶされたのはソラマメだけだったけど・・・ケンカ・・昨日???
「仕事もしないでフラフラうろついてるから、ケンカになったんひゃよ」
そりゃ、ゾンビはフラフラするのが仕事だろうよ
「とにかく、一旦家に戻って宿六を問い詰めてみるか」
ババァはおもむろにドアを開け布団叩きを手に外へと出てしまった。
うわっちょっと待てよばぁさん!外にはゾンビがwwwwww
慌てて連れ戻そうと外へ出ると、案の定集団のゾンビに襲われているところだった。
が、次の瞬間俺は信じられない光景を目にすることになる。
ババァは馴れた手つきで手にした布団叩きでゾンピどもを蹴散らしはじめたのだ!
パンパン パンパン
スナップを効かせリズミカルにゾンビをなぎ倒しながら、重戦車のように突き進んで行く。
(;・`ω・´)圧倒的じゃないか・・・
よし!とばかりに俺も近くにあったホウキを手にすると、ババァの後に続いた。
なんだ、ゾンビってこんなもんか!
近づいてきたゾンビの一匹にホウキで殴りかかる、バン!
しかし、ゾンビは全く動じず俺に組み付いてきて、俺はそのまま押し倒されてしまった!
ババァのうそつき━━━━ヽ(`д´)ノ━━━━━!!!!!
噛まれようとした瞬間、戻ってきたババァの布団叩きがゾンビの頭に炸裂!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
「うら若い娘っこにわるひゃ(悪さ)しようとするなんて、このバチあたりめが!」
パンパン パンパン
ゾンビは粉々になってしまった。(゚ρ゚)シュゲー
迫り来るゾンビの集団に、キルマシーンと化したババァが突入していく・・・。
12匹はいる!
パンパン パンパン

446 :ゴミ文:2005/06/28(火) 03:32:02 ID:BeVLYHz80
 | |             |      ∧_∧
 | |             |     <`Д´ >つ─◎ 
 | | /´ ̄ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ.|   /´ ̄し' ̄し' \ ///.  
 ̄ ̄|       | | ̄ ̄ ̄|  、_人_ /  彡 ◎ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |       | |      |  _)  ◎彡.| |   バン
    |       | |     |  ´`Y´   .| |  バン

な、なんだ!今、俺の脳裏をかすめたこのイメージは!!

 | |             |      ∧_∧  
 | |             |     <`Д´ >つ─◎  しばくぞ!
 | | /´ ̄ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ.|   /´ ̄し' ̄し' \ ///.  
 ̄ ̄|       | | ̄ ̄ ̄|  、_人_ /  彡 ◎ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |       | |      |  _)  ◎彡.| |   バン
    |       | |     |  ´`Y´   .| |  バン

 | |             |  ◎  ∧_∧ ・・・・・・・・
 | |             |   |  <`Д´ >
 | | /´ ̄ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ.|   /´ ̄ ̄' ̄ ̄ \  
 ̄ ̄|       | | ̄ ̄ ̄|        | |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |       | |      |        | |  

あれ、止まっちゃったよ、どした?ババァ?目の前には裸の女ゾンビ

 | |             |       ∧_∧∩ 
 | |             |      <`Д´ >彡 おっぱい!おっぱい!   
 | | /´ ̄ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ.|   /´ ̄ ̄' ̄⊂彡 __
 ̄ ̄|       | | ̄ ̄ ̄|        | |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |       | |      |        | |  

お前もかい!

447 :ゴミ文:2005/06/28(火) 03:37:08 ID:BeVLYHz80
リズミカルにパンパンと回転する布団叩きが唸るのと同時に、粉々になったゾンビが宙に舞う。
一つ!二つ!
12匹のゾンビは全滅した。
「全滅〜?3分も立たずにか!ゾンビが12匹も、バケモノか!」
一部地域の正月のコンスコン祭りも真っ青なほど、ババァは圧倒的だった!
このままではイクナイ! 早く入れ歯を探さないと!(`・ω・´)
あせる俺の目の前を源さんゾンビが横切った。
やっぱりゾンビだよなぁ・・・頭に何かついてる・・
よく見ると入れ歯が刺さっているのだ。
一体どういう状況で入れ歯が刺さったのかは知らんwwwww、知りたくもないのだがwwwww
アレを取り戻してアレしないと、ババァを鎮める事が出来ない!!
俺は意を決して源さんゾンビの後ろに回った。
「どうか振り向きませんように!」
源さんゾンビが振り向いた
ああー!しまった!声に出てた━━━━━━(;・`ω・´)━━━━━━ !!!!!
うらああああぁ
源さんゾンビが俺に掴みかかろうと襲って来た!
で、動きが止まった
??
俺は後ろにこの世のものではないような、恐ろしい気配を感じていた
恐る恐る振り向くと、ビグザムじゃない、ババァが立っていた。
生前の行動なのだろう・・・源さんゾンビはフラフラと全速力で逃げていった。
源さんゾンビが逃げた跡、と言ってもゾンビなのでまだ5メートル先程を全速力でフラフラしているがwww
地面にはババァの入れ歯が落ちていた。
(`・ω・´)つД (゚ ゚)
(`・ω・´)つ ≡(゚Д゚) シャキーン
Σ(゚Д゚)「わしは一体何を・・・・」
ババァが正気に戻った!

448 :ゴミ文:2005/06/28(火) 03:42:37 ID:BeVLYHz80
ババァはまわりのゴミクズのように散乱したゾンビの残骸を見て震えている。
ゾンビ怖い、ゾンビ怖い・・・そこには震える小さな老婆がいるだけだった・・・。
入れ歯はババァのキルマシーンスイッチになっていたようだ。
彼女は俺に何度も礼を言うと、自宅へと入っていった、後姿がやけに小さく見えた・・・。
俺もこんな所に長居は禁物なのであわててかわいい妹の待つ家に帰る。
「ぎゃああああああああ」 Σ (  )=Д゚゚
錆び付いたジジィの自転車のブレーキのような悲鳴があたりに響き渡った。
慌ててかわいい妹が俺にしがみついてくる。
見ると、ババァの家にゾンビの集団が大挙として押し寄せているところだった。
ゾンビどもはドンドン家の中に進入していく・・・・・
元の普通の老婆に戻った彼女にはもはやなすすべもないだろう・・・
俺は助けにもいけない・・・・自分の非力さが憎かった。
源さんゾンビも家の中に入っていくのが見えた。
愛する夫に喰われるのがせめてもの救いだろうか・・・。
ババァ散る!
さらば!ババァ!クラッシャーババァ!お前の事は忘れないYO! ・゜・(ノД`)・゜・。
俺とかわいい妹は壮絶な光景をただ泣きながら見守るしかなかった・・・・
すると・・・・・
源さんゾンビが家からフラフラと飛び出してきた。
頭に何か付いている・・・・・よーく見るとソレは
入れ歯だ!!!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
と、同時にババァの家からリズミカルなサウンドが聴こえてきた。
パンパン パンパン パンパン パンパン
パンパン パンパン パンパン パンパン・・・・・

449 :ゴミ文:2005/06/28(火) 03:43:38 ID:BeVLYHz80
誰もいない深夜に第5話投下
ここ暫く用事があってネットに入れませんでした、ドーモスンマセン (;´Д`)
その間にくだんさんとfoolさんが!!!・゜・(つД⊂)・゜・
すっと読者ですっげー好きだっただけに・・・orz
なんかショックでいまいちな出来になってしまいました
ドーモスンマセン (;´Д`)

上の方のレスを読んでみましたが
やっぱりゾンビスレは恐怖の緊迫した小説がメインですよねぇ
自分の文は、雑誌に例えれば4コマみたいな存在ですから
緊迫した小説描きの新登場とくだんさんの復帰を待ちつつ待機中
  ∧_∧
 ( ・∀・) ワクワク
 ( ∪ ∪
 と__)__)

450 :ゴミ文:2005/06/28(火) 03:58:03 ID:BeVLYHz80
しまった、文章の中に書き忘れていた設定がありました。
どうでもいい事なんですが、源さんゾンビはツルッパゲです。
もうひとつどうでもいい事なんですが、トン吉だのチン平だのは
兄弟でもなんでもないです、全部よく似たアカの他人です。
ドーモスンマセン (;´Д`)

451 :本当にあった怖い名無し:2005/06/28(火) 09:45:41 ID:kvSxsnOE0
>>450
すげぇ笑った。
超GJ!

452 :本当にあった怖い名無し:2005/06/28(火) 13:14:33 ID:6N8koU8z0
やるなぁ、m i y o c o。

453 :本当にあった怖い名無し:2005/06/28(火) 16:10:31 ID:MjFzrdiD0
相変わらずハイクオリティなコミカルゾンビショートショートデスね!(・∀・)

454 :本当にあった怖い名無し:2005/06/28(火) 19:26:20 ID:pnVu7OiV0
すげぇ・・・ある意味センス良すぎる・・・
ゴミ文さんにはこの言葉を差し上げましょう
つ[奇才]

455 :fool:2005/06/29(水) 00:15:21 ID:PfKjSl910
foolです。感想なぞを。

>>400
>最近の作品(特に短編)てさ、怖くない作品やほんのり怖い程度の作品が
>多すぎやしないか?
………
>囓まれて感染なら ドラキュラでも良いじゃんと思うわけ。
ギクっ!そういう作品もありましたね。

>>塩ジャケさん
すでにゾンビですか。ちょっと先が想像つかなくて良い感じですね。
なんか本人、悲劇的な空気でもないみたいですが。

>>おやじさん
もう、なんか大御所だし言うこともないですね。
他の方のクロスオーバーな作品も良い感じです。
他の作家さんたちに愛されてますね。

>>貧雑さん
1作目のぬこものに関して。過去に同じようなオチで話を作ろうと
したことがあるんですがうまくいかなくてボツにしました。
貧雑さんのはハードボイルドで哀愁があって、よくできてると
思いました。
あー、こういう風にすればよかったんだなー。やられたーと思ったですよ。

>>ゴミ文さん
これだけのレベルのものをコンスタントに作れるなんて
凄い才能だと思います。(これで「いまいちな出来」ですか!)

456 :はんぺん:2005/06/29(水) 00:51:44 ID:XqTtoYmk0
俺だけ「他の方」かよ・・・ orz

457 :↑いや、単なるウケ狙いだから:2005/06/29(水) 00:58:16 ID:XqTtoYmk0
foolさんへの嫌味じゃないよ。
最近、アイディアが全然沸かない、、、
ちょい目先を変えたくらいじゃ最近の秀作には敵わんし。
誰かの作品の中で居候しようかなw

458 :まこしろ:2005/06/29(水) 02:36:31 ID:QcCdwrT60
加速の鈍いトラックに「敵」は一気に近づいてくる。高井は落ち着いてその先頭に銃を向けた。

ドン!カシャ…ドン!カシャ…

立て続けに二発を発射する。散弾は近づいてきた全力疾走で近づいてきた二体の頭部を捉えた。
「『敵』残り8!!」
橋本の声が響く。荷台の「生者」は迫る「敵」に向けて銃を撃つ。
しかし、素早い動きの相手に対し、小銃弾がそうそう命中するものではない。
まして「敵」は頭部を撃ち抜かれない限り倒せない・・・高井の散弾銃はこの状況に
おいてはもっとも有効な武器であった。
「クソ!当たらん!」
「落ち着け!日高二尉!落ち着いて撃つんだ!」

459 :まこしろ:2005/06/29(水) 02:37:16 ID:QcCdwrT60
高井が倒した二体以外に倒れた「敵」はいなかった。その距離は、すでに5メートルほど。
血の気を失い、どす黒く変色した肌、バサバサになり振り乱した髪の毛。
そのすべてが「生きている者」にとっては嫌悪と恐怖の対象となった。
トラックの加速はこんなにも鈍いのものか・・・
イライラするほどトラックの加速は鈍い。
しかし、ようやくスピードが乗ってきたのか、やや「敵」との距離は離れた。
「敵」は疲れを知らない。
まったく息切れすることなく一直線に加速するトラックに向かってくる。

ドン!カシャ・・・ドン!カシャ・・・ドン!カシャ・・・

高井が3発を発射すると近寄ってきていた「敵」は地面に崩れ落ちた。
「ムダ弾撃ってもしょうがない!オレが片付ける!前方と側方を!」
ポケットからシェルを取り出し、装填しながら高井は叫んだ。
橋本たちは高井の言葉に従い、トラック荷台の前方に行った。
「来てみろ!化け物!」
大声で怒鳴ると高井は再び銃を向けた。


460 :まこしろ:2005/06/29(水) 02:37:51 ID:QcCdwrT60
ドン!カシャ・・・ドン!カシャ・・・ドン!・・・ガタン!! うわあ!!

高井が更に三発を放ったその時だった・・・
トラックが何かの段差を乗り越えたのか、大きな音を立てて跳ねた。
それはほんの一瞬の出来事であったが、高井には数十秒もの時間に感じられた。
体が宙に放り出される。
驚きの表情でこちらを見る橋本の顔がやけにはっきりと目に映った。
同時に、全力で走ってくる「敵」の姿・・・
自分はこのまま地面に落ちる・・・
落ちた瞬間に「奴ら」の餌食になってしまう・・・
高井は自らの状況をやけに冷静に捉えていた。
高井は身をよじるようにして、地面に落ちる衝撃に備えた。
それでも銃だけは手放すまいとしっかりと握り締めた。


461 :まこしろ:2005/06/29(水) 02:40:26 ID:QcCdwrT60
「高井さん!!」
橋本の叫び声が耳に届くと同時に高いの体は地面に叩きつけられた。
「敵」との距離はすでに20メートルもない・・・

早く・・・!銃を構えるんだ・・・!撃つんだ・・・!

高井は痛みをこらえて銃を構えようとする。しかし、体が思うように動かない・・・
銃は問題ない。

すぐに構えて撃たなければ・・・!
体が・・・ダメだ・・・動かない・・・

高井は「死」を覚悟した・・・


462 :まこしろ:2005/06/29(水) 02:48:31 ID:QcCdwrT60
かなり投稿が滞っていたので早くうpしたかったのですが、思うように続きが
書けず、チョロっとだけですんません。

ついに高井の運命もこれまで・・・か!?(東スポ風)


463 :ゴミ文:2005/06/29(水) 04:21:43 ID:mrECVs4K0
>>462
(;・`ω・´)・・ゴクリ

464 :貧雑:2005/06/29(水) 06:59:59 ID:P/rm1x8A0
>>まこしろさん

ハラハラ・・・(お忙しい中ご苦労様です・・・!)

ドキドキ・・・(続きはマターリとお待ちしていますのでっ!!)

465 :本当にあった怖い名無し:2005/06/30(木) 12:13:49 ID:BdQKsCbX0
まこしろさんの作品、おもしろいです。

ですが、ひとつだけ指摘させてください。
トラックが段差につまずいて人が跳ね上げられても
慣性の法則で、トラックの荷台内に着地すると思うのですが・・・。

むしろ、段差につまずいた分、運転席のほうに飛ばされることになるはずです。

余計なこと突っ込んでしまいもうしわけないです。

466 :本当にあった怖い名無し:2005/06/30(木) 14:34:51 ID:T0bm7yYAO
>>465
物理的にはそうだけど荷台の上でいろいろと動いてたから落ちたんじゃないの?
飛ぶっていうより地面に放り出されたみたいな。

467 :本当にあった怖い名無し:2005/06/30(木) 16:32:23 ID:RLQlbVuf0
>>465
荒れないことを祈ろう

468 :まこしろ:2005/07/01(金) 00:22:57 ID:we5+B1o70
>>465

ご指摘、その通りです・・・
トラックが何かの障害物に乗り上げて、車体前部が浮き上がったはずみで
荷台の後部にいた高井がトラックから落っこちた・・・
そんな感じで受け取ってください。
でも、高井だけが落っこちるのも変ですよね(w

469 :465:2005/07/01(金) 00:28:50 ID:bBdvhmXP0
そうですね。無粋なことをしてしまいもうしわけありませんでした。

つづきワクワクテカテカしながらお待ちしております。

470 :まこしろ:2005/07/01(金) 02:51:00 ID:we5+B1o70
>>465さん

いえいえ、私のつたない文章を細かく読んでいただいているのだなあと思って、
逆に感激しちゃいました。
これからもツッコミ入れてください!物理的にありえねえよ!とか言うのは
大歓迎です!自分でも結構、楽しんでますので(w

471 :フランソワーズ:2005/07/02(土) 08:04:06 ID:4wjudVk00
「もう時間の問題です・・・私達は出ますので、最後は家族の皆さんと一緒に・・・。」
医者が病室を出て行った。 私は堪えきれずに目の前の祖母の胸に飛び込んだ。
「おばあちゃん、ヤダヤダヤダ〜。」
「こらこら、泣いたらあかんよ、こんなカワイイ孫に看取られるんだ。 あたしゃ幸せだよ。」
「おばあちゃぁぁぁん、うわぁぁぁぁん。」
「ふふふ、サーヤは泣き虫だねぇ。」
そういって、しわくちゃの手が私を撫でてくれた、ゲッソリと細くなった手・・・それでも暖かった。
「お母さん、ありがとう、私を生んでくれて・・・ううぅ。」
ママもおばあちゃんの手を握り締めた。
「サチや、サーヤと仲良く暮らすんだよ・・・ウッ・・・ウゥゥ・・・」
「おばあちゃん!」「お母さん!」
「もう、いいだろそろそろだ・・・おばあちゃんから離れろ。」
パパが銃を握り締めて、私とママをベットから遠ざける。
「義母さん、後始末はしっかりさせていただきます。」
パパが涙目で深々と頭を下げた。
「トシ・・・さん、よ・・・ろしくねぇ。」
おばあちゃんがフっと目を閉じた。
ママと私は泣きじゃくった。
しばらくして、おばあちゃんがウアァァァァとうめき声をあげながら起き上がった。
パパは銃でおばあちゃんの頭を打ち抜いた。

472 :本当にあった怖い名無し:2005/07/02(土) 08:16:12 ID:2lKp1Pg70
―――強烈なデジャヴを感じた。既視感でいっぱいだった。何故だろう。どこかで見たような・・・・そんな光景だった。

473 :フランソワーズ:2005/07/02(土) 08:18:56 ID:4wjudVk00
!! 
飛び起きていた、祖母が死んだときの夢・・・懐かしかったな・・・。
私はベットから降りるとコーヒーをポッドに注いで暖めた。
リビングに入りTVを付ける。
いつものようにニュースが流れる。
「本日の全世界の天気です、北地区 西地区 東地区ともに晴れでしょう。
  南地区は夕方から雨の可能性がありますので、サウスシティに行かれる方は傘を持って行きましょう。」
私は天気予報を軽く聞き流しながらお気に入りのシロップをコーヒーに混ぜた、今日はシナモンだ。
「では、続きまして本日のゾンビ情報です。 2日前に亡くなったアグレットさんが今朝イーストウェイで目撃されました。
 付近の方は警戒をお願いいたします。 アグレットさんの捜索は今も尚続いており、政府では2次被害が心配されております。」
やだ・・・近くじゃない・・・まったく、これだからホームレスは・・・。
私は防護服を装着してテーブルの上に置いてあるボウガンを背負うと会社へ向かった。
案の定、通勤途中に見かける人たちも武装はしっかりしていた。
ズキューン!
近くで銃の音が響いた、見ると今朝ニュースで見たアグレットとかいうゾンビが退治されたところだった。
すぐさま町中にあるスピーカーから声が聞こえてくる。
「え〜、アグレットさんを無事処分いたしました、住人の皆様ご安心くださいませ。」
私はホッとため息をつくと足取りも軽くなった。

474 :フランソワーズ:2005/07/02(土) 08:29:15 ID:4wjudVk00
「まったく、あのセクハラ上司・・・どうにかならないものかしら!」
会社の帰り道、いつものように同僚のリリとおしゃべり。
「サーヤはカワイイもん、会社じゃファンクラブもあるらしいじゃない。」
「も〜よしてよ! ったく、アイツが死んだら、真っ先に私が撃ち抜いてやるゎ。」
「あはは、それじゃアイツ喜んじゃうよ。」
「それもそうね、ウフフ。」
無駄話をしながら歩いていると、一人の挙動不審の青年が近づいてきた。
「あのう、すいません・・・。」
なかなかの美形だが、服装があまりにも変なその青年はおずおずとたずねる。
「ここは、ドコで今は何年でしょうか?」
・・・
「ちょっと、サーヤ。 こいつ変よ。」
「うん・・・。 でも悪い人じゃなさそうよ。」
「あのぅ・・・?」
「え? あ、あはは。 えっと、今は夕方 ココはイーストシティよ。」
「・・・? え?」
「ちょっと、コイツまじヤバイって。」
「うん、記憶喪失かな?」
青年はちょっと考えたような素振りをすると。
「いえ、そういう意味ではなくて・・・今は西暦何年で、ここは何という国なんでしょうか?」
私とリリは思わず顔を見合わせた。
「・・・コイツ、本格的にヤバイって・・・何語よ? 『国』『西暦』なんて聞いたことないわ・・・。」
「うん・・・ちょっとカワイソウな子なのね、お医者さんトコ行ったほうがいいわね。」

475 :本当にあった怖い名無し:2005/07/02(土) 08:39:57 ID:4wjudVk00
ヒソヒソ話が聞こえたのか、青年はあわてて言う。
「いえ、僕は狂ってなんかいません。 本当です、信じてください。」
「・・・ちょっと、アンタ!」
リリがズイっと青年の前に出る。
「今は何年かですって? 1年は12ヶ月 52週間 365日。 んで、ここは国なんて変な名前じゃないわ。
 世界っていうの。 わかる? 理解できる? 頭大丈夫? 何で美形なの? お姉さんのことどう思う?」
・・・リリ・・・あんたって人は・・・。
「え・・・いや・・・そうですか、やっぱり誰に聞いても同じことしか言わないなぁ・・・。」
「あらやだ、あんたナルシスト?」
「いえ、そういうんじゃなくて。 西暦も知らなければ国も知らないなんて・・・。」
「どちらかというと、知ってるアンタが変なんでしょ?」
「いえ、そんなことないです! 僕は西暦200X年に生まれた、立派なアメリカ人だ!」
「・・・・。」
リリから大粒の涙が1筋流れた。
「・・・かわいそうに、不憫な子だよ・・・。」
青年は、尚も続ける。
「でも、20XX年。 死者が突然よみがえって、人間を次々に襲ってきたんだ!」
私とリリは思わず顔を合わせると、思わず吹き出してしまう。
「何がおかしいんですか!」
「おかしいのはアンタよ、何当たり前なこと言ってるのよ。 バカじゃないの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え????????」
私もゲラゲラ笑いながら
「そんな一般常識、幼稚園児でも知ってるわよ。」

476 :フランソワーズ:2005/07/02(土) 08:54:04 ID:4wjudVk00
と、まぁ。 このままじゃ拉致が開かないので青年を近くの喫茶店へ連れて行って、事情を聞くことにした。
「僕の名前は、カイ・ウィルソン。 アメリカ合衆国ニューヨーク州で生まれた。」
「だからぁ・・・。」
さらに文句を言おうとしたリリを私は手で遮った。
「・・・それで? カイさん。」
「ある日、目覚めると世界中がパニックになっていたんだ。 死んだ人が蘇って人々を襲い
 人肉を貪るという・・・。 あの光景は悪夢だった。 僕の両親もヤツらに・・・
 僕は妹を連れて逃げるのがやっとだった。」
「そう・・・なんでさっさと退治しなかったの?」
「できるわけがないじゃないか! 人類のほとんどがヤツらに食われ、同じように死者になったんだ・・・
 気づいたとき、僕は妹とわずかな生き残りと共にシェルターの中にいたんだ・・・。」
「じゃぁ、ほとんどの人間はヤツらの仲間入りしていて、全員倒せる状態じゃなかったんだね?」
青年はうなづく。
「そして、ある日。 狂った人がシェルターを開放してしまったんだ。 なだれ込んできた死者たちに
 みんなは次々と食われて・・・僕は妹を抱きしめたまま、死を覚悟した。 でも突然強烈な光が
 目の前に現れたんだ。 そして、気づいたらさっきの場所だったんだよ。」
「・・・まるでSFね。」
「ねえ、君のいたところでは、死んだ人間は蘇ってこなかったの?」
「当たり前じゃないか、人は死んだらそれっきりだ! ・・・あの日までは・・・。」
「そう・・・。」
私はこの青年が嘘を言っているようには思えない。 もしかしたら・・・。
バックから白紙とペンを取り出して、私は世界地図を簡単に書くと、彼に見せた。
「あなたの生まれ故郷・・・アメリカだっけ? その場所はどこらへんなの?」
私はペンを渡すと、彼はため息を1つついて言う。
「まず、大陸が違うよ、この形・・・オーストラリアじゃないか。 僕の生まれ故郷はこっちだよ。」
と、世界をから右上に大きな逆三角形を作る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え??????

477 :フランソワーズ:2005/07/02(土) 09:02:46 ID:4wjudVk00
「これがアメリカ。 何だ、ここはオーストラリアを世界っていうのかい?」
「いや・・・っていうか何で??? ありえないわ、それ。」
「? 何言ってるんだ、そもそも地球っていうのは6つの大陸があって・・・」
青年は説明しながら、白紙にサラサラとペンを走らせる。
出来上がったソレは、世界よりもはるかに大きなかたまりに囲まれたものだった。
「この上下・・・北極と南極で、これがアメリカ、こっちはユーラシア。フランスとかあるところだよ。
 んでこっちがアフリカで・・・」
「ちょ、ちょっとまってカイ。 これはそもそも何?」
「世界地図だよ、学校で見なかった?」
「世界は・・・コレよ!」
「だから! これはオーストラリアって言って国なの!1つの大陸なんだってば。」
「陸・・・。」
「信じられないなら飛行機なり船なりに乗って、地球を一周してくればいいじゃないか!」
「ち・・・ちきゅう???」
「あぁぁ、もう! 飛行機ないの? 飛行機。」
「ない・・・っていうか、知らない。 そんなもの。」
「じゃぁ船は?」
「お魚捕るあれ? あるわよ、船なら。」
「じゃぁ!」
「でも・・・海は続いてないよ?」
「ハァ? (゜Д゜;) 」
「だって、途中で途切れてるもの・・・。」
「途切れてる?????????」
「うん、大きな大きな壁が世界を囲んでいるの。」

478 :フランソワーズ:2005/07/02(土) 09:18:49 ID:4wjudVk00
「そんなん、越えてしまえばいいだろ。 その向こうにあるんだよ、他の大陸が。」
「・・・そんな・・・ありえない。」
「ったく・・・。」
カイはあきれたように窓の外を向いてしまう。
私達は唖然としたまま次の言葉が出なかった。
しばらくすると、カイは何かに気づいたように窓の外を指差した。
そこには像が1つある。
「あれはコアラの像じゃないか・・・何であんなとこに・・・。」
「ああ、アレは最後の1匹の像ね。 ちょうど100年位前に絶滅したらしいわ。」
「絶滅!? 100年前に?????」
カイが飛び上がった。
「な、なによもう・・・本当にアンタおかしいわ。 病院行きましょ。」
「いや、なんとなくわかってきた・・・僕の世界では、まだコアラはいたんだよ・・・。」
「・・・つまり・・・?」
「僕は、未来に来てしまったらしい。 そうすれば辻褄が合う。」
「まぁ・・・そう、んじゃ病院行きましょうね。 いいお医者さんがいるの。」
「まってくれ、わかってきたぞ・・・。」
「何が?」
カイの仮設はこうであった。
人類が死者の恐怖に怯える中、オーストラリアだけは死者を退き、人類が生き延びた。
そして、新たな人類の歴史がスタートした。 
死者に怯えた先人の人々は、オーストラリアだけを「世界」とした。
そうしなければ、死者で埋め尽くされた他の大陸を忘れられなかったのだろう。
そして、それが語り継がれて今に至る・・・と。
「じゃ、じゃぁ。 あの海の果ての壁を越えることができるのね?」
「そうだろう、そして様々な大陸があるんだ・・・僕の生まれ故郷であるアメリカも・・・僕は、アメリカに戻りたい・・・妹が心配だ、あ、でも100年以上も未来なんだよな、ここ・・・。」
「でもサーヤ。 あの壁を越えるなんて・・・。」
「・・・いってみたい。」
「・・・え?」
「私も、本当の世界っていうのを見てみたい!」
「サーヤ!?」
「カイ、行きましょう! あなたの故郷、アメリカに!」

479 :フランソワーズ:2005/07/02(土) 09:21:45 ID:4wjudVk00
ふう・・・疲れました&初投稿です。
みなさん、はじめまして、ふらんそわーずです。

今までたくさんの作品を読ませていただきました。
私も、普段は読者でしたが今回初めて投稿させていただきました、
また機会があれば続きを書いてみたいです。

では、長文失礼しました。 またきま〜す

480 :本当にあった怖い名無し:2005/07/02(土) 11:57:41 ID:yhWj1WAqO
イイヨーイイヨー。
面白いよ〜フランソワーズさん。
漏れの好きな展開だなぁ〜w
急がなくて良いので、続きヨロシク!

話しは変わるが、久しぶりに旧ドーンを見た。
やっぱり面白いね。最近のゾンビ映画よりも、ずっと良い…

481 :本当にあった怖い名無し:2005/07/02(土) 12:37:26 ID:jo8tVQPsO
フランソワーズさんGJ!!なかなかおもしろい!続編を
ワクテカしながら待ってます!まぁちなみに『拉致』でなく
あの場合は『埒』ねw

482 :本当にあった怖い名無し:2005/07/02(土) 14:24:01 ID:qM162+x50
フランソワーズさん、乙です。
面白かったです。リリが、いい味だしてますね。
続編を楽しみにしています。

483 :???:2005/07/03(日) 22:53:19 ID:1+caXQ2VO
>>471
腐女子臭がプンプンしますねw
こんな作品が1つくらいあっても良いと思うし、個人的には大好きです

484 :本当にあった怖い名無し:2005/07/03(日) 23:36:46 ID:S+Or3dsL0
腐女子臭がなんだかわかってねーな

485 :_:2005/07/04(月) 15:51:47 ID:a7kPm8GsO
腐女子臭て何?
ゾンビスレに合いそうな響きですね。

486 :本当にあった怖い名無し:2005/07/04(月) 18:23:44 ID:3Vw0yAI30
またゾンビが湧いてきたか。
そろそろ夏休みになるし厨房が増えそうだ。

487 :本当にあった怖い名無し:2005/07/04(月) 18:24:54 ID:3Vw0yAI30
またゾンビが湧いてきたか。
そろそろ夏休みになるし厨房が増えそうだ。

488 :???:2005/07/04(月) 19:18:08 ID:bb1CBwETO
>>486>>487
てアンタかよw

これだけ下がっていれば夏厨も簡単には来れないとマジレス
ただ厨を刺激する発言は控えてくれ

489 :>>485:2005/07/04(月) 21:05:43 ID:a7kPm8GsO
>>488
新しい作品のゾンビの事と思われ。

>>486
厨房て僕の事?夏休みあるほど若くは無いので念の為w
腐女子臭知らないと2ch的にまずいかな。
良かったらおしえてください。


490 :本当にあった怖い名無し:2005/07/04(月) 21:27:33 ID:j5UUlLhC0
「かゆうま」がわかるならおしえてやる。

491 :>>485:2005/07/04(月) 21:44:01 ID:a7kPm8GsO
>>490
痒い美味い
て事ですかね。
いじわるしないで教えてくださいよorz

492 :本当にあった怖い名無し:2005/07/04(月) 22:09:15 ID:870aXwx5O
>491
ヒント:801

493 :本当にあった怖い名無し:2005/07/04(月) 22:24:29 ID:RpvCW4iFO
スレ違いなので他所でやって下さい。

494 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 02:29:44 ID:HU95bMiJO
ageてみたり・・・・

495 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 03:57:32 ID:dgtcXmx8O
粘着する相手が居なくなった途端に、これか……
結局、口では正当性を言ってても荒らしは荒らしだな……

496 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 05:42:18 ID:DrS9iBNPO
結局くだんさんがいてもいなくても荒れるわけだ。
折角このスレの事を考えていなくなったくだんさんの配慮は
無駄になったんだな。

497 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 11:41:03 ID:NB0qmKS8O
はーい、はいはい、はーい

俺、くだんに粘着してた底辺ゾンビなんだけど
最近はほとんど書き込んでないし、GJくらいしかしてないよ
だから新しいゾンビに俺の罪まで着せないでくれ

叩くなら俺を叩け
ゾンビの性質上、脳を破壊できる一撃を頭に叩き込むのがオヌヌメ

498 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 14:11:52 ID:Um3fjwQF0
>>497

>叩くなら俺を叩け
叩かれたいのならば、トリップ付けろ
話はそれからだ

499 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 16:26:14 ID:VilMSyes0
>>496
別に荒れてないし荒らしも居ないのに仮想敵作るのやめてくれよ。火種をばら撒いてんだぞおまえ。
見ろよまた変なの湧いてきちまったじゃねーか

500 :急速潜航:2005/07/05(火) 20:44:25 ID:joSHM8RwO
潜れ潜れもっと深く潜れ

501 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 21:52:45 ID:i4bX4mzQ0
IDがyesな人ハケーン

502 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 22:49:45 ID:uqocDB6f0
ロンリハー

503 :粘着ゾンビ ◆ZTIcUadYOA :2005/07/06(水) 00:42:23 ID:utLDW8C4O
はーい497ですよヾ(´・ω・`)ノ゙クルクル

ホント頼むから、くだんに粘着してたのは俺
他の人は無関係で俺だけが悪いって認識で頼むよ

俺に便乗してたのもいくらか居たようだけど、主犯は俺ね
だからもう俺だけ叩け

504 :新人。:2005/07/06(水) 01:18:08 ID:zl0hi7P3O
初投下です。
携帯ですので、見づらい等ありましたら指摘お願いします。

いつものように目覚めた俺(ケンジ)は、いつもと変わらぬ退屈な日常を過ごすはずだった…
しかしそのいつもの日常が、一瞬で崩れたのをTVをつけて知る事になる。「突如現れた暴徒によって街がパニックになってる模様です。現場の名無しさんを呼んでみましょう。」
「はい現場の名無しです。大変な事になっております!街中で暴徒が暴れております!どうなってしまったんでしょう!」
街は暴徒によって昨日の光景ではなくなっていた。
「なんだこりゃ…マジかよ」

505 :新人。:2005/07/06(水) 01:19:44 ID:zl0hi7P3O
食い入るようにTVを見ていたケンジは映画のような光景を目の当たりにした。
「もっと近づいてみましょう。街はもう凄まじいです!」
そして暴徒は急にレポーターの脇から、呻き声をあげながら現れた。
「う゛あ゛ぁぁぁぁ〜」「うわあ!なんだやめろ!離れろどこ触ってるんだ!!助けてくれー!」押し倒されたレポーターは助けてを求めるが、しかし若かったカメラマンは、その惨劇から恐れおののいてカメラを捨て逃げてしまった。
カメラはその惨劇(お食事中)を映し続けた。
「…やめろー…ムシャムシャ…モグモグ…ぎゃああぁぁ……」
絶命とともに画面はアナウンサーに戻された。
「……大変な事になってしまいました…市民の方々はくれぐれも外出は自粛してください…。尚用心は現状に。」
「一体どうなってんだ?なんで急にゾンビが?夢かこれは?」
こんな疑問ばかりが頭を駆け巡った。しかしこれは紛れもない現実であった…

506 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 03:04:21 ID:1RRuICfGO
シベリアンこそ全盛

507 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 06:09:15 ID:0k55hvJIO
>503
何開きなおってんだよ、ばーか!

508 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 08:03:24 ID:ix/ZamUx0
>>503
せせら笑っているだけなんだろうが、万が一本気で言ってる場合のためにマジレス。

残念ながら…あれだけ異様に執拗に粘着し続ければ騙りも便乗者も追従者も出るし、
お前さんの粘着っぷりをテストケースにして同じ事は何度も繰り返される。
つまりお前さんと言う存在はもうスレ叩きの象徴として機能してしまってるんだ。
あれだけやっておいて、今更「俺だけ」って問題じゃあ無いんだな。

でも納得したよ。そういう自覚が無いからあれだけ粘々出来たというわけだ。

509 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 09:26:52 ID:LfmIOymTO
投稿者の皆さん、住人さん乙です。死者の宴と同じくらい読み応えがありますな。今、出先なんで帰宅してからまとめて読みます。楽しんでるヤシもいるんで荒らさんでくださいね。

510 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:35:10 ID:rW/HNQYm0
また  があか くなつた
うこくひとたれもいない
なにもたへてないすつと
おなかすかない
なにかおかしい

511 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:38:39 ID:rW/HNQYm0
なにもたへてないすつと
てにもつてるこれたへれない
くろいせんつくしろい
しろい
しろい
しろい
おもいたせない
しろい
しろい
しろい

512 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:41:15 ID:rW/HNQYm0
しろい
しろい
しろい
しろいかみ
しろいかみくろいせん
たくさんかく
かく
かく
いつもかく


513 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:42:41 ID:rW/HNQYm0
いつもかく
いつもすわつている
いつもたつている
うこくひとたれもいない
なにもたへてない
おなかすかない
なにかおかしい

514 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:44:35 ID:rW/HNQYm0
なにかおかしい
なにもたへてない
くろいせんたへれない
うてたへれる




おい
おいしくない
なにかおかしい

515 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:46:24 ID:rW/HNQYm0
おいしくない
うてあかい
うてあかい
うてあかい
なにかおかしい
うてあかい
うてあかい
うこくひと
うこくひとあかい
なにか
なにか
なにかい
なにかいいいいいいいいいいいいいいいいい

516 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:48:39 ID:rW/HNQYm0
いいいいいいいいいいいいいいいつてた
いつてた
うこくひとあかい
なにかいつてた
いたい
うこくひとあかいなにかいつてたいたい
うてたへた
うてたへた
うてたへた
いたくない
なにかおかしい

517 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:50:49 ID:rW/HNQYm0
なにもたへてない
おなかすかない
いたくない
なにかおかしい
なにかおかしい
なにかおかしい
おかしい
おかしい
おかしい
おかしい

518 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:53:31 ID:rW/HNQYm0
なにかおかしい
なにか
なに
なに
なに
なにし
なにしてる
なにしてるくろいせんしろいかみ
いつもかく
なに

519 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:56:47 ID:rW/HNQYm0
いつもかく
なに  かく
なにかく
いつもなにかく
くろいせんあかいうて
くろいせんあかいうて
うて
うて
たたたたたたたたたたたたれたたたたた
たれ
くろいせんあかいうてたれ

520 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 10:59:18 ID:rW/HNQYm0
たれ
あかいうて
あかいうて
あ いう
たれ
あ いう
 れれれれれれれれえ
あ いう
         え
あ いう
         え
なにかおかしい
   お
あ いう
         え
   お


521 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 11:00:35 ID:rW/HNQYm0
たれ
おれ
おれ
なにかおかしい
おれなにかおかしい
なにもたへてない
おなかすかない
いたくない
おれなにかおかしい

522 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 11:04:06 ID:rW/HNQYm0
おれなにかおかしい
なにもたへてない
   たへてない
   たへて
たへて
おれおれおれおれおれおれおれおれ
たれたれたれたれたれたれたれたれ
たくさんかく
たくさんおれ
たへて
たくさんおれたへて
たれ

みみ

523 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 11:05:41 ID:rW/HNQYm0
みみみみみみみみ
たくさんかく
た さ か
 く ん く
   ん
みんなんか
みんな
みんな
たへて
たれ
おれ
たくさん
みんなおれたへてたくさん
みんなたくさんおれたへて

524 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 11:07:55 ID:rW/HNQYm0
みんなたくさんおれたへて
うこくひとあかいいたい
うこくひとたれもいない
うこくひと   いない
おれなんかおかしい
うこくひと
おれ
いない
うこくひといない
うこくひといない
うこく   ない
うこ    ない
うこ ない
おれ

525 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 11:10:23 ID:rW/HNQYm0
おれ
いつもたつていつもすわて
みんなたくさんおれたへて
いつもたつていつもすわておれおかしい
なにもたへてないおなかすかないいたくない
うこくひとあかいいたい
うこ ない
おれ
うこくひとあか
おれ
うこくひとおれ
いたくない

526 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 11:12:20 ID:rW/HNQYm0
うこくひとおれ
みんなたくさんおれたへて
いたい
いたくない
いたくない
いたくない いやた

いやた 

527 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 11:13:18 ID:rW/HNQYm0
いやた
いやた
いやた
いやたいやたいやたいやたいやた

うこくひと
うこくひと
いやた い た
うこくひといた

なにもたへてない

528 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 11:56:23 ID:PSfy6GP70
↑何わけのわからんこと書き散らかしてんだ、死ねよ。




















って死んでんのか、、ご愁傷さま


529 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 14:44:38 ID:YDJkFrIR0
読んでて途中でホントに怖くなっちゃった。

530 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 16:31:46 ID:+k192/uz0
>>511-527
こういうのもアリかな?と思います。
なんつ〜か、不気味な感じがただよってね。
かん想を書くと「ちょっと長いかな」
だろうか。バイオハザードの作中日記ももうちょ
い短いしね。

531 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 18:07:47 ID:QOTIMshv0
こういうのってずっとやってると本当におかしくなるんだよね。

532 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 18:59:04 ID:zl0hi7P3O
かなり昔の映画で「脳ミソくれー」とか言う電気に弱いゾンビのタイトル知ってる人教えて。
どうしても思い出せない('A`)

533 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 19:13:50 ID:vaKdtGOr0
>>532
釣かな?

バタリアン2だと思う。

534 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 21:21:39 ID:zl0hi7P3O
あーバタリアンか。
>>533サンクス
いや急に見たくなったんだけど、タイトル思い出せなくてさ

535 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 21:30:44 ID:PLoOhe+3O
昔このスレでバタリアンとゾンビ闘う小説あったよね。懐かしい。トライオキシン。

536 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 22:11:37 ID:cB9Jhg0q0
「今日午後6時頃、南区画にある国立南生物研究所が、死者の蘇生に成功したとして会見を開きました。」
会見のVTRが流れた。
「へぇ〜、死後五日・・・。ゾンビじゃん。」
「すごいわねぇ、もう不老不死って夢物語じゃないのかしら。」
「でも・・・・・ウィルスとか言ってるよ。」
「あら、嫌だわぁ。そのうち漏洩事故とか起こって、そこら辺にゾンビが歩いてる時代になるのかしら?」
「そんなことないんじゃん?会見開いてる程だし、きっとワクチンかなんかあるんだよ。ほら、今言ってる。」
「あら本当だわ。生き返らせた人に使ったらどうなるのかしら?」
「ん〜また死ぬんじゃん?・・・・・ご馳走様でした。」
「あら、もう食べないの?」
「うん、なんか食欲ない。あ、明日6時に家出るから。弁当ちゃんと作ってよ。」
「あら、明日は早いのねぇ。なにかあったかしら?」
「あれ、言ってなかったけ?今日はヤギラ先生の誕生日でさ、みんなで教室飾り付けて先生驚かそうってことになってんだ。」
「あらぁ、じゃあ早く行って飾りつけ?」
「そうそう。居残こって飾りつけ隊と、朝早く来て確認手直し隊に分かれてやってる。」
「へぇ〜、先生も幸せ者ねぇ。じゃあ私も腕によりをかけて弁当作ってしまうわよ。」
「あ〜ぃおねがいね。じゃあもう寝るわ。」
「おやすみなさ〜い。ちゃんと起きるのよ〜。」
俺は席を立ち、2階への階段をのぼった。


537 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 22:11:53 ID:cB9Jhg0q0
「今日午後6時頃、南区画にある国立南生物研究所が、死者の蘇生に成功したとして会見を開きました。」
会見のVTRが流れた。
「へぇ〜、死後五日・・・。ゾンビじゃん。」
「すごいわねぇ、もう不老不死って夢物語じゃないのかしら。」
「でも・・・・・ウィルスとか言ってるよ。」
「あら、嫌だわぁ。そのうち漏洩事故とか起こって、そこら辺にゾンビが歩いてる時代になるのかしら?」
「そんなことないんじゃん?会見開いてる程だし、きっとワクチンかなんかあるんだよ。ほら、今言ってる。」
「あら本当だわ。生き返らせた人に使ったらどうなるのかしら?」
「ん〜また死ぬんじゃん?・・・・・ご馳走様でした。」
「あら、もう食べないの?」
「うん、なんか食欲ない。あ、明日6時に家出るから。弁当ちゃんと作ってよ。」
「あら、明日は早いのねぇ。なにかあったかしら?」
「あれ、言ってなかったけ?今日はヤギラ先生の誕生日でさ、みんなで教室飾り付けて先生驚かそうってことになってんだ。」
「あらぁ、じゃあ早く行って飾りつけ?」
「そうそう。居残こって飾りつけ隊と、朝早く来て確認手直し隊に分かれてやってる。」
「へぇ〜、先生も幸せ者ねぇ。じゃあ私も腕によりをかけて弁当作ってしまうわよ。」
「あ〜ぃおねがいね。じゃあもう寝るわ。」
「おやすみなさ〜い。ちゃんと起きるのよ〜。」
俺は席を立ち、2階への階段をのぼった。


538 :うまい棒、緑味 ◆zvLIQCtT8Y :2005/07/06(水) 22:16:42 ID:cB9Jhg0q0
536です。
みなさま、連投&ageてしまってすみませんでした。

539 :本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 00:13:30 ID:MPYf6oDDO
>532
「バタリアンPart3」
http://t2.i2ch.net/z/-/73/AJ20e/i

540 :貧雑:2005/07/07(木) 00:45:09 ID:26C/8wbZO
>>新人。さん
初投下お疲れさまでした!
私も携帯から書き込んでいる派です。
通勤時間を利用しているのですが、やはり観づらくてご迷惑をおかけしているだろうな…と毎回申し訳なく思っています。
作品は、いきなり地獄絵図ですね。
撮影者のいなくなったカメラの前でのレポーターの惨劇を想像しながらゾクゾクしちゃいました。
第二弾、心待ちにさせていただきます!

>>うまい棒、緑味さん
お疲れさまです。
この日常が悲劇へと変わってしまうのか…!?続きが気になる展開ですね。
是非、続編お願いいたします!

・・・かくいう私は第二弾投下後、すでに三作品を没にしてしまいました・・・。
皆様の創作力が羨ましいですー・・・orz


541 :本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 10:26:47 ID:OatD2+i60
ちょっとスレ違いですが、創作の参考にでもなれば…

ttp://x51.org/x/05/06/2935.php

542 :611:2005/07/07(木) 13:23:37 ID:FrjCegX00 ?#
私の友人といえば携帯電話だけだった。メールやら通話をするためではなく携帯のゲームをやるため。
私に何が起こっているのかわからないけど、先月からずっと家を出ることができなくなった。
「疲れてるんだよ」夫は笑ってなぐさめてくれたけど・・・。
夫が出勤してから、いつものように携帯ゲームに向き合っていると、窓の外が騒がしいことに気がついた。

窓から外を見て、死ぬほど驚いた。
人が、人を襲っている!!
どうしよう!!噛み付かれてる!!!
もしかして、昔見た映画が現実になったの!?夫に電話してみる。
呼び出し音が空しく聞こえる。どうしよう、どうしよう。

543 :611:2005/07/07(木) 13:31:32 ID:FrjCegX00 ?#
慌ててカーテンを閉めて、ドアの鍵を確認する。
大丈夫、絶対大丈夫。夫にもう一度電話をしてみる。
・・・やっぱり出ない。実家にも電話をしてみる。
実家も出ない。どうしよう。
押入れから布団を引っ張り出して、被って部屋の隅でどうすることもできずに座り込んだ。

ガチャガチャ!!!

「何!?」

ドアの開く音がして「おい、いないのかぁ?」夫の間延びした声が聞こえる。
慌てて玄関へ走る私。夫の無事を確認しないと!
鍵を閉めながら夫が笑顔で私を見た。
「いやぁ、参ったよ。仕事が早く終わったから、職場出たら変なおっさんに噛み付かれたよ。」
背筋に冷たい物が走る。夫の左手にはくっきりと歯型が残っていた。

544 :611:2005/07/07(木) 13:39:37 ID:FrjCegX00 ?#
夫は台所へ行き、手を洗い自分で手当てしたあと、
「どうしたんだ?顔色悪いぞ」と私に声を掛けた。
私は何が起こっているのか、どうしたらいいのか、これが昔見た映画とそっくりだということを早口で夫に伝えた。
「おいおい、あるわけないだろ、そんなこと。お前、こんなこと言いたくないけど明日病院行こう」
いくら説明しても信じてくれない。だってあなた、男性に噛み付かれたって言ったじゃない、それでも信じないの?

その夜、テレビをつけてみたけれど流行のお笑いタレントが大騒ぎしている番組や占い師が出ている番組ばかりで
私が見た事件を報道することはなかった。夢だったのかしら?
そう思ったときだった。
「うぅぅぅっぅうぅ〜〜〜〜」
疲れたからと先に就寝した夫がうめき声を上げ始めた。慌ててそばへ寄り、左手の傷を確認してみた。
歯型を中心に青黒い血管が浮き上がり、脈打っていた。

どうしたらいいんだろう。びっしり汗をかいている夫の顔を見ながら、どうしていいか考えた。
「そうだ、『死霊のえじき』でゾンビに噛まれたミゲルの腕をサラが鉈で切断してた!」
片腕になってしまうのはかわいそうだけど、ゾンビになってしまうよりはいい!
台所へ駆け込んで出刃包丁で・・・・

545 :611:2005/07/07(木) 13:44:39 ID:FrjCegX00 ?#
気がついたら私は真っ白な部屋にいた。

「警部、あの女ですけどね。精神科に麻薬中毒での入院履歴がありましたよ。
大分具合が良くなってきたってことで家族の意思で在宅治療させたようです」
「あぁ、聞いてるよ。それにしたって、家族全員、殺してしまうとはなぁ。おい、必要ないかもしらんが、精神鑑定してもらってくれ」



私は夫を救うことが出来なかった。腕を切断することで感染はなんとかなったはずなのに。

546 :611:2005/07/07(木) 13:46:21 ID:FrjCegX00 ?#
すいません、思いつきで書きました。
罵倒されるのは覚悟しております。稚拙な文章で申し訳ありませんでした。
お詫びします。

547 :本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 13:49:18 ID:Y9Xo1opO0
>611
乙です。
続き読みたいですねー。

さいきん、「プロローグのみ」の量産状態なので、長編な人はちと考えてホスィ。

548 :本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 15:36:59 ID:MPYf6oDDO
このスレの雰囲気って悪くなったな…

549 :本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 15:57:24 ID:RxcASpE/O
611さんの作品のように、短くても完結している話に対して、続きは不粋ですよー。
過去にも、読み手の想像に委ねる巧い終り方をした短篇が多々ありましたが、続き続きと言う声が必ず出ますね…逆に言えば、作り手さんへの期待の表れって事でしょうか。

550 :611:2005/07/07(木) 16:10:46 ID:FrjCegX00 ?#
>>547 >>549 読んでくださってありがとうございます。
もうちょっと勉強して長編にチャレンジできるようになりたいです。

続き・・・考え付かないです。すいません。

551 :本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 16:17:43 ID:Wm7r8CQA0
611さん
「千里の道も一歩から」
がんばってください。
応援します(`・ω・´)b

552 :本当にあった怖い名無し:2005/07/09(土) 17:35:25 ID:ypl6B83s0
611さん、おもしろかったです。
乙カレー。視点が非常に新鮮で楽しめました。
なんとなく、チャイルドプレイ→ピノキオシンドロームを思い出してしまった。

>>547
あの話はあれで完結しているし、続きなんか書いたらよっぽどおかしくなると思う。
精神異常者がずっとゾンビを幻想し続けるだけの話になってしまうのではないかな。

553 :本当にあった怖い名無し:2005/07/10(日) 22:54:38 ID:eFfSzhoI0
保守

554 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 00:08:18 ID:XnZguW9C0
ショービズCDでロメロの最新作紹介やってたぞ

555 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 00:32:25 ID:0FnDeFpb0
>>554
詳細キボン

556 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 19:47:09 ID:aym9LbXW0
サクーシャさん達があんまり来なくなって、粘着はさぞ満足なんだろうな。

557 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 21:02:20 ID:nNgfaHAm0
本当にいなくなっちゃったね

558 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 21:19:35 ID:qdJBqMUiO
作家の方の多大な苦労と労力を全く配慮せず続編を要望したり我が儘ばかり主張し過ぎた。
読み手は、特にここに書き込む我々は粘着から作家を守ったりする等の義務位は負うべきだったのかな?。
義務を果たさず権利ばかり要求し過ぎたかな?。

559 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 21:47:43 ID:b8vkXVzN0
ここも、少なくなってきたね
作者さんが居なくなってきたね

結構前のおやじさんと、銀縁の眼鏡さん、PIPさんが好きだったけど、どうなったの?

560 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 22:05:34 ID:lVDIaKA2O
滅びの時が来たか…

561 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 22:40:13 ID:qdJBqMUiO
結局345の言った事が正しかったのかな?。
悔しいけど。

562 :":2005/07/11(月) 22:43:57 ID:aMFlLYpuO
最近が賑やか過ぎただけ。
もともと週に1度、保守のためのレスが付く程度のさびれたスレだったんだからさw
マターリいこうぜ

563 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 22:45:42 ID:oUbRpsE40
>>558
いや、下手に守ったりしてくれると余計荒れるから放置で正解。
書きたいから書いて、うpしたいからうpしてるんで全て書き手の勝手。
続編の要望とか我儘な要求も書く意欲を触発してくれることが多いから気にすんな。
そのかわり出来ないこと、気に入らないことには応えないけどそれでいいでしょ。

564 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 22:58:48 ID:qdJBqMUiO
その通りだね。スミマセン。

565 :本当にあった怖い名無し:2005/07/11(月) 23:41:06 ID:SC5QuBNW0
ネガティヴ過ぎるぞおまえら
単に蒸し暑いからだるくて長文書く気しねーんだろ・・・
誰も名無しの戯言なんか真に受けねーって
くだんくらいだってw

566 :本当にあった怖い名無し:2005/07/12(火) 00:49:00 ID:QEnb4Qi3O
オレ、サーカスの娘さんの話好きだったな。
最悪の状況でなんとか事態を打開しようとしてる人間達の闘いがゾンビ小説の醍醐味と思ってたし、あそこまでゾンビが的になってたら返って気持ちよかった。
そんな風に思ったのオレ一人か。

567 :本当にあった怖い名無し:2005/07/12(火) 01:03:08 ID:IB4RlDw/0
俺は短編が好みだから最近の中では貧雑さんが好きかな。
新作期待してますよ、旦那。(女性かもしれないけど)
ア、でも変にプレッシャーは感じないでね。

568 :本当にあった怖い名無し:2005/07/12(火) 07:42:18 ID:+Aq1fiNz0
>>555
多分ランドオブザデッドだったと思う(タイトルね)
4作目らしい

ってか今までも過疎とか荒らしとか色々あったけど残ってきたんだから
これぐらいで滅びねぇよwwwww
「ゾンビ」スレだしなwwwww

569 :本当にあった怖い名無し:2005/07/12(火) 09:55:10 ID:3DmLZBaa0
>>559
PIPさんは荒らしの標的になってスレから去っていった。
おやじさんはまだいる(はず)。

570 :まこしろ:2005/07/13(水) 00:07:47 ID:fy01zg260
迫る「敵」・・・ダメだ・・・高井はすでに死を覚悟していた。

タン!タン!タン!タン!タン!

まさに「敵」が飛びかからんとするその時、自動小銃の発射音が高井の間近で響いた。
同時に3体が後へ倒れる。

「高井さん!大丈夫ですか!」
見上げると高井のすぐ近くに橋本と今村が銃を撃ちながら立っていた。
二人は高井がトラックから落下するのを見ると、何のためらいもなく自分たちもトラックの荷台から飛び降りたのだった。
自分たちがこれまで生き延びてこられたのは高井のおかげだと痛感していた。
それ故に橋本も今村も、高井の危機を目前にして自らの命を捨ててでも高井を助けなければという思いに駆られたのだった。

571 :まこしろ:2005/07/13(水) 00:08:13 ID:fy01zg260
「ウオオオ―――!!」
大声で気合を込めながら今村は銃を逆に握りなおすと、フルスウィングよろしく銃床を「敵」の頭部に叩きつけた。
ボゴッ!という鈍い音ともに「敵」は頭を砕かれ左方向へ吹き飛んだ。
橋本は高井の体を跳び越して、飛び掛ってきた「敵」に飛び蹴りを喰らわす。
「敵」は後へと倒れた。しかし、すぐに立ち上がり、再び襲い掛かってくる・・・
橋本は高井の散弾銃を拾い上げると即座に引鉄を引いた。

ドン!!

至近距離で散弾を受けた「敵」の頭部は完全に消滅した。
手を前方に伸ばしながら、頭部のない「敵」の体だけがヨロヨロと数歩、歩みを重ねると、橋本の足元に崩れ落ちた。

572 :まこしろ:2005/07/13(水) 00:09:10 ID:fy01zg260
「ポンさん!止めろ!止めろ!高井さんが落ちた!」
日高はトラックの運転席の屋根を手のひらでバンバンと叩いて知らせた。
「なんだって!?さっき、跳ねたときか?」
ポンさんは日高の声に気付いて、慌ててブレーキを踏んだ。
タイヤから砂埃を舞い上げながらトラックは停止した。

「高井さん!しっかり!大丈夫ですか?」
「ええ・・・まあ・・・大丈夫・・・」
「自分の肩に掴まってください!」
「今村、高井さんを頼む!高井さん、銃を貸してください。私が援護します!」
「『敵』は・・・?近くに・・・?」
「『第一種』は倒しました。『第二種』が来ます!二百メートルほど先ですが、油断は禁物!さあ!行って!」
「気をつけて・・・アイテ・・・」
「高井さん、大丈夫ですか?橋本二尉はどうされるんですか?」
「オレは高井さんと貴様が乗るのを確認したら乗り込む!さあ!行け!」
「橋本さん・・・これを」
高井は予備の弾が入ったウエストバッグをはずして橋本に渡した。
「ありがとう。急ぎましょう!

573 :まこしろ:2005/07/13(水) 00:09:33 ID:fy01zg260
橋本は高井・今村と背中合わせになり、近づいてくる「敵」の方に銃を構えながらトラックへ向かった。

「もう少しです!高井さん!しっかり!」
トラックまであと20メートルほど。しかし、高井の足取りは思うほどに順調ではなかった・・・

最強の「敵」である「第一種」は倒した。しかし迫ってくる他の数多くの敵は明らかに「第二種」。
これまでにも、数百の「敵」が迫ってくる中を戦い抜いたことはあった。
しかし、今回の敵はその時とは違う。動きがやや速い「第二種」・・・
その「やや速い」ということがどれだけの脅威であるかを橋本たちはまだ明確に感じ取っていなかった・・・

574 :まこしろ:2005/07/13(水) 00:15:49 ID:fy01zg260
久しぶりですが、全然、先が進まず、ほんのちょっとのショボ投下です。
最近、皆さんの長編モノのペースが落ちているのは私にとっても気になっていたところです。
仕事柄、これからが忙しい時期なので、次の投下まで時間がかかるかもしれませんが、
暇を見つけてはつないでいきますので、よろしくお願いします!

575 :本当にあった怖い名無し:2005/07/13(水) 00:42:52 ID:/+CiUqkXO
まこしろさん
こちらこそ宜しくお願い致します!

576 :貴方と後ろの名無しさんが:2005/07/13(水) 08:23:27 ID:N6HdICYPO
タイトル

「くくく・・・あははは・・・やっと完成したぞ。人などというゲスの時代は
終わる。これからこの、'高度な生き物'の時代が来るのだ!あははは!」

―――2012年
静岡。富士樹海前の道路。
「急げ!敵を入れさせるな!」
銃声と声が鳴り響く静かな夜道。そこにはバリケードが張られた。
とある奴らを町に入れさせないために。
「ちっ・・・なかなかしぶとい奴らですね」
「敵の頭を狙って撃って打って討て!」
「了解」
恐らくまだ一握りの数だろうそれらの頭を銃声と弾が貫いていく。
「敵の殲滅を確認しました」
「よし、このまま研究ラボへ行くぞ!各員、俺に続け!」
「了解」
その狂気的な実験についての情報が特務部隊へ知らされ、撃破しろと命令が
政府から下されて早くも三日。誰もまだそれを見ていないはずなので国民は
それの存在を知らない。死者の復活実験が秘密的に行われていたこと。
実験じたいは成功した。だが、一度停止した脳が活動を再開することはなく、
本能のままの活動、捕食をし始めたのだ。この実験はウイルスの活動を
利用したものの為、感染する可能性があった。つまりウイルスが捕食され
死亡した人間へと感染するということだ。

577 :貴方と後ろの名無しさんが:2005/07/13(水) 12:07:53 ID:N6HdICYPO
そしてそれは現実と化し、研究ラボ内で連鎖は始まった。
特務遂行部隊はワクチンの試作品を接種しこの動く死体の捕食者、
つまりゾンビの全撃破とこの実験の総責任者の探索を行う為に来たのだ。
この事件は後に「バイオハザード事件」と呼ばれる。

「ラボ周辺、調べろ!」
「ゾンビ発見!迎撃します」
「他の部隊、聞こえるか」
『聞こえるぞ』
『聞こえてますよ』
『聞こえてる』
「作戦エリアアルファに到着した。作戦エリアブラボーに行くから早くしろ」
『第一、そろそろ到着すっから待ってろ』
『第三もそろそろ着きそうだから待ってて』
「第四、今到着」
「あとは第一と第三か」
第一部隊は厚川信幸を部隊長とし、隊員は中山凱、横田康司、井上大輔の三名。
第二部隊は鈴木翔太を部隊長とし、隊員は中川歩美、福山照之の二名。
第三部隊は古橋舞を部隊長とし、隊員は丸山一樹、狗又治郎、羽田智也の三名。
第四部隊はアレックス=有山を部隊長とし、隊員は霧林陰雪、山下馬池屡の二名。
この隊長含め計14名がゾンビを拡散せんとする為に研究ラボに派遣された。
「第一到着だ」
「第三到着ッス!」
「よし。作戦ブラボー開始」


578 :本当にあった怖い名無し:2005/07/13(水) 20:57:59 ID:R3r9PHXS0
>>まこしろさん
乙です!無理をせずまたーりとどうぞ!

579 :本当にあった怖い名無し:2005/07/13(水) 22:23:30 ID:n1F0Tt+HO
576さん乙です。
続きが楽しみです。
無理はなさらないでいいですから続きお願いしますね。
本当楽しみだ。

580 :本当にあった怖い名無し:2005/07/13(水) 23:01:45 ID:EEyfrcT30
「動くな!こいつの命はないぞ!!」
相手の動きが止まった。よし!
俺は銃で人質の背中を小突き前に歩かせた。

銀行強盗、失敗、、、
万全の準備をして決行したのだが、ふとした隙に通報されてしまった。
銀行を出ようとした時には既に警察に包囲されていた。

あれから数時間後。人質は行員3人。
ポケットテレビをつけるとニュース番組が大騒ぎ。
早く逃げないと、、、それとも投降する?
いや、捕まりたくない。逃げなきゃ!
包囲を抜けて車さえ奪えれば、、、
縛った人質の1人、若いねーちゃんを掴んで表に出た。
残りは殺した。

「動くな!こいつの命はないぞ!!」
緩んだ包囲の中をゆっくり歩く。誰も動かない。

後ろからバカが1人歩いてきた。クソったれが!
人質を突き飛ばし頭を撃った。
そして俺は自分の頭に銃を突きつけた。

「次は俺だ!もう後はいないぞ!!」

今の騒ぎで蠢いていた群衆の動きが硬直した。
腐った脳みそでも、こいつは死んだら価値は全くない、自分達と同等だ、
死なれるくらいなら生かしておいて次のチャンスを待とう、
それくらいのことは判断できるようだ。

車までたどり着いた。
助かった。

581 :本当にあった怖い名無し:2005/07/14(木) 01:05:08 ID:lqIUFTD6O
580さん乙です。
人間が希少生物となったゾンビ世界の話ですね。
それを逆手にとってゾンビを脅すってなんか新鮮です。

582 :以前から気になってたんだけど:2005/07/14(木) 07:00:51 ID:04xJVEaEO
ゾンビは本能が強まり、異常なまでの食欲のみを満足させるために人を襲う
て感じの作品をよく見かけるね。
でも人の欲望って、睡眠欲や性欲もかかせないんじゃないの?

例えば、ゾンビは24時間連続で眠り続け、目を覚すと次は24時間活動し続ける。
全ての動くものを犯そうと襲いかかり、犯しながらも喰らいつくゾンビが
存在してもよいと思う(この場合の動くものというのは、人に限らず
バスや車、犬や猫など全ての動くものに対してです)。
食欲を満たすにしても生きた人肉に限らず、米やカップ麺、木や草もむさぼり
尽くすほうが自然と思う。ゾンビ同士の共喰いやレイプもありでね。
実際、生前に温かい生肉を食べた事がある人って皆無じゃない?

別にエロ小説が読みたいわけでは無いけど、18禁にならない程度の性描写が
あっても良いかなと思う。こういう非常時に強奪や性犯罪にはしる
不届きな生存者もいるだろうしね。

583 :本当にあった怖い名無し:2005/07/14(木) 07:19:18 ID:hhE271WPO
>>582

そういや昔の作品でそんなのあったねww

584 :本当にあった怖い名無し:2005/07/14(木) 08:44:14 ID:8UOeEUB9O
>582
無理だろ。正直ゾンビを題材にしたアイデアなんて
既に出尽したんだよ。
貴方の言う、性欲や睡眠欲が特化したゾンビだって、ガイシュツ。
ここ見たら分かるだろ?新しいアイデアなんか無いから、
無駄な描写ばかりだらだら書いて、字数稼いでる話ばかりじゃないか。

585 :582:2005/07/14(木) 08:56:01 ID:04xJVEaEO
>>583
まじで?見たかったなorz

良い子も読める作品も良いが、多少はタブーに触れるような作品も読みたい。
新作のアイデアまだ考えてない職人さん、いたらこの辺のツボ攻めてw

勝手ばかり書いてスマソ

586 :本当にあった怖い名無し:2005/07/14(木) 10:42:55 ID:YZzwjY8pO
まあ、性欲は子孫を残すため、睡眠欲は正常な生体活動維持のため、と考えればゾンビには必要無いんだよね。食欲は感染とも関係するからなぁ。
生前の記憶が欲求を呼び起こす作品は確かにあった。

587 :582:2005/07/14(木) 12:34:01 ID:04xJVEaEO
>>584
全く新しいアイデアとはいかなくても、様々な欲求に溢れたゾンビ読みたいなあ。
極論いえば、どの作品も死人が出てくるワンパターンな話なわけだしw

>>586
>>582を書く時に同じような事を考えたけど、レイプをする人間は
子孫を残したいためではなく、射精したい一心だと思います。
また制御を外された強烈なパワーを発揮するなら、肉体的な疲労も
そうとうなはずだし、ならばほぼ強制的な感じで、強烈な催眠状態に陥っても
不思議じゃないなと考えたわけです。
もちろん根本的な本能としては、子孫を残すため&正常な生体活動維持のため
なんでしょうけどね。
感染手段も噛んでではなく、性交により仲間を増やすほうが自然な感じがするし。

自分の読みたい作品を主張したいという欲求は満たされましたので
この辺で引っ込みますわw
今後のゾンビの幅が広がる事につながれば幸いです。

588 :本当にあった怖い名無し:2005/07/14(木) 12:47:45 ID:hmoMGlRr0
ってことは自分の読みたい内容をひたすら要求する書き込みを続けるゾンビもいるわけか。

589 :587:2005/07/14(木) 15:45:18 ID:04xJVEaEO
>>588
それオレオレ

ひたすらは要求しないから心配すんなw
作品に幅があったほうが面白いだろ
毎日同じ飯じゃ、ゾンビも飽きるんだよw

590 :本当にあった怖い名無し:2005/07/14(木) 21:53:10 ID:t3o1UYaN0
http://blog.livedoor.jp/kotaro269/archives/26136850.html

ゾンビのゲーム見つけた。既出だったらすまんこ

591 :本当にあった怖い名無し:2005/07/15(金) 15:16:39 ID:AbavMDWEO
うぇwwwwぇwwwwwぅえwwwww

592 :本当にあった怖い名無し:2005/07/15(金) 18:48:48 ID:vcvRpj8D0
ゾンビは人の欲望が全て食欲になって吹き出しているって書いていた作者さんいたよ。
PIPさんともう一人いたと思う。

過去ログから食欲で検索してみた

>「ゾンビとは種の個体維持本能の暴走。喜怒哀楽、愛情、性欲、それら全てが歪んだ食欲として噴出するようだね。
>骨まで愛してといったところかな」

593 :582:2005/07/15(金) 19:41:04 ID:5Ezjma9WO
>>592
thx
それなら食欲のみが突出したゾンビも説明つきますね。
でもその食欲が、周りにいる他のゾンビや落ちている食料に向かわないのは何故だろ?

594 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/07/15(金) 21:04:16 ID:ibry32Xb0
だいぶ間が空いちまったが >>424 の続きから始めるぜ。

595 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/07/15(金) 21:05:16 ID:ibry32Xb0
...12
 パワーステアのハンドルを、目一杯切ったが、道路をはみ出して、危うく倉庫に激突するところよ。
 コンクリートの壁に、新しい横のラインを刻んじまったが、トラックのエンストだけは何とか免れたぜ。
 それでオレは、六輪駆動車の前輪を、中村達が隠れている倉庫の方に向けたのよ。
 ゾンビ野郎の団体さんが、トラック目掛けて突っ込んで来やがったが、鋼鉄のバンパーでバラバラと、薙ぎ倒しながら進んだ。
 倉庫の手前で、サイドブレーキを引いたオレは、後輪を滑らせながら、何匹かの腐れ野郎を潰してやったっけ。
 南の奴は、無線で中の連中に呼びかけながら、散弾銃を連射してたが、停車したトラックに群がる死人は、半端じゃねぇ。
 オレもベレッタの九ミリ拳銃を取り出して、運転席目掛けて遣ってくる野郎どもを始末してたんだが、すぐにタマが無くなっちまって困った状況よ。
 …仕方がねぇから、ゾンビの左手を振り回して、近づく奴等に鉄拳を、お見舞いしてやってたら、せっかく学者先生に、くっ付けて貰った小指は、薬指、中指共々折れて曲がっちまう始末よ。
 それでも倉庫の奴等は、こっちがゾンビの相手をしてる間に、何とかトラックの荷台に乗り移ったみてぇだ。
 …小銃の乱射音が、運転席のすぐ後ろで聞こえるぜ。
 金切り声の伊東の野郎が荷台から、「出せ。出せ。」って叫んでる。
 それを聞いたオレは、蹴っ飛ばすように、アクセルを踏んだのよ。
 ゾンビ野郎を跳ね飛ばしならが、弾薬保管庫を後にしたオレ達は、補給廠のメインストリートを猛スピードで走り抜けた。
 …奴等の攻撃から何とか逃げ切って、オレも少しはホッとしたんだが、道路沿いの食料貯蔵庫らしい建物から、一匹のゾンビ野郎が飛び出して来やがった。
 其奴は、トラックに向かって手を振りながら、走り寄って来るのよ…。
 死人にしちゃ、おかしいじゃねぇか?。
 幼稚園バスで、先に行っちまった、城戸崎の野郎かとも思ったんだが、奴ほど背は高くねぇ。

596 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/07/15(金) 21:06:06 ID:ibry32Xb0
...13
 重そうなリュックに、自動小銃担いだ其奴の姿は、どう見たって腐れ野郎にゃ見えねぇぜ。
 必死に手を振る其奴の前で、急ブレーキ掛けたオレは、「どこのボケだ!。」って聞いてやったのよ。
 アゴ髭生やした童顔のロン毛男が、「ゾンビじゃねぇから、乗せてくれ。」って大声上げてやがる。
 後ろからは、死人野郎が追いかけて来てたから、伊東の奴は「構わず行け。」って叫んでたが、オレは助手席の南に合図して、ドアを開けさせたのよ。
 どんな奴だって、生きてる野郎は置いちゃ行けねぇからな…。

597 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/07/15(金) 21:07:32 ID:ibry32Xb0
..第5章


...1
 オレ達は、アメちゃんの相模原補給廠で、必要な物を手に入れたんだが、そこで、新しいお客さんまで、拾って来ちまった。
 国道十六号を北進する、軍用トラックの運転席で、オレは、ヒゲ面ロン毛野郎の素性を聞いたのよ。
 泥まみれの顔した童顔野郎は、北海道に逃げ延びた町田の宝石店主から、自宅のブツの回収を依頼されてノコノコやって来た、サルベージの一人らしい。
 桐山って名乗ったそいつは、七日ほど前に、ゾンビの国に来たらしいが、仲間の三人は食われちまったり、はぐれたりで、たった一人で相模原に辿り着いたんだと…。
 …ゾンビ野郎の国で、一週間も生き存えたんなら、若けぇが大した野郎だぜ。
 仲間が死んじまって、町田の宝石店からの回収が、無理だと判ると、めぼしい物を物色しながら、脱出の準備をするつもりで、相模原に来たらしい。
 銃器の扱いにも慣れてるから、自衛隊崩れの野郎かと思って、元の職業を聞いたんだが「ドラッグストアの店員だった。」って言うじゃねぇか。
 …ふざけた野郎だが、この状況じゃ人手は足りねぇから、助けてやった分は、働いて貰うぜ。
 そんなロン毛野郎は、オレ達の行く先を知りたがったから、理由は伏せて、「アメちゃんの横田基地まで行く。」ってことだけ教えてやった。
 南の奴が、トラックの荷台のランボー野郎に、無線で状況を報告しながら、情報交換してたが、アホの中村やスミス達は、武器保管庫から手当たり次第に、使えそうな物を掻っ払って来たらしい。
 荷台からの手渡しで、オレもMPっていう、サブマシンガンを渡されたから、ショットガンの代わりに、首から下げたのよ。
 ついでに、助手席の奴らに気付かれねぇように、ゾンビの指を見たんだが、小指が一本無くなって、人差し指と中指は、明後日の方向を向いてやがる。
 軍用トラックを転がしながら、左手の軍手を新しいのと変えたのよ。
 学者先生の話じゃ、折れたって二、三時間でくっ付いちまうらしいから、曲がった指を元の位置に戻るように押さえながら、そっと軍手に押し込んだ。
 補給廠の倉庫街で、もたついている間に、とっくに昼は過ぎちまった。

598 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/07/15(金) 21:09:13 ID:ibry32Xb0
...2
 腹の虫が鳴ってきちまったオレは、南の奴に何か食い物を出して貰うように頼んだのよ。
 そんなオレに、桐山ってロン毛野郎が、自分のバックパックから取り出した、クラッカーを差し出した。
 奴は相模原の補給廠から「てめぇ」の武器や食料を、沢山掻っ払って来たらしい。
 味気の無ぇクラッカーを頬張りながら、オレは軍用トラックを国道十六号線に進めたのよ。
 …たぶん城戸崎の奴の仕業だろう。ゾンビ野郎の轢死体があっちこっちに転がってやがる。
 …けど、腐れ野郎は、そんなことにはお構いなしで、動く車両を見つけると、群がるように襲ってくるぜ。
 無人の街を突き進むオレ達に、ボロを纏ったゾンビ野郎が、しつこく追いかけて来やがる。
 オレは、アクセルを踏む右足に力を込めて、幽霊みてぇな死人野郎を振り切ると、八王子バイパスにトラックを進めたぜ。
 窓から見える風景は、昔とそれほど変わっちゃいなかったが、日野の市街地だけは、火事でも有ったのか、焼け落ちた木造家屋と、煤けて変色したビルが立ち並んでた。
 閑散とした街中に、響き渡るのは、オレ達が乗るトラックのジーゼル音か、カラスの鳴き声ぐらいしか有りゃしねぇから、当然、注目度は抜群よ。
 …お陰で、アイドルタレントの気持ちが、良く判ったぜ。
 ロングヘアーにアゴ髭の桐山の話じゃ、ゾンビ野郎は元の人間より、耳や鼻が良くなってるから、よっぽど気を付けてねぇと、すぐに見つかっちまうらしい。
 ロン毛野郎は、人間の臭いを消すために、体に泥を塗ったりしながら、市街地を逃げ回ってたって言ってる。
 そんな奴は、オレ達の行く先を気にしてたが、死人の国ならどこに行っても、安心できる所は無ぇ。
 まぁ、こっちの仲間が多ければ、それだけ生き残る確率も、高くなるってモンだぜ…。
 …ゾンビの追撃を受けながらも、多摩川を渡ったオレ達は、一時間ほど掛かって、何とか横田に辿り着いた。
 死人の群れに追われながら、ゲートを突っ切ったトラックは、横田基地の南区画に突入した。
 白壁のビルや建物が、外国に来たみてぇに錯覚しちまったが、ゾンビ野郎は日本人でもアメちゃんでも、違いは無ぇのよ。

599 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/07/15(金) 21:10:27 ID:ibry32Xb0
...3
 将校らしい制服ゾンビや、作業員ゾンビ、迷彩服の兵隊ゾンビに、パツキンの姉ちゃんゾンビまで、ゾロゾロ集まって来やがった。
 オレは構わずアクセルを踏み付けて、V8ジーゼルの軍用トラックで、奴等を轢き潰しながら、基地のメインストリートを進んだぜ。
 ここの状況に詳しいスミスの奴が、無線で経路を指示してくれてるが、英語の判らねぇオレには、サッパリだった。
 腹黒伊東の通訳で、何とかそれらしい方向に進んだら、広々とした滑走路に出ちまったのよ。
 滑走路の真ん中に、主翼の折れた大型の輸送機が、黒こげ姿で、ひっくり返ってるし、遙か遠くに見える格納庫の前には、野晒しの戦闘機の、薄汚れた姿が見えたっけ。
 そんな建物奥から、ゴミ粒みてぇなゾンビ野郎が、何匹も現れて来やがったのよ。
 ワケの判らねぇらしいロン毛の兄ちゃんは、「飛行機で脱出しようったって無理だぜ。」って言いやがったが、オレ達の行く先は、格納庫じゃねぇ核兵器の保管庫よ。
 …だけど、どこも彼処も、ゾンビだらけらしいから、ブツを簡単に、掻っ払らって来ることは出来ねぇぜらしい。
 それでオレは、エスケープゾーンの芝生の上を、六輪駆動車で突っ走しながら、手持ちの獲物を確認した。
 さっき渡された、9ミリの機関銃が一丁に、マガジンポーチに入った予備の弾倉が六つ。
 相模原の補給廠で、撃ち尽くしたベレッタは、こっちへの移動中に、予備のマガジンに替えて、腰のホルスターに納めてある。
 愛用の日本刀は、運転席のダッシュボードの上で、トラックの振動に揺られてる。
 ついでに左手も確認したが、流石にゾンビ腕よ。折れた指はくっ付き始めて、ジャンケンぐらいは出来そうだぜ
 …そんなオレの仕草を見て、桐山の野郎は目的地が近いことを悟ったみてぇで、ちゃっかりてめぇの装備の点検してる。
 奴は「手伝ってやるから、分け前を寄こせ。」って言いやがったが、世の中そんなに甘くはねぇ。
 …分け前より、死人の国を脱出する方が先決だろ。
 そんなこと思いながら、だだっ広い滑走路のアスファルトを横切ったオレは、スミス先生が指示する方向にハンドルを向けた。

600 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/07/15(金) 21:11:31 ID:ibry32Xb0
...4
 行く先はどうやら、北の格納庫の一つらしいが、死人の奴等が群れ為して集まってやがる。
 腐れ野郎が、五十メートルほどに迫ったときに、荷台の奴等が攻撃を開始した。
 相模原の補給廠から頂いて来た、グレーネードランチャーの一斉射撃で、十匹ほどのゾンビ野郎がバラバラになりながら宙を舞った。
 更に、次の射撃で、コンクリートの滑走路に、死人の破片が散らばったが、そんなことぐらいじゃ、簡単にくたばらねぇのが、ゾンビって野郎よ。
 千切れた手足や、内臓を引き摺りながら、呻き声上げて寄ってくる。
 …首筋の毛が、逆立って来やがったが、逃げる訳にはいかねぇぜ。
 オレは、路面を這い攣り廻る腐れ野郎に、軍用トラックを向けたのよ。
 荷台の平岡達が、向かってくるゾンビ野郎に、四十ミリグレーネードを撃ち込んでるから、トラックの進む先は確保されてる。
 構わず腐れ野郎を轢き潰しながら、開いた花道にトラックを突っ込ませた。
 五トンのトラックを支える、太いブロックパターンタイヤで、向かってくるゾンビの腹を押し潰し、ゴム風船みてぇにパンクさせたぜ。
 グレーネードランチャーから、自動小銃に持ち替えた、中村メガネ猿やランボー野郎は、五・五六ミリを乱射し始めた。
 タマがたっぷり手に入ったから、奴等、フルオートの大盤振舞いで、小気味良い発射音を響かせてやがる。
 運転席じゃ、ドア側のロン毛野郎も拳銃片手に、応戦を始めたぜ。
 狭い車内じゃM十六は振り回せねぇから、桐山の野郎は、何処かから拾ってきた、リボルバーを使ってるが、慣れた手つきで、ひょいひょいと弾込めしてやがる。
 …奴が働いてたドラッグストアじゃ、よっぽど強盗が多かったんだろう。
 …スミスが指示した格納庫は、でっけぇ扉が半開きだった。
 トラックで突っ込むにゃ十分なんだか、中から何匹かの腐れ野郎が、飛び出して来やがって、オレ達目掛けて寄ってくるのよ。
 目の前のゾンビ野郎をやっつけるのは、それほど難しい事じゃ無ぇが、ブツを積み込む間に奴等に囲まれちゃ、簡単に脱出することはできねぇだろ。
 …そう思ってたら、伊東の野郎が「構わず突っ込め!。」って言いやがった。
 こうなりゃ、焼けクソだ…。どこまでだって行ってやるぜ。

601 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/07/15(金) 21:12:05 ID:ibry32Xb0
時間が無くって、なかなか書けねぇが、完結するまで続けるつもりだから
暇な奴は、読んでくれや。

じゃ、またな。

602 :本当にあった怖い名無し:2005/07/15(金) 21:28:44 ID:TKNw2e6x0
おやじ乙

まぁ、こういっちゃ何だがゾンビの嗅覚に関してはちょっと異論も、
あいつら呼吸するかどうか判らんし、鋭すぎる嗅覚は強烈なにおいで
簡単にマヒしちゃうんで、視覚と聴覚、あとは生体電磁波辺りを感じるとか
で落ち着けてはどうか?

603 :本当にあった怖い名無し:2005/07/15(金) 21:34:19 ID:X6ymtkna0
おやじ様、乙でした!!
お忙しい中の執筆でしょうが、がんばってください!!
毎回楽しみにしています!!

604 :.:2005/07/15(金) 22:27:25 ID:5Ezjma9WO
俺は、おやじの世界の耳と鼻がよくなったゾンビをそのまま受け入れちゃうよ♪

マターリ続きを待ってます

605 :本当にあった怖い名無し:2005/07/16(土) 00:55:02 ID:xBWX/qzJ0
なぜくだんがこない はやくこい



606 :本当にあった怖い名無し:2005/07/16(土) 01:59:53 ID:kr6NIq/rO
おやじ。
ドラッグ店員
まこしろ
トラック運転手
共通点キタ━━━━(゚∀゚)━━━━

607 :本当にあった怖い名無し:2005/07/16(土) 09:15:59 ID:HeNE5sWv0
>>568
ラウンドオブザデッド…円卓のゾンビか。良いファンタジーホラーになりそうだ。


608 :611:2005/07/16(土) 10:57:49 ID:9NVooJq+0 ?#
宇宙ステーションで、ボルグ大佐は途方に暮れていた。やっと二年の任期を終え地球に帰還できる、家族に会えると
喜んでいた矢先、宇宙センターからの交信が途絶えた。任務が長期化する事はよくあることで、前任者も地球に帰還するのに1年もオーバーし、結局
アメリカのスペースシャトルでの帰還となった。
「わが国はもうだめなのかもしれない。」国内は経済崩壊が進み、独立を求めるチェチェン共和国との紛争も激化してきた。
宇宙開発は最後の砦。我々が宇宙へ行く事もないな。連邦が崩壊してからというもの、わが国の力はどんどん弱りつつある。
「寒くてもいい、我が家に帰ってナターシャの顔を見ながらウオトカを飲みたいよ・・・。」

ボルグ大佐は交信が再開されるのを待っていた。食料も残り少ない。空気や水だっていつまでもつかなんて考えたくない状態だった。
だから、食料消費を最小に抑えるため、研究や実験、観測の任務をせず制御パネルの前に黙って座っていることにした。
ここに居れば、通信が再開されてもすぐにわかる。燃料や酸素の状態もわかる。

だが、いつまで経っても通信は行われず電波は地球に届いているはずなのに、まるで誰もステーションにいないかのようだった。
祖国からの通信を諦めたボルグは交信チャンネルを変えアメリカに助けを求めることにした。

アメリカとの交信はボ

609 :611:2005/07/16(土) 10:59:32 ID:9NVooJq+0 ?#
ルグを叩きのめす結果となった。

「大佐、大変申し上げにくいことなのですが、あなたの祖国は壊滅しました。そして、わが国も危機的状況にあります。
私達はあなたを助けに行くことはできません」

ボルグはアメリカのセンターの係官の言っている意味が暫く理解できなかった。
ステーションから地球を見る限り、地球は青くいつもと同じように輝いている。
核戦争が起こった様子など微塵もない。

「あなたの言っていることが、私には理解できません。わが祖国が壊滅とは、なにがあったのですか?」

ボルグが問いかけたとき、アメリカ側の係官からは返答はなくただ「寄るな!やめろ!あぁ・・・・」
と聞こえ、その後はなにかを引きずる音やクチャクチャとなにかの音がするだけだった。

その後、交信チャンネルを次々と切り替え、他の国や宇宙開発事業のセンターなどに交信を試みたが、すべてが無駄に終わった。

「SOS,私はロシア共和国大佐ボルグ。宇宙ステーションにて救助を待っている。助けてください」
ボルグはこの交信を聞いた誰かが助けてくれるに違いない、帰りたいという思いを胸に制御パネルの前で祈り続けた。



ゾンビの存在を知らずに、宇宙で一人死を待つのと、地上においてゾンビの恐怖に死を待つのと、選択することも出来ず
ボルグはゾンビが蔓延した地球の上をいつまでも回っている。




すいません。またもや思いつきで書きました。ご承知の通り続きはありません。
宇宙開発の知識もないんで、どうしようもない駄作になりましたがお許しください。

610 :本当にあった怖い名無し:2005/07/16(土) 13:56:07 ID:bi7LS7SnO
乙乙です!。
なんか独特の雰囲気というか、世にも奇妙な物語にもありそうでかなりつぼにハマりました!!。

611 :611:2005/07/16(土) 14:17:40 ID:9NVooJq+0 ?#
>>610 そう言っていただけるだけで、大変ありがたいです。

612 :本当にあった怖い名無し:2005/07/16(土) 14:39:09 ID:OVlrBWLrO
つまんね

613 :本当にあった怖い名無し:2005/07/16(土) 15:42:28 ID:ISsOagPe0
>>611
打ち上げ延期になったスペースシャトル。
建設中の宇宙ステーションに届けなきゃいけない食料を
積んでるとか、どこかで聞いた気がする。
訳も分からず軌道を回るってのも、悲惨だよな・・・。
乙ー。

614 :本当にあった怖い名無し:2005/07/16(土) 22:10:20 ID:Psl5OYSW0
ドラッグストアの店員 キターーー

615 :本当にあった怖い名無し:2005/07/17(日) 12:31:35 ID:ltDl3lW60
プロローグだけで終わる話、もうイラネ

616 :本当にあった怖い名無し:2005/07/17(日) 17:23:09 ID:/i7FLi9QO
このスレ自体もうイラネ

617 :本当にあった怖い名無し:2005/07/17(日) 17:29:25 ID:XAt8pX1d0
じゅんっぽー

618 :本当にあった怖い名無し:2005/07/17(日) 18:16:23 ID:1Gpclv840
おもちゃ板でパソコンとケータイで自作自演して
晒されてた奴がいたな。

619 :本当にあった怖い名無し:2005/07/17(日) 22:15:51 ID:TwnQceJZ0
ほしゅ

620 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 11:07:12 ID:UqvxpOMB0
『ゾンビは生前の記憶がわずかに残っている。』ゆえに、
ショッピング・モールに大量のゾンビが集まったと話を聞いた事がある。
できれば人の集まる場所にはいないほうが良いらしいが、それができれば苦労はしないのだ。
全力疾走するゾンビたちと鬼ごっこを楽しんだ私が、
やむにやむえず映画館に立てこもってから、早いもので一週間になる。
ジュースと菓子だけで飢えと乾きをしのぐのは、正直しんどい。
でもこの際ぜいたくは言ってられない。
世界には食べたくても食べれない人がたくさんいるから。
その一番身近な例がゾンビなのだが、あいにく奴らにかける同情はない。
それにしても人間というものは案外単純なもので、
ほとんどは映画館と言えばスクリーンのある広い場所しか知らない。
それがゾンビになってさらに単純になったのか、
俺を追ってきた連中は、しばらく通路をうろうろしていた後、
何を思ったかスクリーンの前に腰を落ち着け、
所々赤くなった白幕の前で、映画を見たがっているようなのだ。

621 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 11:07:39 ID:UqvxpOMB0
はじめは罠かそれとも悪魔召還かと肝を冷やしたが、
連中も一週間ずっと、スクリーンの前から動かない。
俺も平和な頃は気が長いと言われたが、奴らには舌を巻く。
防音が施されたあの広間は、俺がすぐ外で空き缶を蹴飛ばしても誰も気づかない。
脱出するなら今。俺は水と食料をたんまり詰め込んだトラックを駐車場で見つけ、
(その辺のゾンビはすべて映画館の中。)
いざ逃げようとしたとき、ふと、いたずら心が働いて新作映画を流してやった。

それは俺も見たかった新作SF映画。
しかし公開前日でゾンビが蔓延し、結局放映はされなかった幻の作品。
思わず見とれた。同時に平和な頃の記憶がよみがえり、ちょっと泣けた。
心なしかゾンビたちの中にも手を叩くようなしぐさも見られた。
隣のゾンビがそいつをたしなめていた。
何かをかじりながら見ている奴もいた。
食う音がうるさかったのか、そいつは食い物を取られて悲しそうに叫んでいた。

そして俺は自分の失敗に気がついた。
映画を見終わったゾンビたちは、一斉に映画館から出て行ったのだ。
次の新作はいつ出るのだろうか…

622 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 12:13:52 ID:8Iw8GY350
イイヨーイイヨー
こういうの好きや


623 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 12:33:41 ID:TWii8CkFO
>>618
ゲロ禁のことですか?

624 :fool:2005/07/18(月) 13:18:17 ID:82A/hdfA0
>>620の名無しさん
おもしろい!笑いました。
星新一風の作品ですね。
短くて、とても質が高いと思います。

625 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 15:48:59 ID:LBwg2HWq0
>>620
いいですね。乙です。

>foolさん
いや、あんた論評はいいから続編を、、、(笑

626 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 18:19:26 ID:KMPacVLVO
foolさんが名無しさんで書かれた作品だと思ってました。

627 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 18:35:25 ID:5ksR0CVk0
>>623
殺人予告して刑事告訴されてる椰子?

628 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 20:22:56 ID:DrBPys0s0
>>623
ゲロ禁の荒らしかたと酷似してるな。(絶対に言わんが癖も酷似www)
おもちゃ板の強制ID導入と相前後して
このスレの粘着が活発になってるしw

さて、ここの粘着クンに粘着させてもらうかww

629 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 23:12:01 ID:FA/3ElkI0
長編と短編どっちがイイ?

630 :本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 23:46:41 ID:KO55v7sf0
>>629
どちらでも、お好きな方をどうぞ。

但し、長編の場合は完結して下さい。

631 :":2005/07/18(月) 23:49:21 ID:Rj6xGfxAO
こわ〜い長編♪

632 :まこしろ:2005/07/19(火) 00:11:11 ID:GJyefgcR0
最強の「敵」である「第一種」は倒した。しかし迫ってくる他の数多くの敵は明らかに「第二種」。
これまでにも、数百の「敵」が迫ってくる中を戦い抜いたことはあった。
しかし、今回の敵はその時とは違う。動きがやや速い「第二種」・・・
その「やや速い」ということがどれだけの脅威であるかを橋本たちはまだ明確に感じ取っていなかった・・・

「アイタタタ・・・肩と足を打ったみたいだ・・・」
「大丈夫ッすか・・・高井さん?もう少しですよ!がんばって!」
「ああ・・・ありがとう・・・」
さすがの高井もトラックから投げ出され、地面に落ちた衝撃にはコタえた。
折れてはいないようだが、肩と足の痛みは相当なものだった。

高井と今村を守るように、迫る敵に銃を向ける橋本は、「敵」との距離が急速に近づいているのを感じた。
迫る「敵」は間違いなく「第二種」と思われた。動きはやや速いが、こちらが全力で走れば追いつかれることはない。
常人以上の身体能力を持つ「第一種」とはその点で大きく異なり、距離さえ保てば恐れるほどではない。
これまでに多くの「敵」と遭遇し、戦ってきた結果に得られた経験則からそのように感じられた。
ところが、その感覚を覆すように、「敵」はぐんぐんその差を縮めて来る。
どうしたことか・・・?何か錯覚でもしているのだろうか・・・橋本は妙な違和感を感じた。

633 :まこしろ:2005/07/19(火) 00:12:22 ID:GJyefgcR0
ドン!カシャ・・・ドン!カシャ・・・

二発発砲。弾は見事に命中したらしく、二体が倒れた。
「敵」は道幅いっぱいに大きく広がってこちらへとやってくる。
トラックの上からは日高と宮本が援護射撃を始めた。

「急げ!もう少しだ!『敵』は速いぞ!」
トラックから日高が叫ぶ。
橋本の感覚は間違いではなった・・・!「敵」は「第二種」。しかし、その歩行速度はこれまでに経験したものより間違いなく速い。

進化・・・?している・・・?!

橋本は今、自らが置かれている状況が極めて危険なものであることをあらためて認識した。

ドン!カシャ・・・ドン!カシャ・・・

更に二発を発射すると、今度は肩に掛けていた自動小銃に持ち直した。
セレクトレバーを「レ(3点射)」から「タ(単発)」に切り替えると、素早く前方の「敵」に向けて照準した。

タン!タン!タン!

続けざまに三発を発射すると、頭部を撃ちぬかれた「敵」が前のめりに倒れ伏した。
しかし、道幅いっぱいに広がり近づいてくる「敵」の数が減る気配はない。
トラックの荷台からは日高と宮本が援護射撃を行っているが、確実に命中しているとは言い難かった。
それもそのはず、日高はパイロット、宮本は医務官。射撃の腕前はそれほど期待できない。
頼みの田村は負傷、今村は高井に肩を貸している状態。
つまり、今、ここで「敵」を確実に撃退できるのは自分しかいないのだ・・・

634 :まこしろ:2005/07/19(火) 00:13:17 ID:GJyefgcR0
よろよろとしながらも、三人はトラックのところまでようやく辿り着いた。

今村「高井さん!上ってください!」
日高「手を貸して!さあ!」
高井「ああ・・・イテ!・・・ヨイショ・・・!」

高井がトラックに乗り込むのにてこずっている間にも「敵」はどんどん近づいてくる。
トラックが再び走り出し、加速状態に入るまでに、相当数の「敵」がトラックの付近に到達するだろう・・・
橋本は一度、銃を撃つのをやめると、一瞬、後を振り向いた。
高井はようやくトラックに乗り込んだところだった。
その様子を見た橋本が叫んだ。

「今村!乗れ!」
「二尉!二尉も早く乗ってください!」
「いいから!先に乗れ!」
「二尉・・・?!」

橋本は今村に命じると高井から受け取った散弾銃と弾の入ったバッグをトラックの中に投げ入れた。
そして手榴弾を取り出すとすかさずピンを引き抜いた。

「手榴弾!!爆発と同時に発進しろ!行け!」

635 :まこしろ:2005/07/19(火) 00:14:28 ID:GJyefgcR0
橋本は目前まで近づいた「敵」の一団に向かって手榴弾を放った。
そしてすぐに次の手榴弾を取り出すと、再びピンを抜き、更に投げつけた。
ドン!!   ドン!!

続けて二回の炸裂音。同時に数体の「敵」が宙を舞うように吹き飛んだ。

「行け!」

ガウン!!・・・ゴオオ・・・

トラックがゆっくりと走り出す。
橋本は銃を手に取るとセレクタを「レ」に変えて、射撃を開始した。

タタタ・・・タタタ・・・タタタ・・・

手榴弾の炸裂によって舞い上がった土ぼこりの中から現れる「敵」に向けて銃撃を行う。

636 :まこしろ:2005/07/19(火) 00:15:02 ID:GJyefgcR0
二尉!早く!乗ってください!」
「大丈夫だ!行け!」

橋本はそう言うと、トラックから少し離れるように道路の端の方へ寄った。
その動きに合わせて「敵」の一団は道幅いっぱいに広がった状態から、橋本の方へ集中するように近づいてきた。

「二尉!危険です!早くうう・・・!」
今村の悲鳴に近い叫び声が響く。

「さあ・・・こっちに来い・・・!トラックには近づけんぞ・・・!まとめて始末してやる・・・!」

橋本は心の中でそうつぶやくと空になった弾倉を交換した。

タタタ・・・タタタ・・・タタタ・・・タタタ・・・

銃撃を加える。「敵」はすでに「射程距離」に入っている橋本めがけてその歩みを更に速めながら近づいてきた・・・

637 :まこしろ:2005/07/19(火) 00:21:43 ID:GJyefgcR0
みなさん乙です。

>620さん

ゾンビの記憶による行動は、非常に興味あるネタですよね。
foolさんの作品にもありましたが、このあたりをうまく使いこなす辺り、タダモノでは
ないと見ました!
続編ヨロ

>おやじさん

忙しい中、うp乙かれです。
内心、いつか「ポンさん」の登場も期待したりしてます。
続き期待してますね!

638 :本当にあった怖い名無し:2005/07/19(火) 06:50:32 ID:b9UT2dYX0
 死後40日が経過したゾンビ一体が東京都内を歩いていた。
「なにあれー。キモーイ」
「うげ。くっさ。死ねよ。気色悪い」
「うわっ。すっげー。見て見て。ゾンビみたい。石ぶつけちゃえー」
心ない言葉を容赦なく浴びせかける都民達。ゾンビはトラックに激突して破裂した。

639 :本当にあった怖い名無し:2005/07/19(火) 16:55:32 ID:D1LajH8Q0
橋本二尉…。
まさか?
やめてください二尉!

640 :本当にあった怖い名無し:2005/07/20(水) 02:53:31 ID:BfbiemJYO
>638

えーと…?

641 :本当にあった怖い名無し:2005/07/20(水) 05:38:59 ID:VYMTnM7KO
まこしろさん乙です!

642 :本当にあった怖い名無し:2005/07/20(水) 15:21:19 ID:eWvn9MEiO
まこしろさん乙でした!


643 :本当にあった怖い名無し:2005/07/20(水) 15:31:35 ID:aGw0OSAhO
まこしろさん以前ゾンビ映画の世界から生き残るスレにもいらっしゃいませんでしたか?。
あのお話も大好きでした。

644 :本当にあった怖い名無し:2005/07/20(水) 16:23:47 ID:bUvGL7wQ0
スレ違いのコピペですまんが諸君の現実感のない小説wよりよっぽど怖いです

あるリンゴ農家で豊作の為リンゴが余ったのだが、農協に買い叩かれては損だと思いその農家の主人は
トラックに余ったリンゴを積んで行商に出た。たまに街中でトラックを屋台みたいにして売っているあれだ。
何県かを跨いで売り歩いた後、とある街に入った。その街に潜む恐怖も知らずに・・・

彼は
いつも通りトラックを路駐して弁当を買いに離れた。
いつも通りトラックにリンゴをつんだまま
いつも通り試食OKの看板をだしたまま

5分ほどしてトラックの方に戻ってくると人だかりができている。
何だ?と思ってトラックに近づくとおばちゃんやおっさん達が試食用に用意した切り分けたリンゴが
乗った皿をひっくり返しながら「試食や試食、試食用やからな」と自分の買い物袋に売り物のリンゴを
どんどん入れていっている。さらに私のトラックの上には見たことの無い人が立って大声で
「一人2個や、2個までやで」と叫んでいる。

最初何が起こったか理解できなかったが我に返って止めようとすると
「なんやおっさんジャマすんなや、2個までやで」と言われる。
集団心理なのか、声を張り上げても聞いてもらえない。
やむをえずトラックを動かし始めると「待てー!」「ドロボー!」「そのりんごはうちの物やー」と
訳のわからない事を言いながら追いかけてくる。商店街の道は細くトラックはスピードが出せない為、
私は徐々に追い詰められた。奇声をあげて追いかけてくる群集は全く諦める気配が無い・・・

もし、捕まったら何をされるか分からないと思い、私はトラックを止めて荷台から泣く泣く
売り物のりんご6ケース分を路上にばら撒きながら「これで勘弁してください」と迫ってくる
群衆に向かって叫びトラックを再発進させた。そのまま走ってなんとか群集を振りほどいて後ろを見ると
そこにはバラ撒かれたリンゴを奪い合う狂気の集団が見えました。

645 :本当にあった怖い名無し:2005/07/20(水) 19:11:32 ID:UqsYHLd8O
>>640
確かにこわい…だがもうちょっと言い方があるだろ…

646 :本当にあった怖い名無し:2005/07/20(水) 21:58:48 ID:wZmCUorV0
>>643
えっ!?ほんとですか?
それって今でも読めるんですか?
できれば教えてもらいたい・・・

647 :本当にあった怖い名無し:2005/07/20(水) 23:03:49 ID:CHAeoN6K0
>>645
単なる煽りだから書き方に気を使ったりしなかったな、( ノ゚Д゚)諸君スマン

つまりはゾンビ小説ってのは(現時点では)空想ごと、あっちはほぼ実話、ってこったw
コピペの改変だと思うがオリジナルより臨場感あがってるな。

っつーかオチが抜けてるのに今、気がついた。荒れるからやめとくな。

648 :本当にあった怖い名無し:2005/07/20(水) 23:34:34 ID:aGw0OSAhO
結構前の映画板のスレでした。
マンションにゾンビ映画マニア(?)とその隣部屋の自衛官が立て篭る話だったんですが、、。
小説禁止とかで、、。
他にも良作いっぱいあったのに上記の理由で一つも完結してないです。

649 :まこしろ:2005/07/21(木) 00:50:08 ID:zpk2Y7e90
>>643

ス・・・スルドイ・・・!
実はいたりしました。シチュエーションが似てるからバレましたかw
あの時は続きを書きたかったのですが、仕事が急に忙しくなってしまい、
思い切り尻切れトンボなってしまったので、新たにこっちで始めたんです。
あのときの話を読んでいる方がいたとは・・・!

650 :本当にあった怖い名無し:2005/07/21(木) 01:40:55 ID:nWjBruTyO
やっぱり!。
あの時からファンでした。
資材をマンションに届けて帰還する途中で部隊は何に襲われたんだろ?とかずーーーと考えてました。
まこしろさん以外にもこっちに流れて来た作家さんって結構いるんじゃないですかね。

651 :まこしろ:2005/07/21(木) 02:48:10 ID:zpk2Y7e90
>>650

あの時の主人公が高井の原形になったのは確かです。
元々は単発的に終わらせようと思ってたんですが、書き込みが続いていつの間にか
小説になってたんで、小説スレを見つけてこっちで書き直すかー!って移ってきた
ワケですw
いやあ、お恥ずかしい限りです・・・6(・ω・)

652 :本当にあった怖い名無し:2005/07/21(木) 12:18:32 ID:pGCQkbRBO
まこしろさん以外にも色々あるんですかー。

凄く読みたいけど携帯からじゃ無理ですよね・・・。

653 :本当にあった怖い名無し:2005/07/21(木) 22:06:29 ID:GBVgsH89O
やっぱりまこしろさんスゲェなー

頑張れ、超頑張れ。無理しすぎない程度に超頑張れ。

654 :本当にあった怖い名無し:2005/07/21(木) 22:35:28 ID:FZuJimQv0
くだんさんは?俺好きなんだけど。

655 :くだん中立派:2005/07/21(木) 22:40:56 ID:aUAsii7iO
その名前をだすな!荒れる。

656 :本当にあった怖い名無し:2005/07/21(木) 22:46:07 ID:GBVgsH89O
俺はくだんさんの作品は好きだけど、荒れを呼び込む人柄が好きになれなかったなー
だからといって必死に叩いてるやつの気はしれんがな

スレ違いですねごめんなさい消えますごめんなさい

657 :本当にあった怖い名無し:2005/07/21(木) 23:01:35 ID:tCVfQftQ0
ロンドンでテロが発生。死傷者は一人

→24日後・・・

ああ不謹慎ネタ。。

658 :本当にあった怖い名無し:2005/07/21(木) 23:08:22 ID:tCVfQftQ0
28日後だったorz

659 :本当にあった怖い名無し:2005/07/22(金) 13:49:51 ID:UWfZnAWZ0
ロンドンでテロが発生。死傷者は一人

その時、郊外のパブでは・・・

ああ不謹慎ネタ。。

660 :本当にあった怖い名無し:2005/07/22(金) 20:02:58 ID:71nq5D9h0
名前が出たし、たまにはやっておいた方がいいかな?

伝統の
 く  だ  ん  氏  ね

661 :本当にあった怖い名無し:2005/07/22(金) 20:10:11 ID:jfC2Dr8f0
そんなにくだんが好きなのか。よくわかったよ。

662 :本当にあった怖い名無し:2005/07/22(金) 23:48:29 ID:puAmjblaO
>>660の空しい叫びが響きわたりますね^^

663 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 00:17:19 ID:R3v/UJMMO
>>660ー662
うるさい他でやれ

664 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 00:39:45 ID:wd82s8Wj0
>>654です。くだんさんこいこい

665 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 02:50:13 ID:ePUeZbuKO
くだんさんを追い出した粘着荒らし、許さない。

666 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 04:50:01 ID:FiUTfIOfO
↑sageでお願いします。

667 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 09:37:27 ID:R3v/UJMMO
くだん氏ねはもちろんとして
粘着許さんとかも、どうでもいいから他でやってくれ
その度に荒れるんだから…

それともアレですか?粘着叩いてる人も荒らし目的ですかい?

668 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 09:49:44 ID:CU9N2Ngh0
粘着荒らしはスルー。粘着を叩く香具師も荒らしに加担していることがなぜ分からん。



そろそろ夏厨の季節だなぁ・・・・・

669 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 20:03:50 ID:Y5TX8nwr0
くだんさんのHP開設まだかなあ

670 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 21:11:40 ID:mdIcrTi4O
くだんは荒れる。おまいらうぜぇぇぇぇぇぇ!くだんの名前をだすな!マジ荒れる

671 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 22:10:09 ID:wd82s8Wj0
>>654 664です。
>>669さん。ほんとにHP開設まだすかねー。たのしみです。

672 :":2005/07/23(土) 22:15:25 ID:d6eQWL1CO
いなくても荒れるなら、いればいーのによw

673 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 23:25:44 ID:k33+7iNg0
「ほら早く。金出せっつってんだよ」
「早くしろ、殺すぞ?」「さっさとしろよテメェ」
痛い痛い、わかった、わかったからやめてくれ!
あんまり蹴るな、スーツが台無しになったらどうする。
今持ってる財布の中身よりよっぽど価値があるんだからな。
まったくどうして私がこんな目に・・・・はあ。
「ほら、財布だ。現金はやるよ。だからそれ以外はちゃんと全部返して、
さっさとカラオケでも風俗でも行ってくれ」
もっとも風俗に行けるほどの金など入っていないが。
「ああ?るせえよ黙ってろカス」「返さねーよバカ」「次喋ったら殺すよ」
なんだとコンチクショウが!!
しかし三対一、こっちはオッサンでこいつらは若い盛りのクソガキだ、私に到底勝ち目はない。
くっそう、みすみす金をくれてやるなんて我ながら情けない。
誰か助けに来てくれないものか、警官でも勇敢な青年でも、
あるいは正義のヒーローでもいい、そう、あの・・・・

674 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 23:27:33 ID:k33+7iNg0
!! 向こうから人影がこっちにやってくる!
ゆっくりと、勇ましい歩き方で・・・・ ・・・いや、勇ましいどころか今にも倒れそうだ。
悪を許さぬ力強い眼光をたたえて・・・ ・・・・いや、それ以前に目に生気がまるでない。
誰もが憧れる威厳のある姿・・・・・ ・・・・いや、まったくもってみすぼらしい。襤褸切れのようだ。
そう、ついに助けがやってきたのだ!
悪漢どもが揃って振り向く。「!」「!」「!」
「ああ、ゾンビライダーが来てくれた・・・」
三馬鹿は慌てて臨戦態勢に入る。「来やがったなゾンビ野郎!」
殴りかかるバカ1号、だがゾンビライダーにそんなものは通じない。
バカ2号もバカだから二の舞だった。
二人ともあっさり捕まえられ、必殺の噛みつき攻撃を食らっている。はっはっは、ザマー!
バカ3号は多少バカの程度が低いとみえて鉄パイプを手に取った。「これで頭潰してやる!!」
まずい!ゾンビライダーは攻撃力は抜群だが防御力はあまりない。危うしゾンビライダー!
だがゾンビライダーは意表をついて素早い動きで鉄パイプのフルスイングを回避した。
どうやらこのゾンビライダーはまだ若く、新鮮なため運動能力が高いようだ。
そしてバカ3号にも正義の鉄槌が下された。ゾンビライダーは勝利の唸り声を上げている。

675 :本当にあった怖い名無し:2005/07/23(土) 23:28:40 ID:k33+7iNg0
「ありがとう、ゾンビライダー!」
「ううあ」なんてことはないぜと無表情で頷くゾンビライダー。かっこよ過ぎるぜ。
後ろでは三馬鹿が揃って呻いている。「ぐあああ」「ぐああああ」「ぐあああああ」
だがその声もじきに止むだろう・・・
「ぐああああ・・・・・・ううあ」「ぐああああ・・・・・・・ううあ」「ぐああああ・・・・・ううあ」
よし。三人とも無事ゾンビ化したようだ。
ゾンビライダーのいいところは倒した悪人どもを問答無用で更生させることだ。
この三馬鹿のような社会悪も、新たなゾンビライダー、あるいはゾンビレンジャー、ゾンビマン、ゾンビウーマン・・・
なんでもいいがそういうゾンビとして社会に貢献する存在に生まれ変わることができる。
「本当にありがとう、ゾンビライダー。
そして君達、新ゾンビライダー1号2号3号・・・さっきの君達みたいな連中を取り締まってやってくれよ」
「ううあ」  「ううあ」「ううあ」「ううあ」
去っていく四人の影を見送りながらふと考えた。
こうしてどんどんゾンビ達が増えていけば、やがては犯罪のない社会が実現するだろう。
誰が考えたか知らないが、よく出来たシステムだと私は心から思う。

676 :本当にあった怖い名無し:2005/07/24(日) 01:10:56 ID:5dnAEFqPO
673さん乙!&GJ!!です。
なんか勢いが素敵です。
ゾンビライダー。
夏で荒れまくってるスレを救う真のヒーローですねっ!。

677 :本当にあった怖い名無し:2005/07/24(日) 03:25:51 ID:zNEplpNGO
くだんのミスは、粘着に反応してしまったことだな
煽るだけ煽って無言モードに入ったから粘着がより加速した、と
相手にしなければ良かったのに、と今さらながら…

678 :":2005/07/24(日) 13:43:19 ID:XQK+HAQqO
>>629
で、まだ?

679 :本当にあった怖い名無し:2005/07/24(日) 15:29:50 ID:/7/wmIq10
673さん乙

680 :本当にあった怖い名無し:2005/07/25(月) 00:39:21 ID:SgMfa8X3O
乙です。
手慣れた感じがするのですが以前も何話か書かれてました?。
またアイデア思い付いたら投下して下さいね。
楽しみにしてます。

681 :本当にあった怖い名無し:2005/07/25(月) 23:30:48 ID:nB5Bzt1K0
スレ違いなのは重々承知だがやっぱ本物の臨場感は違うな。参考までに。

中国内情サイト「博訊」ニュースサイトが22日、国内BBS(インターネット掲示板)から転載した情報によると、
青海省北西部の玉樹チベット族自治州で7月12日、重症インフルエンザのような急性肺病症状の感染者が
多く出たため当局に隔離されたという。隔離された感染者らはその後行方不明になり、
さらに軍隊がこの農場の周辺地域に強制検査などの処置を取り、呼吸異常症候群の罹患者を強制隔離した。
7月18日に玉樹と周辺地域は当局により閉鎖され、出入りが禁止された。閉鎖された地域の住民らが現地の
疫病防止観察所職員らと衝突を起し、大量の死傷者が出たという。遊牧民の騒乱を防ぐため、
7月20日に軍隊が現地に大規模に増援され、感染者による騒乱を鎮圧しようとしている。
また、二日前に同じBBSに、軍隊は陸上で車両のほか、空には飛行機まで使い玉樹に集まったという内容が
書き込まれていた。感染病者の家族らも含めて逮捕されたところを目撃した内容も書き込まれた。
20日に書き込んだ内容から見ると、閉鎖された地域は、玉樹のほか、称多、拉司通、歇武, 雑涅, 勘扣当などであるが、
書き込みされるとすぐに、ネットから消されてしまうという。
中国当局による情報封鎖のため、情報は未確認。
「博訊」によると、中共中央が6月22日、北京で青海鳥インフルエンザと広東省エボラ出血熱に関する会議を開いたという。
この情報によると、中央の高層幹部が会議で、「二大疫病は既に国家安全と安定を脅す政治問題になり、
社会恐慌を避けるため伝染を断固として抑制し、メディアの報道を厳禁すべきである」と表明した。622会議の方針により、
当局は既に63億人民元(約820億日本円)の医療保障資金を調達したが、これは、二大疫病の防止目的という。
同会議後、中国各地は既に、二大疫病防止事業が全面的に展開され、多くのワクチン生産メーカーが関連薬品を生産しはじめたという。
ソース大紀元時報
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d90887.html


682 :fool:2005/07/26(火) 01:10:33 ID:Y7oTmhXG0
「読まれることのない追悼の碑」

ゾンビがなぜかくもおぞましいか。
それは、姿を借りた別の存在であるからだ。
人の生と死という尊いものを絶望的なまでに踏みにじった存在。
それが故に人に堪え難い憎悪と恐怖を呼び起こす。

そして、その存在は逆説的だが、人に人としての在り方を省みることを強制する。
人とは何か、ゾンビとは何が違うのか。
ゾンビは善でも悪でもない。それはただの現象だと捉えるものもいただろう。
否、かえって本当に怖いのは人だというものもいただろう。

だが、私はそうは思わない。
今、私は朽ちた建築物を見る。そして人の為したことに想いを馳せる。
正義感、哀れみ、共感、同情、そして愛。それだけではない。
人の持つ性急さやどん欲さ、冷酷で利己的、打算的。
そのような醜いものも、私には同様に愛おしく思えるのだ。

また、それ故、人という存在が宇宙の歴史に於ける些細な存在で
あるとは思えないのだ。この地球に埋もれていく記憶ではなく、
なにがしかのことを成し遂げ、続いていく存在であると思いたいのだ。

これがこの碑をつくった理由である。
私は最後の一人として、間違いなく誇りを持って、
ここに人間の存在を宣言する。

そして冥福を祈る。

人よ、安らかに眠れ。アーメン。

683 :本当にあった怖い名無し:2005/07/26(火) 10:14:38 ID:XGJ5VcUqO
復活?復活?

684 :本当にあった怖い名無し:2005/07/26(火) 10:28:09 ID:O0U+363bO
グハッ!!
foolさんだ!?

相変わらず文節を目で追っていくだけで心地よい〜っ!
これからもたまーにでいいので投下お願いします!

685 :本当にあった怖い名無し:2005/07/26(火) 12:10:27 ID:HO58XVDRO
fool。復活しろや!俺はおまいに期待してる。


686 :本当にあった怖い名無し:2005/07/26(火) 22:17:48 ID:eAXYJbtF0
俺は皆に期待している。

687 :本当にあった怖い名無し:2005/07/26(火) 22:18:23 ID:gcuZv3OI0
嵐に屈して撤退宣言。
実はネタ切れかも。

何時まで待ってもホームページは出来ないに、1クダン。

688 :本当にあった怖い名無し:2005/07/26(火) 22:19:48 ID:b3RXM71u0
くだんない話題はやめろ

689 :本当にあった怖い名無し:2005/07/27(水) 01:16:27 ID:xOZA0iXWO
くだんは荒れるからよそうぜ

この訴えは適当に続けるつもりです

690 :本当にあった怖い名無し:2005/07/27(水) 11:27:45 ID:JF3Qpm6K0
そんなに好きかw

出てくるまで続けるつもりか

IP抜かれるのが怖くてw個人サイトいけないんだろうな


691 :620:2005/07/27(水) 11:36:46 ID:dXz/UfvY0
映画館に立てこもってずいぶん経つ。
二週間目から日付をつけるのを止めたので、今が何曜日かもわからない。
外では相変わらず蠢く死人共が、俺の体を狙っている。
新作映画で失敗した俺は、もう脱出するのをあきらめた。
気まぐれに映画なんかを見ながら、緩やかに朽ちてゆくのも悪くないと思い始めたぐらいだ。
ブラインドの隙間から見る外は、憂鬱な俺の気持ちを読み取ってくれているのか、
灰色の曇り空が、吹きすさぶ強風と共に俺を取り巻いている。

眼下にある一台のトラック。鍵は刺さったまま。
あれには水と食料がたんまり積載されている。
距離にすれば、ほんの10数メートル。走って数秒だ。
それが高さじゃなくて距離だったら、当の昔に突っ走っているのに。
今ならまだ走れる。あの腐った連中を腕で掻き分け、強風を踏み抜いて、
あそこへ飛び込んで、キーをまわす力がまだある。
だが、それも時間といっしょに失われて行く。俺に残されているのは飢えか痛みか。
映画館から出て行った連中が、トラックを取り巻いている様子をみながら、
俺は窓から離れた。近頃どうも疲れやすいのだ。体力が落ちているのがわかる。
今日は一日中隣のビルの看板がガタガタと取れそうな勢いで揺れている。
それにしても今日は風が強い。一雨来るのだろうか。

692 :620:2005/07/27(水) 11:39:25 ID:dXz/UfvY0
晴れやかな日差しが顔に当たって目が覚めた。
一瞬、今までの事はタチの悪い悪夢で、昔の退屈で平和な生活に戻ったのかと思ったが、
夢を売るはずの映画館が、俺を現実に引き戻してくれた。
何だか天気と一緒に晴れやかな気分で窓を開けて驚いた。
ゾンビ共が一匹もいなくなってる。
もう真上に近づきつつある太陽を見ながら、あいつらって夜行性だったかと頭を悩ませたが、
路上に散らばっている隣のビルの看板を見て、ふと路上の惨状気が付いた。
木々は倒れ、どっから飛んできたのかゴミだらけ。そう言えば昨夜は随分蒸し暑くて眠れなかった。
どうやら昨日の強風はハリケーンか。元々腰に力が入ってない連中はどっかへ飛ばされたようだ。
そう言えば、昔ばあちゃんがよく言い聞かせてくれたな。
この世界は人間だけのものじゃないって。
俺はお天道様に感謝すると、一度大きく伸び、住み慣れた小汚い映画館を後にした。

693 :本当にあった怖い名無し:2005/07/27(水) 11:43:26 ID:CrBXQ1hOO
うーん、GJ

694 :本当にあった怖い名無し:2005/07/27(水) 22:24:50 ID:7EapPRoW0
こういうのもいいね 乙

695 :本当にあった怖い名無し:2005/07/27(水) 22:51:52 ID:WXZLhrd4O
乙です。
応援してます。

696 :本当にあった怖い名無し:2005/07/27(水) 22:53:25 ID:WXZLhrd4O
ごめんなさい。
ageてしまった。

697 :本当にあった怖い名無し:2005/07/27(水) 22:55:02 ID:WXZLhrd4O
ごめんなさい。
agaてしまった。

698 :本当にあった怖い名無し:2005/07/27(水) 23:08:00 ID:WXZLhrd4O
レスだぶってしまいました。
スミマセン。

699 :本当にあった怖い名無し:2005/07/28(木) 01:25:22 ID:p+0SaPS30
お前らさ、人様が書いた作品を偉そうに評価する資格あんのかよ。
何が「乙」だ。
そりゃ今イチな出来の作品もあるけど佳作以上の作品かなりあるぞ。
作者の励みにもなるんだからさ、もう少し「甲」評価つけてやれよ。

700 :本当にあった怖い名無し:2005/07/28(木) 05:25:43 ID:mwWWvn3YO
おまいは丙だ。

701 :本当にあった怖い名無し:2005/07/28(木) 09:23:15 ID:MSk+RE9E0
>>699
いや、丁でも生ぬるいw

702 :本当にあった怖い名無し:2005/07/28(木) 10:53:21 ID:zUjQYp/o0
>>691-692
続編、乙です。
とても上手ですけど、ひょっとしてプロの方ですか?

703 :本当にあった怖い名無し:2005/07/28(木) 15:54:45 ID:dyTVYXtF0
>>699
わかった。反省する。

>>691さん、甲!

704 :本当にあった怖い名無し:2005/07/28(木) 17:23:31 ID:Uf32j1dp0
>>690
個人サイトってどこ?

705 :本当にあった怖い名無し:2005/07/29(金) 00:13:57 ID:qQrLv7ALO
>700,701,703

>699は縦読みだよな?

706 :本当にあった怖い名無し:2005/07/29(金) 01:27:56 ID:OMJ9bTwD0
皆さん!甲!

707 :本当にあった怖い名無し:2005/07/29(金) 19:45:27 ID:/6rOO2j80
>>705
お何そ作

オナニー創作

ΩΩΩ<ナンダッテー!!

708 :本当にあった怖い名無し:2005/07/30(土) 16:52:20 ID:jqyuwKTWO
洒落のわからん人たちねっ

709 :本当にあった怖い名無し:2005/07/31(日) 19:14:47 ID:2jfiWO+rO
まとめサイトの更新はどうなってるんだ?

710 :本当にあった怖い名無し:2005/07/31(日) 20:45:37 ID:hyPUyWgu0
サナトリウムさんはいずこへ。。。。orz

711 :本当にあった怖い名無し:2005/07/31(日) 20:55:20 ID:9UeFNwOm0
巡査物語の続き読みたい……

712 :699:2005/07/31(日) 23:22:00 ID:u6t0ED8m0
>>705,707

気がつかなかった、、、俺って天災だよな。やっぱ小説止めて縦書き職人目指そ。

713 :本当にあった怖い名無し:2005/08/01(月) 01:10:37 ID:o05DI79KO
なにか作品書かれてたの!?。

714 :本当にあった怖い名無し:2005/08/01(月) 10:37:23 ID:GjjwmzsR0
ごめんなさい。今まで非常に忙しかったんです。
ログだけ取っているような状態でした。
今月来月と、時間はあるので、細々まとめ更新するつもりです。

715 :本当にあった怖い名無し:2005/08/02(火) 17:57:25 ID:ujRxdjZl0
このスレも、廃れたよなぁ・・・

荒らしもショボイ。
作者も減った。
第一人が居ない。
夏休みなのに。
夏厨まで少ない。

ROMってるだけなのか?

716 :サナトリウム:2005/08/02(火) 18:11:38 ID:RC9oqnoF0
私と橋本浩二は、思いの他易々と資料室にたどり着いた。
橋本がシステム管理室から各ブロックの開錠や閉鎖を適切に行ったことで、相当数の
屍人を封じ込める事に成功したからだった。
「アンタ運がいいよ、このカードキーは普段オレも持っていない鍵でしか開けられな
いロッカーに入っているんだけど、ドサクサで床に散らばっていたからな」
橋本は途中で立ち寄った管理課らしき部屋の保管庫について話しながら資料室のドア
にカードキーを差し込んだ。
「・・・これは運命のご対面だな・・・・」
資料室の中には黒い防護服にヘルメット姿の男が怯えた出で立ちでこちらを凝視していた。
「池田っこの白衣野郎が!仲間を屍人の餌食にしておいて、テメエも逃げ遅れるとは
マヌケな奴だな!テメエも屍人のエサにしてやるぜ!」
橋本は防護服の男の襟首を掴んでまくし立てた。
「しかたなかったんだ!峰様の命令だったんだ!助けてくれ!」
狼狽する男の防護服とヘルメットをはぎ取りながら、橋本は何度も男を殴りつけた。
「知っている人なんですか?」
「ああ、陰湿で最低の白衣野郎さ!」

717 :サナトリウム:2005/08/02(火) 18:14:00 ID:RC9oqnoF0
橋本はポケットからスタンガンを取り出した。
業務用の本格的なモデルだったが、この施設の事を考えると、このようなものが
白衣野郎と呼ばれる男が着込んでいるプロ使用の防護服同様に支給されている事
はさして不自然ではないと思えた。
「ちょっと待ってください、その人に聞きたい事があります」
私は防護服を剥かれた男にショットガンを向けた。
しかし、その直線状の手前の位置には橋本が立っていたので、私は銃口を左右に
二度振って彼にどけとばかりのゼスチャーを行った。
「・・・・アンタには逆らえねえ・・・でもな、コイツは仲間を何の躊躇も無く
何十人も殺した人否人だ、どうしてもゆるせねえ・・・・」
防護服を剥かれ、ヘルメットを奪われた男は、その華奢で面長な顔をこわばらせ
て怯えながら、両手を挙げた。
「殺さないでくれ!知っていることはなんでも教える、だから助けてくれ!」
男の狼狽に橋本が「ペッ」とつばをして何やら悪態を小声で呟いていたが、
私はそれを耳にもせずに池田という男に尋ねた。
「内藤隼人という青年に関しての情報、それから近年母体感染し、今も生存して
いる女性の情報と出来ればその女性に関する感染経過などの検査資料等、そして
ここに関わる最古の部類に属する文献の中で、特に外国人に関する記述のある物
を探しています」
「そ・・・その二人はどちらも行方の解らない人物だ・・・が・・・それなりの
資料はここにあるはずだ、文献は・・・・アッチのブロックにあるはずだが・・
・それは専門知識が無いから良くわからない・・・・・」

718 :サナトリウム:2005/08/02(火) 18:16:56 ID:RC9oqnoF0
それから2時間弱、池田は私の要求に忠実な仕事振りを見せてくれた。
結論から言うと私の探す人物「内藤隼人」の現状に付いては、この山に追い詰め
られた夜に「屍人追い」と呼ばれる処刑にかけられたにも関わらず、囲まれた屍人
に食い殺される事も無く、50匹以上の屍人と共に消え去って、以後この街の人間
がその消息をつかめないでいることが分かったのみであった。
特殊感染をしたと思われる少女に関しては「境亜矢子」という名前、28歳という
年齢、また、科学的側面からは名状しがたい特殊な能力の開眼が9歳の時点で彼女
の身に起こった事と、その能力を彼等が自分たちの為に、神的カリスマに仕立てる
べく行ったプログラムが存在した事、結果として彼女が22歳の時点で心身に劇的
な変化を起こし、何らかの意思で行動し始めた彼女が、この街の支配者達の制御下
に無くなったこと、それどころか、彼女の理解不能な行動と、絶大な能力に街の有
力者が度々困惑している事が、複数の資料からありありと伺えた。
「古文書だけは100%に近い収穫だな・・・・・」

719 :サナトリウム:2005/08/02(火) 18:20:07 ID:RC9oqnoF0
私と橋本は、スタンガンで気絶した池田を廊下に討ち捨てて、資料室の
あるブロックを後にした。
「あなたと私は、大体同じ場所がとりあえずの目標地点ですよね?」
「そうだな、アンタは吉川のババァに用があるんだろ?この街のことは
 結局、全部あのババァが知っているようなもんだからな」
「そうですね、この先はもう彼女に直接聞いた方が良いでしょうね」
「もう分かっているだろうが、こういう時にあのババァは息子と神社に
 いるはずだ、あの神社の駐車場、不自然に広いだろ?あれは麓にあるサ
 ナトリウムの地下を通って山に入る職員の為の駐車場も兼ねているのさ、
 今ここからサナトリウム経由で駐車場や神社に向かうのは自殺行為だ、
 途中の通路に奴等が何百匹いるかは検討も付かない・・・」
「じゃあコッチですね」
私は橋本と一緒に施設の通路図を見ながら彼に確認した。
「うん、そうだな、駐車場に直接通じる小さなこの出口しか考えられない」
「これはどうなっているのかな?」
「ああ、マンホールに偽装してあるんだよ」
「なるほど・・・」
「現時点でこの入り口までたどり着ければ、外に出るまでこのルートは屍人
 の侵入の心配は無い、もっとも出口が開いていたらアウトだけど・・・・」
橋本の心配は、少なくともマンホールに偽装されたフタを開けるまでは杞憂に終わった。

720 :サナトリウム:2005/08/02(火) 18:22:56 ID:RC9oqnoF0
彼はそこから易々と自分の車に取り付くと、素早くドアを開けてエンジンをかけた。
「ありがとうな、オレはこれで失礼するよ」
出来たての屍人がまばらにうろつく道路を掻き分け、橋本のセダンが国道に向かって
消えていくのを眺めながら、私は依頼人の指定した携帯番号にそのナンバーを送信した。
彼が消されるか、もしくは施設と事態の詳細を知る人材として何らかの使役を強要される
かは、実際のところ私の知るところではないが、送信ボタンを押す親指に奇妙な嫌悪感を
覚えたのは確かだった。
駐車場から神社の正門に向かった私は、鳥居の下に4匹の屍人が門番宜しく立っているのを確認した。
中にいる誰か、吉川峰もしくは彼女に使える傀儡師が操っているのだろう。
私は何の気兼ねも無く、オートピストルにサイレンサーをねじ込みながら鳥居に向かっていった。
私を認めた屍人4匹の頭を打ち抜いて境内に入った私は、さらに7匹の死せる番人を静寂のうちに黄泉
へと送り帰したが、3つめのマガジンを装填する必要は無かった。
掃除を済ませた私は、境内ワキにある集会所を兼ねた屋敷に向かった。
玄関前にいた猟銃を持った男2人を拳銃で射殺し、ショットガンに持ち替えながら
座敷へと上がりこんだ私は、20人ほどが威厳を持って鎮座する会合の席を勤めて
酷薄に蹂躙した。


721 :サナトリウム:2005/08/02(火) 18:25:51 ID:RC9oqnoF0
座には街の有力者や施設の関係者もいるようだったが、屍人を操る傀儡師は
どうもいないようだった。
「吉川峰はどこです?」
私は射殺しなかった年配の男二人に対して尋ねた。
「お・・・奥・・・座敷・・・あっちに・・・あっち・・・」
欲望と奸知と猜疑心で積み上げた人生が醜く浮き出た面持ちの老人が、小さ
な身体を震わせながら廊下の先を指差した。
私は二人の老人の足にショットガンを打ち込んだ。
「いなかったらまた聞きに来ます」
醜い老人は、私にウソを付かなかった。
奥座敷には、逃げ場を失った形で神主と老婆が仁王立ちしていた。
「何モンだお前は・・・」
銃口を向けられたままの沈黙を打ち破るように、吉川峰が口を開いた。
「桶よりい出し様まさに幽鬼の如し、妻子を殺(しい)しその腸を揉み破り
食らう様、実に狂気ともいうべかりし・・・」
 五臓なる百姓の記録の断片、この閉鎖的な街からようやく入手した紙の切
れ端の数々、老婆の嘆息を横に私はそれを読み漁った。
「後年山より降りたるものに異形あり、9尺の女、1尺5寸の童たち いずれ
も押込め帳に記するところ無く、幽鬼達の山より生でた 悪鬼とも言うべし・・・・」
私は朗読を止め、老婆の視線に向けて顔を上げた。

722 :サナトリウム:2005/08/02(火) 18:29:40 ID:RC9oqnoF0
「屍人に付いて取り上げた手記や記録を役人に命じられた庄屋が 取り上げ口止めし、
それらの記録はこの神社に封じ込めた。山と 唯一繋がるこの道にあるこの飯森神社
こそが、屍人や感染に関する情報の管理を 行う幕府直轄の管理者だった訳ですね」
 老婆は深い溜息をついて無言となった。背後にはいまや憎悪の念を隠すことなく
こちらを睨み付ける神主が仁王立ちしている。時の権力と結託あるいは利用しながら、
200年以上の時を費やして様々な隠ぺい工作を行ってきた一族の末裔が見せる独特
の圧迫感は、正常な人間には耐えられないかもしれない。
 私にとっては危機意識の欠落した弱者にしか過ぎない彼等は長い間、圧倒的な立場
にいた者特有の救い難い欠点を持っていた。彼等は生存の可能性が0となったこの
瞬間でさえ、絶対者気取りでこちらを威圧している。哀れと言えば哀れだ。
「井伊森神社はかつて(飯盛神社)だった。神社に隠されたこの穴道から
山頂に登り、江戸から送られる腑分け死体をアレらに与えていた」
 私の言葉に老婆は顔も上げないままケラケラと小さく笑い出した。
「上の穴から屍人を掻き分けココまで来たモンは初めてだ、恐れ入ったハハ、多摩は
 御天領なもんで、何もかも葬るには清水様にはご都合が良かった。天災も重なって
 色々と紛れに困らん時節でもあった・・」

723 :本当にあった怖い名無し:2005/08/02(火) 20:25:32 ID:n5S2FQR50
甲!

サナトリウムさん、甲!甲!甲!

でも、チョット前回から間が空いちゃったので、ダイジェストキボンヌ

724 :本当にあった怖い名無し:2005/08/02(火) 21:43:11 ID:RviE48TXO
わぎゃーっ!
サナトリウムさんだー!お疲れさまです!

読み応えのある濃厚な物語、また投下よろしく!

725 :本当にあった怖い名無し:2005/08/02(火) 23:16:44 ID:Ay8pQuc50
乙!

甲じゃなくて乙!

内容どうこうじゃなくて間隔あきすぎて筋書き忘れたからw

続き(早めに)よろしく!!

726 :本当にあった怖い名無し:2005/08/03(水) 01:11:57 ID:CYUcbEzcO
最近このスレ見てなかったんだけど、くだんさんの件はどうなったの?

727 :本当にあった怖い名無し:2005/08/03(水) 01:22:33 ID:prmAXHqzO
↑お手数ですが過去のレスをずーーーと読んでいく事をお勧めします。
空気も読める様になる特典も付いて来ます。
それと宿題は早めに終わらせましょうね。

728 :本当にあった怖い名無し:2005/08/03(水) 01:42:16 ID:AjdH8cANO
くだんの話題は荒れの元だからやめれ

この訴えは適当に続けるつもりです

729 :.:2005/08/03(水) 08:28:43 ID:uEYKc6a7O
以上、粘着の意見でしたw

730 :サナトリウム:2005/08/03(水) 16:10:44 ID:IwVdYehz0
沈黙と街ぐるみの圧力で人々を威圧した一族の長が、これほど饒舌になるのは
初めてだったろう、私は少しあっけに取られたが、その言葉には ある程度以上
の知識を持つ者には告白に値する内容が列挙されていた。
「清水・・・・将軍家が御三卿に移行して後、災害の多い頃・・・明和か安永ですね」
 私は確認した。
「この山に・・・この村に屍人を封じるために仕方なかったことだ。
堀を作り見張りを置き、飯を盛り、その為に煩ったものも大勢おったが、焼く訳
にはイカンのも知っての通り・・・・」
「中川様を通じてアレが海をわたっちまったのも知っておるよ ここは200年以上
前から西洋医者のいた土地だ・・・・」
 老婆は不適に笑った。
老婆の口から遂に中川順庵の名が出たことに驚きを隠せなかった。
(前野良沢・杉田玄白等)と共に解体新書の翻訳を行った医者である。
彼は後年(桂川浦周)と共にスウェーデン人植物学者(ツンベリー)の 語学の
弟子となり、彼と数回にわたる文通さえしている人物、 幕末以前の閉鎖社会で、
ヨーロッパとの交流を果たした数少ない初期の蘭学者だ。

731 :サナトリウム:2005/08/03(水) 16:13:23 ID:IwVdYehz0
愚かで閉鎖的というこの村、いやこの街の印象は仮面に過ぎない、 様々な薬草の
取れる山々、その麓には薬草園を持ち、かつては日本屈指の薬草栽培の施設と研究者
が行き来を行う土地柄であり、関東最大規模の薬問屋だけでなく、難病患者と腑分け
死体の豊富な自然を利用した監獄があり、全国から野心的な医学者たちが 裏に表に
関わってきた土地なのである。しかも幕府直轄の御天領だったこの地域の人間たちは、
当時より普通の百姓たちとは一線を画した特権階級で、多くの学者や知識階級の名士
を輩出してもいる。 現在においても地主たちの知識レヴェルは、通常では計り知れない。
学問だけではない、政治的な面においてもそれはしかりといえる。
私は老婆の背後に侍る不快な神主の額を357弾で打ち抜いた。
老婆は後ろを振り向き「ケヒィッ!」と悲鳴とも驚嘆とも思える不気味な声を上げた。
「救い難い穴倉の貴族たちですね、今までココに来た哀れな人間と私がどれくらい違う
 種類の人間か、 出来れば理解してもらいたいが、まあいいでしょう」
 私は振り向いたままの老婆の背中に2発ほど撃ち込んだ。
老婆は「ガヒッ!」と悲鳴を上げて回転しながら神主の近くまで吹き飛んだ。
それなりにイジった弾丸をこのリボルバーから至近距離で撃たれれば、
普通の老婆なら即死のはず、しかし当然のように老婆の身体は 不自然な、
例えるならば人間の着ぐるみの中でうごめく(何か)の ように、ズルズルと再び動き出した。


732 :サナトリウム:2005/08/03(水) 16:24:42 ID:IwVdYehz0
「あなたは適応者のようだ、素早い動きをされる前に脊髄は破壊させてもらいました、
 さぁ話を続けましょう・・・・」
振り向いた老婆には、もう平静や深慮を装う仮面は残されていなかった。
私はもう1発老婆の腰に弾丸を撃ち込んだ。
「適応者の中に更なる組織変質をするものが現れた。 しかも遺伝子レベルの変質を、
 恐らくある程度以上自分の意思で行っている信じ難い者が・・・これは地球史上
 でも初めての固体と言って差し支えない個体だった・・・・・」
老婆の口調が知的な標準語のイントネーションとなった。
私には都合のいい展開だ。こちらの出自の深さをようやく認識した老婆は再びと立ち上がったが、
それは骨と筋肉を連動させた 動きではなかった。組織自体が粘動して這いずる様な動き、背中を
壁に吸着させるように、ナメクジが壁を登るような緩慢な動作で、それを果たした老婆は悪鬼の
憎悪を込めて私を睨み付けた。

733 :サナトリウム:2005/08/03(水) 16:27:46 ID:IwVdYehz0
「この街で、そんな風に暴れていていればスグに会えるだろう・・・・」
 納屋の方から2対のゾンビがこちらに向かっているのは認識していたが、ソレらが
私の後方にあるドアのガラス部分を割り、 ドアチェーンを外してまで進入するのは、
又も私の計算外だった。予想外の知能を残した死人の頭部に1発づつ打ち込んだ後、
私は空になったシリンダーからカートを落とし、クイックローダーで6発の弾丸を
手早く装填し、ドア越しに外を確認した。
30対以上のゾンビがこちらに向かっている、老婆のコントロールによるものだろう。
壁に寄り掛っていた中腰の老婆は力尽きたのか、ズルズルと 身体を崩し始め、ぺたりと座り込んでいた。
「もう一つお聞きしたい、内藤隼人という若者はドコですか?」
老婆、吉川峰はケケケと笑い出した。
「そうか、オマエはあの若者を探していたか!あの男はこの村の者にも皆目検討の付かないバケモノ
 かもしれない、奴は本当に「屍人追い」から消えうせて、それ以来、未だに姿を見たものはいない、
 どれほど探しても屍人と共に見つからなかった・・・・それでもお姫ぃ様と一つになった亜矢子には
 太刀打ちできんだろうがな・・・・」
「ああ、それはどうやら大蔵一族に度々接触しているようですね・・・もう喋る気はありませんか?」
「ない、お前以上の事を私は知らないだろう・・・」

734 :サナトリウム:2005/08/03(水) 16:31:44 ID:IwVdYehz0
私は老婆の額に靴の裏をあてがった。
壁と靴底の間に潰された老婆の脳漿に一瞥をくれ、私は 神社を後にした。
ゾンビたちは先ほどと違い、様々な方向に無目的に徘徊し、 私を嗅ぎ付けた数対が
ノロノロとこちらに向かってくるという状態になっていた。
 街の人波ですれ違うように、それらをやり過ごしながら車へ向かう途中、 私は
経験した事の無い類の強い戦慄を覚えて振り向いた。
 そこにはマタギのような出で立ちの老人と振袖の少女が、 神社を囲む雑木林に
溶け込むように並んでいた。
一目見て二人がゾンビでは無いことは分かった。しかしその半径 10メートルに
は少なくとも7対のゾンビがいたにも関わらず、 奴等はその二人に無関心、という
よりも気付いてさえいない様子だった。
それよりも驚いたのは、少女の手に間違いなく私のものであるサブマシンガンが握られ
ていた事、それは ありえないことだった。私の車は防弾性を始め、様々な特殊セキュリ
ティに守られている。 当然一度私がロックしたドアは、並みのプロでも開錠することは
困難なはずだったからである。だがその車中にあるはずの銃が少女の手に握られていた。
 少女が手にしたMP5を持ち上げた、よく見れば老人が杖にしているのは ベネリ、
これも車中にあるはずのショットガンだ。私は自分の慢心を恥じた、とんだ失態だった。

735 :サナトリウム:2005/08/03(水) 16:33:44 ID:IwVdYehz0
「これ以上死者たちの魂を惑わさないで・・・・」
少女はか細い声で そう言うと、老人と共に歩み寄り、私にMP5マシンガンを手渡した。
 泰然とした面持ちの中にも峻険な怒りを湛えた白眉の老人は、私の足元に ベネリを投げ付けた。
「ここから立ち去れい・・・」
足元に落ちたショットガンを見下ろしていた私は、その声の荘厳さに 驚嘆して我に返
り顔を上げ、理解不能の状況に息を呑んだ。
 私が顔を上げると二人の姿は視界のどこにも無かったのだ。
どうみても半径30メートル以上には隠れる場所など無かった。
いや、私が地面に顔を下ろした時間など、2秒もなかったはずだ。
二人は忽然と、煙のように、正に姿を消したのだ。
車に向かう私が手にする2丁の銃は、やはり間違いなく私が車内に置いて来た銃だった。
車内に戻った私は セキュリティ装置を確認し、再び息を呑んだ。
「このドアはさっき私が出てから一度も開いていない?」
 私は珍しく独り言を口にした。
だが彼等を形容する簡単な名詞を口にすることを、唯物主義者の私は頑なに拒んでいた。
理解不能の不愉快な恐怖、こういう事態に対し迷信深い人間のように迅速な納得を得られ
ない私は、人並み以上の混乱を起こしていた。
「貴方も見捨てられるわ、早くここから出た方がいいわ」
車内に響いたのは、先ほどの少女の声だった。
私は声にならない悲鳴を上げ、車外に飛び出ていた。
とにかく落ち着きたかった。

736 :サナトリウム:2005/08/03(水) 16:35:46 ID:IwVdYehz0
老婆が死んだからか、周囲はもう恥も外聞も無く、ゾンビであふれかえっていた。そんな
1体と私の肩がぶつかった。
恐らく出来たてであろうゾンビは「ああっスイマセン・・・スイマセン」と壊れた笛の
ような不快な音、気管支炎の咽頭に肛門から空気を流し込んだ時のような音を、腐敗臭
と共に私に解き放った。
私はその初老の男の後頭部に弾丸を撃ち込んだ。
背広の背中が不自然に破れ、縫われていた、棺に入っていた死体だったのだろう。
私は続けて視界にいるゾンビを手当たり次第に射撃した。
クイックローダーを7個分、30匹以上のゾンビを打ち倒す間、 私の耳には
「・・・やめて・・・やめて・・・」という少女の 声が鳴り響き、止む事はなかった。
「呪われよ!永遠の地獄をめしいのまま這いずり回るがいい!」
その声は間違いなく先ほどの少女と同じ声帯から発せられた声に違いなかったが、
その調べは悪魔に憑依されたような陰惨なものだった。
「幻聴なのか?・・・それとも私は科学的で無い事象と対峙しているのか?」
 少女の声はそれきり聞こえなくなった。
若干落ち着いた私は車に戻り、ムダ弾を消費した自分に舌打ちをすると、
新しいケースから出した357弾を9つのクイックローダーに装填した。
 道路には先ほど撃ちもらしたゾンビが1匹、頭を狙って首に当ててしまった女だ。
うつぶせになった頭を不自然な速さで前後させ、蛇のように腰を縦に伸縮させては
ピクピクと蠢いている。小刻みに踊る不快な動作が、どうにも私の癇に障った。
 ランクルの左前輪でそれを踏み潰すと、シート越しに「メキリッ」と肉を潰し
骨を砕く感触が伝わった。私は車を神社の対面にある団地に向け、先ほどの現象に
付いては考慮の外に保留する事にした。今は目的を最優先することにして。

737 :本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 03:48:16 ID:cmLJVe5hO
サナトリウムさん乙です!
以前書かれてたのを書き直して掲載してるのですね!
あの興奮が再び!
さすがです!

738 :本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 08:47:27 ID:blkg/oQC0
面白い新人こねーかな
本気で怖いのか夏らしくグロいのが読みたい

739 :本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 13:02:47 ID:v7d/1r6z0
明日wowowでゾンビ(米国公開版)とドーンオブザデッドが続けて放送。
ココのスレは好きですが映像はまだ見たこと無いヘタレなので明日が楽しみです。

740 :サナトリウム:2005/08/04(木) 17:35:36 ID:s6myYlWA0
「由紀子、父さんだよ・・・・開けてくれ、由紀子!」
お父さんの声がドア越しにしている、でも私はドアを開けてはいけないのだ、
なぜならそれが父さんとの約束だから。
「由紀子、早く空けてくれ!父さんだょお・・!由紀子ぉ・・・」
 父さんは自分からドアを出て行った。最後のお別れはもう済んでいるのだ。
お母さんが死んでからずっと私はお父さんと二人だった。
裕福ではない団地暮らしだったけど、お父さんのお陰で私は金銭的な不自由を
することなく、今日まで楽しく暮らしてきた。
「大学は私立でもいいんだぞ由紀子、高校だってお前、気兼ねして公立に行った
けど、大学はもっと良いところに行っていいんだぞ。お金のことは心配するな、
自分が受かる一番いい大学に行きなさい」
先週そう言ってくれたお父さん、だから私は大学で一杯勉強して 1日でも早く
父さんに楽な暮らしをしてもらうのが夢だった。
でもそんな夢は3日前に消え失せてしまった。
隣の小学生、裕子ちゃんが血まみれで家の チャイムを鳴らした時から・・・・・
 ドアレンズ越しに映った血まみれの裕子ちゃんを見た父はスグにドアを開けて
裕子ちゃんを介抱しようとした。傷口を確かめようと中腰になったお父さんは、
裕子ちゃんに突然首筋を噛まれた。
私はスグに裕子ちゃんを突き飛ばし、ドアを閉めた。
「ギャャァアアアッ」と言う悲鳴みたいな声と同時に 閉めたドアを子供とは
思えない力で裕子ちゃんは叩いていた。

741 :サナトリウム:2005/08/04(木) 17:38:37 ID:s6myYlWA0
私はお父さんの首にタオルを巻いて止血し、ドアの前に箪笥や机を置いてバリケードを造った。
ドアはガンガンと物凄い勢いで叩かれていて、その音は何時までもやまなかった。
警察に電話したら「絶対に外へ出ないでください」と言われた。
少し落ち着いたお父さんが私と電話を代わり、しばらく警察の人と話していたけれど、電話を切る
とお父さんはテレビをつけてニュースを見ようと言った。
「そうか・・・本当なのか・・・・」お父さんは溜息を付いた。
私は泣きながら「お父さんおとうさんっ!」と何度も叫んだ。
 それ以外の言葉をお父さんにかける術が私には無かった。
ニュースから流れてくる絶望的な状況は、私たち親子にも例外なく訪れるであろう結末を物語っていた。
「いよいよとなったらお父さんはココを出て行く」
「いやだよお父さん!そんなの絶対いや!」
「いいか、お父さんが帰ってきても絶対ドアを開けるんじゃないぞ、解ったな!」
「いや・・・お父さん・・・いやぁ・・・・」
 私は泣きじゃくってお父さんにすがりついたけれど、お父さんは私がお父さんに触れることももう許さなかった。
しばらくして「ガタン」とベランダから音がした。
お父さんと私がキッチンの方を見ると、ベランダへ出るガラスドアの向こうに裕子ちゃんがいた。隣のベランダを
乗り越えて、私たちの家のベランダに降りたのだ。
灰色に濁った瞳で私を見つめる血まみれの裕子ちゃんはニタニタと笑ったような表情で、ガラスに手をかけていた。

742 :サナトリウム:2005/08/04(木) 17:42:54 ID:s6myYlWA0
「下がっていなさい由紀子!」
 お父さんは包丁を手にしてガラスドアを開けて、裕子ちゃんの顔に包丁を付きたてた。
「ギニャアアッ!と言う裕子ちゃんの悲鳴、でもお父さんはひるむことなく裕子ちゃんを
持ち上げて4階から地面に投げ落とした。
地面に落ちた裕子ちゃんは、手足を不自然な方向に 曲げながらもまだモゾモゾと動いていた。
「キィキィ・・・!」と泣き声のような声も上げていたけれど しばらくして裕子ちゃんはおとなしくなった。
 私はお父さんとベランダから下を見た。
沢山の人がフラフラと歩いていた、まるで幽霊みたいな人たち・・・でもその中には
沢山の知っている人たちもいた。
「ゾンビだ・・・・ここはもうゾンビに囲まれているのか・・・」
お父さんがそう呟いた。
「由紀子、空からでもわかるように自分が生存者だと言う紙を書いて窓に張りなさい、
出来るだけ大きく,分かりやすく作るんだ!」
「うん・・・」わたしはそう返事をした。
「お父さんはもうここを出る、さっきまた噛まれてしまった、 もうお父さんはそんなに
 長くはお父さんではいられないだろう・・」
「いや・・お父さん、一緒にいよう!お父さん!」
「ダメだ!お父さんがいなくなっても絶対ドアを開けるなよ 解ったな!絶対だぞ!」
私が泣いている間、お父さんはずっと側にいてくれた。

743 :サナトリウム:2005/08/04(木) 17:44:50 ID:s6myYlWA0
でも、泣きつかれた私が眠っている間に、お父さんはいなくなっていた。
「絶対にドアを開けてはいけない 救助が来るまでがんばれ由紀子」と書かれた
メモがテーブルに置いてあった。時計を見ると7時間以上が経っていた。
その夜、悲しみのあまり放心していた私は窓から下の様子を何となく眺めていた。
近所の人や知らない人がゾンビとなってウロウロしていたけれど、その中にお父さん
がいないかと探してみても、見つける事は出来なかった。
ボーっと下にいるゾンビたちを見ていた私は、その中に奇妙な人影を見つけた。
最初は何が奇妙なのか解らなかった。白いワンピースを着た髪の長い女の人、ゾンビ
たちとは明らかに違う感じの歩き方、下に見える景色の中ではもう珍しい、普通の人
の歩き方だった。
商店街の酒屋さんだったおじさんのゾンビとその女の人がすれ違うのを見て、私はその
女の人の身長が、物凄く高い事に気が付いた。背が高いと言うよりも巨人と言った方がいいと思う。
背の高かった酒屋のおじさんの頭が彼女の胸下あたりだったから、3メートル近い身長だった。
 怖くなった私は顔を窓際に置いてある鉢の間に隠すようにして女の人を見ていた。
やがて女の人は見えなくなり、私は眠ってしまった。
目が覚めた私は何か生きる気力を失っていて呆然としていた。

744 :サナトリウム:2005/08/04(木) 17:47:22 ID:s6myYlWA0
「もう死んじゃいたいな・・・・・」
そんなことを何度も何度も呟いていた私は「シニタイノカ?」と言う声で我に返った。
キッチンに座り込んでいた私の周りを囲むように30センチくらいの不思議な生き物が
並んでいた。数を数えると5匹?お父さんと裕子ちゃんが揉み合った時に割れたベランダ
のドアガラスの隙間から、さらに2匹が入ってきた。
「シニタイノカ?」そのうちの1匹が私にまた質問した。
甲高く小さな、悲しみのような不安を感じる不快な声だった。
それは胎児のようだった。7ヶ月か8ヶ月未満ぐらいの胎児のようだった。
でもそれらは二足歩行で素早く歩き、器用に台所にある引き出しを開けて、
果物ナイフを取り出していた。
 余程異常な精神状態だったのだろう、私は彼等の行動が、自分へ向けての
殺意である事を察したにも関わらず、座り込んで頬杖をついたまま その様子を眺めていた。
「ギギッイ!」という音がベランダの外から響き渡り、私は少し冷静さを取り戻した。
ナイフを手に近づいていた胎児は、他の胎児と共にベランダの方を向いていた。
しばらくじっとしていた胎児たちは再び「ギイツ!」という音がすると、一目散に玄関へと
走って消えていった。何かに怯えた感じだった。
ベランダの下が気になった私は、ガラスドアを開けて下の方を見て息を呑んだ。
昨日の夜に見た大きな女の人が、ベランダ伝いにこちらに登ってきていた。

745 :サナトリウム:2005/08/04(木) 17:49:46 ID:s6myYlWA0
4階の私の家まであと5メートル、2階と3階の間くらいにいた女の人は、
昨日の夜と同じ白いワンピースで、「ギギイッ」と音をさせながら、真っ赤な
爪の大きな手でベランダの格子を鷲掴みにして、私の家に向かって団地の壁をよじ登っていた。
 怖くなってガラスドアを閉め、奥の4畳半に飛び込んだ私は、ふすまにつっかえ棒を
して部屋の中を振り向き、次の瞬間に 腰を抜かした。
 自分で閉ざした4畳半の中に、さっき外にいたはずの大きな女の人がいた。
彼女は部屋の中で四つんばいになって私を眺めていた。
部屋の中は彼女で一杯という感じだった。彼女は四つん這いなのに顔は私の胸の辺りにあって、
床まで届く長い髪は私の足の上にも少しかかっていた。
下を向いていた彼女の顔が徐々に上を向き始め、私の顔から30センチまで近づいた時、
私と彼女は触れ合うほど真近で顔を合わせ、私は禍々しい彼女の声を聞いたと思う。
どれくらいの時間がたったのか、私は長い間気絶していた。
目覚めた時には女の人はいなかった。
恐ろしい姿や形相であった事は覚えていたけれど、それがどんなものだったかについては
もう思い出せなかったし、何か言われた事も忘れてしまっていた。
 忘れてしまうほど怖いものだったのかもしれない。
ややあって「ドンドン」と言う音が私の耳に飛び込んだ。
「由紀子ぉ・・・ゆきかぉぉ・・・」
間違いなくお父さんの声だった。

746 :サナトリウム:2005/08/04(木) 17:52:22 ID:s6myYlWA0
私は玄関に走ってドアのレンズを覗き込んだ。
 私は息を飲んだ、ドアの向こうにいたのは間違いなくお父さんだったけれど、
それはもうお父さんではないかもしれなかった。
 灰色に混濁した白目、茶色に近い肌の色、むき出しの歯茎、それは下でウロ
ウロしているゾンビ達のそれと全く同じだった。
「お父さんだよぉ・・・ゆきこぉ・・・お父さん・・・」
「ごめんなさい!お父さん、開けられない、開けられないよぉっ」
 私はお父さんにそう叫んだ。
「どうしてだぁゆきこぉ・・・おとうさんをどうして入れナインだぁ?」
「お父さんと約束したの、お父さんを入れないって!」
「・・・・じゃあ由紀子ぉお父さんの言う事をきいてくれないかぁ?」
お父さんはもしかしたらまだ正常なのかも知れない、こんなに会話をするゾンビは
下にはいなかった様な気がする。私がそんな淡い希望にすがり付こうとした時、お父さん
は信じられないような言葉を私に投げかけた。
「それじゃあ由紀子ぉお父さんに指を1本だけ食べさせてくれないかぁ」
 心臓が凍り付いたような衝撃だった。
「な、何を言っているのお父さん?」
「オマエの肉をたべたいんだよぉ・・・たのむぅゆきこぉ・・・」
 父の手が郵便受けから飛び出した、獣のように何かをまさぐろうとする動作には、
もはや理性の欠片も感じることは出来なかった。
「父さん母さんがまだ若イ時に死んだから寂しかったんだぞぅ・・・でもオマエを犯したり
 しなかったろぅ?ガマンしてたんだぞう・・指くらいだから食べさせるぉよゆきこぉ・・・」


747 :サナトリウム:2005/08/04(木) 17:54:17 ID:s6myYlWA0
私は嘔吐した。胃の中に何もなくなってもまだ吐いていた。
「うわああぁぁっ!死んでぇぇっ!しんでぇぇおとうさんんっ!」
私は絶叫していた、こんな言葉を聞く位なら、死んだ方が良かった。
世界が無くなってしまえばいいと思った。
「じゃぁぁゆきこぉ血だけでもイイィ、血だけでも少しくれないかぁ・・・・
 ホラ、父さんの手の平に少しだけでいいから垂らしてくれよぅ・・・・・」
 私は床に転がっていた果物ナイフをお父さんの手の平に刺した。
お父さんの手は驚いたように引っ込んで郵便受けの中に消えていった。
「あああ・・・・じゃあトイレにもういらなくなったオマエの血があるだろう?
 あれでもイイ・・お父さんにオマエの血をすすらせてぇぇぇ」
私の中で何かがプツリと切れた。外にいる薄汚い汚物に、これ以上お父さんの
尊厳を汚されるのはもう我慢が出来なかった。
人間には誰でも人に言えないような欲望がある。
でもそれを理性で押さえて生きているからこそ高潔なのだと私は思った。
欲望の無い人間が偉いのではなくて、それを押さえ込んで他人や愛するものを
傷付けないように生きる人こそが高潔なのだと、だからお父さんも立派な人だったのだ。
それをこのドアの外にいる肉の塊は、どこまでも汚して恥じ入らない。
ドアの外にいる物は、お父さんの尊厳と名誉を汚す、許しがたい汚物だと私は思った。

748 :サナトリウム:2005/08/04(木) 17:56:12 ID:s6myYlWA0
私は昔映画で見た光景を思い出し、殺虫剤とライターを持ち出すと、あらかじめ薬剤を噴射させ、
ライターでそれに火を付けた。缶の中身は幸いまだ満タンに近かった。
 私は深呼吸をして意を決し、鍵を回すとドアを開けた。
私は例え自分が死んでもこの肉の塊を黙らせてお父さんの尊厳を守りたかった。
その後にゾンビに殺されても全く構わなかった。
 ドアを開くと待っていたかのように滑り込んできた肉塊の顔面に向け、私は即席の火炎放射器を
お見舞いした。「グブワッ!」と言ってソレは顔を両手で覆ったけれど、私はさらに衣服や燃えそう
なところ全てに火を付けた。
「○○○!○○○ッ!」と、聞くに堪えない卑猥な言葉とゴボゴボという奇怪な呼吸音をさせながら、
ソレはやがて全身に広がった炎に焼かれて動かなくなった。
幸いそのスキに私が他のゾンビに襲われる事はなかった。
再びドアを閉めた私は、玄関にペタリと座り込んだ。
「・・・お父さんと寝てあげれば良かったのかな私?・・・お父さん・・・おとうさぁん・・うわああぁぁぁん」
随分と長い間、私は声を上げて泣いていたと思う。

749 :本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 17:57:50 ID:PqGUkdwa0
無言でこんだけ張られるとそろそろウザイな。

750 :本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 18:57:40 ID:m5d7ZYzYO
そうだね
でもやっぱ巧いな文章…

751 :本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 19:04:05 ID:PqGUkdwa0
そうか?素人の小説によくある「した」「〜だった」のオンパレードじゃないか。

752 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/08/04(木) 19:10:05 ID:l0YRO88I0
サナトリウムはんのパワーには、恐れ入った。

さてこっちも >>600 からの続きを投下するぜ。

753 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/08/04(木) 19:11:10 ID:l0YRO88I0
...5
 オレはトラックを、ジャンボジェットが、そっくり入っちまうほど、巨大な格納庫に向けたのよ。
 そこから飛び出してきたゾンビ野郎を、軍用トラックで轢き潰しながら、半開きの扉に突っ込むと、まっ正面に戦闘機が止まってやがった。
 …尖った機首に、危なくぶつかる所だったが、急ブレーキ踏んで、主翼の先端を掠めながら、スピード落としていったのよ。
 五、六匹のゾンビ野郎が、格納庫の奥から現れやがったが、平岡達が振り回す、マシンガンのフルオート射撃で、コンクリートの床に転がった。
 そのうち伊東の野郎が、「…全員、降車だ!。」って叫びやがった。
 …どうするつもりだか知らねぇが、だだっ広い格納庫にゃ、掻っ払う物《ぶつ》らしいモンは見当たらねぇ。
 だけど奴は、とっとと先に、飛び降りちまったから、オレも軍用トラックのエンジンを切ってから、日本刀とバックパックをひっ掴んで、運転席を後にしたのよ。
 そうこうしてるうちに、後ろの方から死人野郎の呻き声が響いてきた。
 開いた格納庫の扉から、ゾロゾロとゾンビの奴等が飛び込んで来てやがったのよ。
 腐れ野郎に小銃弾を撃ち込む中村達を最後尾に、スミス先生の指示で、オレ達全員が格納庫の奥に移動した。
 格納庫の中は、薄っ暗かったが、天井の明かり取り窓から差し込む光で、暗闇って程じゃねぇ。
 オレ達は、奥に移動しながら、そこらにぶっ倒れてる、死に損ないのゾンビ野郎の頭を蹴っ飛ばして、どんどん進んでいたのよ。
 何が入っているんだか判らねぇ、コンテナの陰を廻っていくと、出会い頭に作業員ゾンビが一匹現れやがった。
 …リボルバー構えた桐山の奴が、すかさず死人の額を撃ち抜いてたが、慌てて飛び退いたスミス先生に「good Job。」って言われて、親指立ててやがる。
 そんな、アメちゃんの後を付いて行くと、黄色と黒のシマシマ模様が床にペイントされた一角に、辿り着いたのよ。
 腹黒伊東が、十メートル四方の床を顎で差しながら「地下格納庫のエレベーターシャフトだ。」って言いやがる。
 けど、エレベーターの操作盤も有りゃしねぇし、第一、電気が無くちゃ、動かねぇだろ。

754 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/08/04(木) 19:12:09 ID:l0YRO88I0
...6
 そしたら、スミスの野郎が床の片隅で、何やらゴソゴソと、やり出したのよ。
 どうやら、地下の格納庫に続く非常階段のハッチが有るらしい。
 …ランボー平岡がぶっ放す、ミニミマシンガンの銃弾を受けて、コンテナの周りに死体の山が出来はじめたころ、ハッチ状の床扉が開きやがった。
 伊東の奴が片手に持ったマグライトで、漆黒の穴を照らしてやがるが、何が出てくるか判らねぇから、自分じゃ先に降りたくねぇのよ。
 野郎は、足を引き摺る南の奴に、「先に行け。」って命令しやがるから、「オレが行く。」って怒鳴ってやった。
 それでオレは、白鞘の日本刀を、紐を使って袈裟懸けに背負うと、腹黒伊東の手から、マグライトを引ったくったのよ。
 横田の基地から掻っ払ってきた「MP5」ってサブマシンガンを右手に、ゾンビの左手にライトを持ったオレは、狭い階段を下り掛けた。
 …そしたらよ。ロン毛の兄ちゃんが、オレに向かって、言いやがった。
 「おっさん!。…安全装置が掛かったままだぜ。」ってよ。
 それで、オレはサブマシンガンの側面を見たのよ。
 こいつは、良くできた銃で、オレみてぇな馬鹿でも、どうすりゃ良いのか、すぐに判った。
 オレは、引き金の上のセレクターレバーを、『赤い弾丸』マーク三つの、スリーポイントバーストに合わせると、桐山の野郎に「付いて来い。」って合図した。
 マグライトが照らす、非常階段の穴は、底なしの沼みてぇに口を開けてやがって、MP5を腰に構えたオレは、「煮るなり、焼くなり、勝手にしろ。」って思ったぜ。
 …焼けクソになりながら、一歩一歩下っていくと、ライトに照らし出された、エレベーターシャフトの構造体が、コンクリートの壁に影を作って、幽霊みてぇに揺れやがる。
 …お化けなんかは、怖くは無ぇが、影の向こうからゾンビ野郎が、飛びだして来るかも知れねぇだろ。
 マシンガンのグリップ握った右の手が、じっとり汗ばんで来るのが判ったぜ。
 伊東やスミス先生に続いて、中村のアホやランボー平岡もミニミを乱射しながら、非常階段を下り出した。
 平岡は、伊東の指示で非常階段のハッチを、閉め始めたが、ゾンビ相手にマシンガンを、連射しながらだから、なかなか巧くいかねぇのよ。

755 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/08/04(木) 19:13:14 ID:l0YRO88I0
...7
 南の奴が、ランボーをサポートするように、後ろからハッチを押さえてやってたが、床に付けられた扉だから、閉める時にゃ、どうしたって反対側に、死角が出来ちまう。
 …もう少しでハッチが閉まるって時、狭いトンネル状の階段の中に、鋭い銃声と、吐き出すような罵声が響き渡った。
 …畜生め。どうやら誰かが噛まれたらしい。
 腹黒伊東が、「状況を報告しろ。」って怒鳴ってるが、密閉された空間で、お互い大声出し合ってるから、何が何だか判らねぇ。
 オレは焦って、階段の先をマグライトで照らし出しながら、後ろのロン毛野郎に、詳しい状況を聞いたのよ。
 …奴は「『マシンガンのおっさん』がやられた。」って、呟くように言いやがった。
 どうやら平岡が、ゾンビの毒牙に、掛かっちまったみてぇだ…。
 伊東は、地上へ続くハッチの状況をしきりに気にして、中村メガネ猿に聞いてやがる。
 …南と中村が二人して、内側からドアをロックしたみてぇだから、腐れゾンビの進入は防げが、その代償がランボー野郎の「命」と引き替えじゃ、どうしたって割に合わねぇ。
 平岡の奴は、大声で怒鳴りちらしてやがるが、一度噛まれちまったら、助からねぇのはみんな知ってる…。
 …とにかく、こんな狭い階段じゃ、奴の傷の手当てだって出来やしねぇ。
 オレは、薄暗い階段を下まで降りちまって、もう少し広いところで、状況を確認しようと先を急いだ。
 螺旋状に続く階段を、地下三階分ぐらい降りたところで、空洞の広い空間に辿り着いた。
 エレベーターシャフトから続く、横穴のトンネルが北東の方向に作られてたが、マグライトの明かりだけじゃ、中は真っ暗闇よ。
 オレ達はそこで、平岡の傷の手当てのために、一次小休止した。
 桐山の野郎は、空母のエレベーターユニットみてぇな、横田の地下施設を目の当たりにして、驚いてやがる。
 奴の話じゃ、基地の弾薬類は、さっき走ってきた滑走路のど真ん中。「土塁の壁に囲まれた、半地下式の頑丈な弾薬庫に収められてる。」って言うじゃねぇか。
 それで、オレは伊東の野郎に、「事情を説明しろ。」って言ったのよ。
 …何でも、大っぴらに日本の持ち込めねぇ兵器のために、暫く前に横田の地下に、秘密格納庫が作られたらしい。

756 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/08/04(木) 19:14:33 ID:l0YRO88I0
...8
 …それに、どうやら、持ち出す物は、オレの思った通りの「核爆弾」らしいのよ。伊東の話じゃ「巡航ミサイル」って奴だとさ。
 ロン毛の兄ちゃんが、「空中発射のALCMだろ。」って言いやがったが、学の無ぇオレにはサッパリだ。
 そいつは、全長約六メートルの、飛行機みてぇなミサイルで、攻撃地点から千キロ以上も離れた所から発射されると、自分で地形を判断しながら、目標目指して飛んで行くんだと。
 …「そんな物のために、俺たちゃ死ななきゃならねぇのか!。」って、腕に包帯を巻かれながら、ランボー野郎が怒鳴ってる。
 腹黒伊東の話じゃ、南の国の奴等が、そいつを掻っ払って、北海道にぶち込む計画を立てたらしい。
 …幾らオレ達が憎くったって、殺すことは無ぇだろうし、こっちの国を乗っ取ろうにも、核の灰で汚染されちゃ、どうしょうもねぇ。
 そしたら伊東の野郎が言いやがった。「…弾頭は、出力二十キロトンの中性子爆弾だから、爆発しても汚染物質の拡散は少ないだろう。」ってよぅ。
 九州を占領したC国の奴等、あのゾンビ騒動で、テメェの国のミサイルを持ち出せなかったみてぇで、アメちゃんが横田に忘れて行った、原爆狙って来やがったのよ。
 それで、対抗上オレ達が先に、持って帰らなきゃならなくなったって訳だ。
 …おかげで、犠牲者が五人も出ちまって、頼りのランボー平岡も、いつまで保つか判らねぇ。まったく、馬鹿らしいったら、有りゃしねぇぜ…。
 一息ついたオレ達は、伊東の合図で地下通路のトンネルの中を進み始めた。
 伊東の奴は、噛まれた平岡が、「ゾンビに変身するかも知れねぇ。」って、警戒してるから、当のランボー野郎を、先頭になるように隊列組ませたのよ。
 奴の次がオレなんだが、腹黒伊東は「…ゾンビに成りかけたら、構わず撃ち殺せ。」って、小声でオレに言いやがった。
 …奴の言うことは、尤もなんだが、何とも寂しい話だぜ。
 先を行く平岡の背中が、急に遠くに見えやがった…。
 …腕を噛まれたランボー野郎を先頭に、オレ達はコンクリートのトンネルの中を進んで行ったのよ。
 急に無口になった平岡は、呻き声上げながらも、一歩一歩進んでく。

757 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/08/04(木) 19:15:57 ID:l0YRO88I0
...9
 南の野郎が、怪我した足を引き摺りながら、オレを抜いてランボー野郎に追い付いた。
 奴は、低い声で平岡に話しかけてたが、返事をしねぇランボー野郎は、どんどん先に行っちまう。
 マグライトが照らす、トンネルの床は、薄すら埃が溜まってて、先を行く平岡の靴跡だけが、くっきり写って見えた。
 多分、あの騒動以来、このトンネルを行き来した奴は居ねぇだろう。
 後ろの方じゃ、アメリカ野郎のスミスが、英語で伊東に話しかけてやがる。
 数十メートル進むと、カマボコ状のトンネルの先に、隔壁扉が見えてきた。
 トラックが通れそうな大扉は、人力じゃ開けられそうもねぇが、端の方に人間用の小せぇ鉄のドアが見えたのよ。
 そこでまたまた、スミス先生の出番だぜ。先生は懐から取り出した、鍵か何かを差し込んで、ガチャガチャやってやがる。
 渋いレバーを回すと、重々しいドアが軋むように開いたが、ドアの先は同じようなトンネルが続いてる。
 …だがよ。全く同じって訳じゃなかった。
 …真っ暗闇の向こうから、唸るような低い声に合わせて、壁に反響する足音が、響き渡って来るじゃねぇか。
 オレは焦って、マグライトをトンネルの奥に向けたのよ。
 平岡や、中村メガネ猿も手持ちのライトで、トンネルの先を照らし出した。
 ライトが照らすその先に、白い顔した死人どもの、獲物を求める醜い顔が、浮かび上がったのよ。
 …焦ったオレは、腰に構えたサブマシンガンを、狙いも付けずに、ぶっ放した。
 ランボー野郎や、ロン毛の兄ちゃんは、オレより少しは落ち着いていやがった。
 …リズミカルに発射される五・五六ミリフルメタルジャケット強化弾は、ソンビ野郎の体を貫通し、暗闇の奥に吸い込まれた。
 だけどよ、閉鎖されたトンネルの中で、フルオート射撃をしやがったから、こっちの鼓膜も破けちまうくらい、音が反響しやがって、「射撃中止。」の伊東の声も聞こえねぇ。
 オレは、スリーポイントバーストの小気味いい反動に慣れるつもりで、構わず腐れ野郎がぶっ倒れた辺りを狙って、引き金を何回か引いたのよ。
 …カシャ・カシャ・カシャ…って、機関部の作動音しかしねぇから、そこで始めて、オレの持ってるサブマシンガンが、消音器付きだって気が付いたっけ。

758 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/08/04(木) 19:17:07 ID:l0YRO88I0
5話投下。

世間じゃ夏休みらしいが、貧乏人のオレにゃ、そんなモンは有りゃしねぇ。
たまに休めると思ったら、家族サービスだって、しなくちゃならねぇ。
おやじは意外と忙しいけど、忘れた訳じゃ無ぇから、気長に待っててくれや。

そうそう、ゾンビの勉強のつもりで「アンデッド」ってビデオ見たが、???って感じだな。
三連仕様の散弾銃は、カッコ良かったけどよ。

じゃ、また。

759 :サナトリウム:2005/08/04(木) 19:27:24 ID:Ru1d5rXd0
スイマセンご挨拶が遅れました。
体調が安定しないので、期間が開きすぎていて
迷惑かとも思いますが、出来ればご勘弁お願いします。

>>おやじ様
いつも楽しみに読んでいます。
映画でゾンビ物の新作は期待できないんでしょうかね?
バイオも4はゾンビじゃありませんでしたし・・・

もう少し書き貯めしてありますので、迷惑にならない程度に投下をいたします。

文章力の稚拙さに関しては、素人ゆえに御勘弁をお願いします。

760 :本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 22:43:03 ID:UaQ2u/OvO
>>親父殿
お疲れさまです!お忙しいでしょうが毎回楽しみにさせていただいてます!

>>サナトリウムさん
そんな・・・稚拙だなんて・・・。

私も何回か投下させていただいた事があるのですが、
自分で創作してみて最も実感するのは、他の作家さんの素晴らしさです。

作品心待ちにしておりますのでこれからも、ご無理のない程度に投下をお願いします!

761 :本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 23:45:59 ID:8nYQvHtVO
サナトリウムさんが執筆再開しただけで嬉しいです。
応援してます。
余談ですがバイオ5はゾンビ出ますかね?。

762 :本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 10:06:18 ID:/O9gqiEc0
プロモ映像見た限りでは走るゾンビと走んないゾンビが出るっぽい。

763 :本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 21:30:43 ID:mijAO6F+0
サナトリウム氏の娘と父親の話、何かむか〜し見た記憶があるような気がするんだけど、気のせい?

764 :暇人:2005/08/06(土) 03:32:24 ID:hWsnRFOmO
僕は君の事が好きだった。
君の全てが愛しかった。
だけど僕は君を………殺してしまった……
なんでこんな事になってしまったんだ……
僕は君をこんな存在にした奴らを絶対に許さない!!


あぁ、もう行かなくちゃ。
もう少しこの場所で君と一緒に居たいけど外が騒ががしく
なってきた。
きっと奴らが僕に気付いたんだな。

さようなら、僕の最愛の人。


765 :暇人:2005/08/06(土) 03:40:50 ID:hWsnRFOmO
こんな時間なんで誰も居ないと思うけど投下してみました。
今回初めて投下してみましたがやっぱり駄文になってしまいましたorz


766 :本当にあった怖い名無し:2005/08/06(土) 05:09:59 ID:gErr2mnuO
暇人さん乙&甲!。
短い話ですがその分色々と想像してしまいちょっと切ないですね。

767 :本当にあった怖い名無し:2005/08/06(土) 15:21:12 ID:RpewCCbcO
面白くない作品に無理にレスする必要は無い希ガス

768 :本当にあった怖い名無し:2005/08/06(土) 15:57:51 ID:kbaJTmycO
またそういうことを言う。

作品に対する評価は読み手の好みで変わるもの。
個人でスルーするのは勝手だが、自分の価値観を他人に押しつけないでいただきたい。

769 :本当にあった怖い名無し:2005/08/06(土) 18:35:28 ID:FKRl3Xar0
まあこれでも見てもちつけ。
ttp://choc.fr/temporaire/lod/select_video.html

770 :本当にあった怖い名無し:2005/08/06(土) 19:05:06 ID:gErr2mnuO
767さんはどんな作品を読みたいのですか?。
それを書いた上で批判しないとアラシと誤解されてしまいますよ。

771 :本当にあった怖い名無し:2005/08/06(土) 21:04:21 ID:RpewCCbcO
ちょっと書いただけですごい粘着ぶりだな

772 :本当にあった怖い名無し:2005/08/07(日) 00:05:48 ID:uZ1lo/N8O
>>771
オマエノソンナタイドガキニイラナイ。

773 :本当にあった怖い名無し:2005/08/07(日) 00:35:48 ID:jmXxOIFiO
>>772
はいはい、わろすわろす

774 :まこしろ:2005/08/07(日) 00:37:20 ID:E5wsJ9qK0
タタタ・・・タタタ・・・タタタ・・・

銃撃を行いながら橋本は中央分離帯を越えて反対車線をトラックと併走した。

「ポンさん!橋本二尉がまだ乗っていない!ゆっくり走ってくれ!ゆっくり!」
日高が運転席に向かって大声で叫ぶ。ポンさんも橋本の行動に気がつき、アクセルを少し緩めた。
「あんたらの親分は何をしようってんだ?!」
「わからん!橋本二尉が『奴ら』を引き付けてくれている!あいつを見殺しにはできん!」
「そりゃそうだが、どうしろってんだ!?」
「とにかく橋本二尉を置き去りにしないようにしてくれ!」

橋本は走りながら弾倉を付け替えた。

ハア・・・ハア・・・ハア・・・

銃を撃ちながらの全力疾走はかなりの体力を消耗する。さすがの橋本も息が上がってきていた。

775 :まこしろ:2005/08/07(日) 00:38:05 ID:E5wsJ9qK0
「俺のやろうとしていることを気付いてくれ・・・」

橋本はチラリとトラックの方を見ると迫る「敵」の群れを引き連れたまま反対車線をひたすら走った。
道路には「死者」に襲われたのか、運転手の姿がなく放置されたままの車両があちこちに取り残されていた。
乗用車にトラック、バス、様々な車両がところどころに動く気配もなく停められている。
トラックの荷台で周りの様子を見ていた橋本の脳裏に一台の放置車両が焼きついていた・・・

「オイ!親分はどうするつもりなんだい?このままじゃ『奴ら』のエジキになっちまうぞ!」
「ええ・・・二尉には何か考えがあると思うのですが・・・何か・・・」
田村はすぐにでもトラックから飛び降りて橋本を助けに行きたかった。しかし、今の自分の状態ではとても無理である。
ただ、「敵」に追われる橋本の姿をトラックから見守ることしか出来ない・・・

・・・何か考えているはずだ・・・何か・・・

田村は橋本が向かおうとする先を見た・・・・・・・・・「!!」
その先にあるものを見た瞬間に田村は橋本の意図を理解した。

776 :まこしろ:2005/08/07(日) 00:38:43 ID:E5wsJ9qK0
「わかった!ポンさん!アレだ!!あそこへ先回りしてください!」
田村の指示した方向を見やると、数百メートルは離れているだろうか、一台のタンクローリーが放置されていた。
「あれがどうしたって?」
「いいから!あのタンクローリーのちょっと先に乗用車が乗り捨てられているのが見えますか?あの乗用車の脇に停めて。」
「なんだかよくわからねえが、まあ、いいか!親分は大丈夫だろうな・・・?!」
トラックはタンクローリーの方へ向かうべく、対向車線を逆送した。

「気付いたか・・・!ヨシ!」
トラックの動きを見た橋本は心の中で叫んだ。後は自分がこのまま「敵」を「目的地」まで誘導してやること。
残り約300m、「奴ら」に捕まることなく、無事にあそこまで走りきればいい・・・

ハア・・・ハア・・・ハア・・・

すでに息は上がっている。時々、振り向くが銃を撃つ余裕はない。
ただ、ひたすらに走るのみ。
大切な銃だが、ここでは今の状況ではただ重いだけの荷物でしかない。
投げ捨ててしまいたい・・・そう思うが、いざというときを考えるとそれも出来ない。

777 :まこしろ:2005/08/07(日) 00:39:21 ID:E5wsJ9qK0
「あそこの前に荷台をつけてください。あの放置されている車です。荷台がぶつかるまでバックさせてください。」
「真ん中に停まってるヤツだな?あれの前につけろってか?」
「そうです。二尉の考えが私の思った通りなら、それがベストです。」
「何を考えてんだかワカンネェが任せるしかねえもんな・・・」
トラックはタンクローリーの2〜30メートル先に停車している乗用車の前に停まるとバックして荷台を乗用車につけた。
「二尉は必ず無事に戻ってきます!合図をしたら一気にスタートしてください!」
田村は力強い口調で言った。

「橋本二尉!もう少しだ!」
「日高二尉、援護しましょう!」
トラックの日高たちは橋本に迫る「敵」に向けて射撃を行った。
動いているトラックからの射撃では下手をすれば橋本に弾が当たらないとも限らなかったために
援護射撃をしたくても出来ない状態だったのだ。

778 :まこしろ:2005/08/07(日) 00:39:52 ID:E5wsJ9qK0
「気付いたか!ヨシ!」
橋本はトラックを確認すると、「敵」をおびき寄せるようにタンクローリー側に向かって走った。
その動きに釣られて「敵」は道路の端の方へ寄りかたまってきた。

「行くぞ!」

大きな声を上げると、橋本は迫ってきた「敵」に射撃を行いながら、一気にトラックの方へ向かった。
トラックは乗り捨てられたオデッセイに荷台をぴったりとつけている。

「今村!タンクローリーを撃て!!」

橋本はオデッセイのボンネットと屋根の上を踏み台にしてトラックの荷台に飛び乗った。
その声に反応して今村がタンクローリーに射撃を加える。

タタン!タタン!タタン!

タンクローリーにはまだ相当の引火物が積んであるようだが、映画のように簡単には爆発しない。
多量のガソリンと思しき液体がタンクローリーから流れ出した。

779 :まこしろ:2005/08/07(日) 00:41:04 ID:E5wsJ9qK0
「焼夷手榴弾!」

バア―――――ン!!

声と同時に放たれた物体が激しい炸裂音とともに閃光を発した。
同時に辺り一面にすさまじい炎が立ち上る。

ア゛ア゛アアアア・・・・!!

おぞましい唸り声を上げながら「敵」は炎に包まれた。

「ポンさん!出して!」
「おうよ!!」

トラックは持てる力を出し切るように全開で発進した。
炎は辺り一面に燃え広がり、道路脇の街路樹にも燃え移っていた。
「敵」はすでに紅蓮の炎に包まれ、その動きを停止していた。

「二尉はタンクローリーに気付いていたんですか?」
今村の問いかけに橋本はやや放心した様子で答えた。
「ああ・・・見た記憶はあったが、確信はなかった・・・『賭け』に勝ったみたいだな・・・」
そう言うと、そのまま目を閉じて運転席側に寄りかかるようにして座り込んだ。
「少し休ませてくれ。何かあったら叩き起こせ。いいな。」

780 :まこしろ:2005/08/07(日) 01:06:07 ID:E5wsJ9qK0
>サナトリウムさん
お久しぶりです!復活お待ちしておりました。
あまり無理をなさらず、マターリと行きましょう!

>おやじさん
夏休みなしとは同じ境遇のようですね。
お互い、ガンガりましょう!

>暇人さん
なにやら思わせぶりな文章で、いろいろと想像が広がります。
短い文で何かを伝える、それが出来るのってすごいです。

またまた投下間隔が空いてしまいました。
一応、第二章はこれにて完結を迎えます。
次章はゾンビとの最終決戦!ってことになりますか・・・
構想練らなきゃ・・・

781 :本当にあった怖い名無し:2005/08/07(日) 01:44:19 ID:QaKgtaFjO
まこしろさん乙です!。
相変わらず読ませる文章ですね。流石!!。
いよいよ最終章突入ですか。
楽しみでありさびしくもありますが、凄く期待してます。

782 :?fool:2005/08/07(日) 03:42:02 ID:QDWxqPa70
「The Fool 」

世のならわしを知らぬ者、それを愚者と呼ぶ。
しかし、常識に捕われぬ自由な発想は、ときに常人に見抜けぬ
隠された真実を解き明かすことがある。いわれなきタブーを打ち壊すこともある。
それ故、秘術に使われる札にはまず始めに愚者が位置されている。

今は「愚者」について語ろう。

783 :fool:2005/08/07(日) 03:42:47 ID:QDWxqPa70
夕日が地平線に沈んでいく。
私は紅に染まった空を見ながら唸っていた。
早いもので私がゾンビを始めてから、2ヶ月がたつ。
早いのか遅いのかはわからないが、2ヶ月という期間は国が滅びるのに
十分な時間だったようだ。

街にゾンビが現れた当時、私は王宮の兵隊詰め所の調理場で働いていた。
何やら騒がしくなっていたが、何が起きているかは料理人である私には
知らされていなかった。今思えば、あのとき城に残っているのだった。
現在、城は固く閉ざされていて、ゾンビの侵入を固く拒んでいる。

あの気のいい王様はまだ生きているのだろうか。王様は戦争に興味が
なかったので、軍備も整っていなかった。それが、今回裏目に出た。
平和を愛するのは良いのだが、国防に興味がないのは考えものだ。
いや、国防どころか司政そのものを宰相にまかせっきりにしているとの噂だ。

784 :fool:2005/08/07(日) 03:43:17 ID:QDWxqPa70
ゾンビが現れた次の日、私が目を覚ましたときにはすでに街にはゾンビが
あふれていた。あちこちで火の手が上がり、パニック状態となっていた。
死者たちの夜明け、Dawn of the Dead。しかし、ショッピングモールに
逃げ込むようなことはしなかった。というより、できなかったというべきか。
なぜなら私はヘリを操縦することも、バイクを運転することすらできないからだ。
そういうわけで、Shawn of the Dead。私はゾンビのモノマネをして、生き延びてきた。
生を拾って2ヶ月間。今の私は、もはやゾンビのプロといってもいいだろう。

回想している間にすっかり日は沈んで、あたりは暗くなっていた。
適当に唸ったところで帰るとするか。

私は家につくと戸締まりをしっかりとし、床についた。
次の日、私はいつもと同じように城に出かけた。
もちろん、生前の習慣の残滓(のモノマネ)という奴だ。

785 :fool:2005/08/07(日) 03:44:31 ID:QDWxqPa70
城門の前では、多くのゾンビがたむろしていた。
こいつらは全部本物のゾンビなのだろうか。いや、最近はないのだが、以前はよく偽物が
混じっていた。たまにヘマをした偽ゾンビが襲われることもあったのだ。
今どれだけ偽物が混じっているにせよ、滅多なことで馬脚をあらわしたりはしないだろう。

ゾンビどもはバタバタと平手で門を叩いていた。
「痛い!」
そのとき、人の声が響いた。どうやら、偽ゾンビがまだ私以外にもいたようだ。
木の門がささくれていたのか、釘でも突き出ていたのか、何にしろ運のないことだ。
滅多なことでは馬脚をあらわしたりはしないだろう、と言っているそばからこれだ。

悲鳴を上げた男が偽物だと気づいたゾンビどもは、早速男に襲いかかっていった。
男をあらかた片付けてしまうと、ゾンビどもは再び門を叩きはじめた。
さすがに2ヶ月も叩きつづければ、木の扉や蝶番は傷んでくる。
やがて門は静かに倒壊してしまった。

786 :fool:2005/08/07(日) 03:45:13 ID:QDWxqPa70
ゾンビはなだれ込むように城に入っていったが、すぐに引き返してきた。
城の中から、ゾンビがぞろぞろと現れたからだった。城の内部は既に全滅状態だったようだ。
おそらく外部からの侵入を拒もうとしたのが仇となったのだろう。
すでに入り込んでいたゾンビから逃げる術がなくなってしまったのだ。

王様もゾンビとなってしまったのだろうか。
それとも奴らに喰い尽くされてしまったのだろうか。
私は密かに王様を助けるつもりでいた。私の家には食料の備蓄があるし、これでも
料理人のはしくれ、食べることのできる植物(雑草)に関する知識もある。
なんとか王様をかくまうことができたら、あとは助けがくるまで何とかなる自信は
あったのだが。まったく残念だ。

ゾンビがぞろぞろと列になって歩いている。
列の最後に王様の姿が見えた。王侯たる装束はぼろぼろに裂け、半裸の状態で
「あー」だの「うー」だの唸りながら歩いていた。
その姿を見て、私はどうしたものか困ってしまった。ゾンビのなりこそしているが、
どうみてもゾンビというにはあまりに血色が良すぎた。

787 :fool:2005/08/07(日) 03:46:02 ID:QDWxqPa70
そのとき、私の近くで先ほど城門を叩いていた子供ゾンビが大声を上げた。
「王様はゾンビじゃない!生身の人間だ!」
このクソガキ!何てことを言う!王様が襲われたらどうするんだ!
しかし、子供は「王様は人間だ!王様は人間だ!」と連呼した。

周りを見ると他のゾンビどもも、どうしたものかまごついているようだった。
王様を襲えばいいのか?それとも…。
やがて他のゾンビの中からも、子供に合わせて「王様は人間だ!」と叫ぶものが
現れた。ついにはその場にいた全員が「王様は人間だ!」と唱和していた。
それまるで人間賛歌のようだった。

どうやら、私たちはパニックのあまり周りが見えていなかったようだ。
いや、わかっていながら、わからないふりをしていたのかもしれない。
ゾンビなんて、実はいなかった。しかし、私たちはゾンビとなっていた。
あの子供の一言は私たちにとって、常識を破壊する真実の爆弾だった。

一方、王様はゾンビのふりをしていることがばれたことにパニックをおこし、
さらに激しくゾンビのモノマネを始めた。
見ようによっては迫真の演技と言えないこともなかったが、誰もが
そんな王様を見て笑いをこらえることができなかった。

788 :本当にあった怖い名無し:2005/08/07(日) 07:40:39 ID:uQ+YlMr40
何の話かと思ったら…! GJ!

789 :本当にあった怖い名無し:2005/08/07(日) 09:27:20 ID:sGUsVTPR0
GJ

790 :本当にあった怖い名無し:2005/08/07(日) 23:03:07 ID:s3E+0cIHO
五手先の裏って感じで面白かったですGJ

791 :本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月) 00:44:27 ID:32eUkDBV0
>>foolさん

おおおおおおおおおつ!!ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!

ぐぐgj (o_ _)ノ彡☆バンバン ギャハハハ

792 :本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月) 09:46:53 ID:BrBuI7KZ0
foolさんって創作文芸でもなんか書いてね?

793 :本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月) 10:58:25 ID:wTszlGIi0
しかしバレて襲われた人って悲惨だね

794 :本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月) 11:23:24 ID:t0aTTh9AO
もしかして、偽ゾンビが人を襲ったのでは?

795 :本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月) 11:34:02 ID:gyUpBylUO
>>794
そんなことは誰でも分かってるよ
「ゾンビなんていなかった」のだから

796 :サナトリウム:2005/08/08(月) 20:24:44 ID:7XH0aTON0
団地に入って10分ほどした頃、私は珍しいものを見つけた。
「へぇ胎児の適応体か・・・珍しいな?」
私は車を降りてそれらを追った。全部はいらないと思ったので、MP5のバースト撃ち
で掃射、4匹程が床にぶちまけたゼリーのようになる。
「ちゃんと話せるヤツがいたら生かしてやるぞー?」
 私は一応の交渉を試みたが、連中は逃げるばかりで取り付く島がない。
10分ほどの鬼ごっこに勝利した私は、残る2匹もゼリーに戻し、果物ナイフを片手に
持ってパタパタと暴れる最後の一匹を車内のサンプル入れに突っ込む。何かの役に立つ
かもしれないし、ささやかな収入になるかもしれない。
私は団地の中央に位置する商店街広場へとハンドルを向けた。
到着するとそこには、300体以上のゾンビが無目的に徘徊していた。
山の中の施設にいた「屍人」とは違う、団地や地元住民の成れの果てである「出来立ての
ゾンビ」だ。商店街にある公団事務所にたどり着くにはこれらを回避もしくは排除するしか
ないようだが、いかんせん数が多すぎる。 

797 :サナトリウム:2005/08/08(月) 20:27:29 ID:7XH0aTON0
商店街はコノ字型に立つ団地建物の1階部分を使用して形成されている。
私は団地2階以上の住居部分を伝って公団事務所の部分の真上に行き、地面へ降りて
最低限のゾンビを排除してから表のドアから進入するか、もしくは2階内部から1階
事務所部分へ進入する事にした。幸い上部住居部分には容易く取り付く事が出来、
2階連絡通路を伝い、通路にいた数体のゾンビを始末するだけで、事務所2階部分の侵入に成功した。
 さらに都合の良いことに、1階の事務所と2階は、階段で繋がった同一物件で、入り口
部分はシャッターで閉ざされていた為、ゾンビもまだ進入していない。
「うん、コレだな・・・」ロッカーキーを拳銃で吹き飛ばすと、目的のキーボックスが目に入った。
「サナトリウム関係・・・コレか!」
山で入手した書類にあった情報通り、私は街外れにあるサナトリウム地下入り口の鍵の入手に成功
したが、これほど重要な鍵の保管場所が、ここまであっけなく、これほど容易い場所に保管されて
いるという事に、正直驚嘆を覚えると同時、鍵の真性に疑念を持たざるを得ないという考えにも至る。
それでも念のため、サナトリウム関係の鍵は全てチェーンにまとめてポケットに入れ、私は事務所を
後にして、団地伝いに最もゾンビの少ない箇所に下りて車に向かった。


798 :サナトリウム:2005/08/08(月) 20:30:37 ID:7XH0aTON0
私は2階連絡通路部分を歩きながら、下の広場の惨状を一瞥する。
 ほんの数時間前まで、まとまった人数がゾンビに懸命に抗っていたようだ。
30体以上の死体を、広場でヤツらは引きちぎり、かぶりつき、貪っている。
 それにしても酷い匂いだ。どんなに場数を踏んでもこの匂いにだけは 無神経に
なれない。災害現場・戦場・それにこういった場所を転々とした 私の持論だが、
人間とはつまるところ「大便を詰めたソーセージのようなもの」なのだ。老いも
若きも男も女も、ひとたび皮を剥いだら大便か生ゴミの臭いしかしない、たとえ
どんな絶世の美女でもソレは例外ではない、人間などは所詮動植物の溶けた腐敗物
と大便を詰めたまま歩く生ゴミ袋に過ぎないのだ。地上に飛び降り、進行方向を
目障りにふらつく特に邪魔そうなゾンビの頭を4個程リボルバーで吹き飛ばして車
への最短距離を安全に確保したつもりだったが、あとは車の座席に滑り込むだけと
いう直前、車の陰に隠れて見えなかった2体のゾンビの接近を、私は油断に寄る
不注意から許してしまったことに舌打ちした。
私に襲い掛かった2体は、1体が20歳そこそこの学生風の女で、もう1体が
ジャージ姿をした180センチ以上の屈強な体格の、運動系の大学生のようだった。


799 :サナトリウム:2005/08/08(月) 20:33:15 ID:7XH0aTON0
160センチそこそこながら比較的運動型の身体つきの女は、私が動きを制するように
突き出した左手の平に噛み付いたが、無論強化プラスチックと特殊繊維で構成される
グローブを彼女の皓筋力で噛み砕く事は不可能だった。屍人と違い、地元の団地住民や
この二人のように、地元大学に通う学生が感染した「出来たてのゾンビ」では、余程の事
が無い限り、私の身にまとう防護服にはダメージを与えられないだろう。
手の平を猛然と噛み続ける女の即頭部に、右手に持った拳銃をあてがってゆっくりとトリガー
を引く。「パスゥッ」という音と共に女は地面へと吸い込まれる。ここまでの動作を、私は
可能な限り最短の時間で成し遂げたつもりだったが、それでももう1体のゾンビに対する
無防備な時間はどうしても生じる。私にタックルを仕掛けるジャージの大男に対し、銃口を向け
ながらも、トリガーを引く時間は確保できなかった。
とは言え、私も176センチ83キログラムの体格、拳銃で眉間を撃ちぬけないまでも、地面を
足で踏みしめるぐらいの余裕はある。「ドスッ」という衝撃と共に「グズルッ」という不快な感触、
大男の腐れた肩の肉が骨から剥離したのだろう。
それでも男のタックルは、私を吹き飛ばすには充分の爆発力を秘めていた。
きっと良いラグビー選手だったに違いない。私の車の右隣に駐車してあった赤いセダンのボンネット
に、無様に大の字で背中から落下し、フロントガラスに後頭部を打ち付けてしまった私は、ヘルメット
越しとはいいえ、少々ふらつく感覚を覚えた。

800 :サナトリウム:2005/08/08(月) 20:36:47 ID:7XH0aTON0
「・・・だが距離は稼げたな」
レッグホルスターからリボルバーを引き抜いた私は、向かってくる大男の頭部に向けて
3発を発砲し、2発が命中した。「油断大敵だな・・・・」
崩れ落ちるように倒れる大男を尻目に、私は車のドアを開けて駐車場を後にした。
山の中の施設からは、屍人と出来たての職員たちのゾンビが多すぎて、サナトリウム地下
施設にはいけそうに無い、ならば直接サナトリウムから地下に行くしかないわけだが、
入手したこの鍵だけで、無事潜入できるかどうかは分からない。
そんな考えが脳裏を過ぎる。あまりにもありきたりで無防備な場所にその鍵があった
ことも大きな不安材料だ。「だがいくしかないな・・・・」
私は車を再度井伊森神社の方面に向けた。
サナトリウムは井伊森神社の右対面にある。老人と娘のことが頭を過ぎり、私の気分は
幾分か沈む。「私のような人間にも僅かに残された良心や罪悪感の見せた幻像だ」
 私は口に出して自分を無理にでも納得させ、鳥居を意識的に視界に入れないよう努めて
横切ると、サナトリム病院の正面口に車を止めた。ゾンビは周辺には見当たらない。
装備を多目に携帯し、私はサナトリウムの扉を開け、フロントを見回すと、
「ショシンデゴアイマスカ?ジョシンデゴアイマスカ?」
と機械のように繰り返しながら、ロビーの右手にある受付に、口の周りを真っ赤な血で
染めた看護婦が座っていた。

801 :サナトリウム:2005/08/08(月) 20:42:09 ID:7XH0aTON0
「ショシンデゴザイアウカ?」と言う看護婦に、私はリボルバーのハンマーを起こして
近づいた。「第9病棟の連絡口は何処ですか?」と言いながら彼女がこちらを向く。
「ソコはイッパンナオカタハ、タチイリきんしでございます・・・」
 誰かに食われたのか、彼女の眼球は2つとも無い。
大きくぽっかり開いた部分には、つぶらな瞳が綺麗に収まっていたのだろう。
若く美しい、評判の看護婦だったに違いない。
「もうスコシちかくにきていただぇればぁ・・・オシエられますヨォ」
 私はナイフを彼女の脳天に突き立てた。「そんなことしたらあなたに噛まれちゃう
 じゃないですか?」と言って痙攣する看護婦の頭からナイフを引き抜いた私に、
看護婦はもう何も答えてはくれないようだった。
眼球の無い看護婦は、受け付けに突っ伏したまま、しばらく痙攣していたが、ロビー
にある院内地図にで必要事項を確認した後に一瞥をくれると、もうその動きも止まっていた。

802 :本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月) 21:29:58 ID:56T+2qR3O
>サナトリウムさん、過去のおさらいが出来て助かります。


少し前に、未来のオーストラリアが舞台の話がありましたが、
続きが読みたいなあ。

話は変わりますが、先日「スターウォーズ」を観に行きました。
本編が始まる前に、ロメロの「ランドオブザデッド」の予告編が流れたのですが、
なかなか面白いそうで、期待出来ます。
公開が楽しみ。

803 :サナトリウム:2005/08/08(月) 22:08:08 ID:7XH0aTON0
>>763
>>802
ご感想ありがとう御座います。
以前は思いついた部分からいきなり書き出して
全く清書せずに書きなぐった為、酷い誤字脱字が
多かった為、ストーリーを全体的にまとめて加筆
した上での再書き込みを行っております。

「バイオ4」はゾンビが出ませんでしたが、シリーズ最高傑作と
言って差し支えないほど、システムもストーリーも面白かったです。

「ランドオブデッド」は今の私の生きる希望のような作品です。

804 :fool:2005/08/08(月) 23:22:10 ID:PTyIDsc60
>792さん
>foolさんって創作文芸でもなんか書いてね?

いや、カキコしてるのはここだけです。
似てる人がいますか?

>おやじさん
実はこの先予想している展開が2つあって、その予想があたるかどうか、
楽しみにしながら読んでいます。

>サナトリウムさん
再書き込みですか。過去の書き込みを読んでいないので、いまいち話がつかめません。
主人公が何をやろうとしているのか、既に語られているのでしょうか。
それとも今後明かされるのでしょうか。

ゾンビを使役する能力ってのは、なんか惹かれるものがあって良いです。
おやじさんのゾンビの腕と同じくらい好きです。
まこしろさんの鳥と同じくらい好きです。

>まこしろさん
次は最終決戦ですか。うーん、既になんか世界が絶望的ですが、
ハッピーエンドでしょうか。それとも滅びを迎えるんでしょうか。
第1種や鳥を超える存在は...。ワクワク。

>暇人さん
うん、なんていうか。それまでの経緯とか、今後どうなるかとか全部省いて
書きたいシーンを書いているという感じですね。
みんなが書きたいシーンだけでも書いてくれれば、盛り上がると思うんですが。
どうでしょうね。


805 :slave:2005/08/10(水) 02:00:16 ID:ClDhUm9E0
初めまして。
今までこのスレッドを見ていたSlaveという者です。
不躾ですが、これから自分の書いたものをUPしてもよろしいでしょうか?
それと、皆様がやっていらっしゃる
名前部分のハイパーリンクってどうすれば出来ますか?

806 :本当にあった怖い名無し:2005/08/10(水) 13:06:39 ID:5jFnV4CGO
>>805
死ね。氏ねじゃなくて死ね。

807 :slave:2005/08/10(水) 16:16:56 ID:MdzsOwiQ0
と………sageれば良かったんですね。
変な質問申し訳ありませんでした。

808 :本当にあった怖い名無し:2005/08/10(水) 18:49:46 ID:7y01DgFm0
>>806
落ち着け。

>>807
upお願いします。

809 :本当にあった怖い名無し:2005/08/10(水) 19:52:14 ID:OZxjBqs3O
>>807

UPヨロ。

810 :slave:2005/08/10(水) 19:54:55 ID:fcWmlXlr0
良かった………やっとよいご返事がいただけました。
では始めのいくつかをアップさせていただきますね。
導入が長くてごめんなさい………。

アネクドート。
―――終焉は突如にして刹那の名の元に現れ、人々が感ずる間も無く通り過ぎた。
悪夢と呼べる現実を突きつけられ、狼狽し、疲弊し、挙句に狂乱し、次第にその数を減らしてゆく人間達。
その度に蠢く影は増大し、あまつさえ怯える光を喰らい出した。
幼きそれさえも摘み取る暴虐に抗う、強大な筈の光さえももはや衰えを隠す事は出来ない。
死神の足音は、硬い靴底を鳴らしながら着実にやってくる。
これはその、始まりに過ぎない―――。

811 :本当にあった怖い名無し:2005/08/10(水) 21:36:49 ID:k3hj+LGVO
おまえ、やっぱ氏ね。
やる気ないだろ?

812 :本当にあった怖い名無し:2005/08/10(水) 23:28:33 ID:flpwDH8X0
>>811
おまえうるさい
静かに投下を待ってろ
これ以上過疎化を進ませるつもりか?

813 :本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 00:19:42 ID:P7lSv04p0
投稿は少ないけど過疎はそんなに進んでないと思う。

それより投下がない日が続くくせに何人もの作者の投稿が同じ日にダブるの
やめてほしい。←誰に文句があるわけでもないけどw


814 :slave-anecdote:2005/08/11(木) 01:05:08 ID:dkar6gxg0
パソコンの都合で遅れてしまいました………申し訳ないです。
一日目
10月3日
雨上がりの空は澄み渡り、一転の曇りさえ見つからない。
―――ああ、よかった、と遼平は思う。
今日は彼の通う、高校の修学旅行である。
待ちに待ったそれと、折角セットした髪型が雨のせいで台無しになるのはつまらない。
台風は、無事に本州を通過してくれたようだ。
そう安堵する彼の隣では、荷物の詰まったショルダーバッグの金具を軋ませながら歌う友人があった。
それが度々彼の思考を中断させる。
「果ぁてない想いをきぃみに捧げよぉぉ………にぃぎりしめたこの手は放さないぃ!あぁらしぃのぉー夜でもぉー」
ここが6時前の住宅街であることを忘れさせるような大声で、彼、仲原隆之は歌っていた。
「うるせえ海猿」
遼平が毒づくが、彼は何事もなかったかのように話を始める。
「………しっかし先週のはよかったよなぁ。伊藤と仲村トオルとの男のガチ勝負がさ。
懸垂だよ懸垂。」
「見てねえよ」
「うわ最悪。君はあれ見ないで何してたんだよ一体さ」
「寝てた」
「えあ?」
「やめろやめろ………でかい声出すなよ。起き抜けで頭が痛ぇんだ。それに眠ぃ」
「そんなのは遼平ちゃんだけですから―――残念!」
もはや死語寸前の古臭いギャグで、隆之は遼平をからかう。
遼平は何か言い返そうとと思ったが―――止めた。
そうしたところでまた新しい、否、古いギャグを持ち出すのは目に見えているからだ。
幼稚園からの長い付き合いだ、その程度は推測できる。
ちなみに、ドラマに感動してそれを次の日の話題にするのも、彼の癖だ。
「あ、大輔は?」
隆之が話題を転換する。


815 :slave-anecdote:2005/08/11(木) 01:05:53 ID:dkar6gxg0
「どっか行ってから来るってよ」
「ふぅん」
今日のことや友人のこと。それとなく変哲もない話に相槌を打ちながら緩い坂道を下る。
間も無くして、集合地である観光駐車場が見えて来た。
既に三年の大方は駐車場に集まっており、校内での集会などまじめに出たことのない二人にとっては
そこにいる200人超にもなる同級生が目新しかった。
遼平はブレザーのポケットから携帯を取り出し、履歴からここにいる筈の友人に繋ぐ。
挨拶もほどほどに、用件だけを単刀直入に聞き出す。
「おう、どこだ」
「デカイ杉の下のベンチ………わかんだろ?」
聴き慣れたかすれた声がその所在を伝え、遼平は周囲を見回した。
そしてすぐに―――長方形の体を有す駐車場の、最奥にそれが見えた。
「ああ、わかった………あっちだってよ」
電話を切り、人込みを掻き分けつつ二人はそこに向かった。
程なくして、見慣れた顔が見つかる。
「よう」
「おはよう!」
「おお」
「おはよう」
ベンチに座り、バッグを抱える少年と空いたスペースにそれを投げ出す友人と気慣れた挨拶を交わす二人。
「あいつは?」
「まだ来てないよ」
バッグを抱えた少年―――優一が答える。
「………彼女がいる奴は忙しいんだろうよ」
続けて、バックを投げ出した青年―――樹が答える。
「おっ、それはやきもち発言かな?」
隆之がからかう。
「普通に違ぇ」
「出発は何時っつったっけ」
「半。そろそろ荷物入れとかしなくていいのかな」


816 :slave-anecdote:2005/08/11(木) 01:06:28 ID:dkar6gxg0
かく言う優一の頃合が悪かったのか、それと同時に耳鳴りするような強いハウリングの後に、
遼平の記憶では学年副担任だったかの太い声が駐車場に響いた。
「各クラスはそれぞれのバスに荷物を入れてもらい、乗車してください。集いは出発後に行います」
「がぁ、うるせえ」
遼平がうめく。
「行かねえ?並びたくねえし」
「異議なし」
「賛成」
頭を抱える遼平を尻目に、手早く相談を済ませた三人は自分たちのクラス―――3年4組のバスへと歩を進める。
遼平も慌てて後を追い、大所帯ゆえの混乱こそあれど先頭付近に並んだ四人は手早く添乗員に荷物を渡し、
バスへと乗り込むことが出来た。
当然人の少ない車内は、席を選ぶ自由と言う彼らにとって素晴らしい権利を与える。
「うぉ、ラッキー!後ろ行こうぜ」
勿論、隆之の提案に異を唱えるものはいない。
「俺はじっこ」
「俺も」
「僕もそっちがいいなぁ」
など、遼平を除いた三人は再び勝手に決めてしまったので、結局正面から見て左から隆之、樹、遼平、優一と、
運悪くも判断を遅らせた樹と共に通路中央と言う最悪の位置に座ることになる。
よく言えば正面位置に対し眺めのよいその位置は、前列からも丸見えなので安心して眠ることも出来ない。
これから京都までの数時間、一体どうして過ごそうかと遼平は頭を悩ませた。
まずはこの眠気を何とかしなくてはと遼平が思案を巡らせる内も順調に荷物預託は進み、
次々と同じクラスの生徒が入って来る。
だが、幸運にも彼はその中に二人の救世主を見つけた。
「大輔………と潤!おせぇぞ」
その二人に呼びかける遼平。
それに彼らは気づいたのか、こちらへ真っ直ぐ近づいてきた。
「置いていきやがったなァ?遼平」
「ワリィな………沙季と約束があってさ」


817 :slave-anecdote:2005/08/11(木) 01:08:20 ID:dkar6gxg0
髪を短く切りそろえ、無造作に立ち上げた手前の少年―――水谷大輔と、対照的に肩下まで伸ばし薄黄色に脱色した
髪型の、加えて顔立ちまでまるでアイドルのような少年―――石渡潤だった。
「まあ座れって」
そう言い、遼平は何気なく右端に寄る。
これで間抜けな寝顔を晒す危険は大幅に減っただろうか。
「お!大輔ちゃん何忘れ物したのさ」
隆之がいち早くその話題に飛びついた。
「まぁ………ちょっと」
「そんなこと言って枕が無いと寝られないんでしょ」
「おいおい」
「まあいいべよ、別にさ。大輔なりにもその枕に思い入れとかあったりするんじゃねぇの」
無意識にであろう微妙な訛りで樹が続く。
「持ってきてるの前提かよ!」
「ところで………被告石渡潤、沙季ちゃんとはどうなの」
隆之は話題の矛先を続けて潤に振る。
潤はわざとらしく落胆のリアクションを取り、刑事ドラマの被告さながらに頭を抱えてみせる。
「………ごめんなさい、許してください!彼女とはいろいろありました!」
潤は隆之のからかいに対しては非常にノリが良い。
「詳しく」
「あれは、先週の日曜のことでした………僕は彼女の家に行き、そして………」
「うわ、マジかよ!ありえねぇ………」
何故かがっかりしてしまう樹。
「枕より許せんなぁ」
大輔が言う。
「潤も大人にになったねぇ………」
一番大人しい筈の優一まで体を遼平の前にせり出して聞いている。
「陪審員、よく聞きなさい」
隆之が一度その場を静める。


818 :slave-anecdote:2005/08/11(木) 01:12:11 ID:dkar6gxg0
「続けなさい」
「………僕は………そして………」
誰もが息を呑んだその刹那、不意に響いた鈍い打撃音。
「うあっ!痛てて!………沙季」
「何しゃべってんの一体!?」
潤の頭部を襲った平手打ちと共に目の前に現れた、流麗な黒髪の少女。
荻原沙季、本人の登場だった。
その突然の登場に慄き、加わっていない遼平までもが一斉に隅に縮こまってしまう。
その場の誰もが血の気が引く感触を覚えただろう。
「ぎゃ、本人まで登場」
「馬鹿、余計な事言ってんじゃねえ………」
隆之が隅に縮こまりながらぼそりと言ったのに対し、向かいの遼平がこれまた小さく悪態をつく。
「こら!」
「ごめんなさいもうしませんだから許して」
顔をこわばらせながら隆之が言う。
「潤」
「は、はい」
仁王立ちの沙季に何故か潤までもが怯える。
「静かにしろってさ。出発するって言ってるの聞こえなかったでしょう?」
「え………?」
「わかった?」
「はい!」
その問いに六人全員が同時に答えた。
だが、かくにもその怒りが別な面に対してであったことに、六人は安心せずにいられなかった。
彼らの会話トーンが下がった後、程無くしてバスは発車した。


819 :slave-anecdote:2005/08/11(木) 01:23:34 ID:dkar6gxg0
まだここまでです(´Д`;)
ゾンビ自体の登場は遅くなってしまいますが、
人物描写に挑戦してみたいので、どうかお付き合いください。
>>811
これからはそう言われぬように、しっかり定期的なUPを心がけて行きたいと思う次第です。
どうかこの先もよろしくお願いいたします。

820 :811:2005/08/11(木) 02:42:07 ID:Tc3mX/DeO
氏ねって言ってすまない。がんばれよ!応援している。

821 :本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 07:13:55 ID:RAx9yAWh0
>>812
それが狙いに決まってるだろ。

822 :本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 09:59:59 ID:EiPPqgX+O
>>821
うるせぇ
お前も死ね

823 :本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 12:59:55 ID:IO2FgQTy0
>>819
作品投下、乙です。
ゾンビ登場が待ち遠しいですが、slaveさんの
ペースにお付き合いさせていただきます。
頑張ってください。

824 :貧雑:2005/08/11(木) 23:49:58 ID:dA1+Ssr9O
突如、研究所内にけたたましい警報の音が鳴り響いた。

「やれやれ、また侵入者か。」
クリーンベンチから手を抜き、椅子をクルリと回転させて背後の監視モニターに目を向ける。
幾つにも分割されたモニターの画面には、なるほど。その何ヶ所かに侵入者の姿が映し出されていた。
だが、彼等は知らない。この研究所の防衛システムは普通ではないのだ。

「折角ここに辿り着いたのに気の毒なことだが・・・」
私の言葉の最後を待たずに、施設内のセキュリティーシステムが作動した。
軍部における最極秘施設であるこの研究所の防衛レベルは【特Α】。
関係者にのみ携帯を許されたIDカードの非保有者に対しては、警告無しの強制排除行動が行なわれる。

・・・モニターの向うで行なわれているのは、凄惨な殺戮行為だった。
研究所の至る所に取り付けられた銃火器、電流トラップ、さらには試作段階のレーザー兵器まで、
ありとあらゆる凶器が侵入者に襲い掛かり、彼等を哀れな肉塊に変えていった。

だがその中でも幾人かは、異常とも言えるこのセキュリティーシステムを潜り抜け、
施設の最深部であるこの研究室に近づいてきていた。

「前回の者達はそこのドアの目の前まで来た。今回は私まで辿り着けるかな?」
そう呟くと私はモニターに背を向け、再びクリーンベンチに向き直り研究を再開した。

825 :貧雑:2005/08/11(木) 23:50:52 ID:dA1+Ssr9O
死人達がこの世界を闊歩するようになり、どれほどの時が経っただろうか。
生者と死者を乗せた大いなる天秤は、日毎死者の側へとその傾きを強めていく。
このままでは、人類の絶滅は時間の問題だった。

だが種の存続への執念というものは凄まじい。
時としてその種全てがあたかも一つの生命体としての意志を持つかの如く、滅亡の道から逃れようとする。

・・・その種の意志に導かれ、この辺境の研究施設に辿り着いた者達が彼等なのだろう。
彼等は何かに駆り立てられるようにこの施設に侵入を試み、セキュリティーシステムの前に次々と倒れていった。

おそらく彼等には自分が何故この場所を訪れたのか、理解はできていない。
理屈を越えた種としての本能が、迫りくる滅亡の危機を前に彼等を突き動かしているのだろう。
そう、確かにこの施設には彼等を滅亡から救う希望があるのだ。

ここはかつて軍による細菌兵器の研究が行なわれ、現在のゾンビ災厄の発端となった場所である。
ここで偶発的に生まれたある新種のウィルスは、度重なる実験の結果、二つの大きな成果をもたらした。
一つは、人を死から解き放ち、人ならざるモノへと変えるウィルス。
そしてもう一つは、それに対するワクチンとでも呼ぶべき物だった。

だがワクチンの完成と同時に上層部からプロジェクトの永久凍結と、ウィルスを含む全ての研究記録の抹消が通達された。

その日のうちの事だった。私と共同で研究を行なっていた友人が、ウイルスと共に姿を消したのは。

世界に死人達が溢れるようになったのはそれから数週間後のことだ。
彼は特にウイルスによる死体蘇生の研究に心血を注いでおり、その成果である死人達をこよなく愛していた。
おそらく彼は世界中にウイルスをばらまき、自らもその一匹となったのだろう。

826 :貧雑:2005/08/11(木) 23:52:53 ID:dA1+Ssr9O
対して私は、アンチウイルスとでも言うべきワクチンの研究に躍起になっていた。
ワクチンの完成なくしてウイルスの真の価値は発揮できない。それらは相互に補完しあう存在であるからだ。
そして、それはついに私の求めていた完全な形として完成した。

以前一旦は完成をみたワクチンとは、単にウイルスの活動を抑え、感染者のゾンビ化を防ぐというだけのものだった。
だが、私が本当に求めていたものは・・・・・・。

『侵入者、レベルD区画に進入、全研究者は速やかに研究記録の消去を行なってください。繰り返します。・・・』
警報とともに流れた機械的なアナウンスに促され、背後のモニターに再び目を移す。
セキュリティーシステムを潜り抜けた侵入者の一団が、この扉へと続く最後の通路へ進もうとしていた。

「そこから先はもう大した事はない。ついに私まで届いたな。」
彼等の到達を確信した私は、クリーンベンチ内にある二つの試験管を取り出した。
ウイルスの入った赤い試験管とワクチンの入った青い試験管の液体を、それぞれ注射器の中に移し替える。
「完成と同時とは。これも運命かな?」
二つの注射器を感慨を持って眺めていたその時、研究室の扉が激しい音を立てた。
通路側から体当たりしているのであろうその衝撃は、次第に強さと数を増していく。
「凄い力だな、火事場のなんとやらか。まぁ滅亡がかかっているのだ、無理はないか。」
そう言うと私は、二本の注射器を同時に自らの体に突き立てると、その中身を一気に体内に押し込んだ。

強い快感を覚え、一度ブルッと身震いする。
血液の流れに乗ってまずウイルスが私の全身の細胞に取り付き、その性質を変容させていった。
燃え上がるような一時的な発熱を感じた後、今度は次第に体温が低下していく。
心肺は停止し、血流低下に伴い身体は硬直し、思考力も薄れてきた。
急速に血の気が失せ肌の色が土気色に変わっていく中、自らの作り出した愛すべきウイルスが
細胞に根付いていく感覚を味わい、私は例え様の無い幸福観に包まれていた。
絶頂にも似た感覚の中、私は自らが生み出した屍人となったのだ。

827 :貧雑:2005/08/11(木) 23:53:46 ID:dA1+Ssr9O
恍惚とした表情を浮かべて立ち尽くす私の背後で、研究室の扉が破られる音が聞こえた。
ゆるい粘液の中で動くようにゆっくりと振り替えると、侵入者の一団が部屋になだれ込んでくるところだった。
彼等はしばらく部屋をキョロキョロと見回していたが、やがて部屋の隅に立つ私に気付く。
瞬間、一斉に私に詰め寄ろうとしたが、すぐに立ち止まる。

絶滅を避けるため種の保存の本能に導かれてここまで辿り着いた者達だ。
滅亡を回避するためのワクチンが私の中にあることはすぐに悟っただろう。
だが、彼等は戸惑っているように見えた。

私がすでに死者だったからだろうか?いや違う。
出来の悪い引っ掛け問題の解答を示された時のような、不可解な違和感を感じているのだろう。
その感覚は正しかった。

ワクチンはそれ単体では意味をなさない。
今の私がしたように生きた人体にウイルスと共に投与することでその細胞を媒介として混ざり合い、その能力を目覚めさせるのだ。

「ビクッ!」と大きく一度、私の身体が波打つように揺れその後小刻みに痙攣を起こす。
始まった。遅れて到達したワクチンが、ウイルスに依って変質した私の全身の細胞を包み込み、
溶け合い、融合し、さらにその性質を変えていく。

涙を流していた。
もう殆ど思考力など残っていなかったが、それでも止めどなく自然と溢れてきた。
研究に没頭し、待ち望んだ時がついに来た。ただただ素晴らしい、歓喜の涙だった。
これまで見守るように私を取り囲んでいた侵入者達が、その様子を認めると一歩、その足を踏み出した。
ふふ、待ちきれないのだね。もうすぐ終わるよ、そして君達の新しい世界が始まる。

彼等が愛しくてたまらなかった。
滅亡の危機に追われるようにここへ訪れ、数々の障害を乗り越えても私に辿り着こうと藻掻き、
今新たな未来を手にするため私を心から求めている。

そして何より、私が全てを捧げて作り出したウイルスに依って生まれた、息子とでも呼ぶべき彼等、屍人達を。

828 :貧雑:2005/08/11(木) 23:54:35 ID:dA1+Ssr9O
私の友人によってばらまかれたウイルスにより世界中に溢れた屍人達によって、人類は滅亡を迎えようとしていた。
だが人類の滅亡は同時に、もう一つ別の意味も持っていた。

私の作り出したウイルスは生体・死体の区別無く人体の細胞内に取り付き、
自らが発生させるエネルギーによってそれらを擬似活性化させる。
再活性された彼等の肉体はエネルギー源とも言える新鮮な人肉によって活動するが、その代謝機能そのものは失われており、
そのため宿主である人体はウイルスを活動させるため生者に襲い掛かるのだ。
その行動はさらに生殖能力を持たない彼等にとって、捕食時の唾液感染による種の拡大という一面も担っている。

しかし人肉の摂取を長期間行なわない場合、ウイルスはその活動を停止し、
その結果彼等の肉体は腐敗の進行を抑える事が出来なくなる。
つまり餌である人類の滅亡は、捕食者である屍人達の滅亡をも意味しているのだ。

私の友人はその道を選んだ。
かねてより人類の愚かさを憎んでいた彼は、その全てを愛する屍人に変え共に滅びようとしたのだ。
だが私は愛する屍人達まで滅びることには耐えられなかった。
そのためこの場所で一人研究を続け、このワクチンを完成させたのだ・・・。

・・・・・・痙攣が徐々に小さくなり、そして治まった。
体内でのウイルスとワクチンの反応が完了したのだ。
己を抱くような格好でうなだれていた姿勢を解き、頭をゆっくりと上げる。
その顔を見た周りの屍人達から、微かな騒めきが起こったような気がした。
それはもの言わぬ彼等が発した感歎の声だったのかもしれない。

私の顔は相変わらず屍人の様相を呈していたが、その中で目だけが燃えるような深紅に染まっていた。
体内でウイルスとワクチンが完全に融合し、真の姿となった証である。

829 :貧雑:2005/08/11(木) 23:55:41 ID:dA1+Ssr9O
私を取り囲む屍人達の輪が徐々に狭まってきた。
まるで探し求めていた生き別れの肉親に出会ったかの様に私に向かって手を伸ばしてくる。

説明されずとも、どうするべきか、そしてどうなるべきかを知っているのだ。
なんと賢い子達なのだろうか。私は残った最後の知力を絞り愛するモノ達に語りかけた。

「・・・サァ・・・、我ガ子達ヨ、殺到シタマエ・・・・・・。」

その言葉と同時に、彼等は一斉に私に襲い掛かった。
両手を広げて迎え入れる私を床に引きずり倒し、腕に、喉に、次々と食らい付いた。
臓物を引き摺りだし、血管を引きちぎって咀嚼する。こうして彼等のワクチンの摂取は成功したのだ。

私が目指したものそれは、屍人達の制約からの解放であった。
彼等に活動の限界をもたらす細胞の腐敗。ワクチンは此れを解消する。
ウイルスによって変質した細胞は、ワクチンの作用によって一種の癌細胞化し、劣化する事無く増殖するのだ。

・・・食い散らかされ消えゆく視界の中で、愛する我が子達の目が私と同じ深紅に染まっていくのが見えた。
後は、彼等がやってくれる。
他の子達に彼等が接触し、その子達がさらに次の子へ・・・。
こうして、我が子達がこの地上を永遠に歩き続けるのだ。

私の理想通りの結末・・・私は再び込み上げてくるものを感じていた。
涙で滲み、霞んだ視界に最後に映ったものは私の顔に伸びた愛する息子達の指先だった。

眼球と共に頭蓋の内部を掻き回される感触の中、私の視界と意識は永遠の暗闇の底へと落ちていった・・・。

830 :貧雑:2005/08/11(木) 23:56:26 ID:dA1+Ssr9O
久しぶりに投下をさせていただきました、貧雑です。
長々と退屈な文章にお付き合いさせてしまい申し訳ありませんでした。

色々なタイプの話に挑戦してみたくて、今回はSFチックなものを・・・と思ったのですが、
科学・軍事的知識が皆無の為、いざ出来上がってみると自分でも驚くほどスッカスカの内容になりました。

お見苦しい点は多々ありますが、これを読んで
「こんな恥ずかしいモノを投下してる奴がいるならイッチョ俺も。」
という新人様への発粉剤になればいいや、と思い恥を忍んで投下した次第です。

では、お付き合い頂きどうもありがとうございました。

831 :本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 00:25:24 ID:mFsQNqMeO
貧雑さん乙です。
相変わらず読ませる作品ですね。
そんな謙遜なさらなくても。
知識ウンネンより読ませる文書が大切だと思います(それがまた難しいのですが)。
凄く楽しめました。

832 :本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 03:54:45 ID:4XpUxfIWO
貧雑さん乙!次回作も希望!

833 :fool:2005/08/12(金) 07:24:11 ID:GB6O6Qjg0
>貧雑さん
ワクチンを自分に投与して変化していくのを読んだとき、
「俺は人間をやめるぞ!ジョジョーッ!!」の類いかなと思ったんです。
ゾンビを喰うスーパーゾンビになったのかと。

まさか自分を喰わせて感染させるとは!。
ゾンビの特性を使った巧いトリックですね。
素晴らしいです。

834 :貧雑:2005/08/12(金) 22:11:14 ID:go7IHqTKO
>>slaveさん
投下お疲れ様です!

>人物の描写に挑戦
されるそうで、参考にもさせていただきたく楽しみにしています!
なにせ自慢じゃありませんが私、これまで登場人物一人(一匹?)だけの作品ばかりですから・・・orz

>>831>>832>>foolさん
どうもありがとうございます!

foolさんの作品はいつも楽しく拝見させていただいてます。
毎回、ん〜今回こそはしてやられるまい。と思い読み始めるのですが、必ずラストで軽くKOされてしまうのです。

これからも作品心待ちにさせていただきます!

835 :本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 22:36:24 ID:uIisp9lIO
サナトリウムキボンヌ

836 :slave-anecdote:2005/08/13(土) 01:58:45 ID:XwOMkciZ0
こんばんは。
>>貧雑様
そういっていただくとかなり嬉しいです!
修学旅行→学生→人間関係ということで、
長い非日常の前に穏やかな日常を織り込めれば面白くなるのではないかと
思いまして………
それより、一人の登場人物だけで話を進めるほうが難しいと思いますよ。
それが出来る貧雑さんには本当にあこがれます。
では、これからも素晴らしい作品を期待しております!

837 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:29:43 ID:ZPDXr5Tt0
なんかお久しぶりですが………続きです。

それから数時間。
恐らくは何処の修学旅行でも同じであろう、車内での騒ぎは一向に沈静の兆しを見せない。
皆が皆、その場の生徒の誰しもがこれから起こりうるであろう様々な事柄に思いを馳せ、それを矢次口に出しているのだから然るべきであろう。
そうでなくともフェンスに覆われた高速道を眺めていてもつまらないし、そこに進入した今となってはバスの揺れが収まり、あちこちを自由に行き来することが出来るのだ。
当然、女子生徒に人気が高い潤もその例外ではない。
「またかよ………あーあ」
「潤、人気だねぇ………」
「拉致られまくりだな、あいつ」
遼平は既に空のコーヒー牛乳の紙パックを解体しながら溜息をつく。
「神様僕じゃだめですか?」
隆之がわざとらしく哀願するような目で前の座席を見つめる。
視線の先には沢山の女子。
「………隆之だけはありえねぇ」
そこに、大輔が割り入る。
「えぇ!なんでだよ」
「それはまぁ………俺に言わすなよ」
「まさか気持ち悪いとか言うんじゃ………」
隆之は憮然とした表情で大輔にすがりつくが、彼はそれなどお構いなしに飄々と言ってのける。

838 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:31:04 ID:ZPDXr5Tt0
「よく言ったらベビーフェイス………悪く言えばガキ面………まあどっちにしたって同じだろうけど、顔がそれなのって男ではちょっとなぁ………だろう樹?」
「俺に話を降るんじゃないよこら。………まああれだ、気を落とすなっ、隆之。いいことも………あるさきっとたぶんな」
「ちょっと待て―い………なんか最後のほうやたら早口だったなおい」
「いやいや………そんなことはねえよ、なあ?優一」
隆之ににじり寄られて言葉に貧した樹は反対の位置に座る優一に救援を求めた。
「まさか優一君まで僕を苛めたりはしないよね………?」
隆之が離れた事に安堵する樹とは裏腹に今度は遼平が被害を被る事になる。
「うわ来るな」
遼平を片手で押しのけ優一に迫る隆之。
その緊張感の中で思いの外けろりとした顔で優一は答えた。
「僕は別に隆之は悪くない顔だと思うけどなぁ?」
その言葉に隆之の顔がぱっと明るくなる。
「そうかいそうかい!やっぱり僕のことをわかってくれるのは優一くんだけだぁ!」
「いいからどけぇ」
左頬を押しつぶされている遼平は苦し紛れに呟いた。
「はい後ろいいですか………高槻西尾水谷」
再びマイクのハウリング音と共に、今度は担任の声が響いた。

839 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:32:04 ID:ZPDXr5Tt0
「うおっ!」
「隆之さっさとどけ―」
「何で俺まで?」
文句を吐きつつも一応三人が大人しくするのを見、担任は続ける。
「はい。この先の運転手さんとの検討の結果、この渋滞によって本日の予定もこなせない可能性が出てきました。
………と言うことですので、この先で高速道を降り一般道を進むことになりました。運転手さんはこのあたりでの
渋滞に詳しいとのことですので、ああ、その為予定していたサービスエリアで休憩停車が出来ませんので新たに休
憩場所を探すことになりますが、いいですね」
その問いに対して、即座ににいいでーす、早く着きたーいなどの声が飛び交ったので、担任は席に戻っていった。
「つーか、進んでなかったわけ?」
遼平が今更ながらに窓外を眺める。
前後左右、全てを詰まりに詰まった車両たちが埋め尽くしていた。
「あーらしいな」
他の四人も全く眼中に無かったのか感心したように外を見つめている。
遼平には、それが初めてバスに乗る幼稚園児のようで可笑しかったが。
「うわー渋滞なんて初めてだよ僕」
隆之がその遼平の想像さながらにはしゃぐ真似をする。
「おいちょい待て東京人」
一応、樹が突っ込む。
「いやいや僕は奥多摩の森の中生まれですよ」
「あーそうか、そうだったっけなぁ」
「うん」
「………」
「終わり!?」
「いやいやいや発展しにくいってその話題」
遼平がその光景を半笑いで見つめる中、隣の優一が携帯電話の画面を見せる。

840 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:32:40 ID:ZPDXr5Tt0
彼のそれは、仲間内で唯一のボーダフォンのテレビ視聴機能付き機能携帯だ。
AUも最近の新機種ではそれが出来るらしいが生憎それを持っている者はいない。
その小さな枠内では、よく見かける若いアナウンサーが原稿を読み上げているが、それは辺りの喧騒で聞こえなかった。
「この先、なんか事故ってるみたいだね」
「うわ、ひでぇな」
「ほら、この自動車道だったよねぇ。多分、事故みたいだけど」
「あれ、これ俺らが乗ってるバスと同じじゃねえの?」
その画面に気づいた大輔が、興味津々にニュースを覗き込む。
確かに、中継されるその映像には、今遼平たち三組が乗るバスに似たそれが映し出されている。
「そうか?………辺りの景色がかなりちげぇし………でも、だとしたら一組あたりのか」
「随分差ぁ付けられた見たいだな」
「まぁそっちよりは早く付けるかもしれないし、いいよ」
優一が結論付ける。

841 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:34:10 ID:ZPDXr5Tt0
バスは、程無くして辿り着いたインターチェンジで高速を降り、国道へと入った。
あくまで道路建設上の都合で開通されたような山間の地域なので大きな都市でもなく当然家屋も点在するだけ、
看板には町という表現がなされていたが、むしろ村とも言える少人数のコミュニティである。
大方、近隣の町に合併統合された区域なのだろう、と遼平は自己の中でそう納得した。
入り組んだその道は深い森林に四方を囲まれており、そもそも繋がる先が田舎町らしく交通の便が悪いのか、路面整備は劣悪だった。
数秒おきに訪れる段差通過の揺れに、搭乗者の車酔いの割合が次第に増えてゆく。
車内は先ほどの喧騒とは打って変わり、重い静寂が漂っていた。
「ひでえ揺れだなぁ、おい」
全部座席にもたれながら顔を青白くする大輔が毒づく。
ただ、体調を崩したのは彼のみで、他の四人は至って普通だった。
各々に携帯を操作したり、音楽CDを聴いたり、持って来た漫画雑誌を読んだりと、車酔いなど何処吹く風といった体である。
「お願いだ………やすませてくれ………」
「いや、無理だべ」
樹が冷たく言い放つ。
「ええ………」
「いやだってほら、場所が場所だろ?」
「山も抜けられそうに無いしな………」
遼平も加わる。
「ああ………」

842 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:34:43 ID:ZPDXr5Tt0
インターチェンジ前の高架を降りる際の風景から言ってこの先も恐らく暫くの間この道は続くだろうし、そんな山間に大体休憩所などある訳が無い。
他の連中がどう思っているのかは知らないが、少なくとも遼平はそのように解釈している。
「バス止めてゲロるんならそれもいいだろうけどよ、さすがにそこまで英雄になりたくねえだろうし」
樹が冷やかすが、体調不良の大輔には効果が薄い。
「まあ………」
「大丈夫?」
優一が心配そうに俯く大輔の顔を覗き込む。
「良くねえな………」
「ん、どうした?」
能天気な声が大輔の頭上から響く。
「わお、潤ちゃんのご帰還だ!」
「いっぺんもこないと思ったら今更来やがったな」
潤に対して久しく会うような感覚を覚えた遼平と隆之が同時に反応する。
「あ、この野郎、ハーレムから鼻の下伸ばして帰ってきやがって」
加わった樹が軽いジョブを潤めがけてぶつける。
「痛ててて………って、なに?こいつ酔ったの?」
「そうみたいなんだよ」
「へぇ………珍しいなぁ………大丈夫かよ」
「………見ての通りだよ」
大輔が先ほどより更に青ざめた顔で呟く。
「しょうがねぇなぁ………前のほうに酔い止め持ってる子がいたから、貰ってくる」
「本当?よかった………」
「ええ!またいっちゃうのぉ、潤ちゃん?」
「すぐに来るって………あれだ、アイルビーバック」
笑いながら潤は再び去っていった。

843 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:35:45 ID:ZPDXr5Tt0
五メートルほど先の所で彼はボブカットの女の子に声を掛け、手に何か銀色の包みを貰っている。
それから軽く礼を言ったのか、彼女に対し頭を下げると再び戻って来た。
「ほら」
「ワリィ………」
薬を受け取った大輔は、カプセル状のそれを取り出し、口に放ると、ミニテーブルに置かれた水で嚥下した。
「あ………なんか治った気がする」
「おいおい………」
そう言いながら、潤は余った中央のスペースに腰掛けた。
「あなた………やっと帰ってきたのね!」
隆之がさも感動したかのように潤に抱きついた。
そして、大輔の体調はたった数分の後に見る見る快方に向かい、十分もたたないうちにまともな会話が出来るまでになっていった。
揺れ動く車内でやっと集結した六人が下らない話に花を咲かせていると、再びに教師がマイクで話し出した。
「運転手さんによると、この先にドライブインがあるあるそうですので、そこで休憩することにしましょう」
「うわーやっと出られる」
「いいかげんケツが痛くなってきてんだよな」
樹がスラックスのベルトを掴み、呟いた。
それから、思いの外早くに山間部を抜けてバスは沿線のドライブインに停車した。
最後尾の割に我先に下車した六人は、大地を自分の足で踏みしめた満足感と共に、思い切り肺に酸素を満たした。
「………ボロいな」
その建物に対して悪態を付く遼平。
『カレー ラーメン ドライブイン憩』と錆トタンに銘打たれたその建築物は、まるで高速道が落成して以来まともに客が赴いていないのを
体現するに相応しい寂れ方である。
「店って………暗いなぁ………しかし」
「なあ、中いってみねえ?」
当然、探究心と好奇心に触発された六人の中に当然大輔の誘いを断るものもおらず、
二台しかない自販機に群がる他生徒を尻目に六人は食堂の中に進入してみる。

844 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:37:15 ID:ZPDXr5Tt0
以上です………orz
ゾンビ出てくるのか?といわれてしまいそうな話ですねしかし。
もうすぐ出ます………きっともうすぐ。

845 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:43:23 ID:ZPDXr5Tt0
………以上です。
ゾンビはもうすぐ出てきます………いやきっと出ます。
もう少し待っていてくださいね。

846 :slave-anecdote:2005/08/15(月) 14:44:07 ID:ZPDXr5Tt0
>>845は書き込みミスです。ごめんなさい………。

847 :本当にあった怖い名無し:2005/08/15(月) 14:53:18 ID:3C8OuzINO

意外とおもしろいよ。

848 :本当にあった怖い名無し:2005/08/15(月) 17:10:49 ID:r8vCKhfyO
乙です。
丁寧でいい感じです。

849 :本当にあった怖い名無し:2005/08/15(月) 17:22:24 ID:Exp1QEt2O
最近TVで、ランドオブザデッドのCMやりだしたね。
楽しみ〜。

850 :DAWN OF THE DEAD:2005/08/15(月) 19:21:05 ID:ZDwsoDE40
西暦20××年・・・・・世界は、崩壊の一歩手前だった。
謎の光線が地球を直撃し、死者が蘇って人肉を求め
歩き出したのである。これは、死者達と戦い、
そして生き抜いた者達の記録である・・・・・

第一章 -フィラデルフィアのTV局-

ここは、フィラデルフィアのTV局。
突如発生した死者についての番組を撮影中である。
その一角で、一人の女性がうなされていた。
その女性・・・フランはとうとう目を覚ました。
顔は真っ青で、汗びっしょりであった。
近くにいた同僚が声をかけた。
『大丈夫?随分とうなされてたみたいだけど・・・・』
その言葉に対して、フランはこう返答した。
『ええ、なんとか・・・・こんな夢を見たの。
私と、スティーブンと、ロジャーと、知らない人と
あいつらから逃げていて最後に食われてしまうの。
本当に嫌な夢だったわ。』
スティーブンとはフランの恋人で、ヘリ操縦士である。
ロジャーは二人の友達だが、この頃は全然会えなかった。
おそらく、ゾンビ討伐に生かされてるのだろう。
彼は、スワット隊員なのだ。
スタジオに出てみると、てんわやんわの大騒ぎであった。


851 :DAWN OF THE DEAD:2005/08/15(月) 19:29:32 ID:ZDwsoDE40
わざわざ撮影中に後ろでピースサインをしてる馬鹿もいた。
そのため怒って帰ってしまう局員も少なくはなかった。
一人の局員が愚痴をこぼした。
『はぁ・・・俺達、全員食われちゃうのかな・・・
長い歴史を誇った人類も、死者に食われて
絶滅か・・・・・』
その愚痴を聞いたフランはこう言った。
『違うわ、人類の自滅よ。』
その時、スティーブンがスタジオに入ってきた。
そしてフランに近づき、こう言った。
『20分後にヘリポートに来てくれ。
もうここから出る。ロジャーも
来る。さっき携帯で電話したんだ。』
そう言うとスティーブンは去っていった。
フランはすぐに荷物をまとめ(荷物といっても懐中電灯、電話程度だが)
ヘリポートへと走っていった。


続く・・・・・



852 :DAWN OF THE DEAD:2005/08/15(月) 19:34:01 ID:ZDwsoDE40
ども。一応旧丼の小説なんですが、ひどいできですね・・・
とにかく進行速度は遅いので、首を長ーくして
待っててください。

853 :本当にあった怖い名無し:2005/08/15(月) 21:59:19 ID:Uuf522LS0
>>851
乙。

いや、そこで終わりにしても我々丼ヲタにとっては充分面白いぞw

       ↑もう終われ、って意味じゃないからね

854 :本当にあった怖い名無し:2005/08/16(火) 00:42:16 ID:bw2hfLSwO
>>850
うーん、このスレの主旨とは違う気がします。

855 :本当にあった怖い名無し:2005/08/16(火) 02:49:39 ID:Os092yL40
なぜか携帯が使用されてるし、パラレルワールドぽい展開になると面白いかも・・・。

856 :本当にあった怖い名無し:2005/08/17(水) 01:41:48 ID:FfWjcpco0
age

857 :本当にあった怖い名無し:2005/08/17(水) 12:25:30 ID:QR4DWXyF0
hosyu

858 :本当にあった怖い名無し:2005/08/17(水) 13:18:12 ID:ep1ITE/q0
500KB近づいてきたな。


859 :本当にあった怖い名無し:2005/08/18(木) 16:20:28 ID:R1JQZuWc0
>>858
だ が 断 る ! ! !

860 :本当にあった怖い名無し:2005/08/20(土) 01:19:17 ID:+ObSiU3PO
>>8-11
>>126-129
>>171-176
>>443-448


861 :本当にあった怖い名無し:2005/08/20(土) 01:21:41 ID:+ObSiU3PO
sage忘れた…スマソ。

862 :.:2005/08/20(土) 16:30:13 ID:FPn2rPBmO
晒し上げかよw

863 :ゴミ文:2005/08/20(土) 23:22:39 ID:3sA3aAhc0
>>860
(´・ω・`)?

864 :本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 00:00:29 ID:jnon9SjoO
ごみ文さん久し振りッス!。
乙!!。

865 :ゴミ文:2005/08/21(日) 02:49:53 ID:aav8JSL60
お久しぶりです。
とかいいつつ、しょっちゅう見に来てたりします

866 :本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 07:52:46 ID:uIQ0unmZ0
ヤター!
ランドオブザデッドが漏れの家の近くでもやる!

867 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:19:50 ID:JKyKdlyp0
なんだか遅れてしまいましたが続きを………。
樹が手にかけた引き戸の中は暗く、厨房にも人気は無い。
一歩踏み出すとコンクリートの冷やりとした感触が靴底を超えて滲み出て来るようだった。
「誰もいねえって、おい………やってるのかここ?」
言いながら樹は周辺を見回すが、人影も、何の音沙汰も無い。
「でも、物はあるよ………ほら」
カウンター付近の陳列棚からガムを取り出し、掲げてみせる優一。
「ヤマザキ製品だってあるしな………」
ガムの他にもカレーや卵の菓子パンや食パン、おにぎりなどの簡易包装食品が小さな棚に所狭しと並んでいる。
建物自体が古臭いとはいえ、未だにここを利用する人は少なからずあったようだ。
「じゃあ何でいねえんだよ誰も」
「知らねえよ」
遼平のの問いに対し、そっけなく答える潤。
「んだよ………腹減ってたのにな」
大輔が菓子パンを惜しそうに棚に放ると、傍のテーブルに突っ伏す。
「おまえさっき弁当食べたばかりじゃないの」
「あれは別バラなんですぅ」
「うわ………男が語尾伸ばすとキモい」
樹が呟く。
「あ、こんのだれださっきキモいって言ったの!」
「こいつだって」
「あ、おま、優一のせいにしたなこら」
大輔が樹に軽く突っ込む。それをかわした瞬間、
「バスがそろそろ出発しまーす。急いで帰って来てくださーい」
と、再びのノイズ交じりの担任の声が響く。
「行くぞ」
残り四人を巻き込んだ乱闘を尻目にそれだけ言うと、遼平はバスへと向かった。

868 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:21:38 ID:JKyKdlyp0
―――それにしても、ここはどうなってんだかな。昼寝でもしてんのか?
先ほどの席に落ち着くと、隣の人を確認してください、という担任の声。
「ガキじゃねんだから」
と言いつつも遼平はついつい左右を見回すと、優一の姿が無いことに気付いた。
「あいつは?」
後から来た樹達に聞く。
「トイレだってよ」
大輔が答えた。
三分ほど待つと、優一の姿が先ほどの食堂の中に映った。
そして、搭乗した彼を、樹と大輔は温かく受け入れる。
「おまえ便秘かよ」
「食物繊維はとっとくもんだ」
それらのからかいに優一は曖昧な笑いでごまかし、言った。
「なんだか手洗いの水が出なくてさ。しょうがないから厨房のを借りてきたんだよ」
「その割に長かったな」
「それは………勝手に入るのはまずいからどうしようかと」
―――ああ、と遼平は納得した。
彼の生真面目な性格上、きっとそれはありうるに違いないと、長い付き合いで知っていたからだ。
他の四人にしてもそう認識しただろう。
それ以上は、何も言わなかった。
「全員そろいましたかー。出発しますよー」

869 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:22:42 ID:JKyKdlyp0
バスは駐車場から出、再度森林の奥へと進む。
こんな場所が近道なのだろうか、と遼平は不思議にも思ったがそれは口に出す必要も無い。
ただ、到着を待っていればいいのだ。
相変わらず外は埋め尽くす緑のみと、時折横切る小川だけが目新しかった。
それから20分程経過した後、バスが大きなカーブを切ると、その景色は一転した。
「うお」
「えー!」
六人は、感嘆の声をあげた。
―――そういうことか。
その先には、平野が広がっていた。
正確には、盆地と言うものだろうか、名の通り四方を山に囲まれた、盆状の土地だ。
都会暮らしである彼らには、名前こそ知れど到底この情景は思い浮かばない。
バスは山沿いをゆっくり下る。
それに従い、次第に人家も点在するようになり、十分の後には小さな街さえ見かけられるようになった。
その奥には、高速道の高架も見受けられる。
どうやら運転手の言葉は本当だったらしい。尤も、疑ったところで何の意味も為さないが。
「地理で習ったよな………これさ」
「盆地」
「そう!それだ!うおわあ………すげえ」
「驚くことでもねえだろ」
遼平は馬鹿か、といった体で吐き捨てる。
更に8分の時を経て、バスはその盆上に降り立った。
先1時間ほどの風景が嘘かのように、周囲には中規模な街が形成されている。
スーパー、パチンコ、警察署、ファミリーレストラン、大型電気店と、
乱雑な地区ブロックの内に日常生活には事欠かないレベルの数の施設が立ち並んでいた。

870 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:23:42 ID:JKyKdlyp0
「ガストか………腹減ったな………ヨークのたこ焼でもいいから………」
「それで四回目だ大輔」
「潤だってよ、あんなに喋ってたら腹減るだろ」
「………昼飯はちゃんと食べるもんだぞ」
「んなこといったらこいつなんかいくら食ってもこと足りねーべよ」
「ま、そうだな」
そして。
「さあ、先に見えます下の巨大な施設は、なんとデパアトメントストアでございます!」
まるでガイドでもするかのような口ぶりで隆之がまくし立てる。
―――またか、驚くことじゃねーだろ、おまえは何都民だよ。遼平は言いかけたが朝と同じ理由でやめた。
確かに、数十メートル先には巨大な、周りと比べればだが、デパートが見える。
赤い看板には「SATY」とある。
擦れ違いざまに眺めるが、恐らくは開店前でいまだ駐車場にも人気は無い。
何台かの輸送トラックが見えるだけだった。
街路には人影一つ見受けられない。遼平が携帯で確認すると、朝の十時だというのにもかかわらずだ。
外が熱いのだろうかと思って優一に断り窓外に手を翳しても、むしろ寒寒としている。
「なあ………人いなくねえか?」
戻り際、隣の優一に問う。
「うーん、平日ってそんな物じゃないかなぁ?」
そう言われればもっともだが、それにしてもこの違和感はおかしい。
誰も、いないのだから。
「それにしたってさ………電気一つついてないなんて」
十時過ぎならば、どれかしらの店舗が開店していていいはずだ。
「確かにそうだね………テレビで見てみるよ」
優一は携帯をブレザーのポケットから取り出し、テレビ機能を呼び出す。
だが、それは期待はずれな時代劇の再放送や、バラエティなどありきたりの番組しか映らない。
「待って………あ、ニュースがあった」

871 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:25:52 ID:JKyKdlyp0
「………自動車道で三台の車両の玉突き事故が起こり、現在十キロ程度の渋滞が………」
案の定周りがかしましく、よく聞き取ることが出来ない。
だが、画面に映るのは名前で分かる通り確かに今迄自分たちが乗っていた自動車道だと認識できた。
「ラッキーだったな、多分」
「まあ………そうだね。ただ、自分達が早く着いてもそのせいで結局遅れるかもしれないけど」
「うは、ありうるな」
街を抜け、盆の周囲を走るようになっていたバスは再び登坂すると、森の中へ入った。
「うわ、また森ですか」
大輔が溜息混じりに呟く。
「まあ、俺らにはどうにも出来ないことだし、諦めな」
潤が優しくなだめた。
その辺りは先ほどとはうって変わり、急な山を上っている体だ。
本当に運転手しか知りえない裏道なのだろう、80度はあろうかと言う急な崖が、ガードレールに覆い隠されている。
「これ落ちたら死ぬな」
樹が呟く。
「いや………木が生えてるし下まで落ちることはねえだろ」
「そうか………?」
そんな下らない会話の後にバスは再び下界へと下り、今度は住宅街へと進入する。
その数百メートル先に、ようやく小いが、しっかりと高架を認識できるようになった。
だが、遼平は不思議なことに気付く。
どの住宅も不思議なことにカーテンで遮光され、内部からの光一つ漏れないようになっているのだ。
加えて対向車さえないのは奇妙の限りである。
遼平は、何も無い空間をひた走るような感覚にとらわれていた。
「やっぱ変だよな」
「どしたの遼平ちゃん?」
優一と二人の会話に、いつのまにか端ヵらやってきた隆之が参加する。

872 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:28:36 ID:JKyKdlyp0
「ああ、誰もいねえなって。おまえも見てみろよ」
その言葉に従い隆之は後ろから周囲を見回す。
「………まあ、見えないねぇ」
「だろ」
「それは遼平ちゃん、外は熱いからだよきっと。
「さっき休憩したときそこまで熱かったかよ」
「いや」
「だろ」
「うーん」
隆之は窓の外を眺めながら、もっともこの事象に見合うべき理屈を探しているようだ。

「………だめだ、全く分からない」
「お手上げだ」
「まあここは一つこの辺は老人化の進む世帯が多くて、
今日は近くの市民ホールで氷川きよしかきみまろのライヴがあったとでも納得しましょうか」
「なぜそうなる」
隆之が、適当に解答をはぐらかした。
「あ」
樹が突然感嘆の声を漏らす。
「なんだよ」
「おいあれ………」
「ん?」
「遼平………あれ」
潤が遼平の名を呼ぶが、それはいくらか震えているように取れた。

873 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:29:48 ID:JKyKdlyp0
「どうしたよ………って!」
いつのまにか近づいていた高架の上で、自分達と同じバスが、止まっていた。
ガードレールで時たまに遮られるが、合間からは煙がくすぶっている。
「なあ優一………あれじゃねえか?」
遼平も優一にそれを見るよう促す。
「え………あ!」
気付いた優一もそれに見入る。
―――燃えてる、火事なのか?
遼平は見ながら様々な憶測を立てるが、そのどれもがぴんとこないものばかりだ。
そんな内に、前席の生徒らもそれを見出したのか、話し疲れていた車内は喧騒に包まれる。
携帯で別車両に乗っている友人に連絡をとるものも現れ、一層にかしましさが増す。
「なあ、人がいるよな………あの周りさ」
そう言いながら樹は目を凝らし、ガードレールの狭間を眺めている。
「ああ、ほんとだ。………けどあれ、何しに来てんだよ。ぶつかってるわけじゃあるまいし。
遼平もその周囲を凝視するが、ここの距離では分が悪く、何をしているかまでは分からない。
「まあ………多分、前の火事ってるところを見に行ってんじゃないか?」
「あー落ち着いて。今、あちらの大西先生から連絡が来まして、生徒は全員無事だそうです。
煙が上がっているのは少し先のトラックで、こちらは怪我人もいないと」
三人が結論づくより早く担任がマイクで情報と沈静を呼びかけると、あちこちから安堵の一息がつかれる空気が感じ取れた。
―――しかし、今年は大波乱だな。
遼平は思う。これから先予定通りに事が進むとは思えないし、三時間の時刻の遅れがそれを決定付けている。
地名から推察しても、まだ京都までの道のりの50パーセントも進んでいないことになる。
「今日ってさ、観に行くのが一応何とか寺って有名なところだったよなぁ」
「金閣寺」
樹が、そんなことも忘れたのか?といったニュアンスで隆之に言う。

874 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:30:43 ID:JKyKdlyp0
「そうそれ」
「まあ、いいんじゃねえか。大事なのは自主見とユニバーサルスタジオだろ」
大輔が予定表を取り出し、日程を見ながら続けた。
「二日目は………今日に続けて神社仏閣だしよ、三日目以降にはまさか支障なんて出ねえだろうし」
「まあ、そだな」
彼のそれを覗き見ながら、潤も同意の意を見せる。
「つうか、インター近えんだけど、乗る気か?」
バスは高架に沿うようにルートをなぞり、すぐ前にはインターチェンジの看板が見えようとしている。
そこで、再びの教師の声。
「………ここから先は、自動車道に乗らざるをえませんので、ここのインターから乗りますが、いいですね?
事故はそこより前ですので、渋滞にはなっていないと思います」
特に周囲からは同意も反論の意も現れないので、教師は黙って席に戻る。
そして間も無く、バスはインターチェンジに進入した。
まるで円を描く緩やかなRを回り、料金所へと向かう―――が、その手前で意外なハプニングに遭遇してしまう。
最後の直線上に、人が倒れていたのだ。
それは、何らかの制服を着ているようだが、最後列からは良く見えない。
「あれ」
潤が指差す。
「なんだ………?」
「倒れてんのかな」
「どうしたんだろう?」
「料金所のおっさんか?」
「死ぬ気かよ」
六人はめいめいに思ったことを口に出すが、それには誰も返答できない。

875 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:31:24 ID:JKyKdlyp0
そうこうしているうちに、バスはその十メートルほど手前で停車する。
「今から運転手さんと養護の岩田先生が様子を観に行くそうなので、少し待っていてください」
不快なマイクのハウリングと共に、中央通路に立つ担任が言う。
その後ろではバスの入り口を開き、何かを肩に提げた岩田と運転手が出て行くのが見えた。
六人は、否、バス中の誰もがそれを無口で見守る。
二人がそれに近づき、その距離を次第に縮めてゆく。
運転手が帽子を取った。
養護教諭がしゃがみ込み、背中を叩いて何か言っている。
運転手もしゃがみ、彼の首筋へと手を―――動いた。
まるで陸に打ち揚げられたような魚よろしく、倒れていた人間が、背筋を反り返らすように跳ねる。
「………ん?」
痙攣、と言った方が正しい動きであっただろうか。
「なんか動いたよな………今」
運転手がそれを仰向けに体位変換しようと両肩に手をかける。
「しかしどうしてあんな場所で………」
体が垂直に起き上がった辺りで、突如、人間が起き上がり運転手に抱きついた。
「生きてんのか………?」

血飛沫。

運転手の首筋から血が迸る。
まるで避けたホースのように、虚に撒いたスプレーのようにそれは勢いを増してゆく。

876 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:32:15 ID:JKyKdlyp0
沈黙が、支配した。
テレビ画面やスクリーンの向こうで起きているような、そういった非現実的な場面に出くわしたのだ。
当然それを刹那の名の元に理解するのは難解の極みである。
すがりつく人間を何かを叫びながら運転手は押しのけ、真紅に染まる首元を片手で抑えつつ、たどたどしい足取りで逃げようとする。
保健教諭もそれを見てはっと我に返ったのか、こちらへと走り出した。
その時。インターチェンジ沿いの少し丈が深い草むらから、何かが飛び出した。
遼平は動きの速いそれに何かと思って目を凝らすと、それは養護教諭と同じ位の人間だった。
青い横縞のシャツを着た、普通のそれである。
それにもかかわらず、その人間は此方へ近づく養護教諭に対して走り寄り、ラグビーよろしくタックルを決めた。
中年も後半の養護教諭がとても耐えうるレベルでない速度と、勢いを用いて。
そしてもんどりうって倒れたそれに対し、馬乗りになる。
仰向けに倒れた養護教諭は、その拘束から逃れようと、這いずり進もうとするが上の人間のほうが、行動が早かった。
先ほどのそれと同じく、首筋に噛み付いたのだ。
それも、バスの眼前で。
再びの血飛沫が断末魔と共にアスファルトを赤黒く彩る。
直後、絶叫。
車内を女子の金切り声が圧した。
「え………」
「何だよあいつ!」
誰かが叫ぶ。
「早く運転手を!」
また誰かが叫ぶ。
その言葉に突き動かされたように、中央通路に立ち尽くした担任が昇降口へ駆け寄ると
運転席の何らかのボタンを押し、それを開放する。

877 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:33:03 ID:JKyKdlyp0
「先生!外ッ!」
「まだ来てる!」
その二言と同時に教師はフロントガラスに目をやる―――人間が、大挙して押し寄せていた。料金所の奥かららしい。
数はゆうに30以上を数えるだろうか、とにかくそれだけの大群がバスに向かって一心不乱に駆けている。
それらとの距離はすでに20メートルを切っていた。
手前のそれは養護教諭に噛り付いたままこちらを見ようともしない。
運転手はその10メートル先を走っているにもかかわらず、次第にその距離を縮められていく。
「急いで!」
担任が昇降口で手を差し伸べながら独特の大声で呼びかけるが、片足を引きずりながらのそれが限界なのか、速度は変わらない。
「早く!」
バスまで9、8、7、6メートル―――歯を食いしばりながら引きつった表情で走る運転手を捕獲しようと全力で迫る集団。
さながらこの料金所前には相応しくない光景であったが、追及の余地もない。
残り5、4、3メートル―――運転手の足がもつれ、その太った体が大袈裟に路面に転がる。すなわち、死の宣告。
それはあっという間に人の波に飲まれ、消えてなくなった―――が、それでトラブルは終了したわけではない。
喰いっぱぐれた(少なくとも遼平にはそう見えた)連中が、今度はフロントガラスに勢い良く接触し、その透明な障壁を打ち砕くべく
両の手で打撃を始めたのだ。
「何やってんだ戸ぉ閉めろ!」
その不協和音を奏でるそれらに野太い男子生徒の声が続く。
はっとした教師が昇降口を閉めるべく運転席に近寄ろうとするが、時は既に遅く更に位置を確保し損ねた数人がそこに迫り
担任の手を掴んだ。
絶叫。
パニックに陥った教師の叫びは女子生徒達のそれを呼び寄せ、更なる絶叫の輪唱を呼ぶ。
担任は半ば恐慌状態で己に掴みかかったグレーのつなぎを着た男を蹴り飛ばすと、
折りたたまれた昇降ドアを渾身の力であるべき位置に収め、上部の鍵をかけた。
「逃げよう!」
その言葉を待たずに担任は運転席に飛び込み、エンジンスタートを試みる。
今回は幸運にも一度目(出発時は3回)で、エンジンは心強い音を響かせ始動した。

878 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:33:40 ID:JKyKdlyp0
「横にも来てる!」
「先生下ァ!」
ギアをチェンジし、バスは生徒達の心とは裏腹に、だが力強くバックを始め、
すぐ後ろの管理施設前駐車場で進路を180度転換してその道を折り返す。
殴打すべき対象を失った人間達の数人は勢い良く前のめりに倒れるが、それをものともせず後続の連中はそれを踏み越え走り出す。
だが加速度をつけた大型車と人間との差は歴然、間も無くしてそれらとの差は大きく広がった。
遼平が後ろを見た頃には、相手は減速途中にあった。
インターチェンジを下り、もときた道を引き返す。
連中の姿が隠れ切った時点で、一同に訪れる安心と虚脱感。
身の毛がよだつ様を体現するように背筋を伸ばし切った前列の生徒達も、次第に席へと座っていった。
そして、次点に訪れる沈黙。
誰も、何かを言うものはいなかった。
ただ、粗い息遣いがそこかしこから聞こえてくるのみ、皆同じ恐怖を味わったのだ、何も話し合うことは無いだろう。
シートに寄りかかり目を瞑る優一を横目に遼平は外を眺めた。
彼の中ではむしろ恐怖を味わったという強迫観念よりも、なぜそそうなったのかと理解しようとする気持ちが先に働いていた。
流れ行く窓外の景色は、何も教えてはくれないが。
むしろ、何も話さない隆之のほうが、彼には不気味に感じた。
―――行きとは逆路を進むバスが盆地の枠にあたる部分、山べりへと到達した辺りでようやく皆は生気を吹き返したようで、
「なんだったんだ………」
「一体何が………?」
というWhy節と共に、すすり泣くような声が遼平の耳に入って来た。
女子の数人が、自身の脳でそれを解釈した瞬間に訪れた恐怖に、やっと正しい反応を示すことが出来たのだろう、と彼は思う。
第一そうでなくてはおかしい。
あれほどの場面を突きつけられれば誰でも錯乱するのは当然だ。
現に遼平もその渦中であり、少なくとも普段通りの思考を継続するだけでいっぱいいっぱいなのだ。
男子らも例外でなく泣き出すことは無いにしろ、軽い恐慌状態であるのは明らかだ。
だが、それも今の状態では沈静傾向にある。

879 :slave-anecdote:2005/08/21(日) 14:35:22 ID:JKyKdlyp0
………と、ここまでです。
やっとですね………しかし。
ゾンビ………全力疾走してますが。

880 :本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 17:09:02 ID:tl9WHou3O
新丼ゾンビですね。
そろそろ次スレが必要かな?

881 :本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 17:52:35 ID:e4WBlg0xO
>>slaveさん
乙です!新丼ゾンビを選択することでスピード感がありますね。
次回も楽しみにさせていただきます。

私も次スレ案に一票です。

882 :本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 22:07:59 ID:O655W5iaO
スカパーでDAWNやってるよん。

883 :本当にあった怖い名無し:2005/08/23(火) 08:46:01 ID:xl9RiEgD0
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1124753567/l50
書けなくなる前に次スレ建てました。

884 :貧雑:2005/08/28(日) 02:54:02 ID:2Czd0dmNO
皆様、残暑お見舞い申し上げます。貧雑です。

新スレも立ったようですが、誰も見てないであろうこちらの方に投下させて頂きます。
理由は、出来上がった作品の内容があまりにもな出来栄えの為、
産声を上げたばかりの純粋無垢な新スレを汚す以外の何物でもない、と判断したからです。

そのため、こちらの埋め立てに使わせて頂くことをどうかご容赦ください。

それでは、後程またご挨拶いたします・・・。


885 :貧雑:2005/08/28(日) 02:54:56 ID:2Czd0dmNO
[前回までのあらすじ]

かの名探偵、金畑一耕透を祖父に持つ少年、金畑一初。
その冴え渡る推理力で数々の難事件を解決してきた彼のもとに、ある日謎の人物からの招待状が届いた。

彼を含め六人の男女が集められた古ぼけた洋館。そこで迎えた深夜、参加者の一人が死体となって発見された。
自慢の洞察力から事件の真相を見抜いた彼は、他の参加者を殺害現場となった個室に集めると、いつものようにこう宣言したのであった。

「・・・謎は全て解けた!お祖父様の名にかけて!!」

【金畑一少年の事件墓・完結編】

初少年は皆を前に事件のあらましを説明し始めた。今回の最大の謎は、殺害現場の密室性にあると。
部屋の内側からのみ施錠可能なこの部屋において被害者の男性は如何にして殺害され、そして犯人はどうやって抜け出したのか。

「・・・古時計が、ドウタラコウタラ・・・ピアノで月光がウンタラカンタラ・・・」

小粋なジョークなども織り交ぜつつ、初少年の高説は悠に二時間にも及んだ。
立ったまま眠る者、俯いて涎を垂れ流す者、中には床に突っ伏し全力で爆睡する者も現れる中、初少年の推理はついに佳境を迎えた。

「・・・つまり、被害者の男性は最初から死んでいた!自ら歩きこの部屋に入って密室を作り上げた。そう、ゾンビだったんだ!」

886 :貧雑:2005/08/28(日) 02:55:52 ID:2Czd0dmNO
・・・その衝撃の顛末を起きて聞いている者はもはや誰もいなかったが、初少年は一人で己の推理の余韻に浸っていた。その時だった。

「ピンポン、ピンポーン!大正解ー!!」

どこからともなく場違いなクイズの正解音と共に、マイクを通した男の声が洋館中に響き渡った。

「そ、その声は怪人損美男爵!しまった計られたか!」

一瞬にして事態を察し身構える初少年に対し、男爵は勝ち誇ったように続けた。

「フッフッフ…毎回君には計画を邪魔されてきたが、今回こそは私の勝利だ。それ!やってしまえ!」

その声によって再び命を吹き込まれたかのように、今まで部屋の中央で息絶えていた男性の死体がムクリと起き上がった。

「マズイ・・・ということはやっぱりこっちも・・・」

数歩後ずさったのち、ハタと気付いて振り返った背後では、先程まで眠りこけていた他の参加者達もその正体を露にしていた。

「そう、最初から君以外は全員ゾンビだったのだよ。ふはははははっ!」

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