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なにそのツンデ霊★四人目★

1 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 22:30:59 ID:BF95bFqr0
怖い話に出てくる女幽霊は実はツンデレなのではないかという新説を
検証してみるスレッドです。

前スレ 
なにそのツンデ霊★三人目★
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1142094064/
なにそのツンデ霊★2人目
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1139653191/
なにそのツンデ霊www1人目 
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1131190956/
まとめサイト
http://www.tsunderei.org/


2 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 22:32:12 ID:F3cVqVcP0
いいかげん板違い

3 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 22:47:41 ID:ODlYlmMGO
>>1


>>2
ツンデレ乙

4 :1:2006/04/19(水) 22:52:49 ID:BF95bFqr0
前スレ書き込めなくなってて新しいの立ってなかったから立てたんだが・・・
需要薄い感じ?

5 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:12:23 ID:ubvdlMFZO
そんなことはないから気にしなさんな

6 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:17:11 ID:YICmXJw2O
新スレ立ったのに気づかない人も多いと思われ。

マターリたいきんぐ

7 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:26:11 ID:4FQ9ebKw0
「この桜の下には少女が眠ってる・・・」
そう教えてくれたのは誰だったろう?

その少女とは、今私の横で嬉しそうに桜を眺めている
この少女のことなのだろう。

出会ったのはいつだったか・・・
たしか、この家に越して間もない頃だったと思う。
裏庭に大きな桜のあるこの家は、近所でも評判の幽霊屋敷だった。
祖父が死に、誰も住んでいないはずの家から明かりが見えたり
物音がしたりするのだ。
そんな噂が立つのも時間の問題だったのだろう。
私が越してくる頃には、誰も近寄らないさびしい家だった。

元々、心霊現象など信じない私は噂を気にせず引っ越す事にしたのだが、
家に入ったとたん、タタタタタッ何かが走り抜ける音がした。
「本当だった・・・のか?」
しばらく呆然としてしまったが、それ以降は特に何も起こらなかった。
何日かは荷解きをしたり、家の掃除、片付けで過ぎていった。
「あの桜まだあるかな?」
ふと、そんなことが気になり裏庭へ向かった。
そこにあの桜があった。
しかし、昔の記憶と違い弱々しくそこに有るだけの木だった。

8 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:26:42 ID:4FQ9ebKw0
「あれ?こんな小さかった・・・」
軽い目眩を覚える。
庭に見た事の無い少女が立っていた
「君は誰かな?どうしてここに居るの?」
少女は答えないず、ただ寂しそうに桜を見つめるだけ。
「その木はもっと暖かくならないと咲かないよ。
 お家の人が心配するから、桜が咲いたら一緒においで。」
「きっと、もう咲かない・・・。」
そう首を振って答えると、どこかへ走って行ってしまった。
「えっ、それはどういう・・・」
私の問いかけは少女に届かなかった。

その夜、初めて金縛りにあった。
ただ、そのときに感じたのは「苦しい」というよりも「寂しい」
そんな感情だった。

9 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:28:02 ID:4FQ9ebKw0
「もう咲かない・・・か」
咲いたらあの少女は喜んでくれるだろうか。
それは解らない。
ただ、この桜が咲いているのを私も見たいと思った。
「まずは、掃除でもするか」
手始めに雑草をむしる。
「はぁはぁ。」
日暮れまでかかったが4分の1も終わらない。
「ふぅ、これは大変だ。しばらくは毎日草むしりだな。」
「よ・・な・・を・・な。」
「ん?」
空耳が聞こえたようだ。
その晩も金縛りにあった。感じるのは「寂しさ」だけ
耐え切れず目を開ける。
と、そこに何かが居た。
「よけ・・こ・・・るな!」
「えっ?」
「よけい・・・をするな!」
「よけい・・・?」
「余計なことをするな!」
「ん、よけいな事って何の事かな?」
不思議と恐怖心は無く疑問をそのまま口にする。
「余計なことをするな!」
それしか言って来ない。
ただ、声には「怒り」より先ほどと同じ「寂しさ」を感じた。
しばらく考え
「桜の事・・・・だよね?」
ザワッ
訊いた瞬間、部屋の空気が震え気配が消えた。
「ふぅ、どうしたら良いものか。」
呟くがやはり答えは返ってこない。

10 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:28:19 ID:i+WuVRNeO
「4人目」と「死人目」
本スレはどっち?


11 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:48:24 ID:fw3+Qokh0
>>7-9
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

>>10
ココが本スレの様です。「死人目」の方は削除依頼済み

12 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:50:08 ID:4FQ9ebKw0
次の日も朝から庭の草むしりをする。
時々、庭の隅から視線を感じ顔を上げるが当然誰もいなかった。
「ふぅ、今日はここまでかな。」
まだ半分も終わってなかったが、
日暮れ近くになり手を休めると、見慣れない石が目に付いた。
不思議に思い手を近づけると、
ビリッ!
電気が流れたように痺れた。
「あ!っつぅ〜〜っ。」
声にならない悲鳴を上げる。
静電気・・・な訳はない。
気を取り直して再び近づくともう何も起こらなかった。
「お墓・・・かな?」
根拠は何も無いがそう感じた。
細長い少し大きめの石。
「庭がきれいになったら、ちゃんとしてあげますので。」
謝るように呟きそっと石を置いた。
その夜も金縛りにあった。
「・・・れろ。」
「ん?」
「わ・・ろ。」
「われろ・・・?」
「忘れろ。」
「忘れろ・・・ね。」

13 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:50:44 ID:4FQ9ebKw0
昨日と同じ気配と声
思い当たるのは・・・庭で見つけた「お墓」しかない。
「どうして忘れないといけないのかな?」
「忘れろ。」
「あれは・・・君のお墓・・・でしょ?」
ビクッ
気配が震えたと思うと、激しい揺れが襲ってきた。
「うわっ!」
声を上げたとたん、すぐに揺れがおさまった。
気配はもう無い。
「・・・桜とお墓・・・・か。」
何かが頭に引っかかるが思い出せなかった。


14 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:51:25 ID:4FQ9ebKw0
昨日と同じように草むしりに精を出す。
だが頭の中では「桜とお墓」がずっと浮かんでは消えていった。
昨日のように、視線を感じたりする事も無く
夕暮れになった。
申し越しで草むしりも終わる。
その夜も金縛りにあうが気配は感じない。
体を覆うとてつもない「寂しさ」
「う、ううっ。」
「こ、こんな中に・・・・君は・・・居る・・・のか?」
知らずうめき声や呟きがもれる。
押し潰されそうになりながらじっと耐える。
(少女・・・・桜・・・お墓・・・)
いつの間にか、庭で会った少女の事も思い浮かんでいた。
そのまま意識を失った。

15 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:52:07 ID:4FQ9ebKw0
また庭の草むしりに精を出す。
自分がここまで桜に執着していたか、疑問に感じたが
もくもくと草むしりをする。
夕暮れが近づく頃何とか草むしりも終わった。
「誰かから聞いたはずなんだけど・・・」
父親なら何か知っているかと思い電話をする。
「父さん、この家の桜ってなにか言い伝えみたいなの無かったっけ?」
「どうした急に?幽霊でも出たか?」
笑いながらそんなことを訊いてくる。
「ん、そんなことは無いんだけど・・・
 小さい頃、誰かから聞いたような気がしてさ。」
「あ〜、とたしか、桜の下に少女が眠る・・・ってヤツか?」
「あっ、それそれ。ホントなのそれって?」
「さぁ〜てなぁ。俺も聞いただけだしなぁ。」
「そうなんだ。うん。分かった。」
「それよりそっちはどうなんだ?元気でやってるか?」
その後、他愛も無い話をして電話を切った。
「桜の下に眠る少女・・・・か。」
呟いたとたんあの気配が近づいてくる
「出て行け。」「余計なことをするな。」「忘れろ。」
色々な言葉が降りかかってくる。
「くっ。」
いつもと同じ「寂しさ」の重圧。

16 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:53:21 ID:4FQ9ebKw0
「・・・どう・・・して?」
「一人にして。」「誰も来ないで。」 
「どうして?そんな寂しそうなのに?」
「イヤっ!」「来ないで!」「一人にして。」
口調が少女のものに変わる。
「君は・・・一体・・・誰?」
「忘れて。」「出て行って。」「一人に・・・しないで・・・。」
うっすらと姿が浮かぶ。
「・・・泣いて・・・いるのかい?」
「出て行って。」「忘れ・・・ないで。」「一人に・・・・しないで。」
泣きながら少女は言葉と重圧をかけてくる。
言っている事も滅茶苦茶だ。
家が揺れる。堪らずひざを付く。
「出て行って。」「忘れないで。」「一人にしないで!」
「出て行かないで!」「忘れないで!」「一人にしないで!」
「・・・傍に・・・いる・・・よ。」
何とか声に出す。
悲しみに包まれる少女を見ていられなかった。
「イヤだ!」「寂しい!」「一人にしないで!」
揺れがおさまってくる。
「グスッ、グスッ」
揺れがおさまり。目の前には泣き崩れる少女。
「傍にいるから。そんなに泣かないで。」
やさしく声をかける。

17 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:53:57 ID:4FQ9ebKw0
グスッ、・・・イヤ・・・だ。もう、桜咲かないもん。」
「大丈夫、きっと咲くから。」
「グスッ、グスッ・・・ホント・・・・に?」
「うん。本当だよ。今年はダメでも。来年。」
「えっ・・・?」
「そうじゃなくても、いつかきっと。きっと咲くから。」
「・・・いつか・・・きっと?」
「そう、いつかきっと咲くから。それまで一緒に待とう。 
 ねっ。」
「・・・いつか・・・きっと・・・咲く?」
「そうだよ。これからちゃんと手入れしてあげて。
 元気になればきっと咲くから。」
「そう・・・かな?また、咲く・・・かな?」
「ああ、きっと咲くよ。だから、それまで一緒に待と。」
「・・・うん。・・・咲くまで、一緒に待つ。」
少女は泣き止み、腫れぼったい目で笑顔を向けてくれた。


18 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:54:47 ID:4FQ9ebKw0
数年後
しばらくは桜が咲くことは無かった。
私は園芸や樹木の本を読み漁り、できる限りのことをした。
そして今年やっと花が開いた。
「すごいねぇ。ほんとに咲いたねぇ。きれいだねぇ。」
「ちゃんと咲いたでしょ。信じて、やれる事をやって、
 待ってればきっと叶うから。」
「そうだねぇ。頑張ったもんねぇ。良かったねぇ。」
もう少女は泣かないですむ。
桜が咲いたことより、その事が私は嬉しかった。

19 :本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 23:56:54 ID:4FQ9ebKw0
だらだら長くてすいません。
ツンデレですらないような・・・



20 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 00:07:29 ID:nXLXcvmE0
なーに十分ツンデ霊さ!

21 :メイドさんと僕 1/3:2006/04/20(木) 00:35:02 ID:8syTmnOO0
「人の友達に、なんてことするかなぁ」
「あんな人は旦那さまのお友達にはふさわしくありません」
「勝手なこと言わないでよ。大体僕は旦那さまなんかじゃないんだってば……」

僕はお屋敷でもないただの一軒家に住んでいる。
年だってまだまだ若いし旦那さまと呼ばれるのはどう考えてもおかしい。
けれども僕をそんなふうに呼ぶのは、3年前両親が死んだすぐあとに
突然現れた、おかしなメイドさんの幽霊だった。

「あなたさまは旦那さまのお生まれ変わりです。
 だから私がお世話いたします。」

美和と名乗ったメイドさんは前世の僕に使えていたらしい。
前世と言われても覚えているわけはないし、少し困ったのだけれど
美和さんにとってそんなことはどうでもいいみたいだった。
ひっそりと僕を見守っていたのだけれど、ひとりぼっちになって
泣いていた僕をみかねて姿を現したそうだ。
美和さんの出現に当然僕はびっくりしたけれど、怖いとは思わなかった。
美和さんは幽霊なのに料理が上手で、毎日僕においしいご飯を作ってくれる。
毎朝見送ってくれるし、学校から帰ると玄関で出迎えてくれる。
美和さんの笑顔と「いってらっしゃいませ」「おかえりなさいませ」は
僕にとって、毎日の大きな励みになっている。
僕が立ち直れたのは美和さんのおかげで、美和さんがいなかったら
僕はどうにかなっていただろうし、もしかしたら死んでいたかもしれない。
美和さんみたいな幽霊がいるのなら死ぬのもそんなに怖くない気はするけれど。

22 :2/3:2006/04/20(木) 00:35:54 ID:8syTmnOO0
美和さんは普段、とても優しいのだけれど
ときどきちょっと厳しかったり頑固だったりする。
たとえば前に学校の用事で遅くなって、連絡もしないで
門限を破ってしまったときはものすごく怒られた。
怒った美和さんはちょっと怖いから、そのあと僕は
なにかあったときにすぐ連絡ができるよう携帯電話を買った。
契約のなにやら難しいことは美和さんがごまかしてくれたみたいだけれど
どうやったのかはよく分からない。
あと、美和さんは電話も使わないで僕に電話がかけられるらしい。
電話代もかからなくておトクなのだけれど、ふしぎだ。
こういうところはやっぱりお化けなんだなぁと思う。

今までも、何回か美和さんを怒らせたことはあったのだけれど
今日もまた怒らせてしまった。といっても今回に限っては
僕が悪いわけじゃなくて、僕が家に連れてきた友達に怒ったのだ。
怒った美和さんは、姿をかくしたままコップの水を友達に浴びせかけ
投げても壊れないしぶつかってもそんなに痛くないようなものを
かたっぱしから投げつけて、彼を追い帰してしまった。
そもそも美和さんが怒った原因というのは僕を思ってくれてのことで
その友達が、僕に向かって独り暮らしをうらやむようなことを
言ったのがまずかったらしい。僕はあまり気にしなかったのだけれど。
「とにかくさ、あんなことしちゃって
 あいつが誰かに話したらうわさになっちゃうよ。
 家を見に来たがる人が増えたりしたらどうするのさ」
「そ、それは。ですけど……。」
言いよどむ美和さん。
僕が美和さんに対して優位に立てたのはこれが初めてかも。

23 :3/3:2006/04/20(木) 00:37:09 ID:8syTmnOO0
「まあいいや。一応口止めはしておくし
 もしうわさになってもなんとかごまかすから」
「……申し訳ございません。考えが足りませんでした」
美和さんはしょんぼりしてしまっている。
もともと美和さんを責めるつもりはなくて、文句を言ったのは
ちょっとした照れ隠しだったのだけれど、失敗だった。
「いいってば……。
 ……あのさ、ありがとう。僕のために怒ってくれたんでしょ?
 それに、いままでだって、いろいろ、その、感謝してるから……」
もっと、素直にお礼を言うつもりだったのだけれど
それでも、美和さんはにっこりと笑ってくれて
「いえ、私は旦那さまのメイドですもの。
 旦那さまのために尽くすのは当たり前のことですわ」
「……だから、僕は旦那さまじゃなくて――」
美和さんが生きていた時代にメイドなんて言葉があったかなぁ、なんて
ちらっと考えながら、僕はやっぱり美和さんのことが大好きだと思った。

24 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 14:02:49 ID:6nZ4lf2+0
彼女と二人で街を歩く。まあ他人からは男一人にしか見えないだろうけど。
服を選んでもらったり、必要な雑貨を買ったり、欲しい本を探し歩いたりとそこらにいるカップルとなんら変わりのない二人。
彼女の声は普通の人には聞こえないから、僕が言動に気を付ければ何も問題無い。

25 :☆⌒ヽ(*^^)/・:*:・゚☆,。・:*:♪・゚'☆ ◆jH..cosmic :2006/04/20(木) 14:07:00 ID:CeAOz+ox0
全然エロくねえじゃんか・・。

26 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 16:35:46 ID:h5Ougz5r0
妹「お兄ちゃんって落ち込んだ時どうする?」
俺「んー、別に何も。寝るかな」
妹「ふーん・・」
俺「どうした?何かあったか?」
俺「ううん、ちょっとね」
俺「何だよ水くさいな、言ってみろよ」
俺「う、うんとさ・・・」
俺「おう」
俺「お兄ちゃん、この間一緒に歩いてた人、彼女?」
俺「・・・は?」
俺「前学校の近くで話してたじゃん」
俺「ああ・・・あいつか。なわけないだろ、ただのクラスメートだよ」
俺「ほんと?」
俺「嘘言ってどうすんだよ」
俺「そっか」
俺「てかそんな話はいいんだよ。落ち込んでたんじゃなかったのか?」
俺「ううん、それならいいんだ!えへへ」
俺「おかしな奴だな」
俺「ふふ♪お兄ちゃんに彼女なんてできるわけないよね、よく考えたら。」
俺「こらこら、失礼だぞ」
霊「ばっかじゃないの」

27 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 17:24:27 ID:6nZ4lf2+0
すみません。24の続きです。

ふと、彼女が前方を見つめ、そして慌てて言った。
女「やばっ!前から同僚きたっ!」
俺「えっ?あの半透明の人の事?同僚って・・・」
女「どうしよう、えっと、うんと」
俺「何悩んで、あっそういうことか。えーとじゃあ俺は弟って事で」
女「え、弟?ちょっと無理ない?」
俺「兄とか父とかよりはましだって。何なら義理でも養子でもいいから」
女「うんわかった。じゃあよろしく」
同「どこかで見た顔だと思ったら・・・、久しぶりだねえ。で、さっそくだけどそっちの彼は?」
俺「すみません、ここだと人目があるんでちょっとあっちに」
同「あ、そっか。ゴメンゴメン、じゃあ行こうか」



28 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 17:25:07 ID:6nZ4lf2+0
俺「じゃあ改めて。初めまして、弟です。姉がお世話になってます」
同「はい、初めまして、よろしくね。ふーん弟なんだ、あんまりにてないねえ」
俺「よく言われます」
同「久しぶりに見たと思ったらカワイイ男の子と一緒にいるからさ、年下が趣味なのかと思ったよ」
女「な、何言ってんのよ!こんなのが彼氏なわけないでしょ!調子に乗るから冗談でもカワイイとか言わないでよっ!」
俺「(こんなの、って酷くない?)まったく、彼氏も作らず死んだと思ったら弟に憑くんですから、困った姉ですよ」
女「な、なによっ!こんなに美女が年中無休で側にいてあげてるんだから感謝しなさいよっ!」
同「はいはいわかったから。弟君も大変だねえ。さて、挨拶したかっただけだし、私は行くわ。ほんじゃねお二人さん!」
俺「あ、はい。お疲れ様でした」
女「あ、うん、じゃあね。」
ふう、問題起きなくてよかった。さて、気を取り直してデートの続きでもと思っていると、
女「ねえ、怒ってない?」
俺「ん?どうしたの急に。俺、何かされたっけか?」
女「だって私、こんなのとか感謝しろとか偉そうに言っちゃったから。私が一緒にいたいから、あなたの側にいるのに」
俺「ああ、そのことか。こんなの、はちょっとアレだと思ったけど、別に気にしてないし怒ってもいないよ」
女「ホントに?」
俺「本当だって。本心じゃないのはわかりきってるし。それに一緒にいてくれて感謝してるのは本当だしね」
女「あっ・・・、うん、ありがとう」
俺「さあデートの続き続き。改装中だったあの店、今日リニューアルオープンだって話だから行ってみようか?」
女「うん!行こう行こう!」
そしてまた腕を組み、彼女と二人、目的地へと歩いた。

その晩はいつもよりたっぷりサービスしてくれた。なんか得した気分。




29 :24,27,28、前971:2006/04/20(木) 17:57:31 ID:6nZ4lf2+0
途中で書き込んでしまい急いで続きを書いたのですが、あまりに長くなりす
ぎたので削っていたら三時間も空いてしまいました。それでも長いですけど。
何度か読み直して推敲しているんですが、それでも誤字があってショック。
24三行目 僕→俺
あと前スレなんですが、
971九行目 8部→8分
時間かけて書いてるわりに安易な間違いしてるな、俺。
誤字以外の誤変換、文体等でミスを見つけた方は、生温かい目でスルーするか、ニヤニヤしながら指摘していただけると助かります。

30 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 18:49:11 ID:mfStRfO/0
新スレ万歳。
あと、>21-23の美和さんが、可愛すぎて犯罪。

IDをNG指定推奨。7レス予定。短くまとめるのは諦めた。

31 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 18:50:47 ID:mfStRfO/0
妙に安い物件だったので、“アレ”かと思っていた。
ところが入居してみると、変な悪寒も物音も、ましてや霊その物もいない。
念のため押し入れや風呂場、流し台の下まで調べたが、染みもお札も無い。
──そうか、夜中に現れるのか!
どっこい金縛りも耳元の囁きも夢に出てくる不気味な影もない。快眠だった。

だから油断した。このパターンは考えていなかった。
確かに、“執着”“未練”という意味では、案外絶好スポットなのかもしれない。

──まさか“郵便受けの前”にいるとは。

階段脇の郵便受けに、目付きの悪い若い女性の霊がいた。
その一角だけが、爽快な早朝をぶち壊しにするドロドロ空間。
日が昇っていて良かった。夜だったら逃げ帰って布団を被って震える。

「あの、新聞を取りたいのですが……」
勇気を出してお願いをする。女性は、じと、と睨むと、
「──取れば」
何とも無愛想である。いや、無愛想を通り越して、敵意すら感じる。
まあ、霊なのだから、そういうものなのかもしれない。

触らぬ霊に祟り無し。必要以上に卑屈になって新聞を抜き取る。なのに──

「ちょっと──、」
部屋に戻ろうとする僕を、彼女が呼び止めた。
ぴしり、と固まる。えと、何か気に障るようなことしちゃいましたか──?

「──郵便受けに名札を付けなさいよ。配達人が困るでしょ」
びしり、と指をさす先には、名無しの郵便受けが待っている。
表札は、透明なカバーとの間に名前を書いた紙を差し込むタイプ。
ダイレクトメールとか嫌なので、そのまま放置するつもりだったけど……
「……スイマセン、後で付けに来ます」

32 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 18:52:03 ID:mfStRfO/0
もしかして今日はいないかも……そんな甘っちょろい期待は、あっさり玉砕。
昨日同様、郵便受けの前には不機嫌顔の彼女が、ぷかぷか浮いていた。

「……新聞、取らせていただきます」
昨日同様おっかなびっくり新聞を取ると、見出しが一文字、破り取られていた。

──傍らに浮かぶ女性を見る。
何よ、とでも言うように睨まれたので、慌てて目を逸らす。
他には考えられない。しかし、霊の行動にしては、いささか軽い気がする。
気になって他のページもめくってみると、社会面にも破られた箇所がある。
前後から類推すると、切り取られた二文字は、ある名字を構成する。

──もしかして、
表札を見ると、自分の名前の下に並んで、予想した名が差し込んであった。
もう一度、彼女を見る。今度はいささかバツの悪そうな顔をしている。
それでもなお見つめていると、渋々というように、ぼそりと呟いた。

「……私宛の手紙が来るかもしれないでしょ」

──なるほど。
予想通り、彼女の未練は“そこ”にあるらしい。

────無理だ。
彼女がどれだけの間、“ここ”にいたのかは分からないが、もう恐らくは……


「…………っと、」
「──え?」
意識を引き戻され前を向くと──鬼が居た。一気に血の気が引く。

「何か文句ある? 無いんだったら、早く消えなさい」
死にたくなければ去れ──そう聞こえた。命が惜しいので、大急ぎで退散。

33 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 18:53:04 ID:mfStRfO/0
切り貼りの脅迫状のような表札では、どうも落ち着かない。
なので翌朝、新たに彼女の名前を併記したプレートを作って持って行った。

「汚い字ね」
一蹴。名誉のために言っておくと、彼女が言うほど汚くない──はずだ。
名札を郵便受けに差し込むと、彼女は少しだけ嬉しそうな顔をした。

「しかし、こうして見ると……」
「何よ?」
「まるで僕たちが同棲しているみた──」
ぞく、と背筋が粟立った。
彼女を見ないように、ゆっくり回れ右をして──ダッシュで逃走。



次の日も、その次の日も、彼女はそこにいた。
もしかして──と期待したが、雨に日でも、やはりそこが指定席のようだ。
必然的に毎日顔を合わせることになる──となれば嫌でも慣れてくる。
口は悪いが実害はないので、半月もすれば別に怖がることもなくなった。
彼女の態度は冷たいままだが、それを気にすることも無くなった。

ついでに分かったこと。
どうやら彼女は、“入居者(ぼく)”意外には見えないらしい。
僕が彼女と顔を合わせるのは、朝に郵便を取りに行く時ぐらいである。
しかし、その他の時間でも──ふと覗いてみると、彼女は必ずそこに居る。

ずっと──“そこ”で待ち続けている。

    ────もう届くことのないであろう、彼女にとって大切な“何か”を

34 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 18:54:23 ID:mfStRfO/0
入居して数ヶ月、彼女との関係は相変わらず──であった。

──それに気が付いたのは偶然。

前日に降った雨が作った水たまり。
──泥にまみれた、クシャクシャの絵葉書に気が付いた。

拾い上げ伸ばして見ると、泥汚れの下には美しい森の写真。
表に返すと、見慣れた特徴的な丸い字で、妹の名前と旅行の報告。
泥だらけで読めないところも多いが、それでも妹の喜びが伝わってくる。

  ども〜、兄よ、元*してます***
  私*今、学校をサボっ**達と屋久島に来*****
  凄いっ! こ*神様がいるよ! 絶対に**って!
  *の感動を、少**け兄にも分けて*げよ*。
  実物はもっ**っとずっと**! ぜひ見*べし!*
  た**は実家に*ってき*さい。お母さ**配*てるよ。
  私も**産を用意して待っ*て**るから。そ*じゃ♪

何てことないメッセージに、ふっ、と心が和む。
こんなちょっとした物でも──手紙というのは凄く嬉しいものだ。

                     ────それを、──こいつは、

「……何よ。文句ある」
睨み付けると、拗ねたような顔をして視線を逸らした。
──ああ、こいつはやっぱり、“霊”なのだ。これがコレの本質だ。

「……べ、別にいいじゃない、葉書の一枚ぐらい」

「どうせアンタはまた貰えるんでしょっ! 私は──私なんて、もう──っ!」

35 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 18:55:40 ID:mfStRfO/0
「──当たり前だろ」
びく、と彼女の動きが止まり静かにになる。
それを無視し、郵便受けから名札を抜き取って、下半分を破り取る。
上半分だけ元に戻し、下半分は──細かく千切って泥水に捨てた。

「──あ、」
初めて見る表情。胸の奥が、じり、とする嫌な表情。
先程までの強気な──強がりな態度は消えて、代わりに現れたのは怯え。

だからどうした──許してやれと?
今の行為も、これから言う台詞も、彼女を傷付けると分かっていて──

「他人のだからって、手紙にこんなことする奴に──、」

どろどろくしゃくしゃの葉書を彼女の目線に突き付ける。

「そ、その──、ご……」

「────いったい誰が、手紙を送ってくれるって言うんだよ」




昼前から、また雨が降り出した。
今朝の新聞を取り忘れたことに気付いたが、面倒なので放置した。

翌朝、郵便受けに行くと、彼女の姿は無かった。
二日分の新聞だけ郵便受けに入っているのは、何だか妙な光景だった。

翌日も、その翌日も──彼女の姿は無かった。
──だからどうと言うのだ。そんなこと──僕には関係ない。

36 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 18:56:56 ID:mfStRfO/0
さらに次の日──ちょっとした出来事。

新聞の中に、小さく破けている箇所を見つけた。
見出しではなく、記事中の小さな文字が一文字だけ抜けていた。
ふとデジャビュを感じるが、不確かな記憶はすぐに霧散した。

──翌日も、目立たない箇所が一文字だけ切り取られていた。
────また翌日も、やはり一文字分だけ、虫食い箇所があった。


そして──

次の日、新聞を取ろうとして、小さな “手紙” に気が付いた。
──郵便受けの名札を差し込む場所に、見落としそうな小さな三文字。



                       ご め ん

右下の隅、目立たないように──しかし、きっちりと揃えられた切り貼り。
それと一緒に、青い小さな野草の花が差し込まれていた。
足元を見ると同じ花が一輪だけ、誰かによって摘まれていた。

まるで送り主の性格をそのまま表したような、小さな謝罪の手紙。
それが、ここから離れられない彼女なりの、精一杯だと伝わってくる。

ふっ、と心が和む。
ちょうど、妹から届いたあの手紙を読んだときと同じ気持ち。


小さな花を丁寧に引き抜いて、部屋へと戻る。
ここ数日、郵便受けの所でずっと感じていた気配が、小さく身動いだ。

37 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 18:58:21 ID:mfStRfO/0
小さな花を、妹からの葉書と一緒に写真立てに入れた。
泥だらけの屋久島の緑の前で、小さな花が、ひっそりと主張をした。


いざペンを取ってみると、すらすらと文字が生まれてくる。
面と向かっては話しにくいことも、文章にすると、どうにかなるものだ。

思ったよりも長くなってしまったそれを封筒に入れる。
直接に受け渡せば済むが、少し迷った後、切手を貼ることにした。
郵便として届く方が、ずっと嬉しいし、ずっと楽しい。そう思ったから。

宛先の名前は、少しだけ気取って書いてみた。
住所はしっかり書いてあるから、ちゃんと配送されるはずだ。

   ──宛先は、素直じゃないキミに

         ──差出人は、素直になれないボクより

実際に書いてみると、予想以上に気恥ずかしい。
しかし、受け取った彼女も恥ずかしがることを予想して、そのまま決行。
最後に、二人分の名前を書いた新しいネームプレートを入れた。



三日後、郵便受けに、二人分の名前が書かれた、新しい名札が入っていた。
それと一緒に、大きさがバラバラの、この前よりも少し長い手紙。


         紙 と へ゜ ン  よ こ せ


──次の手紙が待ち遠しくなって、急いで部屋に取りに帰った。

38 :死に至る病:2006/04/20(木) 19:12:22 ID:+ELglSrNO
「そう、虚数素子。つまりあらゆる場所に『存在しているかも知れない可能性』を持つ素子。それこそが霊体を形成する」
 
彼、玉葱教授が2年前に私に言ったセリフだった。
そして昨日、私の許に届いた手紙を改めて読み返す。
『我が悲願、達せり。』
 
狂人の戯言だ。
無視するのが良識的と言うものだろう。
しかし、どうにも気に掛かる。
それはおそらく2年前に続けられたあの言葉が未だ私の記憶に残っているからだ。
「…虚数素子を電子化して制御出来れば…
つまり!幽霊を
捕らえる事が出来るのだよ!!」
 
私は導かれるように手紙に書かれていた教授の研究所に向かう。
 
「よく来てくれたね。五年ぶりかな、運動場君?」
「ええ、玉葱教授。あなたが学会を追われて以来ですよ。で、わざわざ私を呼び出した用件はなんです?」
 
「君に私の研究を手伝ってもらいたいのだ」
「研究?妄想の間違いでは?」
 
だが教授は私の皮肉を悠然と無視し卓上の装置を指し示す。


39 :死に至る病:2006/04/20(木) 19:13:48 ID:+ELglSrNO
「虚素子荷電装置がついに完成したのだ!
すでに十分な臨床段階実験も済んでいる!
視てみるかね…?
我らがあれ程望み、求めたツンデ霊を!!」
 
私は自分の喉がゴクリとたてた音を聴いた。
 
「見たまえ、これらが全てツンデ霊だよ!」
数百はあるゲージが並んでいる。
 
「こ、これは…?」
「ふふ、それはついさっき捕らえたばかりでね。固体名、美和さんだ。
ま、いまいちツンは足りんがね」
「おぉ!こ、これは」
「さすがにお目が高い。幾多の猛者を萌え震あがらせた銅タンだよ」
「そ、そしてこっちには!」
「そう、伝説の300番!ミレレイだ!」
 
「す、すごい」
「ここにはあらゆるツンデ霊がいる。実義を問わず妹から姉、地縛から部屋憑き
同級生から先輩から
タクシー霊、そして魚類までだ!」
 
「このゲージには?」
からからと車を回すハムスターとゾンビ、あとよく分からない邪気をまとった女がいた、背中に範馬の刺繍が入っている。
 
「止したまえ、そこは黒歴史だ」
玉葱教授は顔を逸らしながら答えた。


40 :死に至る病:2006/04/20(木) 19:15:19 ID:+ELglSrNO
 
「とにかくだ、君が協力してくれるなら報酬も用意している。
…お狐さまをあげよう」
「あ、あのツンデレ最高位の狐神様を!?」
「そうだ。狐ミミからモフモフも思うままだよ、君」
「モフモフし放題!?」
 
「どうかね?色よい返事を聞かせてはくれないか?」 
メフィストテレスじみた教授の誘惑…
しかし私は振り切り毅然と答える。
 
「お断わりします」
 
「なぜ!?」
「教授、あなたは間違っている!
 
いつかツンデ霊に巡り合う、その日々を放置プレイが如くハァハァする
それこそがツンデ霊ハンターの神髄でしょう!」
 
「き、君!止めたまえ!そのレバーは…!」
ゲージ総解放とおぼしきレバーを迷いなく倒す。
 
「…そうか…君は生粋のMなんだな…」
解放されたツンデ霊の一群が迫る轟音が近づいている。
 
「さぁ、教授…間もなく彼女等はここに来ます。どうするか、お分りですね?」
「ああ、分かったよ。せめて最後ツンデ霊ハンターらしく…」
 
『ツンデ霊キタ―――(゚∀゚)―――!!』


41 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 19:19:54 ID:Tu9M2DhO0
>>31->>37
GJ! すごいよかったまさにツンデ霊!
>>38->>40
GJ!

42 :運動場整備部隊 ◆zR/LhJxu0Q :2006/04/20(木) 19:37:51 ID:vDh5MeGt0
>>37
微妙な距離感を互いに探り合ってる雰囲気がとても良いです。王道っスね。

>>40
おヴァカハンターキタ―――(゚∀゚)―――!!(褒め言葉)

43 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 20:14:13 ID:w7HyLC0qO
新スレ早々萌えレベル・文学的レベル・ギャグレベル高いのそれぞれキタコレ!GJ!

お狐様ってチョコ食べてた神様だっけ?

44 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 22:32:36 ID:+tUPfXuBO
>>26
もしかして前々スレあたりで
ニートと守護霊の話書いてた方ですか?
超好きです(*´Д`)

45 :本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 23:07:18 ID:+E98IPvJ0
>>44
リアルな告白キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

46 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:12:34 ID:P8jZ6+n80
>>44-45
いやいや、気持ちはよーくわかるぞ

47 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 01:10:35 ID:fphFyr9G0
>>44
ニートと守護霊の話ってどれ?

48 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 01:20:57 ID:4RJ/OYDD0
2人目の『俺と守護霊』ってやつだなーきっと。

49 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 01:32:34 ID:gADCcUET0
もう4スレ目か、結構早いなあ。
作者は総数でどのくらいいるのかなー?
コテなしの人でも大体作風でわかるようになってきた。


50 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 02:13:12 ID:N7hNkJ9wO
>>49
構成力ならたまねぎツンデレさん
完成度なら運動場整備隊さん
独創性なら範馬の中の人さん
萌えなら三人目の狐神の人
センスなら守護霊の人
あとは5人くらいの王道派 作者さん達かな?


51 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 02:25:49 ID:1XpPrh2S0
みんなスゲーよなー。
書いてみて分かったけど
短くまとめるのってホント難しい。
カラダも心も目一杯だよ〜。

52 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 02:31:48 ID:txcAlznBO
うp!うp!

53 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 02:58:21 ID:qXHZba3q0


「でも、どうやって驚かせようかな…」
 あたしは内心心底悩んでいた。
 相手は超強者だ、普通にゆうれいが居てもまったく驚かない。
 どころか、笑い飛ばすだけの胆力がある。 これは普通の驚かし方ではどうも成らない。
 何か変わった方法でも考えないとダメなのかなぁ…
 悩む…すっごいなやんだ。
 けど、やっぱりなかなか答えは出なかった。 結局辿り着いた結論は……
「王道だよね。 けど、王道って言ってもアレだよ。
 効果があるから王道って言うんだよね」
 ポルターガイスト。
 うん、アレしかない。
 あたしも生きていた頃は結構悩まされた、アレ。
 それを、この青年Aにやってみようかと思う。
「よぉし…思い立ったが吉日!」
 早速あたしは、今まで薄らいでた体を一気に気密化してあの男の前に立ちふさがることにした。
 ま、コレが所謂。『急に目の前に女性が〜〜』って奴なんだけど、アイツには通じそうもないんだよね。
 幽霊さんには慣れてるみたいだし。

54 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 02:59:01 ID:qXHZba3q0
「ん……?」
「ひっひっひ〜、う〜ら〜め〜し〜……ひきゃ!?」
 姿を現し、あの男の前に立ちふさがる。
 うん、たった。
 けど、あの男の姿が、前とは違った。
 なんて言うか、素っ裸だった。
「風呂あがりぃ!?」
 そう、たぶんアイツは風呂上がりだ。
 バスタオルで頭を吹いている、しかも一人暮らし故かすっぽんぽん。
「へ、へんたいっ!」
 なんて言えばいいのかもよく分からず、とりあえずあたしは叫んだ。
 そぉかそぉか…あんなのがついてるんだ。 初めて見た、オトナバージョン。
 けど、女の子にあんなのを見せるなんて変態だよ変態!
「こ、この恨み晴らさずおくべききゃ!」
 言うなりなんなり、とりあえず姿を消す。
 あ、あんな姿の男の前で冷静にポルターガイストなんて起こせるもんか!
「なんだ、あの幽霊は。 ホント、俺の知ってる今までの霊とは違うな。
 裸、しかも相手の裸を恥ずかしがる幽霊なんて初耳だぞ…」
 う、うるさいやい!
 意表をつかれただけなんだから!
 でなきゃ、幽霊のあたしがアンタなんかに驚かされるもんか!
 とりあえず、心の中で叫んで消える。
 そだよ、く〜る になる必要があるんだから。

55 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 03:00:10 ID:qXHZba3q0
 夜、草木も眠る深夜二時。 レッツ丑三つ時。
 よし、未だ、今がチャンスだ。
「うふふ、うふふふ……」
 ちょっと含み笑いをしつつ……っていっても、今は姿を消してるから
 そんな見えるもんじゃないけど、ま、気分の問題。
 あたしは、姿を消したままアイツの部屋にある妙な女の子のお人形さん手に取った。
 …っと、そこの君! 幽霊なのになんで『手に取れるか』って突っ込み入れたよね!?
 フン、バカにするなぁ〜! 確かに普段普通にしてる幽霊には物とか取れないけど
 ちょっと意識を集中すれば、そんなに重いモノでもない限り動かすことが出来るんだぞ!
 君の部屋だって、たまに何も動かしてないのに音がしたりとか、急に棚から物が堕ちたりとかあるでしょ?
 そういうのも幽霊さんの仕業なんだぞ!
 え? それにしては姿が見えないって?
 ん〜、みんながみんな、あたしみたいにく〜るって言う訳でもないし
 恥ずかしがり屋さんなのかな?
 あと、ちょっと話がずれちゃったよ。
 とにかく、この男に対する報復をしなければ。

 大作戦其の一:音で起こして寝不足大作戦。
 内容:寝てるところを大きな音で安眠妨害。 起こす。

 そうと決まればレッツ大作戦。

56 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 03:01:06 ID:qXHZba3q0
「よいしょっと…」
 音を大きく出すには、やっぱり何かを割ったりするのが丁度イイ。
 いや、最初流石にそれもやり過ぎかなぁっておもったんだけど
 さっきの裸を見られた時のアイツの反応を考えてみるに、あいつは多分女の子慣れしてる。
 だってさ、普通女の子に裸見られたら焦るよね?
 けど、アイツは平然としてた。 多分、何人も女の子を泣かせてきたに違いない。
 そんな女の子に変わって正義の鉄槌だ。 やり過ぎなんて事は全くないはず。
 よし、音の大きく出しそうな物…んと………
 見回すと、アイツの頭の上に大きな硝子製のお皿があった…
「よし、あれだ……」
 アレを落として割って大きな音→起きる→怖くて寝れない→寝不足。
 よし、完璧な公式だ。
「ふにゅ…以外に重い…」
 なんでお皿、しかも硝子製のお皿って見た目に反して重いんだよね、何でだろう?
 重いからかなぁ……ついぞ……

 つるり

 落として。

 がしゃーん!

 割っちゃった。 ま、いい、かな? えと、大きな音もたったし
 アイツもコレで…
 と、アイツの顔を見てみる…起きてない、いや、それどころか
 ……どうやらあたしは大変なことをしてしまったようだ。
 アイツの顔面に、重い重い硝子製のお皿を落としてしまった。

57 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 03:01:59 ID:qXHZba3q0
「うわわ、ど、どうしよう!」
 あ、あんな重いお皿がおちちゃったんだ。 一回の人間が無事な訳がない。
 ほら、は、鼻血も出てるし。 それでいて目を覚まさないし。
 コレはある意味危険な状態?
 そ、そだ、ま、まずは救急車!
 慌ててアイツの携帯電話を手に、110番に電話…
「って違うよ! 救急は119番!」
 改めてかけ直そうとして
 ……ダメだ、無理だ。
 こんな機械を通してなんて、あたし、幽霊の声なんて通じない。
 どうすれば…コイツ、目を覚まして起きてくれるんだろう。
 とりあえず濡れ布巾でも用意して顔につけて冷やしてあげよう。
 ちょっとは有効なのかも知れない。

 早速濡れ布巾を用意して、アイツの顔面に乗せてあげた。
 端から見ると、あたしが昔箱に入ってた時の状況に近い…
「―――ってだめじゃん! ホントに死んじゃうよ!」
 濡れ布巾を顔面に乗せて息も出来なくなったら、呪ったり驚かす事なんて全然出来ないよ!
 慌てて額のみに乗せた。
 あとはどうしよう。
 そだ、目を覚ましてもコイツが元気じゃなきゃ、驚かしても意味無いよね?
 元気を付けるには、美味しくて消化に良いモノを…そだ、お粥でも用意しておこう。
「お粥…お粥…水を多めに御飯をたけばいいんだっけ?」
 炊飯器の中にテキトウにお米をぶち込んで、水をじゃーっと入れた。
 スイッチオン。
 ん〜、便利な物があるんだねぇ、これでお粥もすぐ出来るよ。
 あとは……そだ。
 見守ってでもあげるか、容態が危なくなったりしたらすぐに対応出来るように。
 アイツの別途の横にイスでも用意して…さて、暫く見守ってあげるか。
 う…見守るって言うのも変だけど、あとで驚かす為だもんね。

58 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 03:03:07 ID:qXHZba3q0
「ぅ……」
 ちょっとうとうとしてたのかな…
 多分寝ちゃってた、目を覚ましたら……
 アイツの顔がすぐ目に飛び込んできた。 どうやら無事だったみたいだ。
「お前、何俺の横で寝むってんだ? にしても…頭痛ぇ…」
 どうやら、昨晩あったことは覚えてないみたいだ。
 とすると…
「なんだ、お前俺の横でぐっすり寝て、幽霊のクセにそんな趣味でもあるのか?」
 ……
 そか、コイツ覚えてないって事は…あたしが必死だったことも知らないのか。
 当たり前か。 自分の顔面にお皿が直撃したクセに。
「あ…そういえば、このお粥」
 気付くと、昨日一生懸命作ったお粥がからになってた。
「幽霊のクセに御飯食べるのか? 水加減はイマイチだったけど…な」
 ヘヘ、っと微笑するアイツ。
「べ、べつにアンタの為に造ったワケじゃないんだからっ!
 全部、あとであたしがアンタを呪ったり脅かしたりする為に作ったんだからね!」
 慌てて、思ってもいない言葉を発してあたしは姿を消した。
 ……こんなはずじゃないのに。
「ああ! ちょっと待てよ! お前か、この皿割ったのは! これ高いんだぞ―――!」
 …………ん〜、少しは驚かすことに成功した……のかな?

 ところでどうしよう。
 何回いい方法無いかなぁ、結構離れしてるようなコイツを驚かす方法。
 そこの君、何かいい方法あったら教えてくれない?
 取って置きの、どんな幽霊慣れしてる人間でも驚くような方法!

59 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 03:04:50 ID:qXHZba3q0
はいはい、空気の読めない俺が 再び書き込みに来ましたよってに。
前スレで書いた見習い幽霊の続編とでも思ってください。
なんだか、思いついちゃったので一気に書き上げてしまいました。
どう見てもツンデレにしては微妙なラインです。 本当にありがとうございました。

んじゃ、寝る

60 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 10:37:54 ID:zHJwfevA0
>>59
いいよーGJ!

そして失礼ながら

ある時、イエスが弟子たちを連れて街中を闊歩していると
一人のツンデ霊がハンター達にはやしたてられてられていた。
なぜこんなことをしているのかと、弟子がハンターの一人に問うと、
「この女はツンデ霊だからだ」と答えた。
それを聞いたイエスはハンターにこう言った。「ならばしかたがない。続けなさい」
そしてこう続けた。
「ただし、一度も罪を犯したことのない正しき者だけこのツンデ霊をはやしたてなさい」
ハンター達は、とまどい、やがて一人また一人とその場を離れ
はやしたてているのはイエスただ一人だけとなった。

61 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2006/04/21(金) 10:44:18 ID:zHJwfevA0
>>44
残念ながら、違いますorz
ハムスターとかの書いてました・・・黒歴史ですがねっw

コピペを改造したものです。すいません

62 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 11:01:21 ID:zHJwfevA0
君が死んでからもう1年。
君は今も僕を見守ってくれているのかな?
君は、僕の生まれて初めて出来た彼女だった。
すごく嬉しくて、幸せだったなあ。
突然、白血病だって医者に宣告されてから、君は病室で日に日に弱っていった。
「毎日見舞になんてこないでよっ」って照れ怒る君を見て、僕はいつも泣いていたんだ。
君の為に、僕の小汚いノートパソコンをあげたら、君はせっかくだからってもらってくれたよね。
ネットをするようになった君がいつも見ていたサイト、それが「2チャンネル」だった。
ある日君はいつものように、笑いながら言った。
「ほら、見なさいよ今日も2ゲット出来たよ。」
「あまりパソコンばっかいじってると身体に障るよ」
なんて僕が注意すると、
「なっなによ。あんたがもってきたから、仕方なく・・・これ見てよ。
ほら、この3のひと、2げっとぉ!なんて言っちゃってさぁ、ふふ」
僕は黙っていた。君がすごく楽しそうで、僕は何も言えなかった。
「ほらみなさい、この3のひと、変な絵文字使ってくやしぃ〜!だって。
かわいい。 ふふ。」
僕はまだ黙っていた。笑う君を見て、どうしようもなく悲しくなった。
「憶えててくれるかしら」 君がふと言った。
「…この3のひと、私がいなくなっても、あの時変な奴に2をとられたんだよなー
なんて、憶えててくれないかなあ……無理かな……憶えてて、ほしいなぁ……」
それから数ヶ月後、君は家族と僕に見守れながら息を引き取った。

君はもうこの世に居ない、なのに僕は今F5を連続でクリックしている。
君の事を、3のひとが忘れないように、いつまでも、いつまでも忘れないように。
君の事を、君の名前を、僕はいつまでも、いつまでも忘れない。
天国にいる君へあふれる想いをこめて、今ここに刻み込む

2get

『・・・3じゃない。遅いのよっ』「ごめん・・・」
天国にはまだ、安心していけないそうだ。・・・だから僕は、いつも3ゲット。

63 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 11:22:31 ID:MA/XepXd0
>>44
にーとのひとはハンターになって幸せに暮らしてるの
新スレのレベルが高いからじゃましちゃいけないって思ってるの

64 :真の愛の詩:2006/04/21(金) 20:27:40 ID:N7hNkJ9wO
 
俺は孤高のツンデ霊ハンター。
今日もツンデ霊を求めて深夜の盛り場を彷徨っている。
 
薄暗い路地裏に女の子発見!ツンデ霊にエンカウントか?ひゃっほう!
 
「あ?何見てんだよ、おっさん」
間違いない!
 
ツンデ霊キタ―――(゚∀゚)―――!!
 
「んあ?どしたぁよジュン?」
仲間らしき女の子達がぞろぞろ出てきた。
「なんかキモいオヤジがいんだよ。おい!見てんじゃねーよ!」
 
ツン、キタ―――(゚∀゚)―――!!


65 :真の愛の詩:2006/04/21(金) 20:28:54 ID:N7hNkJ9wO
 
「なめてんのかよぉ、えぇ?」
「キモいだよ、ヤッちまおぜこいつ」
 
ぐるりと囲まれる。
この状況は…
 
ハ、ハーレムキタ―――(゚∀゚)―――!!
 
「なんとか言えよ、コラ」
ゲシ!
「ムカつくんだよ、テメェよう」
ゲシ!ゲシ!ゲシ!
 
蹴りの嵐
す、すごいツンキタ―――(゚∀゚)―――!!
 
「おら、財布みせろコラ」
「………なんだよ51円って」
「マジかよ…なんか可哀相になってきたな」
「おい、もう帰っていいよ…」
 
デレキタ―――(゚∀゚)―――!!


66 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 21:10:46 ID:oHYAtWw/0
孤高だぜ...........

67 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 21:14:05 ID:H/l7FhRo0
しかしそれはオヤジ狩りだ……

68 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 21:44:12 ID:RdoylaSr0
しかし、本人は幸せだとおもってんだろうなぁ…

69 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 22:11:38 ID:4RJ/OYDD0
この世界にツンとデレがある限り俺たちは無敵だ!!

70 :本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 22:55:55 ID:6S8XhE03O
誰かまともなの書け!

71 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 00:10:25 ID:Ic+276ZdO
>>70
君が書いたらどうかね?

72 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 01:57:48 ID:/SFTT7eR0
6S8XhE03O 「誰かまともなの書け!」
Ic+276ZdO 「君が書いたらどうかね?」

6S8XhE03O 「な、何でわたしが書かなきゃいけないのよ!」
Ic+276ZdO 「なら大人しく待ちたまえ」

6S8XhE03O 「さ、指図しないでよね!」
Ic+276ZdO 「そんな口を利いていいのかい? 僕の父の奥さんのひとり息子はスーパーハッカーなんだ。 後悔しても知らないよ?」

6S8XhE03O 「何をするつもりなの!? …や、やめなさい!」
Ic+276ZdO 「…もう遅い」

6S8XhE03O 「お願い! やめて! そんな事されたら…わたし…わたし…!」
Ic+276ZdO 「さぁ、情報が入ってきた。ふむ…君の名前、住所、年れ……。……!!」

6S8XhE03O 「………」
Ic+276ZdO 「………」

73 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 01:58:35 ID:/SFTT7eR0
6S8XhE03O 「………」
Ic+276ZdO 「…済まない」

6S8XhE03O 「………」
Ic+276ZdO 「知らなかったんだ…君が…。君がもう亡くなっていたなんて」

6S8XhE03O 「…わたしはただ、もっと物語を読みたかっただけなの…」
Ic+276ZdO 「…本当に、済まなかった」

6S8XhE03O 「もう良いわ…。もう逝かなくちゃ…。ここにはいられない…」
Ic+276ZdO 「………」

6S8XhE03O 「…サヨナラ。でも忘れないでね、天国にも物語を待っている人がいるって事…」
Ic+276ZdO 「……ああ」

Ic+276ZdO 「…約束するよ。君のために新しい物語を紡ぐ事を」

74 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 02:27:50 ID:2CDP/Qo90
なんかとってもいい話にナッタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

75 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 03:29:33 ID:vnmkfgOE0
>>62
コピペ?

76 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 03:39:34 ID:BUWmu2ro0
>>75
コピペの改変のようですな

77 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 10:39:23 ID:aY7Qo5X80
「やあ。いい天気だね」
「最悪だわ」
「もう春だからね」
「そうね…」
「大丈夫?」
「ちょっと。泥だらけの手でさわらないで」
「あはは。嫌われたなあ」
「あたりまえでしょ。ごろごろ転がされたこと、忘れてないからね」
「しかたないよ。僕はきみと遊びたかったんだ」
「友達いないのね」
「きついなあ」
「はあ…」
「つらそうだね」
「…そりゃつらいわよ…」
「今年は、もう無理だけど。また来年、作ってもいいかな」
「わたしのこの姿見て、よく言えるわね…」
「だめかな」
「…………」
「ごめん、わかったよ。これきりにする」
「…バケツ」
「え?」
「バケツじゃなくて、ちゃんと、した帽子。用意、しときなさいよ…」
「いいの?」
「…あかいのが…いいな……てぶくろも……」
「うん、わかった」
「…………」
「じゃあ、またね」

ごめんね。ほんとは約束はできない。
ずっと病院で過ごしてきたぼくが、退院できたわけは、だいたいわかってるから。
でも、こんどの冬が楽しみなんだ。


78 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 11:44:05 ID:IhaUG2wQ0
雪だるま?

でもほんのり切なくていいっ!GJ!

79 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 17:14:02 ID:IxjH4GxQ0
雪だるまたんGJ!

ところで梢たんとお狐様って同じ人が書いてる?
間違ってたらスマソ

80 :どん兵衛:2006/04/22(土) 20:29:09 ID:QrrryoVq0
彼女が死んだのは、去年の夏のことだ。そして今年も、その夏が来る。


【彼女が拾った、落し物】


俺はある場所に向かって車を走らせていた。

――あれは去年の夏のこと。彼女と、ある海へ行った。海水は透き通っていて、砂浜は白くて、しかしそんな絶好の場所だと言うのに、人の姿はない。所謂、穴場、と言うやつだ。
子供の頃、親父に連れてこられてから、俺はその海が気に入っていた。だから、自分に最も愛すべき存在が出来た時に一緒に来ようと思っていた。そうして一緒に行ったのが、由衣だった。
そこで俺たちは約束を交わしたんだ。来年の夏も、一緒に来よう、と。
だが―――あの海から戻って直ぐ、由衣は交通事故で亡くなった。約束は、いとも簡単に破られたのだ。

しかしまぁ、なんだ。男らしくもなく俺は未練タラタラで、加害者の手によって破られたその約束をただの自己満足の為に果たそうと、こうして車を走らせているわけだ。
少し家を出る時間が遅かったか、海には夕日が顔を出している。それはもう綺麗に輝いていて、去年の夏、彼女と一緒に見た夕日を髣髴とさせた。

夕日を何度か横目で捉えつつ、車を走らせること十分とちょっと。漸く、去年車を止めていた場所が見えてきた。
その時から、不思議な感じがしていた。まるで、助手席に由衣が乗っているような感じがしていて、そして、去年と全く同じ風景を見ている気がして。時間は違う筈なのだが、何故だろうか。まぁ不思議がってても仕様がない。
俺は駐車出来るスペースまで車を走らせ、そしてエンジンを切った。やはり不思議な感覚に囚われつつ、ゆっくりと車を降りて砂浜を見る。
何も変わっちゃいない。そりゃあ、一年しか経ってないんだから、そうか。本来なら、今日隣に居るのは由衣の筈なのだが、隣に存在するのは、ただの空虚。ぽっかりと穴を開けられ、存在を失った俺の隣の空間がただ、泣いているようにしか見えなかった。
いやいや待て、センチなことを考える為に来たわけじゃない。俺は頭の中でそう呟いてかぶりを振って、歩き出す。砂浜を踏みしめ、一歩、また一歩、と歩くたびに、柔らかな砂に靴底が飲み込まれる。いっそこのままここで溶けてしまえたら、とそう思ったが、
いやいや待て、そんなマイナスな事を考える為に来た訳じゃない、と今度はそう呟いて、軽く自分の頬を叩いた。

81 :どん兵衛:2006/04/22(土) 20:30:02 ID:QrrryoVq0
波の近くまで行き足を止め、ふとあることを思い出す。
「あぁ…確か、そうだ…」
この浜辺で、指輪を落とした。由衣にあげる為に用意した、綺麗な指輪。驚かせるつもりで隠していたのだが、何時の間にか落としてしまっていて、いい物をあげよう、とどーんと胸はってポケットを探ったときには、もうなかった。だが、
そんな情けないこと彼女には言えなくて、代わりにキスをあげた。それで彼女は嬉しそうに、
でも恥ずかしそうに笑っていた。その笑みが、今でも忘れられない。忘れられるわけがない。
今あの指輪は何処へ行っているのやら。砂に埋もれているか、はたまた波に乗って何処か遠くの国に流れ着いて、それを可愛い女の子か誰かが拾ったか。―――って、んなロマンチックなことあるわけないか。
俺は一人苦笑した。傍から見ていたら、ただの精神異常者だ。危険人物だ。俺なら絶対近付かない。
「はーあ…俺、ただの馬鹿じゃん」
思考を一巡りさせたあと、溜息吐きつつ呟いた。―――と、そのときだ。俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。微かに、だが、確かに。
「…ト…」
「……今、聞こえた」
「ユ…ウト」
―――由衣。
頭の中で、誰かが囁いた。
「由衣…由衣、なのか!?」
「相変わらず、貧相な背中ね」
この言い草は、間違いなく由衣。声は俺の背後から聞こえてきた。だから振り向こうとしたんだが、声だけの由衣が、俺に制止を掛けた。
「振り向かないで。振り向いたら、殺すわ」
「いきなりかよ…物騒だなぁ…振り向くぞ」
「こ ろ「判りました」
どうやら本気なようなので、素直に背を向けたままでいることにした。殺されるのはマズイ。何がマズイって、この由衣という俺の彼女、かなりSだから、殺し方が惨殺そうだからだ。綺麗な浜辺を、俺みたいな奴の血で汚したくはない!!―――って、自分で思って泣けてきたorz

82 :どん兵衛:2006/04/22(土) 20:30:54 ID:QrrryoVq0
まぁそんなことは置いといて、由衣は呆れたように溜息を吐いた。
「まるで変わりなし、ね」
「うっせ。折角約束守りに来てやったってのに」
「私だって、超格好いい天使様に頼んで、ここまで運んで貰ったのよ。約束の為に」
前の台詞は嘘臭いとしてスルーするが、彼女も約束を果たしに来てくれたのか。と言うか、覚えていてくれたのか―――嬉しい。涙が出そうだ。いや、これもう出てる。
俺は涙を拭いつつ、言葉を発する。
「えぐッ…お前も、うッ…約束の為に?」
「気持ちわるッ!泣いてんの?」
「な、泣いてなんかいねぇやい!」
「その台詞もまた気持ち悪いわね。あんた、アニメオタクとかになってないでしょうね?」
「なってねーよ。アニオタなんて。俺はネトゲオタだ」
「結局オタクかよ」
一通りボケツッコミを交わし終えると、これまた深い呆れた溜息を吐く彼女。何もそこまでふっかーいため息吐かなくても。泣きそう。いや、泣いてんのか。
「話戻すけど、そうそう、約束の為にわざわざ出てきてやったのよ」
「わざわざって何だよ。漢字使えよ。態々、くらい漢字にしたって…」
「これ以上ボケとツッコミ交わしたところで話進まないでしょうが!ていうか、他に投下する職人さんに迷惑掛かるでしょ!?ちょ、コイツ長すぎね?とか言われるでしょ!?」
「て言ってるお前の台詞が一番長いよ」
言えば、由衣はむぐぐ、と押し黙った。よし、俺の勝ちだ。これで、えっと…ボケツッコミ勝敗は百戦中俺が九十敗で…って結局負けてるじゃねーか。
「…もういい?地の文にまでツッコミは入れないし、本当終りそうにないから言うわよ」
「ごめん、どうぞ。スペースまだあるから」
「はぁ…。ちゃんと約束は覚えてたの。忘れるわけがないでしょ、あんなことされて」
あんなこと―――あぁ、あれ、か。
「キス?」
「ばッ…何ッ…あーそうですよ、それですよ、それ、キス、口付け、接吻!どれだけ恥ずかしかったか!」

83 :どん兵衛:2006/04/22(土) 20:31:51 ID:QrrryoVq0
「でも、笑ってた。それが、俺は嬉しかった。今でも忘れてないぞ、お前の笑顔」
「あんたは何恥ずかしいこと平然と…!」
「大好きだった――否、今でも大好きだ、愛してる。本当は、今日ここに来るときお前も隣に居るはずだった。なのに…なのにッ…」
止まりかけていた涙が、また溢れ出した。見っとも無い。そう思うが、どれだけ拭っても涙は溢れ出るばかりで止まってくれやしない。
さっきはふざけていたけれど、一言一言を聞く度、彼女の笑顔が浮かんでいたんだ。笑顔だけじゃない、喜怒哀楽、全ての感情が浮かんでいた。一緒に居た時に見せてくれた、全部の感情。今だって、背後でどんな顔しながら言ってるのか想像すると、それだけ嬉しかった。
そう嬉しい―――でも、涙が止まらない。これは、悲しくて。
「俺は、まだ一緒に居たかった…一緒にまた、この浜辺で海見て、夕日…見て、そんで…ッ」
「今、一緒に見れてるじゃない。この綺麗な夕日」
「でもお前はッ!お前は隣にいない!抱き締められない、触れない見れない!それでどうやって…どうやって一緒に見てるって思えるんだよ…!」
言い終えると、頭に鈍い衝撃が走った。何かで頭を殴られたようだ。しかし痛い。シリアスな場面が台無しだ。
「私はねぇ、あんたのそう言うウジウジしたところが嫌いなの!私は一緒に見てると思ってるわ!?だってそうでしょ?私は今、ここに居るんだもの。姿は見せられないけど、あんたの後ろに、あたしは確かにいるの!それとも何?私が…私が幽霊ってだけで
存在を否定するの!?やめてよね、そんな下らないこと。
んなのはね、オカルト否定者のところにでも行っていいなさいよ!」
(いや、もう既にここオカ板で、実際そう言う板立ってるし―――と言うツッコミは、シリアスなので喉の奥に引っ込めた。)
確かに、由衣は後ろに居る。気配を感じる。だからきっと居るんだ。でも…それだけじゃ足りない。見たい、彼女の笑顔を、感情を。

84 :どん兵衛:2006/04/22(土) 20:32:39 ID:QrrryoVq0
「振り向いちゃダメか?」
「ダメ。振り向いたら、私は消えるわ。だから、お願い、振り向かないで。私もまだ、あんたと一緒にいたいんだから」
「由衣…」
「勘違いしないでよね!別に、私はいいのよ、私は。ただ、あんたの背中がまだ一緒にいたいよ〜って言ってるから、だからそう言ってあげただけよ!」
そう言う彼女の動きや、表情が、想像出来た。そうしたら、なんでか笑いが込み上げて来て、俺はぷ、と噴出した。
変わっちゃない。この浜辺も、夕日も、俺も、彼女も。何も、何一つ、変わっちゃ居ない。そして由衣は今、俺の後ろに居る。俺と一緒に後ろで夕日を見てる、きっと、顔を赤くしながら。
俺は、自分で飲み込めていたと思っていた感情を、飲み込めていなかったんだ。由衣が現れて初めて判った。俺は由衣の死を否定したかった。飲み込みたくなかった。心のどこかで、そう思っていたんだ。でも―――でも、
今由衣はそれを飲み込ませてくれた。あまりにもリアルな、感情を現してくれて。
「な、由衣」
「…何よ」
「俺さ、実は去年ここに来たとき、お前に渡したいものがあったんだ。でもさー俺ってお茶目だからなくしちまってさ、そんで…渡しそびれた。ごめん」
「はぁ、あっきれた。そんなんじゃ、この先彼女出来そうにもないわね」
笑いを含ませて、彼女は言った。それに釣られて、俺も笑った。何をなくしたのか、何を渡そうとしていたかも、もう言うつもりだった。だけれど、その前に彼女が口を開く。
「さぁて、夕日はまだ見てたいけど、もうあんたの気持ちの悪い背中見てるのも嫌になってきたし帰ろうかな」
「なんでだよ!まだ一緒に居てくれよ!」
言いつつ振り向こうとすると、また頭に鈍い痛みが走った。俺はそのまま頭を抱えて蹲り、ぶるぶると震え出す。

85 :どん兵衛:2006/04/22(土) 20:33:42 ID:QrrryoVq0
「ごごご、ごめんなさい、もう殴らないで、本当記憶が…あ、蝶々が見える」
「地獄に突き落としてやろうかしら…。とにかく、そろそろ戻らなきゃいけないのよ、こっちにも色々と幽霊の事情ってもんがあってね」
「幽霊の事情なんて知るか。俺は…まだ一緒に居たいんだ」
「我侭ね。自己中ね。エゴイズムね。馬鹿ね、アホね、クズね。どうしても帰らなきゃいけないのよ。こっちに長い時間留まってるとね、色々と問題が起きるから。でもね、ユウト。一つ、ご褒美あげる」
「鈍器ならいらねぇぞ」
「本当、呪ってやろうかしら…。――私が、いいよ、って言ったら振り向いて。それまで、振り向いちゃダメだからね」
本当に、帰るのか。帰していいのか、俺。もう会えないかも、声聞けないかもしれないんだぞ。いいのか?本当に、それで。何か、ないのか、何か―――!
俺は蹲ったままの姿勢で、考える。幽霊をこの世に留めるなんていう、素晴らしい能力は、残念ながら普通の男の俺にはない。だが、何かきっとまた会う方法はある。今帰しても、きっと何時か今度―――そうだ。
「判った、お前がいいよって言うまで振り向かない。だから、一つだけ―――約束してくれ」
「……また約束、ね。破っても知らないわよ」
「破るわけない。俺の知ってる由衣は、簡単に約束破るような女じゃない。今だって、こうして約束守って、一緒にここに立っていてくれたじゃないか!だから、聞けよ、一回しか言わないぞ!来年の夏…また来る。また一緒に夕日見ような!」

86 :どん兵衛:2006/04/22(土) 20:35:25 ID:QrrryoVq0
由衣の足音が遠ざかっていく。約束出来ないってことなのか?そんなの嫌だ!約束してくれたっていいじゃないか!例え守れなくても、せめて――せめて今だけでも!
「由衣!!」
『いいよ』
「えッ…?由衣…?」
足音が消えた。気配も、消えた。ただ残るのは、波の音と、カモメが鳴き、飛び去る音。他に何も気配を感じない。
「それって…なぁ、由衣…。お前、さっき言ったよな、いいよって言うまで振り向かいないで、って。それってさ…振り向くからな!」
声を掛けてから振り向いたが、やはりそこには誰も居なかった。だが、気付け、と言わんばかりに夕日を浴びて光る塊が、俺の目に入った。
「…これ」
歩み寄って手に取ったそれは、間違いなく、俺があのとき――去年の夏、この浜で落としたであろう指輪だった。そして、指輪の近くに、指で書いたと思われる文字があった。
『いいよ やくそくする』
文字を確認すると、その文章は消え、今度は新しく違う文章が浮き上がってきた。
『こんどは すがたをみせてあげるから』
「―――由衣ッ…」
やっぱり、さっきの「いいよ」は、これだったのか。振り向いていいよ、と、いいよ、約束する、の意味があったんだ。あの馬鹿め…
泣けることしてくれる。こんなことで、俺が泣くとでも…泣くとでも…。
俺は、由衣が置いていった指輪を強く握り締めて、涙していた。ぽたぽたと頬を伝って雫が落ち、砂に吸い込まれていく。
ごめん、今回も負けたよ。ボケツッコミ勝敗百一戦中、九十一敗が、俺に与えられたよ。有難う、由衣、また―――また来るから。
気付いて目を開いたとき、文字はまた変わっていた。
『やっぱ なきがお不細工』
なんでそこだけ漢字でしかも達筆なんだ――!!!

俺はまた車を走らせていた。そう、去年の夏、約束した通り、俺はあの浜辺へ向かっている。時刻は去年とほぼ同じ時間。きっと、居てくれるはずだ。
俺は気をつけながらも、少々スピードを出して、浜辺に向かい、駐車出来るスペースに車を止め、そして下りた。
そして、浜辺を見た。浜辺に、彼女の姿は―――――――――――。



「来るのが遅ぉぉぉぉい!!」
あった。そして、俺は彼女の飛び蹴りを喰らった。

87 :どん兵衛:2006/04/22(土) 20:38:28 ID:QrrryoVq0
相変わらず、短く纏められなくてすまん。前スレで二本書かせて貰って、今回ので
三本目になるが、ここから先、投下するのにコテ使うのはやめることにする。普通の名無しに戻るよ。
今まで読んでくれた人や、あまつさへGJくれた人、本当に有難う。楽しかった。
これからは専ら読み専になると思うが、このスレには来る。最高だ。
文章書くのが純粋に楽しめるスレだな、ここは。皆有難う。それじゃあ、また今度。

あーでも、なんかネタあったらまた書(ry

88 :本当にあった怖い名無し:2006/04/22(土) 23:15:41 ID:8aUelIpHO
どーんべぇぇぅぁぅぇぇああ!












gj

89 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 01:17:59 ID:iF+o5B6V0
きゅりりりょぉぉおお!!! って



とりあえず改行してくれないと読む気しない

90 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 01:44:27 ID:MffDJUCYO
とか言いつつ読んでるであろう>>89はツンデレ

91 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 02:59:31 ID:MffDJUCYO
ツンデ霊スレにありがちなこと

引っ越すと「出ていけ」

ヒロインが交通事故

何故か突然ゴングがなる

92 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 09:55:55 ID:FIdFDI2c0
主人公は霊視が初期装備

祟りの心配はしなくていい

何故か突然ボコられる心配はある

それ霊じゃなくていい

93 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 13:02:47 ID:TPBzJwZ10
はい、書き辛くなった所で次の方どうぞ

94 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 16:25:21 ID:YG1ExiFF0
「・・・なによ、どうせあんただってわたしのこと忘れちゃってるんでしょ?
わかってるんだから、みんなそうだもの、くだらないデマ信じちゃって・・・
でもまあ私ももう慣れっこだしw」

きょとんとマヌケ面してるあいつに無理やり笑顔をつくってみせる
(やめときゃよかったな)といつもの後悔
なつかしい顔を久し振りに見つけたもので、つい舞い上がって声をかけてしまったけれど
どんなにたくさんの人と出会えても、忘れられねばならない運命なら、いっそ始めから誰にも出会わないほうが・・・

「・・・いいや、覚えてるよ むらさきかがみさん」

「え・・・?」

今の旦那です 

95 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 18:21:01 ID:7B7mmu0Z0
>>94
エクセレントGJ!

96 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:15:51 ID:q5cKLA8f0
扉なんか開けなければ良かった。
確実な死がそこに待っていると知っていたら、どんなことがあろうと
扉を開けるような愚は冒さなかったに違いない。
でも……もう遅い。
俺は扉を開けて、見てしまった。


――泣き続けるバンシーを、見てしまった。


伝承に曰く
流れるような長い髪をたなびかせた、青白い顔
泣きはらしたせいで紅くなった瞳
緑衣の上には灰色のマント

……若い女の姿であることなど、この際なんの慰めにもならない。

“死者が出る家にはバンシーが訪れる”

この家には、俺しか住んでいないのだから。

97 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:16:37 ID:q5cKLA8f0
交易商の父がこの街に腰を落ち着けたのは10年ほど前のことだ。
商人として優秀だった父は、それまでの蓄えを元手にしてこの街で住居を兼ねた
商店を開き、この地方では手に入りにくい品々までを取り揃えた店は街の人々や
旅人にも重宝された。順風満帆な日々。
そんな父の姿を見ながら成長した俺も、13の歳から商売の手伝いをするようになり
以降6年間はみっちりと商人の心得や商売のコツを叩き込まれた。

「……まあ、お前も半人前ぐらいにはなったかな」

微かな微笑を浮かべて満足気に呟いた父は、自らの死期を悟っていたのかもしれない。
俺が19歳になって間も無くしてから父は逝き、幼いころ既に母親を亡くしていた俺は
晴れて天涯孤独の身と相成った。それが悲しくなかったわけでは無いが、満ち足りた
表情で眠るように旅立った父の顔を思い出せば、この店を立派に守り通すことこそが
俺に出来る唯一の親孝行であるように思えた。
一人で店を切り盛りするのは重労働ではあったが、古参の商人仲間や馴染みの客に
助けられつつどうにかこうにか父の真似事をこなす。

そんな生活を二年も続けたある日、俺はバンシーを見てしまったのだ。

98 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:17:27 ID:q5cKLA8f0
いつも通りの時間に店閉まいし、遅い夕食を摂り終えた俺はランプを消して寝台に潜り込む。
夕刻から吹き始めた強い風は益々その勢いを増し、木の窓枠をギシギシと軋ませる。
目を閉じて眠気に身をゆだねようとしたその時―

…………ぁああ ぁー……

「……?」

風の音に混じり、高い声が聞こえた。身体を起こして耳を澄ます。

ああああああぁ……ぅぁあああああああああぁぁ……

「女の……泣き声?」

闇の中、手探りでランプを探して灯りを点す。
その声は店の入り口近くから聴こえてくるようだ。
寝室を出て店内を進み、樫で出来た重い扉の前に立つ。
この辺りは比較的平和な土地柄とは言え、街から街を繋ぐ街道では
稀に旅人や商隊が賊に襲われた、という話も聞く。
さてはそういった被害にあって逃げてきた人だろうか?
武器替わりの薪を握り締め、おそるおそる閂を外して扉を開けた。

「……………誰か、いるのか?」

びょうびょうと吹きすさぶ風の中、ランプを掲げて外の様子を伺った。
弱々しい灯りが照らし出したのは細い体と風に踊る髪だ。
悲しげに顔を両手で覆い、肩を震わせて泣く若い女。
濃緑色の衣と灰色のマントを視認した瞬間、脳裏に閃くものが俺を戦慄させる。
あれは確か……隣村の老人がいつか話していた――

99 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:18:28 ID:q5cKLA8f0
――バンシー、といってな。家の前で泣いて、死者が出ることを伝える
――わしが子供の頃には時折見かけたもんがおった
――最近じゃあ、とんと噂にものぼらんが

そうだ、嘆きの精は――――――――確実な死を告げるのだ

「うっ…うわああああああああああああああああああっ!!!」

全力で扉を閉め、閂を下ろす。
鼓動は早まり身体には冷たい汗が滲んだ。
見てしまった。
見てしまった。
見てしまった。
この家には俺しかいないのに。
まだまだしなければならないことがあるのに。

「……なんで、俺なんだよ……」

床に膝をついて頭を垂れる。
俺はいつまで生きていられるのだろうか?
明日まで? 明後日まで? あの老人は何と言っていたっけ?

――死人が出た家のもんはな、口を揃えて「昨夜バンシーが出た」と言っとったよ

一晩、だけ? 猶予はそれだけなのか?

「そんな………」

時間が一瞬のようにも永遠のようにも感じられる中、震えながら夜を過ごした。

100 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:19:21 ID:q5cKLA8f0
窓から差し込む光が瞼を突き刺す。
胡乱な頭で状況を把握しようとして――

「………っっ!!!!!!」

床から飛び起きた。
俺はいつの間にか眠ってしまっていたらしい。
それは別にいい。大した問題じゃない。

「……ここは……あの世なのか?」

身体にはきちんと感覚がある。どこにも異常は感じられない。
見回せばそこはいつも通りの店内で、周囲からは朝の早い人々が奏でる喧騒が聞こえてくる。
まったくもって、いつもと変わらない朝だ。

「はははっ…夢でも見たのかな俺」

そうだ、そうに違いない。
バンシーなんか見ていないし、俺が死ぬ理由は無い。
昨夜は仕事疲れで神経がやられていたのだろう。
よし、そうと決まれば……

「開店の準備でもするか」

商品の陳列を確認し、店内を掃除する。
僅かな時間で朝食を作り手早く腹ごしらえをする。
食器を片付けようとした時、棚と壁の間に何かが落ちているのが見えた。
顔を近づけてみると、それはネズミの死骸だった。

101 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:20:20 ID:q5cKLA8f0
「うわ……どっから入り込んだんだよ……」

ぶつぶつ言いながら、まだ比較的新しいその死骸を片付ける。
保存食品の類も扱う店である以上、不衛生は敵だ。
そうこうしているうちに日は昇って行き、通りには様々な人々が溢れていく。

からんからーん

「おっと…お客さんだ」

前掛けを羽織りながら急いで店に出る。
あれこれと注文の多い客の相手を終える頃には、バンシーの夢などすっかり忘れていた。


その夜。
帳簿を付けながら仕入れ品目の選択に頭を悩ませていると、店の扉を叩く音が聞こえた。
すでに店は閉めている時間だが、極々稀にこういう客がいる。
無視してしまっても咎められる筋合いは無いだろうが、そこは俺とて商人の端くれ。
融通を利かせてあげれば以降はこの店を贔屓にしてくれるかもしれない、という打算もある。
店の明かりを点けて扉を開け、営業用の――

「いらっしゃ……」
「なんで生きてるのよっ!!!!!」

――笑顔も凍るほど酷いことを言われた。

102 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:21:20 ID:q5cKLA8f0
「なんでよ!? 死んでるはずでしょー!?」
「……………えーと、あの……お客さん?」
「信じられない……確かにこの家から死の気配がしたのに……」
「もしもし? お客さん?」

腕組みしてブツブツと呟くのは、腰まで届く美しい黒髪の女の子だ。
野暮ったい緑衣と灰色のマントがいささか大きすぎるようで、裾をずるずると引きずっている。
可愛らしいとさえ言える顔立ちの中、紅玉色の瞳だけが異彩を放っていた。
少なくとも俺はこんな瞳の色をした人種を知らない。
緑衣に灰色の外套、おまけに紅い瞳なんて……そんなの、まるで。

「……バンシー!?」
「きゃあっ! ……な、何よいきなり大声だして」
「お、お前っ! 俺を殺しに来たのかっ!?」
「殺す? なんでよ?」
「いや、だってお前、ホラ」

言葉に詰まる。アレは夢だと思っていたのに、目前の少女は間違いなく現実だ。
であるならば……俺の死もまた現実ということになってしまう。
昨夜の絶望感がじりじりと背筋を這い登り、俺は慄然とした。

「……俺が死ななかったのが不満なのか。それでまたこうして……」
「それよ! あたしもそれが聞きたいの」
「へ?」
「この家って、あんた以外に誰か住んでる?」
「いや……俺一人だけど」
「濃密な死の気配を感じたのよ……だから昨夜、張り切って泣いたのにっ!」

103 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:22:24 ID:q5cKLA8f0
鼻息荒くまくしたてる少女の姿は、戸口で悄然と泣き続けた姿とどうにも一致しない。
これでは嘆きの精ではなく憤りの精だ。こちらの思惑などどこ吹く風、といった様子で
バンシーは続ける。

「……納得いかない……納得いかないわ………あたしの初仕事だったのに……」
「でも俺はこうして生きてるしなあ」
「だったらあの気配は? 間違いなくこの家からだったわよ?」
「………あー……もしかして……」

そんなことはないだろう、と思いながらも一応伝えてみる。
言われてみればこの家に“死”が存在したことを。
ただしそれは……

「……………………………………………ねずみ?」
「うん、ねずみ」
「………何よそれ」
「灰色で、ちゅーと鳴く……」
「知ってるわよっ!!」

があっ、と口を開けて噛み付くように怒鳴る少女。
俺もいい加減、この状況が単なる八つ当たりだと理解していた。
自然と口調がきつくなる。

「死んだのが俺じゃなくて残念だったね。とにかく、お客さんじゃないなら帰ってくれ」
「……べ、別に死んでほしかったわけじゃ……ないけど……」
「バンシーを見た家の者がどれだけそれを恐れて、悲しむか知ってるのか?
 逃れられない死ならわざわざ予告なんかしなければいいんだ……悪趣味な」
「……だって、だって……あたしの、お仕事だから……」

104 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:23:22 ID:q5cKLA8f0
しょんぼりと肩を落とす少女の姿は、さながら叱られた子供のようだ。
紅い瞳の端にはじんわりと涙が溜まり、いまにも零れ落ちそうに見える。
商人の俺は、商品を売るのが仕事。嘆きの精は、死者を悼んで泣くのが仕事。
頭では理解出来るが、どうにもこの少女に向いている仕事とは思えない。
……まあ、ねずみの死の気配すら感知できるのはある意味で優秀なのかもしれないが。

「ごめん、俺も言いすぎたよ。でもさ……ねずみと人の区別も出来ないのはちょっと……」
「う、うるさいうるさいっ!! 初めてだったからちょっと気負いすぎただけなのっ!!」
「……あー、確かに俺も店を一人で回しはじめた頃は良く失敗したなあ…
 品物仕入れすぎてとんでもない在庫量になったり……」
「……………これは………!? 今度は間違いないわ……あの家から気配がするっ!」
「聞けよちくしょう!」

人が折角慰めるつもりで披露した失敗談も聞かず、数軒先の家を睨むバンシー。
あの家には確か……鍛冶屋の4人家族が住んでいたはずだ。
豪快な主人とキップのいいおかみさん、双子の子供達は七歳になったばかりだ。
あの中の誰かが、死ぬ?

「お、おい……ホントにあの家に……?」
「いってきまーす!!」
「待てってばよおいっ!!」

嘆きの精は身を翻し、鍛冶屋の戸口を目指してとてとてと走っていく。……あ、転んだ。
何事もなかったようなフリをしながら立ち上がり、服の土ぼこりをぱんぱんと掃う
バンシーの背中を眺めながら溜息をついた。今度もねずみだったらいいな、と思いながら。

105 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:24:21 ID:q5cKLA8f0
翌朝早い時間に鍛冶屋を訪れた俺は、店先を掃除するおかみさんにそれとなく尋ねた。
「何か変わったことはなかったか」と。きょとんとしたのもつかの間、おかみさんは
不思議そうに答える。
「今朝起きてきたら、台所でうちの年寄り猫が眠るように死んでいた」
「子供たちが悲しむだろうから、どう伝えていいか困っている」

……ねずみではなかったが、ノリはかなり近いものがある。
きっとあのバンシーは、また今夜鍛冶屋におしかけて自らの予告を確かめるだろう。
あの荒くれ主人に怒鳴りつけられるバンシーの姿が目に浮かび、内心で決意を固める。
要らん騒ぎを起こす前に身柄を確保せねば。


「というわけで、またハズレです。……いや、ある意味では当たりなのかもしれないが」
「…………いきなり店に引っ張り込んでおいて、他に言うべきことはないの?」

店の椅子に座るのは、滅茶苦茶不満そうな顔をした件のバンシー。
ねずみから猫にクラスアップしたとはいえ、嘆きの精としてはかなりダメダメな結果である。
こいつはそのうちヤモリや蜘蛛の為に泣きかねない。

「お前ね……あの家の親父さんをこんな夜更けに叩き起こしてみろ。斧で頭カチ割られるぞ」
「ひいっ!」

頭を抱えて怯える姿を見て、少しばかり溜飲が下がる。
この人騒がせなへなちょこバンシーを放置しておくのは、本人(本精?)にも街の住民にも
よろしくない。意を決して厳しい言葉を告げる。

「お前さ、向いてないと思うよ。そのうち人間の気配にも行き当たるかもしれないけど
 あまりにも予告の精度が低すぎるんじゃないか?」
「…………余計なお世話。あたしのお仕事の邪魔しないで」
「そもそも楽しくないだろ? 人の死を告げるために泣くだけなんて」

106 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:25:20 ID:q5cKLA8f0
俺が言いたいのはそれだった。
逃れられない死を告げるのは、決して愉快なことではないだろう。
死を求めて彷徨うのならそれは死神と何ら変わらない。
悲しいことがあって嘆くのではなく、嘆くために悲しいことを探すのは――

「――なんか、つまんなくないか?」
「……訳知り顔で好き勝手言わないで! だって他に……」
「他に?」
「他に……すること、ないもん。できることも、ないもん」
「………………」

嘆きの精は、ようやく自分の為に嘆く。
そう在るように生まれた存在だから、そうするしかできないと。
改めて少女の姿を眺めてみる。紅い瞳の他は本当に普通の人間と変わらない。
いや……普通というには器量が良すぎるか。

「お前に出来る仕事があるんだけど、良かったら話だけでも聞いてみないか?」
「…………お仕事? あたしにできること?」
「ああ……実はな…………」

その夜、俺の店の明かりは随分長いこと灯っていた。

107 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:26:23 ID:q5cKLA8f0
「いらっしゃいませ! 何をお探しですか?」
「ありがとうございましたー!」

その街には、小さいながらも品揃えの豊富な雑貨屋がある。
二十歳を少し過ぎた若い店主と、それよりもっと若い看板娘が二人で切り盛りする店だ。

「あれっ……確かに仕入れたはずだったんだけどな……」
「そこじゃないってば。ほら、暖炉側の棚の二段目!」

くるくると表情を変える看板娘は、いつも通りに店主を叱る。
「どちらが店主か分からない」と笑う常連客。

「しかしなんだね……店主、あんたいい奥さんつかまえたじゃないの」
「「奥さんじゃありません!!」」
「……二人して否定せんでも」 

長い黒髪と紅い瞳の少女を見て、まるで嘆きの精のようだと言う人もいた。
店主と看板娘はそうすると決まって顔を見合わせて笑うのだ。



「ホント、この人かいしょー無しで困るんですよ。
 あたしがいなかったらこのお店つぶれちゃうんじゃないかな?」

――看板娘は、それはそれは楽しそうに嘆きを洩らした。

108 :運動場整備部隊 ◆zR/LhJxu0Q :2006/04/23(日) 20:27:09 ID:q5cKLA8f0
終わり。霊というか精霊というか。

109 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:28:49 ID:p+T4upIN0
GJというよりほかあるまい。よって叫ぶ。たちどころに叫ぶ。
GJ!最高だぜブラザー!

110 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:28:55 ID:OPEXyK3r0
GJ!

111 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:31:37 ID:7B7mmu0Z0
メンデルスゾーンGJ!

112 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 20:33:10 ID:9G616x8UO
GJ!
俺もうぷするよ。今回はえろ初挑戦!ラストは少しあとにあげるけど。

113 :えろ初挑戦!@:2006/04/23(日) 20:36:57 ID:9G616x8UO
よくある話と言えばよくある話だ。
家賃の安さにひかれて契約した部屋には少女の幽霊が憑いていた。
 
「…出ていけ」
強ばった顔で睨み付けていた彼女は今も散々俺に嫌がらせを仕掛けている。
 
寝ている俺の首を絞めたり包丁を投げ付けたり
風呂にドライヤーを投げ入れて感電させようとしたり、とにかく色々だ。
 
霊験あるお守りを身につけるようになってからは直接的な被害は無くなったが
今だに口では色々と突っ掛かってくる。
 
「なぁ、お前いつになったら成仏すんだよ?」
「うるさいわね!あんたには関係ないでしょ!」
 
「つーか、なんで地縛霊なんてやってんの?」
彼女は凍り付いた。
しまった、失言だ。
 
「…ごめん、無神経な質問だった」
「な、何よ!変に気を使うじゃないわよ!…交通事故よ」
 
「そうなんだ…」
「ちょっと、何よ…何しんみりしてんのよ!バカじゃないの?!」
「……」
「ななな何見てんのよ!
あんたなんか死んじゃえッ!」


114 :えろ初挑戦!A:2006/04/23(日) 20:38:57 ID:9G616x8UO
「なあ、暇だからオセロでもしない?」
「し、仕方ないわね!
どーしてもって言うなら付き合ってあげる!ほ、本当は嫌なんだからね!
感謝しなさい!」
 
敗色濃厚になるとテーブルを引っ繰り返すのは止めて欲しいが。
 
そうこうしてるうちに一年がたち、家庭の事情で俺はこの部屋を引き払わねばならなくなった。
 
「なぁ、お前、俺がいなくなっても平気か?」
「あ、当たり前じゃない!やっと静かになって清々するわよ!」
「そうか…」
「い、今まで一人でやってきたんだから!
何てこと無いわよ!ふん!」
 
情も移っていた俺は何とか彼女にしてやれることはないか、と色々と聴いてみた。


115 :えろ初挑戦!B:2006/04/23(日) 20:40:29 ID:9G616x8UO
「…じゃあ一つだけ。一つだけお願いがあるの」
夜になったらお願いすると言うと彼女は真っ赤になって姿を消した。
 
で、夜だ。
何やらいつもと違う雰囲気。
「電気、消して」
少し震えたかすれ声で言う彼女。
 
言われるままに電気を消す。窓からの月明かりだけが部屋の中をぼんやりと照らす。
 
「で、お願いって…?」
俺の問いに答えずに彼女は着ていたワンピースをするりと脱ぎ落とした。
 
彼女の透き通るような白い肌が月光に映え、幻想的な美しさを奏でる。
 
「…服、脱いで」
鼓動が煩い程に跳ね上がる中、俺は裸になる。
 
彼女はゆっくりと俺に近づいてくるが、その細い肩が震えているのを俺は見逃さなかった。


116 :えろ初失敗!C:2006/04/23(日) 21:42:27 ID:9G616x8UO
薄暗い部屋の中、彼女のにじり寄るかすかな足音だけが響く。
 
「ねぇ…一つだけ。
一つだけ私の願いを叶えてほしいの」
「うん、願いは…何?」
彼女の艶やかな素肌に目を奪われながら答える。
 
彼女はしなやかな腕を俺の首に回し、耳に口を寄せて熱っぽく囁いた。
 
「私と……
 私とファイトしなさい」
 
カーン、と部屋にゴングの音が鳴り響くと彼女は俺の首をガッチリ抱えあごに膝を叩き込んだ。
 
「あごがヤワいわね。ガムでも噛んで鍛えるといいわ」
 
思わず倒れこんだ俺に馬乗りになる彼女。
「ば、馬鹿な…お守りがあるのに…ハッ!?」
 
今、俺、裸。
お守り、服のポケット。
 
「お前は『これを狙っていたのか!?』と言う!」
「お前、こ、これを狙っていたのか!?…ハッ!?


117 :えろ大失敗!D:2006/04/23(日) 21:44:10 ID:9G616x8UO
「ククク…貴様が2chのツンデ霊スレを毎晩チェックしてるのは調査済みッ!
油断したわねぇ…」
 
「くそッ!」
ジタバタと暴れるがビクともしない。
「無駄無駄無駄ァ!
 さて本番よ…」
彼女はビキビキと筋を浮かんだ拳を握り込む。
 
「拳は強く強く握りこむのよ。でないと骨を痛めてしまうわ」
 
「ちょ、待っ…」
 
「ジェノッサァァーイッ!!」
 
何度も何度も何度も鉄拳を叩きこむ
「これこそがツンの最終形態よ!」
 
彼女の指が俺の眼窩をえぐり進み、脳幹を破壊すると同時に俺の意識も暗転した。


118 :運動場整備部隊 ◆zR/LhJxu0Q :2006/04/23(日) 21:45:45 ID:q5cKLA8f0
いつもいつも……w なんでアンタはそうなんだっ!! (褒め言葉)

119 :エピローグE:2006/04/23(日) 21:45:46 ID:9G616x8UO
 
「こうかな?もっと下?」
 
「そうそう、それ位!うん上手よ!さすがまーくん!」
 
俺は新しい入居者である青年の上に乗って首をぐいぐい締めあげる。
 
「じゃ、私はこっち書くわねー♪」
彼女は鼻歌を混じりにかべに血文字で『呪殺!』と書き込んでいく。
 
「だいぶ弱ってきたからね。これできっと出ていくよ、こいつも」
「うふふ、だってまーくん、すごい上手く祟るんだもん」
 
「でも一思いに殺っちゃった方が早くない?」
「ダメよぉ、そしたらここに憑いちゃうでしょ!
この部屋は私たちだけの
・愛・の・巣♪」
 
彼女はそう言って俺に抱きついてくる。
 
彼女は昔のツンツンが嘘のように今はデレデレだ。
 
(幸せ…なのかな)
願わくば、お祓いとかがきませんように…



120 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 21:49:50 ID:7B7mmu0Z0
エマニエルGJ!w

121 :運動場整備部隊 ◆zR/LhJxu0Q :2006/04/23(日) 21:50:32 ID:q5cKLA8f0
先走り割り込み失礼。マジ御免。烈海王に転蓮華されてくる。

122 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 22:15:57 ID:7B7mmu0Z0
>>121
失礼なんていったって許さない。
何か書かなきゃ許さないよ?
んー?wんんーw

123 :本当にあった怖い名無し:2006/04/23(日) 22:18:49 ID:TPBzJwZ10
え? じゃあ俺も許さない。

124 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 00:20:57 ID:wLM0F3bw0
「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」
僕は電話を切り、背後の気配に話しかけた。
「君がメリーさん?」
「電話で言ったでしょ?可哀想だけど、ルールだからあなたを殺さなきゃいけないの」
僕はその言葉を聞き慌てた。
「ちょっと待った。…死ぬ前にちょっとやりたいことが2つあるんだけど、いいかな?」
「いいけど…何?」
「君の顔が見たいんだ。誰に殺されたかわからないなんて気分が悪いだろ?」
「それはできないわ。あなたが振り向いたら私は鎌を振らなきゃいけないの」
「…じゃあ2つ目、コインランドリーに洗濯物取りに行きたいんだけど、いい?」
メリーさんは少し悩んでいたようだったが
「それくらいだったらいいわ。でも、振り向いた瞬間にあなたは死ぬ。忘れないでね。」
コインランドリーまでは片道5分、僕はメリーさんとの会話を期待していたが、
「私の姿は電話がかかってきた人にしか見えないの。変人だと思われたくなかったら話しかけない方がいいわ」
と言われ、断念した。結構人通りが多い道だったから。

125 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 00:30:57 ID:wLM0F3bw0
洗濯物をバッグに入れ、
(後は家に帰って遺書を書いて死ぬだけだ。)
と思いながら歩いていたら、目の前の信号が変わりかけていた。
その信号は待ち時間がとても長い。
これ以上メリーさんを待たせるのも悪いので駆け抜けることにした。
幸いその交差点は車があまり通らない。いつも自転車で通っている道だ。
横断歩道半ばまで来たとき、突然クラクションが鳴った。
大型のトラックだ。
(何でこんな道を!?)
と頭が考える前に僕の体が反応していた。
後ろにいるメリーさんをかばう。
僕ごときが盾になったところで大して変わらないだろうが、やらずにいられなかった。
メリーさんの鎌が振り下ろされる前に、トラックが僕達を跳ね飛ばした。

126 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 00:42:38 ID:wLM0F3bw0
「…ここは、天国か?」
アスファルトに叩きつけられたところまでは覚えている。
あたりを見まわす。色とりどりの花が咲いていた。
「…私にかまわず逃げればよかったのに」
声に反応して振り向くと、メリーさんがいた。
「君も死んじゃったの?」
おそるおそる尋ねる。
「私はもともとこっちの世界の住人なの。死ぬわけ無いじゃない」
そうでした。…ってことは僕、無駄死に?
「全く…私は今まで一度も失敗してないのに…あなたのせいで台無しね」
「ゴ、ゴメン」
「…あなたが転生するまで待っててあげる。次は殺させてよね」
…そうして、メリーさんと僕の霊界生活が始まったのです。
ちなみに、僕はクリスチャン。転生などする訳無いのですが、そのことを話しても
「じゃあ最後の審判まで待っててあげる」
と言って聞かないんです。

127 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 00:44:36 ID:wLM0F3bw0
始めて書いたのですが、どうでしょうか?

128 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 02:43:08 ID:SzKBm3JIO
駄目だな

129 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 03:21:43 ID:MbqP78Ek0
天井にあるスタンドグラスから降り注ぐ月の光が室内を照らす。
目の前にいる彼女ははにかみながら上目遣いで見つめてくる。

彼女に出会ったのは雪の夜だった。
仕事帰りに突然聞こえた甲高い急ブレーキの音。
好奇心に駆られて野次馬に行った現場で見たのは、
血みどろで路上に伏した女性と、すぐ側に佇みそれを見下ろす女性。

途端に周囲のざわめきが消え、直感が目の前の危険を警告する。
立ちすくむ女性がゆっくりと視線を上げる。
早く逃げなければ、焦る気持ちとは裏腹に身体はまったく言うことを聞かない。
最後に覚えているのは彼女の哀しげな両の瞳と左手に嵌めた指輪の光だった。


自慢ではないが、私は生まれてこの方幽霊などというものとは無縁の生活を送ってきた。
それなのに、彼女に出会ってからの二週間はそんな私の常識を覆すものだった。

なによりも私を驚かせたのは、寂しい一人暮らしだとばかり思っていた私の部屋が、
実は大変賑やかな大所帯であったということだ。
格安の家賃は古くボロボロの造りのせいだけではなかったのか。

毎晩聞こえる恨み言。いつの間にか移動する食器。
気にしだすと壁の染みすら人の顔に見える始末。

「……出ていけ」「……くるしい」「……イタイ」

今日も始まったか。うるさくて眠れやしない。
実害はないからいいものの、こう毎晩では精神衛生上よろしくない。
……ここはやはり一言言ってやるべきか。

130 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 03:22:44 ID:MbqP78Ek0
「あー君たち、言いたいことはわかるが、私に言われてもなにもできないんだ。
 私はできるだけ君たちの邪魔はしない。だから君たちも私の邪魔はしないでくれないか。
 具体的には夜は静かにしてほしいのだが……」

「……五月蝿い」「……しね」「……クルシメ」

どうやら彼らの機嫌を損ねてしまったようだ。
飛んできたのが辞書ではなく文庫本だったのはまだ彼らにも良心が残っているということか。


「クスクス」

窓際から楽しげな笑い声が聞こえてくる。

「……見てないでなんとかしてくれよ。君が来るまではこんな部屋でも平和だったんだ」

「あら、私のせいだって言うの?」

「どう考えても原因は君しかありえない」

「この人たちは私が来る前からここに住んでたのよ?
 それにあなたにも元々素質があったのよ。彼らの声を聞く素質がね」

「幽霊じゃなくて外国人の声が聞こえる素質なら私の人生ももっと違っていただろうな」

131 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 03:23:40 ID:MbqP78Ek0
あの事故の日から、彼女は私の部屋にいる。
特になにをするというわけではない。ただそこにいるだけだ。
別に害があるわけではないので放っておいたら、
本来の家主である私よりも家主らしい顔で振舞うようになった。

「ねえ〜、ビール無くなったよ〜」

当たり前のように冷蔵庫を覗き込み催促する。

「おつまみ用意しとくからさ〜、ビール〜」

どうも最初の対応を間違えたようだ。


月日は流れたが私と彼女の生活に変化はない。
賑やかな同居人たちも相変わらず騒がしい。

「ただいま」

「お帰りなさ〜い、あなたご飯にする? お風呂にする? それともワ・タ・」

「ご飯にしよう、昼食べる時間なくて腹ペコなんだ」

なにやら妙にハイテンションの彼女にかまわず食卓につく。
給料が安い割りに仕事はキツイ。いつもの様に彼女の相手をする気になれなかった。
彼女はなにか言いたげだったが、夕食の支度を済ませるとさっさと消えてしまった。

なんだったんだ?
ふたりで暮らすようになって結構経つが、いまだに彼女のことはわからないことだらけだ。

結局、彼女はその夜戻ってくることはなかった。
こんなことは初めてだ。しかし、幽霊を心配するというのも妙な話だな。

132 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 03:25:12 ID:MbqP78Ek0
「……可哀想」「……かわいそう」「……カワイソウ」

……なんなんだ。ここ最近大人しくしていたと思ったら可哀想?
可哀想とは彼女のことなのか? こいつらでも他人の心配をするのか。

「……冷蔵庫」「……れいぞうこ」「……レイゾウコ」

冷蔵庫になにかあるのか。また勝手に食い散らかしたんじゃないだろうな。
ところが扉を開けた私の目に意外な物が飛び込んできた。
白いクリームと黄色いスポンジと茶色のチョコレート。
その茶色い板に「Happy Birthday!!」の文字。

そうか、今日は私の誕生日だったのか。


夜の街を闇雲に走る。
彼女とふたりで訪れた場所を一ヶ所ずつ捜して回る。
ここ最近うんざりするほど悩まされた霊の気配というものが、
今はまったく感じられない。
ほら見ろ、やっぱり彼女が側にいたからだったじゃないか。

結局、彼女を見つけることはできなかった。
なにか見落としていることがあるのだろうか?
とりあえず一旦部屋に戻ろう。

133 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 03:26:24 ID:MbqP78Ek0
私の住むアパートへの途中に古びた教会がある。
管理する者もなく荒れ果てていく一方の建物は、
近所の子供たちの遊び場になっている。

特に理由があったわけではない。
神頼みのつもりでもない。そもそも神様なんて信じていない。
ふと思い出したのだ。彼女の左手の薬指に光る指輪のことを。

古びた教会の中央、天井のスタンドグラスから降り注ぐ月の光の中に、
彼女はひとり佇んでいた。

「あー、なんて言えばいいのか……とにかく悪かった。
 もうずっと誕生日なんて祝ってもらった事がなかったから」

ゆっくりと振り向く彼女の瞳はいつか見たあの哀しみを湛えていた。

「私はきっと君に甘えていたんだ。誰かが側にいることに慣れすぎて、
 いつの間にかそれを当たり前みたいに思うようになってた」

今、私ははっきりと理解していた。
私は彼女に伝えなければならない。
決して後悔するようなことがあってはいけない。

「やっとわかったんだ。私には君が必要なんだ。
 もう一度、私にチャンスをくれないか」

「……今日はずいぶんと殊勝なのね。らしくないじゃない」

いつもと違い弱々しく微笑む。
私は焦っていた。嫌な予感がする。

134 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 03:27:34 ID:MbqP78Ek0
「もしかして、このまま私が消えてしまうんじゃないかとか考えてる?」

「……違うのか?」

「ついさっきまでそう思ってたの。どうしてあんなとこにいつまでもしがみついてるんだろうって。
 最初はね、まだ私に未練があるせいなんじゃないかって思ってたわ。
 ――もう気付いてるでしょうけど、これね」

そう言って左手を上げて見せる。薬指の指輪に月の光が煌めく。

「婚約者がいたの。いい人なのよ。
 ちょっと気弱なところがあって、どこかあなたに似てるのかもしれない」

もう戻れない過去を懐かしむように、そしてどこか哀しげに。

「あなたの部屋に世話になるようになってからもちょくちょく様子を見に行ったりしてたのよ。
 ……彼には私の姿は見えなかったけどね

 初めのうちはずいぶんショックがあったみたい。彼も私も。
 当たり前だよね。でも……人間って結構強くできてるのね

 ちょっとずつ時間が経つごとに私の中で何かが変わっていくのがわかった。
 彼もそうだったみたい。お互い新しい生活の中で新しい自分を見つけて……、

 そして新しい幸せも見つけて」

そこで言葉を区切るとじっと私を見つめる。

「あなたはどうだったの?」

135 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 03:29:03 ID:MbqP78Ek0
「私は……そう、私も同じだ。君と暮らした日々は私にとって幸福だった。
 とても幸せだったんだ。」

「それで?」

なにやら嬉しそうな彼女を見てると、彼女の思惑通りに進んでいることを思い知らされる。
少し悔しい。

「私は君を愛している。これからも私の側にいてくれないか」

もうここまできたら隠す必要もないだろう。隠せていたかどうかはわからないが。
そうして、私はすべてを打ち明けた。

「……」

「どうした?」

私が見つめる中、彼女の頬がみるみる朱に染まる。

「う、あう、そんなこといきなり言うな!」

「君が聞くから答えただけじゃないか」

「アンタのキャラじゃないでしょ」

「大切なものを失くしたくないだけだ」

「う〜、だからそういう恥ずかしいセリフを言うな」

「君の答えを聞いてない」

136 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 03:30:20 ID:MbqP78Ek0
これは面白い。ここぞとばかりに攻めに転じる。

「それは、ほら、なんていうか……もう! 言わなくてもわかるでしょ!」

「ちゃんと言ってくれなきゃわからないよ」

「だからさ、私も好きでもない人の部屋にいつまでもいないって」

「それで?」

恨めしそうに私を見つめる。

「だから……私も、あなたのこと、好きよ」

一言一言吐き出すように言い終えると、上目遣いに見つめてくる。
言葉もなく立ち尽くすふたり。まったく、これではまるで小学生のようではないか。
意を決して彼女の腕を取り、胸の中に引き寄せる。

「あっ」

彼女は抵抗することなく私の腕の中に納まった。

「これからはずっと一緒だ」

「ええ、ずっと……ずっと側にいるわ」

淡い月の光の中で、ゆっくりと唇を重ねる。
ふたりを祝福するかのように、どこかでゴングがなった。

>>91-92
こんなんだっけ? あるあるwwwwww

137 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 03:32:04 ID:x6d0zTGSO
すげえ、パーフェクトだwwGJww

138 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 06:51:44 ID:kVt0inm00
GJwwww


139 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 07:42:11 ID:7HwvtyfFO
GJ!
あれ、スタンドグラス だっけ??
俺はステンドグラスだとおもっていた。

ん?スタンドグラス?
ステンドグラス?
スタンド?
ステンド?








スタープラチナ?


140 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 08:01:39 ID:mX9RSAcV0
>>124-127
いいよいいよー最後の審判GJ!w

>>129-136
総出GJ!w

141 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 10:26:27 ID:lFqFIftj0
>>96-107
1レス見ただけでレベルが違うのがわかる。ドジっ娘いいねえ。
>>119
涎?

142 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 17:36:25 ID:SzKBm3JIO
携帯でも見れるまとめサイト…ないかな?

143 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 17:48:03 ID:DTCpL+NzO
>>87
文章がだるい。
もう書かなくていいよ。

144 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 19:09:10 ID:9tpohwkVO
まぁでも…どうしても書きたいって言うなら、一応読んであげてもいいから!


145 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 20:12:28 ID:+TOx04wK0
>>144の口調がツンデレというよりギター侍な件

146 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 20:26:44 ID:mX9RSAcV0
ほ・・・本当だっっw残念っっをつけると完成だっw

147 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 20:35:51 ID:HgmnS7eZ0
俺は一体どこで間違えてしまったんだろう・・・

「ず・・・ずっと、俺の傍にいて欲しい。」
「いっ言われなくても、あなたが死ぬまで傍にいるわよっ。」
「う、うん。そうだよね。俺に取り憑いてるんだもんね・・・。
 じゃあ、少しでも長く一緒にいられる様に頑張るから。」
「ふん。せっ精々頑張ってみなさい。
 別に私が一緒にいたいとか、そんなんじゃないんだから。」
それからの数ヶ月は本当に楽しかった。
不器用な俺と素直じゃない彼女。喧嘩もしょっちゅうした。
でも仲直りできると嬉しくて一緒に泣いて笑いあった。

変化はちょっとした事から始まった。
軽い立ちくらみのような眩暈
「あ、あれ?なんか・・・変・・・だ。」
「ちょ、ちょっと急にどうしたのよ!」
「う、うん。ちょっと力が入らなかった。でも、もう大丈夫。」
「そう。なら良いんだけど・・・」
「ほらほら、そんな心配そうな顔しないで。」
「な、何よ別に心配なんてしてないんだからっ。」

148 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 20:37:17 ID:HgmnS7eZ0
しかし、その後も急に力が入らなくなったり、ぼ〜っとしてしまうことが多くなり、
とうとう、寝たきりの生活になってしまった。

「ご、ごめんなさい。私が取り憑いてるからこうなっちゃうんだよね。」
「良いんだよ。・・・いつか・・・こうなる事は・・・分かってたんだから。」
「で、でも・・・辛くないの?死んじゃうん・・・だよ。怖く・・・ないの?」
今にも泣き出しそうな声で訊いてくる。
泣いているのは彼女には似合わない・・・笑っていて欲しい・・・少しでも安心させないと
上手く働かない頭で必死に考える。
「・・・・・・う〜ん、死ぬのは・・・やっぱり怖い・・・かな。でも・・・君と同じになる・・・だけだし。
 きっと、今と・・・そんなに・・・変わらない・・・よ。」
「ばっ馬鹿じゃないのっ!私の傍にいられるから、死んでも良いって言うのっ!」
「出来れば、・・・生きたままで・・・傍に居たいけどけど・・・ね。
 多分、それは・・・もう・・・無理・・・みたい・・・だから。」
本当は、もう会話をするのも辛い。
言葉を発するだけで、体の中から何かかがドンドン失われていく気がする。
「なっ何言ってるのよっ!で、でも・・・」
そこから急に会話が途切れる。
彼女は一人で何かを考え始めているようだ。
そして、俺はそんな彼女をただ、見続ける事しか出来なかった。

149 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 20:38:13 ID:HgmnS7eZ0
どれくらいの時間がたっただろう・・・
周りもよく見えなくなってきた。
「そう、そうよ。私があなたから離れればいいのよ。」
「・・・えっ?」
「良い?あなたがここまで弱ってるのは、残念だけど私が取り憑いているから。」
「・・・まぁ、・・・そう・・・だね。」
「で、私はここまで弱ったあなたには興味が無い。」
「・・・興味・・・って。・・・酷い・・・なぁ。」
「だから、私は今から別の気に入ったヤツに取り憑くの。
 で、そいつが弱った頃にはあなたは元気になってるだろうから・・・。」
「そ・・・そんな・・・上手く・・・いく・・・かな?」
「上手くいくの!良い、ホントは殺すところなんだけど・・・
 望まれて死なれたんじゃ悔しいじゃない!」
「は・・・ははは。」
「笑う所じゃない!
 良い?今度来るときまで、・・・絶対死にたくないって思うようになってるのよ!」
「・・・う、うん。」
「別に、あなたのために離れるんじゃないのよ。
 こ、このままじゃ私が悔しいから離れるんだからっ。」
「・・・あ・・・ああ。・・・・んっ?」
唇に何かが触れたような感触と、頬に冷たい雫。
「じゃあ・・・ね。結構・・・この部屋・・・好きだったわ。」
そう言うと彼女の気配が消えた。

少し経つと意識がはっきりとしてきた。
「ん、・・・少しは・・・調子良く・・・なったかな?」
ずっと寝たきりで固まっていた関節がほぐれていくのが分かる。
自分の体に羽が生えたかのように軽くなっていく。
これなら、その内動けるようになるだろう。
自然と笑みがこぼれていた。
「帰って・・・きたら、何て言ってやろう・・・かな。」

150 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 20:38:56 ID:HgmnS7eZ0
しかし、調子が良くなったのは一時的なものだった。
立ち上がろうとした瞬間、体の中で何かが壊れた。
その後ドンドン体の感覚はなくなり、意識も朦朧としていった。
そして数時間後、俺はあっけなく死んだ。
安易に動こうとした俺が悪かったのか
彼女の決断が遅かった為か・・・
今となっては、もうどうでも良い事だ。

・・・あれからどれだけ経っただろうか・・・
今も俺はこの部屋にいる。
来る筈の無い彼女を待ち続けている。

151 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 21:03:20 ID:XinhKBcU0
GJ
。・゚・(ノд`)・゚・。

152 :本当にあった怖い名無し:2006/04/24(月) 21:16:07 ID:eM3cui9h0
>>96
10数年前にTRPGにはまっていた時のことを思い出したよ。
バンシー。懐かしいなぁ。

153 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 00:18:08 ID:JsBvGefO0
1/5
暖か味を帯びた風が僕の頬を撫でる。
3mほどのフェンスに囲まれた病院の屋上。
時折、真っ白なシーツが風にはためく音が聞こえる。
僕はここに入院している。
重い病気ではないと言われているが、もう2年になるかな。

ふっと僕の視界の端に人影が写り、そちらへ視線を向ける。
そこには髪を腰辺りまで伸ばした女性が空を眺めていた。
空色のワンピースに白のカーディガンを羽織っているところを見るとお見舞いに来た人かな。
僕の視線に気づいたのか、女性がこちらを向く。
「こんにちは」
僕は女性に挨拶をしたが、女性は周りを見渡す仕草をする。
今のところ、屋上には僕と女性しかいない。
「……わたしが、見えるのね」
不思議な事を言うと、女性は僕の方に歩み寄る。
触れる事のできる距離まで来ると、僕の身体に手を伸ばす。
「え?ちょっ――!」
突然の事に戸惑う僕に構わず、女性の手は僕の身体に……触れなかった。
スッと抵抗も無く身体の中に入っていく。
目を白黒させて驚く僕、いたずらっぽく笑みを浮かべる女性。
突如、ゾクリと総毛立つ感覚に襲われて身体が震える。
「一般的に言う幽霊ってやつなのよ、わたし」
女性の手が引き抜かれ、ふふっと女性が笑う。
僕は全身に冷や汗をかき、動悸が激しくなる。
「あら、ちょっと驚かせすぎたかな」
「……少し驚いたよ」
「少し、だけ?」
女性が不満そうに僕の顔を覗き込む。
正直、かなり驚いたが口に出したくはなかった。

154 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 00:19:01 ID:JsBvGefO0
2/5
「まぁ、いいわ」
くすっと笑い女性が身を引く。
僕は内心、動悸を抑えようと必死だった。
「あなた、よく屋上に来てるよね?」
「ん?ああ、自由に外に出られないから自然とここに、ね」
苦笑しつつ返した言葉に女性はバツの悪そうな顔をする。
「……まさか、自殺とか考えてないよね?」
「自殺は考えてないけど、死にたいとは思ってるね」
「……」
女性が難しそうな顔をする。
僕は肩をすくめて、
「そんな顔しないでください。きれいな顔が台無しですよ」
「な、なに言ってるのよ!」
女性が突然大きな声を出し、そっぽ向く。
「ご、ごめん、気に障る事言ったかな」
僕は慌てて取り繕う。変な事言ったつもりはないんだけど。
女性はそっぽ向いたまま視線だけをこちらに向けてしばし止まる。
そして大げさに溜息をつく。
「あなた、空気が読めてないとか言われない?」
「空気?マイペースってよく言われるけど……」
「ああ、もういい、わかった」
女性が呆れたような顔をして頭を振る。
「話は戻るけど、死にたい、なんていうもんじゃないよ。
 世界には生きたくてもできない人はたくさんいるんだからね」
僕の目を真っ直ぐ見つめ、諭すように言う。
「わたしだって、本当は……」
「君は―――っ!」
身体に痛みが走り、『どうして』と言葉を続ける事ができなかった。

155 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 00:21:15 ID:JsBvGefO0
3/5
発作だった。
鈍痛に視界が狭まるような感覚、僕は平衡感覚を失いフェンスにもたれかかる。
この時間に起こるのは初めてだった
「ちょ、ちょっと!どうしたの!?」
僕の状態にオロオロする女性が映る。
「ねえ、わたしの所為なの?」
『違う、いつもの事だから』
だけど言葉は出ない。僕は首を横に振る事しかできなかった。
「大丈夫ですか!?」
別の方向から声が掛かり、誰かが駆け寄ってくる音が聞こえる。
その時、僕の前にいた女性の姿は消えていた。

僕は目を覚ました。見慣れた天井が映る。
射し込む夕日が個室を淡い色に染めている。
発作の後、気を失ったらしい。
窓を背に女性が心配そうな顔をしている。
「そんなに重いの?あなたの病気」
「よく分からない……今まで治療を続けてるけど、治る見込みはなさそう。
 最初の頃よりも悪くなってる感じだしさ、家族には迷惑かけるだけで、ほんと情けないよ」
僕は自嘲気味に笑い言葉を続ける。
「ごめん、心配かけたみたいで」
「べ、別に心配なんてしてないわよ!
 ただ、わたしの所為だったら寝覚めが悪いから確認しただけ!」
「寝覚めって……幽霊でも寝るんだ」
ぐっと女性が言葉に詰まる音が聞こえる。
「こ、言葉の綾よ。細かい事は気にしないの!」
女性の態度に自然と笑いが出てきた。
憮然とした表情だった女性も笑みを浮かべる。

156 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 00:23:27 ID:JsBvGefO0
4/5
「きれいだ……」
「え?」
僕は微笑む女性をまぶしそうに見つめ呟いた。
ちょうど夕日を背にした女性は幽霊とは思えない暖か味を帯びていた。
それはまるで、
「天使みたい」
「なっ!」
女性が驚いたような表情に変わる。
「ば、ばかな事言わないでよ。褒めたって何も出ないわよ」
「幽霊からなにか貰おうなんて思ってないよ。むしろ取ってほしいくらい」
「……本気なの?」
僕は女性を見つめ、頷く。
「そう……」
女性は一言呟くと僕の前から消えた。

夜、僕は痛みと共に目を覚ます。
やっぱり薬の効き目が弱くなっている。
昼よりも痛みは小さく、治まるまで耐えれるだろう。
その時、額にひんやりとした物が触れる。
目を開けると、女性が僕の額に手をかざしている姿が映る。
「こんばんは」
女性に声をかける。
「痛むの?」
女性が顔を覗き込むように訊いて来る。
「少し、ね。前よりも酷くはないから大丈夫だよ」
「そう」
短い返答の後、沈黙が続く。女性の手が気持ちいい。

157 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 00:25:04 ID:JsBvGefO0
5/5
「ねぇ、本当に死にたいの?」
「……うん、自分勝手だとは思うけど、本心だよ」
僕の言葉に女性の身体が僅かに震えた。
額の上にあった手が退けられ、女性が顔を近づける。
「後悔、しないでね」
背筋の凍るような声で耳元に囁かれた。
さっきまでベッドの横に立っていた女性が馬乗りのように僕の身体の上に現れる。
そして心臓マッサージをするかのように僕の胸の辺りへ手を移動させる。
女性は一呼吸置いてから、手を僕の身体の中へ沈めていく。
ビクっと僕の身体が震える。
「い、痛いのはちょっと」
「文句言わないで、わ、わたしも初めてなんだから」
女性の声が上ずっている。表情も真剣そのものだった。
僕は苦笑しつつも歯を食いしばる。
程なくして痛みが和らぎ、代わりに全身の力が抜けていくような感覚に襲われる。
『おやすみなさい』
僕の意識が無くなる直前に女性の声が聞こえた気がした。

今、僕は幽霊として家族のそばにいる。
女性曰く、
「そんな未練たっぷりじゃ、あの世に行けないじゃない。
 家族を見守るとかして、未練を無くしなさい」
それから少し顔を赤らめ、
「成仏できるようになるまで、待っててあげるから。
 サボらないように見てるんだからね、ちゃんとしなさいよ!」
女性からあの世に行く道連れがほしかった、と後になって告白された。
そんな訳で女性に突っつかれながら、守護霊生活を送る事になりました。

終わり〜

158 :GJ:2006/04/25(火) 00:26:28 ID:U/vfkqLZ0
えーそんなのハッピーエンドじゃない。
(つд`;)

159 :GJ:2006/04/25(火) 00:27:25 ID:U/vfkqLZ0
うわ、↑のは、>>147へのレスね。

160 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 00:27:37 ID:JsBvGefO0
ジェノッサァーイ!にはならなかったけど、
馬乗りと書いてて、どうしてもそっちにイメージが……。
いつも笑わせてもらってます。

遅レスだけど病気繋がりで、
>>77
>ずっと病院で過ごしてきたぼくが、退院できたわけは、だいたいわかってるから。
この一文でぐっときた……GJ。

161 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 00:30:54 ID:U/vfkqLZ0
>>153
文章うまいね。長文だったけど、疲れずに読めたよGJ

162 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 01:47:03 ID:N7Mq5vJK0
「マサミ〜マコト〜、早く、早く〜!」
遠くでカナコが俺たちを呼んでいる。
「おう、わりぃわりぃ。おら、マコト早く行くぞ。」
「ったくよ〜。何で俺まで一緒じゃなきゃダメなんだよ。
 そんなんで、デートって言えるのかぁ?」
いつもの様に二人のデートに付き合わされる。
だが、元気なカナコを見たのはその日が最後だった。
その後カナコは病気で倒れ、あっさりこの世を去った。
「マサミのことお願いね・・・」
それが彼女の遺言になった。

俺とマサミとカナコはいわゆる幼馴染ってヤツだ。
親同士が知り合いだった事もあり、俺の記憶の中にはいつも二人がいた。
そして思春期を向かえ、初恋に落ちる。
いつも3人一緒にいたのだ、相手は決まっている。
だが、マサミとカナコも恋に落ちていた。
「マコト、わりぃ。俺、本気でカナコの事好きなんだ。
 応援・・・してくれるか?」
「マコト、ごめん・・・ね。私・・・ね、マサミのことが好き・・・みたい・・・なの。
 応援・・・してくれたら・・・嬉しいな。」
別々の日に同じ内容を聞かされ、謝られる。
俺の初恋はこれで終わった。

163 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 01:48:22 ID:N7Mq5vJK0
カナコの葬式が終わり部屋で呆ける。
不思議と涙は出てこなかった。たぶん、まだ信じられないからだと思う。
「はぁ。」
この日、何度目かの溜息をつく。
「ちょっとぉ!何、ボケ〜ッとしてるのよ!」
「わっ。」
突然カナコの怒鳴り声が聞こえた。
「わっ、じゃ無いわよ!なんで部屋でボケッとしてるのかって聞いてるの!
 私言ったよね。マサミのことお願いって。」
「なんで・・・ってゆうか、ホントに・・・カナコ?」
「そうよ!何、もう私の声忘れたの?薄情ねぇ。」
突然の事態に驚き、辺りを見回すと、
窓の傍でヨヨヨっと泣き崩れる真似をする、カナコが浮かんでいた。
「・・・幽霊ってやつ・・・?」
「そうみたいね。死んでまで、あなた達の事が心配だったなんて・・・
 自分でも驚きだわ。」
「そ、そうか・・・。でも、あなた達じゃなくてマサミが・・・だろ?」
「そうね。でも、マサミを助けるにはマコトの力が必要だもの。」
「俺の・・・力?幼馴染パワーってヤツ?」
「何それ?そんな訳の分からない物あるわけ無いでしょ。」
「じゃあ、なんだよ。」
「そんなの私にも分からない。でも、マコトにはマサミの傍にいて欲しいの!」
「今の俺じゃ、何も・・・してやれないよ。」
「出来なくても、いるの!」
「なんで、俺・・・なんだよ。もっと、他にいるだろ?」

164 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 01:49:45 ID:N7Mq5vJK0
瞬間、部屋の空気が変わる。凍りつくような冷気が辺りを包む。
「本気でそんなこと言ってるの?」
感情の消えた声で訊いてくる。
ヤバイ、本気で怒っている。
「あ、ああ。ほ、本気。」
「マサミが、傍から居なくなっちゃうかも知れないんだよ?」
「お、俺の傍に居れば、つ、辛い事も思い出しちまう。
 しょ、しょうがない・・・よ。」
「死んじゃうかもしれないんだよ。それでも良いの?」
「そ、それは・・・。」
無いとは言い切れなかった。
「好きなんでしょ?・・・マサミのこと。」
「えっ?」

それは知られてはいけない感情。
マサミとカナコだけには知られたくなかった、自分の心の奥に封じ込めた感情。

カナコに相談された時にあきらめた初恋。

165 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 01:51:23 ID:N7Mq5vJK0
「もう、素直になりなよ。ねっ・・・マコちゃん。」
「えっ?・・・カナ・・・ちゃん。」
久しぶりに呼びあう、その名前。
「もう、男の子の真似なんてしなくても良いの。」
「ち、違う・・・よ。こ、これは好きで・・・してるだけ・・・で。」
「その格好なら、友達としてでも傍に居られると思ってた?」
「そ、そんな訳じゃない・・・よ。」
女性なのに男性の様に振舞う・・・。
恋人になれないなら、せめて友達として・・・
女友達よりずっと本音を言ってもらえる、男友達として・・・
それは、とても歪な変身願望・・・。

「ずっと、好きだったんでしょ?」
「う、うん。」
「だったら、お願いっ!私は死んじゃって・・・もう、何も出来ない。
 助けてあげられるのは、マコちゃんだけなの。」
「そ、そんな事っ。」
「マサミの所に行ってあげて・・・きっと落ち込んでる。
 これ以上、私のせいでマサミを苦しませたくないの。」
「で、でも・・・」
「ごめんね。私・・・我侭だよね。
 でも・・・ね、マサミを助けられるのはマコちゃんだけなの。
 マコちゃんなら、きっとマサミを幸せに出来ると思うの・・・。」
「カナちゃん・・・」 
「もう、これ以上私の事で苦しんで欲しくないの・・・。
 だから、だからっお願いっ!せめて残った二人で・・・幸せになって欲しいの。」
「・・・・・・」
「マコちゃん・・・お願い・・・マサミの傍に・・・行ってあげて・・・。
 私の・・・事は・・・忘れて・・・幸せに・・・なって。
 最後まで・・・我侭ばっかりで・・・ごめん・・・ね。」
「カナ・・・ちゃん・・・?」

166 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 01:52:59 ID:N7Mq5vJK0
もう、周囲にカナちゃんの気配は無い。
私にマサミを託す事で安心したのか・・・

「・・・カナちゃん・・・勝手すぎるよ・・・。」
そこで始めて涙がこぼれた。零れ始めた涙は止まらなかった。


泣き止めばきっと私は、まだ泣けずに苦しんでいる彼の元に走るだろう。
そして、また泣くだろう・・・
恋敵だった幼馴染を思い出して・・・

167 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 12:49:00 ID:9YbzfGs6O
すまん、イマイチ相関図を脳内に描けんかった。
マサミは男? ん? あれ?
もっかい読み直すわノシ

168 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 15:27:00 ID:TjlmBovb0
カナコ:女
マサミ:男
マコト:俺女

かな?

サプライズでマサミも俺女かも?

169 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 22:02:17 ID:q6XGz5cI0
俺はどうしてこんな事になっているんだ・・・?

「畜生っ!またかっ」
目の前で大型トラックがスローモーションの様に迫ってくる・・・
すくんだ足は思うように動かす事が出来ず・・・
そのままグチャっと轢き殺された。

「ふふふっ、また失敗したわね。」
「・・・・・・。」
「ほらほら、早く起きないとまた始まっちゃうわよ。
 今度はどこまで行けるかしらねぇ。」
暗い部屋の中で女が一人楽しそうに話している。
視線の先では俺が激痛に悶えている・・・。
「はぁ、はぁ、・・・」
「あら、回復するのが早くなったわね・・・
 もっと苦しんでるところ見ていたいのに・・・残念。」
「はぁ、はぁ、い、一体いつまで続くんだ・・・?」
「あら、最初に言ったでしょ。あなたが私を殺した事を思い出すまでよ。」
ああ、それはたしかに聞いた。

信じられないが、俺が原因で彼女は死んだらしい・・・
彼女が死んだ原因を思い出すまで、過去の日々を繰り返さ無くてはならない。
間違いを犯すたび・・・何度も殺され続けてきた。
死に方はどれも悲惨だ・・・圧死・轢死・焼死・窒息死etc
死ぬ瞬間まで感覚があるのだ、堪ったものではない。
それだけ彼女の恨みが強いという事なのだろう。

170 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 22:03:34 ID:q6XGz5cI0
「なぁ、ちょっと訊いていいか?今回も俺はお前に会っているのか?」
「当然よ。私は私と会った時のあなたしか知らないんだから。」
「そう・・・か。」
今回の日々を思い返す。
しかし、目の前の女に会った記憶は無い。
いや、それどころか女の気配すら感じなかった。

「くっ、思い・・・出せない・・・」
「そう、ならもう一度やり直しなさい。時間はたっぷり有るんだから。
 ふふふ。」
「ああ。」
そして俺はまた過去にさかのぼってやり直す。

ほんの少し意識が戻りかける・・・
「も・・・もう、こんな姿見たくない・・・。
 ごめんなさい・・・うっううっっ・・・」
部屋の中で女が泣いている。
「何で・・・なんで思い出してくれないのよ・・・
 ずっと、ずっと前から・・・あなただけを見てきたのに・・・。」
ずっと見ていた・・・嘘じゃないだろう。
俺が忘れていた、本当に小さな他愛も無いことまで
この過去では何度も再現されてきたのだ。

171 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 22:05:06 ID:q6XGz5cI0
「どう?今度は少しは思い出した?」
女がいつもと同じ態度で訊いてくる。
だが、ずっと泣いていたであろうその目は真っ赤で・・・
前より顔もやつれている様に見える。
それはどこかで見たことがある様な・・・
「・・・いや、悪い・・・。」
「そう、ならまたやり直しね。」
あれは誰だ・・・いつあの目を見た・・・思い出せ・・・
「本当に思い出せないの・・・?いい加減イヤにならない?」
「ああ・・・。」
「私の事・・・憎い?」
「ああ・・・」
「そう・・・よね。」
「ああ・・・」
女の話に適当に相槌を打ちながら、必死に頭を働かせる。
俺はあの眼を知っている・・・
あの泣き声を聞いたことがある・・・
それは、いつ・・・だ?

「ごめんなさい・・・。ごめんなさい・・・。
 ほ、ほんとは、一目逢えるだけで・・・良かったのに・・・
 あなたの笑顔が見れれば・・・それだけで・・・
 それだけで良かったのに・・・
 ごめんなさい・・・」
彼女の懺悔は続く・・・
ああ、憶えている・・・それは、あの手紙にも書いてあった・・・
差出人も書かれていない、初めて貰ったラブレター。
きっと、彼女が・・・その差出人。
俺は・・・俺はどうして・・・逢いに行ってないんだ?
思い出せない・・・

172 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 22:06:31 ID:q6XGz5cI0
「お前、小さい頃眼鏡かけてたんだな。」
「えっ?お、思い出したの?」
「ごめん。今はそれしか思い出せない・・・」
「そ、そう。でも別に良いわ。次はもっと思い出すでしょ。」
「ああ、絶対に思い出すよ。」
「なっ、何よ急に?さすがにそう何度も死ぬのはイヤになった?」
「ああ、そうだな。でも・・・でも、それだけじゃないんだ。」
「それだけじゃ・・・無い?どういう・・事よそれ?」
「ん、秘密。」
「ちょ、ちょっと、なによそれっ!ふざけてるのっ!」

体が弱くて休みがちだった少女・・・
俺が話しかけると嬉しそうに笑ってくれた・・・
いつの間にか、俺の傍から消えていた彼女・・・
笑顔の良く似合う・・・俺の・・・初恋の相手・・・

何度も死んで、そのたびに彼女の懺悔を聞かされるのは辛いけど・・・
あの頃の彼女と自分に会えるのだ・・・
俺は、彼女と自分の顛末を知るために、何度もやり直すのだ・・・
いつか、彼女があの頃の笑顔を向けてくれるまで・・・
なに、時間だけはある・・・

173 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 22:09:18 ID:q6XGz5cI0
今回はちょっとハッピーエンド風です。
次は、もっと読みやすく書ける様になりたい・・・

174 :本当にあった怖い名無し:2006/04/25(火) 23:06:19 ID:9YbzfGs6O
GJ。なんかひぐらしっぽかった…

激しく続き気になる

175 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 02:16:54 ID:Z0sZB7TN0
私は名探偵南子。
今、大学時代の友人五人と、孤島にあるという洋館にクルーザーで向かっている。
知り合いが相続することになったその屋敷は、もう数十年も使用されていないという。
その理由は明らかではないが、オカルト話に目のない友人たちは様々な想像を巡らした。
そして、実際訪ねてみるという計画がまとまるまで、そう時間はかからなかった。

「楽しみだねっ!やっぱり幽霊とか出るかなっ?」
波風に負けずにはしゃいでいるこいつの名は…いや、別にいいだろう。私と共にそんな
いかにもな場所に行くということは、こいつは殺人事件の被害者になるか、犯人に
なるかの二者択一。ほかの四人に関しても同様だ。説明するのがめんどくさい。

「ねえ、南子ちゃんは幽霊って信じる?」
ああやかましいくだらない貴様を犯人にしちまうぞボケが。
「…多くの体験例があるからな。一概に否定はできない。今のところは脳の問題だと
思っている」
「あははー!南子ちゃんらしいね!もし自分が見ちゃったらどうするっ?」
「死ぬ」
「ど、どうしてっ?」
「私は自分の脳を疑ってまで生きていたくはないからな」
「あはははは!極端すぎっ!」

うぜえ。ほかの四人は引いてるっていうのに。そっちのほうが正常だ。なにしろ
「なにか」を見に行こうという旅行でもあるのだ。なんであんたがここにいる?
といった表情。

バカどもが。
名探偵は、おいしいシチュエーションは逃さないんだよ。

176 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 02:18:30 ID:Z0sZB7TN0
島に着くころには暴風雨になっていた。
日帰りするという選択肢はこれでなくなった。
これが名探偵たる所以だ。自分の才能がときどき怖くなる。

その洋館は十角形でも傾いてもいなかったが、重厚な造りで、ミステリースポットと
してはなかなかの雰囲気があった。
柱や扉に刻まれた実用性皆無の紋様からは、上流階級の歪んだ美意識がうかがわれた。

「うわ…すごい…」
「これはいいね」
「はやく中に入ろうよ。寒いし」
「すいませーん!すいませーん!」
ガンガンにノッカーを叩きつけるバカ約一名。誰もいねえっつってんだろ!
「鍵は私が預かってるから…」
と、バッグを漁っていると。

ぎいぃ…

悪趣味な扉が開いていく。

「あ、開いちゃった」
「無用心だね」
「ちょ、おかしくない?」
「鍵、壊れてたんだよ、たぶん」
隙間から覗く暗闇に、五人はとまどっている。誰一人、足を踏み入れようとしない。
不安と、気休めの言葉が交錯する。

はいキタコレ!んー、いいですかー。私たちのほかに停泊している船は見当たりません
でした。ここに誰かがいるというのは不自然なんですー。んー?

177 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 02:19:49 ID:Z0sZB7TN0
「な、南子ちゃん、どうしたの?」
はっと気付き、私は眉間から指を離した。ちょっとあっちの世界にいってたみたいだ。
「いや。誰かいるのかな、ってね。考えてた」
「それなら、もう出てきてもいいころじゃないの?」
「さあね。もういないのかもしれないし。こんな所、泥棒され放題だろうし」
「そ、そっかー。だから鍵壊れてたんだね」

ひとまずの解答を与え、一同を安心させる。
バカが。私がここにいる以上、そんなありふれた理由はありえない。どんな伏線か、
楽しみにしとけ!

一階ホールは闇に包まれていた。
目をすがめ、ようやくのことで燭台を発見することができ、ライターで火を灯す。
ぼうっとオレンジの淡い光が浸透していく。

正面に階段があり、踊り場には大きな肖像画がある。吹き抜けの二階部分には、左右に
扉が二つずつ。一階には合計六つの扉があった。
こんな離れ小島では来客もなかっただろうに、なんだこのムダな広さは?それに――。

「うっわー、足が沈む!なにこれっ?クツ脱がなくていいのかなっ?」

ああいい絨毯だよ一平方メートル百万はするだろうよ脱ぎたいなら脱げバカ野郎。
だから考えごとのジャマをするな。

「きゃああああっっ!?」
「いやあっ!なに、今の!?」

突然悲鳴が響いた。
見ると、叫び声をあげた二人が抱き合い、座り込んでいる。


178 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 02:21:13 ID:Z0sZB7TN0
「どうした」
「む、むこう…あそこに、ひ、人が…」
震える指で、階段下の扉の辺りを指し示す。
「ふうん。どんな」
「え、よくは見えなかったけど、真っ黒の服の、タキシードみたいな…」
「へえ」
私はライターを片手に、問題の人物のいたほうへ行ってみることにした。

「ちょ、や、やめたほうがいいよ!」
「あ、あれ絶対、ゆ、幽霊だよ!」
…貴様らはそれを見に来たんじゃないのか?

「あのな、ここ、おかしいと思わないか?」
「おかしいよ!やばいって!」
「ちがう。聞いた話では人が住まなくなってだいぶ経つことになってる。そのわりに、
手入れが行き届きすぎてる。こうなると誰もいないほうがおかしいよ」
「でも…あの、あの人?消えた?みたいな…」
「服装聞く限り、危ない人間とは思えないね。悪戯好きかもしれないけど」

バカ話につきあってられるか。
私は五人をホールに残し、謎の人物の探索に向かった。

「誰か、いるか?」
各所の燭台に火を灯しながら、声を掛けていく。我ながら陳腐だと思う。なんらかの
思惑があって出てこないのだろうから、ムダな台詞だとわかっている。だがほかに
いい言葉が見つからない。

179 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 02:22:32 ID:Z0sZB7TN0
「――誰か…?」

(――また……………)

耳元の声に、ばっ、と振り向く。
そこには誰もいなかった。

「幻聴…?この私が?」
信じたくはない。信じたくはないが。吐息さえ感じられたというのに。

(――そのような……)

幻聴じゃない!
私は振り向き、そして

(――またそのような格好で!)

そして、気を失った。



苦しい。息ができない。
苦い。口の中が。
硬い。頬に当たるこれは――

食堂の床だった。
私は、そこに倒れていた。苦しさに舌を出していたらしく、本来舐めるものでない床を
味わう羽目になっていた。

180 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 02:23:40 ID:Z0sZB7TN0
「く…畜生…っ!」
身を起こそうとするが、腹部の圧迫感が凄まじく、なかなかうまくいかない。
殴られたか、それとも刺されたか。慎重に、現在の状態を確認する。
異常はすぐに判明した。

「なんじゃこりゃああああああ!?」

いやまじで。
なにこれゴスロリってやつ?そうあれよ、フリフリの。
なんでこんなの着てんの?

近くに自分の服が見当たらないので、しかたなくそれを着たままホールに戻ることにした。
いい物笑いの種になるだろうが。
精一杯の言い訳を考えつつ、ホールの扉を開いて。そして考え抜いた文句が必要なかった
ことを知る。

五人分の半裸の死体が、そこにあった。

私はさすがに呆然とした。
いきなりだろ。いきなりすぎるだろ!一気に全員ってどういうことよ?
クリスティーもびっくりするよ!一日に一人ずつがお約束だろ!そんでみんな疑心暗鬼に
なってくのがセオリーだろ!ムチャすんなよ!

とりあえず驚き終えて、探偵らしく死体を検分する。
「コルセット…?」
五人が全員それを着用しようとしてあきらめたような形跡がある。というより、これは
無理矢理に締め上げられた様子だ。おそらく、死因はそれだろう。
私は自分のお腹をさすった。
超絶スタイルを誇る私のウエストでも限界なのだから、このブタどもに耐えられるはずが
ない。
「なるほど、いい度胸だ。この私も標的にしたのか…

181 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 02:24:40 ID:Z0sZB7TN0
許せないね。身の程知らずが。思い知るがいい、世の中には手を出してはいけない領分が
あるということを!
私は入り口へと走った。
とりあえずだ。とりあえず今は見逃してやる。だって怖いもん!こんなの私初めて!

ガチャ。
「ん…?」
ガチャガチャガチャ。
「あ、開かない!?」
全体重を乗せても、扉は微動だにしない。

(――どちらに行かれるのですか、お嬢様)

「バカ野郎、外に決まってるだろ!」
ん?おまえ誰?という疑問と同時に平手打ちを喰らい、尻餅をつく。
見上げると、そこに黒服の男が立っていた。

「やっぱりいたな、タキシード。これは貴様の仕業か」
ぱしっ。
言ったとたんに、平手打ちを喰らう。
「な、なんなんだって!ちょ、お、お話しようよ?いた、痛いって!」
(嘆かわしい。この近藤、お嬢様のそのような言葉使いは聞くに堪えません)
「誰がオジョウサマかっ!いた、わか、わかりました!これでよろしくて?」
(…まあ良いでしょう)

畜生サイコ野郎め。ここ出たら覚えてろ、一生ム所から出られないようにしてやる。

182 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 02:25:52 ID:Z0sZB7TN0
「…それで、キサ…あなたの目的は何なのです?」
(ご質問の意味がわかりかねます)
「私の友人を殺したでしょう?」
(不法侵入者がおりましたので、始末いたしました)
「…外の空気を吸いたいのだけれど」
(それはなりません。絶対に)
「…………」
黒服はじっとこちらを見つめている。

「あなたは、どなた?」
(……執事の、近藤でございますよ。お忘れですか。また何かのお遊びで?)
「こんどう?」
(はい)
「しつじ?」
(さようでございます)

なるほどサイコだ。
つまりこいつは「おじょーさまとしつじごっこ」がしたいわけだ。
それでこの超絶美形の私をお嬢様役に選んだわけだ。審美眼は確かだが、そのために五人も
殺すのはイカれてるというほかない。
足音を立てない身のこなしといい、瞬時に意識を奪う技といい、まさにナントカに刃物だ。
逆らうのは得策ではないだろう。

183 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 02:26:54 ID:Z0sZB7TN0
じゃあ、付き合ってやるよ。貴様が隙を見せるまでな。
私はすうっと息を吸い込んだ。

「ばあとらああああああ!!」

絶叫がホールにこだまし、近藤はびしっと直立不動する。

「お腹が空いたわ。お食事の用意をしてくださらない?」
(かしこまりました……お嬢様!)
きらきらと目を輝かせて、近藤は掻き消えた。

ああー、楽しいんだろうなあ。待ってたんだろうなあ。こういうの。犬みたい。
でもあれどうやってんだろ?忍者かな?凄いとは思うけど変態だね。さすがサイコ野郎。


――島に来てからから何日経ったのか、判然としない。
意外とお嬢様ごっこがツボにはまり、堕落した生活を送っている。
だってさあ。なんにもしなくていいんだもん。超ラクチン。ご飯は豪華だし。
もうここ出なくてもいいかも。
不満がないわけではないけど。

「あの、ね。近藤?」
(なんでしょう、今、手が離せませんので…あ、右脚をこちらに)
「下着くらいは、自分で着けたいのだけれど」
(お嬢様のお手を煩わすことを、この近藤、看過できません)
「そ、そお……」

この完璧主義には、ちょっと、ね。

次回、名探偵南子。孤島の大量殺人鬼解決編に続かない。

184 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 07:28:23 ID:Ljg2ebh00
主人公鈍感すぎ…

185 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 13:41:16 ID:z5B/WGdi0
面白い。続き書いてほしい。
殺人鬼解決編!!

186 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 15:46:02 ID:jWNvI2PpO
5人の死体&霊は何処へ?

187 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 20:37:33 ID:pil+Ywzl0
執事が霊である必然性がないね。もったいない。

188 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 21:52:46 ID:r13YC0sH0
いや、そんな冷静に言われてもw

189 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 22:06:35 ID:MBriG739O
「近藤」

「なんでしょう、お嬢様」



「私と…ファイトなさい」
カーン!

…を期待してた俺ガイル

190 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 22:21:02 ID:122uZCByO
>>189
いや、どう見ても中の人とは違う文体だろ、あれww
ファイトしなさいの新作投入まだかね?

191 :運動場整備部隊 ◆zR/LhJxu0Q :2006/04/26(水) 22:26:32 ID:k9f4BACQ0
違う人だとは思うがw

しかし最近では、何を書いても「私と……ファイトなさい」で締めたくなる
衝動を必死で抑えていたりする。範馬の魅力恐るべし。

192 :モノローグ 1/6:2006/04/26(水) 22:42:59 ID:Zil9vfTl0
人生は長い。
時に若くして死ぬ者も有るが、そうでないなら人生は長い。
先の見えぬ長さに不安を覚える事も少なくない。
それでいながら終わってしまった後に顧みると余りに短かった様に思える。

彼は、今日死んだ。
78歳、十分に生きたのだろうと思う。

193 :2/6:2006/04/26(水) 22:43:30 ID:Zil9vfTl0
私の知る最も若い彼は、17歳、高校を中退したばかりの彼だ。
その頃の彼は日中から夜まで独り呆然として過ごし、時折声を殺して嗚咽していた。
自身の先行きに絶望し切っていたのだろう。
ふらりと外出し、ロープを買って帰った事もあった。
天井から吊るした輪をやはり呆然と見詰め彼は泣いた。
陰気を振りまく彼に嫌気が差していた私は、彼が躊躇う内に背中を押してやる積もりだったが、
実際には彼が輪に首を通す前にその背中を蹴飛ばしてしまっていた。
彼は腰を痛め、それを口実に自殺を諦めたのだが、
驚くべき(或いは馬鹿げた)事にこの時から彼は私を許容し、度々私に話し掛ける様になった。

彼は自殺を思う程根暗である癖に、私に向かって愚痴を零す事は無かった。
テレビを見、或いはゲームをしながら、殆ど返事もしない私に毎日下らぬ事を話した。
そんな時に浮かべる空虚な笑みが不快で、苛立ってテレビを壊してしまった事もあったが、
彼はそれについて一言たりとも文句を言いはしなかった。
それどころか私に謝り、数年間はテレビの無いまま暮らした。
(後に、態々私に伺いを立てた上で新しいテレビを購入するのだが)

194 :3/6:2006/04/26(水) 22:44:51 ID:Zil9vfTl0
彼は少しずつ外出をする様になった。
バイトを始め、同時に通信制の高校にも通い出した。
彼は元々出来の悪い人間では無かったらしく、その両方をそれなりにこなしていた。
(高校を中退などする事は無かっただろうにと思ったものだ)

高校卒業後、三流企業にではあるが彼は就職する事が出来た。
働き始めて直ぐの彼は沈む事も多かったが、
以前の、日々何もせずに過ごしていた彼と比べると余程ましだった。
少しばかり仕事の愚痴を言う様にもなったが、愚痴と呼ぶには控えめ過ぎる程で、
偶に労ってやるのも悪くないと思えた。

彼は明るくなった。空虚な笑みを浮かべる事は無くなった。
幾らか友人が出来、飲みに出かける事も多くなった。
それでも他の誰に対するよりも私を相手にして話す時の方が彼の舌は滑らかだった。
彼は根が暗いから、あまり返事をしない私の方が気安かったのかもしれない。
それを面白くないと思い、しばらく彼を完全に無視してみた事もあったが、
彼は私を怒らせたのかと何やら私に謝り(それも悉く的を外した物だった)、
余計に煩くなったので再び相手をしてやる事にした。

195 :4/6:2006/04/26(水) 22:45:39 ID:Zil9vfTl0
彼は仕事の関係で出会った女と交際を始める事になった。
私はその暫く以前から彼がその女を好いている事を知っていたが、
(かつ、相手の女も彼を憎からず思っている事を、私は知っていた)
愚かな事に、彼はその女と私とを同じ天秤に掛け悩んでいた。
私は彼を罵倒し、それで漸く彼は女との交際に踏み切ったのだった。
2人の関係は概ね順調に進んでいった。

彼が結婚したのは29才の時だった。
収入は彼の妻の方が多かったが(私がそれを嘲うと彼は苦笑したが、
余り気にしてはいなかった)女は彼の事を信頼していた。
2年経って長男が、更に3年後次男が生まれた。
父親となった彼は、非常に頼もしくなった様に見えた。

それからの彼の人生は、順風満帆であったと言って良いと思う。
高卒の彼とは違って2人の息子は大学を出、彼よりも余程大きな企業に就職した。
2人とも妻を娶り彼は5人の孫に恵まれた。孫達は皆、優しい彼を好いていた。

しかし彼は、愛に満ちた、と言って良い程の家族の中に有りながらも、
毎日態々独りになる時間を作っては私と会話した。

196 :5/6:2006/04/26(水) 22:46:22 ID:Zil9vfTl0
彼が病に臥せって入院してからは、彼の主な話し相手は私だった。
同室の者に気味悪がられぬ程度に、独り言を装って私に話し掛けるのだった。
(それでも彼が呆けているのではないかと心配する者も有ったが)
彼も私も、彼がもう長くは無い事を知っていたが、彼は呑気な物だったし、
私も別段以前と変わらぬ様に振舞った。

愈々彼が危なくなって、息子家族が駆けつけた。
妻と、2人の息子とその妻たち、そして5人の孫に囲まれた彼の表情は、穏やかな物だった。
最期の直前まで意識は有り、苦しみを感じていない訳は無かったろうが、
家族に言葉を遺す彼は、非常に穏やかな様子だった。

幸せな最期だったろうと思う。それなのに、
それなのに愚かな彼が遺した最期の言葉は、
私に宛てた物だった。

197 :6/6:2006/04/26(水) 22:47:02 ID:Zil9vfTl0
人生は長い。
彼が私に言った礼を数えていたならばどれ程の数になったろう?
けれど、思い返してみると、とても短かった様な気がする。
彼は今日、逝ってしまった。
向こうで、彼は妻を待つのだろうか。それとも――


私には最早、此処に留まる理由は無い。
また当て所も無く彷徨う事になるのだろうか。そうだとしたら、
私の先にはそれこそ何も見えず、嗚呼、
私は昔の彼の様に死のうとする事も出来ない。


逝ってしまった彼を羨んでみても仕方が無いが、
そうせずにはいられない私を、私は自覚していた。



198 :エピローグ:2006/04/26(水) 22:48:18 ID:Zil9vfTl0
私が辿り着いた先には、
17歳の姿の、馬鹿な男が居た。

199 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 23:04:15 ID:z5B/WGdi0
>>189
彼のファンだが、何か彼と近い物を感じた。
もしかしたら、文体を変えてきたのかもと思ったよ

200 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 23:24:24 ID:MBriG739O
>>190>>191>>199
というか、何を読んでもクライマックスまで
散々盛り上げて(萌えさせて)おいて、
「ファイトなさい」とくるオチが、ある種のトラウマであり、且つ中毒にもなっているwww

[このスレは「ファイトなさい」で完結させるスレとなりました]


201 :本当にあった怖い名無し:2006/04/26(水) 23:33:48 ID:MBriG739O
>>198
GJ!最期の言葉が気になる。色々妄想してみたくなる。

17歳の姿の男は言った。
「私と…f(ry」

駄目だ、中の人、そろそろ禁断症状キタ、助けてくれ。

202 :本当にあった怖い名無し:2006/04/27(木) 02:14:01 ID:WQUWL7/S0
草木も眠る丑三つ時にこんな所来ちゃった記念にさくっと書き下ろし。

「騙されやすい彼女」

俺の彼女は騙されやすい。
とある日のこと、家に帰ると、ラッセンの絵を壁に飾って得意げにしていた。
「べ、別にあなたの部屋が殺風景だな〜って思ったわけじゃなくて、
あたしが買いたかったから買ったんだからねっ!」
「いやそれはかまわんが、いったいどこで買ったんだ?」
「今日ちょっとアキ●バラに行ってみたら、駅前に小さな画廊があって、そこで勧められたの♪」
「ちょっっっおまっっそれ有名な詐欺画廊だっての」
「えええええっ! だ、だってこれほら、シリアルナンバー入ってるし」
「んなものは誰でもかけるっての。大体よく見ればこれカラーコピーってわかるだろ?」
「そ、それに『今ならバーゲンセールでお買い得だ』って進められたし……」
「芸術品がそこらの家電みたいにバーゲンやるわけねーだろ?
 無茶苦茶きな臭いじゃないか。 まったく、ちょっとは鼻利かせろよ」
「……ふぅんだ。どうせあたしには目も鼻も無いですよ〜だ」
いぢける彼女が愛おしく、そっと抱き寄せ口のあたりにキスをする。

そう、俺の彼女はのっぺらぼう。きれいなものに目が無いくせに目が利かず、鼻がないから勘もない。
お陰でだまされやすくてすぐいぢけるけど、ホントは優しい女の子。


おまけ

「……でもさ、口も無いのにどうしてこんな話に食いつくんだろうな?」
「ううっ……」
「あっ、そうか♪ 上に無くても下に」

「ジェノッサァーイッ」


203 :本当にあった怖い名無し:2006/04/27(木) 07:27:46 ID:QmM9Wpw2O
昨日アキバで見たのっぺらぼうはそういう事だったのか

204 :本当にあった怖い名無し:2006/04/27(木) 09:14:52 ID:txlU7KS6O
最近は霊より妖怪が流行ってる

205 :第一話:2006/04/27(木) 19:10:01 ID:o82tYb4j0
僕「こんにちはゾンビのおねーさん!僕ネクロマンサー!」
屍「死にたいの、ボウヤ?」
僕「ううん、おねーさんを仲魔にしにきたんだ」
屍「身の程知らずね」
僕「まだLV1だけど、お師匠から教わったオフダもあるし!」
屍「そう」
僕「えいっ!くらえっ!」
屍「…………」
僕「……効いた?」
屍「全然」
僕「ええ?どーして?」
屍「どーしてじゃないわよ。その御札、字が間違ってるわ」
僕「え?どこ?」
屍「まったく…ほら、ここ」
僕「あ…ホントだ!ありがとうおねーさん!」
屍「うるさいわね。殺すわよ」
僕「じゃあ、こんどこそ!」
屍「…………」
僕「…………」
屍「…どうしたの」
僕「ううん、やっぱりいいや」
屍「何が」
僕「僕、魔王退治に行くんだ」
屍「無謀ね」
僕「うん。そんな危ない所におねーさんを連れていけないよ」
屍「LV1のくせに何様のつもり?」
僕「大丈夫だよ。僕、もっと強くなるから!」
屍「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
僕「じゃあね!ありがとうおねーさん!」
屍「……あああ…私、なんでこうなるかなあ……」

206 :最終話:2006/04/27(木) 19:11:08 ID:o82tYb4j0
僕「えへへ。負けちゃった」
屍「そりゃそうでしょうよLV1」
僕「だれも仲魔になってくれなかったし」
屍「ネクロマンサーの才能ないわね」
僕「うぐ…で、でも!お、オフダもあるし!」
屍「また間違ってる」
僕「え?どこ?」
屍「ここ」
僕「あ、そっか」
屍「バカじゃないの」
僕「うぐっ…だ、だって、お、お師匠、死んじゃったし…」
屍「…………」
僕「ほ、ほかにだれも…もう、い、いないし…っ!」
屍「…………」
僕「ぐすっ…えぐっ…」
屍「そんなの、言葉にした瞬間にボウヤの負けよ。…ああ、もしもし?私」
僕「ケータイ?だれ?」
屍「負け犬に構ってられないの。あっち行って」
僕「う…ご、ごめんね。ごめんね、おねーさん…」
屍「まったく……あ、こっちの話よ、魔王」
魔「あ、姐さん、ど、どのようなご用件で?」
屍「いますぐ体育館裏に来い」

207 :ツンデ霊ナインシスターズ@:2006/04/27(木) 19:40:11 ID:ay7Zt85HO
俺の仕事は拝み屋だ。
霊払いとは違う。
 
霊と接触がもてる、という特殊能力を生かし
霊を説得して迷いを解消し成仏させてやるのが拝み屋だ。
 
今日の依頼は取り壊し予定の食品工場を占拠している少女の霊の成仏。
工事業者に事故が相次ぎ、霊の姿が確認されて俺に仕事が回ってきたって訳だ。
 
「…出ていけ」
確かに少女の霊だ。
結構可愛いが恨みがましい表情で俺を睨み付けてる。
「まぁまぁ、そうツンツンするなよ」
「え…?あんた、あたしが見えるの!?」
「ああ、こうして話も出来る。俺は君の力になりにきたんだ」
「な、何よそれ!余計なお世話よ!いいから帰りなさいよ!」
 
両手をぶんぶん振り回して怒鳴る少女。
どうも悪質な霊じゃなさそうだ。
彼女がもってる現世への未練が何か分かれば手も打ちやすいのだが…


208 :ツンデ霊ナインシスターズA:2006/04/27(木) 19:41:44 ID:ay7Zt85HO
「なぁ、なんで工事の邪魔をするんだ?」
「り、理由なんてないわよ!何もかもムカつくから祟ってやっただけなんだから!」
 
「嘘だね、君みたいな子がそんな事をする訳ないよ」
「ななな何言ってんのよぅッ!わわ私!
チョー悪い!そ、そう!もんのすごい悪霊なんだから!の、呪い殺すわよ!」
 
顔を真っ赤にしてわたわたとおかしな手振りをする彼女はどうみても悪霊には見えない。
 
『にゃ〜』
対峙(?)する俺たちの間をぬって表れた数匹の猫。
少女の足元にまとわりつく猫たちは生まれて間もない子猫ばかりだ。
 
「だ、駄目!危ないから出てきちゃ駄目よ!」
慌てて子猫達を掻き抱く少女の霊。
 
「何で猫が…?」
「親猫がこの子達産んで…すぐ死んじゃって…いくトコないのよ、この子達」
 
「だから工場の邪魔を?」
「……」
無言で頷く少女。
 
「やさしいんだね」
「ちょ!違っ!」
真っ赤に赤面しながらぶるんぶるんと首を横に振る。


209 :本当にあった怖い名無し:2006/04/27(木) 19:42:32 ID:3zDEy8mp0
>>205
ワロスwwwwwwwwwwwGJwwwwwwwwwwwwwwwww

210 :ツンデ霊ナインシスターズB:2006/04/27(木) 19:45:23 ID:ay7Zt85HO
 
とにかく原因は解明した、あとは簡単だ。
 
「大丈夫、俺が力になるよ。君のために」
彼女に手を差し伸べる。
「……ほ、本当に?」
 
上目遣いに潤んだ瞳で俺を見つめる少女は
おずおずと手を握ってきた。
 
俺はその小さな手をしっかりと握り
「うん。だから…
 
俺と ファイトするんだ」
 
背後に控える助手(29歳未亡人)がカーンとゴングを鳴らすと
俺は彼女の腕を抱え一本背負いでコンクリの床に叩きつけた。
 
「ゲボッ!」
もろに背中から落ちのたうつ少女に馬乗りになる。
 
「拳は強く強く握りこむんだ。でないと骨を痛めてしまうからな」
 
ビキビキと筋が浮くまで拳を固める。
「ちょ…待…」
 
「ジェノッサァァーイッ!!」
 
オタケビと共に何度も何度も何度も少女の顔面に拳を叩きこむ。
「これで、終わりだ!」
浄化済みモンキーレンチで少女の頭蓋を柘榴のように断ち割った。


211 :ツンデ霊ナインシスターズC:2006/04/27(木) 20:05:07 ID:ay7Zt85HO
 
少女の躰はしぶとくビクビクと動いていたが、哀しげに顔を舐める子猫を
震える手で撫でるとそれっきり動かなくなった。
 
これで仕事は完了。
猫どもは保健所に直行だ。 
強い霊には口先で、弱い霊には実力で。
 
これがスマートってもんさ。
さぁとっとと帰って冷えたビールでも飲もう。    
『待てぇいッ!!』
「何ィ!」
 
上の手摺りに逆光を背負いポーズを決めてる八人の霊の姿が!!
 
『我ら地獄より来たりしツンデ霊ナインシスターズ!』
 
「不意をついたとは言え、猫使いの鎖妬禍を倒すとは」
「だが、鎖妬禍は末妹。実力では一番下…」
 
「次はこのハムスターキラー、魅隷霊がお相手しよう」
 
「いや!この屍姫、死火罵音が!」
 
「面倒だ!まとめてかかってこい!」
 
こうしてツンデ霊ナインシスターズて俺の死闘の幕が上がった。


212 :本当にあった怖い名無し:2006/04/27(木) 21:10:53 ID:UPbZroSIO
私怨

213 :本当にあった怖い名無し:2006/04/28(金) 01:11:01 ID:9yp40rMOO
ちょwwwwww原因解っても解ってなくても関係ないじゃんwww大好きwwwwww

214 :本当にあった怖い名無し:2006/04/28(金) 02:38:28 ID:DgQdO6Se0
>>205
ゾンビ好きとしては、GJ。
だが、もうちょっとゾンビっぽさを出してもらいたいな〜と思ったり。
腸のはみ出具合とか、骨が見えてる感じとか、えぐれ感・ぐちょぐちょ感が欲しい……。
あーでも、それって俺だけっぽいな。orz


215 :本当にあった怖い名無し:2006/04/28(金) 03:59:03 ID:UYVqiWs0O
>>214
特殊な趣味のおまえは中の人にお願いして祟り神様の新作でも書いてもらえW

216 :本当にあった怖い名無し:2006/04/28(金) 09:21:22 ID:9yp40rMOO
>>205
ゾンビ好きじゃないけど全国9000万人の姐さん萌えを代表してGJ!

217 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 06:02:53 ID:QRwxVdudO
基本的に主人公が最後に死んで終わる話しは後味悪いね。
(自殺であれ病気であれ。)

218 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 09:54:12 ID:9BiiB+mp0
オカ板だしむしろそういうのは大いに有りかと。

219 :突撃となりのツンデ霊1:2006/04/29(土) 11:17:41 ID:XxYGmMkF0
「お前はいつ成仏するんだよ!!」
「そんなのあたしの勝手でしょ!!」
いつものように始まる口喧嘩。
このアパートに越してきて以来、これが日常になってしまっている。
不幸なことに、俺の借りた部屋には若い女の幽霊が憑いていたのだ。
真夜中になると決まって、女のすすり泣きが聞こえてきやがるから、
「うるせぇ!泣くなら屋上にでも行って泣きやがれ!」
と一喝したところ、しばらく静かになったと思ったら、
「―――泣いてなんかないわよっ!!」
という罵声と共に、彼女が現われたというわけだ。
それからこっち、昼でも夜でもおかまいなしに部屋を浮遊しては、
何かにつけて俺に喧嘩をふっかけてくるようになっちまった。
全く、本当にやかましい事この上ない。
………可愛らしい顔立ちや、薄手のワンピースから時折のぞく
白い素肌や、たまに見せる極上の笑顔なんかを除けば。

220 :突撃となりのツンデ霊2:2006/04/29(土) 11:18:44 ID:XxYGmMkF0
「大体お前本当に幽霊の自覚あんのかよ!?
 今何時だと思ってやがる!」
「日曜日の午後1時だけど!?あんたこそ年頃の男のくせに、
 今何時だと思ってんのよ!」
「なんだそれ、年頃の男はどうだっていうんだよ!」
「年頃の男だったら、こんな時間に家に引き篭もってないっ!」
「どうせ俺には親友も彼女もいねえよ!巨大なお世話だ!!」
「あら、あたしに言われてようやく外出かしら?」
「タバコ買ってくるんだよ!!」
そう言い捨てて、乱暴にドアを開けようとした瞬間、
ドアのほうが勝手に開いた。
「あれ?自動ドアだっけ?」
開いたドアの向こうには、見覚えの無い男がひとり立っていた。
男は俺に少し驚いたようだったが、すぐに丁寧に会釈をすると、
名刺のようなものを差し出してきた。
「急にお尋ねして申し訳ありません。私はこういう者です」
「………ツンデ霊ハンター?」
「はい、ツンデ霊ハンターです。
 ―――貴方の部屋、霊が出ますね?」
いきなり核心を突いてくる男。
喉まで出かかった何故それを、という言葉を寸前で飲み込む。
こいつ、何か怪しい。
ツンデ霊ハンターなんて職業は聞いたことも無いし、
初対面の人間に霊が出ますね、なんて言うのは大抵霊能者を装った詐欺だ。
………俺の部屋にうるさい霊がいるのは本当のことだがな。

221 :突撃となりのツンデ霊3:2006/04/29(土) 11:19:35 ID:XxYGmMkF0
「何のことです?」
俺は知らぬふりを決め込むことにした。こんな詐欺に引っ掛かってたまるか。
「またまた。私のカンと、この虚数素子測定装置はごまかせませんよ。
 この測定装置は私独自のカスタムを施した特別製です―――
 ほら、こんなに高いツンデレ・パー・ミニッツが観測されている」
「なんです、そのつんでれって」
「話せば長くなります。
 とにかく、貴方の部屋にツンデ霊がいることは疑いようも無い事実。
 ―――気づいていないとは、実にもったいないですね」
なんだかよく分からない装置を片手に、なんかムカつくことを言う男。
「私が、貴方の部屋に棲むツンデ霊を無償で駆除して差し上げましょう」
「へええ、俺の部屋に霊が?霊を駆除って、いったいどうするんです」
「ですからね、このオーブントースターを改造した幽霊捕獲装置でこう、
 ズバッと」
「OK分かった、ズバッと帰ってくれ」
オーブントースターに車輪がついたようなガラクタを取り出し始めた男を、
ドアの向こうに押し出す俺。間違いなく詐欺かバカの類である。
「ああ!ちょっと待ってください!これは怪しいものでは―――」
「そのガラクタもお前自身も怪しさ大爆発だっつうの!!」
「………なにやってるのよ?」
玄関先で押し合いへし合いしている俺たちの騒ぎを聞きつけてか、
こっちのバカ女もそばにやって来た。ええい、前も後ろもうっとおしい。
その瞬間、男の眼がギラリ、と輝いたかと思うと―――

222 :突撃となりのツンデ霊4:2006/04/29(土) 11:20:20 ID:XxYGmMkF0
「ツンデ霊キタ―――(゚∀゚)―――!!」
「うおぉっ!?」
俺の身体は、軽々と部屋の中に弾き飛ばされた。
「なっ、何だってんだ!!」
慌てて身を起こす。
部屋の真ん中で女幽霊と男が、にらみ合っている―――
「ふふふふ、ほら居るじゃないですか、見事なツンデ霊が!!」
「なっ、なんなのよぅコイツ………」
この男―――ホントに視えるのか!?
「ツンデ霊ハンターとして!
 このチャンスを逃す手はありませんッ!!」
男が手にしているのは、さっきのトースターのガラクタだ。
まさか、アレが本当に幽霊捕獲装置だっていうのかよ!?
「喰らえ!!」
裂帛の気合とともに放たれるオーブントースター!
トースターは床を流れるように滑り、硬直している女幽霊の足元に急停止する。
トースターのてっぺんがカパッと開いた瞬間、そこからまばゆい光が発生した!
「えっ!?あっ、やだ、吸い込まれる―――!」
「ふはははは!ツンデ霊ゲト―――(゚∀゚)――wwwwっうぇw!1」
女幽霊が、みるみるうちにトースターに引き寄せられていく。
このままでは、女幽霊は完全にトースターの中に吸い込まれてしまうだろう。
「こ、こんなの嫌―――!助けて―――………!」
その一言で。
俺の中で、ゴングが鳴り響いた。
「ジェノッサァァーイッ!!」
「ゲフッ!?」
全身のバネを使って中空に飛び上がり、トースターにカカト落しを叩き込む!
続いて男にネリチャギをぶちかまし、倒れたところにマウントを決めるッ!!
「よくもアイツを!骨が砕けようが貴様を潰す!!」
「うは、ツンキタ――(゚∀゚)――ってか男のツンはいらねええええ!!」
意味不明な言葉を喚く男の顔面めがけて、全力で拳を落とす。
形容しがたい轟音が、何度も何度もアパートを揺るがし続けた。

223 :突撃となりのツンデ霊5:2006/04/29(土) 11:23:15 ID:XxYGmMkF0
「―――手。血が出てる」
「あ?………ああ、こんくらい大したことねえよ」
「………ごめん、ね。助けてくれたんだよね」
「!? バッ、そんなんじゃ」
「でも、あのとき、よくもアイツをって」
「う、き、聞き間違いじゃねえのか―――」
「ごめんね、あたし幽霊だから手当てもしてあげられなくて、
 おまけに悪口ばっかり言ってたし………
 あう、ごめん、屋上にも出られないしぃ………」
「おいおいおい、泣くなよ!俺全然気にしてねえし!
 その、何だ、お前はここにいてくれるだけで充分―――」
「え?」
「あ」

なんだか和やかな雰囲気になりつつあるアパートの一室。
その玄関の外で、ボロボロになった男がひとり倒れている。
その男の右腕だけがすぅっ、と上がり、親指を力強く立てた。
「で………デレ、キタ―――(゚∀゚)―――………!! 」

END

224 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 11:27:59 ID:XxYGmMkF0
いろいろパクってすいません。
ツンデ霊ハンターの始祖に栄光あれ。

>>218
賛成なのです。
やっぱりオカ板なら、じわりと恐ろしい話とかもありでしょう。
問題はそこにいかにしてツンデレを盛り込むかですが………

225 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 11:37:24 ID:wNVR21T20
拳は強く強く握りしめて、だっけ?
あの一節が好きなので入れてほしかった
でも楽しかったよ GJ

226 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 11:37:54 ID:wNVR21T20
あああああageてしまいましたorz

227 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 11:52:02 ID:4WWSD4gd0
「反省してるなら……
       許してあげてもいいかな♪」

228 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 12:08:10 ID:hZoqsXEUO
>>227
それ、なんてエロゲのキャラ?

>>224
ヨカッタヨーヨカッタヨー!
後半のデレ多めと内輪ネタがとても萌へ!

229 :うわん:2006/04/29(土) 16:01:50 ID:o2oR68P70
「うわん!」

「うわん!」

「うわん!」

「うわん!」

「うわん!」

「うわん!」

「愛してる!」

「愛し…って、ちょ、お前、何言わせようとしてんだよ、いきなり!」

「な、なんだっていいでしょ!早く言い返しなさいよ!殺すわよ!?」

「あ、愛してる…よ」

「ウ、ウン(恥)」

230 :運動場整備部隊 ◆zR/LhJxu0Q :2006/04/29(土) 16:13:28 ID:pwJ05+t00
……マニアックな妖怪で来たなあw

231 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 18:02:58 ID:hZoqsXEUO
いいじゃないっすか、
ここはオ カ 板 なんだから。

萌えたしwww

232 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 22:31:29 ID:/NGr3uJ1O
私事で大変申し訳ないが、「ジェノッサァァーイッ!!」を「ゴーナヘーゥッ!!(たぶんGo to Hell)」にしても良いかなと思う今日この頃。

233 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 22:55:31 ID:hZoqsXEUO
>>232
中の人でつか?

俺はゴーナヘゥとか言われても補注がないと訳せないけどw

234 :本当にあった怖い名無し:2006/04/29(土) 23:38:19 ID:6tfjPmmwO
「ネクゥゥゥゥゥロマァンサァァァァァァ!!!!」
とかいいなと思う俺ガイル

235 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 00:04:40 ID:hZoqsXEUO
「ドコデェェェモォォォォォドァァァァァァア!!!」に一票

236 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 00:09:07 ID:kpJ1pZmnO
なんかつまんないのが沸いてるな。

237 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 00:09:35 ID:qEdQf3jmO
doraemoooooonのフラッシュ思い出した

238 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 00:17:20 ID:nAwH078jO
>>236
だよな。俺も自分でそう思うorz
「面白い」代案きぼんぬ。

239 :ちんちろりん:2006/04/30(日) 02:26:04 ID:U5fJxK5H0
「あんたなんかちんちろりん」

「そういうお前こそちんちろりん」

「あんたなんかちんちろりん」

「そういうお前こそちんちろりん」

「あんたなんかちんちろりん」

「そういうお前こそ…あ、俺の家、もうそこだから…」

「あ、うん、えっと、それじゃ、バイバイ」「…あ、あのね!」

「え?」

「ほ、本当はあんたのこと、そんなにちんちろりんだとか思ってないから…!」

「ああ、俺もそんなの本気で思っちゃいないよw」

「そ、そうなの?」「あの、明日も一緒に帰れるかな?」

「うん 約束だな」「じゃあまた明日な、ちんちろりん」

「あっ、もう、何よこのちんちろりん!!」

240 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 02:27:19 ID:U5fJxK5H0
>>229の類で書いてみました
マニアックすぎるかとも思いましたがどうでしょう

241 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 03:06:19 ID:nAwH078jO
ごめん、その妖怪(?)は知らなかったw
ちんちろりんってアンポンタンみたいなノリ?

242 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 10:21:20 ID:BNNuWoJF0
>>239
ほのぼのしててよかったよー

243 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 17:10:13 ID:fmJFoMwx0
ちんちろりんはマイナーではあるがググれば一発だろ、とか思ってやってみたら見あたらないなw

江戸時代辺りの「実話系奇妙な話」で、
侍が帰宅途中に変な奴から指さされて「〜殿(侍の名前)はちんちろりん」と言われる
侍も無礼打ちにでもすりゃいいのに、相手を指して「そういう者こそちんちろりん」と言い返す
以下侍の家までこの掛け合いをエンドレス
侍の家まで来たところで変な奴が「こいつテラツヨスw」とかいって消えてしまうという話
変な奴ってのは狸かなんかだったんだろう、とされている

それだけの話なら「なんか子供の口ゲンカだねw」「でもホノボノした時代だったんだねw」
とかで済みそうだけど、実はこの掛け合いは呪いのかけ合い・返し合いみたいなもので
負けていたら侍は死んでいただろうとか説明されててなんとなくガクブル

244 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 17:24:13 ID:FSJiIIRF0
>>243
初めて知った。サンクス

245 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 19:43:39 ID:nNbBsBGmO
入居した格安アパートに引っ越すと女の子の幽霊がいた。
「ええと…ごめんなさい。私、幽霊なんです。
天国行きが内定してるんですけど…
天国へのエレベーターがメンテ中であと三日かかるっていうです。
厚かましいお願いですがそれまでここに置いてもらえないでしょうか?」
 
哀れな様子で俺に懇願してきた。
とりあえず俺は女の子の横ツラを張りとばした
 
「ダメだ!ダメだ!!
違うだろッ!
そうじゃないだろ!?」
「そ、そんな…お願い!私、行くとこなくて…」
 
「だから違うって!!
まずは『出ていけ!』だろ!
基本だろ!?何やってんだよ!」
「え…?」
 
「格安!曰くつきアパート!
幽霊!
こう来たらツンデ霊が常識だろうがッ!」
「そ、そうなんですか…?」
 
「常識!否!不変の定理だ!
よし!俺がお前をどこに出しても恥ずかしくないツンデ霊娘に教育してやる!」
「え…い、いいですよ、遠慮しておきます…」


246 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 19:44:56 ID:nNbBsBGmO
「いいから!三日だな!?このツンデ霊ハンターの俺に任せろ!」
「いやぁぁぁ!」
 
【一日目】
「まずは基本だ
『あんたなんか死んじゃえ!』」
「あ、あんたなんかし、死んじゃえ…」
「ダメだ!ダメだ!
もっと赤面しつつ!目は鋭く!かつ愛情を滲ませて!」
「あんたなんか死んじゃえ!」
「まだ照れがある!やり直し!合格するまで何度でもやるぞ」
「…(T_T)」
 
【二日目】
「ジェ、ジェノ、サーイ」
「気合いが足りない!もっと激しく!」
「ジェノサーイ!」
「違う違う!『ジェノッサァァーイッ!!』だって!もう一度!」
「…(T_T)」
 
【三日目】
「実技にうつる!
ほら!背負い投げ!はやく!」
「うーん、重いです…」
「はい!馬乗りにまたがる!」
「えぇ!?お、男の人に…そんなはしたない事出来ません…」
「いいからやれぇぇ!!
一人前のツンデ霊になれんぞ!」
「も、もぅ嫌ぁ(T_T)」


247 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 20:03:24 ID:nNbBsBGmO
【四日目】
「…ただいま」
「あれ?どうしたの?お前天国行くんじゃなかったの?」
「ツンデ霊になったから内定取り消された…」
「そ、そうか、残念だったな。ま、いいじゃん!嫌な事は忘れて寝ろ!俺も寝るから!」
「…」
 
ニュースキャスター『昨夜未明、江戸川区アパートで突出 求さん、32歳が殴打された死体で発見されました。
近所の人の証言によると激しく争う音と【ジェノッサァァーイッ!】との叫び声が聞こえたとの事から
捜査本部は怨恨での殺人の線で捜査を進める事を発表しました。』


248 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 20:23:54 ID:cbyTkx+dO
とても美味しかったです。
本当にありがとうございました。

249 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 20:33:31 ID:DIyTRMLE0
>>243
サイコロ賭博のちんちろりんとは関係ないのかな?
賭博の方はサイコロの音が語源だけど。

250 :本当にあった怖い名無し:2006/04/30(日) 23:34:38 ID:nAwH078jO
>>249
俺も思った。サイコロ三つをお椀の中で転がすアレでしょ?
サイコロ賭博するような輩って事かね?

251 :本当にあった怖い名無し:2006/05/01(月) 01:07:00 ID:zrruRAbL0
オレは落語「たらちね」の「サークサクのポーリポリのチンチロリン」かとオモタよ

252 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 00:20:16 ID:NAQr9D1JO
丸1日書き込みがないとは。

253 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 01:37:42 ID:rSrwjD3TO
住人が極端にツン化してきてるというトレンドじゃね?

なによ、スレが止まったから書き込んだワケじゃないんだから!
たまたま…そう、たまたまよ!また明日来てあげるから、
ちゃんと保守してなさいよね…べっ別に来たいワケじゃ(ry

254 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 01:44:26 ID:i+ebwlcA0
きっと書き込みが無いのは作者さんたちのツンデ霊が折角のGWだし、

「もし今日は2ちゃんにカキコしてないで、外に遊びに行くって言うのなら、
 貴方1人じゃ可哀想だから、付いていってあげても良いんだけど・・・。」

って言っているんだよ。目は完全にワクテカなのにツンツンモード全開で。

そして言われるままに(建前上は自主的に)近くの公園で日向ぼっこ。
たかだか徒歩数分の外出なのに、ぽかぽかのお日様の下で、
幽霊なのに思いっき笑顔全開ではしゃぐツンデ霊。

思わずデレ全開の自分と、それを微笑みながら眺めている作者さんに気づいて、
照れ隠しに『何見てんのよ!!ジェノッサァァーイッ!!』と右フック。

それを交わしてクロスカウンター狙いの作者に、
『まだまだ1000年早いんだよ!!ダブルジェノッサァァーイッ!!』
と、絶妙のタイミングでダブルクロスを決めたツンデ霊。

暖かな日差しの中・・・家族連れやら犬の散歩で賑わっていた平和な公園が、
戦慄の流血現場に急変した一日であった・・・。

255 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 01:53:27 ID:rSrwjD3TO
誰が上手いSSを書けとw


途中まで激萌えだったのにww

256 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 05:31:11 ID:2/MePW4VO
見えない人にとっては、急に暴れ出したと思ったらボコボコに
なっていく状況だけ見えるわけだよな。
子供がみたらトラウマになりそうだ…

257 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 11:23:28 ID:i+ebwlcA0
>>252
スマ。しゃーねーだろー初めて書いたんだし。何となく書いたんだし。
>>252読んで世間はGWなんだから、遊びに行って書き込みが激減したり、
逆にGW厨が増えて荒れてしまうのが2ちゃんの良くあることだし。

だから最初は作者さんたちも遊びに行っているんだよ。って書いて、

でもそれじゃこの板らしくないからツンデ霊が〜って書き換えて、

何となくシチュエーションが思い浮かんだから公園ではしゃぐツンデ霊まで書いて、

でもオチが思い浮かばなくて『ジェノッサァァーイッ!!ダブルジェノッサァァーイッ!!』

俺が言いたかったのは作者さん達も連休を楽しんでいるんだろ?ってだけであって、
少しでも住人のツンデレ分補給に役立てば・・・なんてぜってーに思ってねーよ!


途中まで萌えてくれてサンクス(笑

258 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 11:29:55 ID:i+ebwlcA0
>>256
公園の芝生の上に寝転んで微笑んでいた人が急に1人ボクシングを始めて、

 「暖かくて危ない人がでてきた?」
  「それともパントマイム」
   「念の為に警察?」
    「とりあえず写メ撮っておく?」

って周りがザワザワし始めた途端に頭部から流血してダウン。
その後も打撲音だけがあたり一面に鳴り響いて変形する顔面。

そして明らかに意識が薄そうなのに、見えない何かに肩を預け、
ズルズルと音をさせながら立ち去る男・・・。

そんな感じ?

259 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 13:25:31 ID:rSrwjD3TO
ここはおかるてぃっくなインターネッツですね

260 :256:2006/05/02(火) 21:22:11 ID:2/MePW4VO
>>258
補足サンクス
俺が言いたかったのはまさにそういうこと

261 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 21:38:50 ID:8ux0gepLO
>>232です。
余所に投稿するつもりで書いてたら、なんだかこっちのスレでも読んでもらえないかな?と思って書いてみました。
「ゴーナヘーゥ!!」は入れられませんでした。
携帯からなので少々読みづらいかもしれませんが、5レス予定です。

262 :Heaven or Hell:2006/05/02(火) 21:39:53 ID:8ux0gepLO
20XX年某月某日、23:48。天候、豪雨。
とある港の倉庫街の片隅。
そこに、二人の人影が向かい合っていた。
片方は長身で、右手に長刀を提げている男。
もう片方は、それより少し背が低く、両手に大きなナイフ、ククリナイフを持っている女。
二人はかつてともに肩を並べて戦っていた。男が女に愛の言葉を囁き、体を重ねる事もあった。
二人は公私ともに最高のパートナーだった。
しかし女は死に、男は心に癒える事の無い傷を負った。女は男に放たれた銃弾を代わりにに受け、倒れたのだ。
パートナーを失い、悲しみの底にあった男は、数日後に女の幽霊に会った。
男は、女が死してなお何かに囚われている事を悟った。
それが何かは今は分からない。しかし、このままでは女は間違いなく悪霊と化し、人々に害をなす存在になるだろう。
そうなる前に彼女の未練を断ち切り、成仏させようと、たとえこの手で最愛の女(ひと)を討つ事になろうとも。
そう男が誓った瞬間、女は姿を消した。
そして男は女を見つけ出し、対峙した。

「久しぶりだな、ラナ。」
「そうね、随分久しぶりね、レイ。」
男――レイが言い、女――ラナが応える。二人とも、わずかに寂しそうな微笑みを浮かべながら。


263 :Heaven or Hell:2006/05/02(火) 21:41:37 ID:8ux0gepLO
「…組織の規則、覚えてる?」
言葉を選びながら、ラナは問う。
僅かな逡巡の後、レイが答えた。
「ああ。幽霊は発見した場合、その時点での危険度の大小に関わらず、即刻排除せよ。幽霊を生み出す要因の最たる物である未練は、生者に害なす恐れがある怨恨である場合が多いから。」
無論、すべての幽霊が恨み辛みで幽霊になった訳ではない。
自分の死後に残される愛する人を心配し、その想いが形を変えて未練となり、幽霊となる場合も決して少なくない。
しかし、その想いも、度を超せば周囲に被害を与えかねない。
それ故、組織は幽霊に対する方針をそう位置づけた。
「よく覚えてたわね、規則を破ってばかりだったあなたが。」
「訓練所で徹底的に叩き込まれたからな。嫌でも思い出しちまうよ。」
他愛もない、しかし、今の二人にとってはとても重要で悲しい話題。
「今度ばかりはちゃんと規則を守ってよ?あなたはいつも規則を破って無茶をしていたから。」
悲しげに微笑みながらラナが言う。
「俺が規則を破って無茶したのは、規則を守って行動してたらヤバかった時だけだ。第一、ルールっつーのは破ってなんぼなんだよ。」
言って、二人で笑った。


264 :Heaven or Hell:2006/05/02(火) 21:42:49 ID:8ux0gepLO
「でも今度だけは絶対に規則を守って。気付いているかもしれないけれど、私の未練はあなたなのよ?
私が死んで、どれだけあなたが悲しんでいたか知ってる。だからこそ、それを乗り越えて、前に進んで欲しいの。
死んでしまった私の事を思い悩んで、それに囚われたあなたが任務に失敗してしまったら、死んでも死にきれない。」
無茶な要求だ、とレイは思った。いくら彼でも、かつてのパートナーを斬るのには抵抗がある。
レイが躊躇っていると、畳み掛けるようにラナが言い放った。
「あなたが私を斬れば、私は成仏するし、あなたは任務を遂行した事になる。
逆にこのまま私を斬らないと、私は悪霊になり、あなたを襲ってしまうかもしれない。
どっちを選ぶかは決まりきってる。天国か地獄か。選択肢は一つだけよ。」
頭を掻きながら、レイは口を開いた。
「相変わらずひでー女だよ、お前。前からそうだったよな、俺に無理難題押し付けて、出来なきゃ根性無し呼ばわりされて、出来てもすぐに次フッかけてきてよ。」
フッ、と笑ってレイは続けた。
「でもそんな毎日も良かった。ラナ、お前と一緒だったからな。お前の言ってる事はもっともだ。だからこそ、俺にはお前を斬れない。」


265 :Heaven or Hell:2006/05/02(火) 21:43:56 ID:8ux0gepLO
レイの言葉に、ラナは悲しげに、そして諦めたように言った。
「そう、ならあなたが自分の意思で私を斬るつもりは無いのね?」
「ああ、俺から斬りかかるつもりは無いよ。」
レイの言葉に、決意したようにラナが言い放った。
「なら……私と、戦いなさい。私はあなたを斬る。私に斬られたくないなら、私を斬って。」
言うが早いが、ラナはナイフを抜いて走り出し、レイに斬りかかった。
とっさにレイも長刀を抜き放ち、ラナのナイフを防ぐ。
「仕事前の決めゼリフ、覚えてる?」
いわゆる鍔迫り合いの状態でラナが問う。
「忘れるかよ……。『勝てば天国、負ければ地獄。Heaven or Hell. Let's Rock!!』」
言い切ったと同時にラナのナイフを弾く。
間髪を容れずにラナが両手で斬りかかる。レイが長刀で防ぐ。
レイが斬りかかる。ラナが両手のナイフで受け止める。
ラナが左右から同時に斬りかかる。刀の切っ先と柄でレイが受ける。

数十合も斬り結び、レイの顔に疲れの色が見え始めた。しかし、ラナは戦いを始めた時となんら変わらない涼しい顔をしていた。
(ラナは幽霊だから、疲れなんて無いのか!)
もう一度鍔迫り合いになり、互いに距離を取って体勢を整える。


266 :Heaven or Hell:2006/05/02(火) 21:45:16 ID:8ux0gepLO
ラナが両手のナイフを交錯させて突進して来た。レイは大上段で刀を振り下ろす。

ギィンッ!!

堅く重い金属がぶつかる音が響き、一瞬遅くレイの刀が衝撃で押し上げられ、右足が浮いた。
「終わりよっ!!」
もう一度ナイフを交錯させてラナが斬りかかる。
刹那。
「っせいやぁあああ!!」
浮いた右足を下ろす勢いを利用して、レイが渾身の力を込めて刀を振り下ろす。

ガギギィンッ!!

レイの刀がラナのナイフをへし折り、残った柄を弾き飛ばす。
返す刀でラナの喉元に切っ先を突きつける。
「ハァッ…ハァッ…ハァッ…」
二人とも肩で息をしながら、レイはラナの、ラナはレイの目を見た。
ラナは満足げに、レイは躊躇いがちに、同時に頷いた。
そして、レイはラナの胸に、刀を突き立てた。


全てが終わった後、その港の倉庫街には、右手に長刀を提げた男が佇んでいた。
雨はいまだ強く降り続け、男に容赦なく吹き付けた。
その男の顔に浮かぶ表情は、男の髪と、強すぎる雨足に阻まれて読み取る事は出来ない。
男の顔についた水滴が雨なのかすらも分からない。

267 :232:2006/05/02(火) 21:46:09 ID:8ux0gepLO
えー、ギルティギアは大好きです!!

スイマセン。
元々「主人公(生者)とヒロイン(幽霊)がガチでバトる」っつーシチュありきで書き始めたので、あんまりツンデ霊してないかもしれないどころか、ほとんどしてませんね。本当にすいません。
一応推敲はしましたが、誤字脱字等ございましたら御指摘ください。
感想や批評もお願いします。

268 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 22:31:42 ID:4W3n2fevO
とりあえず俺もギルギアの戦闘開始時の
「Haven or Hell Let's ROCK!」
の掛け声好き。GJですた。

269 :本当にあった怖い名無し:2006/05/02(火) 23:11:42 ID:rSrwjD3TO
gj! っていうか、キャラよりもこれだけの作品を書きながら
謙虚な姿勢の作者さんに萌え。
とりあえず言われた通り誤字をうp
1レス目の「にに」→「に」くらいでしょうか。あと一カ所日本語が変な箇所が。

4レス目くらいの「私と戦いなさい」は「私とファイトなさい」 ゴングがカーン!
みたいw

とにかくGJGJGJ!

270 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 00:02:18 ID:i+ebwlcA0
>>267
えーっと何か元ネタ(ギルティアっての?)があるのですか?

271 :232:2006/05/03(水) 01:07:01 ID:7PLMSeDHO
ID変わりましたが>>232(>>267)です。

>>269
御指摘感謝です。
>4レス目くらいの「私と戦いなさい」は「私とファイトなさい」 ゴングがカーン!
>みたいw
実は狙ってましたwww
このスレに投稿しようと決めて急遽追加したのですが、あまり違和感なくできたみたいで良かったです。

>>270
特に元ネタはありませんが、強いて言うならアーマード・コア(ラナの名前。MoAのラナ・ニールセンから)とギルティギア(Heaven or Hell. Let's Rock!!のセリフ)ですか。「Heaven〜」は日常生活でもたまに使うお気に入りの言い回しです。
他は全部オリジナルです。多分。

「勝てば天国、負ければ地獄。Heaven or Hell. Let's Rock!!」
このセリフを応用して別キャラでもう一つ考えていますが、今度こそツンデ霊要素をもっと入れたいと思います。
いつ書き上げられるかは分かりませんが、できるだけ早く書き上げようと頑張ってみます。
それではスレ汚し失礼いたしました。

272 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 01:07:50 ID:DBRUvvNkO
格安で借りた部屋には幽霊が憑いていた。
「……火」
「はい!」
俺は立て膝になり葉巻に火を点ける。
ジャクリーンと名乗った金髪幽霊の圧倒的な暴力によりこの部屋の支配されていた。
 
「暇だな…おい、豚!いつものヤツでもやるか」
紫煙を吐きながら金髪女が言う。
「えぇ!?いや!今日は体調が…」
 
「いいからいいから。
さぁ、私とファイトなさい」
 
カーン!とゴングの音が鳴り響くと金髪女は両拳をガッチーンと打ち付けおどりかかってきた。
 
「拳は強く強く握り込むのよ、でないと骨を痛めてしまうわ」
ギチギチと筋を浮かべながら拳をつくる。
「ちょ…待っ」
 
「ジェノッサァァーイッ!!」
 
何度も何度も何度も俺の顔面に鉄拳が叩きこまれる。
(ツンデ霊ハンター!ツンデ霊ハンターを呼ばねばいつか殺されてしまう!)
薄れゆく意識の中で俺は一縷の望みを夢見た…


273 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 01:18:37 ID:d2ECfzqQO
>>271
え、いや、偉そうに指摘して申し訳ないです。時価遺作もとい次回作楽しみにしてます。
ってか、謙虚すぎですよあなた。ファンになっちまったよorz

>>272
ジェノサイキタコレwwwwww俺がwww金髪ツンデ例ゲトするぉwwうぇっwwww


274 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 01:42:34 ID:YHVg33SX0
ぶっちゃけこの流れ飽きた

275 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 08:16:48 ID:jgRPiYvQO
>>271
正直スレ汚しだと思う。
できればもう書かないで。

276 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 08:17:12 ID:d2ECfzqQO
>>274
流れを変えてくれるような作品をもまいが投下してくれるか?

277 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 13:12:42 ID:YHVg33SX0
ぶっちゃけその流れも飽きた

278 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 13:38:26 ID:d2ECfzqQO
GWだからってツン化が激しいぞ、皆。



279 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 14:00:55 ID:klqlC4QZ0
お前らもNHK−FMでアニソン聞いてストレス発散汁

280 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 14:18:12 ID:JxkktsC50
よし せっかくのGWなんだから神社行ってもふもふしてくる

281 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 14:33:35 ID:977gtuh9O
んじゃ、俺は田舎で寂しがりの先祖と遊んでくる

282 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 14:46:36 ID:wOWCb20C0
そうだ、せっかくGWなんだから>>280>>281みたいに
ツンデ霊の出そうなところに遊びに行って、そこで起きたことを
GW明けにここに書けばいいんじゃね?

ってことで、俺は異常に家賃の安いアパートを探してくる

283 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 14:55:38 ID:d2ECfzqQO
俺には霊感がない。orz

魔法の白い粉使えばツンデ霊見えるかな?('A`)

284 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 15:41:53 ID:klqlC4QZ0
>>283
片栗粉X?

285 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 16:18:06 ID:d2ECfzqQO
GWなのにヒトリ('A`)……片栗粉Xで遊ぶか

んしょんしょ


「キャー、何やってんのよ!!」バッシーン!

ツンデ霊出現キタコレwww

……そんな妄想。

286 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 16:28:06 ID:klqlC4QZ0
>>285
GJ

287 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 19:46:29 ID:DBRUvvNkO
五月八日
 
団長「今日はツンデ霊ハンターズ定例会議だというのに…団員はどうしたのだ!」
 
参謀「は…"GW!ツンデ霊ゲット大作戦"で思わぬ被害が…」
団長「霊感強化に投与した片栗粉Xの影響か?」
 
参謀「はい、>>280は『もふもふ!もふもふ!』と叫びながら神社の稲荷像に頬摺りしているのが地元青年隊により発見されました」

団長「>>281はどうした?」
 
参謀「実家の倉の中で『あぁ!ご先祖様!』とぶつぶつと呟いている姿で発見されてます」
団長「まさか>>282も!?」
 
参謀「>>282は…ボロアパートの一室で…『ジェノッサァァーイWWキタコレWWW』との言葉を最後に…」
 
団長「えぇい!責任者の>>285を呼べ!」
参謀「無駄です。彼はもう片栗粉を捏ねるだけの廃人です」
 
団長「なんて事だ…軽い気持ちで手を出したがこんな事になるとは」
 
《今月の標語》
「片栗粉やめますか? ツンデ霊やめますか?」


288 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 19:56:52 ID:gCxofF+aO
-7月-
夏の暑さもピークに向かい、本格化してきたオカルトな季節。
幼なじみであり腐れ縁なオカ友との気楽な心霊スポット巡りも、
ひとつの区切りを迎えようとしていた。

お盆が近づくにつれ、
変わらないと思っていた日々が
少しずつ変化していくような気がする。

窓から毎晩覗いてる、なじみの幽霊。
いつも通る道でよく見る、追いかけてくる幽霊。

それだけじゃない。

お盆と一緒に何かがやって来る。
そんな気がするんだ。

もうすぐ夏がやって来る。

去年とは違う夏が――

真夏の心霊スポットを舞台に繰り広げられる、
   オカルトなハートフルラブストーリー!

289 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 20:29:37 ID:ZjzPMlPJ0
____   r っ    ________   _ __
| .__ | __| |__  |____  ,____|  ,! / | l´      く`ヽ ___| ̄|__   r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __  __ |  r┐ ___| |___ r┐  / / | |  /\   ヽ冫L_  _  |   | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_  | | | r┐ r┐ | | | /  |   | レ'´ /  く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___  __|. | | | 二 二 | | |く_/l |   |  , ‐'´     ∨|__  ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| |   /  ヽ    | | | |__| |__| | | |   | |  | |   __    /`〉  /  \      │ | |   ̄ ̄|
|   | / /\ \.   | |└------┘| |   | |  | |__| |  / /  / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/   \ `フ |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |   | |  |____丿く / <´ /   `- 、_// ノ\  `ー―--┐
           `´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'     ̄          `  `´          `ー'    `ー───-′




290 :285:2006/05/03(水) 20:47:05 ID:d2ECfzqQO
('A`)………………
片栗粉X秋田


今度はマッシュルーm(ry

291 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 20:56:38 ID:klqlC4QZ0
>>288
全世界のツンデリストが泣いた。


292 ::2006/05/03(水) 21:30:33 ID:y7LmOchW0
へ……部屋、に……にゅ、入居者、が……来た……。……はっ……はじ、初め……て……。
ど……どっ、どんな……人……だろ……。
…………お、男の……人……。


293 ::2006/05/03(水) 21:32:18 ID:y7LmOchW0
ご、飯……たべ、食べてる……。
お皿を……てっ、テーブ、ルの……、う、上で……すっ……すべ、滑ら、せ……る……。
お、驚い……てる……。……ふ……。


294 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 21:33:06 ID:gCxofF+aO
>>289>>291

そっ、そんなに持ち上げたって……成仏なん…て………しないん……だから

295 ::2006/05/03(水) 21:33:12 ID:y7LmOchW0
てっ、テレビ……見て、る……。
いきな、り……てっ、テレビ……の……でっ、電源、を、……消す……。
ふ……不思議、そう……な、顔……。……ふ、ふ……。


296 ::2006/05/03(水) 21:34:10 ID:y7LmOchW0
お、風呂……に、……入って……る……。
れっ、れいっ……冷水……しか、出ない……よう、……に、する……。
ふっ……不安、そう……に、して……。……ふ……ふふ…………。


297 ::2006/05/03(水) 21:35:07 ID:y7LmOchW0
く……くつろい、でる……けっ、けど……きっ、きんちょっ……緊張……して、……る……。
いっ、意味……なっ、なく……で……電話……を、なっ……鳴らす……。
こっ……こわ、怖がって……る……。ん……ふ……ふふ……ふ……。


298 ::2006/05/03(水) 21:36:05 ID:y7LmOchW0
ねっ、寝ちゃ……た……。
じょ、上体に……圧し、掛かって、くっ首を……絞める……。
くっ……苦し、そう……に……して、る……。……………………。


299 ::2006/05/03(水) 21:37:02 ID:y7LmOchW0
……こ、こ……これっ……あっ、あんま……り……たの、楽し、く……ない……。
な、……なん……なんで……だろ……。


300 ::2006/05/03(水) 21:37:59 ID:y7LmOchW0
あ………………。
あっ、あた……あたし、が……さっ、された……こと…………だか、だから、だ……。

……………………。


301 ::2006/05/03(水) 21:38:57 ID:y7LmOchW0
わる……わっ、悪い……こと……し、しちゃっ……た……。
し……しん……死ん、で……ない……?……ね、ね……?だっ……だ、だい、じょう……ぶ……?
ごっ……ご、ご、ごめ……ごめ……ね……?も、……いじ…わ…意地悪、しない……から、ね……?


302 ::2006/05/03(水) 21:39:55 ID:y7LmOchW0
…………………………。

そ、そっ……そっか……。き……きっ……きこ……聞こ、え……ない……か……。
さ……さびっ……。
さびっ……し……寂しい、な………………。

303 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 22:06:37 ID:d2ECfzqQO
>>294
しなくていいから、ハントされ…いやいや、一緒に居て下さい

>>302
怖いけど(ノ'A`)静岡県沼津市二丁目商店街が泣いた…

304 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 23:16:06 ID:gCxofF+aO
>>303
うっさい変態!あっかんべ〜(ノ┳`)



……はぁ、私って本当に可愛くないなぁ…

305 :本当にあった怖い名無し:2006/05/03(水) 23:25:12 ID:d2ECfzqQO
>>304


壁|'A`)コソー
(そういうトコがいちいち愛しすぎる…はぁ、たまには思いっきりデレて欲しい)


306 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 00:18:42 ID:LFUr8e//0
>>292-302
GJ!

ところで俺のアパート2LDK家賃16000円。大学近いのに住人3人だけ。
新しい入居者はだいたい2ヶ月くらいで出て行く。
もしかして寂しがってる霊がいるのかと、ふと思った。

307 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 00:29:44 ID:S32NL7Q8O
>>303
おまいこのネタは…
>静岡県沼津市二丁目商店街が泣いた

308 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 00:43:56 ID:bslufv4FO
>>307
たけすw
解る奴がいたかw

>>306
えぇ、終わり!? あとは各自脳内補完?!

309 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 01:49:08 ID:/XQD9ej2O
>>186

310 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 01:54:56 ID:LFUr8e//0
>>308
いやだって出てく人の理由とか知らないし。訊きたくもないし。
実際に「出る」なんて教えられたら住んでらんない。

311 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 02:05:40 ID:5Z61c7fj0
むしろ寂しがっているというよりそれは

312 :@:2006/05/04(木) 03:36:48 ID:dxacdjpEO
新しい家を探していた時、築30年の二階建て一軒家が月7万円で貸しに出してあるのを見てすぐに申し込んだ

安いのは立地条件が不便で片田舎だからだろう、そう思って僅かな不安をぬぐい去った

最初の3ヶ月は快適だった
初めての一人暮らしのこともあり、友達を呼んでは毎晩飲んでいた

そして3ヶ月経った頃、仕事が忙しくなったこともあり家では寝るだけのことが多くなっていった

そんなある日、いつものように帰宅し飯を食べ床に着いた時だ
とっとっとっとっと…
二階から規則的な足音が聞こえてくる

「古い家だからネズミでもいるのか?」

そう思い大して気にもしていなかった


313 :A:2006/05/04(木) 03:38:31 ID:dxacdjpEO
それから毎晩、床に着くたび足音が聞こえてくるようになる
さすがに不信に思い二階に行ってみるが、もちろん誰もおらず足音もしない
しかしまた布団に入ると
とっとっとっとっと…
足音が聞こえてくるのだ

その週の休み、ネズミの駆除をしようと思い屋根裏に上がってみることにした
相変わらず昼間は足音が聞こえない
そもそもネズミの足音かさえも怪しいが、出来るだけ怖いことは考えたくなかった


314 :B:2006/05/04(木) 03:39:44 ID:dxacdjpEO
二階に上がると、やはり静まりかえっている
押し入の戸を外し、屋根裏へ続く蓋を外そうと手を伸ばした瞬間
ドンドンッ!ドンドンッ!
けたたましい音に静寂はかき消される……
「…!!」

なんの音だ?いや、そんなレベルじゃない…
明らかに人が殴りつけているようだ
普段なら確実に逃げるはずが、何かに吸い込まれるように蓋を外す

カビのにおいと埃でむせかえる
一面の闇が広がるだけだ
「…誰もいないよな」
自ら確認するように呟く
暗闇に目が慣れてくると、うずくまる影を見つけた

「だっ誰だ?」
震えた声で問いかけると、影が顔をあげた…
そこには、まだ幼さの残るあどけない少女がいた


315 :C長文スマソ:2006/05/04(木) 03:41:43 ID:dxacdjpEO
「誰だ?」
再度問いかけるが、少女はこちらを睨みつけたまま答えない
「誰なんだ?」
また問いかけるが、返事はない…
そんなことを繰り返していると少女が口を開いた

「うっさいわね!聞こえてるわよ!」
相変わらず睨みつけたまま少女は怒鳴る
「誰なんだよ?」
「あっ、あんたに関係ないでしょ!」
「……いや、ここは俺の家だ、関係ないことはないだろ」
「うっ、うるさいうるさいうるさ〜い!」
少女は再び怒鳴った

316 :Dだお:2006/05/04(木) 03:42:39 ID:dxacdjpEO
なぜか私に恐怖心は無かった
彼女はこちらを睨みつけてはいるが、殺気は感じられなかったからか
「そこにいても始まらないから、ちょっとこっち来い」
「フンッ、どうせそうやって追い出すつもりなんでしょ!そんな手には乗りませんよ〜だ!」
舌を出しあっかんべ〜をする少女
「そんなことしないって」
「誰があんたなんか信用するのよ!さっさと下に戻りなさいよ!」
「いや、だから…」
「うるさいわね!呪い殺すわよ!」
相変わらず殺気じみたものは皆無だが、諦めて下に撤退することにした

彼女が気になったが、せっかく休みを無駄にしたくなかったので、久しぶりに友達を呼んで飲むことにした
友達も帰り寝ようとした時、二階から足音がする
「またあいつか…」
渋々二階に上がってみると彼女は二階の部屋を回っていた


317 :Eやっと半分だお!:2006/05/04(木) 03:45:01 ID:dxacdjpEO
「何してんだよ?」
「っ!なっ、何か用?」
「足音が五月蝿いんだ」
「……あんただって、さっきまで下で騒いでたじゃん…」
突然見せたしょげた顔に、寂しさが漂う
「…怒ってんのか?」
「別に……怒ってなんかない…わよ……」
「ここはあんたの家だし、私はたまたまここにいるだけの浮遊霊だもん…」
彼女は、寂しげに呟いた

318 :Fだお!ちょっとダルいお!:2006/05/04(木) 03:46:26 ID:dxacdjpEO
「ずっと一人だったのか?」
「……うん」
「なんでこんなところに?」
「昔いたところは追い出された…
前にここに住んでた人は……私が怖いって………」
「…………」
「あんたも迷惑だよね!こんな辛気くさい幽霊がいたらさ!」
無理に笑顔をつくって、明るく振る舞う彼女が悲しかった

「あんたは怖がらないで話してくれたから、と・く・べ・つに出てってあげる!」
「…………」
「べっ、別にそれが嬉しかったとかじゃないからね!勘違いしないでよ!」
「…………」
「何あんたまで辛気くさい顔してんのよ!私がいなくなれば寝れるんでしょ!」

「それじゃあ、私行くね?」
「………」
「………話してくれて、ちょっと嬉しかったよ……バイバイ」
「……待てよ!」
とっさに声が出ていた
「…っ!なっ何よいきなり!ビックリするでしょ!」
「行くあてなんて無いんだろ!?だったらここにいろよ!」
「っ!…そんなこと出来るわけ……無い…じゃない……」
「どうして?」

「…初めてあんたを見た時、嬉しかった……
一人じゃない、もう一人じゃないんだって…」
「けど、私に気付いたら、きっと……また…一人になっちゃう…」
「だから静かにしてた…もう……一人は嫌だから………」


319 :Gだお!もうすぐ…:2006/05/04(木) 03:49:05 ID:dxacdjpEO
「けど、あなたとお話したくなった……バカだよね…幽霊なんて怖がられる…だけなのに……」
「だから毎晩…」
「そうよ!悪い?どうせ私はバカよ!!」

彼女は泣いていた
自らへの後悔か、別れが辛いのかはわからなかった
「……もう、ここにはいれないよ…
…これ以上、迷惑かけれないよね……」
「だから………だからサヨナラ…」
気が付くと、俺は彼女を抱きしめていた


320 :Hラストだお!:2006/05/04(木) 03:52:10 ID:dxacdjpEO
「なっ、何すんのよ!エッチ!変態!」
「行くな!ここにいろ!」
「…!はっ、離しなさいよ!…離し……な…さい…よぉ」

「嫌だ!お前の家はここだ!」
彼女はうつむき、泣いていた
「どうして…?どうして優しくするの?
…私、幽霊だよ?……おばけなんだよ?」
「そんなことは関係ない!」
「…っ!バカ!バカバカバカバカバカバカっ!」
「馬鹿でもいいよ。ここにいてくれ…」

「…私のせいで寝れなくなるよ?」
「もう足音ならなれたよ」
「…怒ったらあんたなんて呪い殺すわよ?」
「出来もしないこと言うな」
「…私は……幽霊だよ?」
「そんなもん知るか。ここにいろ」

「………」
「もう一人にはさせないから」
「……本当に?」
「本当だ、だから…だからここにいろ」
「…うん!」
彼女が俺の体に身をゆだね、顔をあげる
そこには彼女が初めて見せる、満面の笑みが広がっていた


321 :I謝罪だお… :2006/05/04(木) 03:57:10 ID:dxacdjpEO
駄文長文、読みづらい、国語力が無い文をお読みくださり
ただただ頭が下がる気持ちでいっぱいです

……なんて言うわけないじゃない!www
別にあんたに読んでもらっても、嬉しくもなんともないわ!
…けど、一応言っておくわ
あ……ありがとぅ………

ぅう〜!こんな恥かかせて!化けてでてやる!フンッ!

322 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 04:05:55 ID:LFUr8e//0
GJ! 少女が交通事故死ならカンペキなデキ!

323 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 04:51:30 ID:o78rfghc0
正統派ツンデ霊GJ!

324 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 05:18:37 ID:dxacdjpEO
ぐっ、GJなんて…言われても……言われても……
嬉しくなんてないんだからぁ!


…けど、もっと勉強して……また書いたら…

…また……また読んで……くれるかな?

325 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 07:18:18 ID:/XQD9ej2O
(=゚ω゚)ノ ぃぃとも

326 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 07:58:34 ID:bslufv4FO
>>324
GJGJGJ、超GJ!
イイヨイイヨ〜また読むよ〜(・∀・)

>>310
あ、あれもしかしてリアルにノンフィクション?
ごめん、俺は物語の書き出しだと思ってたorz
おまいがツンデ霊に遭遇できるように祈ってるノシ
できなかったら、片栗k(ry

327 :十一:2006/05/04(木) 12:32:09 ID:9lIM9sOd0
あっ……朝、お……おき、起きられ、た……みた……い。よ、よか……よか、た……。
き……きょっ……きょろ、き、きょろ……して、る……。おか……おかし、な……顔……。ふ、ふ……。
や……やっぱ、り……きこ、聞こえ……て、ない……し……。みっ……見えて、な……ない、ね……。


328 :十二:2006/05/04(木) 12:33:05 ID:9lIM9sOd0
「謝った?」

…………え……。


329 :十三:2006/05/04(木) 12:33:57 ID:9lIM9sOd0
きっ……きこっ……きこ、聞こえ、た……の……?あた、……あたし、の……こ、声……が……?

「……なに言ってるんだろ僕。起きよ」


330 :十四:2006/05/04(木) 12:34:49 ID:9lIM9sOd0
ん……あ……っ、だ、だめ……っ!ま……て……待っ、て……!あた、……し、あたし……こっ、ここ……。
あた……あたし、の……わっ、悪い……癖……。つ、め……爪、噛ん……じゃう……。
か……カリ、カリ、て……。


331 :十五:2006/05/04(木) 12:35:47 ID:9lIM9sOd0
「……?何の音……?」

きっ、聞こえ、る……?きこ……き、聞こえ、てる……の……!?あっ……あの、……あた、あたし……。

332 :十六:2006/05/04(木) 12:36:39 ID:9lIM9sOd0
「あ……音が止んだ。気のせい、かな?んしょっ、と……」

あ……あ、ああ……だめ……。おっ……おね、お願……い……。
あ、あた……あたし、に……きっ……きづ……気付い、て……。お、おっ……願い……。


333 :十七:2006/05/04(木) 12:37:31 ID:9lIM9sOd0
「………………」

どっ……ど、しよ……っ。ど……したら……っ……き、気付い、て、くれ……る……の……?
あ…………か、壁……。そっ……そう……か……壁、たた……叩い、たら……。


334 :十八:2006/05/04(木) 12:38:24 ID:9lIM9sOd0
「!?……壁が鳴ってる……。隣は……部屋なんてない、よね……?」

ん……!んんっ……!!ん……っっっ!!!


335 :十九:2006/05/04(木) 12:39:15 ID:9lIM9sOd0
「!これ…………部屋の内側から……鳴って……?」

こ、こっ……ここ……!あた……あたし……!!こ……ここ……!!!
お……おね……おねっ、お願、い……!!!!きっ……気付い、て……!!!!!


336 :二十:2006/05/04(木) 12:40:07 ID:9lIM9sOd0
「………………………………誰か、いるの?」

そ、そ……っ!いっ……いる、よ……!こっ……こ、こ……にっ……あた、あた……し……!!


337 :二十一:2006/05/04(木) 12:40:59 ID:9lIM9sOd0
「えー、と。こっちかな……?それじゃ、いってきますね」

いっ……いって、らっしゃ……い……。で……でも……。ふ……ふ、ふ……。
そ、そ……ち、そっち……に、は……だ、誰……も、いな、いない……よ。
あ、あた……あたし、は……こ、こっち……。


338 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 12:41:52 ID:bEx9M8OJ0
>>324
GJ!もちろんまた読むかと

GWがあるなら祝日にツンデ霊の日を作るしかn(ry


339 :二十二:2006/05/04(木) 12:41:55 ID:9lIM9sOd0
「え?壁が……。あ、こっちか。ごめんなさい。いってきますね」

ふ……ふ……。あせ……あせって、る……。か……か……かわ……可愛、い……。
そっ……そん、そんな、こと……で、あ、あたし……は……おっ、怒ら、な……ない……よ……。
あた……あ、あたし、が……みっ、見えない……の……が、わっ、悪い……もん、ね……?
きっ……き……を……気を、つけて……ね……?いっ……いって、ら……しゃい……。


340 :二十三:2006/05/04(木) 12:42:47 ID:9lIM9sOd0
「ただいま帰りました。どこにいるのかな……あのー。ただいま帰り……」

おか……おっ……おかえ、り……なさい……。べっ、勉強……お、お仕事、かな……?
が……がん……頑張っ、た……かな……?え、えら……えらい、ね……。
ふ、ふ……ふ……。でっ、でも……お、お風呂……場……に、なんか……いな、いない、よ……。
あた……あ、あたし……は……こっ、ここ、だよ……。


341 :二十四:2006/05/04(木) 12:43:39 ID:9lIM9sOd0
「あのー。別に迷惑になんか思ってませんから。あ、入居した僕の方が迷惑ですかね……。
その……謝ってくれた、ような気がするんですよ……。聞こえたような気がして……。だから、えっと」

きっ……聞こ、え……て……た、たん……だ……。よっ……良か、た……。やっ……優し、人……。
め、迷惑……なん、か……じゃ……ない、よ……。う……うれっ、嬉し……。
あ、あた……あたし、に……き……気、が……付いて、くれ……た……ね……。うっ……嬉し……。

342 :二十五:2006/05/04(木) 12:44:31 ID:9lIM9sOd0
「こ、こっちだ!ご、ご飯!一緒に食べませんか……!?」

ふふ……ふふ、ふ……。た、たべ、た……食べられ、ない……よ……。ごっ……ごめ……ね。
あ…………ありっ……ありがと……。………………。
……ふ、ふ……。で、でも……あた、あたし……は、こっ……こっち。


343 :二十六:2006/05/04(木) 12:45:23 ID:9lIM9sOd0
「今度こそ!ここだ!!お風呂、入ってきます」

そっ……そんな、こと……い、いわ……言わな、く、たって……。は……はず……恥ずかし、よ……。
でっ……でも、の……のぞ……覗い、ちゃ……お、かな……。ん……ふ、ふ……ふ……。
お、おし……おし……惜しかっ……た、ね……。あ、あたっ……あたし、は……こ、こ……。


344 :二十七:2006/05/04(木) 12:46:15 ID:9lIM9sOd0
「こ、こっち!?いや。こっちだ!!…………あれ?どこにいるんですか?」

……あ、あ、だめ……。のっ……覗い、ちゃった……。はっ……はず……はず、はず、恥ずかし……。
あっ……あん、な……あ、ん……な……。や……だ……やだ、もう……。
かっ……顔、まと……も……に……み、見られ、ない……。
い、いばっ……居場所、なん、て……お、教え……ら、られ……ない、よ……。


345 :二十八:2006/05/04(木) 12:47:07 ID:9lIM9sOd0
「おやすみなさい……」

おっ……お、おやすみ……。
ん……ふ……ふ……。よっ……よく、ね、寝て……る……。あ……。よっ……涎、垂れ……て……。
あっ……あた、あたし、が……ふっ……拭いて、あげ、よ……。ね……。あ……温かい……。


346 :二十九:2006/05/04(木) 12:47:59 ID:9lIM9sOd0
こっ……この、人……みっ、見てる……と……な、なん、なんだか……どき、どき、する……。
こ、この……このっ、この……人、好き……。
は……はやっ……早く、起き……ない、か、かな……。
あ……あたし、に……声、か、掛ける……ため、に、あっ……あたし、の、こと……さが、探し、て……欲し……な……。

…………………………あ。
うっ……う……そ、うそ!な……なん、でも……ない……。いっ……今の……は……う、うそ……。
こっ……この、人……い、いつか、は……こっ、この……部屋、から……で、出て、行く、だろ……し……。
あっ……あた、し……のこと、なん……て、すっ、すぐ……忘れ……ちゃう、だろ……し……。
だっ……だか、ら……な、なん、なんでも……ない……。い、いま……今の……は……うっ、うそ……。
あ、あた……し、どっ……どき、どき……なん、か……して、ない……。こっ……この人、き…………嫌い。


347 :三十:2006/05/04(木) 12:48:52 ID:9lIM9sOd0
「……声」

…………!!??

「深夜になると……声、聞こえますね」

え……。

「姿も見えますね。はは……びっくりしました」

え……と……。


348 :結_前:2006/05/04(木) 12:49:59 ID:9lIM9sOd0
「今からいっぱい勉強して、働いてお金貯めます。それでこのアパート、僕が買い取ります」

……え。

「あなたが成仏?って言うんですかね……するまで、僕が一緒にいます」

……!

「僕が生きているうちにあなたが成仏しなければ、僕も幽霊になってこの部屋であなたと……ずっと一緒にいます」

……な、なん……な……んで……?

「好きな人といっしょにいたいからです。……出会って数日もせずにこんなこと言う男は嫌いですか?」

……そ、んな……。


349 :結_後:2006/05/04(木) 12:50:53 ID:9lIM9sOd0
「僕は、本気です」

……し、しん……深夜、しか……あ、あえっ……会え、ない……の……に……?

「あなたが好きです」

……あぅ……。

「……………………」

…………あ……ん…………う……ん……じ、じゃ……ず、と……い、一緒に……いて……?

「はいっ」

………………あっ……あた、あたし、も……す、すっ……すき……好き、です……。


350 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 13:04:22 ID:bslufv4FO
て…テラGJ(T_T)
やっぱハッピーエンドはいい
いい
いいよ
(・∀・)

351 :本当にあった怖い名無し:2006/05/04(木) 19:10:36 ID:vZlZ4MfzO
GJだす。
349の幽霊たん萌え…… ちょっとえっちな妄想してしまいました(*´Д`)
ごめんなさい

352 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 04:09:50 ID:WnM6jaXg0
正直ぶった斬ってスマンカタ

353 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 05:03:41 ID:jXgwFVeYO
携帯用のまとめサイトなくなった…?つながんない…

354 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 11:50:48 ID:/A5hOgYiO
正直、3月くらいからずっと見れない…

355 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 14:04:12 ID:Lp79s+RA0
ツンデ霊女学院とかいうところに編入することになった。
なぜだか知らないけど、特待生扱いだという。
おかしいなあ、とは思ったけど、学校なんて久しぶりだし、誘いに乗ってみることにした。

初日。
正直、どきどきした。どう見てもエビフライだとしか思えない理事長先生に迎えられた
ときは、思わず突っ込みそうになって慌てた。うん、いろいろあるよね、人って。

教室。
クラスのみんなの視線が突き刺さる。
やっぱりこうゆうの苦手。ずっと一人でいたわけだし、緊張する。
理事長先生、はやいとこ紹介終わらしてくれないかな。

「はい、みなさん。こちらが特待生の『ガードレールの幽霊』さんです。非常に素晴らしい
ツンデレをお持ちの方ですから、よく見習ってください」

……私ってそんな通り名だったんだ。
ていうかなに? つんでれって。うわー、あきらかにもうみんなの視線がちがうぅ…
私なにもしてないよ? なんの才能もないよ? だれかとまちがってない?

自分の席。
痛いほどの視線をかいくぐり、萎縮しながらそこを見ると。
――ガビョウだ。
イスに、めいっぱいの。
思わず隣の席の子を見てしまう。澄ましてまえを向いてるけど、こちらを意識してるのが
わかりやすいほど伝わってくる。
初日からこれかあ。滅入るなあ。でも。

356 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 14:05:15 ID:Lp79s+RA0
私はふつうにそのガビョウだらけのイスに腰掛けた。
隣の子が、もの凄い勢いでこっちを見る。
そんな驚かれてもね。幽霊だし。気付こうよ。お互い気まずいでしょ?
よろしくね、微笑みかけると、
「ふ、ふん! な、なによ、なれなれしい! 勝手によろしくすればいいでしょ!」
だって。
なんだろうこの空気。

授業。
「はい、では今回はツンデレノミコンの666ページからでしたね。『ガードレール』さんは
隣の人に教科書を見せてもらってくださいね」
隣の人って、この人だよね。完全にそっぽ向かれてるんだけど。どうしよう。
「あ、あの……」
「み、見たければ見ればいいでしょっ!?」
私が言い終わらないうちに、顔は反対側を向いたままでガタガタと机を寄せてくる。
あぁ…なんだろうこの空気。

二時間目。
「……私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
うん、わかってる。
「……わ、私メリーさん…っい、いま…あなたの…っ…う…うぇえ…」
わかってるんだけど、理事長先生から振り向いちゃいけないって言われてるから。
「わ…わた…し…ぐすっ…メリー……」
ごめんね。なにこの学校。

357 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 14:06:11 ID:Lp79s+RA0
三時間目。
さすがに二時間ずっと寄り添っていたので、隣の子ともだいぶうちとけてきた。おかしな
態度も慣れればカワイイ。ちょっとしたムダ話をしていると、先生からの指名があった。
「この問題を…ソウね、ガードレールさんに」
うわ、難しそう…って。ガードレールって私か! か、かわいくないあだ名ついちゃったな。
えーと…数学? 家庭科なら得意なんだけど。

『nが2より大きい自然数であれば、X~+Y~=Z~ を満たす自然数X、Y、Zは存在しないことを
証明せよ』

わかるかっ! でも周りの視線が凄い。「特待生」に対する期待と好奇の目。みんなこんな
問題やってるの? かなり私、場違いみたい。すごく恥ずかしい。
もうみんな見ないで。ああ、でもなにか答えなきゃ。

「わ、わかるわけないでしょ…!」
あれ、なんか半ギレみたいになっちゃった。どうしよう…どうしよう…!

教室のどこからか、嘲笑がさざめいた。
私はうつむいて立ち尽くした。このまま逃げちゃおう。どうせなにかの間違いで入校したん
だから。そのつもりで、走り出そうとしたそのとき。

「――Exellent!」
先生が手を叩く。

「え?」
私も含め、クラス全員が意表をつかれたと思う。いったいなにが?
先生は、人差し指をびゅんびゅん振りつつ、嬉しそうに説明した。

358 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 14:07:13 ID:Lp79s+RA0
「ワカラナーイ。ソウ、みんなのまえでワカラナイと答えるコトは、恥ずかしいコト。
デモー、彼女はソレでも強気の態度を崩さナイ。さらに照れの滲ませ方もカンペキデース!
コレがー、ツンデレデース! 萌えデース!コノ問題はー、過去350年間、正解が出なかった
のデス。サスガは噂のガードレールの幽霊さんデース! 萌え萌えデース!!」

先生の賞賛は続く。
そして、割れんばかりの拍手がみんなから贈られた。
私は照れ隠しに頭を掻くしかなかった。
「わかんないって言っただけなのにね」
なんとなく、ごまかすように隣の子に話しかけると、彼女は慌てたそぶりで拍手を止める。

「あ、い、いえ、これは、ちが、ちがうの!つられたから!みんなに!凄いなんて、思って
……は、ちょっとだけ、いるけど! かんちがいしないでよね!」
「う、うん」

隣の子は真っ赤になった顔を「もぅおー」とか言いながら、自分でばしばし叩いている。
意味不明の言動だけど、なんだろう凄くカワイイ。
ああ、わかってきた。この空気が。

350年間、数多のツンデ霊学生たちの挑戦を退けてきた難問を解いた実績は凄まじく、翌日
からは、尊敬の念と、なにやらわからないオーラをまとった女学生に囲まれる日々だった。


それからの私の活躍や、私をめぐる争い等を記すには、余白が足りなさすぎるので省く。
ひとつだけ私の現況を書き記しておくと、今の私の通り名は「御姉様」だ。
そしていまだにこの学院の存在意義がわかんない。

359 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 14:11:30 ID:/A5hOgYiO
はじめてリアル投下に遭遇!

でも350年間解けなかったのはフェルマーの最終定理の方でしょがwww


「余白」ネタもフェルマーかよwwwGJ!

360 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 14:57:08 ID:+tGerD/dO
御姉様て………
それなんてエr(ry

ともかくGJ!!

361 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 18:38:52 ID:0JDDeKEg0
エビフライ様が見てる



言って見たかっただけなんだ、何も悪気があったわけじゃぁ...
待て、何故馬乗りになる?!その拳はなn...うわ!やめtあwせdrftgyふじこlp;

362 :本当にあった怖い名無し:2006/05/05(金) 20:27:37 ID:/A5hOgYiO
もうこの際




「ジェノッサァァァアイ!!」とエビフライと片栗粉Xとを
スレの名物認定してくれないか。あんパンみたく。
いちゃついてるとアツアツのエビフライが飛んでくるとかさ。

363 :用語解説:2006/05/05(金) 23:24:53 ID:X+gPl54cO
《ジェノッサァァーイ!》
異端派ツンデ霊作家・中の人の長期シリーズ『私とファイトしなさい』よりの台詞。
前半のロマンチックな雰囲気をぶち壊しいきなりゴングとともにヒロインが殴りかかる。その際に決め台詞として多用された。
特に義姉編はあまりに予想外な展開で多くの読者に衝撃を与えた。


364 :便乗:2006/05/06(土) 00:11:25 ID:hA7GbS7aO
《片栗粉X》
ツンデ霊ハンターズ科学部により開発されたとされる魔法の白い粉。
原材料・使用法不明。使用者の霊感を極端に高め、
一部のhunterにとっては必須huntingアイテムとなっているが、
廃人――まさに萌えカスとなる可能性も否めない。
「モフモフ!」と叫ぶ例が続出している。

365 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 00:37:55 ID:7lwZ1qUdO
>萌えカス
誰がうまいことを言えとW

366 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 00:44:06 ID:JiHuowJs0
もふもふ! もふもふ!

367 :ホリヲタ ◆Suppa9ed92 :2006/05/06(土) 00:54:30 ID:J9f1cQ0k0
>>353-354
すみません、なかなか作る時間がなくて…。
http://www.tsunderei.org/ssmenu.html
これはPC用のページですが、携帯からでも見られると思います。

368 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 01:03:33 ID:hA7GbS7aO
>>367
ちょwww神www

な、、GJだなんて言わないんだから!
なにニヤニヤしてんのよ?!
ジェノッサァァァアイ!



いや、GJ。ありがとうございます。携帯からでも見れました。

369 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 01:10:01 ID:cYQsUALyO
>>367
その遠慮がちな態度が気持ち悪いのよ!

どうせみんなから「GJ」だ「神」だ呼ばれるのを想像して作ったんでしょ?

あぁ〜、想像しただけで気持ち悪い!虫酸が走るわ!

なっ!わっ、私は別に感謝なんてしてないし、見てもいないんだから!

うぅ〜、何ニヤニヤしてんのよ!馬鹿にしないでくれる!

370 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 01:21:57 ID:7lwZ1qUdO
>>367
な、なによ!べ、別にGJ!だなんて…
ふ、ふん!よくまとめてあるじゃない!使ってあげるわよ!
 
…すごいGJ…ありがと…


371 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 12:36:52 ID:hA7GbS7aO
>>370
もしあなたが美少女の幽霊なら
とりついて欲しい位いいツンデレ具合(・∀・)

372 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 13:00:47 ID:VVtoXnHJO
ID:7lwZ1qUdO「な、なによ!べ、別にGJ!だなんて…ふ、ふん!よくまとめてあるじゃない!使ってあげるわよ!
 
…すごいGJ…ありがと…」

ID:hA7GbS7aO「もしあなたが美少女の幽霊なら
とりついて欲しい位いいツンデレ具合(・∀・) 」

ID:7lwZ1qUdO「Σな、何なの?!どいつもこいつも下心丸出し!最低!

…一生憑いてやる…///////」


みたいな展開を期待したいなぁなんて

373 :片栗粉285('A`):2006/05/06(土) 19:30:08 ID:hA7GbS7aO
素直じゃない。彼も私も。

「GWなのに何ヒキってんの?」

「…ッせェーよ。特に行きたいトコもないのに何で出掛けなきゃなんねんだよ」

「大型連休よ? あんた人間の友達とか家族とか居ない訳?」

「どうせ人間より幽霊と付き合いたがる根暗ですよーだ。
 てか、そういうお前だって出掛けてみれば?
 せめて近所の公園とかよ。ヒキ幽霊にヒキ扱いなんかされたくないって」

冗談っぽく彼はいう。

「はぁ…幽霊に休みなんてないって事ね。」

「はぁ? 幽霊は毎日がエブリデイだろうがw」

なによその古いボケ。
拳を強く強く握りしめてツッ込みそうになるが、耐える。


374 :片栗粉285('A`):2006/05/06(土) 19:31:22 ID:hA7GbS7aO
「――出掛けてきなさいよ。毎日見飽きた顔ばっかでウンザリなの。
 あんたの世話で疲れてる私の身にもなってよね!」

「ウールセー(・∀・)ニヤニヤ
 それよか肩揉んで? お前上手いしw」

「また!? 私あんたの専属マッサージ師じゃないの!
 血流良くなりすぎて高血圧で死んじゃえば!?」

流れはいつも通り。結局お互いマッサージする。

本当は彼は解ってる。私がここを「離れられない」ことを。

本当は私は解ってる。彼がここを「離れたくない」ことを。

本当は私たちは解ってる。お互いの「本当の気持ち」を。

素直じゃない。彼も私も。

でもきっと、二人は通じている。

それはきっと、二人が似たもの同士だから。

375 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 21:54:43 ID:C4XiXbN50
あれから、俺は何度死んだんだ・・・?

彼女の死の原因を突き止める日々はまだ続いている・・・
ここまでで解った事は
彼女が俺の初恋の少女だった事
小学校の終わりごろから入退院を繰り返していた事
高校は俺と同じだったが学年が2つ下だった事
そして、いつも俺の事を見続けていた事・・・

「なあ、俺なんかのどこに惹かれたんだ?」
「ちょっ、きゅっ急に変な事訊いてこないでっ!」
「いや、別に変じゃないだろ。ここまで詳しく、過去のこと見せられると・・・なぁ」
「べっ別に好きだから見てたわけじゃないっ。その・・・
 そうっ私の視線の先に、偶然貴方が居る事が多かっただけよ」
「偶然・・・ねぇ。」
「そうよっ、たまたま目に入る事が多かっただけ。それだけなんだからっ」
「まぁ、そういう事にしておくか。」
「そっそれより、どうなのよ?いい加減思い出したの・・・私を殺した事。」
「・・・ごめん。まだ・・・思い出せない。」
「そう・・・。また、やり直しね。」
「ああ。」
以前のように、俺の苦しむ様を喜んで見ている様な素振りはもう見せない。
それどころか、泣いたまま「大丈夫?」なんて訊いてくる事もある。
俺の繰り返す死は、彼女にとっても苦しいものだったようだ。

376 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 21:55:35 ID:C4XiXbN50
「なっ、なんでだよっ?」
横から迫って来るヘッドライト
いつもの様に体は硬直し・・・
「ぐっ・・・ううっ・・・うっ・・・」
死から目覚める瞬間の激痛は相変わらず俺を苦しめる。
「ごめんなさい・・・」
彼女の懺悔もまた、繰り返されている。
だがそれも今回で終りのはずだ。
俺が彼女に怨まれていた理由がわかったからだ・・・

彼女は本当に俺に殺されていた・・・

377 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 21:56:11 ID:C4XiXbN50
「謝って、許される事じゃないのは・・・分かってる・・・
 本当に悪い事をした・・・ごめん・・・」
「そう、やっと思い出したみたいね・・・」
「ああ、思い出した・・・それで、俺はどうしたら・・・いい?」
「どうしたら・・・って、じゃあ、何でああなったのか教えて」
「ああ、そうだよな・・・まずは、そこから説明しないとな・・・
 俺・・・さ、お前との待ち合わせ場所に向かってたんだ」
「あんな・・・あんな遅くまで、待ってると思ったの?」
「分からない・・・けど、行かなきゃて・・・思って・・・それで・・・」
「それで・・・何?」
「急いで・・・行こうと思って・・・バイクに乗ったんだ・・・
 あんな事になるなら・・・乗らなきゃ・・・良かった」
「へぇ・・・バイク持ってたんだ」
「俺・・・さ、嬉しかったんだ。ラブレターって初めて貰ったから・・・
 でも、ずっと好きな子がいて・・・だから、断ろうって思って・・・
 でもいざとなると・・・勇気が無くて・・・」
「好きな子・・・居たんだ・・・」
「でも、何とか決心して、待ち合わせの場所まで行ったんだ・・・」
「そう・・・だったの。」
「途中、何個目かの交差点で信号に引っかかって、焦ってたから・・・
 信号が変わった瞬間に飛び出しちゃったんだ。
 そしたら・・・横から・・・信号無視の車が来て・・・」
「・・・・・・」
「で、俺は車に吹っ飛ばされて・・・バイクは・・・信号を待ってた・・・
 お前に当たったんだ・・・
 酷いよな。待ち合わせを無視して。挙句、帰り道に事故に巻き込んで・・・
 お前を・・・殺したんだ。」
傍からみれば、俺も被害者なんだろうがそんな事は関係ない。
彼女を裏切り、結果的には殺してしまったのだ・・・。
怨まれて当然だし、許される術など無いだろう。

378 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 21:57:04 ID:C4XiXbN50
「そう、本当にやっと思い出してくれたみたいね。それで、これからどうするの?」
「分からない・・・俺は・・・俺はどうしたら良い?」
「そんなの私に聞かないでっ!
 でも、そうね待ち合わせに間に合ってたら、私になんて言ってたの?」
「きっと、・・・好きな子が居るからって断ったよ。でも・・・今は違う」
「でも、今は違う?違うって何よ!」
「あの・・・さ、信じないだろうけど、俺の好きだった子って・・・お前なんだ。」
「ちょっ、それ、嘘でしょ!そんなの誰が信じると思うのっ!」
「だよな・・・でも、本当なんだ。」
「嘘よっ!」
「お前、子供の頃は眼鏡でチビで・・・いっつもムスッとしてて」
「何よっ馬鹿にしてるのっ?」
「でも、俺が馬鹿やったりジョークを言ったりすると、時々笑ってくれて・・・
 その笑顔が可愛くて・・・いつの間にか好きになってた」
「嘘よっ!じゃあ何で今まで気付かなかったのよっ!」
「だって、お前・・・綺麗になってたから。気付けなかった・・・」
「な、何よ・・・そんなお世辞信じないんだからっ」
「お世辞じゃない。だから、お前があの子だって分かった時すごい嬉しかった。
 でも、それ以上に悲しかった・・・」
「そんなの・・・そんなの私だって・・・
 好きだった人から返事も貰えないで・・・事故に巻き込まれてっ!
 悔しかった・・・怨んだわっ!でも、その相手が貴方で・・・」
「うん・・・。ごめん」

379 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 21:58:03 ID:C4XiXbN50
「謝らないでっ!私、貴方を何度も殺したのよ・・・数え切れない位・・・何度も・・・」
「それは・・・良いんだ」
「良く無いっ!いつも後悔してた・・・戻ってくるたびすごく辛そうで・・・
 でも、また会えたって嬉しくて・・・でも怨みは消えなくて・・・」
「そんなに簡単に消えるもんじゃ無いだろ・・・怨みなんて」
「そう・・・かもね」
「ああ、そうさ。・・・っと、また、始まるな」
「ごめんなさい。私のせいで・・・」
「良いよ。気にしないで。でも、今度会うときは笑顔で迎えて欲しいなっ」
精一杯の空元気で希望を告げてみる
「えっ、笑顔って・・・そんなの・・・」

彼女の声はもう聞こえない。
俺はまた過去に戻ってやり直す。
原因が分かってもこの繰り返しは続く・・・
この繰り返しはいつになったら終わるのか・・・

380 :本当にあった怖い名無し:2006/05/06(土) 22:00:28 ID:C4XiXbN50
長文・駄文スマン。
ハッピーエンドが思いつかなかったです・・・


381 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 00:22:29 ID:n2RYG4a4O
セツナス('A`)

382 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 00:29:14 ID:EPJ6pvbVO
>>381
セックスに見えたwwwww

>>380GJ!GJ!どんどん書いてくらさい(´・ω・`)

383 :片栗粉285('A`):2006/05/07(日) 00:33:13 ID:n2RYG4a4O
>>382
それはきっと隣に書いてあるドクオ('A`)の怨念のせいに100ツンデレ
>>380
改めてGJ!
漏れの駄作後の妙なふいんき(何故か(ry)をぬぐい去ってくれてthx w

384 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 01:41:13 ID:lTgW0U2OO
>>380
GJなんだけど……
>>379の4行目
「良く無いっ!」
は否定だから、
「良くないっ!」
が正しい。

385 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 01:51:58 ID:OEja2zxp0
そうなのか。4年間文学部にいて知らなかったよ。ありがとう勉強になった。

386 :羅生門の鬼:2006/05/07(日) 02:56:26 ID:tP1sZFxt0
手下 「おのれ〜渡辺綱め!まんまと盗んでいきおって!!」

 鬼 「違います あの人は(私の右腕以外)何も持っていきはしなかった」

手下 「いいえ、奴はとんでもないものを奪っていきました」

 鬼 「?」

手下 「あなたの、心です(ウインク」

 鬼 「!!」

自分の本当の思いに気付いた鬼は、綱の家に伯母に化けて押しかけ気持ちを伝えようとするのだが
それはまた別のお話

387 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 12:22:02 ID:n2RYG4a4O
それ、なんてルパン?('A`)

388 :ある男の見解。 ◆VC3/0IaBbQ :2006/05/07(日) 13:17:16 ID:h6fc3Bd70
今、書いてるのが超物凄く長くなりそうなんだけど超物凄く長くてOK?

389 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 13:22:08 ID:CduMRDSP0
「自慢の髪」書いたひとみたいに適当なとこにテキストファイルを
うぷしたらいいのでは?んでリンクを貼る、と。

390 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 16:52:10 ID:n2RYG4a4O
まとめサイトの中の人に文句つけるつもりは全くないんだけど、
携帯からじゃ自慢の髪は途中で途切れて死にそうだった……
それでも中の人、超GJ。昔の激萌え作品を懐かしんだ。

391 :○月×日:2006/05/07(日) 19:11:20 ID:PN/xj3720
本日、居住者を部屋から追い出すことに成功する。これで幾人目になるか。
気の強い、やかましい女であった。が、わたしにかかればなんのことはない。
強がったところで、心は、ぽきり、と折れた。

決まり手:風呂場を血塗り


392 :○月▲日:2006/05/07(日) 19:12:09 ID:PN/xj3720
早くも新しい入居者が来る。くだらん。
小手調べに“ぽるたぁがいすと”一発。男のくせにこれだけで泣くか。呆れた。
どれくらいもつやら……。見物だ。


393 :○月○日:2006/05/07(日) 19:12:58 ID:PN/xj3720
夜中、金縛りをお見舞いする。完全に引き攣っておる。
こいつは、情けなさ過ぎる。この分なら、2〜3日中に退去か。

決まり手:金縛り


394 :○月■日:2006/05/07(日) 19:13:47 ID:PN/xj3720
こいつがまだ部屋にいるのはどういうことか?
そわそわと周りを窺って、間違いなく怯えておるが。
壁から腕を数十本程突き出して見せる。大泣きで警察に電話しておる。馬鹿かこいつは。


395 :○月○日:2006/05/07(日) 19:14:36 ID:PN/xj3720
極端に怯えるくせに、まだ退去せぬ。
部屋中、血塗りにしてやろ。朝、起きた瞬間に気絶しおった。つまらん。


396 :○月△日:2006/05/07(日) 19:15:25 ID:PN/xj3720
部屋中にお札を貼っておる。阿呆。貼ったそばから剥がしてやろ。
涙目で震えておる。本物の馬鹿、か。


397 :○月□日:2006/05/07(日) 19:16:14 ID:PN/xj3720
なかなか本格的な霊媒師を連れて来た。こいつにも脳味噌はあったらしい。賢明な判断ぞ。
が、こいつの馬鹿の“きゃりあ”が段違いなように、わたしの幽霊の“きゃりあ”も段違い。
「わたくしでは如何ともし難く……」だと。当然じゃろ。


398 :×月×日:2006/05/07(日) 19:17:03 ID:PN/xj3720
枕元に“ふらいぱん”を置いて寝ておる。何がしたいのかこいつは。
……武器のつもりだろか。その“ふらいぱん”でちょっと小突いてやろ。また泣くか。

気は弱いが心は折れぬ、か。


399 :×月▲日:2006/05/07(日) 19:17:52 ID:PN/xj3720
部屋の隅に神棚。“しゅうくりいむ”は供え物のつもりか。
馬鹿は馬鹿なりに、わたしを祀るか。こんなことをした奴は初めてか。殊勝な心掛けぞ。

『供え物は、胡桃餅が良い。洋菓子は好かん。よく覚えておけ馬鹿が』

壁に血で注意書きしておいてやろか。気絶しておる。まあよい。よく読んでおけ。


400 :×月○日:2006/05/07(日) 19:18:41 ID:PN/xj3720
馬鹿が神棚の前で独り言、かと思えば、わたしに言っているのか。

「怖いことしないでくださいぃ……」

こいつは馬鹿ぞ。


401 :×月■日:2006/05/07(日) 19:19:30 ID:PN/xj3720
早々に胡桃餅を供えたな。愛い奴。


402 :×月○日:2006/05/07(日) 19:20:20 ID:PN/xj3720
恋人に振られたか。当たり前ぞ。お前のような馬鹿。
あんな女にはもったいなかろ。
めそめそと情けない。いつまで泣いておるか。男なら、女の十人や二十人、なんでもなかろ。


403 :×月△日:2006/05/07(日) 19:21:11 ID:PN/xj3720
まだ泣くか。

『胡桃は飽きた。餡を持て。漉餡が良い。いつまでも泣くなこの馬鹿が』

慌てて買出しに行ったか。
甘やかしが過ぎると男子は育たぬと言うが……どうしてもな。


404 :×月□日:2006/05/07(日) 19:22:00 ID:PN/xj3720
「失恋なんかに負けるものか!!」

偉そうに一人で何をほざくかこの馬鹿は。
しかし、男負けぬのは良いことぞ。良い面構え……ましにはなった、か。


405 :結(某月某日):2006/05/07(日) 19:23:05 ID:PN/xj3720
………………この馬鹿にするか。丁度、背中は空いておるようだしの。

わたしに憑かれるのだからこいつも文句ないだろ。
ふふ、わたしが憑くからには、どんなことにも負けぬぞ。
健康、学業、仕事、何にでも勝つ。
そこら中に蔓延る悪神・悪霊の類なんぞ、わたしが一睨みもすれば土下座じゃ。
安泰も安泰じゃ。

まぁ、……ふふっ。恋人は、できんだろがな……ふふふ……。
わたしがおるから……良かろ?

406 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 19:53:58 ID:+vzeJyDx0
GJ(`・ω・´)

407 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 20:03:28 ID:sRIk8kXz0
>>391-405
GJ、良かったです。ただ、>>404〜405の経過も読みタス。

408 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 21:01:20 ID:VKTL1yXj0
神降臨!めちゃくちゃGJ!

409 :本当にあった怖い名無し:2006/05/07(日) 22:08:57 ID:n2RYG4a4O
イイ!(・∀・)
俺にも憑いて!w

410 :ある男の見解。 ◆VC3/0IaBbQ :2006/05/07(日) 23:14:50 ID:h6fc3Bd70
ふぅ・・・下手糞が下手糞なりに心を込めて書き上げました。
ttp://book.geocities.jp/aru_otoko_no_kenkai/hazimetenotsunderei.txt
どうぞ・・・目に毒ですがお読みください。

411 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 00:11:47 ID:3QVBaueKO
バ、バカ!なんてもの書いたのよ!
こんなの読まされたら、GJって言うしかないじゃないの!

…その、すっごくよかった…よ…?

412 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 02:41:20 ID:ah0tuKb80
>>410
(*´д`*)和む〜、こういう結末は好みだ。キッチリ保存させてもらいますたYO!


413 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 07:26:59 ID:+px/LWNj0
ttp://yui.cynthia.bne.jp/nandemo/img/1138815488_0060.jpg

414 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 12:37:03 ID:QDAEoAzo0
>>413
ホントなんでも金儲けに結び付けるよなあ
それがそこそこ成功してしまうからなんともはや

>>410
ハッピーエンドGJ!

415 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 12:41:38 ID:gdKCKgzoO
>>411
正直な感想を、





  GJ

416 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 15:00:20 ID:KMP0whrY0
>>410
 _____  _____          _       _ _                __          _
 |_____  | |      |   rヘ、 ||    / / | |      く\  __,|  |__  rー――┘└―― ┐
    __ / /   ̄ ̄ ̄ ̄    \ \/ /    / / | |   /\  ヽ冫L__   _  | | ┌─────┐ !
    | レ' /              \  〈    / | | レ'´ /  く`ヽ__|  |_| |_ー' | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|`┘
    | /                / , \ く_/| |  |  , ‐'´     ∨|___   ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
   / /                  / / \/   | |  | |   _   / 〉  /  \     | | |   ̄ ̄|
   / /    ______  / /          | |  | l__| |  / /  / /\ \_  / \_| | ̄ ̄
 / /    |           | |/         | |  |____丿く / <´ /   \ // /\   `ー――┐
  ̄         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                ̄            `  `´       ` `ー'   `ー───―'

417 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 17:55:50 ID:1bvQteny0
友人と二人、俺の部屋で遊んでいると、こんなことを言われた。
「お前、頭ん中で自分の家一周してみ?」
「なんでだよ…?」
「いいからやってみろって!」
言われるままに俺は目を閉じ、頭の中で描いた自宅を歩き始めた。
玄関…リビング…台所…洗面所…風呂… 階段を昇って二階へ…寝室…
そして、最後に俺の部屋…
そこにあったのは、いつも見ていたいつもの自室だっ…

!?
俺の部屋に誰かいる!? 


それは家族の誰でも無く、全く見覚えの無い人間だった。
歳は16・7くらいだろうか…女性の顔だった。 どこか薄暗く、半透明な印象があった。
しかし
可愛らしかった。
細く白い身体。 どこか儚げな表情。
知らず知らずのうちに、俺は彼女の虜になってしまったようだ…。

「おい、おい、○○? まだ終わんねぇのかよ?」
「う、あ、 スマン…。」
なんだよ、せっかくのいい気分をぶち壊しにしやがって…
「で、家ん中歩いてて誰かいなかったか?」
「ああ、いた。」
「!どんな奴だよ!?」
「青白くて…暗めな… すっげぇ可愛い女の子だった…。」

「ちょ、バカなこと言わないでよ!ζ///)ζ」
「うわあ!?」

418 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 19:55:08 ID:INCd1RhSO
>>417
基本が大事……だろ、ゴリ? GJ!

てか俺がそれやると家族がウロウロしているだけなんだが。

419 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 20:56:42 ID:eAPkiqLw0
>>417
久々の改変ネタだにーGJ

ついでに、オレの場合は自分がいっぱい...スミス?

420 :本当にあった怖い名無し:2006/05/08(月) 21:40:08 ID:Qk88xMko0
>>417
そ、想像して萌え転がってなんかないんだからっ!

俺の場合、それやったら飼ってたインコが出てきた

421 :本当にあった怖い名無し:2006/05/09(火) 06:29:56 ID:nAHoB2FUO
>>419-420
あるあるwwww

422 :本当にあった怖い名無し:2006/05/09(火) 10:34:00 ID:L/O2e4FbO
>>417にはなんか元ネタが?


423 :片栗粉285('A`):2006/05/09(火) 12:40:42 ID:nAHoB2FUO
>>422
全く同じかどうかは解らないけど、すくなくとも派生した
類似の話として
http://kowa-i.com/i/ii/k/012s.htm
ドゾー

まぁIDがアホの俺だからあまり信用せんでくれ

424 :本当にあった怖い名無し:2006/05/09(火) 21:39:06 ID:OKkcGW1ZO
>>423
アホな上にフォー(・∀・)ニヤニヤ

425 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 00:03:24 ID:1FQ5CtdI0
>>423
ここの話でG県厨ってやつすごいな ものすごく密度濃い

426 :422:2006/05/10(水) 08:19:18 ID:oY/qTfuNO
>>423
d楠。

つーかよ、いまそれ見ながら俺も想像してみたら
書斎兼趣味の部屋に髪の長い女がうわあぁぁぁぁ





帰宅時ワクテカ

427 :片栗粉285('A`):2006/05/10(水) 08:33:52 ID:Fv5xgkk7O
>>426
片栗粉X噴いた。

428 :俺と小娘@:2006/05/10(水) 14:16:03 ID:v0OigaDYO
俺は今年で33歳、まさに油の乗ったナイスガイな年齢だ。
職業はツンデ霊ハンター。
むむむ無職ちゃうわ。
 
今日も片栗粉片手にポイントを入念に徘徊中だ。
もちろん、公僕に見つからないように。
 
「…平日の真っ昼間からこんな事してないで働けよ」
「うるせぇな、探知機。いいから働け」
 
そう、今回はツンデ霊を感知する為の助手を連れてきている。
この無愛想な小娘がそうなんだが…斜向かいの鈴木さんちの末娘だ。
二日前にトラックに轢き逃げされて死にたてほやほやの中学女子。
 
事故現場でふらふらしてるのを虚数素子装置で捕獲した。
蛇の道は蛇、霊には霊ってわけだ。


429 :俺と小娘A:2006/05/10(水) 14:21:25 ID:v0OigaDYO
 
「つーか、私、成仏したいんだけど」
「ハハハ、君の成仏なんてツンデ霊サマに比べたら塵芥程の価値もないヨ」
「……死ね!キ■ガイ野郎」  
なんて口汚い
ゆとり教育の弊害をまの当りにした気分だ。
 
「いいからキリキリとツンデ霊を探せ。さもないと今夜は妄想内でお前に3発放出するぞ」
「いやぁぁぁッ!!
誰かこのダメ人間を射殺してぇ!」
 
で、やってきました廃墟に。
うん、いかにもツンデ霊が出そうだ。
「この辺りに反応があったわよ」
「でかした!そのアホ毛レーダーは伊達じゃないな」
「アホ毛言うなぁ!」
 
「で、ツンデ霊サマはどちらにおわす?」
「そこ…」
 
アホの子が指差す先には
 
ずるずるに爛れて腐り落ちそうな皮膚。ウジ虫びっしり
白く濁った魚のような眼。黄ばんだ歯の隙間から涎と膿を垂れ流す口。
 
「ええっと…なんか想像してたのとチョット違うんだけど。ぶっちゃけゾンビ?みたいな」
「何言ってんのよ!チョーきもかわじゃない!果実と女性は熟れてるのが美味なのよ?」
そんなもんかね?

430 :俺と小娘B:2006/05/10(水) 14:23:55 ID:v0OigaDYO
 
うがー
 
「なんか掴み掛かってきましたよ!?」
「随分と情熱的ね、きっとラテン系だわ!
ほら!あなたの熱い抱擁でぬくもりを与えてあげて!」
 
「おうよ!ぎゅ〜」
 
うは、なんか、ぶちゅっていった。なんかドロドロするよ。ないすデレ?
 
がぶりがぶり
 
「えぇぇ!?、何か肩の肉、喰いちぎられてんですけど?」
「バカ!キスはちゃんと口で受け止めなさいよ!女の子に恥かかせないの!」
 
「おうよ!俺様の熱いヴェーゼを食らいやがれ!むちゅー」
 
うは、なんかとろとろに熟成したブルーチーズみたいな味のキス。
口内をはい回るウジ虫達が素敵に刺激的。


431 :俺と小娘C:2006/05/10(水) 14:26:29 ID:v0OigaDYO
 
「いてぇ!唇噛みちぎられた!なんかクチャクチャ咀嚼してるよこの人!」
 
「大丈夫!それはツンだから!
nice-TieNE!YEAH!」
「YEAH!ツンキタ―――(゚∀゚)―――ッ!!
 
 
って!ぜってぇ違うだろ!これ違うよママン!」
 
全力で離脱。
なんか躰が痒いし痺れてきたけど気にするな、俺。
 
「チッ…あと少しだったのに…」
「ふざけんな!このズベタ!そのツインテール引っこぬくぞ!」
 
「あーはいはい、次はちゃんと探すわよ、そう…ちゃんとしたのを、ね」
 
「その意気だ、アホ毛!次こそは!」
 
「そう…次こそは…ウフフ」
小娘が薄ら寒くなるような笑みをたたえているが気にしない事にしよう。
俺たちの旅はこれからだ!
 
【続く…か?】


432 :@:2006/05/10(水) 16:35:28 ID:wvAR5qcG0
初です。
長くなってしまいましたが、
暇のある方は読んでいただけるとうれしいです。


彼女が死んだ。
それは、僕と彼女が付き合い始めて、半年が経とうとしていた頃だった。
彼女はいつも、少し不機嫌そうな顔をして、あまり感情も表に表さない人だった。
だから、いつも、僕の一方通行な気がしていた。
何故彼女が僕の隣にいてくれるのか不思議だった。
それでも、僕たちはそれなりにはうまくいっていたと思う。
その日も、二人でショッピングに出かけていた。
そして、その帰り道、駅で僕と別れた後、彼女は自宅の前で車に轢かれた。
僕は、初めそれを聞いたとき、ちっとも悲しくは無かった。まったく信じなかったからだ。
でも、仕方ないだろ?
なにせ、そのことを僕に教えたのは、彼女本人だったのだから。

433 :A:2006/05/10(水) 16:36:31 ID:wvAR5qcG0
彼女の葬式も無事に終わった。にもかかわらず、彼女は僕の前にいる。
どうも、彼女は幽霊になったらしい。
僕は、ベッドに寝転がりながら、その斜め上でふわふわと浮いて、本を読んでいる彼女を見る。
彼女は、最期のデートの時と同じ白いワンピースの格好で、右手の薬指には指輪。
僕がプレゼントしたものだ。
これをプレゼントしたとき、彼女が言った感想は一言だけ。
「微妙」
僕は、彼女が笑顔で大喜びする姿を期待していただけに、とても落ち込んだものだったが、
死んで幽霊になった今もつけているところを見ると、
実はとても気に入っていてくれたのかもしれない。
そう思うと、自然、顔がニヤける。
視線に気づいたのか、彼女が「何?」と僕のほうを見る。
「んー、別に」
「一人でニヤニヤしてて不気味なんですけど」
「・・・・ごめんなさい」
彼女は、幽霊になっても彼女は、変わらなかった。

434 :B:2006/05/10(水) 16:37:21 ID:wvAR5qcG0
「そういえば、何で、成仏とかしないわけ?」
ふと、思いついて尋ねてみる。
「何?早く居なくなれってこと?」
彼女は、面倒くさそうに視線を本に向けながら、言う。
「いや、そうじゃなくてさ、何が心残りなのかなって思って」
すると、彼女は、少しだけ視線を上げ、またすぐに本に戻し
「・・・あんたには、教えない」とだけ不機嫌そうに言った。
言ってから、僕は、なんて馬鹿なことを言ったのだろうと思った。
たった、十六歳で、彼女は亡くなったのだ。心の残りなど、それこそ、山のようにあっただろう。
「もしかして、僕と離れたくないとか?」
僕は、すこし茶化したくてそんなことを言ってみた。
「・・・・」
反応がない。
ハズしたかな?そう思っていると、彼女はこちらを向き、少し馬鹿にしたような顔で、
「馬鹿じゃない?」と言った。
その後、僕らの会話は、他の雑談へとそれて行った。
彼女も、僕が話しかけるので、ついには諦めて本を置き、
”しょうがないな”という顔で話し相手になってくれた。
第三者が見れば、僕は怪しい独り言を言っているようにしか見えないだろう。
でも、僕は、不謹慎だろうが、彼女が自分にしか見えないので
、彼女を独占しているようで少し嬉しく、また、一緒に居られるのが楽しかった。
僕らは、そうやってだらだらと日常を過ごした。
彼女の体が、日に日に薄くなっていってることに、気づかないフリをしながら。

435 :C:2006/05/10(水) 16:38:34 ID:wvAR5qcG0
それから、一ヶ月が過ぎた。
もはや、彼女の存在は、意識しなければ見ることもできないほどに、希薄になっていた。
そんな中、彼女が「今日、大事な話があるから」と僕を学校の屋上に連れ出した。
そこは、僕らが『友達』ではなくなったところ。
幸い、周りには僕ら以外人は、いない。
グラウンドを眺めていた彼女が、唐突に口を開いた。
「なんか、時間が来ちゃったみたい」
僕の心臓が、一つ飛ばしでなった。
それ以上聞きたくない、聞きたくない、聞きたくない、聞きたくない・・・
彼女はあっさりと続ける。
「だから、もう、お別れ」
本当にあっさりと言った。
「・・・・」僕は、何かをいおうと口を開くが、酸欠の金魚みたいに口をパクパクするだけで、
言葉が出てこない。
「でね、最期に、聞いてほしいことがあるの。いい?」
僕は、力なくうなずく。
すると、彼女は、ここで初めて、ためらうようにうつむき、口ごもる。
しかし、やがて意を決したように顔を上げ、すうっと、息を吸って、言った。
「あ、あたしは、あなたが大好きですっ!」
そして、彼女は見たこともないほどに顔を真っ赤にしてうつむく。


436 :D:2006/05/10(水) 16:40:54 ID:wvAR5qcG0
「ち、ちゃんと・・・言ったこと・・なかったから・・それが・・心残・・・りで・・すごく
伝えたくて・・・・」
彼女は、その体と同じく今にも消え入りそうな声でつぶやく。
そんな、初めて見せる彼女の姿を見ながら、僕は、何とか涙をこらえ言葉を伝えようとする。
「僕も・・大好きだよ」
すると、彼女は、まだ赤いままの頬で、今まで見たこともないほどのとびきりの笑顔で言った。
「知ってるよ、バーカ!」
そして、そのままの笑顔で、すうっと、彼女は消えた。

「せっかちだね、別れのキスはなしかよ」
僕は、抑えれそうもない涙をごまかすようにつぶやいた。
 
    ふと、唇にやわらかい感触

僕は、泣きながら「まだ、いたんだ?」と声をかけるが、もう返事はない。
(そういえば、彼女からキスしてくれたのってこれが初めてだなあ)
そう思いながら、僕は天を仰ぐ。涙でにじむ空は、ムカつく位晴れていた。
晴れ渡る空、彼女のいない屋上、残された僕。
不器用で、感情を伝えることが苦手だった彼女。
最期に残した唇の感触は
   とても暖かく、やさしかった。


437 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 16:43:12 ID:wvAR5qcG0
これで、終わりです。
稚拙な文で申し訳ないです。
読んでくださった方、ありがとうございます。

438 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 17:15:38 ID:yrYDRif90
ええ話や……GJ!

439 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 17:44:38 ID:oY/qTfuNO
>>428
>>432

共にGJ!
せつない終わりもまたいいね。

小娘の方は

かゆ

うま


な展開を期待した俺バイヲタ

さて俺は426なんだが帰宅時間が近づいてきたわけだが
もうワクテカしっぱなしですよ。
後日カキコがなきゃ俺はとり殺されたって事で。
心残りは書き途中のSSが宙に浮く事だが…

張り切って帰宅してくるノシ

440 :One day,One Soldier,Lock and load.1/3:2006/05/10(水) 19:40:52 ID:upKXBe3t0
よぉ。あんた見ない顔だな。どこの奴だ?
同業者か?そうかそうか。あんたもスナイパーか。この辺多いよな。
独立派と現政権側、国連の三つどもえだしな。稼ぎ時だわ。
まぁ、今日はその辺の関係はないからな。ゆっくりしようや。フリーファイアゾーンは遠いしな。
しかしあんた、額の傷、エラく派手にやられたもんだな。昔の傷だろうが、かなり目立つな。
そうそう。お前は何を使ってるんだ?
何?ヘカーテだと?
そいつはいただけねぇな。巨根至上主義は嫌いだ。ラプアマグナムなんぞ
よっぽど遠い所じゃなきゃわざわざ使うもんでもねーだろ。何撃つんだ?
ん?そういうお前の銃は何かって?
SVDだよ。
ん?ああ、そうだな。別に精度が良い訳でもない。狙撃用ではあるがつまるところ量産品だし、
精密な射撃向けだけどロングレンジで信用できるかと言えば疑わざるを得ない銃だよな。
何でそんな銃を使っているのかって?
あー、コレがまたややこしい事情があるんだよな。
前まで使ってたWA2000が壊れたんでな。さすがに砂漠で移動しながら使うのは無理みたいだった。
高い銃だったから無理して再起不能になるのも嫌だったし、さくっと修理に出したよ。
んで急場をしのぐために中古で安かったから露店でSVDを買ったんだ。
またWA2000なんて精密機器買ってオシャカにしてもつまらんし。何より重かったからな。
ほとんど捨て値だったな。そんなにややこしい仕事でもなかったから
まぁ調整すりゃ300m位なら余裕だろ、と思って買ったんだけど…安物買いの銭捨てって奴だな。
当たるっちゃ当たるんだが…


441 :One day,One Soldier,Lock and load.2/3:2006/05/10(水) 19:42:04 ID:upKXBe3t0
見事に「憑いてた。」なんか元々使ってた奴、ってのがゲリラだったみたいなんだけどさ。
いわゆるチャイルドソルジャーって奴だな。13歳くらいの女の子なんだけど。
どっかの傭兵にレイプされて殺されたらしいんだわ。まぁ良くある話だな。
んでそいつが憑いてる訳。いやマジマジ。話しかけてくるんだって。
スコープのぞいてる時とか、顕著だな。突然レンズ隠されたりとか、
撃とうと思った瞬間に何故かマルファンクション起こしたりとか。まぁ半分は古い銃だから
だろうけど。よっしゃ、コレは行けるぞー、って時にばっかやりやがる。
何でそんな銃手放さないかって?んー、なんか情が移っちゃってね。
誰かがこのSVDを買ったり、拾ったりするたびにそいつに話しかけて、
殺した奴をなんとか誘導して殺させようとしてたみたいなんだけど、
みんなそいつを見つける前に死んじまったみたいでさ。
んで回り回って俺にたどり着いた訳。
コイツ俺もとり殺すんじゃネェだろな?とも思ったけどさ、一回コイツに助けられた事あったのよ。
のぞいてる時にスコープレンズを隠されて、文句を言おうと顔どけた瞬間にスコープがバーン!
カウンタースナイパーだな。ヤバかった。少し遅れてたら落っことしたスイカみたいになってたとこだ。
本人は「偶然だ。さっさと死ね。」見たいな事いってたけど。
でな?コイツひどい殺され方したみたいでさ。

442 :One day,One Soldier,Lock and load.3/3:2006/05/10(水) 19:43:20 ID:upKXBe3t0
なんか他の捕虜を助けたければ地雷原の上を歩け、とか言われて。
まぁ当然足吹っ飛ばされた訳で。その状態でわざわざ体に鉄棒ブッさしてたぐり寄せてレイプしたらしいな。
なんか子供であればあるほど興奮するタチのやつだったみたいでさ。
内蔵引きずりながら泣きわめくのを楽しんでたらしいな。
『額に傷のある』『金髪の長身』『ヘカーテを持ってた』奴らしい。
そんなクソ野郎、生きてる意味、ねーよなぁ。
ん?どした?熱中症にでもかかったか?顔引きつってるぞ?
んでまぁ、話は変わる訳だが。俺、元々アメリカの海兵隊にいてさ。他の国はしらねぇけど、
ウチは基本的にスポッター(観測)とシューター(射撃)でバディ(二人組)組んでたんだよ。
その名残で俺も今相棒と一緒に動いてる訳なんだが。俺は実はスポッターなんだよ。

もう意味は分かるな?『俺はスポッター』だ、クソボケ。
ココからフリーファイアゾーンまでは300m。
遠いが「流れ弾が跳んで来てもおかしくない」距離だな。
そう、あのガラクタSVDなら、ギリギリの距離だ。
おいおい、俺につかみかかってもしょうがない。暴力は嫌いだよ。
俺はスポッターだからな。しっかり観測しとくとしよう。
糞ペドフィリア野郎の脳みそは、どんな色なんだろうな。


"Sniper,Fire at will."

443 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 20:27:23 ID:yO9Fe/Mi0
・・・なんかこんな話なかったっけ?

444 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 21:12:03 ID:opEuaFcj0
あまり書き込み無くなったなぁ。
来た当初はもっと盛り上がっていたものなのに……
おもしろい話が時々書かれても反応が少ない。
日に日にに住人が減ってきているのが残念だ。
これで空気嫁とかカエレとか言われるんだろな。
そもそも霊がいるって考えるのがナンセンスだ。
ましてこんなつんデ霊なんて、夢のまた夢。
そろそろみんないい加減目を覚ますべきだ。
古神社を探したって人が死んだ部屋に引っ越したって何も無いと。


445 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 21:35:31 ID:eN8cy3M/0
>>444










446 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 21:37:51 ID:opEuaFcj0
>>445
べ、別に寂しかったから書いたとかそういう訳じゃなくて、ほんの気まぐれなんだからねっ!

でも……ありがとう。

お礼に、これからずっと、


 憑 い て 逝 っ て あ げ る ね

447 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 21:38:10 ID:Fv5xgkk7O
>>443
同意。
確か運動場氏の「ミツケタ」という作品じゃまいか?
間違ってたらごめんなさい>運動場氏
背景は兎も角人物相関図みたいなのを考えるとかなり似ている。
でも十分にGJ

448 :片栗粉285('A`):2006/05/10(水) 21:44:51 ID:Fv5xgkk7O
名前入れ忘れた…orz

>>445-446
おまいらスゴいな。をい。

449 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 21:45:54 ID:tCLIQozO0
>>445
天才

450 ::2006/05/10(水) 21:58:23 ID:iGQYjvVy0
……何故あんな丈の短い着物を着てるのかしら、右那?
……知らないわよ。そこら中、皆持っているあの小箱、何、左那?
『携帯でんわ』、ね。小箱に語りかけるだなんて……解らないわね、右那?
世の中解らない事ばかりが増えていくわ、左那?
そうね……
そうよ……

……左那?私、退屈だわ……
……私もよ、右那?我慢なさい

……
……
…………
…………

…………っ。右那?あれっ……!
なぁに、左那?…………!

珍しい男……。ね、右那?……ふふっ
ええ。でもやっと落ち着けるわ。ね、左那?……ふふふっ

451 ::2006/05/10(水) 21:59:27 ID:iGQYjvVy0
右那、思った通り、ね?
本当ね、左那。この男、背中に“空き”が二つも。

「あれ、身体が……重い……?気のせい……?」

ふふっ、不思議そう……すぐ慣れるわ。それに、“空き”を二つ持っている方が不思議。ねぇ、右那?
ふふふっ、そう。おかげで、離れられない私達が一遍に憑くことができたわ、左那。


452 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 21:59:59 ID:yO9Fe/Mi0
>>447
今まとめサイト見てきたらそれだった。デジャヴの正体が判明したぜ、ありがと。

453 ::2006/05/10(水) 22:00:11 ID:iGQYjvVy0
この男、居心地が良いわ……。ね、右那?
本当。この男、弱々しい気がしたけど……大したもんね、左那。


454 ::2006/05/10(水) 22:00:58 ID:iGQYjvVy0
男が勉強しているわ、右那?
男だって学問の一つや二つ修めていないことにはね。価値がないものね、左那?
邪魔をしたくなるわ。ふふっ……あははっ、急に筆が折れたものだから呆然としているわ、右那?
ふふふっ……意地が悪いことをしてはいけないわ、左那?

455 ::2006/05/10(水) 22:01:44 ID:iGQYjvVy0
右那?何をしているの?
『てれびじょん』を消しているのよ、左那。五月蠅くて仕方がないわ。
男が目を白黒させているわ、右那。あんまり驚かしては可哀相よ……ふふっ。
私は静かなのが好きなのよ、左那。この男の都合は知らないわ。


456 ::2006/05/10(水) 22:02:33 ID:iGQYjvVy0
男が寝ているわ、左那。無防備ね。賊が入り込んで来たらどうするつもりなのかしらね?
刀が無い時代は不便ね、右那。……台所に刃物があったわ。握らせておいてあげたら?
寝返りでもしたら男が怪我をするじゃない。危ないわ、左那。
あら、本当。寝返りして自分を切りつけちゃったわ、右那?……これ位の傷、死にはしないわ。


457 ::2006/05/10(水) 22:03:20 ID:iGQYjvVy0
色々な本があるわ、左那。これは何の本かしら?…………あっ。
この男は力が弱そうね、右那?だけど、頭は回る性質…………あっ。
本棚が……倒れてちゃったわ、左那。男が下敷きよ。……まぁいいわ。
大丈夫かしら、右那?


458 ::2006/05/10(水) 22:04:06 ID:iGQYjvVy0
ねぇ、右那?私達のおかげで、この男の運気随分と揚がったわね?何度か怪我させてしまったけれど。
ええ。この男、二つも“空いていた”ものだから随分と損をしてきたみたい。感謝してるかしらね、左那?

459 ::2006/05/10(水) 22:04:50 ID:iGQYjvVy0
「……ええ……そう……最近……おかしな……まさか……本当ですか?……」
「……いますね……霊……二人……貴方……憑かれて……だから……」

男が話しているわ、右那。話し相手の女は嫌な感じがする……。
そうね、左那。嫌な感じ……。

460 ::2006/05/10(水) 22:05:37 ID:iGQYjvVy0
左那、見て……。この女、私達が見えているわ。
睨んでいるわね、右那。…………なのにこの男、何がなんだか分からないみたいな顔をして……ふふっ。
馬鹿面ねぇ……ふふふっ。あら……?嫌な女が、もっと嫌な物を取り出したわ。どうするの、左那?
この男から剥がされたら堪らないわ、右那。厄介だけど……女を殺すわ。
そうね……。女は殺した方がいいわね、左那。


461 ::2006/05/10(水) 22:06:21 ID:iGQYjvVy0
嫌ね、私ったら……ふふ……ねぇ、右那?
ふふふ……左那はまだいいじゃない。私なんか両腕切り飛ばされてしまったわ……ふふふっ。
……この男が……間に入らなかったら、消されていたかもしれないわね、右那?
……そうね、左那。


462 :前拾:2006/05/10(水) 22:07:08 ID:iGQYjvVy0
「大丈夫ですよ!霊は二人とも苦しんでますから!このまま消してしまいましょう!」

「…………え?」

「?どうかしましたか?…………さあ!抵抗は止めて!さっさと消え…………!……ぇ、何ですか?」

「……やめてください」

「……は?」

「やめてください……やっぱり除霊しなくていいです。やめてください」

「え、あの……。え?」

「除霊、やめてください」


463 :拾壱:2006/05/10(水) 22:08:00 ID:iGQYjvVy0
男が心配そうな顔をしているわね……、右那。……あら……私達が見えているみたい……ふふ……。
相変わらず情けない顔の男ね、左那?……ふふふっ……。ねぇ、あなた……?
あ……男が近寄っただけで怪我が消えるのね、右那。やっぱり、大したもんじゃないの……。
本当ね、左那……。……あなた、私達を剥がしたかったんじゃないの?

…………


464 :拾弐:2006/05/10(水) 22:08:46 ID:iGQYjvVy0
右那、男が大学へ行くわ。送らないの?
え?もう行ってしまうの?私も送るわ、左那……。
行ってらっしゃい……。
気をつけてね……。

男は難しい顔をしていたわ、右那。何か気に障ったかしら……。手は振らない方が良かったかしら……。
照れているのよ。可愛いじゃない。照れ隠しなのよ、左那。


465 :拾参:2006/05/10(水) 22:09:29 ID:iGQYjvVy0
「痛いのとか、苦しいの、嫌なんですよ」
「憑かれていて……ははは、痛い思いもしましたけど」
「苦しんでますから、って言われたとき、なんか……嫌だったんで……止めました」
「生活に支障無さそうですし、憑いていても、いいですよ……?」

変な男よね、右那?
そうね。変な男よね、左那?……でも少し…………。
少し……なぁに、右那?
少し……ふふふっ…………。
ふふっ、そう……。私も……。

466 :拾肆(左那):2006/05/10(水) 22:10:13 ID:iGQYjvVy0
ねぇ?疲れているんじゃない?……うん、そう。大分疲れてるわ。休んだ方が……ね?
あら……何処行くの?寝室?必要ないわ、私が膝枕してあげるから。
……さ、どうぞ?
そぅ、そぅ。んっ、もっとこっち向いて?ほら、お互い顔がよく見える。
耳掻き、してあげようか?随分してないんでしょ?遠慮しないで、ってば……。
気持ちい?ん?気持ちい?ね?ふふっ……あっ……おっきーの取れたわよ?

あ……もう終わり?元気になった?そう……?
何かあったら、左那にいつでもお申し付けくださいね……なぁんて……。


467 :拾伍(右那):2006/05/10(水) 22:10:59 ID:iGQYjvVy0
まだ……寝ないの?『れぽぉと』?を書くの……???『れぽぉと』ってなにかしら……。
あんまり無理したら……うん、早く寝なさいね?おやすみ……。

失礼します……。
……あ。起きてたの……?御心配なく。私も寝るところだから。
あら、同衾は嫌いなの?……でも、断るわ。
……暖かい、ね……ふふふっ……。
え?私が冷たい?……あぁ、死んだ身が恨めしいわね……。
それじゃ、名残惜しいけど……。用事は、遠慮なく右那に、ね?


468 :拾陸(左那):2006/05/10(水) 22:11:46 ID:iGQYjvVy0
良い湯加減かしらね……。ん、どうしたの?そんなに驚いて……。
だって私、幽霊だもの。壁を抜ける位。
さ、頭を洗ってあげる。おいで。
……はいはい、その慎ましい姿勢、私も見習うべき所が多々あります。
さ、頭をこっちに……。


469 :拾漆(右那):2006/05/10(水) 22:12:30 ID:iGQYjvVy0
頭は洗い終わった?長いわよ……っとに。
さっ、次は身体を洗ってあげるわ。
そっちに立ってて……。ん、どうしたの?座ってたら洗えない。意地悪しないで?
背中が広いね……。え?なぁに、大変だなんて。
洗いながらでも話はできるから……。さぁ、おいで。


470 :拾捌(左那):2006/05/10(水) 22:13:19 ID:iGQYjvVy0
さ、口を開けて。私が食べさせてあげるから。
あ〜〜〜ん。
どうして逃げるの?……ふふっ、恥ずかしいんでしょ?分かってる……ふふ……。
さ、……また逃げる。早く食べないと口移しにするわよ。あぁ、それがいいわね……。んっ……。ほら口開けて……。
……ちょっと。なんで早食いするのよ。


471 :拾玖(右那):2006/05/10(水) 22:14:04 ID:iGQYjvVy0
口元汚れてるわよ……。拭いてあげる。あら……。
顔を逸らさないように。
ほぉら……子供じゃないだから……ふふふっ……。しょうがないわね……。
え?あぁ、気にしないでいいわ。私の手拭位、何枚汚れても構わないから。ね?
ほらぁ、また汚してる……ふふふっ……。

472 ::2006/05/10(水) 22:14:50 ID:iGQYjvVy0
あなた……後悔してない……?
私達を憑かせ続けたこと……。

そぅ……良かった。

こんな美人を、それも二人、侍らせてるんだもの……ふふっ。
当然の回答ね……ふふふっ……。

あなたが死ぬまではずっと一緒……。ね?
でも、あなたが死んだ後は……また二人ぼっち、かしら……。

もうちょっとだけ……時間があるから……。ね?
あなたがいなくなるときのことは……考えない……。

473 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 22:17:09 ID:2lR5otfc0
ID:iGQYjvVy0
つまんね。


474 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 23:20:24 ID:Fv5xgkk7O
>>473
ツン補給乙。

>>472
このスレで一番萌えたかも…超GJ!
(`・ω・´)

>>452
ばっ……別にあんたの為じゃないんだから! ////
偶々…そう、偶々私も同じ事思っただけなんだから!

475 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 23:29:38 ID:upKXBe3t0
SVDの話書いた人だけど、今さらっとよんでいくとほとんど同じ話で同じ語り口の話があったようです。
盗作よろしく書いてしまって筆者に申し訳ない+スレ消費申し訳ない。

476 :本当にあった怖い名無し:2006/05/10(水) 23:32:14 ID:JCJWrivr0
>>440-442
Dragunovにそんなおまけが憑いてたら
最高だろ。

477 :本当にあった怖い名無し:2006/05/11(木) 00:09:16 ID:7VRrqsTI0
>>475
WA2000とはマニアックなw
ドラグノフの霊と射手の絡みがもっと見たかった。

478 :本当にあった怖い名無し:2006/05/11(木) 00:10:56 ID:xSrQ7eMi0
きっとあれだな。ブロンドの短髪でアホ毛が出てる幽霊だな。

479 :本当にあった怖い名無し:2006/05/11(木) 00:13:32 ID:dt0YFVmkO
ドラグノフは俺も好きだが正直
言ってる意味がわからない人多かったと思う。
書きもしないくせに揚げ足とるような真似してごめんなさい。

右那タン左那タン(*´Д`)ハアハア

480 :本当にあった怖い名無し:2006/05/11(木) 00:14:04 ID:N/D+N0Sv0
>>478
「ごめんね」って言われながらキシュキシュされるぞ

481 :本当にあった怖い名無し:2006/05/11(木) 00:53:32 ID:x5p9nW4b0
右那左那、話自体は好きだけど多すぎる「…」が鼻につくなあ。

482 :380:2006/05/11(木) 02:46:23 ID:PGMRXQ6K0
此処は一体・・・何処なんだ?
いつもの苦しさを感じない不思議な幕開け。

気が付くとそこは見慣れない場所だった
いつもと違う始まり。
混乱したが周りを見回して、何とかそこが病室だと理解した。
「良かった。気が付いたんですね。今先生を呼んできますから」
見たことの無い女が何か騒いでいる。
医者から話を聞いたところ、俺は1年近く意識が無かったらしい。
だが、それ以外は何も教えてもらえなかった。
「彼女はっ・・・巻き込まれた彼女は無事なんですかっ?」
「それは、おいおい・・・回復してからお教えします。
 まずは自分のことを優先してください。」

しばらくして、何とか車椅子で動けるようになった頃、担当医から
「会ってみますか?」
突然訊かれた。最初は何の事か分からなかった。だがすぐに
「会えるんですか?彼女に」
「会うだけ・・・でしたらね。」
連れて行かれたのは違う棟の病室だった。
そこで彼女は静かに眠っていた・・・
「貴方と同じで、意識が戻らないんですよ。」
「そう・・・ですか。」

彼女もまた俺と同じように生きていた。

483 :380:2006/05/11(木) 02:48:36 ID:PGMRXQ6K0
それだけで嬉しかった。
今度は俺が待つ番だ。
いいさ待つぐらい、いくらでも我慢できる。
「なぁ、俺もうそっちに行けないよ・・・」
「・・・・・・」
「お前もこうやってずっと待ってたのか?」
「・・・・・・」
「辛いよなただ待ってるってゆうのは・・・」
「・・・・・・」
「早くこっちに来いよ・・・両想い・・・なんだろ・・・」
「・・・・・・」
「お前の声・・・聞きたいよ・・・」
静かに眠ったままの彼女。
毎日、時間の許す限り彼女の傍で声を掛け続ける。
いまだに返事は貰えない。

484 :380:2006/05/11(木) 02:49:41 ID:PGMRXQ6K0
辛いリハビリをこなし、何とか自分の足で歩けるようになった。
「俺、もう自分で歩ける様になったよ」
「・・・・・・」
「いい加減起きてくれよ・・・」
「・・・・・・」
「お前の声、聞きたいよ・・・」
「・・・・・・」
「俺の事忘れてても良いから・・・
 嫌いになってても良いから・・・
 目を・・・覚ましてくれよ・・・」
ピクッ
「えっ?動・・・いた?」
彼女の瞼が震えたような気がした。
そして零れ落ちる涙。
「泣いて・・・いるの?
 そんなに辛いのか?」
「・・・・・・」
返事は無い・・・だが、彼女の目が・・・開いていく
「俺が・・・見えるか?
 声が聞こえるか?
 誰か解るか?」
「ん・・・ん?」
「良かった・・・良かった・・・」
「あ・・・れ・・・?」
「ごめんな・・・ごめんな・・・良かった・・・」
馬鹿みたいに同じ事しか言えない

485 :380:2006/05/11(木) 02:51:45 ID:PGMRXQ6K0
その内、涙があふれて嗚咽しか出なくなった。
「ば・・・かぁ・・・」
「うん。ごめんな。」
「寂し・・・かった・・・よぉ」
「うん。俺も・・・」
「何で・・・泣いてる・・・のよぉ」
「泣いてなんか・・・ないぞっ」
無理やり笑顔を作ってみる・・・が、無理だった。
「悪い、嬉しくても笑えないや」
「ふふっ・・・変な・・・顔」
「やっと・・・笑った・・・」
久しぶりに見る彼女の笑顔。
まだぎこちないがやっと見れた。
それだけで、全てが報われた気がした。

どうして生きていたのか・・・
あそこがどういった場所なのか・・・
今となってはどうでも良い。
これでやっと新しい物語が始まるのだ・・・

486 :380:2006/05/11(木) 02:52:34 ID:PGMRXQ6K0
その後
「ちょっと!早くしてよっ」
「ま、待て・・・心の準備が・・・」
「な、何よっただのマッサージでしょっ。
 早くしてくれないと・・・私も・・・緊張してボソボソ」
「分かった。分かりました。今すぐやります」
「へ変な所・・・触らないでね」
リハビリ後のいつものやり取り。
もうすぐ彼女も退院できる。
「なあ、退院したら何処行きたい?」
「海が良いなぁ・・・別に・・・貴方と一緒なら・・・何処ボソボソ」
「うんいいねぇ海。ん、顔、赤い?」
「水着は・・・ダメ・・・よ」
「なっ!」

487 :380:2006/05/11(木) 02:53:53 ID:PGMRXQ6K0
ムリヤリ、ハッピーエンド風にしてみたけど・・・
そういうセンスは元から無かったorz

488 :本当にあった怖い名無し:2006/05/11(木) 06:37:16 ID:sXpOGfnZO
>>450-472
グッ‥‥‥ジョブ!!
激しく萌えますた(;´д`)

489 :本当にあった怖い名無し:2006/05/11(木) 06:39:54 ID:sXpOGfnZO
ageちまったorz
吊ってくる‥

490 :本当にあった怖い名無し:2006/05/11(木) 09:51:01 ID:Ld8HSfYkO
ときに>>426マダー?

491 :本当にあった怖い名無し:2006/05/11(木) 10:07:04 ID:yLacpK8H0
>31-37  こんくらいのデレ具合が好き 緊張感のある展開もお気に入り
>96-107 うますぎ
>192-198 しぶい 地味に泣ける
>292-302 この前半部がマジ泣ける
>391-405 霊視点は大好き 
>428-431 叩かれながらも実はリクエストに応えてくれてる中の人ラブ

反応が少ないとのことだったので(斜めだけど)無理矢理反応してみた

492 :本当にあった怖い名無し:2006/05/12(金) 08:47:54 ID:SEqh5BoRO
>>472は個人的に一番萌えた
「…」をよく使って話すと幽霊っぽさが出ててイイ(・∀・)
性格もはっきりしてて読みやすかった。
主人公が左那と右那たちにもちっと優しくしてる場面が欲しかった。

493 :片栗粉285('A`):2006/05/12(金) 10:01:05 ID:ds+IRU9sO
左那右那の「最近耳掻き…」のシーンで「そういや俺も最近してねぇや」と思い、
自 分 で 耳掻きした俺は負け組

494 :@:2006/05/12(金) 12:18:36 ID:rynGN27b0
只今、肝だめし開催中。場所は、出ると噂の旧校舎。
通常、男女ペアで行うのだが、僕はくじであぶれたために
一人で長く暗い廊下を歩いてた。
まあ、僕は、幽霊なんて信じていないから平気だけどね。
 コースも中盤にさしかかったところ、突然目の前に女の子が現れた。
年は十代後半位、シャギーの入ったボブカットの似合うなかなかに可愛い女の子だ。
問題は、その全身が透けていること。残念ながら、服だけじゃない。
・・・・・でやがった。

495 :A:2006/05/12(金) 12:19:28 ID:rynGN27b0
「きゃーーーーーー!!!」
女の子の霊が悲鳴を上げる。・・え?そっちが?
「ちょっと、驚かせないでよ!」
「いや、それ、こっちの台詞だし。つか、幽霊の癖に悲鳴上げんなよ・・」
「ひ、悲鳴なんて上げてないわよ!ちょ、ちょっと驚いただけじゃない!」
そして、「はぁ」と息を吐いて、女の子は落ち着かせるように、胸に手を当てる。
いや、お前心臓止まってるだろ。
ようやく、落ち着いたのか、女の子が顔を上げる。
「そういえば、あんたは驚かないのね?あたし幽霊だよ?」
そういわれても、目の前にいるのは、透けているところを除けば、ただの可愛い女の子にしか
見えない。ちっとも怖くなんか無かった。
それを、そのまま伝えると、「な、何よ、それ!あたしは、怖い幽霊なんだから!
呪ったりするんだから!」と、取り乱したように大声を出す。
よくわからないが、僕は無害であると判断し、関わるのも面倒なので、先に進むことにする。
女の子の横を通り過ぎようとしたとき、『クンっ』と体を引っ張られる。
見ると、女の子が、そっぽを向きながら僕の服のすそをつかんでいる。
「・・・・・」
とりあえず、無視して先に進んでみる。女の子はあたりをきょろきょろ見回しながら、
すそをつかんだまま、とてとてとついてくる。
(なんだかなぁ・・・)

496 :B:2006/05/12(金) 12:20:13 ID:rynGN27b0
その時、遠くのほうで『ガシャン!』と音がする。先に行った誰かが、
何かを倒したかしたのだろう。
「ひうっ!!」
小さく悲鳴を上げ、びくっとた女の子が、僕の腕にしがみついてくる。
「・・・・もしかして、怖いの?」
「ち、ちがっ!な、何ゆってんのよ!」
思い付きだったのが、図星らしい。幽霊の癖に、暗闇が怖いとはね。
「じゃあ、何で僕の腕にしがみついてるの?」
「そ、それは・・・そ、そう!あんたにとり憑いたのよ。ほ、ほら、あたし幽霊だしっ」
「ふーん」
「な、なによぅ」
別に、とだけ言って、僕は再び先に進んだ。

497 :C:2006/05/12(金) 12:21:06 ID:rynGN27b0
しばらくして、僕は足を止める。
「むぎゅっ」と、彼女が僕の背中に追突する。
「何よ、急に止まらないで・・・」
そこには、校舎の出口。僕は、彼女の手を裾からはずした。
とたん、彼女は、まるで捨てられた子犬のような顔をした。
「はあ」とため息をひとつ。それから、裾からはずした手をつなぐ。
「うちに来る?ここよりは、明るいよ?」
「な、何よそれ!調子に乗らないでよ!なんで、あたしがあんたのとこなんか・・・」
言いながらも、つないだ手をほどこうとはしない。
「僕にとり憑いたんだろ?」
「・・・・・・・・・・・・・・ぅん」
 こうして、ぼくはへんな拾い物をしてしまった。

498 :本当にあった怖い名無し:2006/05/12(金) 13:18:38 ID:XAiWUJdVO
GJ!

なんとなくたまねぎ氏の文体に似ているような気が。

499 :本当にあった怖い名無し:2006/05/12(金) 15:30:11 ID:HMuCMFJg0
カラカラ・・・・ カラカラ・・・・
うーん・・・ 呪うんだからねもう・・・ 
カラカラ・・・ もう祟るんだから・・・・

深夜、灯りの落ちた部屋に響く音だ。最近なんか夜中にトイレに
行く習慣が出来ちゃって気付いた。

カラカラはハムポンが回し車を回す音。
ハムスターは夜行性だし、元気のバロメーターだからよしとしよう。
もうもういってるのは・・・・

「寝言かよっっ」

「むにゃっっ?!な、ななによっやる気っ?!・・・・むーふふ・・・」

ある意味とても霊障だが、夜は何をいっても無駄なのは、この数日で
十分わかった。第一何をやるんだ。どつき合いっても姿も見えないじゃないか。

カラカラ・・・・カラカラ・・・・

朝まではしばらくある。二度寝するか。

500 :片栗粉285('A`):2006/05/12(金) 17:20:36 ID:ds+IRU9sO
Σ
ポ、ポン介……!?

501 :レイポン ◆ZMp2Jv9w5o :2006/05/12(金) 21:31:26 ID:HMuCMFJg0
片栗粉ねっあんたは知ってるわっ
ひまわりの種あげる。遠慮しなくていいのよ?

502 :片栗粉285('A`):2006/05/12(金) 22:22:12 ID:ds+IRU9sO
つ……つまりそれは片栗粉にヒマワリの種を加えると、
より強い幻かk…いやいや霊能力を得られると?
ハンターズ科学部、至急調査せよ! 繰り返す、至急調査せよ!

いやでも久々にレイポン読めて嬉しい俺ガイル

503 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 00:00:32 ID:nHegHy990
レイポンキター!

504 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 00:42:31 ID:dapRaXVv0
おかえりなさいレイポン!(´∀`)

そういえば、最近昔のコテを見かけないね
また彼らのSSを読みたいものだ

505 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 01:52:56 ID:FtIUmddFO
>>494-497
萌 え た (;´д`)

506 :ツンデ霊の入場です!:2006/05/13(土) 05:06:32 ID:Mz8J8fHAO
メイドの土産はツンデレとはよく言ったもの!
献身的な萌えがいま実戦で爆発する!
「メイドさんと僕」美和さんだ!
 
兄は私のモノ!
邪魔する女は罵倒して罵倒して追い散らすだけ!
「ごめんね、お兄」よりツンデ霊妹だ!
 
私は学院最萌えなのではない!
ツンデ霊最萌えなのだ!
ご存じ御姉様!
「ツンデ霊女学院」!
 
いまやツンデレの神髄は姉にある!
私を驚かせる霊はいないのか!
「跡取り」姉
 
魚類最萌えこそツンデ霊最萌えの代名詞だ!まさかこの魚が来てくれるとは!
「レイトウマグロ」
 
超一流神様の超一流モフモフだ!
生で頬摺り萌え死にやがれ!
稲荷様の萌狐「祠のミカド」!
 
何でも有りならこいつが怖い!
酸化のピュア金属!
「銅タン」
 
ツンデ霊は口数少なくてナンボのモン!
超寡黙霊の「屋上の先輩」!


507 :ツンデ霊の入場です!:2006/05/13(土) 05:07:53 ID:Mz8J8fHAO
 
不幸少女は生きていた!
あのオナホールの衝撃を乗り越え更なる萌を磨いて甦ったぁ!「匠の業を訪ねて」!
 
すべての除霊へのベストディフェンスは私の中にある!
部屋憑き霊の神様がきた!
「部屋の主」
 
真の萌えを知らしめたい!「濡れおなご」
 
先輩殺しはいいのか!?
ツン魂冷めやらず!
殺すも生かすも思いのまま!
「電気をつけなくて良かったな2」!
 
特に理由は無い!
小動物が萌えるのは当たり前!
「ハムスター←僕←ツンデ霊」よりハムポン!
ミレレイには内緒だ!
 
悩殺なら誰にも負けん!
ツンのテクを見せたる!
「ツン・デレ・バトル」よりツンデ霊!
 
引き籠もって磨いたシュールな芸風!
ツンデ霊界のデンジャラスガール!
「俺と守護霊」より守護エモン!
 
ツンデ霊だから此処へきた!ストーリー、文脈、人物、一切不透明!
「スナップショット!」
 


508 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 11:18:10 ID:wp701gv/0
>>506-507
哭けるッ!
今夜は哭けるぞッッッ!!

509 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 14:18:45 ID:bGafPiMU0
>>506
あれ、ミカドって狐だったっけ?

510 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 16:01:35 ID:Y4JQ6Io4O
>>506-507

このシリーズ大好きだ!
これからも頼むぜ!

511 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 19:27:10 ID:mWOqZsOQO
モフモフ狐は確かあのチョコあげたら
「甘――――― !!!」
ってやつじゃないっけ

512 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 21:59:26 ID:wbOB+L760
こやつ 祟り神様を外しおるとは・・・・

513 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 22:52:12 ID:jtIqy86g0
哭けた

514 :本当にあった怖い名無し:2006/05/13(土) 23:01:37 ID:50mGJlnE0
>「ハムスター←僕←ツンデ霊」よりハムポン!

誰かここにツッこもうぜw ミレレイ相変わらず不憫で萌えるが。

515 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 00:11:23 ID:C/NOVzOlO
ごめん、ミレレイとレイポンの記憶がごっちゃな俺に
誰か説明してくれませんか。

516 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 00:57:53 ID:ddIyjSiDO
>>472
霊視点で物語を進めていくのが新鮮で一番ヨカタ。
次回作もwktk

517 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:33:08 ID:BqKzer2B0
登校してみたら花が飾ってあった。
ちょうど俺の前の席、工藤さんの机。
「あはは、何? イジメ?」
俺はそこに座ってる工藤さんに話し掛けた。
無神経なわけじゃない。そんな度胸のあるやつは、この学校にはいないと知っていたから。
部活の先輩ですら、彼女を呼び捨てにはしない。この地域は、彼女の親が経営する会社で
保っているのだ。容貌もキツめのせいもあり、イジメられるなんてイメージからは程遠い。

「そんなこと、するわけないでしょ。知らないの?」
俺の前の、そのまた前の席の、高見盛が振り向き、咎めるように言う。
(テメーには全然まったく訊いてねえ!)
……って言えたらなあ。
こんなヘンなことでもない限り、工藤さんとしゃべる機会なんかないんだよ!
俺、小心者だから!ブサイクだから!生物として同じ括りにいるのが申し訳ないから!
勇気を出して声かけたのにどーしてくれんだ。

「うん、何かあったの?」
としか言えねえ俺。弱え。
工藤さんは、目の端でこっちを見る。かんっぜんに無表情。
うお、怖え。たまんねえ!

「工藤さんね、昨日、亡くなったの。事故で」
テメーには訊いてねえ高見盛いいかげんに……

「……なくなった?」

高見盛は、伝えることはもうないとばかりに、席を立った。

518 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:34:21 ID:BqKzer2B0
オイオイ脂肪が脳に詰まってんじゃねーのか?日本語くらいちゃんとしゃべれよ?
だがこれで新しい話題ができた。邪魔者もいなくなったしな!
俺は工藤さんの声を聞くべく、再チャレンジ。がんばれ、俺…

「亡くなったって、どの工藤さん?」
工藤さんはめんどくさそうに(見えるけどいつものこと)髪をかきあげた。
「私」
「ふうん」
「…………」
「…………」

はっ!? だ、ダメだ俺! それで満足するな俺! もっと会話に広がりを!

「え、えーと、ああ、演劇部で何か、やってるの? 役作りとか」
「いいえ」
「そ、その花は?」
「…………」
「…………」

が、がんばれ俺!

「もしかして、ほんとにイジメとか?」
「あなた、私に話してるのよね?」
「や、そ、そんなこと、される人じゃないと、思ってるけど」
「私に、話してるのよね?」
「う、あ、ご、ごめん」

いきなり顔を近づけられて、謝ってしまう。怖え。
俺みたいなゴミ虫が話し掛けられる身分の人じゃないよね、やっぱり。

519 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:35:51 ID:BqKzer2B0
「そうじゃなくて―――」
工藤さんは、ふいに、窓際に固まったクラスメイトたちに目をやった。次いで、
順繰りに教室を見渡していく。

俺も釣られてきょろきょろとしていると、あることに気が付いた。
全員が俺たちに大注目してる。
会話が続かなくて悪戦苦闘してる俺を応援してる、ってわけでもない。
てゆーか、今までのヘタレぶり、みんな見てたの?俺ハズカシイ!

「なんだよおまえら?」
精一杯の虚勢を張って、俺は怒鳴った。

静まり返る教室。
HR前のこの時間には、ありえなかった静寂。

「―――アンタ、何やってんのひとりで」

誰かの、おびえを含んだ一言が、起爆剤となった。

つーか基地外?おまえやばいよ洒落になんねー呪いとかキモイ近づかないほうが興味ある
んなわけねー冗談はやめてよね何のつもりだか知らないけど見える人なのかよ頭オカシイ
でもいる気がしないそこにいるの何て言ってんだよなにそのツンデ霊もしかしてほんとに
霊能力怖いウソだよ前からそういうやつだったあたしは信じない面白いつもり………

わかった。
このイジメの標的は俺だってことが。
人に好かれるキャラじゃないと思ってたけど、けっこーショックでけえな。
工藤さんて、意外とノリいいんだ。こいつぁ新発見だ。

520 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:42:46 ID:BqKzer2B0
俺は、今日はサボることを心に決め、席を立った。明日は…どーしよーかな。

「みんな、私が見えてないの」
「そうみたいだね」
さすが演劇部だよ。
「どうしてあなたは―――」
「さあね」
アドリブ下手でごめんね。こんな会話だったらしないほうがいいから。俺にとっては。
「ちょっと待っ…!」

「ちょっと待てよ! そこに、いるのか? ほんとに?」
教室を出るとき、オカルト好きで、よくこっくりさんとかをやってるやつに止められた。
これも名演だと思った。

「ああいるよ」

俺がそういい残したドアの向こうで、また大きなざわめきがあった。
知ったことか。
楽しいかよおまえら。

521 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:45:47 ID:BqKzer2B0

逃亡先には屋上を選んだ。
学校から出ず、イジメられっ子の気分を盛り上げたかったのが、その理由。
昼休みでもなければ、人は来ない。

と思ったら先客がいた。
だらしなく脚を投げ出して座り、煙草をふかしている。
野球部のエースで、有名なやつだ。なんて名前だっけ。

「よう。吸うか?」
意外なことに、向こうから話し掛けられた。
俺は首を振った。
「いいのか? 夏大近いのに」
彼は、ふっ、と短く息を吐き出した。笑っている。

「いいんだよ、もう。たぶん、俺らは試合に出らんねーから」
「へえ」
「……野球、興味ないか?」
「なんで」
「いや、もーちょっと突っ込めよってこと」
「ああ、悪い。なんで」
「さっきと変わんねー…」

彼は力なく笑う。
訊いたところで、話すつもりがあるとは思えなかった。

「おまえ、確か、み――工藤、さんのクラスの」
「ああ、後ろの席だよ」
「そっか…」

さすが有名人。把握のされかたが「3−A」じゃないんだ。

522 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:47:54 ID:BqKzer2B0
「あの、な。何か、言われてたか?」
彼の口調から、弛緩したものが薄れた。漠然としすぎていて、何のことだかわからない。
が、あったことはただひとつ。俺は話したくもないが。

「工藤さんが死んだって。馬鹿騒ぎしてたな」
「それで?」
「べつに。くだらねーよ」
「は。くだらねーか。……この学校に、そんなやつもいるんだよなぁ」
「なんだよそれ」
「いや。少し、気が楽になった、気がする」
「?」
「そのうちわかると思うけど……おまえみたいなやつにだったら、話してもいいかな」
「??」

「工藤、さんが死んだのは――俺のせいだ」

彼はうつむき、そう告白した。
何を言っている?
3−Aの工藤さんの話じゃないのか?
またネタか?

「事故は、俺がやったわけじゃない。でも。俺が。死ななくてもよかったのに。助かった
はずなのに。俺が。俺のせいで。俺の―――」

支離滅裂で、理解できない。彼が最も悔やんでいること、それがどうしても言葉に出せない
らしい。

523 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:49:29 ID:BqKzer2B0

「やめて」

凛とした声。
俺たちの前に、工藤さんが立っていた。

「あれ、いつから?」
ほんとに気づかなかった。
屋上の扉は重い鉄製で、開閉の際には大きな音がするんだけど。

「ひっ!?」

隣で、息を飲む音が聞こえた。
見ると、彼は大きく目を見開き、固まっている。

「み、弥夜、お、俺は!ゆ、許してくれ!」
「呼び捨てにしないで」
「わ、わかった。お、俺のせい、俺のせいだ!」
「あなたなんかのせいじゃない。くだらないこと言わないで」
「悪かった!お、俺が悪かったから―――!」
「何も悪いことなんかされて」

工藤さんが言い終わる前に、彼はものすごい慌てようで逃げていった。
なんだろうあれ?

524 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:52:42 ID:BqKzer2B0
「工藤さんて、やっぱり怖いんだね」
「……やっぱりって、何」

形のいい眉がひそめられる。いや、やっぱり怖えって!自覚ねえのか!?

「い、いや?何でもないデスよ?と、ところで何あれ、彼氏とか?」
「冗談言わないで」

ぬお、冗談禁止?冗談でもないんだけど!とにかく会話が続かねえ!

「そ、そうだね、工藤さんの彼氏なんて想像できないし!」
「モテないって言いたいの」
「ち!?ちがっ!?あれ?なんでそういう方向にっ!?」
「どこが違うの」
「何もかも!アイドルがうんちしないのといっしょ!」
「あは、何それ」

おおお!笑顔キタ――!!めちゃくちゃ可愛い!どーしていいかわかんねえ!下ネタ最高!

「野郎なんてうんこだよ。うんこと工藤さんなんて組み合わせ、想像……」
「しないで」

今までで一番の殺気を感じ取り、俺は口をつぐんだ。うん、下ネタは引っ張るもんじゃ
ないな。大事なのは瞬発力だ。

525 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:55:12 ID:BqKzer2B0
「それで、坪井君から、どこまで聞いたの」
「つぼい…あーそんな名前だった。べつに何も?工藤さんが死んだとか…死んだとか…」

ああ、俺、そんなネタでおもちゃにされて落ち込んでるんだっけ。
屋上に二人きりってシチュに、舞い上がってた。

「!!つーか、授業中!もう始まってるよ、工藤さん!?」
「私はいいの。もう、ね。それに今、教室には誰もいないから」
「へ?」
「あなたが嘘つき呼ばわりされてたから、なんだか気に入らなくて花瓶割ったの。だから」
「だから、って……?」

工藤さんは、小首をかしげて、頬に手を添える。お悩みのポーズだ。

「ううん、どうしようかな…ちょっといい?」
「うん。…え?」

目の前に、顔が近づいてくる。額にかかる髪を一度、かきあげて。
唇の感触が―――

「……わかった?」

悪戯っぽく、工藤さんは微笑んだ。

526 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 07:56:36 ID:BqKzer2B0
鼓動が、鼓膜を圧迫した。
感触はなく。体温もなく。ありえない距離にまで近づいた――重なった、彼女の姿を見て
しまった。

「み、みんなの話は」
「ほんとうのことね」
「死んだって」
「死んだみたいね」
「でもここにいる」
「そうね」
「幽霊」
「幽霊」

工藤さんは自分を指差して、そう言い切った。なぜだか、少し楽しそうに。

「わかったことがあるの。私が見える人のこと―――」

今度は、俺が最後まで話を聞かなかった。
情けないことに、そこで意識を失ったからだ。


                おわり

527 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2006/05/14(日) 11:30:55 ID:mUrxF8gq0
エエェェ(´Д`)ェェエエ

そこで終わりー?
とりあえずエクセレントGJ!

528 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 11:31:26 ID:mUrxF8gq0
コテトリ失礼orz

529 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 16:02:39 ID:C/NOVzOlO
GJ! 新鮮な視点で楽しみますた!

530 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 20:39:42 ID:bxzaddwb0
おもしろかった、GJ!
主人公の霊に対する反応とか、リアルっぽくていいよね

531 :本当にあった怖い名無し:2006/05/14(日) 23:16:19 ID:LX4CbqzZ0
エエェェ(´Д`)人(´Д`)ェェエエ
作者もツンデレなのか・・・orz

532 :本当にあった怖い名無し:2006/05/15(月) 00:15:28 ID:PFQj2sgzO
なによ、結末なんて教えてあげないんだから!




って事?

533 :本当にあった怖い名無し:2006/05/15(月) 06:57:02 ID:LP3RwxE30
そうらしい

534 :本当にあった怖い名無し:2006/05/15(月) 10:21:03 ID:OE6Ql7Pm0
なんだこれ

535 :本当にあった怖い名無し:2006/05/15(月) 23:47:09 ID:PFQj2sgzO
まとめサイトの中の人、更新乙!\(^o^)/

536 :見習いく〜る幽霊:2006/05/16(火) 02:46:33 ID:ylV1PEEl0
「うぐぅ…気持ちが悪いよぉ。 風邪でも引いたかなぁ…」
 なぜだか最近、体の調子が悪くなってきた。
 あんまり、幽霊に驚かない馬鹿と同居してるからかなぁ…
 体調を崩して、風邪でもひいたのかも知れない。
 これじゃ、幽霊としての自分が情けないよ。
 …あ、そこのキミ、何で幽霊が風邪をひくんだ、とか思ったでしょ。
 昔からよく言うじゃない、病は気からって。
 だから、気合いのある幽霊だって風邪ぐらいひくんだよ
「へっくち」
 ……とはいえ、こんなあたしの姿、アイツに見られたら笑われるんだろうなぁ…
 アイツ―――そう、名前も知らないこの部屋の住居人だ。
 転入し、私が驚かせようと思った直後にアイツは言った。
『変な幽霊』
 …むぅ、すっごいムカツク!
 巷じゃ く〜る な幽霊で通ってる(はずの)あたしだって、流石に頭に来たね。
 よりにもよって変な幽霊―――
「へっくし、へくちょんっ!」
 ……あ〜駄目だ、力説してる場合じゃないや。
 うん、寝よう。 風邪をひいた時にはそれが一番だ。
 布団を敷いて…って、しけないし…
 仕方ない、このまま寝ようかねぇ…風邪が治るといいけど…

537 :見習いく〜る幽霊:2006/05/16(火) 02:48:04 ID:ylV1PEEl0
「で、おまえさんは何で、人の部屋のど真ん中で堂々寝てるんだ」
「へにゃ…?」
 寝ぼけ眼、開口一番にそう言う言葉が響いた。
 言ったのは、この部屋の住居人……
 ―――しまった! 寝てるところジロジロ視姦されてた!
「なぁに今更慌ててるんだよ、どうどうすぴょすぴょねやがって。
 おかげで、俺も一瞬驚いたぐらい何だからな」
「う……うるさぁい。 体調が悪いんだからしょうがないじゃない!」
「体調が優れない…?」
 あたしの言葉を聞いて、ソイツは一瞬考え、一言
「幽霊…だろ?」
 と。 で、顔がゆるんでいくんだ、ソイツ。
 絶対笑われる。 ムカツク。
 ……と、思って、先の行動を予測していたんだけど、ちょっと違う展開になった。
「幽霊でも体調とか在るんだな…ちょっと待ってろ」
 そういって、台所の方へ引っ込んでいった。
 ……? なんだろ、いつもと違う反応。

538 :見習いく〜る幽霊:2006/05/16(火) 02:49:57 ID:ylV1PEEl0
「ほらよ」
 暫く待って、ソイツは鍋を持ってきた。 その中からはいい匂いがする。
「ナニコレ?」
「卵雑炊、体調が悪い時にはこ〜ゆ〜食べ物が効果的なんだぜ」
 ………
 えと。
 なぜだかよく分からない。 けど、料理を作ってきたみたい
「食べるの? 誰が?」
「おまえが」
 ………
 思考停止状態? ちょっと待って、コイツ何言ってるの?
「なんで?」
「体調が悪そうだから」
 ………
 つまり、こいつは『あたしのために、卵雑炊を作った』わけで
 ………
 えぇぇぇぇ!? ちょ、まっ!
「あ!? あうぅ!? はう!?」
 あたしなんか、うまく言葉がでなくなってた。
 だってちょっと待ってよ。
 こいつにとっては、あたしは怖ぁい幽霊なはず! 言っちゃえば、そんなに好かれることも…その、ないはず。
 なんだけど!?
 それに、今まであたしなんか、散々こいつにからかわれたりもして!
 その、お世辞にも仲がいいなんて事はないのに。
 こいつ、あたしのために?

539 :見習いく〜る幽霊:2006/05/16(火) 02:52:41 ID:ylV1PEEl0
「嘘……?」
 風邪をひいてからなのか、あたしの灰色の脳細胞もパニック状態だ。
「嘘なんかじゃねぇよ。 なんつうか、体調を崩した奴を放っておくなんて俺には出来ないしよ」
 そういって、中身をすくった匙を差し出してきて一言。
「あ……」
 卵雑炊を乗せた匙は、あたしの躰を貫通した。
 考えてみれば、あたしの躰は気合いを入れなきゃ、物に触れることも出来ない。
 んで、今の体調からそんなのはほぼ不可能状態になってる。
 そんなあたしを見て、ソイツは一言言った。
「あ〜、やっぱり駄目かぁ。 しかしコレを捨てるのももったいないなぁ。
 ああ、残念残念。 自分で食べるとするかぁ」
 ………
 あろうことかあろうことかー。
 『あたしの為に作った卵雑炊』は、作った本人があたしの目の前で食べていった。
「むっかぁ〜! な、なによそれ!」
「だって、しょうがないじゃなぁい♪」
 歌いながら、どんどん食べていくそいつ。
 くぅ! 乙女幽霊心を弄んで…!
 この恨みは絶対いつか晴らす! 晴らすったら晴らすんだ!

「…けど、ホント残念だよ」
「へ…?」
 何か言った気がしたけど、ま、いっか




540 :見習いく〜る幽霊:2006/05/16(火) 03:00:51 ID:ylV1PEEl0
はいはい、空気の読めない俺が
>53-58の続きのような物を書き込みにきましたよってに。
あんまり気にしないで下さい。 ツンデレ気味もないし
んじゃ、寝る

541 :本当にあった怖い名無し:2006/05/16(火) 03:16:59 ID:D1h6XgaI0
んな卑下するな。面白かったよGJ。

542 :本当にあった怖い名無し:2006/05/16(火) 12:14:31 ID:+m5RCkfG0
続き物は最近少ないから全然おk
お耽美系の姉とか守護霊とか、もっと読みたいんだけど
>>428-431とかは続いて欲しいと思う キャラ立ってるし

543 :本当にあった怖い名無し:2006/05/16(火) 13:10:34 ID:YBr/3xqcO
男のか?

544 :本当にあった怖い名無し:2006/05/16(火) 13:22:43 ID:+m5RCkfG0
斜向かいの鈴木さんちの末娘の方も
コイツがデレたら最強

545 :本当にあった怖い名無し:2006/05/16(火) 19:11:16 ID:98lVzNer0
>>536-540
エレガントGJ!

第三者不在の場合は基本デレ全面押し出しっが
いいと思うっいいデレだった

>>542
お耽美系の姉って?あれ?w

>>544
kwsk

546 :導入編。小娘と俺の嫌な日々:2006/05/16(火) 20:28:30 ID:AOdfHNFvO
今日もいい天気だ。
俺は神にチョイスされた毎食パンの耳でOKな人間!だからそこらのパンピーみたく働く必要はナッシング。
 
さて、優雅にツンデ霊と戯れるとしよう。
「うへへへ、観念するんだな銅タン
いや!やめて!触らないで!
そんなコト言っちゃって…本当は感じてるんだろう?」 
ぽた、しゅうぅぅ
「こんなに泡をだしちゃって…ハァハァ」
ジョン・レノンも歌ったよな、イマジンは偉大だって。
想像力!萌えあがれ、想像力!
 
「…ウッ!…ふぅ〜エクセレントォ!」
ごしごし
今日も太陽が黄色いぜ。
 
「……何…やってんのよ…あんた…」
 
「うおぅッ!?こ、小娘!いつからそこに!」
「…あんたが一人芝居しつつ銅に希硫酸垂らしてるあたりからいたけど?」
 
「シィィット!!視姦しやがって…俺サマのパラダイスタイムが台無しだ!
この絶壁胸!あやまれ!あやまれよぅ!」
「ちょっと逆ギレしないでよ!粗チンのくせに!」
 
なんてコトを!!
「ほほほ包茎ちゃうわ!見れ!このバズーカを!で乙女ちーっくに赤面しつつ指の隙間からチラ見しろや」
 
「…クス」
なんですか、その微笑ましいモノを見たような生暖かい笑いは?
ちくしょうポークビッツ!ポークビッツだと!?

547 :本当にあった怖い名無し:2006/05/16(火) 21:18:44 ID:98lVzNer0
・・・・(・ω・)
続きはー?

直球エロで実は笑っていた俺としては続ききぼんw

548 :俺と小娘@:2006/05/16(火) 23:13:32 ID:AOdfHNFvO
ああ、神は死んだ。
ニーチェ、あんたは正しい。
 
「そんな事より、ほら!次の見つけてきたわよ」
 
うるさいだまれそうさ俺は生まれたままの清いカラダさ童貞だし火星人だし―
って?見つかった?
 
「マジか!?貴様のアホ毛センサーにツ、ツンデ霊反応があったのか!?」
「アホ毛ゆーなぁ!…別にこの毛で探してる訳じゃない!」
 
「ともかくでかした!よくやったぞ貧乳!」
「貧乳じゃない!Bは貧乳じゃないもんッ!」
 
でやってきました、深夜の公園。
うん、いかにもツンデ霊サマが降臨しそうな雰囲気だな。


549 :俺と小娘A:2006/05/16(火) 23:15:30 ID:AOdfHNFvO
「そろそろ出る時間よ」
ブラ不必要娘がきょろきょろしながら言う。
「今度は平気なんだろうな?つか何の霊だよ?」
 
「えっと…義弟が心配で出てきたはいいけど不器用だから素直になれない義姉の霊…だって」
 
「!!ブラヴォー!!オォ、ブラヴォー!
テッパンだなッ!
imitation sisterキタ――(゚∀゚)――!!」
「……偽姉?」
 
「黙れ中学生。本場イングランドじゃこう綴るんだよ」

「どーでもいいけど。あ、いたわよ、あそこ」
 
小娘の指差す先には―
「 YES!YES!!YES!!!ナイスだ!
マジにハクいスケじゃーん!なぁ?」
「オヤヂうぜぇー!ってはやく行きなよ」
 
「おうよ!
会いたかったよー!
ねぇさあぁーん!」
 
 ぴと
 
「おお!いきなり寄り添ってきましたよ!で、でれキタ――(゚∀゚)――!!」
「良かったわね、その調子よ!」


550 :俺と小娘B:2006/05/16(火) 23:19:25 ID:AOdfHNFvO
 

 わたしと―
  ファイトなさい
 
「うはぁ!義姉さんいきなり馬乗りになってんですけど?」
「さすが義姉、積極的だわ!あんた童貞なんだからリードしてもらいなさいよ!」
 
 拳は強く強く―
  でないと骨を―
 
「なんかビキビキ筋をたてて拳つくってるけど!?」
「バカね、あんたが緊張してるからほぐしてくれるのよ!ほら力抜いて!リラックス、リラァーックス!」
 
  ジェノッサァァーイッ!!
 
「あがががががが何かタコ殴りなんですけど!?よく見たらジッポ握ってるよ?この人!」
 
「大丈夫!それツンだから!
YO!ツンK・I・T・A―!」
「YOH!SuGoi!ツンK・I・T・A―!!!
 
 
って死ぬ!死んじゃうよ!違う!
これ違うよパパン!」


551 :俺と小娘C:2006/05/16(火) 23:21:38 ID:AOdfHNFvO
 
なんとかガードポジションでしのいでマウントから脱出。
全力で撤退。
鼻曲がって前歯全折だが気にするな、俺。どうせ保険に入ってないし。
 
「ケッ、根性なしが」
「ふざけんな!このビッチ娘!そのツインテール固結びにすんぞ!」
 
「あーはいはい、次はちゃんとしたの探すから大丈夫、大丈夫」
 
「その意気だブラ要らず!よし、次こそは!」
「ウフフフ…そう…次こそは、確実に…ね」
 
ちょっと コイツに任せるのは不安になってきたがまぁいいや。
ツンデ霊を手にするまで俺たちの旅は終わらない!
 
【次回は小娘視点…の予定】

552 :本当にあった怖い名無し:2006/05/17(水) 00:09:37 ID:2fyDjGB80
携帯が鳴った。久しぶりにディスプレーに洋子の名前が表示された。
「もしもし、私よ。また事故起こしちゃった」

「なっ・・・なによ、今度もまたうろたえちゃって。
 べつに声が聞きたくて電話したわけじゃないからね。
 ただ・・・ 」 洋子は口ごもった。

「ただ・・・ なんだい」と例によって聞き返す俺。洋子は言った。
「今度も示談にしたいのに、持ち合わせがないの。だから・・・」 洋子は口ごもった。

「今度こそ、お金を届けに行けばいいのかい」と聞くと、女は取り乱して言った。
「ちっ、違うわよ。それじゃあまるで、あんたに来て欲しくて電話したみたいじゃない。
 バイク便を手配したから、お金を渡してくれればいいのよ。勘違いしないでよね」

俺は答えた。
「洋子、もう事故の事は気にしなくていいんだよ。それに最新の手口なら郵送だよ。」
生前の洋子は流行に敏感だった・・・

553 :見習いく〜る幽霊:2006/05/17(水) 04:17:30 ID:5gq7kya+0
6月21日
 アイツが実家に帰るって言って、家を出ていった。
 なんだか、久々に家族が一同揃うらしい。
 何でこんな時期に。 こいつの一家というのがよく分からない。
 とりあえず、久々に一人になることになる。
 ひまなんで、日記でも付けよう。

6月22日
 朝起きたら、誰もいなかった。
 当たり前、アイツ、実家に帰ったんだもん。
 もてる気力を振り絞ってテレビを付けてみる。
 そういえば、あたしが一人で新しい住居人を待っている間だって
 こんな文明の利器もなかったんだよねぇ。 う〜ん、いい時代になったもんだ。

6月23日
 ちょっと暇をもてあましてきた。
 ま、24日に帰ってくるとの話なので、一人の満喫ももう終わってしまうだろう。
 ちょっと残念だ。
 ま、あいつが帰ってきたら く〜る に練った作戦で驚かそう。
 そうだ、あたしは幽霊なんだもん。 驚かさなきゃ。

6月24日
 一日待っても帰ってこなかった。
 ま、そう言うこともあるよね。
 驚かすネタは、明日に取っておこう。

6月25日
 何をやって居るんだろう。
 昨日帰ってくるっていったのに、今日も戻ってこなかった。
 腹いせに、アイツの食器を割っておいた。
 世間ではポルターガイストの一言ですむことだろう。
 でも、絶対アイツは驚かない。 むしろ怒るだろう。

554 :見習いく〜る幽霊:2006/05/17(水) 04:18:13 ID:5gq7kya+0
6月26日
 帰ってこない。 寂しい……

6月30日
 ああ、そういえば、あいつが帰ってくるまでの間、日記でも付けようって思ったんだっけ?
 忘れてた。
 あいつはまだ帰ってこない。

7月1日
 寂しい。 一人ってこんなんだっけ。

7月7日
 帰ってきた!
 この日記もお役御免だ!
 なんでも、実家の人間に長らく引き留められたらしい。
 にしても長すぎだ! 3日の予定が弐週間だなんて!
 こいつ、どれだけ、あたしが心配したと思ってるんだろう。
 ――ご、ごめん。
 そいつはそう言った。
 なによそれ。
 謝られたって、過ぎた時間は戻らないんだよ。
 でも、戻ってきてくれただけでも嬉しい。
 これで、考えに考えを練った驚かし方が出来る!

 ……それだけなんだからね、勘違いしないでよ!

555 :眠い…:2006/05/17(水) 04:21:50 ID:5gq7kya+0
はいはい、空気読めない俺が更に続きを書いてみましたよ。
いつもと趣の違った文が書きたかったのが原因。 仕事中にこんなの考えてるから
俺って人間はツンデ霊が好きなんだよ。

>548-551
おまいのテンション大好きだ。
テンション高い良質書けるのが羨ましいGJ!

>552
俺なら洋子さんに振り込むんだろうな、写真付きで

556 :本当にあった怖い名無し:2006/05/17(水) 11:14:46 ID:mug3eo3MO
>>555
十分おもしろいから。無闇に髭すると
むしろ空気読めてないっつーの。









GJ

557 :本当にあった怖い名無し:2006/05/17(水) 13:14:12 ID:4z6fxoHU0
>>552
なんか切ないぞ
面白かった。GJ

558 :本当にあった怖い名無し:2006/05/17(水) 19:41:15 ID:/AwwYy6P0
下がりすぎてるからageるだけなんだからねっ

559 :はじまり。:2006/05/17(水) 19:59:30 ID:Hyva5BY70
「げ」
「あ?どした?」
「……」
「何?」
「やばいかな」
「だから何――ぁ。やばいんじゃね?」
「え?」
「やばいだろ。後ろ後ろ」
「何――」
「志村、後ろ」
「馬鹿」
「ごめ、おっ、先、逃げるわ」
「ちょっ、おい!…………あんだよぉ、っとに。後ろに何かあんの――」

――――。


560 :いち。:2006/05/17(水) 20:00:15 ID:Hyva5BY70
「うは。まじやばくね?ここ」
「やばいだろー……。やばいって……」

……。

「なにビビってんだよ。やばいのがイイんじゃん。ほれ見ろ。こんな廃工場のど真ん中に石あるぜ」
「なんで石なんかあんの?まじ怖いよ……」

…………。

「おぅおぅ。ご丁寧にお札貼ってあるし」
「帰りたい……」

………………。

「なんか彫ってあるぞー?あ〜……比、蔭……沙、紀……?女の名前?お墓かなー、これは?」
「なにニヤニヤしてんだか。とにかく怖いって…………げ、」

――――。


561 :に。:2006/05/17(水) 20:01:00 ID:Hyva5BY70
「ひっ……!!??」
振り返った途端、目に入ったのは真っ黒な人影。
その存在どころか、気配すら感じなかった。僕は、息を呑んだ。というか、息を殺してしまった。
棒立ちで、突っ立っているその人影。着ているものは白い――水色だろうか、暗くて色がよく分からない――、膝下まである丈の長いワンピース。
けれど、真っ黒だ。白から露出している腕や、脚。そして、顔。全てが、真っ黒だ。
肌が黒いのではない。
どんな腕をしているのか、細いのか太いのか。
どんな脚をしているのか、長いのか短いのか。
どんな顔をしているのか、見えない。真っ黒。表情どころか、顔が見えない。
その身体中を覆い尽くす長い髪に隠れている、だけか?
とにかく、黒、に多い尽くされている、その人影。尋常でない。有体に言えば、生きてない。
「ぃ……ぃ…………!!!!」
情けない悲鳴も上がらない。喉が、挫けてしまった。恐怖で。
僕が指一本も動かせないで固まっているところ、微かな……、
声?

……ォ、ォ……ォ――ォ…………ォ……。


562 :さん。:2006/05/17(水) 20:01:41 ID:Hyva5BY70
目の前で立ち尽くす女性――ワンピーススカートだし、女性だろう?たぶん。何か聞こえてきた。
僕が凍っているように、彼女も一歩も動くことがない。ただ、直立したまま。音――声、か。
真っ黒は、真っ黒なまま、何も見つけられない。とても不安定。誰なのか。……これは、

泣いている?

……ォ――……ォォォォ……ォ、ォ、ォ……。

ォ――ォォォ……ォォォォォ……――ォォォ!!

オオオオォ……オオオオオオオオオ!!!!

泣いている、のか……。
僕は呆然としてしまった。人影、おそらく女性だろうが、それが、泣いている。
顔が見えない。口も見えない。この、彼女が泣いていると判断するのは、彼女から、泣き声が聞こえてくるからだった。
ぼんやりと、彼女の方から、低い、なのに甲高い、強烈な響きが聞こえてくるからだ。それが泣き声に聞こえる。
彼女から視線を外すことができない。怖い。
唐突に出現したことも怖かった、しかしそれはむしろ、驚きだ。
怖いのは。真っ黒な彼女が意味も分からず泣き続けていること。そしてその泣き声が、凄絶だから。
これ以上は、耐えられなかった。

僕は、気を失ってしまった。


563 :よん。:2006/05/17(水) 20:02:21 ID:Hyva5BY70
背中が冷たい。キンキンしている。耳に、板敷きの上で砂を踏みしめる音。誰か、近づいてくるようだ。
静かだ。また一歩、砂を踏みしめる音。それ以外に何も聞こえない。しん、としている。
また一歩。一歩。一歩。
目が覚めた。うっすら。頭を下げた姿勢で、石碑に寄り掛かっている。脚が、見えた。
ぞっとした。真っ白。陶磁器みたい、そう思った。投げ出した僕の足元に、ほっそりとした陶磁器が二つ並んだまま。じっとしている。
「……」
顔を上げていいものか……。砂を踏みしめる音が消え、打ち捨てられた廃工場には、何もない。
まばたきを数度繰り返しても、彼女はそこを動かない。ちょっとがに股……。
靴なんて履いてたのか。小学生が履くような、布とゴムだけでできた、簡素な靴だった。
「……」
顔を上げて、みようか。待ってる、のかも。
ゆっくりゆっくり、視線を上げていく。
陶磁器のようなほっそりした両脚に、
白とも水色とも言えないような、淡い色をしたワンピース、
腰の辺りにようやくボタンが見えるような、シンプルなデザイン、
両腕も、真っ白な、細長い、水を含んだかのような長い長い髪が巻きついている、
胸元、小ぶりです……、
首はさらに白く、細い、
彼女と、目が合った。


564 :ご。:2006/05/17(水) 20:03:02 ID:Hyva5BY70
強烈、
泣き声の比じゃない。く、とおかしな音をたてて僕の喉が鳴った。脳味噌が、停止、だ。
なんて顔してるんだよ……。
錆だらけの、何を製造するとも知れない機械に囲まれた薄暗い廃工場の真ん中で、女が立っている。
顔を歪めて。
最初に思いついたのは、これは泣き顔だろうか。いや……
そんなもんじゃない。そんな生やさしいものではない。泣き声は、凄絶だった。でもこの顔は、この顔は……何だ?
思いつかない。だから、
「なんて顔、してんの……?」
驚きとも、慰めとも、なんとも言いようのない、そのまんまの言葉が出てきてしまった。ぼて、と口から転がり出た。
彼女は、何も――動きもしない。黙って、顔を歪めている。
そのまま僕らはじっと見つめ合う形になった。僕が、彼女を見上げる形で。彼女が、僕を見下ろす形で。
見つめたまま、ぐ、と今度は唾を飲み込んだ。息をするのも忘れた。

気付かなかったのだろうか。ん、と手元に違和感を感じた。
お札。
背中を預けている石碑に張られていた筈の、お札。
友人――薄情にも彼は逃げ帰ってしまった――が石碑に刻まれた文字を覗き込んでいる間、僕はお札を突っついていた。剥がれちゃった訳だ。
はっと彼女の方に視線をやると、彼女は変わらず棒立ちのまま、泣いているのかどうなのかそれすら知りえない、顔を歪めている。


565 :ろく。:2006/05/17(水) 20:03:42 ID:Hyva5BY70
お札、元に戻さなきゃ。
それと、
泣き声、だったからやっぱり泣いているのかな。

怖かったけど、
泣かせたまま突っ立たせておくのも、ね……。

恐る恐る、彼女の様子を窺いながら。じっと歪めている。じっと立っている。
石碑の元の位置にお札を貼り直す。
不思議に、ぺた、と貼り付いた。
ほ、と僕は安心した。そうしてから、またもや、恐る恐る彼女を振り返る。
「あれ…………?」
彼女はもう、いなかった。


566 :なな。:2006/05/17(水) 20:04:22 ID:Hyva5BY70
「あの廃工場、こわかったなー」
「置いてけぼりにしたくせに……」
「ハハハ。お前本気でビビってんだもん。俺の迫真の演技でマジチビったんじゃね?」
「まさか……」
あの夜、友人は何も見ていなかったそうだ。後ろ後ろ、とか言ってたのは演技だった。
でも、僕が振り返ったときには――ホンモノ登場、と。
別段危害を加えられたわけでもなく、彼女は泣いていたようだし……。なんとなく、友人には、彼の迫真の演技から先のことを話していない。

さて……。
危害は、加えられなかった。怖かったけど。
だけど、呪われたような気はする。いや、嘘だな。魅了された、かな。
あの歪めた顔に魅了も何も無い気はするが、なんだ、あれだ、そのぉ……。
まぁ、気になるわけだ。あの夜から。あー……あの女性のことが。

じゃ、ま、そう言うことで、行きますか。廃工場。


567 :はち。:2006/05/17(水) 20:04:55 ID:Hyva5BY70
あの夜と同じように、廃工場に忍び込む。忍ぶ必要も無い程、打ち捨てられてはいるのだけど。
今日は、一人だ。ま、当然か。
石碑。比蔭沙紀。それでお札。お札には「封」とか書いてある。お墓だかなんなんだか、分からないな。
「あのー、すみませーん」
呼び掛けてみる。しばらく、ぼんやりと自分の声が、天井の高い室内に響いた。返事は無い、か。
腕組みで思案顔などしてみる、が。どうしたものかね。
お札、剥がしてみる?
「……あの泣き声と顔を再現するのはなぁ」
神経、というか、命そのものが磨り減る心地だ。
「そういえば……」
彼女の素顔、見てないな。ずっと歪めてたし、な。ああ真っ白だと、な。ちょっと、わくわくしてしまう。
やっぱ呪われたんかな自分は、と苦笑。しかし、
「どうするかなぁ」
勇ましく乗り込んだはいいが、肝心の――そう、肝心の――彼女がいないんじゃなぁ。
やっぱり、
「剥がす?でもなぁ……」
あの凄絶な泣き声と、強烈な表情。嫌がってるようにも見えたしなぁ。
「うーん……」
考えを言ったり来たりさせていたところ、

なぁに?

そ、と声が聞こえた。


568 :きゅう。:2006/05/17(水) 20:05:28 ID:Hyva5BY70
「え!?」
聞こえた!?今、声が!

なぁに?

やっぱり!!ころんころんと軽やかな声が、聞こえる。彼女、か。
「あ、あっあのっ!自分は、前、その、あれ……お札!剥がしちゃった馬鹿で、えっと!」
破滅的な自己紹介だった。後は、あの、その、えっと、だけ。段々と僕の声は消えていく。

ふふっ。

笑った!?おかしそうに。その、一言――にも満たない微笑む声――。簡単に僕は魅了された。
女の子に笑い掛けられてどきどきしたのは中学校以来じゃないか……。ちょっと恥ずかしくなった。
それでも何を喋ったらいいのか分からず、相変わらず僕は、えー、だか、あー、なんて。

また剥がしに来たの?

ころんころん。
うっとりしてしまう。この声は、魔物だ。でも、魔物でいい。ああ駄目だ、参ってしまう、この声。

また剥がしたら、殺そうかな?

はっと。ぞっと、した。でも、うたた寝でもしたくなるような、ころんころん。
「あ!いや!!そんなつもりは!!」
思ったくせに。我ながら安直な奴だ。


569 :じゅう。:2006/05/17(水) 20:06:06 ID:Hyva5BY70
なぁに?

「え?」
何、とは?

何か用事?

…………。
惚れちゃいましたー、なんて。死直行、かな?剥がしたら殺す、とか言ってたし。正直に、
「えー、と。なんか、あー、また会って……みたくて、ですね」

ふふふっ。

うおわ!!駄目だこの声!!理性的になれない。耳に心地よすぎる。

幽霊を誑し込むの?

あ、やっぱり幽霊ですか。なんとなく、何故か、納得。
いやっ、誑し込む、なんて、つもりでは……なくて。

やらしい。

ころんころん。意地悪そうな声だ。あ、駄目だ。落ちた、僕。そして、落ちた男は、『押す』だけだ。


570 :じゅういち。:2006/05/17(水) 20:06:41 ID:Hyva5BY70
「あのっ!会ってもらえませんかっっっ!!!」
我ながら、ストレート一直線だ。もう、『押す』しか……、

いい、です、よ。

「へ――」
ころんころん、今度はリズムをつけて。すんなり。あんまり簡単に了承が得られた。僕は意外そうな顔で呆然と、
石碑の後ろで、何かが形作られていく。するする、と陰から抜け出てきたかのように。あっという間に、彼女が、現れた。
「はい、こんばんは」
長い髪を一撫で。真っ白な顔を薄暗闇に輝かせ。ふ、と微笑む、彼女。
呆然としてしまった。あの、歪めた顔。成程。真顔は、笑顔は、こんな、か。
「へ、」
恐ろしい。これは、怖い。恐怖だ。とんでもなく、美しい。目も、鼻も、口も、涼しげに澄んでいる。濁りが無い。そのくせ、愛嬌のある笑顔で。ふ、と微笑んだ。
「さっきから、へ、へ、へ、って……やっぱりやらしい」
言葉とは裏腹に、表情に嫌悪感は微塵も無い。
「あ、え、こんばんは……?」
僕も、御挨拶。


571 :じゅうに。:2006/05/17(水) 20:07:15 ID:Hyva5BY70
昔。稼動する工場。大勢の作業員。ごうごう、と機械の駆動する音。
所狭しと奔走する作業員。女性。美しい。大勢の男性作業員がちらちら窺っている。
視線にお構い無しに、額に汗を浮かべあっちにこっちに走り回る女性。
おっと。誰が仕舞い忘れたやら、作業用の小道具。彼女はそれに気付かず。ああ、足を掛けてしまった。
目の前には、

ごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごう

フル回転する鉄の塊。熱い熱い鉄板をもっと薄くするために、

ごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごう

彼女は身体のバランスを失って、頭から、

ごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごうごう

大騒ぎ。


572 :じゅうさん。:2006/05/17(水) 20:07:46 ID:Hyva5BY70
静かな工場。
お祓い?石碑が誕生。お札まで?
化けて出たのかねぇ、綺麗な方だったがねぇ、残念だな、これあの娘のワンピース、お供えしとけ――
いろいろとコメントが。

いつしか誰も工場に来なくなって。
廃工場。
ぽつん、と。
ずっと。

誰か――――


573 :じゅうよん。:2006/05/17(水) 20:08:24 ID:Hyva5BY70
「あのぉ。では何故、お札を剥がしちゃいけないんですか?」
目の前で、微笑を絶やさない彼女――沙紀さん――に聞いてみた。
「お札が剥がされちゃうと、痛い。ずっとずっと溜め込んだ分、痛い」
ふふ、と微笑んで答える沙紀さん。あの凄まじい形相と泣き声は、痛みの蓄積、か……。
沙紀さんが事故死されて、100年近く?ごうごうごうごう――なんというか、ごつい機械。僕らが腰掛けている――に突っ込まされる痛みの、100年分。それが一気に、襲ってくる、と。
「それは……痛かったですね。ご、ごめんなさい……」
思わずしょぼん、としてしまう僕に沙紀さんは、ふ、と笑っているだけ。
「だから、また剥がしたら、ね?」
逆鱗に触れる、と。殺されちゃうわけか。
「で?」
え?
沙紀さんが突然話を進め、面食らう。
「わたしと会って?」
沙紀さんと、会って……?
「え、と?」
どういう意味だろう?沙紀さんは呆れたような顔。微笑んだままで。
……こんな美人さんが僕の隣に座っているのは、想定の範囲外だ。等と分析の真似事を、
「ふふ?」
意味深に微笑む沙紀さん。僕は頭に疑問符ばかり。
「耳貸して?」
「え?はぁ……」
二人きりで内緒話は意味もない気がする。が、しばらく耳元で沙紀さんの、

ころんころん。


574 :じゅうご。:2006/05/17(水) 20:09:26 ID:Hyva5BY70
「はっ!?!?」
「なぁに?いや?」
驚く僕の傍で、ふふ、と沙紀さんは変わらぬ微笑み。でも、頬は高潮している。
長い長い黒髪が、僕の肩に置いた沙紀さんの手にまで掛かっている。僕は、緊張した。
ぐ、と僕の肩を引き寄せ、沙紀さんが呟いた。
「生きてる女の子の方が、いい?」
ちょっと、これは……反則な微笑みだ。寂しげに寄り掛かってくるような微笑みじゃないか。
というか、まぁ、僕はもう、
『押す』だけ、ですから。止まりませんよ。
「いいえ。沙紀さんの方がいいです!」
馬鹿正直に自分は、と半ば呆れながら、僕は目を閉じた。
「そう。わたしの方がいいか……」
微かに微笑み混じりの声で――嬉しそうに――、じゃり、と砂を鳴らしながら立ち上がり、僕の頭を柔らかく抱え込んだ。

打ち捨てられた廃工場。錆だらけの機械の真ん中で。かつて余りに美しい女性を巻き込んだ鋼鉄の傍ら。
季節外れの涼しげなワンピース姿の女性が、
そっと男にキスをした。


575 :おわり。:2006/05/17(水) 20:10:10 ID:Hyva5BY70
目を開けてみれば、沙紀さんの顔。変わらず、ずっと微笑んでいる。
「怖い……」
「わたし、怖い?」
「ビビっちゃう位、美人さん、ってことです」
「『ビビッチャウ』?」
時代が違ったか。苦笑してしまう。
沙紀さんは訳が分からないというふうに、ふ、と笑って。す、と音も無く跪く。
「頑丈だけが取柄のはずが、子供も産めません……ですが、精一杯尽くしますので、どうぞよろしくお願いいたします」
三つ指突いて、頭を下げる。
こちらも恐縮してしまい、慌てて土下座。沙紀さんが、にこ、と笑った。朗らかな。
「う、ん。じゃ、石、運んでくださいな」
沙紀さんとその痛みを封じ込めている石。これを持って帰る。僕の部屋に。
「うん。お、結構重い、です……」
「ふふっ。しっかり」
沙紀さんはよろける僕の傍にピッタリくっ付いて。
僕らは、家に帰った。


576 :おまけ。:2006/05/17(水) 20:11:36 ID:Hyva5BY70
さすが、というか。
料理は、和食なら、なんでも作ってくれた。洋食は、あれだ、ビフテキとか?南蛮風?みたいな?
服のボタンでも解れていたら、甲斐甲斐しく縫い付けてくれた。その見事なこと。
部屋の掃除、溜まり込んだ洗濯まで片付けてくれた。時代、なのか。
いいよそんなことまで、なんて遠慮でもして自分でしようとしたら、
「胡坐かいてお茶でも飲んでて」
うむ、尽くしてくれる女性だ、等と。男尊女卑、なんてゼミで取り上げてたなぁ、なんて思いながら。
なんというか、良妻?ていうか、僕駄目人間?

ちなみに、友人――迫真の名演技――から貰った本、ビデオ、DVD、等。
「ふふ、ん」
謎の力がはたらいて炎上。炭も残らず消失。文字通り、消えた。ああ、なんて情けない声が出てしまったが。
「いらないでしょう、あんなもの」
そう言って、ごそごそ擦り寄ってくる沙紀さん――呼び捨てて、とは言われたが、まだ年上だし――を見ると、うんうんいらないいらない等と思う。

最近、沙紀さんは僕を名前で呼ばなくなった。
「今日は何がいいです?あなた」
割烹着を片手に、狭い台所に立つ彼女。その笑顔に、寂しさは微塵も無い。これでいい。

577 :本当にあった怖い名無し:2006/05/17(水) 20:11:57 ID:jaZdL3zl0
GJ乙

578 :本当にあった怖い名無し:2006/05/18(木) 00:47:50 ID:PxK0PveaO
ちょwwテラGJwww
なんつーか背筋がしっかりしてて嫌みがない感じでよかとです。
後日談までついてて痒いところへの対処もばっちり!
ごちそうさまですた。

579 :つんでれぃ見習い・1:2006/05/18(木) 15:01:09 ID:RiImwaBa0
今日、すげえかっこいい人みかけた。
あたしが高校に入学して通学路になった道で、桜の木を見上げてた。
その辺の男子みたくチャラチャラしてなくて、どっか線が細い感じで。

ラッキーなことに、学校への行き帰りには、必ず彼を見かけるようになった。
けど、あたし、そのうちに気がついてしまった。
彼は、生きてる人じゃなかった。

580 :つんでれぃ見習い・2:2006/05/18(木) 15:01:57 ID:RiImwaBa0
フツーの人には見えないようないろんなものが見えるあたしは、そのことについては友達にも言わずに過ごしてきた。
あんまり話すようなことじゃないなって思えて。
あたしの場合、ギュって感じで睨むと、その「いろんなもの」って見えなくなるんだ。
見ていて怖くなる相手だと、睨んだままでやりすごすわけ。
見えなくなるだけで、その対象がいなくなるわけじゃないんだけどね。

彼が、あたしが睨むと見えなくなることに気がついたとき、とても悲しかった。
あんなかっこいい人にカレシになってもらうなんて夢の夢…というよりも、そもそもカレシカノジョになれないような気がする。


581 :本当にあった怖い名無し:2006/05/18(木) 15:03:10 ID:RiImwaBa0
今日もいる。やっぱり睨むと見えなくなってしまう。
って、、目が合った?

「何でいつも俺のこと睨んでるんだ?」

ひゃあ、喋った!
あたし、言葉が出なかった。
すげえ緊張するというかどきどきするというかもうどうしていいか、何か喋らなきゃ、何か…。

「ち、だんまりかよ。 ざけんなコラ」
「…にっ睨んでなんかないもん! ふざけてもいないもん!!」

ぎゃー、そうじゃないだろあたし!
喧嘩ふっかけてどうすんの!

「いい度胸してるよな…」
あーあ、やっぱり怒らせたよ、あたしのバカ。
「俺が幽霊なのわかってやってんのか?」
「バーカ幽霊なんて別にこわくなんかないよーだ!」
…泥沼。バカはあたしじゃん。
いたたまれなくなったあたしは、その場から走り去った。

582 :つんでれぃ見習い・4 581は3です:2006/05/18(木) 15:04:24 ID:RiImwaBa0
「ふーん、いい部屋じゃん」
ひゃ?
あたしの部屋に、あの人が立ってる。
「な、なによ人の部屋に勝手にあがりこんで、バッカじゃない!」
憎まれ口しか出てこない自分の口が恨めしい。
そりゃ、仲良くなってもしょうがないかもだけど、喧嘩するのはもっとしょうがないじゃんよ。
アコガレの人なのにさ(幽霊だけど)。
「あのな、俺としても、毎回睨まれるのは不愉快なわけだ。この際理由言わなくてもいいから、睨むのはやめろ。祟るぞ」
彼はそう言うと、しゅうっと消えてしまった。
部屋に一人残ったあたしは泣きそうな顔をしているんだと思う。なにやってるんだろう、あたし。

583 :つんでれぃ見習い・5:2006/05/18(木) 15:05:14 ID:RiImwaBa0
「睨むなって言ったろ、これで何度目だ」
「睨んでないもん。いちいちつっかかってこないでよ、うるさいなぁ幽霊のくせに」
「お前俺の言ったこと覚えてないんじゃねえの? マジで祟られたいのかよ」
「うるさいなぁ、あんたのことなんて怖くないもん。バーカバーカバーーカ」
あたし、もうダメだ。こんな調子で止まらなくなってしまった。
途端に、すうっと空気が冷えて、彼の顔色がより青く見えた。
祟られるのも自業自得ってやつよね。幽霊に喧嘩売ってるんだし。
「怖がらせようとしてもムダなんだから! やれるもんならやってみやがれ、バーカ」
彼は凍りついたような表情を浮かべ、無言で、あたしのほうに手を伸ばす。
さよならお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん友達。
あたしは、目を閉じて、そのときを待った。

584 :つんでれぃ見習い・6:2006/05/18(木) 15:06:26 ID:RiImwaBa0
ひんやりとやわらかいものが唇に触れた。
閉じていた目を開くと、目の前に彼の顔があった。
もう一度唇に、さっきと同じ感触。
キスされたんだ。
あたしは真っ赤になって彼から離れた。
「ひどいよ、祟るんじゃあなかったの?」
涙が出てくる。
「人の弱みにつけこんで…どうせあたしはあなたを好きだよ、バカー!」
そこまで言うともう涙が止まらなくて、あたしはわんわん泣いた。

585 :つんでれぃ見習い・おしまい:2006/05/18(木) 15:07:15 ID:RiImwaBa0
結局あたしは祟られることはなかった。
そのかわりに、あたしだけに触れられる、大切な彼氏ができた。
たまにとんでもないタイミングでエロに走るのが玉に瑕だけど、それ以外はさして不満もない。
「俺幽霊じゃん。それは問題ないのか?」
…うん、問題ない。大好きだよ。

586 :本当にあった怖い名無し:2006/05/18(木) 15:42:56 ID:OwiTQjmT0
>>559-576
>>579-585
GJ!GJ!!
おいしゅうございました。

587 :本当にあった怖い名無し:2006/05/18(木) 16:07:45 ID:K92oWmik0
>>579-585
GJ!!生きてる女の子がツンデレか。新しい視点だな。

588 :俺と小娘・小娘視点編@:2006/05/18(木) 16:43:46 ID:tEzDcpymO
私の名前は鈴木良美。
 
年齢は14歳、極々ふつーな中学生
…だった。
数日前までは。
 
今の私は俗に言う幽霊ってヤツだ。
トラックにひき逃げされて死んじゃったらしい。
 
当初は自分が死んだのに気が付かず随分と戸惑ったけど
我が家で行なわれた他ならぬ自分の葬式を見て自分が死んでいる事を実感した。
 
そう、私は死んで、幽霊になった。
 
道理で誰も私を見ず、いくら呼び掛けても返事もしてくれない訳だ。
 
これからどうしよう?
 
成仏したらいいのかな?
でもやり方なんて分かんない。
教わりたくてもみんな私をシカトするし。
仕方ないか…だって私は幽霊なんだもん。
でもやっぱりちょっと、悲しい。
一人は…淋しい。
私はぼんやりそんな事を考えながらふらふらしていた。


589 :俺と小娘・小娘視点編A:2006/05/18(木) 16:45:39 ID:tEzDcpymO
「浮遊霊ハケーΣ(゚∀゚)――ッ!Getだぜー!食らいやがれ、虚数素子ビィィーム!びびびび」
「…はぁ?」
 
目の前には見るからに怪しげな中年オヤシが。
これまた怪しげな事を叫んでいる。
 
ヤバいよ、ヤバい人だよ。
て、私に言ってるのかな?もしかして見えてるの?
 
「おや?なんか見覚えあると思ったらオマイ、斜向かいの鈴木さんちの末娘じゃん?」
 
斜向かい?…あぁ、お母さんが『絶対あそこの人に近寄っちゃだめよ!』ってよく言ってたっけ…
 
「よーし、小娘ッ!
喜んでいいぞ!
貴様を栄えあるツンデ霊探知機に任ずる!
ジーク、ツンデ!」
「話がみえないんだけど?ツンデ霊?何それ?」
 
「ジーザス!ツンデ霊も知らないなんて!ゆとり教育の弊害を目のあたりにした気分だぜ?」
奴はアメリカナイズに大仰に手を広げ肩をすくめてポーズをとる。
うわ、何かムカつく。


590 :俺と小娘・小娘視点編B:2006/05/18(木) 16:47:17 ID:tEzDcpymO
「あんた、頭おかしいんじゃない?」
 
「黙れアホの子、いいか?ツンデ霊サマは何よりも優先される…
食事よりも、水よりも、酸素よりも、だッ!」
逆ギレされた。
つまり、そのツンデ霊?とかいうのを探すのに協力しろと言いたいらしい。
 
「大体貴様に拒否権なぞ無い!
この俺の手に虚数素子装置、通信販売で税込\498000!!がある限りなぁぁ!」
 
いや、騙されてる。だってただのドライヤーだよ、それ。 
でも…黙っていよう。
成仏出来ないまま一人でいるよりも誰かと一緒に居れるならその方がいい。
 
それにコイツ、ちょっとキモいけどにぎやかで楽しいし。
 
「よし!行くぞ!
そのアホ毛でツンデ霊を探知するんだ!」
「アホ毛言うなぁ!」
 
  良かった。
 これで私は
もう一人じゃないんだ。

【続いたりします】


591 :本当にあった怖い名無し:2006/05/19(金) 08:51:06 ID:k/PLEiHo0
>588-560
笑いのつぼがマッチしたよ!w
GJ!
続きまだー?

592 :本当にあった怖い名無し:2006/05/19(金) 10:08:50 ID:o3/BBPvC0
義妹編以来の正統派?ツンデ霊の匂いがするよジークツンデ!

593 :本当にあった怖い名無し:2006/05/19(金) 21:02:38 ID:Lsja8IToO
おまいら、最近のツンデ霊はすごいですね。


サキさん大好きだwwうぇっwwww

594 :本当にあった怖い名無し:2006/05/19(金) 23:28:22 ID:xM5aHtfrO
しかし良美でツンデレとくるとどうしてもypを思い出してしまう

595 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 01:50:43 ID:0arHxHEO0
ツンデ霊 の検索結果 約 19,700 件中 1 - 10 件目 (0.05 秒)

どんどん増えてくなー

596 :俺と小娘・小娘視点編C:2006/05/20(土) 17:54:27 ID:a+4CykZWO
面白くない…
とても面白くない。
 
この男、こんな美少女がいるってのにほったらかしにしてエビフライやマグロの刺身にハァハァ興奮してやがる。
 
ハッキリ言おう、コイツはダメ人間だ。
まず32歳、独身、無職。
この時点すでリーチだが
ツンデ霊とかいうのに熱中し毎日学校やら安アパートやらを片栗粉片手に徘徊している。
 
おまけに全然私に構ってくれないし。
 
このままじゃダメだ。
私が屑人間街道まっしぐらなコイツを更正させてあげないと!

第一、私はエビフライより魅力がないって―の?
そりゃ、胸はあまり無いけどさ…
せ、成長期!
そう、成長期なんだからッ!
 
とにかく!何としてでもコイツの目を覚まさせてやる!
そうと決めたらまずは敵を知らないと。


597 :俺と小娘・小娘視点編D:2006/05/20(土) 17:57:25 ID:a+4CykZWO
『ツンデ霊』ってのをヤツのパソコンで調べてみた。
 
ふむふむ…ツンツンしてて…デレデレね?で、霊っと。
……腐ってるなぁ
しかし意外と認知されてるみたい。
ヒット数もすごいし。
 
マイガッ!ゆとり教育の弊害を目のあたりにした気分だわ!!
 
いけない、あのバカの口癖が移った。
 
しかし、実際かなりマズイ。
この近辺の霊はかなりタチが悪いのが多いし…アイツになまじ霊感があるってのが問題だ。
迂闊に近づくとチャンネルが繋がってとり殺されてしまう。
 
早く私が何とかしないと…
 
ツンデ霊を諦めさせるのが一番良い方法かな?
そうしたらヤツも社会復帰出来るし
ヤバい場所を徘徊することも無くなるだろうし…
私に構ってくれるかも!
 
方針は決まった、あとは作戦を練らないと。


598 :俺と小娘・小娘視点編E:2006/05/20(土) 17:59:48 ID:a+4CykZWO
本物の悪霊に近付ける訳にはいかないので、ヤラセでちょっと危険なメにあってもらう
そうすればツンデ霊に幻滅するだろう
 

準備はバッチリ!
幸い協力者も見つかった。
祠にいた祟り神様に事情を話したところ快く引き受けてくれた。
 
彼女はいいひとだ。ぶっちゃけ見た目ゾンビだけど。
 
と言うわけで次の日、いよいよ誘導。
しかし…あいも変わらずコイツはハイテンションだ。
そのエネルギーがあれば何処ででも雇ってくれるだろうに。
「…平日の真っ昼間からこんな事してないで働けよ」
「うるせぇな、探知機。いいから働け」
 
ダメだ、やはりツンデ霊を諦めさせないと真人間への道は開けない。
 


599 :俺と小娘・小娘視点編F:2006/05/20(土) 18:03:39 ID:a+4CykZWO
でもコイツ、私の事どう思ってるのかな…?
ちょっとサグリいれてみるか。
「つーか、私、成仏したいんだけど」
 
も、もしかしたら引き止めてくれたりしたりして?
少しどきどき
 
「ハハハ、君の成仏なんてツンデ霊サマに比べたら塵芥程の価値もないヨ」
 
「…死ね!キチガイ野郎!」
傷ついた、今のは傷ついた。
人の気も知らないで好き勝手な事をぬかすダメ人間め、祟り神様にキツくお仕置きしてもらわなくちゃ!
 
(こちらスネーク、ターゲットを連行する、八割方殺っちゃって構わないオーバー)
(こちらメタルギア、了解した。これより作戦実行フェーズに移行する)
 
廃墟で待ち伏せてる祟り神様と念話。
さてうまくいくといいけど…


600 :俺と小娘・小娘視点編G:2006/05/20(土) 18:06:02 ID:a+4CykZWO
 
「チッ…あと少しだったのに」
残念ながら作戦は失敗。
あと少しで逃げられちゃった。
「ふざけんな!このズベタ!そのツインテール引っこぬくぞ!」
「あーはいはい、次はちゃんと探すわよ、そうちゃんとしたのを…ね」
やはり懲りてないか…
 
まぁいいや、次はすごいのを用意してツンデ霊の幻想を粉々にしてあげるわ。
「その意気だ!アホ毛!次こそは!」
 
ヤツは能天気に盛り上がっている。
「そう…次こそは…ウフフフ」
 
そう、次こそは
あなたを
真人間にしてあげる
そしたら…
 
ちょっとだけ、ちょっとだけなら
ら、らぶらぶになってあげなくもないわよ?


601 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 18:20:34 ID:hVauMfmc0
小娘さんに告ぐ。そんな「俺」なんてやめて別のにしとけ。

ってのはともかく続き早く頼む。む、むりはしなくていいんだからねっ!

602 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 22:20:57 ID:TXdiJ9Ob0
祟り神様を貶めるな・・・・

603 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 23:01:49 ID:WJR0EJOPO
なんでスネークとメタルギアが通信してんだwww

604 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 23:16:22 ID:WJhsBt/2O
まぁまぁ、あのゾンビが祟り神様とは一言もでていないんだから
祟り神様が連れてきた知り合いのゾンビだってことにしとけ

605 :ゾンビのおねーさん・番外編:2006/05/21(日) 00:19:32 ID:s/lmbS9W0
屍「眼球が腐っちゃったの。替えをお願いね、魔王」
魔「え?まだ大丈夫では」
屍「腐ったの」
魔「は、はい。こちらの灰緑色が最近は人気ですが」
屍「そう。それにするわ」
魔「…またあの小僧とスライム狩りですか」
屍「根性のないスライムを鍛えてやってるのよ」
魔「それはそうと、勇者どもがラストダンジョンに到着したとか」
屍「髪はもう少し明るい色のほうがいいかしら」
魔「あの、勇者どもがゴフゥッ!?」
屍「テメーのケツくらいテメーで拭けボケ!髪は・これで・いいのか・ああん?」
魔「よ…よろしい…かと」
屍「そう」
魔「あ、あの、姐さん、殴らないで聞いていただけますかね?」
屍「内容によるわね」
魔「…恋もいいですが、我が魔王軍の戦況は芳しくなくて」
屍「恋?」
魔「はい」
屍「誰が?」
魔「姐さんが」
屍「誰に?」
魔「小僧に」
屍「私が…?」
魔「恋愛などいつでもできます。今は姐さんに陣頭指揮を」
屍「…………これが…恋!!!」
魔「ご、ご自分でお気付きでなかったので?」
屍「うふふ、グッジョブよ魔王!そうとわかれば!」
魔「は、はい?」
屍「サキュバスのカラダとナーガの舌が要るわ。いますぐブチ殺して用意なさい!」
魔「え?あ、あの、魔王軍は戦力が不足してゲフぅっっ!?」
屍「待っててね、ボウヤ。うふふふふ」

606 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 17:42:49 ID:VEVjsBUeO
みんなGJ

でもナーガの舌ってなにさ?wwwww

607 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 19:23:52 ID:bhjBU9AYO
ナーガ(Naga)
カテゴリ:悪竜
地域:インド
元々は民間信仰において地下世界を司る蛇の神であり、七つのコブラの頭を持ち、その顎には美しい宝石がきらめき、その光が地下世界と信者の闇を照らし出すとされている。
ナーガは神鳥ガルダが落としたアムリタ、つまり神酒ソーマを舐めた為に不死の力を得ている。元来、蛇の神は水と結びつけられ信仰されてきた。ナーガも雲を呼び、雨を降らす魔力を持つとされる。
古い民間信仰から派生した神であった為、新しい宗教である仏教やヒンドゥー教では悪魔とされた。
しかし、仏教では他の神々とともに仏道に帰依し、八部衆として曼陀羅に加えられた。
ヒンドゥー教においても、神々の飲み物であるソーマをつくる儀式の乳海攪拌(ニュウカイカクハン)において体内の毒を吐き出し、その結果清められて神となり、シヴァ神のベルトとして彼に付き従い、悪魔を捕らえる為の縄として活躍することになる。

山北 篤/佐藤 俊之 監修 「悪魔事典」(新紀元社)より。

ゲームなんかで人間の女性の姿があてられたりするけど、元々は七つ頭のコブラだよ。

608 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 20:11:12 ID:1VtKzncj0
>>607
ナーガはは拘束具として使用するわけだ…
舌だけ?

609 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 20:54:40 ID:mw1Vi0Lh0


610 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 21:53:45 ID:VGIXGi5l0
『悋気の火の玉』は、演じ様によっては立派なツンデ霊になるとみた。
さておき、流行に乗って中途半端にギャグに手を出そうとしたのが間違いだった。

IDをNG指定推奨。10レス予定。反省はしていない。

611 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 21:54:47 ID:VGIXGi5l0
昼休み@2A教室

「ねえ、ゆっきー知ってる? 出たんだって」
「アンタ食事中に、そういう話題やめなさいよ。卵焼きもらい」
「違うわよっ! 四角さんよ、よ・つ・か・ど・さん!」
「セブン&アイがどうしたってのよ? ベーコン巻き頂き」
「“ヨーカ堂”じゃ無くて、“ヨツカド”っ! ちゃんと聞いてよ」
「で、そのヨツカドさんとやらは、何組の子なの? キンピラGET!」
「四角さん知らないの? ちょー有名だよ?」
「少なくとも私にとっては有名人じゃないわね。えーっと、ブロッコリー」
「むっふふ〜。違う違う、“人”じゃないのよ」
「ふーん、まさか妖怪とでも言うわけ? んー、ニンジンのグラッセ」
「むふー。そのまさかなのよ。四角さんはそっち系なのよ」
「四角、ってぐらいだから、交差点で死んだ人の幽霊? ごはんごはん」
「ちがうのよ、四角さんって言うのはね……、」


「──つまりはそういう、えーっと……思念体? みたいなものなの」
「何で疑問系なのよ。でもまあアンタにしちゃよくできたお話ね」
「違うよ、お話じゃなくて本当のことだよ! ──って、ああっ!?」
「今度はどうしたってのよ。三叉路さんでもいたの?」
「そうじゃないの、いつの間にかわたしのお弁当が減ってるの!」
「ああ、妖怪小林さんの仕業ね」
「そうなんだ……って、それって、ゆっきーじゃないのさ!」

612 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 21:55:53 ID:VGIXGi5l0
目覚ましは電池が切れたらしく、アラームの鳴る3分前で止まっていた。
歯磨き粉も洗顔剤も切れており、買い置きを探すのでだいぶ時間をロス。
盛大な寝癖は、なかなか右跳ねが収まらず、ワックスで無理矢理固めた。
靴下は見つからず、ワイシャツはボタンが飛び、ファスナーがシャツを噛む。
食パンをセットしておいたトースターは何故かコードが抜けており生のまま。
慌てて家を出れば、靴紐が音を立てて千切れ、二歩目でもう片方も切れる。
ここまで来ると、半ば予感はしていたが、案の定、自転車の後輪がパンク。

一縷の望みに賭け、車で送って貰おうと姉の部屋のドアを開けた。
その結果、高速飛来したマクラとキス。蹲る俺、悠々と寝る姉。死ね大学生。


そして俺は、朝っぱらから長距離猛ダッシュをする嵌めになっている。
その途中も道路工事、横断歩道の老婆、そば屋の出前、バナナの皮……
下手なコントの──いや、むしろ下手なマンガの初回のようなベタ展開。
事実は小説よりも、などと言うが、もはや呪われているとしか思えない。

さすがにここまで来ると、次に来る展開も何となく予感できた──

「──くそっ、いい加減にしやがれっっ!!」

見通しの悪い交差点から飛び出してきた少女。
完璧に衝突コース。それでも何とか避けようと、無理矢理に身をひねる。
筋肉が悲鳴を上げ、物理法則が笑い、それでも何とか衝突だけは回避。
──その代償に俺は、歩道脇の生け垣にダイブ。ドシャグシャバキバキ。

613 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 21:56:55 ID:VGIXGi5l0
「痛ってぇ……」
茂みから這い出す。見なくとも顔や腕を擦り剥いていることが分かる。
おまけに足首にも違和感がある。まだこれから走らなければならないのに。
──って、そんなことよりも、

「ごめん、大丈──、」

ぶつかりかけた少女に謝ろうとして──息を飲んだ。
生まれて初めて、何かに“見とれる”という経験をした。
先程は避けることに必死で見ていなかったが、驚くほど綺麗な少女だった。
現実味の薄いほどの美。まさに男の理想の体現がそこにいた。
「…………」

────だが、

「ばーっかじゃないの?」

満身創痍の俺に対し、彼女の言葉には一切の優しさがなかった。
まるで肉屋の店先に並ぶ運命の豚を見るかのような冷たく残酷な視線。
息子の肉を食わされた将軍(おっさん)のような絶対零度のツンドラ視線。

お陰で金縛りが解けた。ついでに朝からの鬱憤がムカムカと湧き上がる。

「バカとは何だ、このバカっ! お前が飛び出してくるのが悪いんだろ!」
こちらは大通り、彼女の出てきたのは脇道──すなわち正義は俺にあり。
しかも避けてやったのは俺だ。感謝の一つぐらいするのが筋だろう。

「何言ってるのよ。これも全部、アンタ達のせいでしょ。自業自得じゃない」
「──は? 何で俺の──っていうか、“達”って何だよ」
わけが分からん。いい加減、電波さんの時代は去ったと思ったのだが。

614 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 21:58:17 ID:VGIXGi5l0
「いいえ、アンタ達の責任よ。自覚無いなんて、ホント最低ね」
「だから何の話だよ。わけ分かんねえよ。直立のままで頭ぶつけたのか?」
「っっ、誰がそんな器用な真似できるって言うのよ!」
「だよな、見るからに不器用そうだし」
「むっきーっ! 出来ることならアンタの首を絞めてるところよ!」

売り言葉に買い言葉。分かっていても抜け出せないスパイラル。
「あのなぁ、こっちは身を挺してお前を庇ってやったんだぞ」
そりゃ、こっちに非が無いわけも、頼まれて避けたわけでもない。しかし、
「──無駄な努力、ご苦労様」
こう不貞不貞しい態度で返されては、退くわけにはいかない。
「無駄とは何だよ。俺が避けてなきゃ、今頃お前は──」
「アンタが私に、ぶつかれるわけ無いでしょう」

「……何を言ってるんだ、お前?」
急に静かになった相手に対し、冷静さを取り戻す。同時に不審になる。
視線は彼女の正気さを物語っている。だというのに言葉は要領を得ない。
妙な胸騒ぎ。唐突に以前聞き流した噂話が、脳裏を過ぎる。

ほら、だって私──そう言うと、彼女は壁に向かって手を伸ばした。

すっ、と音もなく、吸い込まれるように壁をすり抜ける腕。
勝ち誇ったように、ふふん、と鼻を鳴らす。口元は、どこか自虐めいた嗤い。

「──幽霊、?」
「と言うよりも思念体ね。実体が無い、という点では一緒だけど」
そう言って、見た目には生身としか思えない腕をヒラヒラと振るう。

「どう、これで分かったでしょ? アンタが私に触ろうなんて無理なのよ」
「──……お前、いったい何者だ?」

      「“ヨツカドさん”、──そう呼ばれてるわね」

615 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 21:59:27 ID:VGIXGi5l0
朝@2A教室

あの後、私なりに“四角さん”の情報を集めてみた。
まずネットは全滅。色々なサイトを巡ったが類似の話すら見あたらなかった。
しかし、その後の聞き取り調査では、すんなりと情報は集まった。
学内では意外と認知されているらしい。どうもこの学園特有の話のようだ。
なお、“それ”のパーソナルは極めて簡単である。

遅刻しそうになり必死に走っていると男子と、曲がり角で衝突しようとする。

……イメージが湧かなければ、マンガ喫茶で適当なマンガを見繕えばよい。
参考となるシーンが手を変え品を変え、山のように見つかることだろう。
逆に言えば、“それ”はそれ程までに皆から望まれているということか。

“彼女”は人々の“想い”から“生み出された”、いわば“思念体”らしい。
共通認識、強い想いは、時にこんな奇跡までも生み出してしまうものなのか。

さて、大部分の情報提供者は、彼女について口を揃えて“恐ろしい”と言う。
何故か。話を聞く限り、男子生徒にとっては喜ばしい事象ではないのか。
ある情報提供者はこう語った。

『──だって、生殺しじゃないですかっっ!!』

多くの男達が夢見るシチュエーション。しかし、“彼女”は“思念体”である。
絶好のシチュエーション。聞けば “それ”の外見は美少女らしい。
そこまでのお膳立てが揃っていながら──彼女に“触ることは出来ない”。

つまりは、曲がり角での“衝突”という、メインイベントが欠落しているのだ。

──今回の調査結果から、私が下した結論はこうだ。

「……、…………、ば〜っかじゃねぇの?」

616 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 22:00:32 ID:VGIXGi5l0
朝・予鈴前@2A教室

「おはよ、ゆっきー。どうしたの、王に謀反を起こす将軍のような顔をして?」
「誰がハルパゴスよ。──アンタこそどうしたのよ。今朝は早いじゃない」
「えー、そんなことないよ? いつも通りの時間だよ」
「……あ、本当。まだアイツが来てないから、てっきり──……何よ?」
「むふふ〜、ゆっきーはラブラブだ〜♪」
「ちょ、ちょっと! 何で私があんな奴とっ!!」
「むっふふー♪ ……でもホントどうしたんだろうね。いつも時間通りなのに」
「知らないわよ。って言うか別にアイツが遅れようが私には関係ないし」
「実は、四角さんに逢いたくて、わざと遅れて家を出てたりしてたりして」
「──なっ!? あ、アイツにそんな度胸があるわけ無いでしょ!」
「いやーん、信頼してるのね。らぶらびゅー♪」
「〜〜〜〜〜〜っっ!!」
「痛っ! ちょ、ゆっきー痛い、イタイ痛たたた、あらららーいっっ!!」


「でもさぁ、ゆっきー。……可哀想だよね」
「可愛そうって、誰がよ?」
「──四角さん」
「……どうしてそう思うの?」
「誰かにぶつかるために生まれてきたのに、それが果たせないなんて」
「……確かに、えらく矛盾した存在よね」
「だからね、四角さんはきっと、苦しくて──寂しいと思うんだ」
「……心配しなくても、誰か現れるんじゃないの? ぶつかってくれる人がさ」
「そうかな?」
「そうよ。そうじゃなきゃ──本当に、可哀想じゃない」
「──むっふ〜♪ ゆっきーってクールぶってるけど、ロマンチストだよねー」
「な、何よ! いいじゃない。ハッピーエンドを望んだって!」
「うん、いいよ。全然おっけー。わたしゆっきーのそういうところ大好き♪」

「──でも、もし本当にぶつかる人が現れたとして、その後はどうなるの?」

617 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 22:01:25 ID:VGIXGi5l0
「──というわけ。だから誰も私に触れるわけないの」
“ヨツカド”と名乗る少女は、自身の説明を終えると、再び自虐的に笑った。

「……じゃあ、何でお前はこんなこと続けてるんだ?」
「こんなことって?」
「わざわざ曲がり角で人とぶつかる振りをして、楽しいのか?」
「──別に。毎朝こうしてるのは、単に私が“そいういうもの”だからなだけよ」
イライラする。それじゃあ何処にこいつの意志があるっていうのか。
彼女が満足しているのならばいい。しかし自虐的な顔が気にくわなくて──

──がしっ、と彼女の頭を抱え込むように“掴む”。

「え────? あ、え、あ……あれ?」
状況が飲み込めていない彼女を無視して、頭を後ろに引き──、

────ガツンッ!

「痛ったーっ! な、何するのよ!! ──って、ええっ!?」
「馬鹿野郎、こっちだって痛かったわ!」
「や、そうじゃなくって、え、今の、その……頭突き──?」
「そうだよ。いちおう手加減してやったから、感謝しろ」
予想以上の衝撃に、思わずおデコに手を当てたくなるが、必死に我慢する。

「え、ちょ、ちょっと待ってよ! 何でアンタ、私に触れてるのよ!」
「世の中には、お前みたいなヘンテコな存在もいれば、」
「──だ、誰がヘンテコよ!!」
自覚しろよ。──まあ、他人のことを言えない身なのが哀しいが……
「お前みたいなヘンテコもいれば──それに触れるヘンテコもいるんだよ」
「──え?」
呆けた顔をする彼女。あまりに無防備なので、思わず脳天にチョップ。
「へうっ! ったぁ〜……何するのよ──って、また触ったっっ!?」
「いいか、お前だけが特別ってわけじゃないんだ。調子に乗るな、このバカ」

618 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 22:02:50 ID:VGIXGi5l0
「お前、何かしたいこと無いのか?」
「……こうして毎朝やってるじゃないの」
「それは、したいことじゃないだろ。そうじゃなくて“お前がしたいこと”だよ」

「……私が──?」
急に見知らぬ場所に迷い込んだように、視線が彷徨い出す。
「わ、私は、曲がり角で、誰かとぶつかる──そういう存在、だから……」
「でもぶつかれないんだろ? だったら無駄じゃないか」
「──っっ、じゃあ、どうしろってのよ!!」
「ハムスターみたいに、いつまでも回ってないで、探せばいいじゃないか」
「さ、探すって、何をよ!」
「──やりたいことをだよ」

彼女の目が、小動物のように見開かれる。
「別にしたくてしてたんじゃないんだろ? なら他のことしてもいいじゃないか」
「な、なに簡単に言ってるのよ! 私は“四角さん”なのよ!」
「それが?」
「そ、それがって──許されるわけ無いじゃない!!」
「誰が許さないの?」
「だ、誰がってわけじゃないけど……」
言葉尻がフェイドアウトして、むにゃむにゃと、聞き取れなくなる。
どうもパニックで思考が空回りしているようだ。
おそらく今まで律儀に存在理由とやらを守ってきていたのだろう。
見かけによらず、真面目な性格なのかもしれない。

「──ねえ、私にも新しい存在理由、見つけられる──かな?」
不安そうに、それでいて、どこか期待をもった眼差しで見つめてくる。
すでにそれは、何かを見つけた者の瞳だ。──ならば大丈夫だろう。

「まあ、のんびり探せば? ──って、俺はのんびりしてる場合じゃねえ!」
時計を見ると──ヤベぇ、絶対間に合わねえ!
「満足したらとっとと去れ。って言うか、俺はもう行く。じゃっ!」

619 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 22:03:38 ID:VGIXGi5l0
朝・予鈴後@2A教室

「遅い! 何やってたのよ」
「いや、朝っぱらから、ちょっとした災害に遭ってさ」
「災害? 何よそれ」
「いや、ほんと大変だったんだって。完璧に遅刻覚悟したし」
「ふーん。でもまあ、ギリギリ間に合って良かったじゃない」
「うん、たまたま通りすがった西江先輩の後ろに乗せて貰えて……」
「──アンタまだあの人と交流してるの? 止めなさいよ」
「そう言うなよ。先輩、あれで以外と面倒見のいい人なんだぜ」

「で、何してたのよ。まさか四角さんとでも遊んでたとでも言うつもり?」
「え────?」
「……ちょっと、何でそこで止まるのよ」
「あ、いや、そういや予鈴過ぎてるけど、先生は?」
「話題を逸らすな、視線を逸らすな、質問に答え──」

────ガラガラッ

「こらー、お前ら席に着けー。そこの夫婦、いつまでいちゃついてる」

「「──っっ、だ、誰が夫婦ですかっ!!」」

「むっふー♪ ゆっきーたち、息ぴったりー」
「「ばか、そんなわけ──……、っっ!!」」
「ほら、夫婦漫才はその辺にして、早く席に着け」

620 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 22:05:12 ID:VGIXGi5l0
朝のHR@2A教室

「えー、こほん……喜べ男子諸君、美少女転入生を紹介する!!」
「「「おおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!」」」
            「「「──ふんっ、何よ男子達。ばっかじゃないの?」」」
「くぅ、このセリフ一度言ってみたかったんだよなぁ……じゃあ、入ってきて」

「はじめまして、ヨツカドです。……えーっと、次は何て言うんだっけ?」

───ガタンッ!
「──お、お前何でここに──っっ!!」
「あ、思い出した。……こほん。──あーっ、今朝のパンツ覗き──」
「覗いてないっっ!!」
「ちょっと、どういうことか説明してもらいましょうか」
「うわっ、小林! 俺は無実だ」
「きゃー、ゆっきー怖ぁい♪」
「え、席はアイツの隣? えー、最悪ぅ 何でアンタの隣になんか」
「ちょっと小娘、なに勝手に人の机を脇に押しやろうとしてるのよ」
「転入生は隣の席と決まってるんですから、仕方ないじゃないですか」
「誰がそんなこと決めたのよっ! って言うか、何でこいつの隣なのよ!」
「えーっと……宇宙意志? もしくは若き情熱のリビドー」
「こ、小林、落ち着け。おまえも黙れっっ!!」
「──むっふふ〜。さーて、次はどんな噂を流そうかなぁ……」
「こらっ、アンタもこのヨツカドとかいう馬鹿に何か言ってやりなさいっ!!」
「むっふっふ……って、あ、えーっと、二人とも仲良くしなきゃダメだよ♪」
「おーい、そろそろHRの続きを……出席を取るぞ、相川、浅沼、石井……」
「何よさっきから小林さんとやら、ごちゃごちゃと。こいつの恋人なわけ?」
「──なっ、だ、誰がっ! そういうアンタこそ、こいつが好きなわけ?」
「えっ!? わ、私は別に、こんな奴のこと好きってわけじゃ……」
「じゃあ何でこんな奴に付きまとおうとするのよ!」
「それは──……私の探してるものが、きっと──この近くにあるから」
「……何それ? ちょっと、何アンタまで笑ってるのよ。説明しなさいよ!」

621 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 22:45:20 ID:7kPs+vSK0
見事だ。まったくもって最高だよ。アンタ…。
「お約束」をネタにしてここまですばらしいストーリーを作ってくれるとは。
感動した!!

622 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 23:14:16 ID:bhjBU9AYO
「NEEDLESS」思い出した。

623 :本当にあった怖い名無し:2006/05/21(日) 23:21:43 ID:sKcvgVFe0
え? 「NEETDESU」?

624 :本当にあった怖い名無し:2006/05/22(月) 12:07:50 ID:AQxDHnAkO
え?「NINTENDODS」?

625 :本当にあった怖い名無し:2006/05/22(月) 13:10:37 ID:mv7h9xOSO
激しくGJ!
あと>>624おもろない

626 :本当にあった怖い名無し:2006/05/22(月) 17:04:49 ID:GOwZ6YQdO
>>625

『(くくっ……)

はっ!
な、なによ! 笑ってなんかいないんだから! つまらない冗談は止めてよね!
でも言いたいんならまた言ってもいいわよ……』

ここまで行間を読めるようになった俺を誉めて。誰か('A`)





>>624
つまらん

627 :本当にあった怖い名無し:2006/05/22(月) 18:29:03 ID:uWdpqT/70
>>626
GJ

628 :本当にあった怖い名無し:2006/05/22(月) 19:34:56 ID:yuVfkhaN0
>>611
GJ!!
その文才羨ましすぎる

629 :3行(題名除く):2006/05/23(火) 00:27:53 ID:zZ42AAVL0
「つんでれい」

「ありません投了です」深々と礼をする
「あんたのためにやってんじゃないの、私が暇だからよ」
血の跡の残る将棋盤で練習する私は駆け出し棋士
















詰んで礼…
失礼

630 :本当にあった怖い名無し:2006/05/23(火) 01:17:26 ID:kFxvHSoFO
つーか血の跡? 藤原佐為?
佐為が女でツンツンデレデレだったら激萌えだっつーの。

だからさ、俺と守護霊の作者さん。

  是  非  。

631 :本当にあった怖い名無し:2006/05/23(火) 01:17:28 ID:16EGsDtlO
はをくいしばれ

632 :本当にあった怖い名無し:2006/05/23(火) 10:34:55 ID:wezvX3Fl0
>>630  〜〜おかっぱ野郎の魔の手から守れ!〜〜

塔矢「あ…ありません…」
進藤「え、オレ、もう勝っちゃったの?」
塔矢「……………っ!」
進藤(うわ、スゲー落ち込んでるよ、佐為)
佐為(全力で叩き潰しましたからね)
進藤(なんだよ、オマエならもうちょっとこう、さ。できただろ?)
佐為(私にはできなかったのです、ヒカル)
進藤(ウソつけ!)
佐為(この子供…危険な匂いがしましたから)
進藤(危険?コイツが?)
佐為(間違いなく変態です)
進藤(へ…そんなふうには見えないけど)
佐為(変態です)
進藤(…………)
佐為(…………)
塔矢「く…もう一局やろう、進藤」
進藤「うわ!?」
塔矢「何だ」
進藤「い、いや、用事思い出した。じゃあな!」
塔矢「え?あ、ちょ!」
進藤「さ、触んなぁあああ!」
塔矢「え?え?ええ?」

633 :本当にあった怖い名無し:2006/05/23(火) 12:54:11 ID:kFxvHSoFO
ネ兄!


まちがいた(´・ω・`)

ネ申! でも塔矢カワイソスwww

ごちですた

634 :俺と小娘・地獄変:2006/05/23(火) 15:26:25 ID:UvmcQtUCO
俺「ただいまー」
小娘「…ちょっと!どこ行ってたのよ!?」
 
俺「鳥取県。それはそうと、今日は『素直クール』について考えよう」
 
小娘「素直クール?」
俺「うむ、ツンデレと対なる概念だ」
 
ぴんぽーん♪
「宅急便でーす」
 
俺「おお、きたきた!」
小娘「クール便?中身、何なの?」
俺「鳥取砂丘の砂だ」
 
小娘「砂ぁ!?何で砂をクール便なんかで送ってんのよ?」
俺「ソレダ!」
小娘「まさか…砂をクール…すなをくーる…?」


635 :本当にあった怖い名無し:2006/05/23(火) 19:37:52 ID:hU54TIu/0
はをくいしばれ

636 :本当にあった怖い名無し:2006/05/23(火) 20:06:38 ID:kFxvHSoFO
何コノ流れ……
(´・ω・`)

637 :レイポン ◆ZMp2Jv9w5o :2006/05/23(火) 21:06:53 ID:TrzBXE+M0
>>636
何?なんか文句あるの?
ひまわりの種でも食べればいいじゃないっほら・・ほらぁっ

みんな・・・中々やるわねっファイトしてやってもいいけど、
忙しいからまた今度ねっじゃあまたねっ

638 :本当にあった怖い名無し:2006/05/24(水) 00:13:40 ID:eFxa9oxnO
なんか俺だけ最近ずっとレイポンにからまれるんだが……

は? 別に嬉しくなんかねーよwww
////

639 :本当にあった怖い名無し:2006/05/24(水) 01:39:45 ID:OFy/d7+u0
ヤキが回ったな……。

640 :@:2006/05/24(水) 13:49:33 ID:iAOQhzDV0
カップに口をつける。口の中いっぱいに広がる紅茶の香り。
夕食後の穏やかなひと時。
「おっと」
中身をこぼさないように気をつけながら、カップを上に上げる。
一瞬前までカップのあったところを、枕が通り過ぎる。
枕だけではない。椅子、食器、掃除機、辞典などなど、さまざまな物が
部屋中を飛び交っている。そう、文字どうり飛んでいるのだ。
僕がこの部屋に越してきて、一週間。ラップ現象から始まり、ついには、
ここまで発展したか。ポルターガイスト。
上半身を軽く仰け反らせる。目の前を、びゅうん、と時計が通り過ぎる。
時刻は、十時を指していた。僕は、残りの紅茶を飲み干す。
「・・・少し早いけど寝るか」
「なんでええええぇぇぇ〜〜〜〜!!!」
いきなり、大声が部屋中に響く。──近所迷惑だよなぁ。
声がした方したほうを見てみると、そこには可愛いが顔をした女性が、目を険
にして、立っている。
恐らく、彼女がこの部屋の主だろう。

641 :A:2006/05/24(水) 13:51:01 ID:iAOQhzDV0
「あんた、おかしいんじゃない?何で無反応なのよ!?」
・・いきなりおかしいやつ扱いされた。まあ、いいや。慣れてるし。
「こんだけやってんだから、泣いておびえて震えなさいよ!」
「・・いや、そんなこと言われても、ねぇ。僕こういうの結構慣れてたりするし」
「・・慣れて、る?」
「うん。だから、この位じゃ、驚いたりはしないよ」
僕は、少し余裕を見せるように、両腕を広げながら言った。その時、
  つん
と、いきなり、誰かにわき腹をつつかれた。
「うわあ!?」
不意打ちだった。思わず声を上げてしまいましたよ。
「なんだ、驚くじゃないですか」
冷めた声。振り向くと日本的な可愛い、しかし、声と同様に冷めた表情の女の子。
──二人いたのか・・・
僕に目をくれず、スタスタと最初の幽霊の前に行く女の子。
並んでみると、二人は雰囲気は多少違えど、顔は似ている。姉妹かもしれない。
「姉さん、声大きすぎです」
──やっぱり姉妹か。
「だって、深雨(みう)、あいつ、むかつくんだもん」
妹のほうは、深雨ちゃんというらしい。むかつかれたことはスルー。
「気持ちはわかりますが、近所迷惑です。」
やっぱり、冷めた声の深雨ちゃん。てか、気持ちわかるんだ・・・。


642 :B:2006/05/24(水) 13:51:49 ID:iAOQhzDV0
「それは、さておき・・・」
いいながら、深雨ちゃんがこちらを向く。
「おめでとうございます」
「?」
「新記録です。一週間逃げ出さなかったのは、お兄さんが初めてです」
「・・・・・どうも」
「まあ、この先もがんばってせいぜい頑張って下さい」
「・・・・」
「絶〜っ対に意地でも怖がらせてやる」
横でお姉さんが嫌な決意を燃やしている。
「ん〜、君みたいに可愛い幽霊なら怖くないからね。難しいと思うよ?」
「へっ・?・・か・・かわ・・・?」
とたんに、きょとんと毒気を抜かれたような顔になる。が、見る見るうちに赤くなり
「ふ、ふざけないでよ!!!!」
と、起こって消えてしまった。
「うーん、怒らせちゃった」
「それは違いますよ」
「?」
「お兄さんが可愛いとか言うから、姉は照れたんですよ」
「そうなの?」
「ええ、姉は男の子慣れしてませんから」
「・・・・深雨ちゃんもすごく可愛いよ」
「ありがとうございます」
まったく表情を変えず、ぺこりとおじぎをする。深雨ちゃんは男なれしてるということか・・?
どうみても、十代前半の少女なんだが・・・・
「では、そろそろ寝ますか」
「・・・そうだね」

643 :C:2006/05/24(水) 13:52:26 ID:iAOQhzDV0
次の日の朝、寝室(なんと、うちは六畳三部屋、家賃一万円!!)からおきてリビングに入った
ところ、僕の鼻は、普段はありえない匂いを嗅ぎ分けていた。
それは、食卓にのる朝食の香り。
「えー・・・・と・・??」
一瞬実家にいるのかとも思ったが、どう見ても自分の部屋だ。
「食べないんですか?」
「うわあ!?」
いきなり後ろから声をかけられた。深雨ちゃん、まったく気配ないし・・・・
「また、驚きましたね」
「う、うん・・それより、これ、僕が食べてもいいの?」
「他に誰が食べるんです?」
さも、当然のように言ってくる深雨ちゃん。なんか、状況がつかめないんですけど・・
「よっぽど、お兄さんに可愛いといわれたのが嬉しかったみたいですね」
「はあ・・・それじゃ、せっかくだし、いただきます」
「どうぞ」
 僕は久しぶりに満たされたおなかで大学に行った。


644 :D:2006/05/24(水) 13:54:32 ID:iAOQhzDV0
学校から帰ってくると、お姉さんが食卓でぼうっと、頬杖を付いていた。
僕は、とりあえず、朝のお礼を言おうと近づいた。
─瞬間、僕の体が、一気に天井まで浮かびあがった。
見下ろすと、期待に満ちたような目で見つめるお姉さん。
「・・・・ただいま」
「あ〜!もうっ!!!」
乱暴に地面に落とされた。結構、痛い。
「おびえてよ!」
「いや、そんなこと言われても・・だから、僕、こういうの慣れてるし」
「どんな人生送ったら、慣れるのよ!」
「いや、僕、遺伝なのか、昔からよく見えちゃったりするほうだったから」
「・・・遺伝?」
「ああ、親父が見える人でさ。若い頃、事故で亡くなった恋人の霊と暮らしてたことがあるんだって。
幽霊とキスしたって、自慢していたから」
「あ、あたしはキ、キスなんかしないからね」
なんか、赤くなるお姉さん。てか、論点ズレてない?
「まあ、そんなことよりもさ」
「うん?」
「朝、ご飯ありがとね」
「なっ!」
「朝起きて驚いたよ。想像もしてなかったから」
「だ、誰があんたのためなんかに!!」
そう言ったきり、少しの沈黙。
「・・あっ・・・いや・・なんでもない」
お姉さんは何かを言いかけたが結局何も言わずに、すうっと消えてしまった。

645 :E:2006/05/24(水) 13:56:21 ID:iAOQhzDV0
「騒がしい姉ですね」
「・・・・そうだね」
またも突然表れた深雨ちゃんは「つまんないです」とつぶやいた。さすがに三回目なので、
この子の神出鬼没にも慣れてきた。ちょっと、優越感。
「ねぇ、お姉さん、最期になにをいいかけたのかな?」
「わたしは、姉の通訳ではありませんよ」
「まあ、そういわずに」
「・・・そうですね、料理の感想を聞きたかったけど、照れて聞けなかったってとこでしょう」
──ああ、確かに。考えてみれば、僕もありがとうとしかいっていなかった。食事を出してもらって、
『おいしかった』を言わなかったのは、われながら非常識この上ない。
「じゃあさ、伝言してもらえる?」
「いいですよ」
「朝食は、すごくおいしかった。とくに、卵焼きが最高だったって」
「わかりました」

また次の日
朝起きてみると、リビングにはいい香り。
食卓を見ると、昨日は二つだった卵焼きが、三つに増えていた。


どーでもいい追記
 この後、食卓につこうとした僕の椅子を、気配無く忍び寄った深雨ちゃんに引かれた。
無様に転がる僕を見て、初めて深雨ちゃんが少し笑った気がした。
まぁ、それだけ。

646 :本当にあった怖い名無し:2006/05/24(水) 13:57:10 ID:iAOQhzDV0
遅くなりましたが、438さん、439さん、498さん、505さん
反応ありがとです。

647 :本当にあった怖い名無し:2006/05/24(水) 17:25:00 ID:GBdvMjCIO
激GJだ!

某スレの香りがしないでもないが…
だがグレエト!!

648 :ある男の見解。 ◆VC3/0IaBbQ :2006/05/24(水) 18:57:09 ID:nw034C3uO
>>640-645
あっ、結構好きかも。GJです!

649 :本当にあった怖い名無し:2006/05/25(木) 01:41:14 ID:sXJhnMdHO
>>640-645
良かったんだけど、きちんと推敲しよう。
>>640下から三行目、
>声がした方したほうを見てみると、
とか、>>642の七行目、
>がんばってせいぜい頑張って下さい」
とか。


神よ、どうしてもこんな所に目が行く俺をお赦し下さい。

650 :本当にあった怖い名無し:2006/05/25(木) 09:32:56 ID:H29De1ikO
>>649
周りから「つまらない人」って言われない?

651 :本当にあった怖い名無し:2006/05/25(木) 09:38:25 ID:JV/zlJcTO
いや、書いてくれるのはGJだけど流石に
こんな日本語書かれると、読みながらどうしても
そっちに目がいってしまうのは仕方がない。

652 :本当にあった怖い名無し:2006/05/25(木) 10:57:35 ID:09k17Y0FO
FBI編
死神「私ははあああ、アンタの味方なんかしないし、わっ…私は一応中立なんだけど、……後ろにいるオッサンがうざいだけなの!」
つき「!!!……………
……………
……………ツンデ霊乙」

オッサン・死神「!?」
オッサン【ツンデ霊……?!つき君……】

死神【ちょ、ちょっとアンタ、変な事言わないでよ!!!】


オッサン「あ、あなたは神か?」
つき「そうです」

653 :本当にあった怖い名無し:2006/05/25(木) 11:07:39 ID:iICnaEX+0
このスレ楽しいから好きだけど、初代スレのような勢いが無くなってきたなぁ。
ちょっとマンネリ化してきたのかな?まぁとにかくGJ!!

654 :1/2:2006/05/25(木) 11:16:12 ID:09k17Y0FO
狂乱のつき!!

つき「た、頼む死神
もうおまえしかいないんだ
書いてくれ!!」

死神【つ…つき君……
…………
………】
死神「はぁ?!アンタ馬鹿?!!ちょっと前まで「新世界の神になる〜」とか言ってたのにもうこれなの?!
ホント最低ね。さっさと死んだ方がいいわ。」(死神、ノートに書き込む)

つき「!!

死神、おまえ!」

死神「どうみても精子よつき。
私にすがるようならもう駄目ね。アンタは終わり。
さようなら、いろいろ面白かったわ。」

655 :2/2:2006/05/25(木) 11:17:10 ID:09k17Y0FO
つき「し…
死ぬのか?!
僕は死ぬのか?!!」

死神「そうよ、はいあと40秒。
心臓麻痺
もう決まりなの。」



つき「…………ちくしょう…………
…………アレ?
皆寝てるよ?
もしかしておまえ…」

死神「………アンタを殺せるわけないじゃない…/////」

つき「…! おまえ…消えてる……まさか僕のことを…
うわぁーしなせたくないいかせたくないー」

どうでもよくなった

656 :本当にあった怖い名無し:2006/05/25(木) 11:38:33 ID:JV/zlJcTO
をいこらwww作者wwwGJだけど

657 :本当にあった怖い名無し:2006/05/25(木) 20:59:24 ID:ZI3wesenO
「おい、肩を揉め」
「ふざけんな、何でおれがそ―ぐわぁ!指が!指がぁ!」
「揉めよ」
「わかったよ!…く、このビッチめ…!ぐぎゃぁ!ま、前歯が!や、やめてくれ!」
「口は災いの元だ」
「うぅ…」
「腹が減った、飯」
「さっき食べたじゃないか、もう食材もな―ぎゃあぁぁッ!腕が、腕が!」
「飯だ」
「か、買ってくる!買ってくるから!折れる!折れるって!」

「眠い。寝るぞ」
「あ、ああ、布団敷いといたから」
「一緒に寝るんだ」
「おれまだ仕事が―ぐわぁ!目は!目はやめて!寝るから!」
「腕枕」
「は、はい」


658 :本当にあった怖い名無し:2006/05/25(木) 23:01:48 ID:JV/zlJcTO
ちょっと萌えた(*´ー`)

659 :本当にあった怖い名無し:2006/05/26(金) 02:21:46 ID:bpUAjYJS0
推敲は大事ですよねー
推敲をしない文章というのは味見をしない料理と同じで、
作者の「読ませてやる」的感情の表れと取られる恐れがあるんですよねー
推敲がどれだけ大事か、ちょっと以下の文章を例にとって考察してみましょうねー


「ごめんなさい」
見慣れた光景が目の前にあった。
もう何度目になるだろう。こうも続くと失恋も大したことはないと思える。嘘だ。

「あーあ、やっぱりダメだったね♪」
小憎たらしい声が聞こえたかと思うと、空から逆さまの女が降ってきた。
「アンタみたいなのが女の子と付き合おうってのが、そもそもの間違いなのよ、うん」

一人で結論を出して一人で納得している。小憎たらしいどころではない。憎い。
「これは多分お前のせいなんだぞ」
こいつが現れてからまったくロクなことがない。
階段から転げ落ちるわ、財布は落とすわ、テストで赤点は取るわ、女の子にはフラれるわ。
……決して俺の注意力や努力や男前度が足りないわけではない。

「なんでよー、アンタがフラれるのと私となんの関係があるのよ」
「お前、なんか変なオーラとか出してるんじゃないのか?
 取り憑いた男から女を遠ざけるオーラとか」
「じゃあ、アンタ今まで彼女とかいたことあるの?」
「生まれてこの方、一度も汚れを知らない身体です」

やれやれ、といった感じで女は肩をすくめて見せる。お前どこのアメリカンだ。
「とにかく、お前もうどっか逝けよ。いつまで俺に憑いてるつもりだよ」
「やだよーん。せっかくこんなに面白い奴見つけたのに、それを捨てるなんてとんでもない!」
……また人のゲーム勝手にやりやがって。

(省略されました・・一部の地域を除いてレスを延長します)

660 :本当にあった怖い名無し:2006/05/26(金) 02:47:08 ID:LimcCfXcO
>>659
べっ、べつに続きが読みたいとかじゃないんだから!
ただ…そう、中途半端じゃあんたがすっきりしないだろうって…

ってとりあえずツンデレレス書いてる自分はいったい('A`)
しかし…なんなんだこの肩すかし感は。

661 :本当にあった怖い名無し:2006/05/26(金) 19:03:39 ID:xfbL5OEoO
「おはよう」
「お、おおおはよう」
「朝飯だ、食え」
「この消し炭が?ぐふぉ!鳩尾はやめて…マジ」
「そら、口を開け、あーん」
「い、いや自分で食べれるから…イテェ!フォークで刺すなって!」
「うまいか?」
「じゃりじゃりする…げふッ!腹に爪先蹴りは嫌ぁ!」

「昼寝するぞ」
「あ、ああ、布団敷いといたから」
「膝枕」
「は、はい」
「なでなでしろ」
「り、了解」


662 :本当にあった怖い名無し:2006/05/26(金) 22:41:08 ID:Tu7TTcq/O
だからその最後で萌えさせる手法が大好きだぁぁぁぁあ!

gjgjgjgjgjgjgjg!

663 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 00:52:59 ID:MauLq0Wn0
「モルスァ」が脳裏をよぎった俺は負け組

664 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 03:04:22 ID:2Igd4DiRO
さんざんイジめてきてたのに、幽霊が家に来てから過保護プレイってのが好きなんだ。
家でもイジめてくるけど男が泣きそうになったら過保護になるんだ。異常なぐらい。
なんか今なら萌えて消えれそうだよ。
今そっちにいきます

665 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 03:07:46 ID:2Igd4DiRO
sage忘れたorz

666 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 04:00:03 ID:7Bx9Xfwl0
ツンデ霊のことを考えていると、時が早く経ちすぎて困る。

667 :遣ろか水:2006/05/27(土) 04:16:05 ID:X24XxsK30
夏の暑い日幼馴染の少年少女が連れ立って山道を歩いていた
少女はペットボトルの水を持っていたが少年は手ぶらであった
のどが渇いて仕方ないという風情の少年を始めはからかっていた少女も
彼がへばってしまうのはさすがに気の毒に思い

「ねえ、私の水やろうか やろうか?」
(アッ、でもこれって間接キスじゃないの!?でも今更やっぱダメって言うのも変だし
そうよねこの位のこと気にするほうが変よねそもそもコイツそんなの全然考えないやつだし
私さえ意識しなければ全然問題ないのよつーかむしろ私にとっては望むところ?チャンス到来?
って何考えてんのよ私は!! (///) やっぱダメかな?こんなのエッチかな?あーでもでも…)

「ああ、くれるんならくれよ」

「え?あ、えと、う、うっさい!このスケベ!!変態!!!」 バシャ〜ン!!

668 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 12:13:10 ID:cKW1ZYqoO
新しい手法だ…

GJ!

669 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 13:05:16 ID:3E4XUa2G0
上手いなw <br> <br> 最早妖怪じゃなくなってるが

670 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:50:19 ID:aBE7++Cc0
>>660
ネタもないのに書いた(´・ω・)ス
反省はしてない(´・ω・)ス
謝罪と賠償をする(´・ω・)ス


こいつのことは生きてるうちから知っていた。
いや、知っているといっても同じマンションの同じ階の住人というだけで、
話したこともなければ名前すら知らないのだが。
ただ、時々朝の登校の時間帯が重なることがあり、
そのときに顔を見たことがある程度だ。

ある朝、俺がいつものように遅刻しそうになっていると、
玄関を出た廊下の手摺に女が腰掛けていた。
頭がおかしい人かと思ったらこいつだった。

「危ないぞ」
下は植え込みと芝生がある。とはいえ落ちたら怪我ではすまないだろう。
特に深く考えたわけでもなく、気がついたら声をかけていた。
そのときのこいつの驚きようは今でも覚えている。
人のことを化け物でも見たような顔で見ていたな。失礼な幽霊だ。

それからこいつは俺の周りをうろつくようになった。

「それにしてもアンタもよく飽きないわね」
「なにがだ」
「普通はさ、これだけフラれたら、ちょっとは謙虚になるものよ」
なぜ謙虚にならなければならないのか。
よくわからないが、それはつまり俺の男前度が足りないとか、
俺がいまいちイケメンになりきれていないからとか、容姿に欠陥があるからといいたいのか。
「アンタのことなんて誰も気に留めてないのに」
……本当に失礼な幽霊だ。

671 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:51:05 ID:aBE7++Cc0
こいつに出会って半年が過ぎただろうか。
最近のこいつは元気がない。
相変わらず憎まれ口だけはきくが、以前のような切れがない。
もしや、いわゆる女の子のなんとやらか。……なわけないか。

「なあ」
「なによ」
「なんか悩みでもあるのか?」
「……幽霊なのに?」
「幽霊でも悩みぐらいはあるだろ」
「…………」
「ないなら別にいい」

いよいよおかしい。
ここ二、三日のこいつは、いつもの憎まれ口もきかなくなった。
これでは本物の幽霊のようではないか。まさか今さら自分が何者なのか自覚したのか。
一日中どこかに行っていたかと思えば、気がつくと俺の部屋の窓際で物思いに耽っている。
ふむ、こうして静かにしてればそこそこ可愛いのにもったいない。
そういえば、なぜ俺がこいつのことを覚えていたのかといえば、
朝見かけるこいつの可愛さがちょっと気になってたんだよな……。

「ねぇ」

アホなことを考えていると突然話しかけられた。
久しぶりなので少し動揺する。

「アンタ、自分が死んだ後のことって考えたことある?」
「はぁ?」

なんなんだいきなり。
まさか最近元気がなかったのは、そんなことを考えていたからか?

672 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:52:08 ID:aBE7++Cc0
「例えば、自分が死んだあと、誰もそのことを哀しんでくれなかったらとか考えたことない?」
「そんなことありえないな。俺が死んだら、学校中の女の子が悲しみのあまり寝込んでしまって、
 翌日から学校は当分休校になるだろう」
「真面目に答えて」

真面目に答えてるぞ、と言いかけてやめた。
こいつのこんな真剣な顔を見るのは初めてだ。

「そんなこと考えたことないな」
「本当に? 自分がいなくなっても誰もなにも思わなくて、いつもと変わらないでいるのよ?
 それでもいいの?」
もしかして、最近一人でどっか行ってたのは、それを確認しに行ってたのか?
それで悩んでいたのか?

「……そりゃあまったく悲しんでくれないってのも寂しいけどさ。
 でも、変わらない生活を続けてくれているなら、俺は嬉しいよ」
「…………」
「だって、これからも生きていくんだぜ? いつまでも後ろばっかり見て生きていくのが幸せとは思えない

よ」
「……そう」
それっきり黙りこんでしまった。もしかして外したのか。
確かに自分でもクサいことを言ったとは思うが、ってお前が言わせたんじゃないか。
俺の責任じゃないぞ、うん。

673 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:52:54 ID:aBE7++Cc0
一ヶ月が過ぎた。
その日もどこかへ出かけていたアイツが帰ってきたとき、俺はある変化に気がついた。

「お前、なんか薄くなってないか?」
「はぁ?」
突然なにをバカなことを言うのかといった風に怪訝そうな顔をする。
そして慌てて自分の身体を確認している。

「……別に変わらないと思うけど」
「いや、やっぱり薄くなってるって。前はそんなに透けてなかった」
俺の記憶が確かなら、初めて話したときのこいつはほとんど普通の人間と変わらなかった。
それが今は背後の景色が透けて見えている。どうにか服だけ透けて見えるようにならないだろうか。

「もしかして……」
なにかを思案するように呟くと、そのまま窓から出て行ってしまった。
どうしたんだよ。気になるじゃないか。こっちがもしかしてだよ。

結局帰ってきたのは深夜になってからだった。
「あのさ、前言ってたこと覚えてるか?」
アイツは黙ったまま窓の外を見ている。
「自分が死んだあとに悲しんでくれる人がどうこうってやつ。
 俺思うんだけど、やっぱり自分の親しい人とか大切な人がいなくなると悲しいよ。
 でも、その悲しみを周りに見せないようにして、我慢して、なんとかやっていくしかないんじゃないかな


アイツは相変わらず窓の外を見たまま動かない。ちゃんと聞いてるんだろうな。
「その人がどれだけ悲しんでるかなんて、周りから見ただけじゃわからないし、
 その人がその悲しみを乗り越えていければ、それが一番いいことなんじゃないか?」
俺の恥ずかしいセリフをアイツは黙って聞いていた。

674 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:53:58 ID:aBE7++Cc0
「ごめんなさい」
見慣れた光景が目の前にあった。
もう数えるのはやめた。なんど経験してもつらいものはつらい。

「いい加減諦めたら?」
なんともいえない表情を浮かべてアイツが見下ろしている。同情するなら愛をくれ。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
「始める前から投了って感じだけど」
やっぱりムカつく。

「ああ、どこかに俺の魅力に気付く、美人で巨乳で性格のいい子はいないのか」
「そんなのがいたら、天然記念物としてすぐに保護されるでしょうね」
こいつは最近以前の調子を取り戻した感がある。なにかあったのか?
俺の方は相変わらずだ。
階段から転げ落ちるわ、財布は落とすわ、テストで赤点は取るわ、女の子にはフラれるわ。
恐らくこいつが俺からなにか吸い取っているのだと思う。
……決して俺が成長していないわけではない。

一つ違うことがあるとすれば、アイツの姿が俺にはもうほとんど見えなくなってしまっていることだった。

アイツ自身には自分の変化がわからないらしい。
これは俺の問題なのか、それとも……。
あまり考えたくない。

675 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:55:00 ID:aBE7++Cc0
それでも時は流れ、季節は巡る。
アイツはいつもの調子で話しかけてくる。
「最近告白しないね。ようやく諦めたの?」
突然空中から声がして、その度に驚かされる。
「なによ、変な顔して」
本当にわかってないのか、こいつは。なぜかイライラする。
段々アイツと話をする時間も減ってきている。

「ねぇ、なにか悩みでもあるの?」
「なんだよいきなり」
「最近元気ないじゃない。なにかあったの?」
「……別に」
「ないなら別にいいけど」

ふと、以前にもこんなやりとりがあったような気がした。
あれはいつだったか……。

「アンタに聞いておいてほしいことがあるんだけど」
「……え? なに?」
なんだいきなり。こいつらしくない。

「私、もうすぐここからいなくなるかもしれない」

なんだよそれ、衝撃の告白のつもりか。いつものおふざけにしてはタチが悪いぞ。

「アンタ言ってたよね。私の姿が薄くなってきてるって。
 多分……もうそんなに時間がないんだと思う」
「いなくなるって、それでどこに行くつもりなんだ?」
「うーん、どこっていうか、この場合元に戻るって言った方が正しいのかな?」
「ふざけんなよ! 今さら……今さら元になんて戻るわけないだろ!」
なんでそんなにあっさりしてるんだよ。結局俺と一緒にいた時間なんてそんな程度だったのか。

676 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:56:00 ID:aBE7++Cc0
「……もしかして私のために泣いてくれてるの?」
「えっ?」
そのとき初めて自分が涙を流していることに気付いた。
「もういいよ、どこへでも好きなところへ行けよ」
半ばヤケクソ気味になって声を絞り出す。
「ありがとう、それだけでもう十分よ」
最後にアイツの柔らかい手のひらが頬に触れた気がした。


それから半年が過ぎた。
あの廊下でアイツと出会ってから一年以上が過ぎていた。
俺は高校を卒業して大学生になっていた。

新しい環境の中で新しい友人と出会い新しい生活が始まった。
相変わらず階段から転げ落ちたり、財布を落としたり、単位を落としそうになったり。
……やっぱり俺のせいだったのか。考えたくはなかったが。
とにかく俺は以前と変わりない生活を送っていた。

ある日、高校時代の友人に会う機会があった。
気の合う者で集まって、プチ同窓会とでもいうようなものを開くことになったのだ。
会は順調に進み、参加者はみな楽しんでいたようだ。
もちろん俺も楽しんでいた……はずだ。
帰り際、参加者の一人が俺にこんなことを言った。

「君、大学に入ってずいぶん変わったね」
「そうか?」
「うん、なんか落ち着いたっていうか、大人びてきたっていうか……ただ」
「ただ?」
「どこか悲しそう」
なんとなく触れられたくない部分に触れられた気がして、俺は逃げるようにその場を後にした。

677 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:57:00 ID:aBE7++Cc0
春が来て、俺はギリギリ進級できていた。
大学生活は相変わらずだったが、以前のように階段から云々はなくなった。
俺も変われば変わるものだ。

春といえば新入生の季節、俺の所属するサークルでも新人獲得に躍起になっていた。
しかし、俺はといえば気合十分で勧誘に出かけた先輩たちを尻目に、
通り沿いに設置されたテーブルで受付係として日向ぼっこを楽しんでいた。
そもそも古墳研究会などというマイナーを通り越して絶滅危惧種に指定されそうなサークルに、
わざわざ入会してやろうなどという物好きなどいるはずもないのだ。
とはいえ、これ以上メンバーが減ってしまっては、サークルとしての存続も危うい。
そんな物好きが現れることを祈りつつ、俺は眠りについた。

「……っ! ……せんっ!」
うるさい。人の安眠を邪魔する奴は馬に蹴られてしまえ。ん? 違ったか?
とにかく、そんな物好きが現れたようだ。
「んあ! ああ、はいはい、入会希望の方ですか〜。
 それじゃ、こちらの用紙に名前と学年と学部学科と連絡先と……」
やれやれといった感じの溜息が聞こえる。
「相変わらずね〜アンタも」

全身の筋肉が硬直してしまったかのように身体が動かない。
「……ま、元気でやってるようで安心したわ」
「なんで……」
ようやく出た言葉はそれだった。
「なにそれ。久しぶりに会ったのに最初に言うセリフがそれ?」
「え? え? ちょっと待てよ、お前あのとき死んだはずじゃ……生き返ったのか?」
「勝手に殺さないでよ。第一、最初っから私は死んでなんかないわよ」

アイツの説明によると、あの廊下から落下した後、一時意識不明の状態になっていたらしい。
そのときには、アイツはすでに幽霊になっていて、
廊下をウロウロしていたら俺に話しかけられたということらしかった。
つまり、あのとき見ていたアイツは幽霊ではなく生霊とよぶべき存在だったようだ。

678 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:58:00 ID:aBE7++Cc0
春の日差しの中、二人で並んで椅子に腰掛けながら思い出話に花を咲かせる。

「でも、段々私の身体の方が回復してきて、アンタが私の姿が見えなくなり始めたのはこの辺りね」
アイツはよく喋った。会えなかった時間を取り戻そうとするかのように。
「本当は私、もう戻るつもりなんてなかったの。
 私が死んだって誰も哀しむ人なんていないって思ってたから」
「それであんなことを聞いてきたのか」
実際、あのときのアイツになにがあってそんな気持ちにさせたのかはわからない。
多分聞いても教えてはくれないだろう。でも今はそれで構わない。

「アンタ、あのとき色々言ってくれたけど、それでもまだ帰る気にはなれなかった。
 私も色々あったからね」
俺はアイツの告白を黙って聞いていた。
「でも、あれだけ一緒にいて、情が移ったのかな。最後のアンタの涙にやられちゃったな」
……それは忘れてくれ。
「ゴメンね、ほんとはもっと早く会いに来るつもりだったんだけど、
 リハビリとか休学中の学校の勉強とかで時間が取れなくて今までかかっちゃった」

アイツの話を聞きながら、俺は顔を伏せて耐えていた。これはヤバイ。
アイツも知ってか知らずか、黙って肩を並べている。
俺はただ感謝していた。神様がホントにいるのなら、そのほっぺたにキスしてやりたいぐらいだ。
もう一度やり直そう。あの時間を。そして新しく始めよう。今ならそれができる。

679 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 16:59:20 ID:aBE7++Cc0
「なあ、お前――」
「待って」
俺の言葉を遮ってテーブルに置かれた入会希望の用紙にペンを走らせる。
「私、ずっと気になってたことがあるのよね。アンタ私の名前知らないんでしょう?」
用紙を書き終え俺の前に差し出す。
「これからはお前じゃなくてちゃんと名前で呼んでよね」
マイッタ。目の前が滲んでなにも見えない。

アイツはニヤリと笑って言った。
「私の名前は――」


はい、例文は以上です
長いですねー、くどいですねー
こうした文章を推敲もせずにそのままにしておくと、

(省略されました・・このレスの結果は午前二時からのドキドキ丑三つドキ♥の中でお送りします)

680 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 17:17:43 ID:LViN12r00
>こうした文章を推敲もせずにそのままにしておくと

GJ!
なんて言うやつがでてくるわけだな。

681 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 17:43:07 ID:Fvw5Tvf3O
GJ!


あくまでジージェイだから

682 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 23:21:20 ID:SJgDV2E9O
(幽霊、今日は随分ピリピリしてるな…)
「……」
(刺激しないように距離をおかないと)
「死ね」
 
幽霊の不意打ち!
幽霊は釘バットを振りかぶった
3回当り52のダメージ!
 
「イテェ!いきなり何すんだよ!」
「うるさい、黙れ」
 
幽霊の攻撃!
幽霊は栓抜きで殴りかかった
2回当り29のダメージ!
 
「嫌ぁ!やめてー!」
「ふん」
 
幽霊の攻撃!
幽霊はナタで切り掛かった
4回当り62のダメージ!
 


683 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 23:22:27 ID:SJgDV2E9O
「死ぬ!つーか何イライラしてるんだよ?いつもここまでしないじゃん、何かあったの?」
「黙れ」
「ちゃんと答えなさい!」
「貴様には関係ない」
「じゃ、もう腕枕も頭なでなでも無し!」
「……それは…ダメだ」
「なら何をイライラしてるか答えろ」
 
「……生理だからだ」
「生理!?マジか!幽霊にも生理あんの?」
 
幽霊の攻撃!
幽霊はハンマーで殴り付けた
1回当り56のダメージ!
 
「やめてー!」

 
「おい」
「な、なんでしょうお嬢様?」
「ナプキン買ってこい、横広羽つきのヤツ」
「イェッサー!」
「だっこしろ」
「サー、イェッサー!」
「お腹痛いからなでろ」
「サー、イェッサー!」


684 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 00:08:18 ID:y2cXclcE0
>こうした文章を推敲もせずにそのままにしておくと

仕事から帰宅後、うっかり癒されてしまうわけですな(*´д`*)

685 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 00:56:51 ID:JFejDSz2O
>>683
萌える事ぁ萌えるさ、だが最早幽霊関係ナス('A`)

686 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 09:57:21 ID:7uId4Mvb0
ttp://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0605/26/news027.html

687 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 12:52:23 ID:W8pt4PkT0
これでもう、片栗粉Xを使わずに済むのだな。

688 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 13:05:35 ID:rXD8KHTp0
>>687
いあ、併用すると良いよ

689 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 13:19:42 ID:mpdX2ujQ0
虚数素子測定装置の方が高性能じゃないか?

690 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 19:59:54 ID:nEu8HA4P0
このような装置で霊を見ようとするのは盗撮や覗き見と同じ。
そんなこと、そんなこと……最高じゃないですか!

IDをNG指定推奨。11レス予定。書けば書くほど長くなる物なーんだ orz

691 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:00:59 ID:nEu8HA4P0
「……──あれ?」

気が付けば深い霧の中、見知らぬ小屋の前に立っていた。
何も特徴もない、バスの待合所のような粗末な小屋。
決して汚くはないが、経年による劣化は否めない。

真っ白な霧に覆われた世界で、そこだけが、ぽつり、と異界だった。

「……だ、誰か、いるのか?」
薄暗い入り口の奥から、男の声がした。
まるで何年ぶりかに出したような、かすれ震えた声だった。

「そ……そこに、誰かいるのか?」
恐れと期待が混じり合った複雑な感情が見え隠れする。
覗き込むと、小屋の隅に蹲る男の姿があった。

小屋の中は清潔──というよりも、ただ簡素な造り。
細長い三畳ほどの空間に、壁に沿って腰掛けがあるだけ。他に何もない。

そして、そこに座る男の姿は──異常だった。

ごく普通の──本当に何処に出もいるような姿の二十代の男性。
この小屋にも、ふらりと立ち寄っただけなのだろう。手荷物もない。

──なのに、どうしてだろう。男から発せられる雰囲気は異常だった。
まるで密林の奥、たった独りで何十年と過ごしてきたような飢餓感。
澱んだ瞳の奥に、爛々と輝く狂気の色があった。

思わず一歩、後退る。
その瞬間、男の目が大きく見開かれた。

「──行かないでくれっっ!!」

692 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:01:59 ID:nEu8HA4P0
「あ……お、大きな声を出して、悪かった……」
男は繕ったように詫びを入れると、視線を彷徨わせ出した。
「こ、この霧だろ? 外は危ない。どうだ、話し相手になってくれないか?」
大げさなジェスチャーを交えた、不自然で不器用な誘い。
むろん乗る気になれず、入り口で待機する。

「な、なぁ、こっちに来てくれよ。大丈夫、何もしない。ちょっとでいいんだ」
男は自分の言葉の不自然さに気が付いていないのだろう。
立ち上がると、ふらふらとこちらに向かって歩いてきた。

入り口から一歩退いたところで、ぼうとその様子を眺める。
ひどく曖昧だった。──何が曖昧なのかすらも茫洋としていた。

男が手を伸ばす。ただそれを眺める。
触れようとする瞬間、その手が何かにぶつかったように不自然に止まる。
まるで小屋の入り口、内と外との境界に、見えない壁があるように。

「……あ。……い、いや、こ、これは違うんだ! そうじゃないんだ!」
男が狼狽しだす。知られてはいけない秘密を必死に誤魔化すように。

「な、中に来てくれ! 来てくれっ! 来い! 来いよっ!!」
既に形振りを構っていない。入り口の“壁”に手を突いて叫んでいる。
「出せっ、俺をここから出せっ! 出せよ、出してくれっっ!!」

──ようやく仕組みを理解した。これは怪談話のひとつ。


“身代わりの小屋”
──誰かを身代わりに入れるまで、自分が出られなくなる牢獄の話。

693 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:02:59 ID:nEu8HA4P0
──そして僕は独り、小屋の中にいる。

不思議な小屋だった。
お腹は空かないし、眠くもならない。まるで時間が止まっているよう。
……いや、そうじゃない。

────ここは、時間が永いんだ。

1秒が1分に、1分が1年に──、いまこの瞬間が、永遠に感じられる。
これならば、数日──いや、数時間で気が狂うのも頷ける。

僕の前任者の事を思い出す。
あの男の代わりとなったのは、何日前だったか。

あの後──僕は喚く男を無視し、小屋の中へと足を踏み入れた。
男は呆然と僕を眺めていたが、急に我に返り、霧の中へと消えていった。

それ以来、ただ、時間だけが流れている。
粘性の高いぬるま湯に浸かっているような、不思議な空間。
狭く薄暗い小屋の中には、僕の他には、物音を立てるものは何もない。
小屋の外の霧は一度も晴れることが無く、一日中ぼんやりと光っている。

一度試しに外に出ようとしてみた。
案の定、入り口には見えない抵抗があり、それ以上先には進めなかった。

小屋の中では、何もすることがなかった。
だから、ただ隅に座り、延々と時だけが過ぎて行くのに任せていた。
小屋の中にある唯一の物品──それは同時に唯一の変化でもあった。
壁に掛かった日めくりカレンダー。気が付くと誰かによってめくられている。

今日で五日目────時間が、永い。

694 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:04:53 ID:nEu8HA4P0
初めに人が来たのは、一週間後だった。
それまでの一週間は、体感的には何年、何十年にも感じられた。
もしカレンダーが無ければ、事実そう信じていただろう。

その人は、中に僕がいることに気が付かなかったのだろう。
隅に座る僕を見て、少し驚いたような顔をしたが、何も言ってこなかった。
──そして、数分後、何も言わずに外へと出て行った。

次に人が来たのは翌日だった。
彼女も、しばらく小屋の中にいたが、やがて去っていった。

その後も日に一度、人が来ては去っていった。

色々な人がいた。
男の人も女の人も。十代の人も五十代の人も。
中に入らずに去っていった人もいた。二日間滞在した人もいた。
話し掛けてくる人もいた。僕は何も答えなかった。

どの人も、どこか視線が茫としていた。
そして訪れたどの人も、ここへと戻ってくることは無かった。

気が狂いそうで、かろうじて保ち続けた細い糸。
それもう限界。ぷつり、といくのは今この瞬間か。

この小屋を過ぎ去った人数が百に届くかというころに

   ────彼女が訪れた。

695 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:05:54 ID:nEu8HA4P0
「出て行きなさいよ」

開口一番に彼女はそう言った。
ちら、と顔を上げると、可愛いらしい少女が、不機嫌顔で立っていた。
いつも通り、何も答えずに顔を下げる。そのまましばらく沈黙が続いた。

「〜〜〜〜っ、出て行きなさいって言ってるでしょ!!」
再び顔を上げると、彼女が顔を真っ赤にして怒っていた。
何も答えずにいると、ずかずかとこちらに寄ってきた。

「アンタ、いつまでここにいるつもりよ!」
「……いつまでって──何で君はそんなこと知ってるの?」
数ヶ月ぶりに聞く自分の声は、どこか借り物のような不自然さがあった。

「もしかして、君がこの小屋の管理人さん?」
「その呼び方はどうかと思うけど、その通りよ。ここを支配してるのは私よ」
ようやく出会えた──不思議な感動があった。
「そんなことはどうでもいいのよ。早く出て行きなさい!」

「──それは出来ません」
少女は一瞬、面食らったような顔をすると、猛烈に捲し立ててきた。
「なにワガママ言ってるのよ! 出なさいって言ってるでしょ!!」
「スイマセン、出来ません」
いくら管理人さんの願いでも、そればかりは聞けない。

「何でよっ!」
「誰かを身代わりになど出来ないから」
「──────、」

“身代わりの小屋”
──誰かを身代わりに入れるまで、自分が出られなくなる牢獄の話。
──それは、たった一人の生け贄がいれば、すべて綺麗に収まる話。

696 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:06:53 ID:nEu8HA4P0
「──なにそれ。罪滅ぼしのつもり?」
「…………」
参った──さすが管理人さん。入居者の履歴はご存じだ。

──分かっている。こんなことをしても、彼女は戻ってこない。
僕の代わりに命を落とした彼女──僕なんかのために、死んだ彼女。
命の重さは等しくない。命の価値は、決して同じではない。
皆から好かれていた彼女の命は、僕のよりも遙かに尊い物だった。

生き延びた僕──死んでしまった彼女。
それは決して僕などに償いきれる物ではない。
それでも、目の前にあるこの機会は、せめてもの罪滅ぼしに。

「それは逃げよ」
──知っている。僕は自分の罪から逃げているだけだ。

「それは自己満足よ」
──分かっている。それでも僕は、この罪に向き合う勇気はない。

「それは彼女への裏切りよ」
──その通りだろう。彼女はこのようなことを望んだりはしない。

「それは大きな誤りよ」
──それは……違う。
確かに僕の行動は、汚泥にまみれた醜いものであろうが──
僕がここにいることで救われる人がいる──それは確かな事実。

「それは大きな誤りよ」
「──違うっ! 間違いなんかじゃないっ!!」
耐えきれなくなり叫ぶ僕に、彼女は優しく微笑み言った。

「それは……アンタが生きていることは──罪なんかじゃないわよ」

697 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:07:48 ID:nEu8HA4P0
「────え?」
ふっ、と、肩の後ろから、何かが気体となって抜けていった。

「生きていることは、それだけで尊い。人はね、いつでもやり直せるの」
「そ──そんなことはないっ! 僕のせいで、彼女は──彼女は……」

「黙りなさいっ!!」
「────っ、」
目の前の少女から発せられたとは思えない厳しい口調。
思わず固まってしまった僕を睨んでいた彼女は、ふと優しい顔に戻る。

「生きることは罪じゃない──」
先程の厳しい口調が嘘のように──まるで聖母のような口調。

「それに──死ぬことも罪じゃない──彼女を責めたらダメだよ」
「責め──?」
なにを言ってるんだ。
そんなこと……僕が彼女を責めてなんてこと………………ない?

「アンタは命の恩人を責めている。なぜ死んだのかと責めている」
優しい口調──厳しい詰問──真実の断罪。

ああ、そうだったのか。
ぼろぼろと涙が零れる。彼女のお葬式でも流さなかった涙が、止まらない。

「でも──それでもアンタに罪はない。感情は──罪にはならない」
想いは仕方がないこと。それは人としての業。人として逃れられない枷。

「でも──気付かなければいけない。いつまでも俯いていてはいけない」
目を逸らさず、前を向いて──歩き出さなければいけない。

「それが生きている者の義務。人は──歩き続けなければいけないのよ」

698 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:09:08 ID:nEu8HA4P0
泣いた。泣き続けた。涙が止まらなかった。涙が気持ちよかった。
声を出し泣いた。彼女のために泣いた。僕のために泣いた。ただ泣いた。

僕は──生きていて良いのだ。

「罪悪感に捕らわれる必要も、無理して自己犠牲に興じる必要もない」
これだけ泣いても、目の奥から熱いものが溢れてくる。体の芯が熱くなる。
生きたい──そう思った。……しかし、

「────さて、と」
唐突に気温が下がった。唐突に涙が退いた。
唐突に──目の前の少女が悪魔に見えた。そして死を覚悟した。
思い出す。彼女はこの“小屋”の管理人。
先程まで高説を垂れていたが──彼女は“悪”とも呼べる存在である。

「さっきも言ったけど、アンタが生きていることは罪じゃない」
「……なんですか、改めて」
「でもね、アンタはこの小屋で罪を犯した。それも、とんでもない罪よ」
「罪って……僕はここに居座り続けただけですよ?」
自己犠牲は、美徳ではあれ罪とは成り得ない。──そう思う。
「勘違いの自己犠牲は、ただ迷惑なだけよ」
彼女の視線が冷たい。

「アンタのせいで、みんな帰っちゃったじゃない!」
「そ、それは君にしたら気にくわないかもしれないけど、僕は──」
「そういうのをね、余計なお世話、って言うのよ」
ぴしゃり一蹴。かなり堪える。それにしても、どういうことか。

「何かを勘違いしてるみたいだけど、ここはアウシュビッツじゃないのよ」
そう言って大きな溜息をひとつ。そして、やれやれ、というように──

「ここはね──生きる気力を失った人のための更生施設」

699 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:10:11 ID:nEu8HA4P0
「更生──施設?」
「そうよ。何も意地悪や悪戯で閉じこめてるわけじゃないのよ」

「────え?」

「……やっぱり。私のこと、そういう風に見てたのね」
「え、あ、いや、ち、違います。違いませんけど、違います!」
「ふん、いいわよ別に。アンタにどう思われようが関係ないし」
そう言うが、ジトと睨む視線は明らかに不満そうである。

「でも、どうして? それに更生施設って……」
彼女はやれやれ、というように肩をすくめ、教師のようなポーズをする。

「いい? ここに来るのは、生きる気力を失った人だけ」
──ここを訪れた人々の、うつろな瞳を思い出す。
────そして、ここに来たときの、僕自身の気持ちを思い出す。

「ここで無為を知るから、何かをしたいと思うようになる」
──擬似的な死の体験は、裏返り生への渇望となる。

「ここで孤独を知るから、他人との繋がりが大事になる」
──人との繋がり、それはそのまま生きる活力となる。

「誰かを身代わりにした後ろめたさがある。だからその分、頑張ろうと思う」
どう、合理的でしょ? ちょっと荒治療だけどね。そう付け加える。
──ちょっとどころか、トラウマになってもおかしくない気もするが。

「じゃあ、僕のしていたことは」
「だから言ったでしょう。──余計なお世話だって」
ずん、と両肩が重くなる。良かれと想ってやっていたことが逆効果とは。
そんな僕の様子を見て、彼女はなぜか、嬉しそうに笑った。
──僕も、釣られて笑ってしまった。

700 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:11:10 ID:nEu8HA4P0
「……管理人さんは、良い子なんですね」
「な、何言ってるのよ!」
真っ赤になった。リコピン豊富な真夏のトマトみたいになった。
爽やかな真夏の香りに、何となく、すっとした。
自分の意志であれ、永く閉じこもっていた鬱憤が、すっきりと晴れた。

「君は優しい子だけど、優しさが少し分かりづらいね」
「〜〜〜〜っ! あ、アンタが勝手に勘違いしていただけでしょ!」
「そうですね、スイマセン。ご迷惑をお掛けしました。もう行きますね」
勘違いが分かれば長居は無用。入り口に向かう。

「──もうやめなさいよ、罪滅ぼしなんて」
僕の背中に、彼女の声が降りかかる。

「……いいえ、止めません」
これからも──たとえ勘違いでも──他人のために尽くしたい。
──それは、僕の代わりに死んだ彼女のためじゃない。

「罪滅ぼしではありません。──ただの自己満足です」
「ふん、物好きね。そんなの、誰も認めてくれないわよ」

「それを言うなら、君だって同じでしょう?」
誰も認めてくれない。むしろ恐れ憎みさえする。
──それでも他人のために、その役を買って出る。
そんな少女に会ったから──僕もそう生きたいと思った。

「なに言ってるのよ」
嘲るように──勘違いかもしれないけど、ほんの少しだけ、嬉しそうに、

「──アンタが認めてくれたじゃないの」

なぜだか分からないけど、じん、と鼻の奥が熱くなった。

701 :本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:12:04 ID:nEu8HA4P0
「──本当に迷惑を掛けて、スイマセンでした」
振り返り、彼女に礼をする。
彼女は笑っていた。
笑いながら、少しだけ──何かを堪えるように歪んでいた。
僕も目頭が熱くなり、それでも笑顔で別れたくて、精一杯、明るく努めた。

「これからも頑張ってください。それでは」
再び入り口に向き直り、一直線に向かう。
振り返ることはない。
生きる気力を貰い、生きる目標を貰い、新しい日々が始まろうと────


   ──── び た ん っ ! !


「──へぶっ!?」
入り口の“見えない壁”に思いっきりぶつかり、情けない声を上げる。
先程とはまた別の意味で、目頭が熱くなった。鼻がじんじんとする。

「え、あ、あれ? ちょ、ちょっと?」
振り返ると、彼女の姿は無く、どこからともなく、声だけがする。

「ここは“身代わりの小屋”。誰かが来るまで出られない。そういうルール」
悪戯が成功した子供のように、けらけらと笑う。
……先程の堪え顔はこれが原因か。

「あ、あの僕はもう気力も貰いましたから、っていうか、次の人って──」
「さあ、いつ来るのかしらね。来週か、来月か、十年後かしら?」
「ちょ、ちょっと、勘弁してくださいよ」

笑い声だけが響き、答えはない。
────さて、僕はいつになったらこの小屋から出られるのでしょうか。

702 :本当にあった怖い名無し:2006/05/29(月) 00:40:31 ID:BGRBzzVV0
GJ!!
・・・が、あまりのオチに泣けばいいやらワラタらいいやらわかんねぇヽ(`Д´)ノ

703 :本当にあった怖い名無し:2006/05/29(月) 02:26:33 ID:/PSg5+3a0
a

704 :本当にあった怖い名無し:2006/05/29(月) 03:27:50 ID:n0U3BhK20
>>701
GJ!!
よかったです。

705 :ある男の見解。 ◆VC3/0IaBbQ :2006/05/29(月) 10:23:16 ID:QDlxnPi1O
やへぇですな〜。GJ作品ありすぎて投稿し難いです。


>>671-679
>>682-683
>>691-701
とてもGJです!


706 :本当にあった怖い名無し:2006/05/30(火) 01:23:38 ID:JacvtRxsO
やへぇ?



それとは別に
う p き ぼ ん ぬ

707 :本当にあった怖い名無し:2006/05/30(火) 01:40:44 ID:qQDMda0U0
初代スレの>>1のネタの絵とかAAとかあったと思うんだけど誰か知らない?
別のスレだったのかな……

708 :本当にあった怖い名無し:2006/05/30(火) 09:36:35 ID:XvFSK4jO0
http://www.geocities.jp/moerundes/meisaku.html

709 :本当にあった怖い名無し:2006/05/30(火) 13:41:25 ID:fe0c4Nv/0
>>708
こーゆーのを待っていた

710 :本当にあった怖い名無し:2006/05/30(火) 15:40:15 ID:Kxm43ht20
>>708
(*´Д`)ハァハァ

711 :本当にあった怖い名無し:2006/05/31(水) 01:58:58 ID:syyRxA2n0
>>708
おーこれこれ、アリガトン

712 :本当にあった怖い名無し:2006/05/31(水) 06:06:04 ID:3lw7t8SdO
>400

713 :本当にあった怖い名無し:2006/05/31(水) 07:48:01 ID:T6F/4RsH0
>>51
>カラダも心も目一杯だよ〜。
まったくもって!

714 :跡取り 2−1:2006/05/31(水) 23:53:11 ID:AwnBPYj+0
 夕暮れが迫る一時、晩餐にもまだ間がある
この時間帯は、姉は独り書庫に向かっていた。
 僕を教えるため、姉は学んでいるのだろう。
 一度、すべて自分で理解し咀嚼しないと気がすまない。
でなければ教える事はできない。生前そういっていた。

僕はこの一人の時間、木剣を用いる剣術から派生した
竹刀という竹を編み、防具をつけて行う剣道を始めていた。
 実戦的な剣術を学ぼうかと思ったのだが、時代にそぐわない
し、危険だからと姉は断固反対したからだ。
 精神修養ならば剣道でも学べる。剣道にも剣術と同様に型が
あり、僕はそれを今は学んでいる。

「・・・つ」
肉刺ができ、思うようにいかない。竹刀は柄に革が巻いてあり、
比較的持ちやすいはずなのだが・・・

「・・・握り方が固いわ」
「あっ・・・」

振り向くと、壁にもたれて姉が立っていた。

715 :跡取り 2−2:2006/05/31(水) 23:53:44 ID:AwnBPYj+0
「姉さん・・・」
一人素振りをしていたのを見られたのは、何か
気恥ずかしいものがあった。

「続けて。いつもしているようにしてごらんなさい」
「はい」

正眼に構え、振り抜く。足の運びと腕の振りは力を入れすぎず
「・・・もう一度。私を意識しないで。いつもしているように」
「・・・はい」
正直、肉刺が痛くて握りきれなかったがもう一振りした。
黙って見ていたままの姉が、ついと近寄り手を取った。

「駄目よ。そんなに強く握ったら痛いでしょう?ほら・・・手が」
「はい・・・」
「もっと柔らかく掴まないと。手首にも頼りすぎているわ。肩の力と腕は
よく抜けているわね。腰はまだまだ」

姉は薙刀の有段者だった。僕は生前見たことはなかったが、舞うように
振るったという。
「いい?こう握ってごらんなさい」
「あ・・・ぅ」
「力を抜いて。掌から包むように。そうよ」

夕暮れが辺りを赤く染め上げていた。

716 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2006/06/01(木) 00:03:54 ID:AwnBPYj+0
迂闊だった。大失態といってもいい。
最近料理に凝っているレイポンに頼まれ、調味料を
探していてすっかり忘れていた。今日は
『ワクテカ ハムスター!〜ウプレカス読者投稿特大号〜』
の発売日だったのだ。
自分は食べるでもないのに、料理に凝った挙句こんなややこしい
買い物をさせるとは・・・もし買い逃したらレイポンだって怒るはずなのに。

実は今回も僕はハムポンを投稿していた。今回は今までにない
写り栄えだったといっていい。
ハムポンの愛くるしさが余すところなく写されていた。
撮ったのはレイポンだが。

すっかり遅くなってしまった。なにぶん発行部数が少ない。
マニアな雑誌なので、一度買い逃すと注文でも手に入らない事もあるのだ。
焦りつつ、駅前の小さな本屋に僕は走った。

交差点もそのまま走って抜けようとしたとき
僕は跳んだ。

「・・・・?」
ブレーキを軋ませながら滑るように止まるダンプトラック。
「危ないわよ?右見て左見てわたりなさい」
「・・・レイポン?」
「遅いから迎えに来てみれば・・・どこいこうとしてたの?まったく」


717 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2006/06/01(木) 00:12:45 ID:syNj2yTd0
見事な背負い投げだった。
しかし、レイポンを触感したのは初めてだったかも知れない。

「本屋さん」
「うん。でもまだ閉まるまでは時間があるから、気をつけないと」
「うん」

ダンプは既に走り去っていた。運転手は、キテレツな飛び方で
飛び去った妙な奴がいたとみんなに吹聴するだろう。

「じゃあ、先に帰ってるから・・・あ、調味料は買えた?」
「うん」
「よかった。あんまり話すと独り言を繰り返す危ない人になっちゃうから、
帰るわよ。ほら、立って」

そうだった。座り込んでぶつぶついってるようにしか見えないだろう。
僕を社会的に抹殺する気だろうか?

「じゃ、気をつけて帰るのよ」
「うん」

レイポン・・・柔道の腕は確かなようだ。しかもいざとなったら手が出せるのか。
あまり、以後は逆らわないほうがよさそうだ。

718 :本当にあった怖い名無し:2006/06/01(木) 00:14:09 ID:syNj2yTd0
>>708
姉萌え燃えーっっw

719 :本当にあった怖い名無し:2006/06/01(木) 00:21:47 ID:sh8sxMTsO
レイポン&跡取り乙

レイポンもファイトしそうだなw

720 :本当にあった怖い名無し:2006/06/01(木) 12:14:40 ID:HNiXRssw0
あ、エロ姉だ。絶対この女確信犯www

あといざとなったら 手 を 出 す こ と が で き る わけだな


721 :本当にあった怖い名無し:2006/06/01(木) 14:35:19 ID:9GtyUwOU0
>>720
つっこませてもらうと、「確信犯」の意味間違えてるぞ

722 :座談会:2006/06/01(木) 14:52:06 ID:A3RJdg9jO
司会「今日のツンデ霊座談会は跡取り姉さん、レイポンさん、祟り神様をお招きしています」
姉「よろしくお願い致します」
祟「…」
レ「よろしく〜」
司「で、どうですか?皆さん最近は?」
姉「まあまあですわ」
祟「…」
レ「こっちはサッパリよ、ハムスターにハァハァしてて私に見向きもしないわ!」
姉「クス、それは貴女に魅力が乏しいからじゃなくて?」
祟「…」
レ「なななななんですってぇ!」
姉「ふふ、殿方なんて単純ですわ、焦らして焦らして躾ければ可愛いものですのよ」


723 :座談会:2006/06/01(木) 14:53:33 ID:A3RJdg9jO
レ「でも…あいつ、ハムポンに夢中で…」
姉「そんな小動物は毒でも盛って殺ってしまいなさいな」
レ「そ、そんな!あんな可愛いハムポンを殺すなんて!」
祟「…」
姉「ダメな娘ね、彼が愛玩動物が死んで打ちひしがれるところにちょっと優しくしてあげるのよ。そうすれば思うままですのよ」
レ「そ、そうなの?」
姉「ええ、うちの弟もその手で調教しましたのよ、こう、じわじわと肉体的接触と優しさで躾けて身も心も私のモノになりましてよ」
レ「み、身も心も…(ゴクリ」
祟「…」


724 :座談会:2006/06/01(木) 14:54:41 ID:A3RJdg9jO
姉「そうね、試しに貴女も肉体的接触を持ってはいかがかしら?」
レ「そんな…いきなりなんて…恥ずかしいし…」
姉「ウブですのねぇ、では私、手伝って差し上げますわ!彼にトラックを突っ込ませてあげますわ」
レ「えぇー!トラックぅ?死んじゃうよ!」
祟「…」
姉「ふふ、そこで貴女の出番ですわ。颯爽と助けてあげなさいな、背負い投げで」
レ「な、なぜに背負い投げ?」
姉「あら格闘技はツンデ霊淑女の嗜みですのよ?いつかのジェノッサァーイ!の為に」
レ「…初耳だわ」
祟「…」
司会「えー、祟り神様も何か発言して頂けないかと」
祟「…」
司会「あぁ、下顎が腐り落ちててしゃべれないんですか?困ったな…」


725 :本当にあった怖い名無し:2006/06/01(木) 17:16:51 ID:Z/Aea0Kl0
いまだに文体で作者さんを見分けることが出来ません。
姉さん、レイポンさん、祟り神さんが、同一作者だったなんて〜


なんて素晴らしいんだ!

726 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2006/06/01(木) 19:46:41 ID:syNj2yTd0
>>725
いやいや?祟り神さまは俺じゃないよw

>>722-724
姉さまがいろいろと話があるそうだ。後で出頭してくれ。
いいかい。俺がいえるアドバイスは・・・貝になるんだ。
何時間・・・何日問い詰められるかわからんがw貝になるんだ。

727 :本当にあった怖い名無し:2006/06/02(金) 10:08:43 ID:cObABP5QO
ツンデ霊書いてると何故か必ず体調を崩す。おかけで書き上がんない。

728 :夕暮れのさようなら:2006/06/02(金) 11:32:15 ID:cObABP5QO
 夕暮れの逢魔が刻。彼女が薄れていく。感じていた手触りも、見ていた顔も。
「さようならしようよ」
「そうだね」
「今まで我が儘に付き合ってくれてありがとう」
「こちらこそ」
「あっさりだね。私が居なくなっつ悲しくないの?」
 そう。これはきっと遠いお別れ。
「悲しい。だけどいつか必ず会えると願えば、これは再会の誓い」
「馬鹿。格好付けすぎ。ま、良いけどね。私は悲しくないし」
「お前らしい返答だな」
「むっ。やっぱり、あんたなんて大嫌い」
「そうか」


729 :夕暮れのさようなら:2006/06/02(金) 11:35:45 ID:cObABP5QO
 更に薄まる輪郭は空気にかすれて消えていく。背景に同化していく姿はもうほとんど見えない。
「うん、大嫌い。いつも優しくて、私は幽霊なのに」
「元は人だろ」
「・・・」
「・・・」
 彼女はもってあと僅かだろう。だから、今言う。
「大好きだよ」
「さよならする事に、了承したのに?女々しいよ」
「この場が別れ路だからこそ気持ちは変わらない」
「馬鹿、本当に大嫌い」
「・・・」
 そして、最後の時。
「さようなら。大嫌いだけど、大好きな人」
「うん。大好きな幽霊、さようなら」
「馬鹿・・・」
 彼女は、消えた。最後に、泣きながらも、最高の笑顔をして。
 俺も笑っていられただろうか。ああ、きっといられただろう。
「さようなら・・・」
 頬に涙が流れた。
「なに泣いてるのよ、馬鹿」
 そんな声が天から降ってきた気がした。

730 :本当にあった怖い名無し:2006/06/02(金) 11:36:48 ID:cObABP5QO
携帯じゃこれが限界だ。いや、俺に文才が無いのか・・・orz

731 :本当にあった怖い名無し:2006/06/02(金) 11:49:03 ID:aWgDK2jJ0
GJ!
ほろり系いいねっ

732 :本当にあった怖い名無し:2006/06/02(金) 18:18:20 ID:9u6wqAhk0
>>730
GJ!!いい感じの読後感だ。

733 :本当にあった怖い名無し:2006/06/02(金) 18:42:43 ID:uKdtLrBEO
>>730宮崎駿も泣いた!!!・。'(ノД`)゚.・ gj!

734 :夕暮れのさようならの人:2006/06/02(金) 20:38:04 ID:cObABP5QO
ありがとうございます。

735 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 00:08:36 ID:gEgj+QYo0
GJです!!。
ホロリときたよ・・・

736 :@:2006/06/03(土) 00:32:53 ID:hXFtMaUy0
「足いるか?」
薄暗い学校の帰り道。そんな声が僕に向かって不気味に響いた。
「いりませんよ。こんな足」
僕の返答は自嘲気味に響く。
「・・お、お前、その足は?」
「この足ですか?これはね、先月、車に轢かれそうだった子供を助けてこうなったんですよ」
「・・・」
「僕は正しいことをしたはずなんです。でもね、僕はどうしても後悔してしまうんですよ。
これで、僕は唯一の取り柄だったサッカーを、もう二度とできなくなってしまったんですから。
この足を見るとね、どうしてあの時ほうっておかなかったんだろうって、そう思ってしまうんですよ。
最低ですよね。その子は泣きながら僕に『ありがとう』って何度も言っていたのに・・
だから、僕に後悔をさせるこんな足、無い方がいいんですよ」
声の主は無言だったので、僕は「聞いてくれてありがとう」とだけ言って車椅子を家へと向かわせた。

737 :A:2006/06/03(土) 00:33:30 ID:hXFtMaUy0
次の日、僕は帰り道、同じところで誰かに突き飛ばされた。
がしゃーーーーん!!と大きな音を立てて車椅子が飛ばされていく。
「っ〜〜〜!!」
突然、僕の足をものすごい激痛が襲った。
僕は、パニックに襲われた。とにかくこの場から逃げようと、飛ばされた車椅子のほうへと歩いた。
そう、歩いたのだ。自分の足で!
呆然とする僕の前に一人の幽霊がいた。それは先日の声でこういった。
「べ、べつにあんたに同情したわけじゃないんだからね!た、たまたま、そう!たまたま、とりたて
新鮮な足があっただけなんだから!!か、勘違いしないでよね!!」
そういって、どこかに消えてしまった。
僕に付け替えられた足は、僕の体にぴったりの長さだった。

 それから、三年後のサッカーワールドカップ。
僕は、決勝戦でハットトリックを決め、一躍スター選手の仲間入りをした。
それ以来、多くのファンに支えられ今もトップ選手として活躍している。
だが、この幸せな日々には、どうしても影が付きまとう。
僕は、考えずにはいられないのだ。
この足の元々の持ち主は誰だったのだろう。今、どうしているのだろう、と。
 今の僕の幸せな日々は、誰かの不幸によって成り立っている。

738 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 01:08:25 ID:NUIP5txVO
最後のほんのりほのかなガクブルがスパイスですね。GJです。


739 :1/3:2006/06/03(土) 02:57:53 ID:Suc24f21O
私の部屋には何故か、お侍さんがいる。勿論、幽霊。
今日は飲み会があり、帰って来たのはこんな時間。深夜の2時だ。

鍵を開けて部屋へ入ると、ポルターガイスト真っ盛り。
「ちょ、ちょっと!何してるのよ!近所迷惑でしょ!」
部屋の片隅にすぅ…っと姿を現すお侍さん。
「こんな時間まで何処へ行っておった!?夜道の一人歩きは危険ではないか!…べ、別に心配してたとか、さ、さ、寂しいとかではござらぬぞ…
そうじゃ!お主を呪う事が出来ぬとあっては、武士の名折れであるからの!お主を殺すのは拙者である事、忘れるでないぞ?」
「ハイハイ。まったく…何でもいいけど、散らかさないでよね…。私、疲れてるんだからシャワー浴びて早く寝たいんだから!」
手早くシャワーを浴びて浴室から出ると、脱衣籠の上にバスタオルがキチンと畳んで置いてある。着替えまで…。
「これ、あんたが置いてくれたの?ありがとうね…って…脱いだ下着どうしたの?触ったんでしょ!エッチ!」
「ぬ…愚弄するでない!み、見えぬよう目は瞑っておったわ!…す、少しは見えたかもしれぬが…や、疚しい心など抱いてはおらぬ!」

740 :2/3:2006/06/03(土) 02:58:38 ID:Suc24f21O
慌ててるお侍さん、何か可愛いぞ?顔なんて真っ赤にしてる…。
「くすっ…、冗談よ。そんなムキにならなくてもいいじゃない。」
着替えを済ませ、髪をタオルで拭きながらソファに腰を下ろすと、酔いと疲れでウトウトとしてしまう…。
「湯上がりにそのような格好で転た寝して風邪など引いたらどうする!さっさと寝室へ行かぬか!」
「んにゃ…だめ…、もう眠くて歩け…なぃ…」

朝、目が覚めるとベッドで寝ていた。もしかして運んでくれたのかな?
キッチンへ行くと、お侍さんがいた。早速、声を掛けてみる。
「昨夜はベッドまで運んでくれたの?ありがとうね…って、何これ?」
テーブルの上には朝食が用意されている。献立はオムレツにサラダ。スープにオレンジ、紅茶まで用意されている…。
「これ、まさか作ったの?お侍さんのあんたが?」
「お、お主の為に作った訳ではない…さ、昨今の…ぶ、ぶれっくふぁあすと…と言う物も知っておかねばと思ってな…。
そ、そんな事より早く食べて支度せぬか!奉公に行くのであろ?遅れる事はならぬぞ!」
まるでお母さんみたいだ…。でも、何か可愛いからいいや。

741 :3/3:2006/06/03(土) 03:01:42 ID:Suc24f21O
食べてる間も、なんやかんやと口を出して来るお侍さん。「きちんと噛まぬか!ほれ、零すでない!同じ物ばかり食すな!万遍なく食せぬと身体に悪いではないか…」
完璧にお母さんだわ…。

「じゃあ、行ってくるね!あ…そうだ!…ちゅっ♪」
ほっぺにキスしてやったら、真っ赤になって固まってる…。そのまま、小さい声で不安げに聞いてきた。
「き、き…気をつけて行くると良い…。こ、今宵は早く帰って来るのであろうな…?」
「ん、分かった。早く帰って来るからね!部屋散らかしちゃダメだよ!行ってきます!」
帰りに羊羹でも買ってきてあげよっと♪

742 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 03:03:26 ID:Suc24f21O
初めての投稿です。
携帯から拙い文章ですみません。

743 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 03:17:59 ID:UmUY+kUiO
これいいなぁ…

744 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 03:27:11 ID:DONNRM+1O
なにその武士デレ

745 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 05:30:44 ID:4h7fIv0kO
呂布「よし、俺が五百歩離れた先の戟の胡の部分を射れれば、天意と思って両名兵を引くがいい」
紀霊「よかろう」
劉備「…呂布殿」
ビュン!
カキーン
紀霊「ば、馬鹿な!本当に当てるとは!」
呂布「天意である。紀霊、約束どおり兵を南陽へ還せ」
紀霊「ううむ、仕方あるまい…」
劉備「かたじけない…呂布殿…」
呂布「べ、別に玄徳の為にしたんじゃ無いんだからね!小沛が袁術の手に落ちたら厄介だから調停しただけなんだからっ!
勘違いしないでよね!」
 
陳宮「何このツンデ武将WWハゲモエスWW」


746 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 10:10:06 ID:nzPUaKhN0
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
霊媒師の読経が続く。
柏を振るい、やや過剰だが溺れる者は藁をも掴む。
僕も必死だった。高い金を払ってる・・・いや、除霊して欲しいのだ。

「・・・無駄だといってる」
「うわぁっっ」

耳元で囁く声。全然効いてないっぽいっ

「祟るよ。余計な事して怒らせるとどうなるかわかんないよ」
「ひ、ひぃぃっ」
「え、ええーいっこの悪霊めがっっ退散せーいっっ」

喧々諤々の大騒ぎがしばらく続き、結局霊媒師は『金額分は
やった。俺GJ』と言い残し帰った。

部屋の空気は澱んでいる。何も変わっていない。むしろ居心地が悪い。

「・・・あんなの呼んでお祓いしようとしたのね?」
「すっすいませんっ出来心でっっ」
「許せないよ。もう許さないよー」
「あわ・・・あわわ」
「・・・からかうだけのつもりだったけど、もう許さないからね。もう憑いたから」

とても余計な事をしただけらしい。




747 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2006/06/03(土) 10:15:20 ID:nzPUaKhN0
新シリーズ開幕するっす。黒歴史としての自分恥じ入るっすっ
ツンデレのなんたるか・・・自分、知りたいっすっw

この口調なんか変っすけど、自分マジっすっ

748 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 10:21:21 ID:T5zLOCikO
>>747
( ゚д゚ )

749 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 10:36:55 ID:CX8PTe/70
( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )

750 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 11:11:01 ID:82XQ/9qb0
( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )
( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )
( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )

751 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 12:23:41 ID:/K6ueyF3O
こっち(ry

752 :本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 22:36:07 ID:YY8kl5eJO
そ、そんなにコッチ見ないでよねッバカッ!(////)

753 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 00:07:22 ID:NYxw2PspO
>>752
(゜д゚*)

754 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 00:34:20 ID:ktzy2U870
>>753
え…ええい!いい加減やめぬか!!(////)


755 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 00:49:12 ID:+EFLYqe+0
>>754
(   )

756 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 00:52:49 ID:DDrdZi+QO
のっぺらぼうかよ!

最近、取り憑かれたっぽいんだが……
起こった現象をツンデ霊変換してみてる。

757 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 02:13:25 ID:HxES3O2R0
>>747
えっ? レイポンは? ねえレイポンは?(´;ω;`)ブワッ

758 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 03:06:50 ID:EOiqiKY/O
>755 GJ

759 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 04:16:16 ID:lj2d7Hh5O
ぐへ〜ぽん酢をかけて、と…やっぱはむすた〜は最高だぜ〜ひゃはは〜という展開と、
俺達二人合わせてポンズ!!(複数系)という展開かのどっちかがいいと思うんだ

760 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 17:32:59 ID:BuGK5jAX0
>>755
後ろ頭かとおもた。

761 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 19:45:39 ID:3xVEpHUV0
( ゚д。) ( ゚д。) ( ゚д。) ( ゚д。) ( ゚д。) ( ゚д。)


762 :A:2006/06/04(日) 22:05:46 ID:Lu8K9VOq0
(前略)
「一枚、二枚、三枚・・・・・一枚足りなぁ〜い」
「はい、あげる」
僕は、あらかじめ持ってきた皿を手渡した。
「・・・・よ、余計なことしないでよ!!!」
「でも、足りてよかったろ?それじゃ!」

ピンポーン
次の日、玄関のチャイムで起こされた。
ガチャ
ドアを開けると、お岩さんがもじもじと一人で立っている。
「どうしたの?」
「・・・・ぉ・さら」
「皿?」
「・・・・・お、お皿、洗いに来ました////」

彼女いわく、昨日渡したお皿(未使用)の汚れが気になっただけで、別にお礼に
きた訳ではないらしい。
ガチャガチャと食器を洗っている彼女が振り返る。
「ホ、ホント、勘違いしないでよね!!」
はいはい


763 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 22:08:04 ID:Lu8K9VOq0
Aってなんだよ・・・
間違えました。

764 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 22:46:51 ID:84VF9l0e0
>>762
あたしの名前は菊よ。まったく失礼しちゃうわ、ぷんぷん!

765 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 22:48:45 ID:ZgrtOxCu0
>>762
GJ
しかし、皿屋敷はお菊さんでわ?

766 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 23:06:12 ID:Lu8K9VOq0
・・・え?
なんか、思いっきり勘違いしてました・・・・orz

767 ::2006/06/04(日) 23:30:11 ID:p5pDVscy0
き……きょ、今日、は……あっ、あの……人……だ、だい、だいっ……大学、お……お休、み……。
ふっ……ふ、二人……きり……。ん……ふ、ふ……ふ……。う、うれ……うれ……し……。
ま、まだ……ひっ、昼間、だし……あ、あた……あたし……の……こと、み、見え……ない、けど……。
よ……よっ、夜、に……なれ……ば……。ん、ふ……ふ……。
は、はや……早、く……よ、夜……に、なら……ない……か、かな……。

ピンポーン
「? はーーーい」

ぁ…………?だ、だれっ……誰、か……き、来た……?だ……誰……だろ……。

「あれ、どうしたの?」
「いやぁ、はは、暇だったんで。今忙しい?」
「んー……いいよ。入って」

あ……あの、人……の、お、お友達……みた……い……。ちょ……ちょ、と……残念……。
……ん……?あ……あの人……く、口……う、うご……動か……して……?
ぁ……。い、今……ご、「ごめん」……て……?
ん、ん……ふ、ふ……ふ……。や、やさ……優し……人……。だ、だか……ら……す……好き……。
わ、わか……わ、わか……た……。い、いい……よ。で、でも……よ、夜は、ふっ……二人……が……いい、な……。

そっ……それじゃ、し、静か、に……ま、待っと……こ………………………………

………………ひっっっ!?!?!?!?


768 :〇月〇日:2006/06/04(日) 23:31:01 ID:p5pDVscy0
休日だというのに朝っぱらからぐうたらぐうたら。昼食も食わずにぐうたらぐうたら。こいつは本当に並々ならぬ馬鹿ぞ。
……手が掛かる子程可愛い、か。わたしがおらんことには、というやつか。……しょうのない奴ぞ。
わたしが尻でも叩いてやろ。しかし言葉は聞こえんし姿も見えんしの……。やっぱり部屋の壁に血で書いてやろか。

『いつまで寝ておるか。若い者がだらしない。しゃきっとせいこの馬鹿が』

おお、久々に泣きおった。本当に愛い奴ぞ。
震えながら出かける準備をしておる。逃がさんぞ。勿論、わたしも行くぞ。

「あれ、どうしたの?」
「いやぁ、はは、暇だったんで。今忙しい?」
「んー……いいよ。入って」

大学の友人の部屋か。まあ良かろう。友好を深めるのも良かろう。
だが寝首は掻かれるなよ。ま、わたしがおるから心配無用だがの。

ん……?

ここにも……幽霊なぞ……おったのか……。


769 ::2006/06/04(日) 23:31:49 ID:p5pDVscy0
「友達の部屋行きますけど、留守番してます?」

私達は置いてけぼりなの?そんなことないわね?右那、行きましょう?
あなたに何かあったらいけないわ。私達と一緒にいれば安心。ね、左那?

「はは、それじゃ一緒に行きましょうか」

私はあなたの右肩がいいわ。左那、いいでしょう?
いいわよ、右那。それじゃあ、私はあなたの左肩ね。重くない?

「大丈夫ですよ」

ふふっ、頼もしいわ。ね、右那?
そうね、頼もしいわ……ふふふ。ね、左那?

「ここですよ」

……。
……。

「どうかしました?」

良くないわ。でも、私達がいるから。心配ないわね、右那?
ええ。良くないわ。私達、暫く姿を消すから。ね、左那?


770 :ぜろ。:2006/06/04(日) 23:32:42 ID:p5pDVscy0
「う〜〜〜ん」
玄関で靴紐を結んでいたところ、沙紀さんの悩ましげな声が台所で響く。ふむ。ずばり夕食の献立に悩む声。
「肉じゃが」
ぼそりと推薦候補を挙げてみる。右足の靴紐を結び終える。同時に、沙紀さんが笑顔でくりっと視線を僕に投げ掛ける気配を感じる。
「肉じゃが?食べたい?それじゃあ今晩は、肉じゃがで。ね?」
沙紀さんがにこやかに聞き返す。白い頬にえくぼが浮かんでいるだろう。うんうん。幸せです。左足も結び終える。
「よしよし、お楽しみに。ふふ……。……う〜〜」
夕食の献立は決定したはずなのに、しかし沙紀さんの悩ましい声は続いた。
「どうかしたの?」
「あ……えーっと」
これから出掛けるところだったが沙紀さんの様子が気になった。顔を上げて、沙紀さんを窺ってみる、と。
「…………い、一緒に、行ったら……だめ、かなぁ……って……」
「え?大学の友達の部屋に行くだけだよ?」
「ん……うん……なんか、心配で」
沙紀さんの顔はいつも真っ白だ。血が全部抜けちゃったからね、なんて冗談めかして言う程だ。だが、その沙紀さんの顔が今は真っ青だ。
「あなたが心配で……」
なにやら、予感めいている様子だ。幽霊だからなのか、沙紀さんは鋭い。かなり。本やDVDも簡単に以下略。
僕には分からないが、沙紀さん、何か危険なことでも感じ取ったのだろうか。
「一緒に、行く?」
玄関口で向かい合って、モジモジと僕を引き止めたそうにしている沙紀さんを見ていて、僕は決心した。
「うん!」
沙紀さんが宿った重い重い石を鞄に入れて、担いでいくことを。


771 :暇な男達:2006/06/04(日) 23:33:30 ID:p5pDVscy0
「あれ、どうしたの?」
「いやぁ、はは、暇だったんで。今忙しい?」
「んー……いいよ。入って」

ピンポーン

「あれ、また。誰かな?あ。あがってて」
「おぅ、お邪魔しますー……」
「……はい」
「や」
「やぁ、珍しいね。どうぞ、あがって」
「ありがとう。お邪魔します」

ピンポーン

「ん?また?はいはい」
「あ、こんにちはー。今大丈夫?」
「ははは。なんだか続々と……どうぞ」
「?ありがと。お邪魔しますよー」

大学での友人同士である彼ら、男四人組は和気藹々と雑談に耽った。仲の良い大学生グループだ。
だが、彼らの和やかな雰囲気とは裏腹に、部屋の空気は、刻一刻と……。

772 :優麗な女達:2006/06/04(日) 23:34:18 ID:p5pDVscy0
「ひ……っっっ!?!?!?あ、あの……あの人の……おっ、お友達……守霊、つ、憑いて……る……」
「ここにも……幽霊なぞ……おったのか……」
「ひ……み、みつ……みつ、見つか……た……。こ、こわっ……怖……ぃ……」
「随分とまぁ若そうな幽霊だの。これ、お前、端っこにうずくまっておらんで挨拶くらいせんか」
「ひ、はっ……は……ぃ……。こ……この、部屋……に、憑いて、ます……まっ……まだっ……さっ、さん、30年、です……」
「30年、か。それは若……。ふむ、幽霊に憑かれた男ばかり集まってきたか」
「ひ、へ………………」
「右那、私達よりも古臭い霊がいらっしゃるわ。ふふっ」
「左那、本当ね。珍しいわ。こんなに古惚けた霊は。ふふふっ」
「……小娘が無礼な口を」
「やっぱり嫌な予感があたった。幽霊がうじゃうじゃいる。わたしと一緒で良かった。変なのがあの人にへばり付いたら大変。どうせ、ごうごうごうごう潰しちゃうだけなんだけど」
「……………………た、たす、助け……て……」
「高々数百年如きで、そっちは百年位か、偉そうな小娘共だの。蹴散らされたいか」
「左那、あれを見て。着物に蜘蛛の糸が張っていそうな柄だわ。せんすが無いわ。せんすが」
「右那!いつの間に米語を学んだの?あら、そちらの古人の方、亜米利加は御存知?」
「存在感が薄いのが一人。とんでもなく古そうで偉そうなのが一人。あとは意地の悪そうな双子で二人、か。心配なかったみたい。勝った」
「今、なに?勝った?何ぞ言ったか?そこの洋装の女。消すぞ」
「右那、血の気が薄い女は脳味噌に血が通っていないみたいだわ」
「左那、本当ね。可哀相だわ。ここで成仏させてあげましょうね」
「…………………ひっ……ひぁっ……!!??」


773 :二人:2006/06/04(日) 23:35:06 ID:p5pDVscy0
「あ、れ?そう言えば、なんで部屋が滅茶苦茶なんだろう……?」
ご、ごめ…………さい……。あ、あた、あたし……じゃ、と、とめ……られ……なか、た……。
「え?」
…………………………。
「あ、声……。姿も、見えてきましたね」
ぁ……。ほ、ほんと……だ……。
「やっぱり、触れられると、嬉しいですね」
ん、ん……う、ん…………。あっ……あた、あたし、も……嬉し……。

「二人だと、やっぱりいいですね。寂しくなくて」

……っ…………んっ…………。

「大丈夫ですよ。ずっと一緒ですから。ね?」

…………っ、うん………………。


774 :守霊:2006/06/04(日) 23:35:49 ID:p5pDVscy0
………………。
「うぅ、帰宅すればオカルト現象が待っているぜ……」
………………。
「げ、昼間の血文字消してないぞ。とほー。帰ったらお掃除か」

今日蹴散らした小娘共は、憑く相手と、話したり触れ合ったり出来るのか……。
私は……姿も見えず、言葉も交わせず、ただ、見守るだけ、か……。

寂し――

「あ、胡桃餅買って帰ろう」

――間抜け面しおって。

愛い奴。

わたしが、守ってやるからな。


775 :解決:2006/06/04(日) 23:36:31 ID:p5pDVscy0
今日は最高の日だわ、左那。
そうね、右那。最高ね。
「何かあったんですか?」
三人でずっと一緒にいられる方法があったのよ。ね、右那?
ええ、左那。だから、ね。あなたさえ良ければ、ね……その――
「え、本当ですか!?二人といられるなら何だって!」
あ……本当?ふふふっ、嬉しいわ。ね、左那?
ふふっ、良かった。断られたら泣いていたわ。ね、右那?
「断るなんて!そっ、それで、方法とは?」
ふふっ、簡単なのよ。死んでも私達と同じように幽霊になればいいんだわ。
そう、簡単。今日会った、あの、印象の薄い、女――何て言ったかしらね――が言っていたわね。
「女?……いましたか?……でも、死んでからのこと、自分で決められるものなんですか?」

大丈夫。右那はあなたを離しません。
大丈夫。左那もあなたを離しません。


776 :日常:2006/06/04(日) 23:37:17 ID:p5pDVscy0
「ついでだし買い物して帰ろうか」
声を掛けると、鞄の影からすり抜けるように霞が這い出てくる。そうしてあっという間に沙紀さん登場。
「あなたは大丈夫?石、重いでしょう?」
「平気平気」
強がる。沙紀さんの前だ。
「買い物袋も持てるかなー?」
沙紀さんはいたずらっぽく微笑む。
「え!それも僕なの!?」
「ふふっ、うそ」
真っ白な顔が夕日に照らされて、なんとも言えないノスタルジックな心持ち。
「腕、組んで帰ろうね」
長い髪を一撫でして、僕に囁く。

うん。腕組んで、帰ろう。
僕らの家まで。

777 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 23:38:19 ID:p5pDVscy0
作者、暫く姿を消します。また会う日まで。

778 :本当にあった怖い名無し:2006/06/04(日) 23:55:56 ID:lj2d7Hh5O
>>767-777
激しくGJ
前作何回も見てました(;´д`)

779 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 00:13:01 ID:U3vedf1uO
速く帰ってこいよ

780 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 00:18:31 ID:zj0vEw7V0
>>777
そう言って明日来るんだよな?
ツンデレだもんな? べっ別に寂しい訳じゃっ……


 泣きながら見送ってやる。・゚・(ノД`)・゚・。 GJでした。

781 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 02:36:25 ID:H2psmKx10
GJ!
>>777さんのお話、全部好きでしたよ。
また、いつか書いてください。

782 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 03:14:09 ID:kgqiF0nY0
俺も好きずっと前から愛してました!

783 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 10:14:13 ID:eXNZAp7J0
777すげー
バイオレンスジャック思い出した、戻ってこいよ!

784 :新シリーズ(仮題):2006/06/05(月) 19:09:05 ID:afBNn+Kx0
「@&%="#!\?*+{@{{^0\・・・」
霊媒師の朗読が続く。
コーランを書いた羊皮紙を持ち、怪しい液体を撒く。
今度こそ。だが今度は裏づけがあったのだ。

「・・・すごーい」
「きっ効いてるのかっ」

耳元で囁く声。だがいまいち逼迫していない。

「何言ってるか全然わかんないよ」
「コッコーランなら効くかもっていったじゃんかーっっ」
「!! "#'&)++**&{\)>>」

喧々諤々の大騒ぎがしばらく続き、結局霊媒師は『"$)=`
*+}_><!"』と言い残し帰った。

部屋の空気はなんか気が抜けている。なんか間抜けですらある。

「なんていってたのかな?」
「な・・なんだよぅっコーランなら効くかもっていったじゃんかよぅっ」
「本当に連れて来ると思わなかったし」
「な・・・なんだよぅ」
「でも基督教なら効きそうだわっ私ピーンチッ」

基督・・・キリストか。勝ったな俺。

785 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 19:14:57 ID:afBNn+Kx0
>>748-750
な・・・なんだよっw

>>759
愛してる。俺の真の理解者だ

>>761
それは別の人のw

>>762
正統派スタンディングオベーションGJ!

>>767-777
エキセレントGJ!!さよならはいわないぜ。またなっ

786 :レイポン ◆ZMp2Jv9w5o :2006/06/05(月) 19:16:46 ID:afBNn+Kx0
>>757
ん?呼んだ?ん・・・んんー?w
鼻でてるよ?チーンして。しょうがないわねw


787 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 19:47:43 ID:tJOHr6nLO
ナイアルラホテップ「現世進出の為我らも"萌え"形態を採ろうではないか」
ハスター「うむ、ツンデレなどがよいやも知れぬな」
ヨグ・ソソス「よし、これより我らはツンデレ邪神となるぞ」
アザトーデス「べ、別に人間達に媚びてる訳じゃないんだからね!勘違いしないでよね!」
 
ク・リトル・リトル「貴様ら全員クビだ」


788 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 19:51:46 ID:rc/Yevww0
その5体の中ではクトゥルーが一番格下じゃなかったっけか。

789 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 19:53:05 ID:afBNn+Kx0
インスマスGJ!w

790 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 20:32:42 ID:TkXITKOZ0
ハスターがハムスターに見えた…眼科医いってこよ…

791 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 21:30:27 ID:zj0vEw7V0
>>786
レイポンにイジられた、何度も読んだだけに嬉(ry
ポン介さんのSS、霊とのコミニケーション(デレ)が多いところと
物語に終りが来ないってところが好きです。

792 :本当にあった怖い名無し:2006/06/05(月) 23:58:36 ID:UTu6F///O
>>788

「外なる神」アザトース(アザトーデス)、ヨグ=ソトース(ヨグ・ソソス)

↑使者として仕える

ニャルラトテップ(ナイアルラホテップ) ←敵対→ クトゥグア ←同盟→ ハスター ←敵対→ 大いなるクトゥルフ

外なる神とハスター、クトゥルフはそれぞれ間接的に敵対してるらしいから上も下も無いんじゃないか?
各勢力のトップであるアザトース、ハスター、クトゥルフに命令出来る存在はいないのだし。

793 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 00:28:22 ID:ysa5hHXHO
スーパーにて
 
アザトーデス「…お、ニャル」
ナイアルラホトテップ「あ、アザちん久しぶり」
 
アザトーデス「最近どう?」
ナイアルラホトテップ「うむ、順調だ。そっちは?」
 
アザトーデス「ボロアパートの貧乏学生にとり憑けた。もう毎日ツンデレ生活さ…今日はカレーを作ってやる予定」
ナイアルラホトテップ「テッパンだな、我もハムスターと同居しツンツンを満喫しているぞ…うちは肉じゃがだ」
 
アザトーデス「ふふふ、我らのツンデレパワーは確実に増してきたな」
ナイアルラホトテップ「これならオールド・ワンすら我らに萌え萌えであろう、ククク」
 
 
ク・リトル・リトル(そんな訳あるか!!まるで反省しとらんなあやつら!)

ちょっと心配になって様子を見にきたク・リトル・リトル


794 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 00:31:46 ID:cv0NRXtG0
>>792

       iヽ       /ヽ
        | ゙ヽ、    /  ゙i    にゃん
         |   ゙''─‐'''"    l
      ,/              ゙ヽ
      ,i゙  /            ゙i
      i!     ●      ● ,l
      ゙i,,      (__人__)  ,/  <・)>>>ゝ≪
        ヾ、     ヽ_ノ  / ‐'""`ヽ
                    ___,,丿

ニャルラトテップがこんなんだったらなー、と読み方だけで想像して萌えた

795 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 00:44:40 ID:1SDBJ9UI0
>>792つまりこういうことか?

跡取り姉                ←    敵対

  ↑相談                      ↓

レイポン ←ツン? デレ→ 僕 ←ツン デレ→ ハムポン

  ↓エ?居たの?

祟り神様 ←敵対?→ ツンデレハンター ←同盟→ 小娘鈴木

                   ↑ジェノッサァァーイッ!!

                  義姉



796 :新シリーズ(仮題):2006/06/06(火) 10:27:56 ID:eNktqCF/0
プルルル・・・プルルル・・・
「はい。もしもし」
「ちょっ勝手にでんなよぅ」
「・・・わたしメリーさん。今交差点にいるの」

ガチャンッ
「なっなんだよぅっ切っちゃダメだろぅっ」
「あんたは、いろいろと引きつけるタイプなのね」
「え・・・何いってんだよぅ」

すっくと立ち上がり、黙って出て行く。
「ちょっと出かけてきます」
「ずっとでいいよもうっ」
「・・・ちょっとよ」

夕焼け小焼けで日が暮れて。俺が胸焼けだった頃、
弟は夕焼けで、親父は朝焼けだった。わかるかなぁ。
わかんねぇだろうなぁー※

「ただいまー」
「なっ帰ってくんのかようっ」
「・・・あんたに憑くっていったでしょ?夜なんかガタガタしたりするよー」
「ひっひぃーっ」

※うろ覚えなのでいい加減です。お詫びと共に訂正します


797 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2006/06/06(火) 10:34:32 ID:eNktqCF/0
クトゥルフツンデレキテますなっw
すんげー期待大っw

>>795
跡取り姉とハムポンは敵対が決定のようでw
だがしかし相関図GJ!

ところで・・・新シリーズなんだが、早くも明後日の方に爆走
している気がするんだがorz
本筋ってのが見えてないのか俺。ツンデレロードの何たるか。
俺・・・わかってないっすw
で。霊の名前、名付け親募集中っヘタレ男も募集っっ

ってか仕事もせんと伸び伸びしてる俺GJ

798 :レイポン ◆ZMp2Jv9w5o :2006/06/06(火) 10:39:06 ID:eNktqCF/0
>>790

壁|・ω・)ノ凸 ←目薬

>>791
終わらせる能力がないのよ。ポンはw
でも勘違いしないでよねっイジったのはおもしろそうだなって
思っただけなんだからね。ひまわりの種、食べなさいよっ

>>794
いいかもw
 




799 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 13:52:15 ID:hjTDCbqYO
いい加減コテがウザいんですが…

800 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 15:02:04 ID:KWZKlOf/0
ん?

801 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 17:17:10 ID:JicIYW1vO
コテ同士で馴れ合ってる訳じゃないからいいと思うけどな

残り少ないSS職人さんを大切に


802 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 19:03:01 ID:ysa5hHXHO
『今日は皆さんに殺しあいをしてもらいます』
ツンデ霊学園1ー2名簿
 
ジェノッサァーイ義姉
ジェノッサァーイ義妹(佳多奈)
ジェノッサァーイストーカー(桜)
ジェノッサァーイ拝み屋
範馬雄子
範馬刃子
範馬ジャクリーン
祟り神様
小娘(鈴木良美)
ク・リトル・リトル
雪女
地縛オネェさん
妖怪あかなめ
人身牛頭の女
オヤジ狩り少女(ジュン)


803 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 19:58:50 ID:ysa5hHXHO
17:00
範馬ジャクリーン→×刃子
ジェノッサァーイ義姉→×妖怪あかなめ・オヤジ狩り少女・人身牛頭の女
雪女→×ジェノッサァーイ拝み屋
 
小娘⇔祟り神様⇔ジェノッサァーイ義妹
ク・リトル・リトル⇔ジェノッサァーイストーカー


804 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 20:57:22 ID:St7/UT7E0
> 残り少ないSS職人さんを大切に

死んでいってるみたいじゃないかw

805 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 21:11:47 ID:cv0NRXtG0
>>804
死んだけど生きてるよ

806 :本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 23:12:20 ID:lg0FoorV0
>◆ZMp2Jv9w5o
なりきりがしたいならそれ相応の板で

807 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 00:03:50 ID:+s8peQ6gO
>>804-806
これはいいツンデ霊だ。

808 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 00:23:12 ID:VHQT7XNj0
近所の市民プールには、幽霊がいる。
脚を引っぱったりして、どうやら溺れさせたいらしいのだが、犠牲者はでなかった。
児童向けの、水深の浅いプールだから。
こないだ、そいつはがんばって俺の脚にまとわりついてきた。
ぐいぐい引っぱられた。
けっこーな力だけど、溺れるのは無理だった。ヒザくらいまでしか水ないし。
んーんー言いながらがんばってて、カオ真っ赤。
かわいそうなのでそのまま引きずって、大人用のプールに連れてってあげた。
自分でもいいことしたなあ、って思ってたんだけど、なぜか涙目、顔面蒼白。
ぷるぷるすごい勢いで首を振っている。泳げないらしい。
俺は甘えるなと一喝して家に帰った。
数日後、あのプールで事故続発との新聞記事を、微笑ましい気持ちで読んだ。

809 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 01:09:58 ID:y6MkCrhVO
>>799
>>806
同意

810 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 06:24:41 ID:hs1+OnfZO
>>808
スク水ょぅι゛ょが脳裏に浮かんだ俺はどうすればいいですか

811 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 06:55:32 ID:RlzQHHg40
>>808
しっかりまとまってて読みやすいっす。
幽霊より事故ニュースを微笑みながら読む「俺」のほうが怖い。

812 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 09:28:10 ID:v3jW5jBn0
いい天気だ。空も青さを増している。夏がくるな。
葬式か。小さい子が泣きじゃくっている。
母が亡くなったのか。おろおろしているな。気の毒に。
あれじゃ未練が残ってしまう。しょうがないな。

まかせておけといったものの、いつまでも泣いている。
めそめそしてても、母は喜ばんのに。どれ・・・
ふふ、驚いているな。ポルターガイスト現象は得意だぞ。
ん?ママが帰ってきたのではないぞ。あーあ、泣くな。
子供が声をころして泣くでない。

どれ仕方ない・・・ホワイトボードか。
『たっくんおやつは冷蔵庫に』・・・か。消せずにとってあるのだな。
「いつまでも泣いてたらいかん」
うむ、達筆だ。ふふ、目がまん丸だぞたっくん。
なになに?・・・お前まで筆談せんでもいいのに。
これこれ、もう書くところがないではないか・・・
笑ったか。ふむふむ・・・

しばらくは暇だ。遊んでやるとするか
今日もいい天気だ。成仏するにはいい日和だろう。
お前の笑顔をみれた母も喜んでいる。孝行したな。


813 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 10:14:49 ID:I5qqBM970
怖い話に出てくる女幽霊は 実はツンデレなのではないかという新説を検証してみるスレッド
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
のはずだった。
だが怖い話の改変から、いつしか自作のツンデ霊SSスレになった。
だが次第に幽霊限定ですらなくなる マグロにゾンビにエビフライ、更には銅。
そしてツンデレじゃない女の子達の登場、ただのいい話(SS)になったりもする。
時には作者さん自ら、自分のSSに登場する幽霊の役(なりきり)をかうこともある。


現在、このスレに残っているルールは

・人以外のものを使う  ・萌える、若しくは泣けるSS  ・出来ればツンデレ  ・馴れ合いは控える
_________________________________________

↑は個人的な見解なんだが、そこまで進路が変わらなければもうスレ違いとか良くね?('A`)
なりきりもしたいって言うより読者サービスみたいに見える。
馴れ合い、コテが社交辞令みたくGJを送るのは好きじゃないですがね。

それとそろそろ>>1のテンプレを変えたほうがいいじゃないか?

814 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 10:16:19 ID:I5qqBM970
「なのでは」の下にある ̄は検証の下に来るはずだっt(ry

815 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 10:33:13 ID:v3jW5jBn0
昔々のお話じゃ。
とある場所に、赤鬼と青鬼が住んでおった。
赤鬼は、人間と仲良くしたいと思っておったのじゃが、性格がアレじゃった。
『な、何よ。牛が溺れてて・・・可哀想だから助けた・・だけ・・・』
「うわぁーっ赤鬼がでたーっ」

赤鬼は、それでも何かと人にかかわり仲良くしようとしたんじゃが、うまく
いかなかった。しょげる赤鬼を慰めるのは、いつも青鬼じゃった。
『もっと・・・言い方をかえれば・・・』
『何よっべ、別に仲良くしたい訳じゃないもんっ』
『・・・・』

ある日の事、いつものように村を草陰から見ているとなにやら騒がしい。
「た・・・助けてー」「うわーっ」
慌てて村に近付くと、なんと青鬼が暴れているではないか。

『ちょ・・・何やってるのっ!?やめなさいよっ』
『がおーっおっ赤鬼めっ人間を助けにきたのか!?やっつけてやるっ』
『な・・・何いって・・・あっ』
『うわあぁっやられたーっ お、覚えてろー』

青鬼は赤鬼に掴みかかるも、あっさりとやられ逃げていった。
村人はそりゃあ感謝し、赤鬼を恐れる事はなくなった。だが・・・
『青鬼ーっなによもう・・・』
悪さをした青鬼は姿を消し、赤鬼の目には涙が光ったそうじゃ



816 :ポン介 ◆ZMp2Jv9w5o :2006/06/07(水) 10:40:11 ID:v3jW5jBn0
なにやら問題になってしまってすいません。
新人さんや、かつての職人が戻るまでの賑やかしの
つもりが、少々調子に乗ってしまってましたね。
以後は名無しになるか、ネタスレに帰るかします。
ごめんなさい

怖い話でツンデレは意外とネタが難しいんですよね。
>>813さんの案で改変するのに賛成です

817 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 11:40:42 ID:HvjC3n60O
>>816
馬鹿ね、それで責任とったつもりかしら?
だとしたら救いようがないチキンハートのゲス野郎ね!
消えるなんてなまぬるい、腹をかっさばいて死ぬがいいわ。
いいこと?正統派ばかりのSSではスレの活性化は望めないのよ。
異端派としての誇りも持てない軟弱な粗チンの負け犬野郎に用はないわ、悔しかったらジェノッサァーイを凌ぐような名作をモノにしてみなさいな、坊や。
べ、別に楽しみになんかしてないけどねっ!

818 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 16:58:43 ID:/6sJ6tO5O
ツンデレ・・・

819 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 20:46:08 ID:+s8peQ6gO
>>817
はぁ?
お前の基準とかしらねぇし。
なりきり板行ってこいニート

820 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 22:00:53 ID:x1MY9Aj30
>>819
実はツンデレのくせに

821 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 22:13:12 ID:I5qqBM970
           ,..-─‐-..、
            /.: : : : : : : .ヽ
          R: : : :. : pq: :i}
           |:.i} : : : :_{: :.レ′ なかよくねっ!
          ノr┴-<」: :j|
        /:r仁ニ= ノ:.ノ|!           _
          /:/ = /: :/ }!        |〕) パシッ
       {;ハ__,イ: :f  |       /´
       /     }rヘ ├--r─y/
     /     r'‐-| ├-┴〆    _, 、_  '⌒ ☆
      仁二ニ_‐-イ  | |      ∩`д´)
      | l i  厂  ̄ニニ¬      ノ  ⊂ノ
     ,ゝ、 \ \   __厂`ヽ    (__ ̄) )
     / /\_i⌒ト、_   ノrr- }     し'し′
   └-' ̄. |  |_二二._」」__ノ

822 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 22:46:31 ID:hs1+OnfZO
>>817
まとめサイトのを読んだが正直アレが名作だとは思えない
単に作者が暴走して、それに馴れ合い好きな奴等があわせてやってただけだろ

823 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 23:32:24 ID:zOfqqtu10
洋子の死んだ事故現場を初めて訪れた。今日は洋子の命日だ。
一年前の事故当時は、お通夜だ告別式だと忙しく、事故現場を
訪れるなんて考えもしなかった。

路傍には、事故の直後に警察が立てた重大事故現場の看板がある。
猫をよけて横転した洋子の車が、歩行者を何人も巻き込んだと聞いた。
洋子が責任を感じて成仏できないのも無理はない。

そのとき携帯が鳴った。洋子だ。
「やっと来てくれたんだ・・・ 心細かったんだから・・・」

その後、洋子から電話がかかってくることはなくなった。

824 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 23:51:55 ID:UJ55LhAf0
つーか、以前のスレでうわ言みたいにコテ外せだのVIPのツンデレスレ見習え
だの言ってたアフォの香りがぷんぷんするな

825 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 23:53:47 ID:I5qqBM970
>>822
まとめサイトのログを1から全部読んでそう思うならそうだと思う。
ジェノッサァァーイッ!が後半に行くに連れて人気なのは、
忘れた頃にやってきて読者の期待を不意に裏切るあたりにある。

ジェノッサァァーイッ!のことを忘れる

萌える、感動するSSが続出する

(ジェノッサァァーイッ!と気付かず)またいいの話だと期待する

私と…… 私とファイトしなさい(止まらないコンボ開始)

拳は(ry

ジェノッサァァーイッ!(読者落胆)

まとめサイトのSS集だとタイトルで前もって分かるから落胆しないが。

826 :本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 23:54:28 ID:UJ55LhAf0
おお、俺のIDにもアフォが出たw

827 :本当にあった怖い名無し:2006/06/08(木) 00:11:18 ID:Jv81LNAA0
>>825
萌系感動系どちらもいけるクチなのに、あえて色物に走るその姿勢がたまらない

828 : ◆Ou4Rz8W.6E :2006/06/08(木) 00:11:49 ID:C8oX8nQ50
三毛猫ホームズの騒霊騒動に出てくる淑恵はけっこういいと思う。
男に騙されて自殺なんてカワイソス

829 :本当にあった怖い名無し:2006/06/08(木) 01:47:05 ID:LSsvqFecO
ファイトなさいが何なの?

まあいいか。

830 :本当にあった怖い名無し:2006/06/08(木) 02:40:21 ID:7vTJePdR0
ジェノなんとかが嫌われるのは作品自体よりも
作品がうpされたあとに調子乗ってスレをグダグダにする馬鹿ども

831 :本当にあった怖い名無し:2006/06/08(木) 03:21:33 ID:LSsvqFecO
>>830
たしかにそうですね

832 :本当にあった怖い名無し:2006/06/08(木) 06:32:00 ID:hNDPcu9C0
スレ汚ししか出来ない乞食も同罪だな。

833 :本当にあった怖い名無し:2006/06/08(木) 15:55:29 ID:UfE82GcB0
>>830
スレ読み返したけど、馬鹿どもって一人か二人程度だよ
スルーしようぜー

834 :本当にあった怖い名無し:2006/06/08(木) 19:02:46 ID:kzB0ta910
いままでスルーしてたのに、それができないお子ちゃまが増えたんか?

835 :本当にあった怖い名無し:2006/06/09(金) 00:14:23 ID:Zh/0TvTE0
頼むからみんな落ち着いてくれ。
昼ドラの嫁姑みたいな雰囲気になってるせいで怖くて投稿できないじゃないか。

836 :本当にあった怖い名無し:2006/06/09(金) 00:37:14 ID:H66ij3FD0
>>835
不覚にもワロスww

837 :奴霊(どれい):2006/06/09(金) 01:10:40 ID:XwJ1+JrzO
霊「げへへ…呼びましたか?」
ゆう君「…」
霊「…」
ゆう君「…」
霊「…ゆう君のバーカ。」
ゆう君「…」
霊「…」
ゆう君「…二人合わせて…」
霊「?」
ゆう君「二人合わせて!」
霊「??」
ゆう君「…もういいや、消えろ。」
霊「……」

短編でほのぼの系書いていきます

838 :本当にあった怖い名無し:2006/06/09(金) 01:37:20 ID:tVBKOnVO0
>>835
GJ

839 :1:2006/06/09(金) 22:33:03 ID:NAZhu9Z80
「なあ、もうさすがに限界だ、早くどっか行ってくれよ」
『なによ、一人じゃ朝も起きられないクセに偉そうに』

いつだったかはもう忘れた。
確かどっかの霊感スポットに出かけたときだったか。
俺はそこにいたコイツにいたく気に入られてしまったようで、
それ以来ずっと付きまとわれている。

最初は不気味にしか思えなかったが、まあ人間はどんな環境にも
いつしか慣れてしまうという柔軟性が取り柄の生き物だ。
俺はあるとき自分からコイツに話しかけた。

「なあ、俺に何してほしいんだ」
『……べつに、何かしてほしいわけじゃない』

最初の会話はこれだけだった。
それがどうしたことだ。

現在俺は朝は盛大なラップ音でたたき起こされ、
夜は憔悴して寝ざるを得ないほど恨み節のこもった子守唄を聞かされ、
ボーっと信号を待っていると、明らかに安全圏を走っているトラックに
反応して俺を突き飛ばし、いまだに残る痣すらこさえてくれたりしている。


840 :2:2006/06/09(金) 22:33:43 ID:NAZhu9Z80
「お前は俺をあの世に連れて行きたいのか」
『なによ、そんな低級霊と一緒にしないで。私、あんたを守ってやってるんだから』
「その割には俺はだんだん痩せてきているような気がするが」
『あんたは食べるものが偏ってるし、運動もしないからよ。さすがに衛生管理にまでは手が回らないわ』

一丁前に守護霊にでもなったつもりか。
お前のおかげで俺は散々だ。
どうせ憔悴するなら幽霊らしくエナジーとかを吸い取ってくれ。
こんな物理的に追い込まないでくれないか。

そして何より、最近周りの俺を見る目がイタイ。
独り言の多くなった俺から、実感として1メートルほど人間の輪が遠くに行ったような気がする。

このままじゃ俺は駄目になる。
そう決意して、俺は意識してまじめな顔で話しかける。

「おまえ、いい加減ウザイんだよ」

幽霊の恨みは買いたくないが、いたしかたない。
普通は生前の恨みで祟られるんじゃないのか?
果てしなく不条理だが、このまま生殺しってのもいやだしな。

でも、俺の作ったまじめ顔は10秒も持たなかった。
どんなに憎らしげな形相になるだろうかと予想していたそいつの顔が、
すごく、すごく後悔を誘ったから。

俺は何も言えず、スッと姿を消したそいつのいた辺りを
ぼんやり見ていることしかできなかった。

841 ::2006/06/09(金) 22:37:27 ID:NAZhu9Z80
考えてみたら、俺って結構孤独だな。別にあいつのせいじゃなかった。
あいつがいなくなって、人の輪が狭まったりもしなかった。
特に気力充実したわけでもないし、朝は起きられなくなった。
そして、夜は寝付けなくなった。

俺は寝不足でぼんやりしながら電車を待っていた。
そして通過の急行列車の風圧は簡単に俺の足元のバランスを奪った。

 「――あ」 つんのめりそうになった俺は何とかバランスを保てた。

俺の左手を誰かがキュッと握ってくれたから。
振り返らなくても、その姿は通過する電車のガラス越しにわかる。

……そうだよ、いつもこんな風にしてくれりゃいいのに
今にも離れていきそうな、この左手の感触がなくならないうちに。

「……悪かったよ」 俺はそうつぶやく。

駅員の注意を促すアナウンスにかき消されたりしたのだろうか。
左手の感触はパッとなくなってしまい、俺は慌てて振り向こうとする。

「ぐはっ!?」

俺はいきなり腰の辺りに鈍い衝撃を受けて線路側に弾き飛ばされる。
コイツ思いっきり抱きついてきやがった!?

後続の特急がホームに入ってくるのが見える。
……ああ、おれ、やっぱりコイツに殺されるんだ。

でも寂しくないなあ。なんて感じてる場合じゃない今日この頃だった。


842 :本当にあった怖い名無し:2006/06/09(金) 22:38:58 ID:NAZhu9Z80
3スレぶりに書いてみました。
即興だし挑戦したことないタッチなので自信なし。

843 :本当にあった怖い名無し:2006/06/09(金) 23:13:14 ID:qB4KTUts0
    ,.、,、,..,、、.,、,、、..,_       /i
   ;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
   '、;: ...: ,:. :.、.∩.. .:: _;.;;.∩‐'゙  ̄  ̄
    `"゙' ''`゙ //゙`´´   | |
        //Λ_Λ  | |
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、エビフライぶつけんぞ
        \      |
          |   /
         /   /
     __  |   |  __
     \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   \
     ||\            \
     ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||


844 :本当にあった怖い名無し:2006/06/09(金) 23:28:52 ID:J01XT57p0
そして運ばれてくるタルタルソース

845 :本当にあった怖い名無し:2006/06/09(金) 23:52:48 ID:vKPCzD68O
>>839-841
ハッピーエンドGJ!

…あれ? ハッピー…だよね?w

846 :奴霊:2006/06/09(金) 23:53:41 ID:XwJ1+JrzO
ゆう君「お姉さん。」
霊「?私?」
ゆう君「お姉さんって呼んでいい?」
霊「別にいいけど………あ、もしかしてゆう君…(ニヤニヤ)
うふふ、かわいいわねー、ゆう君…」
ゆう君「ぶっせつまあかーー!!」
霊「ヒィィー!!!!」

847 :本当にあった怖い名無し:2006/06/10(土) 00:03:36 ID:uclThaZG0
>>843-844
「へぇ…このエビフライにかかってるタルタルソースうまいな。すげぇじゃん、お前。」
俺としては誉めたつもりだったのだが、彼女はふいっとそっぽを向いてしまった。
「お前とか言うなっ! もぅ…大体ちゃんと栄養とってもらわないと私が困るんだから…」
最後のほうはゴニョゴニョと、おそらく俺に聞こえていないつもりの独り言だったのだろう。
「んん? 困るって……都合がいいんじゃねぇのか、俺を取り殺したいんだったら?」
俺の言葉に彼女は一瞬しまったというような顔をしたが、テーブルをバンと叩いて俺に詰め寄った。
「そ…そうよ、取り憑いてるの! 私が取り殺すの!! だっ…だから私以外の要因で死なれると困るのっ!!」
俺に食事をさせなければ彼女が原因になるはず……その場しのぎのかわいい言い訳だ。
しかしまぁ、矛盾点を指摘して彼女のプライドを傷つけることもないだろうから、肩をすくめて困った風を見せておく。
「ふ…ふん! ……わかったならさっさと食べなさいよね。」
そういうと彼女はいつものようにスウッと姿を隠してしまった。
余談だが、翌日の夕食にもタルタルソースが添えられていたのには苦笑してしまった(それ以外は純和食だった)。

848 :本当にあった怖い名無し:2006/06/10(土) 11:19:57 ID:3KV3dbmMO
\(^o^)/オワタ

849 :本当にあった怖い名無し:2006/06/10(土) 18:44:24 ID:7hQ82Z400
あきらめたらそこで終了だよ

850 :本当にあった怖い名無し:2006/06/10(土) 19:24:05 ID:zT3HrlfJ0
                _____
         ,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
     /'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
    //.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
    /〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
   'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{ 
   {´yヘl'′   |   /⌒l′  |`Y} だよね
   ゙、ゝ)       `''''ツ_  _;`ー‐'゙:::::l{
.    ヽ.__     ,ィnmmm、   .:::|! 
  ,.ィ'´ト.´     ´`"`"`゙″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \         "'   :::/  
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:::::: ::: |:::::ヽ    ヽ、.......::::/..:::/!\\
::::::::::: |::::::::ヽ    ``''‐--ァt''′ |!:::ヽ:::\
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:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、   ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::\


851 :本当にあった怖い名無し:2006/06/10(土) 19:35:05 ID:4vmBgSs30
安西先生はクーデレ

852 :1:2006/06/10(土) 22:15:08 ID:kO99OrNMO
我が輩は猫である。名前はそう…多分…「トラ」だ。
ご主人様が以前、そう呼んでくれていた…。

だけど近頃はご主人様は構ってくれない。この部屋に引っ越してきてからだ。
この部屋に来た時に、既に先住者はいたのに、なぜかご主人様には見えてなかったみたい。
その“見えない”先住者はご主人様を気に入ったらしく、事ある毎にご主人様をからかっている。
まぁ、壁に字を書いたり音がしたりする度に大袈裟に驚くご主人様は、我が輩から見ても可愛いものである。

あ、ほらまた…部屋の隅で布団を被って震えながらうずくまってる…。
仕方ない…、先住者には我が輩から言うとしよう…。

にゃあ

先住者には我が輩の言葉が分からないとみえる…。
何をきょとんとしているんだろう…。

にゃうにゃ〜お

「ひゃうっっ!な、なにこの猫…、あたしの事が見えるの?」

ずっと見えてましたとも。あなたが気付いてなかっただけである。

にゃ〜お

「あ、あっち行ってよ!あ、あたし猫なんて大嫌いなんだから!」

好きで寄っていってる訳ではない。ご主人様をからかうのを少し控えてほしいから言っているのだ。


853 :2:2006/06/10(土) 22:17:26 ID:kO99OrNMO
「だ、だから…あっち行けってば!こ、こら!スリスリしちゃだめっっ!喉ゴロゴロ鳴らさないっっ!」

ふむ…、このまま続ければしばらくは姿を出さないかも。
と言うより、こちらもまた可愛いものである。ご主人様がされた分、からかってやりたいのだが…
何しろ、ご主人は怯えて我が輩の食事の事まで忘れてるようで、腹が減って仕方ない…。

「ちょ、ちょっと!あっち行きなさいってば!!ひゃんっっ!な、舐めちゃだめ!もうっっ!」

おや?いなくなった…。どこへ行ったのか…。まぁ良い、それよりご主人様に食事の催促をするとしよう。

・・・・・・寝てる。

おーい。我が輩の食事はどうなりましたかー?もう3日食べてないんですけどー。
あなたの可愛いトラがお腹減ってますよー。

・・・・・・だめだ。起きないな、これは。我が輩も寝るとするか。

んにゃ?
なんで、いつの間にご飯が用意されてるのだ?まぁ良い、ありがたく頂こう。

「か、勘違いしないでよね!あたしは猫ちゃんが好きな訳じゃないんだからねっ!
…そ、そうよ!たまたま猫缶を見つけたから持って来ただけなんだからっ!」

854 :3:2006/06/10(土) 22:18:33 ID:kO99OrNMO
あぁ、あなたでしたか。ありがとうございます。どうでも良いですが、食べてる所をジロジロ見ないでください…。
なにをそんなにニヤニヤしてるんですか。食べにくいじゃないですか。おいしいですけど。

「水も汲んできてあげたわよ!こ、これもたまたまなんだからね!空になってるのに気付いてたからじゃないんだからねっ!本当に勘違いしないでよ!」

ここまでしてもらっては、お返ししなくてはいけませんよね。んと…何をしてさしあげましょうか…。

「ちょ…こ、こら!指舐めないの!…きゃはっっ!太股に乗らないで!肉球がくすぐったいよぉ!」

食事と水のお礼です。それとご主人様のお返しの分も。

「きゃははっっ!顔舐めちゃだめだってば!肩に乗るのもだめ!もう…キミは甘えん坊なんだから!」

甘えてる訳ではない。サービスです。もうご主人様をからかうのは控えてください。



翌日からご主人様へのからかいは確かに減った。分かってくれたようだ。

しかし…我が輩にべったりくっつくな。裏返して腹をモフモフするのはやめい!肉球を触るな!

「わぁ〜ぃ!お腹フカフカ〜♪肉球プニプニ〜♪」

助けてご主人様…

855 :本当にあった怖い名無し:2006/06/10(土) 22:31:04 ID:qgiGT6H10
わははははは。GJ!

ツンデ霊も肉球には敵わなかったのか。

856 :本当にあった怖い名無し:2006/06/10(土) 23:02:25 ID:jAhf8OSW0
GJ!
猫もツンデレ?

857 :淵のヌシ様@:2006/06/11(日) 20:37:33 ID:DXE6pYPmO
今日も真夏日だ。
ムチャクチャに暑い。
 
プールなんて気のきいたモノがこんな田舎にあるわけない。
近場の水辺で涼みにいく事にした。
池…というよりは少し大きめの淵って感じだ。
 
死んだバァちゃんはよく、『この淵にはありがたいヌシ様がいるから近づくな』とか言っていたっけ。
 
でもこう暑くっちゃ仕方ない。
準備運動もそこそこに俺は水着に着替えて淵に飛び込んだ。
冷たい水を思う存分堪能する。
結構深いみたいだが水泳には自信があるから問題ない。
 
ひとしきり泳いだのでそろそろ帰ろう
そう思った瞬間だった。


858 :淵のヌシ様A:2006/06/11(日) 20:38:39 ID:DXE6pYPmO
何かが俺の足にしがみついてきた
(な、何だ!?)
慌てて足をバタつかせて蹴離そうとするが
ソイツはまるで俺の抵抗を意に介さず凄い力で水中へと引きずり込む。
 
目に、鼻に、口に、
濁った水が急激に入り込み正常な判断力も押し流す。
パニックに陥りがむしゃらに暴れるがソレはがっちりと離れない。
俺の体は深く深く沈んでいく
空気が、ダメだこのままじゃ…溺死
しかし…深い
こんなに深かったのか?
 
意識が薄れゆく。
そして、それは、
目の前に いた。
 
水死体だ。それもかなりながく水に漬かっていたであろう。
二倍近く膨張した白蝋のような皮膚はぶよぶよと水にゆれ、所々膨れきり腐食した部分の表組織が粉を吹くように撒かれている。
 
長い髪はまるで巨大な糸蚓のように絡まりながら広がっていた。
 
それはぶよぶよとぬめるような弾力をもつグローブのような掌で俺の顔を挟み込み醜く膨れ上がった顔で覗き込んできた。
 
笑っている。
腐肉に埋もれそうな濁った膜がかかった目で
そいつは確かに笑っていた。
 
そして俺の意識は暗転した。


859 :淵のヌシ様B:2006/06/11(日) 20:39:54 ID:DXE6pYPmO

目が覚めた。
と同時に激しく咳き込み体内の水を吐き出す。
(…俺、生きてる?)
次第に意識がはっきりしてきた。
俺は淵のそばに倒れていたようだ。慌てて淵から離れる。
 
確か、あの水死体のようなのに引きずり込まれて死にかかったはずだが…
ふと視線を感じて傍らを見ると
緑色の奇妙な生物が俺をじっと凝視していた。
 
河童だ。
河童は何も言わずこちらを見ている。
祖母の「ヌシ様」の話を思い出した。
きっとこのヌシ様が俺を助けてくれたのだろう。
 
「あー助けてくれて、ありがとう」
「べ、別に助けてなんかないっ!いいから!さっさと帰りなさいよ!」
 
緑の顔を紫色にして怒鳴られた。
きっと照れているんだろう。
 
「今度、お礼持ってくるよ何が良い?胡瓜?」
「う、うるさいっ!二度と来るんじゃないわよ!?
次来たら殺すわよ!」
 
あーあ、淵に逃げっちゃった…
でもちゃんと捧げ物はもってこよう。
そう思いながら俺は帰路についた。


860 :本当にあった怖い名無し:2006/06/11(日) 21:03:59 ID:2oErL46I0
絵を想像したら大江戸ファイトの三平が浮かんでしまったw
……せめて黄桜CMの女性河童に変換しろ、俺。

861 :本当にあった怖い名無し:2006/06/11(日) 21:19:49 ID:KPJcDNrn0
 160  Name: 本当にあった怖い名無し  [sage] Date: 2006/06/11(日) 07:04:52  ID: BpXJTZYSO  Be:
    べっ別にボタンを押されたから動いたんじゃないわよ
    私が動きたかっただけなんだから







    ツンデレのエレベーター

862 :本当にあった怖い名無し:2006/06/11(日) 21:38:25 ID:7xaK3i230
カパエルGJ!w

>>861
ちょwwwwこらぁっ

863 :淵のヌシ様C:2006/06/11(日) 22:01:12 ID:DXE6pYPmO
彼女は彼をちゃんと無事に送り届けてやっただろうか?
 
やはり少し不安がある。
ま、あれだけキツく説教したのだから大丈夫だとは思うが。
こんな時は外まで出れない自分の身体が恨めしい。
 
ガス腐敗した私の身体はこの深度でなければ崩壊してしまう。
 
しかし彼女にも困ったものだ。
別にこの淵に棲みついたのは構わないのだが…
人を襲って尻こ玉を抜くのはよくない。
 
さっきも彼を淵に引きずり込んでいたのだ。
私が慌てて制止しなければ彼の命はなかっただろう。
 
私が安心させようと微笑みかけたら彼は失神してしまったが。…実はちょっと傷ついた。
数百年この淵のヌシとして働いてきた私の身体は最近とみに損耗が激しいが、何も見るなり気絶するなんて失礼だと思う。


864 :淵のヌシ様D:2006/06/11(日) 22:03:04 ID:DXE6pYPmO
 
「ヌシ様、ただいまー」
彼女が戻ってきたようだ。
「ちゃんと、無事に帰してあげたでしょうね?だいたい何で見境なく人を襲うの!ダメじゃない!」
 
「だって…ヌシ様ずっと一人で淋しそうだから…水死体仲間が増えたら喜ぶと思って…」
彼女の好意は正直うれしい。だが…
 
「馬鹿ね、淋しくなんかないわよ?あなたがいるんだもの」
「でも私河童だもん、ヌシ様と同じ水死体じゃないもん」
 
「大丈夫、私たちの友情に種族差なんて関係ないわ!」
「ヌシ様ぁ!」
 
彼女はひしっと私に抱きつく。
ちょっと私の腐敗した皮膚が崩れ落ちたが気にすまい。
 
だって私たちは友達なんだから。


865 :本当にあった怖い名無し:2006/06/11(日) 22:10:04 ID:7xaK3i230
ヌシ様・・・(;ω;)イイッ

866 :本当にあった怖い名無し:2006/06/11(日) 22:32:32 ID:XGlaTONdO
( ゚∀゚)o彡゜百合展開!百合展開!

867 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 00:00:33 ID:3eQEbTQSO
ヌシたま(*´Д`)

カッパというと、俺はテレビの電波少年の
あのカッパ(わかる人いるだろうか…)を思い浮かべてしまった。
そして俺が住む県はカッパ伝説が言い伝わる場所がある県だったり。

868 :霊界2ch:2006/06/12(月) 00:07:56 ID:boqhKj1K0
助言求む

1 :本当にあった怖い名無し:2006/06/11(日) :02:00 ID:TundereI0
ある人間の守護霊をしている者だが、この男が馬鹿で困っている。
せめて職に就くくらいはして欲しいのだが、私の手には負えない。
助けて欲しい。

2 :本当にあった怖い名無し:2006/06/11(日) 02:00:33 ID:EFg7wndW0
にににに2!

3 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:00:41 ID:Rikfh+7vO
2

4 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:01:02 ID:jfskdYl40
2なら成仏できる

5 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:01:53 ID:at9m1nba0
>>3
m9(^Д^)プギャー

6 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:02:38 ID:lfqLls+O0
>>4
がんがれ

7 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:04:24 ID:ay2Oj8/y0
>>1 そいつ何歳?

8 :1 :2006/06/11(日) 02:05:11 ID:TundereI0
24だと思う。

9 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:06:17 ID:Bon3ois50
大卒?

869 :霊界2ch:2006/06/12(月) 00:09:09 ID:boqhKj1K0
10 :1 :2006/06/11(日) 02:08:26 ID:TundereI0
高卒だな。アルバイトもしたことがない。


11 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:07:51 ID:6zYnyfgO0
うはwww終わってね?wwwwww

12 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:08:39 ID:kneqG98h0
6年も何やってんだよwww

13 :1 :2006/06/11(日) 02:10:17 ID:TundereI0
漫画読んだりアニメ観たりゲームやったり。


14 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:12:13 ID:Killer120
殺しちゃえよ、そんなゴミ。

15 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:12:50 ID:J23maMRNO
>>14
ちょwwww終了wwwwwwwwww

16 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:12:51 ID:sgAUxpeLO
>>14
殺人教唆キタ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!!

17 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:13:21 ID:m/SWrzTo0
>>14 通報しますた

25 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:17:21 ID:Killer12O
>>17 どこにだよw俺が捕まるわけねーじゃんww幽霊だしwww

870 :霊界2ch:2006/06/12(月) 00:10:15 ID:boqhKj1K0
29 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:20:23 ID:geNEW3viO
祭りと聞いて飛んできたお

30 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:22:25 ID:Killer120
>>29 巣にカエレカス

31 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:25:05 ID:kneqG98h0
>>1 何でそんなやつの守護霊やってんの?血縁あるとか?

32 :1 :2006/06/11(日) 02:27:47 ID:TundereI0
いや、まったく関係ない。とにかく不運な男でな。
放っておけば死んでしまう。


33 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:29:21 ID:46gkisfE0
アンタいいやつだな。や ら な い か ?

34 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:29:25 ID:Slf/5Eo80
あんだああ―――――♪いぁぁああああああ―――――♪

35 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:31:02 ID:Slf/5Eo80
誤爆orz

36 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:35:00 ID:Killer120
>>33 別に放っとけばいくね?生きてる意味ねーだろソイツ


37 :1 :2006/06/02(日) 02:37:16 ID:TundereI0
いや、いいところもあるのだ

871 :霊界2ch:2006/06/12(月) 00:11:39 ID:boqhKj1K0
38 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 02:37:20 ID:LyCuB/m5O
>>37
例えば?

39 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 07:13:59 ID:Org7jhrtO
>>37
どうしたwwwww

40 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 07:17:09 ID:6zYnyfgO0
www考えすぎだろ>>1wwwヒデエなwwwwww

41 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 10:20:02 ID:23xwMROB0
ほんとにダメ人間なんだな。マジでどうして守護ってんのかわからんね。

42 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 14:36:51 ID:1wzfR+3UO
惚れた弱みだろ

43 :本当にあった怖い名無し :2006/06/11(日) 14:38:40 ID:J/bvIe5o0
あー、それっぽいな

44 :1 :2006/06/11(日) 14:39:30 ID:TundereI0
だんじてほれとぇなどいない!!


872 :俺と守護霊:2006/06/12(月) 00:12:43 ID:boqhKj1K0
俺「ヒマだな」
霊「もう云うのも飽きたが働くがよい」
俺「そーだ。ポーションあるから、おまえ飲んでみ?」
霊「何を企んでいる」
俺「ちっ」
霊「そなた、そろそろ将来について考えてみないか?」
俺「フッ。俺の完璧なまでの未来設計を聞きたいのか」
霊「ほう」
俺「まずは『まーん♪』と鳴る電子レンジを開発して特許を取る」
霊「そのようなくだらぬ戯言はもういい」
俺「なんだよ今日はずいぶんノリ悪いな。生理か?」
霊「……自分で、死んだ方がいいと思うことはないか」
俺「俺は、俺だけは、俺という存在を全肯定する!」
霊「…………」
俺「どうした。俺のあまりのカッコ良さに惚れたか?」
霊「ば…っ! あきれておるのだ。そなたの頭はほんとうに幸せだな」
俺「俺が俺である限り、幸せに決まっている」
霊「そうだな。羨ましすぎて妬ましいな。心の底から」
俺「そーだろう、はっはっは……は……………ぐすっ……」
霊「い、いい歳をして、すすり泣くでない……」

873 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 00:14:26 ID:4D9PZeXQ0
コピペせんでいいから。
そのスレのリンクを貼ってくれれば見に行くよ。

874 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 00:16:50 ID:4D9PZeXQ0
ん?もしかして、コピペはネタか!?
すげー野暮なことしちまったか?

875 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 00:36:30 ID:BAQn5/hyO
>>866
カッパとドザエもんの百合なんて…
 
 
なんて楽しそうなんだ!

876 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 00:54:36 ID:AbPSJ7pC0
>>1のIDを見る限りこういうネタだろう
つ頑張ったで賞

877 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 03:26:41 ID:fde8fwtIO
携帯用のまとめサイト復活しないのかな…?

878 :猫、そして数日 1:2006/06/12(月) 09:51:54 ID:iLPXKKaAO
我が輩は猫である。名前は…「トラ」…って、だぁーーっっ!自己紹介の邪魔しないでください!

あれから数日、先住者様は我が輩に何かとちょっかいをかけてくるようになった。
ご主人様が構ってくれない分、退屈しのぎになるかと思っていたのだが、少しまずい事になってきた…。

ご主人様は、この部屋で起こる怪現象は我が輩の仕業だと思っているようだ。
先程も、先住者様が壁に字を書いていた。が…

『祝ってやる』

あのー…、“祝”じゃなくて“呪”じゃないですか?
何を祝う気なんですか。ご主人様も何を期待した風にソワソワしてるんですか。

あ、ご主人様ありがとうございます。今夜の食事は鶏の骨付き肉ですか。
…やっぱりお祝いを楽しみにしてたんですね…。我が輩、何か切ないです。
…いただきます…。

ガシャンッ!!

何をするんですか、先住者様。なぜ我が輩の食事をひっくり返すんですか。鶏の骨付き肉返してください。

「ふんっっ!アンタなんかにこんな物食べられる訳ないじゃないっ!」

879 :猫、そして数日 2:2006/06/12(月) 09:53:02 ID:iLPXKKaAO
折角ご主人様が用意してくれた食事なんです。返してください。肉をむしらないでください。

「あんたねぇ…分かってるの?鶏肉はいいけど、骨は食べちゃ危ないんだからねっ!喉や内蔵に刺さっちゃったらどうするのっっ!!」
「べ、別にあんたを心配してるんじゃないのっ!…そ、そうよ!あたしのストレス発散が出来なくなったら困るから…なんだからねっっ!」
「…ぃたっっ…」

あ、先住者様…指から血が出てるじゃないですか。我が輩の為に申し訳ない…。

「こ、こら!指舐めちゃだめだってばっ!…ほ、ほら。出来たよっっ。食べなさいよっっ!あんたのご主人にはあたしから言っといてやるからっ!」

…また消えた…。
まぁ良い、食べよう…。

ん?ご主人様いたんですか?というか、全部見てたんですか?でも、先住者様の姿は見えないんですよね?

という事は…。

ち、違います!化け猫なんかじゃありませんってば!
先住者様も壁に今書くなっ!
『骨抜いてやる』

これは、幽霊の仕業で…って逃げないでください!

「くすっ…逃げちゃったみたいね。…で、でも…あたしがいるじゃない…。ね…?」

880 :猫、そして数日 3:2006/06/12(月) 09:53:51 ID:iLPXKKaAO
もう構わないでください。我が輩は今、落ち込んでいるんです。

「きゃはっ!ほぉ〜ら、猫じゃらしだよぉ〜♪」

目の前で、そんな物プラプラさせないでください。気になるじゃないですか。本能が刺激されるじゃないですか。

遊びませんから、そんな物で。だから遊びませんって。遊ばないったら!
遊びま・・・・・・・。

あーもう!仕方ない。遊んでやるか!

「ほぉ〜ら♪猫ちゃん、ほらほらぁ〜♪後で肉球プニプニさせてね♪」



ご主人様、帰って来てください…。

881 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 10:00:05 ID:iLPXKKaAO
懲りずに猫の続きを書いてしまいました。
2編ともツンデレになりきれてなくて、すみません。

続きはあるやらないのやら。

882 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 15:16:17 ID:BGDvJKAmO
猫の為なら人頃しまでする俺が来ました。

めくるめくめくめくGJ!

883 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 15:18:41 ID:Xd9wNJ5EO
とりあえず霊とご主人がわかりあう所までは書いてほしい

って、おまいがどんな結末にするかはしらんが

884 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 16:15:11 ID:Qq5HfJZb0
発掘してきたYO!w

http://www.happy-page.jp/gazou/336.htm

885 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 19:42:24 ID:xrICUxAC0
せめて、自分がアッチに逝く前に、漢字の書き取り位はしていこう。
と、強く思った。

886 :猫、再終話 1:2006/06/12(月) 20:14:39 ID:iLPXKKaAO
我が輩は猫である。名前は「トラ」。あれからご主人様は帰って来ない。

「やほぉ〜♪猫ちゃ〜ん、あそぼ〜♪」

そう、ご主人様がいなくなったのはこの先住者様が原因と言っても良い。
臆病なご主人様をからかうように、毎夜の如く音を出したり壁に字を書いたり…。
時には寝ているご主人様の上に乗ってる事もあった。ただ、その時の先住者様の横顔が少し哀しそうに見えたのだが…。

どうでも良いですが、我が輩は真剣に悩んでいるんです。尻尾を握らないでください。前足を持ち上げて踊らせないでください。

「きゃはははっ!猫ちゃんのダンス〜♪尻尾フリフリ〜♪」

「…ふぅ…。帰って来ない…ね…。猫ちゃん、あたしの事怒ってる?」
「そりゃ…怒るよね…。あたしのせいで猫ちゃんのご主人様、逃げちゃったんだもんね…。」

どうしたんですか。何泣いてるんですか。ご主人様がいなくなったのは寂しいですけど、怒ってませんって。
もし怒っていたら引っ掻きます。必殺の猫パンチもします。我が輩の猫パンチは強力ですよ?どんな虫や鼠だってイチコロなんですから。


887 :猫、再終話 2:2006/06/12(月) 20:15:29 ID:iLPXKKaAO
泣きたいのは我が輩の方です。何ですか。
毎日毎日、肉球を触るじゃないですか。裏返して腹モフモフするじゃないですか。寝ていたらヒゲ引っ張るじゃないですか。
さっきも踊らせてたじゃないですか。…あれは楽しかったですけど。

「ふぇ…ごめ…ごめんなさぃ…。猫ちゃんに…寂しい思いさせちゃって…ごめんなさ…」

な、泣かないでくださいってば。我が輩が涙を舐めて拭いてあげますから。あまり塩分は摂りたくないですが、今は仕方ありません。

「ぁは…慰めてくれてるの?ありがと…。優しいね、猫ちゃんは…」

優しくするのは英国紳士として当然の事ですから。日本猫ですけど。猫夜会で聞いたんです。

「ねぇ…猫ちゃん、聞いてくれる?あたしの事…。なんで今もここにいるのか…」

はい。聞きますとも。聞きますけど、膝の上に乗らせてください。丸くなってますから身体撫でてください。

「きゃぅっ…膝の上はくすぐったいんだってば!ぁ…丸くなるのね?あったかい…」
「あのね…」

先住者様の話を我が輩はゴロゴロと喉を鳴らしながら、身体を撫でられる心地良さの中、その話をただ聞いていたのである…

888 :猫、再終話 3:2006/06/12(月) 20:16:21 ID:iLPXKKaAO
あたしはこの部屋に住んでたの。父さんと母さん、2つ上の兄さんと4人暮らしだった。
お世辞にも裕福とは言えなかったけど、毎日楽しかった。
いつも笑ってる母さん。真面目だけが取り柄の父さん。優しい兄さん。家族とっても仲良かったと思う。

でも、ある日母さんに買い物を頼まれたあたしが車にはねられちゃった…。
その後どうなったのかは分からないけど、気がついたらあたしのお葬式してた。何かの間違いだと思った。

でもね…、誰もあたしに気付いてくれないんだ…。誰もあたしの声が聞こえないんだ…。
あぁ、あたし死んじゃったんだ…って思って、家族の所へ行ったらね…普段無口だった父さんが大声で泣いてた。母さんも泣いてた。兄さんまで膝を抱えて部屋の隅で泣いてたんだよ…。
あたしも声を出して泣いたよ。だけど、誰も気付いてくれない…。
「ここにあたしはいるんだよ?気付いてよ!あたしはここだよ!」いくら叫んでも気付いてもらえなかった…。

889 :猫、再終話 4:2006/06/12(月) 20:18:12 ID:iLPXKKaAO
それから、明るかった家の中は変わったの。父さんと母さんは喧嘩ばっかりするようになった…。

「お前が買い物になんか行かせるからだ!」「なによ!あなたは何も悪くないっていうの?」って…。
兄さんはそんな2人を見てるのが嫌だったのか、いつしか帰らなくなった。
そして、父さんと母さんも離婚してこの部屋から出ていったの…。

あたしがあの日、車に気をつけてたら…。あたしが死んだりしなけりゃ、みんな仲良く暮らせたのに…。

この部屋はあたしの楽しかった思い出なの。ここで待ってたら、また家族仲良く暮らせるかもしれない。
だから…今でもここにいるの…。この部屋は他の誰も住まわせない。だって、あたし達の部屋だもん。

でもね…いつまで待っても、家族は帰って来ない…。寂しくて寂しくて堪らなかった…。
そんな時、あんたとご主人が住むようになったの。あんたのご主人ね…兄さんに似てるんだ。臆病な所とか布団に丸まって震える所とか…ね。
だから、面白くてからかっちゃった…。

時々、寝顔見てたら寂しさが込み上げてきた事もあったけど…。

890 :猫、再終話 5:2006/06/12(月) 20:19:05 ID:iLPXKKaAO
あーあ、楽しかった。
でも、ごめんね。あんたまで独りぼっちになっちゃったね…。帰ってくると良いね…。
もし帰ってこなかったら…あたしと…



最後の『あたしと…』の後、また姿を消してしまった。どこへ行ったんだろ…。

その時、ドアが開いた。ご主人様が帰って来た!我が輩は尻尾をピンと立てて急いで走り寄った。

え?ご主人様、何て言いました?ここを出てく?

「よ、良かったじゃない!独りぼっちにならなくてすんだじゃない!」
「あ、あんたがいなくったって寂しくないんだからっっ!静かに暮らせるってもんよ!さ…さっさと行きなさいよねっ!」

急に現れたと思ったら、何ですか。振り向いた横顔に、また涙が伝い落ちてるじゃないですか。
ちょっと待っててくださいね。

我が輩はご主人様に一声鳴くと、部屋の中に引き返した。後ろでご主人様が呼んでいたけど。

「ば…ばっかじゃないの?どうして引き返してきたのよっ!どうして…ぇぐっ…」

ご主人様には他に誰かいますけど、先住者様には誰もいないじゃないですか。



今までの御恩は忘れません。ありがとう、ご主人様。
さようなら、ご主人様…。

891 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 20:24:03 ID:iLPXKKaAO
結局、正統派ツンデレには出来ませんでしたが、以上で終了です。
読んでくれた方、ありがとうございました。

892 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 20:29:02 ID:0E0P7Gcz0
>>891
GJ!
楽しませてもらいました

893 :GJ:2006/06/12(月) 20:32:14 ID:4D9PZeXQ0
何よ!別に感動なんてしてないんだから!!
たまたま目に埃が入っただけなんだから!

894 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 20:56:17 ID:/XRKjLVxO
猫好きの当方にはたまりません。GJ!



ツンデ霊作品が書けぬスランプに突入。少し前は普通に自分なりに書けたのに、
どうしたら上手く仕上がるのかが分からなくなった。特に終盤が難しい。
さらにパソコンはバグるし、何故か保存した筈なのに消えるし。
誰か、アホ毛がくせ毛な俺にアドバイスを。

895 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 21:42:27 ID:AV1el7TU0
作品を書くことは義務じゃないんだから
書けなくなったらしばらく休め

896 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 21:52:25 ID:oLyF1lZ+0
書きたいけど空気読んでる場合はどうしたらいいですか?

897 :本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 21:59:04 ID:V08VPSdLO
>>891
激しくGJ!
猫とツンデレは大好物です。二つ同時に味わえるなんて幸せ〜( ´∀`)

898 :猫作者:2006/06/12(月) 22:09:45 ID:iLPXKKaAO
GJ戴けるとは光栄です。携帯で思い付くまま書いた稚拙な文章なので、叩かれるのを覚悟してましたから。

いずれ別の猫シリーズを書きたいと思います。今度こそは正統派ツンデ霊を。

899 :俺と美奈子と小娘@:2006/06/13(火) 06:46:51 ID:gIxx1KgSO
「今日も楽しませてもらうぜ」
俺は笑いながら美奈子が隠れている押し入れを開け放つ。
 
「くく、そんなに脅えるなよ…もっとイジメたくなっちまうじゃねぇか」
乱暴にクビを掴んで美奈子を押し入れから引っ張りだした。
 
「くわえろ」
低い声で命じる。
 
弩漲した俺のブツを美奈子の口におしこんだ。
「へへ、あいかわらず狭いなお前のココ」
 
「ほら吸うんだ」
俺は美奈子の身体の下に手を伸ばし敏感な突起を刺激する。
 
ズズーズズルー


900 :俺と美奈子と小娘A:2006/06/13(火) 06:48:20 ID:gIxx1KgSO
「おいおい、そんなお上品にやってちゃいつまでも終わらねぇぞ?」
俺は美奈子の突起をぐっと力をこめて押し込んだ
 
ズゾゾゾゾッ!!
 
「ヲホーッ!キタキタキタ――(;´Д`)―――ウッ!!」
 
美奈子は俺の放出物をその体内に貪欲に吸い込んだ。
「へ、最高だったぜ…俺の可愛いビッチ」
気怠い快感の余韻に酔い痴れながら俺は美奈子を撫で回す。
 
「………ちょっと…さっきから何やってんのよ、あんた……?」
チ、うるさいヤツがきやがった。
 
「なんだよ小娘?俺と美奈子の愛の営みの邪魔すんなよぅ」
「美奈子って…
あんた何考えてんのよッ!!!
掃除機にチンポ突っ込んで訳分かんない事言ってんじゃないわよ!
キ■ガイ野郎ーッ!」
 
「そ!掃除機いうな!
こいつには美奈子って名前があるんだよ!」


901 :俺と美奈子と小娘:2006/06/13(火) 06:49:38 ID:gIxx1KgSO
「現実逃避もいい加減にしなさいよ!だからいつまでも童貞なのよッ!」
 
おぉぉ、何て暴言吐きやがる、ゆとり教育世代には思いやりってモンが無いのかよ?
「黙れ小娘!現実の女なんか要らない…俺はこいつと二人で生きていくんだ」
 
「目を覚ませぇぇッ!この変態がぁーーッ!」
 
その後三時間に渡る死闘の末、俺の美奈子は小娘に破壊された。
もうダメポ


902 :本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 07:34:15 ID:1DVyqLGfO
GJ!

903 :本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 12:04:34 ID:hggDAJvV0
掃除機したことない。

904 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/13(火) 12:13:54 ID:8feHGq+c0

妹が寝ている。白いベッドの上で。無味乾燥なこの部屋の中で。
絶えず聞こえる電子音が耳に痛い。
僕は妹を見て胸が締め付けられる。
妹は引きこもりがちな僕をいつも情けなさそうに見ていた。
あの日もそうだ。僕がトイレにたち、廊下で妹に会った。
妹はあの冷たい目で僕に一言。
「弱虫」
そういって家を出た。
その日以来、妹と話していない。
なぜなら、妹はこうしてベッドの上で寝てばかりだからだ。

「僕、最近、引きこもりやめたんだ」そう一人ごちた。
生命維持装置の音が、ピーッ、ピーっと定期的に耳障りな音を立てる。
神経が苛立つ。妹がそこですやすや眠っているのも腑におちない。
妹はきれいな白い肌と、整った顔立ちで静かに目を閉じている。
あの冷ややかな目が見たい。冷たい声でもう一度「弱虫」といってほしい。

僕はそれが叶わないことを知っている。
だから。

だから…。





僕は腕時計を見た。時計の針が午前2時丁度をを示している。
そして、生命維持装置の電源を切った。

905 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/13(火) 12:14:27 ID:8feHGq+c0


妹の葬式が終わって程なくしてだ。
僕はほのかな靄に包まれることがある。
他の人には見えないらしいので、僕は頭がおかしくなったということだろうか。
まぁ、もともと、自分は壊れているから、別段、気にもしないのだが。
夢の中には妹がいつも現れる。僕に冷ややかに「弱虫」とささやくのだ。
下腹部に熱い迸りを感じ、目覚めると決まって僕は下着を洗うことになる。
狂ってるな…ほんと、狂ってる。
それでも、妹の目と声が忘れられない。

バイトの帰りの事だ。疲れて部屋に戻った。
いつの間にか、ソファーで眠りこけていた。
そして、いつもの夢を見たんだ。

…妹が僕に囁く、「弱虫」と。そして軽蔑の眼差しを僕に向ける。

いつもなら、ここで僕はすべてを吐き出して目が覚めるんだ。
だから夢の中の僕もそれに身構え、また、期待した。
だが、違った。
その日はそれで終わらなかった。妹の白い指が僕の胸元に伸びる。
そして、もう一度、囁いた。

「私を殺して、決心はついたの?」


……びっしょりと汗をかいて僕は目が覚めた。
電気がついていたはずの部屋は薄暗く靄に包まれていた。



906 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/13(火) 12:15:08 ID:8feHGq+c0


「おにいちゃん」
妹の声が耳元でした。僕の呼吸は次第に荒くなっていく。
そっと手を握られていた。ドカチンで鍛えられた僕の腕は前に比べごつくなっている。
靄がすぅっと晴れた。妹は僕の横にいた。
「やっと会えたね」

あああああああああ、妹だ。
僕が死なせた妹がいる。
「弱虫の癖に、私を殺す度胸はあったんだ」
妹が僕を苛む。
さぞ、恨んでいるだろう。僕なんかに殺されたんだ。
妹が冷たい目で僕を覗き込む。
僕はとっさに部屋に転がっていた果物ナイフに手を伸ばす。
そのとき、目覚まし時計に目が留まった。
午前2時。妹を殺した時間。
僕はそのナイフをふりあげた。

妹が物悲しそうに目を閉じた。

肉を貫く鈍い音がした。


「あ、あああああ、ああああああああああああ!!!!」

目を開いた妹が絶叫した。

僕の胸元が朱に染まっていく。
そして、視界が途切れた。

907 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/13(火) 12:17:46 ID:8feHGq+c0
白い、靄の中に僕がいる。素っ裸なのに、腕時計をはめている。
腕時計。すごく大切なものだ。妹が僕の誕生日に買ってくれたもの。
妹が交通事故にあったあの日に、手紙と一緒に握り締めていた腕時計。

「ほんと、お兄ちゃんは弱虫で馬鹿なのね」妹が隣にいた。
「僕もそう思うよ。腕時計、ありがとうな」僕はずっと言いたかったことをようやく言えた。
「ふ、ふん。時計をすれば、少しは人間らしい生活が出来ると思ったのよ」

不意に妹がぼろぼろと涙をこぼしだした。
「お兄ちゃんの馬鹿!! 本当に馬鹿!!」そういって僕の顔を何度も何度もびんたする。
「私は、お兄ちゃんが好きなの、誰より、好きなの。お兄ちゃんに抱いてほしかったの」
…顔を真っ赤にして叫ぶ。


僕が引きこもりになった理由。それは妹の思いを知ったからだ。
禁断の愛。
そして、僕も同じ思いだった。
それが人としてあってはならないことだと知っていた。
だから、外に出ることが怖くなった。妹を押し倒しそうだったから。
まぁ、死んでしまってはもうどうしようもないな。
そして、僕は妹の目をまっすぐ見た。
「いっしょに、地獄におちるか?」

数瞬の沈黙…

「遅いよ、お兄ちゃんの弱虫」
「はは、そうだな。おそいなぁ」

周りが明るい光に包まれ始めた。これが俗にいうお別れなんだろうか。
「じゃぁね、お兄ちゃん。次はちゃんと私を見てね」
妹が顔を赤らめながら光のなかに消えた。
そして、僕の視界も…。

908 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/13(火) 12:18:45 ID:8feHGq+c0


僕が寝ている。白いベッドの上で。無味乾燥な部屋の中で。
絶えず聞こえる電子音が耳に痛い。
「こ、ここは?」
「あなたは、家であやまって胸にナイフを突き刺してしまったみたいですよ」医師がそばにいた。
「僕は生きているの?」
「ええ。連絡が早く、救急隊員の処置もしやすかったようです」
連絡が早くとはどういうことだ。
「若い女性が電話で知らせてくれたんですが、お知り合いですか? 部屋にはあなたしかいなかったそうで」

その一言で僕の目からは涙がこぼれだした。
妹は僕を恨んではいなかった。僕を連れて行くつもりじゃなかった。
…僕は大声でないた。
退院までそれほど時間はかからなかった。



あの日の出来事から20年。
今では僕にも妻と子供がいる。
子供を見てると妹を思い出す。

ふと、子供と目が合った。
「お兄ちゃん、今度こそ、私を愛してね」
娘が僕に微笑んだ。


-了-

909 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/13(火) 12:21:22 ID:8feHGq+c0
ずいぶん、久しぶりの投稿です。
そのため、せっかく覚えたトリップのつけ方すら忘れていました。
今回のスレでは初の投稿です。
いつの間にかいろんな方が、投稿されててにぎやかになってますよね。
これからも思い立ったらまた投稿します。

それでは。

910 :本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 13:01:00 ID:KkkIBp6j0
妹属性の娘ですかー…その後を想像すると怖いです。
すごく読みやすい文章で良かったです。

911 :本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 13:48:45 ID:so8lJ0AS0
お兄ちゃん、妹に罵られて大きくしちゃうなんて変態ね


みたいな
(*´Д`)ハァハァ



912 :本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 13:54:30 ID:mOy20eFU0
たまねぎおひさしGJ!!

913 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/13(火) 18:06:16 ID:8feHGq+c0
「ちょ、まてよ」
ニヒルにクールに俺は彼女を呼び止めようとした。
彼女は無言で立ち去ろうとする。

「ちょ、まてよ」
再度、呼びかける。その俺の姿はまさにクール&ビューティー害。
彼女は足早に去ろうとする。

俺が彼女を見つけたのはつい最近。つれないあの子をおとしてゲッツ。
それがマイドリームオブサクセスストーリー。
だが、それが間違いということに気づいたのはそれから、ちょっと時間がたってからだった。

「ちょ、まてよ」
「いい加減、うるさいわよ。この基地害!!」
くるりと彼女が振り向く。
おお、想像したとおりのアジアンビューティー。
俺の股間はめくるめく、ラブトレイン状態だ。
なめるように彼女を見る…。
ボンと突き出た形のいい胸。
きゅっと絞られたほどよい、ウェスト
腰はもう、超安産型の究極生物。
…と、足まで見終わって視線を戻す。
とそのとき、気づいた。
女の服の模様。

おろ。
変だ。いや、何が変って、服の半分が真っ赤。まるで血に染まったような。
「あんた、みたわね」
女が俺に近づいてくる。次第に、女に変化が起こる。
右のわき腹から血が滴りはじめて、ぴちょんぴちょん。
「ぴちょんぴちょんじゃねぇぇええええええええ!!」


914 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/13(火) 18:07:02 ID:8feHGq+c0
うっは、こいつ、化けもんだった!!ってなわけで、俺は反転ランナウェイ。

「ちょ、あんた呼び止めといて失礼じゃない」ふふん、と嬉しそうな声が聞こえる。
「いやいやいやいや、しつれいじゃない。全然失礼じゃない!!」叫びながらはしる。
ぶちっと、なにか、後ろで音がした。
いや、おれ、ほんと、見たくないの。後ろ。でも、気になるのは気になるんだよね。
てなわけで、ほんのちょっと、ちらリズム。
で、レッツ、激しく後悔。

「ははははは…」言葉がつながらない。
「何笑ってんのよ」むっと女が叫びながら追いかけてくる。
「わらってねぇええええ、腹からなにかでてるよぉぉおお」
「うん。ちょう(腸)ね」小粋なギャグがむかつく。


走り続けること23分。結局俺は捕まった。
「で、俺をどうしようと」俺はまな板の上の鯉の心境で女に訊ねた。
「いや、あんたが逃げたから追っただけよ」
「う、うそだ、俺に執り憑く気か!!」
「ば、馬鹿なこと言わないでよ。あんたなんか興味ないわ」とそっぽを向く。
「俺に憑いて若い精気を夜な夜な…あああ、これ以上は恐ろしくいえん!!」
「馬鹿なこというんじゃないわよ、人がまるで、飢えているように…!?」
と、女が言葉を止めた。まじまじと俺を見つめる。
俺も女を見返す。
……
無意味な沈黙。
……
『やっぱり/意外と、いい女だ/いい男ね』ハモッた。

というわけで、今、俺には彼女がいる。
夜は激しく、ヒート&デストロイ。
ちょっと困るのはたまに、ベッドに血の海が出来ていることだ。

915 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/13(火) 18:10:46 ID:8feHGq+c0
我ながら阿呆だ

916 :本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 18:23:47 ID:hggDAJvV0
想像してしまった・・・・・

917 :本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 20:04:30 ID:9n0HRX2+O
たまねぎ氏キタ──(゚∀゚)──!!
切り口がフレッシュでおもしろいですね!
GJ!

918 :本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 23:39:07 ID:BboOPtBgO
ちょwwwwwwwまてよwwwwwwwGJwwwwwww

919 :本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 23:51:28 ID:HmYKqDb7O
>>910
IDがクークラックスクランwww

920 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 13:36:22 ID:qOb7PnZ10
シオン修道会だとっっ

921 :KKK:2006/06/14(水) 17:30:55 ID:cqhpIsNgO
黒人「うぅ…腹が減って動けない」
白マスク「ちょっと!そこのニガー野郎、残飯の処理を命ずるわ!」
黒人「え、これ…食べていいのか?」
白マスク「べ、別にあんたの為に作ったんじゃないんだからね!つ、作りすぎちゃったのよ!さっさと食べなさいよ!」
黒人「あ、ありがとう」
白マスク「勘違いしないでよね!私があんたを吊し上げるまで死なれちゃ困るってだけなんだから!」


922 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 17:37:26 ID:+Sj+KqHB0
黒いよww

923 :猫はあたし 1:2006/06/14(水) 19:33:05 ID:8k+SioLOO
ある朝起きると、あたしは猫になっていた。

なんで?なんで?何があたしに起きたの?良く思い出して!

そうだ…、あたし殺されたんだ…。部屋に独りでいる時に誰か入って来て…刺されたんだっけ。相手の顔は…思い出せない…。
でも、それがどうしてこんな事に?

そうだ!ママに連絡しなきゃ!あたし生きてるって。助けてって。
電話…あ、あった!ママ、心配してるだろうなぁ…。えっと…実家の番号は…うん、大丈夫。覚えてる!

って、だめじゃん…。肉球じゃボタン押せないよ…。そうだ!爪で押せば良いのよね。爪を出して…っと…よし!

プルルルル…プルルルル…

お願い!出て、ママ!

カチャッ…「もしもし」

やった!ママだ!あたしだって告げなきゃ!助けてって言わなきゃ!

「にゃあ」

何言ってるんだ、あたしは。いやいや、そうじゃない。ちゃんと言わなきゃ!

「にゃあ」

…そりゃそうだよね。猫だもん。にゃあ…としか言えないよね。あ、ママ待って!切らないで!…切られちゃった…。
何か他の方法考えなきゃ。とりあえず、ここはどこなんだろ…。男の子の部屋みたいだけど…。

あ、誰か帰って来た。

924 :猫はあたし 2:2006/06/14(水) 19:33:49 ID:8k+SioLOO
部屋に入ってきたのは男の子だ…。年齢はあたしと同じ位。大学生かな?

あれ?でも…何か見た事ある気がする…。どこで見たんだろ…。

「ただいま。ミーコ。大人しくしてたか?」

ちょ、ちょっと!触らないでよ!えっち!まだ誰にも触らせた事ないんだからね!あんたなんかに触らせてあげないんだから!そんな困った顔してもだめですよーだ!

…何か表情に陰りあるね…どうしたの?や、やだ!心配してる訳じゃないんだからね!ほ、ほら!あたしの事、何か知ってるかもしれないし…。

「今日は機嫌悪いなぁ…どうしたんだ?まぁ良いや。邪魔されたくないしな…」

邪魔?あたしが何を邪魔するっていうのよ!失礼なヤツ!後ろから引っ掻いてやる…。

あ、新聞…。あたしの事件の記事だ。これも、あれもだ!あたしの記事ばかり集めてる…。なんで?あたしの事知ってるの?

もしかして…そうだ…この人があたしを殺したのかも…、だからあたしはこの人の猫に入っちゃったんだ…。きっとそうだ。よーし!証拠見つけてやるからね!

「ミーコ。俺、またちょっと出てくけど、お利口さんにしとくんだよ」

ふん!良く言うよ、人殺しのくせに!

925 :猫はあたし 3:2006/06/14(水) 19:34:43 ID:8k+SioLOO
あいつのいない間に証拠見つけなきゃ!何かないか探してやる!

えっと…まずは服だね。きっと血のついた服とかあるはずだよね。洗濯物は…あ、こっちか。

あったあった、脱衣籠。うわぁ、きったないなぁ…。これだから男って…。くさいけど我慢して…あ、これなんて怪しい…くっ…引っ掛かってる…
きゃあーーーっっ!こ、これパンツじゃないっ!やだっ!きたないっっ! 服を探すのは後にしよ…。くすん…。

他は…そうよね。凶器探さなきゃ。テレビなんかでも凶器が見つかって犯人逮捕!ってやってるもんね。隠すとしたら…ベッドの下が怪しいよね。

狭いけど、こんな時猫って便利!スイスイ入っていけちゃう!ん?何?この袋…怪しい…調べるべきね。よいしょ…。

ぅわ…これ全部えっちな物だ…。まぁ男の子だもんね。んと、本やDVDに…何?この浮輪みたいなの??

・・・・・・ちょっと見ちゃおかな。
やっぱり男の子って胸大きい人が良いのかなぁ…。巨乳の女の人ばっかりだぁ…。あたしだって人間だった時は、結構それなりだったんだよ?
胸だって…Cはあったもん。時にはBの場合もあったけどさ…。

ってこんな事してる場合じゃないっ!

926 :猫はあたし 4:2006/06/14(水) 19:36:06 ID:8k+SioLOO
他に隠すような場所ってどこがあるかなぁ…。ん?机の上のあれは何?

スクラップブックにアルバムだ…。あたしの記事、こんなに集めてる…。それに、たくさんのあたしの写真。小さい頃のまである…。
あれ?この写真…見覚えがある…。どこで撮ったんだっけ…。

そうだ。思い出した!あいつ…幼馴染みのケン君だ。ケン君があたしを殺したの?なんで?
あ…ちょっと待って…。まだ何か思い出しそう…。

「ミーコ!やった!犯人見つかったって!彩を刺した犯人が捕まったんだ!」

突然帰って来てなによ!騒がしいわね!大声出さないでよ!触らないでったら!

・・・・・ぇ?今、何って言った?犯人捕まった?あんたが犯人じゃなかったの?

「しかし、ミーコ…やってくれたなぁ…。部屋の中めちゃくちゃじゃないか。」
「うわっ!こんな物まで引っ張りだして!こらっ!」

そうだ。思い出した。
あの日、ケン君が来るのを部屋で待ってたんだ。そしたら宅配便が来て、ドアを開けたら変な男の人で…。声出したら、刺されちゃったんだ…。

ごめんね、ケン君…。疑っちゃった…。何年ぶりかなのに、笑顔じゃなくて。
死んじゃってごめんね…。

927 :猫はあたし 5:2006/06/14(水) 19:36:58 ID:8k+SioLOO
あたしが死んだ後、ケン君はあたしの実家へ通い、何度も謝っていたそうだ。
もう少し早く着いていたら、あたしは死なずに済んだのに…って自分を責めているみたい。
警察へも何度も足を運び、手掛かりを探し歩いたりもしていたらしい。

そんな話をミーコになっちゃったあたしに涙ながらに話してくれた。
あたしはケン君の膝の上で丸くなりながら、じっと聞いてた。聞く事しか出来なかった…。

小さい頃にした『おとなになったら、けっこんしよう』って約束。まだ覚えててくれたんだね…。
あたし本当はね、そんな約束忘れてた。でも、心のどこかで覚えてたのかもしれない。だから誰とも付き合ってこなかったのかも…なんて今は思ったりするよ。

今、こうやってケン君の膝の上に抱かれて頭や背中を撫でられていると、本当に幸せだよ。
結婚は出来ないけど…ずっと一緒にいようね。これからは、あたしはケン君の側にずっといるから。

それと…浮気は許さないからね!えっちな本もだめ!見つけたら爪立てて破いてやるんだから!

928 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 19:40:06 ID:8k+SioLOO
また猫シリーズです。
ツンデレってやっぱり難しいですね…。


929 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/14(水) 20:41:26 ID:Jf/o9hqx0
私もハンター物を書きたいと思います。

だめといわれても書きます。
では、投下します。

930 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 20:41:49 ID:JDU1dNky0
>>928
うん難しいねだけど

GJ!

931 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/14(水) 20:42:12 ID:Jf/o9hqx0
電話が鳴る。
受話器から届く悲痛な叫び、俺は一言答える。
「任せておけ」
それでいい。心配することはない。俺に任せればすべて上手くいく。
だが、ひとつ、君は間違えている。その叫びは理解が足りない、愛が足りない無知なる叫び。
だから俺が代わってその幸運を享受する。
それは、ツンデ霊に出会えること。

「俺は、ツンデ霊ハンターT!! 世の無知なるものに代わって君とにゃんにゃんしちゃうゾ!!」

……
……
……

今日のツンデ霊は52歳のおじさんでした。orz

―了―

932 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 20:51:20 ID:CrsEZ+xB0
>>928
いいよいいよーGJ!
ハムスターもいいけど猫もねっw

>>931
(・Д・)・・・
52ちゃいかよっwしかもツンデ霊かよっ

933 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 21:54:03 ID:q5u25f1YO
>>931
( ゚д゚ )・・・

( ゚∀゚ )TはたまねぎのT・・・

934 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 22:54:17 ID:xCedABNgO
>>923をエアロスミス聴きながら読んでみ?
曲はI DON'T WANT TO MISS A THNGで

935 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 23:18:38 ID:WV2NMSnl0
>>934


やってみた。

最高 。゚(゚´Д`゚)゚。

936 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 23:40:29 ID:xCedABNgO
やってみてくれたかありがとう

937 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 23:42:23 ID:WV2NMSnl0
>>936
いや、こちらこそありがとう。
ほんとによかった。

938 :本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 23:45:55 ID:xCedABNgO
一人でも実践してくれるやつがいただけでも書き込んだ甲斐があった

939 :猫作者:2006/06/14(水) 23:55:58 ID:8k+SioLOO
>>938
話を書いた本人もうれしいですw
ありがとう。

940 :本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 00:15:02 ID:M0A5lYb00
>934
やってみた
泣けた。・゚・(ノД`)・゚・。

941 :本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 00:16:05 ID:PeW2vXjLO
よし仲間が増えた

942 :本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 00:39:43 ID:Ee19pMZ20
             _,,..r'''""~~`''ー-.、
            ,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
           r"r          ゝ、:;:ヽ
   r‐-、   ,...,, |;;;;|       ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ
   :i!  i!  |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐-  `r'^!  ずんだ見てる〜?
    !  i!.  |  ;| l|  ''"~~   、      i' |     イェ〜イ
     i! ヽ |  | |    ,.:'"   、ヽ、   !,ノ
    ゝ  `-!  :| i!  .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
   r'"~`ヾ、   i! i!   ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T
  ,.ゝ、  r'""`ヽ、i! `:、   ー - '" :: : :/ ,/
  !、  `ヽ、ー、   ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
   | \ i:" )     |   ~`'''ー---―''"~
   ヽ `'"     ノ

943 :本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 00:45:00 ID:h2RBI0GH0
>>925
>>何?この浮輪みたいなの??
         ↑↑
       もっと詳しく!!

944 :本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 00:55:51 ID:PeW2vXjLO
南国2号じゃね?

945 :本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 08:30:25 ID:DthaZmhP0
658 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2006/06/14(水) 16:50:24 ID:???
流れをぶった切って悪いが軍事的しょうもない話をば

出現当時(旧ソ連製としては)革命的な静粛性を持つヤンキー級の長時間追尾に
初めて成功した米原潜「レイポン」は、相手を逃すまいと危険なほどに近距離から相手の様子を伺っていた。
もちろんその距離だとエンジン音以外にもいろいろな音が聞こえる事になる。
それらの何がなんだかわからない音は大抵がトイレ絡みのお下劣ジョークのネタにされた。
その一例
何かゴボゴボと言う音の後に高圧空気の噴出音のようなものが聞こえる。
ソナー手は迅速に、そして真面目くさって報告する

「発令所、こちらソナー。ただいま露助のウンコを探知しました」

なお、当該ヤンキー級の追尾は47日間にも及び、三直で交代する乗組員は
相手側の「パートナー」の操艦の癖を読みきってしまい、
相手がどんな動きをするか大よそ見当が付いたそうである。

レイポン…(*´д`*)ハァハァ 

946 :本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 16:29:59 ID:YX7RQo/cO
レイポンwww

947 :本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 22:18:39 ID:mnIA/P7HO
あああエアロスミスCD無いよぉぉぉ
あれだろ?アルマゲドンのやつだろ?

ち しゃあねえ脳内再生開始だ。

948 :本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 23:21:09 ID:PeW2vXjLO
CD買えや

949 :本当にあった怖い名無し:2006/06/16(金) 00:21:04 ID:FiSRdysTO
>>945
露助のウンコwww

950 :本当にあった怖い名無し:2006/06/16(金) 13:57:39 ID:IlS/F+1zO
過疎

951 :車に乗る幽霊:2006/06/17(土) 04:27:29 ID:cuxL+VY40
(前略)
車を進めながら妙に静かになった後部座席が気になり振り返ると、
女の子の座っていたはずのところはただグッショリと濡れていたのでした

「…お、お茶がこぼれたんだからねっ!?」

952 :本当にあった怖い名無し:2006/06/17(土) 05:48:09 ID:NKxhjmnw0
(レス略)

953 :本当にあった怖い名無し:2006/06/17(土) 08:11:39 ID:9IM9DxKG0
>>951
(笑)。うまいな。
一言くわえるだけで、濡れている理由が
怖い→卑猥になってる。技あり!!

954 :本当にあった怖い名無し:2006/06/17(土) 09:40:18 ID:hS6rJKIOO
まとめサイト更新乙

955 :本当にあった怖い名無し:2006/06/18(日) 01:00:36 ID:cvbXC4IB0
>953
誰がうまいこと言えと(ry

956 :本当にあった怖い名無し:2006/06/18(日) 01:35:48 ID:nWU/ILd80
久しぶりに来てみれば、うpの嵐じゃないですか。
たまねぎツンデレ氏も復活したことだし、
僕もなにか書かなければ………

前に書いた奴の後日談的なものを構想中なので、
できたらすぐにうpしまつ

957 :霊1:2006/06/18(日) 01:47:36 ID:hQX+NCdq0
新しいアパートに越して来て6日目。
その日彼女が現れた。
その日は休日だと言うのに朝からじめじめしていた。
陰鬱な天気に嫌気が差して、俺は早々に床に付いた。
深夜、急に寒気がして目が覚めた。
ギシ…
霊感の全くない俺でもはっきり分かる、部屋に満ちている異様な気配。
ギシ…
l級に体が動かないことに気が付いた、金縛りだ。
声も首も、視線すら動かせやしない。
ぼう…と白い陰が視界に入った。
髪の長い女性。
真っ白なワンピース。顔は長い前髪に隠れて見えない。
ギシ、ギシ…
彼女はすぅっと宙を滑る様にこちらにやって来た。
そして、俺の顔を覗き込んだ。
屈んだ訳ではない。
まるでワイヤーアクションさながら天井を背にして空中に静止したのだ。
空中浮遊。
紛れもない、幽霊だった

958 :霊2:2006/06/18(日) 01:49:51 ID:hQX+NCdq0
(う、うぁ…)
顔が近づく。
息がかかるくらいの超接近。
魂が震えるのが分かる。ヤバい、俺はここで死ぬのか?
ギシギシ…
漆黒の瞳が俺を…
「アッー!!」
この雰囲気に全く似合わない声。
勿論、俺でも目の前にいる幽霊のものではない。
向こうの部屋から聞こえてきたのだ。
ギシギシ、アンアン
薄い壁を隔てた、その向こう側から聞こえる、生々しい愛の営み。
それは、独身男の心を抉る地獄の旋律。
「ヴァー」
俺は壁を見つめながら、魂の奥から絞り出す様な声を上げ…
あれ、声が出る?首も動く。
と、ここで体の自由が戻っているのに気が付いた。
目の前の幽霊に目を移すと。
「///」
いつの間にか、彼女は俺の体に体重を預け、両手で布団をきゅうっと握って壁の向こうの声に耳をそば立たせていた。
心なしか、頬に朱が散っているように見える。
その姿は先程の恐ろしい幽霊のそれではなく、年頃の少女そのものだ。
俺はなんでさっきまでこの娘が恐ろしかったんだろう。

959 :霊3:2006/06/18(日) 01:51:27 ID:hQX+NCdq0
「あの…」
もう、恐怖はない、俺は声をかけた。
「っ?!」
彼女が此方を向いた、
超至近距離で俺と彼女の視線が絡みあう。
「…」
「…」
暫しの沈黙。
ボンッっと顔から火が出る勢いで赤面すると、彼女はバネ仕掛け宜しく跳ね起き…
「きゃああっ!!」
そのままの勢いで彼女はベッドからフローリングの床に背中から落ちていった。
ビダアアアアァン!!!
悲愴な衝撃音が、部屋に響き渡る。
ゆっくり起き上がって彼女を見た。
「………」
「だ、大丈夫か?」
倒れた弾みでワンピースの裾が臍まで捲れていた。
パンツ丸出しでピクリとも動かない。
死んだか?いや、幽霊が死ぬものか。
「うぅ…」
小さなうめき声を上げて、幽霊が上体を起こした。

960 :霊4:2006/06/18(日) 01:54:02 ID:hQX+NCdq0
「お前、まさか…」
幽霊?と聞こうとしたのだが、
「?!べ、別に私は貴方にHなことしようとしたわけじゃないんだからねっ!!」
盛大に勘違いしているようだ。
「あっ。ちょ、ちょっと、どこ見てるのよ!!」
自分のあられもない姿であることに気付くと慌てて飛び起き、ワンピースの裾を直した。
きっ、と彼女は俺を睨み付ける。
この娘が、幽霊?…
余りの慌てように俺はおかしくなってからかってみることにした。
「そんなこと言って、実は俺を誘ってたんじゃないのか?」
「え?!そ、そんなことないわよっ」
ホラホラ、慌ててる。
「その割には顔が赤いよな」
「こ、これは隣の部屋の声が…」
「やっぱり、そうだったんだろ。男の布団にのしかかっておいて、なにもないわけないもんな」
「う、うぅっ!馬鹿、馬鹿、馬鹿ぁ!!絶対、そんなんじゃないんだからぁっ」
彼女はこちらに突っ込んで来ると、ぽこぽこ両手で俺の胸を叩き始めた。

961 :霊5:2006/06/18(日) 01:55:05 ID:hQX+NCdq0
あぁ、もう駄目だ。
俺はそのまま彼女を抱き締め…
「んぅっ…?!」
柔らかい唇を奪った。永遠とも思える数秒。
「あ…」
不意に彼女の体の実体がなくなった。
腕をすり抜ける。
ふるふる震える彼女の目から涙が溢れ、零れた。
や、やりすぎたか?
「あ、アンタなんか死んじゃえっ!!」
そう捨て台詞を残して彼女は消えていった。
俺の心に、消えない高なりを残して。

962 :本当にあった怖い名無し:2006/06/18(日) 01:59:24 ID:hQX+NCdq0
このスレを見つけて、ついカッとなってやった。今は反省している。
初SSなので読みづらいのはご勘弁。 
ちょっとツンデレ分が少なかったような気がするのが心残り…か。

963 :本当にあった怖い名無し:2006/06/18(日) 03:23:52 ID:yITnI4xSO
ツンデレよりもエロが足りない

964 :本当にあった怖い名無し:2006/06/18(日) 04:17:19 ID:fJ/ronNs0
むしろツンデレがエロ

965 :本当にあった怖い名無し:2006/06/18(日) 04:35:40 ID:1K96IjOoO
心残りなら早くリベンジ編を書くんだ

966 :本当にあった怖い名無し:2006/06/18(日) 21:18:01 ID:yjJRhzvl0
僕の部屋は消灯が早い。
ハムポンが夜行性だから、というのもある。
だけど、僕が早寝しないと疲れが取れないからだ。

「ちょっと・・・起きなさいよ。ねぇねぇ」
「・・・んー?なんだよー」

いつも消灯するとすぐ静かに、やがて寝言でうるさくなる
レイポンが騒々しい。
「・・・私が居なくなったらどうする?」
「・・・え?」

どうしたんだろう?そういえば最近元気がなかった。
何か・・・あったんだろうか。いや、居なくなるって?

「どうしたの?レイポン」
「んー?聞いてるのはこっちよ?んー、どうなのよ」
「・・・う。うーん。困る・・・かな」
「んー?なんだって?」

おかしいな。いつもの調子だ。何か大変なことではな・・・

「ちょっとドイツ行ってきます」
「・・・はぁ?!」
「もうね。ニツポンッニツポンッハムポンッなのよ」
「はぁっ?!」

静かな夜になった。明日がどうぞ穏やかでありますように。

967 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/19(月) 11:16:28 ID:mBQvAQbU0
は、ハムポンが登場しない><

orz

968 :猫 独り立ち 1:2006/06/19(月) 13:32:30 ID:cUjOIz+LO
僕は何者にも束縛されない自由な猫だ。

5つ子だったけど、お兄ちゃん達は次々と貰われたり拾われたりして、もう一緒にいられなくなったんだ…。

あ!あのね、素晴らしい家を見つけたんだよ!誰も入って来ないから、何の邪魔もされない。追いかけられる事もないんだ!

「…に…っ…のよ…」

んにゃ?何?誰か何か言った?

「…なにやってんのよ…。出てって…。あたし、猫きらい…」

人間の女の人だ…。やだ!出て行かないもん!折角見つけた、僕の家だもん!

「ここは、あたしの家…あたし達家族が暮らしてた家なの。…今はあたししか残ってないけどね…
ふん!さ、寂しくなんてないわよ!あたしはあんたみたいな野良猫とは違うの!」

え?…僕の言葉が分かるの?人間には僕達、猫の言葉は分からない…ってママが言ってた…。

「あぁ、それはね。あたしが幽霊だからよ。死んで魂だけになってるから、心に直接届くんじゃない?
さぁ、あたしの言う事が分かるんなら、さっさと出て行きなさいよ!」

…ゆうれい…?死んでる…?
「ほら、早く!出てけ!出てけったら!」

969 :猫 独り立ち 2:2006/06/19(月) 13:33:19 ID:cUjOIz+LO
…やだ…行かない…!ここにいる!ここじゃないと嫌なんだもん!

「なんで、ここにこだわるの?あんた野良猫なんでしょ?好きな所に行きなさいよ。それともママの所へ帰ったら?」

…いない…もん…。ママは…ママは“くるま”に食べられたから…。そこの前の道で…。ここにいればママの匂いがするんだもん…。

「そう…なんだ…。じゃ、じゃあ…匂いが消えるまでだからねっ!独りぼっちで寂しいからって泣いたりしないでよねっ!」

泣かないもんっっ!僕…僕…強くなるんだもんっ!ママと約束したんだ!強く…強くなるって…もう…泣かない…って…っく…ぅぇ…ひっく…ぅぇ…ぇ…

「もう…泣くなったら!時々、あたしが遊んであげるよ。べ、べつに同情とか、あた…あたしも寂しいからじゃないからねっ!
暇潰し…そうよ、暇潰しする為なんだからねっ!嬉しくなんてないんだからっっ!」

…ぅぇ…ひっく…ぅ…。あ、ありがとう…。

「と、とりあえず…今日はもう寝なさいよね!あたし、あっち行ってるから!」

ママ…僕、強くなるからね。だから安心してよね、ママ…。

970 :猫作者:2006/06/19(月) 13:35:54 ID:cUjOIz+LO
またも猫シリーズ。
今度は短めにしました。

971 :アカイヘヤハスキデスカ? 1/2:2006/06/19(月) 15:18:20 ID:08TiwR1Y0
真っ赤な、真っ赤な部屋。
インターネットの中でしか生きられない、都市伝説。

Red Room 〜赤い部屋〜

「今日も2chは楽しいなっ・・・と。」
俺はどこにでもいる大学生。一人暮らしをはじめ、気兼ねくインターネットを利用する毎日。
2chには様々な情報が飛び交う。政治、経済・・・そして、俺の趣味である「オカルト」も。
今日は古い古いネタを調べるために、このオカルト板を見ていた。

そのネタとは、「赤い部屋」
インターネットの普及と共に広がった、不思議で恐ろしい都市伝説だ。
あるURLをクリックすると、「赤い部屋は好きですか?」という声が出るポップアップが作動し・・・
閉じようとしても何度も出てきて、最終的にそれに出会ったものは血まみれになり死ぬ・・・。
そう、自らの血で部屋を真っ赤に染めて。
よくあるオカルトネタでも中々怖いものに入る。一時期、それを模したFlashも出来た位だ。
「にしても、流石に古すぎるネタかな・・・情報が少ない。」
中々情報が見つからず頭をかいていると、ある書き込みが目に飛び込む。
【このURLの先に、赤い部屋の真実がある】
「・・・真実?」
どうせ、また悪戯か何かだろう・・・そう考えるものの、やはり気になる。

972 :アカイヘヤハスキデスカ? 2/2:2006/06/19(月) 15:19:57 ID:08TiwR1Y0
俺はスパイウェアやPCクラッシュツールの対策を施し、URLを開く。
「ゴクッ・・・」
生唾を、飲む。もしかしたら赤い部屋のURLかも―・・・しれない。

しかし。

『ポップアップをブロックしました。』
電子音と共に、このメッセージが。怪奇現象がツールに防がれるとは、お笑い種だ。
「はは・・・まぁ、こんな所だろ。」
そして新しく別のスレッドを見ようとすると、不意に。

「ちょ、ちょっと!なんでポップアップが出てこないのよっ!!」

女性の、声が聞こえた。俺の―・・・背後から。
「な、なんだ!??」
俺が振り向くと、そこに居るはずの無い女性が居た。
燃えるような・・・いや、違う。血のような、赤。
髪も服も、瞳も爪も、そしてその艶やかな唇も。全て、真紅。

「なんで赤い部屋のポップアップが、出ないのよー!!」

「・・・はい?」

その日から、俺は―・・・この、赤い部屋の主との奇妙な生活を営む事になった―・・・

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