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なにそのツンデ霊☆四人目★

1 :本当にあった怖い名無し:2006/06/19(月) 23:17:37 ID:2ued6Dho0
怖い話に出てくる女幽霊は実はツンデレなのではないかという新説を
検証してみるスレッドです。

前スレ
なにそのツンデ霊★四人目★
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1145453459/
なにそのツンデ霊★三人目★
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1142094064/
なにそのツンデ霊★2人目
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1139653191/
なにそのツンデ霊www1人目 
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1131190956/
まとめサイト
http://www.tsunderei.org/

2 :本当にあった怖い名無し:2006/06/19(月) 23:18:12 ID:2ued6Dho0
スレタイ間違えた……

3 :本当にあった怖い名無し:2006/06/19(月) 23:32:24 ID:bOaSDz/A0
3

>>1-2乙&( ´・ω・`)_且~~ イカガ?

4 :本当にあった怖い名無し:2006/06/19(月) 23:37:59 ID:90ihcyvJ0
1乙ドンマイなんて言ってあげないんだからっ!

5 :本当にあった怖い名無し:2006/06/20(火) 00:09:23 ID:sqgZQd/1O
>>1


6 :本当にあった怖い名無し:2006/06/20(火) 00:21:00 ID:wjrQ9LNa0
>>1乙(´・ω・)わしがSS投下したせいで512kb超えちゃってごめんネー

7 :夕暮れの人:2006/06/20(火) 00:29:34 ID:dYy3UpzrO
安価っ娘みたいな感じの小説書きたいんでご協力をお願いしたいです。
よろしいですか?

8 :夕暮れの人:2006/06/20(火) 00:30:36 ID:dYy3UpzrO
と・・・その前に、>1乙。

9 :本当にあった怖い名無し:2006/06/20(火) 16:26:10 ID:pQ4nSqds0
>>1乙!

10 :本当にあった怖い名無し:2006/06/20(火) 23:23:03 ID:1LdJxFd00
ありがとう…ありがとう…これで心置きなく逝ける……

11 :本当にあった怖い名無し:2006/06/21(水) 23:54:18 ID:5Y4m+MnyO
ツンデ霊最高!

12 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 05:25:00 ID:gwQCWRH/0
目を覚ました私に彼女はとても優しくしてくれました。
とても辛い経験をした私を彼女は慰め、寄り添い、時に叱咤して、
私は少しずつ生きるということに希望を見いだすことができるようになっていきました。

私がいるのは白い部屋。窓際に置かれたベッドに私は静かに横たわっています。
窓の外の景色を眺めながら、私はいつものように彼女に話しかけました。

「もうすぐ夏になるね」

彼女はベッドの脇に置かれた椅子に腰掛け、私に優しく微笑みかけます。

「そうね。あなたも夏が終わる前には身体を治さないといけないわね」

「でも……そうすると私は貴女に会えなくなる。それは少し寂しい」

「仕方のないことよ。それに私に未練を残さないで。これからのあなたには必要のないことよ」

彼女との別れが迫っていることはわかっていました。
だから私は彼女になにかを返せればと、いつもそう思っていました。
しかし、私がそのことを伝えると彼女は決まってこう言うのです。

「ありがとう。でもあなたはそんなことを気にしなくてもいいの。
 あなたがこれからも生きようと決めたことが、私にはなによりも嬉しいことなのよ」

思えば初めて会ったときから彼女はそうでした。
自分からなにかを求めることはなく、ただ私を勇気づけるためだけに存在しているかのように振る舞い、
私もまたそれを当然のように受け取っていたのです。
しかし、身体が快復して、いよいよ彼女との別れのときが訪れるという今になって、
私は彼女がどれほど私の支えとなってくれていたのかということに、ようやく気付いたのです。

「私のことは気にしないで。今はあなたの生きようとする意志がなによりも大切なのよ」

13 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 05:26:00 ID:gwQCWRH/0
あの事故で私は大切な人を失い、私自身も心身ともに大きな傷を負ってしまいました。
今もベッドに横たわる私の身体は、幾重にも巻かれた包帯と全身に伸びる管で酷い有様です。
私はそんな私の身体を眺めながら、医師の言葉に泣き崩れる両親の姿を見ました。
見舞いに来てくれた友人の嗚咽を聞きました。
そして、私自身の緩やかな死を感じながら、ただ深い哀しみにくれていたのです。

そんな私の前に彼女は現れました。
初めて会ったのにどこか自分に似た雰囲気を持っているように感じたのは、
彼女が私と同じだったからでしょうか。
彼女もまた事故で重傷を負い、私のように中身だけが肉体を離れ彷徨っているということでした。
ただ一つ違うことは、彼女の身体は決して癒えることはないのだそうです。

彼女は哀しみにくれる私に言いました。
自分と違い私にはまだ生きる望みがあること、
そのためには私自身の生きようとする意志が必要だということでした。
傷ついた私の身体は、私が望むまま生と死、そのどちらにも向かうのだと。

大切な人を失った哀しみに押し潰されそうになっていた私は、
彼女の言葉に耳を貸さず、彼女の存在にも気を止めることはありませんでした。
そんな私に、彼女は決して焦ることなくゆっくりと、しかし確実に希望という種を植え付けていったのです。

「貴女に会えてよかった。今は心からそう思える」

夏も終わりに近づき、ようやく身体も快復した私は彼女との最後の夜を過ごしていました。

「私もよ。そしてこれからもずっとあなたには感謝し続けるでしょう」

それが私が最後に聞いた彼女の言葉でした。

14 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 05:28:00 ID:gwQCWRH/0
秋が過ぎ冬が訪れた。

「さゆり、今授業終わったの? お昼いっしょに行かない?」

午前の授業を終えた私を友人が昼食に誘ってくる。
退院して大学に復学してからしばらく経つが、いまだにこの呼び方には慣れない。

「ええ、いいわよ」

その友人は微笑む私を妙なものでも見るような顔つきで眺める。

「どうしたの?」
「んー、なんか退院してからさゆり変わったよね」
「そうかしら? 例えばどんなところが?」
「その話し方とかさ、前はもっと冷めた感じがあったっていうか……
 あと髪型とか服装とか、なんていうか前よりも女っぽくなったっていうか色っぽくなったっていうか」
「そう……そうね、変わったと言われれば変わったかもしれないわね。……色々あったから」

そこまで言って友人の方を見ると、しまったというような顔つきになる。
彼女は事故のことも、その結果なにがあったのかも知っているのだ。

「大丈夫よ、気にしないで」

そう言って笑顔を作る。それがまた彼女には珍しく映ったようだ。

「やっぱりさゆり、変わったね」

彼女と別れた翌日に私は目を醒ました。
身体はほとんど完治しており、数ヶ月のリハビリを経て、私はまた普通の生活に戻ることができた。
あの事故の夜からどれほどこの日を望んだことだろう。
彼女は私になにか恩返しをしたいと言っていた。
高く澄んだ冬の青空を見上げて、私は彼女に、この身体をくれた「さゆり」に感謝しつつ歩き出した。

15 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 05:32:00 ID:gwQCWRH/0
保守代わり

16 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 07:30:25 ID:K5SGJJwbO
いまさらだが>>1乙。つーか前スレ埋まったのか?

17 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 08:44:26 ID:yRDynX8hO
つまんねー文章、いや文字の羅列を書き込むんじゃねーよ!
寒気と吐き気がするわ!


ゴホ(´д`)゛

18 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 08:55:22 ID:/XrGIpW2O
(´・ω・`)つθ

19 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 10:39:48 ID:xo2FvTvTO
なにそのたまご

20 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 12:08:00 ID:Iwl70qLLO
>>14
終り方が後味悪い…(´・ω・`)

21 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 12:17:51 ID:D+LV3lMoO
>>12->>15

ツンデレはどこ?

22 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 16:36:50 ID:mqwnEzTvO
>>17-21
せっかく立てたスレがものすごい勢いで落ちそうだったので書いたんで、
>>12-15に深い意味はない('・ω・`)ス
レスが増えて良かった('・ω・`)ス
おまいらもいつまでも乙乙言ってないで、
早くツンデ霊を検証する作業に戻る('・ω・`)ス

23 :アンカーでツンデ霊:2006/06/22(木) 18:57:16 ID:a6SpfXi1O
・・・寒気がする。
俺はゆっくり目を覚ました。
引っ越した当初よりこの部屋に感じていた、というより漂っていた寒気。
そこにある気配は形を生成しているのが解る。
俺は心で冷静さを欠かさないように自分に言い聞かす。
やがて輪郭をはっきり持ったそれは、お世辞抜きな可愛かった。
女の子は口を開いてこう言った。
>>24


24 :本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 19:07:24 ID:m2YpOUJJ0
「ご飯・・・食べるんでしょっ?!料理した事なんか
ないけど、作ってみたから食べればっ」

25 :アンカーでツンデ霊:2006/06/23(金) 02:12:36 ID:LYlgYaYVO
「(>>24さんありがとう!)ご飯・・・食べるんでしょっ?!
 料理した事なんかないけど、作ったから食べればっ」
・・・いきなり、何だというのだろう。
まさか、とりあえずテーブルの上にあるあの美味そうな飯を食えと言うのか。
なら、喜んでいただくとしようか。
「ご好意に感謝するよ。ありがたく頂戴します」
俺がそう言うと一瞬嬉しそうな顔をしていたが、
「ば、馬鹿な事を言ってないで早く食べなさい!
 先に言うけどあんたの為に作ったんじゃないんだからね!」
と、怒った。って・・・あれ?
「・・・じゃあ、何故に作ったんだよ」
「わ、私が食べるためよ。それが余っただけよ。ほ、本当よ!?」
「ふぅん・・・ところで、君の名前は?」
「冬野雪・・・」
「俺は古川太一。なんて呼べば良い?」
俺はいつの間にやら、って間も無しに幽霊に慣れていた。
「私の事は>>26と呼んで」


26 :本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 06:09:50 ID:M4xIQu8XO
「ゆきりん」

27 :アンカーでツンデ霊:2006/06/23(金) 11:24:32 ID:LYlgYaYVO
「(ゆ、ゆきり・・・)わ、私の事はゆきりんと呼んで・・・」
「はぃ?」
この幽霊、頭が弱いのだろうか。
ゆきりん?コリン星じゃなくキリン星から来たのか?
自分で言ってこの恥ずかしがり。尋常じゃない。
呼ぶ此方も恥ずかしい。まぁ、相手は幽霊。拒否れば何をするか解らん。
「解ったよ、ゆきりん」
とりあえず承諾しておいた。
「あ、あまり呼ばないでよ?なんていうか、恥ずかしいし・・・」
大丈夫か、本当に。
とりあえずご飯を食べてみた。

ぱくっ。・・・!?

・・・なんだ?何が起きた?
舌の上で起きた謎。何が起きたかよく解らない。
多分、美味いんだと思う。ただ、度が過ぎる。美味過ぎて味が解らない。
いわゆる、あれだ。芸術は爆発的な事を言った奴みたいな感じだ。
じーっ。
ぱくっ。
じーっ。
「・・・」
さっきから雪の視線が凄い。ちらりと顔を見る。
・・・目がらんらんとしている。これは期待してる子供の目に似ている。
何に期待か。決まってる。自分が作った料理だ。味の感想の期待をしているに違いない。
「ゆきりん、>>28
俺は素直に述べてみた。雪は嬉しそうな顔をした。が、すぐ顔を真っ赤にして
>>29
と言ってきた。

28 :本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 13:23:17 ID:bZC9PP57O
「君を食べたい」

29 :本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 13:28:35 ID:dejgt6YGO
「OK、ピーチボーイ!俺のビッグなバイオレンスコックをブチこんでやるから四つんばいになってケツをむけろ」


30 :アンカーでツンデ霊:2006/06/23(金) 17:00:49 ID:LYlgYaYVO
「「(な、なに〜っ!?)」」

・・・

「(くっ・・・)ゆきりん・・・き、君を食べたい」
「(あぅ・・・)お、OK、ピーチボーイ!お、俺のビッグなバイオレンスコックをブチこんでやるから四つんばいになってケツをむけろぉ・・・」
「「・・・」」
なんだろう、これは。
「と、とりあえず美味かったってことさ」
「う、うん。私もありがとうってことだよ・・・」
「「・・・」」
気まずい。どうしたら良いんだ。
「ね、ねぇ、太一?」
「え、あ、何だ?」
「あの、さ・・・えっと・・・」
「無理して会話を成立させようとしないで良いぞ」
「・・・ごめんね」
「「・・・」」
空気が重すぎる。俺はこの重さを打ち破るべくテレビを付けた。
番組は、みのも○たさんの朝ズ△ッだった。
この空気をぶち破るべく思い付いたことを言ってみた。
「みのさんってさ・・・>>31だよな」


31 :本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 17:15:48 ID:hBnEmInDO
やけに黒光りしてる時あるよな・・・


32 :本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 18:31:17 ID:FFaSPI7q0
ワロスw
エヴァ板のダディ思い出すが、いいよいいよー!
選択肢もっと増やしてーっ

33 :アンカーでツンデ霊:2006/06/23(金) 18:53:27 ID:LYlgYaYVO
「(ふぅ。まともなのが来た)みのさんってさ・・・やけに黒光りしてる時あるよな」
「そ、そうだね」
「あれって何でだろうな」
「汗掻いてるからでしょ?」
「いや、汗掻く掻かないで二倍ぐらい黒さが違うのはおかしい」
「色の付いた汗なのかな?」
「内分泌液かもよ?」
「え〜っ。それはないよ」
 良かった。空気が戻った。・・・ん〜。
「・・・」
「太一、どうしたの?」
「ゆきりんは笑顔が可愛いなぁ、って」
ボンッ!
そんな音が聞こえそうなぐらい一気に真っ赤になった雪の顔。
何やら恥ずかしいのか照れてるのか不思議な動作を取る。
床に転がったと思えば、いきなり、はぅ〜と言いながら飛び跳ねたり。
そして、だいたい十分後。
「な、何言うのよいきなり!」
と、怒ってきた。
「そのまんまだけど・・・」
「あぅ・・・って、そうじゃなくて、こうじゃなくて・・・その・・・」
「何言いたいんだよ」
「そ、その・・・つまり、>>34!!」

34 :本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 19:01:20 ID:1sXzEGjp0
ス…スノーボードとスキーどっちが好き!?

35 :アンカーでツンデ霊 ◆gARqKUrs5U :2006/06/23(金) 19:54:43 ID:LYlgYaYVO
「そ、その・・・つまり、ス、スノーボードとスキーどっちが好き!?」
「・・・」
話の脈が途切れてる気がする。先程のあの下ネタ満開と言い、
この幽霊は頭が大丈夫なのだろうか?
いや、あんな事を俺ももう危ういのかもしれない。
「一応はスキー派だが、スノボの方が得意だな」
「そ、そうなんだ・・・」
「今度行く?」
「でも、私滑れないよ・・・幽霊だし」
「背中に乗れよ。なかなか風が気持ち良いぞ」
「ありがとう・・・うん。その時が来たら、そうするよ。
 あ、太一も喜びなさいよ?私が付いていってあげるんだから」
「はいはい」
 俺は解らないがなかなか良い雰囲気っぽいのかもしれない。
そうだとしてもテレビから流れるCLEVER SLEAZOIDが確実に空気を壊してるが。
「・・・」
「・・・」
『COCKROACH!!』
よりにもよって、ごきぶりだしな。あっ、そうだ。
「ゆきりんってさ、どんな曲が好きなんだ?」
「え?あぁ、私は>>36とか>>37が好きかな・・・」

36 :本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 20:19:43 ID:P8sYJTLg0
アニソン全般、あまり一般に知られてないのがとくに…

37 :本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 20:23:15 ID:cpueAqSo0
釜山港へ帰れ

38 :アンカーでツンデ霊 ◆gARqKUrs5U :2006/06/23(金) 21:59:59 ID:LYlgYaYVO
「(わ、私マニアックになっちゃう・・・)え?あぁ、私はアニソン全般、
 あまり一般に知られてないのがとくに…とか釜山港へ帰れが好きかな・・・」
「悪い。まったく知らね」
「釜山港へ帰れはチョー・ヨンピルさんが歌ってて・・・」
「解らないってば」
音楽ならいくらか話が合うのではないかと思った俺が馬鹿だったか。
これじゃ話にならない。知れば知るほど解らなくなるな。
生前が凄まじく気になる。どこぞやのお嬢様だったのだろうか。
・・・マニアックなお嬢様?んなあほな。
しかし、よく見ると品は良い。背筋は真っ直ぐ。料理スキルもあるし色々あるし。
もしかしたら、お嬢様なのかもしれない。
「なぁ、ゆきりんって生前どんな人だったんだ?」
「えっと・・・私は>>39だよ」


39 :本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 22:04:31 ID:iZcsmOEW0
女相撲の関脇

40 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 01:03:47 ID:nRswhjJGO
面白いし、スレ趣旨にも沿ってるんだけど、これは新しくスレ立ててやったほうがいいような…
気を悪くしたらごめんなさい。

41 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 01:44:51 ID:y0w52OAnO
>>39 関脇www

42 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 02:53:18 ID:Q0aaHtNK0
>>40
だな、俺もそう思うよ
ややこしくなる

43 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 03:03:19 ID:uxw/yLH/0
てかコレやられてる間は他の人の作品投稿を邪魔してるって気づかんかね?
せめてどれくらい続くか明記しろよ、と普通にオモタ。

44 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 03:13:32 ID:oGdwFVNFO
でももうちょっと続いて欲しいと思ってる
ちょっとだけなんだからねっ

45 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 03:28:48 ID:BwZNa6mb0
即VIPでやれのAAが来ると思ってたけどみんな我慢強いな

46 :アンカーでツンデ霊 ◆gARqKUrs5U :2006/06/24(土) 08:09:12 ID:XUaIA89jO
よし、やめる。

47 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 08:19:53 ID:miVsGFWm0
>>46
あきらめるの早っ!
あと何レスで終わるか書けばいいって事なんじゃねえの?

48 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 08:26:21 ID:YazKVUaP0
先の展開が筆者にも全く読めないシステムなんだから
何レスで終わらせるって予想も無理だろ。

49 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 08:59:20 ID:Z5WVWBEQ0
おもしろかったんだがなぁ(;ω;)

50 :アンカーでツンデ霊 ◆gARqKUrs5U :2006/06/24(土) 09:15:43 ID:XUaIA89jO
とりあえず今から普通のツンデ霊をメモ帳に書き始める。
ただ、39さんが折角答えてくれたのだから38の続きだけは書かないと失礼か。


「(え・・・す、相撲!?)えっと・・・私は、女相撲の関脇だったよ」
「・・・」
微妙に強いらしい。っつか・・・。
「しかし、どう見ても相撲体型じゃないな・・・なかなか良い細い体型だし」
雪はどう見ても虚弱に見える。・・・まさか、狙いで言ったのか?
いや・・・狙いにしても女相撲って・・・。
「あ、ありがとう・・・。あっ、先に言うけど褒めても何もあげないからね!」
「料理くれ」
「なんであんたなんかに・・・面倒くさい!」
「そうか。ま、強要はしないさ」
「え・・・あ、で、でも少しぐらいなら作ってあげても良いかな〜」
「本当?ありがとう」
「か、感謝しなさいよ!」
「はいはい」
「もう!・・・本当は、こんな事が言いたいわけじゃないのに(ぼそっ)」
「ん?」
「な、なんでもない!」
俺はいつしかこの下らない会話に和んでいた。何故か凄く懐かしい気がしたからだ。
「まぁ、よろしくな、ゆきりん」
「・・・うん!」
そんなこんなで幽霊との生活が始まった。

次回予告>>51

51 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 09:41:29 ID:KdnpGAgZ0
第一部完

52 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 09:42:03 ID:uxw/yLH/0
次回は「アンカ>回答」を12レス以内で収めます。

53 :アンカーでツンデ霊 ◆gARqKUrs5U :2006/06/24(土) 10:07:41 ID:XUaIA89jO
っつうわけでアンカーでツンデ霊第一部完。
第二部は気が向いたら、もしくは要請があったら書くつもり。
予定としては第五部か第六部まで。アンカー次第では延びたり縮んだりする。
ちなみに第二部では>>54が登場

54 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 10:21:55 ID:fU9guPwJ0
↑ もう要らないです

55 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 10:27:12 ID:LVw15wy10
別スレ立てればいいさ。
見たい奴は付いて行く。
見たくない奴は行かない。

56 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 11:22:58 ID:Z5WVWBEQ0
立ててくれ。ツンデ霊にとらわれず、
エヴァ板のダディのようにw
俺ついてくよっ!
俺も所詮は黒歴史だしな。
ネタスレとして、楽しめるなら最高さっ(・ω・)b

57 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 11:28:17 ID:9Ni7Pt7m0
別スレいくならついてくよ

58 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 14:23:46 ID:wOZQJKHU0
さよならバイバイ

59 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 15:00:06 ID:gpdBrH6/O
>>53
m9(^д^)プギャー

60 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:34:10 ID:pfa3+AAC0
そして流れも読まずに長文投下。

IDをNG指定推奨。9レス予定。感想を>>00よろしく

61 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:35:37 ID:pfa3+AAC0
ぐったりとした帰路。梅雨独特の、じっとりと暑い一日だった。
夜になっても不快指数は変わらず、身体がどろりと溶けそうになる。
安息を求め、アパートのドアを開けると、むわっとした熱気が溢れ出た。
──もう、どうでも良くなった。
早めに仕上げたいレポートがあったが後回しにする。今日はもう寝よう。

シャワーを浴びるのすら億劫。
入り口でシャツを脱ぎ、汗を拭って洗濯機に放り込む。
その場で倒れ込みたくなるのを堪え、奥へと脚を進める。

身体は休息を訴えるが、蒸し暑さが安眠を許しそうにない。
こういう時は、安眠剤(その他の雑種A)に頼るしかない。
夢遊病者のような足取りで冷蔵庫に向かい、ドアを開ける。
ひんやりとした冷気が心地好いが、所詮は気休めに過ぎない。
ろくに中も見ずに、手探りで冷えた缶を取り出そうとする。

──── むにゅん、

ひんやりとした──しかしアルミ缶とは違う、滑らかで柔らかな触感。
よく冷えた極上の葛餅のように、しっとりと指に吸い付く。

「…………はて?」
にゅん、にゅいん、にゅぃん、と手の中で形を変える不思議な葛餅。
決して厚みはないが、押せばどこまでも沈んでいきそうなほどに柔らかい。
暑さと疲れにやられた胡乱な頭で、状況を整理しようと試みる。
からから、と乾いた音を立て、脳みそが空回りをする。
そうして無駄な摩擦熱を発生させた後に辿り着いた結論は、

「────ほぅ」
“見て確かめる”、という原始的、しかし恐ろしく効果的な方法だった。
そして視認した“それ”は、およそ理解の範疇を越えたものだった。

62 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:37:10 ID:pfa3+AAC0
「────ほぅ」
知らず溜息が漏れた。

それはひどく非現実的で、ひどく幻想的で、ひどく……その、扱いに困った。
まるでレトロな伝奇浪漫小説──幻想小説のように曖昧で儚い泡沫。
だから、ついこの状況を、旧仮名遣いなどで表現したくなる。

      『 匣の中には綺麗な娘がぴつたり入つてゐた 』

狭い匣の中に、“みつしり”と詰まる、同い年の少女。
万年雪のように白い肌と、白い髪。そして紅く透き通るガラス玉のような瞳。
無表情に、何も言わず──ただじっと、凍える瞳で何かを訴えかける。

霞掛かる思考は過去へと遡り、子供の頃に作った雪兎の元へと辿り着く。
ビー玉の瞳の白い兎は、ただの一度も跳ねることなく、泥土へと還っていった。
取り残された二つの紅いガラス玉が、泥の上に転がっていた。
その後、大事にしまって置いたはずのそれも、いつ間にか無くしてしまった。

…………さて、回想さておき、現状を整理しよう。
『 匣(冷蔵庫)の中には綺麗な(見知らぬ)娘がぴつたり入つてゐた 』
以上。説明終わり。

「って納得できるか! 異議ありっ、弁護士を呼べっ!!」
「自首するの?」

ちりん、と風鈴のような透き通った声。頬の脇を涼風が通り抜けた。
まとわりつくような蒸し暑さが何処かへ消え、しん、と静寂と静謐さが訪れる。
相変わらず無表情で、静かにじっと見つめてくる紅いガラス玉のような瞳。
何も読み取れず、ただ沈黙が続くが、不思議と居心地の悪さはない。
むしろ、この時がいつまでも続けば良い──そうとさえ思わせる……

                ────それでも、雪はいつか溶けてしまう。

63 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:38:09 ID:pfa3+AAC0
「6月以下の懲役又は50万円以下の罰金」
再び凛と澄み渡る、玲瓏な響き……ただし、内容はどこかおかしい。

「──常習なら倍」
そう言うと彼女は、ついと視線を下げる。
流れ落ちた絹糸のような白髪が、はらり、と俺の腕をくすぐる。
つられて俺も視線を下げ──葛餅の正体を知った。

「……………………」
「……………………」
再び思考は永久凍土の奥へと沈降する。
ふにょん、と舌の上で溶けそうで、むにゅん、と唇の間で弾みそうなそれ。
雪原のわずかな膨らみ。早朝の新雪を犯す快感が指の間から溢れ出る。

「あ……その、これは……」
葛餅が吸い付いて離れない。──いや、離せない。
このまま黒蜜ときな粉を掛け、食べてしまいたい衝動に駆られる。──と、

「………… ぁ、」

──と、ほんのわずか、気のせいかもしれないが──恥ずかしそうな声。

我に返り、後ろの壁に張り付くように飛び退く。
右手が冷たい。顔が熱い。ようやく機能を再開した心臓が暴れ回る。
相変わらずの無表情、例のガラスの瞳で、じっと見つめてくる少女。
その視線に耐えきれなくなり、

「ご、ごめんっっ!」
慌ててドアを閉める。
閉まる直前、「電気を大切にね」と聞こえたのは空耳だろうか。

64 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:39:43 ID:pfa3+AAC0
さて、扉が閉まれば、いつもと変わらぬ1Kの安アパートが戻ってくる。
幻覚、白昼夢の類と思おうとしたが、右手に残る感触がそれを赦さない。
先程までのことを、現実離れした──しかし確かな現実だと理解したとたん、

「──ばっ、何やってるんだ俺!」
自分を叱責し、大慌ててで扉を開ける。
動転してたとは言え、人を冷蔵庫に閉じ込めるだなんて。


──かくして、匣入り娘は俺を批難するでもなく、こちらを見つめてくる。
物言わぬガラス玉の双眸の奥が、ゆらゆらと舐めるように揺らめく。
なお、冷蔵庫から出てくるつもりはないらしい。寒くないのだろうか。

「えっと……君、誰?」
聞きたいことは山ほどある。が、まずはこれを訊かねば始まらない。

「……ヒント1、『国境の長いトンネルを抜けると』?」
彼女は少しだけ視線を彷徨わせると、答えは出さず、問題を出してきた。

「えっと、川端康成の『雪国』?」
ノーベル賞作家の代表的な一節だ。さすがに間違えるはずがない。
──しかし、

「問題を間違えました」
「おい」
計算か天然か──前者ならば天才、後者ならば鬼才である。

65 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:40:49 ID:pfa3+AAC0
「わたし、雪女」
妙な引っ張りをした割りに、あっさりと言い放った。
あまりにもあっさりとしていたせいだろうか……聞き間違えてしてしまった。

「えっと……ジュディ・オング? ……あ、もしかして恩田有紀さん?」
しかし、先程の言葉が聞き間違いではないと否定される。
「違う、雪女」
だからさっきの問題は小泉八雲──ラフカディオ・ハーンが正解。
そんな言葉を付け加えた。

夏にも関わらず、雪を伴う冷たい北風が吹いた気がした。

……いや、本当は分かっていました。普通じゃないってくらい。
体温は全く無いし、瞳の色はカラーコンタクトとかで誤魔化せる物じゃないし。
それにしても雪女とは……ついこの間、夏至だったよね?
何となく、脳裏にジェットスキーで登場するサンタクロースの映像が流れた。

「えっと……雪女さんは、何でここにいるの?」
「…………」
「……どこかで会ったことあったっけ?
「………………」
「…………は、ははは、」
沈黙が苦しくて、乾いた笑い声を漏らす。
万年雪の沈黙。無回答。捉えどころがない、というよりも、取り付く島がない。
ひょっとしなくても──嫌われているのだろうか。

そりゃそうだろう、出会い頭に『葛餅』じゃ……、

「変態?」
はっとなり彼女の視線を追うと──何ともイヤらしく歪んだ右手がある。
「あ、いや、これは、その、」
しどろもどろに弁解を考えるが、彼女は興味なさげに見つめるだけ。

66 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:42:15 ID:CIgpxf9x0
wktk

67 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:42:36 ID:pfa3+AAC0
「閉めて」
「──へ?」
言葉が短いのと、自分が混乱していたのとで意味を取り逃す。
「暑いの、苦手」──だから閉めて、そう繰り返す。

……徹底的に嫌われたようだ。
非はこちらにある。素直に従おう。
「ごめん」
謝るが反応はない。ガラス玉が、早く閉めろと催促する。
もう一度、お詫びの言葉を伝え、扉を閉める。



奥の部屋には冷蔵庫の中身が積まれていた。
この暑さだ、肉類は全滅だろう。他の物も、このままではいずれ傷む。
新たな冷蔵庫を買うべきだろうか……

「ていうかアイツ、いつまで居る気だ?」
そもそも、なんでうちの冷蔵庫にいるのか、それすらも聞いていない。

「──ま、いっか」
とにかく疲れた。当初の予定通り、今日はもう寝よう。
布団に横になり目蓋を閉じる。同時に、すぐに意識も────、


   ────ガゴンガゴンドゴドガガゴンッ!!


「──て、敵襲ぅっっ!?」
眠気は一気に吹き飛び、布団から飛び起きる。

68 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:43:53 ID:pfa3+AAC0
音源はすぐに知れた。今もガコンガコンと、中身が暴れ回る音がする。
やっぱり、という得心と、まさか、という疑念が沸き起る。
冷たさすら感じさせる彼女の姿と、暴れ回る冷蔵庫の映像が一致しない。

一瞬、酸欠で苦しんでいるのかと思ったが、どうも様子が違う。
どちらかと言えば、中で小動物が喜びに悶えているような印象を受ける。

……それこそ、まさかである。
彼女が顔を赤らめ、悶え転げ回る映像を想像し、コンマ数秒で断念した。
そんなキャラではないし、そもそも理由がない。

──さて、状況は不明。
しかし、家主として、学問の徒として放っておく分けにはいくまい。
決して野次馬的、あるいは出歯亀的な好奇心ではないと付記しておく。


そろりそろりと近づいて行く。
暴れ続ける冷蔵庫。よくもまあ体力が続く物である。
と、感心している場合ではない。こういうのは勢いが肝心だ。

躊躇いは敵。扉に手を掛け、一気に解放する──!!

     「────あ、」
                  「…………へ?」

どちらがどちらの声だったのだろうか──“生神停止(刻が停まった)”

そして凍える刻の中で、確かに “それ” を視た。
──さて、これは如何なる “幻朧月睨(じょうだん)” なのだろうか。

69 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:45:37 ID:pfa3+AAC0

      『 匣の中には綺麗な娘がぴつたり入つてゐた 』

「何?」
一瞬にして、最初と変わらぬ硬く冷たい態度を取り戻す彼女。
「…………み、」
しかし、微かながら真っ白な頬に、先程までの興奮の色が残っている。

「……何?」
すぐに消えてしまったが、その残像が網膜に焼き付いている。
ぴょこぴょこと彼女の頭の上で動いていたそれは……

「……、さ、みみ……」
「違う」
相変わらずの冷静な態度を崩さない彼女。
ただし、紅い瞳が僅かに逸らされている。
そして、先程まで彼女の頭の上で飛び跳ねていたそれは──、

「……う、う、……う、うさ耳ぃぃっっ!?」

   『 匣の中には綺麗な “うさ耳” 娘がぴつたり入つてゐた 』

「うさ耳」
「分からない」
「うさ耳」
「知らない」
「……うさ耳、」
「小麦粉か何かだ」
この期に及んでも、頑として態度を崩さない。ある種の尊敬の念すら抱く。

「……耳、出てるよ」
「──嘘っ!?」

70 :本当にあった怖い名無し:2006/06/24(土) 16:47:24 ID:pfa3+AAC0
「うん、嘘だよ」
頭のてっぺんを抑えたままの体勢で、きょとん、と固まる雪兎娘。
騙されたと分かり、その顔がみるみる瞳と同じ色に染まり────、

──ばたんっ!
現代の病、引き籠もりへとなってしまった。


〜その後の話〜

彼女は冷蔵庫に居座り続けている。
外は暑い、と相変わらず引き籠もりだ。
仕方なく食材用に新しいのを買うと、そちらに引っ越してきた。贅沢者め。

夏が過ぎ、秋も深まり、だいぶ涼しくなってきた。
もうじき紅葉も始まる。そうしたら、彼女を外に連れ出そうと思う。
そんな引き籠もり更生プロジェクトを考えつつ、彼女を見る。

「──何?」
例の紅いガラス玉のような瞳で見つめ返してくる。

彼女は相変わらず無表情で、態度もツンツンと冷たいものである。
変わったことと言えば、耳を隠すのを止めたこと。
不機嫌なときは、ぺたんと垂れ、驚いたときなどは、ぴん、と立つ。
そしてそれ以外の時は、基本的にぴょこぴょこと跳ね回っている。
まるで嬉しいときの子犬の尻尾のようだ。
よく分からないが、彼女は彼女なりに幸せなのだろう。

「……いや、何でもない。アイス食うか?」
「ハーゲンダッツ」
「ばーか。そんなのあるか」
そして俺はと言えば……まあ、それなりに幸せである。

71 :俺と悪霊@:2006/06/24(土) 18:44:49 ID:Y/f44WggO
財産家だった父が死に私のもとには莫大な遺産が手に入った。
 
その中の一つに閑静な避暑地に建つ別荘がある。
私は遺産に虎視眈眈な叔父をはじめとした親族連中を忌避する為、そこに移り住むことにした。
 
もともと人嫌いなのだからちょうどいい。
ここで一人ひっそり生きてくのも悪くない…
 
そんな事を考えながら鍵を開けて中に入ると、怪しげな声?いや歌か?が奥の客間から聞こえてきた。
 
「にゃ〜にゃ〜♪にゃ〜にゃ〜♪
にゃんこのお腹はモ〜フモフ♪」
恐る恐る覗いてみると野良猫を抱えんで床をごろごろ転がり回る少女がいた。
 
イタいのが不法侵入?
幸い敵は猫の腹に顔を埋めているのでこちらには気付いていない、今が通報のチャンスだ…
と、少女はふいに顔を上げ、ばっちり目線があってしまった。


72 :俺と悪霊A:2006/06/24(土) 18:46:01 ID:Y/f44WggO
 
「……見た…見ちゃった、わよね?」
嫌な迫力を持った声を絞りだして問い掛けてくる。
 
「いや、別に何もみてな」
「 嘘 だ ッ  !!!」
 
怒鳴られた。
 
「貴様、見てるな!?
否、見ていたに違いないッ!
私が嫌がるにゃんこに
腹ずりしたりにくきゅーをはむはむしたりしていたのをぉぉ!!」
 
「嫌がるなら止めてやれよ」
突っ込んでみた。
 
「にゃんこは許してくれるからいいのよーッ!
とにかく!見られたからには殺すッ!呪い殺してやるぅ!」
顔を真っ赤に染め両手をブンブン振り回して地団駄ふみながら叫ぶ少女。


73 :俺と悪霊B:2006/06/24(土) 18:48:46 ID:Y/f44WggO
 
「の、呪い殺すのか?」
「そうよぅッ!
私てば、超ゴイシャス(ゴイス+デリシャス)な悪霊なんだから!」
 
「マジか!?」
「マジよ!!
そらそらそら感じるわアルファケンタウロス第二星雲の暗黒太陽から届いた七色荷粒子レインボーメモリーが私のピーチボーイ右脳視下部でデレツンパゥワーに精製されてノロイTHE心筋梗塞を誘発せしめんとおぞましくも蠢いてバイオレンスコックをブチこむかもあぁきたきたきたデレレレレッツーンツーンツ
「落ち着け」
 
ズビシッ!
毒電波を受信してあらぬ事を喚く少女の首筋に手刀をたたき込む。
 
「はぅ」
妙に乙女チックに倒れる少女。
弱ぁ


74 :俺と悪霊C:2006/06/24(土) 18:50:21 ID:Y/f44WggO
 
悪霊とか言っていたが、よく見ると足首から下だけが確かに透明だ。
随分レトロタイプだが確かに幽霊なのは間違いないようだ。
 
「う…うぅーん」
もう目覚めようとしてる。
復活早っ!
 
「は!わ、私は何を?え?あなた誰?」
記憶がdでるようだがこれなら落ち着いて会話が出来そうだ。
 
「この屋敷の住人になるだが」
「えぇぇ!?ここ空き家じゃなかったの?つーか何で今頃?ずーっと誰もいなかったのに」
 
「親の遺産だから引っ越したんだよ、まさか不法占拠者がいるとは思わなかったけどな」


75 :俺と悪霊D:2006/06/24(土) 18:52:16 ID:Y/f44WggO
「いいのよ!私悪霊なんだからどこにだって住んでいいのよ!…でもあなたこんな広い家に一人で住むの?」
 
「その予定だが」
「チッ、ブルジョワ豚め我々国民の血税でブクブク肥え太りやがって」
「納税してないだろお前」
 
「うるさい!
て、訳でこの私が一緒に住んであげるわよ!
感謝しなさいよねっ!」
 
「…は?」
「だーかーらー!
私が一緒にいてあげるの!
べ、別にあなたの為って
訳じゃないんだからね、えーっと、そう!私地縛悪霊だから仕方ないのよ!」
 
なんとなく分かった。
きっとこいつは一人きりで淋しかったのだろう。
自分もそうだったからよく分かる。
 
「まぁ、いいか…幽霊ってのも面白そうだ」
「幽霊じゃない!悪霊よ!」
 
こうして俺と悪霊の奇妙な生活が始まった…
【続く…かも知れない】


76 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 01:07:16 ID:xCRed+8NO
>>75
続くかも、じゃない!続けなさい!

77 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 01:15:54 ID:XhQFGWuP0
>>70
>>75
GJ普通に続いて欲しい(´・ω・`)

78 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 01:30:49 ID:xCRed+8NO
っつか、今ツンデ霊書いてるんだけど何か外が怖い。
マンションに俺住んでるんだけどさっきから部屋の窓の外、
つまりは部屋の前の通路から足音が聞こえる。
真面目な話、怖くて寝れないから小説書いてる。どうしよう。

79 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 01:33:16 ID:WwvT8UJn0
悪いが俺はその類いのものは一切信じていない。

80 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 01:37:47 ID:0bPKxnLl0
>>78
ごめん、それ俺

81 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 01:43:18 ID:XhQFGWuP0
>>78
それはツンデ霊か80だと思い込めば怖くない

82 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 01:45:11 ID:xCRed+8NO
>>80-81
ありがとうございます。少し気が楽になりました。



とりあえず怖さを押し殺してツンデ霊を頑張って書き上げる事に専念する。

83 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 02:11:45 ID:AXmsp1iI0
「な、>>78ったらどんなの書いてるのかしら……気になる……
でもでも、あたしから『ね、見せてっ!』なんて言うのもシャクだしさぁ……
……うぅ……どうしよ……」

とか呟きつつ通路をうろうろしてるツンデ霊がいると考えるんだ

84 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 09:19:35 ID:hCbG2iA6O
>>83に萌えた

85 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 10:15:19 ID:UmMz2L700
>>86に萌えた

86 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 11:31:38 ID:1y9GA8t3O
>>85
「何ハァハァしてるのよっ!!
アンタみたいなキモイ豚野郎に『萌〜』なんて言われても気持ち悪いだけなんだから!
死んじゃえ!」


87 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 12:20:48 ID:XhQFGWuP0
>>86
萌えた
スマソ吊ってくる(´・ω・`)

88 :本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 18:16:50 ID:ow5wWtVj0
>>86にバケラった

89 :78らしき人:2006/06/26(月) 00:43:01 ID:sWXgJ3zZO
>>83の言う幽霊に告ぐ。
何分色々と遊びながら書いててかなり遅いが安心しろ。
近日公開する。内容は期待するな。
次は君をモデルに書こう。許可を願う。

90 :本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 01:21:19 ID:IHUOLCcEO
ラーメンズ噴いたw

91 :本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 05:35:36 ID:4MAiD/ft0
仕事を終え、コンビニで飯を買い、アパートに帰って、
居間のドアを開けると中に女がいた。
はて、俺は結婚もしていないし彼女もいない。
なのに目の前でくつろぎながらTVを見ているこの女はなんだ。
前に飲んだ時誰かに鍵を渡したのか?記憶を思い出そうと良く見てみる。

年の頃は十代後半か二十代前半か?
髪は黒のストレート、細身で白を基調とした、ブラウスとスカート。
顔はここからはよく見えないが、だらしなくテーブルにもたれかかって
TVを眺めているのは既に家の「あるじ」の風格すらある。
・・・やはり思い出せん。とりあえず家主は俺だ、部外者はご退場願おう。
声を掛けてみるが当人は気づいてない、よほどTVに夢中とみえる。
咳払いし今度は声を大きくして注意する。
・・・・・・気づかれない、どうしよう。
掛けても駄目なら押してみろ、俺は女の肩に触れようとした。

!?

触れようとした俺は、そのまま前転の格好で奥にあったくずかごにぶつかった。
衝撃で掛けてあったハンガーが落ちてくる。ちくしょう、痛い。
頭を押さえながら女の方を見た。衝撃の音で気づいたらしくこっちを見ている。
よかった、気づいてくれた。髪が長くてさっきは良く見えなかったが
こうして見ると中々の美人だ。こんな事態でなかったら
マスターに頼んで女に酒を振舞いたいところだ。
・・・おっといかん見惚れてしまった、とりあえず女が何者か聞かねば。
かける言葉を考えてると向こうからかけてきた。

「・・・・・・あんた、だれ?」

92 :本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 05:37:18 ID:4MAiD/ft0
それは俺が聞きたい。戸惑ってると彼女はまくし立てた。

「なに人の部屋に勝手に入ってきてんのよ!警察呼ぶわよ!」

ちょっと待てそれはこっちのセリフだ、呼びたいのはこっちだ。
しかし彼女は次々とまくし立てる。

「変態!痴漢!最終日東館壁際!近寄るなストーカー野郎!
 そ、それ以上近寄ると舌噛んで死んじゃうからね!」

目の前で死んでもらっては困る。俺は彼女を落ち着かせようと肩に手を
―――かけようとして再び前のめりに倒れた。

・・・なるほど、すり抜ける体を持ってるなら不法侵入は簡単ではあるな。
俺はフローリングの床の固さを実感しながら不思議と感心した。
さてこのような特殊能力の持ち主に俺はどう対応したものか。
なんて事を考えてると、彼女の方も困惑した様子でこちらを見ている。

「あ・・・あんた今何したの?私の体・・・通り抜けた様に見えたけど・・・」

動揺している。すり抜けるのは彼女のあずかり知らぬ事か。
まあ、さっきよりは興奮した状態では無くなったので落ち着いて話は出来るか。

「それはこっちが聞きたい、それに俺は強盗でも何でもない。
 この部屋の住人なんだけど、君こそ何者かな?」
「・・・あたしもここの住人よ。」

やれやれ、色々と整理する事がありそうだ。俺はため息をついて彼女に言った。

「すまんが状況整理の為にここはひとつ、話してもいいかな?」
彼女は俯いてしばし考えた後、静かに頷いた。

93 :本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 05:38:29 ID:4MAiD/ft0
それじゃあここに住んでいたという事と名前以外思い出せない訳だ?」
「そういう事になるわね。」

彼女―――有紀と名乗る女はそう答えた。
俺の方は大家の賃貸契約書等を引っ張り出して、有紀に住んでいる事を納得させた。
ちゃんとサインもあるし、電気水道の請求書もある。
物的証拠がある限り家主は俺だ。主張だけする有紀は不審者である。

「二重に契約したという事もないし、主張だけじゃ怪しいな。」
「・・・でも!私はここに住んでいるのよ!間違いないわ!」

さっきから堂々巡りだ。何とかして帰って頂きたいのだが
有紀はここの住人という事を主張してきかない。いったいどうしたものか。

「まあ、ちょっと疲れたろ?冷蔵庫に飲み物あるから取ってくるわ」

有紀はふてくされてそっぽを向いていたが、こくりと頷いた。

俺は冷蔵庫に向かって飲み物を探した。
あったあった森永ココア。疲れてる時には甘い物に限る。
二つグラスへと注ぎテーブルへと運んだ。

「とりあえず一息つこう、落ち着いたら何か思い出すかもな。」

言って俺はグラスに口をつけ、ココアを飲み干す。
・・・うまい、残業帰りで疲れた体に染み渡る。
全身で美味を感受していたがある事を思い出した。
しまった、有紀はすり抜けるんだった。当然グラスもすり抜けるのだろう。
自分の迂闊さに舌打ちした。思わず有紀の方を見る。

94 :本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 05:40:29 ID:4MAiD/ft0
有紀はグラスを両手で持ち、口へと運び半分ほど飲んでから一言

「・・・ありがとう。」

と言ってテーブルへグラスを置いた。俺は目の前の光景にしばし呆然とした。
有紀はそんな俺の抜けた顔に不思議そうな顔をする。

「どうしたの?」
「ちょ、ちょっと俺を触ってみてくれない?」

有紀は顔に疑問符を浮かべながらも俺の言うとおりにする。
有紀の真っ白な、よく整った手が、俺の肩に、触れた。

「やっぱり!」
「だからどうしたの?」
「君から触ろうとするのは問題ないが、こっちから触ろうとするとすり抜けるんだ!」

そう言って俺は彼女の体に手を伸ばした。
やはりすり抜ける。手を開けて又握る。左右へと腕を振って円を描く。
目の前に体があるが、実態を感じさせず突き抜ける。
ホログラムというものがあるが、それを思い浮かべてもらえればいい。
彼女の体を腕がすりぬけ、背の先に手のひらが見える。
難しい問題を解いた学生の様に俺は喜んだ。

・・・?・・・彼女の様子がおかしい。わなわなと体を震わせている。
まさか!透過を続けると体調が優れなくなるのか?
不安を感じていると有紀は俺を睨んで言った。

「・・・あんた!何ドサクサに紛れて胸を触ろうとしてるのよ!
 やっぱり変態!変態!変態!気を許した私が馬鹿だったわ!」

95 :本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 05:41:34 ID:4MAiD/ft0
「いや・・・ちが・・・」

誤解を解こうとした俺に向かって右ストレートが飛んできた。
無防備だった俺はもろに食らい崩れ落ちる。

「H!助平!送り狼!オナニー野郎!半角二次裏!またお前等か!etcetc・・・」

マシンガントークと同時に有紀は倒れた俺に向かって蹴りを連打する。
俗にいうサッカーボールキックという奴だ。
俺はその度重なる衝撃で廊下の方へと追いやられた。
後ろでガチャガチャと音がする、どうやら鍵をかけられたらしい。
ドアの向こうで有紀の怒髪天を衝く声がする。

「あんたがこのアパートに住んでる事は認めるわ!でも家主はあたしよ!
 そのドア開けて入って来て見なさい!酷い目にあわせるわよ!」

すでに酷い目にあわされたのだが、一応住んでいる事は認めてもらえたらしい。
これからどうしようか・・・俺はしばらく思案して愕然とした。

「ああ・・・コンビニ弁当は居間の中だ・・・ちくしょー・・・」

これが有紀との奇妙な共同生活の始まりだった。   〜つづく、かも〜



ツンデレとはちょっと違うかもしれないが投下してみました。
何か又、閃いたら書き込んで見ます。

96 :本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 10:35:28 ID:2EmlYzof0
「検証も5フェイズ目に入ったな」
「そろそろ成果を見せてはくれんかね、各務君」
「現在、霊体験の蒐集、ツンデレという概念の一般化に努めております」
「……まだその段階かね」
「テストケースを題材に議論しようにも、萌え〜萌え〜で会議が進まないのです、議長」
「君がツンデ霊を理解できないというから、ツンデ霊への反応を判りやすくしたつもりだが」
「とりあえず、一般人に伝わるようにお願いしたいですね」
「そうか。では、食事にしようか」
「話聞けやジジイ」
「まあまあ。弁当が余ってしまってな。君もどうかね?べ、べつに各務君のために作ってきた
わけじゃないんだからっ!つ、作りすぎただけなんだからね!」
「そうですか。ではありがたくいただきます」
「……という演技を、来週の会議では各務君にやってもらう」
「議題との関連は?」
「大アリだ。というより、来週はそれがすべてだ」
「ずっと疑問だったのですが、私、なにか騙されてませんか?」
「君は研究に専念したまえ。なにも心配する事はない」
「……正直、結果が出せるとは思えないのですが?」
「私達には、過程が重要なのだよ。若い君には判らんかもしれんがね……」

97 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/26(月) 13:13:13 ID:QOfoD3XG0
じゃぁ、検証に未来の出来事も混ぜていただきましょうか。
ちょっと、馴れない書き方なのでいろいろ突っ込まれそうですが。

では、どうぞ。

98 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/26(月) 13:13:59 ID:QOfoD3XG0
西暦2099年
Dr.オニオンは霊子力学論を確立。霊子力学論の確立より人の営みは大きく変わっていくことになる。
翌年2100年。Dr.オニオンは霊子力学論をもとに生活奉仕型人工霊ドリーカドモン壱号‐「2100」を発明させる。
それはまさに画期的な発明である。ドリーカドモンの特性は従順、そして経済的な点があげられる。
特に空気中の霊子を自動的に収集し、その存在を維持することは資源の枯渇が問題とされる地球環境にとっても大きな成果であった。
そのため、、世界各地では新たな労働力として様々なドリーカドモンを生み出していく。
ただし、知能はプログラムされたもので人格と呼ばれるほどのものを付与されたものは、2200年現在、報告されていない。

さて、特性において従順を謳われているドリーカドモンであるが、その実、壱号には謎が多い。
Dr.オニオンは壱号の発表を大々的に行ったものの、その優位性を壱号で語りはしなかった。
Dr.オニオンはわずか3ヵ月後に弐号「May-Do」の発表を行っている。
現在知られる初期型ドリーカドモンの性能はすべてこの、弐号のものである。


ここにある記録ディスクがある。
Dr.オニオン没後に彼の研究資料から発見された。ラベルには要抹消と印刷されいる。
彼が、要抹消としてまで秘匿したがりながらも廃棄できなかったこの記録にはなにが残っているのだろうか。

我々オニオン研究員会はその中身を知る権利がある。



『生活奉仕型人工霊ドリーカドモン観察記 副題:ある日の2100』

……

「2100、2100!!どこじゃ」「なによ、爺さん」
「うわ、急に壁から顔を出すな」
「ふん、自分で呼んだくせに難癖つけないでよね」
「かぁあああ、なんじゃお前は、創造主に口ごたえか!!」
「ふふん、私にだって意思はあるんだから」
「くくぅうう、なんで、こんな性格になったんじゃ!?」

99 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/26(月) 13:14:38 ID:QOfoD3XG0
……
「おーい、2100、紅茶を淹れたぞー」
「ふん、また安いパックの紅茶なのね」
「パックのものしか淹れ方を知らんからのぉ」
「…これ」「うん? コップ?」
「ちゃんと茶っ葉から抽出した本物のダージリンよ」
「お、おお。だが、わしが淹れたのはどうしようかのう…」
「これは私のでしょ。か、勘違いしないでよね、もったいないからなんだから。かわいそうだからじゃないんだから」
……
「おろ、わしの研究資料が無い、どこじゃどこじゃ」
「爺さん、爺さん」
「ちょっとまっとくれ2100。いま、大事な…」「これでしょ」
「お、おおお、それじゃそれ」
「爺さん、片付けくらい、きちんとしなさいよねだらしないわよ、まったく」
「あ、あああ。お、おお、資料がみやすくなっとる。お前か2100」
「べ、別に爺さんのために整理したんじゃないわよ。見づらいのはいらいらするからよ」
「…おまえ、中身読んだのかい?」
「読まなきゃ、整理できないでしょ。見たわよ、私の秘密」「…そうか」


100 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/26(月) 13:16:00 ID:QOfoD3XG0
「全部しってしまったのよ、私にあなたの奥さんの人格が転移されていたことも、彼女の性格とだいぶ違って破棄される予定だってことも」
「ち、ちがう…聞いてくれ、2100」
「黙って!!私は確かに人工物。人格は転移させられたもの、魂があるとはいえない。だけど、私は確かにここにいる」
「お前こそ、黙るんじゃ、2100!!」「っ…!? 」
「わしには確かに妻がおった。そして妻の人格をお前に移した。倫理的にまずい方法を使ってな」
「そ、それは」
「聞くな。わしは研究に没頭するあまり、家庭を省みんかった。その結果妻は死んだ。それだけが事実じゃ」
「だから、罪滅ぼしってわけね」
「いや、ちがう。そうせんとわしが耐えられんかった」
「わしは妻のことをよく知らん。妻の性格と違うというのもわしの勝手なイメージに過ぎんものだ」

「ど、どういうことよ」「その資料のお前に関する項目は方便ということじゃ」
「お前の資料をそのまま提出したら、世間はお前を放っておかんじゃろう。社会的にも倫理的にも」
「世間の目を欺くためにはお前は失敗作として廃棄されたことにせねばならんのじゃ」
「なるほどね。そして私は名実共に、あなたの奥さんの幽霊ってことになるのね」
「そうじゃ。そして自由を得る」「ふん、まっぴらごめんよ」
「な、なにをいうか2100」「私にかかった研究費用、いくらかかったか知ってるわ」
「む、むぅ」「このまま失敗するとその負債を誰が責任取るのかしら。あなたの名誉に傷がつくわ」

「そ、そんなもの何でもないわい」

「私に…とってはもんだいなのよ…。たまちゃん」

「は、そ、そその呼び方は…、む、むぎゅ、ぅ」
「…っはぁっ。久しぶりの口づけよ」「お、お前、記憶が…、というより、記録テープがまわって…」
「ふふ。研究は成功させて。べつに私の資料を提出する必要ないじゃない。弐号を作ってしまえばいいんだから」
「あ、そ、そうか」「たまちゃんって頭いいのに、相変わらず抜けてるのね」
「続き、しましょ…じゃまね、この撮影機…」
……
ぶつっ
……ザー


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