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【小説】ZOMBIE ゾンビ その14【創作】

1 :本当にあった怖い名無し:2005/08/23(火) 08:32:47 ID:xl9RiEgD0
このスレは、ゾンビ好きな人がゾンビをネタにした小説をupするスレです。

○過去ログ

(1)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】
http://curry.2ch.net/occult/kako/1030/10304/1030468085.html
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako1.html (ミラー)
(2)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その2
http://curry.2ch.net/occult/kako/1034/10343/1034309472.html
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako2.html (ミラー)
(3)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その3
http://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1036704369/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako3.html (ミラー)
(4)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その4
http://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1047896148/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako4.html (ミラー)
(5)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その5
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1052060297/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako5.html (ミラー)
(6)【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その5.5
http://makimo.to/2ch/hobby3_occult/1053/1053501319.html
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako6.html (ミラー)


2 :本当にあった怖い名無し:2005/08/23(火) 08:43:03 ID:xl9RiEgD0
(7)zombi ゾンビその6
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/occult/1054460858/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako7.html (ミラー)
(8)zombie ゾンビその7
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1055955467/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako7a.html (ミラー)
(9)ZOMBIE ホームセンター攻防編 八日目
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1062185351/
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/kako8.html (ミラー)
(10)zombie ゾンビその9
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1083297464/
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0501/22/1083297464.html (ミラー)
(11)【かゆ】ゾンビの世界で戦う小説【うま】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1100529954/
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0503/19/1100529954.html(ミラー)
(12)【小説】ZOMBIE ゾンビ その11【創作】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1108381059/
(13)【小説】ZOMBIE ゾンビ その12【創作】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1113141723/
(14)【小説】ZOMBIE ゾンビ その13【創作】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1117637335/



3 :本当にあった怖い名無し:2005/08/23(火) 08:43:41 ID:xl9RiEgD0
○作品保管庫
【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】
http://www.geocities.jp/dokidokiyunyun/
○避難所/雑談所
【小説】zombie ゾンビ【創作】分室
http://jbbs.livedoor.jp/movie/5375/
○2ちゃんねる オカルト板 ゾンビ小説スレ保管庫
http://zombiesurvival.fc2web.com/


4 :本当にあった怖い名無し:2005/08/23(火) 10:01:34 ID:8F5FqsWmO
>>1さん
乙!
甲です!!

5 :本当にあった怖い名無し:2005/08/23(火) 13:04:41 ID:xl9RiEgD0
【スレのお約束】

1 基本的にsage進行でお願いします。
2 作品投稿のage・sageは、作者の判断にお任せします。
3 作品には感想をお願いします。感想についての批判は作者・読者ともに控えましょう。
  「感想・意見・批評」と「誹謗中傷」は異なります。
  よけいな争いごとを持ち込まぬよう、表現にはくれぐれも気をつけましょう。
4 煽り・荒らしは放置、反応なしでお願いします。

【マナー。その他】

1 連続投稿数は5〜10レスを目安にしましょう。
2 作品投稿は間隔に気をつけてください。場合に応じて間隔をあけましょう。
  投稿前と投稿後に宣言すると、スレの流れがスムーズになります。
3 自分の意見に返事を期待する作者は、トリップを付けたほうがいいでしょう。
4 個人攻撃、的外れな批難の類は流したほうが無難です。
5 496KBで警告メッセージが出力されます。
  512KBでスレッドが終了なので、950からか450KBを過ぎた時点で新スレッドへの
  移行を話し合いしましょう。


6 :本当にあった怖い名無し:2005/08/23(火) 13:19:33 ID:ED6WB4s/O
>>1
(●´ё`●)b<ヌッジョヴ

7 :本当にあった怖い名無し:2005/08/23(火) 13:32:09 ID:54rHaFt6O
>>1さん、さりげなくGJ!!
NiceWork!

8 :老年:2005/08/23(火) 23:28:51 ID:AQUvg2it0
今日ウチの町内にも、とうとうゾンビが湧きました。

まぁ最初は近所で起きた火事だったんすよ。消防車のサイレンに野次馬根性くすぐられて見物に。

そしたらまっ黒焦げのどう見ても死体にしか見えないのが、全身くすぶらせつつ消防のニイチャンにマウントホジション。
ここだけは真っ白な歯むき出して噛み付こうとしてる。

この時点で「あっゾンビ!」と周りの野次馬同好のヤシ達は逃走。

オイラもダッシュで逃げようとしたんすけど、ゾンビの下で必死こいて抵抗してるニイチャンの目と目が会っちゃった。
・・・その「オマエも逃げるんか〜」見たいな視線に、思わずゾンビのドタマにサッカーボールキック!
それからは記憶飛んでしまいよく憶えてないけど、気づいたらグチャグチャなったゾンビの横で荒い息ついてました。

周りには他の消防士達が集まっており、血まみれの酸素ボンベや大オノでピクピクしてるゾンビに
トドメ刺してたり、襲われてた消防士のニイチャン介抱してました。
運良く、漏れやそのニィチャンを含めた誰も噛まれたヤシはいませんでした。が、冷静になると「こりゃヤバイなぁ」と。

今後ゾンビが大量発生したらそれこそロメロのゾンビ映画みたくなりそう。

礼を言ってくる消防士達を適当にスルーして、今度こそオイラは火事場から逃げ出しました。とにかく準備をしないと・・・。



9 :老年:2005/08/24(水) 00:19:53 ID:yqRMyLDR0
まずすべき事は、水、食料の確保。とりあえずすぐ近所のコンビニにダッシュ!しかし・・・考える事は皆一緒ですた。
コンビニ、人湧いてました〜レジには長蛇の列だし。食料品関連の棚もうすでに隙間開いてるし・・・。

早速諦めますた。ちょい離れてるけどホームセンター・ジョイに逝くべ。ついでに現ナマ用意しとこ。
一旦アパートに帰り、有り金全部と通帳持って自家用ママチャリで発進!。

まず郵便局で貯金全額下ろす。ここ5年間の労働の結晶を抱えてホームセンターに。
ここは某私鉄の高架下にある小規模な店だが、品物がよろずに結構揃ってて工具類の他、衣食関係も安くで手に入り、以前から利用してますた。

ここはどうやらまだ大丈夫だったが、それでもレジ前の食料品コーナーに隙間が・・・。こりゃ時間の問題、早いとこゲットせねば。
カゴを二つ抱えて、まず残ってるインスタントラーメンを全てゲット。カップ系はかさむので袋オンリーで。
その次に1.5L水ペットボトルを一箱全部。残ってた缶詰も焼き鳥や赤貝、フルーツ系を一切合切かごの中に。

しかしこれでは到底ママチャリに積み切れない事に気づきいたので、ゴミ用ポリバケツを購入。ついでにゴミ袋も大量購入した。これらは水の貯蔵にも役立つのだ。
ラーメンや缶詰をポリバケツに詰めてチャリの荷台に強引にくくり付けて、水は前カゴに。ヨタヨタしながら一旦家に戻る。

オイラのアパートは鉄筋コンクリの三階建てで漏れの部屋も三階。重い荷物抱えてヒーヒーいいながらブツを自分の部屋に。
ついでにユニットバスの湯舟の蛇口を軽くひねりチョロチョロ水を出しとく。帰ってきたら水がたまってるはず。
コレと、買ったポリバケツとゴミ袋に水蓄えればかなり持つはずだ。

そして再びホームセンターへ。

10 :老年:2005/08/24(水) 01:19:35 ID:yqRMyLDR0
今度は米を30kgほど購入、またポリバケツ一個購入して中に。肉系や嗜好品とかも少し欲しかったので残りの食料品を物色。
お菓子コーナーのポテチ、カール、おにぎり煎餅になぜかあった魚肉ソーセージ、酒のおつまみコーナーのスルメ、ベビーサラミ、ミニチョコレートをゲットした。

食料はコレくらいでいいか・・・一瞬ペットコーナーの犬缶猫缶に手が伸びかけたがヤメトク。マッドマックス2じゃあるまいし・・・。

次に他に役立ちそうなアイテムを探して店内を物色。とりあえずパンツ(トランクス)を5枚ほどカゴに。
燃料、水兼用なポリタンクを探したが、オイラの先に来たヤシが買い込んだらしく売り切れ。残念だがまぁ他の品で代用は効く。

おっと燃料と言えば、煮炊き用のカセットコンロのガスを忘れる所だった。だが台所用品売り場にガスボンベが無い。
店員に聞くとやはり前に来たヤシが全て買い込んでいったらしいが、倉庫に在庫があったので店員に出して貰った。

しかし10缶しか無かったので、キャンプコーナーで炭20kgと着火剤を購入。部屋に七輪があるので最悪ソレで煮炊きするさ。
ついでに割り箸、紙皿、紙コップ、サランラップ類も購入。洗いモノも極力減らさないと。

さて最後に護身用の武器を選ぶ。

実は以前、2000年問題やらノストラ予言を見越しての勢いで、ピストルタイプのクロスボウを入手。
予備矢30本と共に部屋の押入れで腐っているが、人相手ならともかくゾンビ相手では心細いので一撃必殺なアイテムが欲しい。

消防士が使ってた大オノとかあればベストだが、園芸コーナーにはそんな物騒なものはなく、代わりに刃渡り30cm弱のナタを購入。
他になんか無いかと探してるとありましたぜダンナ、強力そうなヤツが。

ソレは工具コーナーにあった、柄長1m強、両手持ち大ハンマー!。
俗に言う「スレッジハンマー」と言うヤツで、JoJo第一期シリーズで若き日のスピードワゴン氏がコイツでゾンビのドタマ粉砕してた由緒ある一品。

実はオイラの職業はトラック専門の整備士でして、10tトラックのタイヤとか取り外す時、このハンマーで思いっきりしばかないと外れない。
つまりメチャクチャ使い慣れてるんす。コレなら格闘技経験ナッシングな漏れでも大丈夫ッス!。ただ値もそれなりにしましたが・・・(涙)。

さてこれだけ買い込めば何とかなんだろう。あと車載バッテリーにソーラーパネルが欲しい所。オートバックスにでも逝って見るか。

11 :slave-anecdote:2005/08/24(水) 03:48:41 ID:LuCjEc5P0
>>老年様
話し言葉というのが新鮮でいいですね!
犬猫缶はあれですが…実はおいしいとか。
そういえば、スレッジハンマーってそういうものを指すんですか…
別な小説で吸血鬼専用武器としてその名前をつかっていまして、
今更感心してます…。
連載、楽しみにしております!

12 :本当にあった怖い名無し:2005/08/25(木) 12:12:12 ID:hgiI4oN6O
>>1
乙です!

>>老年さん
o(^-^)oワクワク!

関係無いですが、「ランドオブザデッド」のゾンビたん達は、
道具や武器を使うくらいの知能があるらしい…人類モウダメポorz

追伸・くだんさん、御自身のサイト、お待ちしております。
あのまま途切れてしまうのは、あまりに惜しいです。

13 :本当にあった怖い名無し:2005/08/25(木) 16:05:20 ID:y0uBzQjl0
ランドまだ見れてない orz
老年氏の続き楽しみにしてます

14 :老年:2005/08/25(木) 21:52:44 ID:F4LxU3bn0
いや〜しかしお巡りさんも手馴れたモンですなぁ。
いえね、またサイレンに誘われて現場逝って見たら、ごく普通の一軒屋の中から口から下、血まみれのパジャマ姿のお父さんゾンビがちょうど飛び出てきんすよ。

ソレをサスマタ装備のお巡りさん達が、慌てず騒がず見事なコンビネーションで挟んで捻って捕まえて、
お父さんゾンビをブロック塀に押さえつけると、頭からでかい麻袋被せ〜の手錠足錠かけ〜の、
最終的には護送車みたいなのに放り込むとあっという間に連れてっちゃた。

野次馬さんのおしゃべりを小耳に挟んだ所によると、なんでも若い夫婦に赤ちゃん一人の家族構成なその家から、
突然ものすんごい絶叫が!?ご近所さんが覗いてみると、旦那さんが奥さんと赤ちゃんで朝ゴハンしてる場面を目撃しちゃて110番!てな展開だったそう。

しかし、最近そういう事件が多いなぁ。普通に生活してる人が突然ゾンビ化!家族食べちゃった♪みたいなパターン。
ウチの町内でも三軒目。県内全体でも50件越えたそうな。

だからだろうねぇ、後に残ったお巡りさん達も手馴れた感じで簡単な現場検証して、
奥さんと赤ちゃんの食べ残しが入ってる黒い死体袋を家の中から回収すると、黒と黄の縞々テープで現場封印して帰っちゃった。



15 :老年:2005/08/25(木) 21:59:00 ID:F4LxU3bn0
↑うわ〜間違って送っちゃた〜一番最初の部分に、

「・・・緊急車両のサイレンに慣れて来ちゃった今日この頃。また近所のゾンビさんが連行されました。」

が、入る予定だったのに・・・。すんません脳内で付け加えてください。

それでわ、駄文続けます。

16 :本当にあった怖い名無し:2005/08/25(木) 23:08:10 ID:zQn9QzF2O
老年さん乙です。
読み易いし面白いです。
ここの住民もリアルゾンビ騒動に巻き込まれたらこんな感じかなあと想像できたりしてなんだか楽しいです。
続き又お願いしますね。

17 :本当にあった怖い名無し:2005/08/26(金) 05:30:18 ID:8f9pi5VQ0
最近はゾンビ達の活動も治まってきたらしく、
昼間だけに限り自宅避難命令が解除されたので、近所のビデオ屋に行ってゾンビ映画を借りてきた。
ドーンオブザデッドみたあとバイオ2アポカリプスを見たのだが、
なんで一方はすばやく走り、もう一方はのろのろと歩いているのだろうかと疑問に思った。
やっぱりウィルスの違いなのかな。
ああ、ちなみにうちの近所に出るのはのろのろと歩く奴ね。

そんだけ。

18 :老年:2005/08/26(金) 11:52:53 ID:O1synZS50
そんなこんながありつつ、火事場でゾンビと接近遭遇してから一週間。
世間はかなり騒がしくなってますねぇ〜。

幸か不幸か、こないだの火事場ゾンビが近畿地区での発症例第一号だったそうで。
大体、北海道、東北と来て次は人口も人の出入りも多い首都だろうと思ってたら、東京どころか名古屋さえも通り越して兵庫?ですから。
おかげでオイラは物資買い溜めの好スタートダッシュが決めれたですけど、次の日から関西大混乱、大混乱。

あるゆる店から食料消えるわ、治安は悪化するわ、大量発生した関西脱出組で交通機関マヒするわ事故おきるわ、警察は殺気立つわと散々。

オイラの勤めてた整備工場もこの世情じゃ仕事にならんと臨時休業。
社長も六甲の別荘に避難する間際、「事態が終息したら仕事再開するぜ」なんて捨て台詞吐いて逝ったけど、ホンマ収まるんかいな。

ニュースじゃ北海道と東北と近畿にしか沸いてなかったゾンビが全国各地で報告しはじめられたそうな。
今は一匹一匹の少数単発発生みたいだから警察とかでも水際で対処できてるけど、一匹潰しそこねてそこから鼠算的に増えでもしたらマジでラグーンシティ状態?。
バットエンドは嫌でふ。


19 :老年:2005/08/26(金) 11:53:34 ID:O1synZS50
しかし、日本はまだマシっすよ。
最近停滞気味な外電ニュースとかでも、北米や欧州なんかゾンビ沸き過ぎで遂には軍隊による都市爆撃やっちゃったみたいで。
終いには核による消毒も時間の問題・・・って、これもありがちなパターンやね。

逆にオーストラリアとかまだゾンビ発生件数0とかいう話だから、成田の国際線カウンターにはオージー逝きチケット求めるブルジョワジーの長蛇の列だそうで。
どっちにしろ、世界中から避難民集まれば、オーストラリアでも時間の問題やろって言うのがネットでの大多数。オイラもソレに一票。
だから日本は美味くやってる部類なんだろうけど、それも時間の問題・・・って、ネットの噂は悲観的なのしかないやん。

行政も本腰入れて動き出したみたいで、全国各地の学校、公民館施設とかに相談所並びに避難所を臨時設立。
ウチの近所の小学校にも、専門のカウンセラーに医師、警察官とかが常駐し始めた。望めば身一つで避難も出来るけど、ご近所さんには不評。
ここらのヤシってほとんど関西大震災経験してるから、苦しい避難所暮らしを体験済。皆チャンとした家と食料がある限り、体育館にブルーシート敷いて雑魚寝なんてしたくないわな。

脱出しないヤシは、皆水と食糧蓄えて家の中でジッと嵐の過ぎ去るのを待ってる。

かく言うオイラも親がドキュソでね、高校卒業と同時に家飛び出しちゃったから、逃げ込む故郷なんて存在せんのよ。
しいて挙げれば、工場の寮暮らしから脱して初めて自力で借りたこのアパートのワンルームがオイラの城、唯一のアジトっす。

都合良く、建物は鉄筋コンクリ造り、各部屋に鉄製扉に独立したバルコニー、アパート周りは隣家の壁と2m強の高いブロック塀で隙間なく囲まれてる。
これで建物正面入り口にバリケードでも築けば・・・。だけど問題が一つ。オイラココに住みはじめて丸二年になるけど一度も隣室の住人とかと口きいた事無いんだなぁこれが。

さて、どうしよ。

20 :本当にあった怖い名無し:2005/08/26(金) 13:15:27 ID:Rb9pzPfa0
老年氏は被災経験者か?


21 :本当にあった怖い名無し:2005/08/26(金) 14:59:03 ID:wdYbm/qzO
老年氏乙

ってか他の作者さん達は夏休みですか?

22 :本当にあった怖い名無し:2005/08/27(土) 08:41:50 ID:y/emOkl+O
しらね。気長にまとうや。

23 :":2005/08/27(土) 22:37:04 ID:hxfJT6XmO
老人さんの世界の状況説明は解ったから、そろそろ本題に入ろうよ♪


え?せっかちだって?
すまんのう。俺は早く出したいばっかの早漏クンですorz

24 :本当にあった怖い名無し:2005/08/27(土) 23:14:03 ID:S7GqUtVVO
>>23
状況説明としか受け取れないかなぁ。
“短篇に続きを”と同じで、想像力に欠ける書き込みが最近多い。

25 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 01:05:48 ID:i3+vOwBL0
>>23こうゆう作風なんじゃんそれと老年ね

26 :貧雑:2005/08/28(日) 03:23:22 ID:2Czd0dmNO
・・・あう〜、皆さんお久しぶりです貧雑です・・・。

実は前スレに埋め立てのつもりでロクデモナイ作品を投下しようとしたのですが、
計算してなかったせいで半分程uぷした時点でスレ埋まっちゃいました・・・。

こちらに投下する予定の無かった作品で、とても皆様にお見せできるような代物では無いもので、
中途半端でお見苦しい限りですが、お許しください。

スレ汚し、大変申し訳ありませんでした。

27 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 09:34:49 ID:kHs2n8Uy0
老年さん
もう少しこのままゾンビに対する心得を
投下してください。
いざと言う時、役に立ちますので

震災で被災した人間でしかわからない
生活必需品の買出し
そこでたま〜にゾンビと遭遇し
戦って、自宅に篭城。
放送がなくなり、食料がつきてから
次の段階ですよ!
老年さんのペースでやってください。

28 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 11:24:03 ID:jteMGGrx0
>>27
次の段階とかじゃなくて、
老年さんのは「ゾンビのある(いる)生活」
みたいなのがいいんじゃないかと思うんだけどな。
自分の思うゾンビものってのは日常の中の非日常みたいなのがあって、
老年さんの書き込みが的を射ているから自分にとってすごく面白く感じるなぁ。
別にいろいろな事件が起こらなくても、日常の中にゾンビがいる日々を見るだけでも面白いよ。
ゾンビがいるだけでそりゃもう大事なのかもしれないけどね。
ああ、二日酔いで頭痛くて文章まとまらない。
さっきからPCのまえでゾンビのようにうなりまくりだヴァー(´A`)

29 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 11:53:16 ID:e21khS5r0
世界が死者の咆吼と生者の悲鳴に埋め尽くされて数年。
私達は大都市の一角、隔離された路地裏に住んでいた。

30 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 13:01:33 ID:TTYDHmJnO
貧雑さん埋め乙続きがあるならせっかくだからこっちに投下すれば?少なくとも俺はどんな作品でもハァハァする自信はあるよん

31 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 13:14:45 ID:vEAloqZdO
>貧雑さん
つーか、面白いSS書けてるんだから自虐なんてしなくて全然いいぜ

32 :貧雑:2005/08/28(日) 14:24:02 ID:2Czd0dmNO
>>30>>31
あうぅ〜、ありがとうございます〜。
自虐のつもりは無いのですが、他の作家さんの素晴らしい作品に憧れて投下させて頂き始めたもので、
私の拙い文章を皆様に読んで頂くのが恥ずかしいやら申し訳ないやらで・・・。
折角優しいお心遣いを頂きましたので、失礼を承知で前スレの続きを投下させていただきます・・・。

でも今回は本当に埋め立て用に筆の向くまま出来上がった作品ですので
かなりハシャギ過ぎていますが何卒ご容赦の程を・・・。

33 :貧雑:2005/08/28(日) 14:24:32 ID:2Czd0dmNO
洋館の中に男爵の笑い声がコダマするなか、初少年はジリジリと部屋の隅に追い詰められていった。

「くそぅ、こんな処でやられてたまるか!お祖父様の名にかけて!!」

なんとか活路を見出だそうと焦る初少年に、男爵は嘲笑うように語りかけた。

「フフ、窮地にあっても祖父を敬う気持ちを忘れないとは感心な事だな。そんな君に私から最後の贈り物を差し上げよう。」

受け取り給え。と言う男爵の言葉を合図に、部屋の入り口に一つの人影が現れた。
その姿を目にした初少年の表情がパッと明るくなった。

「あっ!お祖父様だ!?わーい!」
初少年はそう叫ぶと、現在の状況も忘れて祖父のもとに走り寄った。余程のお祖父ちゃん子だったのだろう。
数年前に逝去した先代との涙の再会である。初少年はガッシリと抱き付き、そして案の定、ガップリと噛り付かれた。

闇を切り裂くような初少年の断末魔の叫び声と、男爵の勝利の笑い声がいつまでも洋館の中に響き渡っていた。

34 :貧雑:2005/08/28(日) 14:25:29 ID:2Czd0dmNO
[エピローグ]
あれから一ヵ月後。とある大富豪の屋敷。
屋敷は百人近い警官によって完全に警備されている。
屋敷の中央、大金庫のある宝物室に神妙な面持ちの警部と屋敷の主人の姿。
部屋の時計の針は後一分で午前零時の時を刻む。
緊張に耐えられないかのように、大富豪が警部に語りかける。
「銭型君、本当に大丈夫なんだろうね。」
警部、振り返らず答える。
「ご安心ください。これだけの警備です、男爵どころか猫の子一匹入り込めはしませんよ。」
その言葉が終わると同時に、時計が零時を告げる鐘を鳴らす。
鐘の音が鳴り終わるのを確認すると大富豪、ハハ、と一つ気の抜けたような声で小さく笑う。
「でかしたぞ銭型君!男爵はこの警備を見て諦めたらしいな!」
その言葉を聞いた警部、背を向けたままククッ、と肩で笑う。
「甘いですなぁ、大富豪。損美男爵に不可能は無いんですよ。」
言い終わるや、振り向きざま警部の変装を剥ぎ取り、男爵が正体を現す。
同時に宝物室の扉を破り、百人のゾンビ警官がなだれ込んで来る。
あまりの出来事に大富豪、声にならない悲鳴を上げてその場にヘタリこむ。
「さぁ、約束の品は貰い受ける。ついでに君も私の下部となるのだ。」
百人ゾンビを従えて迫る男爵の前で、ただただ涙を流しイヤイヤを繰り返すだけの大富豪。
男爵のその手が大富豪に掛かろうとしたその時!

35 :貧雑:2005/08/28(日) 14:26:24 ID:2Czd0dmNO
「待テ〜〜〜〜〜〜〜イ!!」

空気の漏れたような擦れ気味の叫び声がどこからとも無く響き渡った。
そして、突如落ちる照明。虚を突かれて周囲に視線を巡らす男爵。

すると、宝物室の吹き抜けの二階ベランダ部に突然スポットライトが!
光の中に浮かび上がった二人の人影!!
多少外見に変化はあるが、それはまさにあの初少年とその祖父、初代金畑一探偵であった!!
二人はあの洋館での惨劇後、一旦は男爵の軍門に下ったが、その持ち前の正義感で理性を取り戻し男爵に対抗するため活動していたのだ。

「おのれ貴様等〜、死んだら死んだで私の邪魔ばかりしおって〜!今日こそは決着を付けてやる!モノ共行け〜っ!!」

男爵の命令で押し寄せるゾンビ軍団を前に、初少年はヘヘッと軽く笑うと、両手で腰のホルスターから二丁の拳銃を抜き取った。
一度死して甦った肉体である。もはや何を恐れるものがあろうか。

「ジッチャン!年ノ上ニ腐リカケテンダカラ、アンマ無理スンナヨ!」

祖父の顔をチラリ、と見て微笑むや、二階の手摺りを蹴って眼下に広がるゾンビの波の中に飛び込んでいった。

36 :貧雑:2005/08/28(日) 14:27:15 ID:2Czd0dmNO
空中での両手射撃により着地点周辺のゾンビ数体が瞬く間に倒されていく。
全弾を消費しつつ床に体を屈めながら着地するや、そのまま身を回転させて水面を蹴るように群がるゾンビの足を払う。
一回転して立ち上がったときには両手の銃の再装填は完了しており、再び有りったけの弾丸を周囲に撒き散らした。

「ヤルノウ、我ガ孫ヨ。ワシモ遅レハ取レンワイ。」
孫の雄姿を眺め嬉しそうにそう呟くと、初代は背中からスラリ、と大小の日本刀を抜き放ち、自らも手摺りを蹴ると身を躍らせた・・・。


・・・こうして、不死の軍団を操る怪人損美男爵と、死した肉体と腐れて熟成された頭脳を得た
名探偵爺孫との百年にわたる死闘の幕が切って落とされた。

百年の間には、腐敗する肉体を機械化するために出会う変り者の若き天才技術者(武器開発も担当)との出会いや、
予想通り正体が吸血鬼だった男爵の愛娘アーシアと初少年との淡い恋物語があったりするのだが、
それはまた別の機会に語られるべき物語である・・・。


【金畑一少年の事件墓・完】

37 :貧雑:2005/08/28(日) 14:29:33 ID:2Czd0dmNO
・・・すみませんでした。
申し訳ありませんでした。
言い訳はしません。
何も考えず思いつくままに書いてたらこんなものができちゃいました。

推敲もしてません。
書きながら当初の展開とはまったく違う方向に物語が進んでいったので途中で私自身もビビリました。

冒頭にある前回とかいうのももちろんありません。
もう二度としませんのでご勘弁を。

それでは失礼します・・・。

(・・・でも自分で続きが気になるのでまたやっちゃうかも・・・なんて)

38 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 15:43:29 ID:GT1cW+QJ0
〜ちらしの裏〜

新潟中越地震体験だが、確かに避難所暮らしはきつかった。
でも、水や食料と雨風しのげれば家がいいに決まっている。
でも崩れてしまったらどうしようも無い。

あれ以来、自衛隊さんに感謝の気持ちが沸いたよ。

〜ちらしの裏終了〜

39 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 19:22:28 ID:1J/CfiAGO
>貧雑さん

くだらねぇ。
でも楽しい。
結構好きだ。

40 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 20:52:40 ID:vEAloqZdO
貧雑てめえ






おもしろかったGJ
って書きにくいじゃまいか、自虐されるとさ…

これからも何か書けたら是非投下して下さい

41 :本当にあった怖い名無し:2005/08/28(日) 20:55:23 ID:rvef+eXwO
貧雑さん
ヤバい俺これツボw

42 :slave-anecdote:2005/08/29(月) 00:50:30 ID:1jsndvS80
こんばんは…久々に続きです。

「………人が、人に噛み付いた、か」
隣の潤が、ぼそりと呟く。
「わけわかんねえよ………」
「まあ、そうだろうな、俺もだ」
「狂っているのか………?」
「だろうな、きっと」
「いい加減だな」
「………わかるわけねえだろ?あんな連中知ったこっちゃねえよ」
「殺人鬼集団だな、まったく」
「いや、なんだか人間でもなかった感じがしたけどな………」
優一が加わる。怪訝そうな顔をする二人に、一言付け加えた。
「えっと………つまり肌の色がおかしかった、って。
そういう風に見えただけかもしれないけど」
―――そういえば。
想起すれば確かに、奴らの肌色は何か違っていた。浅黒いというか、
鬱血したような、もとい日本人のそれではなかった。
「ああ………そうかもな」
「病気か何かかな?」
「だとしても、そんなに集団で罹患したら普通はニュースにだってなるだろうし、
そもそも病気だからって人を襲うなんて」
潤が釘を刺す。

43 :slave-anecdote:2005/08/29(月) 00:51:07 ID:1jsndvS80
「けど、ほかに共通してることなんて今は分からないよ」
「………しかし、これ、どこに行くんだ?」
「………さあな?」
「聞いてこようか?」
優一が立ち上がると、遼平の前を抜け、運転席へと向かった。
左右を見回す。
右窓際の隆之は、ぼうっと外を見つめていた。
樹は、大輔と何か話している。
恐らくは自分達と同じ事だろう。
前を見る。
運転席で優一が運転する担任に行き先を尋ねているようだ。
だが、余り芳しくない表情をしている。
怪訝そうな顔、といったほうが正しいか。
そして、こちらへ向かってくる。
「なんだか、おかしいんだよ」
シートに戻ると、開口一番に優一はそう言う。
「何ていうか………顔色が悪いし、訊いても同じ事しか言わないんだよ」
「なんだそれ」
「さあ………?警察に保護してもらうとか何とかって」
「まあ、一番言い選択ではあるわな」
「そうだけど………あ、潤、沙季ちゃんのところに行ってあげた方がいいよ?
他の子のとこ励ましてたけど、泣きそうだったよ………」
潤がはっとしたような表情をする。
「………ワリィ………ちょっと行って来る」
潤はその言葉を聞いてすぐ立ち上がると、彼女のところへ向かう。

44 :slave-anecdote:2005/08/29(月) 00:52:12 ID:1jsndvS80
沙季の席は片方空けており、
潤がいつでも座れるように女子陣から配慮されていた。
そこへ向かうと、何か一言二言呟き、座る。
それで、姿は見えなくなった。
「………あ、優一、テレビは?」
これほどの出来事に遭遇したのだ、何らかの情報が流れないわけが無い。
「そうだね………まって」
取り出し、操作する。
「………だめだ、電波が無いよ」
窓外は既に新緑に包まれていた。それは無理も無かっただろうか。
「そうか………じゃあ、また下に降りたときにでも、確かめてくれよ」
「わかった」
「なあ遼平………さっき俺らで話したんだけどな」
俺らとは、大輔、樹のことだ。
「あの連中は、病気じゃないかって………それしか答えがねえよ」
「俺らもそうなった」
「そうか………だとしたらやっぱり、そうなんだろうな」
「けど………まさかあんな数の病人は逃げ出したりしねえだろ?
それに、何の病気だよ」
そういわれると、大輔は黙りこくってしまう。
道路は、直線に差し掛かっていた。
大輔の後ろで、先ほどより早くめまぐるしく景色が変わっていた。
それも、目に見え明らかに。
「バス、速ええぞ………」
遼平が呟くのと同時に、にわかに前方が騒がしくなる。

45 :slave-anecdote:2005/08/29(月) 00:54:03 ID:1jsndvS80
「先生?ちょっと!」
「大丈夫?」
潤もそれに気付いたのか、頭だけ出して様子を伺っている。
「見てくる」
遼平がそちらまで近づき、潤の元へと近づく。
その席は、運転席から三つ隔てたところにある。
「何だ?」
「あいつ………なんかおかしいんだよ………さっきから顔色も悪いし」
「………?」
遼平が疑問の体を表すと、今度は自分達からすぐ前の女子生徒が席を立ち、
運転席の様子を見にに向かう。
「先生………だいじょうぶですか?」
生徒が覗き込む。遼平も廊下にしゃがんだ体をずらし、それを伺う。
担任は、ほとんどハンドルに倒れ込むかのような体制で、かろうじてそれを握っていた。
「ちょっと休んだほうがいいんじゃないですか?………ここまでは追ってこないでしょうし」
その提案にも、答えようとはしない。
「先生………?」
女子生徒がさらに距離を縮める。
直後、暗転。

刹那、「再びの」断末魔。

場の空気が、再び硬直した。
遼平は事態を把握しようと目を見開くが、トンネルらしく、
加えて照明すらつかないバスには、まったく意味を為さない。
更に刹那。眩いばかりの緑が視界を覆う。
担任が、紅く染まっていた。
女生徒が、欠けていた。

46 :本当にあった怖い名無し:2005/08/29(月) 08:09:56 ID:c9q1UskHO
キター

47 :本当にあった怖い名無し:2005/08/29(月) 19:17:32 ID:rpxK96ECO
slaveさん
穏やかな日常が急激に、そして加速度的に悪夢と化していく…。
そしてこれまで安全と思われていた車内で起こる絶望的な状況…。
そこで止めるなんてイジワルですw

続きが気になる〜!

48 :本当にあった怖い名無し:2005/08/29(月) 21:42:18 ID:HfoCazC+O
いいかも知れない。

49 :本当にあった怖い名無し:2005/08/29(月) 22:03:36 ID:LALMwR+o0
まこしろさん・・
おやじさん・・・
どこへ・・・?!!

50 : ◆dve/1Ebaqs :2005/08/30(火) 01:03:49 ID:3kRXvOsW0
LoD観てきました。
流石本家ロメロ。
無駄なカットが全くなく、きれいなゾンビ映画でした。
これで四部作DVDボックスで出てくれたら最高ですね。

51 :.:2005/08/30(火) 09:52:30 ID:cfuxzRPmO
>>45
寡黙な女どもに比べて、ペラペラとよくしゃべる野郎達だなと
流し読みしてきたが、なんか面白くなってきた!
期待してるよ!!

52 :老年:2005/08/31(水) 00:54:34 ID:S/lt+KSL0
ちょっと間、開いちゃいましたが駄文の続きです。



・・・しょうがないッス!ここは漢らしくお宅訪問するッス!・・・と、むりむりテンション高めてアパート各部屋の戸別訪問開始。

しかしこのアパート、三階建て部屋数23戸の内、半数以上が空室&留守。
大部分の留守部屋、扉には「〜〜興業」「○×企画」「凸凹研究所」等、胡散臭い会社名が貼られてまして。・・・怪しいお仕事の怪しい会社登録に使われてるようです。
又、明らかに中から人の気配がするのにチャイム押しても居留守する部屋も・・・なにか闇金か何かに追い詰められてます?。

我が家の隠された魅力を驚かさられつつ、残りの部屋を個別訪問した所、以下の通り。

「バリケード?いやすぐ避難の予定だからそんな暇ないし」「大袈裟だね。映画の見過ぎ」「ソレ、無断でやったら責任問題なるっしょ。」
「メンドイ、自衛隊が動きゃ、すぐ治まる話だ」「巻き込むな、やるんだったら一人でやれ」「協力?・・・結構です、間に合ってます」

と、なかなか参考になるご意見、目白押し・・・そうさ、藻前等に聴いたオイラが悪いのさ。そんな中、オイラの意見にうなずいてくれたのが2人。
一人は二階のヨシイさん(♂30代)。なんでもオーディオ関連の修理屋をなさってるそうで、あくせく逃げるくらいなら愛着のあるココで篭城しようと覚悟を決めてたそうです。

もう一人は一階のタナカさん(♂50代)。
元・工務店経営、現在よろず屋とかで、トイレの水廻りからコンクリ・モルタル塗りの左官屋、壁紙ふすまカーペットの張替えにガス給湯器の修理に至るまでなんでもこなし、
ココの建物管理補修とかもこの人が請け負ってる準・管理人みたいな方。

2人とも度々通路ですれ違ってたりしてたから顔見知りではあるが名前知らねぇ・・・みたいな関係だったけど、とりあえずはアイラの案に協力してくれるそうです。
ただヨシイさんから「金の掛かる様なのはダメ」タナカさんからも「バリケード作るにしても、出来るだけ建物とか傷つけない。不要になったら簡単キレイに排除可能」みたいな注文が・・・。

フフフ・・・心配御無用!簡素にして頑丈、それでいて無駄な出費、無駄な工程を省いたバリケード、造って見せましょう!。


53 :老年:2005/08/31(水) 00:57:46 ID:S/lt+KSL0

大体、ワンルームマンションとは名ばかりの安アパートの狭い正面出入り口。
横3m弱、高さ2.5mの空間をふさげる、頑丈で重量のある物体を置けばいい事。
そこでオイラが思いついたのはドラム缶。オイラの職場裏にはエンジンオイルの詰まってた空ドラム缶六個ほど転がってる・・・最近、専門の回収業者も来ないから溜まってたのよね。

ずいぶん前に会社に黙って作っといた、整備工場裏のシャッターのカギ・・・何故、作ったかって?そりゃ休みの日に工場の設備使って自分の車の整備、タダでする為っスよ・・・空ドラム缶を工場内に。
立てたドラム缶を二段に重ねて上下の接合部を、一番太い溶接棒を使ってアーク溶接。・・・まだ電気通ってて良かったよ、電気溶接の方がガスより頑丈だし作業も早いからね。

一時間程で、高さ約2.5mのドラム缶3個が完成。そいつを社用車のハイラックス・トラックに載せ、ついでに必要な道具類も黙って借りる。
後はアパートまで運び込み、出入り口に各ドラム缶を隙間の開かない様、微妙にずらしつつ3本束ねる様に並べると、幅3m強高さ2.5mの立派なバリケードの完成っス!。

こいつの利点は、空ドラム缶状態だと軽いから一人で簡単に移動が可能な事。普段は通路横にでも縦に並べとけばいい。そして必要になったら、バリケード状に並べて水を満杯に入れる。
200L容量×2で一本400kg強、それを3本並べて、後ろから冷蔵庫やベット等の家具でつっかえ棒みたく支えれば、いくら怪力のゾンビとは言え、かなり持つと予想。

まぁいざと言う時、並べて水を入れる段階で「あぁ〜しまった断水だぁ〜」みたいな間抜けな展開を防ぐ為、今の内に端の方にドラム缶一本だけ並べといて水を満タンに。
他の2本にも動かせる程度に水を入れといて、断水時は土とか砂を詰める様にすれば大丈夫だろう。

最悪、並べた3本を鎖で雁字搦めにしたり、コンクリ床にドリルで縦穴掘って鉄棒を突き刺し、ドラム缶と直に溶接しちまえばいいのだ。その為の道具類は準備してあるヨン。


・・・現物を見せられてヨシイ&タナカ両氏は呆れ顔だが文句はつけられまい。勢いだけのアイデアだけど、やったモン勝ちっすよ!。


54 :老年:2005/08/31(水) 01:25:48 ID:S/lt+KSL0
ハハハ・・・オイラも好き勝手に思うまま書いとります・・・ていうか、夢小説?。

上の方で質問あったように、実はワタクシ震災経験者です。。
よく震災映像に出てくる「寸断された高速道路(バス落ちかけてるヤツ)」のすぐ近くに住んでました。

とりあえずその時の経験と、ゾンビ沸いた時に「ワタシならこうする」的なアイデアでやってます。
スプラッタ色は薄く、ストーリーはタルく・・・こんな感じでダラダラやっていくと思いますので、どうか皆様のお慈悲を。



ちなみにLoD観に逝きました・・・やっぱり面白いなぁロメロゾンビ。まさにカルトムービー最高って感想です。
丼よりはこっちの方が断然いいっス!。のろのろゾンビ万歳!

55 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 01:36:04 ID:d8dDrNoMO
老年さん乙です!。
読んでてとっても楽しいです!!。

56 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 01:51:27 ID:6Qjw48GI0
ウホ、老年氏もつかれ!
スプラッタ色は薄く、ストーリーはタルく
身の回りのもので解決する快適ゾンビ対策DIYシリーズ、面白いですよ

漏れの家の防御スキル低いからなぁ・・・
全面窓多いし、扉は軟弱だし、天井は抜けてるし
雨戸閉めてもゾンビに囲まれちゃ一溜まりもないな
おとなしく抜け道でも掘っとくか・・・


57 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 01:53:47 ID:6Qjw48GI0
全力疾走するゾンビたんは色気もへったくれも無くて漏れも好かんですよ

58 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 02:59:04 ID:cHNK0O750
こんばんは………続きです。

―――まさか。
その不自然に欠如した頭部からは、ゲル状のグレイの物体が、零れ出していた。
―――あいつが、齧ったのか?
その理解は連動して恐怖を呼び起こす。
回避行動をとろうとする遼平。
明らかに自身の本能が警鐘を鳴らしている。
だが、「担任」のほうが行動が早かった。
運転席から飛び出すと、先ほどの生徒から次いで前列の別の女子生徒に飛び掛る。
生徒はパニックながらも必死にそれからの脱出を心掛けるが、それは徒労に終わる。
再びに「担任」が口を開いた。
「んのォ………!!」
打撃音。
その強力な一撃にバランスを失い、「担任」がフロントガラスに吹き飛ばされる。
潤だった。
「おい遼平下がれ!」
今まで見た事も無い彼の剣幕に、無言で遼平は立ち上がり、数歩後ずさる。
再び起き上がる担任。
その口から発せられる声にならない低い呻きが、地響きのように不気味にうねる。
「………ッ!」
更に一撃潤が殴りかかろうとしたとき、車内が大きく揺れる。
今までと比べれば小さな叫び声と共に、一同の視線が窓外に向けられる。

59 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 02:59:39 ID:cHNK0O750
―――バスが取るべき進路を踏み外したのだ。

再度、大きな縦揺れ。
眼前の世界が回る。


視界が暗い。
まるでトンネルにでも入っているかのように、光は中心1点にしか存在しない。
遼平の意識の外か内か、それが、じわりじわりと広がってゆく。

彼は、目覚めた。

足、動く。手、動く。目、見える。
だが、違和感が払拭できない。
暫くそれの根源を探っていると、ふと、それが判明した。
―――ああ、そうか。

―――頭が、痛え。
頭に手をやるが、何も今までと変化はない。
―――今まで?
今までとは、どこからどこまでだっただろうか。
そこに意識を傾注すると、それらが鮮やかに、且つ生々しく想起される。
―――バスが、事故ったんだったな。
無意識の視線の先には、バスの天井。

60 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 03:00:21 ID:cHNK0O750
とりあえず、そこから立ち上がる。
幸か不幸か奇妙な頭痛の他は、特に体の痛みも無い。
なんとなく気に障ったシャツの乱れた襟を正すと、辺りを見回す。
皆、眠っていた。だがそこからは穏やかな寝息一つの雰囲気も察することは出来ない。
とどのつまり、気絶しているのだろう。

ざっ。布と布の摩擦音が、不意に遼平の背後から響く。
「うお………っ!?」
びくりとして目を向けると、昇降口から、足音がする。
クーラーボックス等の遮蔽物のせいでその主がわからず、先程の連中かとも思って反射的に体を屈め後ずさる。
「………俺だよ」
呆れたような表情で両手を挙げるしぐさをして見せる少年―――潤だった。
「なんだ………おまえもぶっ倒れてたのかよ」
「………沙季、大丈夫か?」
潤は強張った表情で彼女の座席へと走りより、その問いには答えない。
だが、唯一目覚めた仲間が居たことで安堵した遼平は、今度は窓外を覗く。
左手は急なのぼりを有する森、右手は細い道路が通っている。その奥は、淡々とした
規則正しい升目を有する小規模な田園地帯と、奥には小さな納屋が見えた。
「おい沙季………大丈夫か」
遼平の傍、二三回潤が沙季の華奢な体を揺さぶると、彼女は、ゆっくりと目を開けた。
「あ………潤………どうしたの………?」
「っ………よかったよ、まったく」
黙って潤は彼女を抱きしめる。心なしか、遼平には潤の声もが震えているように感じる。
そして前後には、農道と言うのだろうか、細長い道路が続いていた。
連なり、不意にピントがずれた後部座席に折り重なって倒れる、大輔らの姿が目に入る。
―――二人は、放っておいてやろう。

61 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 03:02:02 ID:cHNK0O750
「とりあえず、起こそうか」
肩を震わし、無言で抱き合う二人を尻目に、遼平が溜息を着いた。
全く自分でも損な役回りだな、と遼平は落胆する。
―――さて、どうしようか?
気絶した奴を覚醒させる手段など保健体育では当然習わなかったので、いや
むしろ聞いていないだけなのかもしれないが、取りあえず一番中央で気絶する大輔の頬を
適当に二、三回はたく。
「………んん」
大輔が目を開けた。
「大丈夫か?」
「っ………ああ、なんだよお前か………俺、気絶してたか?」
やはり痛むのか大輔は頭をさすりつつ、遼平に問う。
「ああ」
思いの外意識はしっかり覚醒しているのか、大輔は一度でわかったような体を有した。
「………っくそ」
眉間にしわを寄せつつも、大輔は隣にもたれる隆之の頬を同じようにしてはたいた。
その要領で残りの三人を起こし、覚醒した六人で手分けして車内のクラスメイト達を起こしにかかった。
やはり誰もが多少なりとも記憶の錯乱を起こしていたものの、大きな混乱も無く叩き起こしの作業は続く。
ようやく落ち着いた潤と先の二人も加わり、作業は順調に進んだ。
それから数分。重傷者も無い様で、皆が無事に目を覚ます。
そして、今はバスの外の道路に42人の生徒が一堂に会した。
だが、不思議なことにあの時噛まれた女生徒と、担任の姿は忽然と消えていた。
もしかしたら自分達が目覚めたとき、既に開いていた昇降口を見ると、出て行ったのかもしれない。
勿論、彼女の場合は担任と同じ「あの姿」になって、だろうが。
―――いったい、どうしたら?

62 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 03:02:43 ID:cHNK0O750
樹が携帯を開く。
「12時35分………にしても、暗いな」
遼平は空を見る。彼の言う通り、空は薄暗く、厚い雲に覆われていた。
雨が近いのかもしれない。
「どうするよ?取りあえずさ、あいつらから逃げねえとまずいだろ」
大輔の的確な指摘。
「うーん、とりあえずは警察、かな?」
隆之が当り障りない案を出す。
「でもそんなのどこにあったっけ?この道路には、上から落っこちてきたみたいだけど
………どこだろう?」
「ここを戻ればいいんじゃねえか?落ちた先だしよ………たぶんだけど」
「その間にあいつらが追っかけて来たらどうする?」
「そりゃあ、逃げるしかないべよ」
「まあ、そうだろうな」
遼平が相槌を打つ。

「なあ、どうする?」
「ここから離れたほういいんじゃね?」
「………そうだな」
「………は?」
「え、あ、私も行くよ」
「そっか」
「他の奴らはどうするんだろうな」
「さあ?」
「こんなときまで手段行動云々はねえだろ」
周りでも、数人程度の仲間グループが形成され、今後について話し合っているようだ。

63 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 03:03:26 ID:cHNK0O750
こんなときにまず「みんなで相談」が行われないのは当然のことだろうか。
だが、まだ興奮冷めやらぬ連中は、学校内でよく聞けるような無駄な叫び声をげたりし、
周囲の顰蹙を買っていた。
辺りでは携帯で連絡を取ろうとするものも現れたが、遼平が自分の携帯を見る限りでは
電波が無いことから、恐らく繋がってはいないのだろう。
現に通話などしているものは居ない。
だが、自分達のグループは不思議と冷静を保てているようで、遼平は、
それに奇妙な整合感を覚え納得してしまう。
「沙季姉」
隆之が沙季に声を掛ける。
「沙季姉はどうする?………これから」
「………助けを待つにしても、あのひとたちから逃げるにも、潤についてくよ」
「いいのか………?夏木さんや遙さんと一緒じゃなくて」
潤がそう問うが、彼女は黙って彼の腕を一層強く掴むに留まる。
どうやら、それが彼女の望みのようだ。
近くのグループからの声がふと遼平の耳に入る。
「なあ、荷物出しておこうぜ」
「ああ、取られたらあれだしな。いざとなったら捨てりゃいいし」
遼平が視線を移すと、そのグループはバス内に戻り、三十秒も経たない内に手にキーを
携えて戻ってくる。
それをバスの腹、格納スペースの扉に差し込むと、それを開いた。
周囲の生徒もその行動に気がついたのか、次々と自身の荷物を持っていっている。
「あ、俺らも持ってこうぜ」
仲間内では、大輔がいち早く飛びついた。
「さんせー」
「そうだね」
隆之や優一もそれに続き、荷物を取りに向かう。
―――行った方がいいよな。
遼平も、その列に加わった。

64 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 03:04:08 ID:cHNK0O750
混乱や数人の荷物取り違えはあったものの、何とか七人は自分のものを取り出して、再度集まる。
自分も含めて、結構中身が詰まっているショルダーバッグを持ってきたようだ。
「さて、行くか」
大輔が警察側へと通じるであろう道路を、見通す。
遼平もつられてそれに倣うが、山道の中のそれはすぐに急なカーブがかかっており、先まで様子を伺うことは出来ない。
自分達だけで行くのが怖いのか、クラスメイト置いていくのが気がかりなのか、動くグループは無い。
中には、バス内に戻り救助が車でそこに篭城する体を表すものも現れている。
「ここで黙ってても、どうしようもないよ………先生も居ないんだし」
「信用してくれるか………?運転手と教師二人と生徒一人が誰かに襲われて居なくなりましたって」
「行ってみるしかねえだろ………とにかく、俺はここにはいたくない」
樹が、毒づく。

「ねぇねぇ、行かない?」
「マッポってあっちでしょ?」
「ねえ行こうよー」
今度はクラスでも悪評な我侭な連中が、辺の男子グループにそう言い出した。
普段は馬鹿を省みず何でもできると思っている奴も、きっと自分の力では
どうしようもないと焦りだしたのだろう。
―――そろそろ行動を起こさないと。
どんなトラブルだろうと、ああいう連中に足を引っ張られるのは御免だからだ。
その思案を言葉にしようとしたとき。
風が、吹いた。
それは鬱蒼と繁る木々を揺らし、かさかさと音を立てる。
刹那で、それは止む。

だが、それは収まらない。

かさかさと音は続き、周囲もそかさ異常に気付く。
どうやかさかさそかさかさは山のかさかさかさほうから聞こえかさかさかさくるよう
かさかさかさかさかさかさかさかさえる。

65 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 03:05:17 ID:cHNK0O750
「おい………まさか」
かさかさかさかさ。
「………っ!?」
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ。
「嫌、ッ………」
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ。
「山の上からっ………まずい」
がさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさ
がさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさ
がさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさ。

かさ。

―――山裾から、連中が傾れ込んだ。

「糞っ………走れ!」
遼平は叫んだ。
ショルダーバッグの金具が、軋む。

66 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 03:07:54 ID:cHNK0O750
以上です…。
余り進んでないですね、と。
がんばって書きますね。

67 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 14:15:03 ID:KP6+K0hv0
GJ!!
クラスメイト大半が噛まれそうだorz

68 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 15:55:08 ID:6Qjw48GI0

ゴkブリキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

69 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 18:43:23 ID:fZYHt1wsO
ゴキちゃんなのか?笑

70 :slave-anecdote:2005/08/31(水) 20:43:02 ID:/UgcsTXJ0
ゴキでは…。
描写が足りませんでした。
奴らが、山を下って追ってきたって風です(´・ω・`)

71 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 21:35:51 ID:ze1FU8/IO
つまんね、消えろ

72 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 22:24:20 ID:d8dDrNoMO
乙です。
凄く続きが気になります。
いやぁ旨いッス。

73 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 22:29:30 ID:t+hVFiIZ0
>>71
お前が消えろ。

74 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 22:35:21 ID:6Qjw48GI0
>>70
いや、ゴkブリじゃないのは解ってるが、何か昨日台所で奇襲受けたから…
まぁゾンビタソの繁殖力はゴkブリ並みというオチでひとつ
ということで続きを期待

それにしてもカトリーナタソのお蔭で類痔穴大変なことになってるな、気の毒に
・・・不謹慎だが、埋めの甘い墓から棺桶とか流れ出したりとかしないんだろうか…
溺れて無くなった人が流れてくるっていうし…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

75 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 22:42:00 ID:ze1FU8/IO
>>73
こんな妄想でハァハァしてんじゃねーよボケ

76 :本当にあった怖い名無し:2005/08/31(水) 23:00:25 ID:UR66Ry+b0
またゾンビスレに粘着する荒らし厨が来たのかな?

別のゾンビスレ上で、無知であるが故の恥を晒して「頭の痛いかわいそうな子」認定されてから消えてたのに・・・。



77 :本当にあった怖い名無し:2005/09/01(木) 00:11:01 ID:YXswRFRIO
ここに書き込むのは初めてなんだが。
全てを同一視しないと頭の整理が出来ないのかい(プゲラ

78 :本当にあった怖い名無し:2005/09/01(木) 00:42:03 ID:GRk/JKIR0
>>77
>76は疑問系で話してんじゃん。
というか初めての書き込みで荒らしみたいな一行レス文句・難癖つけるなよ。
程度の低さから同一視されても仕方ないと思うぞ。

79 :本当にあった怖い名無し:2005/09/01(木) 00:57:36 ID:Sr49Asu4O
スルー汁!!

80 :本当にあった怖い名無し:2005/09/01(木) 01:04:12 ID:OJCNuCFJO
このスレは昔から、読み手の対応がよろしくないね
ちょっと批判が書かれただけで「またお前か」とか「自演乙」とか
すぐ煽っちゃうからなー、しかも低俗な決め付けレスで

くだんさんが粘着されたあたりからずっと「擁護が煽るから粘着が消えない」って
度々言われているのに、なかなか無くならないものだね

81 :本当にあった怖い名無し:2005/09/01(木) 01:19:01 ID:GRk/JKIR0
>>80
どこがどう悪いから面白くないとか
ここを改善すれば面白くなるのにとかじゃなく
「つまらない」の一言だけじゃあ批判にもなってない。
単なる荒らしと同義。
そういうのが多いから「またお前か」とか「自演乙」とか 
言われるんだと思う。

82 :":2005/09/01(木) 01:42:08 ID:SegDp1mWO
>>81
そんなのが荒らしなのは皆わかっているんだよw

荒らしに対する最も効果的な手段はスルーだという事をそろそろ覚えようね♪

83 :本当にあった怖い名無し:2005/09/01(木) 11:47:33 ID:OJCNuCFJO
>>81
いや、「ここが×××××だ」みたいな批判もあったと思うけどね
相手が単なる荒らしなら、なおさらスルーすべきでしょ

荒らしの目的はスレの荒れ=スレ住人の過剰反応なんだし

まーそんなわけで、以降は荒らしだと思ったらまずスルー推奨
頼んだぜ↓

84 :本当にあった怖い名無し:2005/09/01(木) 19:48:34 ID:YXswRFRIO
いまの作者ってクオリティヒクス
ただの自己満?

85 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 02:16:53 ID:WA34bDACO
別にSS書くことで金貰ってるわけでもなし
こんなスレに投下してるのだから、趣味つまり自己満足の領域でしょ

人の趣味にクオリティ求めても仕方ない
面白い作品が読みたいなら書店でプロの作品でも物色しなさい

ちなみに俺は、このスレの作者様方のSSは(くだんを除き)かなり好き
毎日テカテカしながらカチカチしてるぜ

86 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 04:16:35 ID:ZVgKDi/gO
俺は金も払わずに自分の趣味嗜好とベストマッチした作品だけが読めるだけで満足すぎるけどな。
しかもここに投下される作品は皆、作家さんが楽しみながら、
そして読み手を楽しませてあげたいという気持ちが溢れてるものばかりだ。
それに不満が出るとしたら、それは単にこのスレが貴方にとって必要の無いものだという事だにょん。
ちなみに俺はこのスレ厨みたいになってて、一日に何回カチカチするか分からないにょん。

87 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 11:06:50 ID:d3o+FaVr0
ゴミ文マダー?

88 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 11:47:28 ID:8OGVIdGT0
老年氏の新作(*´Д`*)ハァハァ

89 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 15:23:42 ID:xNqFv7R0O
Land of The Dead観てきました〜。
>>50さんの言う通り、とても簡潔で無駄の無い作品でした。
ゾンビ映画の形容としては変ですが、
とても洗練されている感じがしました。
さすがロメロです。

90 :slave:2005/09/02(金) 16:44:52 ID:pc5Rc+BD0
ランドこちらではやっていないのかも…orz
ミニシネマ系なのでしょうか。

91 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 17:37:10 ID:R+LggxX6O
>>85-86
うぜー

92 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 18:09:14 ID:8OGVIdGT0
>>91
(*´Д`*)ハァハァ

93 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 18:36:10 ID:Mdao11VO0
>>90


             は あ ???????????

ミニシアター系????????

                  ARE YOU OK????????

94 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 18:40:18 ID:EdGDIL0JO
>93
(*´・д・)(・д・`*)ネー

95 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 18:40:36 ID:8OGVIdGT0
イオンでやってる(*´Д`*)ハァハァ

96 :本当にあった怖い名無し:2005/09/02(金) 18:45:37 ID:R+LggxX6O
>>92
(*´Д`*)ハァハァ

97 :slave-anecdote:2005/09/02(金) 18:47:38 ID:Lukgbp4g0
>>93
ミスを。
>>95
イオンですか…調べてみますね!

98 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/09/02(金) 20:59:57 ID:y43YLZ6f0
「よいこのみなさんへ これまでのあらすじ」

 あのゾンビ騒動から6ヶ月、ゾンビと人間が二分する世界にも、「人」の醜い欲望は渦巻き続ける。
自称建設業の「おやじ」は、南北に分裂した日本で、ゾンビの国「本州」に残された、核兵器を巡る争奪戦に
巻き込まれる。

 「ゾンビの腕」を持ったおやじは、故有って助けた義理の家族を守るため、昔の仲間や、自衛隊崩れの
「ハンパ者」と米軍横田基地の核兵器回収を命じられ、横須賀上陸を果たすが、そんな彼等を、
待っていたのは、対立する南の国の、手荒いミサイル攻撃だった。
 次々と襲い掛かる、死人どもに、仲間の犠牲も増えていく。

 地獄の街を進む、おやじの運命や如何に・・・。

  って言う感じだな。
  時間が無くてなかなか書けねぇけど、取りあえず、4話投下しておく。
  続きは、気長に待っててくれや。

99 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/09/02(金) 21:01:11 ID:y43YLZ6f0
...10
 腹黒伊東の怒鳴り声で、射撃を中止したオレは、マグライトをゾンビ野郎が倒れた辺りに向けたのよ。
 鉛の弾を何十発も食らったろうに、腐った奴等は動きを止めねぇ。
 …立ち上がる力は有りはしねぇが、呻き声を上げならが、蠢くようにコンクリートの床を這い擦って来やがる。
 だからよ…。M16を構えた中村メガネ猿と、ロン毛の兄ちゃんが、奴等の額を狙い撃ちして、確実に息の根を止めてやったのさ。
 オレ達は、暫くの間、真っ暗闇のトンネルの奥を、警戒してたんだが、物音は何も聞こえて来なかった。
 それで、「安全」と見た伊東の野郎が、またまた「前進」の指示を出したのよ。
 ゾンビ野郎の残骸の脇を通り過ぎ、暗闇の中を進んでいくと、次の隔壁扉が見えてきた。
 人間用の、小せぇ鉄扉は開けっぱなしだったから、地下に閉じこめられたゾンビの野郎は、オレ達が邪魔するまで、ここでひっそりと、暮らしてたんだろうぜ。
 …そんなトンネルの中を、警戒しながら進んでく、ランボー平岡は、あれ以来、黙りこくって、ちっとも口を開かねぇ。
 南の奴が、気を遣って、しきりに話しかけてるが、前方の暗闇を睨みつけるように見開いた、野郎の眼《まなこ》には、何も写っちゃいねぇんだ。
 だからオレは、そんな平岡の背中に、怒鳴ってやったのよ。
 「ダチが心配してるんだから、返事ぐらいしてやれ。」ってよ…。
 いつ何時、ゾンビ症候群を、発症するかも知れねぇって恐怖心は、オレにだって少しは判るが、意識があるうちは人間らしくしようじゃねぇか。
 そんなオレの言葉に、ランボー野郎は、落ち着きを取り戻したらしい。
 南の話しかけに、ポツリポツリと返事を始めたのよ。
 南と平岡は、自衛隊時代からの仲間らしい…。
 幼稚園バスで行っちまった、城戸崎の奴と三人して「ZDF」や民間の、アブねぇ仕事を、きっちりこなしてきたらしいが、今度ばかりは巧く行かねぇ。
 …オレ達ゃ、命知らずの「ハンパ者」だが、だからこそ、仲間意識だけは強いのさ。
 真っ暗なトンネルに、南の野郎の低い声と、ハンパ者達の足音だけが、木霊《こだま》みてぇに響いてた。

100 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/09/02(金) 21:03:07 ID:y43YLZ6f0
..第6章


...1
 オレ達は、米軍横田基地の格納庫から続く、長げぇ地下トンネルを、マグライトの明かりだけを頼りに、進んで行ったのよ。
 用心しぃしぃ歩いたんだが、暫くするとロン毛の兄ちゃんが、「距離的には、もう基地の外だぜ。」って言い出しやがった。
 南北の滑走路に沿って、航空機の格納庫から、北の方に進んで来たんだが、地図上じゃ基地の敷地を通り過ぎて、民有地に入っちまってるらしいのよ。
 指揮官気取りの伊東の話じゃ、上は、アメちゃん基地のサポートをやってるIHIの工場だとさ…。
 まったく、アメリカ野郎の施設ってのは、ビックリすることばっかりだぜ…。
 それでもどうやら、オレ達は、最後の隔壁扉に突き当たったらしい。
 スミスの野郎が、合い鍵か何かで、人間様の鉄扉を開け始めた。
 ここから先は、ゾンビ野郎が居たっておかしくねぇだろ…。
 オレは、右手のサブマシンガンを握りしめると、口ん中の唾を、ゴクリと飲み込んだ。
 鉄扉が、軋んだ音立てて開かれたが、腐れ野郎の呻き声は聞こえねぇ。
 ランボー平岡が、先頭に立ってマグライトを照らしたが、それでも何の物音もしねぇのよ。
 どうやら大丈夫と見た腹黒伊東が、先を急ぐように隔壁扉の向こう側に消えて行った。
 オレ達も、後に続いて鉄扉を潜ったのよ。
 ………
 畜生…。扉の向こうは地獄だぜ。
 ゾンビ野郎よりもタチの悪い、南の国の奴等の待ち伏せよ…。
 物陰から五、六人の人民服野郎が現れやがったぜ…。
 奴等のマグライトに照らされて、目潰し食らっている隙に、オレ達みんな、捕まっちまったって訳さ。
 その上、始末の悪いことに、腹黒伊東は、たった一人で、向こうの指揮官らしい人民服野郎と、何やらコソコソ話し合ってやがるのよ。
 「…ハメられた。」って気付いたって、今さらもう遅いだろうぜ。
 武器を取り上げられたオレ達に、伊東の野郎は、あざ笑うようにこう言いやがった。
 「護衛ご苦労。」ってよ。
 ここまでスミスと二人じゃ来られなかったが、これから先、自分達の亡命と引き替えに、ミサイル持って南の国へ逃げるつもりらしいのよ。
 自動小銃持った、人民服の奴等がいなけりゃ、殴り掛かってやったんだが、五丁の銃口に睨まれてたら、それも出来ねぇだろ。

101 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/09/02(金) 21:05:18 ID:y43YLZ6f0
...2
 平岡の野郎は、食い付きそうな眼《まなこ》で、伊東の奴を睨んでやがった。
 そんな目つきが気に食わなかったのか、腹黒伊東はM16ライフルの台座で、ランボーの横っ面を張り倒しやがった…。
 ロープで後ろ手に縛り上げられたオレ達は、蹴飛ばされながら、兵器格納庫の片隅に追いやられた。
 見張りの一人が、オレ達の側に残ると、後の奴等は伊東やスミスと一緒に、コンテナの向こう側で、何やらゴソゴソやってやがる。
 …中村のアホが、罵るようにブツブツ文句を言ってたが、誰も答える奴は居ねぇ。
 そのうち、目つきの鋭い見張り野郎に睨まれて、下向きながら黙っちまった。
 どうやら見張りは、C国系の野郎で、日本語が判らねぇみてぇじゃねぇか。
 それでオレは、小声で周りの奴等に、どうしたモンかと、話しかけたのよ。
 …けど、誰も良い考えなんかは浮かばねぇ。
 武器もなく、自由も効かねぇんじゃ、どうしようもねぇが、とにかく伊東や「南の国」の奴等に、一泡噴かせてやらなきゃ気が済まねぇ。
 …無ぇ知恵絞って、暫く考えてると、遠くの方でエンジンが回る音が聞こえて来て、突然、天井の電灯が灯りやがった。
 ロングヘアーにアゴ髭姿の桐山の野郎が、「自家発電装置は、生きてたみたいですね。」って呟いた。
 どうやら南の国の奴等、オレ達より先に乗り込んで、そこらの装置を修理したみてぇなのよ。
 煌々と灯ったライトの下で、地下格納庫を見回すと、スチールコンテナや、積み上げられた木製の箱の間から、小型の飛行機みてぇなモンが見えたのよ。
 「淳子」だか「巡航」だか知らねぇが、どうやらあれが、そのミサイルって奴らしい。
 伊東の奴は、「日本人民国」の上官野郎と二人して、ミサイルの側で、何か話し合ってやがるが、ひそひそ声で、ここまで聞こえちゃ来ねぇんだ。
 そのうちスミスってアメちゃんが、何やら重そうなケースを手に持って、人民服姿の兵隊野郎と一緒に現れた。
 …体を捻って、覗き込むようにミサイルの方を見てた桐山の奴が、「ミサイルの起爆装置だな。」って言いやがった。
 あれが無ぇと、積んでる原爆を爆破させることが、出来ねぇらしいのよ。

102 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/09/02(金) 21:07:06 ID:y43YLZ6f0
...3
 そんなオレ達を見て、見張りの野郎が、C国の言葉で何か鋭く叫びやがった。
 言葉のニュアンスから、多分「じっとしてろ。」って言ったんだろう。
 それで、オレ達は暫く黙ってたんだが、右隣のランボー平岡が、オレだけに聞こえるように、こっちの耳元で呟き始めたのよ。
 奴は、「自分は噛まれてて、もう助からねぇから、奴等の隙を見て、俺を殺せ。」って言うじゃねぇか。
 「…自分がゾンビになって蘇れば、伊東や南の国の奴等は、嫌でもそっちに注意が行っちまうから、その隙に巧く脱出しろ。」ってことらしい…。
 「ゾンビに変身したら、誰彼の見境無く、噛み付くだろうから、とっとと逃げろよ。」って薄笑いしながら呟いたっけ。
 平岡…。おめぇはホントの軍人だな。
 …奴は、反対側の南の野郎にも、同じような話を始めたらしい。
 南の野郎が、大きく首を振るのが見えたが、何を話してるのかまでは聞こえねぇ。
 そのうち、見張りの野郎が、ランボーのヒソヒソ話に気が付いちまった。
 怒鳴り声を発しながら立ち上がった、人民服野郎のブーツの先が、ランボーの下腹部に食い込んで、くの字になった平岡は低い呻き声を上げ始めた。
 人民服は、ランボーだけじゃ気が済まなかったらしい。
 …胃袋が千切れるほどの衝撃で、胃液を吐きながらコンクリートの床にぶっ倒れたオレの脇で、中村のアホが悲鳴を上げてやがる。
 …荒い息を上げながら、のたうち回るオレの周りで南や桐山の呻き声が響いてた。
 …そんな呻き声の中から、「…南の奴を…頼む。」て呟く、ランボー野郎の押し潰した声だけ、やけにはっきり聞き取れたっけ…。

103 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 00:40:22 ID:fLZGqNdM0
それにしてもナメリカすごいことなってんな
ニューコリンズの現状とか聞いたらもう(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ガス溜まったご痛いがイパーイ浮かんできてとか
化学薬品工場炎上でヤバいもん流出中とか
非難しても救助の質量共に足りずに人が亡くなってってるとか
暴徒とかレイープとか強奪とか・・・人間の限界を見ている希ガス・・・とりあえず(-人-)ナムナム

ブッシュうるせーよ

104 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 01:09:03 ID:P0e4iUvZ0
おやじさん、乙です。

しかしまあハリケーン凄いね。略奪、殺戮なんでもありかよ、、、
中国じゃエボラだかアウトブレイクしたってゆーし。
これで本物のゾンビが沸いてくれば小説超えるな。

105 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 01:17:50 ID:+bl6UnNv0
バス盗んで知らん人乗っけて脱出した人スゲエな

106 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 03:45:10 ID:1RpkfAPbO
おやじ死ね

107 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 07:30:48 ID:E7lPgx/sO
おやじさん乙&GJです。
もーー続きが気になって仕方ありません。
でも気長に待ちます。
めがね中村って、某軍事劇画の中村ですか?。
違ってたら御免なさい。聞き流して下さいまし。

108 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 10:47:42 ID:Lmy3VLj60
おやじさん・・・待ってました!!

109 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 11:52:36 ID:fLZGqNdM0
LoDはMOVIXでやってる

110 :slave-anecdote:2005/09/03(土) 14:37:09 ID:XZHAJa4K0
おやじ様お疲れ様です!

…しかしこれだけの惨事なのにどうして
あそこまで救援が遅れているのでしょうか。
イラクに行っていて警備に当てる州兵が足りないなら
民間の軍事会社なりあるでしょうに。
お金で動くほうが契約履行は確実でしょうし。
警官のように仕事に来なかったってことも無いでしょう。

111 :slave-anecdote:2005/09/03(土) 14:40:09 ID:XZHAJa4K0
>>109
…近くにありませんでしたorz
>>110
遅れている…じゃなかった、広すぎる、でしたね。

112 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 15:55:28 ID:fLZGqNdM0
しぃNNで「工場で核が爆発」・・・一瞬びびったけど誤りだった
それにしてもすごい翻訳だな日本のスタッフ
工場は燃えっぱなしで放置だったけど
海上から消火活動始めたらしいな

113 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 16:02:26 ID:7ErxFggH0
>>112
被害の中心部はほとんど壊滅だってなぁ。
経済的損失もすごいらしいし、街はそうとな有様だとか。
しかも、夜間は無法地帯みたいで大変らしいな。
ああいった状況で、盗みや強姦なんでも好き勝手にやろうとするのはゾンビとあんまり変わらないな。
集団で理性のたがが外れればゾンビよりも厄介かもな、人間てさ。

114 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 16:38:26 ID:lQgqE4HqO
あの州の8割が水没って…
どういうハリケーンだったんだろう。コワス

115 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 17:07:07 ID:Siy8eHuh0
>>114
もともと海抜の低い土地で、水害は多かったそうです。
それが災いして、悪い意味で慣れていたところに対処能力を超えたハリケーンが来襲してしまったとのこと。

スラム地域には救援の手が伸びず、そのため周辺地域へと略奪や強姦といった凶悪犯罪が伝播していますね。
交通が麻痺している上に避難民と怪我人の対処のため警察や州警が出払ってしまい、治安回復に避ける人数が足りていないのが怖いですね。

しかしこうなると、一段落ついた後での人種差別がひどくなるでしょうね。

「お前らのせいで救援が進まなかったんだ。俺の娘を、妻を、姉妹を返せ。お前らのような奴らがいなければみんな助かったんだ」
こういうふうにね。

116 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 17:40:26 ID:7ErxFggH0
大災害に乗じてゾンビ大発生みたいなのもいいね。

大地震や、津波の影響でとある研究機関の建物の中にある生物兵器が漏れ出した。
その影響でゾンビちゃん大発生。
都市機能はまったく役に立たないわ、ゾンビでまくるわで大パニック。

街は無法地帯となり、物語の主人公はそんな街の中で、奇妙な呻き声とともに目を覚ます。
目の前にある悲惨な光景を目にした主人公は、家族の安否が心配になり家へと向かう!!!1
しかし、すでにそこに家族の姿はなかった。
愕然とする主人公、そしてその後ろから襲い掛かろうとしているのは!!1

一方、無法化した街では、ゾンビと戦いながらも食料や武器、縄張りを争う醜い人間たち。
もう人間までもが恐怖の対象となりつつある絶望の中で、主人公は数人の仲間と出会い
やがて小さな集団のリーダーとなり、混沌とした世界の中で生き抜くことを決意する。

大パニックサバイバルホラームービー、「ゾンビ大災害」乞うご期待!1!!!

…やっぱおもしろくねぇや('A`)

117 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 18:07:33 ID:1RpkfAPbO
実際に被害を受けてる人のことぐらい考えろよ。
かなり不謹慎。
まじで糞以下だな。

118 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 18:20:05 ID:Siy8eHuh0
新潟の震災の時でも同じ流れがあったような。
あとは脱線事故のあたりでも。

ただ、現実の事件をそのまま舞台にするのは不謹慎だけど
台風や地震といった事象をネタにするのは創作では基本だと思う。

>>116さんの発言は流れでみるとノラのタイフーンがネタに見えるけど、単体で読めば普通に読みたいものをアピールしているだけのような気がする。

ロメロ節で言えば、逃げ遅れた避難民がゾンビとなるのが自然だけどね。
貧困と人種差別により水害に弱い部分に住んでいたわけだし、一日の給付金を待っていて被災したという面もあるし。
お金がなくて車もないから避難勧告が出ていても逃げようがなかったのだが、ロメロ世界ではそういう人たちがゾンビ役になると思う。

119 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 18:50:34 ID:nUgu2+OY0
暑い・・・暑いな・・・
俺は暗闇の中で目を覚ました。
まずは自分の身体を触れ、生きていることを確認する。
「やれやれ・・・まだ生きてるか・・・」
思わずため息が漏れる。
寝ている間に死ねたらどれほど楽だろうか・・・


事の始まりは3ヶ月前の6月、太平洋の海底火山が噴火した。 
近くに人は住んでいなかったので人間には直接的に何の影響をも与えなかった。
その直後、海で未確認生物の発見が相次いだ。
「きっと火山の噴火の衝撃で現れた新種なの生物だろう」
誰もがそう思った。 そして、誰もそれ以上のことは何も思わなかった。

噴火から一ヵ月後の7月。
太平洋沿いの海水浴場で、海水浴客が何かに刺され病院へ運ばれるという事故が相次いだ。
いずれも傷は浅く体内から若干の毒が検出されたが、数日休めば治るような症状で、誰も気に留めなかった。

そして、先月。
ある病院が、噴火の影響で浅瀬に現れた新種の魚から新種の寄生虫を発見した。
そして、それは人間など他の動物の脳に寄生し、宿主の食欲を増大させるそうだ。

その頃は俺も「寄生されたら絶対太るよな」と友人達と笑っていた。



なんとなくウィルスじゃなくて違う方向のゾンビー

120 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 19:02:15 ID:7ErxFggH0
>>117
あくまで、このスレの視点から災害を話のネタにしただけだからなぁ。
確かに被災者の人たちから見れば自分のレスは不謹慎なのわかるけどね。

ただ、実際自分は不条理な死だとか、理不尽な物事に苛まれる物語の主人公をみて
楽しむっていう、猟奇的な嗜好があるから、117さんから見たら糞以下と罵りたいような奴だろうね。
でもさ、ゾンビにしたって、まったく得体の知れない怪物ではなくて、
元は人間だったものっていう形をとっているんだし、これもよくよく考えれば不謹慎だとモノだと思えるよね。
でもそういうのはお話の中の話だってことわかって欲しいな。

121 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 19:03:06 ID:7ErxFggH0
メル欄消し忘れ 'A` ヴァー

122 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 19:25:21 ID:anN74Afi0
>>119
ヒドゥンっぽくていいね。宇宙人よりはまともかw、続きキボン。

>>117
まあ正論だけどね、、、
そういったことからヒントを得て良作が生まれてくるんで、それを読んで喜んでる俺たちに
正義面して批判する資格はないな、少なくとも俺には。

123 :":2005/09/03(土) 19:28:12 ID:aPkxnUHeO
理由はどうであれ、そんなもんメル欄に入れるオマエが一番不謹慎

124 :117:2005/09/03(土) 19:31:39 ID:1RpkfAPbO
俺はそんな作品読んだって面白いともなんとも思わないよ。
胸くそ悪くなるだけで。
俺が言いたいことは>>116は死ね。
ただこれだけ。

125 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 19:37:09 ID:7ErxFggH0
不謹慎だと言ってるやつが氏ねだなんてそりゃないお(;^ω^)
お前はお前wwwww俺は俺だwwww
勝手に自分の価値観おしつけてんじゃねぇよwwwwww
俺からしたらお前が死ね>>124(^Д^)9mプギャー

126 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 19:37:45 ID:Siy8eHuh0
106 名前:本当にあった怖い名無し[age] 投稿日:2005/09/03(土) 03:45:10 ID:1RpkfAPbO
おやじ死ね

117 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2005/09/03(土) 18:07:33 ID:1RpkfAPbO
実際に被害を受けてる人のことぐらい考えろよ。
かなり不謹慎。
まじで糞以下だな。

124 名前:117[] 投稿日:2005/09/03(土) 19:31:39 ID:1RpkfAPbO
俺はそんな作品読んだって面白いともなんとも思わないよ。
胸くそ悪くなるだけで。
俺が言いたいことは>>116は死ね。
ただこれだけ。


なんというか、レス抽出したけどいちゃもん付けたいだけのような気がしてきた。
>>121ちんちんみてまんまんおっきおっきwww

127 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 19:38:10 ID:E7lPgx/sO
sageましょうよ。
荒らしと疑われますよ。

128 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 20:00:57 ID:1RpkfAPbO
>>126
暇人乙

129 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 22:57:57 ID:QWBscs4d0
ID抽出なんてやって晒しあげとか喜んでる奴はそれ以下だって気づかないのかね。
馬鹿を槍玉にあげたってそいつも同じ馬鹿に見えるだけだっつの

130 :本当にあった怖い名無し:2005/09/03(土) 23:35:17 ID:5TCkx4FgO
で、寄生虫からの感染は?

131 :まこしろ:2005/09/04(日) 00:26:52 ID:+mKIe2Du0
誰だ・・・?耳元で髭剃りなんかしてやがるのは・・・?
うるせえなあ・・・別のところでやってくれ・・・

「高井さん!高井さん!気がつきましたか!?二尉!橋本二尉!」
「高井さんの意識が戻った?大丈夫か?」

いまだに朦朧とする意識の中で高井は自分の周囲で聞きなれた声がするのに気がついた。
「あれ・・・どこだ?ここは・・・?」
「陸自の駐屯地です。無事にたどり着いたんですよ!」
「ああ・・・橋本さん・・・どうしたんだっけ・・・?」
「覚えていませんか?高井さん、トラックから落ちてしまったんですよ。
それから今まで丸2日眠っていたんです。」
「そうだっけ・・・?ああ・・・そう言えば・・・」

トラックに戻ったまでは比較的はっきりとした意識を持っていた高井だが、
極度の緊張感から解放された反動か、軽い記憶喪失の
状態に陥っていた。

「とにかくよかったですよ・・・トラックの上でいつの間にか気を失っていて・・・
驚きましたよ、あの時は。」
「そっか・・・そう言えばハラが減ったな。」
「何か持ってこさせましょう!待っててください!」
橋本はそう言うと部屋を出て行った。

132 :まこしろ:2005/09/04(日) 00:29:00 ID:+mKIe2Du0
ポンさんはタバコに火を点けながら話し始めた。
「ところでここは安全なのかい?周りをフェンスで取り囲んでいるったって、穴はあるだろうよ?」
「今のところ大丈夫です。すべての門は完全に封鎖し、突破される可能性のある個所については24時間体制で警備を行っています。」
「『今のところ』はな・・・まだ『アレ』にはお目にかかってないんだな・・・」
「『アレ』とは・・・?」
「うちらの『大将』から聞いてないのかい?」
「『敵』には何種類かいるということは報告を受けていますが・・・それが・・・?」
「そうそう、それが『アレ』だよ。『アレ』が大挙してやってきたら・・・ひとたまりもねえな・・・へっ」
ポンさんは自虐的な笑みを浮かべてタバコの火を消した。

133 :まこしろ:2005/09/04(日) 00:30:06 ID:+mKIe2Du0
「橋本二尉!橋本二尉!」
声の主の方に振り返ると、そこには日高二尉が立っていた。
「日高二尉か。どうした?」
「ちょっと来てくれ。」
橋本は言われるがままに日高とともに歩き出した。

「現在、この基地内にいるのは隊員116名、民間人221名。民間人の女性・子供は125名だ。」
日高は歩きながら話し始めた。
「渡辺一佐はこの状況を深刻なものとして捉えている。」
「そりゃ深刻だよ。どうしようもないのは分かりきっている・・・」
「そうじゃなくて、切迫した状況だ・・・早い話が・・・」
「食料、薬品、生活物資・・・か?」
「そうだ。ここの基地には1000名の人員が1ヶ月は活動できるだけの物資がストックされてはいるが、
このままではあと数週間でそれも底を尽く・・・」
「そうなったらどうする・・・?それまでに事態が収束するとは思えないぞ・・・?」
「そこで話があるんだ。」
二人は歩き着いた先は基地司令室だった。

134 :まこしろ:2005/09/04(日) 00:31:15 ID:+mKIe2Du0
「日高二尉、入ります!」
部屋に入ると、基地司令の渡辺一佐と宮本二佐が二人を待っていた。
「かけたまえ・・・橋本二尉、話は聞いたかね?」
渡辺一佐は前置きなしにいきなり本題に入るように話し始めた。
「はい。今しがた、日高二尉から話を聞きましたが、その件で何か話があると。」
「その通りだ。補給科からの報告では、現在の状態ではもってあと二週間・・・食い延ばしても1ヶ月はもたん。」
「他の基地、駐屯地との連絡は・・・?方面隊司令部からの命令はないのですか・・・?」
「1週間ほど前までは連絡の取れた部隊もあったが、現在は音信不通だ。」
「在日米軍は・・・?海自の艦艇はさすがに無事なのでは?連絡を取れないのですか?」
「米軍はともかく、海自艦艇との連絡は試みている。だが、現在のところはダメだ・・・」
「それで、どうしようと・・・?」
橋本は渡辺一佐が言わんとすることをうすうす感じ取っていた。

135 :まこしろ:2005/09/04(日) 00:32:28 ID:+mKIe2Du0
渡辺一佐は宮本二佐に目配せをすると、宮本が話し始めた。
「二尉、君はおそらく、全部隊の中で最も『敵』のことを知っている人間だ。絶体絶命の状況も切り抜けてきた。」
「光栄です。しかし、失礼ながら申し上げますと、それは望んでのことではありません。」
「そうだな・・・確かにその通りだ。現在の状況を打開するために我々がしなければならないことが二つある。
一つは当面の食料などの生活物資を確保すること。もう一つは・・・」
「もう一つは・・・?」
「『敵』を根源的に殲滅すること・・・だ。」
「そんなことが可能なんですか?そもそも『敵』の数がどれだけいるかもどこにいるかもわからないのに!?」
「二尉、君には話しただろう。ウィルスのことを。ワクチンも存在しているのは確かだ。
生成も容易だが・・・」
「だが・・・ここでは無理・・・ですか?」
「そうだ。いかんせん、設備も器具もない。」
「どこでなら可能ですか?それで本当に『奴ら』は倒せるんですか?」
「倒せる。ウィルスはわずかでも感染するのと同様に、ワクチンも抗毒剤としてはわずかな量で
効果がある。」
「それで、自分にどうしろと・・・?」
橋本は宮本と渡辺一佐の方を交互に見た。

136 :まこしろ:2005/09/04(日) 00:33:17 ID:+mKIe2Du0
「まずは当面の物資を確保し、その後、宮本二佐とともに然るべき場所にてワクチンを生成。その後、『敵』の殲滅作戦に当たれ。
作戦の立案、指揮権は、二尉、君に与える。」
「自分が・・・ですか・・・?」
「そうだ。君がすべての指揮を執ってよい。そのために必要な人員、装備・・・まあ、限りはあるが、可能な限り使ってよい。」
「しかし・・・」
「いいんだ。仮に私が指揮を執ったとしても、適切な指示を行うことは難しい。現在、この基地に残っている者のほとんどは『敵』
と直接交戦した者ではない。そうなれば、最も実戦経験が豊富な君が指揮を執るのは当然だ。」
「それは命令ですか・・・?拒否はできない?」
「どうしても、と言うのなら拒否してもよい。ただ、そうなった場合、ここにいる隊員、民間人のすべてがやがて『敵』の餌食と
なるだろうな。」
「・・・・・・わかりました。作戦を検討してみます。」
「頼んだぞ・・・!」

137 :まこしろ:2005/09/04(日) 00:33:53 ID:+mKIe2Du0
「渡辺一佐、まず、物資の確保ですが、どこで確保すればよいのでしょうか?まさか、市内の商店から奪うわけにはいきませんし・・・」
「それは当然だ。いくら非常事態とは言え、それをおおっぴらにはできん。M市に補給連隊があるのを知っているだろう?」
「はい。そこから物資を運び出すと?しかし、そこに物資が残されている確証はあるのですか?」
「それは問題ない。補給連隊には東部方面隊の全部隊が行動するのに足りるだけの物資が確保されている。すべてがなくなることは
到底、考えられん。」
「補給連隊そのものとの連絡は取れなかったのですか?」
「当初は連絡が取れていたが、すでに通信が途絶えて1週間以上になる。おそらく・・・」
「わかりました。物資は食料、医薬品、被服それから火器類があれば必要なだけ・・・そんなところでしょうか?」
「そうだな。M市補給連隊まではここから約100kmほどだ。車両による輸送は困難だろう。ヘリで空輸するしかない。」
「パイロットは無事なのですか?」
「そこにいる日高二尉を含めて7名しかいない。その中で大型ヘリを操縦できる者は3名だけだ。」
「整備班や事務職員を除いた戦闘可能な人員はどれくらいいますか?」
「7〜80名くらいだろう。もちろん、整備班や事務職員も銃くらいは撃てるぞ。」
「しかし、この作戦は言わば『最前線』に赴くわけですから。少しでも戦力になる人員でなければ生き残ることは困難です。」
「そうか。それだけ厳しいというのだな・・・現在の装備や人員に関しての細かい情報については事務方の片山三尉に聞け。」
「わかりました。そういたします。」
「橋本二尉、この作戦にここにいるすべての者の生存がかかっている。頼んだぞ・・・」
橋本は渡辺一佐の方に向き直ると無言のまま敬礼をした。
「失礼します。」

138 :まこしろ:2005/09/04(日) 00:42:26 ID:+mKIe2Du0
久しぶりの投下です。

>>老年さん
すごく面白いです!物資を買い込むあたりが個人的にはツボ
今後の展開を楽しみにしてます!

>>貧雑さん
すごくまとまってる話で楽しかったですよ!
続編!続編!お願いします!

>>slaveさん
私もてっきりゴ○かと思いました。orz
かなりゾクゾク〜ってしておりました・・・

>>おやじさん
平岡の気概に思わず感動してしまいました・・・
おやじのゾンビ手で一発逆転・・・!なんて展開があるといいなあ。
ワクワクテカテカしながら投下待ちます!

139 :本当にあった怖い名無し:2005/09/04(日) 01:01:53 ID:Nux6/WnaO
まこしろタン、なんだかんだ言ってもあんたとサナトリウムタンが一番だよ。


140 :本当にあった怖い名無し:2005/09/04(日) 01:26:32 ID:UDAhjnbTO
まこしろさん乙です!。
決戦前夜の為の準備ってワクワクしますね。
楽しみです。

141 :本当にあった怖い名無し:2005/09/04(日) 01:52:22 ID:MT5/dmL70
夜が来る。 全ての人が恐れる夜が。 
ただ一つの、過ちの上に築かれた夜が来る。

光に照らされた長い沈黙が闇に破られ生者と死者の叫びが捧げられる。
光に残されたのはかすかな希望、そしてそれよりも大きな絶望。

だが人は抗うのだろう。
絶対的な絶望の中に浮かぶかすかな希望を求めて。

いつか日は昇る。
だが、夜はまた来る。

142 :slave-anecdote:2005/09/04(日) 03:10:29 ID:giyJpEE90
>>まこしろ様
乙です!
自衛隊組織には余り詳しくないのでよくわかる自衛隊を
引きながら読ませていただきました!

しかし…かなりの方がゴキだと思われていたとは。
続き投下の前に修正版を投下するのが急務ですね…

143 :本当にあった怖い名無し:2005/09/04(日) 11:07:26 ID:6SmXC4s4O
LODが出てから、久しぶりにスレが伸び始めたね。
やっぱりこのスレは、俺にとって心のオアシスだ。
作者の皆さん、がむばってくれい!

ゴミ文さん再光臨を!

144 :老年:2005/09/04(日) 23:53:19 ID:VPLZNOXE0
・・・続き、逝かせていただきます。


・・・朝一、テレビをつけたらショッキングな映像が飛び込んできますた。

防犯カメラらしき粗い映像にコンビニ店内部が映ってる。唐突に店内に若い女が駆け込んできた。
それを追って小汚いジジィが入店・・・うぎゃ!ジジィ、女の首筋に噛み付きやがった!。

店員、護身用のバットを持ってカウンターから飛び出し、ジジィにフルスイング!顔面に一撃を喰らい吹っ飛ぶジジィ。
店員、床を転げ回る女性のピューピュー血を噴き出す首の傷に、自分の脱いだエプロンを押し当てて止血しようする。だがその背後でジジィ復活。
油断した店員の首筋に喰らいつく・・・。

映像はここで止まり、男性アナのスタジオ映像に切り替わる。
この後、女性も店員もゾンビ化。各々近くの民家に次々押し入り、併せて4家族13人が犠牲となったそうな。

・・・う〜ん、とうとう四国でもゾンビ沸きましたか・・・これで九州、沖縄を含む全ての都道府県にゾンビフラグが立った訳やね。
うちの近所も深夜、どこからかゾンビが現れて徘徊しとる、夜は外出禁止!みたいな事を、市の広報車がスピーカーでがなりたててる。

まぁ、各地ともまだまだ警察組織の力だけで何とか対処できてるみたいやし、水・電気・ガスと言ったライフラインも継続してる。
世情の混乱も小休止?みたいな感じで、オイラが妄想したロメロな期待を裏切る状況?。

最近、物資の流通も細々とだけど復活し始めたので、少しずつだけど生鮮食品とかも手に入る様になったっす。
今朝も駅近くのサティで食料品の店頭販売があるので、珍しく早起きした次第。

145 :老年:2005/09/04(日) 23:54:20 ID:VPLZNOXE0
最近、物資の流通も細々とだけど復活し始めたので、少しずつだけど生鮮食品とかも手に入る様になったっす。
今朝も駅近くのサティで食料品の店頭販売があるので、珍しく早起きした次第。

まずは身支度。外出時は地肌を晒さない厚着が基本・・・とは言え、まだ冷房が欠かせないこの時期。
厚着はキツイので、オイラは下着の上に仕事で着慣れた上下一体型の整備ツナギを着込む。

分厚いポリ系繊維の布地は、通気性は悪いけど丈夫で裂け難く、人の歯や爪など文字通り“歯が立たない”。
さらに「上下一体型」は「上下別々」の危険性・・・裾からゾンビに手を突っ込まれ柔らかい腹の皮を引き裂かれて内臓引きずり出される事態を防ぎます。

靴はつま先が強化プラスチック仕立ての軽量安全靴、手には厚手の滑り止め付軍手を。

このままだと流石に汗ダクダクなるので、首元のチャックを拡げてクールビズ。首の周りに吸汗&防護兼用のタオルを巻きましょう。
腰の作業ベルトには、ナタを差してアクセントを。外出時の武器標準装備は最近の流行っす。

さあ!今風のコーディネイトが済んだら街に出よう!おっと忘れちゃいけないのが買い物袋さ♪以前の様に店側も用意してないから、
エコ的な意味も込めて持参するべし。

さて、無駄にテンションを高めてママチャリで街を走ると、家屋周りの自衛補修してるオイチャン、アンチャン達が目立つ。
日曜大工なお父さんが、一階窓とかに板打ち付けてたり、コンクリこねてブロック塀に新しいブロック重ねて高さ延長してたり。
玄関口に冷蔵庫やたんす積み上げた即席のバリケードも。皆、各々出来る範囲での自衛策を取ってる訳やね。

企業や小金持ちの家なんかは、業者に頼んで監視カメラや防犯センサー設置した鉄筋コンクリ壁やスチール扉とか新築してるそうで、
建築関連の業界じゃ、一種のバブリー状態?。

一階のタナカ氏も知り合いの建築屋に助っ人に逝っとるそうで・・・避難した職工とか多いから、今居る少ない人手をかき集めて〜の工事。
ブロックとかコンクリ、モルタル、木材と言った建築材とかも品不足で資材費が高騰。

その分「それボリ過ぎやろ!」と言うぐらい金ふんだくってるけど、それでも「金、上乗せするからウチから先に!」
と言う所も多くてウハウハやん♪と言うタナカさんからの情報でふ。

146 :老年:2005/09/04(日) 23:56:03 ID:VPLZNOXE0
オイラが駅前に着いた時、サティの前には配給を待つ長蛇の列・・・前回より早めに着てコレですから次はもっと早起きせんとアカン。

列の最後尾について二時間後。販売が始まる頃には、オイラの後にも長蛇の列が・・・一人一個ずつみたいな購入規制があるから、
小さなお子様連れの家族が多いからなぁ〜勿論二度並びは禁止ね。
販売スタイルも、店舗前の歩道スペースに品の詰まった業務用カート置き、店員の厳重な監視の元で買い物する、まさに“店頭販売”

・・・しばらくして、買い物を済ませた先頭グループの中に二階のヨシイ氏の姿、発見。朝の挨拶もそこそこ、買い物袋の中を拝見。
フムフム・・・カップ麺に食パン、青野菜数種に・・・おおっベーコンに鶏肉、卵!牛乳まである!。
値段はチョイ割高だが新鮮な肉系に飢えてた所なんで早速ゲットせねば。オイラの番まで残っていれば良いのじゃが・・・。

聞いてみるとオイラの来る3時間前から並んでたそうで・・・それってほぼ日の出の時間ッス!。この分じゃテント持込の徹夜組も出るッス?。
もしも前日昼辺りから整理番号をカキコする大学ノートの乗せた机置かれたら、漫レポにチクリ投稿してやるッス!。

と、カルくキレてたら、突然絹を切裂くが如き女性の悲鳴!悲鳴の先には、ヨロヨロ〜と早歩きな速度で接近中なオヤジの姿が・・・。
遠目でも、頭の左半分が盛大に陥没してるのが確認できる・・・ゾンビだ!どっから沸いた?

「警察!警察に電話!」みたいな叫び声に、オイラも思わず腰のナタの柄を掴む。ぬぬっ、重いからと大ハンマー持ってこなかった事を今更後悔する。

147 :老年:2005/09/04(日) 23:56:49 ID:VPLZNOXE0
ゾンビがウーウー唸りながら列に近づいてくる。逃げ出すヤシ続出で崩れかける列・・・その時、列から若いリーマン風の男が飛び出した!。
腕に覚えがあるのか?その手には木刀。ゾンビに駆け寄りその脳天に大上段から一気に振り下ろす!。

ムム!見事に木刀が・・・へし折れちゃった?・・・ありゃあ、修学旅行とかで買う土産物の木刀とみた。
だけど、結構効いたらしくダメージでしりもちを付いちゃうゾンビタン。

その様子に逃げ腰だった数人のニイチャン達も、各々バットやゴルフクラブ等のエモノを構えなおして襲いかかりの集団リンチ。
あっという間にボコボコにしちまった。気味悪げだけど得意げ?みたいなニイチャン達だったが、残念な事にその表情は一変する事に。

いやね、崩れかけた順番の列にしつこく最後まで並び、その場を死守してたヤシ達が人が抜けた分、前に詰めちゃってるんスよ、すでに。
列の何処に並んでたか?判別できない限り、元の列に戻れない訳で・・・。
オイラも意識した訳じゃないんだけど最後まで並んでたおかげで、大分前に進み、順番が早まっちゃったラッキー♪。

列を外れたヤシ達が、列の周りで「お前等、自分の都合だけか!」みたいな事吠えてますが、そんな事言われてもねぇ・・・とりあえず視線を会わさんとこ。

なんのかんの有りながら、運良く目的の動物性蛋白質をゲット!。

ほくほくしながら家路に着こうとしたら、オイラ後方の結構近くの列にいつの間にか服装を変え、伊達眼鏡に帽子を目深に被ったヨシイ氏が?!。
ほぉ・・・あのドサクサに紛れて順番をショートカット。更にライトな変装で禁断の二度並びに挑戦するつもりか?流石だぜヨシイ氏。
このくらい図々しくなけりゃ今の世の中生きていけないね、見習わなくちゃ・・・もっともオイラはメンドイから二度並びなんてしないけどね。

148 :老年:2005/09/05(月) 00:11:22 ID:zQxNkaGq0
以上でございます。

>>まこしろさん
乙!で、ございます。
もしもボックス的に「もしも自分の周りでゾンビ沸いたら」みたいな妄想で書いてる話ですが、
気に入っていただけたら幸いです。

>>災害
今、考えてみると関西大震災でのオイラってしみじみ運が良かったと今更思います。
カトリーナタンの被害ニュース見てると特に。とりあえずレイプとか略奪とか無いから日本は良い国です。

まぁこの話も、日本にゾンビ沸いてもしばらくは大丈夫じゃないかな?的な発想が根本です。
LoD的な世界になるにはゾンビ+別の大きな要因が必要になってくるでしょうね〜と、ちょっと予告?。


149 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:48:13 ID:YsBJ8rN40
こんばんは。
まずは修正から…。

風が、吹いた。
それは鬱蒼と繁る木々を揺らし、かさかさと音を立てる。
刹那で、それは止む。

だが、それは収まらない。

かさかさと音は続き、周囲もそかさ異常に気付く。
どうやかさかさそかさかさは山のかさかさかさほうから聞こえかさかさかさくるよう
かさかさかさかさかさかさかさかさえる。
山中から、何かがひょっこり頭を出す。それも、一人だけの人間のそれではない。
救助であるなど、期待の外だ。
「おい………まさか」
かさかさかさかさ。
「………っ!?」
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ。
「嫌、ッ………」
草木を掻き分ける集団。



150 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:48:44 ID:YsBJ8rN40
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ
かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ。
「山の上からっ………まずい」
群れる人影。
がさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさ
がさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさ
がさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさがさ。

かさ。

―――山裾から、連中が傾れ込んだ。

木霊する絶叫。

「糞っ………走れ!」
遼平は叫んだ。
ショルダーバッグの金具が、軋む。

151 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:49:52 ID:YsBJ8rN40
一目散に駆け出す。
ちょうど彼の視線の先にいた仲間六人も、その一言で気付いてくれたようだが、
但、一瞬でも反応が遅れた物は容赦なく暴徒の波に飲み込まれてゆく。
刹那に振り返った先で、遼平の記憶に無いクラスメイトであろう一人の太った男子生徒が、
余すところ無く伸ばされる手に、しっかりとホールドされ、「捕食」されていた。
ほんの、数メートル、目と鼻の先の、出来事。
たった数歩歩み出せば到達するであろうそこでは、形振り構わず泣き叫ぶその生徒が、
ブレザーの上からもあちらこちらの皮を剥がれ、顔面からはどろりとした血が流れ出ている。
頬肉も削がれ既に表情など伺えない。
冷や汗と、心底から浮き上がるじわりとした、忘れかけていた不快感が押し寄せた。
「行け行け行けッ!!」
叫ぶ。それの感情が何であるかに感づいた遼平は、立ち止まり硬直する自分に気付き、それを振りほどくが早くに
バスの向かうべきであった進路に倣う方向へ走り出す。
六人、潤に手を引かれる沙季と大輔が先導し、樹と大輔、隆之が、少し遅れて優一もそれに続く。
背後に迫る相当数の、テンポの速い足音に、遼平の心拍も跳ね上がった。
バスから五十メートルは離れただろうか、再度、後方の様子を伺う。
自分の後ろにも、数人の生徒が続いていた。
何故だろうか。車内で見た顔が一人も居ない気がする。
―――ああ、そうか。
その、恐怖の余りに変形した形相は、別人の様相なのだ。

152 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:51:40 ID:YsBJ8rN40
遼平のすぐ後ろを走っていた男子生徒が転び、
形容し難い奇声を上げながら、刹那にも転げてゆく。
当然、それを奴らが見逃すわけも無い。
すぐ近くにいた若者に見える男数人が彼に飛びつき、後続の数人もそれに加わった。
そして視界から消える。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
再びの叫び。
だが、感謝すべきかそれらの生成した事実上の障害のおかげで奴らの追跡スピードが下がる。
「急げッ!」
遼平は又叫んだ。
七人は無言で走る。時折聞こえるのは息切れの喘ぎのみ。
どしゃ。又背後の一人が転ぶ。
そして即座の断末魔による死亡確定通知。

153 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:53:28 ID:YsBJ8rN40
農道沿いの森を抜け、大きな国道へと出る。
バスで通過した、中心街を抜ける道路だ。
連なる建築物。最も手前には、「デパアトメントストア」もある。
―――ああ、これは隆之が言ったんだったな。
この状況に置かれては、正式名称を想起している暇は無く、
スポーツ部所属であった経歴を持ちながらも元々運動の苦手な遼平には、尚更である。
それまでにかなりの長距離を走った気がするが、一向に奴らとの距離は離されてはいない。
彼より後部の生徒の声は、もう既に消え失せている。
体力が尽きたか、諦めたのか。クラスメイトと言えど交流の無い連中のことは、遼平には関係も無いし
気にすべきところではないが、むしろ彼らが『諦めた』理由を察してしまった際の恐怖が先に立っている。
もう。振り返りはしない。
―――とにかく逃げよう。
気に掛けた次点に、訪れるのは死。
―――いや、それ以上かもしれない。
真後ろから連なるように輪唱される「どこかで聞いた」ような声がその意識を一層際立たせる。
そしてそれは、もう人間のものではない。
呂律の回らない、酔っ払いのようだ。
むしろ、言葉を発することの出来ない、赤子のなん語に似ているのか。
―――どうでもいい。
今は、走るしかないのだから。
国道をひた走る。対向車の一つも、何故か見当たらない。
「遼平!」
前方三メートルほどを走る大輔が叫ぶ。
「どこに行くんだ!」
「建物だよッ!それしかねえ!」
呼応する。
今の一言は混乱の内無意識に生み出されたものではあったが、
的確ではあるだろうか。
その再考の評価さえも今はどうであったか覚えてはいない。
生命の取引が、コンマ単位で進んでいるのだから。
勿論、遼平自身もその天秤の上だ。
新しい情報を入手し即座に再構築しなくては、少しでも生き長らえるのは難しい。

154 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:54:07 ID:YsBJ8rN40
不思議なことに、疲れは感じていなかった。
4、500メートルのいわば中距離を恐らくは全力で走り抜けてきたのだから、
それは特に彼にとっては稀有な状況である。
そもそも、激しく動いているはずの足の感覚がない。
首より上だけが、熱くてぼうっとしている風だ。
あとは、ショルダーバッグの金具が軋んで五月蝿い。
無心の世界、とでも形容するのだろうか。
思考以前の本能で彼は走っている。
生存への強烈な渇望。
勿論それは前の六人も、後ろで“呻いている”クラスメイトも同じであっただろうが。
既に、遼平は人間側の最後尾と化していた。
捕まるのならば、次。

―――ヤベエよ。

155 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:55:15 ID:YsBJ8rN40
最も近い建築物が、目の前に迫る。
「あそこに行こう!」
前方で指差し言う優一。
「開いてたら余計まずいぞ!」
その直ぐ後ろを走る潤が連なる。
―――どうだ?
100メートルほど離れたこの視点から見ても、
電気、もとい照明の類はついていない。
「大丈夫だ!照明は点いてねえ!」
遼平は前方に聞こえる様精一杯の大声で叫ぶ。
それは彼なりの“デパアトメントストア”への避難容認ではなく、
その発言に呼応しただけの、単なる状況確認ではあったが。
「そこしかねえのか!」
樹だ。
「無茶だって!これ以上先はまずい!人がいるのは危ない!」
隆之の息も切れ切れな反論に、樹は視点を正面に戻し、黙って走る。
どこからか歓声が上がる。否、それではなかった、呻きの渦である。
「前ッ!」
潤に半ば牽引状態で手を引かれる沙季が叫ぶ。
―――ウソだろ!?
前方のレストランの角、その駐車場の影から突如現れる一団。
―――まさか。
思考を働かせる必要もない。。
ひしひしと感じる悪寒が、遼平の勘を的中させた。
「来やがった!」
連中だ。
これで、この国道からは完全に挟撃されたことになる。
少し先には右へと曲がるT字路もあったが、土地鑑のない自分達がその先で更に追い詰められないとも限らないし、
第一眼前にある避難ポイントをみすみす見逃すほうが愚かというものだ。
前方の相手と比例的に縮まる距離。
最早逃げ道は一つしかない。
―――行くしかねえのか。

156 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:55:48 ID:YsBJ8rN40
「曲がれ!逃げんぞ!」
彼が言うより早く潤がそれを指示する。
国道から直角に右折する体で、六人はその敷地内へと次々駆け込んだ。
「うあッ!」
誰かがそこで大きく転ぶ。
―――沙季だ。
彼女の提げたショルダーバックが刹那に虚空を舞う。
「大丈夫か!」
潤が即座に彼女を組み立たせようとする。
「沙季ちゃん急いでッ!」
気付いた隆之も、もう片側で立ち上がった沙季と肩を組む。
「急げ!」
遼平が叫ぶ。何とか、その三人は再び走り出すことに成功した。
―――詰められる!
特に背後に迫り、大きく開口した一人を蹴り飛ばし、沙季の取り落としたバッグを掴むと遼平もまた、走り出す。
運良く後続の数人もそれに躓き、軽い将棋倒しが出来上がる。
その勢いで駐車場を進み正面エントランスに突き当たるが、やはり開店はしていないのか自動ドアが反応することもない。
「どうすんだよ!」
大輔が将棋倒しを踏み越えて進む連中を見つつ、言う。
距離は再び縮まろうとしている。
「………ッ、裏だ、裏に行くんだ!」
潤が促し、再び一同は駆ける。
一つ目の角を曲がった直後、再度に迫った一体を大輔が蹴飛ばし、再びにもそれに躓いた連中が数人倒れる。
曲がった先でもう一つの出入り口にも突き当たったが、傍らを通り過ぎても動作しない。
「糞ッ!」
仕方なく走りつづけ角を二度曲がり『搬入口』と看板が掲げられたそこに行き着いた。
「あったぞ!」
だが、階段のあるゲートが高い柵と鎖で閉じられており、即座の進入は容易でない。
「鍵が………!」
「あそこから昇るしかねえよ!」
樹が指差す。
トラックから運搬の都合がいいように多少高い位置にある商品搬入口を指差す。

157 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:56:43 ID:YsBJ8rN40
まずは身軽な大輔と樹、優一と遼平四人がそこに荷物を放り、よじ登る。
「大輔ッ!沙季を上げろ!」
「わかってるって!」
大輔と遼平が沙季に手を差し伸べる。
男二人の力で間も無く彼女を引き上げた後、隆之と潤も荷物を放りそこに上がる。
振り向くと、奴らもこちらに上ろうとしているのが認識できた。
「奥だ!」
その奥は一種の保管倉庫で、大きなダンボール箱が数百個あちこちに分散して積み上げられている。
大方が冷蔵庫等大型電化製品の様だ。
そこは随分広く、軽く見積もっても奥行きは2、30メートルはある。
「扉………あった!」
先を進んでいた優一が最奥の扉ノブを回すが、それは冷たい金属音と共に来訪者の
進入を拒絶する。
「ウソだろ………」
優一が愕然とするより早く、扉に潤が体当たりする。
三度、四度。
だがその重厚な厚さを持つそれはそう簡単に彼を受け入れはしない。
「ちっ………鍵探してくっから!」
樹が荷物を置き、今来た道を引き返す。
確か入って直ぐのところには、小さな部屋のようなものがあったはずだ。
「ねえ誰かいない!?」
隆之が扉を幾度か叩きその内側に助けを求める。
「ヤバイのに追っかけられてるんだって!」
遼平は、無言で近くの陳列棚に立てかけられた鉄パイプを掴む。
―――戦うしか………。
「そいつら一人じゃないんだよ!」
「誰かいないの!?」
沙季も隆之と叫ぶ。
優一と大輔も鍵を探すためか、辺りを右往左往している。

158 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:57:25 ID:YsBJ8rN40
突如に響く、大きな打撃音。
金属のような物を叩いているようなそれである。
―――何だ?
その音が四度、五度と続くに連れ、それが恐らくではあるが何であるかを認識する。
搬入口の施錠された階段から、無理やり入ろうとしているのだ。
―――糞、半端に頭がいい野郎共だ!
「樹!やべえぞ!帰って来い!」
大声で伝える。
「待ってろ!………あったぞッ!」
少しの間を置き、その声と共に正面通路に樹が姿を現した。
同時に、大きく金属が歪む不快音。
そして刹那に、最後の防衛線が倒れる。
「走れッ!」
樹が全力疾走を始める後ろでまた、奴らも走り出した。

「優一!もういい!」
大輔が叫ぶ。
樹を見守る遼平の真後ろで、再び金属の軋む音。
「早く入って!」
誰かが叫んだ。
「行けッ!」
遼平も怒鳴る。
扉が開いたと言う思いがけない情報に、その言葉を待たずして遼平、樹を除いた五人は内側へとなだれ込む。
「何してる、急いで!」
再度の男の声。

159 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:58:03 ID:YsBJ8rN40
―――このままでは恐らく―――。
後、僅か二秒の出来事であった。
「遼平!」
樹が叫ぶ。
「下がってろってんだよ!」
遼平は真横を通り過ぎ内側へと飛び込んだ樹を確認し、その5メートルほど後ろを追うやつらの先頭に、
怒号と共に鉄パイプを投擲し、偶然目に入った荷物を掴むと内側へと滑り込む。
その一撃は近づく速度とあいまって、あまりにも強力だった。
頭部にそれを受けた恐らく男であっただろうそれは、まるでダーツの命中したような硬い音を響かせ、
大きく体を反らせ、もんどりうって頭から倒れる。
―――危なかった………。
「大丈夫かよッ!?」
大輔の声。
「早く閉めて!」
隆之の声。
扉が閉まる寸前、へたり込みながらも振り返った遼平は確かに見た。
―――マジか。
「遼平?」
鉄パイプを打ち込まれた『人間』が、再び起き上がるのを。
そして、扉は閉じられた。

160 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 01:58:44 ID:YsBJ8rN40
遼平の視線の先で、男が鍵を閉じた。
一度きりの激突音を経て、突然にも訪れる静寂。
もう、眼前に奴らの姿はない。

押し黙る一同。

重い、沈黙の空気が流れる。

安堵よりも先に訪れる、仮定の恐怖。
もしあの時転んでいたら、もしあの時足を止めていれば。
恐ろしかった。
どうしても、安心を甘受できない不安定な環境がそこにあるからだ。
扉一枚隔てて立ちすくんでいるであろう奴らの姿。
遼平の脳裏には、先程の鉄パイプを打ち込んだ男の顔が思い出された。

161 :slave-anecdote:2005/09/05(月) 02:00:32 ID:YsBJ8rN40
遅いよといわれてもしょうがない更新ペースですが…いかがでしょうか?
一応修正もしてみましたが…。

162 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 02:01:35 ID:tLASodXeO
最高にドキドキしました!
乙です!

163 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 13:25:35 ID:ZWAcwqnJ0
京劇(・∀・)イイ!!

164 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 15:13:15 ID:b4zYpNRh0
立ち上がりがノロかった分、一気にヒートしましたね。乙!

165 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 15:17:05 ID:ZWAcwqnJ0
老年氏も乙
でもだんだん喋りがはっちゃけすぎてきたな
そして漏れんとこの近所にゃサティなど無い

166 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 16:34:08 ID:WriEwSj70
ゾンビってアメリカのあやしい宗教「ブードゥー教」が作ったんだよな
ゾンビパウダーってのがあるらしいがフグ毒が主成分なんだっけ?


167 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 16:57:15 ID:lci6MX1PO
そうなんだ?
死体にフグ毒飲ますの?
生き還らないでしょ

168 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 17:35:39 ID:1bPHB1xhO
ヽ(^∀^)ノLOD観てきた。面白かった〜!

169 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 18:38:14 ID:muH2HeLbO
>>166
メリケンじゃなくてタヒチだった希ガス

170 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 19:41:01 ID:DFs69uLyO
ブードゥーのゾンビパウダーは、人を仮死状態にさせ棺に入れ、いったん埋葬した後再び掘り起こすというもの。ほんとに殺すわけじゃない。教義については失念。

171 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 19:42:02 ID:DFs69uLyO
タヒチの古くから伝わる宗教ね。

172 :不要ノ介 ◆jvHUYOUca6 :2005/09/05(月) 21:25:37 ID:6c1Usj110
ゾンビとはブードゥー教の司祭もしくは呪術師が行う呪いにより、死後魂を抜かれて奴隷にされている死体の事を言う。
実際には前出のフグ毒(テトロドトキシン)を盛られた者が一時的に仮死状態になり、埋葬されたのちに毒の効果で記憶や自我を失った者を奴隷にしていた・・・というのが真相のようである。
ちなみに、ブードゥー教の歴史はそれほど古くは無い。16〜19世紀頃にアフリカから奴隷としてハイチに連れてこられた人々の信仰が融合し生まれたと考えられている。また、ブードゥー教はキリスト教とも融合しており、マリアに相当する神格が存在する。
地理的な事を言えばハイチは非常にアメリカに近い。

173 :不要ノ介 ◆jvHUYOUca6 :2005/09/05(月) 21:27:01 ID:6c1Usj110
ハイチは南北アメリカの丁度間を東にやや進んだあたり、西インド諸島にある。
タヒチとは関係無い。

174 :":2005/09/05(月) 23:16:21 ID:UNYTeZTGO
>>161
面白くなってきたo(^o^)o

ただ俺に読解力が無いために、頭ン中で登場人物がゴチャゴチャになりそうorz

175 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 23:23:37 ID:ZWAcwqnJ0
ちなみにここ覗いてる人の身の回り品の武器スキル教えてくれよ
漏れはゴルフセットが車庫と自室と親父の車にある
木製バットってアウト?

176 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 23:38:55 ID:2bGb9GbzO
漏れ木刀しかない・・・orz

どうでもいいけど、このスレ読んでたらバイオハザードやりたくなってきたw
コードベロニカまだやってないんだよな〜

177 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 23:47:50 ID:BLwGf+II0
蔵の中に、戊辰の役の頃の元込式鉄砲がある。
地元の行政機関に届けてあるけど、使えるのかな?

一発打てばアウトの鉄砲ではな・・・

178 :本当にあった怖い名無し:2005/09/05(月) 23:53:11 ID:yaMRx/+n0
>>175
車・バイク整備用工具一式
包丁セット
カセットコンロのカセット
可燃性ガス噴射式のスプレー殺虫剤や整髪料
ステンレスの物干し竿
ウレタン、ラッカーの塗料
ガソリン20L入りの携行タンク
革のツナギ+革のブーツ+革のグローブ+フルフェイスメット
バイクのフロントフォーク数本

ゾンビが人間ベースでかつ多数でない限り
これくらいの装備でもどうにかなる悪寒
ロメロゾンビに限り。。
新丼タイプにはお守りにもなりゃしねえwww

新丼を相手にするなら革の(ry以上の防具と
恐ろしく頑丈でパワフルで燃費の素晴らしくいい乗り物と
重火器必須

179 :老年:2005/09/06(火) 00:40:33 ID:H8uh89Xw0
>>165
>>はっちゃけすぎ
すいません、調子乗ってました。次から気をつけます。

>>175
作中に登場する「2000年問題の時に、勢いでクロスボウ購入」のシーン、リアルに私の体験談です。

メイド・イン・タイ製のピストル型、商品名は『コブラ』(笑)。分解した状態で押入れに眠ってます。



180 :slave-anecdote:2005/09/06(火) 02:12:09 ID:5HA6yBa20
>>174
現時点での登場人物は、
高槻遼平
元バスケットボール部、運動は嫌いだが大方スポーツを見るのは好き。
中心人物ですので、心象の解説がある分台詞は分別しやすいかもしれません。
水谷大輔
同じくバスケットボール部。
今のところでは最もぶっきらぼうな話しかたをしているのが彼です。
西尾樹
元野球部。大輔と混同されそうな口調ですが、
時たまに〜だべ、等微妙な訛りがあるのが彼です。
仲原隆之
元バスケットボール部。
馬鹿そうに見えてさりげなく勉強ができるタイプ。
〜ちゃん付けが目立つのが彼です。少し話し方が柔らかいのかもしれません。
後で気付けばドラゴ○桜の小○徹平のよう(ry
鈴木優一
元サッカー部。進路に悩んでいる。
物腰柔らかな口調なのが特徴です。
石渡潤
元サッカー部だが部活動を喧嘩退部している。
岸田沙季という恋人がいる。
特に周りを気遣うような発言が多いです。
岸田沙季
元陸上部。潤の恋人。
言わずもがな紅一点ですから、比較的わかりやすいかもしれません。
この先も度々起きる混乱で一言づつに誰彼が言う表現をつけるのは
難しいかもしれません。
ですが、できる限り努力してみますね!

ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up0857.jpg
関係ないですが、街はイメージこんな感じです。

181 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 09:56:47 ID:MRSK5hOd0
>新丼を相手にするなら革の(ry以上の防具と
>恐ろしく頑丈でパワフルで燃費の素晴らしくいい乗り物と
>重火器必須

漏れん家の装備じゃ到底対応できないなw
確かにロメロのならどうにかできそうだが
新丼のはなぁ・・・反則すぎるから
バリケード作る材料や大工道具・農機具ならイパーイあるんだが
ゴルフクラブだけで生き抜けるかな・・・
あ、火炎放射器なら3機あるおw

182 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 10:39:14 ID:+5kuZ51L0
大丈夫だよ!
新丼世界に行ったら序盤を生き延びれば、後はヘッドショット成功率100%の凄腕ガンマンになれるから!
前半がヘタレに見えても、後半全員何故か銃の命中率が上昇するから、素人でも生き延びれるよ!

183 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 10:45:01 ID:MRSK5hOd0
そ、そうか!(´∀`)

今思ったけど調節次第で火炎放射器の射程って結構伸びるな
2階からでも逝けそうだ
家に燃え移る可能性も5割くらいあるけど・・・

184 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 10:47:36 ID:MRSK5hOd0
台風で昼から会社休みだから
避難用ザックでも背負ってロメロでも鑑賞しとくか


185 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 12:53:13 ID:bNgL4tGi0
ゾンビパウダー:テトロドトキシンから作られると言う粉末で、死者

を蘇らせると言われ、これを使って実際に死者を蘇らせるという、パ

フォーマンスがある、またテトロドトキシンによって死亡した時に、

まれにこの効果があるというが、蘇った人間は性格が凶暴になり、し

ばらくすると死ぬという。

テトロドトキシン

テトロドトキシン(Tetrodotoxin)は、化学式 C11H17N3O8。フグの毒

として知られる。又、イモリもこの毒をもっている。習慣性がないの

で鎮痛剤として医療に用いられる。

分子量:319.27
CAS登録番号:4368-28-9

テトロドトキシンは300℃以上に加熱しても、分解されないので注意

が必要である。ヒトの経口摂取による致死量は2〜3mgで、青酸カ

リの10倍の毒性を持つ。フグ自体は、普通の魚の致死量の約1000倍で

中毒死する。

186 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 14:44:35 ID:maytaVGZ0
俺はサバゲー装備一式しかない…生き残れねぇYOウワァァンorz

187 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 16:16:16 ID:7iRMBtu6O
大切なのは武器じゃない。頭で生き残るんだ。

188 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 17:35:45 ID:t0aUtRTu0
火炎放射器って何処で売ってんの?

189 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 18:35:14 ID:BEc77LYw0
スプレー類+ライター=簡易火炎放射器なんてゾンビ狩りには常識だお。

丼のホームセンター前にうじゃうじゃいたゾンビみて思ったんだけどさ、
群がってるところにガソリンつめた火炎瓶ぶち込めば、密集してるゾンビに燃え移っていちコロじゃね?
まぁ、建物にも火が移って自分も危ないけど、最悪下水とかに逃げ込めばおkだよな。

190 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 18:41:48 ID:KyEOGbXDO
火炎放射機なんて、そのものズハリでは売ってないよ。
但し、農業機器の中には一寸した改造で火炎放射機になるものもある。
農協で農機具カタログを貰ってみたら?

191 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 19:44:43 ID:7iRMBtu6O
>>189
ガソリンなんて大したこと無いよ。
一番オススメは焼夷剤入り火炎ビン
卵白と重曹とガソリンでできるから初期ならかなりお手軽。
金庫をも溶かす威力があるらしい。

192 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 20:21:29 ID:t0aUtRTu0
>>189-190
ありがと、今度貰いに行ってみる。
それでまた質問で悪いんだけど今現在火炎放射器持ってる人って
何でまた火炎放射器持とう(造ろう)と思ったの?


193 :不要ノ介 ◆jvHUYOUca6 :2005/09/06(火) 22:02:21 ID:9vH3s1qU0
寒い地方では雪を溶かすのに使う。後、雑草を燃やすのに

194 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 22:10:55 ID:sXq4GeDr0
草刈火炎放射器とか
雪国専用融雪火炎放射器とか恐ろしい物も幾つかあるにはある。

>>190
薬剤散布機だな。

農薬の中には混ぜるとそのまま火薬になる奴もある。
木炭とか石油とか混ぜるとさらに良い。
(ちょっと焼夷効果がある、という程度の火薬だけど)

195 :174:2005/09/06(火) 23:39:06 ID:Bus+RzuuO
>>180
丁寧な説明thx


もう少し話が進めばそれぞれのキャラが立ってきて、オバカな俺にも
簡単に見分けられるようになると思うので、それまで頑張ってついて行きまっせ♪

196 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 23:45:11 ID:JBuchHTu0
火炎放射器はさ、威力があっても持ち運びや使いやすさ、燃料補給等、
いろいろ問題がありそうで、条件そろわないと威力発揮できそうに無いな。

197 :本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 23:46:51 ID:MRSK5hOd0
うちの火炎放射器は口の部分やショルダーなのはこれと似てるけど
燃料タンク部分のデザインが違うかな
うちのは最近買ったのでも5年くらい前のだから
結構長持ちしてるけど

ttp://image.www.rakuten.co.jp/e-kurashi/img10581031676.jpeg

>>192
漏れの意思ではなく家が農家だから
草焼きとか普通に恒例行事なわけですよ
武器に転用できそうな農機具って結構あるな

198 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 00:06:58 ID:Q9p7LWFlO
猟銃と火炎放射器をテープでぐるぐる巻きにして双方の欠点を補いながら使う。
重いし熱でテープが熔けそうだから駄目か。

199 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 00:25:18 ID:SZxbARzaO
身の回りにあるもので、扱いが便利で強力な対ゾンビ武器なんてなかなか無いな。

ゾンビ映画とか見るといつも思うんだけど、
対ゾンビ戦は、ライトセーバーあれば最強じゃね?
問答無用でゾンビの肢体切りまくれば、
噛まれる前に無力化できそうだぞあれ。

200 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 00:48:42 ID:iRQxsAf+O
訊くが、ライトセーバーはどうやって入手するつもりなんだ?

201 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 01:06:55 ID:WqYyRBUG0
>>200
ルーク、フォースを使え。

202 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 01:11:58 ID:MQHtrS2J0
なんか流れが今は亡き「ゾンビが発生したら」スレに似てきたな・・・

203 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 01:46:31 ID:+t3+54hS0
こういう読んでいて楽しい雑談で保守なら良いんじゃないかな
ここからネタ取ってだれか書いてくれるかもしれないし

204 :本当にあった怖い名無し :2005/09/07(水) 01:56:41 ID:J+GFplf50
蛍光灯にガソリン詰めればライトセーバーになるぞ
実際に試した奴がいるらしいしなw

205 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 02:49:59 ID:hFpuw5RVO
実際問題ショットガンて使いモノになるのかな…?
弾は重くてかさばるし、再装填に結構ヒマかかるしさ。
上下二連は問題外としてポンプアクションか自動銃になるんだけど、
どっちも違法改造で装弾数を元の状態に戻しても多くて6発くらいか…。
10体くらいに囲まれたらちょっと辛いな。


ゾンビ妄想癖のある銃砲店勤務野郎の独り事でした。

206 :本当にあった怖い名無し :2005/09/07(水) 03:30:08 ID:J+GFplf50
自分は本物の銃なんて使ったことないけど、
ショットガンに限らず拳銃全般、過信できない。

例えば遮蔽物の無い平地でさ、
こちらに全力疾走してくるゾンビの頭を撃ち抜くなんて
ある程度の熟練者じゃ無いと難しいと思う。
怖いし、焦るし。
仮に3匹のゾンビに全力疾走で向かって来られたら
銃持っていても俺は逃げるよ。

実際の問題、
少々ショットガンが使いづらくても贅沢言えない。


>>205
店の屋上にホワイトボードを用意しとくべきかとw

207 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 03:33:45 ID:hFpuw5RVO
>>206
チェスか将棋盤もあったほうがいい?

208 :本当にあった怖い名無し :2005/09/07(水) 03:48:16 ID:J+GFplf50
>>207
当然

店のドア下に小窓を作るんだ

209 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 11:29:12 ID:hFpuw5RVO
今度は犬しか入れないサイズの小窓にしよう。

210 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 14:03:39 ID:SZxbARzaO
ちょっとまて、それじゃあ犬を呼んだときに…。

ショットガンの話だが、
素人考えだが、鉛イパーイの散弾なら
全力失踪の奴らでも当てれるんじゃないかな?
まぁ、当たるだけで敵を倒せるかどうかは別だけどさ。

211 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 15:16:50 ID:AhLTiM9x0
レス大量で作品大量かとおもったらガッカリ…

212 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 15:53:57 ID:RHYSK2KY0
いーじゃんいーじゃん(´∀`)こういう流れも好きさ

213 :slave-anecdote:2005/09/07(水) 17:56:16 ID:weNtZMXh0
>>210
バックショットでも鹿用等の粒が大きい物ならいいですが、
鳥用の12号とか詰めた日には…あれ?何か当たったの?みたいな…ガクガクブルブル
その点どうですか!?>>205


214 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 18:59:14 ID:ITKvW+uo0
>>212
はげどう!!
むしろ作家には空気を読んでもらって暫く現れないで欲しいよね〜

215 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 19:57:02 ID:SZxbARzaO
>>214
メル欄にturiって入れ忘れてますよっと。


作品あってのこのスレだけど、
投下が不定期なものだけにこういう雑談は必然的にでてくるし、
主旨にそぐわないような話じゃないんだからスレ的に全然おkだと思うぞ。
雑談だけでスレ消費されて中身スカスカなのは困るけどな。

216 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 20:34:25 ID:19RRrUnSO
散弾って以外に散らばらないのでは?。
だから取り敢えずゾンビに向けて撃つのではなくちゃんと狙わないと倒せないと思うよ。
だんだん主旨から外れつつあるけど、ゾンビに有効な弾ってどんなのかなあ。

217 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 20:39:12 ID:Q7oMbbXJO
内部に達したら破裂するタイプの弾ってあったような・・・
十字に傷つけたのじゃなかったっけ?

218 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 21:24:41 ID:3UgvwnqJ0
拳銃なら22口径がイイと思う。
ハワイでコルト・ウッズマン撃ったけど、素人でもかなり命中率が良かった。

弾も小さくて軽量だから大量に持てるし、
排弾不良も拳銃を複数持ち歩く様にすれば、ある程度対処できそう。

以上、ガンオタの妄想でした。

219 :本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 21:25:14 ID:4BU19Wm3O
ダムダム弾の事かな?
それと作家さん達に書き込んで貰わんとスレが廃れるから、作家さんはドンドン書いてほすぃ!

220 :妄想店員:2005/09/07(水) 21:47:49 ID:hFpuw5RVO
実際にゾンビの腐れ頭に撃ってみないと何ともね…。
ちなみに猟してるお客の話では50メーター離れると鳥撃ち散弾(仁丹粒大の鉛弾が無数に入ってます)くらいは痛いで済むらしい。
ホンマかどうかは当たった事がないのでわからんです。

で、実際にゾンビに向けて発砲するとなると映画なんかでは非常に至近距離なので
散弾の種類に関わらず頭に当たれば効果的なんではないかと。
ただし弾の重さが問題ですわ。
一箱500発入りのダンボールを二つ抱えると腰抜けそうに重たいです。
担いで走るのは無理ですね。
もしゾンビ渦になってしまったら鹿撃弾を最低1000発は持って逃げたいけど。

221 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 00:09:33 ID:qCnpXqGw0
「さて、まずはここにある装備から一点ずつ選んで欲しい」
 制服姿の男は長いテーブルの上に、次々と武器を並べさせていった。
 あたりにガンオイルと硝煙の臭いが漂う。
「言っておくが弾はここで支給するだけだ。君たちは一人一つの武装を選択し、
もっとも死人退治に有効なものを見つけ出して欲しい」
「知っての通り我が国では武装に関して、国民の理解は全く得られていない状況だ。
 故に新装備の導入に関しても選択肢は狭い。
 口径や炸薬、弾丸の種別についてもとやかく言われるだろうが、それについての説得は何とか行うとのことだ。
 だが、あまりに多くの種類を導入することは出来ない。隣国に操られている市民団体がうるさいからな」
 男はそう言うと、壁際の的に向かって数発ずつ試射を始めた。
「拳銃の利点は携行性にある。だが、同時に命中性や残弾の少なさが問題になるだろう」
「散弾銃の利点は取り扱いの簡易さと、当てやすさにある。だが装弾数で言えば不安が残る」
「サブマシンガンはなんといっても、利点は弾をばらまくことにある。だが、市民にも被弾するとの反対が根強い」
「アサルトライフルは信頼性と、他国でも使用されている実績がある。セミとフルの切り替えが様々な局面に役立つだろう」
 男は各銃の特性や重量などについて説明を続ける。
「――以上だ。各自思い思いのやり方で、指定地域の死人どもを駆逐してくれ。なおそれぞれの行動は本部でモニターする」
「質問はないな?では行け!」

222 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 00:11:46 ID:qCnpXqGw0
「――で、実験の結果導入が決まったのが、なんでこれなんだ?」
 目の前には長い棒状で、先端が二股になったものが置かれている。
「銃やら何やら試したんだろ?どうして刺又なんかが正式採用されているんだよ」
「選挙だよ。消費税を上げただろ?それで自民党が負けちゃって民主党が政権政党になったからだ」
「はぁ?なんでそれでこうなるんだっつーの」
「考えなくても分かるだろう?治安の要の警察に武器を持たれちゃ都合が悪いんだよ、あの政党は」
「……それってさ、つまりあの国が攻めてくるのかよ」
「時間の問題だな。沖縄は既に一国二制度とやらで支配されちまった。アメリカさんとの友好関係も切ったしな」
「はぁぁぁ。こんなことなら東京にいれば良かったぜ」
「全くだ。都知事が頑張って、あそこじゃ特別に対物ライフルまで支給されてるしな」
「この国も終わりだな」「ああ、あんなのが政権取った時点で終わってるしな」

武器アレルギーで議題にすらあげられないこの国では、テロが起きたら警察ではどうしようもないでしょうね。
しかも北朝鮮が潜入員に破壊工作を行わせた場合、自衛隊員は8万人必要なのに、なぜか削減案がでている幸せな状況。

223 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 00:28:01 ID:pMoDtdMM0
>>221
妄想店員さんに「どうせ長々解説するなら超短編でいいから作品中に
織り込みながら、実戦描写として解説してちょん!」
って書こうと思ってた。そしたら切り口は違うけど、まあ乙。
ちょっとスレ違いっぽいが気持ちはわかるw

224 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 01:25:29 ID:P48oNcSD0
たとえぱエアライフルとかじゃゾンビやれないかな?頭蓋骨貫通できれば可能だと思うのだけど。

225 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 02:04:44 ID:dmFkK5Ij0
>>224
つ [目潰し]

226 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 06:17:47 ID:DdDOB35fO
j=mv^2/2だったっけか?

だから重いものを速く飛ばすことができれば十分、有効な訳だ。
で、俺がオススメするのはスリングショット。ゴムをホームセンターで売ってるような強力なのにすればかなりの威力がある。
命中率も(練習は必要だが)20m先のスズメぐらいなら十分当てることができる。
さらに狩猟期ならスリングショットを使って狩りをしていいので(そこは調べて)練習にももってこい。
値段も3000円〜とお手軽。原理が簡単なので自作も充分可。

227 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 09:52:30 ID:vz5X08240
ゾンビって何で人間見分けるんだっけ
視覚?嗅覚?体温?

228 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 11:27:25 ID:ipGFArXO0
>>スリングショット〜20m先のスズメぐらい十分当てる

バランサー付きのスリングショット持ってるけど、練習してもそんな命中率良くない。
人体の頭部大の的に当てられるのは、精々4、5mくらいだよ。

229 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 18:43:08 ID:DdDOB35fO
>>228
俺は充分可能なんだが

230 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 19:00:17 ID:Fwq2FaCG0
>>227


231 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 19:52:44 ID:TUKAXghT0
>>226
銃と罠以外の道具での狩猟行為は狩猟法違反で罰せられますよ。
それにスリングショットで20m先のスズメに当てられるなら相当の達人クラスです。
私も練習した経験がありますが、めいっぱい引いた状態で10m先の18リッター缶に当てるのが精一杯でした。

232 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 20:02:25 ID:DdDOB35fO
>>231
本当にちゃんと調べましたか?
違法ではありませんよ。

233 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 21:56:44 ID:eYSOKHIuO
パチンコでベアリング飛ばすのはどうですか?。
当たり処さえよければ倒せると思います。

234 :本当にあった怖い名無し:2005/09/08(木) 23:05:29 ID:KcA0+8BH0
昔、スリングショットとか流行ったからなぁ。

古くだと「甦る金狼?」とかで松田勇作が使うシーンあったし、

月刊ジャンプの裏表紙の通販コーナーには必ず何種類かのスリングショットの写真あった。



235 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 00:02:58 ID:UyVqxjnp0
チラ裏

>>221
本当に連中ならやりかねないな。

民主党のHPより
民主党「憲法提言中間報告」のポイント
http://www.dpj.or.jp/seisaku/sogo/BOX_SG0057.html

>(1)グローバリゼーションと情報化に伴う新しい変化や価値に応えるために。

> ◆国家主権の移譲や主権の共有へ

あの政党が政権を取れば、日本の主権は間違いなく第3国に引き渡される。



236 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 00:06:39 ID:YsAWzoZO0
>>227
パンツの染み

237 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 00:19:43 ID:gYwafcbp0
リーサルウェポンで釘打ち機(電動だかエアだか忘れた)で釘飛ばして
相手を倒すシーンあったような

238 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 02:35:41 ID:cUBynbSM0
バットにガソリン染み込ませたボロキレ巻きつけて火をつければ、ファイヤーバット!

・・・ゾンビが火を怖がるのは、ロメロ版だけか?。

239 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 07:46:09 ID:Yq1Ar/SXO
>>238
本能で動いてるなら日は怖がるんじゃない?

240 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 09:50:49 ID:YsAWzoZO0
・脳を破壊すると活動停止
・火を怖がる
・泳げない(身長が足りるところは歩く)
・走らない
・電流は平気
・屁はこかない

ゾンビってこんな感じか

241 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 10:48:15 ID:AC11JqqqO
腐敗してガスが溜まってそうだし、屁はこくんじゃね?

242 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 11:34:26 ID:nb8fcpsy0
過去スレ読みおわったー
やーここの人たち、改めて凄いね!
設定とか発想が、よくあるゾンビものじゃなかったりするし。
好い作品が読めて(しかもタダで!)うれしいよマジで。

なんか昔軍板にあった、ゾンビ対策をリアルに考えていくスレを思い出す
たしか「おやじ」さんも最初そこに投下して誘導されてきた記憶がある…
懐かしいなー もしかして結構、住人同じだったりしてw

ところでどなたか、前スレ(その13)保管してませんか?
makimoはまだサルベージされてないし、保管庫もまだみたいなんで…

243 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 13:14:51 ID:klIWfuRb0
>>240
>・泳げない(身長が足りるところは歩く)

海の底を歩き回ってサメとケンカしてたゾンビもいたな
ゾンゲリアだっけ?

244 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 18:26:41 ID:WPz8U17i0
>>242
つ うp!(・∀・)ろだ(ttp://web.drive.ne.jp/index.html)の「VIP01356.ZIP」

245 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 19:28:15 ID:A578TqvD0
>>240
>・脳を破壊すると活動停止
バタリアン以外ではお約束。

>・火を怖がる
むしろゾンビ映画では、あんまり火を怖がる描写は無い。
バイオハザードでは火まみれで襲い掛かってくるし。

>・泳げない(身長が足りるところは歩く)
ハウスオブデット(映画版)のゾンビは全力で泳ぐ。

>・走らない
バタリアン・ドーンオブザデッド・28日後・ハウスオブデッドは走りまくり。

>・電流は平気
電気はバタリアンの唯一の弱点。

246 :本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 20:19:34 ID:DDEs0HWi0
>>245
走るゾンビでしたら・・・「スペーズヴァンパイア」をお忘れですぞ(ニヤリ)

>>243
サメとケンカしてたのは「サンゲリア」ですYO

247 :本当にあった怖い名無し:2005/09/10(土) 03:13:38 ID:Ygln0WqM0
何百年氷付けになっても、お湯をかけたら三分でよみがえる

そういう人間に私はなりたい。。

248 :本当にあった怖い名無し:2005/09/10(土) 03:14:43 ID:Ygln0WqM0
誤爆 スマソ…

249 :本当にあった怖い名無し:2005/09/10(土) 13:25:47 ID:7iNQP+N30
ねんがんの くるま をてにいれたぞ!

1:そう、かんけいないね。
2:たのむ、ゆずってくれ!
3:ころしてでもうばいとる。 ←

それはともかく(俺は誰も殺してない)。
生まれてから就職まで動くことのなかった故郷…
あの陰気で古臭く、思い出ばかりが残った町を離れ、
とにかく首都を目指そうと車を走らせる事数時間。山道に差し掛かった。
俺の故郷は沿岸部の平地。『陸の孤島』と形容された事もあるほど、
周りは自然ナントカ記念物に指定された見事な山々に取り囲まれ、
見事なクソ田舎っぷりを全国にアピールし続けて来た。
おかげで台風も滅多に来る事のない、平和な場所だったのだが…
いやいや…いきなりホームシックになっても仕方ない。
『○○街まで後数キロ』の看板と共に、寂れた休憩所を見つけた俺は、
そこで小休止をする事にした。

250 :本当にあった怖い名無し:2005/09/10(土) 13:26:55 ID:7iNQP+N30
個人レベルでやっていたのだろうか。
住まいを兼ねたその休憩所はドアが破られ、人の気配がしない。
故郷の町にあふれていたあの腐った連中が、ここまでやって来たのだろうか。
ここまで来る際に車から見たゾンビども。
国道沿いで何をする訳でもなく、静かに晴れ渡る秋の空をぼーっと見上げていた。
さすがに脳みそまで腐った連中の事、そこに山があるからって登る事はしないようで、
山道に入ってからは一人も見当たらなかった。
そんな事を考えながら、目の前の朽ちた廃屋。
故郷と同様、『陸の孤島』と形容するにふさわしいこの場所に、
俺は愛着を感じている自分に気がついた。

ともあれ、心休まる一時を過ごし、山道は下りに入る。
今が秋でよかった。雪が降ったら、俺ごときの腕では乗り切れなかっただろう。
何もかもが順調に思えてきて、我知らず口笛を吹きながら街へと向かう目の前に、
ヒッチハイクする女が見えたのはその時だった。
これが髪を振り乱して汚い格好をしていれば、ゾンビとして跳ね飛ばしたかもしれない。
しかし、彼女はこざっぱりとしていかにも山道とはそぐわない格好だったので、
俺も車を止めざるを得なかった。旅は道づれ世は情けだ。
「はぁい。乗せてもらえる?」
女の第一声はこれだった。俺は快く承諾し、助手席のドアの鍵を開ける。
彼女は助手席に座り、手にしたバックの中をまさぐる。そして、
「車から降りな。」
取り出した拳銃で俺を脅したのだった。

251 :本当にあった怖い名無し:2005/09/10(土) 13:28:04 ID:7iNQP+N30
車を盗られた。
財布も盗られた。
日記帳とボールペンは返してくれた。
最後の言葉が「旅は道連れ世は情け。」だった。
お母さん、故郷から人の姿が消えて以来、初めて会った人間は追いはぎでした。
不幸中の幸いなのが、次の街まで後3キロの地点まで車で来れた事だった。

山道は下りに差し掛かっていたので、思ったよりも楽だった。
次の街の入り口あたりまでやって来て、そこにあったガソリンスタンドに入った。
今は生きていようと死んでいようと人間は信じられないので、
無人なのがありがたかった。
金も食料もガソリンもなかったが、ガソリンを入れるためのホースが手に入った。
何の役に立つのか知らないが、ないよりマシだろう。
今や唯一の相棒となった日記帳とボールペンをズボンに押し込み、
ホースをひきずりながら、街の中心部へと向かった。

中心部へと向かう途中、人間はともかくゾンビにも出会わなかった。
何か変だとは思ったが、いないに越したことはない。
やがて、スピーカーから公共放送みたいなのが流されているのが聞こえて来る。
故郷でも午前9時と午後5時に、市役所から似たような放送があったから、
恐らく逃げる途中に消し忘れたんだろう。
遠いせいかうまく聞こえない。
だが音を頼りに音源へと近づくにつれ、何を言っているのかハッキリした。

『これはゾンビをひきつけるための放送です。
 この街は○月○日(つまり今日)午後5時、軍により爆破されます。
 市民の皆様はどうか秩序を守って避難して下さい。』

生まれて初めてフォォォォォォォォ!と叫びながら走って逃げた。

252 :本当にあった怖い名無し:2005/09/10(土) 15:54:23 ID:ZgkIN06NO
モツカレー

253 :242:2005/09/11(日) 15:02:44 ID:Ce0C9W1t0
>>244
遅くなったけど、どうもありがとうございます。
続きが読めるのは幸せです。作品を書いてくださった作者さん達にも感謝!

254 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 18:32:35 ID:tx5hUAm10
>>249-251

おもしろかった。オチがヨカタヨ!

255 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 18:38:32 ID:5IclZB9o0
ようやくの事でロメロ愛の三部作の三つ目、デイ・オブ・ザ・デッドを借りられた。
デイ・オブ・ザ・デッド=死霊のえじき、な事を全く知らんかったので、今までずっと
死霊のえじきの前をウロウロしながら「くそぅ、デイオブ何処にもねぇなあ!」と
一人で勝手に困ってた。その間、実に2年! アホだ! ここにアホがいるぞ!

256 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 19:58:38 ID:umxGAhYT0
>>255
お前は悪くない。
悪いのは考えずに邦題を付けるセンスのない配給会社だ。
でも良かったじゃないか、見つかったんだから。

257 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:03:01 ID:1yZinePA0
>>255
俺も似たようなもんだったよ最初はw
最近のは原題をそのままカタカナにしたもんが結構あるけど
LoDもそうなるのか?

258 :本当にあった怖い名無し:2005/09/12(月) 01:12:41 ID:Yzn4dCN50
>>249
なんだ、もう終わりなの?結構よかったぞw


>>255
俺なんかな、TVでナイトオブ〜のリメイク版やってんの観ててだな、
それまで白黒のオリジナルのしか観たことなくて何でカラーなのか
全然理解できず借りた、オリジナルのビデオがへたってたせいかと、、
最後のオチがあまりに違うんでやっと気がついたんだぞ(泣

259 :slave-anecdote:2005/09/12(月) 02:26:30 ID:dZ6SB0h20
>>255
自分の所にはバタリアンとか
死霊のしたたり?とかそんなのしかないですよ…
せめて、せめて旧丼が見たいのに…。

260 :本当にあった怖い名無し:2005/09/12(月) 04:15:13 ID:QVtdB02j0
>>249-251
おお、さっぱりまとまって面白い!

ひと眠りしてからデイ・オブ・ザ・デッド見終わったらこんな時間か。
やっぱりイイなぁ。「ゾンビの脅威」を描くモンスターパニックものではなく
「ゾンビのいる状況下」を描いていて、前二作同様どこかしんみりしている。
あの後バブは元気に過ごしてくれてるんだろうか。



261 :本当にあった怖い名無し:2005/09/12(月) 09:55:34 ID:fS+IKost0
死霊系ってそうだったのかΣ(゚Д゚)

262 :本当にあった怖い名無し:2005/09/12(月) 12:49:01 ID:IQk6FDON0
真夜中に自分家の近所の交差点を写真に取ってそれにゾンビを移植してみたい
心霊オフの帰りにでもやるか・・・

263 :本当にあった怖い名無し:2005/09/12(月) 23:52:53 ID:t2dB94BQO
>>261
いや、死霊系がそうなのではない。
死霊の〜 の走り?は、死霊のはらわた(原題EVEL DEAD)
これがスマッシュヒットしたもんだから
その後のホラーに、死霊の〜 を付けるという
流れになった記憶が。

ゾンバイオ 死霊のしたたり(原題 リ・アニメーター 綴り忘れた)
これは死者を蘇らせるという所はゾンビかな?
死霊のえじき(原題 書くまでもないな。)
死霊の盆踊り(これはホラーなのか?)
これは初期のギャガ?が配給だったな。
こんなトコだと思ったが、あとなんかあったか?

264 :本当にあった怖い名無し:2005/09/13(火) 00:34:31 ID:qwUebIgV0
最近投下少ないな・・・
「ゾンビ映画の世界から生き残るスレ2」が落ちて次スレも立たない今
ゾンビ映画の世界を構築する職人気質が溢れる数少ないスレなのに・・・
長編職人さんも短編職人さんも無理しない程度に頑張ってくださーい!
お待ちしてますよー!

265 :本当にあった怖い名無し:2005/09/13(火) 01:09:08 ID:e1qtW9mj0
・・・・貶されるからイヤぁ〜 TT


266 :まこしろ:2005/09/13(火) 17:17:52 ID:IqKEb6XG0
補給連隊の置かれたM市は東京のベッドタウンである。保管されているのは主に食料・医薬品などの生活物資がメインで、いわ
ゆる武器・弾薬の類は小火器類以外はほとんど保管されていない。
橋本はM市周辺の地図と補給連隊の配置図を見比べながら作戦を立てていた。

補給連隊の周囲は高さ3m近いフェンスで囲まれている。車両の通行が可能な門は4箇所。
もちろん、そのすべてにゲートが設けられている。ゲートはかなりの重構造で、これを閉ざせば、進入は不可能である。
ゲートのうち2箇所は大型車両の通行が可能で、ゲートそのものも大型である。しかし、逆に言えば、このゲートが開放された状
態だと、外部からの「敵」の進入を防ぐことはほぼ不可能になる。
物資が保管されている倉庫は敷地内のほぼ中央にあたり、その前は広く空けられている。
トラックやヘリが停められるだけのスペースとなっているのだ。
大きなスペースとなっているのは、橋本にとっては好都合に思えた。
周囲に遮蔽物がなければ、「敵」の接近を視認することがそれだけ容易になり、それに対する備えが可能となるからだ。
倉庫は全部で10棟。1番から10番までの番号が当てられているらしく、配置図には@〜Iと示されていた。
片山三尉の話によれば、食料などは主に1番倉庫から5番倉庫までに保管されているとのことであった。
武器・弾薬の類は9番・10番倉庫に保管されているが、どれだけの量があるかは不明だと言う。
小銃弾がほとんどで、火器類そのものはあまり保管されていないとのことだった。

267 :まこしろ:2005/09/13(火) 17:18:39 ID:IqKEb6XG0
橋本は周辺地図と照らし合わせながら、作戦をシミュレーションしてみたが、いくらやってみたところで、状況がわからぬままに
作戦を決行するわけには行かない。まずは、周辺状況の偵察を行うことが必要不可欠であるという結論に達した。
まず、偵察にヘリを1機出させてほしいとの旨を渡辺一佐に伝え、早速、M市への偵察を実施することになった。

「日高二尉、頼んでもいいか?」
「言われなくてもそのつもりだよ。」
日高はニヤっと笑った。その笑みに橋本も笑い返す。
死線をともにくぐり抜けた二人の間には大きな信頼感が生まれていた。

「田村はまだ無理だな。宮元二佐にも同行願おう。あとは4〜5名連れて行って周辺を捜索するか。」
「4名で足りるのか?少なくないか?」
「いいんだ。あまり多いと動きが取りづらくなる。4人くらいが身軽に行動できていいんだよ。」
「そんなもんかね。まあ、その辺はプロに任せるが。」
「基地の警備班で使えそうなやつはいないかな?射撃のうまいやつがいい。」
「それなら、太田三曹がいい。やつはライフル射撃でオリンピックの候補になったこともある奴だ。」
「そいつは心強い!あとは武田と横田と今村だな。それから、ヘリの横に機関銃を取り付けられないか?」
「UH-1なら付けられるのがあるな。それでいいか?」
「ああ。それで頼む。じゃあ、早速、準備に取り掛かろう。」
二人はそれぞれの役目を果たすべく分かれた。

268 :まこしろ:2005/09/13(火) 17:19:53 ID:IqKEb6XG0
外の発着場では日高の命を受けた整備班の手により、UH-1の後部に機関銃が取り付けられていた。
一方、橋本は偵察に出るための装備を点検していた。特に小火器類は慎重に点検を行っていた。
「銃は重いのを承知で全員、ミニミを携行してもらう。200発弾倉を装備していく。いいな。」
橋本の考えでは、「敵」との接近戦を余儀なくされた場合、最も恐れるのは「弾切れ」である。
その点においては200発の装弾数は心強い。橋本は重量的には不利ではあるが、装弾数の面でミニミを選択した。
「全員、9ミリ拳銃を携行するのを忘れるな。武器は多いに越したことはない。」
「手榴弾はどうしますか?」
「各人、通常手榴弾4発と焼夷手榴弾を2発ずつ持とう。そこまで切迫した状況にならんことを祈ろう。」
装備の点検と準備が整ったところに日高がやってきた。
「準備はいいか?こっちはもう少しで準備完了だ。」
「わかった。外で待とう。」
橋本は答えると、装備を手に取り、他の4名とともに外へと向かった。
ヘリポートへ向かう途中、橋本は何かを思い出したように立ち止まった。
「先に行っててくれ。」
そう言うと、橋本は宿舎棟の方へ向かった。

269 :まこしろ:2005/09/13(火) 17:20:41 ID:IqKEb6XG0
「高井さん、お加減はいかがですか。」
「ああ、ちょっと意識が朦朧として記憶が飛んでいたけど、今は大丈夫。もう、バスケットだってできるよ。」
「無理しないでください(笑)。私は今からM市にある補給連隊までヘリで偵察に行ってきます。」
「M市・・・友達がいるんだけど、生きてるかな・・・銃砲店を経営している奴なんだけど・・・」
「どの辺りの方なんですか?」
「M市に大きなショッピングセンターがあるんですよ。その近くで銃砲店をやっていて、M市の自衛隊の人とも仲がいいって話
でしたよ。もしかしたら、奴のことだから生きているかも。可能性は限りなくゼロだけどね・・・」
「そうですか・・・お名前はなんと言う方ですか?もしも見つかればお連れします。」
「白石って名前です。でも、無理はしないでくださいよ。彼に限らず、生存者がいれば救出してあげてください。」
「わかりました。気をつけて行ってきます。」
橋本は挨拶を済ますと病室を出て行った。

270 :まこしろ:2005/09/13(火) 17:21:34 ID:IqKEb6XG0
外では機体側面に車載用機銃を取りつけたUH-1が待ち構えていた。
橋本たちが後部に乗り込むと、中にいた隊員が声をかけた。
「銃手の小谷一士です。よろしくお願いします。」
「橋本だ。援護、よろしく頼むぞ。」
橋本は小谷の肩をポンと叩いて席につくと、機内通話機を付けた。

「日高二尉、なるべく低空を飛んでくれ。途中途中、街の様子を見たい。生存者がいるかもしれないしな。」
「了解。偵察の段取りはどうする?」
「上空から可能な限り周辺の偵察を行う。場合によっては俺たちが降りて周辺探索を行う。」
「その間、こっちは上空待機か?」
「そうだな。上空から援護してもらいたい。ただ、俺たちもそんなに地上に長居するつもりはないからな!状況次第だ。」
「わかった。どうせ予定通りにはいかんだろうしな。臨機応変に行こう!」

日高が言った、何気ない一言。

「予定通りにはいかない」

現実とは本当に予定通りにいかないものなのである・・・

271 :まこしろ:2005/09/13(火) 17:28:39 ID:IqKEb6XG0
みなさん乙です。
ちょっと中途半端な感じですが、次からは大盛り上げにするつもりで、ちょろっとだけのうpです。

>>249さん
最初、誤爆か?と思う書き出しでしたが、見事なオチでした!
ゾンビが登場してないのに、荒廃した街の様子が思い浮かんできました。
最後はワラタ

スリングショットですが、以前に別スレで書いた文では登場してました。
ハンティングブリットという特殊な奴でゾンビの側頭部を撃ちぬくシーンがあるのですが、
ほんとにうまくいくのかは知らないです・・・orz

272 :本当にあった怖い名無し:2005/09/13(火) 19:34:05 ID:SNA/kPW00
>>269
アンディ?


273 :本当にあった怖い名無し:2005/09/13(火) 22:41:55 ID:NBZq/jNrO
まこしろさん乙です。
全員MINIMIですか。
ゾンビが真っ二つになりそう。
新丼のオープニングでホワイトハウス前でM60(かな?)撃ちまくってるシーンありましたね。
続きが楽しみです。

274 :本当にあった怖い名無し:2005/09/13(火) 23:54:32 ID:2j5VJ5WJ0
まこしろさん、おもしろかったよ。
>>273の言ってるとおり、全員MINIMIも萌えるが、ゾンビの大群に保管庫で手に入れた
81mm迫撃砲ぶち込むってのも想像するだけで激萌え。

275 :本当にあった怖い名無し:2005/09/14(水) 12:02:44 ID:U5wv4tFE0
http://www.4gamer.net/news/history/2005.09/20050913195122detail.html

ロメロキタコレ

276 :本当にあった怖い名無し:2005/09/14(水) 12:38:21 ID:8N+PhMmx0
マジキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!

277 :本当にあった怖い名無し:2005/09/14(水) 12:42:15 ID:8N+PhMmx0
主人公選べんのかな
ミニスカートの女がいいのだが・・・

278 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 00:10:27 ID:Iqf+OwnYO
イカン、ゾンビ分が不足している・・・だ、誰か投下を・・・!

279 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 01:13:35 ID:VmDqBmOE0
ゾンビってゲームにでてきてもまず雑魚キャラあつかいだもんなあ…

280 :老年:2005/09/16(金) 10:12:48 ID:xwvUpHJG0
中ボスとして「走るゾンビ」なんか良さげ♪・・・それでわ駄文の続き。


最近なんか中だるみ気味なので、今日はママチャリで20分の近場にある某警察署に逝ってみますた。
目的は物見遊山・・・はっきり言えばゾンビ見物。
と言うのも、これまでお巡りさんが逮捕連行したゾンビタンがかなりの数となりまして留置場とかに入りきれないもんだから、
署の駐車場にフェンスで大きな囲いを急造して収容してる有様だそう。

米でゾンビ確認されて半年、現在に至るも未だ“甦る死者”について「どうすべきか?」と言う議論が続いてます。
医学的に言えば完全な死体でも“コイツ”らは、歩くわ、わめくわ、そんでもって肉も喰うわ。
一度死のうが、心臓、呼吸止まってようが、脳味噌ケダモノに退化してても、コレって“生きてる”って言わない?みたいな。

しまいにはゾンビタンの人権を守れ!みたいな事言い出すオッペケペーも出現。
初期の話だが、ゾンビ殺したらゾンビの遺族から殺人で訴えられたなんて例も・・・。
その為、警察のゾンビに対する方針も未だ「殺人を犯したゾンビも可能な限り無傷で確保」だそうです。

お笑い以外の何物でもない訳で・・・まぁ一般人が身を守る為にゾンビ駆除したのはなんとなくスルーされてる空気なのでまだマシか。

さて警察署です。玄関前には数台の警察車両、周囲に疲れきった顔でサスマタ片手にへたり込んでる機動隊装備なお巡りさん達。
多分待機中のゾンビ回収屋の方々でしょう。かなりのオーバーワークと見られ・・・。
ゾンビ関連の無理難題になんとか警察が対応しきれてるのも彼等下っ端さんの犠牲があればこそでしょうな。

警察署内部、人の出入り激しいっす。窓口に並ぶ一般人、大部分が空き巣とかの被害者。
最近避難先から戻ってくるヤシも結構多く、帰ってみたら自宅荒されてたなんて事、日常茶飯事。

また、家の玄関とかにバリケードしてある粗大ゴミじみたテーブル、たんす、冷蔵庫等が夜中に盗まれて、
気が付いたら近所の違う家でバリケードに使われてた話も。
港や山奥とかの放置されてた大き目の粗大ゴミがいつの間に消えたって言うし・・・みんな必死やね。


281 :老年:2005/09/16(金) 10:27:49 ID:xwvUpHJG0
壁の巨大な臨時掲示板には見た所、目新しい情報は無い。目立つのは、ここらの地域住人の伝言メモに埋もれる様に張られてる、
「地域内で死亡者及び感染の恐れありき者が出た場合、必ず警察に届けるべし」「身内と言えど自宅で生き返った人を匿うのは危険」
みたいな内容の広報。

目的のゾンビタンは署隣のデカイ駐車場にいるはずですが、外からは高い塀で中をうかがえない。
けど署の二階窓からなら見えるっしょ・・・オヤ?いませんね〜。
窓から見えるのは、駐車してる車数台と、よく港とかに積み挙げられてる大型の貨物コンテナが四台ほど積み上げられてるだけ。
テレビの朝ニュースで見た、「金網の中でうろつき回りながらウーウーよだれ垂らしてるゾンビ」を期待してたのに〜。

これは後で知った話ですが、この署ではレンタルしてきた冷凍付コンテナに捕まえたゾンビ達を監禁しとるそうで・・・。

フム・・・確かに腐りかけで只でさえ臭いゾンビ、さらに腐らせて液状化でもしようもんなら、死体損壊とかで管理責任問われるし、
それ原因で疫病とか発生したらシャレにならんし。そういえば漏れの見たニュース映像は北海道のヤツだったなぁ。

しかし、ゾンビ映画でよく見るお約束シーンがリアルで見れると思ったのに・・・残念。

しばらく眺めてたら、駐車場の鉄製の観音扉が開門。一台のライトバンが・・・お、回収チームのご帰還やね。
お巡りさん達、バックドア開いて頭からズタ袋被せられてジタバタしてるゾンビ引きずり出した。

ズタ袋めくると、ロープで手足グルグル巻きにしてから手錠足錠を取り外し再びズタ袋を。手早くコンテナに放り込む。
ほんの一時だが、コンテナの中で積み上げられた、蠢くズタ袋の山が覗けた・・・オイオイ、建前の割には現場は雑やね〜。
しかし・・・アレだとコンテナ一つに100近いのゾンビがいるねアレは。


282 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 17:37:10 ID:CRVtb2i80
>老年さん

乙、おもろ杉w

人権問題は必ず出てくるだろうね。
ゾンビをゾンビ本来の使い方〜奴隷労働にする奴とか
↓みたく女ゾンビをレイープする奴とか、、、

283 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 18:24:08 ID:Iqf+OwnYO
老年氏乙
や ら な い か?

284 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 18:52:25 ID:O9gbTHcW0
・・・・むしろ男ゾンビをレイープしそうな勢いだな。



FOOL神は押しも押されもせぬ天才だが、
個人的にビロビロリーンは「双璧」だった。
俺は、ずっと彼を待ってるんだが・・・・




285 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 19:00:55 ID:VmDqBmOE0
男は度胸、なんでも試してみるのさ。

286 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 19:26:33 ID:Sxu4P7S00
282に併せてあほ作品を作ってみたが
やっぱり遅かったorz

何はともあれ
>>281-282
老年さん乙です!


287 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 19:29:58 ID:PFW3u7NE0
>>286
>あほ作品
うp希望。

288 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 22:37:52 ID:VtO8B+bU0
そう言えば映画板のゾンビスレで、ゾンビ少女をヤリまくるヤシの話あったな。

皆、考える事同じやね。

289 :榛名:2005/09/16(金) 23:12:34 ID:FBech1c80
【某超大国のゾンビ事情 その1】
ここは、某超大国、某大統領の、某シェルターの某執務室。
くらーい執務室―決して光源が足りないだけでなく、室内の人間の雰囲気がより暗く感じさせている―で、大統領と補佐官、それにとある専門家がゾンビ対策の会議を行っていた。
しかめっ面の大統領が言う。
「どー言うことかね。君は、ゾンビは早くて半年、長くても2年で、体が腐って活動停止になると言ってたじゃないか!!それで、国の政策として、篭城策を推進してきたんだぞ。それが、何だ。やつらが地上を闊歩して、もう、5年になるんだぞ!!」
それに対し、どこか朴訥とした感じのある補佐官が答える。
「はい、大統領閣下。おっしゃるとおり、長くても2年でゾンビは活動停止に陥るはずでした。実際、われわれの捕獲した実験体によれば、そう言う結果が出ています。」
「では、なぜ、やつらが、いまも地上を闊歩しているのかね!!」
大統領が指差す先のモニターには、日の光をいっぱいに浴びながら、よたよたと歩く死者の群れが映し出されている。場所はポトマック川。桜が満開なので、まるで花見客で、ごった返しているようだ。しかも、なぜか、死者の癖にやたらと《つや》のある顔をしている。
「今日は、そのことで専門家を連れてきました。さあ、君、ご挨拶を。」
補佐官は、それまで一歩下がって控えていた男を指した。それを受けた、うだつの上がらない学者然とした男が前に出てくる。
「エー、はじめまして、大統領閣下、私がご紹介に預かりました、エー、食品衛生学の研究を行っているブランチャードと申します。エー、以後、お見知りおきを。」
「食品衛生学?補佐官、ゾンビと何の関係があると言うのかね。避難民の栄養状態については、副大統領に一任してある。彼と相談してくれ。」
「まあ、まあ、大統領閣下、お待ちください。ブランチャード博士は、その道では、5本の指に入る権威でして。まあ、6人ほど、ゾンビ禍で亡くなったので、繰り上がったのですが。彼の話を聞けば、ゾンビがなぜ活動を停止しないか分かりますので。」
「な、なに、奴らが停止しない原因が分かったのかね?」
「はい、ブランチャード博士のおかげです。」
と、補佐官。
それを受けたブランチャード博士が続ける。

290 :榛名:2005/09/16(金) 23:13:33 ID:FBech1c80
【某超大国のゾンビ事情 その2】
「エー、前世紀から、すでに問題になっていたことなのですが、エー、埋葬された遺体がなかなか土に返らないと言う事例が報告されていまして。」
「ん?それが、どうしたと言うのかね、ゾンビ禍以前のことだろう。」
「エー、はい、エー、そうなのでございますが、これがゾンビが腐らないことと関係していまして。その当時の調査によると、コンビニ弁当などに含まれていた、保存料ですね、これが生前体内に吸収されて、蓄積されていまして。それで、遺体が腐らなくなったとのことです。」
「…、まさか。」
「はい、そう言うことにございます、大統領閣下。埋葬された遺体の例から考えますと、あと10年から20年は、保存料によってゾンビは腐らず活動可能と言うことになります。」
と補佐官があとを続ける。
「なんと言うことだ。ママの言うとおりだった。保存料は体に悪いって。」
「まことに、ご聡明な母上でございますな。」
気をとりなした大統領が怒鳴る。
「そうじゃないだろう、補佐官!!そもそも、君が管轄した実験はなんだったのかね。実験体は、半年で活動停止に追い込まれたんだろうが!!」
「それについてですが、追跡調査を行ったところ、実験体は、生前、自然食品の愛好者だったようで。やはり、自然のものは体にいいということですな。」
orz←大統領。
うなだれる大統領に、空気の読めない、ブランチャード博士が一人続ける。
「エー、とですね、ちなみに、ゾンビの体の《つや》がいいのは、コンビニ弁当とかに含まれている合成着色料の…。」
「もういい、帰れ!!」
こうして、地上は後20年ほど、やたらと《つや》があるゾンビが支配することが判明したのだった。

291 :本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 23:23:58 ID:Zmu4Uy8MO





 東 京 く だ ん 立 ち 入 り 禁 止





いや、ごめん。なんとなくね。

292 :ゴミ文:2005/09/17(土) 05:11:02 ID:0sIF8J640
ふう〜
俺は身体をゆっくりとソファーに沈めた。
このところ町は平和だった、ゾンビの姿は目にするものの、大挙として押し寄せては来なかった。
今日もいい天気だ・・・俺は窓の外を見、そしてギョッとした。
魚屋の〜オッサンが〜驚いた〜ギョ
えええいwwwそんなもん思い出してる場合かwwwwww
俺が驚いたのは、外に生きた人間がいたからだ!
そいつは2軒向こうに住む爺さんだ!
一瞬ゾンビかと思ったが、血色もいいし、間違いなく生きてる。
どうやらジジィは自分の家から出て、道路を隔てた向かいの家に向かっているようだ。
プルプルと震えながら、全速力で移動するジジィ・・・・しかし超遅いwwwwww
道路の巾は4、5メートルくらいしか無く、普通の人間ならあっという間の距離なのだが
ジジィにとっては数百メートルにも匹敵するのだwwww
俺は左を見て硬直した!
一匹のゾンビがフラフラと歩いてくるのだ!!!
ヤバスwwwあのゾンビが曲がり角まで来たらジジィが見つかってしまうwww
ジジィを見ると、まだ玄関のあたりをプルプルとしているwwww
ジジィがヤバイwwwwwwww
ゾンビの気を引くため、俺は窓を開けるとゾンビに思いっきり投げつけた!
ん?俺、何投げたんだっけ?
見るとプリッキュアのフィギュアが飛んで行く。
しまったー!俺の宝物ー!(´;ω;`)ウッ
プリッキュアは見事にゾンビに命中   しなかった━━━━ orz
ゾンビは一歩また一歩と曲がり角に近づいて行く。
仕方がねえ!
念の為に護身用の金属バットを手にすると、俺は意を決して外に飛び出した。
「ちょっとそこのゾンビ!」
ゾンビ野郎はゆっくりとこちらに振り向き、虚ろな目でマジマジと俺を見た。
さあ来い! (`・ω・´)  俺は身構えた!

293 :ゴミ文:2005/09/17(土) 05:14:40 ID:0sIF8J640
しかしゾンビは (-3-)・・・ フイっとソッポを向いてさらに進んで行く。
(゚Д゚)ガ━━━━ン
くっそードタマキタ━━━━━━!
俺はこう見えても学校で1位2位を争う美少女だぞーヽ(`Д´)ノムキー
もはや、ジジィだけの問題じゃない!!
プライドを傷つけられた俺は家に飛び込むと、いそいそとスクール水着に着替える。
コレで悩殺してやる!!男子は皆俺のこの姿を見てチンチンおっきしたお!(゚∀゚)
俺は外に飛び出すと、ゾンビの前に立ちはだかった。
これでも食らえ!食らいやがれ!
(-3-)・・・しかし、ゾンビはスタスタと歩みを止めない。
(゚Д゚)ガ━━━━━━━━ン
・゜・(つД`)・゜・。くっそーーーーー
俺は家に帰ると、今度は眼鏡をかけ、オカンのスーツに着替え、黒いストッキングを穿く。
大人の色気で悩殺じゃー、ついでに眼鏡ッ娘のオマケ付きでーい。
「はあ〜いそこの坊や〜」
(-3-)・・・
ゾンビは見向きもしない。
(゚Д゚)ガ━━━━━━━━━━━━━━━━ン
ゾンビはゆっくりと曲がり角に近づいて行く。
ジジィは!!!?
見るとジジィはまだ道路の1/3も渡っていないwwwww
うはwwwwwテラオソスwwwwwww
    |
 \ _ /  ピロ〜ン
 ― (ω) ―
    lヨ
    (゚∀゚)
   ノ( ノ)
    < <
そこで俺は閃いた!

294 :ゴミ文:2005/09/17(土) 05:18:57 ID:0sIF8J640
もしかしてコイツ・・・幼女にしか反応しないのでは?(;´Д`)
俺と同類(;´Д`)・・・・・
うぅ、かといって俺のかわいい妹を囮になんか絶対にできない!
仕方がない!俺は覚悟を決めた。
コソーリとかわいい妹の部屋に侵入する。
かわいい妹はお昼寝中らしく、ベッドの上でマイメロのぬいぐるみと一緒にスースーと寝息を立てていた。
うわっ萌へー
思わず覆い被さろうとするのをぐっとこらえた俺は、かわいい妹の吊りスカートを着込むと赤いランドセルを背負う。
いくら俺がスマートとはいっても、さすがに小学生の吊りスカートはキツキツだ!
うはwww尻丸出しwwwwwとてもじゃないがこんな姿をかわいい妹には見せられんwwww
「どうかかわいい妹が起きませんように!」
かわいい妹が起きた。
ああー!しまった!声に出てた━━━━━━(;・`ω・´)━━━━━━ !!!!!
「お姉ちゃん、なんて格好!」
あああー俺の秘密を見られたーーー(つД⊂)
俺はしどろもどろになりながら、事の経緯をかわいい妹に説明した。
「私が囮になる!!!」かわいい妹は乗り気だが、そうもいかない
「お年寄りは大切にネ!」
あああ〜その呪文には弱いのよ俺〜
仕方なく可愛い妹に吊りスカートを着せ、ランドセルを背負わせて外に出た。
そして究極の魔法をゾンビに浴びせ掛ける「お兄ちゃん!」
ゾンビはゆっくりと振り向き動きを止めた。
く、来るのか!? (`・ω・´)  金属バットを握り締め身構える
(-3-)→(゚3゚)→(-3-)・・・ 一瞬目を見開いただけで、また向こうに行ってしまった。
今だ!俺はすかさずかわいい妹の顔を覗き込む!
ムッとしてるムッとしてる! うひょー萌え〜(*゚∀゚) =3
こんな表情を贈ってくれたゾンビに感謝したいが、今は非常事態だ!
俺はゾンビを抜き去るとジジィの様子を見た。
うはwwwwまだ2/3しか進んでないwwwww遅すぎるwwwwww
俺は覚悟を決めた!

295 :ゴミ文:2005/09/17(土) 05:24:30 ID:0sIF8J640
仕方がねえ!こうなったら強硬手段だ!!!
俺は金属バットを握り締めるとゾンビの頭目掛けて思いっきりフルスイング!
空振りw
くっそ〜o(`ω´*)o
空振り 空振り 三振!www
全然当たらねえ!俺も神社で毎晩練習すれば良かったwwwwww
そうだ!こういう時はバットを短く持ってコンパクトにって谷口も言ってたな!
俺はバットを短く持ち直すと思いっきり振った。
ゴッ!!!命中!!!見事に俺の腹にwwwwwww
短く持ちすぎた為にバットの柄がお腹に食い込んだwwwwww
(´;ω;`)アゥアゥ
しかし、まだだ!まだ終わらん!
俺はバントの構えをとった、これなら当たる!
えい!コン 
やった命中したーヽ(゚∀゚) ノ
えいえいえい! コンコンコン
命中するが全然効き目ねえwwwwwwww
ゾンビは進んで行く。
○| ̄|_負けた━━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺はその場にへたり込んでしまった・・・・・
ジジィは!? なんとか曲がり角まで這って行くと
ジジィは後2、3歩の所まで来ていた!
もう少し!もう少し!(;・`ω・´) ガンバレジジィ!
「ガンバレ!ガンバレ!ガンバレ!」かわいい妹のガンバレコールキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
俺も一緒になってコールする
「ガンバレ!ガンバレ!ガンバレ!」「ガンバレ!ガンバレ!ガンバレ!」
ジジィ残すところ後一歩!( ;゚∀゚) =3
「ガンバレ!ガンバレ!ガンバレ!」「ガンバレ!ガンバレ!ガンバレ!」
しかし、ゾンビはついに曲がり角まで到達してしまった!
ジジィを見つけ突進するゾンビ
ジジィ万事休すか!!!(;・`ω・´)

296 :ゴミ文:2005/09/17(土) 05:28:45 ID:0sIF8J640
と、そこで奇跡が起きた
ゾンビは地面に躓きよろけると、曲がり角のまさに角に頭をぶつけて、そのまま倒れ動かなくなってしまった。

    じばく 【自爆】
    自分の乗っている航空機や艦船などを自分で爆破する事

勝った━━━━━━(・∀・)━━━━━━━━━!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺はついに勝利したーーエーイドーリアーン!
ジジィもついに向かいの家にゴールしたようだ。
苦しい戦闘だった・・・
ふう〜
俺は家に帰ると、死闘を終えた疲れた身体をゆっくりとソファーに沈めた。
心地よい疲労感だ・・・俺は窓の外を見、そしてギョッとした。
魚屋の・・・(ry 
それどころじゃないwwww
なんとジジィが向かいの家から出てきたではないかwwwwww
今度は自分の家に帰るみたいだwwwwww
左の方からまた一匹のゾンビがフラフラと歩いてくるのが見えた。
うはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

297 :ゴミ文:2005/09/17(土) 05:30:20 ID:0sIF8J640
誰もいない時間帯に第6話投下。
自分のは雑誌の4コマみたいなものだからと、投下を控えて待機中だったのですが
今日やってた魔女宅の「ガンバレ」コール見ててふと思いつき、久しぶりに投下してみました。
ちょっと文章失敗したなーって部分もありますが、ま、いっかw
ドーモスンマセン (;´Д`)

298 :本当にあった怖い名無し:2005/09/17(土) 05:34:25 ID:SWRzdOhcO
>>292-296(;´Д`)ハァハァ良いよ良いよー

299 :ゴミ文:2005/09/17(土) 05:43:45 ID:0sIF8J640
「でも、本当にロリ好きだったらニセモノのロリは100%無視するんじゃないの?」 ううう〜確かにその通りだ・・・
しかしお前そんな情報をどこで仕入れたんだ?
「お姉ちゃんのブログ」 俺かいwwwww

この文章入れ忘れたwwwwww orz
適当に補完しといてくらさい(;´Д`)

300 :.:2005/09/17(土) 08:38:22 ID:CUDPQDNuO
>>299
わざわざ乙

4コマをさらに光らせるためにも、怖いのが書けるおやじと自衛隊と
カサカサ君にわくわく♪

301 :本当にあった怖い名無し:2005/09/17(土) 15:23:12 ID:wLDbUPSS0
>>288
漏れが知ってるのは腐女子がショタとハァハァしながらゾンビから逃げるとかいうのだ…
いろいろあんなー

>>292-296
ゴミ文さん乙
風呂に入れなくなった時、笑える作品があるのはうれしいです

302 :slave-anecdote:2005/09/17(土) 16:42:29 ID:KXYl8bUG0
ゴミ文氏乙です!
顔文字に笑いました。
これは小説の新しい形ですね。

>>300
一つだけ…一つだけ聞かせてください。
カサカサ君ってまさか…。

303 :まこしろ:2005/09/17(土) 20:55:20 ID:PcK70L+A0
ババババババ・・・・・・

静寂の中、激しい音を立ててヘリが飛び立つ。
目的地のM市までは時間にして20分弱。
高度にして200m前後の低空を飛んでいるため、街の様子もはっきりとわかる。
街中には生存者はおろか「敵」の姿も見受けられない。
いったい、どこに隠れているのだろうか・・・
大型のショッピングセンターが見えてくると、橋本は機内インカムを通じて日高に言った。
「10時方向にショッピングセンターが見えるか?あそこに寄ってみてくれ。」
「わかった。買い物でもするか?」
「そうだな。弁当でも買うか。」
そんな軽口を言うゆとりがあった。

304 :まこしろ:2005/09/17(土) 20:56:21 ID:PcK70L+A0
ショッピングセンターはこの辺りにしてはかなり大型で、建物は2階建て。周囲には駐車場が設置されていた。
屋上は特に施設らしきものはないが、平坦で、ヘリの着陸も可能な広さであった。
駐車場には何十台かの車が乗り捨てられた状態にあった。
そのほとんどが、ドアが開かれた状態であることが少し奇怪に思える・・・
ショッピングセンターの出入り口はシャッターが下ろされている。外から判断するに、この状態では外部からの進入はもちろん、
内部からの脱出も困難だろう。

「中に生存者はいないか・・・?ここならかなり持ちこたえられそうだが・・・」
橋本は双眼鏡を使って内部の様子をうかがった。大きな窓が数カ所にあるので、内部が見えそうなのだが、
上空からは太陽光が反射してあまり見えなかった。
「内部は荒らされていないみたいだ。ずっと閉鎖されたままなのか・・・?」
「ということは、中の物は無事という可能性もありますね。食料や薬品があるかも・・・?」
「そうだな。調査する必要があるか・・・いずれにしろ、それは後でだな。」
「日高二尉、上空から見る限りでは周囲は安全なようだが、調査は後回しにして目的地へ向かおう。」
「了解。目と鼻の先だからな。すぐに着くぞ。」
ヘリはショッピングセンターの上空で旋回すると、補給連隊のある方向へ向かった。

その時、橋本たちは知る由もなかった。そのヘリの様子を下から見つめる複数の目があることを・・・

305 :まこしろ:2005/09/17(土) 20:57:23 ID:PcK70L+A0
日高の言うとおり、間もなくヘリは補給連隊の上空に到着した。
周囲は公園や団地・自衛官宿舎などがあり、緑の多い住宅地といった様相であった。
ここもやはり、上空から見る限りで、「敵」の姿はなかった。
「誰もいないな・・・妙な感じがする・・・」
橋本はあまりに平穏な地上の様子に違和感を持った。

「どうする?降りてみるか?」
「着陸はしないで、地上ギリギリまで下ろしてくれ。いつでも上空へ退避できるように。」
「わかった。倉庫前の発着場に降下する。」
「了解。周囲警戒!」
全員に緊張が走る。小谷が倉庫の方へ向けて機銃を構えなおした。
「建物の周辺を警戒しろ。いきなりってこともあるぞ。」
ヘリは地上すれすれをすべるように倉庫の方へ近づいた。
「異常なし。倉庫の間を確認したい。右の方へやってくれ。」
倉庫と倉庫の間は4〜50mはあいているだろうか。がらんとした空間が広がっており、何らかの箱が数個転がっている。
「少し上昇して倉庫の屋根辺りに近づけないか?上空からじゃわからん。やはり下りてみよう。」
「気をつけろ。何か少しでもおかしければすぐに戻れよ!」
「もちろんだ。あそこに下ろしてくれ。」
橋本は5棟ずつ並んでいる倉庫の間の空間を示した。
倉庫の左右間隔4〜50mに対して、列の間隔は200mほどある。
この距離があれば「敵」が出現しても十分に対処できる。

ヘリはそのほぼ中央部に降下した。橋本たちは左右から一気に地上へ降り立った。
同時にヘリは上昇し、やや上空で待機する構えを取った。

306 :まこしろ:2005/09/17(土) 20:58:08 ID:PcK70L+A0
地上に降りると、敷地内は静寂そのものであった。
物音を立てる物体はなく、ただ、ヘリの爆音のみが響いていた。

「倉庫へ向かう。武器がある10番倉庫からだ。四方10m間隔で前進。」
4人は十字型に位置を取り、360度を警戒しながら10番倉庫へと向かった。
ゆっくりと歩を進める。
全身の間隔が極限まで研ぎ澄まされ、どんなに小さな動き、音にも反応できるまでに緊張していた。

10番倉庫前に着くと、正面の大型ゲートは完全に閉ざされた状態であった。
倉庫内に入るにはゲート横、又は後方にある通用口を使う。
そおっと扉のドアに手を伸ばし、ゆっくりと回してみる。

カチッ・・・

カギがかかっている。窓は天窓を除くと、通用口の横に数カ所設置されているのみである。
これは外部からの進入経路を極力減らすための構造であり、又、警備面でも有利になるためだ。
「カギはかかっている。後ろの扉はどうか・・・後方に回るぞ。周囲警戒!」
倉庫の反対(後)側に向かって歩き出す。
上空から見るとそうでもないが、実際には倉庫はかなり巨大であった。
正面間口が20m以上はあり、全長も3〜40mはゆうにある。
外壁は単なるコンクリート構造のように見えるが、内部は鉄骨が何重にも組まれ、その厚さも1m以上ある。
扉も一見するとただの鉄製なのだが、その重みは半端ではない。窓も当然のごとく強化ガラスが使用されている。


307 :まこしろ:2005/09/17(土) 20:58:52 ID:PcK70L+A0
上空からは日高のヘリが4人を見守っている。
銃手の小谷は周辺の小さな動きを見逃すまいと目を凝らしていた。

後方の扉に到着する。
再びドアの部に手をかけ、ゆっくりと回してみる。

カチャ・・・

開いている・・・!
橋本は一瞬、戸惑った。
中には誰もいない、すなわち安全であるという保障はない。
また、カギが開いているということは、生存者が中にいる可能性はゼロに等しい。
仮に生存者がいたならば、当然、カギはかけているはずだ。

「開いているぞ。中に入るか・・・」
「二尉、入りましょう。それでなければ意味がありません。自分が行きます。」
「慌てるな武田。窓から中を確認してからだ。それからでいい。」
そう言うと、橋本は扉の横にある窓から中の様子を窺った。
扉の向こうは事務室のようなスペースになっているらしく、いくつかの机が設置され、パソコン等が置かれていた。
倉庫への扉は閉ざされているようだった。
窓から確認する範囲では「敵」の姿は見られない。
隠れているかも・・・
そう考えつつも橋本は意を決して言った。
「よし。中へ入るぞ。・・・日高二尉、聞こえるか?」
「聞こえる。中へ入るのか?」
「ああ。周囲の様子はどうだ?『敵』の気配は?」
「今のところ、大丈夫みたいだ。中はわからんぞ。気をつけろ。」
「わかっている。上空から見て何か変化があればすぐに連絡してくれ!」
「了解。任せろ。」

308 :まこしろ:2005/09/17(土) 20:59:38 ID:PcK70L+A0
「中に入る。いいか。」

カチャ・・・ギィィ・・・

ゆっくりと扉を開く。
窓の外から光が差し込み、室内は思いの外、明るく視界は良好だった。
管理用のパソコンが数台置かれている。机の上は意外なほどに整然としており、すぐにでも業務ができるかのようだった。
種々の書類が保管されていると思しき棚もそのままである。

「いやにすっきりしているな・・・誰も手をつけてないみたいだ・・・」
橋本はそうつぶやくと倉庫の内部が見える窓へ近づいた。
倉庫の内部にはいくつもの物資が山積みにされた状態で残されていた。
中には見覚えのある箱、すなわち弾薬類も確認できた。
「よし、弾薬は残っているぞ。」
「二尉、あれを!」
武田が示す方向にはボンベのようなものとドラム缶がいくつも並んでいた。
「火炎放射器!」
「・・・です。あれなら使えます。富士の教導団に分遣で行った際に扱いました。あの横にあるのはゲル化剤です。使えます!」
「あれだけでも運び出したいな。ゲル化剤がきついか・・・」
「なんとかなりますよ。ボンベに充填して4器だけでも持ち帰りましょう!」
「そうするか。倉庫内に行くぞ!全員、警戒を厳にしろ。」
慎重に周囲を窺いながら、倉庫への扉を開く。
動くものの気配はない。ただ、山積みされた物資が天窓から差し込む光にさらされているのみだった。

309 :まこしろ:2005/09/17(土) 21:00:13 ID:PcK70L+A0
「武田、火炎放射器を準備しろ。今村、おまえは武田をカバー。横田、着いてこい。中を確認するぞ。」
そう言うと、橋本は大型ゲートの方へ向かい歩き始めた。
「5.56ミリ小銃弾」 「7.62ミリ小銃弾」 「9ミリ拳銃弾」 「(危)手榴弾」
箱書きを読み上げながら橋本はゆっくりと倉庫の中を歩く。
上空では日高のヘリが旋回しつつ警戒を行っているのだろう。
時折、窓からヘリの影が倉庫内に映し出された。
橋本が何気なく天井の方を見上げると、物資搬出用の大型クレーンと屋根につたい出るためのものか、はしごが取り付けられていた。

「中は大丈夫なようだな。」
日高は地上の様子を気にしながら旋回を続けていた。
後部の銃手、小谷は橋本たちがいる10番倉庫以外の建物に注意を払っていた。
何もなく、平穏な状態が保たれている。心配はなさそうだ・・・そう安心しつつあった・・・


310 :まこしろ:2005/09/17(土) 21:01:53 ID:PcK70L+A0

バン!
ガチャン!
バリーン!!

周囲のあらゆる個所からガラスが割れる音、扉が開く音が響く。それはヘリの爆音の中でも聞いて取れるほどであった。
「二尉!『敵』です!」
小谷が叫ぶ。日高は基地の庁舎、宿舎のある方角に無数の動く物体を視認した。
「橋本二尉!来たぞ!いるぞ!宿舎の方だ!退避しろ!」
橋本のインカムに日高の叫び声が響いた。

「全員、退避だ!武田、火炎放射器はあきらめろ!」
「大丈夫です!2器には充填完了しました。」
「重いぞ?大丈夫か!?」
「大丈夫です!」
武田と今村はすでに火炎放射器を背負っていた。
「銃をよこせ。俺が持とう。横田は今村のを持て。」
4人は入ってきた事務室の方へ向かった。

「敵」は一直線に橋本たちのいる10番倉庫を目指していた・・・


311 :まこしろ:2005/09/17(土) 21:09:13 ID:PcK70L+A0
>>老年さん

乙です。軽快なテンポで読んでいて楽しくなります。
まだ、シリアスな場面にはなっていないけど、この後、なるのか・・・
でも、相変わらずの調子でいってほしいなあwww
ショーンを思わせますなwww

>>榛名さん

foolさんやバルビローリさんを彷彿とさせる文章でよかったです!
別作品もキボン

>>ゴミ文さん

待ってました!私、あなたの文章の大ファンなんです!
毎回、本当に笑えるストーリーで見事!です!
次はいつかな・・・(・∀・)ワクワク

312 :本当にあった怖い名無し:2005/09/17(土) 22:57:58 ID:fP1mHwf0O
とりあえず

(´・ω・)つ【GJ】

これ置いておきますね

313 :本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 00:52:43 ID:22I/NT420
>榛名さん
なかなかよかったです。
一発ネタは続けるのが難しいだろうけど次作キボン

>ゴミ文さん
相変わらずですな、乙! で、どのようなタイプの美少女なんでしょうかね。

こういう軽い話って大好きなんですがやっぱり本流がないと、、、で、
>まこしろさん
乙です。__________↑ ということです。

くだんさんのも懐かしいな。IP抜かれて個人特定されてもいいから
続編あがってるサイトないですか?

314 :本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 01:11:48 ID:rb4kzUXFO
まこしろさん乙です。
この話、映画で観たいw

315 :本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 15:01:53 ID:SZaM4rItO
皆さん乙!
いつも楽しく見させてもらってます。

ところで、最近の作品はまとめられてないの?
できれば、携帯で見られたら…

316 :本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 16:32:02 ID:8qHOSqyo0
作品だけをまとめるってのはされてないなぁ
過去スレから作者名でレスをまとめていけばいいかと
最近の作品は9,10あたりからかな。
漏れはやりとりも見たかったからかなり時間かかったけど

317 :東京くだん ◆pxvKLXYkO6 :2005/09/18(日) 21:07:25 ID:qgMjfLVg0
わりぃ、保管庫更新しといたわ。

318 :本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 21:14:26 ID:8qHOSqyo0
>>317
おお〜乙です  

319 :本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 21:26:21 ID:Ew8cGIIX0
くだんさん乙です!
できれば続きも・・・

320 :本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 22:04:12 ID:yugDTzIcO
もう、、、居なくなったと思ってたのに、、、

死ねよくだん

321 :本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 22:16:43 ID:tHyxk6DFO
くだんさん。
俺も続き読みたいです。
待ってます。

322 :本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 23:23:22 ID:/5PBLj/n0
叩きはスルーで

323 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 00:11:22 ID:ZyS4enmwO
>>322
叩きでなくて嵐
作品に対する批判でなく作家さんに対する攻撃を行なって創作意欲を削ぐなんて
このスレにとって最も好ましくない事だからな
だからもちろんスルー。

そしてくだんさん続きプリーズ

324 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 02:13:50 ID:KKIRhEU8O
くだんガくると荒れる。くるな。くだん。氏ね

325 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 02:23:30 ID:1v6dX+UA0
相変わらずくだんフェチがいるんだな >>324

もう少し愛し方の研究しる!!

326 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 02:45:20 ID:5khcmCz1O
くだんナルシストぽくてやだ。
名無しの作品評価に対してマンセーレスしか受け付けない。
なんか開き直り激しい。
自分は気に入らない作品に対してはスルーするが、本人がいちいちでてきてスレ荒れるから嫌。
ぶっちゃけつまんない。

327 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 04:27:05 ID:TNrZ4Phz0
ネット徘徊してて見つけたとある個人サイトのブログ
冗長すぎて退屈な気がするけど。

ある夏の暑い日、日本で言う所の盆を境目に世界各地で異常気象が多発し始めた。
ニューステでは、最初の被害である所のニュージャージー州を基点に規模1000kmに及ぶ大型タイフーン
が合衆国から世界を一周しつつ同じ進路でループしていると報道されていた。
数日後に大西洋で停滞し、何事も無かったかのように消失したが、それによって受けた各地での被害は
壊滅的なものだったらしく、被害は北陸地方をかすめた程度だった日本は颯爽、各国援助のキャンペーンに
勤しむこととなった。

夏の終わり、日本現地時間正午において、一部の地域の上空にオーロラが発生。
空は赤紫に染まり、現地である会津若松近辺は混乱の海に晒されていった。
程なくして、オーロラは2時間ばかりで消失したものの、追い討ちをかけるように歯車が狂い始める。

そして季節は死んだ。



上記の分は夏季レポートの走り書きをまとめてみただけだけど、そもそもこれを提出しても
総スカン食らうだけだと思う。だったら書くなって話だけど、
現状把握の為に日記という理由にすれば自分的にも納得行くかなと。
季節が夏に固定されたのも、日中の外気温が40度平均ということも、
何がどうなってきているのか、僕にはまだ理解する術が無い。
アメリカは既に避難勧告で大変なことになっているらしい。今だに大規模の異常気象に見舞われている為、
国を捨てる他無い、こういった極論の声もかなり挙がっているとのこと。
日本はというと、気象はおだやか、乾いた熱風が緩く吹き続ける以外、特段、今までと変わりは無い。
ただ一つの事を除いて。

328 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 04:28:10 ID:TNrZ4Phz0
SMOGと気象予報士は言っていた。
光化学スモッグ、これなら僕も馴染みはあるが、それとは違うらしい。
オキシダント濃度が驚異的に上昇、ハタから見ると光化学スモッグとそう変わらないみたいだが
人体への影響に圧倒的な差があり、極めて危険、発生する時間帯は日に日に違うようなので
基本的に外出は避けろということらしいが、少なくとも僕の住んでる地域の人達はあまり気にしていない様子だった。
その差とはなにか、浴びたら即死とかまさか放射能じゃあるまいしそこまでは…
そう思っていたが、どうやらちょっと違うらしい。原理はどうこう言う前に、視神経そのものに直で害を与える、
ラジオで外交ジャーナリストと称する人がそう結論付けていた。
癲癇や吐き気だけでは無く、浴びたその場で意識が無くなり仮死状態になるというのだ。
その上で身体は動き続ける。
動き続けて、何をするのか、気になったが、それもすぐに理解できることになった。
僕は最近、冷房目当てで日中は図書館に入り浸りだ。今日も日が昇りきらない午前中から
ここでレポートの再構成やこの日記、環境ビデオを見たりして過ごしていた。
同じような年代で同じような目的の人達も何人かいるが、10分位前だろうか、僕も含めてその数人全員が
窓越しの先を凝視していた。
内股でフラフラと歩く2〜3人の男女が遊歩道を横切っていて、その内、一人、OL風の女性が動きを止め
僕達の方向に向かってゆっくりと歩き出した。
陽炎が立ち昇っていて表情がよく読み取れない。軽い近視である為、目を細めて窓際に近づこうとした時、
僕の真後ろで携帯をいじくっていた男の子が叫んだ。
僕達はその声につられて一斉に図書館から飛び出した。

見上げると空が赤紫に染まっていた。

329 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 11:20:55 ID:Bn36LgZHO
>>326
お前みたいなののせいで、スレが過疎かしたんだよ糞
>>326みたいな粘着嵐を正当化しようとする奴は死ねば?

330 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 11:40:08 ID:5riD/Ix10
粘着荒らしで昔から居た作者さんも来なくなっちゃったしね。
PIPさん、くだんさんと続いて次はだれを追い出すのかな。

331 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 17:17:17 ID:SaHmhTgj0
>ニュージャージー州を基点に規模1000kmに及ぶ大型タイフーン

笑いどころですか?

332 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 20:20:40 ID:YrRqVkva0
「もおお・・・どうなっているんだよ」
東京都にある某アパートで小太りの男は叫んでいた
「きょきょ・・今日はカ・・カ・・カリオストロの日だろ?なな・・なのになんで特別報道番組なんだよ」
ルパン3世の大ファンである男にとって、今日という日は自分の誕生日よりも大事な日だった
そんな大事な日をぶち壊された男の怒りはすでに絶頂点に達していた。
「こ・・こうなったらこ・・講義にいってやる!!」
男はディスカウントショップで買ったメガホンをバッグに詰めて
「クラリス萌!!」と書いてある旗を背中に入れて、鉢巻を頭に締め
そしてルパンの愛用銃ワルサーP38と次元のマグナムのガスガンを自作のホルダーに入れた
「ル・・ルパンの偉大さがわ・・わかってないテレビ局に・・い・・いざ」
男はテレビの電源を消し、家を出た。
当然その特別報道番組には目を向けていない・・・・・
しかしこの放送が自分の生死を決めるかもしれない放送だと言うことには
当然気づいていなかった。




333 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 20:56:10 ID:kQO97VxG0
今、カキコ中かな?。メモ帳使った方がいいヨン。

334 :本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 21:07:31 ID:YrRqVkva0
>>333
投稿してくれと友達に頼まれたんだが・・
だよな、メモ帳で抑えておいた方がいいと思うでしょ

335 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 01:01:18 ID:mA5NzeJNO
荒れの原因は確かにくだんさんにもあったと思う
作家がスレで自分語り始めると大抵叩かれるってのは一般論だし
なにより作品ぱくって開き直るとか良くないよ、たしかにね
でもそれが気に入らないからと言って「死ね」とかレス付けるのは駄目でしょ
くだんさんに非があろうと無かろうと中傷は絶対的にイクナイ、ただの荒らし

携帯からだから改行とか変だったらすまん

336 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 01:04:22 ID:mA5NzeJNO
うわっ句読点少なくて読みにくいな…俺の文
今さらながら「死ね」って中傷とは言わない気がしてきたしィ
暴言に脳内置換よろしゅー

337 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 01:43:54 ID:GxFTaCoB0
ぱくるとか言うけど相手の作者さんがぜんぜん気にしてなかったのはスルー?
一部だけを取り出して攻撃するのは詭弁でしかないよね。

338 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 02:49:04 ID:ljqLWnPdO
都合の悪いところはスルーする!
それがDQNクオリティ!

339 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 07:47:48 ID:mA5NzeJNO
foolさんは流してたから問題ないんだろうけど、荒らしから見ればイイ口実でしょ
実際に荒れの一因になってしまったわけだし

340 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 07:52:01 ID:Ss/Sffe/O
>>334
勘違いでは?>>333の言ってることは、文章をメモ帳にまとめてから、一気に書き込みしてくれとの意味でしょ。

341 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 12:28:50 ID:dYLnYlNC0
>>332 >>334
どうせだから読ませてほしい
心して待ってると伝えてくれ


ていうか荒らしの議論自体、そろそろやめよーぜ
ただでさえ人と書き込み少ないからまとまらんしさ
やるならコッチでとか↓
ttp://jbbs.livedoor.jp/movie/5375/
俺もちゃんといくし

342 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 16:38:01 ID:DVw13bBM0
ほんと、パケットトラフィックの無駄・・・orz

343 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 16:49:04 ID:cdj2EMBP0
どなたかゾンビ入門に最適な映像作品を教えてくれませぬか・・・

344 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 17:42:46 ID:6ZKMc9o/O
その問いに『ロメロ三部作』という答え以外の何をしろと。

345 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 18:18:11 ID:ZeY58L8Z0
「もう・・・電車もバスもないなんて・・に・・に日本は?ど・・どーなっているんだ」
男は知らなかった、実は二日前からすでに東京はゾンビの被害を受けていた、当然男が住んでいる区域にも
避難命令は出ていたのだが・・・男はビデオ屋で激安で買ったルパン3世を全シリーズぶっ続けで見ていたため
外の異変には全く気づいていなかった・・・いや、だから生きていたといったほうがいいのだろうか
「うう・・・ちょっとのどが渇いたな・・・コンビニでコーラでも買おうっと」
男は駅から少し離れたコンビニへと向った、周りには死体がちょくちょくあるのだが
  ル  パ  ン で頭がいっぱいの男の眼中には全く入らなかった
コンビニから百メートルくらいのところで男の足は一度止まった
女性が倒れているのだ
(あ・・・あの人・・か・・身体は微妙だけど・・フジコタンそっそっくりだ)
「大丈夫ですか?」
男が声をかけるも返事はない
「あ・・あの・・びょ・・病院・・が・ああ」
(だめだ・緊張して話せない)
その時、女は男にめがけて飛びついた
(げ?え・・あ・・そんな・・だ・・だいたんな・・・ん?なにか水みたいなものが)
自分の手についたもの、それはまぎれもない血だった
「ギニャアアア血?血?血?血?血ぃぃぃ?」


続く?

346 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 19:43:10 ID:ZeY58L8Z0
「うぐ・・・ウグウウググググウググガウグアグ」
女はゆっくりと男に近づいていく、血の滴りを落としながら
「うわがくるなあああ・・・・そうだ」
男は自作のホルダーからワルサーP38とマグナムを出した、少々手を加えたガスガン
ダンボール二つくらいは貫通できる威力を持つ・・・のだが
「く・・・くるな・・・こ・・これは・・・ほ・・本物だぞ」
当然女に耳に男の声は入らない、女はゆっくりと男へ向う
(く・・・ふ・・フジコタソ・・・ご・・ごめんなちゃい)
男は引き金を引いた・・・しかし
「ガウグアGJGだSJGDがすいdがlsgりさgぢsが・あs」
女は止まるどころかスピードを上げてきた
「な・・・なんでとと・・・とまれ・・・うわああああ」
女がついに男の目の前に・・そして噛み付こうとした瞬間

    パ     ン    ッ
一発の受精が鳴り響いた、女の頭から血が噴出した
「大丈夫ですか?」
「た・・助かった」


男(名前未定)
持ち物
クラリス萌の鉢巻と旗、メガホン、マグナムとワルサーのガスガン(残り50発)



347 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 19:46:34 ID:DVw13bBM0
>>345
乙、いいんだけどさ、捨てハンでいいから名前作ってちょ。

>>344
デイ〜はいらねーから内藤、丼の新旧それぞれ観ろ、あとはショーンオブザデッドw
一番作りが上手くて明るいオチがショーンだと思うけどな。

348 :モノクロ:2005/09/20(火) 21:20:25 ID:ZeY58L8Z0
一発の受精www
やっちまったwww

349 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 21:37:27 ID:GMlP1CwPO
モノクロさん乙。
大丈夫。
みんなそんなヤワな揚げ足鳥しないよ。

350 :モノクロ:2005/09/20(火) 22:26:10 ID:ZeY58L8Z0
いまさらですが 主人公=オタクで・・・

「ん・・・こ・・ここは?どこ?確か・・女に殺されかけて・・・・?」
男がゆっくりと身体を起こすと隣にいた男が喋りかけた
「よお・・起きたか大丈夫か?」
「ん・・・あ・・だ・・だ・・大丈夫ですあの・・えっ・・と」
「ああ名前かオレは三島だ三島圭吾ヨロシクな」
男は三島の名前を聞いて飛び上がった、「み・・み・・三島ってああ・・あの・・あ」
「・・・?あ・・・そうか・・三島っていったら・・・悪名しかないもんな」
三島組、五年前に日本全土で警察と戦争をした日本最悪のヤクザである
組員は殆ど死亡、逮捕されたが当然警察の殉職者半端ではなかった。
若頭である三島圭吾は新聞で自殺したと書かれている
しかしその男が今自分の目の前にいるのだ、男の頭は混乱していた
「んで、お前の名前はなんだ?」
「え・・あ・・・え・・あのそ・・その・・え・・」
(やばいよおお・・こ・・この人ヤクザだよ・・本名言ったらあとで住所をつかまれていろいろヤラレソウダシ・・
うーんうーん)
男は悩んだ結果仮名を思いついた
「え・・あ・・ぼ・・ぼくは・・あ・・い石川・・だい・・大介で・・です」
「石川大介か、ヨロシクな!」




駄作






351 :モノクロ:2005/09/20(火) 22:29:31 ID:ZeY58L8Z0
>>349wwwそうでつか

352 :本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 23:28:52 ID:6ZKMc9o/O
>>モノクロさん
えっと・・・これはモノクロさんのご友人が書いたものをモノクロさんがUPしてるの?
それともご友人のリクエストに答えてモノクロさんが創作?
まぁどちらでもいいけど。
モノクロさんもご友人も乙!
続きよろしく!

353 :本当にあった怖い名無し:2005/09/21(水) 12:43:19 ID:CFznNnMHO
>338
都合が悪くなると逆に開き直り、相手を罵倒したうえでスルーに入る

くだんクオリティ

354 :本当にあった怖い名無し:2005/09/21(水) 17:23:27 ID:eKclhsPO0

         [ - K  U  D  A  N -  ]

       A  TRUE  HORROR  STORY






ってタイトルで誰か書いてくんないか。

355 :モノクロ:2005/09/21(水) 18:15:00 ID:xvRZgl+m0
>>352
半分オレ

356 :モノクロ:2005/09/21(水) 21:47:21 ID:xvRZgl+m0
どうでもいいステータス

石川大介(本名 石嵜小次郎)

スキル そろばん検定2級(小学生のときにGET) PCの能力(簡単なハッキングなら)
ルパン知識(自称世界最強)

三島圭吾

スキル 特になし (ただ人を殺すのに慣れている)

持ち物
トカレフ残り43発 ドス(日本刀) 腹巻


357 :本当にあった怖い名無し:2005/09/21(水) 23:23:22 ID:CfySsrMT0
こんなん見つけたけどまずかったかね

Hugo Strikes Back!: 『Night of the Living Dead』がパブリックドメインに?
初恋のようにドキドキ 初潮のようにショック 少女趣味的エロスをテーマにあなたを誤射する ... 作品、ジョージ・A・ロメロの『Night of the Living Dead』が、手続きミスで著作権 ...
http://hugo-sb.way-nifty.com/hugo_sb/2004/10/night_of_the_li.html - 13k - 2005年9月14日 - キャッシュ  [hugo-sb.way-nifty.comから検索]


358 :本当にあった怖い名無し:2005/09/21(水) 23:25:45 ID:CfySsrMT0
直リンしまったorz

359 :fool:2005/09/22(木) 00:33:21 ID:Ii695o7s0
-----------------------------------------------------------------
・・・・、そのため、私は『準備』をすることにしたのだった。

(3/3)
さて、次のニュースです。神奈川県横浜市みなとみらい地区にある
ショッピングモール、クイーンズスクエアにおいて、本日警備員を
勤める男が、猟銃や日本刀を倉庫に大量に隠していたとして、銃刀法
違反の容疑で逮捕されました。男は動機に関して、『将来の災害に備えて』
などと言っているということです。警察はこの男に関して余罪もあると
みて、捜査を続ける方針です。次のニュースです・・・・。


早すぎた男(完)
----------------------------------------------------

360 :fool:2005/09/22(木) 00:33:52 ID:Ii695o7s0
目的地についたので、ノートPCをカバンにしまうと電車を降りた。
しかし、何だね。「早すぎた男」か。この作品はオチが弱いね。
いやいやいや、そうじゃない。
ゾンビものに変なひねりとかオチがあるのがまずよくない。

とにかく数で攻めてくる恐怖感。
友人、恋人がゾンビとなってしまう悲しみやおぞましさ。
俺が求めてるのはそういうの。
そういうのがゾンビの王道ってもんだ。

昨今は何でもかんでも落とそうとするからいただけない。
お笑いじゃないんだからさ。
第一、さっきの作品、思い返してみれば、ゾンビが一回も
出てきてねーよ。
もはやゾンビものじゃない。

そんなことを考えながら、俺は駅の階段を昇った。

361 :fool:2005/09/22(木) 00:34:26 ID:Ii695o7s0
駅を出た瞬間、顔から血の気が引いたのが自分でわかった。
目の前に出やがった。
もちろん、そんなの現実にいるわけがない。ないんだけど、
実際いるんだから仕方がない。とにかく現実を認識するしかない。
こういう場合、状況を把握できずに「大丈夫ですかー」なんて
マヌケな声をかけたヤツが、いの一番にガブリといかれるのが
相場と決まってる。

あ、ちょ、ちょっとおっさん!言ってるそばからやめとけよ!
そいつに関わるなって!あ、あ、あ〜あ。
だからやめとけって言ったじゃんよ!

ヤバイ。ゾンビヤバイ。まじでヤバイよ。マジヤバイ。
ゾンビヤバイ。
まず死んでる、もう死んでるなんてもんじゃない。超死んでる。

いやいやいや、そうじゃない。
こんなところでパニック起こしてる場合じゃない。
こんなときには深呼吸。
スーと吸って、ハーと吸う。スーと吸って、ハーと吸う。
苦しい!
どうやら俺は相当パニクってるらしい。

362 :fool:2005/09/22(木) 00:35:14 ID:Ii695o7s0
咳き込みながら、とにかく俺は考えた。
今は目の前にこいつしかいないけど、今までのゾンビもののパターンからすると、
しばらくしたら手が付けられないくらい、わらわらと湧いて出てくるに決まってる。
今のうちに準備をしておくべきだ。今なら「早すぎた男」にはならんだろ。

武器、武器・・・っつったって、現実には銃器やら日本刀なんて、
そうそう手に入りはしない。包丁は・・・うちにあるけど、ゾンビには
きかなそう。ゴルフクラブ、金槌なら大丈夫そうだ。武器はこれで。

ちょっと待てよ。そういえばこいつらってロメロゾンビなわけ?
でもロメロゾンビじゃないって事にすると
「じゃあ、こいつらやっつける方法ってナニよ?」
って事になるし、それは誰にもわからない。ヤバイ。誰にもわからないなんて凄すぎる。

まあ、ここは脳を破壊すればいいということにしておいて、
次は移動手段だ。バイクなんか乗ったことないし、
大型トラックなんか運転できるわけがない。
免許は持ってるけど、車がない。ここはチャリだな、
放置自転車をリサイクルすることにしよう。
地球に優しい俺。

あとはどこにたてこもるか。食料はどうするか。
くそっ!考えることが多すぎて頭がパンクしそうだ。

363 :fool:2005/09/22(木) 00:36:22 ID:Ii695o7s0
そのとき、おっさんに飽きたらしいゾンビが、俺の方に向かってきた。
ヤバイ。こんなところで考えてる場合じゃない。
「おまわりさーん!」
俺はリアルで、べそかきながら交番にダッシュした。

おまわりさん、大変ですぅ〜!おっさんが!おっさんが
ゾンビに喰われて!エッ、ウグッ、ウワーン。
えっ!それは大変だ、って?

ええええええええええ!
ちょっ、待っ、ええええええええええ!
マジで、そんなに簡単に信じるの!
だってゾンビだよ!そんなの普通いるわけないじゃん!

あーあ、応援なんか要請しちゃってるし。
うわー、これまたたくさん応援来たな。っていうか、早っ!応援早っ!
あー、拳銃なんかバンバン撃っちゃって。なんていうか、こういうのが
許される時代なんだなー。俺も歳をとったってことか。

364 :fool:2005/09/22(木) 00:37:41 ID:Ii695o7s0
あー、ゾンビやられた。
え?大災害が未然に防げた、ご協力感謝しますって。
いやまー、これも善良な市民の務めですからって、なんでやねん!!

普通、ゾンビが出た!なんてこと言う俺をさんざん馬鹿にしつつ、
やっぱりゾンビにやられちゃって、そうこうしてるうちに
どんどん状況が悪化してって、そんで終盤にゾンビの大群が
襲ってきたときにちゃっかりその中に混じってる。
それがヘボ巡査の本懐ってもんだろうが!
え?巡査長だって?そりゃ失礼。

とにかくラブシーンまでとは言わんが、せめてヒロインが登場するくらい
もたせろよ。ん?ちょっと待てよ。ヒロインが現れたら、ひょっとして
俺の死亡フラグ立っちゃうんじゃないの、これが。

まったく最近は空気が読めない奴が多くて困る。
これじゃ、落ちないだろ・・・・・・・・・アレ?

365 :本当にあった怖い名無し:2005/09/22(木) 01:06:27 ID:qz74xDRk0
foolさん GJ

366 :本当にあった怖い名無し:2005/09/22(木) 01:09:47 ID:b6XiEI3oO


367 :本当にあった怖い名無し:2005/09/22(木) 01:25:31 ID:WSOXkRiQ0


主人公もまた物語の世界の中に取り込まれてるみたいなだ。

368 :本当にあった怖い名無し:2005/09/22(木) 02:57:11 ID:jRxfuOb00
いや、相変わらずワンダホー!!

わかりやすく書くと

ワ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)ン゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)ダ´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━ホ━━!!!!

が今の俺の気持ち、ブラボーブラボーペペロンチーノって感じかな

当然次も期待してるから・゚゚ '゚(*/□\*) '゚゚゚なの頼む

369 :":2005/09/22(木) 10:42:09 ID:aNGxG2nAO
>>360
俺が感じてた事そのままズバリw

gj

370 :おにぎりさん:2005/09/22(木) 13:40:03 ID:piXPvmIO0
ハウスオブザデッドのビデオ化マダー?

371 :本当にあった怖い名無し:2005/09/22(木) 14:27:36 ID:ux6EbGko0
こないだレンタル屋でDVD版見かけたよ。

372 :本当にあった怖い名無し:2005/09/22(木) 17:40:21 ID:pieK9JS2O
ハウスオブザデッドはクソだったよ。
ドーンのほうが100倍マシ。

373 :ぬかみそ:2005/09/22(木) 20:26:04 ID:xNUm5rNY0
囲まれてもう一週間が経つ。
食料(と呼べるのか)は一昨日尽きた。
ボトルキャップ目当てに大人買いしてたペットボトルの最後の一本も
さっきヤケ起こして一気飲みした。もう飲むものは無い。
電気も水道もガスも止まっている。携帯の電池も切れた。
ラジオは部屋に入ってきそうなゾンビに投げつけて壊した。
もう文明とは縁が切れてしまった。
部屋の窓の外にはゾンビだらけ。強行脱出も無理だろうな。
どう考えても「もはやこれまで・・・」
騎兵隊が助けに来てくれるあてもない。

374 :ぬかみそ:2005/09/22(木) 20:26:51 ID:xNUm5rNY0
もういいや・・・
覚悟はついた。
俺もお前らの仲間入りか。
せめてすぐ将来のお仲間の観察でもするか。
窓を開けて外にいる奴らをじっくり観てみた。
フェンスがあるので入ってはこれない。

「汚ねーな、こいつら。怪我してもそのまんまだし」

 メンテナンスフリー!

「人間しか喰わねーんだよな、仲間同士はほとんど争わないし」

 平和主義者!!

「奴ら道具を使えない、文明、文化とは無縁なんだよな。
電気もガスも水道も車もいらないし有害物質も喰わないし」

 地球に や さ し い !!!

「一人に見つかると必ず大勢集まってくるよな、テレパシーかな」

 ニ ュ ー タ イ プ !!!!

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もしかして人間よりマシな、、、ちょっと魔がさしてきた。

375 :ぬかみそ:2005/09/22(木) 20:27:37 ID:xNUm5rNY0
どうせもう覚悟はついている。
恐る恐る窓の外に手を伸ばしてみた。
待ち構えたように口をあけ噛りついてきた。
痛かったので手を引っ込める。

肉がえぐれてて痛い、痛い、痛い、、、イ タ イ!!

暑い、暑い、暑い、、、熱い、熱い、熱い、、あ つ い!!

痛いとか熱いなんてもんじゃないね、意識が朦朧としてきた・・・・・・・・


376 :ぬかみそ:2005/09/22(木) 20:28:31 ID:xNUm5rNY0
「お〜〜い! だいじょぶですか〜〜!!」

「お〜い、お〜い、ヤッホー!!」

誰だよ、、、よろよろと起き上がった。

「お元気そうでよかった!やっぱり痛かったですか?」

窓の外の人の声が頭の中に響く。

「・・・       」

口を動かさなくても結構ですよ。想えば通じますから。
大体あなたが思っていたとおりです。あ、すいません。
表からずっとあなたを観察してました。思ってたことがわかりましたから。
でもね食べる人間は選んでますよ。最後まで私達を拒絶してた人だけw
あなたは仲間になると思ってましたよ。
そう、想っただけで通じるでしょ。
言葉なんていらない、文字なんていらない、今思えば誤解の元ですよね。
知識なんていらない、知恵なんていらない、今思えば争いの元ですよね。
みんな飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ 。
僕達は人間より高度な存在になれたんですよ。
いざ、自分がなってみたらそう思うでしょ。さあ、行きましょう・・・・

377 :ぬかみそ:2005/09/22(木) 20:29:43 ID:xNUm5rNY0
さっきまで汚らしいと思っていた人が普通に見えた。
何をあんなに恐がってたんだろう・・・

「あのぅ〜〜〜」
「どうしました?」
「どうやったら外に出られますか?」
「さぁ、、、叩いてれば開くところがありませんか?」
「ドァ・・・カギって言葉がまだ頭に残ってるんですが・・・」
「さぁ、覚えてないですねえ、、、」




閉じ込められた・・・出られない・・・

378 :本当にあった怖い名無し:2005/09/22(木) 23:26:56 ID:Brr8ztgBO
>>373-377GJ
おもろい

379 :本当にあった怖い名無し:2005/09/22(木) 23:37:08 ID:ZGwHXbQSO
ぬかみそさん乙。
いいわこれw

380 :本当にあった怖い名無し:2005/09/22(木) 23:41:12 ID:tLDQP2DPO
いいなコレGJ。俺としてはかなりツボ。

くだんは氏ね

381 :モノクロ:2005/09/23(金) 00:12:57 ID:yiX8PFeY0
石川は悩んでいた、自分がルパンシリーズをぶっ続けで見ている間に日本は崩壊していた
そして訳のわからない女に殺されそうになったところを助けられた・・・が、助てくれた男がヤクザ
このまま逃げ出しても生き残れる保証は無い・・しかしこのヤクザといても殺されるかもしれない
二つの恐怖が石川を襲った
「そ・・そうだ・・・そ・・・相談しよう・・2・・2ちゃんねるで」
逃げ込んだコンビニにあったノートPC、ネット環境も整っていた
この緊急時に2chは一旦すべての板を閉鎖、そして新たにゾンビ対策板を作った
石川は新たにスレッドを建てた【助けられたのはいいけど・・・】


1 :ゾンビ男 :2998/09/22(木) 23:41:12 ID:unko
最初ゾンビに襲われたとき助けてもらったんですけど
助けてくれた相手がヤ・・ヤクザなんです、しかも三島組なんです・・
五年前にあった警察VS三島組の生き残りらしいんです
ぼ・・ぼくは逃げた方がいいのでしょうか?
でも逃げたらゾンビに食われる・・orz


だれかアドバイスください

382 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 00:29:51 ID:9lmPljSH0
↑本当にマジアドバイスしてもいいの?

383 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 01:14:40 ID:URHFeFPS0
よおし!こうなりゃトンチだ!トンチを搾り出せ!!!

384 :クロ:2005/09/23(金) 01:21:29 ID:xCzvU+vB0
そもそも生きるとは何なのだろうか・・・
虫は生きている。 木や草も生きている。 人間も生きている。
だが・・・奴らは生きているのか・・・?
生死の定義とは何だ・・・
生命活動を行っている、すなわち外界から養分を取り自らを成長、行動させることができるのが生なのか。
ならば、奴らも生きているのだろう。
ダメだ。 俺には奴らは死んだものにしか見えない。 
いや、そんなことはもうどうでもいい。

一つ確かなことがある。 それは・・・俺はまだ生きている。


385 :クロ:2005/09/23(金) 01:23:10 ID:xCzvU+vB0

ことの始まりはよくわからない。 俺は高校で昼休みにそのニュースを聞いたんだ。
「突然暴徒が現れ、警官隊と衝突している」
友人と一緒に話していたな「怖い世の中になったもんだ」と。
その友人も今はもうこの世に居ない。 いや、彼自身はいるのかもしれないのだが俺はきっと認められない。
そのニュースを聞いた次の授業中突然全校生徒に暴徒が校内に侵入したことを告げられ、各教室でバリケードを作れと言われた。
暴徒は武器を持っていない数人の人間と聞き、皆少し緊張していたが、大した騒ぎにはならないと思っていた。

授業は中断され、机や椅子で各教室に簡単なバリケードが作られた。
そして、警察に連絡が行き、警察が暴徒を捕まえ全て終わるかと思われていた。

スピーカーの電源が入り、校長が話し始めた「今、警察と警備会社に連絡を入れました。(ドンドン)ものの数分でここに到着するでしょう(ドンドン)皆さん落ち着いて行動してください。」
後ろからかすかにドアを叩く音がする。 きっと暴徒が中に居る校長達先生方を狙っているのだろう。 得体の知れない恐怖感が俺を襲った。 その時は、ただの気のせいだと自分に言い聞かせ冷静を保ったふりをしていた。

5分、10分、15分、20分、時間ばかりが過ぎていき、皆緊張感が薄れていった。
再びスピーカーの電源が入る。 同じ校長の声。 だが、先ほどの放送と違い、校長に落ち着きの声は全くなかった。
「この暴徒たちは力ずくで進入しようとしてきま(ガンガン)す! 皆さん、くれぐれも(ガンガン)暴徒を(机こっち、早く)教室に入れないように(何やってるんだ、誰かこっちを抑えてくれ)気を(ガンガン)つけてください。」
後ろから聞こえるドアを叩く音と先生たちの必死な声が全てを物語っていた。

暴徒と警官隊の衝突のニュース・・・あまりにも遅い警察の到着・・・警備会社からの音沙汰も無い・・・素手でドアを破ろうとする暴徒・・・

自分が思いつく限り最悪の展開を考えてみた。 何かあると俺はいつもこうする。 そうすれば最悪の展開でも対応できるし、最悪の展開でなければ問題は無い。

だが、自体は俺の想像をはるかに超えていた。

386 :クロ:2005/09/23(金) 02:33:36 ID:Pq1WBEr10
宗教団体か何で昔あった地下鉄サリン事件のように指導者に従った人間があちこちで暴れている・・・素手でドアを破るという非効率的な行動も、宗教的な理由であり、そのせいで警官隊も過剰防衛を恐れて反撃しにくくなっている。
そして、警察や警備会社があちこちに分散している内に何か大きなことでもするといったところか・・・
もう一つ自分の常識を覆して冗談のつもりで考えてみた。 ちょうどバイオハザードというゲームが流行っていたので、生ける屍、すなわちゾンビではないのか。
知能が低くて道具を使うということすら思い浮かばないようなやつら・・・さすがにそんなことを本気で考えてはいなかった。

そんなことを考えていたら3度目の放送が入った。 そして、地獄が口を開けた。
「(ガンガン)皆さん、(止血なんかいい、それより抑えろ)校内(ガッガッ)に侵入した(ガンガン)暴徒に気を(ガシャン)つけながら(うわ、入ってきたぞ)非難を開始し(うわ、なんだこいつら)てくだ(キャー)さい。」
放送はそれだけで終わったが、生徒達を混乱に陥れるには充分な内容だった。 混乱した生徒にできる行動などほとんど無かった。 あるものは蹲り耳を塞いで、あるものは外へ出ようとバリケードを壊しはじめ、あるものはもっと頑丈なバリケードを作ろうと机を寄せ・・・
バリケードを崩して逃げるか、立てこもるか、あちこちで喧嘩も始まっていた。
数分で作った簡単なバリケードだ。 警察や警備会社が来るまで数分なら充分持ちこたえられるのだろうがもうかれこれ40分は経っている。 抑え切れなかったのだろう。 きっとここに居ても同じことになる。
しかし、自分の教室でもバリケードを崩そうとするものと、立てこもろうとするものとで対立が起こっていた。
運よく俺の教室は2階。 俺は窓から飛び降りた。 「おい、おまえどうするつもりだ」後ろから友人の声が聞こえた。
飛び降りることは出来ても登ることはまず無理だ・・・飛び降りてから気づいた。 やはり俺も混乱していたのだろう。 




387 :クロ:2005/09/23(金) 02:35:34 ID:Pq1WBEr10
地面に降りて周りを確認する、どうやら暴徒はいないようだ。 さて、今自分は何をするべきなのか、冷静に考えようと努めた。
教室からは友人が戻って来いと叫んでいるが一体どうやって戻れというのか・・・
今必要なのはまず、自分を守るための武器だ。 俺は金属バットを思い浮かべ体育倉庫に走った。
後ろの校舎から悲鳴が聞こえてきたが、俺は足を止めずに走った。 きっと怖かったのだろう。

体育倉庫に着き、バットを探していたらふと槍投げの槍が目に入った。 
槍の方がリーチも長いし、何より尖っている分相手を威嚇できるんじゃないだろうか・・・そう考え俺は槍を手に倉庫の外に出た。

これからどうすればいいんだ・・・自分では冷静でいるつもりだったが、自分の置かれている場所が何一つわかっていないことにやっと気づいた。

388 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 03:18:44 ID:9lmPljSH0
うんうん、なかなか臨場感あっていいよ

389 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 03:38:05 ID:hBYLbmEA0
期待できそうな新作来たね!

390 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 14:10:16 ID:uJ2J3qkK0
ゾンビといえば夏か春なんだろうけど
秋ゾンビや冬ゾンビもいいなぁー

391 :クロ:2005/09/23(金) 14:34:07 ID:xCzvU+vB0
「おい、そこで何やっている?」
誰だ? 俺は反射的に槍を構えた。
「まて、俺だよ、1組の佐藤だ。」
よかった・・・仲間か・・・ただ、こいつは一癖あって、つかみどころが無いやつなんだよな・・・
「佐藤か・・・なぜここに来た? 一人か?」
「ああ。俺一人だ。他の奴らは教室に立てこもってる。 あの放送の直後に脱出したのは考えてのことか?」
「・・・集団で居てもどうにもならない気がしたからな。 正直パニックに陥って飛び降りたと言っても過言ではないが、警察など防御機構がまともに働いているなら一人で行動しても大丈夫だと思ってね。 働いていないなら集団行動は危ないと思ってね。」
「そうか? 個人より集団で居たほうが安全じゃないか?」
「まともな状態でならね。 完全にパニックに陥った集団ほど脆いものは無いだろ。 まず間違いなく数人単位に分断されるさ。」
「まぁ、そうだろうね。 とりあえず俺にも武器をくれないか?」
「ああ。 中に入って勝手に取れ。 俺はここで誰か来ないか見張っている。」
二人そろって倉庫に入って敵が来たらそれこそ袋小路だ。
「・・・うんうん、普通のやつならこの不安な状況で誰かと離れないように行動するが、おまえはやはり違うな。 ま、武器を取らせてもらいますよ」
なぜかこいつと話していると冷静になれる。 普段の俺なら一緒に倉庫に入っていただろうな・・・


392 :クロ:2005/09/23(金) 14:36:02 ID:xCzvU+vB0
「あの暴徒って何だと思う?」
倉庫の中から佐藤が話しかけてきた。
「最低でもそれを確認してから脱出するべきだったのだが、それが出来なくてね。」
「俺のクラスは最も職員室に近くてね。 おまえが飛び出して間もなく暴徒が来たよ。」
「・・・ただの人間だったか?」
「一応は人間のようだった。」
「どういうことだ?」
「顔しか見えなかったが、顔色や顔の表情、とても生きているものとは思えなかった。 それと、顔全体に血が付いていた。 おそらく人を噛み殺すのだろう。」
「まさか・・・冗談だろ? それじゃバイオハザードのゾンビじゃないか?」
「・・・このことから一瞬でゾンビという答えにたどり着くのか。 やっぱりただパニックに陥ったわけじゃなくて色々考えていたんだな。」
この状況でも俺を分析してるのか。 
「いいから早く武器を取って出て来い。」
「ああ。 武器のほかにも使えそうなものが無いかと思ってね・・・」
出てきた佐藤は槍と金属バットを二本持っていた。
「で、暴徒はゾンビと考えていればいいか?」
「ああ。 今はそれしか思い浮かばない。 で、これからどうする?」
「最悪の状況、ゾンビがウィルス性のもので死者に感染し増えていくまさにバイオハザードのようなものなら今が最もゾンビの数が少ないことになるな。」
「付近の民家から情報を集めようか。 運がよければバッグを借りよう。」

町は自分の想定した最悪の状況よりはるかに悪い状況だった。

393 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 14:43:51 ID:wpGOpWIIO
なんか違うんだよ〜
普通の高校生がここまで冷静に行動できるか?
話言葉も外に向けて話てるみたいな感じだし。
自衛隊のレンジャーとかならまだわかるけど。この小説からは危機感が感じられないな。

394 :クロ:2005/09/23(金) 15:11:20 ID:xCzvU+vB0
>>393
まぁ、普通じゃないから生き残れる主人公ということでww

話し言葉も外に向けて話してる・・・
もしよかったら具体的に指摘してもらえませんか?


395 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 15:34:18 ID:/7T5mluW0
クロちゃんいい!!

ませた高校生(普段はみんなと会話には加わらないタイプ)で
こういう人いるよ。

クロちゃんが思うように書いてください。


396 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 15:50:35 ID:wpGOpWIIO
>>394
「〜〜だが」とかは普段は使わないと思うよ。

>>395
ageんなボケ

397 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 16:00:28 ID:kmGlGYi2O
クロちゃん十分面白いよ。投げ出さず続き書いてね
>>396
君はくだん死ねとかレスしてスレを過疎化させた人かな?

398 :クロ:2005/09/23(金) 16:10:44 ID:xCzvU+vB0
>>396
ご指摘ありがとうございます。 確かに普通の友達間で「〜だが」なんて使いませんよねw
一応、佐藤とはそう仲がいいわけでもなく、つかみどころが無いやつということで少し警戒してるような感じにしたかったのですが、難しいですね・・・w
他にも読み直すと何箇所かおかしいところがありました。
「・・・集団で居てもどうにもならない気がしたからな。 正直パニックに陥って飛び降りたと言っても過言ではないが、警察など防御機構がまともに働いているなら一人で行動しても大丈夫だと思ってね。 働いていないなら集団行動は危ないと思ってね。」
〜てね。 〜てね。 はちょっとおかしいですよね・・・w


399 :396:2005/09/23(金) 16:21:28 ID:wpGOpWIIO
>>397
なんで荒らしといっしょにするのかな?
都合が悪いことは全部アンチくだん派ってことかい?

400 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 17:02:09 ID:xCzvU+vB0
二人そろって倉庫に入って敵が来たらそれこそ袋小路だ。

それを言うなら袋のねずみだ・・・orz

401 :クロ:2005/09/23(金) 17:50:43 ID:xCzvU+vB0
警戒しながら学校の外へ出る。 外は普段と変わらない光景だった。
学校の外の道路はもともとあまり車が通らない道路で、時折車が通っていく。

しかし、ほとんどの車が赤信号を無視して無理に交差点を渡っていたことに俺たちは気づけなかった。

「この辺りは何も起こっていないのか・・・」
「そう願いたいね。」
辺りを改めて見回す。 すると200メートルほど離れた場所で女が一人立っていた。
「女が一人・・・? 本当にこの辺りは何も起こっていないのか?」
「・・・なぜ歩道で突っ立っているんだ?」
確かにおかしい・・・女が一人、ほとんど動かず歩道で立ち尽くしている。
「暴徒かどうか確認しなくちゃな・・・女一人ならたとえ暴徒でも大丈夫だろう。」
女に近づくと明らかに何かがおかしい。
女の足元のアスファルトがどす黒い赤色に変わっている。

本当に「ゾンビ」なのか・・・?


402 :クロ:2005/09/23(金) 17:53:44 ID:xCzvU+vB0
「俺が行く。 佐藤、後ろにいてくれ。」
佐藤は2本のバットを置き、槍を握った。
「わかった。 気をつけろ。」
女に近づき声をかける。
「あの、スイマセン」
全く反応が無い。 嫌な予感がする・・・自然に槍を持つ手に力が入る。
「あの、ちょっと伺いたいことがあるのですが・・・」
突然女が振り向き、抱きついてきた。
「うわっ・・・っ・・・!?」
女には顔が無かった。 眼球、鼻はエグれ、下顎は無くなっていて、頬から口の中が見えている。 何だこれは?

ガスッ

後ろから槍が女の頭を貫いた。
それと同時に女の体から力が抜けていき、その場に崩れ落ちた。
「大丈夫か?」
「・・・スマン、ありがとう。」
「こいつは・・・ひどいな・・・」
ふぅ・・・
深呼吸をして落ち着きを取り戻す。
「おまえ・・・よく躊躇せずに刺せたな・・・」
「・・・一度見ているからな。 おまえこそこんなのに抱きつかれたのに冷静だな。」
「まぁ、足の震えが止まらないがな・・・」
俺の足はまるで自ら意識して震えさせているかのように大きく震えていた。
「無理も無いさ・・・歩けるか?」
「なんとか・・・」
佐藤の足も俺に引けを取らないくらいに震えていた。 だが、それを見てなぜか俺は安心した。
もう一度深呼吸をする。 足の震えが少し収まった。

「キャー」
近くで女性の悲鳴が聞こえた。
二人とも完全に恐怖に喰われていた。

403 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 18:06:16 ID:2Pa4WZpW0
>クロさん

確かに指摘があるとおり会話が硬いんだよね。
硬い分、意味、内容とか状況はよく伝わってくるんだけど。
臨場感たっぷりでテンポがいいだけにちょと残念。
でも現役高校生言葉バリバリで書かれたら理解できないんだろうな。
ま、翻訳が入ったと思えばいいかw
てなわけでこれからもがんがってください!!


星新一の会話文だって硬いっていえば硬いんだから気にすんなよっと

404 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 18:53:40 ID:pdtOQZtY0
ごちゃごちゃうっせえよカスが。人の作品にケチつけられる立場か。
馴染みの奴には文句一つ言わないで手放し賞賛のくせしてなんだその態度
くだんがどうのとかいつまでも引き摺ってるしちっとは森を見ろよ

405 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 19:01:24 ID:wpGOpWIIO
>>404
なんでこいつはファビョってんの?
ってか誰に対してのレスなんだ?

406 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 19:22:36 ID:hBYLbmEA0
まぁ、そんなにアングリーすんなって。

マターリ(・∀・)人(・∀・)ナカーマ

407 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 20:31:36 ID:s5lu//NtO
>>390
俳諧では、確かゾンビは秋の季語だったはず。(嘘

408 :クロ:2005/09/23(金) 20:51:30 ID:xCzvU+vB0
悲鳴を聞いた俺たちはその場で立ちすくんだ。

時間にしてみればほんの十数秒だろう。 だが、それが1時間かと思うほど長く感じた。
完全に理解の範囲を超えている。 頭ではわかっているつもりでも今まで築いてきた常識が邪魔をしてどうしても理解できない。
すぐ近くに倒れている女・・・とても生きているとは思えない状態なのに抱きついてきた・・・
いや、まだ生きていて舌も無くしゃべることが出来なくて、苦しかったから抱きついてきただけじゃないのか・・・?
だが、かなりの量の出血がある・・・なぜ病院にも行かず立ち尽くしていた・・・?
目も見えていなかったのだから動けなかったんだ。 ならなぜ座らないで立っていた?
いや、そもそも一体何があってこんなことになったんだ?
何かの機械に顔をえぐられたのか?
そうだ、暴徒だ。 暴徒に顔をえぐられてこんなになってしまったんだ。
だったらこの辺りにまだ暴徒がいる。 こんな場所で立っていたら危ない・・・?

「もし暴徒がゾンビというならその女もまだ動くかもな・・・」
佐藤が唐突に口を開いた。 だが、俺は一瞬佐藤が何を言っているのか理解できなかった。
しかし、現実が佐藤の問いに答えた。 地面に転がっている女の体が突然動いたのだ。
だが、とても目的を持って動いてるとは思えない。 まるで赤ん坊のように手足をじたばたさせているだけだった。

頭を貫かれてなぜ動ける? 俺の目の前で何が起こっている?
なぜ佐藤は頭に槍を突き刺した? いや、なぜ佐藤と俺が行動を共にしているんだ?
高校の奴らは? そうだよ。 何かあったときは先生の指示に従って集団で行動しないといけない・・・

「どうする・・・?」
「何を?」
「この女は死んでるのか? 佐藤、お前は頭を突き刺したが、女は動いている。」
「何が言いたい?」

そうだ、俺は何が言いたいんだ? 
佐藤は躊躇無く女を突き刺した。 動いてる女をだ。
こいつは危険なんじゃないのか? いつか、俺もこいつに殺されるんじゃないのか?
躊躇無く人を殺すなんてこと簡単に出来るはずない。
やはり佐藤は何かがおかしい?

409 :クロ:2005/09/23(金) 20:53:36 ID:xCzvU+vB0

「おい、どうした? 気が動転しているのか?」
「あ・・・」

そうだ。 自分を見失ってはダメだ。

まずは自分の置かれている状況を考えろ。

一体何が起こっているかは理解できない。

あの女が本当に「ゾンビ」で俺を襲おうとしていたということもある。

「ダメだ・・・俺の頭では理解できない。 一体何が起こっているんだ?」
「落ち着け・・・俺もきっとお前と同じように混乱している。 いや、女を刺したのは俺の方だ。 お前より悪い状況かもしれない。」
佐藤も混乱してるのは
ガシャン

自分たちのすぐ上で窓ガラスが割れる音がした。
その音が再び自分たちを現実に引き戻してくれた。

今俺たちがやるべきことは情報収集だ・・・

「まずは情報収集だ。 佐藤、バットを持ってついてきてくれ。」
「あ・・・わかった。 マンションのような通路の狭いところを選ばず一軒家へ行こう。」
「そうだな。」

二人は立派な門構えの一軒家に向かった。 そこならきっと中に人が居るし、安全だろう。

410 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 22:19:16 ID:hsNf7ktaO
くだんが氏にさえすれば他はなんでもいいぜ

411 :本当にあった怖い名無し:2005/09/23(金) 22:34:11 ID:uJ2J3qkK0
>>408-409
イイヨイイヨー


412 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 01:46:32 ID:ufnbLkeYO
くだんさえこなければ何でもいいぽ(´・ω・`)

413 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 03:39:50 ID:pwdOVuyjO
>>405=>>410=>>412
そんなにこのスレを過疎化させたいのか?

414 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 03:43:32 ID:UUEngOnqO
俺が410だけど、俺の書き込みはそれだけよ

415 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 09:52:01 ID:zC+EDMr4O
>>407
霧雨の川辺佇むゾンビ独り

お粗末でしたm(__)m

416 :kuzh:2005/09/24(土) 14:00:16 ID:zrGtaE3U0
あーあ、しっかしどうすっかなー。
海外旅行中にゾンビ発生。何とか手近の建物に逃げ込み、数人で立てこもったはいいが、この面子って・・・

韓国人?の兄ちゃん、中国人の?おっさん、わかんないがとにかくアジア系の女、白人。

いや、言葉がわっかんねーんだよ。全員好き勝手に自分の国の言葉でピヤピヤパヤパヤしゃべりやがって。Can you speak Engrish or Japanese?

あーあ・・・頼みの綱の白人もドイツとか系らしくて英語わかんねーよ。
英語くらい喋れれよっっ!白人のくせにっっ!


417 :kuzh:2005/09/24(土) 14:02:04 ID:zrGtaE3U0
しゃーねーとにかくコミュニケーションだ。

「マイ ネーム イズ ヤスクニ。ジャパニーズ。」
いやいやいや。そこの中国人。らしきやつ。
ヤスクニっつー言葉に何変な反応してんだよ。
名前だよ名前。何でこの状況でどこぞの神社について話すと思う・・・

「ラメン カラクナーイ ヤキゾバ チョト カライ」「トテモ オッキイネ」「ドモ アリガノ」
・・・そこの女。なんかやけににこにこしながらしゃべってんが、
もしやジャパニーズっつー言葉に反応して知ってる日本語を並べてっか?
もしくは俺がわかんねーだけでお前の国の言葉で自己紹介とかしてっか?
そしてヤキゾバってなんだよ?突っ込みどころ満載すぎるよ!?

いいからおめーら名前と国をいえっつーの!!


418 :kuzh:2005/09/24(土) 14:03:02 ID:zrGtaE3U0
・・・キム=韓国、フォー=中国、パリンヤー=ベトナム、ディノ=オーストリアね。
・・・これだけ知るだけで何でこんな時間かかるんだよ・・・

「アイ シンク イッツ ゾンビ」
「ゾンビ?」
「イエス ゾンビ」
「ゾンビー」
「イエス」
「ゾンブー?」
「いや違ぇよ。ゾ・ン・ビ!」
「オーイエース! ゾンビ!ゾンビ!」
「ゾンビ!」
「ゾンビ!」
「ゾーンビー!」
初めて通じた言葉がゾンビ・・・
そしてゾンビが通じただけでこの盛り上がり・・・
俺おめーらと一緒に生き抜いていく自信ねーよ・・・


419 :kuzh:2005/09/24(土) 14:04:25 ID:zrGtaE3U0
いんやー。
駄文スマソ。

420 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 14:22:44 ID:7KAmOpxy0
>kuzhさん
乙、いいですよ。続編うp汁!1

421 :クロ:2005/09/24(土) 17:14:53 ID:FCOleOBt0
ドンドンドン
「開けてください、誰かいませんか?」
ドンドンドン
「いないんですか?」
「私たちは暴徒ではありません」

状況がわからない以上簡単に門を開けるわけにはいかないだろうな。
「くそ、鍵が付いてる。」
「別の家に行くか?」
「いや、どこへ行っても同じだろう。 無理にでも・・・入れてもらおう。」
佐藤は冷静さを取り戻したようだ。 俺なら他の家に行ってるが、確かにどこも開けてくれないだろう。
「・・・塀を登るのか?」
「この高さなら・・・俺が持ち上げる。」
「お前はどうする?」
「外で待ってるから事情を説明して門を開けてもらってくれ。」
「わかった。 念のために槍をこっちに投げてくれ。」
「ああ。」

こうして俺が家の中に入ることになった。 
こんな状況でも罪悪感を感じる。 その罪悪感がこの現実を改めて認識させる。

「できるだけ急いでくれよ。」
「わかってる。」
塀越しに答える。

門を見てみた。 本来は外側からでも内側からでも開けられるものだが、新しく鍵が付けられていて内側から門を開けるのにも鍵が必要なようだ・・・

「誰か居ませんか?」

大声で叫んでも全く反応が無い。 まさか・・・


422 :クロ:2005/09/24(土) 17:17:43 ID:FCOleOBt0
廊下の窓が開いている・・・

入るべきか? いや、入るしか選択肢は無い。

「お邪魔します・・・」

一応、靴を脱いで中に入る。

ギシ、ギシ、ギシ

廊下の板が音をたててきしむ。 それ以外には何の音も聞こえない。

「私は暴徒ではありません、誰か居ないんですか?」

やはり物音一つ聞こえない。

正確な状況がわからない以上侵入してきた相手を暴徒とみなして隠れている方がいいだろう。

門を開けてもらうのは無理かな・・・ん?
そういえば・・・塀の近くに梯子や登れる木のような物はあったか・・・?
万が一暴徒がすでに居たら俺はどうやって逃げるんだ・・・?
そうだ・・・脱出できる場所を探さないと・・・

ガシャン


家の中で何かが割れる音がした。

423 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 17:44:18 ID:CQW4V8K1O
>>421-422
普通そこで別々に行動するか?

424 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 18:11:01 ID:HV3fkjkuO
>>412-413
冷静ならほかの家に行くと思うよ。
あと、俺なら靴は脱がないね。

425 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 18:13:21 ID:HV3fkjkuO
ゴメン、>>421-422

426 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 18:45:38 ID:FCOleOBt0
>>423
場合によってはするのでは・・・?

>>424
少なくとも、道路に暴徒は見当たらない→何が居るかわからない普通の家やマンション+それらは脱出路が少ない、狭い。 暴徒が二人居たら挟まれる可能性も。
何が居るかわからない広い一軒家+大き目の窓が多くて脱出路が確保しやすい(イメージ)+塀がしっかりしてて安全性が高そう。

普通の家に行くにしてもどうせ居留守されるだろうから強引に入るなら広いほうがいいだろうと。
他にもちょっとメリットがあると思ったので・・・


427 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 18:49:39 ID:8sKQCTT60
読み手側がどう思おうと、作中のハードボイルド高校生二人がそう行動したんだからイイじゃないか。

428 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 19:04:08 ID:qLpOVdAL0
おまいら、あまり突っ込むな、荒れるしw

>>421-422
乙!家主さんとご対面ですかw
これからどう展開していくのかが楽しみです

429 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 19:11:00 ID:fU9rcc9LO
423ちゃんとsageろ。
わざとやってるんだったら余所でやれw

430 :":2005/09/24(土) 22:03:30 ID:4ohyBPPAO
>>427に同意

周りがゴチャゴチャ言い過ぎw
好きなように書かせてやれよ
ここは作者達のオナーニを俺達が勝手に覗いてハァハァするスレ

431 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 22:24:29 ID:7KAmOpxy0
まあお前らの思うとおりに行動してたら新丼グループの誰も死ななかったろうな

432 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 23:05:24 ID:aCJMZRm20
スゲェスゲェ
良質な長編が一気に増えてきた!
長編職人のみんながんばれー!
短編もたまらなく好きなので
短編職人のみんなもがんばれー!

俺にできることは応援と賞賛だけですがー!

433 :本当にあった怖い名無し:2005/09/24(土) 23:54:30 ID:bN6l3Tua0
all 読者諸君へ

何が起こるか分からんから、面白いという事実
合理的過ぎると、案外不自然な事実
!!先読みのしすぎと、身勝手な意見が、昔作者をゾンビ化した事実!!

思い当たる者はいるだろうが、其処までの古参は案外少ないかも知れない。

434 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 01:30:09 ID:EuyJZFPMO
作者タン

435 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 07:34:31 ID:eSXF1UJ8O
荒らし同然ですね。

436 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 07:41:33 ID:IUHOiJjV0
まぁ、多少の感想や意見はありじゃね?
作者の考えに偏りすぎてはちゃめちゃな文章投稿されても無駄なレスが多くなってコマス。
それに書く側にしてみれば、
多少なりとも読者からの突っ込みや意見が欲しいだろ。

437 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 09:57:15 ID:m8qFfKKr0
しぃNNのハリケーン報道で「バイオハザード」という単語を聞くたびにドキドキする
とりあえず死傷者少ないみたいでよかった

438 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 10:34:16 ID:8DhbIy5xO
意見されてそれを取り入れるかは作者次第なんだし、問題ないと思うけどねぇ

ただ、そういったレスが短期に集中すると過疎につながるかも知れんし
そのあたりと言葉遣いなんかは気を付けるべきだと思われ

439 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 13:21:23 ID:3ipjRdbW0
叩きと意見・感想の違いを作者さんが区別してくれるといいんだけどね。

440 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 14:08:36 ID:ry8uzEDlO
ほんと 読 み 手 が叩きと意見の違いを理解して欲しいよ

441 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 14:39:40 ID:/6dyzr5h0
>>440
いや、書き手と読み手の両方だろ。

とマジレスしとくぞ。

442 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 16:26:10 ID:+l3RkuadO
sageで来ない奴は取り敢えず荒らしw

443 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 17:35:40 ID:3ipjRdbW0
安置くだんがへばりついてるからageてこれ以上荒れることもないだろうけどね

444 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 21:51:10 ID:8DhbIy5xO
書き手にも読み手にも、良識は必須だな

くだん・荒らし・スルーできない読み手
これだけ揃えば荒れて当たり前

445 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 22:48:08 ID:FFBo9hCY0
とりあえずくだん死ね

446 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 01:01:03 ID:sONCNidZO
くだんガくるとうれしい。くだん復活キボンヌ

447 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 01:27:34 ID:qEzdaHoM0
おれも復活キボンヌ。誰とはいわんけど。

448 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 01:32:22 ID:J+fe5T8w0
おれも。

449 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 02:05:11 ID:ssKqbxqYO
くだんくだんくだん♪

450 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 07:26:57 ID:sONCNidZO
(⊃∀゜)⊃くだん

451 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 07:27:33 ID:sONCNidZO
(⊃∀゜)⊃氏ね!

452 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 12:18:24 ID:BtBpI5U1O
(´・ω・) くだん

(´・ω・)三⊃.∵;・∴

453 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 15:24:10 ID:HC/4G/pkO
書き手の皆さん、期待してます。

454 :":2005/09/26(月) 16:07:47 ID:MYDTCPkOO
出だしがタルかったカサカサ君の作品に、ゾンビ登場で面白くなってきたとたんに
筆が止まってしまったのは俺的に残念だ

序盤に張り切り過ぎて燃え尽きないように頼むぜwおまいら

455 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 16:12:12 ID:0ayVf4rI0
いつのまにカサカサが名前になったんだ

456 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 16:43:34 ID:k+hhO0yK0
よーし、ここでずっと溜めてきたことを言ってやる。

>>454
おまえさ、なんで作品も投下しないくせにコテみたいにしちゃてんのさ。
ただのギャラリーならコテいら無いだろ。

457 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 17:32:06 ID:hhXIswPD0
必要性:ない
不必要性:ない

これだろ。

458 :ゾンビVSプレデター 第1話『開始』:2005/09/26(月) 18:05:11 ID:fsdvqcim0
―アクレーディア恒星を中心とするアクレーディア太陽系 第4惑星ノヴァリア宙域―

「今度お前らが受けるハンター試験会場はあそこだ。」
教官が指したのは水と緑に囲まれた美しい惑星ノヴァリアであった。
受験対象プレデターである6人の戦士は宇宙船からその惑星を眺めた。
「では、試験内容をお前らにもう1度説明してやろう。
 今から向かうノヴァリアは先日までホモサピエンスが進化した、
 通称『人間』と呼ばれる下級星人の支配する星だったが、とある理由で絶滅した。
 資料にも記されていたが、何らかの原因で生命活動が停止しても肉体は活動維持される死者=ソンビとなり、
 同類である人間を捕食する不可解な存在となった。 尚且つ噛まれたり引っ掻かれたりすることで2次感染し
 数日後にはゾンビになってしまうというわけだ。 今、ノヴァリアには5名の人間以外
 すべてヤツらが闊歩する星となっている。 
 さて、肝心の試験のことだがそれぞれスリーマンセルの計2グループに分かれてもらう。
 目的は人間の救出だ、人間を探し出し救出できた数が多いグループを合格とし、称号を与えよう。」
受験生同士が睨み合い、威嚇を始めた。
「あ〜、お前ら落ち着け。 この試験にはいくらかル−ルを設けている。
 まず装備だが、各グループにスピアとディスクと迷彩を1つずつ支給する、光学兵器の使用は禁止だ。
 あと、ゾンビは基本的に戦闘能力は皆無に等しい、頭部を破壊すれば活動は停止する。
 しかし、数だけはケタ違いだ・・・囲まれたら逃げろ・・・あと、我々も噛まれたら・・・アウトだ。
 もしもグループに噛まれる者がいれば容赦なく処分しろ、3人で組めとは言ったが3人で帰って来いとは言わん。
 では、グループ分けを言うぞ。 
 アルファ班 ベリル ガルガ ジャリア。 ベータ班 サーファン ティスタ アッテス 以上2グループ。
 ただ今から試験を開始する、各班ポットに乗り速やかにノヴァリアへ向かえ、健闘を祈る。」

そして、今・・・プレデター界最大の試練が開始された

459 :ゾンビVSプレデター 第2話『死者』:2005/09/26(月) 18:32:09 ID:fsdvqcim0
ドガーン!!アルファ班のポッドは都市部を少し離れた林に落下した。
「ったく、相変わらず中古は衝撃が強いぜ・・・ベリル、動作探知センサーには異常はねぇだろうな。」
「ふん、あんたみたいに私はガサツじゃね〜よ、ガルガ。」
「どうでもいいですが、ゾンビっていうのは生命活動が停止してるんですよね? 
 体温なんてものはないはずですから、僕らのノーマルじゃ目の前にいつヤツしか見えないでしょう。
 ベリルだけが頼りです・・・頼みましたよ。」
「相変わらず血の気がねぇなぁジャリア。 そんなんじゃ、真っ先に殺さなきゃいけなくなるぜ。」
「え? 何がです?」
「俺が、噛まれたオメ〜をよ、くっくっく。」
「ガルガいい加減にしな、今確認したが落下の音を聞きつけてヤツらがこっちに寄ってきてるよ。」
「チッ、さっさと人間どもを拉致って帰るぞ。」
ガルガがポッドから飛び降りた、ベリルも続く。
「お〜、雑魚どもがウヨウヨいるねぇベリル、周辺にどれくらいいる?」
「あんたの前方に5匹 ポッドの向こう側からは・・・チッ、かなりいるねぇ・・・。」
「お〜・・・俺にもようやく確認できたぜ、久しぶりに血が滾るじゃねぇか。」
ヤレヤレといった感じでジャリアがゆっくりと降りてきた。
「うぅぅ〜あぁぁ〜。」
「そこだ!!!」
ガルガがスピアを振ると、2人のゾンビが吹っ飛んだ。
「いけぇ!」
負けじとベリルが放ったディスクはさらに2人の上下半身をいとも簡単に分断させる。
「甘いですね、教官から聞かなかったんですか? 彼らは頭部を破壊しないと活動は停止しないんですよ。」
「うっせぇ、ジャリア! サポーターは黙ってろ。」
「そうよ、そもそもアンタは頭がいいだけで、戦闘ランクはD’じゃない。」
「ええ、僕ケンカは嫌いですから。」
そう言うとジャリアは残りの1人に歩み寄り、頭部を掴むと、そのまま握りつぶした。 グシャァ!!
「・・・ちっ、戦闘ランク低いくせに握力、腕力のランクはSSSなのが気にくわねぇんだよ。」
ガルガが悪態をつくと、這いずってきた残りのゾンビの頭を踏みつけた。
「ええ、ですから僕は『ケンカ』が嫌いなだけですから。」
そう言うと、ジャリアは不適に笑った。

460 :ゾンビVSプレデター 第3話『遭遇』:2005/09/26(月) 18:54:59 ID:fsdvqcim0
そのゾンビの視線の先には白骨と化した物体が転がっている。
彼はそれをボンヤリと眺めると、再びストリートを歩き出した。
大破したビルの残骸の脇を通ろうとしたとき、突然大きな物音が街に響いた。
それに引き寄せられるように、彼は煙の上がる方向に歩き出した。
久しぶりの人肉にありつけると思い、彼は腕を前に突き出し煙の中にもぐって行く、しかし進めど進めど煙、煙、煙。
よほど大きな衝撃だったのだろう、都会のど真ん中でこれほどの砂煙があがるなんて、そうそうあることではない。
人間が何かをしでかしたとしか思えない、彼は煙の中をさらに進む。
周囲からズルッズッズッと引きずるような足跡が響いてくる、他のゾンビも集まってきているのだ。
しかし、結局彼が遭遇したのは同類どもで、目的の人間と出会うことはなかった。
あったのは今まで見たことも無い、変な形をした大きな物体だけである。
煙が風に流される、結局ストリート沿いにある公園に変なものがある、それだけであった。
彼は再びメインストリートに戻る、他の連中も諦めたのかそれぞれ散らばっていった。
しかし、その時。 彼の目の前にいたゾンビの頭部が突然こぼれ落ちた。
そして横を歩いていたゾンビも首が落ちた。
彼は目を動かし周囲を眺めた、すると次々と同類の首が落ちていくではないか。
人間が近くにいる、そう本能が訴えかけると彼は両腕を突き出し詮索モードに入ろうかと・・・思った、
しかし、突き出されたはずの腕は二の腕から先が無くなっていた。
おかしい・・・彼は首をかしげる。
次の瞬間、彼の脇に放置されていた車の天井部分が大きく凹んだ。
彼は咄嗟に車を見る、そこにあったのは湾曲した空間から現れた、仮面をした巨大な人型の生物と
首の無い彼自身の体であった。

461 :454:2005/09/26(月) 19:09:47 ID:MYDTCPkOO
>>456
俺のケータイ、名無しじゃ書き込めないんだよね
で、名前入れんのメンドクセーから、"←入れてるだけ
"←使って書くのも、今回で5回くらいだからコテっちゃコテか

たまには記号を変えるから、気にすんなw

462 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 19:12:18 ID:jnMpPAbQO
うはっwwwwイイヨイイヨーwwww
ってかかなり前にも似たようなの見たけどあれもよかったな〜

463 :クロ:2005/09/26(月) 19:57:21 ID:ihO5liIv0
ガシャン

血の気が引いていくのが自分でもわかった。
音はそう遠くない・・・おそらくこの廊下の突き当たりの部屋からだ。

どうする・・・普通の人間が侵入者に緊張して何か物を落としてしまった可能性もある・・・
だが、知能の低い「ゾンビ」が何かに触れて落ちた可能性も充分に・・・

ガタガタ

逆の方向で何かが崩れる音がした。

まずい・・・まずい・・・

顎から汗が滴り落ちる。

幸いここは廊下だし、仮に挟まれても窓から出られる。
そうだ・・・まずは・・・靴を履こう。 この家にマトモな人は居ない。

ドンドンドン

突き当たりの部屋のドアが激しく揺れた。

大丈夫、大丈夫だ。 いつでも逃げられるんだ・・・
でも、この敷地からどうやって脱出するんだ?? 脱出できるのか?
考えるな、今はまず靴を・・・足が・・・動かない・・・?

464 :クロ:2005/09/26(月) 19:59:51 ID:ihO5liIv0
完全に恐怖で足がすくんでいた。

ギシ・・・ギシ・・・

後ろ!?

振り向いた先、廊下の奥に人が立っていた。

真っ青な顔の濁った目から眼光は感じられず、口を半開きにして涎を垂らしながらその「人」は立っていた。

「あ・・・・あ・・・・あの・・・勝手に入ってスイマセン・・・」

99.9%その人間は死んでいると確信していたたが、口が勝手に話しかけることを選択した。

ドン

体に力が入らなくなり腰が抜けた。

ドンドンドン  バキ



俺の意識は途絶えた。



465 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 22:20:45 ID:9B6VLANcO
>>458-460さんとクロちゃんイイヨイイヨー


ところでゴミ文さんはもうこのスレに来ないのかー?
大好きなんだが

466 :本当にあった怖い名無し:2005/09/26(月) 23:05:04 ID:J+fe5T8w0
>>クロさん
乙です! にげてーw

>>465
たぶん、今もネタ捻られてるんじゃないかなw

467 :本当にあった怖い名無し:2005/09/27(火) 05:11:00 ID:kBmR1ZB+O
(⊃∀゜)⊃くだん氏ね

(⊃∀゜)⊃新参者イイヨー。

(^ω^)ゴミ。老年。まこ おやじ。期待

468 :本当にあった怖い名無し:2005/09/27(火) 12:35:17 ID:rRlIrv1MO
(くだん以外の)作者の方々ぐっじょぶ
(くだん以外の)どの作品も大好きですよ
(くだん以外は)これからも宜しく頼みます

(;^ω^)くだんはこれっぽっちも要らないお…さっさと氏ぬんだお

469 :本当にあった怖い名無し:2005/09/27(火) 14:07:53 ID:2D7nGeyI0
>(⊃∀゜)⊃

てゆーか名前変えて投稿してるけどねw

470 :本当にあった怖い名無し:2005/09/27(火) 14:55:28 ID:JJeDfUaP0
もし清原がバイオハザードの世界に迷い込んだら
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/base/1126578585/l50

プロ野球板にこんなスレがw なかなか面白い。
ガイシュツだったらスマソ。

471 :まこしろ:2005/09/27(火) 17:29:48 ID:k2RNLiPM0
上空で旋回を続ける日高は倉庫へ向かう「敵」に正対するようにヘリを低空で近づけた。
「太田!小谷!撃て!撃ちまくるんだ!」
「ハ、ハイ!」
太田と小谷は先頭の集団に照準すると銃撃を開始した。
乾いた銃撃音が響く。次々と薬莢が排出され、地上へ降り注ぐ。
光の筋が「敵」に向かって一直線に吸い込まれる。
弾が頭部に命中したモノはその場に倒れ伏し、他の部位に命中したモノは一瞬、よろめくものの、そのまま歩きつづける。
「頭を狙え!頭だ!」
日高は超低空でヘリをホバリングさせながら指示を出した。
揺れるヘリからの銃撃では頭部に正確に命中弾を与えることは困難だ。
狙いをつけることなどは不可能。完全に「乱射」の状態である。

出入り口に来た橋本たちは外の様子を窺った。
宿舎側から数百の「敵」が向かってくるのが見える。
その前に立ちふさがるように、ヘリが低空で銃撃を行っている。
「日高二尉、今、出入り口だ。もう少しヘリを近づけてくれ。ヘリまで一気に走る!」
「ダメだ!着陸したら一気に近づかれて一巻の終わりだ!倉庫の上に上がれないか?ロープで引き上げる!」
「わかった。上がったら連絡する!それまで出入り口付近に近づく『敵』を牽制してくれ!」
そういうと橋本は出入り口のカギをかけなおし、振り返って言った。
「中から倉庫の屋根に上るぞ。ヘリに引き上げてもらう。」
「『奴ら』が入って来たら・・・!?」
「強化ガラスはすぐには破られん。時間は稼げる!行くぞ!」
4人は再び倉庫の中へと戻った。

472 :まこしろ:2005/09/27(火) 17:32:07 ID:k2RNLiPM0
外ではヘリの銃撃をかいくぐった「敵」が倉庫に辿り着いていた。
バンバンとドアや窓ガラスを叩く。
「倉庫に向けては銃撃するな!窓ガラスが割れたらマズイ!近づくのだけ狙え!」
日高は指示を出すと巧みにヘリを操り、射角が広く取れる方向にヘリを向けた。
それに合わせて太田と小谷が放射状に射撃を行う。
機銃の中にベルトに取りつけられた弾丸が吸い込まれ、次々に薬莢が排出される。
その弾も無限ではない。
「弾切れ!弾倉交換!」
「小谷!撃ちまくれ!」
200発入りの弾層があっという間に撃ち尽くされた。太田は急いで予備の弾層に付けかえる。

倉庫の窓ガラスを破ろうとする音がヘリの爆音と激しい銃撃音の中にさらに大きな音を立てて倉庫内に響く。
「中に入られます!」
「大丈夫だ!上に上がるのはこの階段しかない。中に進入されてもここで防げば大丈夫だ!今村!何してる?!」
「少しでも弾を!これだけでも!」
「時間がない!急げ!」
今村は箱を開け、中から弾帯を取り出すと首から数本をかけた。

473 :まこしろ:2005/09/27(火) 17:32:53 ID:k2RNLiPM0
ガシャ――――ン!!

その時、ガラスが砕け散る音が倉庫内に鳴り響いた。

「来たぞ!破られた!俺がここで食い止める!早く上がれ!」
橋本は3人に指示を出すと階段の中ほどで立ち止まると、両手に持ったミニミを腰だめで構えた。
バン!と管理室(事務所)の扉が開くと、一気に5〜6体の「敵」が倉庫へなだれ込んできた。
歩みは遅い。第1種ではないようだ。
橋本は瞬時に「敵」を見極めると、左手のミニミを肩にかけ、右手の一丁を構えなおした。
「敵」は「獲物」を見定めると、まっすぐにこちらに向かって歩んできた。

タタタ・・・タタタ・・・タタタ・・・

冷静に照準し、引鉄を絞り込むと、ややうす暗い倉庫の中に光の矢が放たれた。
トンッ トンッ トンッと鈍い音を立てて、その光は「敵」の頭部へと吸い込まれる。
その瞬間、「敵」は後ろによろめいたかと思うと、ドサリと倒れる。

「敵」に向かって引鉄を引く。
これまでに幾度となく繰り返してきた行為・・・

頭部を撃ち抜かれ、声もあげることなくその場に倒れ伏す「敵」。
すでに見慣れてしまった光景・・・

橋本はいつまで続くかもわからない戦いの中で、時に生き延びようとすること自体が不毛に感じたこともあった。
この事態が収束し、元のような世界に戻るとは考えられない・・・ならば、いっそ・・・
そんな考えがめぐったこともあった。
しかし、今はただ目の前にある「生」を求めて、ただひたすらに銃を撃つ以外に出来ることはなかった。


474 :まこしろ:2005/09/27(火) 17:34:04 ID:k2RNLiPM0
最初に入ってきた数体が倒れると、今度は、十以上の「敵」が姿を見せた。
ウウゥゥゥ・・・と唸り声を上げながら、こちらの方を見据えている。
こちらに向き直るのが早いか、橋本の放った銃弾が確実に「敵」に命中していく。
そのたびに鈍い音を立てる。
生きている人間ならば、大量の血が噴出すところだろうが、そうではなかった。
頭部の正面に命中した弾は後頭部に突き抜ける。弾は貫通する際に頭蓋骨の大部分を吹き飛ばした。
遠目に、肉片と脳漿が飛び散るのが見える。あっという間に床の上はドロドロとした固体とも液体ともつかぬ物体で覆われた。

「数が増えてきた!マズイな・・・上へ出られるか?武田!どうだ!?」
「大丈夫です!出られます!」
「よし!日高二尉!聞こえるか!」
「こちら日高。聞こえる。外は完全に『敵』に取り囲まれた。上空からの銃撃だけでは押さえきれん!」
「中にもかなり進入された!今から屋根に上がる!引き上げの準備をしてくれ!」
「了解。ロープを下ろす。ウィンチはついていないから、自力で上がるしかないぞ!?」
「それは大丈夫だ!火炎放射器を手に入れた。それだけは引き上げてくれ。」
「わかった!早く上がれ!」
橋本は通信を終えると倉庫内に次々に進入してくる「敵」を見やった。
すでに、その数は30はいる。倒しても倒してもキリがない・・・
階段は傾斜がきつく、幅はおよそ1m。
上ろうとする者に対しては、上から狙い撃ちにすれば一人でも「敵」の進行を容易に防げる。橋本はそう考えた。

475 :まこしろ:2005/09/27(火) 17:34:47 ID:k2RNLiPM0
「武田、先に出て、火炎放射器を引き上げろ。終わったら、三人は先に上がれ。貴様たちが上ってから俺は行く。」
「二尉は・・・?」
「俺はここで『奴ら』を食い止める!ここなら上から狙い撃ちで大丈夫だ。心配するな!」
「二尉、自分が残ります!二尉は先に行ってください!まだ、自分の銃は弾がたっぷりあります!」
今村は橋本のミニミにちらりと目をやって言った。
「大丈夫か?第一種はいないようだが、気を抜くな。安全距離で射撃をしろ。」
「わかっています。任せてください!どうぞ、行ってください!」
「よし!任せたぞ!これを付けろ。連絡をする。」
橋本はインカムを今村に渡した。
「了解しました!バッチリっすよ!」
部下の中で一番若い、今村らしい笑顔を見せると、階段の方へ向かった。
橋本はその後ろ姿を頼もしげに見送ると、再び、倉庫内を見渡した。
すでに倉庫の内部は「敵」で溢れかえっている。
二階近くまで積み上げられた物資も、この状態では手に入れることは不可能である。
しかし、今は全員の安全を確保することが最優先である。そう橋本は思った。
極めて危険な状況ではあるが、全員が無事に帰還できると信じて疑っていなかったのだった・・・

476 :まこしろ:2005/09/27(火) 17:47:04 ID:k2RNLiPM0
久しぶりに投下です。

>>くだんさん
保管所の更新、乙かれさまです!

>>foolさん
今までと違う作風で驚きました。こんなタイプも書けるんですね。
語り口調は好きなんだよなあ。

>>モノクロさん
スレ立ち上げで終わっちゃうんですか?
レスに従って主人公が行動していく参加型小説になったらオモロイなあ(w

>>ぬかみそさん
メンテナンスフリー!!にワラタ

>>kuzhさん
漏れ的にツボです。foolさんといい、老年さんといい、ゴミ文さんといい、
こういう文が書けるといいなあ。読んでて楽しいです!

>>458-460
プレデターネタ!以前の蒟蒻大王さんを思い出します!GJ!

>>クロさん
シリアス系!キタ――――!
ハイペースでのうp、見習わなくちゃ・・・orz


477 :本当にあった怖い名無し:2005/09/27(火) 20:01:25 ID:NZ1MOItW0
【ZONBIE】ゾンビから生き残るスレ
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1127818529/1n-

宣伝スマン

478 :本当にあった怖い名無し:2005/09/27(火) 21:59:18 ID:4Jw7EH1b0
>>471-476
まこしろさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

479 :本当にあった怖い名無し:2005/09/27(火) 22:17:39 ID:2D7nGeyI0
>>471-476
まこしろさんオツ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


480 :本当にあった怖い名無し:2005/09/28(水) 03:51:38 ID:sWwmow6b0
>>292-297
おもしろいっす


481 :サナトリウム:2005/09/28(水) 05:36:44 ID:4suWeT8+0
「悪い子は地下の第9棟に連れていっちゃうぞぉ!」
ソレが看護婦さんたちが僕たちを脅かす最高のお説教。
レントゲン検査で近くを通るときに少しだけ見える狭い通路。そこをもう一度
曲がって突き当たりのドアを開けると地下への階段があって、そこにはこの病院
で死んでしまった幽霊がたくさん住んでいるのだと、看護婦さんはいつも言う。
でも今は、この薄暗い病錬よりもボクは看護婦さんの方が怖かった。
最初におかしいと思ったのは1週間前、いつもの採血の時間。
「今日はちょっと長めにお注射するわね」と看護婦さんが言った。
あまり上手くない看護婦さんだったのでボクはとても嫌な気持ちになったけど、
しょうがない事と思っていたし、隣のベットのノボルくんに笑われたくないので
ガマンしていた。
「今日はうつぶせに寝ていてね、手はコッチに向けて」
と看護婦さんが、いつもとはかなり違うやり方で注射を始めた。
「もう一回打つからじっとしててね・・・ゴキュズルッ・・・」5回以上注射を
されるのは初めてだったので、ボクはとても辛かった。
「看護婦さんまだぁ!」いいかげん痛くなって嫌だったボクは、看護婦さんの方を
振り向いて、驚きのあまり「ウワァアァッ!」と悲鳴を上げてしまった。
看護婦さんは注射器の中にある僕の血をペチャペチャと舐めていて、ボクの血が
こびりついた注射器が4本看護婦さんの足元に転がっていた。
「じっとしていない悪い子は第9棟につれてくぞぉおおお」
口の周りを真っ赤にして看護婦さんが言った。その後ろに見えるベットでは看護婦
さんに馬乗りされたノボルくんが目を丸くして震えているのが見えた。

482 :サナトリウム:2005/09/28(水) 05:39:29 ID:4suWeT8+0
両手を押さえられたノボルくんの首から点滴用の一番太い針が刺さっていて、その管は
ノボル君に乗りかかっている看護婦さんの口に繋がっている。
「ウーッウーッ!」と呻いているノボルくんの血を看護婦さんが点滴用の管をストロー
にして美味しそうに吸っていた。
呻くノボルくんの口にはタオルが詰め込まれていて苦しそうにしている。
「何やってんだキミタチ!」
二人の看護婦さんは、ベットのカーテンの中で二人が何をしているか気付いた昌子ちゃん
のお母さんが呼んだ先生たちに取り押さえられた。
ノボルくんは次の日ベットに帰ってきたけれど何にも喋らないようになってしまっていた。
先生がお母さんに凄く謝っていた。二人の看護婦さんはもう病院にはいなくなったとお母
さんが話してくれた。でもそれから何日かして、病院中の人があの看護婦さんたちみたい
になってしまった。
ボクはネフローゼですぐ疲れてしまう。でもそんなことはもう言っていられない。
「大丈夫かタカシ!」
「うん、」
「こっからはベランダから窓枠に移るしかないな」
「そうだね」
僕とノボルくんは大人が通れないような場所を伝って逃げている。

483 :サナトリウム:2005/09/28(水) 05:42:12 ID:4suWeT8+0
僕たちが行こうとしているのは、地下にあると言われている第9錬、1階の地下入り口
から地下1階に階段で降りて、秘密のドアを開けてさらに進むと第9錬への階段があると
言われている。でもそれを本気で信じている子供は少ない。少なかった。
でも、病院の中が大変なことになった時、僕たちは感染していない子供は第9錬へ逃げて
ください、と言う放送を聴いた。
どうして子供だけなのか分からなかったけれど、とにかく逃げ出さないと殺されてしまって
いたと思う。部屋にいた皆みたいに。
僕たちの部屋は6人部屋だったけど、逃げ出せたのは3人だけ。
沢山の人が部屋に入ってきたのは今日の朝、看護婦さんとセンセイだけじゃなかったので、
僕たちはとても不思議に思った。警備員さんや事務の叔母さんや入院している患者のおじさん
なんかもいた。そのうち何人かについて、僕は見覚えがあった。
実はチョット前から、病院ではヘンな人がいたのを僕は知っている。
ボーッとして仕事中に怒られていたり、食堂で何時間も御飯を食べていたり、夜中に廊下
をウロウロしたりして何度も注意されているのに、またウーウーと変な声を出しながら
歩いていたりする変な人が、最近増えていたからだ。
今朝部屋に入ってきたのはそういう人たちだった。

484 :サナトリウム:2005/09/28(水) 05:45:34 ID:4suWeT8+0
部屋から逃げられたのは3人。僕とノボルくんは一緒にベランダに出て、窓枠や鉄格子を
ジャングルジムみたいに使って病院の壁を伝いながら、隣の病錬まで逃げた。
京子ちゃんが入ってきた人たちを上手くすり抜けて入り口から逃げ出したのを僕は見ている
けれど、後は皆も皆のお母さんもダメだったと思う。
僕とノボルくんのお母さんは昨日から部屋にいなかったから、きっと今でも大丈夫だと思う。
でも僕もノボルくんもお母さんの話は昨日から一度もしていない。
逃げるので精一杯だし、何となく話したくなかった。
「あの放送・・・・子供の声だったよな」
「うん、学校の放送みたいだった、給食開始とかの・・・・」
ボクたちは大人が通れない小窓や外せる格子などを使った子供たち専用の通路を使って第9病錬
の入り口に向かいながらイロイロと話をする。そうしないと泣きそうになるのを、押さえられな
かったし、ノボルくんもきっとそうに違いない。
「この部屋、窓の鍵が開いてるぞ!」
先に進むノボルくんが小さな部屋の窓を開けた。
「誰かセンセイの部屋かな?」
一足先に部屋に入ったノボルくんは、急い部屋のドアに向かって鍵を閉めた。
「これで大丈夫だ、しばらくココで休もう」
「うん!」
僕はノボルくんと窓の外を眺めながら相談した。
「病院の外はムリかなあ?」
「ダメだと思うぜ。見ろよアレ、随分増えたよ、外にいる人はもうみんなゾンビさ」
昨日までは病院の中にも外にもけっこう普通の人がいた。
でも今はもう、中も外もゾンビだらけになっている。

485 :サナトリウム:2005/09/28(水) 05:48:16 ID:4suWeT8+0
病院の外に逃げるより、放送の女の子の言うとおりに地下に逃げた方が良いと
僕も思っているし、ノボルクンもそうに違いない。
「もうちょっとだぞタカシ、あそこ見えるだろ、あの廊下の鉄格子、3本とも
外れるんだぜ、そしたら窓を開けて直接地下1階の階段前まで行けるんだ!」
「知らなかった、そうなんだ!」
「あの窓は廊下の足元に光とか空気を取り入れる換気窓とか言う奴だから、
開けて俺たちがくぐった後でも、ゾンビは追ってこられないぜ、大丈夫だ!」
「でも地面に降りた時、ゾンビが寄って来て捕まったら大変だね」
「そうだな、だから出来るだけ近くまでこの2階の壁を伝って、真下になって
から降りれば大丈夫だと思うんだ」
「でも窓のカギが閉まってたらどうしよう・・・・」
「バカだな、ガラスなんか割っちゃえば良いんだよ、もうそんなことで怒る人
なんかここにはいないんだからさ!」
「そうか、そうだね!」
ぼくはノボルくんの意見に賛成した。
「ん、誰だあれ?あっ京子ちゃんじゃないかアレ?」
ノボルくんはそう言ってさっきまで僕たちが伝っていた壁の3階部分を指差した。
ソレは窓から顔を出して、壁側に顔を向けなければ見えないモノだった。
ノボルくんはソレを音で見つけたようだった。
「京子ちゃん?京子ちゃんだろ?」
僕たちが壁伝いに入った部屋の右端には、屋根に溜まった雨水を下に送る太いパイプが
ストンと地面まで通っていた。京子ちゃんはそれを伝って僕たちのいる部屋に向かっているようだった。
「ヤバイ、タカシそっち側の窓を閉めろ!」

486 :サナトリウム:2005/09/28(水) 05:49:55 ID:4suWeT8+0
「何言ってるのノボルくん?」
「ばか、早く閉めろ!ダメだ!京子ちゃんはダメだ!」
タカシくんは呆然とする僕を押しのけて、僕の側の窓も閉め、カギをかけた。
「どうして?ノボルくん?」
「ゾンビだ!京子ちゃんはゾンビだ!」
「本当?」
「体の色がヘンだった・・・・目つきも変だし、俺の声にもニタニタ笑うだけで
何にも返事しないし、大きく口を開けてヨダレたらしてた・・・・」
「子供もゾンビになるの・・・・?」
僕の疑問はスグに解消された。
パイプを伝って降りてきた京子ちゃんが窓の外に現れたからだ。
京子ちゃんは両足と左手で排水用のパイプにしがみ付きながら、右手で窓をバンバンと
叩き始めた。「キイキキ」とか「キャー」とか叫びながら窓を叩く京子ちゃんの身体は
ところどころ緑色や青いあざの様なものでまだら模様になっていて気持ち悪かった。
白目も真っ赤で口からはノボルくんの言うとおり、長いよだれを垂らしていた。
「ギャーッ!」と叫びながらガラスを叩く京子ちゃんの形相に、僕は怯えて立ちすくん
でしまっていた。普段あんまり話した事は無かったけど、京子ちゃんは大人しくて聞き
分けの良い、優しい女の子だったからだ。
「タカシ、なにボーっとしてるんだ!」
ノボルくんはそう言うと、僕に1メートルくらいある大きなプラスチックのものさしを
手渡した。ノボルくんはモップを手に持っている。
ガシャン!という音がして窓ガラスが割れ、右手を血まみれにした京子ちゃんが部屋に
入ろうとしているのみて、僕たちは決心しなければいけなかった。
「タカシ!可哀想だけど、下に落とすぞ!」
「うん!」

487 :本当にあった怖い名無し:2005/09/28(水) 09:11:28 ID:K3k+H4Sg0
>>481-486
早朝から乙です、次も期待して待ってます!!

488 :本当にあった怖い名無し:2005/09/28(水) 11:04:30 ID:aPD4BluU0
再放送?

489 :本当にあった怖い名無し:2005/09/28(水) 12:02:08 ID:kBklYA1Z0
サナトリウムさんもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
お昼食べながら読ませていただきますねw

ところで
和歌山の連続発砲事件に使われた、車の所有者が判明したらしいですね…
犯人もそうだけど使われた凶器が気になる
強化ガスガンって話しもあるから困るw

490 :サナトリウム:2005/09/28(水) 13:11:24 ID:4suWeT8+0
二つの窓はそれぞれ2枚のガラスが貼ってあって、真ん中に鉄の骨が通っているから、
ガラスが割れても窓を開けなければ子供でも中には入れない、京子ちゃんは左手で
割れたガラス窓の端を掴んでからだろ支え、右手でカギを開けようとしていた。
僕は京子ちゃんのからファをものさしで押した。
「ギャアッ」と言って京子ちゃんは窓から落ちそうになったけれど、カギを開けよう
としていた右手で僕の持っていたものさしを掴んだ。
ものさしごと窓際に引き寄せられた僕の上着の袖を、今度は京子ちゃんの左腕が掴んでいた。
僕にものさしで押された京子ちゃんの身体はもう窓枠からも離れていて、僕の上着の右袖に
ぶら下がっている形になっていた。
女の子とは思えない力で僕の左腕を袖の上から握る京子ちゃんは、さらに右手でも僕の袖を掴んで来た。
「このっ!このっ!」
ノボルくんが僕にぶら下がる京子ちゃんの顔をモップの柄で何度も突いた。
「ギャァ!ギャアア!」と叫ぶ京子ちゃんの口の中に、ノボルくんが突き出したモップの柄が刺さった。
同時に、僕の上着の袖を握る京子ちゃんの手が離れた。
ドサッと言う音がして「ギギャアッ」と京子ちゃんが叩きつけられた地面で呻いた。
しばらくのた打ち回って痙攣しながらも、京子ちゃんは立ち上がろうとしていた。けれど、ソレは出来なかった。
京子ちゃんの右足は折れて逆に曲がっていたし、右手は肘から先が取れていた。
「危なかったなタカシ・・・・・」
「ノボルくんありがとう!」
「なあに気にスンっアアッ!」
並んで窓から下を覗き込んでいた格好の視界から、ノボル君が突然姿を消した。
「ああっ!」
後ろを振り向いた僕は悲鳴をあげた。

491 :サナトリウム:2005/09/28(水) 14:13:48 ID:4suWeT8+0
そこには血まみれの看護婦さんが立っていた。右手でノボルくんの襟首をつまみ上げ、
左手にはたくさんのカギをジャラジャラと束ねたものをぶら下げて持っている。
「コンナトコロで遊んでチャだめじゃない、ヘヤに帰りましょう・・・」
そういいながら看護婦さんが大きく開けた口を、抱き上げたノボルくんの顔に近づけた。
そこから何が起こったのか、僕は覚えていない。
気が付くと僕は地面にペタリと座り込んでいた。
多分僕はガラスの割れた窓のカギを外して開け、京子ちゃんが降りてきたパイプを使って
下に下りたのだと思う。
「ノボルくんっ!」
僕は二人がいた2階の部屋を見上げた。そこには・・・・ちぎれたノボルくんの右手をかじり
ながら僕を見下ろしている看護婦さんがいた。
僕は僕を助けてくれたノボルくんを見捨てて下まで逃げてきたのだ。
ものさしで一緒になって戦えば助けられたかも知れないノボルくんを見捨てて自分だけ逃げて
しまったんだ。自bんはノボルくんに助けてもらったのに、僕は逃げたんだ。
「ギギャアア・・・」
さっき落とした京子ちゃんが僕に向かって這って近づいてきた。
大きく開けた口からは、血が混ざって真っ赤になったよだれが垂れていたけれど、
前歯はほとんど無かった。ノボルくんが僕を助けてくれたときに折れたからだ。
「うわああっ!」と悲鳴を上げて、僕はノボルくんが言っていた廊下の窓に走り寄った。
「これが外れるんだよね!」
独り言を言いながら僕は換気用の窓の格子を外そうとした。
ノボルくんの言ったとおり、鉄の棒はちょっと捻れば前に外れた。
「ターカーシークーゥーンー」
看護婦さんがパイプを伝って下に下りようとしていた。口から下はノボルくんの血で
真っ赤になっていて、その恐ろしさに僕は立ちすくんでしまった。

492 :サナトリウム:2005/09/28(水) 14:18:00 ID:4suWeT8+0
「ギャアアガアッ!」
その時、僕の右足を京子ちゃんの左手が掴んだ。そして、歯の無くなった口で僕の靴に
京子ちゃんは噛み付いてきた。「うわあっ!やめろーっ!」
僕はさっき窓枠から外した鉄格子の棒で京子ちゃんを夢中で叩いた。
京子ちゃんの肩や頭に鉄の棒が当たる度、ズブッとかゴニュッとか嫌な感触がしたけど
僕は夢中で京子ちゃんを殴った。頭だけでも10回以上殴ったと思う。
何度も殴るうちに棒で叩いた瞬間の感触が柔らかいものに変わって、僕の足に捕まって
靴を噛んでいた京子ちゃんの力は弱くなっていった。
「グブブ・・・ゴブッ・・・」と言いながら血を吐いて京子ちゃんは倒れ込み、僕は
ズボンを握って離れない京子ちゃんの手を外した。2階の方を見上げると看護婦さんは
もう半分くらい降りてきていた。
「ターカーシーくぅーん!」
「早く、早く中に入らなきゃ!」
僕は急いで鉄格子を外し始めた。真ん中の4本が外れたので、窓ガラスを試しに開けて
見ると、運の良いことにカギがかかっていなかった。僕は窓をスライドさせて開けると、
這うようなカッコウで窓から中に入った。
子供でもやっと通れるような狭い窓だったけれど、もしも看護婦さんが後から入って
くるとイヤだったので、窓を閉めてカギをかけた。
中に入ると、そこは電気の消えた暗い通路だった。手前は1階のロビーに繋がるドアが
あってこちらからカギがかけてある。そのドアを、突然誰かがドンドンと叩いた。
「タカシくぅん!」
ノボルくんを捕まえた看護婦さんが ドアの向こうからボクに声をかけてきた。

493 :サナトリウム:2005/09/28(水) 14:22:59 ID:4suWeT8+0
「タカシくんこの鍵をあけてぇ!」
「イヤダ!」ボクは叫んだ。すると看護婦さんは怖い声になって
「あけろぉっアケロォォォー!」と叫んだ。
鍵のかかっている事を確認したボクは、そのまま奥に逃げた。
その時「パンパン!」と言う大きな音がして、看護婦さんの「ウゴォ!」と言う
叫び声がドアの向こうから聞こえた。
「カチャカチャ」という音がして、ドアの鍵が開いてしまった。怖くなったボクは
走って通路の奥に逃げたけれど、一本道の細い通路は,2回曲がった所で、鍵のかかった
ドアで行き止まりになっていた。
「コツコツコツ」と言う足音が近づいて来て、怖くなったボクはとうとう泣き出してしまった。
「うん、人間か?」
眩しいライトに照らされてうずくまっていた僕に、男の人のヘンな声がかけられた。

494 :本当にあった怖い名無し:2005/09/28(水) 16:00:42 ID:7xKhxRbf0
   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (丶´B`)< 体がかゆい
  (ミ  彡)  \_______
  .‖ ̄‖
  (__)_)
   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (丶´B`)< あいつを食ってやった・・・
  ∠ミ 彡L  \_______
   .≫ ̄≫
   )m  )m
   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (丶。B゚)< かゆい・うま・・・・・・
  ∠ミ 彡L  \_______
   .≫ ̄≪
   )m  m(


495 :本当にあった怖い名無し:2005/09/28(水) 22:28:07 ID:6PAtrkvjO
サナトリウムさん、乙!
面白い!

496 :本当にあった怖い名無し:2005/09/29(木) 00:19:14 ID:t94a8eQI0
いいんだけどスケールが大きいから投稿間隔があくときついっす。

497 :ゾンビVSプレデター 第4話『日常』:2005/09/29(木) 05:56:57 ID:Wvuvz0Lo0
「もう・・・朝か・・・。」
ダニエルはゆっくりと空を仰ぐ。
ビルの屋上に備え付けられている看板達は照らし出された太陽の光を反射し2人の人間を照らした。
「ん〜・・・ダニー?」
「おはよう、姉さん。」
ダニエルは大きく伸びをすると、屋上の隅に積み上げられたダンボールの山から缶詰とジャムを取り出した。
「はぁ、たまには新鮮なものが食べたいわ。」
ダニエルの姉、メイは乾パンにジャムを塗りながらつぶやく。
「じゃぁ、今日は買出しにいこうか?」
「もう、アノ日から何日たってると思うのよ・・・新鮮野菜はもう自家栽培するしかないでしょ。」
「あはは、それもそうだね。」
ダニエルが屋上のフェンスから身を乗り出す、眼下に見えるのは道という道に見える影、影、影。
「い〜〜〜やゃぁぁっほぉぉ〜〜〜!!!! グッモーーーーーニーーーーーン!!! ファッッッカーどもー!!!」
ダニエルがありったけの声を張り上げて叫ぶ。
地上のいくつもの青黒い顔が一斉に屋上を見上げ、手を伸ばす。
「さて、親愛なる我らが兄弟に挨拶もしたし、今日も1日がんばろう!」
親指を立ててにこやかに微笑む弟、メイはそんな弟を見てクスリと笑うのだった。
また、いつもと変わらない日が始まる。
姉弟力を合わせてなんとかここまでやってきたんだ、だから今日も明日も乗り越えられる。
メイはたくましい弟の笑顔を見ながら、そう思った。




間もなくその日常が壊れるとも知らずに。

498 :ゾンビVSプレデター 第5話『戦士』:2005/09/29(木) 06:18:21 ID:Wvuvz0Lo0
アルファ班は焦っていた、すでに2日も経過しているというのに人間は見つからない。
「ベリル、どうだ? 何か見えたか??」
「ダメね・・・真っ青な影が大量にあるだけよ。」
ベリルがため息をつくと動作センサーをはずした。
「ちっ、このままじゃあいつらに先を越されちまうぜ。」
2人の背後の空間がスウッと歪むとジャリアが現れた。
「ジャリア、そっちはどうだった?」
ジャリアはふるふると首を振った、ガルガは近くにあった壁に拳を叩き付けた。
「チクショウが・・・あのクソ野郎だけにゃ負けたくねぇのによ。」
その言葉にベリルはうつむいた、ジャリアはそんな2人の態度がわからず怪訝な顔をする。
「一体、何があったんです?」
ドン!
突如、3人の背後から物音がした。
「よう・・・元気だったかい、お二人さん。」
現れたのは猛獣の仮面を付け、黒い鎧を纏った1体のプレデター。
「サーファン・・・。」
ベリルが悲痛な顔をすると同時にガルガがサーファンに飛びついた。
殴りかかろうと振り上げられた腕をサーファンは軽く受け流す、そしてガルガをいとも簡単に投げ飛ばした。
「貴様!!! よくもぬけぬけと俺らの前に顔が出せたな!!」
「いいじゃないか感動の仲間同士の再会だっていうのに、冷たいな・・・昔はよく3人でバカなことして遊んだじゃないか。
 あ・・・いや、4人だったっけな。」」
その言葉を聴いた瞬間、ベリルとガルガの顔が怒りで歪んだ。
ヤバイ、このままでは試験どころじゃなくなる・・・ジャリアは3人の間に入って仲裁しようとしたその瞬間。
ビル群に大きな声がこだました。

「い〜〜〜やゃぁぁっほぉぉ〜〜〜!!!! グッモーーーーーニーーーーーン!!! ファッッッカーどもー!!!」


499 :本当にあった怖い名無し:2005/09/29(木) 06:43:04 ID:Onq3mwHq0
>>496
昔、投稿小説とか載せたSF小説誌みたいのを読んだが
連載を追っていくのはきつかったw

まぁ1ヶ月に1回でもここに書いてもらえるのは嬉しい
最後まで書いてくれるとさらに嬉しいw

500 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:10:17 ID:/GU8tgDU0
輸入禁止となって税関を通らなくなった大量の高圧ガス缶。R22よりも強力な、
今や非合法のシロモノだ。しかしソレでさえオレにとってはパワーソースとしてはサブに過ぎない。
オレのメインのパワーソースは、自作の窒素混合ガスだからだ。これは常時100気圧以上の圧力を、
俺のカスタムガスガンに送り込んでくれる。勿論コレだけの気圧を開放するには無圧バルブと強化
ハンマースプリングが絶対に必要だ。ガスによる各部パッキンの腐食を防ぐ為、当然全てのパッキン
はシリコン性のモノに交換してある。入手が容易な時期に大量にコレらを買い占めておいて良かった。
このガスガンはカート式の単発撃ちだったが、バレルからカート部分までを一体化させる削り出しの
バレルシステムと、銃口上に長く配置した60連のケースレスチャンバーキットで、即射性能を飛躍的に
上げている。簡単に言えば、引き金を引くだけで、この8mmのスチールボールを60発、次々と打ち出せるのだ。
グリップ内のガスタンクとガスルートも、一体型のスチール削り出しだ。
コレだけで3万5千円もかかったが、これでこの銃はガスの通る全ての場所が150気圧に耐えられる構造になっている。
 オレは木製のカスタムストックに頬をつけ、20メートル先のゾンビを 覗き込んだ。
「パアァン!」と大きな音がして、18インチのバレルから 8mmのスチールボールが勢い良く飛び出す。
弾はゾンビの頭を貫通した。後ろにあった車のサイドガラスが割れたのでソレが解った。
ゾンビは少し歩いてバタリと倒れた。もうコレで60体以上やったと思う。
「イヤーいい時代に生まれたなぁー・・・こんな体験が出来るとは思わなかったよ」
 オレは背中合わせにゾンビを撃っている中村にそういった。
「全くだぜ窪田ぁ!」そういって中村はにっこり笑った。
「オモチャとは思えない威力だよな、実際使ってみてビックリだ!」
オレの言葉に中村はうなずいた。

501 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:13:02 ID:/GU8tgDU0
「人間なんて絶対撃てないと思っていたモンナ、一時はこのパーツ全部合法品だったん
だから、警察の目なんて節穴だよな!」
「もうこの辺には1匹もいないな!」
俺達二人は周辺にいたあらかたのゾンビを撃ち殺していた。殺すと言うのは、正確では
無いかもしれないが、動き出すゾンビはこの辺りにはもうあまりいなかった。
「燃やしたのも入れたら、昨日だけで500以上やったもんな、でもまだ意識のあるヤツ
なんかは、逃げ出していたから、まだまだいるはずだぜ!」
中村のやる気満々の声はオレの気分を心地よく高揚させた。
まるでいつものサバイバルゲームの延長みたいな感じだ。
「な、何だアイツは・・・・?」中村が背中越しに驚嘆の声を上げた。
完全な視界を得る為に、お互いのバックをカバーし合わなければいけなかったにも
かかわらず、俺は付近にもうゾンビもいなくなったこともあり、セオリーから逸脱
した行為とは知りながら、中村の口頭による説明を聞く前に中村の視線の先であろう
自分の後方に首を向け、一瞬息を呑んだ。
「何だ?アレは?」オレも中村同様の叫び声をあげた。
視線の先約20メートルの位置には奇妙な女がいたからだ。
白いワンピースを着た髪の長い女、ソレはこちらにゆっくりと歩み寄って来ていた。
その身長が並ではなかった。目測で3メートル近い身長という異常なもの。
「止まれ!止まらないと射殺するぞ!」俺たちは女に威嚇射撃をしたが、その瞬間、
オレは立ちくらみがして、一瞬視界がぼやけてしまった。
目をこすり、再び女の方に視線をやると、そこには巨人女の姿は無かった。

502 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:15:29 ID:/GU8tgDU0
「何だ、どこに行ったんだあの女!」中村が叫ぶ。
「見ていなかったのか?」オレは中村に質問した、中村は首を振る素振り。
「何か目がクラっとして・・・・目をこすって見たらもういなくなってた!」
「オレも同じだ・・・幻覚か?」どういうことか判断が付かない。
「じゃあアレはなんだろうな?」中村が女のいた場所を指差した。
巨人女の立っていた場所に、160センチくらいの女の子が立っていた。
「誰だ!それ以上近づくな!」オレはまた威嚇射撃をする、女の子の右上にあった木の枝を、
オレの弾丸が打ち抜いて折った。折れた枝は女の子の足元に落ち、巨人同様ゆっくりと歩み寄って
いた女の子は、それを停止線とするようにピタリと足を止めた。「ワタシ・・・由紀子・・・・」
15メートル先の、か細い声だったが、オレにはその声がはっきり聞こえた。
「なんだ人間か・・・ヤベェヤベェ撃つトコだったぜ」
中村がそう言いながら銃を降ろした。女の子を怖がらせるのはオレも趣味じゃない、
同様に銃を降ろしたオレは、女の子が手に持った物が何であるかを見て驚いた。
 女の子が手に提げるように持っていたのはボウガンだった。
それをゆっくりと構える女の子は間違いなくコッチを狙っていたが、よく見ると、
ボウガンに矢はつがえられていなかった。
「ゴ・・・・ガァッ・・・」奇妙なうめき声を出した中村の方に、オレは目をやった。
大きく開いた中村の口にボウガンの矢が刺さっていた。
中村を串刺しにした矢は、後ろの松の木に深々と刺さっている。
「な、中村ぁ・・・あっ!」
松の木に打ち付けられた中村、その額に、ボウガンの矢がさらに刺さった。
中村の額を貫通したボウガンの矢の先は、今度も松の幹に鏃が飲み込まれている。
オレは振り向いて由紀子と名乗った女の子を凝視した。

503 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:20:43 ID:/GU8tgDU0
素早すぎる!打ち込むのも矢を番えるのも、そして恐ろしく正確なグルーピングも、素人技じゃない!
「オアアァッ!」オレはダッシュで逃げ出した。腰を低くして、遮蔽物に隠れながら、
出来るだけ素早く走る。「ビュンッ!」という音がオレの頬を掠めた。
「ボウガン魔だ!ありゃ伝説のボウガン魔だぞ!」オレは夢中で走って逃げた。
「落ち着け、ボウガンの矢は無限にあるわけじゃない、オレにはまだ一万発以上の弾があるじゃないか、
 逃げ切る為に考えるんだ!」
 ひっきりなしにオレの周辺を掠め飛んできたボウガンの矢は、もう5分ほど飛んでこなくなっていた。
オレを見失ったのか、矢が尽きたのか、どちらにしても反撃の時間を稼ぐ、貴重な時間を得たのだとオレ
は少し安堵した。 だがそんな安堵も、パリッ!と言う小さな破裂音で完全に消え去った。
走る俺の右前にあった団地の窓ガラスに小さな穴が開いたからだ。
極限まで強化したガスガンから発射された金属製のBB弾が、団地の住居程度に
使われているガラスに当たれば、ガラスは割れることなく小さな穴が開く。
「パリッパリッ!」ガラスに穿たれる小さな穴は、徐々にオレの頭に近づいている。
 取り返しの付かない失敗をしてしまった。そして、何という恐ろしいヤツにオレは
追われているのだろうか。「発射音がしない!」 信じられない事態だった。錯乱した
オレにもあの女の子が中村のガスガンを使って俺を狙撃している事はすぐに理解できる。
しかしその発射音がオレには聞こえなかった。正確に言えば3発目の発射音は「パズッ」
と聞こえていた。判断が遅れたのだ。
「中村のリュックからサイレンサーを取り出して装着している?なんであんな女の子がそんなに装備に詳しいんだ?」

504 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:25:28 ID:/GU8tgDU0
電動ガン中心のゲームでもガスガンでのスナイパーに徹する中村は、装備に必ず自作のカスタムサイレンサーを入れていた。
市販のサイレンサーの中身を取り出し消音用の穴をさらに数十個は開け、入っていた消音剤を抜いてその2倍近い量の
スチールウールを詰め込んだ特製サイレンサーの消音効果は、ゲームでも絶大だった。
 電動ガン特有の機械音も無く超高性能なサイレンサーを取り付けた中村のガスガンの銃声は、風の音にまぎれて
発射された場合、殆ど無音に近い状態であった。スチール弾が空気を切り裂く「ビュウッ!」と言う音と着弾した
物体との衝突音のみがその存在を教える。
ソレが自分に向けられる、それも殺傷能力のあるパワーで。
「まずい、まずいぞ!」オレは団地の中を出来るだけ不規則なルート取りで逃げ回った。
日本有数の規模を誇るこの団地は、数キロに渡って規則正しく5階建ての団地建物が並んでいる。何時までも同じ
ような田の字型の十字路をオレは最も生還率の高い道を選び、夢中で走った。
 弾は時折オレの身体を掠めたが、気のせいか5分以上前にオレを追い立てていたような正確さのある弾道では無くなっていた。
そしてもう一つ気になる事があった。団地のベランダや窓から、無数のゾンビが顔を出していたのだ。
「おかしいぞ、まだあんなにいたのか?」オレは少なからず驚いた。
55号棟と56号棟の間を抜け、十字路に差し掛かかると、左右と前の選択肢は左右にまで絞られていた。
前方の道は65号棟とその一つ先の66号棟の各階段からあふれ出す50体以上のゾンビで溢れている。
左右は上りと下り、オレは右の下り坂を選択した。
次の十字路では、さらに選択が無くなった。右と前方からウヨウヨとゾンビが這い出していたからだ。

505 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:29:34 ID:/GU8tgDU0
いつもならば、中村と二人で1時間もあれば始末できる数だったが追跡者がいる今、オレにはゾンビを始末している余裕は無い。
「おかしい?家に篭ってた奴等が一斉に出てきたのか?」
無数のゾンビがオレを追いかけていた。大概はノロノロとしたヤツだったが、中には小走り程度の奴もいる。
しかし、オレにとって真の恐怖はこれほどの数のゾンビが、一つの目標に対し行動している事だった。
こんなことは今までにない。不測の事態だ。
「間違いない、全部がオレを追いかけている!何故?」
ヤツらの目的はオレを食う事だ、そんなことは解っている。問題は何故こんなに組織的な行動を連中が
取れるかということだ。オレは間違いなくゾンビに追い込まれている。
十字路をどちらに曲がるかと言う選択肢が遂に尽きた。86号棟と87号棟の間を走るオレの後ろには
無数のゾンビが迫っていた。そこへ、前からも大量のゾンビが現れたからだ。
 唯一安全な選択は、右側の87号棟のベランダ伝いに上に登る事だ。
「各部屋に4・5匹のゾンビがいたところで撃ち殺すまでだ、出来る!」と思った時。
「バスッ!」と言う布を裂く音と共に、オレの右のふくらはぎに激痛がはしった。
「・・・まだ・・・矢も残ってたのかよ・・・」
選択肢は生存確率を大幅に引き下げた上、一つしか残されていなかった。
「この階段か・・・ドアが全部閉まってたらお終いだな・・・」
右足を貫いた矢を抜く時間は無かった。ベランダを登る能力を失ったオレは、左の86号棟、しかも目の前
にある階段を登るしかなかった。前後に迫るゾンビはもう20メートル以下の距離まで迫っていたからだ。
1階から3階までのドアは鍵がかかっていた。4階に差し掛かると、踊り場に黒焦げの死体があった。
いやゾンビだった。この状態でまだモゾモゾと動いているのがその証拠だ。

506 :本当にあった怖い名無し:2005/09/29(木) 16:32:01 ID:OnIoSiVp0
リアルタイム支援。
この後どうなってしまうんだ(;´Д`)ハァハァ・・・

507 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:34:35 ID:/GU8tgDU0
「・・・・コォ・・・・ウゥ・・」と何か口にしているようにも聞こえた。
邪魔な黒コゲを階段下に蹴り落とした時、ソレが女性器や陰核亀頭の俗称を
繰り返しつぶやいていると気付いたオレは、黒コゲの頭部に5発ほどスチール弾を撃ち込んだ。
 生きていてもくだらない人間だったのだろう。
4階の右側のドアは開いていた。男物の革靴が挟まってドアが少し開いていたのでオレはすがり
つくような気持ちでドアを開けると素早く鍵を閉めた。
玄関はゲロまみれだった。散らばる靴の中に大き目の殺虫剤の缶が転がっていた。
「ああ、なるほど・・・」オレは外の黒コゲの顛末を知った。近くにライターが転がっていたからだ。
 幸い部屋には誰もいなかった。風呂場で右足に刺さった矢を抜いたオレは消毒剤とタオルを拝借して
応急手当をした。水道がまだ生きていたのは幸運だった。
傷も思いの他浅く、皮を破り、肉を少し刺しただけという感じだった。
「気休めだな・・・・オレをなぶり殺しにしたいんだろうな・・・」
追跡者の女の子は、いつでもオレを撃ち殺せたのだと思う。多分その判断は間違っていない。
「・・・・本当だったんだなあの話・・・・」
この団地には25年以上前から「ボウガン魔」という殺人鬼の伝説があった。
いや、実際に殺された人間もいた。その殺人事件は容疑者も見つからないままに時効に
なったが、近所の山の中には、大量のボウガンが刺さった木が見つかって警察が指紋を
照合したら、とっくに死んだ人間の指紋だったとか、保健所から7匹の犬を引き取った
男がいて、次の日に猟師が山の中で奇妙に深く掘られた穴を見つけ、その中に無数の
ボウガンの矢で貫かれた6匹の犬の死体があったなど、色々な逸話があり、何時の頃からか
この街には「ボウガン魔が住んでいる」と言う都市伝説になっていたのだ。
「まさか女の子だとはなぁ・・・」

508 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:39:47 ID:/GU8tgDU0
そんなはずは無い、ボウガン魔は20年以上前からこの団地にいたはずだ、あんな少女であるわけがない。
「カチャリ、キーバタン」
 玄関で響いた不審な音に、オレは銃を手にして飛び起きた。
玄関のドアキーを回す音と、ドアを少し開けてすぐ閉める音がしたようだった。
それは奇妙だった。ドアを人間が入れるほど開けた感じではなかった。ホンのチョット、顔半分が覗き込める
くらい開けてスグ閉めた、そんな感じだった。
 玄関に飛び込んだオレはドアの外を覗き、誰もいないことを確認したが、家の中に誰かが入ってきた形跡は見つからない。
オレが不可思議な事に顔を傾げたその時、郵便受けから女の白い手がズルッと飛び出した。「ウワアアアァッ!」オレは絶叫した。
真っ赤な爪の真っ白い女の手、その大きさは30センチ以上。 おれは白い手に4発発砲した。スチール製のBB弾がその白い手に
吸い込まれるように消えて、女の手は郵便受けから引き抜かれた。 オレは震えながらドア前に冷蔵庫でバリケードを作った。
「鍵が・・・開いてたぞ・・・・」
鍵の音は幻聴ではなかった。ドアの鍵は確かに開いていたからだ。
幸いオレはスグに鍵を閉め、ドアチェーンをかけていた。
 あの白い巨大な手が飛び出す前に鍵を閉めなかったらどうなっていただろう。
「どうすればいいんだ・・・どうすれば!」
 外にはこの部屋の鍵を持っている何かがいる。巨大な化け物も、無数のゾンビもいる。落胆したオレは元の6畳部屋に戻った。
「な・・何だ・・・どういうことだ!」
 オレがさっきまで座っていた6畳部屋の角、その壁に寄り掛るように 女の子がうな垂れて座っている。
「由紀子」と名乗った追跡者の女の子だった。 彼女は虚ろな表情で、ぐったりとしていた。
「どうやってココに入った?」
オレは彼女の額に銃口を突きつけて叫んだ。

509 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:46:20 ID:/GU8tgDU0
彼女は手ぶらで座っている。顔かたちや服装こそ同じだったが、オレを追ってきた人物とは、
どうにも同一ではない印象だ。
「・・・私・・・ずっとココにいたよ・・・お父さんの言うとおりずっとココに座っていたよ・・・・」
目を伏せたまま、誰に語るでもないような、独り言のような口ぶりで彼女はそう言うと、
またうつむいて黙り込んでしまった。
「ウソだ、あの巨人の女と一緒にオレと中村を襲っただろ?オマエ、中村をボウガンで撃ち殺したじゃないか!
 あの巨人女だって、今までそこにいたじゃないか!」
 しかし彼女は、そんなオレの叫び声にも無反応だった。
「ガチャリ」と言う音、続いて「ガチャーン!」とした音、開けようとしたドアが、
ドアチェーンで途中までしか開かなかった音に違いなかった。さらに「ドカァッ」と
バリケードにしていた冷蔵庫が倒れる音がした。
オレは急いで玄関に向かうと、倒れた冷蔵庫越しに、巨大な白い手が、半開きの玄関
ドアから消えていくのが見えた。オレは急いでドアを閉めて鍵をかけた。足場の悪さに
ふと下を見ると、意外なものが玄関に転がっていた。
中村の銃とリュックの装備品一式とスチールボールを満載したBB弾用のクイックローダー
・・・・そしてあろう事かボウガンと大量の矢が置いてあった。
「な・・・なんだよ・・・どういうことだよ・・・・」
「キヒィヒヒッヒヒ」と響く不気味な笑い声にオレが振り向くと、そこには 由紀子と名乗った
女の子が立っていた。その形相は、オレを襲った存在であると確信できるものだった。
「活ける亡者メ!せいぜい苦しんでから地獄へおいでぇ・・ヒヒヒヒ」
目を不自然なまでに見開いた由紀子と名乗る女の子は、そう言うと崩れるように倒れて気絶してしまった。

510 :サナトリウム:2005/09/29(木) 16:51:34 ID:/GU8tgDU0
オレは彼女を抱き上げた。
「オイ、大丈夫か?」
「窓・・・ベランダから・・・見て・・・来て・・・」
「何?窓?見るのか?」
オレは彼女を6畳部屋に運んで寝かせると、 ベランダから外を見た。
団地の周りを、考えられない程多数のゾンビが囲んでいた。
しかもそれらは、1階からベランダ伝いに次々と登ってきている。
もう思考能力の無くなったヤツも、まだある程度知能のあるヤツも一同に介していた。
 玄関ドアを無意味に叩くものもいた。ベランダをよじ登るものも、机や家具を積み上げる
者も、数体で協力して梯子を運んでくるヤツらも、全てが俺のいるこの4階の部屋を目指している。
疑うべくもなく、間違いなくそうだった。
「なるほど・・・・こりゃムリかな?」
オレは自嘲気味な独り言でオチャラケてみたが、スグに何とも言えない怒りが込み上げて、激昂した。
「弾とパワーソースのあるうちは諦めないぜ!かかって来いゾンビども!」
 何千匹道連れに出来るか解らないが、自分の戦略の限りを尽くして戦ってやると、オレはその時決心した。
篭城は比較的楽で有利な戦闘だ、十分な物資と援軍の存在が大前提ではあるが・・・・まぁあのふざけた
亡霊女が驚くほどの人数なら3日で片付けられるはずだ、その後はどうにでもなれだ。
「さぁ始めようぜ!ゾンビども!」
ゲーム開始の声が団地に鳴り響いた。


511 :本当にあった怖い名無し:2005/09/29(木) 18:54:45 ID:/vIX9luq0
>>497-498
乙です!





>>497-498
ZVP毎回面白く読ませていただいてます。続きを楽しみにしてます!

512 :本当にあった怖い名無し:2005/09/29(木) 19:47:56 ID:DpTwT3TRO
サナトリウムさん乙です!
これも以前の修正版なのでしょうか?
ストレートに伝わってくる恐怖に興奮します!

513 :本当にあった怖い名無し:2005/09/30(金) 00:28:49 ID:bGrD2G+7O
サナ。これ前見たが、再放送か?まぁ、なんだ。乙!

514 :本当にあった怖い名無し:2005/09/30(金) 00:47:18 ID:zv3g/RII0
楽しく読めるんだが前に読んでるんで何となく展開がわかってしまう、
でも読むのやめるほど話を覚えてないので読んでしまう、もどかしさw

515 :サナトリウム:2005/09/30(金) 04:37:30 ID:1ftTbatO0
すいません、以前書いたものは誤字と脱字が酷い上に
展開もいい加減で、後先考えていなかったので
色々と直して書き込んでいます。
文章量も倍近くになっていますが、以前読まれた方には
蛇足かもしれません・・・・申し訳ありませんがもう少し
お付き合いいただければ幸いです。

516 :本当にあった怖い名無し:2005/09/30(金) 05:15:57 ID:bGrD2G+7O
サナ。偉そうに言ってスマソです。がんがってくださいませ。
続き期待してます。

517 :本当にあった怖い名無し:2005/09/30(金) 09:51:51 ID:5rVHdNyH0
俺も偉そうに言ってスマソ。
回りくどいが「今後も楽しみにしてる」っていったつもりw

518 :本当にあった怖い名無し:2005/09/30(金) 12:18:57 ID:HiefayL7O
話がよく掴めてない俺だが面白いですねコレ

(´・ω・)つ【GJ】

519 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 00:44:48 ID:mdXoqhzUO
半日もレスがない…
これはもうだめかもわからんね

520 :くだ○氏ね派:2005/10/01(土) 00:45:30 ID:RQAQainFO
なにげによ。ゾンプレおもりしろい!
途中で放棄したり、一ヵ月以上開かないことを祈る。放棄するヤシ。やる気ないなら投稿すんな!
期待して、損する。作品がいいだけに。
おやじ、おまえだよ!間隔なげえよ。と言ってみるテスツ

521 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 01:13:12 ID:Op7vOIim0
>>520
おやじさんって、年度末とか期末は激く忙しい人ではなかったっけ?
営業職かな?

522 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 02:04:47 ID:IZkUy7iUO
私の期待ランキング
一位 ゾンビVSプレデター
続きがすごい気になる。展開もウマイ


二位 サナトリウム
前回から見てたけど、さらに続きが気になる。ベスト

二位 fool
話がウマイ。才能を遺憾なく発揮して頂きたい。


二位 まこしろさん
続きが気になるのはもちろん、リアリティがあって面白い。がんばって!


以下同着ぐらいかな。
生意気いってスマン。


ちなみに、く〇んのは最初は読んでたけど、
途中で飽きてしまった。正直くどかったし、
人格を疑った。

523 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 10:11:16 ID:KqZfabVG0
当たり障りのない、ありきたりの、毒にも薬にもならないコメントですね

524 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 11:05:42 ID:/Bf6/rxmO
>>523
荒れるから少しは口を慎めボケ

525 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 11:30:38 ID:RQAQainFO
同意

526 :まりん:2005/10/01(土) 11:45:24 ID:QpNR1EGeO
9月1日

今日から日記をつける。日記なんて何年ぶりなんだろう。
世界中が狂人だらけになった今、俺はなにもせず、ここでじっとしているしかない。

527 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 14:45:50 ID:MYCv1JRS0
勉強になりそうなので俺も書いて晒しますね
で、これから書くわけですが。ゾンビに関して
住人の方々にとってはどっちがいいですか?

1、バイオ型
脳みそまで腐って食う事しか考えないゾンビ。力は強い。パニックもの
感染初期は喋れるけど、じょじょに退行。かゆ  うま
2、サイレン型
原理は不明。ある程度傷つけると倒れるけど時間経てば復活。不死身。まさにオカルト
しかも生前の事とか覚えていて、友人とか恋人とか家族に会いに来る。
ゾンビってないとつまんないから体は腐りつつ再生。つまり常に血みどろ、蛆も湧いてる。

528 :まりん:2005/10/01(土) 14:59:58 ID:QpNR1EGeO
9月10日

今日はふと思ったことを書く。
皆はあの連中のことをゾンビなどと言うが、本当にそうか…
そもそも人間は脳が停止したとき、<死>と認められる。奴らはどうか、確かに心臓は止まっているし、体は腐り続ける。しかし、脳を攻撃すれば活動は停止する。つまり、彼らはやはり<生きて>いるのではないだろうか。


529 :まりん:2005/10/01(土) 15:03:58 ID:QpNR1EGeO
9月20日

もしかしたらこの辺りの人間は絶滅したのではないだろうかというくらい街は静かだ。
最近は独りがとても辛い。

530 :サナトリウム:2005/10/01(土) 16:03:49 ID:Av9/ta3U0
「タカシくんはどうしてこの場所へ来れたんだい?」
私の質問に少年は自慢げなゼスチャーをして笑った。
「ここに入院している子達の中で教え合った秘密の組織情報さ、大人には絶対教えちゃ
いけない約束なんだ、でもオジサンはボクを助けてくれたから特別に教えてあげるよ」
 こんな会話から案外何かを聞き出せるかもしれない、事実この通路の中に一般人が存在
するとは夢にも思わなかったのも確かだ。
「この先にあるって言われている地下病棟にはね、入院名簿に載ってない子供が入院して
いるんだって、そんな子の一人がこの病院にいる子供たちのボスなんだ」
 思いの他興味深い内容だったので、私は質問した。
「その子の事や組織の事は秘密なのかい?」少年は力強く頷く。
「うん、絶対に秘密さ、お父さんやお母さんにもお父さんにも絶対ナイショ!」
「へえ、でも退院した後に誰かに話しちゃう事なんかないのかな?」
少年の表情が少し陰ったのを私は感じ、少しつらい質問だったかなと案じた。
「・・・僕たち組織のメンバーの子は、退院とか出来ない子が多いんだ。
って言うかメンバーの子で退院した子いないよ、みんな死んじゃった・・・・」
「ゴメンよ、嫌なコト聞いちゃったね」
「いいよ、別に気にして無いよ」
気丈な少年だった、重病を患った子供特有の大人びた態度と死への達観は、健気でもあり哀れでもある。
「病院がこんなことになった時もね、その子が色々と教えてくれたからみんな最初は逃げられたんだ・・・・・」
「へぇ、こんな地下の、そのまた下からどうやって教えてくれたのかな?」
「うん、声が聞こえたんだ、院内放送だったのかな?ウワアアンって感じで響く声だったけどね!」
「大人の人はソレを聴いていなかったのかな?」
「ア!そういえば大人の人は聞こえてなかったのかなぁ?アヤちゃんに言われたとおりに逃げれば捕まらなかった
大人の人が一杯いたよなぁ・・・・アッいけね!」
「その子、アヤちゃんって言うのかい?女の子?」

531 :サナトリウム:2005/10/01(土) 16:20:33 ID:Av9/ta3U0
失言だったらしい、かなり気まずそうな表情になっている。
「・・・・そうだよ・・・・困ったなぁ・・・」
少年の表情は先程にも増して空虚なものになっていた。
「アヤ・・・・亜矢子・・・・」
少年たちの間に認識される存在と「境 亜矢子」の因果関係は、直接的でなくても何らかの
関連があるのではないか?そんな思考にしばし囚われた私は、気を取り直して再び少年に目を向けた。
困ったと言いながらも、諦めたような少年の落ち着きは、やや不気味でさえあった。
「大人に名前を教えるの、そんなにマズいのかい?」
 ガリガリと頭を掻いて下を向く少年、彼が私に向かって一歩進みよって顔を上げた刹那、私は言いようの
ない不安を覚えた。少年の瞳は、先程とは打って変わった形容しがたい透明感を持っている。
「・・・うん・・・聞かされた大人も、教えちゃった子供もね・・・・」
少年は自分の危機に対して薄笑いさえ浮かべている、何かおかしい。
「みんな死んじゃったんだぁ・・・・」
私は少年に対して、少なからずの戦慄を隠す事が出来なかった。
得体の知れない、最も危険な何かを、私の本能が感じているようだった。
「ココから先は初めて行くなぁ!」
ややあって途切れた会話を再び繋いだのは少年の方だった。
私は先刻から、何とも言えない不安を少年に抱き、明確に言葉が少なくなっている。
「はら、ココの下の通気孔ね、フタがこんな風に取れちゃうんだよ!」
 少年は得意げにソレを私に持って見せた。

532 :サナトリウム:2005/10/01(土) 16:25:25 ID:Av9/ta3U0
「だからココまでは結構来た子がいるんだよ、僕は初めてだけど、皆の言っていた通りだった。
 でもこの先は誰も知らない場所なんだぁ、楽しみだなぁ・・・・・・・」
自分を殺害するかも知れない存在に近づいているにも関わらず、 少年は上機嫌のようだ。
 私の情報が正確であれば、この先はココまでのような狭い通路ではない。
「ここから先はおじさんの方が詳しいみたいだね」
私は少し躊躇しながらも3個目のドアの鍵を差込んで回した。
「ひろーい!」と少年が叫ぶ。
情報通り3メートル四方の薄暗い通路はここで終わっていた。
幅10メートル以上ある通路の壁に非常口よろしくへばりつく通路のドアは、こちらに出てしまえば、
小さな扉の一つに過ぎないような意匠として、埋め込まれている印象で、 数少ない外界への重要通路
といった感じではない。あえてそのようにしているのかもしれない。
通路は天井も高く、自家発電なのか不必要な程多くの 照明に煌々と照らされていた。
 通路には一見しただけでも大きな十字路が3つは見える。
どれほどの広さなのだろう、この町全体の半分以上あるのではないか?
「ウワアアッ!」と少年が悲鳴を上げた。
メイン通路に繋がる連絡用の小さな通路から 這いつくばった中年女性が少年の足にしがみ付いてきた。
「タカシくん?タカシくんね・・・」
3メートル弱の白い通路は、這ってココまで来た女の血液で 赤く染まっていた。まるでナメクジの通った
ような模様だった。 女は、下半身はもとより胸の下20センチぐらいまでしか 胴体がなかった。
腕だけで上半身を引きずってココまで来たのだ。


533 :サナトリウム:2005/10/01(土) 16:33:48 ID:Av9/ta3U0
「タカシくん、タカシくんでしょおばちゃんよ!」
「あぁっ!ノボルくんのオバチャン!」
 女は息も絶え絶えだったが、すぐに死ぬと言う感じでもなかった。
「タカシくん、ノボル、ノボルを知らない?」
少年は怯えながらも気丈だった。
「ノボル・・・くんはボクより先に逃げたよ、ボクが一番逃げるの遅かったんだ、
 ぼくスグしんどくなっちゃうでしょ?だからきっともうこの辺にいると思ったんだけど・・・・」
通路入り口で頭を吹き飛ばした看護婦が貪りながら持っていた死体の名札にそんな名前が書いてあった。
私は何とも感心な少年の心根に嘆息した。
「ありがとうタカシくん、おばちゃんじゃあ行くね・・・・」
 女の上半身は、ズルズルと大通路を這っていった。
母親の執念か、実験の賜物か知れないが、何とも見るに忍びなかった。
少年は声を殺して泣いていた。以前の私なら、愛しいとさえ思っただろう。
不快なうめき声がワタシの感慨を静寂と共に打ち消した。女が這い出した小さな通路から呻き声を上げる3人の白衣の男が歩いてきたのだ。
「ゾンビだ!おじちゃんゾンビが来たよ!」
「大丈夫だよタカシくん、ちょっと後ろに隠れていてね」
一見して完全に知性を失ったゾンビだと解る歩行だった。
私はゆっくりとリボルバーを構え、3つの頭を吹き飛ばした。
女の鎮魂歌位にはなるだろうか?
「もうこの中も感染が進んでいるのか、事故か?それとも人為的な処置か?」
「行こうよオジちゃん・・・・」
涙声の少年の言葉に私は我に返った。
「行こうってどこにだい?」
「オジちゃんが探しているところだよ、アヤちゃんがさっきから 道を教えてくれるじゃない、聞こえないの?」

534 :ポリタンク[sage]:2005/10/01(土) 20:10:58 ID:HyxurxU70
【−ZOMBIE−】





俺の名前は、中林堅一、中学校3年生。
どこにでる居る活発的な中学生…だったはずなのだが、今では部屋から出ら
れない。
どうもこうも、ある事情があってだ。
その事情とやらも、情報が無いのでさっぱりと解らない。
あれから3日間………テレビは砂嵐しか映し出さなくなってしまった。
情報の途絶えたこの状態で、俺はただ家の中で、ひきこもっているしかなかった。
全ては1週間も前に遡る、ある日の午後にテレビのブラウン管の中で、ある出来
事が起こっていた、それは死体置き場からしたいが消えた、と言う事件のニュー
スだった、何だ、たたの死体泥棒か…と誰もが思っていた、それから次の日に、
何者かに首筋を噛まれた怪我人が何人も出てきた、とのニュースが入った。
その報道から2時間後、突如として見ていたバラエティー番組が中断され、ニュー
スが入って来た、慌しい様子でニュースキャスターはこう伝えた、『死人が蘇り始
め、人を襲い始めた』と。
それから怒涛の様に特別放送番組が放送された、死者に対する処置の方法、
爆発的に増えた死者が蘇生する奇病、そして、次々に舞い込んで来る悪いニュ
ースの連続……

535 :ポリタンク[sage]:2005/10/01(土) 20:11:34 ID:HyxurxU70
最初は何かのドッキリや、何かのホラー映画だろう、と俺は思っていた。
だが、それでもブラウン管の中は悪いおふざけは止まらなかった、その間にも
悪いニュースは飛び込んでくるばかり、関西を完全に封鎖、自衛隊と在日米軍の
出動、世界各地で巻き起こる暴動事件と死者たちの蘇生の報告、そして―――
―朝が来たとき、テレビは全て緊急放送に切り替わり、何も映らなくなった。
そして、この町は厳戒令が敷かれた、家族は全員避難所へと向かった、俺を除いて。
それから2日が過ぎた、俺は動かない、外は静けさに囲まれている、ただ1つだけ
例外がある。

蘇生した死者達の呻き声―――――――

536 :ポリタンク:2005/10/01(土) 20:12:56 ID:HyxurxU70
全く右も左もわからないのであげてしまいました。
sagewsておきます。
これからのよろしくお願いします。

537 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 20:25:24 ID:/Bf6/rxmO
メル欄に書けよ。それからほかの作者達ってもう書かないの?
みんな初めはたくさん書くけど1週間もしたら書かなくなる。
荒らしよりうざいんだけど。

538 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 21:23:13 ID:eSSNTbgH0
サナトリウムさん、すばらしいです!
もっとつづきを!

他の作者さんももっと!もっと!
さらなる人肉を!はらわたを!どすぐろい血潮を!


539 :クロ:2005/10/01(土) 21:58:34 ID:MUiJVo1L0
今日もいい天気だなぁ・・・
絶好の日向ぼっこ日和だ。
さっきの校内放送が若干気になるけど・・・まぁ、いいや。 

「今、警察と警備会社に連絡を入れました。(ドンドン)ものの数分でここに到着するでしょう(ドンドン)皆さん落ち着いて行動してください。」

また校内放送だ・・・
さっきの話と合わせるとどっかの狂ったバカが学校に侵入しているらしい。
で、とりあえず警察と警備会社に連絡を入れたと。
まぁ、わざわざ屋上なんて来ないだろ。 人間いつか死ぬんだし、来たら来たでドンマイだな。


それにしても・・・いい天気だ。 もう少し寝るかな。 



「この暴徒たちは力ずくで進入しようとしてきま(ガンガン)す! 皆さん、くれぐれも(ガンガン)暴徒を(机こっち、早く)教室に入れないように(何やってるんだ、誰かこっちを抑えてくれ)気を(ガンガン)つけてください。」


!?
まだやってるのか? さっきの放送からもう40分以上経ってるぞ?? 普通警備会社が来るだろ??
おまけに職員室はずいぶん必死みたいだな・・・面白そうだし、行ってみようか。


危ないと思っても死ぬ気はしなかった。   冷静にしていればかならず活路は見出せる。

俺は校内に戻り職員室へ向かった。


540 :クロ:2005/10/01(土) 22:16:42 ID:MUiJVo1L0

「おい、なんで警察が来ないんだよ」
「ここで立て篭もってどうするんだよ」
「もっと何か押さえるもの無いか?」

教室内は異常に騒がしかった。

屋上から職員室に行くまでに6つの教室の前を横切った。 どこも似たようなことで喧嘩をしている。 窓から飛び降りるやつもいた。
自分のクラスでも同じだった。

あー・・・うるさいなぁ・・・うるさいのは嫌いだ。 やっぱ屋上で寝てるべきだったかな・・・まぁ、もう着いたし今更戻るわけにもな。

職員室のドアは開いていた。

バリケードが崩されている・・・多分、中に人がいるんだろうな。 

・・・なんだこいつ?



541 :クロ:2005/10/01(土) 22:17:42 ID:MUiJVo1L0


クチャ クチャ 
「ウ・・・ア・・・・ウ・・・」

職員室内で5人の男が一人の先生を囲んで食っていた。 人を・・・先生を喰っていた。


は? なんだこれは? 化け物・・・?

一瞬自分の時間が止まったように感じた。

「ア・・・ア・・・」

後ろ!?

振り向いた先に、化け物の一人が立っていた。

ヤバ・・・喰われる!

迷うことなく職員室を突っ切って窓から飛び降りる。 化け物がこっちに気づいたが動きは遅く窓を開ける時間も十分にあった。
窓から化け物共がこっちを見ている。 

何が起こっているんだ? やつら人間じゃない・・・

校庭の端で誰かが体育倉庫の方へ走っていくのが見えた。 そうか、体育倉庫に行けば武器か何かあるな・・・ 俺は後を追った。

542 :527:2005/10/01(土) 23:18:20 ID:MYCv1JRS0
えーと、大量投下されてるみたいなんで当分控えますね
でも、もしというかできれば気が向いちゃったりなんかしたら
〉〉527の質問の件よろしくお願いします

543 :誰か…:2005/10/01(土) 23:20:44 ID:0VJ2Wy/fO
簡単でよいので、サナトリウムさんの作品のあらすじ&人物紹介を
書いてくれる猛者いませんか?

ひとつひとつの話を完結させてから、アナザーストーリーみたいな感じで
次の話を書いてもらえると俺みたいな低脳でも理解できると思うんだが、
いろいろな話を並行して進められると俺にはもう…orz

まあ、それぞれの話も十分読みごたえがあって楽しませてもらっていますが

544 :本当にあった怖い名無し:2005/10/01(土) 23:24:17 ID:MYCv1JRS0
>>527間違えたこれです
ちなみに亀ですが老年さんのが一番好きです応援してます。


545 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 02:26:37 ID:dePESkGKO
クロちゃん乙ですw

546 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:29:05 ID:imE1jEih0
矛盾が表われたため書き直し、遅れました………お久しぶりですが、どうぞ(・ω・;)
「…大丈夫か?」
後に届く、見知らぬ男の声。
座り込んだまま顔を上げると、そこには若い男性の姿。
「大丈夫、です」
そう言おうと、声を出そうとしたが―――できなかった。
気が付くと同時に溢れ出る疲労。
それが遼平の発言を阻害してしまうのだ。
驚くほどに発汗し、肩で粗く呼吸をする。
その唐突に現れた自分の状態に、少なからず驚嘆の念を覚えてしまう。
―――人間必死になればどうにでもなるもんだな。
暫しの休息。
樹などは、地面に這って、まるでゴールしたてのマラソン選手よろしく
動けずにいた。

背後の扉も、音沙汰一つ無い。
荒い息のみが、狭い廊下に響いていた。

七人はただ黙り、息を整えるのに専念する。

それから数分。
いや、数十分かもしれないがとにかく、話せる状況にまで持ち直す。
「大丈夫…」
取りあえず、一言呟くように発する。
遼平はそう言いつつ、改めて男を見る。
短く刈り上げた髪と、細めに整えられた眉、少し鋭い目つき。
容姿は、自分達と同じか、少し年上に見える。
体には、赤いエプロンを纏っている。
どこかで見たことのあるようなそれだった。
―――さて、どこだったか。
「あれ…お兄さん、店員…?」
横に座る隆之が、不意にそう問う。

547 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:29:44 ID:imE1jEih0
「ああ、そうだ」
―――そうか。
胸元につけられた見覚えのあるロゴ。
赤紫で『SATY』の文字。
それを見、遼平ははっとし、尚納得した。
―――当然か。逃げ込んだの、ここなんだもんな。
「そこの子は、大丈夫?」
沙季に目をやる店員。
彼女は黙ってうなずく。
「あの…俺達…なんだか訳のわからない連中に追われて…それで…近くにあったここに
 逃げ込んできたんです」
傍らに佇み呆然とする沙季を抱きめる潤が、半ばしどろもどろにそう弁解する。
「ああ…いいんだ、それは…掃除してたら、さ、偶然見かけて。けど、君達どこの学校?この辺ってそんな制服は無かった気がするけど」
「俺ら、バスできて、途中にここを通って…追われた」
今度は突っ伏したままの樹が答える。
「それじゃ訳わかんねえだろ」
「るせえ…じゃあお前が解説すればいいべよ…」
「…」
「修学旅行で来たんです。途中にここを通ったんですが、もう一度インターに登ろうとしたとき
誰かが倒れてて、それを助けに言った養護と副担任の先生が襲われて、担任の先生が
森の中まで運転してくれたんですが先生までおかしくなって…」
優一の説明も余り冷静とはいえないが、かといって遼平にも今の状況を解説する自身は無かった。
「…わかった。けど、ここは危ないから…こっちに」
それを察したか、店員が七人を別な場所へと移そうと、一声掛けた。

刹那、一際大きな衝撃が背後のドアを揺らす。

548 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:30:20 ID:imE1jEih0
金属特有の耳を圧迫するような反響音に、思わず六人と店員は身をかがめた。
「ヤバっ………樹起きろ!」
とっさに沙季を身の後ろに庇いながら潤が叫ぶ。
もう既に満身創痍でもあったそれを生命の危険を感じたか流石に跳ね起こす樹。
「嫌ぁ………」
「と、とにかく離れないとまずい………早く!」
慄いたかやむを得ずか、店員は力一杯に傍らにあった出勤時刻を記録するタイムレコーダを腰上ほどの棚から
叩き落すと、それを扉まで押し込み一時的な封印とした。
言わずもがな連中も負けじと外側―――商品搬入庫から力一杯に殴打している。
「離れるぞ!」
最も早く立ち上がった大輔がバッグを抱えると他の五人を煽る。
「でもどこにっ!」
戸惑い、周囲を見回す優一が、最たる的確なセリフで反論する。
「こっちだ!」
暫しの恐慌状態の後、店員の鶴の一声で、六人の行動は確定した。
先導する彼に続き、侵入した扉から相対する方向に伸びる長い廊下を駆け抜けると、再度の鉄製のドアに差し掛かった。
足音が遠ざかることを知ってか知らずか真後ろから続く打撃音が一層、強く、そして高頻度に、多重に重なる。
そこに初めて到達したときの安堵感は既に遼平の胸の内から消え失せ、
破られるのではないかという根拠の無い―――まして無茶な憶測が脳裏を過ぎる。
店員が、眼前の扉を開け放つ。
―――その正面には余り見掛けはしないが、それなりに見慣れた装置―――ATMが目に入る。
すぐ右には正面ゲートの端尾が視界の境界際を流れた。
「立ち止まるな!」
店員が叫ぶ。
ATMまで区切られた位置を走り、右に九十度曲がる。
売り場だ。
「1階 レディスファッション&服飾品」
そんな吊り看板が遼平に見え当たった。
普段なら必要悪なまでに広大なそこも、妙に白々しく、客を迎え入れる用意すら出来ていない様だった。
「早く!」

549 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:33:03 ID:imE1jEih0
突如にして再び、左手側から車同士が衝突したような、身近でない故に生々しい音が耳を衝く。

連中である。自動ドアをまるでパントマイムで作られた虚構の壁であるかのように次々と体当たりして来たのだ。
後ろから留まることなく後続が現れ、瞬きもせぬうちに視界は遠くの曇り空から浅黒い人間達にブロックされてしまう。
だが実際に、見紛うこと無きガラスだ。いつ圧砕されぬとも限らぬその脆弱なそれに、恐怖が一層加速された。
「来やがった………!」
「くそ!」
大輔と樹が悪態を吐くも、出来る事は皆無に等しい。少なくとも未経験のクライシスに圧倒されつつ、先導が導く方向にひた走る。
階段、否、電源の供給されていないエスカレータはいくらもそう見えたが、ともかくそれを二度上り、
「2階 メンズファッション&インナー・ナイトウェア」
「3階 子供ファッション&ホビー」
と言う二つの吊り看板の下を通り過ぎる。
六人は最早無口、店員はそれ以上に登階はせずに、今度はその階で上ってきた方向とは逆に折り返し進む。
名の通り、3階にはおもちゃ屋子供服などがあるかとも見えたがそういったものは一つも見受けられない。
―――それは、そうか。遼平はやっと理解し、冷静に見ればそれは然るべきであると思った。
何故なら1階も2階も3階も全て、テナントと呼ばれるものすべてに白い布が天井から吊られ、覆われていたのだ。
閉店時の措置なのだろうか、その程度の事に気付かなかった自分が間抜けに感じる。
リボンを頭につけた等身の低い猫のキャラクタのプレイルームと、
何らかのテナントの合間に見えた『PRIVATE』と銘打たれた扉を店員が開け放つ。
全員がその内に至ったと確認した店員はその扉に鍵で施錠し、額の汗を拭い一息つく。
「取り敢えず………ここで待ってて」
店員はそう言うと、今度こそ安心したのかへたり込む沙季と潤に一瞥を与え、逆L字の通路を奥に向かい、視界から消える。
再びの大移動に、二人でなくとも当然に残った四人も呆然と閉じられた扉を見、しゃがみ込む。

550 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:34:13 ID:imE1jEih0
「大丈夫か………」
最も体力に何がある優一に遼平は肩で息をしつつも声を掛けた。
普段ならどうということも無い3階分の距離も、中距離層を終えた体と焦りを覚えた精神には強い消耗であった。
現に、サッカー部と掛け持ちでこの春まで陸上を続けていた大輔すら顔を俯け、感じ取れるような熱気の下に荒い息をしているのだから。
「うん………なんとか、ね」
しゃがみ込みまるで女の子のような華奢な足を、これもまた肉付きの薄い腕の内に収めた優一は、近場でしか殆ど聞き取れない程の声量で
呟いた。
その言葉を聞き、彼女持ちの潤とはまた別に顔立ちも端正でまるで女性のような優一に隠れてファンが付くのも至極当然だろうか、
と今の緊迫した状況とはベクトルの異なる考えに遼平は思いを馳せずにはいられなかった。
最後に飛び込んだ隆之はその扉に耳を近づけ、まるで胎児の様子を伺うような父親の如くに売り場内の音を聞き取ろうとしている。
―――尤もそれが聞こえてきた時点で、当然自分達に逃げ場はないわけだが。
この通路には右折するまでに右に二つ、左に一つの部屋があるようだが、それらのドアは全て木製か合板などで、到底外へ繋がる
様相ではなく、恐らくは待合室やロッカールーム等、そういった部屋に繋がっているのだろうと推測できた。
L字を曲がった先はどうなっているか解らないが、今の気力ではとても動く気にはなれない。
壁にもたれ、天井を見上げる。
乾いて詰まったような感じのする喉に、冷ややかな空気が流入した。
「遼平ちゃん………ちょっと」
突然袖を引く隆之。
なんだよ、そう聞こうとした遼平を制するかのごとくさっと人差し指を口の前に持っていくと、続ける。
「聞こえない………?」
言われ、遼平も押し黙るとドアに耳を近づけるが、何も聞こない、否
普段ほど冷静であれば事もなく隆之の言うそれを聞く事が出来ただろうが、今はその微弱らしいそれよりも自身の拍動が耳に障るのだ。
「ああ………?聞こえねえよ」
「ほら、今なんかがたんって」
「………」
「ほら、また」

551 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:35:27 ID:imE1jEih0
それを感じ取る事が出来ずもどかしい遼平は、鼓動を落ち着けようと二度三度大きく深呼吸をして再度、ドアに耳を当てる。
だが、不意に逆方向のL字の奥で硬質な何かの物音が響き、努力は徒労に終わる。
角から表われたのは―――当然と言うべきか、店員だ。癖なのかエプロンをたくし上げて六人と同じ汗に濡れた顔を拭きながら、こちらへ近づいてきた。
「一応、ゲートのシャッターだけは全部降ろしといた………これで誰も入ってこなきゃいいけどな」
「………んなことできたんですか………?」
潤が問う。いくら馴染みがあるといえど、シャッターの機能があることまでは、誰も知らないのだ。
「ああ、まあね。本当は昨日慶徳さんに教わったんだけど」
「慶徳さん?」
「俺の上司。今日は俺に引継ぎして帰っちゃったけどね」
―――店内の他の人間の話しが挙がって初めて、遼平は一つ思い当たる。
「今日は何で一人しかいないんですか?」
ただ店内で出会ったのが彼だけであったからそう問うたのだが、それは恐らく正確な推察だと遼平は思っている。
何故なら、こう言った状況で彼一人が見ず知らずの自分達を助けておいて仲間である従業員達を放っておくのはいかにも奇妙だからだ。
「今日は電話回線の点検をしてもらう予定だったんだ………それに俺は来る予定はなかったンだけど」
頭を掻きながら店員は述懐する。話を聞いていると、どうやら先述の「慶徳さん」が用事が出来てしまったので彼に代替に仕事を頼んだらしい。
「まぁ、元々ここ休みだったし、鍵あけて整備の人通すだけだったから別にいいんだけど………後は任せればよかったし」
「ふうん」
生返事で返す潤を意に介せず、店員は続ける。
「だけど………君らはこれからどうする?監視モニタからゲートは見えたけど一つ当たりで10人以上はいるぜ」
「………って言われても」

552 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:36:18 ID:imE1jEih0
「こういう時って警察じゃねえの?なんだか訳わかんねえけど」
樹が言う。
「そうだよな………取り敢えず電話してみるか」
そういって店員は携帯を取り出そうとし―――だが、動作を止める。
―――どうしたんですか?沙季の問いに店員は、
「いや………下の控え室に置いてきちまったみたいだわ………誰か電話してくれる?」
そう答えた。
「電池あっかな………」
「アプリ使いすぎだ」
ぼやく大輔と樹以下の一同は仕方なく各々の携帯を取り出す。
だが、遼平ははてと首をかしげる。見慣れた棒三本が見当たらないのだ。
目元から話してディスプレイを見つめるが、どうも電波の調子が悪いらしい。
―――圏外。その二文字が右上を占有していた。
「なんだよ………繋がんねえみたいだな。お前は」
隆之に視線を移す遼平だが、彼の表情もあまり芳しくない。
「駄目だ………繋がらないな………」
「俺のもだ………」
「おいおい………こういうときに」
暫く見つめるが、諦めたように携帯を閉じる二人の姿。
潤の、大輔の物も駄目らしい。
そうなれば―――「あ、駄目だぁ………」彼女の物も然りとなる。
沙季の携帯―――P901isは彼女の誕生日にちょうど携帯が古くなっていた潤と沙季がお揃いで購入した物だ。
遼平は毎日教室の隅でふたりが仲良く―――もとい誰も邪魔できないような熱烈な雰囲気の中、
嬉しそうに新品のそれを操作していたことを思い出す。
だが、そんなふたりも今は相当に消耗し、電波のない携帯を掲げながら黙って身を寄せ合う事だけが精一杯だったが。
「あ………遼平」
ふいに優一が遼平の袖を引く。
「………ん?」

553 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:37:09 ID:imE1jEih0
振り向きざまにふいに見せられた彼の携帯―――V603SHのディスプレイには、三本のアンテナが立っていた。
彼はその意味をほんの僅かだけ気付かず、怪訝な顔で除いていたが、更にほんの僅かの時を経て理解する。
「おわっ!なんだよ………使えるなら電話しろって!」
その場の勢いで優一をまくし立てる遼平。このときの彼はそれほど興奮していた。
「優一ちゃんの大丈夫だった?」
「よっしゃあ………これで」
「早く掛けたほうがいいべよ」
「う、うん。掛けてみる」
歓喜する五人に押され、優一は110番にダイヤルする。
それをかれが耳元にあてがうと、心なしか押し黙ってしまう遼平。
心中を緊張と期待が入り混じったような感触に、歯痒さを覚える。
それは、他の五人も同じだろうが。
だが、暫しの間の後に優一は憮然とした表情で携帯を取り下げてしまう。
「どうした?」
潤が問う。
「駄目だった………話し中だったよ」
「もう一度やってみろよ」
大輔の薦めに優一はもう一度掛けなおしてみるものの、結果は同じだった。
「はあ………どうしたものかなァ」
店員が優一の傍に座り込む。
「もう少し待ってからもう一度掛けてみるか」
大輔が冷たい壁に頭を押し付けながら呟く。
「それはそうだけど………それまでの話でしょう?」
「そうだな。連絡が出来ても出来なかったにしてもここでいかに持ちこたえるか、だからな」
沙季の言葉に、大輔が同調する。
「あ、さっき言ってたシャッターって入り口だけですか?」
「ああ、そうだけど。けど他に一階から入れるような場所はないから安心していいと思う」
店員が遼平の疑問に答えるが、最後に一言付け加える。

554 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:38:51 ID:imE1jEih0
「………唯一の心配ってったら、君らが入ってきたとこか」
「どうして」
「あの入り口、従業員しか知らないだろうけど番がかなり弱ってるし、しかも広い裏駐車場に面してる。
狭いっつっても一挙に雪崩れ込まれたら終わりだな………あの勢いじゃあ」
そう言いながら両の手のひらをぱっと広げて見せる店員。
「結局安心できねえべ」
「バリケードで侵入させないとか、その位だろうね」
樹が最もなセリフを吐き、優一も続く。
「でもやらなきゃまずいだろ」
「まあ」
―――結局、相談の末に総じて非力な沙季と優一、それともしもの為に樹が残り、店員、遼平、潤、隆之がバリケード生成に向かう事となった。
『身軽』な三人はともかく、潤と沙季に至っては沙季が中々離そうとせず、出発が遅れてしまった。

店員が警備室に戻りモニタで再度侵入者がいない事を確認し、四人は出発を決意する。
施錠を外し、隆之がノブに手を掛けるその緊張の一瞬に固唾を飲む一同。
―――もし開けた瞬間目の前にいたら………。
朝焼けに差し込む光のように少しずつ、店内の風景が見えてきた。
遼平の憂いとは相反し眼前には誰もいない、静寂の空間が広がる。
「大丈夫………」
隆之の言葉に、一同はドアの外へ一人ずつ出てゆく。
「がんばって」
優一の一言を残し、扉は閉じられた。一瞬、沙季の嗚咽が聞こえた気もする。
それを知ってか知らずか、潤はただ、暗い顔をしていた。
ほぼ無音の空間の中、物音一つ聞き漏らすまいとして四人は進む。
遼平は周囲を見回す多少高めの身長でさえ視界を不良にするほどのその殆どが白布によって隠されている。

555 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:39:56 ID:imE1jEih0
「なぁんか、こうしてみると奇妙だよねぇ………」
「そりゃあな………いくらなんでもこんなとき来るとは思わねえし」
「この階を見て回ろうか。半分に分かれて………そうだな、君と君はあっちに」
「りょーかい」
「わかった………」
店員の指示で雑談を買わす遼平と大輔をペアとし、二手に分かれて真向かいの下りエスカレータまでを哨戒することになる。
たった10数メートルだが、このときばかりは重苦しい雰囲気の、長い道のりに感じられた。
「―――えーっと子供服か。こっちは幼稚園児?あとは………こりゃあ下着かな」
隆之が一テナントずつ囲う白布を捲って回る。そのたびに遼平は何か出てこないかと内心冷や冷やしたが、
彼はそれを意にも留めず次々とそれを繰り返す。
―――相変わらず、こいつの適応能力はすごいな。
そう思わざるを得ない。
大体元を正せば隆之のこの能力は小学生、ともすれば幼稚園児の頃からだっただろうか、と遼平は思いを馳せた。
現存する記憶の最も古い物で小学校二年生のとき、初登校の転校生を構う見ず知らずの同級生に対しそれを止めようと親が呼ばれるまでの殴り合いの大喧嘩までしたはずが、次の日には何事もなかったかのように彼ら三人で仲良く遊んでいた事もある。
周囲の環境に溶け込むような、むしろあっけらかんと言えるまでのその快活さと言うべきか。
今回は多少用例が違っていたとしてもその能力は健在であった。
むしろ人見知りの激しい遼平には不可能な技である事も手伝って、隆之のそんな点を彼はとても羨ましく思っている。
「よし、大丈夫」
「そうだな」
店員が見たとおり、そこまでは安全のようだ。

556 :slave-anecdote:2005/10/02(日) 02:46:38 ID:imE1jEih0
以上です。
読んでくれていた方、本当にごめんなさい…。

>>527
サイレンはゾンビではない気もしますが…
新作が発売予定ですし映画やゲームとあやかってみるって言うのはどうでしょう?


557 :サナトリウム:2005/10/02(日) 05:13:21 ID:zoGPjHbH0

(あらすじ)

関東の丘陵地帯にある巨大団地と古い農家の並ぶ新興住宅街
3つの地元有力者の下で管理されていた感染者の管理・研究施設である
街は、原因不明の事故により街が感染者で溢れ、政府により封鎖されている。
地元有力者は、元萩生田城城主の末裔(萩生田家)・屍人と呼ばれるゾンビ
を封じ込め、管理する山と神社、その地下にある(地獄の釜)と呼ばれる
場所を管理する(吉川家)・(地獄の釜)との連絡通路も存在する地下施設
を有するサナトリウム病院を始め、経済的に街を掌握する元庄屋の地元有力者
である(大蔵家)の3つ、200年以上にわたり閉鎖的な街であった地元に
35年前に団地が建設され、ある程度開け、やがてベットタウンになったが、
様々なオカルト現象や猟奇殺人事件・謎の失踪事件などの発生する心霊スポット
としても有名な土地だった。
街ぐるみの感染被害が、何らかの事故であるか目的を持った勢力の人為的な
行為であるかは、政府も把握できないままに街を封鎖し、報道規制をかけている
主人公は鶴沢町で起きた災害の真相を突き止めた上で、様々な資料と、破格の能力に
目覚めた超能力者、亜矢子の生体サンプル回収を目的としている。
元地元城主で大名の子孫である萩生田家は、ゾンビを独占確保し、様々な秘密を握る
「吉川家」や地元有力企業を複数所有し市会議員等を輩出している経済的支配者の
「大蔵家」に大きな遅れを取っている事に苛立ちを増している。
悪霊「お姫ぃ様」は超能力者「亜矢子」の体を乗っ取ることで人類規模の災害となる
「何か」をしようとしている。
ゾンビに襲われることで超能力に目覚めた内藤隼人は、亜矢子を救おうとしている。
それぞれの目的を持った人間達と、それに巻き込まれた一般人たちの生死をかけた戦いが、
政府によって封鎖された街に繰り広げられる。

558 :サナトリウム:2005/10/02(日) 05:15:26 ID:zoGPjHbH0
「主人公」
名前未決定、特殊なウィルスに感染した人間を江戸時代から
隔離していた街の秘密に迫る使命を受けたエージェント。
ウィルスが原因で特殊進化した存在の生体サンプル回収を目的としている。
対ゾンビ戦に関しての様々なノウハウを持ち、対感染用の様々な処置も受けている。
ランドクルーザーに様々な武装を積み込んでいる、戦闘のプロだが軍人ではない
「男は前田勝則(まえだかつのり)」
吉川家に忠誠を尽くす一族でありながら、その待遇絵の不満から、主人公に買収され
一族の秘密を明かす。内藤隼人をゾンビに殺害させた証拠のビデオを一族に明かさない
まま所有していたが、主人公に売り渡した。
「吉川峰(峰)」
芳川家の事実上当主である老婆、江戸時代から続くゾンビに関する膨大な
伝記や史料を井伊森神社(飯森神社)に封じ込めると共に、様々なトラブルを
闇に葬ってきた一族の冷酷なリーダー。
「吉川塊(かい)」
魃の息子で神社の神主、感染者の隔離と怪現象の鎮圧や証拠隠滅のため、
時にはゾンビなどを使った非合法手段も使う地元青年団の指揮者でもある。
「お姫い様」
地元で最も有名な悪霊、3メートル近い身長と白いワンピース、顔を
覆い隠す長い髪が特徴の、謎の存在
「境 亜矢子」
近年になって母体感染によりウィルスに侵されたことが原因で特殊能力に
目覚めた女性、地元一族の庇護下にあったが、保護者であった吉川一族の
元から姿を消して行方不明に。悪霊「お姫ぃ様」に取り付かれていると言われている。

559 :サナトリウム:2005/10/02(日) 05:19:56 ID:zoGPjHbH0
「殺人小人」
胎児のウィルス適合体、隔離前の保菌者の体内から地元一般病院などで
生まれることもあり、時折脱走して群れる事がある。
殆どの場合、吉川家に確保される。
「屍人」
ゾンビ、地元に住む保菌者でもなく、適応者でもないもの、特に団地住民に多く
発生する感染被害者。知能のあるものから全くないもの、数ヶ月で
腐り果てるものから、最低限の捕食で不死となるものまで様々な種類が存在する。
「由紀子」
父と二人暮しだった団地住人の少女(18歳)
父を感染で失い、ゾンビ騒動の最中、団地から逃げ遅れて孤立した。
大きな女(お姫ぃ様)との接触で精神と肉体に変調を来たした。
「窪田」
地元の悪質サバイバルゲーマー、100気圧以上のガス圧力で
金属製BB弾を発射させる極悪改造エアガン(ガスガン)を所持して
仲間と共にゾンビに制圧された団地内で戦うが、大きい女に憑依された
由紀子によって仲間をボウガンで撃ち殺された後、ゾンビに終われ、右足を負傷して
(感染の恐れなし)由紀子の住む号棟の団地4階に放心状態の由紀子と共に篭城中
「中村」
窪田のサバゲ仲間、お姫ぃ様に取り付かれた由紀子にボウガンで射殺される。
「大蔵良作」
街の庄屋の末裔で地元の3大有力者の一人 経済面で、外界との均衡を保つ役割を果たしている。
ゾンビの管理と生態のノウハウを吉川家に独占される事を萩生田家同様に快く思っていなかった
ため、サナトリウム病院を建設所持し、地下施設の一部を政府一部の人間と共に管理している。
その一部は(地獄の釜)と呼ばれる神社地下の巨大な封印場所にも繋げ、
屍人の秘密について、歴代の大蔵家当主とは一線を画した知識を得る人物となった。
施設を地下でゾンビの巣窟につなげようとした事で、吉川家と不穏な関係に拍車が
かかっていたが、政治的圧力等で建設を押し通した。


560 :サナトリウム:2005/10/02(日) 05:21:40 ID:zoGPjHbH0
「内藤隼人」
地元大学に通っていた大学生を経て、フリーライターとして就業した後も
地元に残り、街の謎をレポートしていたが、その調査が3大当主の逆鱗に触れ
抹殺されそうになった過去を持つ。生還した後も失踪者として正体を隠し、
街の陰謀へ復讐する為に逃亡生活を送る最中、自分の遠い先祖が街(村)の
住人であったこと、自分がゾンビを操るなどの特殊な能力に目覚め始めて
いる事を自覚した。
かつての恋人「亜矢子」の捜索と「地獄の蓋」の先にある存在の封印を目的としている。
「タカシ」
サナトリウム病院の入院患者の少年
地元では珍しくない保菌者だが、ネフローゼの発症を
境に細胞に特殊な変化が現れたため、事実上の収監状態にある。
「アヤちゃん」
事実上サナトリウム保菌者の研究施設となっている小児病棟の
子供たちと謎の能力で交信する正体不明の存在。
子供たちはサナトリウム地下9号病錬にいると伝えているが事実は不明
「老人と孫娘」
主人公の前に現れて消えた霊魂のような存在


561 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 07:22:50 ID:nXWAROo/O
俺、アホだから意味わからん。とりあえず乙

562 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 08:04:51 ID:44cJt88BO
sage

563 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 08:06:30 ID:44cJt88BO
理論武装的なことしっかりしてて読み応えあるね。
サナトリウムさんのは

564 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 11:37:09 ID:shgWlu0jO
サナさん乙。
とりあえずここはsage進行。人もいるしage必要はないよな?

565 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 11:42:12 ID:mseSSULB0
>slave-anecdoteさん
乙。この状況下じゃ ネ申 の店員さんに名前付けてやってよw

>サナトリウムさん
解説乙。やっぱスケール大きすぎだわ。他サイトでいいから最初から最後まで
一気にまとめてうpしてくれると楽しいんだが、、、、



才能あって暇な人いたら各話の篭城場所の見取り図、AAで作ってくれたらと、、、

566 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 12:33:27 ID:SeUffPRcO
これはこれはとてもハイで素晴らしいクオリティですね
途中から読んでるからまだ把握しきれてないけど、なんとなく理解できた

おつ。

567 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 13:45:30 ID:IszCilg50
ゾンビゲームinモールは自由度の高いスレゲームです。
よかったら来てください

568 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 13:47:50 ID:aUICv6qK0
へ へ
の の
 も
 へ

569 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 15:34:32 ID:8qj+mbFnO
サナトリウムさんスゴイね。なんかもうスゴイ。
最初は読んでて意味がわからなかったけどいまじゃ一番楽しみにしてる作品だよ。
今後の展開に期待。

570 :本当にあった怖い名無し:2005/10/02(日) 20:24:17 ID:bPo5+ORyO
重厚で読み応えのある長編が一気に増えてきたなー
しかしこうなると今度は合間にライトな短篇も読みたくなってくるー
贅沢すぎるな、スマン
なんにせよみんなサイコーですよー!超楽しいからがんばってー!

571 :みどり:2005/10/02(日) 21:05:30 ID:kQZjseUi0
校門の向こうには、相変わらずゾンビの群れ。
私を見て、変な唸り声を上げたり、こちらへ手を伸ばしたりしている。
今日は何匹くらい居るのかしら。ええと、1匹,2匹,3匹・・・
・・・まあ・・・数なんか、いいっか。私は、校庭をブラブラ歩いた。。
この学校で生きているのは私だけ。
出入り口は閉じているから、頭の悪いゾンビ達は入ってこられない。
私も、学校の外へ出ようとは思わないし、実際、ここから出るのはムリ。
だって、街はゾンビで一杯。
自宅は近いけど、お父さんとお母さんはゾンビになってどこかへ行っちゃったし、
妹は私が目を離している隙に、ガレージで首を吊った。
あんな家にはもう帰れない。
とりあえず、学校の食堂にジャガイモとパンが沢山あるから飢え死にすることはない。
もし、食べ物が無くなったら・・・そのときは、おとなしく死ぬつもり。
・・・セミが鳴いている。今日も暑くなるのね。
暇なので、やることといったら、こうして学校中を歩き回るか、
図書室の本を読むことしかない。
でも、最近は死体からのニオイが酷くて、図書室には行きずらい。
気温が30度にもなるから仕方が無いのかも。
学校中に死体が散乱していて、すごいことになっている。
そろそろ友達の死体を片付けなくちゃいけないのかな、と思っていた。
校庭の菜園まで来た。トマトが一個腐っている。
それを校門で蠢いているゾンビに投げつけた。
ビシャッと音がしてどこの誰とも知らないゾンビの顔に当たる。
つまらない。
最初はゾンビ退治に明け暮れたけど、もう飽きた。
校舎の中に戻ろうとしたとき、
そいつらが来た。

572 :みどり:2005/10/02(日) 21:07:29 ID:kQZjseUi0
向こうから車の音が近づいてくる。
・・・バス?すごいスピード。
あっという間に、校門の前に来て、ゾンビの集団をなぎ倒して止まった。
誰かがバスを降りて校門を乗り越えた。
若い男がこっちへ走ってくる。
そいつは私の前に来て言った。
「やっと会えた!さあ、行こう」
なに?こいつ。
いきなり何を言い出すの?
それに、なんで今ごろ生きている人間が現れたのよ。
ゾンビの呻き声があちこちから聞こえてきた。
きっとこの騒ぎを聞きつけたのね。
「助けに来たんだ。さあ、早く!」
男は私の手を強引に引いてバスの方へ走っていく。
私はちょっと抵抗した。
だけど、男の力の方が強かった
イヤだったけど、ずるずると引きずられていく。
無理やり校門を乗り越えさせられた。
エンジンをかけたままのバスが、直ぐそこに停まっている。
左右からゾンビが集まってくるのが見える。
さっきなぎ倒したゾンビの群れが、あちこちに転がっている。
下半身を潰されたのに、まだ動いているヤツもいた。
「バスに乗って!」
若い男が言う。
バスの中には、運転している30代くらいの男が見えた。
私達を見て「早く!」と叫んでいた。

573 :みどり:2005/10/02(日) 21:08:58 ID:kQZjseUi0
仕方なく、私はバスに乗ろうとした。
その時、誰かが私の足首を掴んだ。
なに?と思ったときには遅かった。
バスの下に転がっていた一匹のゾンビが
私のふくらはぎに食いついた。
ヤバッ。噛まれちゃった。
痛い、痛い。
それを見た若い男は、変な悲鳴を上げた。
一度噛み付いたゾンビは離してくれない。
無理に引き剥がそうとすれば、肉を噛み切られてしまう。
私は慌ててヤツの髪の毛を掴んだ。
そして次にヤツの目の前に指を差し出した。
これで、たいていのゾンビは指に噛み付こうとする。
思ったとおり、ヤツの歯がふくらはぎから離れた。
若い男が、奇声をあげながらそのゾンビの頭を何度も踏みつけた。
「どうした!?」
バスの運転席から30代男が駆け寄ってきた。
「小野寺さん!やばいよ。どうしよう!」と、若い男がうろたえている。
「とにかく中へ入れ。いつまでもここにいちゃマズイ」
私は抱きかかえられるように、バスに乗せられた。

574 :みどり:2005/10/02(日) 23:13:24 ID:kQZjseUi0
最悪だわ。
とつぜん乱入してきた、見ず知らずの男に拉致されて、
しかもゾンビに噛まれるなんて。
なんなのよ。もう。
バスは猛スピードで道を走って商店街を駆け抜けた。
火事になった家、転がっている車、散乱する死体が見える。
12日ぶりの校外。
ふうん。知らないうちに、こんなに変わっていたのね。
生きている人は見当たらない。動いているのはみんなゾンビばっかり。
バスは直ぐ近くの大学に向かって走り、
門の前でしばらくグルグル回ってゾンビをなぎ倒した。
ハンドルを握っている中年男がクラクションを何度か鳴らすと、
門が自動的に開いた。
バスは、大急ぎでそこを駆け抜ける。
辿り着いたのは、構内にある一つの古い建物だった。
私は二人の男達に抱えられながらバスを降り、建物の中に連れ込まれた。
「どうじゃ?!救えたか?」
背の低い初老の男が、息を切りながら走ってきた。
30代男と若い男は、私を抱えたまま、無言だった。
「・・・まさか?失敗したのか?」
若い男が急に泣き崩れた。
「僕のせいです!僕がもう少し注意していれば・・・!」
「なに?!」
初老の男が私の姿を見つめる。そして、ふくらはぎの辺りを凝視した。
「なんてこった・・・」
そう言いながら自分の頭をグシャグシャと掻き毟った。
「仕方が無い。とにかく傷を見よう」
私は建物の更に奥の方へ連れていかれた。

575 :みどり:2005/10/02(日) 23:19:32 ID:kQZjseUi0
薄暗い構内。古臭い椅子や机。黒板に教卓。
ここは大学の小さな教室だった。
私の高校とは雰囲気がだいぶ違う。
私は椅子に座らされた。
「手当てをしよう。脚を見せてごらん」と初老の男が言う。
私は無視した。
「さあ」
言いながら男が手を伸ばしてきた。
私は立ち上がって少し離れた別の椅子に座った。
「イヤなのか?・・・まあ、いい。あとで手当てしよう」
それから、初老の男は自分達のことを話し始めた。
若い男はトシオ、30代の大柄な男は小野田、初老の男は佐々木教授。
教授とトシオはこの大学の医学部の師弟。
小野田は偶然ここへ逃げ込んできた警官、だと言った。
この建物の屋上からは街の様子が伺える。
双眼鏡を使って生き残りを探していたら、近くの高校で私の姿を見つけた。
男達は色々な方法でこちらの存在に気づいてもらおうとしたが、全く気づく様子がなかったので、強引にこちらへ連れて来る計画を立てた、と言う話だった。
私は椅子に座り、床を見つめたまま、彼の言葉を聞いていた。
「計画したのは、このワシじゃ。君には本当にすまないことをした。だが、あのままでは君は確実に死んでいた。君を救おうとしたんじゃ。それだけは分かってほしい」
教授が言う。
私はあのままでも良かった。むしろそっとしておいてほしかった。
「ところで、名前を聞かせてもらっても良いか?」と小野田が言う。
答える気にならない。というか、言葉を出そうという気にならない。
それに、この男達は信用できない。
私は心にバリアを張り巡らせた。
「おい、君。名前くらい・・・!」
小野田が声を荒げる。すかさず教授が割り込んできた。
「まあまあ。疲れているだけかもしれん。この娘にシャワーと着替えを。食事もな」
「わかりました」
トシオが、犬のように走って私の側に来た。
「さあ。こっちへ」

576 :みどり:2005/10/02(日) 23:47:12 ID:kQZjseUi0
ゾンビに噛まれた傷は治らない。
それどころか、化膿して青黒く晴れ上がり、黄色いウミを出す。
学校でそういう友達をたくさん見た。
傷が生き物みたいに蠢いて、血管が黒く変色して、
ものすごく苦しんで、死ぬ。
噛まれたら、だいたい4時間くらいで死んでいた。
ナオも、ユッピも、マチャも、みんな死んだ。
そしてゾンビになった。
コウは死ぬまえに、すごい悲鳴をあげて苦しんでいた。
指を2本も噛み千切られて、どんなに薬を飲ませても、包帯で縛っても、ダメだった。
指から腕にかけてどんどん黒くなって、
最後には顔の血管が腫れあがった。
『殺して!ねえ、殺してよっ!!お願いだから、楽にしてええ』
コウの悲鳴は、私の耳の中に今でも残っている。
だから、私は彼女の首を切った。
一番仲が良かったコウ。
苦しむ姿を見ていられなかった。
首の血管を包丁で、グサッ。
血が、トバッ。
口をパクパクするコウ。
そしてすぐに死んだ。
ゾンビになって生まれ変わるとイケナイから、そのまま首を切り落とした。
彼女の生暖かい血と、ピンクの筋肉。
白い骨、食道、血管が今でも目の奥に残っている。

577 :みどり:2005/10/02(日) 23:48:14 ID:kQZjseUi0
学校に逃げ込んだのは13人と教師2人。
最初は立てこもって、ゾンビが入ってこないように入り口や窓を固めたけど、
そのバリケードは長く持たなかった。みんな次々に襲われて、死んでいった。
その後はゾンビ退治に専念した。
夜は地下の倉庫で眠り、昼はみんなで少しずつ殺していった。
ゾンビになった友達が襲ってくることが何度もあって辛かったけど、
手加減したら自分がやられる。
だから、できるだけ心に何も思わないようにしていたの。
そのうちに、みんなから表情が無くなっていき、言葉も少なくなっていった。
国語の戸口先生は、普段は威張っているクセに、すごく頼りなかった。
いつも自分が最初に逃げていた。
用務員の坂田は最後までいいヤツだった。
そんなみんなを励まそうとして、唄を歌ったり、花札をした。
だけど、そんな坂田もゾンビに囲まれて食われちゃった・・・。
みんなで助け出したけど、腸をほとんど食べられて酷い状態だった。
最後に奥さんと子供の名前を何度も叫んでいたっけ。
坂田の首も、私が落とした。
あれは、忘れない。

578 :みどり:2005/10/02(日) 23:49:05 ID:kQZjseUi0
一緒に戦ってきた男達は、途中から役立たずになった。
・・・て、いうか、強姦魔になって生き残った女子を襲い始めた。
岡田も、沢口も、東海林も、大沢先生も。
男は動物と同じね。
襲われた女子の中には、自殺した子もいた。
女子は結託して、男子と先生を殺すことにした。
みんな泣いていた。みんなで協力してゾンビから生き延びなくちゃいけないのに、
何でこんなことになっちゃうの。
5人の男子のうち3人は直接殺して、残り2人はほとんどリンチみたいに殺した。
裸にして縛ってゾンビの群れの中に放ったの。
先生には理科室の硫酸を頭からかけてやった。
もうその頃には、女子達はみんなおかしくなっていた。
親も恋人も友達もゾンビに殺されたし、ほとんど寝ていない。
男子の叫び声を聞いて笑い出した子もいたくらいよ。
かわいそうなことをしたかもしれないけど、仕方なかったのよ。
で、最後に生き残ったのは私だけ。
学校の中のゾンビを一人で退治したわ。
動きが遅いから、一匹ずつなら私でも殺せた。
一匹殺して、逃げて。また一匹殺して・・・。
武器はバットとか、食堂の包丁とか、針金なんかも使った。
ある程度、数が減ってきたら学校の机を積み上げて、
一匹ずつ誘いこめるような罠を作って、順番にバットで殴るの。
フルスイングだと一発で死ぬ。。
ゾンビになったチーちゃんも、隣のクラスの豊田君も、数学の吉田も殴った。
何匹殴ったかしら。
覚えてない。
ついに私もゾンビになる時がきたのね。
これだけ色々殺したんだから、苦しんで死ぬのが罰なのかもしれないわ。
その前に、自殺しようかなあ。

579 :VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 00:31:05 ID:4rpF9Gbf0
みどりさん、読ませていただきました。お疲れ様です
平凡な女学生を主人公にするという、あえて非力な主人公を使うのがリアルですね
ゾンビよりも、極限状態における人間の感情や、行動などが印象的でした

ざっと見たところ、みなさんリアル路線の作品が多いみたいですね(まだみどりさんのしか読んでませんが)
後ほど、みなさんの作品に目を通したいと思います

さて、ここで、私の作品が出来たので、投稿させていただきます
小説を書くのは初めですし、あまり頭も良くないので、楽しめるかどうかは分かりませんが…
一応、ギャグ系です。よろしくお願いします


580 :1 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 00:33:09 ID:4rpF9Gbf0
時は2008年、地球上では未知のウィルスが蔓延し、人類の8割はゾンビと化していた…

【U・S・A 西海岸、2ch州 自宅】
特殊部隊員 モッコリ・スミスはワイフのスティーブとベッドで寝ていた(ホモかよ)
モッコリ「ぐぅぐぅ…ブリ、プスー…」
スティーブ「くせーよ、殺すぞハゲ」
モッコリ「うっせーなぁ、過疎地の村民救出任務が続いているんだ、もうちょっと寝かせろよ…」
スティーブ「お前に任務を与える。このクサイ屁でイカれた部屋を換気しろ」
モッコリ「わかったよぉ、怒るなよw」
……
ジリリリリーン…ジリリリリーン   …電話が鳴った

モッコリ「朝っぱらから誰だよ?疲れてんのに…
   ガチャ、はい、モッコリです…あ、隊長、おはようございます」

電話の主は、モッコリが所属する特殊部隊の隊長、フレッド・J・田吾作であった(日系アメリカ人)

田吾作『おい、ゴミ野郎、口でクソ垂れる前と後にサーを付けろって言ったっぺよ』
モッコリ「サー、失礼しました。ところで、ご用件はなんでしょう?また村民救出ですか?サー」
田吾作『あぁ、任務であることは間違いない。しかし、今度の任務はちょっと遠出になりそうだぞ』
モッコリ「遠出?どこです?まさか、またこの前みたいにトラックで三時間かけて田舎まで行くんすかぁ?」
田吾作『トラックで三時間?バカを言うんじゃない。今度の任務はJAPANだ』
モッコリ「JAPAN!?隊長、今日はエイプリルフールじゃないんですよー;;」
田吾作『マジマジ、総司令官から直々のご命令らしいっぺよ
  まぁ、とにかく、出発は30分後だ。急いで用意しろ小僧』
モッコリ「殺すぞ、お前」
田吾作『うるせー、俺だって、一昨日いきなり聞かされたんだっつーの』
モッコリ「じゃ、その時伝えろよ、包茎&童貞のダメ隊長が」
田吾作『わり^^』

こうして、モッコリの日本遠征が決まったのだった…


581 :2 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 00:34:12 ID:4rpF9Gbf0
…世界は今や、未知のウィルスにより人口の8割以上を失っており、
現在生存している人間の数は10億程度と推測される。
ウィルスに感染した人間は、およそ24時間後に発症すると言われ、
その症状は、不死のモンスター・ゾンビになるというのもであった…
ゾンビ化した人間は、脳が侵され、食欲以外の機能が停止する。
つまり、ゾンビと化した人間は、誰彼かまわず襲い掛かり、その、
血や肉を貪り食う…
しかも彼らは、普通の人間の3倍近くの筋力を持ち、脳に致命的な
ダメージを与えない限り、息絶えることの無い、哀れなモンスター達なのだ。

【U・S・A 西海岸 2ch州 空軍基地】
世界の警察アメリカは、ゾンビウィルスの蔓延による混乱のため、
四六時中、全世界の治安維持、難民救助の作戦任務に追われていた。
この基地とて例外ではなく、常にソルジャー達が慌しく動いていた。

と、そこに、モッコリが2時間遅れで基地に到着してきた…

582 :3 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 00:34:43 ID:4rpF9Gbf0
モッコリ「あのクソ隊長め、いきなりJAPAN行きの任務を言い渡しやがって…
   でも、2時間遅れはちょっとマズかったかな?テヘ♪
   それにしても隊長が見当たらねーなぁ、まさか怒って先に出発してたりして…」

それから、2時間が経過……

モッコリ「隊長おせぇw」

さらに、2時間経過……

モッコリ「ぐぅぐぅ…」

… … …

ホウホウ…ホウホウ…(←ふくろうの鳴き声)
辺りはすっかり闇夜に包まれていた
……
モッコリ「くそっ、やっぱ俺を置いて先に出発しちまったのかな?やばいな、こりゃ」

その時である…

田吾作「わり、モッコリ!ちょっと遅れた」
モッコリ「ズキューン」

モッコリの腰からベレッタ拳銃が抜かれ、その銃口から火が吹いた。
それを巧みにかわす田吾作どん。

583 :VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 00:35:50 ID:4rpF9Gbf0
続きは明日あたりに書きます
よろしくです(;^ω^)

584 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 00:49:15 ID:2Gu4ork30
久々にちょっと書いてみたので、投下させていただきます。

『進化と、退化と』

 「まあ、掛けたまえ。今、コーヒーを淹れているところだから、しばらく休んでいてくれ」
 大至急、というから慌てて駆けつけてみたが、教授はいつものとおりのんびりと、お湯を沸かしていた。
 「あの…、お話というのは」
 「まあまあ、焦らない」
 教授は、荒挽きのコーヒー豆の上にゆっくりと湯を注いでいく。研究室にかぐわしいコーヒーの香りが拡がる。この教授
は、コーヒー豆にはこだわりを持っているから、いつも美味いコーヒーが飲めるのだが、器にはひどく無頓着で、今日も
湯飲み茶碗でコーヒーが出てきた。
 「大杉君、お兄さんは元気かね?」
 教授はソファーに腰を下ろすなり、そう聞いてきた。兄は、東邦新報という新聞社で記者をしている。うだつが上がらな
いというのを絵に描いたような男だ。憧れたなどということは断じてないのだが、気付けば私もルポライターになっていた。
おかげで今でも情報のやりとりが続いている。ことに、このたびのゾンビ事件を兄弟そろって追うことになって、顔を合わ
せる機会もにわかに多くなっていた。ちなみに、兄に元気でない時などない。兄の近況は適当に伝えておいた。

585 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 00:50:58 ID:2Gu4ork30
 「で、お話というのは?」
 「おお、そうそう。今日はね、ゾンビの話でね」
 この教授はいつもこんな調子だ。自分から呼びつけておいて、まるで何の話をするのか忘れていたかのように、大仰な
素振りを見せながら、ソファの隣にある机から、クリアファイルを取って、テーブルに置いた。
 「ゾンビ事件というものを、私なりの観点で考察してみたんだ」
 「教授なりの、観点ですか?」
 「そう。なぜゾンビは人間を襲うのか」
 ありきたりな観点じゃないか、と言いたくなったが、ここはグッと堪えて、頭の中を戦闘モードに切り替える。
 「言い換えると、なぜ人間しか襲わないのか…」
 「しかし教授、私の得た情報では、ゾンビは猫や犬も食べているとか」
 「そうなんだ。実はゾンビは人間しか食べないわけではない。他の動物を食べているのを目撃した、残飯をあさっている
のを見たという情報もあるし、ゾンビの死体――正確に言うと動かなくなったゾンビ――の胃から、野草が見つかったとい
う確かな例もある」
 教授はファイルの中から資料を取り出した。ゾンビが人間以外のものを襲ったり、食べたりした事例が表にまとめられて
いる。
 「動物を食べたという事例も、報告があるのはほとんどがペットの場合で、野良猫や残飯、野草の類に至ってはこの数
倍、数十倍の事例が隠れているはずだ。ところが…」
 教授はそう言うと、私をじっと見つめた。優しい目の奥に、いつの間にか鋭い眼光が点っている。思わず喉がゴクリと鳴
った。

586 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 00:52:57 ID:2Gu4ork30
 「ゾンビがゾンビを襲っている事例は、ただの1件も報告されていない」
 「それは、ゾンビはもともと人間だったわけですから、ゾンビがゾンビを襲ったとしても、一見してそうとわからなかった
だけ、という説明もできますよ」
 「そうだな。それは私も考えた。しかし、『隣のAがゾンビになって、斜向かいのBを襲った』なんていう目撃例もあるくらい
だから、『確かにゾンビになったC』が、『確かにゾンビになったD』を襲った、という目撃事例があってもおかしくない。それ
がどこをどう探し回っても見当たらないんだよ。無論、皆無とはいえないだろうが、人間以外を襲った、食べたという事例
に比べれば極端に少ないことだけは確かだ」
 私は教授の真意をはかりかねて、ただじっと教授を見つめた。
 「そして次にこれだ」
 そう言うと、グラフを描いた紙を取り出した。グラフは、右肩上がりに増加しつつ、次第にその傾きを緩めるような曲線を
描いている。
 「これは警察庁調べのゾンビの実数だ。y軸にゾンビの数、x軸は日付を取ってある。もっとも最近はゾンビの被害状況
を収集する警察や自治体にも相当被害が拡がっているから、これよりも数は多いだろうが…全体の傾向をつかむ分には
問題なかろう。当初は凄い勢いで増えているが、徐々にそのペースは落ちてきている」
 「はぁ…」
 「このグラフがある値に収束するものか、発散するものかはわからんが、ゾンビが増えるペースが落ちてきているのは
間違いないだろう。初めはゾンビが人間社会をあっという間に席巻してしまうものと思っていたが、社会の崩壊までには
至っていない」
 確かに、もっとひどい混乱に陥るものと思っていたが、今は小康状態と言ってもいい雰囲気ではあった。それが本当の
小康状態なのか、“慣れ”なのかは判然としなかったが…。

587 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 00:54:38 ID:2Gu4ork30
 「今度はこれだ」
 次に取り出したグラフは、正弦曲線がのたくったような形をしていた。形としては正弦曲線のように山と谷が交互に繰り
返され、全体としての傾向は一旦上がり、緩やかに減少カーブを描いているようだった。
 「このグラフは、人間がゾンビに襲われた事件の件数をy軸に、日付をx軸に取ってある。件数は見てのとおり増減を繰
り返している」
 さらに教授は、透明なシートに描かれたグラフを取り出した。今度のグラフは緩やかな山型を描いている。
 「これを重ねると…どうかね?」
 透明なシートに描かれたグラフは、先の“正弦曲線”の谷を結ぶようにして重なった。が、それの意味するものはわから
なかった。
 「この重ねたグラフは、人間がゾンビに食い尽くされた、つまり人間がゾンビの餌になった事例の件数をグラフにしたも
のだ」
 わたしは思わず「うーん」とうなった(この期に及んでまだその意味はわからなかったが)。
 「要するに、二つのグラフが離れている時期は、噛み付かれるだけの事例が多く発生している時期ということになる。
そして、噛み付かれたものは…」
 「ゾンビになった」
 「正解」
 教授はニヤリと笑みを浮かべた。私はグッと身を乗り出した。ここが核心だと。教授は透明なシートを取り去って、“正弦
曲線”を指差した。

588 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 00:56:45 ID:2Gu4ork30
 「でな、この曲線の周期、おおよそ28日なんだよ」
 電撃が走った気がした。
 「28日と聞いて何を思い出すかね?」
 「月齢…」
 「もう一声!」
 この教授、楽しんでやがる…。この人には、不謹慎とかそういうことは通じないようだ。
 「まさか…月経?」
 「その通り!私はね、この山をね、ゾンビの発情期だと読んでいるんだ」
 「はぁぁ?」
 不覚にも間の抜けた声を上げてしまった。
 「今のところ、ゾンビが増える手段は人間に噛み付く以外にないと考えられる。今は、ゾンビが人間を襲うのは食事だと
思われているが、私はそれと同時に、生殖であると考えておる。つまりセックスだ」
 食事とセックスの対象が同じ、ということにちょっと面食らったが、よくよく考えてみればカマキリのメスは交尾のあとオス
を食うというのを思い出して、納得した。さしずめ、人間がオスで、ゾンビがメスと言ったところか…。
 「人間が片方の性であるとするなら、ひとまずゾンビはある程度増えて、そこで人間と均衡を保つだろう。ゾンビという種
の保存には人間が不可欠だからね。そのうち妊娠するゾンビが出てくる可能性は皆無とは言えんが」
 妊娠しているゾンビを想像して、軽く吐き気がした。しかし、教授の考察はこれで終わりではなかったのだ。

(5レス目につき、続きはまた後で投下いたします)

589 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 01:20:43 ID:fUFppkgpO
ビロビロビーン様乙ですw

590 :slave-anecdote:2005/10/03(月) 02:29:44 ID:P0b3VpKL0
>>サナトリウム氏
>>VIP氏
>>みどり氏
>>バルビローリ氏お疲れ様です!

>>みどり氏
学校に立てこもるとは…そりゃあ学生なんだから遼平達(アネクドートの登場人物
も学校が良かったのでは?とか今更思ってみたりorz
学校って意外と門を閉じれば周囲は柵だから安全でしょうし。


591 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 02:38:38 ID:5ASj83e6O
みどりさんキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

前作からのファンです、ガンガってくださいねー応援してまーす。

592 :4 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 03:14:14 ID:4rpF9Gbf0
…前のは、>>580-582

田吾作「お、おい、待て!撃つな、モッコリ!」
モッコリ「隊長ぉ…遅すぎますよぉ、勘弁してくださいよぉ」
田吾作「正直すまんかった…ちょっと半角板でエロ画像漁ってたんだ…」
モッコリ「なぁんだ、それなら仕方がないか^^」
田吾作「まぁ、とにかくすぐに出発しよう。隊員が管制塔前で待機しているはずだ」

管制塔前に来た二人。しかし、そこには誰もいなかった…

田吾作「あれ?みんなどうしたんだろう?…管制塔のおじさーん、アルファ隊の田吾作ですけど、
    他の隊員知らない?」
おじさん「あぁ、他の隊員なら先にJAPANに出発したよ。君が遅いから」
田吾作「マジかよ!じゃ、俺とモッコリ二人で出発しろってか?あーあ、やだやだ」
モッコリ「あんたが悪いんでしょう、あんたが。まぁ、こうなったからには腹を決めましょう」
田吾作「そうだな…こんなとこで愚痴っててもしょうがない。そろそろ行くか…」
おじさん「あ、ちょっと待って田吾作さん、あんたの隊員さんが一人残っててくれたみたいだよ」
田吾作「え?マジ?誰だい?」


593 :5 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 03:14:46 ID:4rpF9Gbf0
すると、管制塔の待合室から、背の高い男がこちらに向かって走ってきた。

田吾作「おぉ、クリキントンじゃねーか。お前は出発しなかったんか?」
クリ「サー、もちろんです、サー。自分は隊長を置いて勝手に出発なんかできないであります」
田吾作「おぉ、さすがアルファ隊一の堅物、クリキントンだっぺ。よし、じゃ、三人で出発するか」
クリ「隊長、三人じゃ心細いので、デルタ隊から隊員を四名連れてきました」
田吾作「なに?あのデルタ隊から!?すげー、俺らオンボロ隊よりずっと頼りになりそうだぜ!」

待合室の奥から、屈強なデルタフォース隊員四名が現れた。

マイク「俺はマイク。よろしくな」
ポール「僕はポールです。以後、お見知りおきを…」
ブラウン「俺はブラウンだ。曽祖父は朝鮮戦争、祖父はベトナム、親父は湾岸、俺はイラクで戦った。
    まぁ、言うなれば、戦いのエリート一族ってとこだ。俺らは頼りになるぜ?隊長さんよ」
バリー「はっはっは、よせよブラウン、また一族自慢か?あ、俺はバリーだ。よろしく頼むぜ」
田吾作「みんな強そうだなぁ、こりゃ頼りになる仲間が増えたぜ!よし、みんな出発だ!」

こうして、六人は日本行きのヘリ、ブラックホークに乗り込んだのであった…


594 :6 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 03:15:18 ID:4rpF9Gbf0
闇夜の滑走路にたたずむブラックホーク。これから戦地に向かおうとする黒光りしたその姿は、
いつもより頼もしく見え、神々しさすら感じた。

田吾作「よっしゃ、全員乗ったな?確認!」
「Mike Ready...Paul Ready...Brown Ready...Barrie Ready...Mokkori Ready...Clikinton Ready」
「 Special Force here ! 」
田吾作「よっしゃ、みんな用意はいいな?忘れ物はないな?日本に向けて出発!」
パイロット(機内放送)「This is your pilot,have a nice Flight...Gentleman...」

フイーン、フォンフォンフォンフォン…ブーン………
……
ヘリが空港を出発して一時間、皆、押し黙っているせいか、機内は妙な緊張感が漂っていた。
その空気を破ったのはモッコリだった。
モッコリ「隊長、今回のJAPANでの任務、目的はなんなんですか?やっぱり、難民救助ですか?」
田吾作「まぁ、そんなとこだ。他の任務との相違点を挙げるとするなら、救助するのが一般市民ではなく、
    JAPANの総理大臣ということだ。話によると、国会議事堂に篭城しているらしい。それを救うのが、
    俺らの任務ってわけだ。まぁ、相手はゾンビだ。俺らの武器があれば、そう難しくはないだろう」
モッコリ「なーんだ。そんなことかwじゃ、楽勝ですね、隊長」
田吾作「だなw楽勝、楽勝。それにしても、先に出発した俺らの隊員は無事だろうか…」
モッコリ「さぁ、どうなんでしょうね…無事だといいんですが…
   さぁ、隊長、到着まであと15時間ほどあります。とりあえず寝ましょう」
田吾作「だな。よし、寝るか。ぐぅ…」
モッコリ「おまいはのび太か!」

595 :7 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 03:16:43 ID:TyxwkQ7w0
…12時間後…
【神奈川県沖上空1000m】
パイロット「田吾作隊長、起きてください。とりあえず日本領に入りました」
田吾作「ぐぅぐぅ…」
バリー「おい、隊長さんよ、起きろ、バチン」
バリーは自慢のビッグコックで田吾作の頬をビンタした。
田吾作「ちょwwおまwwwそりゃねーだろ。もっとまともな起こし方ねーのかよw」
バリー「とにかく隊長さんよ、下を見てみろ。JAPANの領土が見えてきたぞ。それに今日は、
   いい天気だ。ゾンビを狩るにはいい日和だ…」
田吾作「のん気なヤローだな。お前は。ヘタしたら死ぬかもしれない任務なのによ」

と、その時!!

ギギギギギギギ…ガガ…ボム!


596 :8 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 03:17:14 ID:TyxwkQ7w0
ギギギギギギギ…ガガ…ボム!

パイロット「あれ?なんかエンジンの調子が…うわ、操縦が利かない!!!!
    みなさん!大変です!エンジンの故障です!出力低下!このままでは墜落します!」
GPWS「ヴーン...SINK RATE...whoop whoop ! pull up ! pull up ! 」
パイロット「こりゃだめかもわからんね」
※参考URL http://mito.cool.ne.jp/detestation/ja123.html 不謹慎ネタスマソ
田吾作「マジかよ!みんな、各自荷物を持って、パラシュートを装着しろ!」
All「Roger !!」
田吾作「みんな、用意はいいか?順番に降下しろ!やり方は覚えているな!」
モッコリ「やべwパラシュート降下のやり方忘れたっぽいw」
田吾作「じゃ、いい。貴様は氏ね」
モッコリ「くそっ、こうなりゃ、やけくそだぜw
   …ん?…ちょwwおい、マイク、ポール、おまいらのパラシュートの後ろにMADE IN KOR○Aって書いてあるぞ!
   あと、ブラウン、バリー、おまいらにはMADE IN CHI○Aって書いてあるし!俺とクリキントンと隊長はMADE IN USAだが」
マイク、ポール、ブラウン、バリー「ヤバスw」
クリ「ご臨終です」
田吾作「チーン」
モッコリ「ポクポクポク…」
田吾作「時間が無いぞ!とにかく、全員脱出!」

六人とパイロットはヘリから緊急脱出した…
(以降は今度書きます。スレイブさん、どもです)

597 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 03:28:00 ID:l7AT2KafO
イイヨイイヨー

598 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 06:05:16 ID:L1/ZvuHmO
みどりさん乙。前いた人なら、超久しぶり乙

599 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 07:58:24 ID:2Gu4ork30
『進化と、退化と』(つづき)

 「われわれ人間は、この地球に現れて以来、進化を続けてきた。高い知能を持ち、文明を築き、生物の進化の究極に
あると思われている。しかしだ、体毛は多くが抜け落ち、服を着なければ健康を維持することはできなくなった。衛生的に
なった反面、生肉や生水を口にすることで簡単に病気に罹るようになった。石油に依存しすぎて、石油が枯渇したらわれ
われは生きてはいけないだろう。結婚という社会の制度ができ、誰もが子孫を残せるようになり、医療の水準は高くなって
本来ならば死んでいたはずの人間の命を救えるようになった。その反面、弱い遺伝子、弱い体を持った人間が淘汰され
ることなく、脈々と子孫を残していく…。これはある意味で、生物としての人間の“退化”ではないだろうか」
 「しかし、それはすべての生物にいえることではありませんか。生物が進化によって、ある特徴を特化するとき、他の特
徴は薄められていく。進化と退化は表裏一体のものではないですか」
 私の反論に、教授は黙って頷いた。ほんの一瞬ではあったが、研究室は沈黙に包まれた。
 「さて…、生物が進化を遂げたとき、それにウイルスが関わっているという説があるのはご存知かな?」
 「ええ、知っています」
 「進化の過程の中間種の化石が見つからないこと、すなわちミッシングリンクを都合よく説明するための説だ。生物は
徐々に進化したのではなく、あるとき一気に進化した。中間種はそもそも存在しないと…。その進化の原因として考えられ
ているのが、ウイルスによって新しい遺伝子が組み込まれたということだ。まあ、ある意味で『妄説』と言えるだろうがね」
 だんだん教授の言いたいことがわかってきたような気がしたが、適当に相槌を打ちながら耳を傾けることにした。

600 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 08:02:25 ID:2Gu4ork30
 「そして今回のゾンビ事件。これもウイルスの仕業だと考えられておる。まだウイルスの分離には成功していないがね。
奴らは人間に比べると非常に強靭な生命力――そもそもが生きているのかはよくわからんが――を持っている。そこで
だ、私はゾンビという存在は、人間の進化の一形態ではないかと考えたのだ」
 私は背筋が凍るのを感じた。ゾンビが人間の進化形などと、そのようなことが…。
 「しかし、先ほど教授は、ゾンビが人を襲うのはセックスだとおっしゃった。だとすれば、ゾンビは、数を増やし、種を保存
するために人間に依存しているということになる。ゾンビが人間の進化したものなら、人間に依存することなく子孫を残せ
なければおかしい」
 「今のところはね。しかしこればかりは何年も経たなければわからないことだ。進化の原因をウイルスに求めるならば、
ウイルスに感染し新しい遺伝子が組み込まれた個体と、そうでない個体が同居していた時期があることになる。それはま
さに今われわれが置かれている状況と同じではないかね?」
 「でも教授、ゾンビのように、知能も理性も失った状態は、私には進化には見えません。あれは退化以外の何物でもな
い」
 「そうかね? 彼らに知能がない、理性がないとなぜ言える? 誰かが確認したことかね? われわれが彼らとのコミュ
ニケーションを取る手段を持っていないだけで、彼らには高度な知能が宿っているかもしれん。われわれ人間社会から眺
めるから、理性がないように見えるかもしれんが、彼らは彼らの社会に適合する理性を持っているかもしれんよ?」
 確かに、ゾンビから知能や理性が失われていることを、確認したわけではなかった。しかし、私には教授が狂っていると
しか思えなかった。自分の妄想にとり憑かれているとしか。

601 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 08:04:12 ID:2Gu4ork30
 「ゾンビという存在の正体を見届けるには、数年では足らないだろう。おそらく、最低でも数十年のオーダーが必要にな
る。それには私は年を取りすぎている。それに、今のままで行けば、ゾンビは人間に絶滅させられてしまうかもしれん。私
は、最後の仕事として、人間の更なる進化を見届けたい。いや、この体で進化を感じたいのだ」
 「教授! 何を考えているのです。ゾンビの正体を見届けるのに、数十年のオーダーが必要だと証明されたわけではな
いでしょう。これが進化だとも…。もしかしたら、明日にもゾンビの真相が明らかになるかもしれないんですよ。悪いことは
言わない、おやめなさい」

 いつしか日は西に傾いて、研究室は茜色に染まり、教授の顔は影に暗く沈んで見えた。
 「もう、手遅れなんだよ」
 教授は、しばらくの沈黙のあと、静かにそう言った。そして、一本の試験管を取り出して見せた。試験管は空だったが、
赤黒く汚れていた。
 「それは…」
 「ゾンビの血だよ。正確に言えば、さっきまでゾンビの血が入っていた試験管だ」
 後頭部をガツンと殴られたような衝撃が私を襲った。脂汗が額を伝うのがわかる。
 「君がここに来る前、私はこれを自分に注射した。そう、進化するためにね」
 目の前が真っ暗になった気がした。日はさらに傾いて、教授の顔は影になって、声だけが聞こえていた。
 「今日君を呼んだのは他でもない、私が集めた資料、そして私の考えを、保管して欲しい。後世に、こんな学者もいたの
だということを伝えてもらいたい」

602 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 08:04:29 ID:qPrtPDriO
( ゜∀゜)やっぱビロビロ氏の話は面白い!
ワクワク!

603 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 08:05:33 ID:2Gu4ork30
 「もしゾンビになることが進化なら、そんな必要はないのではありませんか?」
 「ふっ…、物事には絶対はありえんのだよ。君のような考えが正しかった時のための保険だよ」
 「教授、あなたは本当はゾンビになることが進化だとは思っていないのではありませんか? 私が、決して“進化”を望ん
でいないこともわかっておられる」
 教授はそれには答えず、しばし沈黙した。
 「私が無類のギャンブル好きだということは知っているだろう。私は、たとえ1%でも可能性があれば、そこを切り拓きた
い性格なんでね…。さあ、行きたまえ。もし私が理性を失ったら、最初に君を襲うことになってしまうからね。あとは頼んだ
よ」
 私はテーブルの上に並べられた資料を鞄にしまいこみながら、立ち上がった。
 「それでは教授、失礼します。今までお世話になりました」
 手短な挨拶に応えることもなく、教授はただ、うん、と頷いたように見えた。私は研究室のドアを開けようとしたとき、ふと
教授の方を向き直った。
 「教授、私は人間であることを諦めない。たとえ私がこの世界の最後の人間になろうとも」
 教授は、「ああ」とうめくように返事をしたようだった。私は研究室を出ると、何ともいえない寂寥感に襲われた。やけに廊
下が、長く感じた。

604 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 08:06:58 ID:2Gu4ork30
 それ以来、教授の消息はわからないままだった。教授はその後どうなったのか、調べても何も出てこなかった。果たし
て教授は“無事に”ゾンビになったのだろうか。ゾンビになったとして、それは“進化”であったのか、それを体で感じること
はできたのだろうか。今となってはわからないし、――そしてその意味を探ることも、もはや意味はないだろう。
 教授と会見したときと比べて、世界は大きく変わってしまった。それは教授の考えていた、あるいは望んでいた形であっ
たのかはわからない。私は、教授から預かった資料を眺めた。今、このような世界では、もはやこの資料も、教授の考え
も、何の意味も持たないだろう…。
 私は、台所で資料にライターで火をつけた。静かに燃える火をぼんやりと見つめながら、「さようなら、教授」と、心の中
でつぶやいていた。

《終》


605 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 08:12:19 ID:qPrtPDriO
ビロビロさん御津!
やはり貴方の作品は面白いです。
世界がどう変わったのか、気になる余韻も素敵。

606 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 12:28:42 ID:0boNysOB0
>バルビローリさん
お手入れ不要の体を持ち、同族で殺しあったりしない、地球を汚さず地球に優しい存在、

やっぱ人間より高次な存在だよねw

>みどりさん
前作はマンソンの隣の部屋に窓伝いに侵入、ってお話の方ですよね。お懐かしい。
何となく陰鬱なタッチの展開(失礼)好きです。またよろ。

>VIPteacherさん
乙です。なんかよーわからんがもっとやれや!って感じです。期待。

607 :9 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 18:37:46 ID:TyxwkQ7w0
以前は、>>、>>580-582 >>592-596

マイク、ポール、ブラウン、バリーが先手をきってヘリから飛び降りた。
その後に続いて、モッコリ、田吾作、クリキントン、パイロットが脱出。
脱出した直後、ヘリはクルクルと回転しながら海へと落ちて行った…

ゴォォォォォォォ…
モッコリ「うわ、怖ぇw富士急のフジヤマより怖ぇww速ぇwww」
クリキントン「モッコリさん、落ち着いてください!
    もう少しでパラシュートを開いてください!」
田吾作「よし、今だ!全員パラシュートを開け!」
マイク、ポール、ブラウン、バリー「ひ、開かねぇよwwさすが半島&中華クオリティw」
パイロット「あれ?俺のパラシュートも開かねぇwwっうぇwこりゃ氏んだなw」

……ドボーン×5……ウワァ…

田吾作「あいつら…無茶しやがって。おまいら五人のことは忘れない」

結局、パラシュートが無事開いたのは、田吾作、モッコリ、クリキントンの三人だけであった…

田吾作「なんとか陸地には着地できそうだ。おまいら、しっかり俺についてこい」
モッコリ、クリ「了解」

と、その時、いきなり突風が吹いた。ピュー!
田吾作、モッコリ、クリ「うわ、風に流されるぅ!」

三人は風に流され、バラバラになってしまった…


608 :10 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 18:38:22 ID:TyxwkQ7w0
【モッコリ編】城ヶ島 AM11:00
「くっ、隊長とクリキントンとハグレちまったぜ!やべぇな」
ややあって、風が落ち着いてきた。なんとか、島の海岸に着地することができたモッコリ。
「ふぅ、なんとか無事にJAPANには着いたか…でも、ここはどこだ?」
辺りを見回すモッコリ。しかし、静かな波の音と、カモメの鳴き声が聞こえるだけの、
ただの海岸であった。
「そういえば、パイロットの奴、カナガワケン上空とか言ってたな?
 ちょっと地図でカナガワケンとやらを調べてみようか…
 …ガサゴソ…あった、これがJAPAN地図だな。ええっと、ここがカナガワケンだから…
 なに!東京までかなり距離があるじゃねーかよwしかもここは……
 神奈川県の城ヶ島かよw」
そう、彼らは城ヶ島に来てしまったのだ。そしてモッコリは、城ヶ島の東海岸にいるのだ。
なにはともあれ、とりあえず隊長達と合流せねばならない。
モッコリは装備品をチェックすると、立ち上がり、M16自動小銃に弾薬をセットした。
「よし、これでゾンビ野郎が現れても大丈夫だな。
 さて、それじゃ、隊長達を探すか…ん?あそこに白い灯台があるぞ?行ってみようかな」
ザッザッザッ…
「くぅ、足場が岩場だから歩きにくいなぁ、とにかくもうちょっとだ。あの灯台に登って、
 辺りの様子を見てみよう」
灯台前に来たモッコリ。近くに立て看板がある。
-WELCOME 安房崎灯台へ-
「安房崎灯台…か。まぁいい。中に入って見よう」
モッコリが灯台の入り口のドアを開けようとしたその時。

609 :11 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 18:38:53 ID:TyxwkQ7w0
うぅぅ…うぅぅ…
なにやら、中から人間のうめき声が聞こえる…
「誰だ!誰か中にいるのか?まさか…ゾンビか?…
 おい、人間なら返事をしろ。おい」
しかし、返事はなく、うめき声が聞こえるだけだった。

……ドガッ!!!
いきなりドアが開いた。中から、中年女性と見られる人が突っ立って、ボンヤリとこっちを見ている。
…しかし、その目には生気は無く、皮膚は青白い。頭皮は半分以上抜け落ち、
口からはヨダレが垂れ流れおり、片方の腕がもぎ取れていた。
つまり…ゾンビだ。
モッコリはいきなりのことに動揺していた。ゾンビとの距離はおよそ2メートル。
腰が抜けそうになったが、なんとか踏ん張り、小銃を構えた。
「くそっ、化け物め、来るなら来い!」
小銃のアイアンサイトを覗く暇もなかったので、腰撃ちの体制で引き金を引いた。
ドウッ!ババババ!
銃弾はおばさんゾンビの胸に数発着弾した。
ゾンビはよろめいたが、倒れない。体勢を持ち直したゾンビがこっちに突進してきた。
「うぉっ、あぶねぇっ!」
寸でのところでゾンビの突進をかわすモッコリ。
「くそぉ、やっぱ、ゾンビは頭をふっ飛ばさないと倒せないみてーだ」
改めて小銃を構えなおすモッコリ。
そして、発砲。今度はうまくゾンビの脳に直撃したようだ。おばさんゾンビは、
その場に倒れこみ、二度と起き上がることはなかった。

610 :12 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/03(月) 18:39:24 ID:TyxwkQ7w0
「はぁはぁ…JAPANのゾンビも味なマネしてくれるねぇ。素敵な歓迎ショーだったぜ…」
灯台の上に登ったモッコリ。天気がいいので、遠くまで様子が見える。
「なるほど、ここから海岸沿いに北上すると、大きな橋があるな。あそこを渡れば、このイカれた
 島から脱出できるわけか…
 それにしても、さっきの交戦でどのくらい弾を使ったんだろう………
 どうやら、15発ほど発砲したようだな。予備マガジン(一つ30発)が九個あるから、
 残弾は285発だな。東京に到達するまで、節約しなくては…」
灯台で一息ついたモッコリは、ふたたび歩を進めるべく、立ち上がった。
灯台を後にしたモッコリは、とりあえず城ヶ島大橋に向かうため、海岸沿いを北上するルートを選んだ。
「ふぅふぅ…なかなか遠いな。おや?あれはなんだ?鉄工所か。無駄にデカい工場だな。
 まぁ、いいや、こんなとこで道草を食うわけにはいかねぇ、先を急ごう…」
その時、パパパーン…パンパン… 島の西のほうから銃声が聞こえてきた。
「まさか…隊長かクリキントンか?よし、西だな。あっちに行ってみよう
こうして、モッコリは島の西方面に方向転換し、物凄い勢いで走った。
(次回はクリキントン編を書きたいと思います。>>606さん、ありがとうございます。凄く励まされます。)


611 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/10/03(月) 19:08:03 ID:KqW8YUOK0
...4
 南の国から来た人民服野郎に、したたか撲ちのめされたオレは、地下格納庫の冷たい床の上に、黙って横たわってたのよ。
 …暫くすると、腹黒伊東と一緒に、人民服の上官が、靴音響かせ現れた。
 そのうち、ケツを蹴飛ばされた中村の、犬っコロみてぇな悲鳴で、オレ達みんな、叩き起こされたのよ。
 伊東の野郎は、「仕事の時間だ。」ってほざきやがる…。
 てめぇの顔など見たくもねぇが、ベレッタ9ミリを向けられてちゃ、知らん顔もしてられねぇ。
 野郎は、「ミサイルの乗った台車を、奥のエレベーターまで押して行け。」って命令しやがるのよ。
 人民服の上官野郎は、何を言ってるか判らねぇ、C国の言葉で怒鳴ってる。
 どうやら、資材運搬用のフォークリフトは、錆ついちまって動かねぇから、オレ達に肉体労働させようとしてるらしいのよ。
 作業のために、手首のロープだけは外されたが、自動小銃の銃口が、こっちを睨んでいやがるから、やたらなことは出来なかった。
 仕方なしに、オレ達は言われたとおりに、ミサイルの台車を押し始めた。
 全長六メートルほどのミサイルは、翼を折り畳んだ飛行機みてぇな形だけど、この中にゃ一つの街を吹き飛ばすほどの、中性子爆弾ってのが、入ってるから恐ろしいじゃねぇか。
 人民服野郎が指示する方向に、台車を押していくと、自家発電の電力で、隔壁扉が開かれて、電灯の灯ったトンネルが、遙か向こうに続いてた。
 オレ達が苦労して進んで来た、真っ暗闇のトンネルと、反対方向に続く、コンクリート造りの通路の中は、昼間みてぇな明るさよ。
 台車のタイヤが軋む音が、トンネルの壁に反響して、女の悲鳴みてぇに聞こえやがる。
 オレは、少しでも時間稼ぎをしようと、台車を押す力を加減しながら、トンネルの中を押して行った。
 もっとも、二トン近い重量の台車を押してるのは、足を引き擦る南の野郎に、腕を噛まれたランボー平岡、口だけ達者な中村メガネ猿と、頼りねぇのが揃ってる。
 …まともなのは、オレの他にはロン毛の兄ちゃんだけだから、急げったって無理な話よ。
 だからオレは、力任せに押す振りをしながら、周りの状況や、人民服野郎の動きを目で追ってたのよ。

612 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/10/03(月) 19:08:48 ID:KqW8YUOK0
...5
 …ミサイルの台車を取り囲むように、歩調を合わせて付いて来る、南の国の兵隊どもは、オレ達の行動に注意を払っちゃいるが、何となく疲れた足取りだぜ。
 口だけ元気に動かしちゃいるが、奴等の装備や服装にも、薄汚れたシミや、裂けそうな綻びが、あっちこっちに付いてるから、オレ達と同じような目にあって、ここまで辿り着いたんだろう。
 …台車の前の方、…操舵輪を操作する、赤鼻の人民服野郎の隣には、オレ達の物だった、武器やバックパックが乗せてある。
 たぶん、奴等は予備の武器に使うつもりなんだろうが、隙を見て、そいつを奪うのは、どう考えても無理ってモンだ。
 …そのうち人民服の上官に、何か命令されたらしい、お付きの兵隊二人組が、隔壁扉を操作しながら、どんどん先に進んで行っちまった。
 人数は減ったが、相変わらず監視の目だけは厳しいから、勝手なことは出来ねぇのよ。
 …ブツブツと愚痴を言う、中村のアホの呟きが、台車の軋み音に交差して、念仏みてぇに聞こえたぜ。
 …幾つかの隔壁扉を通過すると、エレベーター室らしい突き当たりの部屋に辿り着いた。
 先に到着した兵隊野郎の二人組は、壁の操作盤のスイッチを押して、何かを動かしていやがる。
 操作盤のモニター画面に写った風景を見ると、どうやら、上の建物らしいコンクリの壁やフェンスが写ってる。
 自家発電の電力で、格納庫の動力が復帰したから、エレベーターや監視装置が使えるみてぇだぜ。
 白黒のモニター画面じゃ良く判らねぇけど、薄っ暗くなった建物の周りにゃ、何匹かのゾンビ野郎が彷徨いてる…。
 基地の設備に詳しいスミスの野郎が、操作盤に近寄って、スイッチやレバーを弄くると、モニターの映像が切り替わった。
 上の建物は、どうやら外見は倉庫みてぇな構造だ。
 建物の中の映像も写ったが、倉庫の中までは、死人野郎も入り込んじゃ、いねぇらしい。
 …画面の隅っこに、ユニッククレーン装置付きトラックが見えたのは、その時よ。
 横須賀に上陸した時乗って来た、オレ達のトラックと同じ様に、窓ガラスはアミアミ鉄筋で覆われて、ご丁寧に、前の方にゃ、ブルドーザーの排土板みてぇな物まで付いてやがる。

613 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/10/03(月) 19:09:39 ID:KqW8YUOK0
...6
 あれが、ゾンビを掻き分け、押し進む、南の奴等の乗り物なら、オレ達が乗る座席までは、用意されて無ぇだろう。
 多分、腹黒伊東のことだから、あのトラックにミサイルを無事に積み込むまでは、生かしておいてくれるだろうが…。
 そっから先は、後ろから撃ち殺されるか、ゾンビの群れに放り出されるのが、関の山だろ。
 それでオレは、キーキーと、でかい音立てながら降りてくる、貨物用エレベーターを待つ間、小声でロン毛野郎に話しかけたのよ。
 「逃げ出す算段は無ぇか?。」ってよ。
 桐山の奴も、流石に良い手は思いつかねぇみてぇで、首を横に振るだけだが、オレの肩越しにランボーの後ろ姿を見てやがる。
 はしっこいロン毛野郎のことだから、オレ達の会話を、盗み聞きしてたんだろうが、死を覚悟した平岡の、捨て身攻撃だけが頼りってのも、何だか悲しいじゃねぇか。
 …そのうち、軋み音立てるエレベーターが、空から舞い降りる死に神みてぇに、俺たちの前に止まりやがった。
 留置場の鉄門に似た、鉄のゲートが開かれて、人民服のC国野郎が、訛った日本語で「押せ。」って命令しやがる。
 …それでオレ達はまた、台車のミサイルを押し始めたんだが、こっちのエレベーターのサイズが小さいのか、台車を納めると、人は全員乗りきらねぇ。
 …無線で何処かと連絡を取るらしい、南の国の上官と裏切り者の伊東の野郎は、エレベーターを操作する兵士と一緒に操作盤の側に残ったのよ。
 オレ達奴隷代わりの連中は、ライフル銃持った、四人の兵士に睨まれならが、葉巻加えて鼻歌を歌ってるスミスの野郎と一緒に、エレベーターに乗り込んだ。
 手動のゲートが閉じられて、上昇を始めたエレベーターの中は、移動できるスペースもそれほど無ぇ。
 ランボー野郎は、息苦しいのか、相当呼吸が荒くなってやがる。
 台車の上で、ミサイルを取り囲むようにしながら、オレ達を見てる日本人民国の兵士どもは、油断の素振りも見せねぇぜ。
 …そんな一瞬。
 何かの加減で、エレベーターが、ブルッと身震いするように停止した。
 倉庫内の電灯も、瞬くように点滅したから、多分発電機か電源系統が調子悪くて、作動電圧が落ちたんだろう。
 ランボー野郎は、その隙を見逃さなかった。

614 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/10/03(月) 19:11:07 ID:KqW8YUOK0
...7
 …小声で「やれ。」って、オレに呟きやがったぜ。
 武器も何も持って無ぇオレ達だが、平岡の野郎は知っていやがったのよ。
 オレのゾンビの腕は、「凶器」だってことをよ…。
 それから奴は、オレの左腕を掴んで、自分の胸に押し当てるように、引っ張りやがった。
 「…済まねぇ平岡。」
 …オレは、ランボーの厚い筋肉質の胸板に、開いた左手を押し付けると、そのまま指先をあばら骨の間に食い込ませた…。
 …ゾンビの指が、てめぇの胸に食い込むみてぇに感じてよ…、痛くもねぇのに、目蓋の奥から涙が溢れ出て来やがって、平岡の顔が薄ぼんやりと見え始めた。
 ランボー野郎の、あばら骨がへし折れる音は、鉄骨エレベーターの軋み音に紛れて、南の国の兵隊にゃ聞こえねぇ。
 平岡の、苦痛に歪む顔は、ほんの何秒かの間だったが、一瞬動きを止めたエレベーターが、また動き出したときにゃ、奴はもうこの世と「おさらば」しちまってた。
 オレは、崩れ落ちそうな奴の体を支えると、南の兵隊どもに気取られねぇように、天井のライトが長い影を作る、台車の脇の方へゆっくり移動していった。
 …ロン毛の兄ちゃんも、南の野郎も平岡の様子には気が付いたらしい。
 南の奴は、仲間の死に様を、きっちり目蓋に焼き付けるように、怖ぇえ顔しながら、オレ達の動きを目で追ってる。
 …学者先生の、最近の研究じゃ、ソンビ症候群にやられた奴が、死んでからゾンビになって蘇るまでの時間は、最短で二〜三秒、長い奴でも三十秒は掛からねぇらしい。
 エレベーターが上に着くまでの間に、平岡の野郎が目を覚ましてくれりゃ、オレ達が助かる確率も高くなる。
 …何しろ、人民服の兵隊は、ミサイルを無事に持って帰りてぇんだろうから、狭いエレベーターの中じゃ、やたらと自動小銃も、ぶっ放せねぇだろ。
 それでオレは、ランボー野郎の胸を突き破った、ゾンビの左手を引き抜きながら、赤い鼻の人民服野郎に少しずつ近づいて行った。
 …奴の体がピクリと動いたのは、その時よ。
 「来た。」
 ランボーの体を突き放したオレは、台車の下側に身を伏せた。
 …幾らダチだって、最初に噛まれたくは無ぇからな。

615 :おやじ ◆bP7aENzd7c :2005/10/03(月) 19:12:52 ID:KqW8YUOK0
悪いなぁ。…ほんとに月1になっちまったよ。
忙しくって、なかなか書けねぇけど、取りあえず、4話投下するな。

 おまけに人物設定でも書いておく。
 こんな感じの奴等を想像しながら読んでくれ。

なまえ         読み仮名         愛称     モデルとなる人物
平岡 誠一     ひらおか せいいち   ランボー    天山広吉
南 彰之       みなみ あきゆき    なし       寺脇康文
中村 良雄     なかむら よしお     メガネ猿    板倉俊之(インパルス)
伊東 俊久     いとう としひさ      腹黒       佐野史郎
スミス トーレン  すみす とーれん    アメちゃん    ビル・マーレー
桐山 健吾     きりやま けんご     ロン毛     オダギリジョー
源田  武      げんだ たけし      おやじ       ???


ついでに今までの分を、まとめてここにUPしておくから、暇な奴は読んでくれ。

PART1

ttp://briefcase.yahoo.co.jp/bc/nicole_ksky/vwp2?.tok=bc.RQDWBT8PtDbOy&.dir=/zombi&.dnm=Oyaji.pdf&.src=bc

PART2

ttp://briefcase.yahoo.co.jp/bc/nicole_ksky/vwp2?.tok=bcTQQDWBoG3nglwP&.dir=/zombi&.dnm=Oyaji_PART2.txt&.src=bc

616 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 22:03:00 ID:qbgfWjEzO
VIPさん、最近シリアス物が多かったから、こういうのも良いですw
楽しみにしてますぜ。

おやじさん、待ってました…
…って、おやじに名前が!

よし!酒でも飲みながら、旧丼でも見るか…

617 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 22:17:19 ID:l7AT2KafO
おやじしね

618 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/03(月) 22:53:55 ID:2Gu4ork30
レスをつけてくださった皆様方、たいへんありがとうございます。
なんだかすっかりビロビロリーンが定着してしまったようですが…(自分の蒔いた種ですね)
暖かい感想をいただけることもうれしいのですが、あんな古いネタを今まで覚えていて
くださったことに感動しました。
職人のみなさんも次々に作品を投下されて、スレが盛り上がっていますね。
私も読者の一人として期待しています。

かつての拙作に続編をつけてみようかな、とか思い悩んでいるビロビロでした。それでは、また。

619 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 23:07:34 ID:KSME1woH0
>>617
次の攻撃目標を見つけたようだな。

何人の作者を追い出せば気が済むんだ?

620 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 23:08:15 ID:l7AT2KafO
おやじしね

621 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 23:10:27 ID:krjwLC49O
個人的に一番楽しみにしてるおやじさんGJ。

ついにランボーまでもゾンビになっちゃったよ('A`*)
この先の展開が気になるわぁ。

622 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 23:20:01 ID:fUFppkgpO
作家さん全員乙です。
いやもうみなさんQualityテラタカスw

623 :本当にあった怖い名無し:2005/10/03(月) 23:32:53 ID:fiREr21AO
くだんはともかく、おやじが死ぬと俺が悲しみますよ
くだんが嫌われる理由はよく分かるからいいけどさ

624 :fool:2005/10/04(火) 00:00:21 ID:Uy+Qm6VV0
>>みどりさん
謀図ちっくですね。うーん、救いがない。
終った世界を描いた陰鬱な作品ですね。

>>バルビローリさん
>「大杉君、お兄さんは元気かね?」

大杉という名前が出てきた瞬間に「もう人大杉」というオチが
頭をよぎりました。やばいなー。
そんなしょうもないfoolishなオチじゃなくて良かったです。

>>おやじさん
ゾンビの腕キター!ゾンビの腕とか言うと、力を使うたびに、体がゾンビに
犯されていくという厨設定が思いつきますが、おやじさんの腕は
なんか淡々としているので厨っぽくなくて良いです。


625 :みどり:2005/10/04(火) 00:32:45 ID:1k66gAaX0
12日ぶりのシャワー。
すっきりした。
髪がベタベタで気持ち悪かったもの。
ヨシオが持ってきた服に着替えた。
白い下着に、ソックス。デニムのプリーツスカート、
白のキャミソールと白い7分袖のシャツ。
なにこれ。あいつ白が好みなの?
まあ、いいわ。
下着は少し大きめだったけど、服はサイズが合った。
靴も新しいものがあったので、それに履き替えた。
「あ、あの・・・」
シャワールームから出た私に、ヨシオが声をかけてきた。
「本当にすまない。傷はどう?僕はこれでも医学生なんだ」
私は目を合わせないように、彼の言葉を無視して歩いた。
「服はね。学校の購買から拝借したんだ。サイズはどう?」
無視。
「あ。こっちに来てくれ。佐々木教授達が待っている」

626 :みどり:2005/10/04(火) 00:33:26 ID:1k66gAaX0
ここは医学関連の建物のようだった。
半分病院みたいなつくりだ。
トシオに連れて来られたのは、会議室のようなところだった。
中には教授と小野田がいた。
「似合うじゃないか」
佐々木が私の姿を見て言った。
ヘラヘラと笑って、気持ち悪い。
私は窓際のソファに座って床を見つめた。
「気分はどうだ?」
小野田が来た。
「噛まれた腕が痛むことは?」
無視。
答えたくない。こいつらは信用できない。
もし、私を襲うようなことがあったら、殺してやる。
で、後から私も死ぬのよ。
小野田がため息をついた。
「妙じゃな」
そう言って佐々木が考え込んだ。
「普通、噛まれてゾンビになる前は、そうとう苦しむはずじゃ」
私はふくらはぎを見た。傷は普通だった。特におかしいことはない。
「妙じゃ。傷を見せてくれ」
佐々木と小野寺が覗き込む。
「どういうことなんだ?腫れてもいない」
「うむ。しかも治りかけておる。通常の噛み傷と変わらん」
二人は黙り込んだ。

627 :みどり:2005/10/04(火) 00:35:23 ID:1k66gAaX0
その後、数時間たっても私は死なず、ゾンビにもならなかった。
教授とトシオはずっとゴソゴソと何かを話し合っていた。
傷が浅かったのでは?とか
噛んだのはゾンビではなかったのでは?とか。
でも、私は間違いなくゾンビに噛まれた。
教授は少し興奮していた。
「こんなことは初めてじゃ。噛まれてもゾンビにならない者がいるなんて!彼女を調べれば、とてつもない発見ができるかもしれん」
「教授。落ち着きましょう」トシが佐々木をなだめた。
「これが落ち着いていられるものか。トシオ君、聴診器を頼む」
トシオはまた犬のように走って、救急箱から聴診器を取り出して教授に渡した。
「小野田君はこっちを見ないでいてくれ」
教授の強い言葉に、小野田は慌てたように後ろを向いた。
「ちょっと心臓の音を聞かせてくれ。さあ、胸をめくって」
教授が聴診器を私に向ける。
私は黙っていた。

628 :みどり:2005/10/04(火) 00:36:37 ID:1k66gAaX0
「さあ。恥ずかしがることはない。ワシは医者じゃよ」
教授の左手が私のシャツの胸ボタンに伸びる。
私はその手を払い落とした。
ギョッとした表情の教授。
そして、お構いなしに、彼の胸の辺りに蹴りを入れた。
教授は床に倒れ、激しく咳き込んだ。
「せ、先生!」と、トシオが駆け寄る。
「こ、この小娘め。ゴホッ!何をするか!」
小野田も、慌ててこちらへ近づいた。
「突然こんなところに連れてこられて、この子は緊張しているんだろう。もう少し時間を置いたほうが良いんじゃないか?」
「ゴ、ゴホッ・・・しかし、小野田君・・・」
「しかも、ゾンビに噛まれたし。きっと怖いんだろう。相手は女の子なんだ」
「そ、そうか。すっかり興奮して、患者が若い女性だということを忘れておった」
誰が患者よ。バカみたい。
「トシオくん。彼女に食べ物と毛布を」
「は、はい」
犬がまた走っていった。
教授は小野田に支えられながら、この部屋を立ち去ろうとしていた。
「単にゾンビに変化するのが遅れているだけかもしれん。もう少し待つとしよう」
ドアから出ていくときに教授はそんな独り言を呟いた。

629 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 01:13:24 ID:qZy/6HauO
みどりさん、いいですねぇ。こういうダークサイドの物は読んでてグッときます。読んでてふと認識させられる、ゾンビがでてくる小説読んでるんだ、って。ものすごく感情移入しやすいんですよね(私だけかもしれないが)
まぁなんだ言いたいことがまとまらんが、とにかくみどりさんGJ!

630 :バルビローリ ◆tl2Efoj.Y2 :2005/10/04(火) 08:00:06 ID:wrrOIJD70
どっきーん! foolさんにすっかり見透かされている件について。

大杉は今書いている長編(投下できるようなモノになるかわかりませんが)の
登場人物の弟という設定です。もちろん名前の由来は「もう人大杉」w

631 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 09:19:14 ID:Qdw9SrnhO
作者乙です!!個人的には最近老年さんが来なくて淋しいです…頑張って下さい!!

632 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 12:11:45 ID:TMyCPu5hO
カチカチカチカチカチカチGJ

みんな頑張れ!くだん氏ね!

633 :老年:2005/10/04(火) 13:52:06 ID:uw1oZqan0
>>631
すんません最近リアルが忙しくて。それに最近良作ばかり投下されてるから、
気後れしちゃって・・・落ち着いたら駄文の続き逝きますので見捨てないでください。

634 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 14:17:45 ID:TMyCPu5hO
>633
いやいや、良作の投下主が何言ってるんですか
続きが気になりますがリアルを優先していただきたいですし
投下間隔が開こうともワクテカしながら正座して待つのみです

635 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 15:04:05 ID:cKY1C2Iq0
くだんさんの続編、どっか見られるとこない?

636 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 15:32:55 ID:H5wdGIJ8O
その名前は出すな!この糞が。荒れる。
KだN以外の作者。マジ乙!

637 :サナトリウム:2005/10/04(火) 17:30:35 ID:5zxHyvXh0
「タカシくんはどうしてこの場所へ来れたんだい?」
私の質問に少年は自慢気なゼスチャーをして笑った。
「ここに入院している子達の中で教え合った秘密の組織情報さ、大人には絶対教えちゃ
いけない約束なんだ、でもオジサンはボクを助けてくれたから特別に教えてあげるよ」
 こんな会話から案外何かを聞き出せるかもしれない。事実この通路の中に一般人が
存在するとは夢にも思わなかったのも確かだ。
「この先にあるって言われている地下病棟にはね、入院名簿に載ってない子供が入院して
いるんだって、そんな子の一人がこの病院にいる子供たちのボスなんだ」
 思いの他興味深い内容だったので、私は質問した。
「その子の事や組織の事は秘密なのかい?」少年は力強く頷く。
「うん、絶対に秘密さ、お父さんやお母さんにもお父さんにも絶対ナイショ!」
「へえ、でも退院した後に誰かに話しちゃう事なんかないのかな?」
少年の表情が少し陰ったのを私は感じ、少しつらい質問だったかなと案じた。
「・・・僕たち組織のメンバーの子は、退院とか出来ない子が多いんだ。
って言うかメンバーの子で退院した子いないよ、みんな死んじゃった・・・・」
「ゴメンよ、嫌なコト聞いちゃったね」
「いいよ、別に気にして無いよ」
気丈な少年だった、重病を患った子供特有の大人びた態度と死への達観は、健気でもあり哀れでもある。
「病院がこんなことになった時もね、その子が色々と教えてくれたからみんな最初は逃げられたんだ・・・・・」
「へぇ、こんな地下の、そのまた下からどうやって教えてくれたのかな?」
「うん、声が聞こえたんだ、院内放送だったのかな?ウワアアンって感じで響く声だったけどね!」
「大人の人はソレを聴いていなかったのかな?」
「ア!そういえば大人の人は聞こえてなかったのかなぁ?アヤちゃんに言われたとおりに逃げれば
捕まらなかった大人の人が一杯いたよなぁ・・・・アッいけね!」

638 :サナトリウム:2005/10/04(火) 17:33:22 ID:5zxHyvXh0
「その子、アヤちゃんって言うのかい?女の子?」
失言だったらしい、かなり気まずそうな表情になっている。
「・・・・そうだよ・・・・困ったなぁ・・・」
少年の表情は先程にも増して空虚なものになっていた。
「アヤ・・・・亜矢子・・・・」
少年たちの間に認識される存在と「境 亜矢子」の因果関係は、直接的でなくても何らかの
関連があるのではないか?そんな思考にしばし囚われた私は、気を取り直して再び少年に目を向けた。
困ったと言いながらも、諦めたような少年の落ち着きは、やや不気味でさえあった。
「大人に名前を教えるの、そんなにマズいのかい?」
 ガリガリと頭を掻いて下を向く少年、彼が私に向かって一歩進みよって顔を上げた刹那、私は言いようのない不安を覚えた。
少年の瞳は、先程とは打って変わった形容しがたい透明感を持っていた。
「・・・うん・・・聞かされた大人も、教えちゃった子供もね・・・・」
 何かおかしい、少年は自分の危機に対して薄笑いさえ浮かべている。
「みんな死んじゃったんだぁ・・・・」
私は少年に対して、少なからずの戦慄を隠す事が出来なかった。
得体の知れない、最も危険な何かを、私の本能が感じているようだった。
「ココから先は初めて行くなぁ!」
ややあって途切れた会話を再び繋いだのは少年の方だった。
私は先刻から、何とも言えない不安を少年に抱き、明確に言葉が少なくなっている。
「はら、ココの下の通気孔ね、フタがこんな風に取れちゃうんだよ!」
 少年は得意げにソレを私に持って見せた。
「だからココまでは結構来た子がいるんだよ、僕は初めてだけど、皆の言っていた通りだった。
でもこの先は誰も知らない場所なんだぁ、楽しみだなぁ・・・・・・・」
 自分を殺害するかも知れない存在に近づいているにも関わらず、 少年は上機嫌のようだ。

639 :サナトリウム:2005/10/04(火) 17:43:09 ID:5zxHyvXh0
私の情報が正確であれば、この先はココまでのような狭い通路ではない。
「ここから先はおじさんの方が詳しいみたいだね」
私は少し躊躇しながらも3個目のドアの鍵を差込んで回した。
「ひろーい!」と少年が叫ぶ。
情報通り3メートル四方の薄暗い通路はここで終わっていた。
幅10メートル以上ある通路の壁に非常口よろしくへばりつく通路のドアは、
こちらに出てしまえば、小さな扉の一つに過ぎないような意匠として埋め込まれている印象で、
数少ない外界への重要通路といった感じではない。あえてそのようにしているのかもしれない。
通路は天井も高く、自家発電なのか不必要な程多くの 照明に煌々と照らされていた。
 通路には一見しただけでも大きな十字路が3つは見える。
どれほどの広さなのだろう、この町全体の半分以上あるのではないか?
「ウワアアッ!」
少年が悲鳴を上げた。
少年の足元に目をやると、這いつくばった中年女性がその足にしがみ付いていた。
「タカシくん?タカシくんね・・・」
 女はメイン通路に繋がる連絡用の小さな連絡路から這ってココまで来たようだ。
その軌跡は彼女の血液で赤く染まっている。まるでナメクジの通ったような模様だ。
女は下半身はもとより胸の下20センチぐらいまでしか 胴体がなかった。
腕だけで上半身を引きずってココまで来たのだ。

640 :サナトリウム:2005/10/04(火) 17:48:11 ID:5zxHyvXh0
「タカシくん、タカシくんでしょ?おばちゃんよ!」
「あぁっ!ノボルくんのオバチャン!」
 女は息も絶え絶えだったが、すぐに死ぬと言う感じでもなかった。
「タカシくん、ノボル、ノボルを知らない?」
少年は怯えながらも気丈だった。
「ノボル・・・くんはボクより先に逃げたよ、ボクが一番逃げるの遅かったんだ、
 ぼくスグしんどくなっちゃうでしょ?だからきっともうこの辺にいると思ったんだけど・・・・」
 通路入り口で頭を吹き飛ばした看護婦が貪りながら持っていた死体の名札にそんな名前が
 記載されていた。私は何とも感心な少年の心根に嘆息した。
「ありがとうタカシくん、おばちゃんじゃあ行くね・・・・」
 女の上半身は、ズルズルと大通路を這っていった。
母親の執念か、実験の賜物か知れないが、何とも見るに忍びなかった。
少年は声を殺して泣いていた。以前の私なら、愛しいとさえ思っただろう。
不快なうめき声がワタシの感慨を静寂と共に打ち消した。女が這い出した小さな通路から呻き声を
あげる3人の白衣の男が歩いてきたのだ。
「ゾンビだ!おじちゃんゾンビが来たよ!」
「大丈夫だよタカシくん、ちょっと後ろに隠れていてね」
一見して完全に知性を失ったゾンビだと解る歩行だった。
私はゆっくりとリボルバーを構え、3つの頭を吹き飛ばした。 女の鎮魂歌位にはなるだろうか?
「もうこの中も感染が進んでいるのか、事故か?それとも人為的な処置か?」
「行こうよオジちゃん・・・・」
涙声の少年の言葉に私は我に返った。
「行こうってどこにだい?」
「オジちゃんが探しているところだよアヤちゃんがさっきから道を教えてくれているの、聞こえないの?」

641 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 18:40:42 ID:doABMi6j0
タカシくん、タカシくんでしょ?おばちゃんよ!」
「あぁっ!ノボルくんのオバチャン!」
 女は息も絶え絶えだったが、すぐに死ぬと言う感じでもなかった。 いや、むしろあと50年は余裕で生き延びられるくらい元気そうだった。
「タカシくん、ノボル、ノボルを知らない?」
少年は怯えながらも気丈だった。
「はあ?知らねえよ」
 通路入り口で頭を吹き飛ばした看護婦が貪りながら持っていた死体の名札にでかでかとノボルと書いてあったのに
少年はすました顔で嘘をついた。私は何とも感心な少年の心根に嘆息した。
「ありがとうタカシくん、おばちゃんじゃあ行くね・・・・」
 女の上半身は、ズルズルと大通路を這っていった。
母親の執念か、実験の賜物か知れないが、そのスピードは新幹線より速かった。
少年は声を押し殺して爆笑していた。以前の私なら、愛しいとさえ思っただろう。 実は今も愛しく思う。しかし、手を出してしまっては昔と同じ性犯罪者に逆戻りだ・・・・
不快なうめき声がワタシの欲情を静寂と共に打ち消した。女が這い出した小さな通路から呻き声を
あげる3人の白衣の男が踊り歩いてきたのだ。
「ゾンビだ!おじちゃんゾンビが来たよ!」
「大丈夫だよタカシくん、ちょっと後ろに隠れさせてね」
一見して完全に知性を失ったゾンビだと解るブレイクダンスだった。
私はゆっくりとリボルバーを構え、3つの頭を吹き飛ばし損ねた。射撃は完璧に下手糞だった。こんな時、のびたくんをうらやましいと思う。
私はのびたくんにすら負けるのだ。女のチンコのようなものだ。
「もうこの中も感染が進んでいるのか、事故か?それとも人為的な処置か?」
「外してんじゃねえよタコ」
怒り声の少年の言葉に私は我に返った。
「タコってどこのだい?」
「海に決まってんだろ。
アヤちゃんがさっきから道を教えてくれているの、聞こえないの?」
たしかにタコは陸にはいなかった。

642 :モノクロ:2005/10/04(火) 18:40:52 ID:G76FN3Ib0
ああ・・・続かない・・

643 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 19:45:23 ID:zhawUqwzO
あれ?最近見たよ>サナトリウムさん

644 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 20:00:19 ID:cKY1C2Iq0
くだんさん粘着に飽きたら騙りかよ
段々やることが陰険になってきたね
スカっとさわやかな気分になってんだろうけどね、本人はw
キチガイ消えろ

645 :???:2005/10/04(火) 20:19:12 ID:+mK4W5r+O
くだん、くだんて皆言ってるけどさ、本人ぜんぜん出て来ないじゃんw
どうせ荒れてるなら、そのくだんて人の作品読んでみたいね

俺が好きな作品は、まこしろ・おやじ・みどり・スレイブかな
サナトリウムさんのは、もう少し作品を読んでから判断(一度最後まで
書いてから気になる部分あるなら書き直しても良いかも?)
ビップさんのは、あっさり短編にまとめたほうが俺好みかな

以上、ちらしの裏でしたw

646 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 20:58:36 ID:H5wdGIJ8O
俺はみんな大好きだぁ(´・ω・`)

647 :本当にあった怖い名無し:2005/10/04(火) 21:37:11 ID:87X3O8gU0
老年さんが大好き
というか日記形式?の方が好き
よって最近はみどりさんに期待してます

648 :みどり:2005/10/04(火) 22:26:10 ID:1k66gAaX0
トシオはレトルトのご飯とスープ、それから毛布を持ってきて、
会議室から出て行った。
だけど食事には手をつけなかった。
だって毒入りかもしれないもの。
誰も信用できない。特に男は。
ソファに横になって、毛布をかけて少し休んだ。
この2週間の間に、ぐっすり眠ることが出来なくなったから、
いつもウトウト寝だ。
少しの物音にも目がさめちゃう体になった。
しばらくすると、教授とトシオがそっと部屋に入ってきた。
「死んだのか?」
「いえ。眠っているようです」
「・・・信じられん。もう6時間も経っている。普通ならとっくにゾンビだ」
二人は小声で話している。
私は眠ったフリでそれを聞いていた。

649 :みどり:2005/10/04(火) 22:33:42 ID:1k66gAaX0
「あの娘の体内で、何が起こっているんじゃ?」
「不思議ですね」
「死者のゾンビ化は日本だけではなく、世界中で起こっている現象じゃ。彼女の事を早急に分析して結果を海外へ発表したい」
教授は少し黙ってから言った。
「・・・ワシの名が世界に知れ渡る」
「え?」
「血液と尿検査の用意を。それから髄液も調べたい。レントゲンは使えるかね?」
「自家発電の状態にもよりますが・・・あ。でも、電力的にCTはムリです」
「うむ、仕方がない」
「でも彼女は素直に協力してくれるでしょうか。さっきみたいに暴れたりは・・・」
「小野田君に手伝ってもらおう。暴れたら縛ってでも!」
「それは、ムリですよ。小野田さんは彼女に対して思い入れがあるみたいです。たった一人で生き残っていたことを盛んに誉めて、同情していました。彼の力は借りれないと思います」
「ふーむ・・・よく分からん男だ」
「まったくです」
「まあ、いちおう、彼女には協力をお願いする。だが、イヤでも協力してもらわなければならん。今の状況を考えれば、ある程度の犠牲はやむをえない」
「犠牲、ですか・・・」
「医学に犠牲は付き物だ。エドワード・ジェンナーも、ゼンメルワイスも、そうやって医学に貢献してきたんじゃ」
「今は、電力が不足していているし、消毒も満足にできません。髄液を採取するとなれば麻酔が必要ですけど、麻酔医はだれもいません。感染症の危険も考えられるし、麻酔の容量を間違えると最悪、命取りに・・・」
「・・・それも仕方ない」
「きょ、教授・・・」
「ゾンビ化に関して、ワシが考えている仮説はウィルスじゃ。娘の血液と髄液のサンプルが大量に必要になる。分かっているな」
「は、はい」
そして沈黙。
二人はまた、静かに出て行った。

650 :みどり:2005/10/04(火) 22:52:45 ID:1k66gAaX0
私を調べる?死んでもいい?バカみたい。何様のつもり?
確かに私がゾンビにならないってことは不思議だけど、
これって、なんだか神様が私に与えた罰みたい。
『おまえは友達や先生をたくさん殺した。だからそうやってずっと苦しんでいろ』
そんな声が聞こえてきそう。
そう、私はたくさん殺した。
いつか、罰を受けなくちゃならないから、そのうちに自殺しようと思っている。
自分の死に方くらい、自分で決めるわ。
こいつらに体をいじられて、挙句に死ぬなんて、イヤ。
ゼッタイ、イヤ!
世界中の人を助ける?冗談でしょう。
なんで私がそこまでしないとダメなのよ。
世界中の人たちを、そこまでして助ける価値があるわけ?
ちっとも消えない戦争とテロ。
中学の時のサコちゃんは、中国から来た犯罪者に犯されて精神病院に入院した。
アフリカの子供達のために寄付を手伝ったけど、全部詐欺だったこともある。
毎日、TVニュースを見たら暗い話ばかり。
殺人事件の無い日なんて、一日も無い。
バラエティ番組を見た後の、あの虚しさは一体なに?
私達の未来には、ほんの少ししか希望が見えなくて、それを一生懸命になって掴もうとして、みんな疲れきっていた。
こんな世界にした大人達がキライ。
茶髪にしてヘラヘラ笑いながら、ナンパしている男達がキライ。
街で援交を持ちかけてくるエロ親父達がキライ。
道端に座り込んで平気な顔で化粧している女達がキライ。
自分の都合のことばかり考えている教師達がキライ。
駅のホームでタバコを吸う男も、地下鉄の優先席に座るOLも、
渋滞の道でクラクションばかり鳴らす車も、バカみたいに走り回る暴走族も、
日本の総理大臣も、アメリカの大統領も、
世界中のテロリストも、大ッキライ。
みんな死ねばいいのよ!

651 :みどり:2005/10/04(火) 22:55:07 ID:1k66gAaX0
ここから逃げ出そうと思った。
窓を見る。ここは4階なので、飛び降りれそうもない。
部屋の出入り口は1つ。
ノブをそっと回して外を見ると、すぐそこにヨシオの背中が見えた。
監視してるってワケね。
私は部屋の中で隠れることができそうな場所や、
使えそうな物を探した。
だけど、何も無い。ロープに出来そうなカーテンも無かった。
廊下から教授の声が聞こえた。
私は急いでソファに座った。
部屋のドアが開き、男達が入ってくる。
「よく寝たかね?」
教授が妙にニコニコして言った。
「実は、君の体を少し調べさせてほしいと思ってな」
私は教授を見つめた。
「あ、いや。調べると言っても、別にイヤラシイことなどはせん。血と尿を少し貰うだけじゃ。学校の健康診断のようなもんじゃ」
「そうそう。痛いことはしないから」トシオが言う。
「君がゾンビにならない訳を、どうしても知りたい。多くの人の命が助かるかもしれんのじゃ」
私はトシオを見た。腕を組んでいるけど、ジーンズのポケットが大きく膨らんでいた。
きっとロープね。抵抗したら、それで私を縛るつもりなんだわ。
私はゆっくり立ち上がった。
教授がギョッとして少し下がった。
「きょ、協力してくれるか。いやあ、助かった」
縛られるのはゴメンだし、男3人を相手にするなんてムリ。
とりあえずいう事を聞いた方が良いと思った。
そして、隙を突いて逃げよう。

652 :みどり:2005/10/04(火) 23:25:38 ID:1k66gAaX0
教授の後に続いて部屋を出た。
その瞬間を突いて、私は廊下を走った。
「あ!追いかけろ!」
すぐ後ろで教授の声が聞こえた。
私は闇雲に走った。どこかに階段があるはず。それを見つけないと・・・!
長い廊下を走って、角を曲がる。
行き止まり!
左右を見て、隠れられそうな場所を探す。
ヤバイ!トシオが来た!
ヤツの横をすり抜けようと身体をひねった。
だけどその時、ふくらはぎの傷に一瞬だけ激痛が走った。脚から力が抜ける。
そのスキに、トシオの手が私のアゴを掴んで羽交い絞めにされた。
しまった。ミスっちゃった。
トシオから逃れようとしていると、遅れて教授と小野田が走ってきた。
「小野田君。キミも娘を押さえろ!」教授が叫ぶ。
「え?な、何で?・・・」戸惑う小野田。
「ええい。もどかしい!ワシがやる!」
教授がトシオのポケットからロープを取り出し、
私の手足をすばやく縛った。身動きが取れなくなった。
「お、おいっ!何だよこれ。ただの検査のはずだろう?乱暴は止めろよ」
小野田が慌てて止めようとしていた。
こいつら。
私を実験台にしようとしている。
私の考えなどお構いなしに、強引に。
私の大嫌いな大人たちと同じ。
私がどんなことを考えているのか、今までどんな思いをしてきたのか、
何も分かってくれようとしていない。
許せない。
・・・殺してやる。

653 :13 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/05(水) 01:19:31 ID:T7359afm0
以前は、>>580-582 >>592-596 >>607-610

【クリキントン編】城ヶ島 AM11:00
田吾作とモッコリとハグレたクリキントン。彼もなんとか城ヶ島の海岸に無事着地できたのであった。
「あぁ、デルタ隊のみんな、そしてパイロットの人…僕が同行をお願いしたばっかりに…命を失ってしまったとは…」
彼は罪の意識を感じていた。そう、パラシュートが開かなかったため、命を落としたデルタ隊の隊員とパイロットに対して。
「しかし、今は任務を優先しなければいけない時。こういう時こそしっかりしなければ!
 さて、これからどうしたものか…とりあえず地図を見てみよう……
 えーっと、神奈川県…城ヶ島……ここは…最西地点…東京までは…遠いな…
 まず、隊長達と合流しよう」
出発しようとしたその時、ちょっと離れた場所に大きなホテルがあることに気が付いた。
すると、なにやらホテルの窓に人影が見える…どうやら五階の窓であるようだ。
「ん?ホテルの窓から誰かが覗いてる…生存者かな?ちょっと望遠鏡で確認してみようか………
 …!!? うわぁ!あれは生存者じゃない!首吊り死体だ!
 あのホテルは不気味だ、先を急ごう…」
…とりあえず、当ても無く東に歩を進めるクリキントン。そのまま、森の中へと足を踏み入れた。
「JAPANにもまだこんなに自然が残っていたとは驚きだなぁ。それにしても、深い森だ。
 道に迷わないように気を付けなければ…」
その時である。後ろから誰かに声をかけられた。
男「おい、そこの外人。ちょっと止まれ」
男B「さぁ、止まれと兄貴がおっしゃってるんだ、こっちを向け外人」
声に反応して振り返ると、そこには、不精ヒゲの目立つ難民らしき男が二人、ナイフを持って立っていた。
クリ「お、この島にも生存者が残っていたんですね!」
男「お前との話し合いに興味はない。とりあえず、ありったけの食料を出せ。今すぐにだ。」
どうやら、追い剥ぎのようだ。つまり、それほど日本はウィルスによる被害が甚大であるということを表している。
クリ「ちょっと待ってください。僕はJAPANを救いにはるばるアメリカから来たんだ。僕は君らの味方だよ」
男B「うるせぇ…こっちは食べる物が無くて苦労してるんだ。俺らを助けると思って、食料を出せ」
飢えた男たちに何を言っても無駄だと悟ったクリキントンは、小銃を構えた。

654 :14 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/05(水) 01:20:02 ID:T7359afm0
リ「どうやら口で言っても分からないみたいですね…となると、武力行使もやむをえないが、いいかな?」
男「おい、非戦闘員に手を出したらどうなるか分かってんだろ?すぐに銃を下ろせよ、アメ公」
クリ「世界は今は、大混乱に瀕している。貴様らに任務をジャマされるわけにはいかないんだ。
  殺されたくなければ、今すぐ諦めてどっか行くんだ」
それでも引かない飢えた男たち。状況は膠着状態に陥り、互いににらみ合いが続く…
その時、背後から人の気配がした。それも、一人や二人ではなく、何百という気配だ。
クリ「なんだ?南側から大量の人間が…いや、違う。あれはゾンビだ!」
男「くそ、こんな時に!おい、アメ公、交渉は一時中断だ。とりあえず逃げるぞ!」
男B「この辺りの地理は俺らが詳しい。ついて来い!」
男たちに言われるがまま、東に走るクリキントン。5分ほど走った頃だろうか、男たちが走るのをやめた。
男「はぁはぁ…ここまで来れば大丈夫だろう…よし、さっそく話の続きだが…
  う、うわぁ!!!」
安堵したのも束の間、地面から土気色の腕が飛び出してきた。
男は足をガッチリとつかまれ、地面に引き込まれようとしていた。
男B「兄貴!いま助けますから!おい、アメ公!お前も助けるのを手伝え!」
クリ「わかった、今、銃をでゾンビの腕を撃ってみる」
バババババ!
しかし、いくら撃ってもその手は男の足首を離そうとしない。
男「くそぉ、離せ離せぇ!!」
健闘も甲斐なく、男はそのまま地中に引き込まれて行った…

655 :15 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/05(水) 01:20:34 ID:T7359afm0
男B「ちくしょう…兄貴…お前だ…お前のせいだアメ公。お前がもっとしっかり狙って撃っていれば、
   兄貴は助かったはずだ!てめぇを殺してやる!」
ナイフを構えた男Bは、クリキントンに突進してきた。至近距離での出来事であったので、クリキントンは反応できなかった。
死を覚悟したクリキントン。固く目をつぶった。その時、
男B「うおっ、なんだ!?足が動かねぇ!くそっ!」
どうやら、さっきの地中のゾンビが男Bの足をつかんだようだった。
そして、さっきの男と同様に、地中に引き込まれそうになっている。
男B「お、おい、助けてくれ!頼む!助けてくれ!」
ちょっと前まで自分を殺そうとしていた男が、助けてくれと懇願している。
クリキントンは一瞬迷った。この男を助ければ、また自分を殺そうとするのではないか、と、
不安がよぎる。しかし、正義感の強いクリキントンは、男を助けることにした。
クリ「いま助けてやる!」
再び銃を構えるクリキントン。地中ゾンビの手首を狙って発砲した。が、それも虚しく、
男Bの足首から手を離させることはできなかった…
男B「うが、うぼぼぼぼ…」
そのまま地中に引き込まれていった…
クリキントンは無力感に苛まれた。たった二人の人間すら自分には救え無いのかと…
…パパパパン…  落ち込んでいるのも束の間。突然、東のほうから銃声がこだました。
クリ「ん?今の銃声は!?隊長かモッコリさんかもしれない!あっちに行ってみよう」
不気味な森を一刻も早く出たい衝動と、仲間と合流出来るかもしれないという衝動に駆られ、
クリキントンは足早にその場を後にした…

656 :16 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/05(水) 01:21:06 ID:T7359afm0
【田吾作編】城ヶ島 AM11:00
なんとか無事に海岸に着地できた田吾作。
しかし、彼はいま、途方にくれていた…
田吾作「やべぇwヘリに荷物忘れてきたwヤバスw」
隊員に荷物を持つようにと指示していた張本人がこの有様である。
こんなダメ隊長が無事任務を遂行できるのであろうか…
田吾作「まぁ、なんとかなるっしょ^^テキトーテキトーw
    でも、やっぱやべぇな。武器がベレッタ拳銃しかねーよw」
現在の彼の所持品は以下の通りである。
1.ベレッタ拳銃及びマガジン九個(一つ十五発)つまり、弾丸数計150発
2.タバコとライター(ハイライト)
3.愛犬・ポチと愛猫・ムイムイの写真(無駄にパノラマ)
4.高級スキン(OKAMOTO製)
5.聖徳太子の持ってるアレ(ヘラみたいなやつ)
…以上
田吾作「くそぉw地図もコンパスも無いし、水すら無い。俺、危うしw
    こりゃ、一刻も早くあいつらと合流しねーとな。俺の身が持たん。
    …と言っても、どこに進むべきか、ここがどこなのかさえ分からんしな。
    お、そうだ!ナイスな着想が浮かんだぞ!聖徳太子のアレを地面におっ立てて、
    これが倒れた方向に進めばいいじゃん。よく、魔術師なんかが杖を使ってやってるしなw」
ヘラを砂浜に立てる田吾作。……しかし、残酷にも、海の方角に倒れるヘラ。
田吾作「少林寺の伝承者でもあるまいし、海面なんか歩けっかよw聖徳太子、使えねぇw」
一応補足しておくが、使えないのは聖徳太子ではなく田吾作である。
田吾作「くそ、もういっちょう!」
二回目のトライ。ヘラは海とは正反対の方向に倒れた。つまり、ヘラは北を示している。
※田吾作の現在地は、島の最南端の真ん中付近である。
田吾作「こうなったらヤケクソだ。俺は聖徳太子を信じる。だって偉い人らしいし…」
こうして、田吾作は北に向かって歩を進めた

657 :17 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/05(水) 01:22:18 ID:T7359afm0
北に向かって歩く田吾作。しかし、目の前に立ちはだかったのは、鬱蒼と生い茂る森林地帯であった。
田吾作「なんか不気味な森だな、こりゃ。でもまぁ、ゾンビなんか現れても俺の拳銃さばきで蹴散らしてやらぁw」
意を決して森に足を踏み入れる田吾作。
…15分ほど森を歩いた田吾作は休息のため、切り株に座ってタバコに火をつけた。
田吾作「ふぅ…どんだけ歩けば森を出られるんだろう?ていうか、それ以前にどうすれば合流できるんだろう…
    まぁ、考えてもしかたねーや。今は前に進むのみさ。…グゥ…はぁぁ…腹減ったなぁ…そういえば、
    ヘリの中できりたんぽを食ったきり、何も腹に入れてねーもんなぁ…はぁ、腹減った…」


658 :18 VIPteacher ◆w9P6HOTGUY :2005/10/05(水) 01:23:16 ID:T7359afm0
その時であった…いきなり目の前に、ラージサイズのピザが現れた。
田吾作「どわっ!なんだ!!?」
振り返るとそこには、洒落たメガネをかけた男がニコニコと微笑みながら、ピザを差し出しているではないか。
しかし、その男の顔色は悪く、皮膚はひどくただれている。しかも、片方の眼球が少し飛び出している。
田吾作「うわっ!ゾンビだ!……あれ?」
しかしそのゾンビは襲ってくる様子がない。むしろ自愛に満ちた笑顔でピザを差し出しているのだ。
ゾンビがボソッと喋りだした。
ゾンビ「ピジャーラ、オトドケ」
田吾作「え?え?…そりゃ…どうも…?」
わけが分からずピザを受け取る田吾作。しかしバカな田吾作はそれ以上深く考えずにピザを食べることにした。
…イタリアンバジルの香ばしい香り漂う、食べ応えのありそうなピザ。空腹の田吾作は無我夢中で貪り食った。
田吾作が食べている間、例のゾンビは、始終、微笑を絶やさないでいた。
田吾作「ピザうめぇwもぐもぐ…もぐもぐ…ふぅ、食った食った^^でも、今度はなんか喉が渇いたなぁ…」
そう言った瞬間、今度はペットボトルに入ったお茶を差し出すゾンビ。彼はつぶやいた。
ゾンビ「ナナイロアチャガ、イロンナアジニカワルノワ、ナジェダロウ?」
ちょっと困惑しながらも田吾作はそのお茶を受け取り、ごくごくと喉を鳴らし全部飲み干した。
田吾作がお茶を飲み終えたのを確認したゾンビは、満足そうな笑顔を作ると、胸に手をあてて空を仰ぎ見ながら、
その場を立ち去った行った…
田吾作「なんかよくわかんないけど、いい奴だったな…ありがとうヨ○様」
(続きは明日あたりに書きます。>>616さん、駄文ですが、応援よろしくお願いします!感謝しております!)

※城ヶ島マップ ttp://miurahanto.net/place/walk/jogashima/map-go.html

659 :.:2005/10/05(水) 04:20:51 ID:R0/Tf8a4O
おやじさん、みどりさんイイヨー,イイヨー

特に連続投下でも飽きさせないみどりさんウマ過ぎw
むしろ続きが凄く気になる♪

660 :本当にあった怖い名無し:2005/10/05(水) 11:30:13 ID:/ABlDxu00
>>658
VIPteacherさん、乙です。

ヨ○様、ワロタ

クリキントン編(シリアス)と田子作編(ギャグ)のギャップが
面白いですね。

661 :本当にあった怖い名無し:2005/10/05(水) 13:11:04 ID:bkbADGrdO
みどりさん乙
凄い続きが気になる…
VIPさん乙
何気に田吾作が一番好きwww

662 :本当にあった怖い名無し:2005/10/05(水) 15:42:37 ID:uA5fUo+f0
しかしネーミングのセンスなんとかしるよと、、、がんがれな!!

663 :本当にあった怖い名無し:2005/10/05(水) 18:37:17 ID:oGaKSCOu0
おおおおおおおpっばびろりリーンが投下してる!!!!!!!11
クロありティ高須wwwっうぇw超待ってら甲斐が有ったwww最強ww

664 :スレイヴ:2005/10/05(水) 18:51:41 ID:6jDxVlf90
VIP氏お疲れ様です!
七色茶のあたりでウボァってなって笑いが止まらなかったのは秘密ですが。
本物のヨソ様は体脂肪率一桁の肉体で生き残ってそうですね。

>>645
そう言っていただけると嬉しいです!

665 :slave-anecdote:2005/10/05(水) 18:53:48 ID:6jDxVlf90
コテ間違い…寝ぼけ眼にすいませんorz

666 :本当にあった怖い名無し:2005/10/05(水) 19:22:06 ID:DZrfNlypO
頼む…
誰か…
作品だけをまとめてくれ。
昔のマトメは知ってるんだけど。
携帯で見たいよ〜(/_;)

667 :れい子:2005/10/05(水) 21:43:52 ID:3U5XUXaaO
いけっ!!百合川!!
>>666を切り刻め!!

668 :みどり:2005/10/05(水) 22:33:51 ID:GnWvnH3S0
私は診察室のような部屋のベッドに寝かされた。
「小野田君は、外で待っていてくれ」と教授が言った。
「ちょ、ちょっと待てよアンタラ。なんか変だぞ!これは検査の状態じゃない!」
小野田が顔を真っ赤にして怒鳴る。
「検査じゃよ検査。なのに、この娘が暴れるから仕方ないじゃろう」
「しかし、これじゃまるで・・・」
「ワシはこの娘を助けたい。このままではゾンビになるかもしれないんじゃ」
小野田が睨んだ。
「あんたち二人で何か話し合っていただろう?何を企んでいる」
「企む?馬鹿な!検査の手順を話していたんだ」
「・・・本当だろうな」
教授がため息をついた。
「小野田君。キミはただの警官だろう?医学のことが分っているのか?
ワシらに指図する筋合いは無かろう」
「・・・分った。じゃあ、俺がせめて縄だけでも解いてやる」
「イカン。それは私達が行う。ここは診察室なんじゃ。出て行きたまえ」
「・・・」
小野田は訝しげな顔をして部屋を出て行った。
「うるさいヤツだ」と教授が言った。
「いずれ小野田君にはここを出て行ってもらおう。存在が少々邪魔になってきた」
部屋の内部は病院とあまり変わらない。ただ、少し地味で暗かった。
机と患者用の椅子。粗末な仕切り。
銀色のトレーには注射器やメス、ハサミ、包帯が見えた。
私は縛られたままの状態で採血され、レントゲンを撮られ、
胸を見られて、心電図と脳波も測られた。
教授が言った。
「この娘の目を見たか?狂人の目じゃ。イカレとる。まともな神経じゃないんだよ。
言葉を発しない。表情も無い。おまけに爪の間に血の凝固したカスが溜まっていたし、
制服には血飛沫の痕もあったろう。
かわいそうじゃが、この娘は、ゾンビの地獄絵図の中で気が狂ってしまったんだよ」

669 :みどり:2005/10/05(水) 22:44:50 ID:GnWvnH3S0
教授は顔を私に近づけて言った。
「ゾンビを何人殺した?あの学校で生き残るために、ゾンビを殺したのだろう。
友達や先生もいたはずだ」
こいつ・・・っ!私は教授を睨みつけた。
「ワシもゾンビを何人か殺した。しかし、生き残る手がかりを知るために解剖したんだ。
だが、訳が分からんかった。奴らは解剖しても動いている。手足をバラバラにしても
動いておる。研究者として、こんな屈辱はない。『何もわからない』のだからな」
教授はそこまで言うと、マスクをした。
「だから、キミの存在は奇跡じゃ。噛まれてもゾンビ化しないなんて夢じゃ」
教授がイヤらしく笑った。
「ワシのような医学の研究者は、誰もが人体実験の欲望を押さえ込んでいる。だが、
今は何をやっても責められることは無い。
キミには済まないが少し痛い思いをしてもらうことになる。だが、安心しろ。
できるだけ死なないように配慮してやる」
信じられない。なに?この男!?
「ワシの言葉が分っているのか?・・・まあ、気の狂った娘にはムリかもしれんな」
教授がガラス瓶からガーゼを取りながら言った。
「先日インターネットで、ハーバード大学の地下で研究しているチームがあると知った。
彼らは『ある種の放射線が死者のゾンビ化に影響している』とHPで報告しておった。
だが、わしはウィルスが関与していると考えている」
教授はゴム手袋を右手にはめた。
「直腸の触診をする。トシオ君、ついでに検便のキットを取ってくれ」
うそ?冗談じゃないわ!
私は力のある限り暴れた。
「こ、こら!静かにしろ。トシオ君、麻酔だ!」
「え?でも、体重も計っていないし・・・」
「構わん!笑気を持ってこい!」
「わ、分かりました」
私を押さえつけながら、教授は言った。
「人類の未来がかかっているんだ。多少の犠牲を覚悟してくれ」

670 :みどり:2005/10/05(水) 22:46:31 ID:GnWvnH3S0
縄を解かれたけど、私はフラフラだった。
麻酔のせいで力が入らない。
トシオと小野田に抱えられて、私はどこかの部屋のベッドへ寝かされた。
いつのまにか病院のガウンを着せられていた。
下着は何もつけていない。
あいつら。
私の身体を勝手に見たのね・・・。
あ。目が回る、気持ち悪い。
私は睡魔に勝てず、そのまま寝てしまった。
それからのことはボンヤリとして、はっきりしない。
ただ、また麻酔を嗅がされて、意識がモウロウとしているところへ
教授とトシオに色々な検査をされた、というのは覚えている。
私は診察台に寝かされたまま、ベタベタと体中を触られた。
とてもイヤだったけれど、手足が動かないので、されるがまま。
何回も血を抜かれ、腰骨に痛い注射をされた。
教授がノーベル賞だとか、権威とか叫んでいる。
許せない、許せない。
私が何をしたっていうの?
私はこんな勝手な大人たちの犠牲になりたくない。
こんな屈辱が、私への罰なの?
自分の罪滅ぼしは、自分で決めたいのに。
小野田が私の顔を覗き込んで言った。
「かわいそうに・・・おい、教授!もう止めてやれよ」
なによ今さら、コイツ。
「君には関係ないだろう」と教授。
「嫌がっているだろう。こんなの人間のすることじゃねえよ」
「黙れ。あんたは警備だけしていてくれればいいんじゃ。ここを出て行け!」

671 :みどり:2005/10/05(水) 22:55:43 ID:GnWvnH3S0
目がさめた。
太陽が昇っているから部屋が明るい。
朝?
頭が少し痛い。それになんだかクラクラする。
私がここに来たのは昨日だったっけ?もっと前?思い出せない。
手足は縛られていなかった。病院のガウンを着せされ、下着は脱がされたままだった。
左手には点滴の針が差し込まれて、からだのアチコチにガーゼが貼られていた。
ベッドの下にカゴがあり、前にヨシオが持ってきた、あの白い服が置いてあった。
隣の誰も寝ていないベッドの上に、なぜかミネラルウォータのビンがあった。
喉がカラカラだったので、それをとって飲もうとしたとき
誰かの足音が聞こえた。
急いでベッドに戻り、寝たふりをする。
薄目を開けると、教授がこちらへ来るのが分かった。
この男、許せない。
布団をめくり、聴診器を取り出してガウンの私の胸を開けた。
その瞬間、私は教授の鼻先を狙って殴った。
教授は顔を押さえて、その場に倒れた。
「ま、麻酔が・・・切れていたのかっ!」
私は教授の聴診器を奪って、彼の首に巻きつけた。
「ま、待て・・・!」
教授が何かを言おうとした。だけど、お構いなしに力をこめた。
「うっ!・・・ッガ・・・はっっっ!」
バタバタと手足を動かす教授。
床に倒して、体重をかけて一気に締める。
この方法で、一人の男子を殺した事を思い出していた。
「ガッ・・・ッガ!」
教授の顔が赤黒くなってきた。
もう少し・・・もう少し・・・!
だけど、その時。

672 :みどり:2005/10/05(水) 23:03:06 ID:GnWvnH3S0
「教授、CTの電力確保で・・・」とトシオがやってきた。
私は教授から離れて、トシオに掴みかかった。
「ひゃあ!」
おかしな悲鳴をあげてトシオがのけぞる。
あちゃっ!一瞬遅かった。逃げられた!
トシオはそのまま逃げ去ると思った、けど、違った。
「ちくしょう!」と、逆に私の身体に圧し掛かってきた。
麻酔からさめたばかりだから、手足が思うように動かない。
さっきのように年寄りの首を締めるのとは違った。
私はベッドの上でトシオに両手脚を押さえつけられてしまった。
重たくて、とても抵抗できない。
教授は激しく咳き込んでいて、床の上で悶絶していた。
「小野田さーん!来てください!」
トシオが叫ぶ。
「小野田さ・・・」
トシオの視線が私の胸元に移った。
ガウンから胸がはだけている。
「・・・お、のだ・・・」
ゴクリと唾を飲み込む音と、荒い息遣いの音が聞こえた。


673 :本当にあった怖い名無し:2005/10/05(水) 23:51:11 ID:a4WjJG2JO
いいよ!いいよ!(⊃∀゜)⊃パンツ脱いで待ってる。

674 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 01:10:32 ID:w9JGZVzN0
どうやら続きはまた今度みたいなので投下しちゃうぞ。

675 :ヒゲ茶:2005/10/06(木) 01:11:47 ID:w9JGZVzN0
 
 彼女はもう、この僕に恐怖も嫌悪も抱かない。それがとても嬉しくて。
 
 強固なドアと分厚いガラスの壁。人力で破れるものではない。彼女もそれを充分に学習
したのだろう、かつての様にガラス越しの僕目掛けて寄って来たりはしない。ただ壁にも
たれる様に座り込んで、焦点の曖昧な瞳で僕を見ている。見つめている。
 前はこうではなかった。強化ガラスの壁面で二分されたこの部屋に僕が入るや否や、か
細い呻き声を上げて何時間でも虚しくガラスを叩き続けていた。目先を変えてドアノブを
乱暴に捻ったりもした。そうして何日も何週間も無駄な努力を続けていたが、さすがに諦
めた様だ。
 当然だ。元々監禁用に作った部屋なんだから、生身の努力で出られる様じゃ困る。
 しかし、何故彼女はこんな状態に――ゾンビになったんだろう。
 
 あの日。彼女が“別れたい”と言い出して、でも僕は全然納得できなくて。だから半年
かけてこの部屋を作った。ほぼ壁一面を占める強化ガラス。ドアも同様にガラス製。視線
を遮るものは何もないこの部屋に彼女を閉じ込め、僕は彼女だけを眺めて生きていくつも
りでいた。僕に向けられるであろう怒りも嫌悪も恐怖も涙も、全てを見つめるだけの生活。
 しかし実際に始めてみると、監禁生活はそれ程長くは続かなかった。閉じ込めてから数
週間、怒声が止み、悲鳴が止み、哀願が止み――死んだ。死因は口内で噛み切った舌部が
咽喉に詰まっての窒息死。いや、出血多量? ショック死? 僕の専攻は建築学だったから
そういう事は今ひとつ詳しくない。とにかく、彼女は死んだ。
 しかし呆然としたまま座り込んでいた僕の目の前――勿論ガラスの向こう側――で、彼
女はゆっくりと起き上がった。その頃街は既にゾンビ騒動で大変な事になっていたから、
彼女の身に何が起こったかは僕にもすぐに解った。つまり、ゾンビ。

676 :ヒゲ茶:2005/10/06(木) 01:12:41 ID:w9JGZVzN0
 ゾンビに噛まれた人間はゾンビになる。それがこの場合の常識。しかし彼女を監禁した
時点ではゾンビなんてものは発生していなかった筈だし、第一外傷は何処にもない。何し
ろ彼女は一糸纏わぬ姿なんだからそれは間違いなく確認した。だが聞くところによれば既
に埋葬済みの死体なんかもゾンビになって活動してるようだから、多分直接噛み付く以外
にも何らかのアプローチがあるのだろう。しかしまあ、そのあたりの仕組みには取り合え
ず興味はない。
 それよりも彼女だ。
 あんなに怯えて僕の視線から逃れようと半狂乱になっていた彼女が、今ではただ静かに
僕を見つめている。当然別れ話なんてしない。もう僕を拒まない。
 きっと幸せとはこういう事なのだ。変わらない幸福を、どうやら僕は手に入れた。
 ただ、やはり問題はある。僕はいつまでこうして彼女を見つめていられるのだろうか。
食糧の備蓄だって無限じゃない。尽きればそのまま飢え死にだ。
 それに関しては一つの仮説が希望となる。閉じ込められたまま死んだ彼女がゾンビにな
ったのなら、彼女はその前にゾンビ化の要因を得ていたという事だ。ならば同じ環境で過
ごしていたこの僕も同様、死後にゾンビとなる可能性はある。都合の良い話だが、そうな
ってくれれば食糧や時間の問題は解決する。
 僕は死んだ後も変わらず彼女を見つめ続けるのだ。彼女が今そうしているように。
 見つめあって。見つめあって。僕と彼女と。
 
 もし警察や自衛隊などがゾンビ達を駆逐して秩序を回復させた場合、生存者を探すため
に家の一軒一軒を執拗に確認して回るかも知れない。もしそうなったら、僕と彼女の幸せ
なこの部屋を放っておいてはくれないだろう。
 僕の幸せの為に、ゾンビ達が人間達に屈する事なく増え続ける事を強く願おう。
 
 ずっと。

677 :ヒゲ茶:2005/10/06(木) 01:17:30 ID:w9JGZVzN0
以上。どうにもキモチ悪い話で恐縮至極。
メモで行末揃えて書いてもここに投下するとズレる、って事を失念してました。
行末ガタガタで申し訳も。

あと「彼女の身に」という部分、最初の変換で「彼女のミニ」と出ちゃって
イメージが吹き飛んで少し動揺しながら書いたりしてました。では。

678 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 02:19:19 ID:69iTTQ+n0
>ヒゲ茶さん
乙です。これはもうちょっとひねって長くするとイギリス風サイコになりますねえ。

イギリス風ってのが自分でもよくわからないけど変質者っていったら英人って先入観w

とにかく次回作にも期待。またよろ!

679 :いや:2005/10/06(木) 05:30:15 ID:jjDcS8ATO
俺はヒゲ茶さんの絶妙な長さが良いね

イギリス風より、ヒゲ茶風さw

680 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 12:03:08 ID:pSDQzcWQ0
>>677
勝手なヲチ妄想スマソ

ラストは世の中が落ち着いた頃、武装警官隊が突入。
BGMはとりあえずアリア。
部屋の中を見ると幸せそうに肩を寄せ合ってるゾンビ2体。
警官に気付いた男ゾンビが「ノー」のしぐさをしながら女ゾンビをかばうように前にたつ。
画面真っ暗。
銃声数発、「任務完了」との無線報告、、、エンドロール

って感じですかね。

681 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 15:15:30 ID:lscYbur30
質問で申し訳ないのですが、PIP氏は居なくなってしまわれたのでしょうか?

ここのスレを見つけて、まとめサイトを1から見てPIP氏の小説が気に入って漁ってたのですが、途中で止められたようで・・・。
どこかで続きを書いてたりしませんかね?

それと、みなさんの作品も楽しく見させて頂いてます。
自分はこういう文を書く能力がないのでROMしかできませんが・・・。
それでは失礼しました〜。m(..)m

682 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 16:48:49 ID:pSYe6OGrO
>>681
くだん氏のストーカーに嫌がらせをされ出て行かれました
くだん氏のストーカーについては、このスレを
くだん氏ね
で検索してみて下さい
どれだけ基地外かが分かります

683 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 18:10:50 ID:hAS9lZyO0
PIP氏は現在引退中。でものんびり続きは書いているみたい。
【小説】zombie ゾンビ【創作】分室
http://jbbs.livedoor.jp/movie/5375/
ここがPIP氏が使っている雑談所です。

俺も復活を待っている。
PIP氏の文章は口に出して読んだときにとても読みやすい。

684 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 19:10:59 ID:Bfc5N47rO
俺はくだんが気に入らなくて実はたまに愚痴愚痴言ってたんだけど
PIPさんの引退には正直ちょっと泣いた

685 :みどり:2005/10/06(木) 20:58:15 ID:QnDtpCBr0
「・・・・は・・・・ははっ」
トシオは引きつった笑顔のままばらく黙っていた。
「・・・・こ、・・・こんなゾンビだらけの街を・・・」
トシオは女子を襲ってきた男子と同じ目をしていた。
ヤバイ。犯される。
「こんな街を、お、女の子が一人で生きていくのは・・・大変だよな。うん」
息遣いが荒い。
トシオの唇が私の左胸の乳首を咥えた。
「・・・や、柔らかいな・・・」
イヤッ!
その時、誰かがトシオを掴みあげた。
「おっ、お、小野田・・・さん!?」
小野田は、無表情のままトシオのお腹に強烈なパンチを入れた。
「ウ・・・グ・・・グウ」
体をガクガクさせながら、トシオが前に倒れこむ。白目をむいていた。
「この馬鹿者が!恥じを知れ!!」
小野田が呟いた。
喉を押さえて咳き込んでいた教授が、涙を流しながら小野田に手を伸ばす。
「た、助けて」
「うるさい。さんざん馬鹿にしやがって!」
小野田が、教授を軽々と持ち上げて、腹にチョップを入れた。
「ガ・・・ハ」
教授もガックリと倒れこんだ。

686 :みどり:2005/10/06(木) 21:01:41 ID:QnDtpCBr0
「大丈夫か?」と小野田が言う。
彼は床でピクピクと痙攣しているトシオと教授、そして私を交互に見ていた。
私は起き上がって、床に散らばった手術用のハサミを拾って彼に向けた。
小野田は「おいおい、やめろよ。俺は何もしねえよ」と両手を振った。
コイツは警官だし、身体も大きい。私じゃゼッタイ勝ち目無い。どうしよう・・・。
彼は側にあったベッドに座り、静かに言った。
「教授がお前のこと、狂ってると言っていたが、俺はそう思っていなかったぜ。
お前が朦朧としながら言っていたんだ。『勝手な大人たちの犠牲になりたくない。
自分の罪滅ぼしは自分で決めたい』ってな」
私が・・・そんなことを。
「話せない娘だと思っていたが、喋れるじゃねえか」と、小野田は笑った。
うるさい。
「狂っているのはこの二人の方だぜ。お前、自分の事を覚えているか?4日も麻酔掛けられて、
ほとんどモルモットだったぜ。俺は止めるように言ったんだが、聞く耳持っちゃいねえ。
マッドサイエンティストってのは、こいつらのこと言うんだぜ」
・・・それはなんとなく覚えている。
「まあ、お前さんから見たら、俺も同罪かもしれんが・・・
そうそう。お前さんを学校へ迎えに行ったときは、
本当に助けたかったんだぜ。本当にそれだけの理由なんだ」
すると、彼が私を指差して言った。
「・・・ムネが見えているぜ、ちゃんとしまえよ」
私は慌ててガウンを整えた。
「じつは俺、警官ってのは嘘だったんだよ。本当は身体がでかいだけの、ただのホームレスさ。
偶然ここに逃げ込んだけど、大学教授と医学生の前だったからカッコつけたくなったんだ。
こいつら、俺の職業ばっかり聞きやがるから・・・」
小野田が急に立ち上がった。
「着替えて、行けよ。俺もここを離れる。こんな場所は俺の性に会わねえ。
ゾンビの居ない、どっか静かな場所を探すぜ。ホームレスの前は自衛隊に居たんだ。
体力には自信あるんだ」
そう言って、部屋から出て行った。

687 :みどり:2005/10/06(木) 21:07:58 ID:QnDtpCBr0
服に着替え終わって部屋から出ると、そこに小野田が立っていた。
「俺が教授達を止められなかったこと、悪かったと思っている。
確かに、世の中は勝手な大人たちばかりだが、そうでもねえってこと分かってくれ」
そして「これやるよ」と言って、私にナイフを差し出した。
「化け物だらけの世の中になっちまったが、ある意味、チャンスでもある。
何もかも無くなっちまったんだ。若いお前さん達がもう一度立て直せよ。
大昔の人間は、刃物一つで何でもやったんだ。お前さんにもできるはずだ」
・・・うん。
私はナイフを受け取った。
「お前は何人も殺したかもしれんが、それは俺もやってきた。
生き残っている人間は、生き延びるために手を汚さなくちゃならねえ。
みんな重い十字架を背負っている。だが、重要なのは、その後どういうふうに
罪滅ぼしをするかってことだ。」
小野田は、私の目を見た。
「いいか。絶対に自分から死ぬんじゃないぞ。罪滅ぼしってのはな、
自分から命を絶って詫びることじゃない。どういうふうに人や社会の
役に立つかってことだ」
私は、その言葉を聞いて、頭の中がポーっとなってしまった。
小野田は、呆然としている私を抱きしめてこう言った。
「がんばれよ。死ぬんじゃないぞ」
男の人の臭い。だけど・・・なんだか、すごく心に響いた。
なんだか、すごく安心できた。すごく、すごく・・・。
本当に、久しぶりに、優しくされた気がする。
当たり前だけど、私はちゃんと生きていて、
普通の女の子なんだということを、急に思い出してきた。
まるで魔法をかけられたようだった。
「さあ、行けよ。ここで別れよう」
私は、そう言った小野田の顔を見た。

688 :みどり:2005/10/06(木) 21:09:59 ID:QnDtpCBr0
その時、急に、好きだった先輩の顔を思い出した。
お母さんの香り、お父さんの大きな手を思い出した。
ケンカばかりしていたけど、大好きだった妹のこと。
風が吹き抜ける学校の教室や、野球の音が響くグラウンド。
商店街のパン屋さん。
友達とよく行ったモスバーガー。
・・・みんな、無くなっちゃった。
無くなっちゃった、けど・・・。
私は気が付かないうちに泣いていた。
頬っぺたを涙が伝っていた。
「お、おい。急に泣くヤツがあるか・・・」
小野田が慌てている。
この人なら、信じられるかもしれない。
もう一度、未来に希望を持てるかもしれない。
「一緒に、来て」
私の喉から、その言葉が、ポンと出た。
「・・・何だって?」
「ゾンビにならない私の身体を、ちゃんと役立ててくれる人を探して。一緒に。それが私の罪滅ぼしだと思うから・・・」
小野田はポカンと口を開けていたけど、大きな手で私の頭をクシャクシャと撫でて、
ニッコリと微笑んでくれた。
「わかった。行こう。一緒に」
私達は、出口に向かって、一緒に歩いた。

END

689 :みどり:2005/10/06(木) 21:12:46 ID:QnDtpCBr0
読んでいただいて、ありがとうございました。
途中、トシオの名前がヨシオになっていた部分があります。
すいませんでした〜。

では、また。

690 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 21:14:56 ID:0HUmkw940
みどりさま、おつです。
ちょっと涙ぐんでしまいました。ありがとう。

691 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 21:56:06 ID:Bfc5N47rO
小野田かっこeeeeeeeeeeee

とりあえずこれ置いていきますね
(´・ω・)⊃【GJ】

692 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 22:12:55 ID:pK78jxjdO
つまんね

693 :???:2005/10/06(木) 22:28:24 ID:jjDcS8ATO
みどりさん、よかったよ
読みやすいし、ハマったw

また作品書いてくださいね♪

694 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 23:00:50 ID:pSYe6OGrO
みどりさんお疲れさまです。
小野田カッコ良すぎです。
また作品が出来たらぜひ投下して下さい。
待ってますよ

695 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 23:05:36 ID:pSDQzcWQ0
ほんと、壊れかかった(壊れつつある)女子高生の描写上手いですね。
今回のは希望が持ててほっとしました。次回作キボンヌ

696 :本当にあった怖い名無し:2005/10/06(木) 23:06:49 ID:pSDQzcWQ0
>>695自己レス
>壊れかかった(壊れつつある)

ほとんど同じじゃねーか、俺のが壊れてんなorz

697 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 00:09:10 ID:APZHjFvYO
みどりさんGJ
最後はホロリときてしまいました。

登場人物が少なめで、携帯からカチカチしてる俺には分かりやすかったです。
文章も読みやすかったし。
次の作品を期待します!

698 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 09:57:05 ID:NMBiRtpRO
うっひょー!みどりさんGJ!最高だったYO!

699 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 14:21:31 ID:huvL5t6UO
最初の方、読んでて軽く欝になったけど
すっきり清々しいラストを見て、目から水が出た

700 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 14:32:20 ID:OBqTX8t90
みどりさん乙

個人的には最初のダークな感じが好きだったから、
ラストがフツーのハッピーエンドって感じに一転してちょっと残念。
ちょっと話の流れ的に主人公の心の変化が受け入れられんかた。
ランドの最後みたいな感じがしたyp

701 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 16:36:00 ID:flIcaGjh0
みどりさんGJっす!
最後、気持ちがすごくスッキリしました
いやぁ、読みやすいし、すごくイメージしやすくていいですね
次回策も期待です

702 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 18:11:39 ID:rQ10cQp3O
スゴイGJの嵐だなwwww

703 :ゴミ文:2005/10/07(金) 18:56:15 ID:YOAsgEj10
なんとか助け出さなければ・・・・・俺はあせっていた。
というのも、家の前の道に、この前ゾンビに投げつけたプリッキュアのフィギュアが転がったままなのだ。
俺の宝物 白い方
待ってろ!今助けてやるからな!(`・ω・´)
警戒して外を見ると、向こうの家の庭先でゴルフの素振りの練習をしているゾンビがいるくらいで
あたりにはゾンビはいない。
今しか無い、レスキュー隊出動! 俺は勢いよく外に飛び出した!
しかしそれが悲劇の始まりだったのだ!
玄関のバリケードを軽く飛び越えようとした俺の足は、バリケードにもろに激突www
地面に叩きつけられるwwww と、その時!
目の前にふらふらと千鳥足のゾンビがwwww
        ∧_∧∩ 
       (´∀`*//   
    ⊂二     /   
     |  )  /
    口口/    ̄)
      ( <⌒<.<
      >/
ちょwwwwwお前wwwwどこから出てきたwwwwww
自分の意志とは関係なく、俺はそのゾンビに思いっきりフライングボディーアターック!!!
        ∧
      ∠'A`>
        |∧|
ゾンビに頭突きをしたようだ・・・思いっきり星が飛んだ。
いててててて・・・・・・
意識が朦朧としながらもなんとか起き上がり、隣に転がってる物体を見て唖然とした。
(゚Д゚)ポカーン

704 :ゴミ文:2005/10/07(金) 19:00:23 ID:YOAsgEj10
目の前にはなんと美少女が転がっている。
それは長い黒髪、白い肌の日本人形のような、可憐でおしとやかそうな少女だ。
思わずハァハァしそうになるが、何か違和感を感じた。
ちょと待てwwwwこれ俺じゃないかwwwww
 え(゚ρ゚)?
じゃ、俺は?
自分の手を見る、毛がモッサーと生えた筋張った美しくない手が視界に入る。
なんじゃこりゃあああああああΣ(゚д゚lll)
隣家のガラスにはアフォ面したゾンビが映っていた。
俺がゾンビでゾンビが俺で・・・あっちにもゾンビでこっちにもゾンビ・・・ え?
うはwwwパニくってる場合じゃない、ゾンビが集まってきたwww
このままでは俺の身体がヤバスwwww
とにかく俺は俺の身体を担ぎ上げると、バリケードをよじ登って安全地帯に退避した。
自分の身体って大人が持つとこんなに軽いんだな、こりゃゾンビに勝てないわけだwww
玄関を開け、家の中に入る、と、その時。
「うわああああああんお姉ちゃんを離せえええぇぇぇ」
かわいい妹が泣きながら突進して来た!
ランドセルを胸の方に担ぎ、頭にホーロー鍋、手には金属バットの完全武装だwww
しかし、何も無い所で勝手に躓き自爆wwwwさすが俺の妹だけはあるwwww
じたばたするのを、すかさず上から押さえつける。
「モチツケwww俺だwww」一応ゾンビでも喋れるようだ。
押さえつけながら事情を説明した。
俺の口調ですぐにゾンビの中の人が俺だと理解したようだ・・・・(´・ω・`)なんか複雑。
「ゾンビの中の人はお姉ちゃんだとして、お姉ちゃんの中の人はどうなってるの?」
「中の人など・・・」と言いつつ俺は自分の身体を見た・・・見ようとした・・・見れなかった・・・orz
俺の身体が居ないw
「お姉ちゃんの中の人!お姉ちゃんの外の人があそこに!!!」
「ややこしい言い方をするなwwwww」

705 :ゴミ文:2005/10/07(金) 19:05:44 ID:YOAsgEj10
見ると俺の身体がフラフラと外を歩いているではないか!!!
ちょwwwwいつの間にwwwww
慌てて必死こいて後を追うが、なかなか追いつけないwwww
「うらああああああ」俺の身体がうめき声をあげている。
やっぱりか!おれの身体にはゾンビの中の人が!いや、ゾンビの中のゾンビか、えええいどうでもいいわwww
「うらああああああ」
どうやら他のゾンビが俺の身体を見つけたようだ。
(゚3゚)1 (゚3゚)2 (゚3゚)3 !!ロミーナ!
押し寄せてきた3匹のゾンビが今にも俺の身体に掴みかかろうとしている!
「俺に触るなあああああああ」
俺は(゚3゚)に向かって右パンチを繰り出した!
外れた━━━━━━ !!!!! つーか腕がもげたーwwwww
そして奇跡が起こった。
外れた右腕が後ろにいた別の(゚3゚)に命中して、頭を粉々に粉砕したのだ!!
(;・`ω・´) これは使える!
「ロケットパーンチ!」
俺は左腕を思いっきり突き出すと、腕はスポーンと外れてもう一匹の(゚3゚)に命中、撃破。
いつもなら当たらないのに、このゾンビの身体での攻撃はよく当たる!
よし、あと一匹! しかし
「しまった弾が切れたwwwwwww」
残った(゚3゚)が俺の身体に襲いかかろうとしている!
かくなる上は!ジオングヘーッド!!!
後ろにのけぞり思いっきり頭を前に振ると、頭はすっぽり抜けて最後の一匹に見事に命中した。
よし!全機撃墜!しかし動けないwwwww
ふらふら歩く俺の身体が俺を思いっきり蹴飛ばしてくれた
「ちゃんと前見て歩くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」
頭だけの俺はコロコロ転がっていく
どんぐりコロコロどんぐりこ〜 あああ歌ってる場合じゃない、目が回る〜〜@@
俺が転がったその先には!

706 :ゴミ文:2005/10/07(金) 19:11:32 ID:YOAsgEj10
俺がコロコロと転がった先には、ゴルフの素振りの練習をしているゾンビがwwwwww
うはwwwこのままではwwwナイスショットされてしまうwwww
このオッサンはいつも素振りの練習をしていたが、ゾンビになっても生前の習慣でこの状態だ。
いくら頑丈なこのゾンビヘッドでもゴルフクラブの直撃を受けてはひとたまりも無い。
俺、このままあぼーんなのか???(゚д゚lll)
止まれ〜〜〜〜〜 テメこぬやろ、呑気にゴルフの練習してんじゃねええええwwww
しかし、無情にもゴルフゾンビの目の前まで転がってしまい、見事にゴルフクラブが直撃!
と、思ったが振っていたのは傘だったwwwww
貧乏くせええええぇwwwww
頭は粉砕されなかったが、ナイスショットされた俺はポーンと空中を飛んだ。
             ≡(´・ω・`)
飛んでいる先には千鳥足の俺の身体が。
どいてどいて〜
ガツーン
        ∧
      ∠'A`>
        |∧|
また星が飛んだ。
「あいたたたた」どうやら無事のようだ。
俺は地面に手を付き起き上がった。
ん?どして身体があるの(゚ρ゚)?
見慣れた細い白い手をマジマジと見つめる、傍らにはゾンビヘッドが転がっていた。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
やった!俺の身体に戻ったんだ!!!めでたしめでたし!!
しかしめでたくなかった。

707 :ゴミ文:2005/10/07(金) 19:16:57 ID:YOAsgEj10
周りを見る
喜ぶ俺はゾンビの集団に囲まれていた(゜Д゜≡゜Д゜)
全然めでたくねえwwwwいや、むしろ俺の方がおめでてえwwwww
ゾンビの集団は一斉に襲い掛かってくる。
「ロケットパーンチ」 覚えたばかりの必殺技を繰り出す!!!!
しかし腕がもげないwwwwww
ヽ(`Д´)ノウワーン
仕方が無いので、身体を弾丸に見立てて正面のゾンビにタックルをお見舞いした。
外れw
他のゾンビにもタックルをかます。
また外れwww
相変わらず俺の攻撃は当たらないwwww
かまわず俺は猛然とタックルし続けるが
外れ!外れ!外れ!(・ε・)プップクプー
気が付くと俺はゾンビの集団の外側にいた。
どうやら俺のタックルは、外れに外れてゾンビに命中することなく全てのゾンビをすり抜けたようだwwww
目の前は自分の家、勝った!(`・ω・´)  と思った次の瞬間には負けていた・・・・○| ̄|_
一番外側のゾンビに後ろから組み付かれてしまったのだ!
喰われる!と思った瞬間、何かがゾンビに命中、と同時に声が聞こえる。
「お姉ちゃん!今の内に!」
かわいい妹だ!
一瞬の隙を突かれ(゚Д゚)ポカンとするゾンビを振りほどきなんとかバリケード越えに成功!

708 :ゴミ文:2005/10/07(金) 19:19:52 ID:YOAsgEj10
ゾンビどもは恨めしそうにこちらを見ると解散して行った。
         |  |_____
  |         |  | ̄ ̄ ̄ /|
  |         |  |   / /|
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  |      /  / |// / /|
  |   /  / |_|/|/|/|/|
  |  /  /  |文|/ // /     ∧∧
  |/  /.  _.| ̄|/|/|/      /⌒ヽ)
/|\/  / /  |/ /       [ 祭 _]    ∧∧
/|    / /  /ヽ         三____|∪   /⌒ヽ)
  |   | ̄|  | |ヽ/l         (/~ ∪    [ 祭 _]
  |   |  |/| |__|/       三三      三___|∪
  |   |/|  |/         三三       (/~∪
  |   |  |/         三三      三三
  |   |/                    三三
  |  /                    三三
  |/                    三三

「で、さっき何投げたの?」
「えーと私何投げたんだっけ?なんか黒い人形みたいだったけど」
まさか!
道路を確認すると、プリッキュアの黒と白が並んで落ちていたwwwww
まさしく二人はプリキュア状態だ!
うはwwwwwwwwwなんとか助け出さなければwwwwwww

709 :ゴミ文:2005/10/07(金) 19:21:13 ID:YOAsgEj10
みどりさんのGJを台無しにするかのような第7話投下。
(;´Д`)スンマセン ホントスンマセン

最近このスレも充実してきて読み応えある作品が増えて嬉しいです。
4コマ担当もやりがいありますね。
ま、あんまり目立たないようにコソーリとやっていきます(;´Д`)

710 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 19:28:37 ID:xPNVV7w9O
ゴミ文さんキター!
乙です!すごく面白い!

711 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 20:27:34 ID:5wEIRz1jO
俺の大好きなゴミ文キタ━━(゚∀゚)━━!!
相変わらず良い良すぎるよゴミ文
ほんと大好きだ━━(゚∀゚)━━!!

712 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 22:10:38 ID:z0KKUZbU0
 ]・・)ジ
]゚Д゚)ハァ?

ゴミ文さんキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!

ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!

]彡サッ


713 :fool:2005/10/07(金) 23:38:21 ID:diPGRVeE0
>>ゴミ文さん

相変わらず凄いです。
意図的か無意識かはわかりませんが、ジェットコースター的な展開で。
あと、話を1つ作るのは誰でもできると思うんですが、軽々と第7話を書いているあたり、
アイデア豊富でうらやましいです。

ところで....、ここ最近、ちょっと前の閑散としているのが嘘のように
良スレになってますね。作者のみなさん、ありがたいことです。

714 :本当にあった怖い名無し:2005/10/07(金) 23:56:34 ID:dO57IHNDO
(つД⊂)  ゴシゴシ
( ゚Д゚)ゴミ分?
(^ω^)やっぱり。いいお。
グッジョブ(⊃∀゜)⊃

715 :サナトリウム:2005/10/08(土) 07:56:13 ID:BAobfFFh0
丘陵をくり抜いたような団地の周囲を避けて、隼人は旧鎌倉街道を歩いた。
街道沿いの田んぼの向こう、丘にも満たない「地膨れ」の上に立つ一際豪勢な
屋敷。それこそが周辺の古い豪農屋敷とは一線を画す、大蔵本家の聖域だ。
 その麓に当たる田んぼから丘にかけては無数の屍人がたむろしている。
まるで屋敷を包囲しているように見えるが、そうではない、敷地内には一歩として
足を踏み入れないこの屍人たちこそが、屋敷の卑しき守り神なのである。
 案の定、隼人に気が付いた数匹の屍人が近づいてくる。勿論友好的な態度で接近
してくるような連中ではない、彼の肉体を貪る為に近づいているのだ。
「おかまいなく、僕も会議に参加しようと思っているんで、あしからず」
 屍人たちを難なくすり抜けると、隼人は屋敷の門をくぐり、この土地を牛耳る
3大血族の1つとその従者が一同に介しているであろう奥座敷を目指した。
「吉川の婆さんがやられとった、息子も一緒にじゃ・・・」
「神主もか?じゃあ神社は今、誰が押さえとるんだぁ?」
「そんな話じゃねぇ!一族郎党皆殺しになっとったわ、山の中の屍人もずいぶん
やられとったんで、急いでお館さまにお知らせしたんだ!」
 3年前に父の後を継ぎ、58歳の若さで当主を継承した大蔵良作は、限られた
情報の中で、迅速に数々の判断を下さねばならない数日を過ごしていた。
神社と山を統括する吉川家が皆殺しとなったならば、その穴埋めをどうするか、
またこの土地をかつて治めていた地元城主の末裔「萩生田家」はどう動くのか?
「尋常なヤツじゃねえな、機関銃にバクダンまで持ってるようだ」
「お上が?お上がやったのか?」
「そりゃあない、俺は聞いてない・・・・」
「市会議員なんざにゃ教えられない事もあるんじゃあないか?」
「なにぃ?この腐れ坊主が!」

716 :本当にあった怖い名無し:2005/10/08(土) 07:56:57 ID:gtAIKdkLO
細かいけど、プリキュアをプリッキュアと書いてあるところが好き。w

717 :サナトリウム:2005/10/08(土) 08:03:52 ID:BAobfFFh0
大蔵家の屋敷の奥座敷には、すでにある程度の情報が伝わっていたものの、
その全容に関しては、この60年間とは異なり異例に不確定なものばかりだった。
「飴を捨て、ムチを怖れぬ政治家などもうこの国にはいない、それ以上の何かが
動き出したのかも知れん、とにかくこの事態の落とし所をどうするか、誰がどう
考えているか、それを知らねば、一刻も早く・・・・・」
何ゆえ萩生田からの音沙汰が未だ無いのか、疑問と問題は山済みだった。
「お姫い様はどうなっとる?」
良作は一同に尋ねた。
「それが、どうも屍人と一緒に団地の周りをウロウロしとるようで・・・・」
「そうか・・・」
「何だ、ここにもいないのですか、それは残念・・・」
 いつの間にか奥座敷前の縁側に座っていた青年を一同が睨み付けた。
「あっ!お前はいつかの小僧、生きていたのか?」
「誰だ?」
良作の叱責にも似た低い声が座敷に響き渡る。先代にも劣らぬ風格は、一回り以上年長の
地元有力者たちをも威圧していた。
「はい、土地のことを細かく嗅ぎ回っていた、いつぞやの書生です」
「親父が消えたとか言っていた小僧か」
良作は少し間を置いてから口を開いた。地元の古い伝承や史料を探る青年の話は耳にしていた。
だが、その詳細については聞かされていなかった。
「その様子では細かい事は知らないようですね、愚か者の先代らしい失策だ」
 良作は立ち上がって青年を睨み付けた。なんとも不愉快なことだった。
生前の父へ対する罵詈雑言の事ではない、彼の目に微塵の恐怖も存在しない事に苛立っていたのだ。
「キサマ!先代さまになんてことを!」
生前の父に見出され、土地買収や開発の利権を共に貪って土地の名士に成り上がった不動産屋が声高に叫んだ。
この中でも最も低俗な男の一人である。


718 :サナトリウム:2005/10/08(土) 08:16:25 ID:BAobfFFh0
「やめんか!この男・・・・内藤・・何某とかいったな、何があったのか?」
良作は不動産屋を手で制し、青年の視線から目を逸らすことなく一同に尋ねた。
だが、列席した誰もが良作と目を合わせたと同時に首を横に振った。
「今ここにいない人、正確には来れなかった人たちのうち何人かが真相を知っています。
あまりに大きなトラブルだったので、このメンバーにでさえ公言しなかったのでしょうね」
青年は窓の外に群がる屍人を指差した。
「あなたたちの飼っているならず者に捕まった後、神社の連中に引き渡されて山の中で屍人の餌
にされたんです。でも僕はお姫いさまには殺されず、屍人とは仲良くやれたんです」
 青年はありえないことを口にしていた。少なくとも、この奥座敷に列席する人間たちにとっては、非常識な事態だった。
「・・・・・この奥座敷までどうやってたどり着いた?」
「街道から繋がる道を歩いて門をくぐって正面玄関から入ってきたんですよ」
「この土地の者か?」
「違います、でも120年ほど前はこの土地に先祖がいました」
「・・・なるほど、傀儡士なのか?」
「勉強が足りませんねオボッチャン、60近くにもなって庄屋が文盲では村が栄えませんよ、もう少し上の能力です.
自分でも知らなかった系譜に起因した能力・・・・」
奥座敷の一同は、当主と青年の掛け合いを、固唾を呑んで見守っていた。正確に言えば、自分の力が全く及ばない
恐怖に慄いていた。青年の言葉が真実であれば、自分たちの命が風前の灯であることは間違いなかった。
「何をしにきた?」
良作は長く閉ざした口を再び開いた。
「知性と教養は必ずしも共有出来ないものですからね、貴方たちの苦しむ様を、貴方たちが死ぬ瞬間まで
特等席で見物したい、とでも言えば低俗な貴方たちも納得するのでしょうが、実はそうではありません」

719 :サナトリウム:2005/10/08(土) 08:25:54 ID:BAobfFFh0
内藤と名乗る青年の悪口に、今度は誰も声を上げなかった。それどころか、憤りすらしていなかった。
天敵にも勝るかもしれない存在の前で萎縮していたのである。
「今暴れているのは貴方たちの言うお上よりも厄介な連中がよこした者です。スウェーデン産の原種に
端を発した動きであると言えば、お分かりですかね?」
 いつの間にか、青年の背後には無数の屍人が群がっていた。
「・・・敷地内に屍人を入れたのは50年ぶり以上だな・・・・」
 良作は溜息をついた。大蔵家を継いで3年、屈辱的な出来事だった。
「貴方はまだ解っていない、入れたのではないのですよ、入ってきたのです。理解できないので
あれば、試しに連中を敷地の外へ出して御覧なさい」
 青年の不敵な挑発に、良作は無言で答えた。相手の出方を待つより自分には最早方法が無い事を
悟ったからである。屍人たちが青年を襲う事は無い、それどころか屍人たちは今や青年の使い魔と
化して自分たちを襲う為にココに来ていたのだ。
「萩生田家は自衛隊から約500人分の小火器と周辺装備を受け取っていますよ、
それを誰に支給すると思いますか?」
 良作は目をむいた。それはもう一族がこの200年間でも経験したことのない
ような非常事態であることは間違いがなかった。
「ようやく手に入れた不死身の兵士達に支給するそうですよ、このドサクサを利用して、
吉川・大蔵の2大一族を抹殺し,大名時代からの念願を果たすつもりでしょうね」
「キサマ!屍人を萩生田の連中にっ!」
「差し上げましたよ、貴重な研究用のサンプルとしてね」
「そうか、そういう事か、それでキサマは見つからなかったのか!」
「違いますよ、僕は萩生田に匿われていたわけじゃありません」

720 :サナトリウム:2005/10/08(土) 08:30:47 ID:BAobfFFh0
良作は震えた。何という傲慢だ、屍人との不毛な戦いを経て、過酷な労働や感染の恐怖と
戦いながら、少しずつその恐怖をこの土地に封じ込め、常に怯えながら暮らしてきたのは,
地元の百姓たちだ。萩生田城の連中が何をした?武士が、役人がしたと事といえば、腑分け死体を
屍人の餌として許可し、新たな感染者や他の疫病の患者をこの土地に送り込む手配をしただけではないか、
それも実際の作業は身分卑しきものやこの土地の者が押し付けられ、多くの犠牲を払ってきたのだ。
 多くの百姓が屍人と化してのたうち回っていた時、武門が一度でも手を差し伸べた事があろうか、
城下の町民も同様だ、僅かな蘭学者や国学者、目先の金銭で警備を買って出た一部の郷士を除けば、
犠牲はいつも地元の百姓が払ってきたのだ。
「言いたいことは解ります、でも同じ様なものですよ、この土地の犠牲になった
 人間たちの目から見ればどちらも陰惨な加害者です」
 その通りかもしれない、だが、当事者としてはそんな風には割り切れない。
「萩生田の屍人は恐ろしいですよ、貴方たちの言い回しでは、頭に針を打った連中ですよ、
 言葉を解し、操る側に都合のいい程度の知能を持ち、仲間と連携して銃を持ち道具を使い、
 戦闘となれば指揮官が判断を下し、敵を殲滅するのです。わかりますね?もう地獄の蓋を開けるより方法はありません」
 良作は青年の目的をようやく察したが、それはとても許容できるものではなかった。
「地獄の釜の中に行く必要があります」
「あれを一度覗いて、そう言える者はおらん・・・・」
「わ、私は市役所の・・・支所の責任者だがね、サナトリウムのロックは、
 全て解除されておったよ、チョット前、まだ屍人に追われた人間が逃げ込む
 前に確認したから間違いない、手前までは、もう行くだけで入れるはずだ!」
 恐れとはこうも人を饒舌にするのか、数十年という連帯も、その背後にある
200年にわたる信頼関係も、この男には理解できないのかと、良作は落胆した。

721 :サナトリウム:2005/10/08(土) 08:35:07 ID:BAobfFFh0
「だが最後は同席が必要だ・・・・それはワシでもどうにもならんぞ」
 それが、良作の言えるせめてもの皮肉だった。
「そうですか?まあいい、それではそろそろおいとましましょうか?
 ココが物騒な事になってからだと面倒ですからね、この屍人たちは
 頂こうかとも思いましたが、全部お返しましょう。もっとも全部に
 僕の苗を植えつけてありますがね」
 一同が悲鳴を上げた。
「た、助けてくれ!頼む、何でもする!こいつ等をけしかけんでくれ!」
青年はケラケラと笑ったかと思うと、突然厳しい面持ちで一同を指差した。
「そうやって命乞いをする無力な人を!お前たちは何百年もの間!何人もなぶり殺しにしたんだ!
 その恐怖を今度は自分で味わえ!この鬼どもが!」
「・・・・最後に名前ぐらい聞かせんか・・・・」
 良作の言葉に、青年はまたニコリと笑って朗らかになった。
「僕は貴方たちのような人でなしではありませんからチャンスをあげましょう。この屍人たちは
 一旦屋敷の外に出しましょう。包囲は解きませんが・・・・抜け穴くらいは屋敷内にいっぱい
 あるんでしょ、5分したら皆が一斉にまたやってきますから、それまでに逃げるなり戦うなり、
 頑張ってください、それが終わったら少なくとも100人の自衛隊装備の屍人がやってきます。
 コレは大変ですよ、普通の屍人1万人以上の脅威でしょうね」
 良作は弱者の視点を否応なく感じていた。それは初めての体験だった。
「ワシらはなす術がなかったのだ、生き残る為に自分以外の者の危機を静観するしかない場合もある、
 人に手をかけるしかない場合もある、人間などはその程度の生き物だ、お前には伝わらんかも知れんが、
 ワシらにも感情はあったのだ、弱い人間であった事は認めるが、それではどうすれば生き延びる事が出来
 たのか、先祖伝来の知恵にすがるしかなかったワシらの苦悩も、確かにあったのだ・・・・・」


722 :サナトリウム:2005/10/08(土) 08:43:42 ID:BAobfFFh0
屍人を引き連れて立ち去る青年はぴたりと足を止めた。良作以外の人間は我先に屋敷にある2箇所の抜け穴、
国道に繋がる最後の希望に向けて座敷を後にしていた。
「自らの愚劣を告白してどうするんです、それならこれまで通り、生き残る為に必死で努力すればいいじゃ
 ないですか?全てを正当化して、この事態を乗り切ればいいじゃないですか?そうそう、内藤隼人は本名ですよ」
「そうか・・・本名か・・・」
「あ、そうそう、これは娘さんとお孫さんの映像です、始めにお断りしておきますが、この中で起こったことに僕は
 一切干渉していませんから」
 内藤隼人はきびすを返して縁側まで戻り、良作に再生の始まったポータブルDVDプレイヤーを手渡した。
そこには孫娘を抱いた良作の娘が屍人の群れに追われる映像が映っていた。四方を屍人の群れに囲まれた二人、
その群れの中に消えた二人の手足を奪い合う屍人たちの醜悪な映像を、良作は目を丸くして眺めていた。
「何故だ、何故二人がこの街にいたのか?どうして戻ってきたのだ?」
お宅に恨みを持つ人間に、お嬢さんははめられたようですね、これはある人から貴方に渡せと
言われた物です、忘れるところでした」
「おのれ!キサマ、なぜ何の罪もない娘たちを!」
 内藤隼人は「フウ」と溜息をついた。
「こういう恨みを貴方はいくつも抱えていたんですよ、いや今も抱えている」
激こうする良作の元に、バタバタと逃げ出した者たちが戻ってきた。
恐怖に引きつった顔で狼狽する者達、その人数が数人足りないようだった。
「お館さまぁ!抜け穴の向こうに見たこともないバケモンがいる、1匹じゃない、4人食われた!
すぐに蓋を閉めたんだが、物凄いバカ力で今も蓋を押してるんだ!」
「・・・・あれじゃかんぬきも何時まで持つかわからねぇ・・・お館さま・・・
人間のようにも見えたが、手が4本あった・・・・ありゃ一体何なんだ?」
「知らん・・・知りたくも無い・・・」
ポータブルDVDプレイヤーを抱えながら、良作は嗚咽していた。
顔を上げるともう、内藤隼人は屍人と共に消えうせていた。

723 :サナトリウム:2005/10/08(土) 08:48:20 ID:BAobfFFh0
正確には屍人と共に国道に向かって歩いていた。。
「若造め・・・地獄へ行けい・・・行って絶望するがいい・・・ヒヒヒヒヒ・・・」
「お館さま?お館さまあっ!」
窓から見える景色には、すでに屍人が溢れていた。


街道沿いに山を迂回し団地の敷地に徒歩でたどり着く、それも最早安全ではないかもしれない。屍人やその他、
この地域に息衝く全ての脅威は、山中や夜闇に紛れるような遠慮を、もう持ち合わせてはいないからだ。
内藤隼人は道中で様々な修羅場を目の当たりにした。
「うわあーっ」と言う男の野太い悲鳴が「ヴィーワァァーッ」と言うガチョウの鳴き声のような甲高い振動音に変わった。
喉を噛み切られたのだろう。
「たすけて・・・たすけて・・・」と呟きながら小走りする浅黒い肌の女、しかし彼女はもう屍人に追われる事は無い。
ゾンビが求める新鮮な血小板と細胞、彼女はもうそれを体内に持ち合わせてはいないし、作り出すことも出来ないからだ。
彼女もやがて、異常に発達した嗅覚のみでそれを求めさまよう事になる。数時間後のことだろう。
「やりきれないな・・・・僕にはどうしようもないとしても・・・」
 横転し炎上した車両の数々で通行不能となった主要道路、空しく破壊された住居や店舗のバリケード、死体に群がる屍人、
点在する火事、いくつかの銃声、街はもう内戦にも勝る混沌に包まれていた。
「あの銃声・・・・は興味深いな、僕が昔探していたものかもしれない」
内藤隼人は自嘲気味に微笑んだ。
「こんな時になって見つかったりしてね・・・・ハハ」

724 :まこしろ:2005/10/08(土) 15:22:34 ID:GZ8Ovg4P0
階段下に数体が辿り着く。
それと同時にミニミが火を噴く。この距離で狙いを外すことはない。確実に「敵」の頭部を弾丸が捉える。
着弾と同時に後方に肉片が飛び散る。
その上を後から来るモノがぐちゃぐちゃと踏みしめる。

タタタ…タタタ…タタタ…タタタ…

銃声が倉庫内に鳴り響く。倉庫内の通路はすでに「死者」で埋め尽くされていた。
いくら撃ってもキリがない。階段の上にいる「獲物」にありつこうと、倒れ伏したモノの上を乗り越えてやってくる。
今村は時折、ちらりと弾層を確認した。
「よし、まだ弾はある。大丈夫だ。」
そう確認した時だった。

ゴトッ・・・

自らが放つ銃撃音の中に、何かが動く音が聞こえた。
今村はそれが自分に程近いところで鳴ったものであることを感じた。その瞬間、直感的に自らの危険を察知した。
「しまった・・・!!」

725 :まこしろ:2005/10/08(土) 15:23:12 ID:GZ8Ovg4P0
自分の斜め後方を振り向くと、そこには「敵」の姿があった・・・
「物資の上を上ってきた・・・のか・・・!?」
階下に迫る「敵」は増えつづける一方。背後に現れた「敵」までの距離はわずか5〜6m。
今村はとっさに銃を振り上げるようにして銃口を向けなおすと、照準する間もなく即座に引鉄を引いた。

タタタタタタタ・・・

至近距離での射撃ゆえに弾が外れることはない。
放たれた小銃弾は「敵」の肉体を切り裂く。肉片が四散し、血吹雪が舞い上がる。
上半身が吹き飛び、残された下半身が勢いで数歩、前に進み出ると、そのまま崩れ落ちた。

タタタタタタタタ・・・・・・カチッ・・・カチッ・・・

かなりの残弾があったはずの弾倉が瞬く間に空となった。
「こんちくしょぉお―――!!」
今村は空になったミニミを逆手に持つと後方にいる「敵」に向かって力任せに投げつけた。
ボゴッという鈍い音ともに銃床が「敵」の頭部を砕いた。
すぐに残されたもう一丁のミニミに持ち替え、再び引鉄を引く。

726 :まこしろ:2005/10/08(土) 15:24:05 ID:GZ8Ovg4P0
タタタタタ・・・ガチッ!
「しまった!突っ込み!」
今村は慌ててボルトを引いた。その一瞬にも「敵」は迫ってくる。
「クソッ!クソッ!」
今村は後ずさりしながらボルトを引いてひっかかった銃弾を排出しようとするがうまくいかない。
背後からは二階にいる以上の多くの「敵」が階段を上ってきている。
「ちくしょお!」
今村は突っ込みを起こしたミニミを上段に構え、二階に上ってきていた残る「敵」に向かった。
「敵」は4体。なんとか屋上への出口まで辿り着ければいい。
相手の動きは遅い。組み付かれさえしなければかわせるだろう。
今村は瞬間的に自分が助かるための方策をシミュレーションしてみた。

「うりゃぁぁあああ――――!!」   ボゴッ! 「ひとつ!」
頭頂部を砕かれた「敵」がドサリと倒れる。
「どぅぇぇええい!!」  グシャッ! 「ふたぁつ!!」
バットスウィングよろしく振りぬいたミニミの銃床が、背後の「敵」の側頭部にヒット。
骨を砕き、頬の上あたりまで銃床が食いこみ、そのままヨロヨロとよろめきながら柵を乗り越えて銃とともに階下へ落下した。

727 :まこしろ:2005/10/08(土) 15:25:11 ID:GZ8Ovg4P0
今村の背後には階段を上りきった数体が迫っていた。それに気づくと、すかさず腰の9ミリ機関拳銃を引きぬいた。

タタタ・・・

短い3発の銃声が鳴り響くと同時に、背後に迫っていた一体が後ろにのけぞるように倒れる。
ドアまであと数歩の距離・・・今村が再びドアの方を振り返ると・・・

ガァァアアアア――――!!!

目と口を見開いた「敵」が飛びかかってきた。
「うわぁああ!」
今村はとっさに身を伏せるようにしゃがみこむと、襲い掛かってきた「敵」の足元をすくいあげた。
そして、そのままの勢いで体勢を起こすと気合とともに柵の反対側へと「敵」の体を投げ捨てる。

はぁはぁはぁ・・・

ホッとしている暇はない。もう一体が今村の腕を掴んだ。

「わぁぁああ!!!」
あとちょっとでドアに手が届くところにいながら、組み付かれてしまった・・・!
「敵」は口を開き、唸り声を上げながら食らいつこうとする。
そうはさせじと壁を背にしてこらえる。
かなり力が強い・・・!このままではヤラれる・・・!
階段の方からさらに数体が近づいてくる。

728 :まこしろ:2005/10/08(土) 15:25:58 ID:GZ8Ovg4P0
「ダメか・・・」
今村は胸に掛けてある手榴弾に目を落とした。
・・・こうなったら・・・
少しでも腕の力を抜けば食いつかれる。しかしこのままでは、階段を上ってきた「敵」にヤラれるだけ・・・
かくなる上は、手榴弾のピンを引きぬき、もろともに自爆してやろう・・・どうせ食われるくらいなら・・・
今村はそう考えた。その瞬間・・・

バン!!とドアが開くと同時にパン!パン!と二発の銃声が鳴り響いた。
今村に組み付いていた「敵」は側頭部に弾を食らい、そのまま倒れた。

「行け!今村!」
橋本は今村に命じると、右手に機関拳銃、左手に9ミリ拳銃を構え、階段方向から近づいてくる「敵」に向けて乱射した。

タタタ!パン!タタ!パン!パン!

一通りの「敵」が倒れたのを確認すると、橋本は焼夷手榴弾を取り出してピンを引きぬいた。

「どうせ、物資は手に入らんな・・・!」
そうつぶやくと階下にぽんと放り投げた。

ドン!!

重い爆発音とともに炎が立ち上った。
低いうめき声が倉庫内に響く。
橋本は階下に目を向け、立ち上る炎をしばし見つめると、ドアの方へと向かった。

729 :まこしろ:2005/10/08(土) 15:26:29 ID:GZ8Ovg4P0
屋上に出ると、今村はすでにヘリに乗り込んでいた。
橋本はヘリの方へ駆け寄り、垂らされたロープに飛びつくと、急いでよじ上った。
そして、後ろをちらりと振り向いた日高に向かって、左手の親指を上向きに突き出す。
同時にヘリは上昇を開始し始め、倉庫は見る見る小さくなる。
周囲にうごめく「モノ」たちは恨めしそうに上空のヘリを見上げているようだった。

「ダメかと思いました・・・」
「ダメじゃないさ。全員、無事に帰るんだよ。よくがんばったな。」
橋本はそう言うと、まるで息子か弟を誉めるように今村の頭をなでた。
ヘリの中は、ほんの一時ではあるが安堵の空気が流れていた。

730 :本当にあった怖い名無し:2005/10/08(土) 15:28:44 ID:R1UAkHqfO
ウォォオオオオ
サナトリウムさん、まこしろさんGJ

731 :まこしろ:2005/10/08(土) 15:32:44 ID:GZ8Ovg4P0
久々のうpです。
読者として、みどりさんをはじめ、良作目白押しでとても楽しませていただきました。
ありがとうございます。

>>ゴミ文さん
ゴミ文さんの絵を取り入れた作品はこれから新しいネット小説の形になるのでは・・・?
と思っています!次回策もテカテカしながら待ってますね!

732 :モノクロ:2005/10/08(土) 16:38:27 ID:H3vOdY8k0
2 :ゾンビじゃないよ名無しだよ ID:konosyousetuhatudukuyo
>>1
この非常事態にネタはやめて早くシネw

という俺も2ゲット
以下 IDと名前欄省略(主人公以外)

>>1よマジレスすると・・・死ねw

ゾンビ男
いやいや、ネタじゃないんです、本当にどうしたらいいか教えてください


寝込みを襲え!!

「な・・なんなんだよぉ人がまじめに聞いているのに・・・・こうなったら・・」
石川はすばやく別のスレへ移ったその名も【小説】ZOMBIE ゾンビ その354【創作】

というわけでしばらく参加型にしますので・・・誰かこの石川にアドバイスを・・w

でもちょっと更新がめちゃくちゃスローになります・・最近忙しいので・・

733 :本当にあった怖い名無し:2005/10/08(土) 17:48:17 ID:/xsOfRLN0
>>723‐724
この流れのせいで、内藤隼人が聞きつけた銃声をミニミと確信してしまった俺ガイル

734 :本当にあった怖い名無し:2005/10/08(土) 18:35:18 ID:jOQv8HElO
こいつは氏ねよ。


735 :本当にあった怖い名無し:2005/10/08(土) 19:24:29 ID:C7RUl0PY0
最近foolの要らんコメントが九段並みにうざい
褒めてるにしても文芸化気取りくさいし大体一言多い。

736 :本当にあった怖い名無し:2005/10/08(土) 19:51:58 ID:QtPGw2D0O
ふーん↑

737 :本当にあった怖い名無し:2005/10/08(土) 20:53:05 ID:WYudRR1t0
>>735
そういうのは、作品を投下してから書きましょう。


738 :fool:2005/10/08(土) 23:25:44 ID:Dv7uWH750
>>735
>最近foolの要らんコメントが九段並みにうざい

す、すいません。ちょっと控えます。

739 :本当にあった怖い名無し:2005/10/08(土) 23:32:05 ID:KzVWB9gwO
735は釣基地三平だからそんな謙遜なさらなくて結構ですよ。
三平君最近sageを覚えたみたいで猫並のオツムはあるみたいですねw

740 ::2005/10/09(日) 00:24:42 ID:wquIaQ/cO
サナトリウムさんのは今回も以前の書き直しだったんですよね?

>>722を読むまで、新展開と思っていた俺…orz

741 :本当にあった怖い名無し:2005/10/09(日) 01:20:21 ID:S+nvbQr5O
(;゜∀゜)わくわく!
久しぶりに来たら、作品がいっぱい!

742 :本当にあった怖い名無し:2005/10/09(日) 02:13:25 ID:T2Ed3UbFO
foolさん謙遜しないで!
沢山見てる方の中の、一人のコメントですよ!

I Love fool!
We Love fool!

743 :本当にあった怖い名無し:2005/10/09(日) 03:01:51 ID:JPBOPJlhO
猫が人の足の指を喰ったってNewsがあったけどゾンビ猫かな?。
普通は喰わんだろw

744 :fool:2005/10/09(日) 04:02:46 ID:FDEkqInR0
「やはりそうか...。」
金ぴかの袈裟をまとった僧侶がつぶやいた。
それは随分と格の高そうな僧侶で、袈裟は立派。そして、
本人も初老ながら精気にあふれた顔だちをしていた。
普通、このような僧は山奥の寺院で厳格な戒律を
守って暮らしているように思える。

しかし、ここは違った。僧侶のまわりにはいくつもの
モニタがあり、コンピュータや何に使うのかもわからない
測定機に囲まれていた。壁際には何やら数式の書かれた
ホワイトボードがあり、壁それ自体も埋め尽くすように
ポストイットやメモ紙が貼付けられていた。
その違和感が、ある意味異様な雰囲気を僧侶に与えていた。

ここはゾンビ対策本部の研究室である。
ここには科学、哲学、宗教、ありとあらゆる分野のエキスパートが
集められ、日夜ゾンビ対策に頭をひねっていた。
ここでは現実的な対策が求められていることもあり、水掛け論、宗教論争を始めようと
するような輩はすぐさま叩き出された。
そのため、一時的に論争に熱くなることはあっても、おおむね各々が分野の壁を越え、
一致団結してことにあたっていた。

745 :fool:2005/10/09(日) 04:03:55 ID:FDEkqInR0
仮説が出されれば、それがどんなにトンデモな内容であろうと最優先で
確かめられ、それが証明、または否定された。
当初はこのゾンビ災害に終止符を打つという目標に向かって活気にあふれた
研究室となっていた。
しかし、何をやってもうまくいかず、あまりにも手詰まりの感は強かった。
モチベーションは下がる一方で、最近では誰もが何となくモニタを
眺めるだけとなっていた。

「どうしました住職?」
「餓鬼どもが増えておる。」
「餓鬼?ああ、ゾンビのことですね。で、ゾンビが増えていると?」
「その通りじゃ。」
「そりゃそうですよ。それを何とかするために私たちが集められたわけですし。」
「そうではない。餓鬼どもが増えておるのじゃ。」
「え?一体どういうことです?」

ふむぅと腕を組んで考えていたが、やがて住職は説明を始めた。

ゾンビは力こそ強いものの動作が遅い。それはもう、とてつもなく遅い。
普通に歩いていれば、逃げきれてしまうほど遅いのだ。
数が多いので、ゾンビの間を走り抜けていくのは難しい。
しかし、歩いて逃げられるような存在に国全体が壊滅状態に追いやられてしまう、
そんな状態になってしまっている時点でそもそも何かがおかしいのだ。
何だってこんなにゾンビが増えてしまったのだろう。
そう考えると一つの仮説が浮かんできた。

746 :fool:2005/10/09(日) 04:04:46 ID:FDEkqInR0
ゾンビに噛まれて感染が広がったという経緯もある。
しかし、それだけではゾンビ災害の拡大のあまりの早い点は説明がつかない。
もしかしたらゾンビはいっときに大量に、しかも同時多発的に出現したのではないか?
それが正しいなら、一体どこからゾンビはやってきた?

住職はそのような観点からモニタを眺めていたのだった。
「よいか、この建物には25人の人間がおる。」
モニタにはゾンビに囲まれた建物が映っていた。やがて、バリケードを壊したゾンビたちが、
建物になだれ込んでいった。住職は映像を数時間分、早送りした。
ゾンビが建物から出てきたが、侵入したゾンビの数と出てきたゾンビの
数が合わなかった。もともとのゾンビの数に加えて27人増えていたのだ。
どうやら、喰い尽くされた人間はおらず、全員がゾンビ化したようだった。
いや、さらに2人分ゾンビが増加している。

早速、他の映像もチェックされた。多くの映像においてゾンビの数が増えていた。
まさにどさくさにまぎれてイカサマをされたような感じだった。ひどいものになると、
誰もいないはずの建物からゾンビがぞろぞろと湧いて出てきていた。

「このテレビを見たまえ。」
そこには山林にゾンビが数人歩いている映像が映っていた。
「噛み付こうにも普通こんなところに人はおりゃせん。
何もないところから湧いて出てきでもせんかぎりはな。」

747 :fool:2005/10/09(日) 04:05:47 ID:FDEkqInR0
研究室は久しぶりの新たな現象の発見と絶望的な事実に一時騒然となった。
とくにゾンビ感染を防ごうとしていた医療班の人間はがっくりとしていた。
あんなにゾンビがわらわら湧いてでてきたら、ゾンビ感染を防いたところで
大してゾンビの数は減らないではないか。

「六道に餓鬼界というところがある。悪事を働いた者は餓鬼界に落ち、
 飢えの苦しみに苛まれるという。昨今は悪事を働く者が多い故、
 餓鬼界が定員オーバーになったのかもしれぬのう。それでこの世に
 やつらが現れるようになったのではないかな。」
「六道...。聞いたことがあります。しかし、なんだってこの世に。
 修羅界とか地獄界とか、そっちに現れればいいのに。」
「そっちも定員オーバーなのかもしれんのう、かっかっか。」
「いや、笑っている場合じゃないです。いったいどうすれば。」
「そうじゃのう、彼岸の時期に施餓鬼会ちうて、餓鬼どもを供養する
 儀式があるんじゃが、もう過ぎてしまったしのう。やつらが煩悩で
 突き動かされているのなら、ほら、大晦日の除夜の鐘で成仏してもらう
 ほかないかのう。」
「年末まで待てません!」

斯くして、ゾンビ研究はひとまずおいて、除夜の鐘の研究が始まった。
しばらくして、対ゾンビ用の鐘ができあがった。
対ゾンビ用として、まさに究極までにその威力を高められた代物である。
まず、僧侶以外が叩いても、煩悩が消えなければならない。加えて、
携帯性を高めるため、小型化する必要がある。(ここが一番難しいところだった)
見た目はハンドベルのようだが、まぎれもないゾンビスレイヤーだった。

748 :fool:2005/10/09(日) 04:06:30 ID:FDEkqInR0
早速試験のためにゾンビが集められた。普段、飽きるほど見ているゾンビも、
現実に対面するのはモニタでみるのとはやはり違った。
そこには研究室にはない、凄まじい腐敗臭があった。
住職が鳴らしたのでは試験の意味がないので、ある学者が鐘を持つと一振りした。

コーン

本物の鐘よりは幾分高い、澄んだ音が心に染みわたるようだった。
煩悩が消えたのだろうか。しかし、ゾンビには何の影響もないようだった。
「住職!」
「なに、煩悩の数は108あるでな。今の一振りで消えた煩悩の種類に引っかかる餓鬼が
いなかっただけだろうて。」
学者は続けて数回鐘を振った。すると数人のゾンビがばったりと倒れた。
「やった!これは凄い!すぐに量産しよう。」
量産された鐘は避難場所や警察、軍隊に配られた。
それだけでなくカウンター作戦が始まった。
これでゾンビは壊滅し、すぐさま治安が回復する。誰もがそう思った。

749 :fool:2005/10/09(日) 04:07:05 ID:FDEkqInR0
やがて恐るべき報告が研究室にあがってきた。
ゾンビだけでなく、生きている人間の中にも鐘の音に成仏してしまう者が現れたのだ。
煩悩が消え去って生き仏になってしまうのだろうか。
「除夜の鐘....。私は何という恐ろしい兵器を産み出してしまったのだろう。」
住職は頭を抱えていた。しかし、ここでやめるわけにはいかない。
鐘突きロボの製造が提案されたが、実現までに時間がかかる。
そこで煩悩が多いと思われる悪人が集められた。

「俺らの欲望はつきることがねえ。俺らにまかせとけって。」
鐘を持った悪人は襲いくるゾンビにひるむことなく、鐘音の乱打をあびせた。
悪人の通った後に動かなくなったゾンビが山と積まれていく。
しかし、悪人の中からも少ないが成仏する者が現れはじめた。
「くそっ!こんなことじゃ俺らはへこたれねー!」
悪人たちは財布から紙幣を出して眺めたり、エロ本を見たりしながら
煩悩を補給し、ゾンビと戦い続けた。
やがて、完成した鐘突きロボの力もあり、ついにゾンビを一掃した。

しかし、それで終わりではなかった。
餓鬼道だけでなく、地獄界、修羅界、畜生界等も定員オーバーだったらしい。
ゾンビ掃討後、代わりに地獄の亡者や修羅が現れるようになったのだ。
とは言っても要領はゾンビのときと同じである。
出てくるものをかたっぱしから成仏させていった。
そして、ついにこの世に襲いくる外界の者どもをすべて葬り去った。

750 :fool:2005/10/09(日) 04:08:50 ID:FDEkqInR0
これで本当にすべて終わりだ。研究室を解散する!と思ったそのとき、
だめ押しのように報告があがってきた。
「大変です!お地蔵様が!観音様が!菩薩や如来が!とにかく仏様が
 一杯現れました!」
「しまった!あまりにたくさんの者を成仏させすぎた!今度は天界が
 あふれてしまったか。今度は除夜の鐘は効かんぞ。
 いったいどうすればこの世から出ていってもらえるんじゃ。」
「住職!」
そこにあのゾンビ掃討部隊の頼もしき悪人たちが現れた。
「住職、これは六道のバランスが崩れたのがいけねーんですわ。
 死ぬ者みんながみんな天界にいったら、そりゃあふれもするでしょうよ。」
住職はうつむいて考えていたが、何か思いついたのか、笑いながら顔を上げた。
「なるほどそうか!皆の者!悪事に走れ!」

751 :ゾンビVSプレデター 第6話『出合』:2005/10/09(日) 10:11:52 ID:q7vBRyJa0
「きゃあああああぁぁ、ダ、ダニー。」
それは突然の出来事であった。 ダニエルが振り向くと、姉のメイが空中に浮かんでいたのである。
「え? ね・・・姉さん?」
メイは空中でバタバタともがく、しかし降りることはない。
あまりにも非日常的な光景にダニエルはしばらく呆然と見つめることしかできなかった。
そして突如ソレは現れた。
姉の背後の空間がゆらりと歪み、現れた人型のソレ。
身長は軽く2メートルはあるだろうか、異様な姿に異様な仮面のソレは笑っているようだった。
ダニエルは姉を助けようとも逃げようともせずに、思わず立ちすくむ。
そして今度はダニエルの体が空に浮かぶ。
一体何が起きたのか、もはや人間の脳では理解することができない。
そして、ダニエルを抱えるソレも姿を現した。
向こうと同じく、ダニエルを抱えている人型のソレは異様な姿をして仮面をつけていた。
「グルルルル」
「グルルググル〜」
ソレは互いに牽制しながら何かを話しているようだが、聞いたこともない言語に
ダニエルは恐怖を覚えた。
そして、大きな金属音が真横で響いた。
ふと顔を向けると、なんとソレはさらに2匹現れた。
「ガアァァ!」
「グッフッフッフッフ。」
どうやらダニエルを抱えているソレは怒り、メイを抱えてるソレは笑っているようにダニエルには思えた。
そして、目の前にいたソレは気絶したメイを抱えたまま、ビルから飛び降りた。
「うあああああああああ! 姉さん!」
ようやく状況が理解できた瞬間、ダニエルの意識は強い衝撃でゆっくりと薄れていくのであった。

752 :ゾンビVSプレデター 第7話『真相』:2005/10/09(日) 10:12:39 ID:q7vBRyJa0
「ふん、同点か。」
ガルガがダニエルを抱えながら吐き捨てる。
サーファンはメイを抱えながら仮面の中でニヤリと笑う。
「まぁいい、先に3人見つけて合格するのは俺らだ。」
ガルガが誇らしげに言うと、サーファンは高笑いをした。
「サーファン・・・何がおかしい?」
ベリルが屋上へたどり着く。
「お前らはいつまでたっても甘ちゃんだな。」
サーファンがおもしろおかしく言うと・・・
次の瞬間、ガルガ目掛けて隣のビルの屋上から物凄い勢いでディスクが飛んでくる。
ガキン!
間一髪のところで、飛び込んできたジャリアのスピアがディスクの軌道をそらした。
「チッ。」
ガルガが隣のビルを見るとアッテスが舌打ちをしているところであった。
「サーファン、貴様・・・何のマネだ。」
「だから、言ったろ、甘ちゃんだと・・・ガルガ、この試験内容を忘れたのか?」
「んだと? 5人いる人間とやらを一番多く連れて帰還した方が合格だろうが、ふざけんな。 戦闘試験じゃねぇんだぞ。」
「そうだ・・・だがな、『3人』とはセンコーは言ってないんだぜ。」
「!」
その言葉を聴いた瞬間、ジャリアは目を見開く。
「おお、さすが優等生は気づいたようだな、そうだよ・・・例え貴様らが3人、俺らが2人見つけたとしても。
 帰還する前に貴様らの方が『1人になっていたら』俺らの合格ってことだ。」
ベリルがディスクを構えた。
「サーファン・・・まさか、お前・・・今。」
クックックとサーファンが笑う。
「ご名答、早速貴様らの捕らえた人間をぶっ殺そうとしたんだがなぁ。 いい加減気づけ貴様ら。
 これは、いかに重要人物を守り抜けるかという試験であると共に『いかに敵の重要人物を殺せるか』という試験なんだよ。


753 :なんか:2005/10/09(日) 10:28:32 ID:wquIaQ/cO
プレデターが主役って感じだけど、これはこれで面白い!

754 :735:2005/10/09(日) 17:07:21 ID:p925Aj4G0
>>736
うざいから、うざいんだよ。アホたれが

>>737
>そういうのは、作品を投下してから書きましょう。
偉そうに書いてんじゃねえよ。このボケナス。

>>738
分かりゃいいんだよ。



755 :本当にあった怖い名無し:2005/10/09(日) 17:44:34 ID:DKnLmJEe0
いつもくだん氏ね氏ね言ってるお察しください君かお(;^ω^)

756 :本当にあった怖い名無し:2005/10/09(日) 21:21:51 ID:dBEGP2II0
とりあえず754氏ね

757 :本当にあった怖い名無し:2005/10/09(日) 22:41:15 ID:IraBTNnu0
>>754
死ね、氏ねじゃなくて死ね。
お前なんかゾンビの餌になるくらいしか役に立たないくせに。
蘇らなくていいからずっと死んでろ。
高井氏が少年時代飼ってた兎みたいな姿になれ。

758 :本当にあった怖い名無し:2005/10/09(日) 23:29:44 ID:/z6cbKNWO
PIPさん、くだんさんの次はfoolさんか


759 :本当にあった怖い名無し:2005/10/09(日) 23:52:52 ID:5bSSq96UO
一番反応したい書き手より、読み手の漏れ達が真っ先に一本釣りされてどうするw
少しもちつけおまいら。
荒らしはスルー汁。これがルールだろ?

760 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 00:28:35 ID:U76K2X4VO
まぁ、反応するから荒れる訳だしな。

と言う訳で、次からは全てスルーで終わり。

761 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 02:09:38 ID:YrmjPh/oO
>>759->>760
禿同
おっしゃる通りだと思います。

皆さんスルーしましょう。
切実に

762 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 02:26:38 ID:MIjos+ad0
まぁある意味、ゾンビスレには必ずこういうのが涌くみたいだし・・・。

適当にニヤニヤして放置プレイしてやればいいよ。

763 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 03:38:07 ID:PQT3/oD40
創作文芸板とか知ってるとわかるが、創作関係は荒らしがひどい。
まー、慣れるこっちゃ。

764 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 07:02:18 ID:TDlcKe9G0
むしろ俺達に優越感を与えてくれる頼もしき存在。やっぱ人間、下を見なくちゃな。

765 :ゴミ文:2005/10/10(月) 09:51:44 ID:w2FGbvLx0
>>738
感想を貰った本人は喜んでますよ、ダイジョブです。
まこしろさんや、他の人のGJもありがたいです。
ただそれだけ言いに出てきました、また潜りますw

766 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 10:16:21 ID:zmmQzRNR0
ここの荒らしは年内一杯で終了か・・・w

767 :サナトリウム:2005/10/10(月) 10:36:31 ID:3ELXil230
内藤隼人は団地中央部、4丁目に歩を進めた。
「なるほど、これは特殊な状況かもしれないな」
4丁目から5丁目にかけて進むにつれ、屍人たちがある一定方向に
向かっていることに内藤隼人は気が付いた。
それらの後をついて行く内に、数百の屍人たちが周囲を囲んでいる号棟が目前に現れた。
 突如、目先30メートル程にあった屍人の群に火の手が上がった。
ややあって、もう一つの炎が屍人達のうめき声に半ばかき消されながらも「ビュン」と
言う風切り音の後に、今度はさらに右の群に生まれた。
炎はたちまち周囲の屍人に引火し、10体以上が火達磨でのたうち回っていた。
「この匂い、ボウガンの矢に灯油を染み込ませたタオルを巻いて火を付けたのか、
良いアイディアじゃないか!それに火は出来るだけ遠くの群に打ち込んで、近距離は
ガスガンで対処している、益々興味深いな!」
屍人の向かう方向は、間違いなく銃声のする場所だった。そこにある「変化」を
見上げながら、内藤隼人はいくつかの期待をしていた。
パアンパアンと音のする4階の部屋を見上げると、ベランダはすっかり大型家具で
埋め尽くされていた。あれでは屍人がよじ登ってもベランダ伝いに部屋に取り付く
事は不可能だろう。限られた条件の中で、見事な篭城戦を行っている。
「ん?そうか、そうだな」
数体の屍人が内藤隼人に向かってきていた。
「あっちへ行け、そうだ!あの火に向かって全員歩いていきなさい!」
知能のない殆どの屍人は、内藤隼人の言葉に従い取り囲んだ号棟から離れて火柱に向けて歩いていった。

768 :サナトリウム:2005/10/10(月) 10:39:42 ID:3ELXil230
それでも向かって来た屍人たちのうち、最も知能のある1体にねじ寄った内藤隼人は、
屍人の胸倉を掴んで語りかけた。
「お姫ぃ様はどこです?」
「シラン・・・クルシイ・・・ウゴケナイ・・・オマエガ?・・オマエ・・」
内藤隼人は屍人の口に手を突っ込むと、下アゴを根元から鷲掴みにして引き千切った。
「フンッ!」と言う掛け声と共に、アゴを失った屍人の頭を腐った体から引き抜いた内藤隼人は、
50センチ以上の脊髄をぶら下げた生首を芝生に投げた。
「悪霊も泣き叫ぶ世界に僕がご招待すると伝えてください」
身体から引きずり出された生首は「ゴ・・・ゲェッ」とうめき声を上げると、爬虫類同様の肉と
皮をまとった脊髄をくねらせ、芝生を這いずるようにして逃げ出した。
蛇のようなその動きは、まるで本来の生態のように、忌々しいほど自然だった。
「さあ!あそこに向けてさっきの火矢を打ち込んで!」
篭城している部屋に向き直り、内藤隼人は窓に向かって叫ぶと、少し間をおいて、叫びに呼応したように、
3本の矢が死人の塊に放たれた。先程同様、タップリ灯油の染みたタオルに点火されたボウガンの矢は、
地面に1本、屍人に2本が刺さり、やがて高温の炎が群を包む。
「誰だあんた?人間か?」
見知らぬ銃を手にした青年が窓から身を乗り出して叫んだ。
「そうですよ!そっちは何人です?」
「二人!いや、一人かも知れない、あんたホントに人間か?」
「それは興味深い!ソッチに行ってもいいですか?」
「・・・・解った・・・上がってきてくれ、ただし、安心できるまでコッチは銃を向けているがそれで良いか?」
「了解した!玄関から入ってもいいかな?」
青年はスコープで内藤隼人の身体を嘗め回すと、用心深く頷いた。


769 :サナトリウム:2005/10/10(月) 10:44:01 ID:3ELXil230
内藤隼人がしぶしぶながら招き入れられた団地の4階、篭城していたのは
少年の面影を残す青年と、虚ろな表情で部屋の隅に座る少女の二人だった。
「僕は内藤隼人、よろしく」
「オレは窪田・・・勇二・・・ソッチの子は・・・名前は知らない」
内藤隼人はうずくまる少女に眼をやると
「・・・・坂上由紀子・・・・」
目線も虚ろなまま、少女は小さな声で呟くように名乗った。
「今までお互いの名前も知らなかったのかい?」
「たった今まで知らなかったよ、今も敵か味方かも解らないし・・・・
坂上ってここの表札がそうだから、やっぱりこの家の娘なのかな?」
「どういうことなのかな?」
その問いに窪田勇二は、タオルで応急処置を施した右足のふくらはぎを見せた。
「この足、その娘にボウガンで撃たれたんだ。団地中を追い掛け回されて。
でもこの部屋に逃げ込んだら、その娘はズットここにいたみたいにこの部屋に
座り込んでて、外なんか1回も出ていないって言うんだ。別人みたいにオレ
を襲うような感じじゃなくなっていて、なんて説明したらいいか解んないけど
・・・とにかく敵意はもう感じないんだ・・・」
自分に降りかかった事態をまとまりなく吐き出す青年、堰を切ったように
湧き上がる感情をぶつける無用心さに内藤隼人は苦笑した。
「じゃあそのボウガンも彼女から君に渡されたのかな?」
その質問に窪田は少し沈黙し
「うーんむずかしいな、そのボウガンは確かにその娘が持ってたものなんだけど、
ココに来た時にはもうそれを持っていなかったんだ。俺は仲間と一緒に
ゾンビと戦ってたんだけど、仲間はその娘にボウガンで撃ち殺されて、
ソイツの装備もその娘に奪われたんだ・・・でもその仲間の装備とボウガンを
大きな女がこの部屋の玄関までやってきて置いていったんだ・・・・」
と忌憚の無い見解を示した。
一見支離滅裂な言葉に、内藤隼人は目を見開いた。
「大きな女ってどんな人」

770 :サナトリウム:2005/10/10(月) 10:45:25 ID:3ELXil230
「バケモノみたいにデカイ女さ、3メートルくらい身長があったよ。
最初に見た時にはすぐに消えちまって、消えた場所にその娘が立ってた。
オレや死んだ仲間に敵意があるみたいだった」
「どうしてそう思うのかな?」
「その娘の口を借りて、オレをなぶり殺しにするみたいなこと言ったんだ」
「その娘に大女が捕り憑いていると思っているんだね」
「もしくは時々操られているか、そんな感じ・・・・・」
そう感じる何らかの現象が重なったのだろう、内藤隼人はそう感じて
無意味な質問を中断した。
ひとしきり喋り終わった窪田が銃をこちらに向けている。
「で、あんたはナニモンなんだ?ゾンビを操っていたよな?」
もう少し聞きたい事があったが、そのためにも青年の質問に答える必要が
あるなと内藤隼人は理解した。
「ココに来た目的を話してくれ、敵か味方かもわからないと落ち着かない、
それにあんたが普通の人間じゃないことも見ちまった。隠してもいない
みたいだけど、とにかくコッチも安心したいんだ」
「おどかして済まなかったね、目的は人探しなんだ、それから僕は君達の
敵でも味方でもない、知りたいことが解ればすぐに退散してもいい。
あと、屍人を操った能力に関しては話が長くなるな」
「誰を探しているんだ?」
「君の言う大きな女は白いワンピースで、顔が長い髪で隠れていなかったかい?」
「ああ、その通りだよ」
「じゃあそうだ、僕が探しているのはその(お姫ぃさま)、彼女のことだよ」
「おひぃさま?」
「そう、君はあれをなんだと思う?」

771 :サナトリウム:2005/10/10(月) 10:48:35 ID:3ELXil230
「この団地で一番有名な悪霊だろう?まさかゾンビの親玉だとは思わなかったけど、
あんたも地元ならアレを知ってるんじゃないのか?」
「うん、僕も元地元というか、複雑なんだけど・・・・学生時代ホラ!そこの大学に
通っていてね、2年間この街に下宿した事があるんだ。さらに最近わかったことなん
だけれど、僕の先祖はこの街の出身者だったらしい、だからゾンビ騒動の前から彼女
の事は当然知っているよ、もっとも、雑誌やネットでも有名だったけどね彼女」
「じゃあ今は地元じゃないんだな、だったらなんでワザワザこんな物騒な所に戻って
きたんだよ?あんなバケモノと会って仲良くしようって感じじゃないよな、ゾンビを
操る能力も気味が悪い、その能力でここでナニをしようとしているんだよ?」
「そんなにいっぺんに言われると困るな・・・・」
「一刻も早く現状を認識しないと命に関わるからね、コッチも必死さ。だからあんたの
余裕のある立ち振る舞いが気に入らないと言えば気に入らない、でも何らかの活路の
手がかりになるかとも思ってる・・・・・」
「うん、なかなか冷静で聡明だね」
感心したような表情でそう答えると、内藤隼人はテーブル下のイスを引き出して
座った。その軌跡を窪田勇二の銃口が油断無く追っている。
「僕はゾンビ騒動よりもずっと前にこの街で大切なものを奪われた・・・それを
取り戻すか、全てに清算を付けるか、どちらかを済ませるために戻ってきた」
「復讐か?」
「うーん・・・・そんなところかな、でも、この街にある忌まわしい歴史に
終止符を打ちたいと考えてもいる。本当だよ」
「色々と知っているんだな」
「ああ、例えば君、この街のサバゲチーム(化石山守備隊)の裏メンバーだね?」
「なんでそれを知ってる?」
「そんな物騒なカスタムガスガンを持ってればわかるさ、総メンバー数80人、
1980年代発足の老舗サバイバルゲームチーム、特に選抜された一部のメンバー
が非合法極まりないカスタムガンで武装した目的不明の武装組織・・・
地元の非合法組織の人間にもその名は一部知れている・・君はその下部メンバーだろう?」


772 :サナトリウム:2005/10/10(月) 10:51:17 ID:3ELXil230
「なんで下部メンバーって決め付けるんだよ!」
「君が上層部の人間なら、僕はもう君に撃たれているよ」
「じゃあやっぱり敵なのか?」
「違う違う。君は招聘されなかっただろう?そのチームは地元御三家、知っているね?
その1つ大蔵一族の下部組織として動いているんだ、いたでしょ?代表格に大蔵って人」
「・・・・・・いた・・・・リーダーだ・・・・・」
「やっぱりね・・・この騒動はその大蔵家と萩生田家そして吉川家にまつわる恐ろしい
歴史が背景にある。僕はそれに挑み、全てを終わらせる為にここにいる」
内藤隼人の表情は、ややおちゃらけたものから厳しいものに変わっていた。
窪田勇二はその表情から、言い知れない迫力を感じた。同時に、紛れもなく人間に内在する普遍的な(正)の怒りを感じ取った。
「ようするにアンタはこの街を救うためやってきた特殊能力者のヒーローってことなのか?」
「いやいやとてもそこまではいかない、僕は屍人・・・ゾンビを操るこの街の
でも今も生きているし、戦おうとしているんだろ?」
「まあね、でも正義感と言うよりも信念の方が強いかもしれないね」
窪田は銃口を下げた。
「わかった、あんたを信用しよう。それにあんたがその気になれば、俺たちを
殺す事なんか朝飯前なのも何となくわかった。格が違うなオレとは・・・・」
窪田は少し考えたような表情で口を噤み、一拍おいて静かに切り出した。
「条件と言うわけじゃないけど、この事態に詳しそうなあんたに聞きたい事がある」
「何かな?」
「この状況で聞きたい事と言ったら一つさ、オレはこんなところでゾンビに食い殺されるのは
イヤだ、出来れば力を貸して欲しいけど、それがダメなら知恵だけでも貸してもらえないかな?」
自分を見据える窪田に、内藤隼人は頷いた。


773 :サナトリウム:2005/10/10(月) 10:56:39 ID:3ELXil230
「わかった、今は助言しか出来かもしれないけれど、お互いのためになる話をしてみようか?もし僕が目的を
達成できたら、脱出に協力しても構わないしね。ただ現状では僕が生還できる可能性は50パーセント未満だけどね」
「それじゃ困る!」
「だから少しでも僕の生還の可能性を上げる為、君や彼女から聞きたい話もあるし、
 もし出来るのであれば協力してもらいたい事が無い事もないんだ」
内藤隼人は、うずくまる由紀子に歩み寄り、その頭に手を差し伸べた。
「なんだそりゃ?」
内藤隼人の手の平が額にあてがわれた時、由紀子は虚ろに開いていた瞳を閉じ、ビクンと一度小さく頭を揺らした。
「君が見たもの、感じたもの、そして見せられたもの、その全てを僕に渡して、
 君はその全てを忘れるんだ・・・・そう、良い子だ・・・・・そう」
内藤隼人の胡散臭い動作に、窪田は怪訝な顔で溜息をついた。
「おいおい、なにしてんだよ・・・・カルトはゴメンだぜ!」
「彼女の記憶をもらっています。やはりお姫ぃ様に操られていたようですね。
この土地では定期的に起こっていた怪奇現象です。こうなった人たちは今まで吉川家の神社や寺社に
 幽閉されていたので、知らない人が多いですが、昔は(お取り憑き)といわれて、地元でも知られた現象でした」
「今となっちゃなんでも信じるけどね、大丈夫なのか?」
「もう大丈夫ですよ、目覚めれば元通りでしょう」
内藤隼人の腕の中で、由紀子は意識を失っていた。
由紀子を丁寧に床に寝かせた内藤隼人は、深呼吸をして額の汗をぬぐい、振り向いて窪田に目線を合わせた。
「実は僕もガチガチの唯物主義者でね、それゆえにこの土地に蔓延っていた
 いくつもの怪奇現象の伝説を調べて謎を解くという事をやってたんだ」
「それが今は霊能者かい?」
「さあどうかな?僕はフリーライターとしてこの土地の悪しき因縁を紐解いて出版すると言った野望を
 持っていたんだ。でも、深入りしすぎた。この街の連中の悪事は、現代まで脈々と続いてたんだからね、
 僕も悪事を重ねて古い文献や記録を沢山拝借してそれらの詳細に迫った。それで知りすぎた僕は何度も
 殺されかけた。最後は屍人だらけの山に捨てられてね」

774 :サナトリウム:2005/10/10(月) 10:59:41 ID:3ELXil230
窪田はゴクリと息を呑んだ。その山に見当がついたからだ。そしてその伝説が
本当であることは、今の状況が如実に示している。
「井伊森神社、かつては屍人・・・ゾンビに飯を盛る・・・餌をやると言う意味で
飯盛神社と呼ばれていたそうですね」。」
「八つ国山か?」
「そう、地元に伝わる伝説は本当でしたね。あの山には時折、数百の屍人を
解き放つ儀式が行われていました。この土地に仇なす者を惨殺する儀式
(屍人追い)が・・・僕はその最中、自分の祖先から伝わる血の力に目覚めたんだ。
そして生き延びる事が出来た。」
「それがあのゾンビをコントロールする力か?」
「そうですね。僕の祖先は(屍人神)と呼ばれた一種の超能力者の家系だったようで、
無数の屍人を自在に操る能力を持っていたそうですよ。僕はまだ千人単位のコントロールは
 到底出来ませんがね・・・・・・」
「あの大女もその能力を持ってるよな?オレはその能力で追い掛け回されたよ、ゾンビに!で、
 この有様だ、アイツもアンタと同じような人間なのか?」
「解りませんねそれは、解っているのは僕と同様に屍人を操る能力を持ち、さらに人をも
 コントロールする能力があると言う事ですか。」
「それであの娘が・・・・・・じゃあアンタの目的はあの大女を倒す事なんだな?」
「違います、それでは解決になりませんよ」
「どうすれば解決するんだよ?」
「この街の地下には200年以上に亘って集められた屍人が蠢いていて、
 それを操ろうとしているのが彼女(お姫ぃ様)らしい。彼女の目論見を阻止し、
 地下の屍人を全て焼き払うまで、少なくとも僕の戦いは終わらない」
「200年分って何匹いるんだよ・・・・?」
「恐らく・・・・100万はくだらないと思います。」

775 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 11:23:02 ID:J6Br0qc6O
サナさん乙だお!ワクテカしながら続き待ってるお!

776 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 14:02:51 ID:XKD+Ms/20
ちらしの裏

カプリコ(アイス)のCM見たら、ワラタ。
アイスを人に置き換えると、新丼に襲われる人みたい。
それもワラワラと。
ttp://www.glico.co.jp/caplico/cm/

ちらしの裏終了。

777 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 15:21:30 ID:hRgvGQoy0
かぶりつけーェ!

778 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 15:53:19 ID:D/qsmbXz0
>>776
テラワロス

779 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 18:20:12 ID:uF/ZxpH8O
サナトリウムさん激しく乙

780 :本当にあった怖い名無し:2005/10/10(月) 23:26:05 ID:vjWFJ5cY0
>>754
勝手に騙るなカス
俺はfoolの批評が鼻についただけでそれ以外現状には何も不満がないんだ
小説もいくつか楽しく読ませてもらってるしな。
もと九弾擁護派はこういう汚いやり口も使うのか?

781 :本当にあった怖い名無し:2005/10/11(火) 00:05:22 ID:Xz9YmShPO
735=754=780
自作自演見苦しいよ。

782 :本当にあった怖い名無し:2005/10/11(火) 00:08:12 ID:A6H9ypxK0
触るな危険。
もう感染してるから、隔離でもしときなさい。

783 :本当にあった怖い名無し:2005/10/11(火) 10:42:38 ID:0bNbUluk0
文体が違うようにも見受けられるがね。みずから語るところに因れば荒しの意図はないことに。

784 :本当にあった怖い名無し:2005/10/11(火) 11:38:39 ID:LfkKWoQe0
文体なんて意識すれば幾らでも変えられる。
荒らしが自ら荒らします。なんて言った例は少ない。

山怖スレにはいるようだけど。

785 :本当にあった怖い名無し:2005/10/11(火) 13:26:58 ID:pT9ZdQU5O
くだんさえ氏ねばいいよそれで

786 :本当にあった怖い名無し:2005/10/11(火) 17:15:53 ID:3d2K/Pt10
くだん

787 :本当にあった怖い名無し:2005/10/11(火) 18:16:16 ID:KRx1lF1fO
>>783
荒らしの意図が無いなら無いで困りものだ。
自己中心的で著しく不快感を与える書き込み。そこに何の意図もなかったら本人の知らぬ所で犠牲が出る。罪悪感も生まれまい。

788 :東京くだん坂:2005/10/11(火) 19:05:15 ID:VJYCUVTR0


789 :本当にあった怖い名無し:2005/10/11(火) 19:47:36 ID:8B3pBygvO
>>787
スルー出来無いなら出来無いで困りものだ。
自己中心的で周りの迷惑を考えない不快感を与える書き込み。単にスルー出来なかったとなったらこのスレにはもう来ないでほしい。
スルーするということも覚えまい。


790 :本当にあった怖い名無し:2005/10/11(火) 21:43:51 ID:ZlXcMfFd0
とかなんとか言って実は くだん氏 が大好きなんだろ

791 :785:2005/10/11(火) 23:27:11 ID:yIuSlOVN0
>>790
わかる?凄いね。

792 :785:2005/10/11(火) 23:58:52 ID:pT9ZdQU5O
くだんにだけは凄まじい嫌悪を覚える
アンモニアの匂いを嗅いでいるような…生理的な不快感
俺にとってのくだんは例えるなら糞尿だな

793 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 00:28:09 ID:H5qXrJGPO
名前変えて作品投下されてるよ。
みんなよく見てみよう。

794 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 00:39:07 ID:IwGj2mqp0
てゆーかみんな「くだん」の名前で作品投下すればいいんじゃない?

795 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 00:49:29 ID:S0ylKk/hO
>>793
それ本当?

でもくだんお得意の(俺が大嫌いな)自分語りと思われるレスとかないし
氏ね氏ね言いつつ作品をきっちり読んでた俺としては
気兼ねなく作品を読めるってのは嬉しいことだ

うっぜぇ自分語りさえなければ、中の人が誰だって俺は気にしないし

で、
>>793
それ本当?

796 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 02:27:35 ID:GHDCzeerO
素直にスルー出来ないのか?

797 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 04:09:22 ID:S0ylKk/hO
>796
ごめんなさいorz

798 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 08:48:17 ID:hd2unqJrO
>>1-797
自作自演乙

799 :まこしろ:2005/10/12(水) 14:24:05 ID:E4ChfRlR0
物資の入手が不可能となった今、橋本はその代替策がないものか思案していた。
「敵」からの攻撃があるわけではないが、基地内にいる人間も飲まず食わずでは生きていけない。
食料を自給できるわけでもない。結局はどこからか、物資を手に入れる他にはないのだ。
二百名以上の人員をまかなうだけの物資・・・どうしたものか・・・

ぼんやりと眼下に広がる街並みを見つめながら考えていると、行きがけに見つけたショッピングセンターが目に入った。
しばらくショッピングセンターを眺めてから、インカムを取って言った。

「日高二尉、燃料はまだあるか?」
「まだ十分にあるが、どうした?」
「さっきのショッピングセンターに回ってみてくれないか?もう少し確認をしたい。」
「わかった・・・物資が手に入らなかったことを気にしてるんだろ?貴様の責任じゃないんだぜ。」
「まあな・・・だが、物資を必要としていることも事実だしナ・・・」
「・・・ったく、責任感の強い奴だな。」
「すまんな。性分なんでな。」
日高は苦笑しつつも橋本の提案に異を唱えることなく、ヘリをショッピングセンターの方へ向けた。

ショッピングセンターの上空につくと、ヘリはゆっくりと旋回をはじめた。
「何か見えるか?特に店内の様子に注意しろ。」
「中は見えませんが・・・」
「窓越しに見える範囲でいい。動くもの、影を見落とすな!」
橋本は双眼鏡をのぞきながら言った。
反射光に悩まされながらも、何とか中の様子を確認しようとするが、ほとんど見えない状態だった。
やはり、無理だろうか・・・

800 :まこしろ:2005/10/12(水) 14:25:00 ID:E4ChfRlR0
「二尉!人が!」
屋上の様子を覗っていた武田が叫ぶ。
「なに!?人!?」
「本当だ!人がいる!手を振っているぞ!」
その姿を確認した日高も驚きの声を上げた。
「あれは・・・自衛官じゃないか・・・?」
自身で姿を確認した今も信じられない光景であった。自衛官と思しき、迷彩服に身を包んだ人間がヘリに向かって手を振っている!

「どうする?屋上に下ろすか?」
「まさか『奴ら』じゃないだろう・・・明らかにこっちに向かって手を振っているし・・・」
「ギリギリまで下ろす。確認してくれ!」
日高はヘリをゆっくりと降下させた。
屋上の人影はヘリが降下するに従って、より大きく手を振っているように思えた。
「生存者だ!人間がいるぞ!」
横田が歓喜と驚嘆に満ちた声で叫んだ。
ヘリが屋上すれすれまで降下すると、手を振っていた人影がこちらへと向かってきた。
その人物が着ているのは確かに陸自の迷彩服である。自衛官なのか・・・?
近づいてくる人物の顔を見た橋本は我が目を疑った。

801 :まこしろ:2005/10/12(水) 14:26:02 ID:E4ChfRlR0
「佐竹一尉!」
「・・・?橋本か・・・?」
「そうです!橋本です!佐竹一尉ですね!ご無事でしたか!今、下ります!日高二尉、下ろしてくれ!」
「了解!」
ヘリがさらに降下すると、橋本はヘリから飛び降り、男の方へ駆け寄った。
そして、あらためて男の顔を確認すると姿勢を正し、敬礼をする。
「佐竹一尉!ご無事で何よりです!」
「お前も無事だったか。お前の部隊はどうなったんだ?無事なのか?」
「部隊の現状についてはわかりません。自分たちは現在、K市のヘリ団の基地に避難しています。一尉は・・・?」
「俺の部隊もわからんよ。実包装備の治安出動命令が出たと思えば、今はこの有様だ・・・これなら防衛出動の方がよっぽど楽だよ。」
「この建物は安全なのですか?他に人は・・・?」
「俺の部下が4名と民間人が6名いる。とりあえず、この中は安全だ。外部から進入可能な経路はすべて封鎖してある。もっとも、ここから脱出することもできんがな・・・」
「この中には物資が・・・」
「おお、食料、衣服、雑貨に薬品、なんでもあるぞ。足りないのは『人間』だけだ。貴様、さっき、上空を飛んだろ?どこへ行っていた?」
「M市の補給連隊です。物資確保を命じられて偵察に行きましたが・・・」
「ダメだったろ?我々も行ったんだ・・・」
「ここにはどうして?」
「知り合いが近くにいてな、その人からの連絡もあってここに来たんだよ。」
「お知り合いの方が・・・?ご一緒ですか?」
「ああ。中にいるよ。とりあえず、中に入れ。」
橋本たちは佐竹に案内され、ショッピングセンターの中へと入っていった。

802 :まこしろ:2005/10/12(水) 14:27:27 ID:E4ChfRlR0
ショッピングセンター内は整然としており、商品が荒らされた形跡もない。人の姿がないだけで、営業している時とまったく変わらない様子である。
やがて、佐竹は家具や家電などが売られている一角に橋本たちを案内した。
結構広い一角に、ベッド等の家具が配置されている。そこに数人の者が意外なほどにくつろいだ様子で座っていた。

「佐竹一尉、ヘリの人たちですか?」
その中の一人が声をかける。
あごひげをたくわえたその男の手にはポンプアクション式の散弾銃、ベッドの上には西部劇に出てくるようなレバーアクション式の銃が置かれていた。
「偶然にも私の昔の部下でしたよ。橋本です。」
「橋本二尉です。他の者は・・・」
一通りの紹介を終えると、男は言った。
「私は白石と言います。すぐ近くで銃砲店を経営しています。佐竹一尉とは昔からの知り合いでして・・・」
「『白石』さんですか!?」
「え・・・そうですが・・・何か・・・?」
「高井さんをご存知ですよね?T市でドラッグストアを経営されている・・・」
「ええ、知っていますよ!彼ならよく知っています。」
「高井さんも今、K市の基地にいます。ちょっと怪我をされまして・・・」
「え・・・?まさか・・・!?」
「いや、そうではありません。私たちを助けるために怪我をされたんです。」
「無事なんですね?奥さんも無事で?」
「はい。奥さんも一緒に避難されています。」
「そうか、よかった。彼なら大丈夫とは思っていましたが、やはり無事でしたか・・・!」
「ええ。我々は高井さんに何度も助けていただきました。本当なら我々が高井さんを助けなければならないのに・・・」
「そりゃ、『彼』だからね!普通の人と同じに考えちゃいけない。」
「・・・?どういう事ですか・・・?」
白石の意味深な言葉に橋本は言葉を返した。

803 :まこしろ:2005/10/12(水) 14:28:11 ID:E4ChfRlR0
「あ・・・話していないんだ。彼・・・二尉はどうして彼のことを?」
「高井さんは私の部下の知り合いでして、部下の提案で高井さんのお店に退避したんです。何を『話していない』んですか・・・?」
「話していいのかな・・・本人が話していないなら・・・」
「話しにくいことですか?それなら結構ですが・・・」
言葉を濁す白石に対して橋本は追求しようとは思わなかった。
高井には何度も命を助けてもらっている。今、こうしていられるのは高井のおかげであると橋本は痛切に感じていた。
「俺が話そう。」
「佐竹一尉・・・!?高井さんをご存知なんですか?」
「知っているよ。一部ではよく知られた人物だからな。」
「どういうことですか?」
「高井は自衛隊にいたんだ。もっとも陸自にいたのは二年たらずで、そのあとはずっと海外にいたけどな。」
「海外・・・」
「あいつは元『傭兵』だよ。はじめはアフガニスタン、それからクロアチア、カレン民族解放戦線・・・20年近く、戦場を渡り歩いてきた男だ。」
「本当・・・ですか・・・信じられない・・・!」
橋本以下、高井を知る者たちは言葉を失った。
「佐竹一尉はどうして高井さんを知っているんですか?」
「同期なんだよ・・・奴は。」
「そうだったんですか・・・」
「高井さん、いろんなこと知ってますもんね・・・自分で『怪しいオヤジ』なんて言ってたけど・・・」
今村が感慨深げにつぶやく。
しかし、高井の意外な過去を知った今も、高井に対する感謝の念に変わりはない。橋本たちは、あらためて高井の存在の大きさを知るのだった。

804 :まこしろ:2005/10/12(水) 14:33:02 ID:E4ChfRlR0
背中の筋肉をつってしまい、首も腕も動かせず、まるでゾンビのような動きになっています。
また、投稿間隔が空いてしまうかもしれませんが、完結までがんばらせてください。

>>foolさん

今までの作品の中でも最高傑作です!読み終えた瞬間にシビレました。


805 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 16:23:30 ID:t0iW/XlwO
まこしろタンGJGJGJGJGJGJ

806 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 19:13:39 ID:IwGj2mqp0
新展開 キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!

807 :slave:2005/10/12(水) 19:28:57 ID:j7qDwDty0
anecdoteのみんな―――!自衛隊が助けにきたぞ―――!
と、GJ置いておきますね。
高井氏(;´Д`)ハァハァ

808 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 22:56:20 ID:cxKXmJJZ0
むむ、GJ! しかしまあ、長い話を描き続けられるその継続力には感心するばかりなり。

809 :本当にあった怖い名無し:2005/10/12(水) 23:09:04 ID:PXTxWYVr0
僭越ながら次スレ立てました。

【小説】ZOMBIE ゾンビ その15【創作】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1129125869/l50

>5 496KBで警告メッセージが出力されます。
>  512KBでスレッドが終了なので、950からか450KBを過ぎた時点で新スレッドへの
>  移行を話し合いしましょう。

あと、数投稿でスレを消化すると思われるので、話し合いは無かったですが、
立てました。残25KB。

810 :東京くだん坂:2005/10/13(木) 02:00:48 ID:qzeR4xxm0
〜♪

811 :本当にあった怖い名無し:2005/10/13(木) 07:34:35 ID:p633AcPs0
>>809
GJ!

812 :本当にあった怖い名無し:2005/10/13(木) 07:56:08 ID:YzNAYEP0O
>>809

次スレが間に合わず難民になるよりは・・・

813 :本当にあった怖い名無し:2005/10/14(金) 19:22:57 ID:YBL+iNM6O
保守

814 :本当にあった怖い名無し:2005/10/15(土) 15:05:01 ID:p3d5v/ayO
>>813
なぜ?w

815 :本当にあった怖い名無し:2005/10/15(土) 19:01:48 ID:aOiqS2aUO
保守だ! ゴルァ!

816 :本当にあった怖い名無し:2005/10/16(日) 08:07:48 ID:b4kkkXEY0
「キャオラッッ!!」
渾身の力で正拳をゾンビに叩き付ける!が、きいていないのか怯まず飛びかかってくる
「救命阿ッッッ!!!」




                                                    完

817 :本当にあった怖い名無し:2005/10/16(日) 11:42:28 ID:yrP8VGdo0
512kbが限界なら512KBまで使い切りましょう。
もしかして、一行レスなら1000行くかも。

818 :本当にあった怖い名無し:2005/10/16(日) 13:03:53 ID:wEuKnO7+0
ぼーくらーはみんな いーきてーいるー

819 :本当にあった怖い名無し:2005/10/17(月) 00:16:28 ID:hr5y3s+l0
叶恭子「フハハハハ!よく来たなケンシロウ!」
叶美香「ここから先は我ら姉妹を倒さねば進めぬわ!」

ケンシロウ「あたたたた、ほわぁたぁっっ!!」
叶姉妹「セレブッッ!!」



820 :そういや:2005/10/17(月) 00:58:50 ID:yNRLJDh3O
叶姉妹ってぜんぜんセレブって感じしないな
あえて言うなら、高級売春婦って感じ

徳川か旧財閥の末裔くらいがセレブでしょ

て、ゾンビ関係無いしw

821 :本当にあった怖い名無し:2005/10/17(月) 10:00:26 ID:xWIEMQq+0
>>816に萌えてしまった中国在住の俺ガイル。

で、叶姉妹って高級売春婦じゃなかったの?

822 :本当にあった怖い名無し:2005/10/17(月) 12:24:46 ID:RAFGFx05O
822だ ゴルァ!

823 :本当にあった怖い名無し:2005/10/17(月) 13:36:15 ID:guEI1xQGO
>>819
セレブ!ワロタ

824 :本当にあった怖い名無し:2005/10/19(水) 09:21:28 ID:+TWdCPuIO
保守

825 :本当にあった怖い名無し:2005/10/20(木) 21:28:20 ID:vkOd+8uW0
825 1000行くかな?

826 :本当にあった怖い名無し:2005/10/20(木) 21:54:24 ID:spqVHdfjO
バタリアンスレって消えた?

827 :本当にあった怖い名無し:2005/10/20(木) 23:08:13 ID:neK2Q7i/0
ベーコンスレって消えた?

828 :本当にあった怖い名無し:2005/10/21(金) 01:11:30 ID:qeqWBC3S0
俺がまだ某食品会社で働いてるときのこと
更衣室で着替えていると、掃除のおばちゃんが入ってきて俺の方を見つめる
俺のたいそう貧弱な体を見続けたまま手を止めるおばちゃんに俺はキレ、おばちゃんの乳首をつねった
「いや〜兄ちゃんえっちや〜おばちゃんそこよわいわ〜」

ゾンビに襲われ死を覚悟した瞬間にそんなことを思い出した
相手は女ゾンビ……そうだ乳首だ!
力の限りつまんでやった!!が!きいていない!?
「救命阿ッッ!!」






829 :本当にあった怖い名無し:2005/10/22(土) 13:44:54 ID:Zcvje3NBO
828さん乙っすw

830 :fool:2005/10/24(月) 02:07:14 ID:KXiCo2P80
「保守」

「保守だ!1000まで保守だ!」
博士は叫んだ。

この研究所では個人用シェルターの開発が行われていた。
内部では完全なエネルギー循環が行われ、いつまでも生活ができる。
しかも、安価に構築できるシェルターである。
この個人用シェルターはほぼ完成していたと言ってもよかった。
しかし、ある事情により研究はキャンセルされた。
ある事情とはゾンビ災害が終息してしまったことによる。

ゾンビ災害が起きた初期の頃にこのプロジェクトは始まった。
対ゾンビ用にシェルターが売れると睨んだある財閥から、シェルターの
開発が依頼されたのだ。まさかこんなに早くゾンビ災害が
収まってしまうとは想定していなかったのだ。


831 :fool:2005/10/24(月) 02:08:14 ID:KXiCo2P80
完成まぎわにプロジェクトがキャンセルされてしまったので、
今までの苦労はすべて水の泡となった。
博士と助手はがっくりとして、毎日酒浸りとなっていた。

そんなある日、博士が何を思いついたか、大量のゾンビを研究所に
招き入れていた。

「博士!いったい何をやっているのですか!」
「保守だ!1000まで保守だ!ゾンビを1000体保存する!」
「なぜ、ゾンビなどどうするつもりです。こんな危険なことをやっていないで、
はやく軍隊に引き取ってもらわないと。」

プロジェクトが途中でキャンセルされたことに対して、博士の頭がおかしく
なってしまったのではないか。そう思うと助手は不安になった。

832 :fool:2005/10/24(月) 02:09:00 ID:KXiCo2P80
「いいかね、君。たしかにゾンビ災害は終息しつつある。だがゾンビに
関しては何一つわかっておらん。ただゾンビを破壊して、事態を収めたに過ぎない。」
「はあ。」
「今回の災害に瀕して、我々科学者はいったい何の貢献ができたのだろう。否、
何もできてはおらん。科学とは、我々科学者とはどれ程のものなのか。
今回はたまたま軍事的圧力でゾンビを制することができた。しかし、次回はどうか。
いや、ゾンビ化の原因がわからぬ以上、今後いつまたゾンビ災害が起きても不思議は
ないのだ。そのためにゾンビに関して研究をつづけねばならぬ。」
「だからゾンビを...。狂ってる。ゾンビを1体でも残せば、どんなに危険性が高いか。」
「君に理解してもらおうとは思わんよ。どこへなりと通報するがいい。ただ私は自分の
信念に従うのみだ。」

833 :fool:2005/10/24(月) 02:10:18 ID:KXiCo2P80
助手は迷っていたが、結局軍隊に通報した。
すぐに一個中隊が到着し、ゾンビを残らず破壊してしまった。
しばらくして助手は博士がいないことに気づいた。
研究所内と探すと開発中のシェルターの前で博士を見つけた。
「博士...。申し訳ありませんが、ゾンビはすべて処理させていただきました。」
「そうか...。」
博士はため息をついた。
「それでもサンプルの一つは必要だ。」
博士が白衣をまくった。そこには大きな噛み傷があった。
「おそらく私が最後の感染者となるだろう。どうか、私を有効に活用してくれたまえ。」
博士はそういうとシェルターに飛び込み、中から封印してしまった。
こうなってしまうと外からは開けることができない。

いつの日か、これが未来のゾンビ災害の切り札となるのだろうか。
それともゾンビ災害の原因となるのだろうか。
考えても答えが出ないので、助手はシェルターをほうっておいたまま研究所を後にした。



834 :本当にあった怖い名無し:2005/10/24(月) 09:25:22 ID:M6sjcD4n0
保守 失敗

835 :本当にあった怖い名無し:2005/10/24(月) 14:57:10 ID:xg0oWp600
放っておくなよ

836 :本当にあった怖い名無し:2005/10/25(火) 23:08:32 ID:bA8VFQCw0
保守

837 :本当にあった怖い名無し:2005/10/26(水) 02:42:30 ID:B1i0j0o1O
乙です。
が何故にこっちに投下!?

838 :本当にあった怖い名無し:2005/10/26(水) 17:13:18 ID:KwNkXudQ0
>>830-833
ナイスホス
やりとりが強引で笑えましたw
なのに全体的にちゃんとまとまってていつも凄いと思います
いつか長編をやってホスィです…わがままですねそうですね


>>837
おそらく、使い切る事をなぞってネタにしてあるので
こちらのほうが適してると思ったんでしょ
あとがきにあとがきならではのネタをしこむようなものでは


839 :本当にあった怖い名無し:2005/10/26(水) 20:52:21 ID:YFito1080
さすがfoolさんだ。
禿しくGJ!

840 :本当にあった怖い名無し:2005/10/27(木) 01:53:59 ID:TJOzXNUK0
さすがfool!

841 :本当にあった怖い名無し:2005/10/27(木) 10:56:52 ID:/x6mgw2sO
保守

842 :本当にあった怖い名無し:2005/10/28(金) 20:57:33 ID:IGj3lnBIO
晒しage

843 :本当にあった怖い名無し:2005/10/29(土) 02:43:29 ID:xxD9a8QwO
世界の人口を半分まで喰い尽くしたゾンビ騒動も一応鎮静化し一年が過ぎた。
残存したゾンビの掃討作戦以外これといった戦いもなく我々軍人も平穏な日々を送れるようになった。
しかしゾンビに兵士、いや兵器としての商品価値を見出だした武器商人とそれを利用しようと目論む前世紀的独裁国家によって平和は崩されようとしていた。

844 :本当にあった怖い名無し:2005/10/29(土) 23:40:11 ID:xxD9a8QwO
しかし計画は失敗した。
国際的に孤立し国民に餓死者が出る程に経済的にも破綻したアジアの半島の小国がゾンビを管理する事など出来なかったのだ。
結果国民の全てがゾンビ化した事を偵察衛星が確認。
国連は物理的に半島を封鎖した。
大量発生したゾンビは止む得ない場合を除き撲滅するよりも一定空間に閉じ込めた方がリスクが少ない。
地球規模でゾンビとの戦いを経験した各国が導き出した最良の方法だった。

845 :本当にあった怖い名無し:2005/10/30(日) 00:17:19 ID:JssKN6gaO
つまらん
失せろ

846 :本当にあった怖い名無し:2005/10/30(日) 13:24:54 ID:dDYnaOYMO
>>844
キムチゾンビ、ワロタ。

847 :本当にあった怖い名無し:2005/10/31(月) 21:57:26 ID:S+UV3A7wO
保守

848 :本当にあった怖い名無し:2005/11/02(水) 00:58:53 ID:+1Rv35Jx0
【ZOMBIE】ゾンビから生き残るスレ2
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1129628973/l50

849 :本当にあった怖い名無し:2005/11/03(木) 23:01:23 ID:CdG5mLQX0
保守さげ

850 :本当にあった怖い名無し:2005/11/07(月) 10:13:02 ID:JwBQhCmQO
保守

851 :本当にあった怖い名無し:2005/11/08(火) 14:26:29 ID:IDATMc7tO
保守

852 :本当にあった怖い名無し:2005/11/09(水) 10:49:10 ID:+5oEhn/MO
保守

853 :本当にあった怖い名無し:2005/11/10(木) 00:30:49 ID:id0LTfXC0
外人のパワーを舐めちゃいけない…特に黒人の筋肉を舐めるな
筋肉だけじゃない!脂肪すら奴らのは凶器となる

俺が某国某所で女性の美しい体をスケベな顔で見てたときだ
ステージ上の黒人女性が俺を指さしてステージに上がれと言った
ウブな俺はテレながら、不安よりも期待を胸にステージ上へ駆け上がった
彼女の細い体に似合わぬ大きいバスト、大きなおけつ
周りの異常なテンション、俺の息子も恥ずかしながら反応していた

いきなり目の前で何かが光った気がした!
いきなりだ!いきなり目の前の糞黒人女が胸で俺をビンタしたやがった!
信じられないことに周りの客達は盛り上がり、俺は釈然としない気持で舞台を降りる

死ねない…あの黒人女の乳首を刈るまでは死ねないんだ…
…だけどこの出血だと助からないんだろうな…ゾンビにかまれた傷口が痒いや
死にたくない、死にたくない、死にたくない、あの糞黒人女に……糞黒人女愛してたぜ
「救命阿ッッ!!」









854 :本当にあった怖い名無し:2005/11/10(木) 00:43:27 ID:W9KNK92E0


855 :本当にあった怖い名無し:2005/11/10(木) 17:12:05 ID:Rco4FOUs0
俺、なんか>>853のシリーズ好きだ。

856 :本当にあった怖い名無し:2005/11/11(金) 11:21:33 ID:JQGvgWosO
保守

857 :本当にあった怖い名無し:2005/11/11(金) 13:26:04 ID:sHDGhJleO
うひ

858 :本当にあった怖い名無し:2005/11/11(金) 22:34:06 ID:79OWe+5J0
久々にゾンビの夢を見た。
夢なので突っ込みどころは満載なのだがそこはスルーか突っ込みまくりでよろしく。


世界はゾンビで溢れ、人々は限られた地域に防衛線を張って何とか生き延びていた。
自分の暮らしていたのは伊豆。伊豆の根元に防衛線を張り、ゾンビを防いでいた。

が、何故か外の地域に日帰り観光に行くことになった。
参加者は20名+運転手。普通のカップルに親子連れ、熟年夫婦。見た目は普通のバスツアーだ。
ただし、全員拳銃と自動小銃を携帯している。

いくらゾンビが溢れている世界とはいえ、もともと人の少ない山間部にはさすがにゾンビは少なかった。
うまくゾンビの居ない地域を通り、最初の目的地富士山五合目に到着。
しばらく辺りを警戒し、安全を確認してからバスを降りる。
各自大急ぎで記念写真を撮ったりしている。
が、廃屋とかしたお土産屋を覗きに行っていた親父がゾンビに襲われた。
すでにゾンビに噛まれ救出は不可能。すぐさまバスに乗り込み出発する。
襲われた親父の帽子が風で転がっていったのが印象的だった。



859 :本当にあった怖い名無し:2005/11/11(金) 22:34:34 ID:79OWe+5J0
その後も行く先々の観光名所でゾンビに襲われ、生き残ったのは6名。
もう少しで熱海の防衛線というところで、バスが何かに乗り上げた。
とたん、運転手の持っていた自動小銃が暴発。運転手即死。即ゾンビ化。
生き残った客でゾンビ運転手を倒したところでバスが路肩に乗り上げ停止。走行不能。

何とか峠を越え、熱海が見下ろせる場所まで来た。
丁度防衛線が破られ、熱海の町にゾンビがなだれ込んでいるところだった。

伊豆は壊滅する。もう帰る場所は無い。
生き残るためには、神奈川を横断して三浦半島防衛線まで行かなければいけない。
車や電車なら1〜2時間の距離だが、無事に着くことが出来るのだろうか・・・

終わり(起床)


・・・文章にするといまいち面白くない。
ながながとすんませんでした。




860 :本当にあった怖い名無し:2005/11/11(金) 23:27:09 ID:nNOQPxCv0
>>858
GJ

861 :本当にあった怖い名無し:2005/11/13(日) 20:31:26 ID:/cCKri7/0
保守

862 :本当にあった怖い名無し:2005/11/14(月) 00:16:25 ID:vbWtjstbO
>>859
面白かったです。
ストーリーのあるゾンビの夢を見てみたいな。

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