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なにそのツンデ霊☆四人目★

145 :たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/06/29(木) 14:52:28 ID:Y6EMz4s10
「そ、それじゃぁオラ帰るから。また山にきたらなにかお礼をするだ」そういいながら娘の横を通り過ぎようとした。
不意に手をつかまれた。
「また、山にくるなんてうそだべ」ゴンタはどきりとした。事実、親鬼は怖かったから半分迷っていた。
(い、いや、だけんどオラの礼をしたい気持ちは本当だ)決心する。
「嘘じゃない」そういって今度こそ本当に帰ろうとした。
しかし、娘はぎゅっと手を握りはなさない。
「いま…礼をしてほし…い」先ほどとは打って変わって、消え入りそうな口調でゴンタに語りかける。
「そ、その…こぶを、もらう…」といいながらゴンタは押し倒された。
「え」
「こ、こぶを欲しいといっとるんじゃ」とぎゅっとゴンタを抱きしめる。
ゴンタの大きなこぶはそれはもう更に二まわりは大きくなって、破裂寸前だった。
……
薄暗い洞穴の中、二人の息遣いだけがひびいた。
……
数時間後。
「えがった」汗にまみれながら鬼娘はゴンタにささやいた。
「お、おらも」ゴンタはもはやたつことも叶わない。
ゴンタにとってははじめての経験だった。ゴンタのこぶはそれはもう大きくて村の娘じゃ相手にならなかったからだ。
「またあえるかな」ゴンタは娘に呼びかけた。
「調子付くな人間。食われなかっただけましと思え」とつれない。

がっくりとゴンタはうなだれる。また村で嫌な視線に耐えながら独り身の生活が待ってるかとおもうとうんざりした。
その様子を見ながら娘は
「…山じゃないところなら…」といった。
「え」
「や、山だとおとんにお前が食われるとか、そういう心配しとるわけじゃないからな、ほんと、ほんとじゃぞ」
といいながら娘は走り去っていった。
取り残されたゴンタは少し寂しかったけれど、ちょっと幸せだった。

…ちなみに、自分が道に迷っていたことを、ゴンタが思い出したのはそれから数時間後だったという。

−ちんからりんのほい(了)−

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