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俺の妹は関羽3

152 :名無し職人(1/4):05/02/07 04:05:01
「ウフフ、好きで好きでだぁい好きな孟徳。私だけの孟徳。もう、誰にも渡さないわ。ずっとずっと、これからも私だけのものでいてね」
惇ちゃんは狂気を孕み、血走った隻眼でウットリと天井に吊るされたおそそを見上げている。
「ととと惇! 考え直せ! 今ならまだ前科者にはならんぞ! 大事なお前がム所暮らしをするのは俺には耐えられん!」
蓑虫姿にされたまま、そう言い放ったおそその声はすでに悲鳴に近かった。
「私が大事……? 孟徳、今そう言ってくれたの? もう1度言って! もう1度……」
「大事に決まっているだろう、惇! 俺が何時お前を嫌った? お前は……お前は、関羽とは別の意味で大切なんだ!」
惇ちゃんは一瞬だけ正気を取り戻した様子を見せたが、おそその口から関羽と言う単語が飛び出した途端、
「やっぱりあの髯女の方が好きなのね! 私よりも、何よりも!!!」
と額にある全ての血管を浮かせて怒号した。
「もう我慢出来ないっ! 孟徳っっ!! チョコにして永遠に私の物にするわっっっ!」
(関羽ちゃんはまだ来ないのかなぁ……)
淵ちゃんは冷静に姉とおそそを見遣りつつ、いざとなったら姉の鳩尾に一発お見舞いしようかとも考え始めていた。

惇ちゃんの手がアヤしげなレバーを掴もうとしたその時!

ベキベキベキ!ズドドドド!ゴゴゴゴゴ!バリバリバリィーン!!

堅牢な造りを誇るおそその豪邸に、異様な破壊音が轟き渡った。
「なっ……何よ、今の音は?」
「何かが壊れた音だと思う」

どっしゃぁぁぁぁん!

轟音と共に現れたのは武神の名に恥じぬ装いの漢乙女。
惇も淵も行進中のゴジラが巻き起こすような振動に耐えられず、呆気に取られてその場へ尻餅を付いていた。
母の怪力で投人機から繰り出された重装備の関羽ちゃんは、おそそ宅の屋根を突き破り、全ての床を踏み抜き、勢い余ってそのまま地下室まで到達し、ひらりと着地したのだった。
「おそそ、この関羽が助けに参ったからにはもう安心でござる」
宙釣りのまま、遊園地の振り子マシンのようにブラブラ揺られていたおそそは、その声を聞いた途端、恐怖に引きつらせていた顔をパァッと輝かせ、
「おおおおお! 関羽!! 関羽ーっ!!! 俺はここだーーーっ!」
と、あらん限りの声を張り上げて叫んだ。

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